JP2001197106A - パケットルーチング方法及びパケットルーチング装置 - Google Patents

パケットルーチング方法及びパケットルーチング装置

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JP2001197106A
JP2001197106A JP2000001753A JP2000001753A JP2001197106A JP 2001197106 A JP2001197106 A JP 2001197106A JP 2000001753 A JP2000001753 A JP 2000001753A JP 2000001753 A JP2000001753 A JP 2000001753A JP 2001197106 A JP2001197106 A JP 2001197106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はパケットルーチング方法及びパケッ
トルーチング装置において中継ノードにおける処理の負
荷を軽減するとともに中継ノードのパケット転送所要時
間を短縮することを目的とする。 【解決手段】 経路を確保する際に各中継ノードは発信
元からの第1のパケットopenを受信するとパケット
を入出力するインタフェースを示す第1,第2の経路識
別子PII,POIを付加し宛先ノードは受信パケット
から全ての第1,第2の経路識別子PII,POIを抽
出して第1,第2の経路情報Sq,Spを生成し第1の
経路情報Sqを宛先ノードのテーブルに記憶し第2の経
路情報Spを付加した第2のパケットを発信元に送出
し、発信元ノードは第2の経路情報Spをテーブルに記
憶し、発信元ノードは通信のための第3のパケットを送
信する際には第2の経路情報Spを付加し、各中継ノー
ドは第2の経路情報Spを含む第3のパケットを受け取
ると第2の経路情報Spによりルーチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
においてパケットの転送経路を制御するために用いられ
るパケットルーチング方法及びパケットルーチング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ルータを介して複数のネットワ
ーク(LAN等)を互いに接続することができる。複数
のネットワークを接続して構成した比較的複雑な通信シ
ステムにおいて、ある発信元ノードからある宛先ノード
に対してパケットを転送する場合には、1つ又は複数の
中継ノードを経由してパケットが転送される。
【0003】また、複数の中継ノードが接続された通信
システムを利用する場合には、発信元ノードと宛先ノー
ドとの間の通信経路として複数種類の経路を利用するこ
とができる。しかし、通常のパケット通信では予め定め
た1種類の通信経路を選択して通信を行う。実際の通信
に利用する経路は、例えば通信経路の長さや伝送品質な
どの観点で望ましいものが選択される。
【0004】発信元ノードと宛先ノードとの間で予め決
定した通信経路を介してパケットを転送する場合には、
各中継ノードに設けられるルータによってルーチング処
理が実施される。従来より、ルーチング処理を行う各中
継ノードにはルーチングテーブルが設けられている。ル
ーチングテーブルには、宛先アドレスとそれに対応付け
られた出力側のインタフェース番号(あるいはポート番
号)とが記録されている。
【0005】したがって、各中継ノードはパケットが入
力されるとそれに含まれる宛先アドレスを参照し、その
宛先アドレスに対応する出力側のインタフェース番号を
ルーチングテーブルから検索する。そして、ルーチング
テーブルから得た番号のインタフェースにパケットを送
出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のル
ーチング処理を実施する場合には、パケットが入力され
るたびに、各中継ノードは出力側のインタフェースを決
定するためにルーチングテーブルを参照しなければなら
ない。このため、ルーチングテーブルの参照処理に要す
る所要時間及び処理の負荷が大きく、それがパケット転
送能力を改善する際の妨げになっていた。
【0007】本発明は、上記のようなパケットルーチン
グ方法及びパケットルーチング装置において、中継ノー
ドにおける処理の負荷を軽減するとともに中継ノードの
パケット転送所要時間を短縮することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1は、発信元ノー
ド,宛先ノード及びそれぞれが複数の入出力インタフェ
ースを有する複数の中継ノードを備え、前記発信元ノー
ドと宛先ノードとの間で少なくとも1つの中継ノードを
介して通信を行う通信システムを用い、前記発信元ノー
ドと宛先ノードとの間の通信経路を決定するパケットル
ーチング方法において、通信経路の確保を開始する際
に、発信元ノードは宛先ノードに宛てた第1のパケット
を送出し、各々の中継ノードでは、前記第1のパケット
を受け取ると、前記第1のパケットに含まれる宛先アド
レスに基づいて出力側のインタフェースを決定するとと
もに、前記第1のパケットを入力したインタフェースに
対応する第1の経路識別子と、決定した出力側のインタ
フェースに対応する第2の経路識別子とを前記第1のパ
ケットに付加して送出し、宛先ノードでは、前記第1の
パケットを受け取ると、前記第1のパケットに含まれる
全ての第1の経路識別子の情報を含む第1の経路情報
と、前記第1のパケットに含まれる全ての第2の経路識
別子の情報を含む第2の経路情報とを生成するととも
に、前記第1の経路情報を前記発信元ノードに対応付け
て記憶し、さらに前記第2の経路情報を付加した第2の
パケットを前記発信元ノード宛てに送出し、各々の中継
ノードでは、前記第2のパケットを受け取ると、前記第
2のパケットに含まれる宛先アドレスに基づいて出力側
のインタフェースを決定し、決定したインタフェースに
前記第2のパケットを送出し、発信元ノードでは、前記
第2のパケットを受け取ると、前記第2のパケットから
抽出した前記第2の経路情報を前記宛先ノードに対応付
けて記憶し、通信経路の確保を完了し、通信経路の確保
を完了した後で、発信元ノードは、前記宛先ノードに第
3のパケットを送信する際には、前記宛先ノードに対応
付けられた前記第2の経路情報を第3のパケットに付加
して送出し、各々の中継ノードでは、前記第2の経路情
報を含む第3のパケットを受け取ると、前記第2の経路
情報に基づいて出力側のインタフェースを決定し、決定
したインタフェースに前記第3のパケットを送出するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項1においては、発信元ノードと宛先
ノードとの間の通信経路を確保する際に、各中継ノード
において、第1のパケットを入力したインタフェースと
それを出力するインタフェースとを特定する第1の経路
識別子及び第2の経路識別子を第1のパケットに付加し
て送出する。また、宛先ノードにおいては、受け取った
第1のパケットから全ての第1の経路識別子及び第2の
経路識別子を抽出し、全ての第1の経路識別子の情報を
含む第1の経路情報と、全ての第2の経路識別子の情報
を含む第2の経路情報とを生成する。さらに、宛先ノー
ドは第1の経路情報を発信元ノードに対応付けて記憶
し、第2の経路情報を付加した第2のパケットを発信元
ノード宛てに送出する。
【0010】第2のパケットは、第1のパケットの転送
経路と同じ経路の各中継ノードを介して発信元ノードま
で転送される。発信元ノードでは、第2のパケットを受
け取ると、それから抽出した第2の経路情報を宛先ノー
ドに対応付けて記憶する。したがって、上記の通信経路
の確保が完了すると、発信元ノードと宛先ノードとの間
の通信経路に関する第1の経路情報及び第2の経路情報
が、それぞれ宛先ノード及び発信元ノードに保持され
る。
【0011】通信のために発信元ノードが宛先ノード宛
に第3のパケットを送信する際には、発信元ノードは、
宛先ノードに対応付けられた第2の経路情報を第3のパ
ケットに付加して送出する。各々の中継ノードでは、第
2の経路情報を含む第3のパケットを受け取ると、第2
の経路情報に基づいて出力側のインタフェースを決定
し、決定したインタフェースに第3のパケットを送出す
る。
【0012】つまり、各中継ノードが第3のパケットを
送出すべきインタフェースの情報が第3のパケットに第
2の経路情報として含まれているので、各中継ノードは
ルーチングテーブルを参照することなく、パケット転送
を行うことができる。ルーチングテーブルを参照する必
要がないので中継ノードの処理は単純であり、処理の負
担が小さくなるとともに高速処理も可能になる。
【0013】請求項2は、請求項1のパケットルーチン
グ方法において、通信経路の確保を完了した後で、前記
宛先ノードは、前記発信元ノードに第4のパケットを送
信する際には、前記発信元ノードに対応付けられた前記
第1の経路情報を第4のパケットに付加して送出し、各
々の中継ノードでは、前記第1の経路情報を含む第4の
パケットを受け取ると、前記第1の経路情報に基づいて
出力側のインタフェースを決定し、決定したインタフェ
ースに前記第4のパケットを送出することを特徴とす
る。
【0014】請求項2においては、宛先ノードから発信
元ノードに対してパケットを転送する場合にも各中継ノ
ードの処理を単純化することができる。すなわち、宛先
ノードが送出する第4のパケットには発信元ノードに対
応付けられた第1の経路情報が含まれるので、各々の中
継ノードは受け取った第4のパケットの第1の経路情報
の内容から、第4のパケットを送出すべき出力側のイン
タフェースを決定することができる。このため、各中継
ノードはルーチングテーブルを参照することなく、パケ
ット転送を行うことができる。
【0015】請求項3は、請求項1のパケットルーチン
グ方法において、各々の中継ノードでは、前記第1の経
路情報及び第2の経路情報の少なくとも一部分を含むパ
ケットを受信した場合に、前記第1の経路情報及び第2
の経路情報の少なくとも一部分を記憶し、各々の中継ノ
ードでは、前記第1の経路情報及び第2の経路情報のい
ずれも含まないパケットを受信した場合には、それ自身
が記憶している第1の経路情報又は第2の経路情報の少
なくとも一部分を付加してから前記パケットを送出する
ことを特徴とする。
【0016】請求項3においては、各々の中継ノードに
も第1の経路情報及び第2の経路情報の少なくとも一部
分が保持される。もしも、発信元ノードが送出するパケ
ットに第2の経路情報が含まれていない場合には、それ
を受信した中継ノードは従来と同様にルーチングテーブ
ルを参照しなければパケットを転送できない。
【0017】しかし、請求項3では、中継ノードが第1
の経路情報及び第2の経路情報のいずれも含まないパケ
ットを受信した場合には、その中継ノードが保持してい
る第1の経路情報又は第2の経路情報の少なくとも一部
分をパケットに付加するので、その下流に位置する他の
中継ノードは第1の経路情報又は第2の経路情報を含む
パケットを受信することができ、ルーチングテーブルを
参照することなく簡単な処理でパケットを転送できる。
このため、通信経路上に存在する中継ノードの数が2以
上の場合には、少なくとも1つの中継ノードの処理能力
を改善できる。
【0018】請求項4は、請求項1のパケットルーチン
グ方法において、前記発信元ノード及び宛先ノードの少
なくとも一方は、前記第2の経路情報又は第1の経路情
報の有無を示すルーチングモード識別子を送信対象のパ
ケットに付加し、各々の中継ノードでは、受信したパケ
ットに含まれるルーチングモード識別子を調べて前記第
2の経路情報及び第1の経路情報の有無を識別すること
を特徴とする。
【0019】請求項4においては、各中継ノードは、受
信したパケットに含まれるルーチングモード識別子を参
照することにより、そのパケットに第1の経路情報又は
第2の経路情報が存在するか否かを識別することができ
る。請求項5は、請求項1のパケットルーチング方法に
おいて、各々の中継ノードでは、前記第2の経路情報を
含む第3のパケットを受け取ると、前記第2の経路情報
の特定位置の第2の経路識別子を参照して出力側のイン
タフェースを決定するとともに、参照した前記第2の経
路識別子を前記第3のパケットから削除し、決定したイ
ンタフェースに前記第3のパケットを送出することを特
徴とする。
【0020】請求項5においては、各中継ノードはそれ
が参照した第2の経路識別子を第3のパケットから削除
してからパケットを転送する。第3のパケットの第2の
経路情報には、例えば通信経路の順序に対応する並び順
で各中継ノードの第2の経路識別子が配置される。した
がって、各々の中継ノードはそれ自身に割り当てられた
1つの第2の経路識別子を選択しなければならない。し
かし、請求項5では他の中継ノードが既に参照した第2
の経路識別子は削除されているので、各々の中継ノード
が参照すべき第2の経路識別子は常に同じ位置(例えば
第2の経路情報の先頭)に配置される。このため、いず
れの中継ノードも予め定めた同じ位置の第2の経路情報
だけを参照すればよく、単純な処理でルーチング処理を
実現できる。
【0021】請求項6は、発信元ノード,宛先ノード及
びそれぞれが複数の入出力インタフェースを有する複数
の中継ノードを備え、前記発信元ノードと宛先ノードと
の間の通信経路を決定し、前記発信元ノードと宛先ノー
ドとの間で少なくとも1つの中継ノードを介して通信を
行うパケットルーチング装置において、通信経路の確保
を開始するために、発信元ノードから宛先ノードに宛て
た第1のパケットを送出する第1パケット送出手段と、
各々の中継ノードが受信した第1のパケットに含まれる
宛先アドレスに基づいて出力側のインタフェースを決定
する第1のルーチング手段と、各々の中継ノードが受信
した第1のパケットの入力側のインタフェースに対応す
る第1の経路識別子と、出力側のインタフェースに対応
する第2の経路識別子とを各々の中継ノードで前記第1
のパケットに付加する経路識別子付加手段と、宛先ノー
ドが受信した前記第1のパケットから、全ての第1の経
路識別子を含む第1の経路情報と、全ての第2の経路識
別子を含む第2の経路情報とを生成する経路情報生成手
段と、前記第1の経路情報を前記発信元ノードに対応付
けて記憶する、宛先ノードに設けられた第1のインタフ
ェース経路テーブルと、前記第2の経路情報を付加した
第2のパケットを宛先ノードから発信元ノード宛てに送
出する第2パケット送出手段と、発信元ノードが受信し
た前記第2のパケットに含まれる前記第2の経路情報を
前記宛先ノードに対応付けて記憶する、発信元ノードに
設けられた第2のインタフェース経路テーブルと、発信
元ノードが前記宛先ノード宛てに送信する第3のパケッ
トに前記宛先ノードに対応付けられた前記第2の経路情
報を付加する発信元経路情報付加手段と、各々の中継ノ
ードが第3のパケットを受信した場合に、前記第3のパ
ケットに付加された前記第2の経路情報に基づいて出力
側のインタフェースを決定する第2のルーチング手段と
を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項6においては、第1パケット送出手
段は、通信経路の確保を開始するために発信元ノードか
ら宛先ノードに宛てた第1のパケットを送出する。第1
のルーチング手段は、各々の中継ノードが受信した第1
のパケットに含まれる宛先アドレスに基づいて出力側の
インタフェースを決定する。経路識別子付加手段は、各
々の中継ノードが受信した第1のパケットの入力側のイ
ンタフェースに対応する第1の経路識別子と、出力側の
インタフェースに対応する第2の経路識別子とを各々の
中継ノードで前記第1のパケットに付加する。
【0023】経路情報生成手段は、宛先ノードが受信し
た前記第1のパケットから、全ての第1の経路識別子を
含む第1の経路情報と、全ての第2の経路識別子を含む
第2の経路情報とを生成する。宛先ノードに設けられた
第1のインタフェース経路テーブルは、前記第1の経路
情報を前記発信元ノードに対応付けて記憶する。第2パ
ケット送出手段は、前記第2の経路情報を付加した第2
のパケットを宛先ノードから発信元ノード宛てに送出す
る。発信元ノードに設けられた第2のインタフェース経
路テーブルは、発信元ノードが受信した前記第2のパケ
ットに含まれる前記第2の経路情報を前記宛先ノードに
対応付けて記憶する。
【0024】発信元経路情報付加手段は、発信元ノード
が前記宛先ノード宛てに送信する第3のパケットに前記
宛先ノードに対応付けられた前記第2の経路情報を付加
する。第2のルーチング手段は、各々の中継ノードが第
3のパケットを受信した場合に、前記第3のパケットに
付加された前記第2の経路情報に基づいて出力側のイン
タフェースを決定する。
【0025】請求項7は、請求項6のパケットルーチン
グ装置において、各々の中継ノードが前記第1の経路情
報及び第2の経路情報の少なくとも一部分を含むパケッ
トを受信した場合に、前記第1の経路情報及び第2の経
路情報の少なくとも一部分を記憶する、各々の中継ノー
ドに設けられた第3のインタフェース経路テーブルと、
各々の中継ノードが前記第1の経路情報及び第2の経路
情報のいずれも含まないパケットを受信した場合に、前
記第3のインタフェース経路テーブルが保持している情
報をパケットに付加する中継局経路情報付加手段とを設
けたことを特徴とする。
【0026】請求項7においては、各々の中継ノードに
設けられた第3のインタフェース経路テーブルは、各々
の中継ノードが前記第1の経路情報及び第2の経路情報
の少なくとも一部分を含むパケットを受信した場合に、
前記第1の経路情報及び第2の経路情報の少なくとも一
部分を記憶する。中継局経路情報付加手段は、各々の中
継ノードが前記第1の経路情報及び第2の経路情報のい
ずれも含まないパケットを受信した場合に、前記第3の
インタフェース経路テーブルが保持している情報をパケ
ットに付加する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明のパケットルーチング方法
及びパケットルーチング装置の実施の形態について、図
1〜図12を参照して説明する。この形態は、全ての請
求項に対応する。図1はノード間で伝送されるパケット
の例を示すタイムチャートである。図2は通信システム
の構成例を示すブロック図である。図3は発信元ノード
の構成を示すブロック図である。図4は各中継ノードの
構成を示すブロック図である。図5は宛先ノードの構成
を示すブロック図である。
【0028】図6は各中継ノードのルーチングテーブル
の構成例を示す模式図である。図7は経路確立のための
制御を示すフローチャートである。図8は通信時の制御
を示すフローチャートである。図9は各中継ノードが制
御パケットopenに書き込む識別子の例を示す模式図であ
る。図10は各中継ノードから出力される制御パケット
openの内容の例を示す模式図である。図11はインタフ
ェース経路テーブルの構成例を示す模式図である。図1
2は経路確立後に各ノードが送出するパケットのフォー
マットを示す模式図である。
【0029】この形態では、請求項6の第1パケット送
出手段,第1のルーチング手段,経路識別子付加手段,
第2パケット送出手段,発信元経路情報付加手段及び第
2のルーチング手段は、それぞれステップS10,S2
1,S22,S34,S42及びS52に対応する。ま
た、請求項6の経路情報生成手段はステップS31,S
33に対応し、請求項6の第1のインタフェース経路テ
ーブル及び第2のインタフェース経路テーブルは、それ
ぞれインタフェース経路テーブルTBL21及びTBL
22に対応する。
【0030】更に、請求項7の第3のインタフェース経
路テーブルはインタフェース経路テーブルTBL23に
対応し、請求項7の中継局経路情報付加手段はステップ
S57に対応する。この形態では、図2に示すような構
成の通信システムを用いてパケット通信を行う場合を想
定している。この例では、発信元ノードZPと宛先ノー
ドZQとの間には、多数の中継ノードZA,ZB,Z
C,・・・が存在している。
【0031】したがって、発信元ノードZPと宛先ノー
ドZQとの間では、様々なルートでパケットを転送する
ことが可能であるが、この例では、予め発信元ノードZ
P−中継ノードZA−ZB−ZC−ZD−宛先ノードZ
Qの通信経路が割り当てられた状態を想定している。な
お、この形態では通信のプロトコルとしてIP(Intern
et Protocol)を想定しており、転送するパケットとし
てはIPパケットを想定している。図2において、発信
元ノードZPにはIPアドレスとして「10.2.5.
0」が割り当ててあり、宛先ノードZQにはIPアドレ
スとして「10.1.2.0」が割り当ててある。
【0032】なお、図2において各中継ノードZA〜Z
Dの前後に付加された括弧内の数値は、各中継ノードの
入力側及び出力側のインターフェースの番号を表してい
る。すなわち、発信元ノードZPから出力されるパケッ
トは、中継ノードZAの1番のインタフェースで受信さ
れ、3番のインタフェースから送出される。また、中継
ノードZAが送出したパケットは、中継ノードZBの2
番のインタフェースで受信され、3番のインタフェース
から送出される。
【0033】発信元ノードZPは、図3に示すように、
データ処理部11,通信制御部12,通信用入出力イン
タフェース13及びインタフェース経路テーブルTBL
22を備えている。
【0034】各中継ノードZA〜ZDは、それぞれ図4
に示すように4つの入出力インタフェース31(1)〜3
1(4)と、通信制御部32,ルーチングテーブルTBL
1及びインタフェース経路テーブルTBL23を備えて
いる。宛先ノードZQは、図5に示すように、データ処
理部41,通信制御部42,通信用入出力インタフェー
ス43及びインタフェース経路テーブルTBL21を備
えている。
【0035】発信元ノードZPにおいては、送信すべき
パケットがデータ処理部11によって生成されると、そ
のパケットは通信制御部12を通り通信用入出力インタ
フェース13から送出され、中継ノードZAに転送され
る。また、宛先ノードZQから発信元ノードZPに返送
されるパケットは、中継ノードZAから通信用入出力イ
ンタフェース13に入力され、通信制御部12を介して
データ処理部11に印加される。
【0036】中継ノードZA〜ZDの各々においては、
4つの入出力インタフェース31のいずれか1つで受信
されたパケットを、所定のルーチング処理によって決定
した他の1つの入出力インタフェース31に送出する。
すなわち、中継ノードZA〜ZDはパケットの中継を行
うとともに経路の制御を行う。各中継ノードZA〜ZD
は、従来と同じ通常のルーチング処理を行う場合には、
ルーチングテーブルTBL1の内容に基づいて送出先の
1つの入出力インタフェース31を決定する。
【0037】ルーチングテーブルTBL1には、図6に
示すように、宛先IPアドレスDADとそれに対応付け
られた出力インタフェース番号IFNとが組になって保
持されている。転送されるパケットには宛先のIPアド
レスが含まれているので、ルーチングテーブルTBL1
を検索することにより、宛先のIPアドレスに対応する
出力インタフェース番号IFNを特定することができ
る。
【0038】但し、このようなルーチング処理を行うと
処理に時間がかかり、処理の負担も大きくなる。したが
って、この形態では後述するように改良されたルーチン
グ処理を行う。宛先ノードZQにおいては、中継ノード
ZA〜ZDを介して発信元ノードZPから転送されたパ
ケットを通信用入出力インタフェース43で受信し、通
信制御部42を介してデータ処理部41に送る。また、
通信制御部42又はデータ処理部41が生成したパケッ
トは、通信用入出力インタフェース43から発信元ノー
ドZP宛に送出される。
【0039】この形態では、発信元ノードZPと宛先ノ
ードZQとの間で通信する場合には、それらの間の通信
経路を確立するために、まず最初に図7に示す制御が実
行される。図7の制御について、以下に説明する。な
お、中継ノードZA〜ZDはそれぞれが図7に示す処理
を実行するので、以下の説明では中継ノードの動作とし
て中継ノードZAの場合について説明する。
【0040】最初に、発信元ノードZPはステップS1
0で制御パケット「open」を送信する。この制御パケッ
ト「open」は、通信経路確立の制御を開始するための機
能を有するパケットであり、通常のIPパケットであ
る。但し、このパケットのヘッダには後述する複数の識
別子PII,POIを書き込みできるように特別な領域
が割り当ててある。
【0041】中継ノードZAは、ステップS20で制御
パケット「open」を受信すると、ステップS21に進
む。ステップS21では、従来と同じルーチング処理を
実行する。すなわち、受信したパケットに含まれる宛先
のIPアドレスを検出し、そのパケットを送出すべき入
出力インタフェース31の番号をルーチングテーブルT
BL1の検索により決定する。
【0042】制御パケット「open」の宛先である宛先ノ
ードZQのIPアドレスは「10.1.2.0」である
ので、制御パケット「open」には「10.1.2.0」
が宛先のIPアドレスとして記録されている。
【0043】例えば、中継ノードZAのルーチングテー
ブルTBL1(ZA)には、図6に示すように宛先IPアド
レスDAD(ZA)の「10.1.2.0」に対応付けて、
「3」が出力インタフェース番号IFN(ZA)として保持
されているので、中継ノードZAはそれの3番目の入出
力インタフェース31(3)にパケット(この場合は「ope
n」)を送出することになる。
【0044】次のステップS22では、受信した制御パ
ケット「open」のヘッダの所定の領域に、識別子PI
I,POIを書き込む。識別子PIIは、中継ノードZ
Aにおいて制御パケット「open」を入力した入出力イン
タフェース31の番号を表している。また、識別子PO
IはステップS21のルーチング処理で決定した出力側
の入出力インタフェース31の番号を表している。
【0045】中継ノードZAは、識別子PII,POI
を書き込んだ制御パケット「open」をステップS23で
送出する。送出先は、ステップS21で決定した1つの
入出力インタフェース31である。実際には、予め図2
に示すように通信経路が割り当てられ、中継ノードZA
〜ZDの各々のルーチングテーブルTBL1には図6に
示す内容が保持されているので、中継ノードZA〜ZD
はそれぞれ中継する制御パケット「open」に対して図9
に示す識別子PII,POIを付加する。
【0046】また、中継ノードZA〜ZDがそれぞれ送
出する制御パケット「open」には、図10に示すよう
に、それまでに中継した全ての中継ノードに関する識別
子PII,POIが含まれている。宛先ノードZQにお
いては、中継ノードZDから送出される制御パケット
「open」を図7のステップS30で受信すると、次にス
テップS31に進む。ステップS31では、受信した制
御パケット「open」のヘッダに含まれる各中継ノードZ
A〜ZDの識別子PIIを抽出し、経路情報Sqを生成
する。
【0047】この例では、実際に宛先ノードZQが生成
する経路情報Sqは、図10に示すように、宛先ノード
ZQが受け取った全ての識別子PIIを逆順に並べた情
報「2,4,2,1」である。ステップS32では、宛
先ノードZQは経路情報Sqを、発信元ノードZPに対
応付けてインタフェース経路テーブルTBL21に登録
する。この例では、図11に示すように発信元ノードZ
PのIPアドレスである「10.2.5.0」と経路情
報Sqである「2,4,2,1」とが互いに対応するよ
うにインタフェース経路テーブルTBL21に登録され
る。
【0048】次のステップS33では、宛先ノードZQ
は受信した制御パケット「open」のヘッダに含まれる各
中継ノードZA〜ZDの識別子POIを抽出し、経路情
報Spを生成する。この例では、実際に宛先ノードZQ
が生成する経路情報Spは、図10に示すように、宛先
ノードZQが受け取った全ての識別子POIを順番に並
べた情報「3,3,1,1」である。
【0049】ステップS34では、宛先ノードZQは制
御パケット「open」を正しく受信したことを発信元ノー
ドZPに通知するために、制御パケット「ack」を発信
元ノードZP宛てに送出する。また、この制御パケット
「ack」には経路情報Spを付加する。各中継ノードZ
A〜ZDは、宛先ノードZQが送出した制御パケット
「ack」を受け取ると、それを発信元ノードZPまで中
継する。すなわち、ステップS24で制御パケット「ac
k」を受信すると、ステップS25に進み前述のステッ
プS21と同様のルーチング処理を実行し、決定した入
出力インタフェース31にステップS26で制御パケッ
ト「ack」を送出する。
【0050】発信元ノードZPは、宛先ノードZQから
の制御パケット「ack」をステップS11で受信する
と、ステップS12に進む。ステップS12では、受信
した制御パケット「ack」に含まれる経路情報Spを、
宛先ノードZQに対応付けてインタフェース経路テーブ
ルTBL22に登録する。
【0051】この例では、図11に示すように宛先ノー
ドZQのIPアドレスである「10.1.2.0」と経
路情報Spである「3,3,1,1」とが互いに対応す
るようにインタフェース経路テーブルTBL22に登録
される。以上の処理によって、発信元ノードZPと宛先
ノードZQとの間の通信経路の確保が完了する。
【0052】すなわち、通信経路の確立を行う場合に
は、発信元ノードZPと宛先ノードZQとの間で図1に
示すように各パケットが転送される。まず発信元ノード
ZPから制御パケット「open」を送出し、各中継ノード
ZA〜ZDは自局の識別子PII,POIを制御パケッ
ト「open」に付加して中継を行い、それを受け取った宛
先ノードZQは経路情報Spを含む制御パケット「ac
k」を送出し、各中継ノードZA〜ZDは制御パケット
「ack」を発信元ノードZPまで中継し、発信元ノード
ZPは経路情報Spを含む制御パケット「ack」を受信
する。
【0053】図8に示す通信のための制御は、図7の制
御により発信元ノードZPと宛先ノードZQとの間の通
信経路の確保が完了した後で実行される。次に、図8の
制御について説明する。発信元ノードZPは、宛先ノー
ドZQ宛てに送信すべきパケットが自局の内部で生成さ
れるとステップS40からS41に進む。ステップS4
1では、インタフェース経路テーブルTBL22を参照
し、宛先のIPアドレスに対応する経路情報Spを取得
する。
【0054】ステップS42では、送信すべきパケット
に、識別子PRI及び経路情報Spを付加する。識別子
PRIは、当該パケットに経路情報(Sp又はSq)が
含まれているか否かを示す1ビットの情報であり、当然
のことながらステップS42では「経路情報あり」を示
す内容に識別子PRIをセットする。
【0055】なお、もしも経路情報自体にそれの有無を
識別するための情報を含めておけば、識別子PRIを付
加する必要はなくなる。実際には、発信元ノードZPは
図12に示すフォーマットのパケットをステップS42
で送信する。このパケットには、図12に示すように、
送信すべきデータを含むペイロードと、経路情報Spで
ある「3,3,1,1,」と、識別子PRIである
「1」と、宛先のIPアドレスである「10.1.2.
0」とが含まれている。
【0056】中継ノードZAは、発信元ノードZPが送
出したパケットをステップS50で受信するとステップ
S51に進む。ステップS51では、パケットヘッダの
識別子PRIに割り当てられた位置のビットを参照し、
識別子PRIの有無、すなわち経路情報Sp(又はS
q)がパケットに含まれているか否かを識別する。経路
情報Sp(又はSq)を含むパケットを受信した場合に
は、ステップS51からS52に進む。
【0057】ステップS52では、そのパケットを送出
すべき出力側の入出力インタフェース31を次のように
して決定する。すなわち、経路情報Sp(又はSq)の
特定の位置(この例ではSpの先頭)の値(1つのPO
I,PIIの値)を参照し、それと同じ番号の入出力イ
ンタフェース31を選択する。ステップS52のルーチ
ング処理においては、ルーチングテーブルTBL1を参
照する必要はなく、受信したパケットの内容から直ちに
出力側の入出力インタフェース31を決定することがで
きる。
【0058】ステップS53では、ステップS52で参
照した識別子POI(又はPII)を削除するように経
路情報Sp(又はSq)を更新する。ステップS53の
処理によって経路情報Sp(又はSq)が更新されたパ
ケットは、ステップS59で送出される。例えば、発信
元ノードZPから中継ノードZAに入力されるパケット
には図12に示すように経路情報Spとして「3,3,
1,1」が含まれているので、中継ノードZAは「3,
3,1,1」の先頭位置の「3」を参照するとともにそ
れを削除し、経路情報Spとして「3,1,1」が含ま
れるパケットを次の中継ノードZBに転送する。
【0059】同様に、中継ノードZBは中継ノードZA
から送出されるパケットに含まれる経路情報Sp
(「3,1,1」)の先頭位置の「3」を参照するとと
もにそれを削除し、経路情報Spとして「1,1」が含
まれるパケットを次の中継ノードZCに転送する。中継
ノードZCは、中継ノードZBから送出されるパケット
に含まれる経路情報Sp(「1,1」)の先頭位置の
「1」を参照するとともにそれを削除し、経路情報Sp
として「1」が含まれるパケットを次の中継ノードZD
に転送する。中継ノードZDの動作も同様である。
【0060】したがって、中継ノードZA〜ZDのいず
れも、受け取ったパケットに付加された経路情報Spの
先頭位置の値により単純な処理でルーチングを行うこと
ができる。また、中継ノードZA〜ZDがステップS5
0で受信したパケットに含まれる経路情報Sp(又はS
q)が自局のインタフェース経路テーブルTBL23
(又はTBL24)に登録されていない場合には、中継
ノードZA〜ZDの処理はステップS53からS54を
通ってS55に進む。
【0061】ステップS55では、受信したパケットに
含まれる経路情報Sp又はSq(更新後の情報)を自局
のインタフェース経路テーブルTBL23又はTBL2
4に登録する。インタフェース経路テーブルTBL2
3,TBL24の構成はインタフェース経路テーブルT
BL21,TBL22と同様であり、図11のように、
宛先のIPアドレスとそれに対応付けられた経路情報S
p,Sqとで構成される。
【0062】ところで、発信元ノードZPのように経路
情報Spを付加する機能を持たない発信元ノード(図示
せず)がパケットを送信する場合には、経路情報Spを
含まないパケットが中継ノードZA〜ZDに入力され
る。中継ノードZA〜ZDは、入力されるパケットに経
路情報Sp又はSqが含まれていない場合には、識別子
PRIを検出できないのでステップS51からS56に
進む。ステップS56においては、自局のインタフェー
ス経路テーブルTBL23又はTBL24を検索し、宛
先に対応する経路情報Sp又はSqが登録されているか
否かを識別する。宛先に対応する経路情報Sp又はSq
が登録されている場合にはステップS57に進む。
【0063】ステップS57では、宛先に対応する経路
情報Sp又はSqを自局のインタフェース経路テーブル
TBL23又はTBL24から取得し、それをパケット
に付加する。中継ノードZA〜ZDが受信したパケット
に経路情報Sp又はSqが含まれていない場合には、ス
テップS52のルーチングを行うことができないので、
ステップS58において通常のルーチング処理を実行す
る。すなわち、ルーチングテーブルTBL1を検索し、
宛先に対応付けられた入出力インタフェース31の情報
を入手してパケットを出力すべき入出力インタフェース
31を決定する。
【0064】中継ノードZA〜ZDが受信したパケット
に経路情報Sp又はSqが含まれていない場合には、従
来と同様にルーチングテーブルTBL1を検索しなけれ
ばならないので、処理の負担が大きくパケットの転送に
時間もかかる。しかし、中継ノードZA〜ZDのインタ
フェース経路テーブルTBL23又はTBL24に経路
情報Sp又はSqが登録されている場合には、最初に受
信した中継ノードがステップS57で経路情報Sp又は
Sqを付加するので、その下流に位置する中継ノードに
おいては、経路情報Sp又はSqを含むパケットを受信
することになる。したがって、複数の中継ノードを介し
てパケットを転送する場合には、発信元のノードが経路
情報Sp又はSqを付加しない場合であっても最初の中
継ノードを除く他の中継ノードの負担を小さくすること
ができる。
【0065】宛先ノードZQは、ステップS60で受信
した発信元ノードZPからのパケットを正しく受信でき
た場合にはステップS62で「ack」パケットを返送
し、正しく受信できなかった場合には「nack」パケット
を返送する。また、この「ack」パケット及び「nack」
パケットには、ステップS61において経路情報Sqを
付加する。
【0066】宛先ノードZQがステップS62で送出す
る「ack」パケット及び「nack」パケットを受信した場
合にも、中継ノードZA〜ZDは上記と同様の処理を行
う。このパケットには経路情報Sqが付加されているの
で、中継ノードZA〜ZDはルーチングテーブルTBL
1を参照することなく単純な処理によりルーチングを行
うことができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明のパケットルーチ
ング方法及びパケットルーチング装置によれば、各中継
ノードは転送するパケットの送出先のインタフェース
を、ルーチングテーブルを検索することなしに単純に決
定できるので、パケット転送に要する所要時間を短縮す
るとともに処理の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノード間で伝送されるパケットの例を示すタイ
ムチャートである。
【図2】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】発信元ノードの構成を示すブロック図である。
【図4】各中継ノードの構成を示すブロック図である。
【図5】宛先ノードの構成を示すブロック図である。
【図6】各中継ノードのルーチングテーブルの構成例を
示す模式図である。
【図7】経路確立のための制御を示すフローチャートで
ある。
【図8】通信時の制御を示すフローチャートである。
【図9】各中継ノードが制御パケットopenに書き込む識
別子の例を示す模式図である。
【図10】各中継ノードから出力される制御パケットop
enの内容の例を示す模式図である。
【図11】インタフェース経路テーブルの構成例を示す
模式図である。
【図12】経路確立後に各ノードが送出するパケットの
フォーマットを示す模式図である。
【符号の説明】
11 データ処理部 12 通信制御部 13 通信用入出力インタフェース 31 入出力インタフェース 32 通信制御部 41 データ処理部 42 通信制御部 43 通信用入出力インタフェース TBL1 ルーチングテーブル TBL21,TBL22,TBL23 インタフェース
経路テーブル DAD 宛先IPアドレス IFN 出力インタフェース番号 ZA,ZB,ZC,ZD 中継ノード ZP 発信元ノード ZQ 宛先ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA01 HA08 HC01 HD03 LB05 5K033 AA01 AA02 CB08 CC01 DB18 EC03 5K034 AA01 EE11 HH63

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信元ノード,宛先ノード及びそれぞれ
    が複数の入出力インタフェースを有する複数の中継ノー
    ドを備え、前記発信元ノードと宛先ノードとの間で少な
    くとも1つの中継ノードを介して通信を行う通信システ
    ムを用い、前記発信元ノードと宛先ノードとの間の通信
    経路を決定するパケットルーチング方法において、 通信経路の確保を開始する際に、発信元ノードは宛先ノ
    ードに宛てた第1のパケットを送出し、 各々の中継ノードでは、前記第1のパケットを受け取る
    と、前記第1のパケットに含まれる宛先アドレスに基づ
    いて出力側のインタフェースを決定するとともに、前記
    第1のパケットを入力したインタフェースに対応する第
    1の経路識別子と、決定した出力側のインタフェースに
    対応する第2の経路識別子とを前記第1のパケットに付
    加して送出し、 宛先ノードでは、前記第1のパケットを受け取ると、前
    記第1のパケットに含まれる全ての第1の経路識別子の
    情報を含む第1の経路情報と、前記第1のパケットに含
    まれる全ての第2の経路識別子の情報を含む第2の経路
    情報とを生成するとともに、前記第1の経路情報を前記
    発信元ノードに対応付けて記憶し、さらに前記第2の経
    路情報を付加した第2のパケットを前記発信元ノード宛
    てに送出し、 各々の中継ノードでは、前記第2のパケットを受け取る
    と、前記第2のパケットに含まれる宛先アドレスに基づ
    いて出力側のインタフェースを決定し、決定したインタ
    フェースに前記第2のパケットを送出し、 発信元ノードでは、前記第2のパケットを受け取ると、
    前記第2のパケットから抽出した前記第2の経路情報を
    前記宛先ノードに対応付けて記憶し、通信経路の確保を
    完了し、 通信経路の確保を完了した後で、発信元ノードは、前記
    宛先ノードに第3のパケットを送信する際には、前記宛
    先ノードに対応付けられた前記第2の経路情報を第3の
    パケットに付加して送出し、 各々の中継ノードでは、前記第2の経路情報を含む第3
    のパケットを受け取ると、前記第2の経路情報に基づい
    て出力側のインタフェースを決定し、決定したインタフ
    ェースに前記第3のパケットを送出することを特徴とす
    るパケットルーチング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1のパケットルーチング方法にお
    いて、 通信経路の確保を完了した後で、前記宛先ノードは、前
    記発信元ノードに第4のパケットを送信する際には、前
    記発信元ノードに対応付けられた前記第1の経路情報を
    第4のパケットに付加して送出し、 各々の中継ノードでは、前記第1の経路情報を含む第4
    のパケットを受け取ると、前記第1の経路情報に基づい
    て出力側のインタフェースを決定し、決定したインタフ
    ェースに前記第4のパケットを送出することを特徴とす
    るパケットルーチング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1のパケットルーチング方法にお
    いて、 各々の中継ノードでは、前記第1の経路情報及び第2の
    経路情報の少なくとも一部分を含むパケットを受信した
    場合に、前記第1の経路情報及び第2の経路情報の少な
    くとも一部分を記憶し、 各々の中継ノードでは、前記第1の経路情報及び第2の
    経路情報のいずれも含まないパケットを受信した場合に
    は、それ自身が記憶している第1の経路情報又は第2の
    経路情報の少なくとも一部分を付加してから前記パケッ
    トを送出することを特徴とするパケットルーチング方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1のパケットルーチング方法にお
    いて、 前記発信元ノード及び宛先ノードの少なくとも一方は、
    前記第2の経路情報又は第1の経路情報の有無を示すル
    ーチングモード識別子を送信対象のパケットに付加し、 各々の中継ノードでは、受信したパケットに含まれるル
    ーチングモード識別子を調べて前記第2の経路情報及び
    第1の経路情報の有無を識別することを特徴とするパケ
    ットルーチング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1のパケットルーチング方法にお
    いて、 各々の中継ノードでは、前記第2の経路情報を含む第3
    のパケットを受け取ると、前記第2の経路情報の特定位
    置の第2の経路識別子を参照して出力側のインタフェー
    スを決定するとともに、参照した前記第2の経路識別子
    を前記第3のパケットから削除し、決定したインタフェ
    ースに前記第3のパケットを送出することを特徴とする
    パケットルーチング方法。
  6. 【請求項6】 発信元ノード,宛先ノード及びそれぞれ
    が複数の入出力インタフェースを有する複数の中継ノー
    ドを備え、前記発信元ノードと宛先ノードとの間の通信
    経路を決定し、前記発信元ノードと宛先ノードとの間で
    少なくとも1つの中継ノードを介して通信を行うパケッ
    トルーチング装置において、 通信経路の確保を開始するために、発信元ノードから宛
    先ノードに宛てた第1のパケットを送出する第1パケッ
    ト送出手段と、 各々の中継ノードが受信した第1のパケットに含まれる
    宛先アドレスに基づいて出力側のインタフェースを決定
    する第1のルーチング手段と、 各々の中継ノードが受信した第1のパケットの入力側の
    インタフェースに対応する第1の経路識別子と、出力側
    のインタフェースに対応する第2の経路識別子とを各々
    の中継ノードで前記第1のパケットに付加する経路識別
    子付加手段と、 宛先ノードが受信した前記第1のパケットから、全ての
    第1の経路識別子を含む第1の経路情報と、全ての第2
    の経路識別子を含む第2の経路情報とを生成する経路情
    報生成手段と、 前記第1の経路情報を前記発信元ノードに対応付けて記
    憶する、宛先ノードに設けられた第1のインタフェース
    経路テーブルと、 前記第2の経路情報を付加した第2のパケットを宛先ノ
    ードから発信元ノード宛てに送出する第2パケット送出
    手段と、 発信元ノードが受信した前記第2のパケットに含まれる
    前記第2の経路情報を前記宛先ノードに対応付けて記憶
    する、発信元ノードに設けられた第2のインタフェース
    経路テーブルと、 発信元ノードが前記宛先ノード宛てに送信する第3のパ
    ケットに前記宛先ノードに対応付けられた前記第2の経
    路情報を付加する発信元経路情報付加手段と、 各々の中継ノードが第3のパケットを受信した場合に、
    前記第3のパケットに付加された前記第2の経路情報に
    基づいて出力側のインタフェースを決定する第2のルー
    チング手段とを設けたことを特徴とするパケットルーチ
    ング装置。
  7. 【請求項7】 請求項6のパケットルーチング装置にお
    いて、 各々の中継ノードが前記第1の経路情報及び第2の経路
    情報の少なくとも一部分を含むパケットを受信した場合
    に、前記第1の経路情報及び第2の経路情報の少なくと
    も一部分を記憶する、各々の中継ノードに設けられた第
    3のインタフェース経路テーブルと、 各々の中継ノードが前記第1の経路情報及び第2の経路
    情報のいずれも含まないパケットを受信した場合に、前
    記第3のインタフェース経路テーブルが保持している情
    報をパケットに付加する中継局経路情報付加手段とを設
    けたことを特徴とするパケットルーチング装置。
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