JP2001197308A - 2値化閾値算出方法および装置 - Google Patents
2値化閾値算出方法および装置Info
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Abstract
タを2値化するに際し、背景部分と文字などの部分とを
良好に分離できるように2値化閾値を適切に設定する。 【解決手段】 画像データのヒストグラムを求め、この
ヒストグラムにおいて最も頻度が高いピーク部分の階調
値をmwm(Mid of White Mountain)として求める。
mwmを基準として階調の低い側におけるヒストグラム
と閾値sllとの交点の階調値をwlwm(White Limi
t of White Mountain)として算出する。そして、mw
mとwlwmとの差分値を求めこれとmwmとを加算し
てblwm(Black Level of White Mountain)を求
め、これを基準2値化閾値とする。基準2値化閾値に基
づいて2値化閾値を求めるためのテーブルを修正して2
値化閾値補正テーブルを得る。原稿を読み取ることによ
り基準2値化閾値を求め、テーブルを参照して算出2値
化閾値を求め、これにより画像データを2値化して印刷
を行う。
Description
像入力装置により得られた画像データを、孔版印刷装置
などにおいて印刷するために2値化する際の2値化閾値
を算出する2値化閾値算出方法および装置に関するもの
である。
く低コストであることから広く利用されている。この孔
版印刷装置は、画像読取手段によって読み取られた画像
を表す画像データに対して、画像処理および画素値変換
処理を施した後に2値化を行うことにより2値化データ
を得、この2値化データに基づいて発熱素子が配列され
たサーマルヘッドを局所的に発熱させながら感熱孔版原
紙に接触させて穿孔し、穿孔部を通過したインクを印刷
用紙に転移させて印刷物を得るものである。
ては、例えば画像データが0〜255の256階調から
なる場合、中間値の127を2値化閾値として127よ
り大きい階調を1(黒)、小さい階調を0(白)とする
単一閾値によるものが一般的である。しかしながら、こ
のような単一閾値により画像データを2値化する方法に
おいては、新聞紙などのように原稿の背景の濃度が高い
場合に、閾値が低すぎて2値化データにより表される2
値化画像が全体的に黒くなって文字部分が読みにくくな
るという問題がある。
に合わせて変化させる平均値法、P−タイル法などの種
々の2値化閾値算出方法が提案されている。ここで、平
均値法は原稿における所定領域内あるいは原稿全体の濃
度の平均値を2値化閾値として2値化を行う方法であ
り、P−タイル法は原稿における所定領域内の画像濃度
分布を求め、黒字の面積がその領域の面積のP%となる
濃度を2値化閾値として2値化を行う方法である。
法は原稿にノイズが含まれたり、原稿の裏に記録された
文字が透けたりすると、閾値が大きくなり2値化画像の
濃度が低くなってしまうという問題がある。また、P−
タイル法は閾値を求めた領域と比較して文字の濃度と大
きさが異なる領域が原稿中に存在する場合には、その領
域の濃度が濃くなったり薄くなったりするという問題が
ある。
り、2値化のための閾値を適切に設定することができる
2値化閾値算出方法および装置を提供することを目的と
するものである。
算出方法は、画像データを2値化する際の2値化閾値を
算出する方法において、前記画像データの階調に関する
ヒストグラムを作成し、該ヒストグラムにおける頻度の
ピーク部分の階調の値であるピーク階調値を算出し、前
記ヒストグラムと所定の頻度閾値とにおける階調値が低
い側の交点の階調値を第1の階調値として算出し、前記
ピーク階調値に該ピーク階調値と前記第1の階調値との
差分値を加算することにより基準閾値を算出し、該基準
閾値に基づいて前記2値化閾値を決定することを特徴と
するものである。
における頻度が最も高くなる部分のことであり、ヒスト
グラムにピークが複数存在する場合には、最も頻度が高
いピークを「ピーク部分」として算出する。
の原稿を読み取ることにより得られた画像データのヒス
トグラムに基づいて決定される値であり、いずれの原稿
から得られたヒストグラムにおいてもそのピークの頻度
よりも小さくなる蓋然性が高い値に設定される。
を決定する」とは、例えば基準閾値を基準として2値化
閾値を種々変更することにより実際に画像データを2値
化して印刷を行い、印刷結果が最良となる2値化閾値を
求め、これと基準閾値との関係を例えばテーブルとして
求め、求められた基準閾値に基づいてテーブルを参照し
て2値化閾値を決定することをいう。
おいては、所定の低階調側閾値以下における前記ヒスト
グラムの総和が該低階調側閾値以上における前記ヒスト
グラムの総和よりも大きい場合は、前記ヒストグラムと
前記所定の頻度閾値とにおける階調値が高い側の交点の
階調値を前記基準閾値として算出することが好ましい。
基準原稿を読み取ることにより得られた画像データから
作成されたヒストグラムにおけるピーク部分の階調値に
設定される。また、「前記所定の低階調側閾値以下にお
ける前記ヒストグラムの総和が該低階調側閾値以上にお
ける前記ヒストグラムの総和よりも大きい場合」とは、
原稿の背景部分が非常に白くかつ非常に大きい場合のこ
とをいう。
頻度閾値より小さい場合、所定の高階調側閾値以上にお
ける前記ヒストグラムの総和が該高階調側閾値以下にお
ける前記ヒストグラムの総和よりも大きい場合、および
/または前記ピーク階調値、前記第1の階調値並びに前
記基準閾値のいずれかが前記高階調側閾値よりも大きい
場合には、予め定められた階調値を前記基準閾値とする
ことが好ましい。
基準原稿を読み取ることにより得られた画像データから
作成されたヒストグラムにおけるピーク部分の階調値に
設定される。また、「前記ピーク部分の頻度が前記所定
の頻度閾値より小さい場合」とは、ヒストグラムにおい
てピーク部分が存在しない場合、あるいはピーク部分は
存在するもののその頻度が非常に小さい場合のことをい
う。なお、「所定の頻度閾値より小さい場合」とある
が、本発明においては所定の頻度閾値よりも若干大きな
値を基準としてピーク部分の頻度の大小を判定してもよ
い。さらに、「所定の高階調側閾値以上における前記ヒ
ストグラムの総和が該高階調側閾値以下における前記ヒ
ストグラムの総和よりも大きい場合、前記ピーク階調
値、前記第1の階調値並びに前記所定の閾値のいずれか
が前記高階調側閾値よりも大きい場合」とは、原稿にお
ける文字や図形部分の面積が非常に大きい場合、背景濃
度が非常に高い場合のことをいう。
データを2値化する際の2値化閾値を算出する装置にお
いて、前記画像データの階調に関するヒストグラムを作
成するヒストグラム作成手段と、該ヒストグラムにおけ
る頻度のピーク部分の階調の値であるピーク階調値を算
出するピーク階調値算出手段と、前記ヒストグラムと所
定の頻度閾値とにおける階調値が低い側の交点の階調値
を第1の階調値として算出する第1の階調値算出手段
と、前記ピーク階調値に該ピーク階調値と前記第1の階
調値との差分値を加算することにより基準閾値を算出す
る基準閾値算出手段と、該基準閾値に基づいて前記2値
化閾値を決定する2値化閾値決定手段とを備えたことを
特徴とするものである。
おいては、前記基準閾値算出手段が、所定の低階調側閾
値以下における前記ヒストグラムの総和が該低階調側閾
値以上における前記ヒストグラムの総和よりも大きいか
否かを判断する手段を備え、該判断が肯定された場合
は、前記ヒストグラムと前記所定の頻度閾値とにおける
階調値が高い側の交点の階調値を前記基準閾値として算
出する手段であることが好ましい。
ク部分の頻度が前記所定の頻度閾値より小さいか否か、
所定の高階調側閾値以上における前記ヒストグラムの総
和が該高階調側閾値以下における前記ヒストグラムの総
和よりも大きいか否か、および/または前記ピーク階調
値、前記第1の階調値並びに前記基準閾値のいずれかが
前記高階調側閾値よりも大きいか否かを判断する手段を
備え、該判断が肯定された場合には、予め定められた階
調値を前記基準閾値とする手段であることが好ましい。
ラムのピーク部分の階調値であるピーク階調値が算出さ
れ、ヒストグラムと所定の頻度閾値とにおける階調値が
低い側の交点の階調値が第1の階調値として算出され
る。そして、ピーク階調値にピーク階調値と第1の階調
値との差分値を加算することにより基準閾値が算出さ
れ、これに基づいて2値化閾値が決定される。ここで、
画像データのヒストグラムにおいては、真っ白な原稿や
真っ黒な原稿から得られた画像データの場合を除いて、
原稿の背景部分の頻度が最も大きくなるため、ピーク階
調値は原稿の背景部分すなわち原稿の明度を表す階調値
となる。また、第1の階調値はヒストグラムにおける背
景部分の最低階調値を代表する値となる。また、文字や
図形が記録されていない原稿、すなわち背景のみの原稿
から得られるヒストグラムは、上記ピーク階調値を基準
として線対称の形状をなすものである。このため、ピー
ク階調値にピーク階調値と第1の階調値との差分値を加
算することにより得られる基準閾値は、ヒストグラムの
ピーク部分の対称性から背景のみのヒストグラムにおけ
る高濃度側の裾部分の値と略一致することとなる。した
がって、基準閾値を基準として2値化閾値を求め、この
2値化閾値により画像データを2値化することにより、
背景部分と文字や図形とが良好に分離された2値化デー
タを得ることができる。
形態について説明する。
算出装置を適用した2値化装置の構成を示す概略ブロッ
ク図である。図1に示すようにこの2値化装置は、原稿
を読み取ることにより得られた画像データSからサンプ
ルデータS1を抽出するサンプルデータ抽出手段1と、
サンプルデータS1に基づいて2値化閾値Th0を算出
する2値化閾値算出手段2と、2値化閾値算出手段2に
おいて算出された2値化閾値Th0に基づいて画像デー
タSを2値化して2値化データS2を得る2値化処理手
段3とを備える。
概略ブロック図である。2値化閾値算出手段2は、2値
化閾値Th0を求める計算を行うための計算処理部(C
PU)5と、計算処理部5において行われるプログラム
を格納した格納領域および後述するように算出された2
値化閾値を補正するための2値化閾値補正テーブル領域
を有するROM6と、後述するように求められたヒスト
グラムを格納するヒストグラム領域およびプログラム作
業領域を有するRAM7とを備える。なお、本実施形態
において画像データSは0〜255の256階調を有す
るものとする。
る。図3は本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。まず、サンプルデータ抽出手段1に原稿を読み取る
ことにより得られた画像データSが入力されると、画像
データSを間引くなどのサンプリングが行われサンプル
データS1が得られる(ステップS1)。ここで、画像
データSをサンプリングするのは2値化閾値算出手段2
における2値化閾値Th0を算出するための演算時間を
短縮するためである。得られたサンプルデータS1は2
値化閾値算出手段2に入力される(ステップS2)。
ルデータS1に基づいてサンプルデータS1の階調に関
するヒストグラムが作成される(ステップS3)。ここ
で、サンプルデータS1から作成されたヒストグラムは
図4に示すものとなっているが、ここでは図4に示すヒ
ストグラムに対してスムージング処理を行い、図5に示
すヒストグラムが作成される。ここで、スムージング処
理の方法としては、図6に示すようにa〜eの5階調の
部分について説明すると、階調度bについては、b=
(a+b+c+d)/4あるいはb=(a+b+c)/
3、階調度cについては、c=(b+c+d+e)/4
あるいはc=(b+c+d)/3のような演算により求
める。この演算を全階調度に亘って行うことにより図5
に示すヒストグラムが得られる。
に、swl(Super White Level)、sbl(Super Bla
ck Level)およびsll(Super Low Level)の3つの
値が設定されている。swlは例えば白色の基準原稿を
読み取ることにより得られた画像データから作成された
ヒストグラムにおけるピーク部分の階調値に設定され
る。sblは例えば黒色の基準原稿を読み取ることによ
り得られた画像データから作成されたヒストグラムにお
けるピーク部分の階調値に設定される。sllは種々の
原稿を読み取ることにより得られた画像データのヒスト
グラムに基づいて決定される値であり、いずれの原稿か
ら得られたヒストグラムにおいてもヒストグラムのピー
ク部分の頻度よりも小さくなる蓋然性が高い値に設定さ
れる。
総和がsbl以下におけるヒストグラムの総和よりも大
きいか否かが判断される(ステップS4)。ここで、s
bl以上におけるヒストグラムの総和がsbl以下にお
けるヒストグラムの総和よりも大きい場合とは、ヒスト
グラムが図7に示すような形状となって斜線部の面積が
それ以外の部分の面積よりも大きくなる場合のことであ
り、このような場合には、原稿における文字や図形部分
の面積が非常に大きかったり、背景濃度が非常に高かっ
たりするため、2値化の閾値を適切に求めることができ
ない。したがって、ステップS4が肯定された場合には
ステップS17に進み、予め定められた閾値を後述する
基準2値化閾値Thとして算出する。
は、次のステップS5において、swl以下におけるヒ
ストグラムの総和がswl以上におけるヒストグラムの
総和よりも大きいか否かが判断される。ここで、swl
以下におけるヒストグラムの総和がswl以上における
ヒストグラムの総和よりも大きい場合とは、ヒストグラ
ムが図8に示すような形状となって斜線部の面積がそれ
以外の部分の面積よりも大きくなる場合のことであり、
このような場合には、原稿の背景部分が非常に白かった
り非常に大きかったりするため、後述するような方法で
は2値化閾値Thを適切に求めることができない。この
場合は、後述するように別の手法により基準2値化閾値
Thを求める。
てヒストグラムのピーク階調値が算出される(ステップ
S6)。図9はヒストグラムのピーク階調値の算出方法
を説明するための図である。図9(a)に示すように、
まずヒストグラムの所定の階調幅(例えば本実施形態の
ように256階調の場合は7〜13程度の階調幅)にお
ける頻度の総和を、図9(b)に示すようにヒストグラ
ムの低階調側から高階調側へ1階調ずつずらしながら算
出し、所定の階調幅における頻度の総和が最大となる階
調幅の位置を検出する。そして、その位置における所定
の階調幅の中心位置における階調値をヒストグラムのピ
ーク階調値として求め、これをmwm(Mid of White M
ountain)とする。例えば、所定の階調幅が9であり、
頻度の総和が最大となる位置が階調41〜49であった
場合、mwm=45となる。このようにして求められた
mwmは、原稿の背景部分における階調値を代表する値
となる。
>sllであるか否かが判断される。ここで、mwmが
sll以下となる場合とは、ヒストグラムにおいてピー
ク部分が存在しない場合、あるいはピーク部分は存在す
るもののその頻度が非常に小さい場合のことであり、こ
のような場合は原稿の背景部分と文字部分とを良好に分
離可能な2値化閾値を求めることができない。したがっ
て、ステップS7が否定された場合はステップS17に
進み、予め定められた閾値を2値化閾値Th0として算
出し処理を終了する。なお、ステップS7の処理におい
てはmwm>sllを判定するのみならず、sllに所
定の値(例えば0〜10程度)を加算した値とmwmと
を比較するようにしてもよい。一方、ステップS7が肯
定された場合は、mwmを基準として階調の低い側にお
けるヒストグラムとsllとの交点の階調値をwlwm
(White Limit of White Mountain)として算出する
(ステップS8)。このようにして求められたwlwm
は、原稿における背景部分のヒストグラムにおける低階
調側の裾の部分の値を表すものとなる。
と、mwmとwlwmとの差分値が求められ、この差分
値がmwmに加算されてblwm(Black Level of Whi
te Mountain)が求められる(ステップS9)。これ
は、ヒストグラムの対称性に鑑みて求められるものであ
り、図10に示すようにmwmにmwmとwlwmとの
差分値である幅Hの階調値を加算した値、すなわち、w
lwmをmwmを基準として高階調側に折り返した値と
なる。このようにして求められたblwmは、原稿にお
ける背景部分のヒストグラムにおける高階調側の裾の部
分の値を表すものとなる。そして、このようにして求め
られたblwmを基準2値化閾値Thとして(ステップ
S10)、図11に示す2値化閾値補正テーブルを調整
する(ステップS11)。これは求められた基準2値化
閾値Thを基準として2値化閾値を変化させて実際に画
像データSを2値化して印刷を行い、最良の印刷状態と
判断される2値化閾値を算出2値化閾値Th0として求
めるものである。そして、算出2値化閾値Th0を基準
2値化閾値Thに対してプロットし、種々の原稿に対し
て基準2値化閾値Thの2値化閾値補正テーブルに対す
るプロットを繰り返して図11に示す2値化閾値補正テ
ーブルを調整して、図12に示す2値化閾値補正テーブ
ルを得る。
と同様に印刷を行う原稿から基準2値化閾値Thを算出
し、上述したように作成された2値化閾値補正テーブル
を参照して算出2値化閾値Th0を求め、これに基づい
て2値化処理手段3において画像データSを2値化して
印刷を行う。例えば、基準2値化閾値Thが60であっ
た場合、図12に示す2値化閾値補正テーブルを参照す
ることにより算出2値化閾値Th0が52とされ、この
算出2値化閾値Th0に基づいて画像データSが2値化
されることとなる。
場合には、ヒストグラムは図8に示すような形状となっ
ているためwlwmを求めることができない。このよう
な場合には、まずステップS6と同様にヒストグラムの
ピーク階調値をmwmとして求め(ステップS15)、
図13に示すようにmwmを基準として階調の高い側に
おけるヒストグラムとsllとの交点の階調値をblw
mとして算出し(ステップS16)、これを基準2値化
閾値Thとすればよい(ステップS10)。
における背景における高濃度側の裾部分を基準2値化閾
値Thとして求め、この基準2値化閾値Thに基づいて
実際に2値化を行うための算出2値化閾値Th0を求め
るようにしたため、原稿における背景と文字および図形
とを良好に分離することができ、これにより背景部分と
文字などが良好に分離された印刷物を得ることができ
る。
適用した2値化装置の構成を示す概略ブロック図
ク図
するための図
るための図
Claims (6)
- 【請求項1】 画像データを2値化する際の2値化閾
値を算出する方法において、 前記画像データの階調に関するヒストグラムを作成し、 該ヒストグラムにおける頻度のピーク部分の階調の値で
あるピーク階調値を算出し、 前記ヒストグラムと所定の頻度閾値とにおける階調値が
低い側の交点の階調値を第1の階調値として算出し、 前記ピーク階調値に該ピーク階調値と前記第1の階調値
との差分値を加算することにより基準閾値を算出し、 該基準閾値に基づいて前記2値化閾値を決定することを
特徴とする2値化閾値算出方法。 - 【請求項2】 所定の低階調側閾値以下における前記
ヒストグラムの総和が該低階調側閾値以上における前記
ヒストグラムの総和よりも大きい場合は、前記ヒストグ
ラムと前記所定の頻度閾値とにおける階調値が高い側の
交点の階調値を前記基準閾値として算出することを特徴
とする請求項1記載の2値化閾値算出方法。 - 【請求項3】 前記ピーク部分の頻度が前記所定の頻
度閾値より小さい場合、所定の高階調側閾値以上におけ
る前記ヒストグラムの総和が該高階調側閾値以下におけ
る前記ヒストグラムの総和よりも大きい場合、および/
または前記ピーク階調値、前記第1の階調値並びに前記
基準閾値のいずれかが前記高階調側閾値よりも大きい場
合には、予め定められた階調値を前記基準閾値とするこ
とを特徴とする請求項1または2記載の2値化閾値算出
方法。 - 【請求項4】 画像データを2値化する際の2値化閾
値を算出する装置において、 前記画像データの階調に関するヒストグラムを作成する
ヒストグラム作成手段と、 該ヒストグラムにおける頻度のピーク部分の階調の値で
あるピーク階調値を算出するピーク階調値算出手段と、 前記ヒストグラムと所定の頻度閾値とにおける階調値が
低い側の交点の階調値を第1の階調値として算出する第
1の階調値算出手段と、 前記ピーク階調値に該ピーク階調値と前記第1の階調値
との差分値を加算することにより基準閾値を算出する基
準閾値算出手段と、 該基準閾値に基づいて前記2値化閾値を決定する2値化
閾値決定手段とを備えたことを特徴とする2値化閾値算
出装置。 - 【請求項5】 前記基準閾値算出手段は、所定の低階
調側閾値以下における前記ヒストグラムの総和が該低階
調側閾値以上における前記ヒストグラムの総和よりも大
きいか否かを判断する手段を備え、 該判断が肯定された場合は、前記ヒストグラムと前記所
定の頻度閾値とにおける階調値が高い側の交点の階調値
を前記基準閾値として算出する手段であることを特徴と
する請求項4記載の2値化閾値算出装置。 - 【請求項6】 前記基準閾値算出手段は、前記ピーク
部分の頻度が前記所定の頻度閾値より小さいか否か、所
定の高階調側閾値以上における前記ヒストグラムの総和
が該高階調側閾値以下における前記ヒストグラムの総和
よりも大きいか否か、および/または前記ピーク階調
値、前記第1の階調値並びに前記基準閾値のいずれかが
前記高階調側閾値よりも大きいか否かを判断する手段を
備え、 該判断が肯定された場合には、予め定められた階調値を
前記基準閾値とする手段であることを特徴とする請求項
4または5記載の2値化閾値算出装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2000001360A JP3717357B2 (ja) | 2000-01-07 | 2000-01-07 | 2値化閾値算出方法および装置 |
EP01100344A EP1133158B1 (en) | 2000-01-07 | 2001-01-04 | Method of and apparatus for calculating binary-coding threshold value |
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