JP2001197549A - 移動体通信システム及び移動体通信システムにおけるセル形成方法 - Google Patents
移動体通信システム及び移動体通信システムにおけるセル形成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各々がセルを形成する複数の基地局によ
って形成される通信サービスエリアに、移動局の利用者
を極力多く収容すること。 【解決手段】 基地局１００〜１０６が、移動局の通信
利用状況の検出を行って基地局制御局１０７へ通知し、
この通知を受けた基地局制御局１０７が通信利用状況に
応じたセルサイズとする指示を基地局１００〜１０６に
通知し、この通知を受けた基地局１００〜１０６が、指
示に応じたセルサイズとなるように電波の送信電力を制
御する。
って形成される通信サービスエリアに、移動局の利用者
を極力多く収容すること。 【解決手段】 基地局１００〜１０６が、移動局の通信
利用状況の検出を行って基地局制御局１０７へ通知し、
この通知を受けた基地局制御局１０７が通信利用状況に
応じたセルサイズとする指示を基地局１００〜１０６に
通知し、この通知を受けた基地局１００〜１０６が、指
示に応じたセルサイズとなるように電波の送信電力を制
御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラー方式が適
用された複数の基地局によって形成される通信サービス
エリアに、携帯電話機等の移動局の利用者を極力多く収
容することができる移動体通信システム及び移動体通信
システムにおけるセル形成方法に関する。
用された複数の基地局によって形成される通信サービス
エリアに、携帯電話機等の移動局の利用者を極力多く収
容することができる移動体通信システム及び移動体通信
システムにおけるセル形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】セルラー方式が適用された移動体通信シ
ステムにおいては、一般的に移動局は基地局を介して通
信を行う。即ち、サービスエリア内に数ｋｍ間隔で複数
の基地局を設置し、各移動局は基本的に最も近い基地局
と無線通信を行うようになっている。
ステムにおいては、一般的に移動局は基地局を介して通
信を行う。即ち、サービスエリア内に数ｋｍ間隔で複数
の基地局を設置し、各移動局は基本的に最も近い基地局
と無線通信を行うようになっている。
【０００３】ところで、基地局では移動局と通信を行う
ためのリソース数が決められているため、基地局におい
て全てのリソースが使用状態であると、基地局傘下のセ
ルでは、他の利用者はサービスを利用することができな
い。よって、基地局を配置する際には、その地区、地域
毎にサービスの利用度を正確に予想することが重要であ
る。
ためのリソース数が決められているため、基地局におい
て全てのリソースが使用状態であると、基地局傘下のセ
ルでは、他の利用者はサービスを利用することができな
い。よって、基地局を配置する際には、その地区、地域
毎にサービスの利用度を正確に予想することが重要であ
る。
【０００４】しかしながら、実際には、基地局の性能
や、電波の伝搬環境の変化、人口密度の変化等により、
全てのサービス利用者を包括することができない。
や、電波の伝搬環境の変化、人口密度の変化等により、
全てのサービス利用者を包括することができない。
【０００５】この課題を解決するものとして、特開平９
−１９１４８８号公報に記載されているものがある。こ
の公報の発明は、アクセスしたことのある基地局の識別
データを移動局又は通信センター側で記憶することで、
その移動局がアクセスしたことのある基地局の総数を管
理し、その数が増大すると、その利用者に何らかの特典
を与え、利用者に対して多くの基地局を利用するように
促すようになっている。
−１９１４８８号公報に記載されているものがある。こ
の公報の発明は、アクセスしたことのある基地局の識別
データを移動局又は通信センター側で記憶することで、
その移動局がアクセスしたことのある基地局の総数を管
理し、その数が増大すると、その利用者に何らかの特典
を与え、利用者に対して多くの基地局を利用するように
促すようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、移動局がサービスを利用する必要がな
いときでも、今まで利用したことがない地域であれば、
特典を与えることによってサービスを利用することを促
しているため、通信の混雑を緩和するどころか反対に増
大してしまい通信が行えない状態が生じるという問題が
ある。
装置においては、移動局がサービスを利用する必要がな
いときでも、今まで利用したことがない地域であれば、
特典を与えることによってサービスを利用することを促
しているため、通信の混雑を緩和するどころか反対に増
大してしまい通信が行えない状態が生じるという問題が
ある。
【０００７】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、各々がセルを形成する複数の基地局によって形成
される通信サービスエリアに、移動局の利用者を極力多
く収容することができるできる移動体通信システム及び
移動体通信システムにおけるセル形成方法を提供するこ
とを目的とする。
あり、各々がセルを形成する複数の基地局によって形成
される通信サービスエリアに、移動局の利用者を極力多
く収容することができるできる移動体通信システム及び
移動体通信システムにおけるセル形成方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体通信シス
テムは、移動局装置の通信利用状況の検出を行うと共
に、セルサイズ情報に応じたサイズにセルを形成する基
地局装置と、前記通信利用状況に応じたセルサイズとす
る指示を前記セルサイズ情報として前記基地局装置に通
知する基地局制御装置と、を具備する構成を採る。
テムは、移動局装置の通信利用状況の検出を行うと共
に、セルサイズ情報に応じたサイズにセルを形成する基
地局装置と、前記通信利用状況に応じたセルサイズとす
る指示を前記セルサイズ情報として前記基地局装置に通
知する基地局制御装置と、を具備する構成を採る。
【０００９】この構成によれば、基地局装置のセルの大
きさを制御するようにしたので、例えば基地局装置を介
して通信していた移動局装置の内の幾つかが、基地局装
置に隣接する他の基地局装置のセル内に位置するように
なり、これによって他の基地局装置の何れかを介して通
信を行うようになるので、できるだけ多くのサービス利
用者を収容することができる。
きさを制御するようにしたので、例えば基地局装置を介
して通信していた移動局装置の内の幾つかが、基地局装
置に隣接する他の基地局装置のセル内に位置するように
なり、これによって他の基地局装置の何れかを介して通
信を行うようになるので、できるだけ多くのサービス利
用者を収容することができる。
【００１０】本発明の移動体通信システムは、上記構成
において、基地局制御局は、通信利用状況に応じて基地
局装置のセクタサイズを決定し、この決定されたセクタ
サイズとする情報を前記基地局装置へ通知し、前記基地
局装置は、前記情報に応じたサイズにセクタを形成する
構成を採る。
において、基地局制御局は、通信利用状況に応じて基地
局装置のセクタサイズを決定し、この決定されたセクタ
サイズとする情報を前記基地局装置へ通知し、前記基地
局装置は、前記情報に応じたサイズにセクタを形成する
構成を採る。
【００１１】この構成によれば、基地局装置のセルの大
きさをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セ
クタ）の大きさを変更しても、同一地点において複数の
セルが重なる領域を極力抑えることができるようにな
り、他の基地局装置からの干渉を極力抑えることができ
る。
きさをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セ
クタ）の大きさを変更しても、同一地点において複数の
セルが重なる領域を極力抑えることができるようにな
り、他の基地局装置からの干渉を極力抑えることができ
る。
【００１２】本発明の基地局装置は、移動局装置の通信
利用状況の検出を行うリソース管理手段と、前記検出さ
れた通信利用状況に応じて基地局制御装置が生成するセ
ルサイズを示す情報に応じて、電波の送信電力を制御す
る送信電力制御手段と、を具備する構成を採る。
利用状況の検出を行うリソース管理手段と、前記検出さ
れた通信利用状況に応じて基地局制御装置が生成するセ
ルサイズを示す情報に応じて、電波の送信電力を制御す
る送信電力制御手段と、を具備する構成を採る。
【００１３】この構成によれば、基地局装置の電波の送
信電力を制御するようにしたので、これによってセルの
大きさが制御され、例えば基地局装置を介して通信して
いた移動局装置の内の幾つかが、基地局装置に隣接する
他の基地局装置のセル内に位置するようになり、これに
よって他の基地局装置の何れかを介して通信を行うよう
になるので、できるだけ多くのサービス利用者を収容す
ることができる。
信電力を制御するようにしたので、これによってセルの
大きさが制御され、例えば基地局装置を介して通信して
いた移動局装置の内の幾つかが、基地局装置に隣接する
他の基地局装置のセル内に位置するようになり、これに
よって他の基地局装置の何れかを介して通信を行うよう
になるので、できるだけ多くのサービス利用者を収容す
ることができる。
【００１４】本発明の基地局装置は、移動局装置の通信
利用状況の検出を行うリソース管理手段と、前記検出さ
れた通信利用状況に応じて基地局制御装置が生成する各
セクタのサイズを示す情報に応じて、前記各セクタ毎に
電波の送信電力を制御する構成を採る。
利用状況の検出を行うリソース管理手段と、前記検出さ
れた通信利用状況に応じて基地局制御装置が生成する各
セクタのサイズを示す情報に応じて、前記各セクタ毎に
電波の送信電力を制御する構成を採る。
【００１５】この構成によれば、基地局装置の電波の送
信電力がセクタ毎に制御されるので、セル（セクタ）の
大きさを変更しても、同一地点において複数のセルが重
なる領域を極力抑えることができるようになり、他の基
地局装置からの干渉を極力抑えることができる。
信電力がセクタ毎に制御されるので、セル（セクタ）の
大きさを変更しても、同一地点において複数のセルが重
なる領域を極力抑えることができるようになり、他の基
地局装置からの干渉を極力抑えることができる。
【００１６】本発明の基地局制御装置は、複数の基地局
装置で検出された通信利用状況に応じてセルのサイズを
決定し、この決定されたセルサイズとする指示情報を基
地局装置へ通知するセルサイズ決定手段、を具備する構
成を採る。
装置で検出された通信利用状況に応じてセルのサイズを
決定し、この決定されたセルサイズとする指示情報を基
地局装置へ通知するセルサイズ決定手段、を具備する構
成を採る。
【００１７】この構成によれば、基地局装置のセルの大
きさを、通信利用状況に応じて変更することができる。
きさを、通信利用状況に応じて変更することができる。
【００１８】本発明の基地局制御装置は、複数の基地局
装置で検出された通信利用状況に応じて各セクタのサイ
ズを決定し、この決定されたセクタサイズとする指示情
報を基地局装置へ通知するセクタサイズ決定手段、を具
備する構成を採る。
装置で検出された通信利用状況に応じて各セクタのサイ
ズを決定し、この決定されたセクタサイズとする指示情
報を基地局装置へ通知するセクタサイズ決定手段、を具
備する構成を採る。
【００１９】この構成によれば、基地局装置の各セクタ
の大きさを、通信利用状況に応じて変更することができ
る。
の大きさを、通信利用状況に応じて変更することができ
る。
【００２０】本発明の移動体通信システムにおけるセル
形成方法は、基地局装置が、移動局装置の通信利用状況
の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を受
けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセルサ
イズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通知を
受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセルサイズ
となるように電波の送信電力を制御するようにした。
形成方法は、基地局装置が、移動局装置の通信利用状況
の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を受
けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセルサ
イズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通知を
受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセルサイズ
となるように電波の送信電力を制御するようにした。
【００２１】この方法によれば、基地局装置のセルの大
きさを制御するようにしたので、例えば基地局装置を介
して通信していた移動局装置の内の幾つかが、基地局装
置に隣接する他の基地局装置のセル内に位置するように
なり、これによって他の基地局装置の何れかを介して通
信を行うようになるので、できるだけ多くのサービス利
用者を収容することができる。
きさを制御するようにしたので、例えば基地局装置を介
して通信していた移動局装置の内の幾つかが、基地局装
置に隣接する他の基地局装置のセル内に位置するように
なり、これによって他の基地局装置の何れかを介して通
信を行うようになるので、できるだけ多くのサービス利
用者を収容することができる。
【００２２】本発明の移動体通信システムにおけるセル
形成方法は、基地局装置が、移動局装置の通信利用状況
の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を受
けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセクタ
サイズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通知
を受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセクタサ
イズとなるように各セクタ毎に電波の送信電力を制御す
るようにした。
形成方法は、基地局装置が、移動局装置の通信利用状況
の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を受
けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセクタ
サイズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通知
を受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセクタサ
イズとなるように各セクタ毎に電波の送信電力を制御す
るようにした。
【００２３】この方法によれば、基地局装置のセルの大
きさをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セ
クタ）の大きさを変更しても、同一地点において複数の
セルが重なる領域を極力抑えることができるようにな
り、他の基地局装置からの干渉を極力抑えることができ
る。
きさをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セ
クタ）の大きさを変更しても、同一地点において複数の
セルが重なる領域を極力抑えることができるようにな
り、他の基地局装置からの干渉を極力抑えることができ
る。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【００２５】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係る移動体通信システムの構成を示すブロック
図である。
形態１に係る移動体通信システムの構成を示すブロック
図である。
【００２６】この図１に示す実施の形態１の移動体通信
システムは、セルラー方式が適用されており、複数の基
地局１００〜１０６と、基地局制御局１０７とを備えて
構成されている。各基地局１００〜１０６を中心とする
六角形のマスが、それぞれの基地局１００〜１０６の送
信電波によって形成されるセルである。
システムは、セルラー方式が適用されており、複数の基
地局１００〜１０６と、基地局制御局１０７とを備えて
構成されている。各基地局１００〜１０６を中心とする
六角形のマスが、それぞれの基地局１００〜１０６の送
信電波によって形成されるセルである。
【００２７】各基地局１００〜１０６は、各々が同一構
成であり、基地局１００を代表してその内部構成を示し
た図２に示すように、リソース管理部２０１と、制御局
通信部２０２と、送信電力制御部２０３とを備えて構成
されている。
成であり、基地局１００を代表してその内部構成を示し
た図２に示すように、リソース管理部２０１と、制御局
通信部２０２と、送信電力制御部２０３とを備えて構成
されている。
【００２８】リソース管理部２０１は、図示せぬ移動局
のサービスの利用状況を認識するものである。
のサービスの利用状況を認識するものである。
【００２９】制御局通信部２０２は、リソース管理部２
０１で認識されたサービス利用状況を基地局制御局１０
７に通知し、この通知内容に応じて基地局制御局１０７
から通知されるセルの大きさに関する情報を受信するも
のである。
０１で認識されたサービス利用状況を基地局制御局１０
７に通知し、この通知内容に応じて基地局制御局１０７
から通知されるセルの大きさに関する情報を受信するも
のである。
【００３０】送信電力制御部２０３は、基地局制御局１
０７から通知されるセルの大きさに関する情報に応じ
て、電波の送信電力の大きさを制御するものである。
０７から通知されるセルの大きさに関する情報に応じ
て、電波の送信電力の大きさを制御するものである。
【００３１】基地局制御局１０７は、図３に示すよう
に、基地局通信部３０１と、セルサイズ決定部３０２と
を備えて構成されている。
に、基地局通信部３０１と、セルサイズ決定部３０２と
を備えて構成されている。
【００３２】基地局通信部３０１は、複数の基地局１０
０〜１０６から通知されるサービス利用状況を受信し、
複数の基地局１００〜１０６に対してセルの大きさに関
する情報を通知するものである。
０〜１０６から通知されるサービス利用状況を受信し、
複数の基地局１００〜１０６に対してセルの大きさに関
する情報を通知するものである。
【００３３】セルサイズ決定部３０２は、複数の基地局
１００〜１０６から通知されるサービス利用状況に応じ
て各基地局１００〜１０６のセルの大きさを決定するも
のである。
１００〜１０６から通知されるサービス利用状況に応じ
て各基地局１００〜１０６のセルの大きさを決定するも
のである。
【００３４】このような構成の移動体通信システムの動
作を、図４を参照して説明する。
作を、図４を参照して説明する。
【００３５】例えば、基地局１００においてサービスの
利用率が増加してきたときに、基地局制御局１０７は、
基地局１００の制御局通信部２０２から通知されるサー
ビス利用状況を基地局通信部３０１で受信し、この受信
内容をもとに基地局１００においてサービスの利用率が
増加してきたことを認識する。
利用率が増加してきたときに、基地局制御局１０７は、
基地局１００の制御局通信部２０２から通知されるサー
ビス利用状況を基地局通信部３０１で受信し、この受信
内容をもとに基地局１００においてサービスの利用率が
増加してきたことを認識する。
【００３６】この認識された結果に応じて、セルサイズ
決定部３０２で、基地局１００に対して、セルを小さく
するように指示を行う。これと同時に基地局１００に隣
接する基地局１０１〜１０６に対して、セルを大きくす
るように指示を行う。
決定部３０２で、基地局１００に対して、セルを小さく
するように指示を行う。これと同時に基地局１００に隣
接する基地局１０１〜１０６に対して、セルを大きくす
るように指示を行う。
【００３７】この指示によって、各基地局１００〜１０
６では、送信電力制御部２０３が電波の送信電力の大き
さを変化させ、この結果、例えば図４に示すようなセル
構成になる。即ち、基地局１００のセルが小さくなり、
他の基地局１０１〜１０６のセルが大きくなる。
６では、送信電力制御部２０３が電波の送信電力の大き
さを変化させ、この結果、例えば図４に示すようなセル
構成になる。即ち、基地局１００のセルが小さくなり、
他の基地局１０１〜１０６のセルが大きくなる。
【００３８】これによって、今まで、基地局１００を介
して通信していた移動局の内の幾つかが、基地局１００
に隣接する他の基地局１０１〜１０６のセル内に位置す
るようになり、これによって基地局１０１〜１０６の何
れかを介して通信を行うようになる。このため、基地局
１００においては、サービス利用率をいくらか低下させ
ることができ、基地局１００傘下のセルに在圏する利用
者からの新たなサービス利用要求に応えることができ
る。
して通信していた移動局の内の幾つかが、基地局１００
に隣接する他の基地局１０１〜１０６のセル内に位置す
るようになり、これによって基地局１０１〜１０６の何
れかを介して通信を行うようになる。このため、基地局
１００においては、サービス利用率をいくらか低下させ
ることができ、基地局１００傘下のセルに在圏する利用
者からの新たなサービス利用要求に応えることができ
る。
【００３９】このように、実施の形態１の移動体通信シ
ステムによれば、各基地局１００〜１０６のセルの大き
さを制御できるようにしたので、できるだけ多くのサー
ビス利用者を収容することができる。言い換えれば、サ
ービスの利用率が高い地区において、基地局のリソース
数の問題によるサービス利用不可状況の発生を最低限に
抑えることができる。
ステムによれば、各基地局１００〜１０６のセルの大き
さを制御できるようにしたので、できるだけ多くのサー
ビス利用者を収容することができる。言い換えれば、サ
ービスの利用率が高い地区において、基地局のリソース
数の問題によるサービス利用不可状況の発生を最低限に
抑えることができる。
【００４０】（実施の形態２）図５は、本発明の実施の
形態２に係る移動体通信システムにおける基地局制御局
の構成を示すブロック図である。
形態２に係る移動体通信システムにおける基地局制御局
の構成を示すブロック図である。
【００４１】但し、この実施の形態２に係る移動体通信
システムの構成は、図１の実施の形態１に係る移動体通
信システムの構成と同一である。
システムの構成は、図１の実施の形態１に係る移動体通
信システムの構成と同一である。
【００４２】この実施の形態２の特徴は、制御局通信部
２０２で各セクタの大きさに関する情報を基地局制御局
１０７から受信し、基地局制御局１０７から通知される
各セクタの大きさに関する情報をもとに、送信電力制御
部２０３においてセクタ毎に電波の送信電力の大きさを
制御するようにした点にある。
２０２で各セクタの大きさに関する情報を基地局制御局
１０７から受信し、基地局制御局１０７から通知される
各セクタの大きさに関する情報をもとに、送信電力制御
部２０３においてセクタ毎に電波の送信電力の大きさを
制御するようにした点にある。
【００４３】即ち図５に示すように、基地局制御局１０
７は、基地局通信部３０１の他に、セルサイズ決定部３
０２の代わりに、複数の基地局１００〜１０６から通知
されるサービス利用状況をもとに各基地局１００〜１０
６における各セクタの大きさを決定するセクタサイズ決
定部５０１を備えており、基地局通信部３０１で、複数
の基地局１００〜１０６に対して各セクタの大きさに関
する情報を通知するようになっている。
７は、基地局通信部３０１の他に、セルサイズ決定部３
０２の代わりに、複数の基地局１００〜１０６から通知
されるサービス利用状況をもとに各基地局１００〜１０
６における各セクタの大きさを決定するセクタサイズ決
定部５０１を備えており、基地局通信部３０１で、複数
の基地局１００〜１０６に対して各セクタの大きさに関
する情報を通知するようになっている。
【００４４】このような構成の移動体通信システムの動
作を、図６を参照して説明する。
作を、図６を参照して説明する。
【００４５】例えば、基地局１００においてサービスの
利用率が増加してきたときに、基地局制御局１０７は、
基地局１００から通知されるサービス利用状況をもとに
基地局１００においてサービスの利用率が増加してきた
ことを認識する。
利用率が増加してきたときに、基地局制御局１０７は、
基地局１００から通知されるサービス利用状況をもとに
基地局１００においてサービスの利用率が増加してきた
ことを認識する。
【００４６】この結果、基地局１００に対して、単一又
は複数のセクタ（ここではセクタ６０１）を小さくする
ように指示を行う。
は複数のセクタ（ここではセクタ６０１）を小さくする
ように指示を行う。
【００４７】これと同時に小さくするように指示された
セクタ６０１に隣接する基地局１０１のセクタ６０２を
大きくするように指示する。この結果、基地局１００の
セクタ６０１及び基地局１０１のセクタ６０２において
電波の送信電力の大きさが変化し、図６に示すようなセ
ル（セクタ）構成になる。
セクタ６０１に隣接する基地局１０１のセクタ６０２を
大きくするように指示する。この結果、基地局１００の
セクタ６０１及び基地局１０１のセクタ６０２において
電波の送信電力の大きさが変化し、図６に示すようなセ
ル（セクタ）構成になる。
【００４８】これによって、今まで、基地局１００を介
して通信していた移動局の内の幾つかが、基地局１００
に隣接する他の基地局１０１のセル内に位置するように
なり、これによって基地局１０１を介して通信を行うよ
うになるので、基地局１００においては、サービスの利
用率ををいくらか低下させることができ、基地局１００
傘下のセルに在圏する利用者からの新たなサービス利用
要求に応えることができる。
して通信していた移動局の内の幾つかが、基地局１００
に隣接する他の基地局１０１のセル内に位置するように
なり、これによって基地局１０１を介して通信を行うよ
うになるので、基地局１００においては、サービスの利
用率ををいくらか低下させることができ、基地局１００
傘下のセルに在圏する利用者からの新たなサービス利用
要求に応えることができる。
【００４９】このように、実施の形態２の移動体通信シ
ステムによれば、各基地局１００〜１０６のセルの大き
さをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セク
タ）の大きさを変更しても、同一地点において複数のセ
ルが重なる領域を、例えば図６に符号６０３，６０４で
示すように極力抑えることができるようになり、他の基
地局からの干渉を極力抑えることができる。
ステムによれば、各基地局１００〜１０６のセルの大き
さをセクタ毎に調整できるようにしたので、セル（セク
タ）の大きさを変更しても、同一地点において複数のセ
ルが重なる領域を、例えば図６に符号６０３，６０４で
示すように極力抑えることができるようになり、他の基
地局からの干渉を極力抑えることができる。
【００５０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各々がセルを形成する複数の基地局によって形成される
通信サービスエリアに、移動局の利用者を極力多く収容
することができるできる。
各々がセルを形成する複数の基地局によって形成される
通信サービスエリアに、移動局の利用者を極力多く収容
することができるできる。
【図１】本発明の実施の形態１に係る移動体通信システ
ムの構成を示すブロック図
ムの構成を示すブロック図
【図２】実施の形態１に係る移動体通信システムにおけ
る基地局の構成を示すブロック図
る基地局の構成を示すブロック図
【図３】実施の形態１に係る移動体通信システムにおけ
る基地局制御局の構成を示すブロック図
る基地局制御局の構成を示すブロック図
【図４】実施の形態１に係る移動体通信システムにおけ
るセル形成動作の説明図
るセル形成動作の説明図
【図５】本発明の実施の形態２に係る移動体通信システ
ムにおける基地局制御局の構成を示すブロック図
ムにおける基地局制御局の構成を示すブロック図
【図６】実施の形態２に係る移動体通信システムにおけ
るセル（セクタ）形成動作の説明図
るセル（セクタ）形成動作の説明図
１００〜１０６ 基地局 １０７ 基地局制御局 ２０１ リソース管理部 ２０２ 制御局通信部 ２０３ 送信電力制御部 ３０１ 基地局通信部 ３０２ セルサイズ決定部 ５０１ セクタサイズ決定部
Claims (8)
- 【請求項１】 移動局装置の通信利用状況の検出を行う
と共に、セルサイズ情報に応じたサイズにセルを形成す
る基地局装置と、前記通信利用状況に応じたセルサイズ
とする指示を前記セルサイズ情報として前記基地局装置
に通知する基地局制御装置と、を具備することを特徴と
する移動体通信システム。 - 【請求項２】 基地局制御局は、通信利用状況に応じて
基地局装置のセクタサイズを決定し、この決定されたセ
クタサイズとする情報を前記基地局装置へ通知し、前記
基地局装置は、前記情報に応じたサイズにセクタを形成
することを特徴とする請求項１記載の移動体通信システ
ム。 - 【請求項３】 移動局装置の通信利用状況の検出を行う
リソース管理手段と、前記検出された通信利用状況に応
じて基地局制御装置が生成するセルサイズを示す情報に
応じて、電波の送信電力を制御する送信電力制御手段
と、を具備することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項４】 移動局装置の通信利用状況の検出を行う
リソース管理手段と、前記検出された通信利用状況に応
じて基地局制御装置が生成する各セクタのサイズを示す
情報に応じて、前記各セクタ毎に電波の送信電力を制御
することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項５】 複数の基地局装置で検出された通信利用
状況に応じてセルのサイズを決定し、この決定されたセ
ルサイズとする指示情報を基地局装置へ通知するセルサ
イズ決定手段、を具備することを特徴とする基地局制御
装置。 - 【請求項６】 複数の基地局装置で検出された通信利用
状況に応じて各セクタのサイズを決定し、この決定され
たセクタサイズとする指示情報を基地局装置へ通知する
セクタサイズ決定手段、を具備することを特徴とする基
地局制御装置。 - 【請求項７】 基地局装置が、移動局装置の通信利用状
況の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を
受けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセル
サイズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通知
を受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセルサイ
ズとなるように電波の送信電力を制御することを特徴と
する移動体通信システムにおけるセル形成方法。 - 【請求項８】 基地局装置が、移動局装置の通信利用状
況の検出を行って基地局制御装置へ通知し、この通知を
受けた基地局制御装置が前記通信利用状況に応じたセク
タサイズとする指示を前記基地局装置に通知し、この通
知を受けた前記基地局装置が、前記指示に応じたセクタ
サイズとなるように各セクタ毎に電波の送信電力を制御
することを特徴とする移動体通信システムにおけるセル
形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007692A JP2001197549A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 移動体通信システム及び移動体通信システムにおけるセル形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000007692A JP2001197549A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 移動体通信システム及び移動体通信システムにおけるセル形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001197549A true JP2001197549A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18536059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000007692A Pending JP2001197549A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 移動体通信システム及び移動体通信システムにおけるセル形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001197549A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005032191A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Fujitsu Limited | 無線基地局装置 |
| JP2007520170A (ja) * | 2004-01-27 | 2007-07-19 | テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド | Ｃｄｍａネットワークパラメータの動的自動最適化のための方法およびシステム |
| US7756523B2 (en) | 2003-10-08 | 2010-07-13 | Nec Corporation | Management method, system, and management apparatus of radio communication system |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007692A patent/JP2001197549A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005032191A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Fujitsu Limited | 無線基地局装置 |
| US7756523B2 (en) | 2003-10-08 | 2010-07-13 | Nec Corporation | Management method, system, and management apparatus of radio communication system |
| JP2007520170A (ja) * | 2004-01-27 | 2007-07-19 | テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド | Ｃｄｍａネットワークパラメータの動的自動最適化のための方法およびシステム |
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