JP2001197064A - パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法 - Google Patents

パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法

Info

Publication number
JP2001197064A
JP2001197064A JP2000006360A JP2000006360A JP2001197064A JP 2001197064 A JP2001197064 A JP 2001197064A JP 2000006360 A JP2000006360 A JP 2000006360A JP 2000006360 A JP2000006360 A JP 2000006360A JP 2001197064 A JP2001197064 A JP 2001197064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
packet
unit
scheduling
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000006360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3732989B2 (ja
Inventor
Naoki Matsuoka
直樹 松岡
Hiroshi Tomonaga
博 朝永
Kenichi Kawarai
健一 瓦井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000006360A priority Critical patent/JP3732989B2/ja
Priority to EP01100116A priority patent/EP1117213B1/en
Priority to US09/759,181 priority patent/US6920145B2/en
Priority to DE60113312T priority patent/DE60113312D1/de
Publication of JP2001197064A publication Critical patent/JP2001197064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732989B2 publication Critical patent/JP3732989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/60Software-defined switches
    • H04L49/608ATM switches adapted to switch variable length packets, e.g. IP packets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • H04L49/253Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
    • H04L49/254Centralised controller, i.e. arbitration or scheduling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3063Pipelined operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5678Traffic aspects, e.g. arbitration, load balancing, smoothing, buffer management
    • H04L2012/5679Arbitration or scheduling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/20Support for services
    • H04L49/205Quality of Service based
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/50Overload detection or protection within a single switching element
    • H04L49/501Overload detection
    • H04L49/503Policing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/50Overload detection or protection within a single switching element
    • H04L49/505Corrective measures
    • H04L49/508Head of Line Blocking Avoidance

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 固定長パケットのスイッチングを行うパケッ
トスイッチ装置において、IPパケットのような可変長
パケットが入力されたときでも効率的な伝送を可能にす
る。 【解決手段】 パケットスイッチ装置は、複数の入力バ
ッファ部と、パケットスイッチ部と、入力バッファ部か
らの固定長パケットの送出スケジューリング処理を出力
回線の数に対応する複数の単位時間をかけ、かつ送出ス
ケジューリング処理を前記入力回線の数に対応する複数
並列で実施するパイプライン・スケジューリング処理手
段32と、一つのフレームを構成する固定長パケットの
送出状態を入力回線毎に管理する送出状態管理手段33
とを有し、出力回線のいずれかに対応して設けられる複
数のスケジューラ部3と、複数のスケジューラ部のそれ
ぞれにおける送出スケジューリング処理の結果情報を対
応する入力バッファ部に通知する少なくとも一つの結果
通知部4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広帯域交換機、クロ
スコネクトスイッチ装置、及びルータ装置などに適用さ
れ、固定長パケットを伝送(特に、限定しないときは、
交換、伝達及び転送を含む)するパケットスイッチ装置
に関し、特に大規模パケットスイッチ装置の一構成法で
ある入力バッファ型パケットスイッチ装置に関する。
【0002】本発明は、更に詳細には、セルと称される
固定長パケットのスイッチングを行うパケットスイッチ
装置(ATMスイッチ装置)において、IP(Internet
Protocol)パケットのような可変長パケットが入力さ
れたときでも効率的に伝送することを可能にするパケッ
トスイッチ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年のインターネット網の普及に伴い、
IP通信ネットワークシステムにおけるIPデータ(音
声情報を含む)のトラヒックが急激に増加しており、数
年先には、IPトラヒックが通信トラヒックの大多数を
占めると考えられている。
【0004】この背景の一要因としては、ローカルエリ
アネットワーク(LAN)の広帯域化等をはじめとする
ネットワーク技術の進歩と、パーソナルコンピュータ
(PC)の多機能化及びPCに適用するCPUの高速化
等をはじめとするPC技術の進歩とにともない、複数の
LAN上のPC間でデータだけではなく音声情報をも高
速に通信することが実用的に可能になってきたことがあ
る。
【0005】これにより、従来の電話による音声の通信
を専用線、LAN及びワイドエリアネットワーク(WA
N)などから構成されるインターネット網上のPC間で
実行するアプリケーションソフトウェアと、このソフト
ウェアを組み込んだハードウェアシステムとが急速に市
場に投入されている。このシステムは、電話網とインタ
ーネット網などのIPパケット交換網とを統合すること
により、設備及び運用などのコストを削減できる複合交
換網システム、つまりIP通信ネットワークシステムで
ある。
【0006】上述したような通信ネットワークインフラ
の多様化・拡大状況の中、企業は、増え続ける通信トラ
ヒックに対処するために、大容量でかつ効率的にIPパ
ケットを伝送できる大規模パケットスイッチ装置を実現
することを推進している。
【0007】IPパケットは可変長のパケット形態で伝
送されるが、厳密な可変長データのスイッチングはバイ
ト単位に処理が必要なため、一般的には高速処理が必要
であり、高速スイッチングが難しい。
【0008】そこで、可変長パケットを高速にスイッチ
ングする手法として、可変長パケットをセルと同様に5
3バイト長の固定長パケットに分割し、パケットスイッ
チ装置内では固定長パケットのスイッチングを行ってい
る。しかし、パケットスイッチ装置からデータを送出す
る際に、分割された固定長パケットを分割前の元の可変
長パケットに戻してパケットを伝送しなければならな
い。
【0009】ここで、従来のパケットスイッチ装置にお
いて、可変長パケットを固定長パケットに分割して転送
する2つの手法について、図1を参照して説明する。 (1)スケジューラ部(図示省略)は、入力バッファ部
を有する入力インタフェース部(入力INF)におい
て、フレーム(複数の固定長パケットで構成される可変
長データ)を意識せず、分割された固定長パケット毎に
スケジューリングを行い、共通スイッチ部としてのパケ
ットスイッチ(SW)に入力する。また、パケットスイ
ッチ(SW)の後段の出力インタフェース部(出力IN
F)に設けられたフレーム組み立てのための出力バッフ
ァ部において、待ち合わせを行ってフレームの組み立て
を行う(図1(A)参照)。
【0010】(2)スケジューラ部(図示省略)は、入
力バッファ部を有する入力インタフェース部(入力IN
F)において、フレームを意識し、同一フレームを構成
するパケットを連続してスケジューリングし、パケット
スイッチ(SW)に入力する。また、パケットスイッチ
(SW)でフレーム単位にスイッチングを行った後、出
力インタフェース部(出力INF)を通して出力回線
(出力方路)に送出する(図1(B)参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)の手法で
は、スケジューリングの際にフレームを意識しないた
め、固定長パケット毎にスケジューリングを実施する。
そのため、スケジューリング処理を並列化させ、先行し
て次の周期のスケジューリングを行うパイプライン処理
の適用が可能であり、処理の高速化を図れるという利点
を持つ。その反面、出力インタフェース部において、フ
レーム単位にパケット送出を行うために、各入力回線
(入力方路)からの固定長パケットを一旦蓄積し、フレ
ームの組立処理が必要である。
【0012】この手法を採用したパケットスイッチ装置
においては、出力インタフェース部毎に入力回線数対応
のフレーム組み立てのためのバッファメモリが必要とな
る。従って、スイッチ規模の大きな装置では、多数の出
力バッファメモリが必要である。
【0013】一方、上記(2)の手法では、フレーム単
位のスイッチングにより、出力インタフェース部のフレ
ーム組み立てのための出力バッファ部が不要になる利点
を持つ。しかし、フレーム毎のスケジューリングを実現
するために、フレーム送出中の入力回線に対して、他の
出力回線がスケジューリングを行ってはならず、また一
旦確定した入力回線はフレーム送出完了まで継続してス
ケジューリングする必要がある。
【0014】従って、スケジューリングの際に、現在ど
の入力回線がどの出力回線に対してフレーム送出中であ
るかという最新の情報を参照する必要があり、上述した
パイプライン処理のようにスケジューリング処理を並列
化させ、先行して次の周期のスケジューリングを行うこ
とができない。この結果、一単位時間内に全回線のスケ
ジューリングを実施する高速なスケジューラ部が必要と
なり、大規模パケットスイッチ装置での実現が困難であ
る。
【0015】本発明の課題は、固定長パケットのスイッ
チングを行うパケットスイッチ装置において、IPパケ
ットのような可変長パケットが入力されたときでも効率
的に伝送することを可能にするパケットスイッチ装置及
びスケジューリング制御方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の課題は、パイプライン処理に
より必要な処理速度の低減を図りつつ、フレーム単位の
スケジューリング処理を可能にするパケットスイッチ装
置及びスケジューリング制御方法を提供することにあ
る。
【0017】本発明の別の課題は、フレーム組立のため
の出力バッファ部を必要としないパケットスイッチ装置
及びスケジューリング制御方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1のパケットスイッチ装置は、複数の入
力回線のいずれかに対応して設けられ、論理的に複数の
出力回線対応のキューに分割されたバッファメモリをそ
れぞれ有し、対応の前記入力回線を通して入力されたパ
ケットを固定長パケットの形態で前記バッファメモリに
一時的に蓄積する複数の入力バッファ部と;前記複数の
入力バッファ部から送出された前記固定長パケットを前
記複数の出力回線のいずれかに送出するためのスイッチ
ング動作を行うパケットスイッチ部と;前記入力バッフ
ァ部からの前記固定長パケットの送出スケジューリング
処理を前記出力回線の数に対応する複数の単位時間をか
け、かつ前記送出スケジューリング処理を前記入力回線
の数に対応する複数並列で実施するパイプライン・スケ
ジューリング処理手段と、一つのフレームを構成する前
記固定長パケットの送出状態を前記入力回線毎に管理す
る送出状態管理手段とを有し、前記複数の出力回線のい
ずれかに対応して設けられる複数のスケジューラ部と;
前記複数のスケジューラ部のそれぞれにおける前記送出
スケジューリング処理の結果情報を対応する前記入力バ
ッファ部に通知する少なくとも一つの結果通知部とを備
え;前記複数並列の送出スケジューリング処理において
同一フレーム対応の前記固定長パケットを送出中の前記
入力回線を選択せず、選択確定後は同一フレーム対応の
前記固定長パケットの送出完了まで同一入力回線の選択
を維持する。
【0019】本発明の第2のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記スケジ
ューラ部のそれぞれは、前記入力バッファ部に蓄積され
ている前記固定長パケットの送出要求情報を前記入力回
線毎に管理する要求管理手段を更に有し、前記パイプラ
イン・スケジューリング処理手段は、前記要求管理手段
からの前記送出要求情報と、前記スケジューラ部間を環
状に接続する伝送媒体を通して入力される選択未確定情
報と、前記スケジューラ部を相互に接続する伝送媒体を
通して前記送出状態管理手段に入力される送出状態情報
とに基づいて、前記固定長パケットの送出を行う前記入
力回線対応の前記入力バッファ部を決定する。
【0020】本発明の第1及び第2のパケットスイッチ
装置においては、スケジューリング処理を入力回線数に
対応して複数(N)並列で実行し、かつ全スケジューラ
部共通のフレーム送出状態が設定された送出状態管理手
段を参照して、自己スケジューラ部がフレーム送出中の
場合は、継続して同一入力回線を選択し、フレーム送出
中でない場合には、フレーム送出中の入力回線を選択し
ないようにしている。その結果、一つのフレームを構成
する固定長パケットを連続して読み出すことが可能とな
る。また、並列処理により処理速度の低減が可能とな
る。
【0021】本発明の第3のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記結果通
知部は、前記入力バッファ部が一つのフレームを構成す
る前記固定長パケットを送出中であるか否かを前記送出
スケジューリング処理の結果情報に基づいて管理する管
理手段と、前記複数のスケジューラ部のそれぞれにおけ
る前記結果情報を対応する前記入力バッファ部に通知す
る場合、一つのフレームを構成する前記固定長パケット
の送出中に異なる前記スケジューラ部から入力された前
記結果情報を廃棄する廃棄処理手段とを有する。
【0022】本発明の第3のパケットスイッチ装置にお
いては、N個の並列処理において、複数のスケジューラ
部が同時に同一入力回線に対してスケジューリングを行
った場合に、結果通知部(結果切り替え部)において、
入力バッファ部に通知されるスケジューリング結果が1
つだけになるように、後から通知されるスケジューリン
グ結果を廃棄するようにしている。従って、各並列処理
において競合が発生した場合にも、フレーム単位の読み
出しを維持することができる。
【0023】本発明の第4のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記スケジ
ューラ部及び前記結果通知部を前記複数の出力回線のい
ずれかに対応させて設け、かつ前記複数の出力回線の増
加に応じて拡張可能に縦続接続する手段を備える。
【0024】本発明の第4のパケットスイッチ装置にお
いては、スケジューラ部と結果通知部とを出力回線毎に
分散的に配備するようにしている。よって、スイッチ規
模の拡張時に、新たなスケジューラ部と結果通知部とを
追加することによって、オンラインでのスケジューラの
拡張が可能になる。
【0025】本発明の第5のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記固定長
パケットは、一つのフレームを構成し複数に分割された
第1のパケットと、それぞれが一つのフレームを構成す
る第2のパケットとを含み、前記第2のパケットのそれ
ぞれにフレームエンド識別子を付加する手段を前記入力
バッファ部の前段に備える。
【0026】本発明の第5のパケットスイッチ装置にお
いては、ATMセル等のようにフレーム化を必要としな
い固定長パケットに対して、フレームの最終パケットを
示す情報を付与するようにしている。従って、スケジュ
ーラ部では、単位フレーム長のパケットとして扱われる
ため、固定長パケットと可変長パケットを意識すること
なく、一元的に処理することが可能となる。
【0027】本発明の第6のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記パイプ
ライン・スケジューリング処理手段は、前記入力バッフ
ァ部から送出された送出要求情報をQoSクラス毎に管
理し、前記出力回線におけるQoS帯域制御及びQoS
優先制御結果に基づいて選択されるQoSクラスに対し
て、前記送出スケジューリング処理を行う。
【0028】本発明の第6のパケットスイッチ装置にお
いては、入力バッファ部からの送出要求情報を入力回線
毎かつQoSクラス毎に管理するようにしている。そし
て、帯域、優先制御等のQoS制御により選択されたQ
oSクラスについてスケジューリングを行うようにして
いる。従って、入力バッファ部において、パケットスイ
ッチの出力回線におけるQoS制御を実現することがで
き、品質劣化ポイントを入力バッファ部のみに限定する
ことができ、呼受付制御等の制御が容易に実現できる。
【0029】本発明の第7のパケットスイッチ装置は、
上記第1のパケットスイッチ装置において、前記スケジ
ューラ部のそれぞれは、所定時間内に前記入力バッファ
部から入力された送出要求情報の数を計数する負荷観測
手段と、この負荷観測の結果を前記パイプライン・スケ
ジューリング処理手段に通知する契機を前記入力バッフ
ァ部毎に一単位時間ずつシフトさせて指示する観測結果
反映手段とを更に有し、観測した前記送出要求情報の数
の割合に応じて前記入力回線対応の前記入力バッファ部
を選択する。
【0030】本発明の第7のパケットスイッチ装置にお
いては、入力バッファ部から送出された送出要求情報を
入力回線毎に計数する負荷観測手段を備え、計数した要
求数を一定周期毎にパイプライン・スケジューリング処
理手段に反映する。この反映する契機を入力回線毎に一
単位時間ずつ遅らせて反映させるようにしている。これ
により、反映契機が重ならないため、入力回線数の多い
場合でも容易に処理することが可能となる。
【0031】本発明の第8のパケットスイッチ装置は、
可変長データのフレームを複数の固定長パケットに変換
して前記固定長パケット単位で、入力回線から出力回線
にスイッチングするパケットスイッチ装置において;複
数の入力回線に対してそれぞれ設けられる複数の入力バ
ッファ部と;同一の前記フレームから生成された前記固
定長パケットを同一の出力回線に送出完了するまで連続
して読み出しできるようにスケジューリングするスケジ
ューラとを設け;前記スケジューラの指示に従って各入
力バッファ部から前記固定長パケットを読み出してスイ
ッチングする。
【0032】本発明の第8のパケットスイッチ装置にお
いては、一つのフレームを構成する固定長パケットを連
続して読み出すことが可能となる。本発明の第1のスケ
ジューリング制御方法は、複数の入力回線のいずれかに
対応して設けられ、論理的に複数の出力回線対応のキュ
ーに分割されたバッファメモリをそれぞれ有し、対応の
前記入力回線を通して入力されたパケットを固定長パケ
ットの形態で前記バッファメモリに一時的に蓄積する複
数の入力バッファ部からの、前記固定長パケットの送出
スケジューリング処理を前記出力回線の数に対応する複
数の単位時間をかけ、かつ前記送出スケジューリング処
理を前記入力回線の数に対応する複数並列のパイプライ
ン処理で実施する手順と;一つのフレームを構成する前
記固定長パケットの送出状態を前記入力回線毎に管理す
る手順と;前記送出スケジューリング処理の結果情報を
対応する前記入力バッファ部に通知する手順と;前記複
数並列の送出スケジューリング処理において同一フレー
ム対応の前記固定長パケットを送出中の前記入力回線を
選択せず、選択確定後は同一フレーム対応の前記固定長
パケットの送出完了まで同一入力回線の選択を維持する
手順とを備える。
【0033】本発明の第1のスケジューリング制御方法
においては、上記第1のパケットスイッチ装置と同様の
効果を期待できる。本発明の第2のスケジューリング制
御方法は、上記第1のスケジューリング制御方法おい
て、前記入力バッファ部から送出された送出要求情報を
QoSクラス毎に管理し、前記出力回線におけるQoS
帯域制御及びQoS優先制御結果に基づいて選択される
QoSクラスに対して、前記送出スケジューリング処理
を行う手順を更に備える。
【0034】本発明の第2のスケジューリング制御方法
においては、上記第6のパケットスイッチ装置と同様の
効果を期待できる。本発明の第3のスケジューリング制
御方法は、上記第1のスケジューリング制御方法おい
て、所定時間内に前記入力バッファ部から入力された送
出要求情報の数を計数する手順と;この負荷観測の結果
を前記送出スケジューリング処理に反映させる契機を前
記入力バッファ部毎に一単位時間ずつシフトさせて指示
する手順と;観測した前記送出要求情報の数の割合に応
じて前記入力バッファ部を選択する手順とを更に備え
る。
【0035】本発明の第3のスケジューリング制御方法
においては、上記第7のパケットスイッチ装置と同様の
効果を期待できる。本発明の第4のスケジューリング制
御方法は、可変長データのフレームを複数の固定長パケ
ットに変換して前記固定長パケット単位で、入力回線か
ら出力回線にスイッチングするパケットスイッチ装置に
おいて;複数の入力回線から入力する前記固定長パケッ
トを各入力回線ごとに設けられる入力バッファに蓄積す
る手順と;同一の前記フレームから生成された前記固定
長パケットを同一の出力回線に送出完了するまで連続し
て読み出しできるようにスケジューリングする手順と;
前記スケジューリングで指示された前記入力バッファか
ら前記固定長パケットを読み出す手順とを備える。
【0036】本発明の第4のスケジューリング制御方法
においては、上記第8のパケットスイッチ装置と同様の
効果を期待できる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 〔入力バッファ型パケットスイッチ装置〕 (全体構成)本発明の一実施の形態におけるパケットス
イッチ装置の全体構成を示す図2を参照すると、入力バ
ッファ型パケットスイッチ装置は、複数(N個)の入力
バッファ部1,入力N×出力M・マトリックスのパケッ
トスイッチ(共通スイッチ)2,複数(M個)のスケジ
ューラ部3,及び結果切り替え部4を備える。
【0038】ここで、N個の入力バッファ部1は複数
(N個)の入力回線(入力方路)対応のN個の入力イン
タフェース部(図5中の入力INF)にそれぞれ設けら
れる。M個のスケジューラ部3及び結果切り替え部4
は、スケジューラ(スケジューリング制御装置)5を構
成する。N×M・マトリックスのパケットスイッチ2か
らの複数(M個)の出力回線(出力方路)は、出力イン
タフェース部(図5中の出力INF)に収容される。
【0039】入力バッファ部1のそれぞれは、対応の入
力回線からの固定長パケット(以下、特に限定する必要
がないときは、単に「パケット」と記載する)をM個の
出力回線に対応した論理キュー(FIFOのバッファメ
モリ)毎にバッファリングする。コアスイッチとしての
パケットスイッチ2は入力バッファ部1から読み出した
パケットをパケットヘッダのルーティングビットに従っ
てスイッチングする。
【0040】スケジューラ部3のそれぞれは入力バッフ
ァ部1からの送出要求(送出要求情報)を受けて、パケ
ットスイッチ2の出力回線において競合が発生しないよ
うに読み出しを制御する。結果切り替え部4は出力回線
毎のスケジューラ部3から受信したスケジューリング結
果(スケジューリング結果情報)を対応する入力バッフ
ァ部1へ通知する。出力インタフェース部は低速回線へ
の論理多重分離(DMUX)機能を有する。
【0041】上述した入力バッファ型パケットスイッチ
装置においては、各入力バッファ部1に出力回線毎の論
理キューを設けることにより、入力バッファ型パケット
スイッチ装置構成の基本的特徴である低いメモリアクセ
ス速度を実現しつつ、HOL(Head of Line)ブロッキ
ングを回避できる。また、メモリアクセス速度が低いの
で、汎用のRAMを入力バッファ部1に適用可能であ
り、大容量のバッファメモリが実現できる。
【0042】(スケジューラ部の基本構成)上記スケジ
ューラ部3のそれぞれは、図3に示すような基本構成を
採る。M個の出力回線に対応してそれぞれ設けられるM
個のスケジューラ部3は同一構成である。 各スケジュ
ーラ部3において、要求管理部31は入力バッファ部1
からの送出要求情報を各入力回線(#0…#N−1)毎
に管理する。N個のスケジューリング処理部(#0…#
N−1)32は自己対応の出力回線のスケジューリング
処理をN並列で処理する。フレーム送出状態管理部33
はフレーム送出中の入力回線番号とその出力先(現在、
フレーム送出中の出力回線番号)とを管理する。
【0043】スケジューリング結果通知部34はスケジ
ューリング処理部32において確定されたスケジューリ
ング結果情報を各シーケンス(パイプライン処理)毎に
保持し、所定の時刻に保持していたスケジューリング結
果情報(入力回線番号、スケジューラ番号を含む)を結
果切り替え部4に送出する。なお、図3中、DISは分
配部、SELはセレクタである。
【0044】スケジューリング処理部32は、スケジュ
ーラ部間を環状に接続するリンクを通して入力される未
確定情報と、スケジューラ部3を相互に接続するバスを
通してフレーム送出状態管理部33に入力されるフレー
ム送出状態情報と、入力バッファ部1からの送出要求情
報とに基づいて、パケットの送出を行う入力回線を決定
する。
【0045】(結果切り替え部の基本構成)上記結果切
り替え部4は図4に示すような基本構成を採る。結果切
り替え部4において、切り替えスイッチ部41はスケジ
ューラ部3から入力された入力回線番号及びスケジュー
ラ番号を含むスケジューリング結果情報を、結果を通知
するべき入力バッファ部1の方路へスイッチングする。
フレーム送出管理部42は入力バッファ部1の数に対応
してN個設けられる。各フレーム送出管理部42は、対
応の入力バッファ部1がフレーム送出中であるかを管理
する。
【0046】廃棄処理部43は入力バッファ部1の数に
対応してN個設けられる。各廃棄処理部43はフレーム
送出管理部42の指示に従いスケジューリング結果情報
を廃棄する。結果切り替え部4は、スケジューラ部3か
らのスケジューリング結果情報を各入力バッファ部1へ
通知すると同時に、フレーム送出中に異なるスケジュー
ラ部3から要求が入力された場合、その結果を廃棄して
競合制御を行う。
【0047】〔スケジューリング処理〕図2及び図5を
併せ参照して、一つのフレームを構成する複数の固定長
パケットを連続して読み出す制御について説明する。
【0048】入力バッファ型パケットスイッチ装置の入
力インタフェース部(入力INF)に設けられる入力バ
ッファ部1のそれぞれは、論理的に出力回線(出力方
路)毎に分かれた複数の論理キュー(FIFOのバッフ
ァメモリ)を有する。スケジューラ部3がフレームを意
識せずにスケジューリングを行った場合、図5(A)に
示すように、パケットスイッチ(SW)2の一つの出力
回線上では、他の入力回線から到着したパケットによっ
て、フレーム構成が崩れてしまう。
【0049】フレーム構成を崩さないためには、図5
(B)に示すように、一つの入力回線からのパケットを
ある一つの出力回線に対して送出し始めた場合、それ以
降必ず同一入力回線からのパケットをその出力回線に対
して送出できるように、スケジューリングを行う必要が
ある。
【0050】このため、スケジューラ部3は、一度確定
した入力回線に対して、その入力回線からの一フレーム
分のパケットを送出完了するまで継続してスケジューリ
ングを行うとともに、未確定の状態のときには、既にフ
レームを構成するパケットを送出中(以下、フレーム送
出中と記載する)の入力回線を選択しないようにする。
【0051】次に、具体的なスケジューリング処理手法
について説明する。ここでは、説明の簡略化のため、4
入力・4出力構成の入力バッファ型パケットスイッチ装
置1に基づいて説明する。
【0052】図2及び図3を併せ参照すると、スケジュ
ーラ部3の要求管理部31は、入力バッファ部1から入
力された(到着した)要求情報中の出力回線番号が自己
スケジューラ番号と一致した場合に、入力回線番号(要
求情報の入力ポート番号から判断可能)に対応したカウ
ンタをインクリメント(+フレーム長)し、またスケジ
ューリング処理により、確定した入力回線に対応するカ
ウンタをデクリメント(−1)することで、要求数を管
理している。
【0053】そして、要求管理部31は、この要求数が
1以上の入力回線をスケジューリング要求ありと判定す
る。要求情報は出力回線番号、QoSクラス、及びフレ
ーム長からなり、入力バッファ部1にフレームの最後の
固定長パケットが到着した時に通知される。
【0054】この要求管理部31の動作フローを示す図
6を参照すると、要求管理部31は、入力バッファ部1
からの要求情報の到着イベントか、スケジューラ部3の
スケジューリング終了イベントであるかを判定する(処
理手順S61)。次に、入力バッファ部1からの要求情
報到着の場合、到着情報が自己スケジューラに対するも
のか否かを、要求情報の出力回線番号Out−No.と
予め設定される自己スケジューラ番号SCH−No.と
の比較により判定する(S62)。
【0055】自己スケジューラ宛で無い場合は処理を終
了し、自己スケジューラ宛の場合は、要求情報の入力回
線番号に対応する要求管理カウンタReq.cntをイ
ンクリメント(+フレーム長)する(S63)。次に、
要求数が1以上を示す入力回線毎のフラグをセットす
る、つまり要求数有無表示レジスタReq.regに”
1”を設定する(S64)。
【0056】一方、スケジューラ部3のスケジューリン
グ終了イベント発生時には(S61)、確定した入力回
線に対応する要求管理カウンタReq.regをデクリ
メント(−1)する(S65)。要求管理カウンタRe
q.regの内容の”0”判定を行い、カウンタ値が”
1”以上であれば処理を終了し、”0”の場合には、要
求数の有無を示すフラグをクリアする、つまり要求数有
無表示レジスタReq.regに”0”を設定する(S
66,S67)。
【0057】次に、スケジューラ部3のスケジューリン
グ処理部32は、図7中の上部に示すタイムスロット図
のように、1回のスケジューリング処理を4単位時間か
けて、この処理を4パラレル処理で実現する。スケジュ
ーリング対象となるスケジューラ番号及びパイプライン
シーケンスは、全スケジューラ共通の処理シーケンス
(図7上部のタイムスロット図)に従って与えられる。
この例では、時刻T=aにおいて、出力回線#2のパイ
プラインシーケンス#0、出力回線#1のパイプライン
シーケンス#1、出力回線#4のパイプラインシーケン
ス#2、及び出力回線#3のパイプラインシーケンス#
3の処理が並列処理で実行される。
【0058】スケジューリング指示を受けたスケジュー
ラ部3は、未確定情報、要求情報、及びフレーム送出状
態情報を参照してスケジューリングを行う。これらの情
報はすべて各入力回線に対応したビットマップレジスタ
に格納される。
【0059】未確定情報は、図7中、「A」と表記され
たレジスタに格納され、”0”,”1”によってその入
力回線が未確定であるか既に確定済みであるかを表す。
また、要求情報は、図7中、「B」と表記されたレジス
タに格納され、要求管理部31の要求数が1以上の入力
回線に対して”1”が設定され、要求数の有無を表す。
フレーム送出状態情報は、図7中、「C」と表記された
レジスタに格納され、フレーム送出状態管理部33にお
いて設定され、各入力回線がフレーム送出中(”1”)
であるかを示す。
【0060】次に、スケジューラ部3のフレーム送出状
態管理部33は、各入力回線に対応した上記フレーム送
出状態を示すビットマップのレジスタ(初期値0)を有
しており、スケジューリングにより確定した入力回線に
対するこのレジスタのビットが”0”のとき(”0”は
フレームの先頭パケットに対するスケジューリングを意
味する)、レジスタに”1”を設定する。そして、フレ
ームの最終パケットに関するスケジューリングが行われ
たときに、このビットをクリアする。このレジスタによ
り、”1”の設定されている入力回線がフレーム送出中
であることを知ることができる。
【0061】フレームの最終パケットに関するスケジュ
ーリングであるか否かは、図8に示す処理により知るこ
とができる。この処理はフレーム送出状態管理部33に
おいて実施され、各入力回線に対応したスタートポイン
タSP及びエンドポインタEPと、フレーム長が設定さ
れたリンクテーブルとを有する。
【0062】このリンクテーブルはフレーム長カウンタ
の役割を果たし、スタートポインタSP及びエンドポイ
ンタEPは各入力回線のリンクテーブルの先頭アドレス
及び最終アドレスをそれぞれ示す。入力回線毎にフレー
ム長をリンクテーブルで管理し、スケジューリング確定
時にこのフレーム長の値を減算してゆき、フレーム長=
0になったとき、フレームの最終パケットに対するスケ
ジューリングと見なす。
【0063】一層具体的に動作例を説明すると、入力回
線#0には、フレーム長「2→5→3」の要求情報が、
かつ入力回線#N−1には、フレーム長「3→5」の要
求情報が既に到着しており、これらの情報がリンクテー
ブルに設定されているとする。
【0064】ここでは、スケジューリング処理の結果、
入力回線#0が確定したとする。この場合、対応する入
力回線のスタートポインタSPを参照し、スタートポイ
ンタSPが示す値”a”をリンクテーブルのアドレスと
して、フレーム長情報を参照して更新(−1減算)を行
う(図8(A)参照)。
【0065】次のスケジューリング周期で再び入力回線
#0が選択され、上記処理と同様にリンクテーブルの減
算を行うとフレーム長が”0”になる。このフレーム
長”0”をもって最終パケットのスケジューリングであ
るか否かを判定し、入力回線#0のフレーム送出状態レ
ジスタをクリアする。そして、入力回線#0のスタート
ポインタSPをNextのフィールドに設定された値に
更新する(図8(B)参照)。
【0066】また、新たに要求情報が到着した場合に
は、エンドポインタEPが示すアドレスにフレーム長と
次のアドレスとを書き込み、エンドポインタEPを更新
する(図8(C)参照)。上記処理を繰り返すことによ
り、フレームの最終パケットに対するスケジューリング
であるか否かを判定する(図8(D)参照)。
【0067】なお、上述した動作例では、図8に示す処
理をスケジューラ部3のフレーム送出状態管理部33に
行わせているが、入力バッファ部1で実施させてもよ
い。その場合、入力バッファ部1からパケットが送出さ
れたときに上記処理を行い、フレーム最終パケットと判
定されたとき、その旨を要求情報と一緒にスケジューラ
部3のフレーム送出状態管理部33に通知する。
【0068】次に、図7を参照してフレーム単位のスケ
ジューリング動作を説明する。時刻T=aにおいて、全
ての入力回線が未確定であり、スケジューラ部#1及び
スケジューラ部#2は全ての入力回線から送出要求を受
けており、全ての入力回線はフレーム未送出状態である
とする。
【0069】スケジューリングアルゴリズムとしては、
SRR(Sequential Round Robin)方式を採用すること
ができる。このSRR方式は各入力バッファ部間に優先
度を与え、優先度の高い入力バッファ部においてどの出
力回線に対応する論理キューから読み出すかを、入力負
荷に応じたラウンドロビン制御により決定していく手法
である。入力バッファ部の優先度はタイムスロット毎に
決まった順序でシーケンシャルに与える。なお、このス
ケジューリングアルゴリズムの詳細については、特願平
10−355888号(H10.12.15)や、特願
平10−245331号(H10.8.31)などを参
照できる。
【0070】このスケジューリングアルゴリズムに基づ
いて、要求情報があった未確定の入力回線で、かつフレ
ーム未送出の入力回線の中からひとつが選択される。つ
まり、ポインタが示す入力回線からサーチして上記条件
を満足する入力回線で最初に検出されたものを選択す
る。
【0071】図7に示す例では、スケジューラ部#2が
入力回線#3を選択したとする。その結果、入力回線#
3対応のフレーム送出状態情報のレジスタC及び未確定
情報のレジスタAにそれぞれ”1”が設定され、スケジ
ューリングが確定した入力回線番号を保持しておく。こ
の保持レジスタを以降スケジューリングレジスタと称す
る。また、この処理と並行してスケジューラ部#1で
は、同様の手順で入力回線#2を確定し、フレーム送出
状態情報のレジスタC、未確定情報のレジスタA及びス
ケジューリングレジスタをそれぞれ更新する。
【0072】次のスケジューリング処理の際、スケジュ
ーリングレジスタが設定されている場合は、設定されて
いる入力回線を選択する。また、設定されていない場合
は、フレーム送出状態情報レジスタCが”0”のフレー
ム未送出の入力回線であり、未確定、かつ要求がある入
力回線の中からスケジューリングを行う。
【0073】この例では、前スケジューリング処理にお
いて、スケジューリングレジスタが設定されているた
め、次のスケジューリング時は、スケジューリングレジ
スタに設定された入力回線、つまりスケジューラ部#2
は入力回線#3、スケジューラ部#1は入力回線#2を
選択する。なお、フレーム送出状態管理部33より、最
終フレームである旨の通知を受けたとき、このスケジュ
ーリングレジスタはクリアされる。
【0074】当然のことながら、スケジューラ部#4及
びスケジューラ部#3のスケジューリング処理では、フ
レーム送出状態情報が設定されている入力回線#2及び
入力回線#3を選択することはできない。
【0075】このように、上記処理により、一つの入力
回線について一フレーム連続してスケジューリングを行
い、またフレーム送出中の入力回線を選択しないように
しているため、フレーム単位での読み出しを実現すると
ともに、高いスループット性能を得ることができる。
【0076】図9はスケジューリング処理フローを示
す。スケジューリング処理においては、まずフレーム送
出(送出中)フラグがセットされているか否かを判定す
る(処理手順S91)。初期のフラグはリセット状態で
あるため、S92において、スケジューリングモードの
判定処理を行う。
【0077】負荷観測モード(負荷読み出しモード)で
ない場合は、未確定、要求あり、かつフレーム未送出状
態の入力回線の中から一つの入力回線を選択する(S9
4)。負荷観測モードの場合は、未確定、要求あり、フ
レーム未送出状態、かつ累積カウンタ(図19中のL
D.regに対応)の内容が1以上の状態の入力回線の
中から一つの入力回線を選択する(S95)。
【0078】次に、S96において、選択した確定入力
回線をフレーム送出中の入力回線として保持し、S97
において、フレーム送出フラグをセットする。続いて、
S98において、フレームエンドか否かの判定を行う。
フレームエンドの場合は、フレーム送出フラグをクリア
して処理を終了する(S99)。
【0079】一方、フレームエンドで無い場合は、次の
スケジューリング処理において、再びS91の判定を行
う。ここでは、既にフレーム送出フラグがセットされて
いるため、S93において、S96で保持しておいた入
力回線を選択する。続いて、S97でフレーム送出フラ
グをセットする処理の後、S98でフレームエンド判定
を行い、以降、フレームエンドになるまで上記処理を繰
り返す。
【0080】なお、上記処理によってスケジューリング
された結果は、各パイプラインシーケンス毎に保持さ
れ、各パイプラインシーケンス終了時(図7中、太線が
記されたスロット)、結果切り替え部4に通知され、確
定された入力バッファ部に対して読み出し指示の結果情
報が通知される。
【0081】上述したスケジューリング処理では、同一
時刻に確定したスケジューリング結果が異なっていた
が、同じ入力回線に対してスケジューリングを行ってし
まった場合の処理について、図10を参照して説明す
る。
【0082】通常は、未確定情報を参照しているため、
異なる出力回線対応のスケジューラ部3が同一入力回線
を選択することは無い。しかし、上述したように未確定
の状態においては、各スケジューラ部に対して全ての入
力回線が未確定として通知されるため、スケジューリン
グ処理によっては、同一入力回線を選択することが起こ
り得る。
【0083】図10に示す例では、時刻T=bにおい
て、スケジューラ部#2及びスケジューラ部#1が同一
入力回線#N−1に対してスケジューリングを行ってい
る。このスケジューリング結果は、上述したようにパイ
プライン毎に保持され、パイプライン処理の最後に結果
切り替え部4に通知される。従って、パイプラインシー
ケンス#0の結果は時刻T=dで、かつパイプラインシ
ーケンス#1の結果は時刻T=eで通知されることにな
る。すなわち、スケジューラ部#2のスケジューリング
結果がスケジューラ部#1の結果より先に結果切り替え
部4に通知される。
【0084】結果切り替え部4では、各スケジューラ部
3のフレーム送出状態管理部33(図3参照)と同様の
フレーム送出管理部42(図4参照)を備えており、各
入力バッファ部1がフレーム送出中であるか否かを以下
の制御により管理している。
【0085】つまり、結果切り替え部4では、新たにス
ケジューラ部3からスケジューリング結果情報が到着し
たとき、フレーム送出管理用レジスタに”1”をセット
し、フレームの最終パケットに対する結果が到着したと
きにクリアする。結果切り替え部4は、”1”が設定さ
れている間をフレーム送出中とみなす。結果切り替え部
4では、上記動作例の様にフレーム長管理制御は行わな
くてもよい。その場合、スケジューラ部3において判定
した結果(フレームの最終パケットに関するスケジュー
リングであるか否か)をスケジューリング結果と一緒に
結果切り替え部4に通知し、結果切り替え部4ではその
情報を基に上記フレーム送出状態の管理を行う。
【0086】結果切り替え部4では、時刻T=dにおい
て、スケジューラ部#2の結果が到着したことにより、
入力回線#N−1のフレーム送出管理用レジスタはフレ
ーム送出中フラグ(”1”)がセットされると同時に、
スケジューラ番号(#2)が保持される。そして、時刻
T=eにおいて、入力回線#N−1に対するスケジュー
リング結果がスケジューラ部#1から到着したとき、フ
レーム送出状態情報とスケジューラ番号とのチェックを
行う。フレーム送出管理部#N−1はフレーム送出
中(”1”)で、かつ保持したスケジューラ番号と到着
したスケジューラ番号とが異なる場合に、廃棄処理部4
3(図4参照)に対して到着結果(スケジューリング結
果)情報を廃棄するよう指示を行う。
【0087】この例では、保持されたスケジューラ番号
が#2で、かつ到着したスケジューラ番号が#1である
ため、このスケジューラ部#1から来たスケジューリン
グ結果情報は廃棄されることになる。廃棄を行った場合
には、結果切り替え部4はスケジューラ部3に対して廃
棄された旨を通知する。このとき、スケジューラ部3で
はスケジューリングが完了したときに行う処理(要求管
理数のデクリメント等)を実行しないようにする。
【0088】このように、同一時刻に同一入力回線に対
してスケジューリングが行われた場合にも、最初に入力
バッファ部1に通知されたスケジューリング結果以外は
入力バッファ部1に通知されないため、フレーム毎の読
み出しが可能になる。 〔スケジューラの拡張構成〕次に、スケジューラ5の拡
張構成法について、図11を参照して説明する。スケジ
ューラ部3はパケットスイッチの出力回線毎に設けるこ
とが可能である。このとき、入力バッファ部1とスケジ
ューラ部3間の情報(要求通知及びスケジューリング結
果通知)が膨大になることを回避するため、各入力バッ
ファ部1からの要求情報(Req#0…Req#N−
1)をひとつのスケジューラ部3で受信し、その情報を
他のスケジューラ部3へ通知する構成を採る。また、ス
ケジューリング結果情報(Ack#0…Ack#N−
1)も各スケジューラ部3から個々に通知するのではな
く、結果切り替え部4を経由して一括して通知するよう
にする。
【0089】出力回線対応の各スケジューラ部3はスケ
ジューリング要求情報の入力ハイウェイ(HW)と拡張
出力ハイウェイ(HW)とを備える。そして、受信した
スケジューリング要求情報をそのまま拡張出力ハイウェ
イへ出力することで、各スケジューラ部3へ要求情報を
通知する。さらに、スケジューリング結果を入力バッフ
ァ部1へ通知する結果切り替え部4を出力回線毎に対応
させて設け、1入力ハイウェイとN出力ハイウェイ及び
N拡張入力ハイウェイとからなる1xN構成の結果切り
替え部4とする。
【0090】拡張時はスケジューラ部3と結果切り替え
部4とのセット(同図中、点線で囲んだ部分)を追加す
ることによってスケジューラ(スケジューリング制御装
置)5の拡張が可能となる。さらに、運用中においても
現在運用されている部分を止めることなく随時拡張が可
能であり、インサービスでの増設が可能である。
【0091】上記拡張例では、スケジューラ部3に拡張
出力ハイウェイを設けているが、図12に示すように、
各スケジューラ部3に同一の要求情報を分岐するバス構
成を採ってもよい。
【0092】〔可変長パケット及び固定長パケットの混
在収容〕次に、可変長パケット及び固定長パケットを入
力バッファ型パケットスイッチ装置に混在収容する構成
例について、図13を参照して説明する。例えば、AT
M(非同期転送モード:Asyncronous Transfer Mode)
セルなどの固定長パケットはパケットスイッチ装置から
出力する際にフレームを構成して出力させる必要はな
い。このようなフレーム化が不必要なサービスの固定長
パケットと、IPパケットの様にフレーム化が必要なサ
ービスの可変長パケットとを混在収容する場合について
説明する。
【0093】インタフェース(入力インタフェース部)
毎に収容サービスが異なる場合は、ATMセルを収容す
るフレーム化の必要の無いインタフェースでは、全ての
パケットに対してフレームの最終パケットを意味する識
別子を付与するパケットタイプ付与部6を入力インタフ
ェース部などに設ける。この識別子は、パケットのヘッ
ダ部分の空き領域を使用するか、スケジューラ部に通知
するための別経路を設けることにより容易に実現され
る。その結果、入力バッファ部1あるいはスケジューラ
5では、固定長パケットをフレーム長=1の可変長パケ
ットと見なして処理することができ、サービスを意識し
てスケジューリング処理を変える必要はない。
【0094】可変長パケットはパケットタイプ付与部6
の前段で固定長に分割され、各分割パケットには装置内
ヘッダが付与されるとともに、一つのフレームを構成す
る最終パケットだけにはパケットタイプ付与部6によっ
てフレームエンド識別子が付与される。よって、同一ス
イッチ内に様々なサービスのデータパケットを混在収容
することができる。
【0095】なお、上述した例では、インタフェース種
別毎に全てフレームエンド識別子を付与するか否かを決
定するようにしているが、同一インタフェースに複数の
サービス形態のパケットが収容される場合には、そのサ
ービス種別を識別し、そのサービス毎に全てのパケット
のエンド識別子を付けるか否かを決定してもよい。ここ
で、入力バッファ型パケットスイッチ装置の他の各構成
要素は、図2に示す構成または上述した各構成例を採る
ことができる。
【0096】〔QoS制御機能を有するスケジューラ
部〕次に、QoS制御構成法について、図14,図15
及び図16を参照して説明する。
【0097】一般的には、図14(A)に示すように、
入力バッファ型パケットスイッチ装置の出力回線におい
てQoSが保証されるようにQoS制御を実施する。Q
oS制御は、QoSクラス毎に予め決められた帯域に出
力データをシェーピング(帯域制限)することで、Be
st Effortサービスから帯域、遅延を重視する
Guaranteedサービスクラスの品質を保証した
り、遅延を重視するQoSクラスを優先的に送出する優
先制御等によって、各QoSクラスの品質を保証するこ
とを目的としている。
【0098】入力バッファ型パケットスイッチ装置で
は、基本的には出力側にバッファ部を有していないた
め、入力バッファ部からパケットを読み出す際に、予め
出力回線のQoS制御を行った上で、スケジューリング
処理を行うことにより、スイッチ装置の出力回線におけ
るQoS保証を実現する。
【0099】ここでは、スケジューラ(スケジューリン
グ制御装置)においてQoS制御を行う場合について説
明する。図15を参照すると、スケジューラのスケジュ
ーラ部3は、要求管理部31において、入力バッファ部
1から受信した要求情報を入力回線毎かつQoSクラス
毎に管理する。QoS制御部35は、上述したように予
め設定された帯域を満足しており、かつ優先制御の優先
順序に従って送出QoSクラスを決定する。
【0100】スケジューリング処理部32では、指定さ
れたQoSクラスの要求情報をもとにスケジューリング
処理を実施する。例えば、出力回線#aでは、QoSク
ラス#0が最優先で、次にQoSクラス#1が高い優先
クラスとする。QoSクラス#0が最優先であるため、
QoSクラス#0に要求があれば、スケジューリング対
象QoSクラスをQoS#0と決定する。QoSクラス
#0に要求が無ければQoS#1をスケジューリング対
象QoSクラスとする。
【0101】帯域制御を行う場合は、設定された帯域
(=1/帯域の間隔)で読み出し指示を与える回路(例
えば、リーキバケット回路)を用いて、各QoSクラス
が送出間隔を満たしているかをチェックし、送出間隔を
満たしているQoSクラスの中で、優先度の高いQoS
クラスをスケジューリング対象QoSクラスとする。
【0102】このように、入力バッファ部1からのパケ
ット読み出し時に、出力回線におけるQoS制御結果を
反映させてスケジューリングを行うことにより、出力回
線側にバッファ部が無くても出力回線におけるQoS保
証を実現することができ、品質劣化点を入力バッファ部
1のみにすることができる。これは、呼受付制御等の処
理が入力バッファ部1の一箇所だけで済むため、呼受付
処理などの制御が容易になるメリットがある。
【0103】また、図14(B)に示すように、パケッ
トスイッチ装置の出力側、つまり出力インタフェース部
(出力INF)に低速回線への多重分離部(DMUX)
がある場合も上記と同様の制御で実現できる。
【0104】この場合、スケジューラ部3の要求管理部
31において、DMUXの出力ポート(#0…#j−
1)毎、かつ入力回線(#0…#N−1)毎及びQoS
クラス(QoS#0…#q−1)毎に要求情報を管理す
る。要求管理部31は出力ポートの数に対応してj個設
けられる。そして、スケジューリングを行う前に、まず
スケジューリングを行うDMUXポートを決定する。例
えば、mod.4のDMUXであれば、4単位時間を1
周期として、ポート1→ポート2→ポート3→ポート4
→ポート1→ポート2……という順序でDMUXポート
が選択される。
【0105】スケジューリング処理部32は、指定され
たポート番号(#0…#j−1)で、かつQoS制御部
35によって指示されたQoSクラス(QoS#0…#
q−1)の要求情報を用いてスケジューリングを行うこ
とで、低速回線収容時にもQoS保証を実現することが
できる。
【0106】図16にQoS制御フローを示す。処理手
順S1602,S1602,S1603は、QoSクラ
ス毎のリーキバケット処理を示している。S1601に
おいて、各QoSクラスのリーキバケットカウンタ(L
BC)に加算値a(ここでは、+1)を加え、S160
2,S1603によりQoSクラスを変えてQoSクラ
ス分の処理を行う。
【0107】S1604では、LBCの値が設定された
閾値(TH=0)以上であるかを判定する。この閾値以
上の状態は、一定のレートで読み出し可能であることを
示し、S1605において読み出し可能QoSとしてフ
ラグを”1”にセットし、LBCをデクリメント(−
b)する。このLBCの減算値bは回線レートをそのQ
oSのレートで除算して求められる。
【0108】LBCが閾値未満の場合は、S1610に
おいてフラグを”0”にセットする。そして、S160
7においてフラグ判定を行い、フラグが”1”に設定さ
れていれば、S1611においてスケジューリング処理
を行い、そうでなければS1608においてQoSクラ
ス(q)を変えて、再びS1604から処理を繰り返
す。
【0109】なお、S1606及びS1609は、いず
れのQoSクラスも閾値未満の場合に処理を終了させる
ための判定ステップであり、全QoSクラス分(Q)の
回数の処理を行ったのち、処理の終了に遷移する。
【0110】一方、S1607におけるフラグ判定によ
り、フラグが”1”と判定された場合には、S1611
においてこのフラグのセットされたQoSクラスについ
てスケジューリング処理を行う。そして、S1612に
おいて上記スケジューリング処理によって確定されたか
否かを判定する。なお、確定時には処理を終了し、未確
定時には、再びS1613を経由してS1604から処
理を繰り返す。S1612においてj>Qの判定を行っ
ているが、これはどのQoSクラスも未確定状態の場合
に処理を終了するためのステップである。
【0111】〔負荷観測機能を有するスケジューラ部〕
次に、負荷観測機能を有するスケジューラ部について、
図17,図18,図19を参照して説明する。複数の入
力回線からある出力回線に対して、不均等な負荷でパケ
ットが到着した場合に、各入力回線を均等に選択する
と、高負荷入力回線のスループットが低下することが知
られている。このスループット低下を回避するために負
荷に応じて確定すべき入力回線を決定する。
【0112】負荷観測機能を有するスケジューラ部の構
成例を示す図17を参照すると、スケジューラ部3の負
荷観測部36は、所定時間内に入力バッファ部から到着
した要求情報を入力回線毎、かつQoSクラス毎にカウ
ントする。そして、負荷観測部36は所定時間経過後、
観測結果を負荷読出制御部37に反映する。負荷読出制
御部37は、一定周期毎に累積カウンタ(後に詳述)に
観測結果を加算し、スケジューリング時に−1減算する
カウンタ(後に詳述)を入力回線毎、かつQoSクラス
毎に有している。
【0113】従って、上記反映契機が全入力回線共通の
場合には、一斉に累積カウンタの加算処理を行うため、
処理速度の関係から累積カウンタを独立(並列)に用意
する必要がある。
【0114】観測結果反映指示部38は、各入力回線毎
に一単位時間ずつ反映契機をずらして負荷観測部36に
指示を与える。この制御により、各入力回線の反映契機
が重なることがなく、累積カウンタをハードウェア規模
の少ないメモリで構成することが可能になる。
【0115】続いて、動作例を示す図18を参照する
と、負荷観測カウンタは、要求情報を受信したときイン
クリメントを行い、スケジューリングが確定したときに
累積カウンタが”0”のときに限りデクリメント(−
1)するカウンタである。累積カウンタは、一定周期毎
に観測結果を加算し、スケジューリング確定時にデクリ
メントされるカウンタであり、所定時間内の要求数(負
荷)を管理する。
【0116】上記反映契機は、結果反映フレームとして
表記されており、反映フレームのハイレベル”H”の位
置で、負荷観測カウンタ及び累積カウンタを加算し、累
積カウンタの更新、負荷観測カウンタのリセット、及び
レジスタへの反映を行う。このレジスタは、各入力回線
に対応したビットマップレジスタであり、累積カウンタ
の値が”1”以上のとき、”1”がセットされる。
【0117】すなわち、所定時間内に到着した要求数
(厳密には、前観測周期で残った要求数も含む)分スケ
ジューリングされたとき、レジスタが”0”になる。従
って、スケジューリングの際に、このレジスタに”1”
が設定されている入力回線の中から選択するようにする
ことで、所定時間内に到着した要求数以上の回数でスケ
ジューリングを行わないように制御することができる。
このレジスタは図9における負荷REG(=1)に対応
する。つまり、負荷(所定時間内に到着した要求数)に
応じてスケジューリング回数を制御することができる。
【0118】図18では、観測周期内に符号b1で示す
パケットが1個到着しているため、次の観測周期では前
周期に到着した全ての要求情報分スケジューリングされ
るまで、入力回線#bのパケットは1個以上はスケジュ
ーリングされない。2個目のパケットb2がスケジュー
リングされているのは、ひとつ前の時刻で前周期に到着
した全ての要求数がスケジューリングされたからであ
る。上記負荷観測カウンタ、累積カウンタ、及びレジス
タは負荷観測部36に設けられる。
【0119】図19に負荷観測制御フローを示す。処理
手順S1901…S1905では、所定時間が経過した
か否かを判定する。S1901において、パケット時間
毎に入力回線毎の負荷観測反映フレームカウンタLTを
インクリメントする。S1902において負荷観測カウ
ンタLTが設定された負荷観測周期の値T1と等しいか
否かを判定する。なお、本処理は、一連の処理を入力回
線数(N)分繰り返して処理を終了する。
【0120】続いて、負荷観測制御S1906…S19
16に関する処理を説明する。S1907において、入
力バッファ部1からの要求情報到着イベントであるか、
スケジューラ部3によるスケジューリング確定イベント
であるかを判定する。要求情報が到着した場合は、S1
908において負荷観測カウンタobs.cntに到着
した要求情報のフレーム数情報を加算することにより、
所定時間内に到着した要求数を計測する。
【0121】この負荷観測カウンタobs.cntの値
は、S1906において所定時間経過したと判定された
とき、S1914において、累積カウンタLD.cnt
に加算され、負荷観測カウンタobs.cntをクリア
する。そして、S1915において累積カウンタLD.
cntが”0”でなければ、S1916において累積カ
ウンタLD.cntが”1”以上を示すレジスタLD.
regをセットする。なお、このレジスタLD.reg
はスケジューリング処理の負荷観測モードにおいて使用
される。
【0122】一方、S1906においてスケジューラ部
3のスケジューリング確定イベントと判定された場合に
は、まず、S1909において累積カウンタLD.cn
tが”0”であるかを判定する。累積カウンタLD.c
ntが”1”以上の場合は、S1910において累積カ
ウンタLD.cntをデクリメント(−1)し、累積カ
ウンタLD.cntが”0”の場合は、S1913にお
いて負荷観測カウンタobs.cntをデクリメントす
る。
【0123】なお、累積カウンタLD.cntをデクリ
メントした場合には、S1911において累積カウンタ
LD.cntの”0”判定を行い、カウンタ値が”0”
になったとき、S1912において累積カウンタLD.
cntが”1”以上を示すレジスタLD.regをクリ
アする。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレーム単位のスケジューリングを並列処理によって実
施することにより、出力回線側のフレーム組み立てのた
めのバッファ部を削除できるだけではなく、処理速度の
低減効果を期待できる。この結果、大容量パケットスイ
ッチ装置において、IPパケットなどの可変長パケット
の効率的な収容が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のパケットスイッチ装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】 本発明の一実施の形態のパケットスイッチ装
置の構成を示すブロック図。
【図3】 図2におけるスケジューラ部の基本構成を示
すブロック図。
【図4】 図2における結果切り替え部の基本構成を示
すブロック図。
【図5】 フレーム単位のスケジューリングを説明する
ための図。
【図6】 要求管理部の処理手順を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】 パイプラインスケジューリング処理を説明す
るための図。
【図8】 スケジューラ部におけるフレーム長の管理手
法を説明するための図。
【図9】 スケジューリング処理手順を説明するための
フローチャート。
【図10】 競合時の廃棄制御を説明するための図。
【図11】 スケジューラの拡張構成の一例を示すブロ
ック図。
【図12】 スケジューラの拡張構成の他の例を示すブ
ロック図。
【図13】 可変長パケット及び固定長パケットの混在
収容を説明するための図。
【図14】 QoS制御を説明するための図。
【図15】 QoS制御機能を有するスケジューラ部の
構成を示すブロック図。
【図16】 QoS制御の処理手順を説明するためのフ
ローチャート。
【図17】 負荷観測機能を有するスケジューラ部の構
成を示すブロック図。
【図18】 負荷観測部の動作を説明するための図。
【図19】 負荷観測制御の処理手順を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1 入力バッファ部 2 パケットスイッチ 3 スケジューラ部 4 結果切り替え部 5 スケジューラ 6 パケットタイプ付与部 31 要求管理部 32 スケジューリング処理部 33 フレーム送出状態管理部 34 スケジューリング結果通知部 35 QoS制御部 36 負荷観測部 37 負荷読出制御部 38 観測結果反映指示部 41 切り替えスイッチ部 42 フレーム送出管理部 43 廃棄処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瓦井 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA06 HA10 HB29 HC01 KX12 KX18 LE04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力回線のいずれかに対応して設
    けられ、論理的に複数の出力回線対応のキューに分割さ
    れたバッファメモリをそれぞれ有し、対応の前記入力回
    線を通して入力されたパケットを固定長パケットの形態
    で前記バッファメモリに一時的に蓄積する複数の入力バ
    ッファ部と;前記複数の入力バッファ部から送出された
    前記固定長パケットを前記複数の出力回線のいずれかに
    送出するためのスイッチング動作を行うパケットスイッ
    チ部と;前記入力バッファ部からの前記固定長パケット
    の送出スケジューリング処理を前記出力回線の数に対応
    する複数の単位時間をかけ、かつ前記送出スケジューリ
    ング処理を前記入力回線の数に対応する複数並列で実施
    するパイプライン・スケジューリング処理手段と、一つ
    のフレームを構成する前記固定長パケットの送出状態を
    前記入力回線毎に管理する送出状態管理手段とを有し、
    前記複数の出力回線のいずれかに対応して設けられる複
    数のスケジューラ部と;前記複数のスケジューラ部のそ
    れぞれにおける前記送出スケジューリング処理の結果情
    報を対応する前記入力バッファ部に通知する少なくとも
    一つの結果通知部とを備え;前記複数並列の送出スケジ
    ューリング処理において同一フレーム対応の前記固定長
    パケットを送出中の前記入力回線を選択せず、選択確定
    後は同一フレーム対応の前記固定長パケットの送出完了
    まで同一入力回線の選択を維持するパケットスイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記スケジューラ部のそれぞれは、前記
    入力バッファ部に蓄積されている前記固定長パケットの
    送出要求情報を前記入力回線毎に管理する要求管理手段
    を更に有し、 前記パイプライン・スケジューリング処理手段は、前記
    要求管理手段からの前記送出要求情報と、前記スケジュ
    ーラ部間を環状に接続する伝送媒体を通して入力される
    選択未確定情報と、前記スケジューラ部を相互に接続す
    る伝送媒体を通して前記送出状態管理手段に入力される
    送出状態情報とに基づいて、前記固定長パケットの送出
    を行う前記入力回線対応の前記入力バッファ部を決定す
    る請求項1記載のパケットスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記結果通知部は、前記入力バッファ部
    が一つのフレームを構成する前記固定長パケットを送出
    中であるか否かを前記送出スケジューリング処理の結果
    情報に基づいて管理する管理手段と、 前記複数のスケジューラ部のそれぞれにおける前記結果
    情報を対応する前記入力バッファ部に通知する場合、一
    つのフレームを構成する前記固定長パケットの送出中に
    異なる前記スケジューラ部から入力された前記結果情報
    を廃棄する廃棄処理手段と、 を有する請求項1記載のパケットスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記スケジューラ部及び前記結果通知部
    を前記複数の出力回線のいずれかに対応させて設け、か
    つ前記複数の出力回線の増加に応じて拡張可能に縦続接
    続する手段を備える請求項1記載パケットスイッチ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記固定長パケットは、一つのフレーム
    を構成し複数に分割された第1のパケットと、それぞれ
    が一つのフレームを構成する第2のパケットとを含み、 前記第2のパケットのそれぞれにフレームエンド識別子
    を付加する手段を前記入力バッファ部の前段に備える請
    求項1記載のパケットスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記パイプライン・スケジューリング処
    理手段は、前記入力バッファ部から送出された送出要求
    情報をQoSクラス毎に管理し、前記出力回線における
    QoS帯域制御及びQoS優先制御結果に基づいて選択
    されるQoSクラスに対して、前記送出スケジューリン
    グ処理を行う請求項1記載のパケットスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記スケジューラ部のそれぞれは、所定
    時間内に前記入力バッファ部から入力された送出要求情
    報の数を計数する負荷観測手段と、 この負荷観測の結果を前記パイプライン・スケジューリ
    ング処理手段に通知する契機を前記入力バッファ部毎に
    一単位時間ずつシフトさせて指示する観測結果反映手段
    とを更に有し、 観測した前記送出要求情報の数の割合に応じて前記入力
    回線対応の前記入力バッファ部を選択する請求項1記載
    のパケットスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 可変長データのフレームを複数の固定長
    パケットに変換して前記固定長パケット単位で、入力回
    線から出力回線にスイッチングするパケットスイッチ装
    置において;複数の入力回線に対してそれぞれ設けられ
    る複数の入力バッファ部と;同一の前記フレームから生
    成された前記固定長パケットを同一の出力回線に送出完
    了するまで連続して読み出しできるようにスケジューリ
    ングするスケジューラとを設け;前記スケジューラの指
    示に従って各入力バッファ部から前記固定長パケットを
    読み出してスイッチングするパケットスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 複数の入力回線のいずれかに対応して設
    けられ、論理的に複数の出力回線対応のキューに分割さ
    れたバッファメモリをそれぞれ有し、対応の前記入力回
    線を通して入力されたパケットを固定長パケットの形態
    で前記バッファメモリに一時的に蓄積する複数の入力バ
    ッファ部からの、前記固定長パケットの送出スケジュー
    リング処理を前記出力回線の数に対応する複数の単位時
    間をかけ、かつ前記送出スケジューリング処理を前記入
    力回線の数に対応する複数並列のパイプライン処理で実
    施する手順と;一つのフレームを構成する前記固定長パ
    ケットの送出状態を前記入力回線毎に管理する手順と;
    前記送出スケジューリング処理の結果情報を対応する前
    記入力バッファ部に通知する手順と;前記複数並列の送
    出スケジューリング処理において同一フレーム対応の前
    記固定長パケットを送出中の前記入力回線を選択せず、
    選択確定後は同一フレーム対応の前記固定長パケットの
    送出完了まで同一入力回線の選択を維持する手順と;を
    備えるスケジューリング制御方法。
  10. 【請求項10】 前記入力バッファ部から送出された送
    出要求情報をQoSクラス毎に管理し、前記出力回線に
    おけるQoS帯域制御及びQoS優先制御結果に基づい
    て選択されるQoSクラスに対して、前記送出スケジュ
    ーリング処理を行う手順を更に備える請求項9記載のス
    ケジューリング制御方法。
  11. 【請求項11】 所定時間内に前記入力バッファ部から
    入力された送出要求情報の数を計数する手順と;この負
    荷観測の結果を前記送出スケジューリング処理に反映さ
    せる契機を前記入力バッファ部毎に一単位時間ずつシフ
    トさせて指示する手順と;観測した前記送出要求情報の
    数の割合に応じて前記入力バッファ部を選択する手順と
    を更に備える請求項9記載のスケジューリング制御方
    法。
  12. 【請求項12】 可変長データのフレームを複数の固定
    長パケットに変換して前記固定長パケット単位で、入力
    回線から出力回線にスイッチングするパケットスイッチ
    装置において;複数の入力回線から入力する前記固定長
    パケットを各入力回線ごとに設けられる入力バッファに
    蓄積する手順と;同一の前記フレームから生成された前
    記固定長パケットを同一の出力回線に送出完了するまで
    連続して読み出しできるようにスケジューリングする手
    順と;前記スケジューリングで指示された前記入力バッ
    ファから前記固定長パケットを読み出す手順と;を備え
    るスケジューリング制御方法。
JP2000006360A 2000-01-12 2000-01-12 パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法 Expired - Fee Related JP3732989B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006360A JP3732989B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法
EP01100116A EP1117213B1 (en) 2000-01-12 2001-01-12 Packet switch device and scheduling control method
US09/759,181 US6920145B2 (en) 2000-01-12 2001-01-12 Packet switch device and scheduling control method
DE60113312T DE60113312D1 (de) 2000-01-12 2001-01-12 Paketvermittlungsvorrichtung und Verfahren zur Ablaufsteuerungskontrolle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000006360A JP3732989B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001197064A true JP2001197064A (ja) 2001-07-19
JP3732989B2 JP3732989B2 (ja) 2006-01-11

Family

ID=18534902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000006360A Expired - Fee Related JP3732989B2 (ja) 2000-01-12 2000-01-12 パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6920145B2 (ja)
EP (1) EP1117213B1 (ja)
JP (1) JP3732989B2 (ja)
DE (1) DE60113312D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032075A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 通信装置およびスケジューリング方法
WO2006011193A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha データ送信装置

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625159B1 (en) * 1998-11-30 2003-09-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Nonblocking and fair queuing switching method and shared memory packet switch
CA2310909C (en) * 1999-06-12 2005-05-24 Jinoo Joung Packet switching apparatus and method in data network
JP4879382B2 (ja) * 2000-03-22 2012-02-22 富士通株式会社 パケットスイッチ、スケジューリング装置、廃棄制御回路、マルチキャスト制御回路、およびQoS制御装置
JP4072315B2 (ja) * 2000-12-26 2008-04-09 富士通株式会社 パケットスイッチ
US7130916B2 (en) * 2001-02-23 2006-10-31 International Business Machines Corporation Linking frame data by inserting qualifiers in control blocks
WO2002069575A1 (en) * 2001-02-28 2002-09-06 Gotham Networks, Inc. Methods and apparatus for network routing device
US7317683B2 (en) * 2001-11-01 2008-01-08 International Business Machines Corporation Weighted fair queue serving plural output ports
US20030121047A1 (en) * 2001-12-20 2003-06-26 Watson Paul T. System and method for content transmission network selection
US7212528B2 (en) * 2001-12-21 2007-05-01 Alcatel Canada Inc. System and method for reassembling packets in a network element
CA2366397A1 (en) * 2001-12-31 2003-06-30 Tropic Networks Inc. An interface for data transfer between integrated circuits
US7586909B1 (en) * 2002-03-06 2009-09-08 Agere Systems Inc. Striping algorithm for switching fabric
US7257124B2 (en) * 2002-03-20 2007-08-14 International Business Machines Corporation Method and apparatus for improving the fairness of new attaches to a weighted fair queue in a quality of service (QoS) scheduler
FR2838899B1 (fr) * 2002-04-19 2004-08-27 Cit Alcatel Dispositif de routage a traitement parallele
CN100428210C (zh) * 2002-10-16 2008-10-22 松下电器产业株式会社 集成电路卡、数据传送装置以及数据传送方法
ES2229917B1 (es) * 2003-07-15 2006-07-01 Diseño De Sistemas En Silicio, S.A. Procedimiento de gestion dinamica de recursos de sitemas de telecomunicaciones en funcion de la calidad de servicio y del tipo de servicio.
JP2007510345A (ja) * 2003-10-31 2007-04-19 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データの欠乏を避けるための集積回路および方法
US20050163107A1 (en) * 2004-01-27 2005-07-28 Gunturi Ravi P. Packet processing pipeline
US7382725B1 (en) * 2004-03-09 2008-06-03 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for scheduling packets in a multi-service integrated switch fabric
JP3879754B2 (ja) * 2004-08-31 2007-02-14 ヤマハ株式会社 帯域制御装置およびプログラム
JP2007259073A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Nec Corp パケットスイッチにおけるスケジューリング装置
US7756134B2 (en) * 2006-05-02 2010-07-13 Harris Corporation Systems and methods for close queuing to support quality of service
US7894509B2 (en) 2006-05-18 2011-02-22 Harris Corporation Method and system for functional redundancy based quality of service
US7856012B2 (en) 2006-06-16 2010-12-21 Harris Corporation System and methods for generic data transparent rules to support quality of service
US20070291656A1 (en) * 2006-06-16 2007-12-20 Harris Corporation Method and system for outbound content-based QoS
US8064464B2 (en) * 2006-06-16 2011-11-22 Harris Corporation Method and system for inbound content-based QoS
US20070291768A1 (en) * 2006-06-16 2007-12-20 Harris Corporation Method and system for content-based differentiation and sequencing as a mechanism of prioritization for QOS
US7990860B2 (en) * 2006-06-16 2011-08-02 Harris Corporation Method and system for rule-based sequencing for QoS
US8516153B2 (en) * 2006-06-16 2013-08-20 Harris Corporation Method and system for network-independent QoS
US7916626B2 (en) * 2006-06-19 2011-03-29 Harris Corporation Method and system for fault-tolerant quality of service
US8730981B2 (en) * 2006-06-20 2014-05-20 Harris Corporation Method and system for compression based quality of service
US7769028B2 (en) * 2006-06-21 2010-08-03 Harris Corporation Systems and methods for adaptive throughput management for event-driven message-based data
US20080013559A1 (en) * 2006-07-14 2008-01-17 Smith Donald L Systems and methods for applying back-pressure for sequencing in quality of service
US20100241759A1 (en) * 2006-07-31 2010-09-23 Smith Donald L Systems and methods for sar-capable quality of service
US20080025318A1 (en) * 2006-07-31 2008-01-31 Harris Corporation Systems and methods for dynamically customizable quality of service on the edge of a network
US8300653B2 (en) 2006-07-31 2012-10-30 Harris Corporation Systems and methods for assured communications with quality of service
US7980582B2 (en) * 2006-08-09 2011-07-19 Atc Leasing Company Llc Front tow extended saddle
JP4326557B2 (ja) * 2006-11-08 2009-09-09 フェリカネットワークス株式会社 無線通信システム、情報通信端末、携帯電話、リーダライタ、通信方法およびコンピュータプログラム
JP2011034190A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Renesas Electronics Corp データ処理装置
JP5811106B2 (ja) * 2013-01-11 2015-11-11 セイコーエプソン株式会社 映像処理装置、表示装置および映像処理方法
US9838338B2 (en) 2014-12-29 2017-12-05 Oracle International Corporation System and method for supporting efficient virtual output queue (VOQ) resource utilization in a networking device
WO2016109105A1 (en) * 2014-12-29 2016-07-07 Oracle International Corporation System and method for supporting efficient virtual output queue (voq) packet flushing scheme in a networking device
US9621484B2 (en) 2014-12-29 2017-04-11 Oracle International Corporation System and method for supporting efficient buffer reallocation in a networking device
US9832143B2 (en) 2014-12-29 2017-11-28 Oracle International Corporation System and method for supporting efficient virtual output queue (VOQ) packet flushing scheme in a networking device
US9838330B2 (en) 2014-12-29 2017-12-05 Oracle International Corporation System and method for supporting credit management for output ports in a networking device

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3083582B2 (ja) 1991-04-30 2000-09-04 株式会社日立製作所 並列処理装置
US5517495A (en) * 1994-12-06 1996-05-14 At&T Corp. Fair prioritized scheduling in an input-buffered switch
JP3731385B2 (ja) * 1999-06-09 2006-01-05 株式会社日立製作所 パケット交換装置
TW456122B (en) * 1999-11-29 2001-09-21 Jang Jeng Shang Bandwidth division switching device and method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032075A1 (ja) * 2003-09-26 2005-04-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 通信装置およびスケジューリング方法
JPWO2005032075A1 (ja) * 2003-09-26 2006-12-07 三菱電機株式会社 通信装置およびスケジューリング方法
WO2006011193A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha データ送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20010007562A1 (en) 2001-07-12
EP1117213A2 (en) 2001-07-18
EP1117213B1 (en) 2005-09-14
EP1117213A3 (en) 2004-04-14
US6920145B2 (en) 2005-07-19
DE60113312D1 (de) 2005-10-20
JP3732989B2 (ja) 2006-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3732989B2 (ja) パケットスイッチ装置及びスケジューリング制御方法
JP3415628B2 (ja) 効率的な出力―要求パケット交換機および方法
JP4879382B2 (ja) パケットスイッチ、スケジューリング装置、廃棄制御回路、マルチキャスト制御回路、およびQoS制御装置
JP4616535B2 (ja) パケットスケジューリングを用いるネットワーク交換方法
US10182021B2 (en) Crossbar switch and recursive scheduling
US7352765B2 (en) Packet switching fabric having a segmented ring with token based resource control protocol and output queuing control
JP4995101B2 (ja) 共有リソースへのアクセスを制御する方法及びシステム
US5600641A (en) Voice circuit emulation system in a packet switching network
US6744772B1 (en) Converting asynchronous packets into isochronous packets for transmission through a multi-dimensional switched fabric network
EP0981878B1 (en) Fair and efficient scheduling of variable-size data packets in an input-buffered multipoint switch
US7006438B2 (en) Distributed control of data flow in a network switch
JP3859864B2 (ja) キュー管理システム
EP1089498A2 (en) Control architecture in optical burst-switched networks
EP1239637A2 (en) Time based packet scheduling and sorting system
JP3178470B2 (ja) データフロー制御スイッチ及びそのスケジューリング方法
JPH08298522A (ja) 共有メモリ非同期転送モードスイッチ内において使用されるための空間優先度を維持するための選択的押出しシステム及び方法
JPH07221795A (ja) 等時接続処理方法及びパケット交換ネットワーク
JP2001217836A (ja) Atmセルの配布をスケジューリングする際に使用する重み付きラウンドロビンエンジン
JPH10285187A (ja) Atmスイッチ用の分散形バッファリング・システム
EP1528729A2 (en) Distance-sensitive scheduling of TDM-over-packet traffic in VPLS
Hu et al. Feedback-based scheduling for load-balanced two-stage switches
US6956851B1 (en) Crossbar subsystem and method
Lindgren et al. Fast Connection Establishment in the DTM Gigabit Network.
JP2002094564A (ja) 交換装置
JP2001136200A (ja) 可変長パケットスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081021

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees