JP2001198425A - フィルタを通って流れる流体から一又はニ以上の物質を除去するためのフィルタ及びフィルタの製造方法 - Google Patents

フィルタを通って流れる流体から一又はニ以上の物質を除去するためのフィルタ及びフィルタの製造方法

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Stephen A Geibel
ゲイベル,スティーヴン・エイ
Terry L Wolff
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】表面積が大きく、長寿命のフィルタを提供す
る。 【解決手段】 フィルタ部材10は、それが折られてプ
リーツ11を形成するプリーツ11の半径方向内端及び
外端で厚さtを有する材料から形成されるので、プリー
ツ11は、いくぶん丸くなる。その結果、プリーツ11
の半径方向内端では、隣接する脚部11aの対向する内
面11dの間に小さい3角形の間隙11fが形成され、
プリーツ11の半径方向外端では、隣接する脚部11b
の対向する外面11cの問に小さい3角形の間隙11g
が形成される。本発明においては、プリーツの高さに沿
って測定されたこれらの間隙11f及び11gの高さは
極端に小さいことが好ましい。プリーツ11が鋭くなれ
ばなるほど、半径方向内端及び外端の丸みは小さくな
り、間隙11f及び11gの高さも小さくなり、濾過に
利用できるフィルタ部材10の内周と外周の間の容量の
間の割合も大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリーツ型フィル
タ部材、プリーツフィルタ部材の製造装置及びフィルタ
部材をプレコート及びバックウオッシュする方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半径方向に伸びる長手方向のプレコート
を有する円筒形フィルタ部材は、フィルタ部材としては
最も一般的なタイプであり、種々の流体、すなわち、液
体またはガスを濾過するために使用される。この明細書
を通して、「フィルタ」及び「濾過」は、例えば、多孔
性媒体で流体をふるいにかけ、粒子を捕捉することによ
ってそれを除去すること、また、例えばイオン交換樹脂
または溶剤によって粒子を除去することを含む。典型的
な円筒形プリーツ型フィルタ部材において、それは管状
コアの周りに複数のプリーツが配置されて円筒形を規定
している。横断面で見ると、このフィルタ部材の個々の
プリーツはコアからフィルタ部材の外周に向かって半径
方向外側に伸びている。接合したプリーツがコアの周縁
に沿って互いに接触するように円筒形フィルタ部材に十
分なプリーツを有することが好ましい。しかしながら、
隣接したプリーツの間の間隙はコアの中心からの距離が
増加するにつれて大きくなる。従って、典型的な円筒形
のプリーツ型フィルタ部材において、隣接するプリーツ
の間に使用されない大きな間隙ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】隣接プリーツの間の未
使用の間隙を埋めるためにフィルタ部材を大きくするこ
とは、不可能である。今日のフィルタ産業において、フ
ィルタ部材が包囲されるフィルタハウジングの寸法は、
標準化されて来ている。従って、フィルタの設計者の主
な課題は、フィルタ部材を現在のフィルタハウジングに
使用することができるように、その外形寸法を変更する
ことなく、フィルタ部材の濾過性能、すなわち、使用可
能な表面積を大きくすることである。
【0004】円筒形プリーツ型フィルタ部材は非常に一
般的であるが、典型的にはプレコートフィルタとしては
使用されない。プレコートフィルタは、セプタム部材と
称される非プリーツ型の多孔性支持構造体の外側にプレ
コートと称されるスラリがケーキとして適用されるフィ
ルタのタイプである。プレコートがセプタム部材に適用
された後、濾過する流体が、プレコート及びセプタム部
材を通って流され、そこでプレコートは液体を濾過する
ために作用する。プリーツ型フィルタ部材は、セプタム
部材の支持体としては使用されない。なぜならば、プリ
ーツは、プレコートが適用されるとき、または液体がプ
レコートを通って流れるときにつぶれる傾向があるから
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】端面及び端面に接続され
た不透過性端キャップとを有する円筒形フィルタ部材を
有するフィルタを提供する。フィルタ部材は複数の長手
方向のプリーツを有し、このプリーツの各々は、一対の
脚部を有する。脚部の各々は、第1の面と第2の面とを
有する。このプリーツは、各脚部の高さ全体にフィルタ
部材の軸線方向の長さの少なくともほば50%に伸びて
いる連続領域上で各脚部の第1の面が隣接脚部の第1の
面に接触し、各脚部の第2の面が隣接脚部の第2の面に
接触するレイドオーバー状態である。
【0006】本発明は、内径と、外径と、複数の長手方
向のプリーツを有する円筒形フィルタ部材を有するフィ
ルタを提供する。各プリーツは外径と内径との差より大
きい高さを有する。フィルタは、フィルタ部材の周りを
包む包囲部材を有する。
【0007】プリーツはレイドオーバー状態であり、各
プリーツの高さは、外径と内径との問の差より高いの
で、プリーツの高さは同じ寸法の従来のフィルタの高さ
より高い。その結果、プリーツの高さに比例したフィル
タとして使用できる本発明によるフィルタの表面積は非
常に増大し、さらに長い寿命を得ることができる。
【0008】本発明を使用するフィルタは中空の中央部
と円筒形の外周部とを有する。それは、濾過する液体が
フィルタ部材を通って外周から中空の中央部に流れるア
ウトサイドイン流として使用でき、また液体が中空の中
央部からフィルタ部材を通って外周に流れるインサイド
アウトとして使用することもできる。
【0009】本発明は、長さが等しくない脚部を有する
プリーツに、材料を形成するプリーツ装置を提供する。
プリーツ装置は所定の間隙で間隔を置いたプリーツ表面
を有するプリーツ形成部材及びストリッパ部材を有す
る。プリーツ表面の少なくともー方は、湾曲しており、
プリーツを形成する材料を支持するために支持面に対し
て鋭角で伸びている。プリーツ形成部材及びストリッパ
部材は、互いに移動して間隙内に材料を押し付け、それ
によって、等しくない脚部を有するプリーツを形成す
る。プリーツが等しくない脚部を有する結果、それらは
容易にレイドオーバー状態に形成される。本発明による
プリーツ装置は、一層の材料にプリーツを形成するだけ
ではなく、多層の材料にプリーツを形成するために使用
することができる。
【0010】さらに本発明は、長手方向の軸線及び複数
の長手方向のプリーツを有するプリーッ型フィルタ部材
を有するプレコートフィルタを提供する。プレコート層
を支持するようになっているセプタム部材は、フィルタ
部材の周りを包み、それに対して当接する。
【0011】好ましい実施例において、プレコートフィ
ルタのプリーツ型フィルタ部材は、円筒形であり、フィ
ルタ部材の長手方向の軸線に関して非半径方向に伸びて
いるレイドオーバープレコートを有する。別の案とし
て、プリーツは半径方向に伸び、くさび等によって互い
に緊密に接触するようにプリーツを押し付ける。メッシ
ュのような流れストレーナーが、流れの乱れがプレコー
ト層に損傷を与えないように、セプタム部材の周りに配
置される。本発明によるプレコートフィルタのプリーツ
型フィルタ部材は、広い表面積を有することができ、プ
レコート層を通過する細かい粒子を捕捉することがで
き、それらがフィルタの下側に流れることを防止する。
レイドオーバー状態で互いに緊密に接触するように押す
ことによって、フィルタ部材は、セプタム部材をさらに
安定するように支持することができ、それによって、フ
ィルタの圧力の変化に応じてプレコート層の割れを防止
する。
【0012】さらに、本発明は、フィルタの組み立て方
法、プリーツの形成方法及び濾過方法を提供し、それら
のすべては添付した請求の範囲で定義される。
【0013】
【実施例】第1図は、本発明によるフィルタの第1の実
施例を示す。この実施例は、ほば円筒形の形状であり、
複数の長手方向のプリーツ11を有するプリーツ型フィ
ルタ部材10を有する。円筒形コア20がフィルタ部材
10の内周に沿って同軸的に配置され、円筒形ケージま
たはラップ30がフィルタ部材10の外周に沿って配置
されている。
【0014】第2図及び第3図に示すように、各プリー
ツ11は、フィルタ部材の外周のクラウン部11bで互
いに接続され、またフィルタ部材10の内周のルート部
11cで隣接プリーツ11の脚部11aに接続されてい
る2つの脚部11aを有する。各脚部11aは、同じプ
リーツ11の他の脚部11aの内面11dに対向する内
面11dと、隣接プリーツ11の脚部11aの外面11
eに対向する外面11eとを有する。フィルタ部材10
が液体流が部材を通って半径方向内側に流れるように使
用されるとき、脚部11aの内面11dは、フィルタ部
材10の下流面を形成し、外面11eはフィルタ部材1
0の上流面を形成する。別の案として、フィルタ部材1
0が液体流が部材を通って半径方向外側に流れるように
使用されるとき、内面11d及び外面11eは、フィル
タ部材10の上流及び下流面を形成する。
【0015】図面に示すように、各プリーツ11の脚部
11aの対向する内面11dは、脚部11a及びプリー
ツ11の全体の高さhにわたって、またフィルタ部材1
0の軸線方向の長さの大きい部分にわたって伸びる連続
領域上で互いに緊密に接触する。さらに、隣接プリーツ
11の脚部11aの対向外面11eは、脚部11a及び
隣接プリーツ11の全体の高さhにわたって、またフィ
ルタ部材10の軸線方向の長さの大きい部分にわたって
伸びる連続領域上で互いに緊密に接触する。ここでプリ
ーツ11及び脚部11aの(第2図に示すような)高さ
hは、脚部11aの表面に沿った方向に測定され、フィ
ルタ部材10の内周から外周に伸びている。プリーツ1
1の脚部11aの表面が緊密に接触し、各プリーツ11
の高さhがフィルタ部材10の内周及び外周の聞の距離
(すなわち、[Dーd]/2)より大きい第2図及び第
3図に示す状態がレイドオーバー状態として好ましい。
レイドオーバー状態において、例えば、プリーツは、湾
曲または傾斜状態または直線状の非半径方向に伸びてお
り、隣接したプリーツの間には間隙がなく、フィルタ部
材10の内周及び外周の間の容積のほば全体は、フィル
タ部材10によって占められ、濾過によって有効に使用
することができる。
【0016】フィルタ部材10は、それが折られてプリ
ーツ11を形成するプリーツ11の半径方向内端及び外
端で厚さtを有する材料から形成されるので、プリーツ
11は、いくぶん丸くなる。その結果、プリーツ11の
半径方向内端では、隣接する脚部11aの対向する内面
11dの間に小さい3角形の間隙11fが形成され、プ
リーツ11の半径方向外端では、隣接する脚部11bの
対向する外面11cの問に小さい3角形の間隙11gが
形成される。しかしながら、本発明においては、プリー
ツの高さに沿って測定されたこれらの間隙11f及び1
1gの高さは極端に小さいことが好ましい。フィルタ部
材10の内径に接続する間隙11fの高さは、約t以下
が好ましく、さらに好ましくは、約1/2t以下であ
り、tは、第3図に示すようにフィルタ部材10を形成
する材料の厚さである。フィルタ部材10の外径を接続
する間隙の高さは、約4t以下が好ましく、さらに約2
t以下が好ましい。プリーツ11が鋭くなればなるほ
ど、半径方向内端及び外端の丸みは小さくなり、間隙1
1f及び11gの高さも小さくなり、濾過に利用できる
フィルタ部材10の内周と外周の間の容量の間の割合も
大きくなる。
【0017】プリーツの隣接脚部11aの対向面は、フ
ィルタ部材10の全体の軸線方向の長さにわたって緊密
に接触はしないが、緊密に接触する軸線方向の長さは長
くなり、フィルタ部材10の内周と外周との間の間隙が
さらに有効に使用される。従って、隣接脚部11aは、
連続領域上で緊密に接触し、この連続領域は、少なくと
も約50%、さらに好ましくは約75%、最も好ましく
は約95乃至100%のフィルタ部材の軸線方向ので長
さにわたって伸びている。
【0018】フィルタ部材は、少なくとも1つの側に、
好ましくは、上流側に、さらに好ましくはフィルタ媒体
の上流及び下流側の双方に配置されたフィルタ媒体及び
ドレン装置とを有する。ドレン装置は濾過媒体の対向面
が、互いに接触することを防止し、プリーツがオーバー
レイド状態にあるとき、フィルタ媒体の表面のすべての
部分に、またそこから液体が均一に流れることができる
ようにする。従って、実際にフィルタ媒体の表面積全体
が濾過のために有効に使用される。
【0019】第1図の実施例において、フィルタ部材1
0は、瀘過媒体12の3層構造、すなわち、濾過媒体
と、濾過媒体12の上流面上に配置された上流排出層1
3の形態の上流ドレン装置と、濾過媒体12の下流面に
配置された下流ドレン層14の形態の下流ドレン装置と
から成る。ここで上流及び下流面は、フィルタが半径方
向の内側に流れる液体を受けるとき、外面及び内面を言
い、フィルタが半径方向の外側に流れる液体を受けると
き、内面及び外面を言う。
【0020】本発明に使用する濾過媒体のタイプについ
て特別の制限はなく、それは濾過する液体及び所望の濾
過特性に従って選択することができる。濾過媒体12
は、液体、ガスまたはその混合物のような流体を濾過す
るために使用される。このフィルタは、多孔性フィルム
または繊維シートまたは繊維物体を有する。それは一様
なまたはグレード穴構造及び適当な有効穴の寸法を有す
る。それは、天然または合成のポリマー、ガラスまたは
金属のような適当な材料から形成される。
【0021】フィルタ媒体12は、一層からなるが、同
じ媒体の複数の層は、互いに重なり所望の厚さに配置さ
れる。さらに、それは、異なる濾過特性、例えば1つの
層が第2の層のためのプレフィルタとして作動する2
つ、またはそれ以上の層を有することが可能である。
【0022】上流及び/または下流のドレン層は、濾過
媒体として作用する小さい穴の中心領域と、ドレン層と
して作用する大きい穴を有する上流及び/または下流流
域として作用する1つの一体の多孔性シートの領域であ
る。しかしながら、ドレン層は、濾過媒体から分かれた
層が好ましい。
【0023】上流及び下流ドレン層13及び14は、適
当な縁部流特性、すなわち、表面に平行な方向に層を通
る液体流に対する適当な抵抗を有する材料によって製造
される。ドレン層の縁部流抵抗は、ドレン層の圧力低下
が濾過媒体の圧力抵抗未満であるように十分低いことが
好ましく、それによって濾過媒体の表面に沿って液体を
均一に配分する。ドレン層は、メッシュまたはスクリー
ンまたは多孔性の織物または不織シートの形態である。
【0024】メッシュ及びスクリーン(いわゆるネッテ
ィング)は、種々のような形態である。高温の適用にお
いて、金属メッシュまたはスクリーンが使用されるが、
低温の適用では、ポリマーメッシュが特に適している。
ポリマーメッシュは、織物メッシュ及び延伸メッシュの
形態である。いずれのタイプも使用することができる
が、延伸メッシュが好ましい。なぜならば、それらは、
より円滑であり、従って、フィルタ部材の接合層の腐食
を小さくする。延伸メッシュは、平行なストランドの第
1の組と、所定の角度で第1の組のストランドに交差す
る平行なストランドの第2の組とを有する。延伸メッシ
ュは、対称形または非対称形のいずれかに区別される。
対称的なメッシュにおいて、ストランドの第1または第
2の組のいずれもが、メッシュのいわゆる「機械方向」
には伸びておらず、この方向は、メッシュがメッシュ製
造機械から現れる方向を言う。非対称形のメッシュにお
いて、ストランドの組の一方は、機械方向に平行に伸び
ている。本発明において、対称形または非対称形のメッ
シュのいずれかを使用することができる。非対称形のメ
ッシュは、対称形のメッシュより厚さ毎に対する縁部流
への抵抗が幾分小さい。従って、与えられた縁部流抵抗
において、非対称形メッシュは、対称形メッシュよりさ
らに薄くなり、非対称形メッシュを使用するフィルタ部
材10のプリーツの数は対称形メッシュを使用する同じ
大きさの寸法のフィルタ部材より多くなる。他方対称形
メッシュは、プリーツ型フィルタ部材10を製造すると
き、作業が容易である利点を有する。
【0025】メッシュはそれらの厚さ及びインチ毎のス
トランドの数が特徴である。これらの寸法は、特定の値
に制限されず、メッシュの所望な縁部流特性及び所望な
強度によって選択することができる。典型的にはメッシ
ュは、2.54センチメートル(1インチ)当たり少な
くとも10ストランドのメッシュ数を有する。
【0026】本発明の実施例において、プリーツの対向
面は緊密に接触する。その結果プリーツの各脚部のドレ
ンメッシュのストランドは、隣接するプリーツの脚部の
ドレンメッシュのストランドに押される。2つの対向面
のメッシュのストランドは、もつれることなく、すなわ
ち、互いに重ならず互いの間に入り込む傾向がある。こ
れはメッシュの排出特性を低下させ、濾過媒体の排出を
行う能力を低下させる。非対象のメッシュにおいては、
フィルタ部材10を波形に形成するとき、ストランドが
もつれることを防止するように、機械方向のストランド
がそこから離れないように濾過媒体に向かうメッシュの
側部になるように注意しなければならない。しかしなが
ら、対称形のメッシュに関しては、機械方向のストラン
ドはなく、メッシュの表面が濾過媒体に向かうことが重
要ではなく、濾過媒体10の組み立てにおいてあまり注
意を必要としない。
【0027】メッシュが対称形か非対称形かに無関係
に、メッシュのストランドは、メッシュが次のような向
きであるならばもつれを防ぐことができる。ストランド
の第1の組が瀘過媒体に向いているメッシュの側方にあ
り、ストランドの第2の組がストランドの第1の組によ
って濾過媒体から分離されていると仮定すれば、ストラ
ンドの第2の組は、それが0と90°の間の角度でフィ
ルタ部材の長手方向の軸線と交差する線に沿って伸びて
いるならば、プリーツがレイドオーバー状態のとき、も
つれが防止される。もし、ストランドの第2の組が0と
90°の間の角度でフィルタ部材の長手方向の軸線と交
差する線に沿って伸びているならば、すなわち、もしス
トランドの第2の組がフィルタ部材の軸線に平行か垂直
であるならば、ストランドの第2の組がもつれる可能性
がある。しかしながら、これらの制限の問の所定の角度
で、ストランドの第2の組はもつれることなく互いに重
なる。
【0028】もしメッシュがそのように向いていると
き、プリーツ11がレイドオーバー状態をとるとき、プ
リーツの各脚部のメッシュの第2のストランドに正接す
る表面は、隣接脚部のメッシュの第2のストランドに正
接する表面に緊密に接触する。
【0029】適当に延伸したポリマーメッシュの特定の
例は、ナルテックス、ジコット及びウルトラフローの商
標名でネールプラスティック(オースティン社)から市
販されている。
【0030】メッシュはフィルタ媒体が繊維レイドダウ
ン媒体であるときにドレン層として特に適している。他
方において、濾過媒体が薄膜であるとき、ドレン層とし
て使用するのには織物または不織繊維がさらに適してい
る。なぜならば、織物はメッシュよりさらに円滑であ
り、濾過部材の接合層の腐食をさらに低減するからであ
る。ドレン層として使用する適当な不織布の一例は、リ
ーメイ2011として市販されているポリエステル不織
布である。
【0031】上流及び下流のドレン層13及び14は、
同じ構造かまたは異なる構造であってもよい。濾過媒体
12の圧力低下は、最も低く、フィルタの寿命は、ドレ
ン層が同じ縁部流抵抗を有するときに、最も長くなる。
従って、それらは、ドレン層13及び14が同じ材料か
ら製造されているかどうかに無関係に、縁部流に対する
同じ抵抗を有するように選択されることが好ましい。製
造を容易にするために、ドレン層13及び14の双方の
材料として同じ材料を使用することが有利であり、それ
によって、双方のドレン層を通る同じ縁部流を保証す
る。
【0032】別の案として上流及び下流のドレン層13
及び14は異なる特性を有し、これらの特性は、所望の
効果を与えるために変化する。例えば、濾過媒体の厚さ
が、例えば包囲体内に濾過媒体の表面積を固定するため
に固定される場合には上流のドレン層の厚さは、下流の
ドレン層の厚さより厚い。これは、濾過媒体の上流側に
さらに大きいケーキ空間を提供するが、それは濾過媒体
の下流側の均一な流れ配分を犠牲にする。
【0033】フィルタ部材10を形成するフィルタは濾
過媒体12及びドレン層13及び14に加えて他の層を
有する。例えば、フィルタを設置する流体装置の圧力が
変化する間にプリーツが延び接触して、ドレン層にこす
れて接触することによる摩耗を防ぐために、濾過媒体と
ドレン層の双方との間にクッション層が配置される。こ
のクッション層は、好ましくは、ドレン層より円滑で、
濾過媒体12より摩耗抵抗が大きい材料から形成される
ことが好ましい。例えば、ドレン層が延伸ナイロンメッ
シュから製造されるときに、適当なクッション層の一例
としてシーメイ社によって商品名リーメイ2250とし
て販売されるポリエステル不織布である。
【0034】フィルタ部材10を形成する層は波形部形
成の前または後で従来のフィルタ製造技術によって複合
体に形成される。従来技術において、密接な間隙のプリ
ーツを有するフィルタ部材で適切な排出を保証するため
に、排出通路をつくるためにプリーツの表面に溝のよう
な大きな不規則な表面を形成する必要がある。典型的に
はエンボス加工のような方法によって形成されたこれら
のような溝は、濾過のために利用できる濾過材料の容量
を非常に小さくした。本発明において、ドレン層は、互
いに緊密に接触するときにも適当な排出を行うことがで
き、従って、プリーツの大きな表面の不規則性は必要で
はない。従って、フィルタ部材10を形成する濾過複合
体の層の各々は、ほば平坦な面を有する。
【0035】コア20は、半径方向の力に対してフィル
タ部材10の内周を支持し、曲げに対してフィルタに軸
線方向の強さ及び剛性を与える助けとなる。コア20
は、従来の設計であり、異なる強度を有するように、濾
過されている流体と矛盾しない材料で製造することがで
きる。コア20の外側と中心との間を液体が通過するこ
とができるようにするためにコア20の壁を通る開口部
が形成されている。
【0036】フィルタ部材10の外側から内側に流体が
流れるときに、コア20の存在は望ましくない。しかし
ながら、フィルタ部材10に作用する力に応じて、コア
20を省略することが可能である。例えば、フィルタ部
材10を通る流体流が内側から外側に流れるとき、フィ
ルタ部材10への半径方向内側の力は、なくなるか、コ
ア20が不必要になる程小さくなり、フィルタの重量を
小さくすることができる。
【0037】本発明のフィルタはフィルタ10のプリー
ツをレイドオーバー状態に保持する装置を有する。本実
施例において、この装置は、フィルタ部材10を包囲す
る外側ケージ30を有する。ケージ30は、液体が通過
するように形成された開口部を有する従来の設計であ
る。ケージを製造する材料は、濾過する液体及び濾過状
態に基づいて選択することができる。
【0038】通常、本発明によるフィルタは、フィルタ
部材10の一端または両端に端部キャップ40を備えて
いる(その内の一方だけを第1図に示す)。端部キャッ
プ40はブラインド型か、オープン型の端部キャップで
あり、それらを形成する材料及びそれらの形状は、濾過
条件及び端部キャップを接続する部材の材料によって選
択することができる。好ましくは、端部キャップ40
は、フィルタ部材10に取り付けられるが、それらはコ
ア20またはケージ30に取り付けることもできる。端
部キャップをフィルタ部材10に取り付けるために、エ
ポキシ、(米国特許第4,154,688号に示すよう
に)ポリキャッピング、またはスピン溶接のような従来
の技術を使用することができる。
【0039】フィルタ部材10の端部で流体が漏れない
ように、流体がフィルタ部材10の端面を通過しないよ
うに端部キャップ40とフィルタ部材10との間で良好
な密封を行うことが望ましい。しかしながら、フィルタ
部材10と端部キャップ40が、互いに相性がよくない
ときには良好なシールを得ることが困難である。このよ
うな場合、端部キャップ材料との良好な相性を有する材
料のストリップの形態のインサートをフィルタ部材10
の端部に波形に形成することができる。第4図は、フィ
ルタ複合体の2つの層の間に波形に形成されたインサー
ト15を有するフィルタ部材の一部を示す。端部キャッ
プ40を取り付けるとき、インサート15は、フィルタ
部材10の両端と端部キャップ40との間に良好なシー
ルを形成することができる。例えば、端部キャップがフ
ルオロポリマーで製造されているとき、フルオリネート
エチレンポリエチレン(FEP)のような他のフルオロ
ポリマーのストリップをインサート15としてフィルタ
部材10の端部に波形に形成することができる。インサ
ート15は、フィルタ媒体を端部キャップに結合するの
に十分な広さが必要なだけであり、従って、第4図に示
すように、それは、正規にはフィルタ部材10の軸線方
向の長さの一部のみに延びている。インサート15の典
型的な幅は、約1.27センチメートル(約0.5イン
チ)である。
【0040】第1図に示すフィルタ部材10は、種々の
技術によって製造される。1つの技術において、フィル
タ複合体は、プリーツを適当な長さまたは適当な数に切
断された波形シートを形成するために波形に形成され、
次に円筒形に形成される。波形シートの長さ縁部は従来
の装置によって互いに密封され、円筒形フィルタ部材1
0を形成する。フィルタ部材10のプリーツはフィルタ
部材10がケージ30に挿入されるとき、重ねられる。
フィルタ部材10がケージに適合された後、コア20が
フィルタ部材10の中空の中央部に挿入され、端部キャ
ップ40は、フィルタ部材10の端部に取り付けられて
完成したフィルタを形成する。
【0041】第5図は、プリーツを重ねる1つの方法を
示す。この方法において、フィルタ部材10はケージに
接合する出口(第5図の左端)を有する漏斗形状のツー
ル60の口に長手方向に挿入される。フィルタ部材10
がツール10に押し込まれると同時に手または機械によ
ってねじられ、プリーツを互いに重なるようにする。ツ
ール60の寸法は、出口でフィルタ部材10がケージ3
0にスライドするだけ十分に小さい外径を有するように
選択される。
【0042】プリーツを円筒形に形成する前に波形のシ
ート10のプリーツをレイドオーバー状に形成すること
ができる。例えば、フィルタ複合体がコルゲータを通過
してほば平坦な波形シートを形成した後、シートは、2
つの平坦面の間で押されて、平坦にされ、プリーツを互
いに対してレイオーバーすることができる。平坦にされ
た波形シートを円筒形に曲げ、シートの端部を密封して
円筒形のフィルタ部材10を形成する。
【0043】もし鋭い折り目に対して外側のプリーツの
頂点に円滑な半径がある場合には、フィルタ部材のプリ
ーツ上にさらに容易に重ねられる。円滑な半径を生じる
1つの方法は、波形を形成中にフィルタ波形複合体の下
流側にストリップアウトペーパーと称される使い捨ての
紙の層を配置することである。ストリップアウトペーパ
ーは、プリーツの部品になり、所望の円滑な半径を形成
する。次にストリップアウトペーパーは、波形が完了し
た後、複合体が円筒形に形成される前に複合体を滑り出
る。ストリップペーパーとして使用する材料は重要では
ない。適当な材料の一例は、円滑な紙である。ストリッ
プアウトペーパーの厚さは、複合体の他の層の厚さを計
算して波形複合体の所望の曲げ半径に基づいて選択する
ことができる。
【0044】フィルタ部材を製造する他の技術は、接合
脚部がわずかに異なる長さを有するプリーツを形成する
ことを可能にする。多くのフィルタ部材、特に複数層の
複合体から形成されたフィルタ部材において、もし各プ
リーツの接合縁部がわずかに異なる長さであれば、フィ
ルタ部材をレイオーバー状態に形成するにおいてさらに
容易に信頼性を増大することができる。これらのプリー
ツは不等脚部を備えたプリーツと称される。
【0045】本発明によるプリーツの形成方法及び装置
の好ましい実施例は、第6図乃至第11図を参照して説
明するが、それらの図面は、本発明のプリーツ形成方法
において1つのサイクルを示す。これらの図面に示すよ
うに、プリータ部材及びストリッパ部材によって、平坦
なプリーツ形成テーブル100のような支持体上で形成
される。本発明の1つの観点によれば、プリーツは、プ
リータ部材とストリッパ部材の表面の間に形成され、こ
れらは、プリーツ形成テーブル100から、鋭角で、好
ましくは、90°未満で、さらに好ましくは、約15°
から約75°の範囲内で、最も好ましくは、約30°乃
至約60°の範囲内で、例えば45°で曲がるか傾斜し
ている。例えば、プリータ部材は、プリーツ形成くさび
101と称されるくさび形部材であり、ストリッパ部材
は、ストリッパナイフ102と称される薄いプレートで
ある。プリーツ形成くさび101は、プリーツ形成テー
ブル100の上面に関して昇降し、それに平行に前後に
移動する。便宜のために、プリーツ形成テーブル100
の表面は、通常の水準であり、水準面は、本発明の方法
においては必要ではない。
【0046】波形にされる材料103は、リール104
のような適当な装置によって、プリーツ形成テーブル1
00上に送られる。材料103は一枚のシートまたは層
であり、または、濾過媒体及び1つまたはそれ以上の排
出層のような複数の層から成る。リール104に収納す
る前に層を複合体に形成するか、個々の層を分かれたリ
ールに収納するか、層にプリーツを形成するとき、複合
体を形成するように、プリーツ形成テーブルに同時に送
る。
【0047】図面に示すように、プリーツ形成くさび1
01の前面101aとストリッパナイフ102の後面1
02a(プリーツ形成くさび101に対向する面)は、
同じ角度によってプリーツ形成テーブル10に関して双
方が傾斜しているが、同じ角度である必要はない。その
理由は、これらの表面が鋭角で延びているからでありま
た、それらが湾曲しているからである。本発明の方法
は、等しくない長さの接続脚部を有するプリーツを形成
することができる。
【0048】第6図は、プリーツ形成くさび101が図
面の点Aに配置されているプリーツ形成サイクルの開始
を示すものである。この位置において、プリーツ形成く
さび101の前面101aは、形成することのできるプ
リーツの高さに依存した所定の距離によってストリッパ
ナイフ102の後面から間隔を置いている。プリーッ形
成くさび101の下面はプリーツを形成する材料103
と摩擦を生じるよに接触しており、ストリッパナイフ1
02の下端は、材料を保持するように材料103を押し
付ける。
【0049】次にプリーツ形成くさび101は、第7図
の矢印の方向にストリッパナイフ102に向かって点A
から移動し、プリーツ形成くさび101の下面は、プリ
ーツを形成する材料103と摩擦を生じるように残る。
同時にストリッパナイフ102は、静止するように維持
される。プリーツ形成くさび101とプリーツを形成す
る材料103との間の摩擦接触によって、ストリッパナ
イフ104に向かうプリーツ形成くさび101の動き
は、プリーツ形成くさび101と、ストリッパナイフ1
02との間に配置された材料103の一部をプリーツ形
成テーブル100の表面からふくらんだ、ふくらみ10
5の形態形態で上方に曲げるようにする。
【0050】プリーツ形成くさび101がストリッパナ
イフ102にさらに接近するように移動するとき、プリ
ーツを形成する材料のふくらみ105は、第8図に示す
ようにプリーツ11の形状に折られ始める。プリーツ形
成くさび101がさらに第9図の点Bに前進すると、材
料103がプリーツ形成くさび101の前面101aと
ストリッパナイフ102の後面102aとの間で圧縮さ
れ、1つのプリーツ11を形成する。
【0051】ストリッパナイフ102がプリーツ形成テ
ーブル100から上昇し、同時に図面で時計方向に旋回
する。ストリッパナイフ102が、上昇すると、その後
面102aは、丁度形成されたプリーツ11に沿って摺
動し、プリーツ形成くさび101の前面101aに対し
てプリーツ11を押し付ける。ストリッパナイフ102
の後面102aがプリーツ11の上端から離れるとき、
ストリッパナイフ102の後面102aは、第10図に
示すようにプリーツくさび101の前面101aに接触
する。次にストリッパナイフ102が降下し、その後面
102aが第11図に示すように下縁がプリーツを形成
する材料に路触するまでプリーツ形成くさび101と丁
度形成されたプリーツ11との間でプリーツ形成くさび
101の前面101aに沿って揺動する。ストリッパナ
イフ102の昇降中に、プリーツ形成くさび101は、
ほば静止するように維持される。
【0052】次に、ストリッパナイフ102は静止する
ように維持され、材料を静止するように保持し、プリー
ツ形成くさび101は点Aに戻ってプリーツ形成サイク
ルを完了する。点Bから点Aに戻るように走行する場合
プリーツ形成くさびの通路は、材料が後ろに引かれない
ように、プリーツ形成くさび101の下面が、プリーツ
を形成する材料の103の表面上に上昇する。例えば、
プリーツ形成くさび101は、第6図でB−C−D−A
のように指示した直線の形を有する通路に沿って移動す
ることができる。別の案として、プリーツ形成くさび1
01は、点Bから点Aに向かう弧状通路に沿って移動す
ることができる。くさびが点Aに戻ったとき、上記した
処理が繰り返される。
【0053】第6図乃至第11図に示すサイクルの各時
間に新しい1つのプリーツが形成される。それはストリ
ッパナイフ102によって右に移動され、既に形成さ
れ、図面でストリッパナイフ102の右側に積層されて
いるプリーツ11に接続される。完成したプリーツ11
の全体のグループは、ストリッパナイフ102の移動に
よって次第に右に押される。上述したサイクルを対応す
る時間繰り返すことによって所望の数のプリーツを形成
することができる。完成したプリーツのグループはプリ
ーツ形成テーブルから転がって出ることが有利である。
【0054】第12図及び第13図は、クリーザバー1
09の作動を示す概略図である。これらの図は、プリー
ツ形成装置がプリーツ形成テーブル100のギャップ1
10を通って上下に移動するクリーザバー109を有す
ることを除いて第6図乃至第11図と類似している。こ
れらの図面において、プリーツくさび101が点Bから
点Aに向かって移動し始め、クリーザバー109は、プ
リーツ形成テーブル100でプリーツ形成テーブル10
0の表面上で間隙を通って突出するようにされる。クリ
ーザバー109がプリーツ形成テーブルの表面上に突出
するとき、それは材料103に接触して例えば、しわを
つくることなく材料を上方にくさび型に押す。クリーザ
バーの上縁部は、プリーツのクレス卜部またはルート部
になる材料の折り目を形成することができる。プリーツ
くさび101が点Bにさらに近づくと、クリーザバー1
09はプリーツくさび101がプリーツ形成テーブル1
00の間隙110上を通過することができるようにプリ
ーツ形成テーブルの表面の下に引っ込むことができる。
プリーツ形成方法は、他の部分は第6図乃至第11図に
関して説明したと同様である。
【0055】第14図は、第6図乃至第13図に示した
方法によって形成することができるプリーツ11の拡大
図である。プリーツは2つの脚部11a′11a″を有
し、その内の一方は、プリーツ形成くさびの前面101
aに接触し、その他方はストリッパナイフ102の後面
102aに接触している。プリーツ形成くさび101の
前面101aは鋭角によってプリーツ形成テーブル10
0に関して傾斜しているので、プリーツ形成くさび10
1の前面に接触する脚部11a′の長さLIは同じプリ
ーツ11の結合脚部11a″より短い。ここでこの長さ
は、プリーツを形成する材料がそれ自身の上に折り曲げ
られる点の間を測定する。プリーツ形成くさび101の
前面101aが、角度θによってプリーツ形成テーブル
100の表面に関して傾斜し、材料103の厚さがtで
あるならば、接続脚部11a′、11a″の長さL1と
L2の間の差は、ほばL2−L1=2t/tanθ1
ある。長さの差は、プリーツ形成くさび101の角度を
適当に選択することによって所望の値に設定される。こ
の長さの差によって本発明の方法によって形成されたプ
リーツをレイドオーバー状態に容易に形成することがで
きる。
【0056】本発明のプリーツ形成装置の多数の部品
は、マサチューセッツ社のチャンドラーマシン社によっ
て製造されるモデル10148プリーツ形成マシンによ
うな市販されているプシュバータイプのプリーツ形成マ
シンと同様である。プリーツの形成は、第15図及び第
16図に示すようにプリーツ形成テーブル100の上で
実施される。典型的なプリーツ形成マシンにおいて、プ
リーツ形成テーブル100は2つの部分100a及び1
00bを有し、100bは互いに関して水平方向に移動
して2つの部分の間に所望の大きさの間隙を形成する。
可動部分100a及び100bが間隙によって分かれて
いるとき、クリーザバー109は、プリーツ形成方法に
おいて補助するために図示した駆動機構によって間隙内
で上下に移動することができる。クリーザバー109を
使用しない場合には、プリーツ形成テーブル100の2
つの部分100a及び100bが当接するか、プリーツ
形成テーブル100を1つの部品に形成しクリーザバー
を省略することができる。
【0057】第15図において、プリーツを形成してい
る材料は、3つの異なるリール104a,104b,1
04cからプリーツ形成テーブルに送られる3つの異な
る層のフィルタ複合体103である。層103a、10
3b、103cは、同じかまたは異なる材料で製造する
ことができる。この例において、中間リール104の材
料103bは濾過媒体であり、上部及び下部リール10
4a及び104cの材料は濾過媒体103bの上流及び
下流面のドレン層として作用する延伸メッシュである。
【0058】プリーツ形成装置は、プッシャバー111
と称されるほばL形状の断面を有するバーを備えてい
る。プッシャバー111は、閉鎖した通路に沿って移動
するようにプリーツ形成テーブル上に可動に配置されて
おり、その少なくとも一部分がプリーツ形成テーブル1
00の表面に平行に延びている。この実施例において、
プッシャバー111は、第15図の点A′−B′−C′
−D′によって指示される4つの線の閉鎖通路に沿って
駆動される。プッシャバー111は、本発明によるプリ
ーツ形成装置に使用する必要はなく、プッシャバー11
1及びその関連駆動機構112はプリーツ形成くさび1
01を駆動する装置として作用する。
【0059】プリーツ形成くさび101は、2つが1つ
のユニットとして一緒に移動するように、ボルトまたは
他の適当な装置によってプッシャバー111の前端にし
っかりと固定されている。本発明の1つの観点におい
て、プリーツ形成くさび101は、プリーツ形成テーブ
ル100の表面に関して一定の鋭角θ1を有する前面を
有する。好ましくは、プリーツ形成くさび101の少な
くとも1つの前面101aは、濾過部材複合体103の
幅と同じかそれより大きい幅を有する。
【0060】プッシャバー111が通路A′−B′−
C′−D′に沿って移動するとき、プリーツ形成くさび
101はA−B−C−Dに沿って移動する。プリーツ形
成くさび101は、プリーツ形成テーブル100に平行
に延びる下面を有する。プッシャバー111が通路の脚
部D′−A′に沿って移動するとき、プリーツ形成くさ
び101の下面はプリーツを形成するフィルタ複合体1
03と摩擦接触するように降下する。プリーツ形成くさ
び101が濾過複合体103に摩擦接触する限り、プッ
シャバー111が脚部A′−B′に沿って移動すると
き、プッシャバー111の下面が濾過媒体103から離
れることができる。要するに、プッシャバー111の下
面は、プッシャバー形成くさびの下面と同一面である必
要はない。プッシャバー111の水平方向の行程、すな
わち、脚部A′一B′に沿った距離は、容易に調整可能
であり、行程の長さに依存するプリーツの高さは、所望
の値に設定することができる。プッシャバー111が、
脚部B′−C′に沿って上昇し、脚部C′−D′に沿っ
て後方に走行するとき、プリーツ形成くさび101は脚
部B−Cに沿って上昇し、脚部C−Dに沿って移動し、
プリーツ形成くさび101の下面はフィルタ複合体10
3がプッシャバー形成くさび101のよって後方に引か
れないように駆動機構112及びプッシャバー111に
よって濾過媒体103上に上昇する。ストリッパナイフ
102は、スライダ113と通常称される往復動部材上
に旋回可能に取り付けられている。スライダ113は、
プリーツ形成くさび101の対向する側面に配置され、
駆動機構114によって垂直方向の通路に沿って昇降す
る。この実施例の動作中に、スライダ113及びプッシ
ャバー111並びにクリーザバー109のタイミングは
駆動機構112に結合される従来の機構または電気的な
コントローラによって制御することができる。ストリッ
パナイフ102は、濾過複合体103の幅と同じかまた
はそれより広い幅を有する。ストリッパナイフ102の
上端は、ストリッパバー115と称されるバーに固定さ
れ、2つのスライダ113の間に取り付けられているピ
ンによってスライダ113に旋回可能に支持されてい
る。ストリッパナイフ102の下端は、複合体103が
動くことがないように拘束することができるように、プ
リーツ形成テーブル100の近傍に接近するように延び
ており、プリーツ形成くさび101の前面101aから
完成したプリーツを分ける際に補助となるように傾斜し
ている。ストリッパバー115は、ストリッパナイフ1
02がプリーツ形成くさび101の前面101aに向か
って付勢されるようにばねのような図示しない付勢部材
によって図面で時計方向に付勢される。別の案として、
ストリッパバーの旋回軸は、ストリッパナイフの重量
が、ロッドの周りでストリッパナイフに時計周りのトル
クを与え、それによってストリッパナイフをプリーツ形
成くさびに向かって付勢するように選択することができ
る。ストリッパバー115はピンのような図示しない停
止部材によって第15図に示す位置を越えて反時計周り
に回転することが防止される。
【0061】図示した実施例において、プリーツ形成く
さび101の前面に対向するストリッパナイフ102の
後面102aは平坦である。本発明の他の観点におい
て、ストリッパナイフ102が第15図の位置にあると
き、後面102aは、プリーツ形成くさび101の前面
101aの傾斜角度θ1に接近するプリーツ形成テーブ
ル100の面に関して一定の鋭角θ2を有する。ストリ
ッパナイフ102の後面の傾斜はプリーツ形成くさび1
01とストリッパナイフ102との間にくさび形状の間
隙が形成されるようにプリーツ形成くさび101の前面
101aの傾斜よりわずかに小さいか等しいが、好まし
くは、例えば約5°程大きい。このくさび形状の空間
は、等しくない脚部でプリーツを形成する際に補助とな
る。
【0062】本発明を使用する他のプリーツ形成装置の
一部を示すが、それは第15図及び第16図に示すプリ
ーツ形成装置と類似している。前の実施例に示すよう
に、ストリッパナイフ102はストリッパバー115に
固定され、ストリッパバー115はプリーツ形成クサビ
の反対側に配置された2つのスライダ113によってロ
ド116を通して旋回可能に支持されている。この実施
例の各スライダ113はほばL形状を有し、これは、プ
リーツ形成テーブル100の表面から上方に伸びる第1
の脚部113aと、プリーツ形成テーブル100にほば
平行に伸びる第2の脚部113bとを有する。ストリッ
パバー115は第15図の実施例のストリパパー115
のようにプリーツ形成くさび101に関して同じ場所に
なるように第2の脚部113bに旋回可能に取り付けら
れている。各スライダ113の第1の脚部113aは、
クリーザバー109の動きを干渉しないように第15図
のスライダ113の場所から間隔を置いている。プリー
ツ形成テーブル100の2つの部分100a、100b
は、クリーザバー109が通過するのに十分大きな間隙
110を提供するために互いに離れている。クリーザバ
ー109は前述したように、図示しない駆動機構によっ
て昇降することができる。クリーザバー109は、プリ
ーツを形状するフィルタ複合体103の幅と同じかそれ
より大きい幅を有する。この実施例の構造及び動作は、
第15図及び第16図のものに類似している。
【0063】前の実施例において、プリーツ形成くさび
及びストリッパナイフの対向面は、双方が平坦であり、
対向面の間で形成される各プリーツは、ほば直線であ
る。しかしながら、プリーツ型フィルタ部材が円筒形状
にレイドオーバー状態に形成されるとき、個々のプリー
ツは横断面方向から見るときに、湾曲した形状をとり、
プリーツの各脚部は、フィルタ部材の内周から外周への
弧に沿って伸びている。従って、プリーツがプリーツ形
成時に湾曲した輪郭を有するように形成されるならばフ
ィルタ部材のプリーツ上に容易に重なる。
【0064】第18図は、等しくない脚部を有する湾曲
したプリーツを有する湾曲プリーツを製造することがで
きる本発明の他の実施例を示す。この実施例において、
プリーツ部材101及びストリッパナイフ102の対向
面101a102aは、少なくともプリーツ形成中にフ
ィルタ複合体に接触する場所で双方が湾曲している。種
々の湾曲、直線または不規則な形状は対向面として適し
ているが、図示した実施例においては、表面は弧状であ
る。プリーツ形成形成部材101は、所定の曲率半径を
有する前面を有し、この曲率は、2つの面101a、1
02aがプリーツ形成テーブル100の表面から距離が
増大すると寸法が大きくなる間隙によって分かれるよう
にストリッパナイフ102の後面102aに沿った曲率
より小さいことが好ましい。この間隙は、不等脚部を有
するプリーツを形成する際に補助となる。図示した実施
例において、ストリッパナイフ102はスライダ113
上に旋回可能に取り付けられており、このスライダ11
3は、第15図のスライダ113と類似しており、プリ
ーツ形成テーブル100の2つの部分100a,100
b及びクリーザバー109は、プリーツ形成テーブル1
00の下の非作動位置に維持される。プリーツの形成
は、第6図乃至第13図に示す方法で第18図の実施例
を使用して実施され、例えば、フィルタ複合体をプリー
ツ形成部材101とストリッパナイフ102との湾曲面
の間を通過させて円筒形のレイドオーバー状態に容易に
形成することができる湾曲した脚部、好ましくは、不等
長さを有するプリーツを形成する。
【0065】本発明によってフィルタ複合体にプリーツ
を形成した後、プリーツ形成装置から出たプリーツ型フ
ィルタ複合体は、意図したフィルタ部材の寸法によって
決定されたプリーツの所定の長さまたは所定の数に切断
される。プリーツ型フィルタ複合体は円筒形状に形成さ
れ、プリーツ付きフィルタ複合体の長さ方向の縁部は、
従来の装置によって互いに密封されて円筒形のプリーツ
型フィルタパックを形成する。フィルタパックのプリー
ツは、プリーツの高さ一部でプリーツの接続脚部の対向
面が互いに接触するレイドオーバー状態に形成される。
プリーツは湾曲脚部及び/または不等脚部を有するので
円筒形のプリーツフィルタパックをレイドオーバー状態
に形成することは、非常に容易になる。
【0066】第19図乃至第21図は、円筒形プリーツ
フィルタ部材をレイドオーバー状態に形成する1つの適
当な方法を示す。チャック120に従来の有効円筒形コ
ア20が配置され、本発明の方法によって形成されたプ
リーツを有する円筒形のプリーツフィルタが第19に示
すようにコア上にゆるく配置されている。レイドオーバ
ーフィルタ部材10の所望の外径に対応する内径を有す
る環状部材122は、フィルタ部材10に上端に配置さ
れ、第19図の矢印によって示すように下方に押され
る。フィルタ部材10のプリーツはレイドオーバー状に
なされる前にゆるくパックされ、フィルタ部材10の上
端のプリーツは、管状部材122の下端に適合すること
ができるように容易に圧縮することができる。管状部材
122がフィルタ部材10上を下流に押されるとき、フ
ィルタ部材10のプリーツはフィルタ部材10の外径が
管状部材122の内径に合致するまで互いに重ねられ
る。
【0067】管状部材の全体の長さがフィルタ部材10
に適合した後、管状部材122レイドオーバーフィルタ
部材及びコア20は、1つのユニットとしてチャックか
ら除去され、第20図に示すように他のチャック123
に配置される。このチャック123は接続ロッド126
によって上方ベース125を支持する下方ベース124
を有する。上方ベース125は、ディスク形状であり、
好ましくは、管状部材122の内径より小さいが、レイ
ドーオーバーフィルタ部材10の内径より太さい直径を
有する。レイドーオーバーフィルタ部材10の所望の外
径に対応する内径を有する従来の有孔円筒形ケージ30
が管状部材122に配置され、第19図の矢印の方向に
下方に押される。フィルタパック121は、チャック1
23の上方べース125によって下方に移動することが
防止されるが、管状部材122は白由に移動することが
できる。ケージ30に作用される下方の力は、ケージ3
0をレイドーオーバーフィルタ部材10上を摺動きせ、
処理中に、管状部材122を移動する。ケージ30は、
下端が上方のべース125に達するまで下方に押され、
管状部材122は第20図に示すようにフィルタっ部材
10から完全に分離される。コア20と、レイドーオー
バーフィルタ部材10及びケージ30から成る組立体
は、チャックから除去され、従来の端部キャップの技術
によって1方または双方に端部キャップを設置するよう
な処理が行われる。
【0068】本発明によるフィルタ部材は、同じ内径及
び外径において使用できるさらに大きな表面を有する。
例えば第2図及び第3図に示すような長手方向のプリー
ツを有するフィルタ部材において、フィルタ部材の全表
面積Aは、次の等式によって得ることができる。
【0069】 A=2hNL (1) ここで、hは、プリーツの高さである。Nは、フィルタ
部材のプリーツの数である。
【0070】Lは、フィルタ部材の軸線方向に測定され
たプリーツの長さである。隣接するプリーツがフィルタ
部材の内径に沿って互いに接触しているプリーツ型フィ
ルタ部材において、プリーツNの数は次の等式によって
得られる。
【0071】 N=π(d+2t)/2t (2) ここでtは、複合体の厚さ(濾過媒体+ドレン層+外
層)である。レイドーオーバープリーツのない従来のフ
ィルタ部材において、プリーツの高さは、次の公式によ
って得られる。
【0072】 h=(D−d)/2 (3) ここでDは、フィルタ部材の内径である。それに対し
て、プリーツの隣接する対向面はプリーツ全体の高さ上
に緊密に接触する第2図に示すようなレイドーオーバー
プリーツを有するフィルタ部材において、達成できる最
大限のプリーツの高さhMAXは、次の公式によって得ら
れる。
【0073】 hMAX=D2−d2/4(d+2t) (4) レイドーオーバープリーツを有する実際のフィルタにお
いて、プリーツの高さは、例えば、プリーツを完全なナ
イフ状のプリーツに形成することが困難であることによ
って、最大限のプリーツの高さhMAX未満である。しか
しながら、実際のプリーツの高さは、フィルタ部材の内
径と外径との間に最適な容量を使用することができるよ
うに好ましくは、hMAXの少なくとも80%、さらに好
ましくは少なくとも90%である。
【0074】これらの公式を使用することによって、本
発明のフィルタによって形成される濾過面積の増加を計
算することが可能になる。25.4センチメートル(1
0インチ)の長さLを有する濾過部材において、4.4
5ミリメートル(0.175インチ)の複合体の厚さ、
3.05センチメートル(1.2インチ)及び6.99
センチメートル(2.75インチ)の外径D、プリーツ
の数Nが公式(2)によって与えられる。
【0075】 N=π・(1.2+ 0.35)/0.35=13 従来のフィルタのプリーツの高さ及び本発明によるフィ
ルタの最大限のプリーツの高さは等式(3)及び(4)
によって得ることができる。
【0076】h(従来のフィルタ)=(2.75−1.
2)/2=1.97センチメートル(0.775イン
チ) hmax=(2.752−1.22)/4(1.2+0.3
5)=3.15センチメートル(1.239インチ) これらの値を等式(1)に入れると、次の表面積が得ら
れる。ここでAMAXは、hmaxのプリーツの高さに対応し
た最大限の可能な表面積である。
【0077】A(従来のフィルタ)=2×0.775×
13×10=201.5in2(31.24cm2) AMAX=(レイドーオーバープリーツ)2×1.239
×13×10=322.14in2(49.9cm2) このように、この例において、レイドーオーバープリー
ツを有する本発明によるフィルタの最大限に可能なフィ
ルタに表面積は、同じ内径及び外径を有する従来のプリ
ーツ型フィルタよりもほば60%大きい濾過面積であ
る。たとえ、レイドーオーバープリーツの実際の高さが
maxの80%のみであっても、実際のフィルタの表面
積は322×0.80=257。71in2(39.9
5cm2)となり、28%大きい。
【0078】本発明によるレイドーオーバープリーツを
有するフィルタ部材の増加した表面積は、同じ内径及び
外径寸法を有する従来のフィルタ部材と比較してフィル
タ部材の有効寿命が大きくなる。
【0079】さらに、レイドーオーバー状態のプリーツ
を有することによって、プリーツが均一に支持され、フ
ィルタ部材に均一に集中された負荷を配分するように作
用する。これはプリーツの動きを最小限にしてパルセー
ティング流れ装置に粒子を保持する能力を向上する。さ
らに、プリーツがレイドーオーバー状態にあるとき、フ
ィルタ部材の端面は、極端にコンパクトになり、フィル
タ部材に端部キャップを設置する間フィルタ部材の損傷
に対する抵抗を大きくする。
【0080】上流及び下流の支持体及びドレン層を有す
るプリーツ型フィルタ部材の圧力低下△Pは次の等式に
よって得られる。 △P=(Keh+Km/2h)・(μQ/N1) (5) μ=濾過される流体の絶対速度 Q=流体の容量性流速 Ke=支持体及びドレン材料の縁部方向の流れ抵抗 Km=減過媒体の流れ抵抗因子 h=プリーツの高さ l=フィルタの軸線方向のプリーツの長さ N=プリーツの数 もし、等式(5)の因子のすべてが、プリーツの高さを
除いて一定であり、圧力低下△Pは、プリーツの高さh
が次の等式によって表されるとき最小限になる。
【0081】 h=(Km/2Ke1/2 (6) 従って、フィルタ部材の外径を任意に選択した場合、本
発明によるフィルタの圧力低下△Pは最小限にされ、フ
ィルタの能率は、プリーツの高さhが等式(6)を満足
するように外径を選択することによって最小限にするこ
とができる。ケージ以外の他の装置もレイドーオーバー
にプリーツを保持するために使用される。例えば、プリ
ーツが戻らないようにフィルタ部材10上に複数の未接
続のリング固定具によって置き換えることができる。プ
リーツを保持する他の適当な装置は、プリーツがレイド
オーバ状態から戻ることを防止するために十分な張力で
フィルタ部材の周りを包囲する材料である。第22図
は、フィルタ部材10の周りを複数回螺旋状に包囲する
可擦性材料の平行な側面を有するストリップを有する螺
旋包囲部材50によって第1図のケージが置換されてい
る本発明の第2の実施例の一部を破断した図面である。
包囲部材50は、濾過する液体と矛盾しない材料から製
造される。もし包囲部材50がフィルタ部材10の外周
を完全に包囲するならば、包囲部材50は好ましくは、
多孔性である。多くの適用において、商品名リーメイの
下にリーメイ社から市販されている多孔性、ポリマー不
織材料が適当である。リーメイ社の材料の薄層も使用す
ることができる。他の適当な材料の例は、オイルボード
ペーパー及びマイラーフィルムである。
【0082】包囲部材50は、大きな応力に抵抗するこ
とを意図していない比較的薄い材料であり、フィルタ部
材10が外側から内側への流れを受けるときに使用する
ことに適している。この場合、包囲部材50はプリーツ
をレイドーオーバー状態に維持し、フィルタ部材10を
通って液体が瞬間的に逆に流れる間に起こる半径方向外
側の力に抵抗するのに十分な強さがあればよいだけであ
る。別の案として、包囲部材は、内側から外側への流れ
に関して比較的大きな応力に抵抗する強い材料から形成
してもよい。包囲部材50の張力は、予測される濾過条
件によって選択することができる。
【0083】包囲部材50は、包囲部材50の隣接する
回転の間で重複することなくまたは重複するようにフィ
ルタ部材10の周りに巻き付けられる。例えば、包囲部
材50の隣接する回転部は、実質的に重複しないように
互いに、または重複するように当接させることによっ
て、フィルタ部材10の周りで包囲部材の複数の層を包
囲することが可能になる。しかしながら、もし包囲部材
50が、妨げられない開口部を有する場合、フィルタ部
材10のごみの量が、包囲しないプリーツ型フィルタ部
材にそれに比較して、また包囲部材で完全に包囲された
プリーツ型フィルタ部材と比較して非常に増加する。開
口部は、包囲部材50の材料に形成された穴であるか、
包囲部材50の隣接する巻部材の間の空隙である。第2
2図の実施例において、包囲部材50は、隣接する包囲
部材50の間の螺旋空隙51の形態の開口部を残すよう
にフィルタ部材10の周りを包囲される。
【0084】包囲部材50を負荷することを防止するた
めに、包囲部材50の開口部の太ささは、濾過される流
体に含まれるすべての粒子を通過させることができるよ
うに十分に大きくなければならない。さらに、開口部の
全体面積は、フィルタ部材10のプリーツ11の頂上に
よって規定される円筒形の表面の全面積の50%未満で
ある。さらに好ましくは、開口部の全面積はプリーツ1
1のピークによって規定された表面の全面積の約6%か
ら約30%の範囲にある。
【0085】包囲部材50は、フィルタ部材10からほ
どけないような方法で固定されることが好ましい。包囲
部材50を固定する1つの方法は、それがフィルタ部材
10の周りに巻かれるときに包囲部材50に適用される
高温溶融接着剤のような結合剤によってフィルタ部材1
0に取り付けることである。結合剤が包囲部材50の縁
部に平行なフィルタ部材10の周りで螺旋を形成する連
続または中断ビードの形態で包囲部材50に適用するこ
とができる。別の案として包囲部材50がポリマー材料
で製造されるならば、フィルタ部材10が回転されると
き、フィルタ部材10の長さ方向の下に走行する高温ホ
イールによってフィルタ部材10に溶融結合される。包
囲部材50はフィルタ部材10に直接取り付けることが
できるか、または包囲部材50の隣接する回転部の間に
重複があるならば、隣接する包囲部材は互いに直接取り
付けられる。また、2つ一緒に直接取り付けないでフィ
ルタ部材10の周りで包囲部材50を巻き付け、端部キ
ャップ40、またはクリンピングのような他の機械的な
装置によって端部キャップ40に接続する包囲部材50
の部分を固定することができる。
【0086】包囲部材50は、フィルタ部材をマンドレ
ルに配置し、包囲部材をフィルタ部材に適用しながらマ
ンドレル及びフィルタ部材を回転させることによって円
筒形フィルタ部材の周りに巻き付けられる。フィルタ部
材のプリーツは、第5図に示すものと同様な漏斗状ツー
ル60を使用することによって包囲するときオーバーレ
イド状に変形することができる。マンドレルを回転する
とき、ツール60はフィルタ部材の長手方向に前進する
ことができる。プリーツがツール60の出口から現れる
と、それらはレイドーオーバー状態になり、包囲部材5
0はこの状態でプリーツに周りに巻かれる。
【0087】包囲部材50は、1つのストリップ材料に
は制限されない。例えば、包囲部材50は、2重の螺旋
においてフィルタ部材10の周りを包囲する2つのスト
リップを有していてもよい。別の案として、包囲部材5
0は、螺旋状ではなく、円周方向にフィルタ部材10の
周りを包囲することができる。
【0088】本発明によるプリーツ型フィルタ部材の多
数の例を以下に挙げる。各フィルタ部材の部品は部材の
上流側から下流側に表記されている。 部材A−外部ケージの内側の円筒形部材 上流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.013D26×31) 濾過媒体 10マイクロメートルの絶対除去 定格のメルトブラウン傾斜孔 ポリプロピレン媒体 下流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.013D26×31) プリーツの数=63 プリーツの高さ=1.52センチメートル(0.6 00インチ)ケージI.D=(6.60センチメートル)2.60inコアO. D=4.57センチメートル(1.8インチ) 部材B−外部ケージの内側の円筒形部材 上流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.013D26×31) 予備フィルタ 10マイクロメートルの絶対除去 定格のメルトブラウン傾斜孔 ポリプロピレン媒体 濾過媒体 6マイクロメートルの絶対除去 定格のメルトブラウン傾斜孔 ポリプロピレン媒体 下流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.013D26×31) プリーツの数=58 プリーツの高さ=1.65センチメートル(0.6 50インチ)ケージI.D=6.60センチメートル(2.60インチ) コアO.D=4.57センチメートル(1.8インチ) 部材C−外部ケージの内側の円筒形部材 上流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.020S16×16) 予備フィルタ 厚いポリプロピレン繊維及び90マイ クロメートルの絶対除去 定格の繊維深さフィルタ ポリプロピレン媒体 濾過媒体 厚いポリプロピレン繊維からつくられ た繊維深さフィルタ。約2.03ミリメートル(約0.080インチの厚さ ) 20マイクロメートルの絶対除去定格 下流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.020D×16) プリーツの数=24 プリーツの高さ=2.10センチメートル(0.8 30インチ)ケージI.D=6.223センチメートル(2.45インチ) コアO.D=3.30センチメートル(1.3インチ) 部材D−螺旋包囲体を有する円筒形部材 上流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.020S15×15) クッション層 リーメイ2250不織ポリエステル 濾過媒体 不織ポリエステル基板上に6マイクロ メートルの絶対除去定格を有する ガラス繊維媒体 下流のドレン層 ネール延伸ナイロンメッシュ (NIF0.020D15×15) 螺旋包囲部材 ポリアミド高温溶融ビードで フィルタ部材に取り付けられた リーメイ2024不織ポリエステル プリーツの数=63 プリーツの高さ=1.90センチメートル(0. 750インチ)コアO.D=4.76センチメートル(1.875インチ) エレメントO.D=7.67センチメートル(3.02インチ) 部材E−螺旋包囲体を有する円筒形部材 上流のドレン層 ネール延伸ポリプロピレンメッシュ (NIF0.020S15×15) クッション層 リーメイ2250不織ポリエステル 濾過媒体 不織ポリエステル基板上に12マイクロ メートルの絶対除去定格を有する ガラス繊維媒体 下流のドレン層 ネール延伸ナイロンメッシュ (NIF0.020D15×15) 螺旋包囲体 ポリアミド高温溶融ビードで フィルタ部材に取り付けられた リーメイ2024不織ポリエステル プリーツの数=40 プリーツの高さ=1.35センチメートル(0. 530インチ)コアO.D=2.85センチメートル(1.123インチ) エレメントO.D=4.90センチメートル(1.93インチ)部材F−外部ケージの内側の円筒形部材 上流のドレン層 リーメイ2011不織ポリエステル 上流濾過媒体 0.2マイクロメートルの絶対除去定格 を有するナイロン薄膜 下流濾過媒体 上流の媒体と同じ 下流のドレン層 リーメイ2011不織ポリエステル プリーツの数=127 プリーツの高さ=2.18センチメートル(0 .86インチ)ケージI.D=6.73センチメートル(2.65インチ) コアO.D=3.56センチメートル(1.4インチ) 部材G−外部ケージの内側の円筒形部材 上流のドレン層 FEP結合剤を有するPTFE不織布 濾過媒体 UP00シリーズ薄膜(商品名ポレフロン で住友電気から市販されているPTFE薄膜) 下流のドレン層 FEP結合剤を有するPTFE不織布 プリーツの数=140 プリーツの高さ=1.24センチメートル(0 . 49インチ)ケージI.D=6.24センチメートル(2.46インチ) コアO.D=4.27センチメートル(1.68インチ) 端部キャップをフィルタ部材に取り付ける際に補助とな
るようにフィルタ部材の各端部にFEPが波形に形成さ
れた。
【0089】上述した各例において、プリーツの隣接脚
部の対向面はフィルタ部材の軸線方向の全長にわたって
緊密に接触する。本発明の図示した実施例は、フィルタ
部材を通るアウトサイドインの半径方向の流体流で使用
するようになっている。しかしながら、インサイドアウ
トの半径方向流について本発明によるフィルタを使用す
ることができる。濾過する流体、すなわち、液体または
ガスがフィルタのフィルタ部材10のレイドオーバープ
リーツ11を通って流れる。液体は、フィルタ媒体12
の上流面全体に沿って上流のドレン層によって配分さ
れ、フィルタ媒体のこれらの領域は、コア20の近傍の
フィルタ部材10内にも入る。次に液体は、濾過媒体を
通過し、液体を濾過し、瀘過媒体12に粒子を堆積させ
る。濾過液体は、濾過媒体12の下流側から、下流のド
レン層14に沿って排出され、有孔コア20の内側に入
り、フィルタから出る。
【0090】フィルタは、クリーニング流体をフィルタ
を通って反対方向に流すことによってクリーニングを行
う。クリーニング流体は、ガスであってもよく、このガ
スは、フィルタを通って逆流し、また、フィルタを通っ
てバックウッシュされる液体であってもよい。例えば、
水のようなバックウオッシュ液体は、フィルタ部材10
のレイドオーバープリーツ11を通って有孔コア20の
内側から流される。バックウオッシュ液は、減過媒体1
2のこれらの領域がケージ30またはラップ50の近傍
でコア20から離れていても濾過媒体12の下流面全体
に沿って下流のドレン層によって配分される。バックウ
オッシュ液は、濾過媒体を通過し、濾過媒体12及び/
または濾過媒体12の上流面から粒子を駆動する。次に
粒子は、上流のドレン層13を通って流され、バックウ
オッシュ液でフィルタから放出される。フィルタ部材を
通って流れるバックウオッシュ液の量と濾過媒体を通っ
て濾過される液体の量との比は、約10であるか、さら
に好ましくは、約2乃至約4の範囲である。
【0091】本発明を使用するフィルタは、広範な適用
において有効であるが、1つの特に有効な例は、プレコ
ートフィルタとして使用することである。プレコートフ
ィルタ130の1つの例は第23図に示され、プレコー
トコア20と、第1図に示されるフィルタと同様であ
る。さらに、プレコートフィルタ130は、プレコート
層131を保持するためのセプタム部材として作用する
包囲体50と、腐食からプレコート層131を保護する
保護部材132とを有する。
【0092】半径方向を向いた力に対してフィルタ部材
10とセプタム部材50とを支持するために、コア20
は、前述したように、濾過される流体と矛盾しない十分
に強い剛性材料を有する。しかしながら、プレコートフ
ィルタは有孔コアを有することが好ましいが、例えば、
フィルタ部材がコアがなくても半径方向を向いた力に耐
える十分な構造的な剛性を有する場合コアを省略するこ
とができる。
【0093】フィルタ部材10は、1つの層または複数
層の複合体を有するが、前述したように適当な濾過媒体
並びにドレン装置及びクッション層を有する。例えば、
浄化する液体が水である核濃縮洗浄においてプレコート
フィルタを使用する場合、フィルタ部材10は、上流の
ドレン層と下流のドレン層との間に濾過媒体が間挿され
ている。各ドレン層は、ポリプロピレン延伸メッシュを
有する。濾過媒体は、好ましくは、デュポン社から商品
名ケブラーとして市販されているような芳香族ポリアミ
ド繊維を有し、これらの繊維は、小繊維化され、セルロ
ースまたは不織ポリマー基板に樹脂結合されて媒体の下
流側を形成する。濾過媒体の孔の寸法は、濾過媒体がプ
レコート材料に粒子のすべてを捕捉することができるよ
うに十分に小さい。従って、セプタム部材を通過するプ
レコート材料の細かい粒子は、濾過媒体によって捕捉さ
れる。濾過媒体の孔の大きさは、濾過する流体のさらに
大きな粒子を捕捉するのに十分に小さく、この寸法は、
プレコート層131に間挿される程十分に小さい。
【0094】セプタム部材50は、前述したようにフィ
ルタ部材10の外周の周りを包囲しそれを完全にカバー
する可擁性の有効包囲体を有する。このセプタム部材5
0は、(プレコートフィルタに半径方向内側の流れがあ
る)濾過及び(プレコートフィルタに半径方向外側の流
れがある)バックウオシュ中の双方において、プレコー
ト層131の支持体としてだけではなく、濾過部材10
をレイドオーバー状態に保持する装置として作用するこ
とができるように十分に強い。セプタム部材50は、バ
ックウオッシュ中にプレコートフィルタに作用する半径
方向外側の圧力に対するように十分に強いことが好まし
い。通常、これらの圧力は約0.4乃至7kg/cm2
(約10psi乃至100psi)の範囲にある。
【0095】セプタム部材50は、プレコート材料の大
部分の粒子の通過を防止し、プレコート材料のケーキ
が、セプタム部材の上流面に形成されるようにすること
ができ3るような孔の大きさを有するように選択される
ことが好ましい。もし、プレコート材料の最も小さい粒
子がセプタム部材50を通過するならば、それらは非常
に大きな汚れ能力を有し、従って細かい粒子で詰まらな
いフィルタ部材10によって捕捉することができる。セ
プタム部材50がプレコート材料にすべての粒子を保持
する必要ないので、洗浄し交換する前に、長期間にわた
って使用することができるような有孔性を有することが
できる。
【0096】セプタム部材50を製造する材料は、濾過
される流体及びプレコート材料の特性に依存する。例え
ば、適当なセプタム部材材料は、ステンレススチールの
ような耐食性金属の織物メッシュである。好ましくは、
2つの矩形の織物及びダッチツイル織物を含む種々の織
物が適している。なぜならば、それは薄く取り扱いが容
易であるからである。他の適用において、セプタム部材
はポリマーメッシュまたは不織ポリマー繊維である。核
濃縮洗浄において、セプタム部材として好ましい材料
は、305×457×0.01×0.009センチメー
トル(120×180×0.004×0.005(イン
チ))の矩形の織物のステンレススチールメッシュであ
る。
【0097】セプタム部材は、濾過部材を通過して内側
に流れるすべての液体が、まずセプタム部材を通過しな
ければならないように、フィルタ部材に適用される。好
ましくは、セプタム部材は、フィルタ部材に当接し、さ
らに好ましくは、フィルタ部材に直接接触する。本発明
の実施例において、セプタム部材50は、フィルタ部材
10の周りにフィルタ部材の長さ全体にわたって複数回
螺旋形に回転されている平行な側面を有するストリップ
の形状である。プレコート材料がセプタム部材を迂回す
ることを防止するためにセプタム部材50の隣接した回
転部は互いに重複することが好ましい。重複する量は、
セプタム部材50の所望の厚さに基づいて選択すること
ができる。例えば、50%が重複するようにセプタム部
材50を包囲することによってセプタム部材50の2重
の厚さがフィルタ部材10の周りに形成される。セプタ
ム部材50は、螺旋形である必要はなく、例えば、フィ
ルタ部材10の円周方向に包囲してもよい。しかしなが
ら、螺旋形の包囲体は、狭い幅を有するフィルタ部材1
0を所定の長さに包囲するように使用することができる
という利点を有する。セプタム部材ストリップに鋭い縁
部を有しないように保証するためにレーザー切断のよう
な適当な切断方法を使用してもよい。
【0098】好ましくは、セプタム部材50は、正規の
取り扱いまたは作動中にセプタム部材がフィルタ部材か
らほどけないように動かないようにされることが好まし
い。セプタム部材50を固定する1つの方法は、フィル
タ部材10の周りに巻かれるときにセプタム部材50の
内面に適用される高温接着剤のような結合剤でフィルタ
部材l0の外周に取り付けることである。結合剤は、連
続したまたは間断的なビードの形態でセプタム部材50
に適用され、このビードはセプタム部材50の縁部に平
行にフィルタ部材10の周りに螺旋を巻く。別の案とし
て、もしセプタム部材50が、ポリマー材料で製造され
る場合には、フィルタ部材が回転するとき、フィルタ部
材10の長さに沿って下に移動する高温ホイールによっ
てフィルタ部材10に溶融結合することもできる。セプ
タム部材50をフィルタ部材10に直接取り付ける代わ
りに、またはそれに加えて、もし、セプタム部材50の
回転部に隣接してその間に重複部があるならば、隣接す
る回転部は、例えば溶接または結合によって互いに直接
取り付けることができる。しかしながら、多くの場合、
それは、接着テープのような他の機械的な装置またはス
テンレススチールのバンドのような金属バンドによって
セプタム部材50に端部キャップを固定することによっ
て2つを一緒に直接的に取り付けることなく、また、互
いにセプタム部材50の回転部に隣接して固定すること
なく、フィルタ部材10の周りにセプタム部材50を包
囲し、フィルタ部材10の軸線方向の端部に隣接するセ
プタム部材50の端部部分のみを固定するだけで十分で
ある。
【0099】プレコートをプレコートフィルタに適合
し、濾過する流体をプレコートに通すとき、流体の流れ
は、プレコートフィルタを通って半径方向内側に流れ、
それが流れると、圧力が低下する。圧力低下によって、
フィルタ部材に半径方向内側の力が作用する。この内側
を向いた力によって半径方向に伸びるプリーツを有する
従来のプリーツ型フィルタ部材は圧縮され、つぶれる。
この圧縮はセプタム部材に小さなしわをつくり、曲げ、
プレコート層を割り、それを破壊する。これは望ましく
ない。しかしながら、本発明のこの観点を使用するプレ
コートフィルタ130のプリーツは互いに重なっている
ので、セプタム部材50は、プリーツに損傷を与えるこ
となく、セプタム部材50をフィルタ部材10の周りに
最初に非常にきつく巻き付けられる。濾過が始まる前に
フィルタ部材10が厚くなればなる程、濾過中のフィル
タ部材10、セプタム部材50及びプレコート層131
の圧縮の量が小さくなる。従って、セプタム部材50は
プレコート層131がプレコートフィルタの予測された
作動圧で割れないように最初に十分な引っ張りでフィル
タ部材10の周りを巻くことが好ましい。例えば、セプ
タム部材50は、13.5kg/cm(1インチの幅当
たり、約30ポンド)の引っ張り力を使用してフィルタ
部材10の周りに巻き付ける。セプタム部材50の最初
の引っ張りは、プレコートフィルタ130の性質、濾過
中の作動圧のような要因に依存する。好ましくは、セプ
タム部材50は、濾過中のプレコートフィルタ130の
圧力低下によるプレコートフィルタ130の直径の圧縮
が約5%以下であるような初期張力で巻かれる。セプタ
ム部材50でフィルタ部材10をきつく巻くことは、濾
過の前にフィルタ部材を圧縮するだけでなく、プレコー
ト部材の圧力の変動中プレコートの動きを防ぎ、その動
きは、プレコート131の割れを生じる。
【0100】プリーツがレイドオーバー状態にあると
き、フィルタ部材10のプリーツの隣接する脚部が互い
に緊密に接触する場合であっても、ドレン層が設けられ
ているために、流体は濾過媒体の上流及び下流面に沿っ
て容易に流れることができる。従って、フィルタ部材1
0をセプタム部材50できつく巻くことによってプレコ
ートフィルタ130の濾過性能を損傷することがない。
【0101】セプタム部材50は、プレコートフィルタ
を包囲する流体の乱流がプレコート層131を腐食する
ことを防止するために流れストレーナとして作用する保
護部材132によって包囲されている。また保護部材1
32は、短期間の間にプレコート層131を支持し、そ
の間にプレコートフィルタ130を通る半径方向内側の
流れが減少するか、または停止する。保護部材132
は、プレコート材料がそれを容易に通過することができ
る十分な孔を有する種々の材料から製造される。保護部
材132として適当な材料の1つの例は、米国特許第
4,904,380号によって開示されるような種々の
技術によってセプタム部材50の周りに配置されるポリ
マーニットメッシュである。例えば、螺旋形の包囲体と
してセプタム部材50の周りを包囲するメッシュストリ
ップの形態である。そのいずれかはプレコート部材に沿
って完全にまたは一部のみが伸びている。
【0102】また、プレコートフィルタは、上述したよ
うな適当な方法で1つまたはそれ以上のコア、レイドオ
ーバー濾過部材及びセプタム部材に固定された端部キャ
ップを有する。端部キャップは、セプタム部材50の端
部を固定し、それがほどけないように使用することがで
きる。もしセプタム部材50の端部が、テープまたはバ
ンドのような機械的な拘束部材によって設置前に拘束さ
れるならば、端部キャップは拘束部材上に設置される。
図示はしないが、プレコートフィルタを使用する濾過装
置に密封するように接続するためにガスケットまたはO
リングのような従来の密封部材を備えることができる。
【0103】さらに、プレコートフィルタは、保護部材
を所定の位置に保持し、プレコートフィルタに強度を加
えるために保護部材132を包囲する有効ケージまたは
同様な部材を有する。ケージは形成された開口部を有
し、開口部は、流体流を妨げず大きな圧力低下を生じな
いように十分に大きい。ケージは、従来の構造であり、
濾過する液体と矛盾しない材料で製造される。
【0104】レイドオーバープリーツを有するプレコー
トフィルタは、従来のプリーツ型フィルタ部材には好ま
しい。なぜならば、それは、同じ内径及び外径を有する
従来のプリーツ型フィルタ部材よりかなり大きな表面積
を有するからである。これはレイドオーバープリーツを
有するプレコートフィルタが、さらに長い寿命を有し、
汚れることなく長期間にわたってセプタム部材50を通
過するプレコート層131の細かい粒子を捕捉すること
ができる。さらにプリーツが重なっているので、セプタ
ム部材50が濾過部材10の周りを包囲され、液体がプ
レコート層131及びプレコートフィルタ130を流れ
るとき、発生する圧縮力による損傷を防止する。これら
の力は、従来の半径方向に伸びるプレコートの頂上で集
中しないで各レイドオーバープリーツの脚部に沿って広
がっている。その結果、セプタム部材50は、レイドオ
ーバーフィルタ部材10の周りでさらにきつく巻かれ、
レイドオーバーフィルタ部材10は、従来のプリーツ型
フィルタよりも損傷なしに大きなプレコート差圧に耐え
ることができる。
【0105】さらに、レイドオーバー状のプリーツを有
することは、プリーツを一様に支持し、プレコートフィ
ルタにわたって均一に集中された負荷を配分するように
作用する。これは、プリーツの動きを最小限にし、粒子
をパルス流装置に保持するプリーツの能力を増加する。
さらに、プリーツがレイドオーバー状態にあるとき、フ
ィルタ部材の端面が極端にコンパクトになり、フィルタ
のパックの端部に端部キャップを取り付ける間、濾過媒
体に損傷を与えないように大きな抵抗を生じる。
【0106】プレコート層131は、プレコートフィル
タを濾過装置に設置した後、セプタム部材50に適用さ
れる。プレコート材料は、濾過する液体によって選択さ
れ、本発明によるプレコートフィルタは特定のタイプの
プレコート材料と共に使用するためには制限されない。
原子力発電所に使用する濃縮洗浄装置において、プレコ
ート材料は、イオン交換樹脂を有する。別の案としてプ
レコート材料は、珪藻土のような他の適当な材料を有す
る。プレコート層131の厚さは、所望の濾過特性及び
/またはイオン交換樹脂の特性に依存する。プレコート
層131は、プレコートフィルタを使用する現在の濾過
装置において使用するような適当な方法によってセプタ
ム部材50に適用される。例えば、プレコート材料を含
むスラリが、セプタム部材50上にまた保護部材132
内に十分なケーキが堆積されるまでプレコートフィルタ
130を通って外側から内側に向けられる。
【0107】セプタム部材50上にプレコート層131
を有することによって、典型的には液体がプレコート層
131、セプタム部材50及びフィルタ部材10を通過
する。プレコート層131は、例えば、プレコート層1
31内に粒子を捕捉することによって、粒子を除去し、
イオン交換樹脂または吸収によって不純物を除去するよ
うに作用する。フィルタ部材は、プレコート層131か
ら除去し、セプタム部材50を通過したプレコート層の
小さい粒子を捕捉するように作用する。さらに、大きな
表面積を有するプリーツ型フィルタ部材10は、濾過す
る液体から粒子を除去するのに十分に小さい穴を有し、
この粒子は除去しなければ、プレコート層131及びセ
プタム部材50を通過する。従って、プリーツ型フィル
タ部材は、プレコート屠またはセプタム部材の孔の定格
より小さい孔定格を有する。
【0108】プレコート層131は、なくなったとき
に、または粒子が詰まり、セプタム部材50またはフィ
ルタ部材10の圧力低下が非常に高くなったときにバッ
クウオッシングによってセプタム部材から除去すること
ができる。バックウオッシングは、濾過中に前述したよ
うに、プレコートフィルタを通って例えば、内側から外
側に反対の方向に水のようなバックウオッシュ液をプレ
コートフィルタに通すことによって行われる。保護部材
132は、プレコート層131がそこから除去され、そ
れを適切に廃棄することができるように十分な孔を有す
る。ドレン層を設けることによって、セプタム部材50
がフィルタ部材10の周りにきつく巻かれていても瀘過
媒体の上流及び下流面に沿って容易に流れることができ
る。その結果、バックウオッシング中に、バックウオッ
シュ液の流速、圧力、及び他のパラメータを従来のプレ
コートフィルタと共に使用することができる。バックウ
オッシングは設定された時間間隔で実行されるか、また
は濾過動作中にプレコートフィルタ130の圧力低下が
フィルタ部材10またはセプタム部材50が詰まったこ
とを示す所定の水準に達するときはいつでも実施され
る。バックウオッシングは、プレコート層131をセプ
タム部材50から除去するためだけではなく、フィルタ
部材から粒子を除去することによってフィルタ部材10
をきれいにする。プレコート層がバックウオッシングに
よって除去された後、元のプレコート層131と同じ方
法で新しいプレコート層が適用され、プレコート層が濾
過のために再び使用することができる。
【0109】本発明のプレコート部材は、レイドオーバ
ープレコートを有するものに制限されないが、レイドオ
ーバー状態ではない半径方向に伸びるプリーツを有する
従来のプリーツ型フィルタ部材の周りをセプタム部材で
包囲し、セプタム部材は、プリーツに当接し、好ましく
は直接接触するようにすることができる。しかしなが
ら、半径方向に伸びるプリーツは、小さい締め付け力を
有し、プリーツ型フィルタ部材が緩んだり、つぶれない
ようにセプタム部材を包囲しなければならない。その結
果、濾過動作中、プリーツは、相対的な動きを行い、プ
レコート層の差圧に応じて圧縮される。それにもかかわ
らず、濾過中にプレコートフィルタに小さい圧力低下の
みが生じ、プリーツがほとんど相対的に動かない適用に
おいては、従来のプリーツ型フィルタ部材をプレコート
部材として使用することができるように、十分に小さい
テンションで従来のプリーツ型フィルタ部材の周りをセ
プタム部材で包囲することができる。
【0110】第24図は、本発明による第2のプレコー
トフィルタ140を示す。フィルタ部材10のプリーツ
は、従来の半径方向に伸びるプリーツの弱さを克服する
ために、複数のプリーツ及び隣接するプリーツのグルー
プ141を含む各々はくさび型の支持部材142によっ
て分けられる。くさび型支持体によってまとめられるプ
リーツを有する濾過部材は、米国特許第4,154,6
88号に詳細に説明されている。第2のプレコートフィ
ルタ140は、前述したように、端部キャップとフィル
タ部材10の周りを包囲するセプタム部材50とを有
し、保護部材132をも含む。さらに、第2のプレコー
トフィルタ140は、前述したようにプレコートされ、
バックウオッシュされる。第2のプレコートフィルタ1
40のくさび支持体142はプリーツを強化し、セプタ
ム部材がフィルタ部材10の周りにきつく巻かれ、第2
のプレコートフィルタ140が大きな差圧に耐えること
ができる。しかしながら、くさび支持体142は、利用
可能な濾過面積を小さくし、第2のプレコートフィルタ
140は第1のプレコートフィルタ130より小さいこ
とが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、フィルタの破断斜視図である。
【図2】 図2は、図1のフィルタの一部の横断方向の
断面図である。
【図3】 図3は、図2の1つのプリーツの拡大断面図
である。
【図4】 図4は、一端にインサートストリップを有す
るフィルタ構成の一部の概略斜視図である。
【図5】 図5は、フィルタ部材のプリーツをレイドオ
ーバー状に形成する1つの方法を示す図である。
【図6】 図6は、フィルタ部材を形成する方法及び装
置を示す概略図である。
【図7】 図7は、フィルタ部材を形成する方法及び装
置を示す概略図である。
【図8】 図8は、フィルタ部材を形成する方法及び装
置を示す概略図である。
【図9】 図9は、フィルタ部材を形成する方法及び装
置を示す概略図である。
【図10】 図10は、フィルタ部材を形成する方法及
び装置を示す概略図である。
【図11】 図11は、フィルタ部材を形成する方法及
び装置を示す概略図である。
【図12】 図12は、フィルタ部材を形成する他の方
法及び装置を示す概略図である。
【図13】 図13は、フィルタ部材を形成する他の方
法及び装置を示す概略図である。
【図14】 図14は、図9の1つのプリーツの拡大側
面図である。
【図15】 図15は、プリーツ形成装置の側面図であ
る。
【図16】 図16は、図15のプリーツ形成装置の平
面図である。
【図17】 図17は、プリーツ形成装置の側面図であ
る。
【図18】 図18は、他のプリーツ形成装置の側面図
である。
【図19】 図19は、フィルタ組立体を組み立てる方
法及び装置を示す概略図である。
【図20】 図20は、フィルタ組立体を組み立てる方
法及び装置を示す概略図である。
【図21】 図21は、フィルタ組立体を組み立てる方
法及び装置を示す概略図である。
【図22】 図22は、他のフィルタの破断概略図であ
る。
【図23】 図23は、プレコートフィルタの断面図で
ある。
【図24】 図24は、他のプレコートフィルタの断面
図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月7日(2000.12.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】フィルタを通って流れる流体から一又は
ニ以上の物質を除去するためのフィルタ及びフィルタの
製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアムソン,ケネス・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州13078,ジ ェームズヴィル,ヘンネベリー・ロード 3139 (72)発明者 ホプキンズ,スコット・ディー アメリカ合衆国ニューヨーク州13053,ド ライデン,ヒルトン・ロード 13 (72)発明者 ゲイベル,スティーヴン・エイ アメリカ合衆国ニューヨーク州13045,コ ートランド,プロスペクト・テラス 31 (72)発明者 ウォルフ,テリー・エル アメリカ合衆国ニューヨーク州13803,マ ラソン,アールアール1,ボックス 147

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の軸線、第1及び第2の端面、
    及び複数の長手方向のプリーツを有する円筒形のフィル
    タ部材であって、前記プリーツの各々は、一対の脚部を
    有し、前記脚部の各々は、第1と第2の面を有し、前記
    プリーツは、各脚部の高さ全体にわたって、またフィル
    タ部材の軸線方向の長さの少なくとも50%にわたって
    伸びている連続領域にわたって、1つの前記脚部の第1
    の面が前記プリーツの隣接脚部の第1の面に緊密に接触
    しており、前記脚部の第2の面が、隣接するプリーツの
    1つの隣接脚部の第2の面に緊密に接触しているレイド
    オーバー状態にある円筒形フィルタ部材と、 前記フィルタ部材の第1の端面に接続された第1の不透
    過性の端部キャップとを有するフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ部材は、上流側と下流側を
    有する濾過媒体を有するプリーツ複合体と、濾過媒体の
    上流側に配置された上流のドレン層と、フィルタ媒体の
    下流側に配置された下流のドレン層とを有する請求項1
    に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記上流及び下流のドレン層はほば同じ
    縁部方向の抵抗を有する請求項2に記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのドレン層はメッシ
    ュである請求項3に記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記メッシュはプリーツがオーバーレー
    ド状態であるときにもつれない方向を向いているストラ
    ンドを有する請求項4に記載のフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記メッシュは、フィルタ媒体の表面と
    は反対に配置されたストランドの第1の組と、第1の組
    みのストランドによってフィルタ媒体の表面から分かれ
    たストランドの第2の組みとを有し、第2の組みのスト
    ランドは、フィルタ部材の長手方向の軸線に関して0°
    と90°との間の角度を形成する線に沿って伸びている
    請求項5に記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つのドレン層は、織物また
    は不織布を有する請求項2に記載のフィルタ。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのドレン層は、ポリエス
    テル不織布を有する請求項7に記載のフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記フィルタ部材は、1つのドレン層と
    濾過媒体との間に配置されたクッション層を有する請求
    項2に記載のフィルタ。
  10. 【請求項10】 前記クッション層は、ドレン層より円
    滑な材料を有する請求項9に記載のフィルタ。
  11. 【請求項11】 前記クッション層は、濾過媒体より耐
    食性が高い材料を有する請求項9に記載のフィルタ。
  12. 【請求項12】 前記フィルタ部材の第2の端面に取り
    付けられた第2の不透過性端部キャップを有する請求項
    1に記載のフィルタ。
  13. 【請求項13】 液体が端部表面を通過することを防止
    するために端部キャップがフィルタ部材の端面に密封さ
    れている請求項12に記載のフィルタ。
  14. 【請求項14】 前記プリーツをレイドオーバー状態に
    保持する保持装置を有する請求項1に記載のフィルタ。
  15. 【請求項15】 前記保持装置は、フィルタ部材の周り
    に配置されたケージと、液体を通過させるために形成さ
    れた開口部を有する請求項14に記載のフィルタ。
  16. 【請求項16】 前記保持装置は、フィルタ部材の周り
    を包囲する包囲部材を有する請求項14に記載のフィル
    タ。
  17. 【請求項17】 前記包囲部材は、前記フィルタ部材の
    周りを螺旋形に複数回で包囲する請求項16に記載のフ
    ィルタ。
  18. 【請求項18】 前記プリーツは、フィルタ部材の外面
    を規定する頂上部を有し、螺旋形の空隙が包囲部材の隣
    接回転部の間に形成され、螺旋形の空隙の全体の表面積
    は、プリーツの頂上部によって規定される全表面積の約
    1/2未満である請求項17に記載のフィルタ。
  19. 【請求項19】 連続領域は、フィルタ部材の軸線方向
    の長さのほば95%乃至ほぼ10%にわたって伸びてい
    る請求項1に記載のフィルタ。
  20. 【請求項20】 長手方向の軸線、内径、外径及び複数
    の長手方向プリーツを有する円筒形フィルタ部材であっ
    て、各プリーツが前記内径と前記外径との間の差より太
    さい高さを有するフィルタ部材と、 フィルタ部材の周りを包囲する包囲部材とを有するフィ
    ルタ。
  21. 【請求項21】 上流及び下流側を有するフィルタ媒体
    と、フィルタ媒体の上流側上の上流ドレン層と、フィル
    タ媒体の下流側の下流側ドレン層とを有する波形フィル
    タ複合体を準備する段階と、 中心と長手方向軸線に沿って伸び、各プリーツが第1と
    第2の脚部を有し、各脚部は第1と第2の面を有するプ
    リーツとを有する円筒形フィルタ部材に複合体を形成す
    る段階と、 前記プリーツを、各脚部の高さ全体にわたって、またフ
    ィルタ部材の軸線方向の長さの少なくとも50%にわた
    って伸びている連続領域にわたって、1つの前記脚部の
    第1の面が前記プリーツの隣接脚部の第1の面に緊密に
    接触しており、前記脚部の第2の面が隣接するプリーツ
    の1つの隣接脚部の第2の面に緊密に接触しているレイ
    ドオーバー状態に形成する段階と、 前記プリーツをレイドオーバー状態に保持する段階とを
    有するフィルタを組み立てる方法。
  22. 【請求項22】 前記プリーツをレイドオーバー状態に
    形成する段階は、フィルタ部材を長手方向の軸線の周り
    で回転しながら、フィルタ部材を傾斜部材に通す段階を
    有する請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記プリーツを保持する段階は、前記
    プリーツをレイドオーバー状態に形成する前に、フィル
    タ部材の外径より小さい内径を有するケージにフィルタ
    部材を挿入する段階を有する請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記プリーツをレイドオーバー状態に
    形成した後に、フィルタ部材の中心にコアを挿入する段
    階を有する請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記プリーツを保持する段階は、前記
    プリーツをレイドオーバー状態に保持するために十分な
    張力でフィルタ部材の周りを可擦性包囲部材で包囲する
    段階を有する請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記フィルタ部材の周りを前記包囲部
    材で螺旋状の包囲する段階を有する請求項25に記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 前記複合体は、下流面と、複合体の下
    流面に除去可能に配置された材料のストリップアウト層
    とを有し、前記方法は、前記プリーツをレイドオーバー
    状態に形成する前で波形を形成した後に、前記複合体か
    らストリップアウト層を取り外す段階を有する請求項2
    1に記載の方法。
  28. 【請求項28】 上流側と下流側を有する濾過媒体と、
    濾過媒体の上流側に配置された上流のドレン層と、フィ
    ルタ媒体の下流側に配置された下流のドレン層とを有す
    る有する波形フィルタの複合体を準備する段階であっ
    て、プリーツの各々が−・対の脚部を有し、前記脚部の
    各々は、第1と第2の面を有する複数の長手方向のプリ
    ーッを有する波形フィルタの複合体を準備する段階と、 各脚部の高さ全体にわたって、前記複合体の長さの少な
    くとも50%にわたって伸びている連続領域にわたっ
    て、各脚部の第1の面が隣接脚部の第1の面に緊密に接
    触しており、各脚部の第2の面が隣接する脚部の第2の
    面に緊密に接触しているレイドオーバー状態に前記プリ
    ーツを形成する段階と、 レイドオーバー状態のプリーツを有する前記複合体を円
    筒形フィルタ部材に形成する段階と、 前記プリーツをレイドオーバー状態に保持する段階とを
    有する方法。
  29. 【請求項29】 前記プリーツをレイドオーバー状態に
    形成する段階は、2つのほば平行な面の間に波形複合体
    を押す段階を有する請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 波形に形成する材料を支持する支持面
    と、 第1のプリーツ形成面を有するプリーツ形成部材と、 プリーツを形成する材料を受ける間隙だけ第1のプリー
    ツ形成画から間隔をおいた第2のプリーツ形成面を有
    し、前記第1と第2のプリーツ形成面の少なくとも一方
    は湾曲しているか、若しくは鋭角を有するように支持面
    に伸びているストリッパ部材と、前記第1と前記第2の
    プリーツ形成面との間の間隙に前記材料を圧縮するため
    に前記プリーツ形成部材とストリッパの相対的な動きを
    形成する駆動装置とを有するプリーツ形成装置。
  31. 【請求項31】 前記駆動装置は、支持面に平行にプリ
    ーツ部材を往復動きせる請求項30に記載のプリーツ形
    成装置。
  32. 【請求項32】 前記第1と第2のプリーツ形成面は平
    行ではない請求項30に記載のプリーツ形成装置。
  33. 【請求項33】 前記第1と第2の面の間の距離は、支
    持画から離れるだけ大きくなる請求項32に記載のプリ
    ーツ形成装置。
  34. 【請求項34】 前記支持面に関する前記第1のプリー
    ツ形成面の角度は、約15°乃至約75°の範囲である
    請求項32に記載のプリーツ形成装置。
  35. 【請求項35】 前記支持面と前記第1のプリーツ形成
    面との間の角度は、約30°乃至約60°の範囲である
    請求項32に記載のプリーツ形成装置。
  36. 【請求項36】 前記第1と第2のプリーツ形成面は平
    坦である請求項30に記載のプリーツ形成装置。
  37. 【請求項37】 前記第1と第2のプリーツ形成面は湾
    曲している請求項30に記載のプリーツ形成装置。
  38. 【請求項38】 前記材料を支持面に配置する段階と、 第1と第2のプリーツ形成面との間に材料の―部を挿入
    する段階であって、前記第1と第2のプリーツ形成面の
    少なくとも一方は、湾曲しているか、若しくは前記支持
    面に関して鋭角で伸びている段階と、 プリーツ形成面の間に材料の部分を圧縮してプリーツを
    形成する段階とを有するプリーツ形成方法。
  39. 【請求項39】 前記材料の部分を圧縮する方法は、前
    記第2のプリーツ形成面で材料を拘束しながら、前記第
    2のプリーツ形成面に向かって前記第1のプリーツ形成
    面を移動する段階を有する請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 長手方向の軸線と複数の長手方向のプ
    リーツを有するプリーツ型フィルタ部材と、 プレコート層を支持し、フィルタ部材の周囲の周りを包
    囲しそれに対して当接するセプタム部材とを有するプレ
    コートフィルタ。
  41. 【請求項41】 前記セプタム部材は、フィルタ部材の
    周りを複数回の回転で螺旋形に巻かれるストリップ材料
    を有する請求項40に記載のプレコートフィルタ。
  42. 【請求項42】 前記セプタム部材は織物メッシュであ
    る請求項40に記載のプレコートフィルタ。
  43. 【請求項43】 前記セプタム部材は不織布を有する請
    求項40に記載のプレコートフィルタ。
  44. 【請求項44】 前記フィルタ部材は、円筒形であり、
    前記プリーツはレイドオーバー状態である請求項40に
    記載のプレコートフィルタ。
  45. 【請求項45】 前記フィルタ部材は、上流側と下流側
    とを有する濾過媒体と、前記濾過媒体の上流側に配置さ
    れた上流ドレン層と、前記濾過媒体の下流側に配置され
    た下流ドレン層とを有するプリーツ複合体を有する請求
    項44に記載のプレコートフィルタ。
  46. 【請求項46】 前記上流ドレン層及び前記下流ドレン
    層はほば同じ縁部方向の流れ抵抗を有する請求項54に
    記載のプレコートフィルタ。
  47. 【請求項47】 前記ドレン層の少なくとも一方はメッ
    シュである請求項45に記載のプレコートフィルタ。
  48. 【請求項48】 支持面にフィルタ層と、支持体と、ド
    レン層を有する複合体のシートを配置する段階と、 前記支持面から離れたシートの一部を曲げ、前記支持面
    に関する鋭角で傾斜する第1のプレコート形成面を有す
    るプレコート形成くさびと、前記支持面に関して鋭角で
    傾斜し、前記第1のプリーツ形成面に関して平行でない
    第2のプリーツ形成面を有するストッパナイフとの間の
    間隙にシートの部分を挿入する段階と、 前記シートの部分をプリーツ形成面の間で圧縮して等し
    くない長さの第1と第2の脚部を形成する段階を有する
    プリーツ形成方法。
  49. 【請求項49】 前記フィルタ部材の端部の周囲に配置
    され、前記セプタム部材を機械的に岡定する固定部材
    と、固定部材及びフィルタ部材の端部上に密封された端
    部キャップとを有する請求項40に記載のプレコートフ
    ィルタ。
  50. 【請求項50】 前記フィルタ部材のプレコートは長手
    方向の軸線の周りに間隔を置いている複数のグループに
    分割され、隣接するグループの間に配置され、隣接する
    グループを互いに当接するように圧縮する複数のくさび
    を有する請求項40に記載のプレコートフィルタ。
  51. 【請求項51】 長手方向の軸線及びレイドオーバー状
    態の複数の長手方向プリーツを有するプリーツ型フィル
    タ部材であって、k流側及び下流側を有する濾過媒体と
    濾過媒体の上流側に配置されたポリマーメッシュと濾過
    媒体の下流側に配置されたポリマーメッシュとを有する
    プリーツ型複合体を有するプリーツ型フィルタ部材こ
    と、 複数の重複回転部の張力でフィルタ部材の周りを螺旋形
    に巻かれるメッシュのストリップを有し、前記濾過媒体
    より大きな孔を有するセプタム部材とを有するプレコー
    トフィルタ。
  52. 【請求項52】プリーツ型フィルタ部材の周りに巻かれ
    それに対して当接するセプタム部材にプレコートスラリ
    を適用してセプタム部材上にプレコート層を形成する段
    階と、 プレコート層、セプタム部材及びフィルタ部材を連続的
    に液体を通して液体を濾過する段階を有する濾過方法。
  53. 【請求項53】 レイドオーバー状態のプリーツを有す
    るプリーツ型フィルタ部材を半径方向に一方の方向に液
    体を通過させる段階と、 フィルタ部材のレイドオーバープリーツを半径方向の反
    対の方向にバックウオッシュ液体を通過させる段階を有
    する濾過方法。
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