JP2001198560A - 廃棄物連続式炭化処理装置 - Google Patents

廃棄物連続式炭化処理装置

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JP2001198560A
JP2001198560A JP2000012365A JP2000012365A JP2001198560A JP 2001198560 A JP2001198560 A JP 2001198560A JP 2000012365 A JP2000012365 A JP 2000012365A JP 2000012365 A JP2000012365 A JP 2000012365A JP 2001198560 A JP2001198560 A JP 2001198560A
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waste
carbonization
furnace
screw conveyor
wastes
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Masato Yamaoka
正登 山岡
Akira Yokogawa
明 横川
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L5/00Solid fuels
    • C10L5/40Solid fuels essentially based on materials of non-mineral origin
    • C10L5/46Solid fuels essentially based on materials of non-mineral origin on sewage, house, or town refuse
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の廃棄物等の炭化処理装置は可搬性があ
るものはあったが、中型以上の規模のそれは一定場所に
設置されるので移動はできず、廃棄物や炭化物を設置場
所へ或いは設置場所から搬送する必要があり、その費用
と手間を軽減させることが可能な中型以上の規模の炭化
処理装置の出現が所望されていた。 【解決手段】 廃棄物を投入する廃棄物収集部1から水
平スクリューコンベヤ5で炭化炉本体2内の垂直スクリ
ューコンベヤ6に移送して乾燥と同時に揚送し、1乃至
数本の炭化内炉10に分配して攪拌炭化処理し、炭化物
を取出しスクリューコンベヤ17で炭化物貯留庫4に搬
出し、散水装置19で急速冷却して炭化物貯留庫4に収
納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を炭化処理
する装置の中で、垂直スクリューコンベヤで廃棄物を揚
送し、間接加熱する炭化内炉内で攪拌炭化させる炭化処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の処理として従来より焼却処理が
主流であった。その方式として、ストーカ式、流動床
式、溶融炉式、ロータリーキルン式等があるが、どの方
式も大型の焼却炉である。炭化炉として、平炉、トロリ
ー炉等のバッチ式炭化炉や、ヘレショフ炉、ランビオッ
ト炉に代表される縦型連続式炭化炉があり、他にロータ
リーキルン方式、スクリュー式、流動式等がある。従
来、炭化処理としては炭焼きがあり、炭は古くから重要
な燃料として広く使われていた。炭を焼く炭窯は、現在
でも大量生産の現場では土窯が多く使われている。土窯
は土をドーム状に盛って固めた窯であり、主に、内部に
は石積みし、周囲に土を被せて固める方式であった。こ
の土窯は製作が容易でコストが低いという特徴があり、
広く普及している。土窯は構造上或る程度の大きさが必
要になるので、省スペースの観点からドラム缶を利用し
た鉄窯が使われ出した。これはドラム缶を横倒しにし、
丸底を抜き、ここから原料の木材を入れて点火して焼く
方法であり、ドラム缶のままの窯やドラム缶の周囲を土
で保温する窯等があった。このドラム缶式鉄窯は製作コ
ストが低いが、バッチ式であるので炭の生産量は少ない
という欠点があった。近年、様々な炭焼窯が作られてき
た。例えば、特開平06−186985、特公平08−
65050、特開平010−18101089等の特徴
ある炭焼窯が出てきた。通常、炭焼窯は一定場所に固定
するものであるが、特開平06−0331101のよう
な自走式牽引式の炭焼窯もある。他に、コネチカットキ
ルン式、ヴェガ式、SIFIC式等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来ある炭化炉は、廃
棄物を炭化炉に投入する際は廃棄物をそのまま投入する
方法が主流であった。廃棄物の中で湿性廃棄物を炭化炉
に投入すると炉内温度が下がるために加熱燃料の消費が
増大することとなる。この結果、充分な炭化効率を達成
するためには装置が大型になる必要があった。炭化炉は
バッチ式と連続式があるが、生産量が多い連続式炭化炉
においては、以上のことから大型化が必要不可欠であっ
た。従来の炭化炉では、湿性の廃棄物を外部で乾燥させ
た後で炭化炉に投入する手段であり、こうすれば炭化時
間の短縮となり燃料消費の軽減になる。その一方で、乾
燥炉を別途準備する必要があることと作業の手間がかか
るという欠点があった。小型では可搬性がある炭化炉は
あったが、小型炭化炉は廃棄物の処理能力が低く、大量
の廃棄物を処理することは出来ない。処理能力が高い炭
化炉は大型であり可搬性がある炭化炉はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、湿性廃棄物を乾燥させる方法として、炭化炉と別
の乾燥設備を準備すればそれだけ設備が大掛りになるの
で、廃棄物の乾燥は炭化炉の余熱を利用する方法が好ま
しい。また、炭化炉が一定場所に設営されると、廃棄物
や炭化物の遠方輸送になる場合は輸送コストの高騰にな
らざるを得ないので、炭化処理の場所を移動したいとい
う希望から炭化炉は分解して移動することができる構造
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】廃棄物はさまざまな形状があり、
廃棄物をスクリューコンベヤで移送させるので、小さい
廃棄物はそのままでもよいが、大きな廃棄物はクラッシ
ャー等で破砕する必要がある。廃棄物が多種に渡れば、
夫々の廃棄物を個別に炭化処理すればよいが、炭化処理
の効率化を考えると、多種の廃棄物を混合させるとよい
場合もある。この場合はミキサー機構を用いて廃棄物を
混合させるとよい。クラッシャー或いはミキサーから炭
化炉本体へ廃棄物をスクリューコンベヤで移送して炭化
処理を行う。炭化炉本体は円筒形状の金属炉とし、炭化
炉本体の中心部に垂直スクリューコンベヤを設け、クラ
ッシャー或いはミキサーから水平スクリューコンベヤで
移送された廃棄物を垂直スクリューコンベヤでその上部
まで揚送する。廃棄物を揚送する垂直スクリューコンベ
ヤは炭化炉外炉に固定設置されたバーナの火炎・熱風で
加熱されるので、内部の廃棄物は乾燥される。つまり、
炭化炉本体内部に垂直スクリューコンベヤを設置する理
由は、廃棄物を揚送するだけでなく同時に乾燥させるこ
とを目的とする。廃棄物は、垂直スクリューコンベヤで
炭化炉本体の上部まで揚送され、1乃至数本の炭化内炉
に分配投下されて炭化処理される。炭化炉本体は、炭化
外炉と炭化内炉の2重構造とし、バーナの火炎・熱風は
炭化外炉と炭化内炉との間で加熱するので、本炭化炉
は、廃棄物を間接加熱で炭化する構造である。しかも、
バーナは上下2台とし、炉内温度差を最小にするために
バーナの火炎・熱風が上下で同方向に旋回するように取
り付ける。乾燥された廃棄物は炭化内炉内で炭化処理さ
れるが、廃棄物への熱伝達と炭化物の搬出を効率を上げ
るために攪拌手段を設ける。垂直スクリューコンベヤか
ら出る気体は主に水蒸気であり、また炭化内炉からは水
素ガスやメタンガス等の可燃性ガスが発生するするの
で、垂直スクリューコンベヤと炭化内炉の上部を連結
し、同時に水蒸気と可燃性ガスの混合ガスをブロアで吸
引してバーナの焚口まで導入する。混合ガスには可燃性
ガスが含まれるのでバーナの炎で引火して燃焼する。炭
化内炉内で焼成された炭化物は、炭化内炉の下部で連結
する取出し用のコンベヤで炉外へ搬出される。このコン
ベヤの出口では、廃棄物によっては高温ガス中に有害物
質が生成れることがあるので、これを避けるために急冷
する必要から高温の炭化物に散水し、そして炭化物を貯
留庫に貯蔵する。
【0006】
【実施例】本発明の第1実施例を図1で説明する。本図
は本発明の第1実施例を正面から見た断面図である。本
実施例は、大きく分けて廃棄物収集部(1)、炭化炉本
体(2)、台座(3)、炭化物貯留庫(4)から構成さ
れる。炭化炉本体(2)の最上部の天蓋は強度があるド
ーム形状をしている。廃棄物収集部(1)は廃棄物を投
入する場所であり、下部に廃棄物を移送するための水平
スクリューコンベヤ(5)を設ける。水平スクリューコ
ンベヤ(5)の先端は台座(3)の上に搭載される炭化
炉本体(2)から下りる垂直スクリューコンベヤ(6)
と連結する。垂直スクリューコンベヤ(6)は円筒形状
をした炭化炉本体(2)の中心軸に位置し、廃棄物を上
方に揚送する。垂直スクリューコンベヤ(6)の最上部
にスクリュー軸(7)を共有する分配翼(8)を取り付
け、垂直スクリューコンベヤ(6)のスクリュー(9)
と共に回転する。この分配翼(8)は、本実施例では3
本の炭化内炉(10)に廃棄物を配分させるための翼で
ある。垂直スクリューコンベヤ(6)で揚送された廃棄
物は、分配翼(8)で3本の炭化内炉(10)に分配投
下されて炭化処理される。炭化炉本体(2)の炭化外炉
(11)に、この内部に向けて取り付けられたバーナ
(12)の火炎・熱風で炭化内炉(10)の外壁を加熱
するので、廃棄物は炭化内炉(10)の外壁を通じて間
接加熱される。垂直スクリューコンベヤ(6)は電動モ
ータA(16a)で駆動する。廃棄物の種類によって
は、炭化内炉(10)内で塊状になって炭化効率を低減
させることがあるので、廃棄物或いは炭化物を攪拌して
分離させるために攪拌体(13)を設ける。この攪拌体
(13)は攪拌軸(14)に攪拌翼(15)を固着させ
た構造で、電動モータB(16b)で駆動するが、本実
施例では3本の攪拌体(13)を1台の電動モータB
(16b)で駆動させている。ここで、3本の攪拌体
(13)を1台の電動モータB(16b)で駆動させず
に個々を電動モータB(16b)で駆動させる方法でも
よい。3本の炭化内炉(10)の最下部に炭化物を炉外
に搬出させる取出しスクリューコンベヤ(17)を設け
る。取出しスクリューコンベヤ(17)の最下流は、炭
化物を収納する炭化物貯留庫(4)内に挿入され、炭化
物を炭化物貯留庫(4)内に落下収納する。炭化物貯留
庫(4)には換気口(18)を設ける。廃棄物によって
は、取出しスクリューコンベヤ(17)から搬出された
炭化物は高温であって自然冷却させるとダイオキシン等
の有害物質を発生させる恐れがあることと、炭化物貯留
庫(4)内の冷却した炭化物の上に投入しても再発火し
ないように急速冷却する必要性がある。そこで、取出し
スクリューコンベヤ(17)の最下流周辺に炭化物を水
流或いは霧で急速冷却させるための散水装置(19)を
設ける。ここで、廃棄物収集部(1)に廃棄物の攪拌機
構を附加してもよい。
【0007】垂直スクリューコンベヤ(6)は、炭化炉
本体(2)内に設置されるので、垂直スクリューコンベ
ヤ(6)の外壁を通して廃棄物は揚送中に加熱乾燥され
る。この加熱乾燥させる際に湿性廃棄物では顕著に水蒸
気が発生する。また、炭化内炉(10)内では主として
水素ガスやメタンガス等の可燃性ガスが発生する。よっ
て、垂直スクリューコンベヤ(6)内に発生する水蒸気
と、炭化内炉(10)内で発生する可燃性ガスを放置す
ると圧力上昇と引火爆発の危険であるので、分配翼
(8)の上方の内炉天蓋(20)に抜気口(21)を設
け、更に抜気口(21)に配管してブロア(22)を中
継してバーナ(12)の焚口に誘導してガス抜きする。
水蒸気と可燃性ガスが混合した抜気ガスには可燃性ガス
が含まれるので、バーナ(12)の焚口に誘導すれば燃
焼するので、バーナ(12)の火力を補助する働きをす
る。また、抜気ガスをそのまま大気中に放出するとダイ
オキシン等が発生する場合もあるのでバーナ(12)の
火炎で熱分解させる目的もある。排気ガスは排気部(2
3)から炉外に出す。一連の動作を制御盤(45)で自
動的に制御する。
【0008】図2を説明する。本図は本発明の第1実施
例を上から見た断面図である。廃棄物収集部(1)に廃
棄物を投入すると、廃棄物収集部(1)の底部の水平ス
クリューコンベヤ(5)が炭化炉本体(2)側に移送す
る。円筒形状の炭化炉本体(2)は台座(3)の上に搭
載され、炭化炉本体(2)の中心軸の位置に設置される
垂直スクリューコンベヤ(6)の内部を廃棄物が揚送さ
れる。そして、揚送された廃棄物は、垂直スクリューコ
ンベヤ(6)のスクリュー軸(7)を共有する分配翼
(8)の回転により、本実施例では3本の炭化内炉(1
0)に分配投下される。廃棄物は炭化内炉(10)内で
攪拌体(13)で攪拌されながら炭化処理され、炭化物
は下方へ進み、炭化内炉(10)の最下部で連結する取
出しスクリューコンベヤ(17)で炉外に搬出される。
搬出された炭化物は炭化物貯留庫(4)に収納される
が、この炭化物貯留庫(4)に投入された直後の炭化物
は高温であって、そのまま自然冷却させると既に冷却さ
れた炭化物が再発火する恐れがあることと、自然冷却に
任せるとダイオキシン等の有害物質が発生する恐れがあ
るので、急速冷却する必要がある。そのため、水の冷却
効果を利用する散水装置(19)を設ける。
【0009】図3を説明する。本図は本炭化炉本体を上
から見た断面図である。台座(3)の上に炭化炉本体
(2)を搭載したもので、円筒形状の炭化炉本体(2)
の中心軸上に垂直スクリューコンベヤ(6)を配置し、
この周囲に本実施例では3本の炭化内炉(10)を配置
する。炭化炉本体(2)の炭化外炉(11)に、2台の
バーナ(12)を互いに高さを違えて配置する。この2
台のバーナ(12)は、炭化外炉(11)の内部の炭化
内炉(10)と垂直スクリューコンベヤ(6)を加熱す
るが、バーナ(12)の火炎・熱風(24)が上下二段
で回転するように配置する。こうすれば、熱風(24)
は炭化炉本体(2)内部で旋回するので、炉内温度差は
小さくなる。
【0010】図4を説明する。本図は本炭化炉本体内部
の分解斜視図である。水平スクリューコンベヤ(5)で
移送された廃棄物は、垂直スクリューコンベヤ(6)に
渡され揚送される。垂直スクリューコンベヤ(6)はス
クリュー軸(7)にスクリュー(9)を固着させたコン
ベヤで、円筒形状をした炭化炉本体の中心軸上に配置さ
れる。この垂直スクリューコンベヤ(6)の周辺に3本
の炭化内炉(10)を配置するが、炭化内炉(10)の
内部には攪拌軸(14)に攪拌翼(15)と送り翼(2
5)を固着させた攪拌体(13)を内包し、攪拌軸(1
4)にスプロケット(26)を取り付けて電動モータB
(16b)とチェーン(27)で3本の攪拌体(13)
を同時に回転駆動する。ここで、3本の攪拌体(13)
を1台の電動モータB(16b)で駆動することなく、
個別の電動モータB(16b)で駆動してもよい。垂直
スクリューコンベヤ(6)と炭化内炉(10)の上部
に、夫々に対応する抜孔(28a)、(28b)を有す
る盤A(29)を設け、更に盤A(29)の上部に分配
ガイド(30)を配置し、垂直スクリューコンベヤ
(6)とスクリュー軸(7)を共有する分配翼(8)が
分配ガイド(30)内で回転して3本の炭化内炉(1
0)に廃棄物を分配投下する。分配ガイド(30)の上
部に、垂直スクリューコンベヤ(6)と炭化内炉(1
0)の攪拌体(13)の軸受けの働きをする盤B(3
1)を設ける。盤B(31)には抜孔(28c)を設け
て垂直スクリューコンベヤ(6)内で発生する水蒸気と
炭化内炉(10)からの発生ガスを通す。更に、盤B
(31)の上部に内炉天蓋(20)を設けるが、内炉天
蓋(20)はドーム形状にして強度を確保し、水蒸気と
発生ガスを抜くための抜気口(21)を設ける。そし
て、抜気口(21)に導管(32)を接続してブロア
(22)で吸引し、抜気したガスをバーナ(12)の焚
口に誘導して燃焼させる。
【0011】図5を説明する。本図は炭化内炉と取出し
スクリューコンベヤの断面図であり、攪拌体の第1実施
例を示す図である。炭化内炉(10)内の攪拌体(1
3)は攪拌軸(14)に攪拌翼(15)と送り翼(2
5)を取り付けた構造である。攪拌翼(15)は攪拌軸
(14)に中段から上段にかけて設け、送り翼(25)
を下段に設ける。攪拌翼(15)の働きは炭化内炉(1
0)内の廃棄物(33)を攪拌するためで、送り翼(2
5)は炭化内炉(10)と連結する取出しスクリューコ
ンベヤ(17)に炭化物(34)を渡す働きをする。本
図の攪拌翼(15)は攪拌軸(14)が回転すると廃棄
物(33)を押し上げるように傾斜し、送り翼(25)
は炭化物を押し下げるように傾斜する。本実施例では、
攪拌翼(15)が廃棄物(33)を押し上げることで攪
拌する方式である。
【0012】図6を説明する。本図は炭化内炉と取出し
スクリューコンベヤの断面図であり、攪拌体の第2実施
例を示す図である。攪拌体(13)の攪拌翼(15)は
攪拌軸(14)に交互傾斜させ、攪拌軸(14)の回転
に応じて廃棄物(33)を押し上げと押し下げが交互に
働くので、隣接する攪拌翼(15)の間で、上下に回転
し攪拌する。
【0013】図7を説明する。本図は炭化内炉と取出し
スクリューコンベヤの断面図であり、攪拌体の第3実施
例を示す図である。攪拌体(13)の攪拌翼(15)は
回転する攪拌軸(14)に対して廃棄物(33)を押し
上げるように攪拌翼(15)に傾斜をつけているので、
廃棄物(33)は攪拌翼(15)で押し下げられて攪拌
される。
【0014】図8を説明する。本図は本発明の第2実施
例を正面から見た断面図である。本実施例は、炭化内炉
(10)と取出しスクリューコンベヤ(17)との連結
部が炭化炉本体(2)の内部にある実施例である。本実
施例の取出しスクリューコンベヤ(17)のモータ(3
5)は炉外の最下流側に設置すること以外は炭化処理装
置の第1実施例と同様である。
【0015】図9を説明する。本図は本発明の第3実施
例を正面から見た断面図である。本実施例は、垂直スク
リューコンベヤ(6)と炭化内炉(10)から夫々水蒸
気と可燃性ガス等が発生するので、この発生ガスをブロ
ア(22)で吸引してバーナ(12)に導入するが、こ
の導管(32)の途中で炉外に冷却装置(36)を設け
る。この冷却装置(36)は導管(32)の入出口を設
けた表面積を広くした容器であり、高温ガスが入ると冷
却装置(36)の表面は外気で冷却され燻液(37)と
して液化する。廃棄物が木材であれば木酢液になり竹を
廃棄物とすれば竹酢液となる。この燻液を採集するため
に冷却装置(36)の下部に燻液採集口(38)を設け
る。ここで、冷却装置(36)は、燻液(37)が強酸
性であるので耐酸性材料を使用する必要がある。
【0016】図10を説明する。本図は本発明である炭
化処理装置の第4実施例を示す斜視図である。廃棄物収
集部(1)は水平スクリューコンベヤ(5)を通過でき
る廃棄物を投入するための装置であり、大きな廃棄物は
クラッシャー(39)で破砕する必要がある。また、小
さな廃棄物をクラッシャーを通すこともよいが、目的の
廃棄物の大きさに応じてクラッシャー(39)を利用し
てもよい。本図は廃棄物収集部(1)とクラッシャー
(39)を直結した構成であり、大型廃棄物はクラッシ
ャー(39)に投入すると破砕されて廃棄物収集部
(1)を通過して炭化炉本体(2)に移送される。小さ
い廃棄物の場合には廃棄物収集部(1)に投入すれば炭
化炉本体(2)に移送されて炭化処理される。図示する
ように廃棄物収集部(1)に攪拌機構を組み込むと廃棄
物が一様になる。一方、廃棄物収集部(1)とクラッシ
ャー(39)を併設し、廃棄物の大きさに応じて使い別
けてもよい。炭化物は炭化炉本体(2)から取出しスク
リューコンベヤ(17)で搬出されて炭化物貯留庫
(4)に収納される。更に、炭化物は自動袋詰装置(4
0)で一定量ごとに袋詰めされ、炭袋(41)はコンベ
ヤ(42)で搬出される。本実施例は、廃棄物の投入か
ら炭化物の袋詰めまでを全自動で行なうシステムであ
る。
【0017】図11を説明する。本図は本発明の第5実
施例を正面から見た断面図である。垂直スクリューコン
ベヤ(6)内で発生するガスは主として水蒸気であり、
炭化内炉(10)では水素ガスやメタンガス等の可燃性
ガスが多く発生する。本発明の第1から第4実施例で
は、水蒸気と可燃性ガスを同じ経路で双方をブロア(2
2)で吸引してバーナ(12)に導入して燃焼させる
が、この水蒸気は燃焼を妨げている。そこで、本実施例
は水蒸気と可燃性ガスを別経路で吸引し、可燃性ガスの
みを炭化内炉(10)からブロア(22)で吸引してバ
ーナ(12)に誘導して燃焼させ、水蒸気は炉外に排気
筒(43)から排出する方式とする。
【0018】図12を説明する。本図は、本発明の炭化
処理装置を分解して車両で搬送する状態を示している。
本炭化処理装置を炭化炉本体(2)、台座(3)、廃棄
物収集部(1)、クラッシャー(39)、自動袋詰装置
(40)、コンベヤ(42)の各構成部分に分解して車
両(44)に搭載して搬送する。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されるので次の
効果を奏する。本炭化炉本体は、炭化外炉と炭化内炉の
2重構造をなし、炭化外炉に取り付けたバーナの火炎・
熱風が炭化外炉と炭化内炉の間の空間を旋回しながら炭
化内炉を加熱する構造となっている。つまり廃棄物を炭
化内炉内で間接加熱するもので、炭化内炉の密室におい
て無酸素状態で炭化させる構造である。また、2台のバ
ーナを取り付ける高さを違え、更に同方向へ旋回する向
きに取り付けてあるので、バーナの熱風は上下で旋回し
て炉内温度のバラツキを最小限にしている。小さい廃棄
物の場合は、廃棄物収集部に投入されると水平スクリュ
ーコンベヤで炭化炉本体内に搬入されるが、大きい廃棄
物である場合は、水平スクリューコンベヤでは移送でき
ないのでクラッシャー等で破砕する必要がある。適切な
大きさの廃棄物は、まず水平スクリューコンベヤで炭化
炉本体の下部に移送され、垂直スクリューコンベヤに渡
され揚送される。そして、廃棄物は本実施例では3本で
あるが、1乃至数本の炭化内炉の配分投下されて攪拌を
受けながら炭化処理される。垂直スクリューコンベヤは
炭化炉本体内に設置されるので、垂直スクリューコンベ
ヤ内を揚送される廃棄物は揚送と同時に乾燥もされる。
本実施例では、垂直スクリューコンベヤは円筒形状の炭
化炉本体の中心軸上に設置されるので、廃棄物は垂直ス
クリューコンベヤの外壁を通して間接加熱で乾燥され
る。垂直スクリューコンベヤ内で乾燥された廃棄物は、
当然炭化処理が容易になり、炭化時間の短縮、処理量の
増加、燃料や電力の省力化を可能にする。つまり、廃棄
物を揚送する垂直スクリューコンベヤを炉外から炉内に
移行させることで、炭化時間の短縮、処理量の増加、燃
料や電力の省力化をもたらす大変素晴らしい経済効果が
発生する。また、炭化内炉内で廃棄物が炭化すると、水
素ガスやメタンガス等の可燃性ガス等の可燃性ガスが発
生するが、このガスを有効に燃焼させるのでバーナの燃
料を節減することができる。本実施例では、可燃性ガス
をブロアで吸引してバーナに導き燃焼させる構造であ
る。この手段によって、バーナの火炎で可燃性ガスが発
火するので補助燃料として再利用してバーナの燃料を節
減することができる。しかも、炭化内炉から発生するガ
スには可燃性ガス以外にも様々な物質が含まれる。発生
ガスを炉外に導き冷却装置に通すと液化が始まり冷却装
置の底に溜まる。この液は、廃棄物が木材であれば木酢
液であり、竹材であれば竹酢液と呼ばれる燻液を採集す
ることができる。この燻液には強い殺菌力や脱臭力があ
り、豊富なミネラルが含まれるので農業面で作物成長促
進剤として使用されているので、冷却装置を追加すれば
燻液の有効資材を回収することが可能となる。炭化内炉
から発生するガスから燻液を採集した後、または採集し
ないままでバーナに導引して燃焼させると、発生ガス中
に有害物質が含まれる場合はその有害物質が熱分解され
るので無害化することになる。更に、排気最終段にバグ
フィルターを接続すれば完全に排気ガスの安全処理が達
成できる。図10の第4実施例のように自動袋詰装置を
準備すると、廃棄物の投入から炭化物の袋詰めまでを完
全に自動化することができる。図11に示すように、垂
直スクリューコンベヤから発生する水蒸気は炉外に出
し、炭化内炉から発生する可燃性ガスのみを燃焼させる
ことは、水蒸気が含まれないので燃焼効率がよい。図1
2に示すように、本炭化処理装置を分解可能な炭化装置
に仕上げると、車両で運搬ができ、必要な場所での炭化
処理が可能となり、画期的な可搬性のある自動炭化装置
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を正面から見た断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を上から見た断面図であ
る。
【図3】本発明の炭化炉本体を上から見た断面図であ
る。
【図4】本発明の炭化炉本体内部の分解斜視図である。
【図5】本発明の攪拌体及び周辺の第1実施例を示す図
である。
【図6】本発明の攪拌体及び周辺の第2実施例を示す図
である。
【図7】本発明の攪拌体及び周辺の第3実施例を示す図
である。
【図8】本発明の第2実施例を正面から見た断面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を正面から見た断面図であ
る。
【図10】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例を正面から見た断面図で
ある。
【図12】本発明の分解搬送状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 廃棄物収集部 2 炭化炉本体 3 台座 4 炭化物貯留庫 5 水平スクリューコンベヤ 6 垂直スクリューコンベヤ 7 スクリュー軸 8 分配翼 9 スクリュー 10 炭化内炉 11 炭化外炉 12 バーナ 13 攪拌体 14 攪拌軸 15 攪拌翼 16a 電動モータA 16b 電動モータB 17 取出しスクリューコンベヤ 18 換気口 19 散水装置 20 内炉天蓋 21 抜気口 22 ブロア 23 排気部 24 熱風 25 送り翼 26 スプロケット 27 チェーン 28a 抜孔 28b 抜孔 28c 抜孔 29 盤A 30 分配ガイド 31 盤B 32 導管 33 廃棄物 34 炭化物 35 モータ 36 冷却装置 37 燻液 38 燻液採集口 39 クラッシャー 40 自動袋詰装置 41 炭袋 42 コンベヤ 43 排気筒 44 車両 45 制御盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592040321 小松 正幸 高知県高知市愛宕町2丁目15番13号 (72)発明者 山岡 正登 高知県吾川郡伊野町波川600番地 (72)発明者 横川 明 高知県香美郡土佐山田町宮ノ口 高知工科 大学内 Fターム(参考) 4D004 AC05 AC07 BB09 CA04 CA12 CA15 CA26 CA32 CA42 CA50 CB05 CB13 CB27 CB34 CB36 CB42 CB43 CB45 CB50 CC03 4H012 HA03 HA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を、投入する廃棄物収集部の底部
    から水平スクリューコンベヤで金属製円筒形状の炭化炉
    本体下方に移送し、前記炭化炉本体内部に垂直スクリュ
    ーコンベヤを設けて廃棄物を前記垂直スクリューコンベ
    ヤで乾燥させながら揚送し、最上部において略等配する
    手段を設けた1乃至数筒の炭化内炉に廃棄物を分配投下
    し、前記炭化内炉内部に上部は攪拌機能を下部は降送機
    能を有する攪拌手段を設け、更に炭化外炉に取り付けた
    バーナの火炎で炭化内炉を加熱して炭化させ、発生する
    可燃性ガスを燃料として再利用し、炭化物をスクリュー
    コンベヤで取出す際に散水冷却して貯蔵する廃棄物連続
    式炭化処理装置。
  2. 【請求項2】 炭化処理装置を構成する各部分を分解し
    て運搬可能とした廃棄物連続式炭化処理装置。
  3. 【請求項3】 炭化処理中に発生するガスを炉外で液化
    する冷却装置を設けた請求項1乃至2の廃棄物連続式炭
    化処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010068099A1 (en) * 2008-12-08 2010-06-17 Foxcoal Ip B.V. Process for the production of paper
CN107513393A (zh) * 2017-07-17 2017-12-26 嘉兴职业技术学院 农作物秸秆制炭设备

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