JP2001198367A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2001198367A
JP2001198367A JP2000011065A JP2000011065A JP2001198367A JP 2001198367 A JP2001198367 A JP 2001198367A JP 2000011065 A JP2000011065 A JP 2000011065A JP 2000011065 A JP2000011065 A JP 2000011065A JP 2001198367 A JP2001198367 A JP 2001198367A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水洗い式の電気かみそりにおいて、外刃ホル
ダーを半ば開放し、内刃を駆動しながら内刃洗浄を行え
るようにする。併せて、外刃ホルダーをかみそりヘッド
から取り外したら、内刃を駆動不能にする。 【解決手段】 外刃ホルダー23を使用位置と洗浄位置
で、位置保持できるようにする。外刃ホルダー23の着
脱開放動作を利用して伝動体26を上下操作し、安全ス
イッチ25をオン、オフする。伝動体26は、外刃ホル
ダー23の使用位置への装着動作で、安全スイッチ25
をオン操作し、洗浄位置から抜き外す時の動作で、安全
スイッチ25をオフ操作する。これにより、外刃ホルダ
ー23を半ば開放した状態で、内刃30を駆動しながら
内刃洗浄を行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外刃ホルダーを
洗浄位置まで半ば開放した状態で内刃の清掃を行う形態
の電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気かみそりは、実公昭62−
34523号公報に公知である。そこでは、外刃ホルダ
ーをかみそりヘッドに対して全嵌合位置と、半嵌合位置
においてそれぞれ装着保持できるようにし、半嵌合状態
で内刃を駆動しながら水洗い洗浄を行う。このように、
外刃ホルダーを半ば開放すると、洗浄水の出入りを容易
化し、毛屑等を効果的に洗い流せる。また、内刃の外面
を外刃ホルダーで覆って、水洗い洗浄を安全に行える。
同趣旨の電気かみそりは特公平8−8950号公報にも
見ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の電気かみそり
は、外刃ホルダーをかみそりヘッドから完全に取り外し
た状態においても、内刃を駆動できるので安全性に問題
がある。例えば水洗い後乾燥する間にいたずらを受け、
外刃ホルダーを分離した状態のままで内刃が駆動される
おそれがある。意図的に外刃ホルダーを取り外した状態
のままで水洗い洗浄されることもある。
【0004】こうした事態を避けるために、外刃ホルダ
ーをかみそりヘッドに対して完全に装着した状態でない
と、モータを起動できないようにした電気かみそりがあ
る。そこでは、外刃ホルダーの装着部に面して上下動す
る伝動体を設け、ばねで押し上げ付勢している。外刃ホ
ルダーを完全に装着すると、伝動体がばねの付勢力に抗
して押し下げられ安全スイッチを切り換えてモータへの
通電回路を遮断する。この種の電気かみそりにおいて
は、先の電気かみそりのように外刃ホルダーを半ば開放
した状態で、内刃を駆動しながら洗浄することができな
い。かと言って、外刃ホルダーを装着した状態のままで
内刃を駆動しながら水洗い洗浄しても、外刃ホルダー内
の毛屑を洗い流すことができないので、いずれ外刃ホル
ダーを外して、その内部や内刃の回りを洗い流す必要が
あり、洗浄に余分な手間が掛かる。
【0005】この発明の目的は、外刃ホルダーを半ば開
放した状態で、しかも内刃を駆動しながら水洗い洗浄で
きるうえ、外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外し
た状態では内刃の駆動を阻止でき、従って内刃等の洗浄
を効果的に行いながら、安全性を確保できる電気かみそ
りを提供することにある。この発明の他の目的は、外刃
ホルダーをかみそりヘッドに対して使用位置と洗浄位置
において装着保持でき、この位置変更にもかかわらずモ
ータへの通電を可能な状態に維持し続けることができる
安全装置を備えた、水洗い式の電気かみそりを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の電気かみそり
は、かみそりボディ1と、その上部に設けられるかみそ
りヘッド5とを備えている。かみそりヘッド5は、外刃
30を支持する外刃ホルダー23と、内刃30とを含
む。外刃ホルダー23はかみそりヘッド5に対して外刃
77が内刃30に外接する使用位置と、外刃77が内刃
30から所定量離れる洗浄位置とに位置変更可能に、か
つ取り外し可能に装着されている。外刃ホルダー23の
着脱動作に連動してモータ7への通電状態を切り換える
安全装置が、外刃ホルダー23の取付部とかみそりボデ
ィ1との間に設けられている。この安全装置は、外刃ホ
ルダー23のかみそりヘッド5に対する使用位置への装
着動作に連動してモータ7への通電を可能とし、外刃ホ
ルダー23を洗浄位置から分離した状態において、モー
タ7への通電を阻止できるように構成してある。
【0007】安全装置は、外刃ホルダー23のかみそり
ヘッド5に対する装着位置を検知するセンサー125・
126と、センサー125・126の出力信号を受け
て、外刃ホルダー23が使用位置および洗浄位置にある
状態においてモータ7への通電を許す制御回路128と
を含んで、電気的装置として構成する。
【0008】安全装置は、モータ7への通電回路に介装
される安全スイッチ25と、外刃ホルダー23の着脱動
作を安全スイッチ25に伝えるスイッチ操作機構とを含
んで機械的装置として構成する。スイッチ操作機構は、
外刃ホルダー23のかみそりヘッド5に対する使用位置
への装着動作に連動して安全スイッチ25を通電可能に
切り換え、外刃ホルダーの洗浄位置からの取り外し動作
に連動して安全スイッチ25を通電不能に切り換えるよ
う構成する。
【0009】外刃ホルダー23とかみそりヘッド5との
間に、使用位置において外刃ホルダー23を抜け外れ不
能にロック保持するロック機構と、洗浄位置において外
刃ホルダー23を位置保持する位置保持機構と、外刃ホ
ルダー23をかみそりヘッド5から抜け出る向きに分離
付勢するイジェクト機構とを設ける。
【0010】スイッチ操作機構は外刃ホルダー23の動
きを安全スイッチ25に伝える伝動体26を有する。外
刃ホルダー23の位置変位を受け継ぐ伝動体26の受動
部を、使用位置における外刃ホルダー23の上部に臨ん
で配置する。
【0011】スイッチ操作機構は、外刃ホルダー23の
使用位置への装着動作に連動して、その動作を安全スイ
ッチ25に伝える第1中継体121および伝動体26
と、外刃ホルダー23の洗浄位置からの取り外し動作に
連動して、その動作を伝動体26に伝える第2中継体1
22とを備えている。第1中継体121の位置変位を受
け継ぐ伝動体26の第1受動部は、使用位置における外
刃ホルダー23の下方に設ける。第2中継体122の位
置変位を受け継ぐ伝動体26の第2受動部は、使用位置
における外刃ホルダー23の上部に臨んで配置する。
【0012】伝動体26とかみそりヘッド5との間に、
外刃ホルダー23の使用位置と取り外し位置とに対応し
て、伝動体26を各位置に位置保持する節動機構を設け
る。
【0013】イジェクト機構は、ばね62で押し上げ付
勢される第1イジェクト片63と、別のばね94で押し
上げ付勢される第2イジェクト片93とを備えている。
外刃ホルダー23は第1・第2の両イジェクト片63・
93で使用位置から洗浄位置へ向かって押し上げ操作さ
れて、洗浄位置において位置保持機構で位置保持されて
いる。第2イジェクト片93は、第1イジェクト片63
が上昇停止した後、外刃ホルダー23が洗浄位置へ達す
るまで外刃ホルダー23を押し上げ操作するように構成
する。
【0014】第2イジェクト片93と第1イジェクト片
63とは上下に隣接して配置し、第2イジェクト片93
の上方のストロークエンドを、第1イジェクト片63の
上方のストロークエンドより上方に設定する。
【0015】第1イジェクト片63の上昇ストロークを
第2イジェクト片93の上昇ストロークより小さく設定
する。外刃ホルダー23を使用位置に装着した状態にお
ける、各イジェクト片63・93のばねの張力をほぼ同
じに設定する。
【0016】第1イジェクト片63、ないし第2イジェ
クト片93のいずれか一方のばね62・94で、伝動体
26を安全スイッチ25から離れる向きに付勢する。
【0017】第2イジェクト片93は第2中継体122
を兼ねている。
【0018】外刃ホルダー23の使用位置への装着動作
に連動して下降する第1イジェクト片63で、第1中継
体121と伝動体26を介して安全スイッチ25を切り
換え操作するように構成する。
【0019】内刃30を支持する内刃フレーム22に、
内刃30の下半周面と外接するブラシ33を設ける。ブ
ラシ33は、第1イジェクト片63に連動して昇降する
スライドピース34に軸支されて、内刃30に外接する
清掃位置と、内刃30から離れて待機する待機位置との
間を往復変位できる。
【0020】第2イジェクト片93は伝動体26を兼ね
る。
【0021】
【作用および発明の効果】モータ7への通電状態を切り
換える安全装置を設け、外刃ホルダー23が使用位置に
ある状態と、使用位置から洗浄位置へ位置変更された状
態においては、いずれもモータ7への通電を許すが、外
刃ホルダー23を洗浄位置から取り外すと、モータ7へ
の通電を阻止するように安全装置を構成するので、外刃
ホルダー23を洗浄位置に開放保持し、かつ内刃30を
駆動しながら洗浄できる。従って、この発明の電気かみ
そりによれば、例えば、内刃30や外刃ホルダー23の
内面に付着した毛屑等を次々に洗い流しながら効果的に
洗浄できる。しかも、外刃ホルダー23をかみそりヘッ
ド5から取り外した状態では内刃30を駆動できないの
で、いたずらによって内刃30が剥き出した状態のまま
で駆動され、あるいは内刃30を剥き出しにし、それを
駆動しながら水洗い洗浄されるのを防止し、使用時の安
全性を確保できる。
【0022】センサー125・126と制御回路128
を含む安全装置においては、外刃ホルダー23の装着位
置の違いをセンサー125・126で検知し、この検知
結果に応じてモータ7への通電状態を制御回路で制御す
るので、安全装置を機械的な装置として構成する場合に
比べて、安全装置の全体構造を簡素化できる。
【0023】スイッチ操作機構と安全スイッチ25を含
む安全装置においては、先の電気的な安全装置に比べて
幾分構造が複雑になるが、故障しにくいので長期使用時
にも安定的に安全機能を発揮でき、その分だけ高度の信
頼性が得られる。
【0024】外刃ホルダー23をロック機構および位置
保持機構で、使用位置および洗浄位置においてそれぞれ
位置保持したうえで、イジェクト機構によってかみそり
ヘッド5から分離する向きに分離付勢する電気かみそり
によれば、例えば、外刃ホルダー23をかみそりヘッド
5に対して手動で付け換えて、その位置変更を行う場合
に比べて、外刃ホルダー23の位置変更を簡便に行える
うえ、その手間を省くことができる。
【0025】伝動体26の受動部を、使用位置における
外刃ホルダー23の上部に臨んで配置すると、先の受動
部を使用位置における外刃ホルダー23の下部に臨んで
配置する場合に比べて、外刃ホルダー23がかみそりヘ
ッド5から分離し掛かる状態においても、受動部を外刃
ホルダー23に臨ませておくことができるので、伝動体
26を外刃ホルダー23の位置の違いに応じて切り換え
操作するための構造を簡素化できる。
【0026】スイッチ操作機構を、伝動体26と、外刃
ホルダー23の動きを伝動体26に伝える第1・第2の
両中継体121・122等で構成し、伝動体26の第2
受動部を使用位置における外刃ホルダー23の上部に臨
んで配置する場合にも、上記と同じ理由で、伝動体26
を切り換え操作するための構造を簡素化できる。第1・
第2の各中継体121・122で伝動体26を介して安
全スイッチ25をオン、オフ操作するので、外刃ホルダ
ー23を装着し終った状態と、かみそりヘッド5から取
り外した状態とにおいて、つまり外刃ホルダー23の着
脱ストロークの端々において安全スイッチ25を確実に
切り換え操作できることになる。
【0027】伝動体26とかみそりヘッド5との間に節
動機構を設け、伝動体26を外刃ホルダー23の使用位
置と取り外し位置に対応して節動機構で各位置に位置保
持すると、例えばばねの付勢力を利用して伝動体26の
位置保持を行う場合に比べて、伝動体26を洗浄位置と
対応する位置に遊動不能に位置保持できる。つまり、伝
動体26が外力を受けて動き、その影響で安全スイッチ
25がオン、オフするのを確実に阻止できる。
【0028】第1・第2のイジェクト片63・93を備
えたイジェクト機構で外刃ホルダー23を分離する向き
に付勢し、動きにくい開放初期には両イジェクト片63
・93のばねの合計ばね力で外刃ホルダー23を確実に
上昇させ、第1イジェクト片63が停止した後は、第2
イジェクト片93のばね94のばね力のみで外刃ホルダ
ー23をイジェクト操作すると、使用位置から洗浄位置
への移行を、最初は迅速かつ確実に、そして第1イジェ
クト片63が停止した後は、外刃ホルダー23を第2イ
ジェクト片93のみで緩やかに上昇移行できるので、外
刃ホルダー23の解放を確実に行えるうえ、外刃ホルダ
ー23がかみそりヘッド5から跳ね飛ぶように抜け出て
しまうのを防止できる。
【0029】第2イジェクト片93を第1イジェクト片
63の上部に配置し、前者の上方のストロークエンドを
後者の上方のストロークエンドより上方に位置させるの
は、第2イジェクト片93で外刃ホルダー23をなるべ
く高い位置まで開放操作して、洗浄位置における外刃ホ
ルダー23とかみそりヘッド5との間の隙間を大きく確
保し、洗浄水の導入や毛屑等を含む洗浄水の排出を効果
的に行うためである。
【0030】第1イジェクト片63の上昇ストロークに
比べて、第2イジェクト片93の上昇ストロークを大き
く設定したうえで、両イジェクト片63・93のばね6
2・94の圧縮時のばね張力をほぼ同じに設定すると、
第1イジェクト片63が上昇した後、停止するまでと、
それ以降、洗浄位置へ上昇するまでとで、外刃ホルダー
23に作用するばね力に大きな差を生じさせることがで
きる。これにより、外刃ホルダー23が使用位置から洗
浄位置へ開放移動する際の速度変化をより顕著にし、第
1イジェクト片63が停止するまではより速く、それ以
後はよりゆっくりと外刃ホルダー23を開放できる。と
くに、第2イジェクト片93をかみそりヘッド5の左右
一側にのみ設ける場合には、外刃ホルダー23の上昇速
度をさらにゆっくりとしたものにできる。
【0031】外刃ホルダー23の動きを、伝動体26を
介して安全スイッチ25に伝えるスイッチ操作機構にお
いて、両イジェクト片63・93のいずれか一方のばね
62・94を利用して伝動体26を安全スイッチ25か
ら離れる向きに付勢すると、伝動体26を押し上げ付勢
するためのばねを省略できるので、その分だけスイッチ
操作機構を簡略化できる。
【0032】第2中継体122をイジェクト機構の第2
イジェクト片93で兼ねるようにしたスイッチ操作機構
においては、第2中継体122を専用部品として構成す
る場合に比べて、部品点数を減らして、その分だけ電気
かみそりの製造コストを減少できる。
【0033】外刃ホルダー23の使用位置への装着動作
を、第1イジェクト片63、第1中継体121、伝動体
26の順に伝えて、安全スイッチ25を所定状態に切り
換えるスイッチ操作機構によれば、イジェクト機構とス
イッチ操作機構とを、互いに有機的に集約し一体化で
き、かみそりヘッド5をコンパクトに構成できる。
【0034】内刃クリーニング用のブラシ33と、ブラ
シ33を軸支するスライドピース34とを内刃フレーム
22に設け、スライドピース34を第1イジェクト片6
3で連動操作することにより、ブラシ33を内刃30に
外接する清掃位置と、内刃30から離れて待機する待機
位置とに往復変位できるようにした電気かみそりにおい
ては、ブラシ33が内刃30の下半周面に接当する状態
で内刃30のクリーニングを行える。従って、この状態
で内刃30を回転駆動しながら水洗い洗浄すると、ブラ
シ33は内刃30と逆向きに回転しながら、内刃30の
刃面等に付着した毛屑等を強制的に掻き落とすので、内
刃30のクリーニングを効果的に行える。
【0035】第2イジェクト片93が伝動体26を兼ね
るようにした機構によれば、イジェクト機構とスイッチ
操作機構とを個別に設ける場合に比べて、構造を簡素化
し、その分だけ製造に要するコストを節約できるうえ、
構造がシンプルな分だけ伝動体による安全スイッチ25
の切り換え動作を安定的に行うことができる。
【0036】
【実施例】(実施例1)図1ないし図23はこの発明に
係る水洗い式の電気かみそりの実施例を示す。図2ない
し図5において、電気かみそりは、かみそりボディー1
と、その上部に設けられるかみそりヘッド5とからな
る。かみそりボディー1は、上下端が開口する異形筒形
の本体ケース1Aと、その内部に上面側から差し込み装
填される電装品ユニット2と、ケース下面側から組み付
けられる底ケース3とからなる。電装品ユニット2の上
部に、かみそりヘッド5がシール4を介して固定してあ
る。電装品ユニット2を本体ケース1A内に装填し、電
装品ユニット2と本体ケース1Aに内嵌した底ケース3
とをビス6で締結し、先のシール4を本体ケース1Aの
内面に密着させ、さらに底ケース3側の締結部をOリン
グやパッキンでシールすることにより、本体ケース1A
内への水の浸入を阻止し、かみそりヘッド5の水洗いを
可能としている。電装品ユニット2は、プラスチック成
形された内ケース10にモータ7、二次電池8、回路基
板などを組み付けてなる。モータ7の出力軸の部分には
水密用のパッキン9が設けてある。
【0037】本体ケース1Aの前面にはモータ起動用の
スイッチボタン11と、このスイッチのオン状態と、二
次電池8の電圧状態に応じて、点灯し、あるいは点滅す
る発光表示体12が設けてある。また、本体ケース1A
の後面には、きわぞり刃ユニット13と、きわぞり刃ユ
ニット13を起伏操作するスライドノブ14が設けてあ
る。本体ケース1Aの一側上部には、首振りロック用の
ロックノブ15が設けてある。ロックノブ15を上方へ
スライド操作すると、内刃支持台21の前後揺動を阻止
できる。
【0038】モータ7の動力は、ギヤトレイン16を介
して最初は横向きに、次いで上向きに伝動され、かみそ
りヘッド5の上部に設けた前後一対の内刃30へと伝え
られる。また、第2段目のギヤと一体に設けた偏心カム
できわぞり刃用の振動子と、センタートリマー用の振動
子とを同時に往復駆動して、きわぞり刃ユニット13
と、前後一対の内刃30の間に設けたセンタートリマ7
8(図17参照)を同時に駆動できるようにしている。
なお、きわぞり刃ユニット13は、スライドノブ14を
上方スライドした状態においてのみ、先の往復動力を受
け継ぐ。
【0039】図6において、かみそりヘッド5は、それ
ぞれ逆門形に形成されるヘッドフレーム20と、内刃支
持台21と、内刃フレーム22と、外刃ホルダー23な
どで構成する。これらのヘッド構成部材に、外刃ホルダ
ー23の着脱動作に連動してモータ7への通電状態を切
り換えるための安全装置を、外刃ホルダー23の取り付
け部とかみそりボディー1との間に設けている。また、
外刃ホルダー23とかみそりヘッド5との間には、使用
位置において外刃ホルダー23を抜け外れ不能にロック
保持するロック機構と、洗浄位置まで開放された外刃ホ
ルダー23を位置保持する位置保持機構と、外刃ホルダ
ー23をかみそりヘッド5から抜け出る向きに分離付勢
するイジェクト機構が設けてある。
【0040】(安全装置)安全装置は、モータ7への通
電回路に介装されて、通電回路をオン、オフ状態に切り
換える安全スイッチ25と、外刃ホルダー23の着脱動
作を安全スイッチ25に伝えるスイッチ操作機構とから
なる。図5に示すように、安全スイッチ25はモータ7
に隣接してシール4の下面側に配置されている。つま
り、かみそりボディー1の側に安全スイッチ25を設け
ている。
【0041】ヘッドフレーム20は、下向きに開口する
ケース部20aと、ケース部20aの左右両端に立設し
たホルダー部20bとを有し、ケース部20aの内部に
先のギヤトレイン16の大半と振動子等を収容し、その
下面が蓋20cで塞いである。図6に向かって左方のホ
ルダー部20bにはギヤトレイン16の残りが配置さ
れ、その外面がカバー24で覆ってある。右方のホルダ
ー部20bには外刃ホルダー23の着脱動作を安全スイ
ッチ25へ伝える伝動体26が設けられ、その外面がカ
バー24で覆ってある。右方のカバー24には、後述す
る外刃ホルダー23用のロック機構をロック解除操作す
るためのロック解除ボタン53が設けてある。伝動体2
6の内側には、第1イジェクト片63を押上げ操作する
押圧片27と、圧縮コイル形のばね62とが設けてあ
る。これらの詳細は後述する。
【0042】内刃フレーム22は、基壁28と、基壁2
8の左右両端に立設した一対の側壁29とを有し、両側
壁29の上端間に前後一対のロータリー刃からなる内刃
30をそれぞれ回転自在に軸支している。基壁28の前
後面には、洗浄水の流入を容易化する案内面28bが、
上り傾斜状に形成してある。図6に向かって左方の内刃
軸には小直径の内刃ギヤが固定してあり、このギヤが内
刃支持台21に設けた終段ギヤ32と噛み合うことによ
り、モータ動力を前後の内刃30へ同時に伝えるように
なっている。内刃清掃のために、各内刃30の下方に清
掃用のブラシ33を配置し、その左右端を側壁29に組
み付けたスライドピース34で回転自在に軸支してい
る。ブラシ33は、一群のブラシ毛を複数の芯線の間に
ねじり合わせて螺旋スクリュー状に形成してあり、ねじ
り合わされた芯線が芯軸35を兼ねている。内刃フレー
ム22は内刃支持台21に対して着脱自在に圧嵌係合し
てある。符号28aはそのための係合片を示す。
【0043】図7ないし図9において、スライドピース
34は、側壁29の内面に沿って摺接する縦壁部37
と、縦壁部37の摺接面側に突設した前後一対の係合爪
38と、縦壁部37の下端に横向きに突設した接当片3
9とを有する。一対の係合爪38を側壁29に通設した
上下方向の溝40に圧嵌係合することにより、スライド
ピース34は溝40で上下動自在に案内支持される。縦
壁部37の上部には、ブラシ33の芯軸35を受け入れ
る軸受穴41を設け、その穴底部に連続して斜めに傾斜
するカム面42を係合爪38と同方向へ突設する。軸受
穴41を囲む周縁壁の前面上部には、外刃ホルダー23
の動きを受け継ぐ受片43を突設する。なお、スライド
ピース34は左右対称の一組を用意しておいて、これら
でブラシ33の両端を軸支する。また後方の一組は前方
の一組の左右を入れ換えて配置し、同様にしてブラシ3
3を軸支する。
【0044】上記のように、ブラシ33をスライドピー
ス34で軸支し、さらにスライドピース34を側壁29
でスライド案内することにより、ブラシ33をそのブラ
シ毛が内刃30に外接する上方の清掃位置(図8に示す
状態)と、ブラシ毛が内刃30から離れる下方の待機位
置(図9に示す状態)との間で往復変位できる。クリー
ニング時には、ブラシ33は内刃30の回転力を受けて
回転する。このときの回転反力を軽減するために、先の
溝40の中心を内刃30の回転中心軸を通る垂直面より
前後いずれかにずらしている。詳しくは、前方のブラシ
33は先の垂直面より前側で、後方のブラシ33は先の
垂直面より後側で、それぞれ内刃30と外接するように
している。
【0045】清掃位置へ上昇したブラシ33が、内刃3
0の回転反力を受けて下降移動するのを防ぐために、ス
ライドピース34と側壁29との間に下降防止具を設け
ている。具体的には図10に示すように、先の溝40の
上端に設けた横向きの受凹部46と、先に説明したカム
面42とで下降防止具を構成し、清掃位置へ上昇したブ
ラシ33の芯軸35を、カム面42で溝40の前後中心
よりもさらに前又は後へ偏寄した位置へと偏位操作し、
芯軸35を受凹部46で受け止めさせて、回転反力の殆
どを受凹部46に負担させるようにしている。こうした
芯軸35の横移動を許すために、軸受穴41の基本形状
を前後に長い長円状とし、その底部一側にカム面42を
設けている。ブラシ33の交換を容易化するために、軸
受穴41の上下幅は芯軸35の直径値より充分に大きく
設定してある。
【0046】図11に示すように、内刃フレーム22の
両側壁29の外面側には、それぞれサイドカバー47が
圧嵌装着してある。サイドカバー47の前後の脚部に
は、それぞれカバー厚み方向へ弾性変形できるストッパ
ー爪48が設けてある。ストッパー爪48は外刃ホルダ
ー23を洗浄位置に位置保持するために設けてあるが、
そのことは後述する。
【0047】図6において内刃支持台21は、上向きに
開口する区画を備えた台基部21aと、その左右両端か
ら立設した左右一対の案内腕21bと、台基部21aの
上面開口を塞ぐ蓋体21cとからなる。左右の案内腕2
1bに設けた軸51をヘッドフレーム20のホルダー部
20bの上部で軸支することにより、内刃支持台21は
前後揺動自在に、つまり首振り可能に軸支される。台基
部21aの内部には、内刃支持台21に外嵌装着した外
刃ホルダー23を、抜け外れ不能にロック保持するため
のロック機構が設けられる。
【0048】(ロック機構)図12に示すように、ロッ
ク機構はロックピース52と、ロックピース52をロッ
ク解除操作するロック解除ボタン53と、これらの部材
に組まれる2種類の圧縮コイル形のばね54・55とか
らなる。ロックピース52は、平面視でT字形の左右両
端の爪腕56と、これら爪腕56の外面前後に設けたロ
ック爪57と、両腕56どうしを繋ぐ前後一対の連動枠
58と、ロック解除ボタン53と対向する爪腕56に設
けた受動ピン59などで構成する。各爪腕56の中央枠
の内部にばね55を装填することにより、各爪腕56は
ロック爪57が台基部21aの外側方へ進出する向き、
つまり外刃ホルダー23とロック係合する向きに進出付
勢される。
【0049】図12において、受動ピン59をロック解
除ボタン53でばね54に抗して押し込み操作すると、
図に向かって右方の爪腕56は台基部21a内を左方へ
移動して、ロック爪57が外刃ホルダー23のロック凹
部80から外れる。この動きを利用して、図に向かって
左方の爪腕56をロック解除方向へ操作するために、連
動枠58の左端にV字状の動作反転部60を設けて、そ
の支点部60aを台基部21aに設けた固定壁61で受
け止めている。右方の爪腕56が左方スライドすると、
連動枠58も同行スライドする。しかし、動作反転部6
0と連動枠58の直線枠部、および左方の爪腕56と
は、それぞれ薄肉のヒンジ部を介して繋がっているの
で、動作反転部60は支点部60aを支点にして、前方
のそれは前向きに、後方のそれは後向きに、それぞれ傾
動する。その結果、左方の爪腕56には右方の爪腕56
とは逆向きの力が伝わって右方スライドし、ロック爪5
7が外刃ホルダー23から外れる。
【0050】(イジェクト機構)ロック解除操作された
外刃ホルダー23を内刃支持台21から強制的に分離上
昇させ、同時に、ブラシ33を待機位置から清掃位置へ
上昇操作するために、内刃支持台21の左右に設けた案
内腕21bのそれぞれに、イジェクト機構を設けてい
る。イジェクト機構は左右一対の第1イジェクト片63
と、これらを直接又は間接的に押し上げ付勢するばね6
2と、第1イジェクト片63に連続して外刃ホルダー2
3を洗浄位置まで押し上げる第2イジェクト片93とか
らなり、外刃ホルダー23を、2段階に分けて押し上げ
開放する。第1イジェクト片63の構造およびその付勢
構造は左右で異なるので分けて説明する。
【0051】図6に向かって左方のギヤトレイン16に
隣接する側の案内腕21bには、図7に示す第1イジェ
クト片63を設ける。第1イジェクト片63は案内腕2
1bの外側面に摺接する主壁64と、主壁64から横向
きに突設されて、案内腕21bを主壁64と協同して抱
持状に挟持する上下一対の弾性係合爪65・65と、主
壁64の内側面に突設したばね受片66と、主壁64の
板面上部に設けた弾性係合腕67などで構成する。上側
の弾性係合爪65は、案内壁21bを前後に挟み保持す
る状態で設けてあって、それ自体が上下スライドを安定
的に行うためのスライド片65aを兼ねている。この弾
性係合爪65の前後一対の腕部には、案内腕21bの内
面に係合する爪片68が設けられ、さらに腕部の先端の
前後にスライドピース34の接当片39を操作するため
の操作片69が突設される。
【0052】図13に示すように下側の弾性係合爪65
は、台基部21aの側壁に通設した前後一対のスライド
溝71に圧嵌係合される。このスライド溝71の間にば
ね受片66用のスライド溝72を設け、ばね受片66と
台基部21aの内底との間に圧縮コイル形のばね62を
介装している。このように、ばね62で押し上げ付勢さ
れた第1イジェクト片63は、その操作片69が、接当
片39と接当して、スライドピース34を上方へ同行ス
ライドさせる。また、外刃ホルダー23を内刃支持台2
1に装着する際には、外刃ホルダー23の押圧段部83
がスライド片65aの上端に接当して、第1イジェクト
片63をばね62に抗して押し下げ操作する。
【0053】図6に向かって右方の第1イジェクト片6
3は、上記の第1イジェクト片63と概ね同じ構造とす
るが、ばね62による押し上げ付勢を間接的に行う点等
に違いがある。右方の第1イジェクト片63は、先に説
明したロック機構の受動ピン59に面して設けられる。
そのため、その主壁64にはばね受片66を設けること
ができない。そこで、第1イジェクト片63とは別に押
圧片27を設け、この押圧片27をばね62で押し上げ
付勢している。図16において押圧片27は、座板27
aの上下面に操作ピン27bと、ばね受ピン27cを突
設してなり、操作ピン27bが主壁64の下端内面に膨
出した突壁73と接当して、第1イジェクト片63の全
体を押し上げ操作する。押圧片27はヘッドフレーム2
0のケース部20a内に収容され、ばね62の下端は蓋
20cで受け止められている(図6参照)。押圧片27
は、外刃ホルダー23を使用位置に装着するとき、その
動きを第1イジェクト片63を介して受け継ぎ、さらに
伝動体26に伝える第一中継体を兼ねている。
【0054】上記のように、右方の第1イジェクト片6
3は、突壁73を設ける以外に、主壁64に受動ピン5
9用の逃げ溝74を設ける点、スライド片65aの突端
内面に、後述する第2イジェクト片93用の受止部75
を設ける点等が左方の第1イジェクト片63と異なる。
なお、左方の第1イジェクト片63で説明した各部材と
同一の部材には、同じ符号を付してその説明を省略す
る。
【0055】図17において外刃ホルダー23は、ホル
ダー本体76と前後一対の外刃77、および両外刃77
の間に配置したセンタートリマ78とからなる。ホルダ
ー本体76はキャップ状に形成してあり、その左右壁の
それぞれに、内外支持台21の案内壁21bに外嵌する
装着部79を設け、装着部79を前後に挟む左右壁の内
面下部にロック爪57と係合するロック凹部80を設け
ている。ロック凹部80の上側に連続して逃げ溝81が
凹み形成してある。装着部79の中途部には、左方の第
1イジェクト片63を押し下げ操作し、あるいは第2イ
ジェクト片93を介して右方の第1イジェクト片63を
押し下げ操作するための押圧段部82を設ける。押圧段
部82に連続して、係合凹部83を設ける。
【0056】(位置保持機構)外刃ホルダー23は、使
用位置と洗浄位置との2位置においてそれぞれ位置保持
される。使用位置においては、先に説明したロック機構
で抜け外れ不能にロック保持され、洗浄位置において
は、ホルダー本体76の側壁内面とサイドカバー47と
の間に設けた位置保持機構で、外刃ホルダー23を抜け
外れ不能に保持されている。図11に示すように位置保
持機構は、サイドカバー47に設けたストッパー爪48
と、この爪48と係合するロック凹部80とからなる。
つまりストッパー爪48の係合相手として、ロック機構
のロック凹部80を利用している。このように、洗浄位
置においては外刃ホルダー23をストッパー爪48で位
置保持するが、この位置保持状態における外刃ホルダー
23は、4個のストッパー爪48で支持されているだけ
であり、しかもロック凹部80の前後幅は十分に大きい
ので、外力を受けて遊動し得る状態になっている。その
ため、外刃ホルダー23は洗浄水の水撃作用を受け、あ
るいは内刃駆動時の振動を受ける時、がたがたと揺さぶ
られ、その内面に付着した毛屑等を効果的におとすこと
ができる。なお、外刃ホルダー23が使用位置にあると
き、ストッパー爪48は、ホルダー本体76の側壁内面
の逃げ溝81に係合している。
【0057】ホルダー本体76の左右側壁の内方に一対
の垂壁86を突設し、この垂壁86の間に補助枠87と
センタートリマ78を圧嵌装着し、補助枠87の前後面
と外刃ホルダー23の前後壁との間に外刃77を断面ア
ーチ形に装着している。垂壁86の下部前後に、スライ
ドピース34の受片43と接当する押下段部88を設け
ている。先に説明したように第1イジェクト片63は外
刃ホルダー23の押圧段部82で押し下げ操作される。
このとき、スライドピース34が溝40に引っ掛かって
内刃30に接当したままになるのを防ぐために、押下段
部88を設け、これで受片43を介してスライドピース
34も確実に待機位置へ下降操作できるようにしてい
る。
【0058】外刃ホルダー23が使用位置からイジェク
ト操作された状態において、第1イジェクト片63はば
ね62で押し上げられて、ブラシ33が清掃位置まで上
方スライドした時点で案内腕21bに受け止められる。
この状態を内刃30の回転反力に逆らって確実に位置保
持するために、第1イジェクト片63と案内腕21bと
の間に第2の下降防止具を設けている。図15において
下降防止具は、主壁64に設けた弾性係合腕67と、案
内腕21bの第1イジェクト片63との摺接面に凹み形
成した係合凹部91aと、係合凹部91aの下側に隣接
して形成した誘導傾斜面91bとからなる。誘導傾斜面
91bは、第1イジェクト片63がばね62で押上げ操
作されるとき、弾性係合腕67の係合凹部91aへの乗
り上がりを容易化するために設けてある。
【0059】ロック機構をロック解除操作したとき、左
右の第1イジェクト片63はそれぞればね62の付勢力
を受けて急速に上方スライドするが、そのストロークは
短い。つまり、ブラシ33が清掃位置へ上昇した時点で
第1イジェクト片63は停止する。この状態から外刃ホ
ルダー23をさらにもう一段押し上げ操作して、外刃ホ
ルダー23を洗浄位置まで開放操作するために、図6に
おいて右方の案内腕21bに第2イジェクト片93を設
け、これをイジェクトばね94で押し上げ付勢してい
る。
【0060】図16および図18において、第2イジェ
クト片93は、案内腕21bの内側面に沿って摺接する
スライド壁95と、スライド壁95の上部左右に設けた
抱持腕96と、抱持腕96の両側上部に設けた受動爪9
7と、スライド壁95の下面に設けたばね受座98を有
する。抱持腕96を案内腕21bに係合し、さらにばね
受座98を案内腕21bのばね溝99に係合することに
より、第2イジェクト片93は案内腕21bで上下スラ
イド可能に支持され、ばね受座98と内刃支持台21の
内底との間に介装したイジェクトばね94で押し上げ付
勢される。なお、イジェクトばね94の押し上げ力は、
第1イジェクト片63用のばね62の押し上げ力に比べ
て小さいが、そのストロークはばね62のストロークに
比べて十分に長い。外刃ホルダー23を使用位置に装着
した状態においては、第1イジェクト片63用のばね6
2と、第2イジェクト片93用のばね94とは、それぞ
れ圧縮変形されるが、このときの両ばね62・94のば
ね張力(反発力)はほぼ同じになるように設定する。
【0061】外刃ホルダー23を取り外した状態におい
て、第2イジェクト片93は案内腕21bの上端に位置
している。この状態から、外刃ホルダー23を内刃支持
台21に装着しかけると、図18に示すようにその左右
両側壁に設けた押圧段部82が受動爪97に接当して、
第2イジェクト片93を押し下げ操作する。このとき受
動爪97は、係合凹部83に落ち込み係合している。そ
して、抱持腕96の下端が第1イジェクト片63の受止
部75に接当した後は、図19に示すように第1イジェ
クト片63も同時に下降移動して、最下降位置まで押し
下げ操作される。このとき、スライドピース34も同時
に押し下げ操作されることは先に説明した通りである。
第1イジェクト片63の下降動作は押圧片27を介して
伝動体26に伝えられる。従って、外刃ホルダー23を
適正に装着しない限りは、安全スイッチ25をオン状態
に切り換えることができない。
【0062】ロック機構をロック解除操作すると、外刃
ホルダー23は第1イジェクト片63および第2イジェ
クト片93のばね62・94の合計ばね力を受けて、急
速に押し上げ操作されるが、第1イジェクト片63がブ
ラシ33を清掃位置まで押し上げた後は、第2イジェク
ト片93のみが上昇してゆっくりと外刃ホルダー23を
押し上げて洗浄位置(図18の状態)まで開放する。こ
のとき、サイドカバー47のストッパー爪48がホルダ
ー本体76の側壁内面のロック凹部80に係合してい
る。従って、左右一対の強いばね62で第1イジェクト
片63を介して外刃ホルダー23を急激に上昇開放して
いるにもかかわらず、外刃ホルダー23がかみそりヘッ
ド5からピヨンと跳び出すことはない。
【0063】以上のように、構成した電気かみそりは、
図1に示すように外刃ホルダー23を洗浄位置まで上昇
開放して、ブラシ33が内刃30の下側周面に外接する
状態で水洗い洗浄する。このとき、内刃30を回転駆動
しながら洗浄を行うと、より効果的にクリーニングを行
える。そこで、安全装置を設け、外刃ホルダー23を洗
浄位置に開放した状態においても、モータ7を駆動でき
るようにしている。安全スイッチ25は、外刃ホルダー
23の動きに連動して、スイッチ操作機構を介してオン
オフ操作される。
【0064】(スイッチ操作機構)図1、図20および
図21において、スイッチ操作機構は、ホルダー部20
bの外側面に設けた伝動体26と、第1・第2の各中継
体121・122とからなる。伝動体26は、ホルダー
部20bの外面に沿って上下摺動するスライドピース1
01と、スライドピース101の下端から横向きに突設
される下腕部(第1受動部)102とを有し、下腕部1
02の上下面に規制ピン103と安全スイッチ25を押
圧する操作ピン104を突設してなる。規制ピン103
はヘッドフレーム20のケース部20aの内面に設けた
ボスで上下スライドのみ自在に案内支持してある。下腕
部102には、押圧片27のばね受ピン27cとばね6
2を挿通するための穴105が通設してある。
【0065】第1中継体121は先に説明した押圧片2
7が兼ねており、第1イジェクト片63と共に押圧片2
7が下降する時、伝動体26の下腕部102を押圧片2
7の座板27aで押し下げ操作して、安全スイッチ25
をオン状態に切り換える。同様に、第2中継体122は
先に説明した第2イジェクト片93が兼ねており、外刃
ホルダー23を洗浄位置から取り外すと、第2イジェク
ト片93が伝動体26を強制的に上方へスライド操作し
て、安全スイッチ25をオフ状態に切り換える。外刃ホ
ルダー23が洗浄位置まで開放された状態においては、
伝動体26は上昇せず、安全スイッチ25は先のオン状
態に維持されていて内刃30を駆動できる。
【0066】そのために、スライドピース101とホル
ダー部20bとの間に節動機構を設けている。具体的に
は、スライドピース101の前後枠の中途部に無端状の
弾性腕106を一体に設け、その中途部に設けた節動突
起107が、案内腕21bのピン108を上下に乗り越
えるようにしている。先に説明したように押圧片27が
第1イジェクト片63で最下降位置まで押し下げ操作さ
れるとき、伝動体26は押圧片27で押し下げ操作され
て、その節動突起107がピン108を下方へ乗り越え
てその下半周面に接当する(図20の状態)。この時点
で伝動体26は安全スイッチ25をオン状態に切り換え
る。この状態から外刃ホルダー23を洗浄位置まで開放
すると、押圧片27と第1イジェクト片63は、それぞ
れ上方移動する。この上方移動に伴って、押圧片27の
座板27aは伝動体26の下腕部102から離れながら
上方移動する。しかし、伝動体26は移動せず、安全ス
イッチ25のオン状態を維持し続ける。このとき、外刃
ホルダー23はその両側壁に設けた係合凹部83に第2
イジェクト片93の受動爪97が落ち込み係合してい
る。さらに、サイドカバー47のストッパー爪48がロ
ック凹部80に係合している。
【0067】上記の状態から外刃ホルダー23を抜き出
し操作すると、第2イジェクト片93は外刃ホルダー2
3と同行移動して、その抱持腕96がスライドピース1
01の上端前後に設けた一対の受爪(第2受動部)10
9を介して、伝動体26を上方へスライド操作する。そ
の結果、節動突起107はピン108を上方へ乗り越え
てその上半周面で受け止められる。このときの伝動体2
6の上方移動動作で安全スイッチ25をオフ状態に切り
換える。さらに外刃ホルダー23を抜き出すと、受動爪
97と係合凹部83の係合が解除されて、外刃ホルダー
23をかみそりヘッド5から分離できる。従って、内刃
30が剥き出しになった状態では、内刃30を駆動でき
ないことになる。
【0068】上記のように、外刃ホルダー23を洗浄位
置まで開放した状態においても、内刃30を回転駆動で
きるようにすると、内刃30の外面を外刃ホルダー23
で覆った安全な状態の許に、内刃30の水洗い洗浄を効
果的に行える。水洗い洗浄時には、図22に示すよう
に、外刃ホルダー23の開口縁と、内刃フレーム22と
の間の隙間を介して洗浄水が外刃ホルダー23内へ入り
込む。このときの洗浄水の導入と、洗い流された毛屑等
を含む洗浄水の排出を円滑化するために、内刃フレーム
22の基壁28に案内面28bを設け、外刃ホルダー2
3の開口縁と案内面28bとの対抗間隔が大きくなるよ
うにしている。洗浄後の電気かみそりは、図23に示す
ように、スタンド130に立てて乾燥する。スタンド1
30は、上面が開口する円筒体からなり、その前面と底
壁とに充電用のコードを通すためのスリット131が設
けてある。前面のスリット131に臨む筒壁内面には、
かみそりボディー1の底ケース3を受け止める段部13
2が内向きに突設してある。充電時、および水洗い洗浄
後の電気かみそりを段部132で受け止めて、全体がや
や後傾し、底ケース3がスタンドの底壁から離れた状態
で起立保持することにより、充電コードの引出しを容易
に行え、洗浄後の水切りを確実に行える。通常の収納状
態においては、想像線で示すように底ケース3をスタン
ドの底壁で受け止めた状態に起立保持することにより、
収納高さを低くすることができる。
【0069】(実施例2)図24に安全装置を電気的な
装置として構成した実施例を示す。そこでは、外刃ホル
ダー23の取付部、詳しくは、内刃フレーム22の側壁
29に第1センサー125と第2センサー126とを配
置し、外刃ホルダー23が使用位置に装着された状態を
第1センサー125で検知し、外刃ホルダー23が洗浄
位置まで開放された状態を第2センサー126で検知す
る。第1・第2の各センサー125・126は、それぞ
れリードスイッチで構成し、これらのリードスイッチを
オン、オフ操作するために、外刃ホルダー23の一方の
側壁に磁石127を固定しておく。これらの各部材12
5・126・127と、各センサー125・126から
の出力信号を受けて、モータ7への通電状態を制御する
制御回路128とで安全装置を構成している。各センサ
ー125・126はフォトセンサーを用いることができ
る。この場合には、外刃ホルダー23の側に鏡等の反射
体を設ける。
【0070】制御回路128は、各センサー125・1
26のいずれか一方がオン状態にあり、かつ、スイッチ
ボタン11がオン操作された状態において、モータ7へ
の通電を許すように構成してある。従って、外刃ホルダ
ー23が使用位置と洗浄位置にある状態においてのみモ
ータ7を駆動でき、外刃ホルダー23をかみそりヘッド
5から取り外した状態や、外刃ホルダー23がかみそり
ヘッド5に対して、左右逆向きで使用位置に装填される
ような場合に、モータ7が駆動されるのを阻止できる。
なお、この実施例においても、外刃ホルダー23は先に
説明した、ロック機構と位置保持機構とで、使用位置と
洗浄位置において位置保持できるようになっている。な
お、先の実施例と同等の部材には同じ符号を付して、そ
の説明を省略する。以下の実施例においても同じ扱いと
する。
【0071】(実施例3)図25は、スイッチ操作機
構、およびイジェクト機構などを変更した実施例を示
す。そこでは、外刃ホルダー23の使用位置から洗浄位
置への動きを伝動体26に伝えて、安全スイッチ25を
一個の伝動体26で直接オン、オフ切り換えできるよう
にした。伝動体26は、ヘッドフレーム20で上下動自
在に案内支持されている。摺動軸部の上端には、弾性変
形可能な爪135が突設してあり、この爪135を外刃
ホルダー23の内壁に設けたピン136で押し下げ操作
し、あるいは押し上げ操作することにより、伝動体26
を上下操作して安全スイッチ25をオン、オフ切り換え
できるようにしている。
【0072】かみそりヘッド5には、外刃ホルダー23
を使用位置と洗浄位置の各位置で位置保持するロック機
構と位置保持機構とが設けてある。ロック機構は、揺動
可能に軸支した左右一対のロックレバー137と、ロッ
クレバー137をその弾性に逆らってロック解除操作す
る左右一対の解除ボタン138とからなる。ロックレバ
ー137のロック爪139は、外刃ホルダー23の側壁
に設けたロック溝140の溝底と係合して、外刃ホルダ
ー23を使用位置に位置保持している。位置保持機構
は、ロック機構と同様の左右一対のロックレバー141
と、ロックレバー141をロック解除操作する左右一対
の解除ボタン142とからなり、ロック機構がロック解
除された後、ロックレバー141のロック爪143がロ
ック溝140の溝底と係合して、外刃ホルダー23を洗
浄位置に位置保持する。この後、ロックボタン142を
押し込んで、ロックレバー141をアンロック操作する
と、外刃ホルダー23はイジェクト片144で押し出さ
れ、その間にピン136が爪135を同行移動させて、
伝動体26を上方操作する。その結果、安全スイッチ2
5はオフ状態に切り換わる。かみそりヘッド5には、外
刃ホルダー23を押し上げ操作するイジェクト片144
を設け、これをばね62で押し上げ付勢する。
【0073】(実施例4)図26はイジェクト機構およ
びスイッチ操作機構を変更した実施例を示す。そこで
は、かみそりヘッド5に上下動可能なスライド枠146
を設け、このスライド枠146に外刃ホルダー23を圧
嵌係合する。そのうえで、外刃ホルダー23を押し上げ
操作する第1イジェクト片63と、スライド枠146を
押し上げ操作する第2イジェクト片93を設ける。第2
イジェクト片93は上下揺動可能に軸支し、これを上下
スライド可能な第1イジェクト片63で、ピン63aと
溝93aを介して揺動操作して、外刃ホルダー23が第
1イジックト片63から離れた後、外刃ホルダー23を
洗浄位置へ向かって大きなストロークで押し上げ操作で
きるようにした。第2イジェクト片93は伝動体26を
兼ねていて、その下端に設けた操作片で安全スイッチ2
5をオン、オフ操作する。内刃フレーム22には、外刃
ホルダー23を洗浄位置において受け止める係合突起1
47を設け、この突起147と対応する突起148を外
刃ホルダー23の内面前後に突設する。洗浄位置からさ
らに外刃ホルダー23を抜き出し操作すると、スライド
枠146から外刃ホルダー23を分離でき、この時点で
安全スイッチ25をオフ状態に切り換えることができ
る。
【0074】(実施例5)図27はスイッチ操作機構の
変形例を示す。そこでは、伝動体26をかみそりヘッド
5内に上下スライドのみ自在に設けておき、これを外刃
ホルダー23と同行移動する第1中継体121で操作で
きるようにした。伝導体26と第1中継体121とは、
伝動体26の上端の受片149と、第1中継体121に
設けた溝150を介して繋がっている。従って、外刃ホ
ルダー23が使用位置から洗浄位置まで開放移動して
も、この動きを溝150で逃がして、伝動体26を位置
保持し、安全スイッチ25をオン状態に維持し続けるこ
とができる。外刃ホルダー23を洗浄位置からさらに抜
き出し操作すると、第1中継体121と伝動体26とが
同行移動するので、安全スイッチ25をオフ状態に切り
換えることができる。符号151は、第1中継体121
を連動操作する操作片であって、外刃ホルダー23の内
面に設ける。この操作片151は、外刃ホルダー23の
着脱時に第1中継体121の上端の受爪を弾性変形させ
ながら乗り越える。
【0075】上記以外に、この発明は内刃30が左右に
往復駆動される、往復動型の電気かみそりにも適用でき
る。ブラシ33は回転可能なブラシであることが好まし
いが、必要であれば歯ブラシ状の非回転型のものを適用
できる。この発明は水洗い式ではない電気かみそりにも
適用でき、その場合には、ブラシ33で掻き落とした毛
屑等を、外刃ホルダー23と内刃フレーム22との間の
隙間から排しながら内刃30のクリーニングを行える。
このとき、内刃30の回転動力を利用して外刃ホルダー
23を強制的に振動させながらクリーニングを行うと、
外刃ホルダー23に付着した毛屑等を効果的に払い落と
すことができる。第2イジェクト片93は左右一対のも
のとして左右の案内腕21bにそれぞれ配置することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全装置の断面図である。
【図2】電気かみそりの正面側の斜視図である。
【図3】電気かみそりの背面側の斜視図である。
【図4】電気かみそりの正面図である。
【図5】電気かみそりの分解断面図である。
【図6】かみそりヘッドの分解正面図である。
【図7】スライドピースと第1イジェクト片の斜視図で
ある。
【図8】内刃フレームと内刃支持台を分離した断面図で
ある。
【図9】ブラシが待機位置にある状態の図8と同等の断
面図である。
【図10】ブラシの軸支構造を示す側面図である。
【図11】内刃フレームの側面図である。
【図12】外刃ホルダーのロック機構の横断平面図であ
る。
【図13】第1イジェクト片と案内腕の関係を示す縦断
側面図である。
【図14】第1イジェクト片を押し下げた状態の内刃支
持台の側面図である。
【図15】図14におけるA−A線断面図である。
【図16】スライドピース、第1イジェクト片および第
2イジェクト片の分解斜視図である。
【図17】外刃ホルダーの縦断側面図である。
【図18】第2イジェクト片と外刃ホルダーの関係を示
す縦断正面図である。
【図19】図17の状態から各ピースを押下げ操作した
状態の縦断正面図である。
【図20】伝動体の側面図である。
【図21】伝動体の斜視図である。
【図22】水洗い洗浄状態を示す側面図である。
【図23】スタンドの断面図である。
【図24】実施例2に係る安全装置の説明図である。
【図25】実施例3に係る安全装置の概念図である。
【図26】実施例4に係る安全装置の概念図である。
【図27】実施例5に係る安全装置の概念図である。
【符号の説明】
1 かみそりボディ 5 かみそりヘッド 23 外刃ホルダー 25 安全スイッチ 26 伝動体 30 内刃 62 ばね 63 第1イジェクト片 93 第2イジェクト片 94 ばね 121 第1中継体 122 第2中継体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かみそりボディ1と、その上部に設けら
    れるかみそりヘッド5とを備えており、 かみそりヘッド5は、外刃30を支持する外刃ホルダー
    23と、内刃30とを含み、 外刃ホルダー23はかみそりヘッド5に対して外刃77
    が内刃30に外接する使用位置と、外刃77が内刃30
    から所定量離れる洗浄位置とに位置変更可能に、かつ取
    り外し可能に装着されており、 外刃ホルダー23の着脱動作に連動してモータ7への通
    電状態を切り換える安全装置が、外刃ホルダー23の取
    付部とかみそりボディ1との間に設けられており、 安全装置は、外刃ホルダー23のかみそりヘッド5に対
    する使用位置への装着動作に連動してモータ7への通電
    を可能とし、外刃ホルダー23を洗浄位置から分離した
    状態において、モータ7への通電を阻止できるように構
    成してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 安全装置が、外刃ホルダー23のかみそ
    りヘッド5に対する装着位置を検知するセンサー125
    ・126と、センサー125・126の出力信号を受け
    て、外刃ホルダー23が使用位置および洗浄位置にある
    状態においてモータ7への通電を許す制御回路128と
    を含んで、電気的装置として構成してある請求項1記載
    の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 安全装置が、モータ7への通電回路に介
    装される安全スイッチ25と、外刃ホルダー23の着脱
    動作を安全スイッチ25に伝えるスイッチ操作機構とを
    含んで機械的装置として構成されており、 スイッチ操作機構は、外刃ホルダー23のかみそりヘッ
    ド5に対する使用位置への装着動作に連動して安全スイ
    ッチ25を通電可能に切り換え、外刃ホルダーの洗浄位
    置からの取り外し動作に連動して安全スイッチ25を通
    電不能に切り換えるよう構成してある請求項1記載の電
    気かみそり。
  4. 【請求項4】 外刃ホルダー23とかみそりヘッド5と
    の間に、使用位置において外刃ホルダー23を抜け外れ
    不能にロック保持するロック機構と、洗浄位置において
    外刃ホルダー23を位置保持する位置保持機構と、外刃
    ホルダー23をかみそりヘッド5から抜け出る向きに分
    離付勢するイジェクト機構とが設けてある請求項1、2
    または3記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 スイッチ操作機構が外刃ホルダー23の
    動きを安全スイッチ25に伝える伝動体26を有し、 外刃ホルダー23の位置変位を受け継ぐ伝動体26の受
    動部が、使用位置における外刃ホルダー23の上部に臨
    んで配置してある請求項3または4記載の電気かみそ
    り。
  6. 【請求項6】 スイッチ操作機構が、外刃ホルダー23
    の使用位置への装着動作に連動して、その動作を安全ス
    イッチ25に伝える第1中継体121および伝動体26
    と、外刃ホルダー23の洗浄位置からの取り外し動作に
    連動して、その動作を伝動体26に伝える第2中継体1
    22とを備えており、 第1中継体121の位置変位を受け継ぐ伝動体26の第
    1受動部が、使用位置における外刃ホルダー23の下方
    に設けられ、 第2中継体122の位置変位を受け継ぐ伝動体26の第
    2受動部が、使用位置における外刃ホルダー23の上部
    に臨んで配置してある請求項3または4載の電気かみそ
    り。
  7. 【請求項7】 伝動体26とかみそりヘッド5との間
    に、外刃ホルダー23の使用位置と取り外し位置とに対
    応して、伝動体26を各位置に位置保持する節動機構が
    設けてある請求項3、4、5または6記載の電気かみそ
    り。
  8. 【請求項8】 イジェクト機構が、ばね62で押し上げ
    付勢される第1イジェクト片63と、別のばね94で押
    し上げ付勢される第2イジェクト片93とを備えてお
    り、 外刃ホルダー23は第1・第2の両イジェクト片63・
    93で使用位置から洗浄位置へ向かって押し上げ操作さ
    れて、洗浄位置において位置保持機構で位置保持されて
    おり、 第2イジェクト片93は、第1イジェクト片63が上昇
    停止した後、外刃ホルダー23が洗浄位置へ達するまで
    外刃ホルダー23を押し上げ操作するように構成してあ
    る請求項4、5または6記載の電気かみそり。
  9. 【請求項9】 第2イジェクト片93と第1イジェクト
    片63とが上下に隣接して配置されており、第2イジェ
    クト片93の上方のストロークエンドが、第1イジェク
    ト片63の上方のストロークエンドより上方に設定して
    ある請求項8記載の電気かみそり。
  10. 【請求項10】 第1イジェクト片63の上昇ストロー
    クが第2イジェクト片93の上昇ストロークより小さく
    設定され、外刃ホルダー23を使用位置に装着した状態
    における、各イジェクト片63・93のばねの張力がほ
    ぼ同じに設定してある請求項8または9記載の電気かみ
    そり。
  11. 【請求項11】 第1イジェクト片63、ないし第2イ
    ジェクト片93のいずれか一方のばね62・94で、伝
    動体26が安全スイッチ25から離れる向きに付勢して
    ある請求項8、9または10記載の電気かみそり。
  12. 【請求項12】 第2イジェクト片93が第2中継体1
    22を兼ねている請求項8、9、10または11記載の
    電気かみそり。
  13. 【請求項13】 外刃ホルダー23の使用位置への装着
    動作に連動して下降する第1イジェクト片63で、第1
    中継体121と伝動体26を介して安全スイッチ25を
    切り換え操作するように構成してある請求項8、9、1
    0、11または12記載の電気かみそり。
  14. 【請求項14】 内刃30を支持する内刃フレーム22
    に、内刃30の下半周面と外接するブラシ33が設けら
    れており、 ブラシ33は、第1イジェクト片63に連動して昇降す
    るスライドピース34に軸支されて、内刃30に外接す
    る清掃位置と、内刃30から離れて待機する待機位置と
    の間を往復変位できる請求項8、9、10、11、12
    または13記載の電気かみそり。
  15. 【請求項15】 第2イジェクト片93が伝動体26を
    兼ねている請求項6、7または8記載の電気かみそり。
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CN100406212C (zh) * 2003-06-27 2008-07-30 皇家飞利浦电子股份有限公司 包括推进器的剃刀、剃削头部
JP2012055384A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 水洗い式の電気かみそり
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