JP2001198729A - 複リードウォームの加工方法 - Google Patents

複リードウォームの加工方法

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JP2001198729A JP2000010831A JP2000010831A JP2001198729A JP 2001198729 A JP2001198729 A JP 2001198729A JP 2000010831 A JP2000010831 A JP 2000010831A JP 2000010831 A JP2000010831 A JP 2000010831A JP 2001198729 A JP2001198729 A JP 2001198729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複リードウォームの加工時間を減少させて製
造コストを低下させ、また歯厚のばらつきを減少させ
る。 【解決手段】 所定のリード及び圧力角を有する第1歯
面12とこれとは異なる所定のリード及び圧力角を有す
る第2歯面13を有する複リードウォーム10を加工す
るのに、第1歯面を加工する第1加工部21と第2歯面
13を加工する第2加工部22を備えた単一の工具20
を、複リードウォームの中心軸線Oと平行な方向及びこ
れと直交する方向に送ることにより、第1歯面と第2歯
面を同時に加工する。工具は、円盤状の回転工具とし
て、第1及び第2加工部は工具の外周部両側に形成した
1対の円錐状の加工面としてもよいし、第1及び第2加
工部となる切刃を先端部両側に設けたバイトでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォームホイール
と組み合わせて使用する複リードウォームの加工方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複リードウォームは、自動車の
ステアリング装置などにおいて、これと組み合わされる
ウォームホイールとの間のバックラッシュを調整するの
に使用される(例えば特開平7−309244号公報参
照)。図6及び図7に示すように、このような複リード
ウォーム10は、所定のリードT0 と圧力角αa を有す
る第1歯面12とこれよりも大きい値の所定のリードT
1 と圧力角αb を有する第2歯面13を有しており、標
準的なホブで加工したウォームホイール7と組み合わせ
て使用される。第1歯面12はウォームホイール7の一
方の歯面9aと正常に噛合し、それらの間のかみ合いピ
ッチ線はそれぞれ符号11及び8に示す通りである。第
2歯面13はウォームホイール7の他方の歯面9bと噛
合し、それらの間のかみ合いピッチ線は、ピッチ線1
1,8よりもウォームホイール7側にずれている(図示
省略)。第2歯面13と歯面9bは、図7の断面で見る
限りは正常に噛合するはずであるが、当たり面が歯すじ
方向にずれたものとなる。図に示す複リードウォーム1
0では、右に進むにつれて歯厚Wは増大し、歯溝幅Gは
減少する。従って複リードウォーム10とウォームホイ
ール7の間のバックラッシュは、複リードウォーム10
をウォームホイール7に対し右に移動すれば増大し、左
に移動すれば減少し、これによりバックラッシュが適当
な値となるように調整することができる。なお図示の例
では、複リードウォーム10の軸部15の外周面はピッ
チ線11より距離iだけ内側に位置しており、歯底14
と同一径以下である。
【0003】このような複リードウォーム10の加工
は、従来は第1歯面12と第2歯面13を別々に加工し
ていた。すなわち、図6に示すように、先ず圧力角αa
と関連する角度の円錐状の加工面2を有し軸3回りに回
転する円盤状の第1工具1を回転駆動した状態で、その
外周面がピッチ線11より距離h0 (=i)だけ内側と
なる位置まで半径方向から複リードウォーム10に接近
させ、複リードウォーム10の中心軸線Oと平行で複リ
ードウォーム10の1回転当たりリードT0 となるトラ
バース送りF1 を与えて第1歯面12を加工する。なお
第1工具1の軸3は、これと直交する回転中心面が加工
位置付近における第1歯面12のリード線への接線と平
行となるように、複リードウォーム10の中心軸線Oに
対し立体的に交差するように配置されている。次いで、
圧力角αb と関連する角度の同様な加工面5を有し軸6
回りに回転する円盤状の第2工具4を同様に複リードウ
ォーム10に接近させ、同様にリードT1 と対応するト
ラバース送りF2 を与えて第2歯面13を加工する。こ
れにより、リードT0 と圧力角αa を有する第1歯面1
2とリードT1 と圧力角αb を有する第2歯面13を有
する複リードウォーム10が得られる。図示の各工具
1,4はフライスカッタまたは砥石車であるが、加工面
2,5に対応する切刃をそれぞれ有する2本のバイトを
工具として第1歯面12及び第2歯面13を加工しても
よい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の加工方
法では、第1歯面12と第2歯面13を別々に加工して
いるので、加工時間が増大し、また両歯面の間の相対的
位置関係の精度が低下して歯厚のばらつきが増大すると
いう問題がある。本発明はこのような各問題を解決する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、第1項の発
明による複リードウォームの加工方法は、所定のリード
及び圧力角を有する第1歯面とこれとは異なる所定のリ
ード及び圧力角を有する第2歯面を有する複リードウォ
ームの加工方法において、第1歯面を加工する第1加工
部と第2歯面を加工する第2加工部を備えた単一の工具
を、複リードウォームの回転と連動して同複リードウォ
ームの中心軸線と平行な方向及びこれと直交する方向に
送ることを特徴とするものである。第1歯面を加工する
第1加工部と第2歯面を加工する第2加工部を備えた工
具は複リードウォームの中心軸線と平行な方向及びこれ
と直交する方向に送られるので、加工されるウォームの
第1歯面及び第2歯面は同時に加工され、またその歯厚
は軸線方向に進むにつれて変化する。
【0006】前項の発明の工具は円盤状の回転工具とし
て、第1及び第2加工部は工具の回転軸線と直交する回
転中心面に対する傾斜角が第1及び第2歯面の各圧力角
と関連する値である各母線を回転軸線回りに回転するこ
とにより工具の外周部に形成された円錐状の第1及び第
2加工面とし、工具は複リードウォームの中心軸線及び
回転中心面の中心点を含む平面に対する同回転中心面の
交差線が中心軸線と直交するようにするのがよい。この
ようにしても、前項の発明と同様、加工されたウォーム
の第1歯面及び第2歯面は同時に加工され、またその歯
厚は軸線方向に進むにつれて変化する。
【0007】第1項の発明の工具は円盤状の回転工具と
して、第1及び第2加工部は工具の回転軸線と直交する
回転中心面に対し対称的に配置されてそれらの間の交差
角が第1及び第2歯面の各圧力角と関連する各値の和で
ある各母線を回転軸線回りに回転することにより工具の
外周部に形成された円錐状の第1及び第2加工面とし、
工具は複リードウォームの中心軸線及び回転中心面の中
心点を含む平面に対する第1及び第2歯面の各交差線の
二等分線が回転中心面上で同回転中心面の中心点を通る
線となるようにしてもよい。このようにしても、第1項
の発明と同様、加工されるウォームの第1歯面及び第2
歯面は同時に加工され、またその歯厚は軸線方向に進む
につれて変化する。
【0008】また第1項の発明の工具はエンドミル形の
回転工具として、第1及び第2加工部は工具の先端に形
成されて頂角が第1及び第2歯面の各圧力角と関連する
各値の和である円錐状の加工面とし、工具はその回転軸
線が複リードウォームの中心軸線を含む平面に対する第
1及び第2歯面の各交差線の二等分線と一致させる。こ
のようにしても、第1項の発明と同様、加工されるウォ
ームの第1歯面及び第2歯面は同時に加工され、またそ
の歯厚は軸線方向に進むにつれて変化する。またこの場
合は、前各項の発明に比して回転軸構成上から軸剛性を
高めることができる。
【0009】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、加工さ
れるウォームの歯厚は軸線方向に進むにつれて変化する
ので、第1歯面のリード及び圧力角と第2歯面のリード
及び圧力角とが異なった複リードウォームを1回の加工
で得ることができる。加工されるウォームの第1歯面及
び第2歯面は同時に加工されるので、加工時間を減少さ
せて製造コストを低下させることができ、また第1及び
第2歯面の間の相対的位置関係の精度を向上させて歯厚
のばらつきを減少させることができる。
【0010】前項の発明において、工具は円盤状の回転
工具として、第1及び第2加工部は工具の回転軸線と直
交する回転中心面に対する傾斜角が第1及び第2歯面の
各圧力角と関連する値である各母線を回転軸線回りに回
転することにより工具の外周部に形成された円錐状の第
1及び第2加工面とし、工具は複リードウォームの中心
軸線及び回転中心面の中心点を含む平面に対する同回転
中心面の交差線が中心軸線と直交するようにしたもので
も、また、工具は円盤状の回転工具として、第1及び第
2加工部は工具の回転軸線と直交する回転中心面に対し
対称的に配置されてそれらの間の交差角が第1及び第2
歯面の各圧力角と関連する各値の和である各母線を回転
軸線回りに回転することにより工具の外周部に形成され
た円錐状の第1及び第2加工面とし、工具は複リードウ
ォームの中心軸線及び回転中心面の中心点を含む平面に
対する第1及び第2歯面の各交差線の二等分線が回転中
心面上で同回転中心面の中心点を通る線となるようにし
たものでも、前項の発明と同様、加工時間を減少させて
製造コストを低下させることができ、また第1及び第2
歯面の間の相対的位置関係の精度を向上させて歯厚のば
らつきを減少させることができるという効果を得ること
ができる。
【0011】また、第1項の発明において、工具はエン
ドミル形の回転工具として、第1及び第2加工部は工具
の先端に形成されて頂角が第1及び第2歯面の各圧力角
と関連する各値の和である円錐状の加工面とし、工具は
その回転軸線が複リードウォームの中心軸線を含む平面
に対する第1及び第2歯面の各交差線の二等分線と一致
するようにしたものでも、第1項の発明と同様、加工時
間を減少させて製造コストを低下させることができ、ま
た第1及び第2歯面の間の相対的位置関係の精度を向上
させて歯厚のばらつきを減少させることができるという
効果を得ることができる。またこの場合は、前各項の発
明に比して回転軸構成上から軸剛性を高めることができ
るので、得られる複リードウォームの歯形が正確にな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面により、本発明
による複リードウォームの加工方法の実施の形態の説明
をする。先ず図1〜図3により第1の実施の形態の説明
をする。角度等は、ウォーム軸中心に対して軸直角で考
える。この複リードウォーム10は、図6及び図7に示
す従来技術の複リードウォームに対し歯底17が異なる
だけであって、その他の寸法形状、すなわち第1歯面1
2のリードT0 及び圧力角αa、第2歯面13のリード
T1 及び圧力角αb 、ピッチ線11からの歯末の高さ
c、軸部15の径などは全く同一である。なお、複リー
ドウォーム10と噛合するウォームホイール7は工具圧
力角がαa の標準ホブで切削したものであるので、T0
、T1 、αa 、αb の間の関係は T0・cosαa =T1・cosαb である。
【0013】この第1の実施の形態の工具20はフライ
スカッタや砥石車などの回転軸25を備えた円盤状の回
転工具であり、外周部の両側に第1歯面12を加工する
第1加工面(第1加工部)21と第2歯面13を加工す
る第2加工面(第2加工部)22が形成された単一の工
具である。この工具20は、軸25の回転軸線25aと
直交する回転中心面26とこの回転中心面26の中心点
P1 及び複リードウォーム10の中心軸線Oを含む平面
である図1の紙面との交差線I1 が中心軸線Oと直交し
(図1参照)、かつ回転中心面26が、加工位置付近に
おける第1歯面12のリード線への接線と平行となるよ
うに配置されている。従って軸25の回転軸線25aは
複リードウォーム10の中心軸線Oに対し立体的に交差
し、それらの間の交差角は第1歯面12のリード角γで
あり、また図1の紙面に対する回転中心面26の交差角
は直角からリード角γだけ傾いている(図2参照)。
【0014】第1加工面21は軸25の回転軸線25a
と直交する回転中心面26に対して傾斜した母線を回転
軸線25a回りに回転することにより形成された円錐面
である。回転中心面26に対するこの母線の傾斜角は、
次に述べるように、第1歯面12の圧力角αa と関連す
る値、すなわち圧力角αa をリード角γにより補正した
値である。この補正の内容を、図1において第1加工面
21により加工される第1歯面12を上方から見た部分
拡大図である図2により説明する。第1歯面12と第1
加工面21は、図1における第1歯面12とピッチ線1
1の交差点Qにおいて互いに接している。しかし上述の
ように回転中心面26は図1の紙面に対し直角ではない
ので、第1歯面12に対する第1加工面21の接触線
(加工線)すなわち第1加工面21の母線は、交差点Q
と中心軸線Oを含む面(図1の紙面)上にはなく、中心
軸線Oに対しリード角γだけ立体的に交差した回転軸線
25aと交差点Qを含む面S上にある(図2参照)。従
って回転中心面26に対する第1加工面21の母線の傾
斜角(=歯直角圧力角)は、図1及び図2より明らかな
ように 第1加工面21の母線の傾斜角=tan-1(e/c) =tan-1(d・cosγ/c) =tan-1(c・tanαa・cosγ/c) =tan-1(tanαa・cosγ) 但し、c、d、eは図1及び図2参照 となる。
【0015】同様に、第2加工面22は回転中心面26
に対して傾斜した母線を回転軸線25a回りに回転する
ことにより形成された円錐面であり、回転中心面26に
対する第2加工面22の母線の傾斜角は 第2加工面22の母線の傾斜角=tan-1(tanαb・cos
γ) となる。第1及び第2加工面21,22の各母線の回転
中心面26に対する傾斜角と、第1及び第2歯面12,
13の各圧力角αa ,αb の間の関係は、以上の通りで
ある。なお母線の傾斜角の補正に使用するリード角γ
は、上述の例では交差点Qを通るものを使用したが、リ
ード角γは第1歯面12の歯元側と歯末側とでは異なっ
ており、どのリード角γを使用して上記補正を行っても
事実上差し支えない。
【0016】工具20の外周には、複リードウォーム1
0の歯底17を加工する先端加工面23が形成され、そ
の幅V1 は図6及び図7に示す従来技術の複リードウォ
ームの歯底14の幅の最小値よりやや小とすればよい。
また後述するように、この第1の実施の形態により加工
される複リードウォーム10の各歯面12,13の半径
方向の長さは長手方向に移動するにつれて変化するが、
各加工面21,22の半径方向の長さは、各歯面12,
13の半径方向の長さの最大値よりも大とする。
【0017】このような工具20を、軸25により回転
駆動した状態で、複リードウォーム10の中心軸線Oと
平行でウォーム1回転当たりリードT0 となるトラバー
ス送りだけを与えた場合に形成されるウォームの形状は
図3の実線に示すとおりであり、第1及び第2歯面1
2,13のリードは何れもT0 である。上述したトラバ
ース送りに加えてトラバース方向と直交する方向にウォ
ーム1回転当たりyの送りを与えれば、図3に示すよう
に2番目の歯溝の形状は破線に示すとおりとなり、第1
歯面12は距離Ca(=y・tanαa)だけ後退し、第2歯面
13は距離Cb(=y・tanαb)だけ前進する。これにより
2番目の歯溝幅は1番目の歯溝幅よりも Ca +Cb =y(tanαa +tanαb ) だけ減少し、第1歯面12のリードはこの減少量だけ第
2歯面13のリードよりも減少して、複リードウォーム
が形成される。しかしこれだけでは第1歯面12のリー
ドも距離Ca だけ減少するので所定のリードT0 とはな
らない。
【0018】そこでこの実施の形態では、図1の工具2
0に与えるトラバース送りFT を第1歯面12のリード
T0 に距離Caを加えたものとし、またウォーム1回転
当たりの送りyは、Ca +Cb が第1及び第2歯面1
2,13のリードの差(=T1−T0 )となるようにし
ている。すなわち y=(Ca +Cb )/(tanαa +tanαb ) =(T1 −T0 )/(tanαa +tanαb ) FT =T0 +y・tanαa =T0 +(T1 −T0 )・tanαa /(tanαa +tanαb
) となる。このようにすれば、工具20により加工される
複リードウォーム10は、第1歯面12のリード及び圧
力角がT0 及びαa となり、第2歯面13のリード及び
圧力角はT1 及びαb となる。なお、トラバース送りF
T を第2歯面13のリードT1 から距離Cb を引くよう
にしてもよい。すなわち、 FT =T1 −y・tanαb =T1 −(T1 −T0 )tanαb /(tanαa +tanαb
) となる。またトラバース送りFT は両リードT0 ,T1
の中間値であってもよい。
【0019】次に、以上の説明をまとめてこの実施の形
態による複リードウォームの加工方法を説明する。複リ
ードウォーム10に対し前述のように配置した工具20
を軸線方向で最も左側の加工開始位置とし、回転軸線3
5a回りに回転駆動して複リードウォーム10に接近さ
せ、先ずその先端加工面23が加工開始位置における歯
底17の位置まで切り込む。そして複リードウォーム1
0を回転駆動すると同時に工具20に前述したとおりの
トラバース送りFT とこれと直交する送りyを与えてそ
れらの合成方向であるF方向に工具20を移動させ、第
1及び第2加工面21,22と先端加工面23により、
複リードウォーム10の第1及び第2歯面12,13と
歯底17を同時に加工する。工具20が軸線方向で最も
左側の加工終了位置に達したところで複リードウォーム
10の回転とトラバース送りFTとこれと直交する送り
yを停止し、工具20を後退させる。
【0020】これにより、リード及び圧力角がT0 及び
αa である第1歯面12並びにリード及び圧力角がT1
及びαb である第2歯面13を備えた複リードウォーム
10が形成される。ピッチ線11から歯底17までの深
さは加工開始位置から加工終了位置に向かって次第に浅
くなるが、軸部15の外周面の外側に達することはな
い。このように歯底17までの深さが変化するので、歯
末部分を含む各歯面12,13の半径方向の長さも長手
方向に移動するにつれて変化する。また第1歯面12及
び第2歯面13は単一の工具20の第1加工面21及び
第2加工面22により同時に加工される。従って、加工
時間が短縮されるので製造コストは低下され、また第1
及び第2歯面12,13の間の相対的位置関係の精度も
向上するので歯厚のばらつきも減少する。
【0021】次に図4に示す第2の実施の形態の説明を
する。上述した第1の実施の形態では、第1加工面21
及び第2加工面22を形成する各円錐面の母線は工具2
0の回転中心面26に対して互いに異なる角度で傾斜
し、図1の紙面と回転中心面26の交差線I1 が中心軸
線Oと直交しているが、第2の実施の形態では、第1加
工面31及び第2加工面32を形成する各円錐面の母線
は工具30の回転中心面36に対して同一角度で傾斜し
ており、その代わり図4の紙面と回転中心面36の交差
線I2 は中心軸線Oと直交する線から角度(αb −αa
)/2だけずれている点が第1の実施の形態と相違し
ている。その他の構成は第1の実施の形態と同一である
ので、主としてこの相違点につき説明する。
【0022】この第2の実施の形態の工具30もフライ
スカッタや砥石車などの円盤状の回転工具であり、その
外周部には第1加工面31と第2加工面32が形成され
ている。この工具30は、軸35の回転軸線35aと直
交する回転中心面36と複リードウォーム10の中心軸
線O及び回転中心面36の中心点P2 を含む平面である
図4の紙面との交差線I2 が、同紙面に対する第1及び
第2歯面12,13の各交差線の二等分線、すなわち中
心軸線Oと直交する線から角度(αb −αa )/2だけ
ずれた線と一致し(図4参照)、かつ回転中心面36
が、加工位置付近における各歯面12,13のリード線
への接線と平行となるように配置されている。
【0023】上述のように、この第2の実施の形態で
も、回転中心面36は加工位置付近における第1歯面1
2のリード線への接線と平行であるので、回転中心面3
6に対し対称に配置された第1及び第2加工面31,3
2の母線の間の交差角αc は、第1の実施の形態におけ
る第1及び第2加工面21,22の各母線の傾斜角の
和、すなわち tan-1(tanαa・cosγ)+tan-1(tanαb・cosγ) となる。工具30の各加工面31,32の半径方向の長
さ及び外周の先端加工面33の幅V2 は、第1の実施の
形態のものと実質的に同じである。
【0024】このような工具30により複リードウォー
ム10を加工する場合の、複リードウォーム10の1回
転当たりのトラバース送りFT とこれ直交する方向の送
りyは第1の実施の形態の場合と同じである。加工に際
しては、第1の実施の形態の場合と同様、複リードウォ
ーム10に対し前述のように配置した工具30を軸線方
向で加工開始位置とし、回転駆動して複リードウォーム
10に接近させ、先ずその先端加工面33を所定位置ま
で切り込み、複リードウォーム10を回転駆動すると同
時に工具30に前述したとおりのトラバース送りFT と
これと直交する送りyを与えて、複リードウォーム10
を加工する。加工が終了すれば複リードウォーム10の
回転とトラバース送りFT とこれと直交する送りyを停
止して工具30を後退させる。
【0025】これにより加工された複リードウォーム1
0は、歯底18が中心軸線Oに対し角度(αb −αa )
/2だけ傾斜している点を除き、第1の実施の形態によ
り得られたものと同一である。第1の実施の形態の場合
と同様、第1歯面12及び第2歯面13は単一の工具3
0の第1加工面31及び第2加工面32により同時に加
工されるので、加工時間が短縮されて製造コストは低下
され、また第1及び第2歯面12,13の間の相対的位
置関係の精度も向上するので歯厚のばらつきも減少す
る。なお歯底18の傾斜は、先端加工面33を半頂角が
(αb −αa )/2である円錐面の一部とすればなくす
こともできる。
【0026】次に図5に示す第3の実施の形態の説明を
する。上述した第1及び第2の実施の形態では、円盤状
の回転工具20,30を使用しているが、この第3の実
施の形態ではエンドミル形の回転工具40を使用し、こ
れに伴い複リードウォーム10に対する工具40の配置
も多少相違している。その他の構成は第2の実施の形態
と同一であるので、主としてこの相違点につき説明す
る。
【0027】この第3の実施の形態の工具40はエンド
ミルや小型の砥石車などのエンドミル形の回転工具であ
り、その先端部には第1及び第2歯面12,13を加工
する円錐形状の加工面41が形成されている。この工具
40は、その軸45の回転軸線45aが、複リードウォ
ーム10の中心軸線Oを含む平面である図5の紙面に対
する第1及び第2歯面12,13の各交差線の二等分線
と一致するように配置されている(図5参照)。この工
具40の円錐形の加工面41の頂角αd はtan-1(tanα
a・cosγ)+tan-1(tanαb・cosγ)であり、第2の実施
の形態の第1及び第2加工面31,32の母線の間の交
差角αc と同一である。工具40の加工面41の軸線方
向の長さ及び先端加工面43の径V3 は、第2の実施の
形態の工具30の各加工面31,32の半径方向の長さ
及び先端加工面33の幅V2 と実質的に同じである。
【0028】このような工具40により複リードウォー
ム10を加工する場合の、複リードウォーム10の1回
転当たりのトラバース送りFT とこれ直交する方向の送
りyは前述の各実施の形態の場合と同じである。加工に
際しては、前述の各実施の形態の場合と同様、複リード
ウォーム10に対し前述のように配置した工具40を軸
線方向で加工開始位置とし、高速回転駆動して複リード
ウォーム10に接近させ、先ずその先端加工面43を所
定位置まで切り込み、複リードウォーム10を回転駆動
すると同時に工具40に前述したとおりのトラバース送
りFT とこれと直交する送りyを与えて、複リードウォ
ーム10を加工する。加工が終了すれば複リードウォー
ム10の回転とトラバース送りFT とこれと直交する送
りyを停止して工具40を後退させる。
【0029】これにより加工された複リードウォーム1
0は、第2の実施の形態と同様、歯底19が中心軸線O
に対し角度(αb −αa )/2だけ傾斜している点を除
き、第1の実施の形態により得られたものと同一であ
る。上述の各実施の形態の場合と同様、第1歯面12及
び第2歯面13は単一の工具40の加工面41により同
時に加工されるので、加工時間が短縮されて製造コスト
は低下され、また第1及び第2歯面12,13の間の相
対的位置関係の精度も向上するので歯厚のばらつきも減
少する。
【0030】なお、第1の実施の形態のように、円盤状
の回転工具20を使用する場合には、複リードウォーム
10のリード線に沿った工具の長さが大となるが、図2
の投影面では工具の回転中心面26が直線であるのに対
しリード線は正弦曲線の一部となるので、ピッチ線11
と第1歯面12の交差点Qからリード線方向に移動した
位置で工具20の回転中心面26がリード線と一致しな
くなる。このため、工具20が各歯面12,13の本来
は加工すべきでない部分を加工することになるので、各
歯面12,13の形状に狂いを生じる。同様の狂いは第
2の実施の形態の場合にも生じる。しかしこの第3の実
施の形態では、エンドミル状の回転工具40を使用して
いるのでリード線に沿った工具40の外径が小さくな
り、線接触加工となり、交差点Qからリード線方向に移
動した位置では工具40は速やかに各歯面12,13か
ら離れて各歯面12,13を加工することはない。従っ
て各歯面12,13の形状に狂いを生じることはなく、
得られる複リードウォームの歯形は軸剛性が上がること
と合わせて正確になる。
【0031】上述した各実施の形態では、何れも回転工
具を使用しているが、本発明は第1加工面、第2加工面
及び先端加工面に対応する切刃を先端部両側及び先端に
形成したバイトを工具として実施することもできる。ま
た上述した各実施の形態では、1条の複リードウォーム
についてのみ説明したが、本発明は2条または多条の複
リードウォームにも適用可能である。なおトラバース送
りの向きは、上述した各実施の形態のように歯底が深い
方から浅い方に移動する場合に限らず、歯底が浅い方か
ら深い方に移動してもよい。
【0032】上述した各実施の形態では、トラバース方
向と直交する送りyを、複リードウォームの中心軸線O
から離れる方向に送っているが、中心軸線Oに近づく方
向に送るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による複リードウォームの加工方法の
第1の実施形態の説明図である。
【図2】 図1に示す実施形態において工具の第1加工
面により加工される第1歯面を上方から見た部分拡大図
である。
【図3】 工具をウオームの軸線方向と直交する方向に
送った場合の歯溝幅の変化を説明する図である。
【図4】 本発明による複リードウォームの加工方法の
第2の実施形態の説明図である。
【図5】 本発明による複リードウォームの加工方法の
第3の実施形態の説明図である。
【図6】 従来技術による複リードウォームの加工方法
の1例を示す図である。
【図7】 ウォームホイールと組み合わせた複リードウ
ォームを示す図である。
【符号の説明】
10…複リードウォーム、12…第1歯面、13…第2
歯面、20,30,40…工具、21,31…第1加工
部(第1加工面)、22,32…第2加工部(第2加工
面)、25a,35a,45a…回転軸線、26,36
…回転中心面、41…加工面、I1 ,I2 …交差線、O
…中心軸線、P1 ,P2 …中心点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲熊 義治 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 中嶋 照和 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 小川 修 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 佐野 誠治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のリード及び圧力角を有する第1歯
    面とこれとは異なる所定のリード及び圧力角を有する第
    2歯面を有する複リードウォームの加工方法において、
    前記第1歯面を加工する第1加工部と前記第2歯面を加
    工する第2加工部を備えた単一の工具を、前記複リード
    ウォームの回転と連動して同複リードウォームの中心軸
    線と平行な方向及びこれと直交する方向に送ることを特
    徴とする複リードウォームの加工方法。
  2. 【請求項2】 前記工具は円盤状の回転工具として、前
    記第1及び第2加工部は前記工具の回転軸線と直交する
    回転中心面に対する傾斜角が前記第1及び第2歯面の各
    圧力角と関連する値である各母線を前記回転軸線回りに
    回転することにより前記工具の外周部に形成された円錐
    状の第1及び第2加工面とし、前記工具は前記複リード
    ウォームの中心軸線及び前記回転中心面の中心点を含む
    平面に対する同回転中心面の交差線が前記中心軸線と直
    交するようにしてなる請求項1に記載の複リードウォー
    ムの加工方法。
  3. 【請求項3】 前記工具は円盤状の回転工具として、前
    記第1及び第2加工部は前記工具の回転軸線と直交する
    回転中心面に対し対称的に配置されてそれらの間の交差
    角が前記第1及び第2歯面の各圧力角と関連する各値の
    和である各母線を前記回転軸線回りに回転することによ
    り前記工具の外周部に形成された円錐状の第1及び第2
    加工面とし、前記工具は前記複リードウォームの中心軸
    線及び前記回転中心面の中心点を含む平面に対する前記
    第1及び第2歯面の各交差線の二等分線が前記回転中心
    面上で同回転中心面の中心点を通る線となるようにして
    なる請求項1に記載の複リードウォームの加工方法。
  4. 【請求項4】 前記工具はエンドミル形の回転工具とし
    て、前記第1及び第2加工部は前記工具の先端に形成さ
    れて頂角が前記第1及び第2歯面の各圧力角と関連する
    各値の和である円錐状の加工面とし、前記工具はその回
    転軸線が前記複リードウォームの中心軸線を含む平面に
    対する前記第1及び第2歯面の各交差線の二等分線と一
    致するようにしてなる請求項1に記載の複リードウォー
    ムの加工方法。
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