JP2001197163A - マイク機能を有するイヤホンを用いる携帯電話機 - Google Patents
マイク機能を有するイヤホンを用いる携帯電話機Info
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- JP2001197163A JP2001197163A JP2000003861A JP2000003861A JP2001197163A JP 2001197163 A JP2001197163 A JP 2001197163A JP 2000003861 A JP2000003861 A JP 2000003861A JP 2000003861 A JP2000003861 A JP 2000003861A JP 2001197163 A JP2001197163 A JP 2001197163A
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- Headphones And Earphones (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話機において、通話を行うとき、手を
使用して、マイクを口元にスピーカを耳元に位置させる
必要がある。また、コードで接続するイヤホンも不便で
ある。そこで、ワイヤレス・マイク・イヤホンを用いた
携帯電話機を提供する。 【解決手段】 マイク機能を有する双方向性のあるマイ
ク・イヤホンと、電気的フィードバックのない2線4線
変換回路を組合せ、さらに携帯電話機本体とマイク・イ
ヤホンとの間を音声FM波で送受信する。
使用して、マイクを口元にスピーカを耳元に位置させる
必要がある。また、コードで接続するイヤホンも不便で
ある。そこで、ワイヤレス・マイク・イヤホンを用いた
携帯電話機を提供する。 【解決手段】 マイク機能を有する双方向性のあるマイ
ク・イヤホンと、電気的フィードバックのない2線4線
変換回路を組合せ、さらに携帯電話機本体とマイク・イ
ヤホンとの間を音声FM波で送受信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可逆性のあるマイク
機能を有するイヤホンと、その双方向入出力端子に接続
する電気的フィードバックの少ない2線4線変換回路
と、携帯電話機本体とコードでなく、FM無線でオーデ
ィオ通信を行う音声FM通信回路とを備えたワイヤレス
マイクイヤホン部を持つ携帯電話機に関する。
機能を有するイヤホンと、その双方向入出力端子に接続
する電気的フィードバックの少ない2線4線変換回路
と、携帯電話機本体とコードでなく、FM無線でオーデ
ィオ通信を行う音声FM通信回路とを備えたワイヤレス
マイクイヤホン部を持つ携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機1は図5に示すように
通常マイク6とスピーカ3からなるオーディオ機器から
なっているか、或は、イヤホンで聞きたいときは携帯電
話機1と別に携帯しているイヤホン8を取り出しそのコ
ード8aの先端にあるジャック8bと携帯電話機1の側
面にあるイヤホンコネクタ7に装着していた。しかしな
がら、イヤホンなしで聞く場合は、必ず、いずれかの手
を使用し、スピーカ3を耳の近くに、マイク6を口元の
近くになるように携帯電話機1を位置させる必要があ
り、不便である。一方イヤホン8を使用する場合はスピ
ーカ3を耳の近くに位置させる必要はないが、マイク6
の近くに口元を位置させる必要が残る。携帯電話機1の
置き場所によっては手を使用しなくてもよい場合がある
程度である。なお、9はアンテナ部を示す。
通常マイク6とスピーカ3からなるオーディオ機器から
なっているか、或は、イヤホンで聞きたいときは携帯電
話機1と別に携帯しているイヤホン8を取り出しそのコ
ード8aの先端にあるジャック8bと携帯電話機1の側
面にあるイヤホンコネクタ7に装着していた。しかしな
がら、イヤホンなしで聞く場合は、必ず、いずれかの手
を使用し、スピーカ3を耳の近くに、マイク6を口元の
近くになるように携帯電話機1を位置させる必要があ
り、不便である。一方イヤホン8を使用する場合はスピ
ーカ3を耳の近くに位置させる必要はないが、マイク6
の近くに口元を位置させる必要が残る。携帯電話機1の
置き場所によっては手を使用しなくてもよい場合がある
程度である。なお、9はアンテナ部を示す。
【0003】そこで、骨伝導音声振動をピックアップす
る骨伝導マイクと、音圧型スピーカとを同一ケースに組
込んだ骨伝導マイクイヤホンがある。これは、圧動バイ
モルフを音響−電気信号変換素子として、これをマイク
イヤホンケースの耳孔挿入部に収納し、骨伝導音声振動
を検出し、同時にこの耳孔挿入部の先端開口部よりスピ
ーカの受話音を放音するものがあった(特開平5−19
9577号、特開平8−265887号)。
る骨伝導マイクと、音圧型スピーカとを同一ケースに組
込んだ骨伝導マイクイヤホンがある。これは、圧動バイ
モルフを音響−電気信号変換素子として、これをマイク
イヤホンケースの耳孔挿入部に収納し、骨伝導音声振動
を検出し、同時にこの耳孔挿入部の先端開口部よりスピ
ーカの受話音を放音するものがあった(特開平5−19
9577号、特開平8−265887号)。
【0004】しかしながら、前述のように骨伝導マイク
と音圧型スピーカを同一ケースに組込んでいるので、音
声のハウリングが生じやすいという問題点があった。さ
らに、以下に示す問題もあった。
と音圧型スピーカを同一ケースに組込んでいるので、音
声のハウリングが生じやすいという問題点があった。さ
らに、以下に示す問題もあった。
【0005】すなわち、イヤホンを使用するときには、
携帯電話機にコードを接続して耳にマイクイヤホン部を
挿し込む必要がある。従って、コードの長さの範囲内に
制限される不自由さがあり、また、携帯電話機を衣服の
ポケットや携帯用カバンの中に入れてある場合でも必ず
コードで接続されていなければならない煩わしさがあっ
た。
携帯電話機にコードを接続して耳にマイクイヤホン部を
挿し込む必要がある。従って、コードの長さの範囲内に
制限される不自由さがあり、また、携帯電話機を衣服の
ポケットや携帯用カバンの中に入れてある場合でも必ず
コードで接続されていなければならない煩わしさがあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、発声
する音声の耳孔内における空気伝導を介して、音響入力
−電気信号出力変換マイク機能と、外部から受信した音
声信号電流を音声に変換して耳孔内の空気伝導を介し
て、内耳へ伝える電気信号出力−音響入力変換イヤホン
機能とを同時に備えた音声ハウリングのない可逆性を有
するイヤホンを用い、その双方向入出力端子を電気的フ
ィードバックの少ない2線4線変換回路に接続し、その
入力端子及び出力端子をFM無線でオーディオ通信を行
う音声FM通信回路に接続したワイヤレスマイクイヤホ
ン部を形成し、それと携帯電話機本体との間で音声FM
通信を行うことでその間のコードを不要とした携帯電話
機を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、発声
する音声の耳孔内における空気伝導を介して、音響入力
−電気信号出力変換マイク機能と、外部から受信した音
声信号電流を音声に変換して耳孔内の空気伝導を介し
て、内耳へ伝える電気信号出力−音響入力変換イヤホン
機能とを同時に備えた音声ハウリングのない可逆性を有
するイヤホンを用い、その双方向入出力端子を電気的フ
ィードバックの少ない2線4線変換回路に接続し、その
入力端子及び出力端子をFM無線でオーディオ通信を行
う音声FM通信回路に接続したワイヤレスマイクイヤホ
ン部を形成し、それと携帯電話機本体との間で音声FM
通信を行うことでその間のコードを不要とした携帯電話
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のマイク機能を有するイヤホンを用いる携帯
電話機は、無線通信回線送受信用アンテナ部と、その搬
送周波数帯の高周波送受信回路部と、オーディオ送受信
回路部と、マイク及びスピーカとを少なくとも備えた携
帯電話機において、前記携帯電話機本体は、さらに、前
記オーディオ送受信回路部から出力される受信オーディ
オ信号により音声用搬送波を周波数変調して第1の音声
FM波用アンテナより輻射させると共にそのアンテナに
入射し励振された音声搬送波を復調し、その送信すべき
オーディオ信号を前記オーディオ送受信回路部へ入力す
る第1の音声FM通信回路を具備し、前記第1の音声F
M通信回路と送受信可能の位置に配置されたワイヤレス
・マイク・イヤホン部は、可逆性があり、入力及び出力
兼用の1つのオーディオ信号入出力端子を持つマイク機
能を有するイヤホンと、同時に入出力する双方向オーデ
ィオ信号入出力端子、入力端子及び出力端子を持ち、前
記入力端子からの信号は入出力端子へは出力されるが、
出力端子へはほとんど出力されず、入出力端子からの入
力信号は出力端子へは出力されるが、入力端子へは出力
されない2線4線変換回路と、前記出力端子からの送信
オーディオ信号で音声用搬送波を周波数変調して第2の
音声FM波アンテナより輻射させると共にそのアンテナ
に入射し励振された音声搬送波を復調し、受信したオー
ディオ信号を前記入力端子へ入力する第2の音声FM通
信回路とそれらの電源とを具備することを特徴とする。
め、本発明のマイク機能を有するイヤホンを用いる携帯
電話機は、無線通信回線送受信用アンテナ部と、その搬
送周波数帯の高周波送受信回路部と、オーディオ送受信
回路部と、マイク及びスピーカとを少なくとも備えた携
帯電話機において、前記携帯電話機本体は、さらに、前
記オーディオ送受信回路部から出力される受信オーディ
オ信号により音声用搬送波を周波数変調して第1の音声
FM波用アンテナより輻射させると共にそのアンテナに
入射し励振された音声搬送波を復調し、その送信すべき
オーディオ信号を前記オーディオ送受信回路部へ入力す
る第1の音声FM通信回路を具備し、前記第1の音声F
M通信回路と送受信可能の位置に配置されたワイヤレス
・マイク・イヤホン部は、可逆性があり、入力及び出力
兼用の1つのオーディオ信号入出力端子を持つマイク機
能を有するイヤホンと、同時に入出力する双方向オーデ
ィオ信号入出力端子、入力端子及び出力端子を持ち、前
記入力端子からの信号は入出力端子へは出力されるが、
出力端子へはほとんど出力されず、入出力端子からの入
力信号は出力端子へは出力されるが、入力端子へは出力
されない2線4線変換回路と、前記出力端子からの送信
オーディオ信号で音声用搬送波を周波数変調して第2の
音声FM波アンテナより輻射させると共にそのアンテナ
に入射し励振された音声搬送波を復調し、受信したオー
ディオ信号を前記入力端子へ入力する第2の音声FM通
信回路とそれらの電源とを具備することを特徴とする。
【0008】また、前記2線4線変換回路は、受信オー
ディオ信号入力端子からの受信信号を前記イヤホンの入
出力端子へ出力するため、その間に接続された第1の増
幅回路及びそれと直列の第1のインピーダンス回路と、
前記イヤホンの入出力端子からの送信信号を送信オーデ
ィオ信号出力端子へ出力するため、その間に接続された
第2のインピーダンス回路及びそれに直列の第2の増幅
回路と、前記入力端子からの受信信号が、前記第2の増
幅回路を経由して前記出力端子へ出力されるのを防止す
るため、前記第2のインピーダンス回路及び第2の増幅
回路の接続点と前記入力端の間に反転増幅回路及びそれ
に直列の利得・位相調整回路からなる分岐回路とを具備
し、前記第2のインピーダンス回路と前記分岐回路とに
より、その間の信号合成接続点において前記入力端子か
らの受信信号が合成して、キャンセルされるキャンセル
回路を形成し、前記入力端子側のキャンセル回路第1入
力端子への入力は第1の圧縮器を介して入力され、前記
入出力端子側のキャンセル回路第2入力端子は第2の圧
縮器を介して入力され、それらの合成キャンセルされた
入力信号は伸長器を介して前記出力端子に出力されるこ
とを特徴とする。
ディオ信号入力端子からの受信信号を前記イヤホンの入
出力端子へ出力するため、その間に接続された第1の増
幅回路及びそれと直列の第1のインピーダンス回路と、
前記イヤホンの入出力端子からの送信信号を送信オーデ
ィオ信号出力端子へ出力するため、その間に接続された
第2のインピーダンス回路及びそれに直列の第2の増幅
回路と、前記入力端子からの受信信号が、前記第2の増
幅回路を経由して前記出力端子へ出力されるのを防止す
るため、前記第2のインピーダンス回路及び第2の増幅
回路の接続点と前記入力端の間に反転増幅回路及びそれ
に直列の利得・位相調整回路からなる分岐回路とを具備
し、前記第2のインピーダンス回路と前記分岐回路とに
より、その間の信号合成接続点において前記入力端子か
らの受信信号が合成して、キャンセルされるキャンセル
回路を形成し、前記入力端子側のキャンセル回路第1入
力端子への入力は第1の圧縮器を介して入力され、前記
入出力端子側のキャンセル回路第2入力端子は第2の圧
縮器を介して入力され、それらの合成キャンセルされた
入力信号は伸長器を介して前記出力端子に出力されるこ
とを特徴とする。
【0009】また、前記マイク機能を有するイヤホンは
マグネチック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内
における空気伝導を介して、その音波を振動部材で受
け、それに接続する磁石を振動させ、前記磁石を巻くコ
イル部に送信オーディオ信号電流を生成し前記入出力端
子へ出力するマイク機能と、受信オーディオ信号電流を
前記入出力端子より入力し前記コイル部に流し前記磁石
を振動させ前記振動部材に生成する音波を空気伝導を介
してその耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えること
を特徴とする。
マグネチック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内
における空気伝導を介して、その音波を振動部材で受
け、それに接続する磁石を振動させ、前記磁石を巻くコ
イル部に送信オーディオ信号電流を生成し前記入出力端
子へ出力するマイク機能と、受信オーディオ信号電流を
前記入出力端子より入力し前記コイル部に流し前記磁石
を振動させ前記振動部材に生成する音波を空気伝導を介
してその耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えること
を特徴とする。
【0010】また、前記マイク機能を有するイヤホンは
ダイナミック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内
における空気伝導を介してその音波を振動部材で受け、
それに接続するコイル部を磁石と磁気ヨークで形成され
る静磁界間隙幅で変位させてコイル部に送信オーディオ
信号電流を生成し前記入出力端子へ出力するマイク機能
と、受信オーディオ信号電流を前記入出力端子より入力
し前記コイル部に流し、前記静磁界間隙幅で前記コイル
部と変位させて前記振動部材を振動させて生成する音波
を空気伝導を介してその耳孔内に出力するイヤホン機能
とを備えることを特徴とする。
ダイナミック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内
における空気伝導を介してその音波を振動部材で受け、
それに接続するコイル部を磁石と磁気ヨークで形成され
る静磁界間隙幅で変位させてコイル部に送信オーディオ
信号電流を生成し前記入出力端子へ出力するマイク機能
と、受信オーディオ信号電流を前記入出力端子より入力
し前記コイル部に流し、前記静磁界間隙幅で前記コイル
部と変位させて前記振動部材を振動させて生成する音波
を空気伝導を介してその耳孔内に出力するイヤホン機能
とを備えることを特徴とする。
【0011】また、前記マイク機能を有するイヤホンは
クリスタル型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内に
おける空気伝導を介してその音波を圧電素子部材で受け
て、その圧電素子部材を変位振動させることにより、送
信オーディオ信号電圧を生成し、前記入出力端子へ出力
するマイク機能と、受信オーディオ信号電圧を前記入出
力端子より入力し、前記圧電素子部材に印加し、その圧
電素子部材を変位振動させて生成する音波を空気伝導を
介してその耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えるこ
とを特徴とする。
クリスタル型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内に
おける空気伝導を介してその音波を圧電素子部材で受け
て、その圧電素子部材を変位振動させることにより、送
信オーディオ信号電圧を生成し、前記入出力端子へ出力
するマイク機能と、受信オーディオ信号電圧を前記入出
力端子より入力し、前記圧電素子部材に印加し、その圧
電素子部材を変位振動させて生成する音波を空気伝導を
介してその耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記第1及び第2の圧縮器は対数比
で1/2に圧縮し、伸長器は対数比で2倍に伸張するこ
とを特徴とする。
で1/2に圧縮し、伸長器は対数比で2倍に伸張するこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記第1及び第2の増幅回路はそれ
ぞれオペアンプ増幅回路、前記反転増幅回路はオペアン
プ反転増幅回路、前記第1及び第2のインピーダンス回
路はそれぞれ抵抗回路であることを特徴とする。
ぞれオペアンプ増幅回路、前記反転増幅回路はオペアン
プ反転増幅回路、前記第1及び第2のインピーダンス回
路はそれぞれ抵抗回路であることを特徴とする。
【0014】また、前記ワイヤレスマイクイヤホン部
は、使用しないときは前記携帯電話機本体の内部に収納
され、その一部分は前記本体の表面に設けた支持部に着
脱自在に支持されることを特徴とする。
は、使用しないときは前記携帯電話機本体の内部に収納
され、その一部分は前記本体の表面に設けた支持部に着
脱自在に支持されることを特徴とする。
【0015】また、請求項8記載のマイク機能を有する
イヤホンを用いる携帯電話機において、前記支持部に支
持された前記ワイヤレスマイクイヤホン部を使用するた
め取りはずしたときに、その携帯電話機の第1の音声F
M通信回路及びワイヤレス・マイク・イヤホン部の電源
がONとなり、装着されている状態は電源OFFである
ことを特徴とする。
イヤホンを用いる携帯電話機において、前記支持部に支
持された前記ワイヤレスマイクイヤホン部を使用するた
め取りはずしたときに、その携帯電話機の第1の音声F
M通信回路及びワイヤレス・マイク・イヤホン部の電源
がONとなり、装着されている状態は電源OFFである
ことを特徴とする。
【0016】また、前記ワイヤレスマイクイヤホン部
は、使用しないときは前記携帯電話機本体の表面にマジ
ックテープ或は布で着脱自在に付着させることを特徴と
する。
は、使用しないときは前記携帯電話機本体の表面にマジ
ックテープ或は布で着脱自在に付着させることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のマイク機能を有するイヤ
ホンを用いる携帯電話機2の一実施例を図1に示す。図
1において、80は携帯電話機本体を示し、90はワイ
ヤレスマイクイヤホン部を示す。携帯電話機本体80は
アンテナ本体80aを持つ送受信アンテナ部81と、そ
れに接続する受信部82aと送信部82bからなる搬送
周波数帯(数百MHz或はそれ以上)の高周波送受信回
路82と、それに接続するオーディオ受信部83aとオ
ーディオ送信部83bからなるオーディオ周波数帯のオ
ーディオ送受信回路83と、それぞれと接続するスピー
カ84及びマイク85とからなる。さらに、携帯電話機
本体80はワイヤレスマイクイヤホン部90とオーディ
オ信号を送受信するため第1の音声FM通信回路86と
それらの電源回路とからなる。
ホンを用いる携帯電話機2の一実施例を図1に示す。図
1において、80は携帯電話機本体を示し、90はワイ
ヤレスマイクイヤホン部を示す。携帯電話機本体80は
アンテナ本体80aを持つ送受信アンテナ部81と、そ
れに接続する受信部82aと送信部82bからなる搬送
周波数帯(数百MHz或はそれ以上)の高周波送受信回
路82と、それに接続するオーディオ受信部83aとオ
ーディオ送信部83bからなるオーディオ周波数帯のオ
ーディオ送受信回路83と、それぞれと接続するスピー
カ84及びマイク85とからなる。さらに、携帯電話機
本体80はワイヤレスマイクイヤホン部90とオーディ
オ信号を送受信するため第1の音声FM通信回路86と
それらの電源回路とからなる。
【0018】ここで、第1の音声FM通信回路86は、
オーディオ受信部83aから出力される受信オーディオ
信号により音声用搬送波発振部86bを変調部86aで
変調し、FM波送信部86cより第1の音声FM波用ア
ンテナ86fを介して輻射し、一方、そのアンテナ86
fから入射し励振された音声搬送波をFM波受信部86
dで受信し、復調部86eで復調しオーディオ送信部8
3bへ送る回路である。
オーディオ受信部83aから出力される受信オーディオ
信号により音声用搬送波発振部86bを変調部86aで
変調し、FM波送信部86cより第1の音声FM波用ア
ンテナ86fを介して輻射し、一方、そのアンテナ86
fから入射し励振された音声搬送波をFM波受信部86
dで受信し、復調部86eで復調しオーディオ送信部8
3bへ送る回路である。
【0019】一方、ワイヤレスマイクイヤホン部90
は、可逆性があり入力及び出力兼用の1つのオーディオ
信号入出力端子54を持つマイク機能を有するイヤホン
50と、その入出力端子54に接続する双方向オーディ
オ信号入出力端子12、入力端子11、出力端子10を
持ち、前記入力端子11からの信号は入出力端子12へ
は出力されるが、出力端子10へはほとんど出力され
ず、入出力端子12からの入力信号は出力端子10へは
出力されるが、入力端子71へは出力されない2線4線
変換回路100と、前記出力端子10からの送信オーデ
ィオ信号により音声用搬送波発振部96bを変調部96
aで変調し、FM波送信部96cより第2の音声FM波
用アンテナ96fを介して輻射し、一方、そのアンテナ
96fから入射し励振された音声搬送波をFM波受信部
96dで受信し、復調部96eで復調し入力端子11へ
送る第2の音声FM通信回路と、それらの電源回路とか
らなる。
は、可逆性があり入力及び出力兼用の1つのオーディオ
信号入出力端子54を持つマイク機能を有するイヤホン
50と、その入出力端子54に接続する双方向オーディ
オ信号入出力端子12、入力端子11、出力端子10を
持ち、前記入力端子11からの信号は入出力端子12へ
は出力されるが、出力端子10へはほとんど出力され
ず、入出力端子12からの入力信号は出力端子10へは
出力されるが、入力端子71へは出力されない2線4線
変換回路100と、前記出力端子10からの送信オーデ
ィオ信号により音声用搬送波発振部96bを変調部96
aで変調し、FM波送信部96cより第2の音声FM波
用アンテナ96fを介して輻射し、一方、そのアンテナ
96fから入射し励振された音声搬送波をFM波受信部
96dで受信し、復調部96eで復調し入力端子11へ
送る第2の音声FM通信回路と、それらの電源回路とか
らなる。
【0020】なお、第1及び第2の音声FM通信回路
は、通常の電話機の親機と、その子機との間の音声FM
通信に使用されている回路と同様であり公知の技術であ
る。
は、通常の電話機の親機と、その子機との間の音声FM
通信に使用されている回路と同様であり公知の技術であ
る。
【0021】ここで、マイク機能を有するイヤホン5
0,60,70は、以下のようになっている。
0,60,70は、以下のようになっている。
【0022】まず、本発明のマイク機能を有するイヤホ
ンの構造図を図3に示す。いずれも可逆性を有し、入出
力端子を持つ。図3(a)はマグネチック型イヤホン5
0、(b)はダイナミック型イヤホン60、(c)はク
リスタル型イヤホン70の一実施例を示す。図3(a)
は耳孔挿入部50aのある型であるが、図3(b)のよ
うに耳介の耳中介腔内に装着できる外形の介腔装着形状
50bでもよい。図3(c)も前述いずれの形状でもよ
い。図3(a)において、51は振動板、52は永久磁
石とその支持部、53は永久磁石を捲いているコイル
部、54はコイル部の両端に接続する入出力端子であ
る。
ンの構造図を図3に示す。いずれも可逆性を有し、入出
力端子を持つ。図3(a)はマグネチック型イヤホン5
0、(b)はダイナミック型イヤホン60、(c)はク
リスタル型イヤホン70の一実施例を示す。図3(a)
は耳孔挿入部50aのある型であるが、図3(b)のよ
うに耳介の耳中介腔内に装着できる外形の介腔装着形状
50bでもよい。図3(c)も前述いずれの形状でもよ
い。図3(a)において、51は振動板、52は永久磁
石とその支持部、53は永久磁石を捲いているコイル
部、54はコイル部の両端に接続する入出力端子であ
る。
【0023】発声した音声は耳孔内の空気伝導を介して
耳孔挿入部50aを通り、振動板51を振動させ、それ
に接続した永久磁石52を振動させ、コイル部53に音
声信号電流を生成する(音響入力−電気信号出力変換マ
イク機能)。
耳孔挿入部50aを通り、振動板51を振動させ、それ
に接続した永久磁石52を振動させ、コイル部53に音
声信号電流を生成する(音響入力−電気信号出力変換マ
イク機能)。
【0024】外部から送られてくる音声電流をコイル部
53に流し、その磁性磁石52を振動させて振動板51
を振動させ耳孔挿入部50aを通り、耳孔内の空気伝導
を介して内耳に伝える(電気信号入力−音響出力変換イ
ヤホン機能)。以上の両変換は同時に行える。
53に流し、その磁性磁石52を振動させて振動板51
を振動させ耳孔挿入部50aを通り、耳孔内の空気伝導
を介して内耳に伝える(電気信号入力−音響出力変換イ
ヤホン機能)。以上の両変換は同時に行える。
【0025】次に、図3(b)において、61は振動
膜、62は永久磁石、63はコイル部、64はボイスコ
イルの両端に接続した入出力端子、65は磁気ヨークで
ある。
膜、62は永久磁石、63はコイル部、64はボイスコ
イルの両端に接続した入出力端子、65は磁気ヨークで
ある。
【0026】ここで、発声した音声は耳孔内の空気伝導
を介して介腔装着形状50bの中央孔を通り、振動膜6
1を振動させ、それに接続したコイル部63を振動させ
る。そのコイル部63は永久磁石62と磁気ヨーク65
により形成された磁界の間隙に配設されているので、コ
イル部63に音声信号電流を生成する。
を介して介腔装着形状50bの中央孔を通り、振動膜6
1を振動させ、それに接続したコイル部63を振動させ
る。そのコイル部63は永久磁石62と磁気ヨーク65
により形成された磁界の間隙に配設されているので、コ
イル部63に音声信号電流を生成する。
【0027】一方、外部から送られてくる音声電流をコ
イル部63に流し、コイル部63を振動させ、それに接
続した振動膜61を振動させ、耳孔内の空気伝導を介し
て内耳内に伝える。以上の両変換は同時に行える。
イル部63に流し、コイル部63を振動させ、それに接
続した振動膜61を振動させ、耳孔内の空気伝導を介し
て内耳内に伝える。以上の両変換は同時に行える。
【0028】次に、図3(c)において、71は振動
膜、72はそれに装着している圧電素子材、73はその
支持金属板、74は振動膜72と支持金属板73にそれ
ぞれ接続している入出力端子である。
膜、72はそれに装着している圧電素子材、73はその
支持金属板、74は振動膜72と支持金属板73にそれ
ぞれ接続している入出力端子である。
【0029】ここで、発声した音声は耳孔内の空気伝導
を介して耳孔挿入部50aを通り、振動膜71を振動さ
せ、それと支持金属板73の間に挟まれた圧電素子材7
2に振動圧力を印加する。それによってその両端に生成
された音声電圧が入出力端子74から出力する。
を介して耳孔挿入部50aを通り、振動膜71を振動さ
せ、それと支持金属板73の間に挟まれた圧電素子材7
2に振動圧力を印加する。それによってその両端に生成
された音声電圧が入出力端子74から出力する。
【0030】一方、外部から送られてくる音声電圧を入
出力端子74から入力し、圧電素子材72に印加し、圧
電素子材72が振動し、それに装着した振動板71を振
動させ、耳孔内の空気伝導を介して内耳内に伝える。以
上の両変換は同時に行える。
出力端子74から入力し、圧電素子材72に印加し、圧
電素子材72が振動し、それに装着した振動板71を振
動させ、耳孔内の空気伝導を介して内耳内に伝える。以
上の両変換は同時に行える。
【0031】次に、2線4線変換回路100の一実施例
を図2に基づき説明する。尚、ここで、2線4線変換回
路100は入出力端子12を介して図3に示されたマイ
ク機能を有するイヤホン50,60,70に接続されて
いる。また、入力端子11は第2の音声FM通信回路9
6からの受信オーディオ信号を受け、出力端子10は送
信オーディオ信号を送る接続端子である。
を図2に基づき説明する。尚、ここで、2線4線変換回
路100は入出力端子12を介して図3に示されたマイ
ク機能を有するイヤホン50,60,70に接続されて
いる。また、入力端子11は第2の音声FM通信回路9
6からの受信オーディオ信号を受け、出力端子10は送
信オーディオ信号を送る接続端子である。
【0032】動作は以下のようになる。すなわち、入力
端子11からの入力信号G1はオペアンプ増幅回路A1
(第1の増幅回路)及び抵抗回路R1(第1のインピー
ダンス回路)を介して入出力端子12を通り負荷Z2に
出力する。一方、入出力端子12からのマイク信号の入
力電圧G2は第2の圧縮器17、抵抗回路R2(第2の
インピーダンス回路)、オペアンプ増幅回路A2(第2
の増幅回路)及び伸長器18を介して出力端子10を通
り負荷抵抗Z1に出力する。ここで、出力端子10を通
る信号成分には入力端子11からオペアンプ増幅器A
1、抵抗器R1、圧縮器17、抵抗器R2、オペアンプ
増幅器A2、伸長器18を経由しフィードバックする入
力端子11からの入力信号成分が含まれている。
端子11からの入力信号G1はオペアンプ増幅回路A1
(第1の増幅回路)及び抵抗回路R1(第1のインピー
ダンス回路)を介して入出力端子12を通り負荷Z2に
出力する。一方、入出力端子12からのマイク信号の入
力電圧G2は第2の圧縮器17、抵抗回路R2(第2の
インピーダンス回路)、オペアンプ増幅回路A2(第2
の増幅回路)及び伸長器18を介して出力端子10を通
り負荷抵抗Z1に出力する。ここで、出力端子10を通
る信号成分には入力端子11からオペアンプ増幅器A
1、抵抗器R1、圧縮器17、抵抗器R2、オペアンプ
増幅器A2、伸長器18を経由しフィードバックする入
力端子11からの入力信号成分が含まれている。
【0033】これを打消すために、入力端子11から第
1の圧縮器16を経由して、オペアンプ反転増幅回路I
1及び利得・位相調整回路14からなる分岐回路とを通
り接続点13に接続し、抵抗回路R2と前記分岐回路
で、入力端子11からの入力信号成分を打消すキャンセ
ル回路を形成している。
1の圧縮器16を経由して、オペアンプ反転増幅回路I
1及び利得・位相調整回路14からなる分岐回路とを通
り接続点13に接続し、抵抗回路R2と前記分岐回路
で、入力端子11からの入力信号成分を打消すキャンセ
ル回路を形成している。
【0034】入力端子11からの入力信号は圧縮器16
を通り、キャンセル回路15の第1の入力端子15aか
ら入力しオペアンプ反転増幅回路で位相が反転され、さ
らに、利得・位相が調整され、キャンセル回路の第2の
入力端子15bから入力して抵抗器R2を通る入力信号
とその振幅を同一とし位相を逆位相に合せ、接続点で合
成して入力信号を打消すようにして、キャンセル回路1
5の出力端15cから出力する。同時に入出力端子から
の入力信号は打消されずに、そのまま通過する。
を通り、キャンセル回路15の第1の入力端子15aか
ら入力しオペアンプ反転増幅回路で位相が反転され、さ
らに、利得・位相が調整され、キャンセル回路の第2の
入力端子15bから入力して抵抗器R2を通る入力信号
とその振幅を同一とし位相を逆位相に合せ、接続点で合
成して入力信号を打消すようにして、キャンセル回路1
5の出力端15cから出力する。同時に入出力端子から
の入力信号は打消されずに、そのまま通過する。
【0035】この場合、圧縮器16,17、伸長器18
における圧縮は対数比1/2、伸長は対数比2倍とす
る。対数比をそれぞれ1/3、3倍、1/4、4倍とす
ることもできるが次第に、不自然な音声となる。図2の
2線4線変換回路100は、入力端子11からの出力端
子10への電気的フィードバックをまずキャンセル回路
15によって、抑え、さらに圧縮器16,17及び伸長
器18によって電気的フィードバックを減少させるもの
である。図2において、2線4線変換回路100は圧縮
は対数比1/2、伸長は対数比2倍とし、キャンセル回
路15におけるキャンセル量を−30dBとし、入出力
端子12からのマイク信号のレベル及び入力端子11か
らの受信オーディオ信号レベルが同じと仮定すれば、出
力端子10における送信すべきオーディオ出力信号に対
して電気的フィードバックによる出力端子10における
信号レベルは−60dBとなる実用的な2線4線変換回
路となる。
における圧縮は対数比1/2、伸長は対数比2倍とす
る。対数比をそれぞれ1/3、3倍、1/4、4倍とす
ることもできるが次第に、不自然な音声となる。図2の
2線4線変換回路100は、入力端子11からの出力端
子10への電気的フィードバックをまずキャンセル回路
15によって、抑え、さらに圧縮器16,17及び伸長
器18によって電気的フィードバックを減少させるもの
である。図2において、2線4線変換回路100は圧縮
は対数比1/2、伸長は対数比2倍とし、キャンセル回
路15におけるキャンセル量を−30dBとし、入出力
端子12からのマイク信号のレベル及び入力端子11か
らの受信オーディオ信号レベルが同じと仮定すれば、出
力端子10における送信すべきオーディオ出力信号に対
して電気的フィードバックによる出力端子10における
信号レベルは−60dBとなる実用的な2線4線変換回
路となる。
【0036】図4(a)は本発明の携帯電話機2の携帯
電話機本体80にワイヤレス・マイク・イヤホン部90
の一部を収納し、本体80の支持部95に支持された状
態を断面図で示す。(b)は側面外観図であり、(c)
はワイヤレス・マイク・イヤホン部90を使用するた
め、そのワイヤレス・マイク・イヤホン部90を引き抜
いた状態を示す。なお、96fは第2の音声FM波用ア
ンテナ部であり、10cm程度のフレキシブルな細い銅
線を示す。
電話機本体80にワイヤレス・マイク・イヤホン部90
の一部を収納し、本体80の支持部95に支持された状
態を断面図で示す。(b)は側面外観図であり、(c)
はワイヤレス・マイク・イヤホン部90を使用するた
め、そのワイヤレス・マイク・イヤホン部90を引き抜
いた状態を示す。なお、96fは第2の音声FM波用ア
ンテナ部であり、10cm程度のフレキシブルな細い銅
線を示す。
【0037】また、図4には図示していないが、このワ
イヤレス・マイク・イヤホン部90を支持部95に装着
したとき、そのワイヤレス・マイク・イヤホン部90の
先端部の圧力により、携帯電話機2第1の音声FM通信
回路86とワイヤレス・マイク・イヤホン部90の電源
がOFFとなるようにして、電源消費を最小限としてい
る。
イヤレス・マイク・イヤホン部90を支持部95に装着
したとき、そのワイヤレス・マイク・イヤホン部90の
先端部の圧力により、携帯電話機2第1の音声FM通信
回路86とワイヤレス・マイク・イヤホン部90の電源
がOFFとなるようにして、電源消費を最小限としてい
る。
【0038】さらに、ワイヤレス・マイク・イヤホン部
90の先端部の圧力を利用し、装着したとき携帯電話機
本体80のマイク84及びスピーカ85が動作し、引き
抜いたとき、マイク84及びスピーカ85の動作を止め
るようにしてもよい。
90の先端部の圧力を利用し、装着したとき携帯電話機
本体80のマイク84及びスピーカ85が動作し、引き
抜いたとき、マイク84及びスピーカ85の動作を止め
るようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明のマイク機能を有するイヤホンを
用いる携帯電話機は以下のような効果を奏する。高音ハ
ウリングのない可逆性を有するマイク機能を有するイヤ
ホンと、電気的フィードバックの少ない2線4線変換回
路とを組合せ、さらに携帯電話機本体とマイクイヤホン
を音声FM通信で行い、コードを必要としない、しかも
1個のマイクイヤホンでよい携帯電話機を提供できるの
で、従来の携帯電話機に比較して、手の自由度を完全に
取り戻し、仕事や作業をすることが可能となった。ま
た、携帯電話機本体とマイクイヤホンの距離が送受信可
能な位置にあれば、金属でないカバンや衣服の中に携帯
電話機本体があっても、電話を受信することができる。
用いる携帯電話機は以下のような効果を奏する。高音ハ
ウリングのない可逆性を有するマイク機能を有するイヤ
ホンと、電気的フィードバックの少ない2線4線変換回
路とを組合せ、さらに携帯電話機本体とマイクイヤホン
を音声FM通信で行い、コードを必要としない、しかも
1個のマイクイヤホンでよい携帯電話機を提供できるの
で、従来の携帯電話機に比較して、手の自由度を完全に
取り戻し、仕事や作業をすることが可能となった。ま
た、携帯電話機本体とマイクイヤホンの距離が送受信可
能な位置にあれば、金属でないカバンや衣服の中に携帯
電話機本体があっても、電話を受信することができる。
【図1】本発明のマイク機能を有するイヤホンを用いる
携帯電話機の一実施例を示すブロック図である。
携帯電話機の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の2線4線変換回路部の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】(a)は本発明のマイク機能を有するイヤホン
を用いる携帯電話機本体に設けられた支持部にワイヤレ
ス・マイク・イヤホン部が装着された正面の断面図、
(b)はその側面の外観図、(c)はワイヤレス・マイ
ク・イヤホン部を取りはずした状態の正面の断面図であ
る。
を用いる携帯電話機本体に設けられた支持部にワイヤレ
ス・マイク・イヤホン部が装着された正面の断面図、
(b)はその側面の外観図、(c)はワイヤレス・マイ
ク・イヤホン部を取りはずした状態の正面の断面図であ
る。
【図4】本発明のマイク機能を有するイヤホンの構造で
あり、(a)はマグネチック型イヤホン、(b)はダイ
ナミック型イヤホン、(c)はクリスタル型イヤホンの
構造図である。
あり、(a)はマグネチック型イヤホン、(b)はダイ
ナミック型イヤホン、(c)はクリスタル型イヤホンの
構造図である。
【図5】従来の携帯電話機の外観図である。
A1 第1の増幅回路、オペアンプ増幅回路 A2 第2の増幅回路、オペアンプ増幅回路 I1 オペアンプ反転増幅回路 G1 入力端の入力電圧 G2 入出力端からの入力電圧 R1 第1のインピーダンス回路、抵抗回路 R2 第2のインピーダンス回路、抵抗回路 R3 抵抗回路 Z1 出力端の負荷抵抗 Z2 入出力端の負荷抵抗 1,2 携帯電話機 3 スピーカ 6 マイク 7 イヤホンコネクタ 8 従来のイヤホン 9 アンテナ部 10 出力端子 11 入力端子 12 入出力端子 13 信号合成回路、接続点 14 利得・位相調整回路 15 キャンセル回路 15a キャンセル回路の第1の入力端子 15b キャンセル回路の第2の入力端子 15c キャンセル回路の出力端子 16 第1の圧縮器 17 第2の圧縮器 18 伸長器 50,60,70 マイク機能を有するイヤホン 51,61,71 振動板、振動膜 52,62,72 永久磁石 53,63 コイル部 54,64,74 マイク機能を有するイヤホンの入
出力端子 65 磁気ヨーク 73 支持金属板 80 携帯電話機本体 81 送受信アンテナ部 81a アンテナ本体 82 高周波送受信回路部 82a 受信部 82b 送信部 83 オーディオ送受信回路 83a オーディオ受信部 83b オーディオ送信部 84 スピーカ 85 マイク 86,96 第1、第2の音声FM通信回路 86a,96a 変調部 86b,96b FM搬送波発振部 86c,96c FM波送信部 86d,96d FM波受信部 86e,96e 復調部 86f,96f 第1、第2の音声FM波用アンテナ 90 ワイヤレス・マイク・イヤホン部 95 支持部 100 2線4線変換回路
出力端子 65 磁気ヨーク 73 支持金属板 80 携帯電話機本体 81 送受信アンテナ部 81a アンテナ本体 82 高周波送受信回路部 82a 受信部 82b 送信部 83 オーディオ送受信回路 83a オーディオ受信部 83b オーディオ送信部 84 スピーカ 85 マイク 86,96 第1、第2の音声FM通信回路 86a,96a 変調部 86b,96b FM搬送波発振部 86c,96c FM波送信部 86d,96d FM波受信部 86e,96e 復調部 86f,96f 第1、第2の音声FM波用アンテナ 90 ワイヤレス・マイク・イヤホン部 95 支持部 100 2線4線変換回路
Claims (10)
- 【請求項1】 無線通信回線送受信用アンテナ部と、そ
の搬送周波数帯の高周波送受信回路部と、オーディオ送
受信回路部と、マイク及びスピーカとを少なくとも備え
た携帯電話機において、 前記携帯電話機本体は、さらに、前記オーディオ送受信
回路部から出力される受信オーディオ信号により音声用
搬送波を周波数変調して第1の音声FM波用アンテナよ
り輻射させると共にそのアンテナに入射し励振された音
声搬送波を復調し、その送信すべきオーディオ信号を前
記オーディオ送受信回路部へ入力する第1の音声FM通
信回路を具備し、 前記第1の音声FM通信回路と送受信可能の位置に配置
されたワイヤレス・マイク・イヤホン部は、可逆性があ
り、入力及び出力兼用の1つのオーディオ信号入出力端
子を持つマイク機能を有するイヤホンと、 同時に入出力する双方向オーディオ信号入出力端子、入
力端子及び出力端子を持ち、前記入力端子からの信号は
入出力端子へは出力されるが、出力端子へはほとんど出
力されず、入出力端子からの入力信号は出力端子へは出
力されるが、入力端子へは出力されない2線4線変換回
路と、 前記出力端子からの送信オーディオ信号で音声用搬送波
を周波数変調して第2の音声FM波アンテナより輻射さ
せると共にそのアンテナに入射し励振された音声搬送波
を復調し、受信したオーディオ信号を前記入力端子へ入
力する第2の音声FM通信回路とそれらの電源とを具備
することを特徴とするマイク機能を有するイヤホンを用
いる携帯電話機。 - 【請求項2】 前記2線4線変換回路は、受信オーディ
オ信号入力端子からの受信信号を前記イヤホンの入出力
端子へ出力するため、その間に接続された第1の増幅回
路及びそれと直列の第1のインピーダンス回路と、 前記イヤホンの入出力端子からの送信信号を送信オーデ
ィオ信号出力端子へ出力するため、その間に接続された
第2のインピーダンス回路及びそれに直列の第2の増幅
回路と、 前記入力端子からの受信信号が、前記第2の増幅回路を
経由して前記出力端子へ出力されるのを防止するため、
前記第2のインピーダンス回路及び第2の増幅回路の接
続点と前記入力端の間に反転増幅回路及びそれに直列の
利得・位相調整回路からなる分岐回路とを具備し、 前記第2のインピーダンス回路と前記分岐回路とによ
り、その間の信号合成接続点において前記入力端子から
の受信信号が合成して、キャンセルされるキャンセル回
路を形成し、前記入力端子側のキャンセル回路第1入力
端子への入力は第1の圧縮器を介して入力され、前記入
出力端子側のキャンセル回路第2入力端子は第2の圧縮
器を介して入力され、それらの合成キャンセルされた入
力信号は伸長器を介して前記出力端子に出力されること
を特徴とする請求項1記載のマイク機能を有するイヤホ
ンを用いる携帯電話機。 - 【請求項3】 前記マイク機能を有するイヤホンはマグ
ネチック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内にお
ける空気伝導を介して、その音波を振動部材で受け、そ
れに接続する磁石を振動させ、前記磁石を巻くコイル部
に送信オーディオ信号電流を生成し前記入出力端子へ出
力するマイク機能と、受信オーディオ信号電流を前記入
出力端子より入力し前記コイル部に流し前記磁石を振動
させ前記振動部材に生成する音波を空気伝導を介してそ
の耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えることを特徴
とする請求項1又は2記載のマイク機能を有するイヤホ
ンを用いる携帯電話機。 - 【請求項4】 前記マイク機能を有するイヤホンはダイ
ナミック型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内にお
ける空気伝導を介してその音波を振動部材で受け、それ
に接続するコイル部を磁石と磁気ヨークで形成される静
磁界間隙幅で変位させてコイル部に送信オーディオ信号
電流を生成し前記入出力端子へ出力するマイク機能と、
受信オーディオ信号電流を前記入出力端子より入力し前
記コイル部に流し、前記静磁界間隙幅で前記コイル部と
変位させて前記振動部材を振動させて生成する音波を空
気伝導を介してその耳孔内に出力するイヤホン機能とを
備えることを特徴とする請求項1又は2記載のマイク機
能を有するイヤホンを用いる携帯電話機。 - 【請求項5】 前記マイク機能を有するイヤホンはクリ
スタル型イヤホンであり、発声する音声の耳孔内におけ
る空気伝導を介してその音波を圧電素子部材で受けて、
その圧電素子部材を変位振動させることにより、送信オ
ーディオ信号電圧を生成し、前記入出力端子へ出力する
マイク機能と、受信オーディオ信号電圧を前記入出力端
子より入力し、前記圧電素子部材に印加し、その圧電素
子部材を変位振動させて生成する音波を空気伝導を介し
てその耳孔内に出力するイヤホン機能とを備えることを
特徴とする請求項1又は2記載のマイク機能を有するイ
ヤホンを用いる携帯電話機。 - 【請求項6】 前記第1及び第2の圧縮器は対数比で1
/2に圧縮し、伸長器は対数比で2倍に伸張することを
特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のマイク機
能を有するイヤホンを用いる携帯電話機。 - 【請求項7】 前記第1及び第2の増幅回路はそれぞれ
オペアンプ増幅回路、前記反転増幅回路はオペアンプ反
転増幅回路、前記第1及び第2のインピーダンス回路は
それぞれ抵抗回路であることを特徴とする請求項1,
2,3,4,5又は6記載のマイク機能を有するイヤホ
ンを用いる携帯電話機。 - 【請求項8】 前記ワイヤレスマイクイヤホン部は、使
用しないときは前記携帯電話機本体の内部に収納され、
その一部分は前記本体の表面に設けた支持部に着脱自在
に支持されることを特徴とする請求項1,2,3,4,
5,6又は7記載のマイク機能を有するイヤホンを用い
る携帯電話機。 - 【請求項9】 請求項8記載のマイク機能を有するイヤ
ホンを用いる携帯電話機において、 前記支持部に支持された前記ワイヤレスマイクイヤホン
部を使用するため取りはずしたときに、その携帯電話機
の第1の音声FM通信回路及びワイヤレス・マイク・イ
ヤホン部の電源がONとなり、装着されている状態は電
源OFFであることを特徴とするマイク機能を有するイ
ヤホンを用いる携帯電話機。 - 【請求項10】 前記ワイヤレスマイクイヤホン部は、
使用しないときは前記携帯電話機本体の表面にマジック
テープ或は布で着脱自在に付着させることを特徴とする
請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のマイク機能
を有するイヤホンを用いる携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003861A JP2001197163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | マイク機能を有するイヤホンを用いる携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000003861A JP2001197163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | マイク機能を有するイヤホンを用いる携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001197163A true JP2001197163A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18532733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000003861A Pending JP2001197163A (ja) | 2000-01-12 | 2000-01-12 | マイク機能を有するイヤホンを用いる携帯電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001197163A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030096649A (ko) * | 2002-06-17 | 2003-12-31 | 주식회사 팬택앤큐리텔 | 무선 이어폰 |
JP2007281916A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nittetsu Elex Co Ltd | イヤホンマイク |
US11482202B2 (en) | 2017-05-24 | 2022-10-25 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acoustic noise reduction and energy generation barrier |
-
2000
- 2000-01-12 JP JP2000003861A patent/JP2001197163A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030096649A (ko) * | 2002-06-17 | 2003-12-31 | 주식회사 팬택앤큐리텔 | 무선 이어폰 |
JP2007281916A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Nittetsu Elex Co Ltd | イヤホンマイク |
US11482202B2 (en) | 2017-05-24 | 2022-10-25 | Halliburton Energy Services, Inc. | Acoustic noise reduction and energy generation barrier |
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