JP2001197035A - フレーム内インターリーブを実行する方法及び装置 - Google Patents

フレーム内インターリーブを実行する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム内で隣り合うビット同士の時間に関
しての分離が、多符号伝送装置で問題とならないことを
保証する方法及び装置を提供すること 【解決手段】 無線インターフェースを介しての送信の
前にディジタル情報記号から成るデータのストリーム
（２０１）をインターリーブする方法及び無線装置が提
供される。このディジタル・データのストリームに対し
て並べ替えが実行されて（２０２，２０３，４０１，４
０２）、ディジタル・データの並べ替え済みストリーム
（２０４）が作られる。このディジタル・データの並べ
替え済みストリームから、各コンポーネント・ストリー
ムを拡散符号（４０６）中にマッピングするために少な
くとも２つのコンポーネント・ストリーム（４０４）が
与えられる。少なくとも１つのコンポーネント・ストリ
ームにおいて、それを拡散符号中にマッピングする前
に、情報記号の順序が逆にされる（４０５）。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、無線送受
信装置において伝送記号を時間領域でインターリーブす
る技術に関する。本発明は、特に、提案されているＵＴ
ＲＡ（一般地上無線アクセス）システムのマルチコード
送受信装置においてフレーム内インターリーブを実行す
る技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＵＴＲＡのＦＤＤ（周波数分割デュプレ
ックス）モードの層１多重化及びチャネル符号化特性
は、本特許出願の優先日においては、次の文献、即ち3G
PPを通して利用できる”TS 25.212 V3.0.0 (1999-10)、
第３世代パートナーシップ・プロジェクト（3GPP）；技
術仕様グループ（TSG）無線アクセスネットワーク(RA
N)；ワーキンググループ１（WG1）；多重化及びチャネ
ル符号化（FDD）”において定められている。図１は、
前記文献で定められているアップリンクについての輸送
チャネル多重化構造を示している。その一続きの結合が
図１の上側部分に示されている機能ブロックは、ＣＲＣ
付着１０１、輸送ブロック連鎖及び符号ブロック分割１
０２、チャネル符号化１０３、無線フレーム等化１０
４、第１インターリーブ１０５、無線フレーム分割１０
６、及び速度整合１０７である。上記の種類の数個のエ
ンティティーを輸送チャネル多重化段１０８の入力に結
合させることができ、その出力は、物理チャネル分割１
０９、第２インターリーブ１１０及び物理チャネル・マ
ッピング１１１の一続きの結合に更に結合されている。
【０００３】ダウンリンク方向では図１に示されている
機能ブロックの配列に一定の修正がなされ得るけれど
も、少なくとも、物理チャネル分割、第２インターリー
ブ及び物理チャネル・マッピングというエンティティー
から成る該配列の下端部は同じである。本発明の目的
上、第２インターリーブ・ブロックと物理チャネル・マ
ッピング・ブロックとの動作を分析すれば充分である。
【０００４】第２インターリーブ１１０の目的は、伝送
されるべきビット・ストリーム内で本来は互いの近くに
あったビットが、無線インターフェースを介しての該ビ
ットの移動が続く間に時間領域で互いに分離されている
こととなるように該ビットを時間領域で並べ替えること
である。この様にして、無線インターフェースで極めて
悪い干渉条件が短時間続いても、受信され復号化された
ビット・ストリームに数個の連続する誤りビットのバー
ストが生じないはずである。第２インターリーブ１１０
は、フレーム間で行われるが、それはインターリーブさ
れるデータ・エンティティーが１無線フレームであるこ
とを意味する。
【０００５】図２は、第２インターリーブ段の動作を示
している。インターリーバーに入力ストリーム２０１と
して来るビットは、一定数の行と一定数の列とを有する
ビット・アレイ２０２に書き込まれる。この入力ストリ
ームとビット・アレイとに示されている数は単純に無線
フレームにおけるビットの通し番号である。ここで列の
数は３２であるとして表示されており、列の番号は０か
ら３１にわたる。該列は列間並べ替え器２０３に送り込
まれ、この並べ替え器はそれらを異なる順序に並べ替え
る。例として、列間並べ替え器２０３の後は０番目の列
は０番にとどまり、１７番目の列は１番目となり、１４
番目の列は３０番目となり、３１番目の列は３１番目に
とどまる。該ビットは、並べ替えられた列から第２イン
ターリーブ段の出力に列毎に読み出される。一定のビッ
トの通し番号を伴うビット・ストリーム２０４が第２イ
ンターリーブ段の出力として示されている。
【０００６】同時に数個の拡散符号を使用する可能性を
伴うＴＤＤ即ち時分割デュプレックス・モードは、提示
した構成に問題をもたらす。ビット・ストリームを伝送
するために単一の拡散符号が使用されるならば、その拡
散符号を用いることによってビット・ストリーム２０４
が伝送される。しかし、多符号の場合には、送信装置は
少なくとも２つの拡散符号を自由に使用することがで
き、単一のタイムスロットの間にそれらの並行使用され
る拡散符号を用いて送信を行う。現在定められている物
理チャネル・マッピングでは、ビット・ストリーム２０
４から取り出されたビットで並行拡散符号が一度に１つ
満たされるようになっている。これは図２の底に示され
ている事態につながり、この事態では、一定のタイムス
ロットの間に一定のフレームの例えばビット０及び１
４，ビット３２及び４６などが同時に送信される。現在
は、並行拡散符号の数は２と９との間にある。
【０００７】図２の構成では、フレーム内で互いに近く
に位置するビットが無線インターフェースでは実際には
時間領域で全く分離されないので、多符号状態において
は第２インターリーブを通して普通は得られる利点の多
くが無くなるという欠点がある。ＵＴＲＡシステムで生
じる干渉の性質は、タイムスロットの一部が該タイムス
ロットの正に始まりから或いは正に終わりから干渉（特
にオペレータ間干渉）に起因して消されてしまうことが
あるということである。その様な消去の結果は、図２の
構成では、受信されたフレーム中で互いに非常に近くに
あるエラーのバーストである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フレ
ーム内で隣り合うビット同士の時間に関しての分離が多
符号伝送装置で問題とならないことを保証する方法及び
装置を提供することである。本発明の他の目的は、現在
存在する提案されている装置に大きな変更を加えないで
済むようにすることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、第２イ
ンターリーブ後に拡散符号中にビットをマッピングする
順序を修正することによって達成される。
【００１０】本発明の方法は、無線インターフェースを
介して送信する前にディジタル情報記号から成るデータ
のストリームをインターリーブする。この方法は：−
ディジタル・データのストリームに対して並べ替えを実
行して、ディジタル・データの並べ替え済みストリーム
を作り；− このディジタル・データの並べ替え済みス
トリームから、少なくとも２つのコンポーネント・スト
リームを作り；− 各コンポーネント・ストリームを拡
散符号中にマッピングするステップを含んでいる。この
方法は、少なくとも１つのコンポーネント・ストリーム
中の情報記号の順序を、該コンポーネント・ストリーム
を拡散符号中にマッピングする前に、逆にするステップ
を含むことを特徴とする。
【００１１】本発明は送信装置の構成にも適用されるも
のであり、それは：− ディジタル・データのストリー
ムに対して並べ替えを実行して、ディジタル・データの
並べ替え済みストリームを作るための手段と；− この
ディジタル・データの並べ替え済みストリームから、少
なくとも２つのコンポーネント・ストリームを作るため
の手段と；− 各コンポーネント・ストリームを拡散符
号中にマッピングするための手段とを含んでいる。該無
線装置は、少なくとも１つのコンポーネント・ストリー
ム中の情報記号の順序を、該コンポーネント・ストリー
ムを拡散符号中にマッピングする前に、逆にするための
手段を含むことを特徴とする。
【００１２】本発明は、並行拡散符号へのビットのマッ
ピングが時間領域でのビットの分離を維持する上で重要
な役割を果たすという発見に基づいている。既存の装置
の欠点を無くする有利な方法は、ビットが拡散符号の少
なくとも一部分にマッピングされる順序を修正すること
である。
【００１３】既存の提案されている構成に大きな変更を
加えないために、第２インターリーバーの出力の一部で
ある１つおきのコンポーネント・ビット・ストリーム中
のビットの順序を反転させれば、ビット同士の時間領域
における充分な分離が維持されるということが分かって
いる。その様な修正は複雑さを増大させない。その理由
は、一定の有限ビット・ストリームが読まれる順序（第
１ビットから最後のビットまで、又は最後のビットから
第１ビットまで）は一定のメモリー・アクセス・コマン
ドを適切に選択する問題に過ぎないからである。
【００１４】本発明は、既存の提案されている構成に些
細な変更を加えることを必要とするに過ぎないけれど
も、フレーム中で互いの近くに存在するビット同士の時
間領域での充分な分離を維持するという問題を顕著に軽
減する。
【００１５】本発明の特徴と見なされる新奇な特徴が特
に添付の請求項に記載されている。しかし、本発明自体
は、その構成及び動作方法の両方に関して、その付加的
目的及び利点と共に、添付図面と関連させて特定の実施
の形態についての以下の記述を読むことから最も良く理
解されよう。
【００１６】図１及び２については既に従来技術の説明
の際に説明をした。図面において同様の部分は同じ参照
符で示されている。
【００１７】
【発明の実施の形態】図３の上側の部分は図２のそれと
同様である。入力ストリーム２０１として第２インター
リーバーに来るビットは、一定数の行と一定数の列とを
有するビット・アレイ２０２に書き込まれる。ここで列
の数は再び３２であり、列番号は０から３１までの範囲
にわたる。列は列間並べ替え器２０３に送り込まれ、こ
れは、それらの列を異なる順序に並べ直す。本発明は、
列間並べ替え器の動作を変更しないので、図２の従来技
術構成の場合と全く同じく、列間並べ替え器２０３の後
に０番目の列は０番目にとどまり、１７番目の列が１番
目になり、１４番目の列が３０番目になり、３１番目の
列は３１番目にとどまる。
【００１８】本発明は、並べ替えられた列からビットが
物理チャネル・マッピング段の入力でもある第２インタ
ーリーブ段の出力に読まれる順序に関する。一定のビッ
トの通し番号を伴うビット・ストリーム２０４が、第２
インターリーブ段の既知出力形式として示されている。
しかし、ビットがそこから並行拡散符号（図３ではその
うちの２つがある）にマッピングされるとき、第２拡散
符号の中に入ってゆくコンポーネント・ビット・ストリ
ーム中のビットの順序が逆にされる。
【００１９】図３に示されている原理は、１つおきのコ
ンポーネント・ビット・ストリーム中のビットの順序
を、そのコンポーネント・ビット・ストリームを対応す
る拡散符号中にマッピングする前に、逆にすると述べる
ことにより、Ｎ個（Ｎは２より大きい正の整数である）
の並行拡散符号の場合に容易に一般化される。
【００２０】本発明は、１つおきのコンポーネント・ビ
ット・ストリームについてビット順序の反転を行う実際
の物理的ステップの選択を限定しない。ＵＴＲＡのよう
な通信システムのシステム仕様は、普通は規格化された
動作を実行するためのハードウェア実施態様を特別には
明示しなくて、それは送受信装置設計者の裁量に委ねら
れる。該反転を実行する１つの有利な方法は、列並べ替
え後にビットがビット・アレイ２０２から読まれるステ
ップに該反転を統合することである：列を並べ替えるス
テップは、ビットがビット・アレイ中にあると言われる
ときに該ビットが記憶されている記憶場所から該ビット
が読み出される順序を正しく選択する以外の何物をも意
味しない。送受信装置は、列の並べ替え順序に加えてこ
の読み取り順序を再編成することができ、反転されるべ
きビット・ストリームにゆく列が反転された順序でアレ
イ表示において底から頂上へと読まれるという事実を考
慮に入れる。
【００２１】図４は本発明の有利な実施の形態に従う方
法を流れ図の形で示している。図４に示されているステ
ップは、機能的には図１に示されている第２インターリ
ーブ段１１０に属する。ステップ４０１は入力ビットを
ビット・アレイに書き込むことに対応し、ステップ４０
２は列を並べ替えることに対応する。ステップ４０３
で、送受信装置は、この特定のフレームを送信するため
に自由に使える拡散符号の数を調べる。もし符号の数が
ただの１であれば、並べ替えられた列は、ステップ４０
６で拡散符号中に正しくマッピングされ得るように、既
知の順序で出力される。しかし、ステップ４０３で肯定
の調査結果があったならば、コンポーネント・ストリー
ムが（少なくとも概念的に）ステップ４０４で構成さ
れ、そのうちの１つおきのビット・ストリームにおいて
ビット順序がステップ４０５で反転される。
【００２２】図５は、ＣＲＣ付着器１０１から物理チャ
ネル分割器１０９までの部分が、従来技術の説明におい
て言及されたTS 25.212文書に従う公知装置の場合と同
様であってよい移動端末装置又は基地局の構造を示して
いる。第２インターリーバー５１０と物理チャネル・マ
ッピング器５１１とは、図４に示されている方法を実行
するように整えられている；この方法の具体的実施は簡
単であり、前述した指示に基づき、当業者の能力の範囲
内にある。
【００２３】上記の模範的実施の形態は本発明の応用可
能性を限定するものと解されるべきではない；本発明は
添付の請求項の範囲においてのみ反映される。例えば、
本発明は、１つおきのコンポーネント・ストリームを拡
散符号中にマッピングするべきインターリーブ操作が単
一のタイムスロット中のインターリーブに限定されるべ
きことを必要としない。同様に、並び替え及び順序反転
操作は単なるビットではなくてビットのグループ（例え
ば連続する３個のビットがグループを構成する）に対し
て行われてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】アップリンクのための公知の輸送チャネル多重
化構造を示している。
【図２】図１の構成における第２インターリーブと符号
マッピングとの結果を示す。
【図３】本発明の有利な実施の形態に従う第２インター
リーブ及び符号マッピングの結果を示す。
【図４】本発明の方法の流れ図である。
【図５】本発明の実施の形態に従う無線装置を示してい
る。
【符号の説明】
２０１ 入力ストリーム ２０２ ビット・アレイ ２０３ 列間並べ替え器 ２０４ ビット・ストリーム ４０１ 入力ビットをビット・アレイに書き込むステッ
プ ４０２ 列を並べ替えるステップ ４０３ 拡散符号の数を調べるステップ ４０４ コンポネント・ストリームを構成するステップ ４０５ １つおきのビット・ストリームのビットの順序
を逆にするステップ ４０６ 拡散符号中にマッピングするステップ ５１０ 第２インターリーバー ５１１ 物理チャネル・マッピング器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミルコ アクセンティエビック フィンランド エスプー ＦＩＮ−02130 ビサメーキ ５イー 38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】無線インターフェースを介して送信する前
    にディジタル情報記号から成るデータのストリーム（２
    ０１）をインターリーブする方法であって、前記ディジ
    タル・データのストリームに対して並べ替えを実行して
    （２０２，２０３，４０１，４０２）、ディジタル・デ
    ータの並べ替え済みストリーム（２０４）を作るステッ
    プと、 前記ディジタル・データの並べ替え済みストリームか
    ら、少なくとも２つのコンポーネント・ストリームを作
    るステップ（４０４）と、 前記各コンポーネント・ストリームを拡散符号中にマッ
    ピングするステップ（４０６）と、 少なくとも１つの前記コンポーネント・ストリーム中の
    前記情報記号の順序を、前記コンポーネント・ストリー
    ムを拡散符号中にマッピングする前に、逆にするステッ
    プ（４０５）とからなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の方法において、 １つおきの前記コンポーネント・ストリーム中の前記情
    報記号の順序を、前記コンポーネント・ストリームを対
    応する前記拡散符号の中にマッピングする前に、逆にす
    る前記ステップ（４０５）を含むことを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載の方法において、 前記ディジタル・データのストリームに対して並べ換え
    を実行する前記ステップが、 前記データ・ストリームの一節の前記情報記号を並べ替
    えマトリクス（２０２）に書き込むステップと、 前記並べ替えマトリクスにおける連続する列の順序とは
    異なる列順序（２０３）で前記並べ替えマトリクスの列
    から前記情報記号を読み取るステップとからなり、 少なくとも２つの前記コンポーネント・ストリームを作
    って、少なくとも１つの前記コンポーネント・ストリー
    ム中の前記情報記号の順序を逆にする前記ステップは、
    前記並べ替えマトリクスの列からの前記情報記号の前記
    読み取りの結果として得られる情報記号の離散的系列
    （２０４）に対して実行されることを特徴とする方法。
  4. 【請求項４】 ディジタル情報記号から成るデータのス
    トリーム（２０１）を、無線インターフェースを介して
    送信する前に、インターリーブするための手段（５１
    ０）からなる無線装置であって、 前記ディジタル・データのストリームに対して並べ替え
    を実行して（２０２，２０３，４０１，４０２）、ディ
    ジタル・データの並べ替え済みストリームを作るための
    手段と、 前記ディジタル・データの並べ替え済みストリームか
    ら、少なくとも２つのコンポーネント・ストリームを作
    るための手段と、 前記各コンポーネント・ストリームを拡散符号中にマッ
    ピングするための手段と、 少なくとも１つの前記コンポーネント・ストリーム中の
    前記情報記号の順序を、前記コンポーネント・ストリー
    ムを拡散符号中にマッピングする前に、逆にする（４０
    ５）ための手段とからなることを特徴とする無線装置。
  5. 【請求項５】 請求項４に記載の無線装置において、 ３ＧＰＰ無線通信システムの移動端末装置であることを
    特徴とする無線装置。
  6. 【請求項６】 請求項４に記載の無線装置において、 ３ＧＰＰ無線通信システムの基地局であることを特徴と
    する無線装置。
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