JP2004507929A - 3gシステムにおける処理電力を減少させる技術 - Google Patents
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Abstract
本発明は、可変データ速度伝送を支援する無線伝送システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するための改善された伝送器を提供する。これは、可変データ速度伝送のための受信データブロックを処理する計算的に効果的な技術を用いることによって達成される。改善された伝送器は、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを受信する。伝送器は、次いで、列が可変データ速度伝送に適するセグメンテーションされた無線フレームサイズに基づくように、受信されたデータのビットを用いて、所定の数の行および列を含む矩形アレイを形成する。伝送器は、次いで、形成された列を平均化かつインタリーブして、平均化かつインタリーブされた列毎に、データのビットを読み出す。伝送器は、次いで、可変データ速度伝送のために読み出されたデータのビットを多重化する。
【選択図】図5
【選択図】図5
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明は、該して、3GPPに準拠する3Gベースステーションおよびモバイルハンドセットの物理層に関し、より詳細には、3GPPに準拠する3Gベースステーションの無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックを連結させることにより必要とされる処理電力を減少させる技術に関する。
【0002】
(背景)
無線通信がより広く受け入れられるにつれて、消費者の要求に適合する様々な種類の無線通信サービスを提供することが望ましい。例えば、無線通信システムを介するファクシミリ、eメール、ビデオ、インターネットアクセス等の支援が考えられている。例えば、二人のユーザ間のビデオ会議は、スピーチとビデオとの両方の支援に関わる。これらの異なるサービスのうちのいくつかは、無線通信システムによって慣習的に供給されているスピーチサービスと比較して比較的高データ速度を必要とし、一方、他のサービスは、可変データ速度サービスを必要とする。このように、将来の無線通信システムは、高データ速度通信、および、可変データ速度通信を支援可能にする必要があることが予期される。現在の3Gワイヤレスシステムは、異なるサービスの質(QoS)を必要とするような様々なアプリケーションを支援する。直接シーケンス符号分割多重接続(DS−CDMA)ベースの3Gシステムは、(2Mbpsまでの)可変データ速度を与える際に、より大きな柔軟性を有する。このことは、マルチメディアおよびインターネットサービスにとって特に重要である。異なるコーディング(coding)およびインターリービングスキームが必要とされたQoSに適合する物理層に採用される。異なるコーディングおよびインターリービングスキームであるために、3Gシステムは、概して、かなり複雑であり、つまり、大きな処理電力を必要とする。インターリービングは、エラー制御コーディングシステムである。このシステムによって、隣接するビットは、異なる距離で伝送されて、また、転送エラー修正コーディング配置を含む。
【0003】
従って、3Gワイヤレスシステムにおける性能が低下せずに、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際に複雑さを減少させる技術、および、必要な処理電力を減少させる技術が要求される。
【0004】
(発明の要旨)
本発明は、可変データ速度伝送を支援する無線伝送システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するための改善された伝送器を提供する。一実施形態において、これは、可変データ速度伝送のための受信データブロックを処理する計算的に効果的な技術を用いることによって達成される。改善された伝送器は、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを受信する。伝送器は、次いで、列が可変データ速度伝送に適するセグメンテーションされた無線フレームサイズに基づくように、受信されたデータのビットを用いて、所定の数の行および列を含む矩形アレイを形成する。伝送器は、次いで、形成された列をインタリーブし、さらに、形成されたアレイの充填されていない要素に充填することによって列を平均化し、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させるようにデータのビットを列毎に読み出す。スキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させることによって、さらに、3Gワイヤレスシステムにおける性能の低下なしに必要な処理電力が減少する。伝送器は、次いで、可変データ速度伝送のために読み出されたデータのビットを多重化する。
【0005】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する方法である。この方法は、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックを受信することによって実施される。次いで、受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって形成される。次いで、形成されたアレイの各々の列は、充填物ビットをアレイの充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々に対して実施され、アレイの平均化された列の各々からデータのビットを列毎に読み出す。
【0006】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器における複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するコンピュータで実行可能な命令を有するコンピュータ読み出し可能な媒体である。この方法に従って、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックが受信され、所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって受信されたデータブロックの各々に対して形成される。次いで、アレイの各々にある列は、充填物ビットをアレイにある充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づいて、形成されたアレイの各々に対して実施され、データのビットをアレイにある平均化された列の各々から列毎に読み出す。
【0007】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、格納デバイスと、出力デバイスと、方法を繰り返し実施するようにプログラムされたプロセッサとを含む。この方法に従って、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックは、受信され、所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイにある要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって受信されたデータブロックの各々に対して形成される。次いで、アレイの各々の列は、充填物ビットをアレイの充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づいて、形成されたアレイの各々に対して形成され、データのビットをアレイにある平均化された列の各々から列毎に読み出す。
【0008】
本発明の他の局面は、本発明の以下の詳細な説明を読み、かつ、その一部を形成する図面を見ることによって明らかである。
【0009】
(詳細な説明)
本発明は、3Gワイヤレスシステムの性能の低下なしに、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させる技術、ならびに、処理電力要求を減少させる技術を提供する。これは、計算的に効率の良い処理技術を提供することによって達成される。
【0010】
図1は、主コンポーネントおよびそれらの相互接続を含む従来技術の3GPP無線インタフェースプロトコルアーキテクチャ100を示す。概して、図1は、物理層150が媒体アクセス制御(MAC)130、および、無線リソース制御(RRC)110に内部接続される方法を示す。また、図1は、論理チャネル120、搬送チャネル140、物理チャネル160および物理層150への物理チャネルの内部接続、MAC130、ならびに、RRC110を示す。図1に示される基本的なプロトコルアーキテクチャ100は、モバイルの側面とネットワークの側面との両方に対して同じである。また、RRC110、MAC130、および、物理層150は、それぞれ、層3(L3)、層2(L2)、および、層1(L1)に関する。RRC110は、論理および搬送チャネルの動作を定義することによって物理層150の挙動を制御する。動作中に、RRC110は、論理チャネル120を介してMAC130と通信し、MAC130は、搬送チャネル140を介して物理層150と通信する。MAC130と物理層150との間で交換された基本ユニットは、「搬送ブロック(TB)」である。一つ以上の搬送ブロックが搬送チャネル140を用いて同時にMAC130と物理層150との間で交換されるとき、これは、「搬送ブロックセット(TBS)」と呼ばれる。搬送ブロックサイズは、TBにあるビットの数として定義される。搬送ブロックサイズは、常に、所与のTBS内に固定される。つまり、TBS内の全てのTBは、等しいサイズである。
【0011】
概して、放送チャネルのような搬送チャネル140は、例えば、プロトコルアーキテクチャ100がアクセスしている、電話の呼出、または、インターネットの閲覧等のサービスの種類に基づいて構成される。動作中に、電話で呼出された場合、RRC110は、専用チャネルを構成して、MAC130は、この専用チャネルを介して物理層150と通信する。
【0012】
搬送チャネル140の各々は、搬送フォーマット(TF)を有する。これは、概して、搬送チャネルの搬送時間インターバル(TTI)間にTBSの送達のために物理層150によってMAC130に(その逆においても)与えられたフォーマットである。TFは、基本的に、RRC110によって与えられた搬送チャネル140の各々のための構造である。TFは、どんな種類の動作がどのチャネルで実施され得るか、といった情報を含むパケットのようなものである。搬送チャネルが構成される前に、TFの情報は、RRC110によって物理層150に送られる。従って、物理層150は、どんな動作がどのチャネルで実施され得るかを早めに知る。TFは、一つの搬送チャネルに特定である。
【0013】
TTIは、TBSの相互到着時間として定義され、TBSが無線インタフェースで物理層150によって転送される周期に等しい。これは、常に、複数の最小インターリービング期間(例えば、一つの無線フレームの長さとして10、20、40、および、80ミリ秒)である。MAC130は、一つのTBSをTTI毎に物理層150に送達する。TFは、二つの部分を含む。一つは、動的部分であり、他方は、準静的部分である。RRC110は、10、20、40または80ミリ秒でMAC130からデータを受信するように搬送チャネルの各々を構成する。各搬送チャネルは、自身のTTIを有し得る。物理層150は、各10ミリ秒毎(一フレーム)に搬送チャンネル140の各々からデータを受信する。
【0014】
動的部分の属性は、
−搬送ブロックサイズ
−搬送ブロックセットサイズ(TBSS)。TBSSは、TBS中のビット数として定義される。
【0015】
準静的部分の属性は、
−TTI(10、20、40または80ミリ秒)
−適用するエラー保護スキーム
−エラー保護の種類(ターボコード、畳み込みコード、または、無チャンネルコーディング)
−コーディング速度(1/2、または、1/3)
−静的速度適合パラメータ
−穿孔限界(Puncturing limit)(FDD:アップリンクのみに対する)
−サイクル冗長性チェック(CRC)のサイズ(0、8、12、16、または、24ビット)
例えば、動的部分は、それぞれTBSize、TBSSである320ビット、640ビットを含み得る。準静的部分は、それぞれ、TTI、エラー保護の種類、および、CRCのビットサイズである10ミリ秒、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1、16ビットを含む。
【0016】
物理層150は、一つまたはいくつかの搬送チャネル140を多重化し、搬送チャネルの各々に対して、適用可能な搬送フォーマット(搬送フォーマットセット)のリストが存在する。しかしながら、所与の時間において、全ての組み合わせが物理層150に提出され得るわけではなく、サブセットのみが搬送フォーマット組み合わせ(TFC)に関する。これは、コード化された複合搬送チャネルでの転送のための物理層150に同時に提出され得る現在有効なTFの認可された組み合わせとして定義される。
【0017】
例えば、
動的部分 準静的部分
DCH1:[20ビット、20ビット] [10ms、畳み込みコーディング、静的速度適合パラメータ=3]
DCH2:[320ビット、1280ビット] [10ms、畳み込みコーディング、静的速度適合パラメータ=3]
DCH3:[320ビット、320ビット] [40ms、ターボコーディング、静的速度適合パラメータ=2]
搬送フォーマット組み合わせセット(TFCS)は、コード化された複合搬送チャネル上のTFCのセットとして定義される。
【0018】
例えば:
動的部分
組み合わせ1:DCH1:[20ビット、20ビット]、DCH2:[320ビット、1280ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
組み合わせ2:DCH1:[40ビット、40ビット]、DCH2:[320ビット、1280ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
組み合わせ3:DCH1:[160ビット、160ビット]、DCH2:[320ビット、320ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
準静的部分
DCH1:[10ms、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1]
DCH2:[10ms、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1]
DCH3:[40ms、ターボコーディング、静的速度適合パラメータ=2]
TFCSが対応するTCのTFSによって形成され得る可能性のある全てのTFCが入っている必要がないことは、注意されたい。それは、含まれるRRC110によって許される組み合わせのみである。これにより、コード複合搬送チャネルの全ての搬送チャネルの最大全ビット速度は、適切に設定され得る。搬送フォーマットインジケータ(TFI)は、TFS内の特定の搬送フォーマットに対するインデックスである。搬送ブロックのセットが搬送チャネルの二つの層間で交換される度にMAC130とL1 150との間の相互層通信に用いられる。搬送フォーマット組み合わせインジケータ(TFCI)は、現在のTFCの代表である。TFCIの特定の値と特定のTFCとの間には一対一の対応がある。TFCIは、適切な搬送チャネル140での受信されたデータをデコードする、逆多重化する、および、送達する方法を現在の有効なTFCの受信面に知らせるために用いられる。
【0019】
図2は、図1で示された従来技術の3GPP物理層伝送器100の主コンポーネントを示すブロック図200である。搬送チャネル140、搬送チャネル140に結合された物理層150、および、物理層150に結合された物理チャネル(単数または複数)160が図2で示される。図2で示されるように、物理層150は、CRC取り付けモジュール210、ブロック連接/コードブロックセグメンテーションモジュール215、チャネルコーディングモジュール220、速度適合モジュール225、第1のインターリービングモジュール230、および、搬送チャネル140の各々に関連した無線フレームセグメンテーションモジュール240を含む。また、搬送チャネル多重化モジュール245を含む物理チャネル160、物理チャネルセグメンテーションモジュール250、第2のインターリービングモジュール260、および、物理チャネルマッピング265が図2で示される。
【0020】
動作中に、搬送チャネル140は、データストリームをMAC130から受信して、TTI秒毎にそれを物理層150に与える。以前に詳細に解説されたように、TTIは、10、20、40または80ミリ秒であり得る。図2は、データストリームが拡張され、モジュール化されて、物理チャネル160を通って受信器に伝送される前に受信されたデータストリームについて実施される異なる機能を示す。
【0021】
第1に、CRC計算は、伝送されるべきデータブロックの各々のためにCRC取り付けモジュールによる受信されたデータに実施される。これらのブロックは、次いで、ブロック連接/コードブロックセグメンテーションモジュール215および220を用いてそれぞれ符号化される(ターボ/畳み込みコーディング)。データブロックは、次いで、穿孔することによって適合された速度、または、必要とされるデータ速度を満たすビットを含む繰り返しである。速度が適合されたデータブロックは、次いで、第1のインターリービングモジュール230を用いてインターリーブされ、無線フレームセグメンテーションモジュール240を用いてインターリーブされたデータブロックを10ミリ秒無線フレームに分割するようにさらにセグメンテーションされる。
【0022】
第1のインターリービングモジュール230は、ブロックインターリーバであり、二つの段階の動作で成る。第1の段階において、入力データシーケンスは、行毎に矩形マトリクス内に書き込まれる。第2の段階において、列毎のデータシーケンスを含む書き込まれた矩形マトリクスのオーダが置換される。第2の段階における置換は、相互列置換を含む。以下の例は、第1のインターリービングモジュール230の二つの段階の動作を示す。
【0023】
速度が速度適合モジュール225によって適合した後、速度が適合されたデータブロックのサイズが54ビットである場合、TTIは40ミリ秒に等しく、従って、受信された速度に適合された54ビットのデータブロックに対する列の数「C」は、以下に示された表を用いて決定される。
【0024】
【表1】
上の表を用いると、40ミリ秒のTTIに対する列の数「C」は4である。従って、行の数「R」は、式
K<=R×C(ここで、「K」は速度が適合されたデータブロックのビットの数である)
を用いて最小の整数Rを見出すことによって計算される。
【0025】
上記の式を用いることによって、「R」に対する値14が得られる。
【0026】
データの54ビットを含む、受信された速度が適合されたデータブロックの速度が適合されたデータビットがX0、X1、X2...X53としてインデックスを付けられる場合、第1のインターリービングに対する入力データシーケンスは、以下の表で示されるように、RxC矩形マトリクスに行毎に書き込まれる。以下の表1において影付き部分は、初期化されていない要素に相当する。(RxC)がKより大きいため(56−54=2である)に、最後の行の影付き部分にはデータビットはない。
【0027】
【表2】
第2の段階は、次いで、TTIに応じたパターンに基づく相互列置換を含む。これは、上で示された表で示されたパターン{P(j)}(j=0,1...C−1)(ここで、P(j)は、j番目に置換された列の元の列の位置である)に基づく相互列置換することを含む。第1のインターリービングの出力は、次いで、相互列置換されたR×Cマトリクスから列毎に読み出されたシーケンスであり、入力シーケンスに存在しないビットを削除することによって切り取られる。ビットlの数の削除は、
l=(R×C)−K
として定義される。
【0028】
以下の表2は、インターリービング後の上記の表におけるデータマトリクスを示す。
【0029】
【表3】
有効なデータビットは、表1から列毎に読み出される。インターリービング後のデータビットは、上記の表1で示されるようにX0、X4、X8...X52、X2、X6、X10...X50、X1、X5、X9...X53、X3、X7、X11...X51である。表2の2番目と4番目の列にある最後の要素が有効なデータビットではない、つまり読み出されないことに留意されたい。
【0030】
データブロックが各TTI毎に物理層150に与えられるが、物理層150は、10ミリ秒毎にデータを伝送する必要がある。10、20、40または80ミリ秒のTTIを有する各伝送チャネルは、10ミリ秒の擬似サイズのデータブロック内にセグメンテーションされる。これらのセグメンテーションされたTTI/10ブロック(1、2、4または8)は、ブロックに関するオーダにおいて10ミリ秒毎の多重化に対して物理チャネル(単数または複数)160に出力される。
【0031】
上記で述べたように、Kがインターリーブされたデータブロックにおけるデータの数である場合、および、KがTによって割り切れない場合(ここで、T(「T」はTTI/10に等しい)は、セグメンテーションされたブロック(1、2、4または8)の数である)、充填物ビットは、インターリーブされたデータブロックに加えられる必要がある。この処理は、「無線フレーム平均化」と呼ばれる。加えられた余分なビット数(または、充填物ビットと呼ばれる)は、r=(L×T)−K(ここで、Lは10ミリ秒フレームに相当するセグメンテーションされた無線ブロックに対するビット数である)に等しい。このインターリーブされたデータストリームは、Tデータブロック内にセグメンテーションされる。その結果、第1の(T−r)データブロックはデータのLビットを有し、最後のrデータブロックは、データの(L−1)ビット、および、一つの充填物ビットを有する。
【0032】
図3は、図2で示された従来技術の3GPP物理層の第1のインターリーバ、および、無線フレームセグメンテーションブロックの機能を示す。図3に示されるように、第1のインターリービングモジュール230は、速度適合されたデータブロックのKビットを受信して、速度適合されたデータブロック320の置換されたKビットを出力する。無線フレームセグメンテーションモジュール240は、次いで、データブロック320の置換されたKビットを受信して、それらを10ミリ秒擬似サイズのデータブロック330にセグメンテーションする。図3で示される例の実施形態において、10ミリ秒フレームに相当する各ブロックのデータのLビットを含む4つのブロック(TTI=40ミリ秒)がある。
【0033】
上記されたインターリーバの出力データストリームは、X0、X4、X8...X52、X1、X6、X10...X50、X2、X5、X9...X53、X3、X7、X11...X51である。このデータのストリームは、10ミリ秒無線フレームのデータブロックにセグメンテーションされ、以下に示されるように無線フレームセグメンテーションモジュール240を用いてさらに平均化される。
【0034】
表2において、置換されたデータブロックK=54、T=4、
r=(L×T)−K=2、
ここで、Lは、K<=L×Tを満たす最小の整数であり、L=14である。K、T、rおよびLは、上記されたものと同じ意味を有する。
【0035】
表2において示された入力ブロックサイズが2ビット短いであるので、第1の二つのセグメンテーションされたデータブロックは、データの14ビットを有する。しかし、最後の二つは、データの13ビットを有し、一つの充填物ビットは、以下に示されるような最後の二つのセグメンテーションされたデータブロックの各々に加えられる。
【0036】
従って、無線フレームセグメンテーションモジュール240の出力は、
無線フレーム#1:X0、X4、X8...X48、X52
無線フレーム#2:X2、X6、X10...X50、X1
無線フレーム#3:X5、X9、X13...X53、f
無線フレーム#4:X3、X7、X11...X51、f
ここで、「f」は、充填物ビットである。
【0037】
上記された従来技術において、データストリームは、第1のインターリービングにおけるTTI/10列に分割され、次いで、単一のストリームは、列のように読み出すことによって形成される。再度無線フレームセグメンテーション間で、データは、TTI/10無線セグメンテーションに分割される。また、第1のインターリービング間で、有効ではないデータビットを避けるように決定される必要があり、再び、充填物ビットは、セグメンテーション間に挿入される。従って、任意のゲインなしで、同じ動作が2回行われているように理解され得る。また、動作を2回繰り返すことによって、さらなる処理電力を消費することになることが理解され得る。
【0038】
図2で示されるように、異なる搬送チャネル140からの無線フレームは、次いで、モジュール245を多重化する搬送チャネルを用いて多重化される。多重化された無線フレームは、次いで、物理チャネルセグメンテーションモジュール250、および、第2のインターリーブするモジュール260を用いてインターリーブされた第2のレベルのインターリーブであり、次いで、マッピングされ、かつ、物理チャネルマッピングモジュール265を用いるパイロットおよび電力制御ビットと共に関連する物理チャネル160に出力される。
【0039】
図4は、無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションの従来技術の処理400を示すフローチャートである。この処理は、データビットを含むデータブロックを受信することによってステップ410で開始する。ステップ420は、受信されたデータのビットを用いる矩形アレイを形成することを含む。ステップ430は、形成されたアレイの相互列置換を実施することを含む。ステップ440は、アレイの充填されていないビットの位置を追跡することを含む。ステップ450は、データストリームを形成するために置換されたアレイを読み出すことを含む。ステップ460は、フレームを形成するデータの読み出しストリームをセグメンテーションすることを含む。ステップ470は、アレイの充填されていないビットを充填することによってフレームを平均化することを含む。ステップ480は、データ伝送のために平均化されたフレームを多重化することを含む。上記の従来技術のプロセス400におけるステップ440、450、460および470がコーディングスキームおよびインターリービングスキームの際の複雑さを減少するために一つの動作に組み合わせられ得ることが理解され得る。
【0040】
図5は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器における複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する処理500の一つの例示的な実施形態を示すフローチャートである。図5で示される処理500は、無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックを結び付け、従来技術の処理におけるスキームをコーディングおよびインターリービングする際の複雑さを減少する。この処理は、複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバル内のデータのビットを含むデータブロックを受信することによってステップ510で開始する。搬送時間インターバルは、10、20、40、および/または、80ミリ秒であり得る。別の実施形態において、搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む。これらの実施形態において、一つ以上のフレームは、10ミリ秒の時間インターバルを有する。
【0041】
ステップ520は、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって、所定の数の列を含む矩形アレイ、および、受信されたデータブロックの各々のためのアレイを形成することを含む。さらに、所定の数の列は、可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づいて形成される。他の実施形態において、行の数は、列の数、および、無線フレームサイズに依存している。いくつかの実施形態において、矩形アレイを形成することは、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバルに基づいたルックアップテーブルを用いて所定の数の列を選択することを含む。従って、所定の数の行を計算することは、K<R×Cを満たす最小の整数Rを見つけることである。ここで、Rは行の所定の数、Kはデータブロックにあるデータビットの数、Cは選択された列の所定の数である。
【0042】
ステップ530は、アレイの充填されていない要素に充填ビットを加えることによってアレイの各々の列を平均化することを含む。ステップ540は、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々のための相互列置換を実施することを含む。いくつかの実施形態において、相互列置換を実施することは、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて、形成されたアレイの各々のための相互置換を実施することを含む。
【0043】
ステップ550は、アレイの平均化された列の各々からデータの列毎のビットを読み出すことを含む。いくつかの実施形態において、読み出し列は、10ミリ秒の所定の時間インターバルに対応する。ステップ560は、可変データ速度伝送のために読み出されたデータビットを多重化することを含む。
【0044】
図6は、本発明の教示に従う伝送器のブロック図600である。図6において、受信モジュール610、解析器620、出力モジュール630、メモリ640、および、搬送チャネルマルチプレクサ245が示される。
【0045】
動作中に、受信モジュール610は、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバル内のデータのビットを含むデータブロックを受信する。次いで、受信モジュール610に結合された解析器620は、データブロックの各々に関連したデータのビットで形成されたアレイの要素を充填することによって、所定の数の列を含む矩形アレイ、および、受信されたデータのブロックの各々のためのアレイを形成する。所定の数の列は、可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく。次いで、解析器620は、アレイの充填されていない要素に充填ビットを加えることによってアレイの各々の列を平均化し、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々のための相互列置換を実施する。次いで、解析器620に結合された出力モジュール630は、アレイの平均化された列の各々からデータのビットを列毎に読み出し、データの読み出しビットを出力する。搬送チャネルマルチプレクサモジュール245は、次いで、出力モジュール630からデータのビットを受信し、かつ、可変データ速度伝送のためのデータのビットを多重化する。
【0046】
図5で示される方法500は、図6で示されるように、入力モジュール610、解析器620、出力モジュール630、メモリ640、および、搬送チャネルマルチプレクサモジュール245としてインプリメントされ得る。本発明の様々な局面は、ソフトウェアでインプリメントされ、このソフトウェアは、図7で示される実施形態において、または、任意の他の計算環境において実行し得る。本発明は、特定の目的、または、多くの他の汎用の計算環境において動作可能である。いくつかの計算環境は、コンピュータ読み出し可能媒体に格納されたコードを実行するパーソナルコンピュータ、汎用コンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサ、マイクロプロセッサ、セットトップボックス、プログラム可能コンピュータエレクトロニクス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散コンピュータ等の環境である。本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能な命令として、部分的に、または、全体的にインプリメントされ得る。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施する、または、特定の抽象的なデータタイプをインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。分散計算環境において、プログラムモジュールは、局所的に、または、遠隔格納装置に位置され得る。
【0047】
図7は、図5および6で示されるような、本発明の実施形態をインプリメントする適切な計算システム環境700の例を示す。本発明の様々な局面は、図7で示される環境、または、任意の他の適切な環境にあるソフトウェアにおいてインプリメントされる。本発明は、多くの他の汎用、または、特定の目的の計算環境において動作可能である。いくつかの計算環境は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサ、マイクロプロセッサ、セットトップボックス、プログラム可能コンピュータエレクトロニクス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散コンピュータ等の環境である。本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能命令として部分的に、または、全体的にインプリメントされ得る。プログラムモジュールは、概して、特定のタスクを実行する、または、特定の抽象的なデータタイプをインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。分散された計算環境において、プログラムモジュールは、局所的に、または、遠隔格納デバイスに位置され得る。
【0048】
図7は、コンピュータ710の形式において一般的な計算デバイスを示す。コンピュータ710は、処理ユニット702、メモリ704、取り外し可能格納装置712、取り外し不可能格納装置714を含み得る。メモリ704は、揮発性メモリ706、および、不揮発性メモリ708を含み得る。コンピュータ710は、揮発性メモリ706および不揮発性メモリ708、取り外し可能な格納装置712および取り外し不可能な格納装置714等の様々なコンピュータ読み出し可能媒体を含み得る、または、揮発性メモリ706および不揮発性メモリ708、取り外し可能な格納装置712および取り外し不可能な格納装置714等の様々なコンピュータ読み出し可能媒体を含む計算環境へのアクセスを有し得る。コンピュータ格納装置は、RAM、ROM、EPROMおよびEEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CDROM、デジタル多目的ディスク(DVD)、または、光ディスク格納装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク格納装置、または、他の磁気格納デバイス、または、コンピュータ読み出し可能命令を格納可能な任意の他の媒体を含む。コンピュータ710は、入力716、出力718、および、通信接続720を含む計算環境へのアクセスを含み得る、または、有し得る。コンピュータは、一つ以上の遠隔コンピュータに接続される通信接続を用いてネットワーク化された環境で動作し得る。遠隔コンピュータは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたは他の共通のネットワークノード等を含み得る。通信接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)または他のネットワークを含み得る。
(結論)
上記の発明は、3Gワイヤレスシステムのパフォーマンスが低下することなく、物理層におけるスキームをコーディングおよびインターリービングする際の複雑さ、ならびに、処理電力の要求を減少するための技術を提供する。
【0049】
上の記述は、例示的ではあるが、制限的ではないように意図される。多くの他の実施形態は、当業者に明らかである。従って、本発明の範囲は、権利化されたこのような請求項の均等物の範囲に沿って、上掲の請求項によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の第三世代共同計画(3GPP)無線インタフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図である。
【図2】図2は、図1に示される従来技術の3GPP物理層伝送器の主コンポーネントを含むブロック図である。
【図3】図3は、図2に示される3GPP物理層の従来技術の第1のインターリーバおよび無線フレーム無線セグメンテーションブロックの機能を示すブロック図である。
【図4】図4は、図2に示される従来技術の3GPP物理層の無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションの動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の 連結された無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックの動作の実施形態例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、図5に示された実施形態のコンピュータにインプリメントされたシステムの主コンポーネントを示すブロック図である。
【図7】図7は、図5、6に示されるような、本発明の実施形態をインプリメントする適切な計算システム環境のブロック図である。
(発明の分野)
本発明は、該して、3GPPに準拠する3Gベースステーションおよびモバイルハンドセットの物理層に関し、より詳細には、3GPPに準拠する3Gベースステーションの無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックを連結させることにより必要とされる処理電力を減少させる技術に関する。
【0002】
(背景)
無線通信がより広く受け入れられるにつれて、消費者の要求に適合する様々な種類の無線通信サービスを提供することが望ましい。例えば、無線通信システムを介するファクシミリ、eメール、ビデオ、インターネットアクセス等の支援が考えられている。例えば、二人のユーザ間のビデオ会議は、スピーチとビデオとの両方の支援に関わる。これらの異なるサービスのうちのいくつかは、無線通信システムによって慣習的に供給されているスピーチサービスと比較して比較的高データ速度を必要とし、一方、他のサービスは、可変データ速度サービスを必要とする。このように、将来の無線通信システムは、高データ速度通信、および、可変データ速度通信を支援可能にする必要があることが予期される。現在の3Gワイヤレスシステムは、異なるサービスの質(QoS)を必要とするような様々なアプリケーションを支援する。直接シーケンス符号分割多重接続(DS−CDMA)ベースの3Gシステムは、(2Mbpsまでの)可変データ速度を与える際に、より大きな柔軟性を有する。このことは、マルチメディアおよびインターネットサービスにとって特に重要である。異なるコーディング(coding)およびインターリービングスキームが必要とされたQoSに適合する物理層に採用される。異なるコーディングおよびインターリービングスキームであるために、3Gシステムは、概して、かなり複雑であり、つまり、大きな処理電力を必要とする。インターリービングは、エラー制御コーディングシステムである。このシステムによって、隣接するビットは、異なる距離で伝送されて、また、転送エラー修正コーディング配置を含む。
【0003】
従って、3Gワイヤレスシステムにおける性能が低下せずに、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際に複雑さを減少させる技術、および、必要な処理電力を減少させる技術が要求される。
【0004】
(発明の要旨)
本発明は、可変データ速度伝送を支援する無線伝送システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するための改善された伝送器を提供する。一実施形態において、これは、可変データ速度伝送のための受信データブロックを処理する計算的に効果的な技術を用いることによって達成される。改善された伝送器は、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを受信する。伝送器は、次いで、列が可変データ速度伝送に適するセグメンテーションされた無線フレームサイズに基づくように、受信されたデータのビットを用いて、所定の数の行および列を含む矩形アレイを形成する。伝送器は、次いで、形成された列をインタリーブし、さらに、形成されたアレイの充填されていない要素に充填することによって列を平均化し、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させるようにデータのビットを列毎に読み出す。スキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させることによって、さらに、3Gワイヤレスシステムにおける性能の低下なしに必要な処理電力が減少する。伝送器は、次いで、可変データ速度伝送のために読み出されたデータのビットを多重化する。
【0005】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する方法である。この方法は、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックを受信することによって実施される。次いで、受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって形成される。次いで、形成されたアレイの各々の列は、充填物ビットをアレイの充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々に対して実施され、アレイの平均化された列の各々からデータのビットを列毎に読み出す。
【0006】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器における複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するコンピュータで実行可能な命令を有するコンピュータ読み出し可能な媒体である。この方法に従って、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックが受信され、所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって受信されたデータブロックの各々に対して形成される。次いで、アレイの各々にある列は、充填物ビットをアレイにある充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づいて、形成されたアレイの各々に対して実施され、データのビットをアレイにある平均化された列の各々から列毎に読み出す。
【0007】
本発明の別の局面は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、格納デバイスと、出力デバイスと、方法を繰り返し実施するようにプログラムされたプロセッサとを含む。この方法に従って、複数の搬送チャネルの各々に関連するデータのビットを含むデータブロックは、受信され、所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイは、形成されたアレイにある要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって受信されたデータブロックの各々に対して形成される。次いで、アレイの各々の列は、充填物ビットをアレイの充填されていない要素に加えることによって平均化される。次いで、相互列置換は、ルックアップテーブルに基づいて、形成されたアレイの各々に対して形成され、データのビットをアレイにある平均化された列の各々から列毎に読み出す。
【0008】
本発明の他の局面は、本発明の以下の詳細な説明を読み、かつ、その一部を形成する図面を見ることによって明らかである。
【0009】
(詳細な説明)
本発明は、3Gワイヤレスシステムの性能の低下なしに、物理層のスキームをコーディングかつインターリービングする際の複雑さを減少させる技術、ならびに、処理電力要求を減少させる技術を提供する。これは、計算的に効率の良い処理技術を提供することによって達成される。
【0010】
図1は、主コンポーネントおよびそれらの相互接続を含む従来技術の3GPP無線インタフェースプロトコルアーキテクチャ100を示す。概して、図1は、物理層150が媒体アクセス制御(MAC)130、および、無線リソース制御(RRC)110に内部接続される方法を示す。また、図1は、論理チャネル120、搬送チャネル140、物理チャネル160および物理層150への物理チャネルの内部接続、MAC130、ならびに、RRC110を示す。図1に示される基本的なプロトコルアーキテクチャ100は、モバイルの側面とネットワークの側面との両方に対して同じである。また、RRC110、MAC130、および、物理層150は、それぞれ、層3(L3)、層2(L2)、および、層1(L1)に関する。RRC110は、論理および搬送チャネルの動作を定義することによって物理層150の挙動を制御する。動作中に、RRC110は、論理チャネル120を介してMAC130と通信し、MAC130は、搬送チャネル140を介して物理層150と通信する。MAC130と物理層150との間で交換された基本ユニットは、「搬送ブロック(TB)」である。一つ以上の搬送ブロックが搬送チャネル140を用いて同時にMAC130と物理層150との間で交換されるとき、これは、「搬送ブロックセット(TBS)」と呼ばれる。搬送ブロックサイズは、TBにあるビットの数として定義される。搬送ブロックサイズは、常に、所与のTBS内に固定される。つまり、TBS内の全てのTBは、等しいサイズである。
【0011】
概して、放送チャネルのような搬送チャネル140は、例えば、プロトコルアーキテクチャ100がアクセスしている、電話の呼出、または、インターネットの閲覧等のサービスの種類に基づいて構成される。動作中に、電話で呼出された場合、RRC110は、専用チャネルを構成して、MAC130は、この専用チャネルを介して物理層150と通信する。
【0012】
搬送チャネル140の各々は、搬送フォーマット(TF)を有する。これは、概して、搬送チャネルの搬送時間インターバル(TTI)間にTBSの送達のために物理層150によってMAC130に(その逆においても)与えられたフォーマットである。TFは、基本的に、RRC110によって与えられた搬送チャネル140の各々のための構造である。TFは、どんな種類の動作がどのチャネルで実施され得るか、といった情報を含むパケットのようなものである。搬送チャネルが構成される前に、TFの情報は、RRC110によって物理層150に送られる。従って、物理層150は、どんな動作がどのチャネルで実施され得るかを早めに知る。TFは、一つの搬送チャネルに特定である。
【0013】
TTIは、TBSの相互到着時間として定義され、TBSが無線インタフェースで物理層150によって転送される周期に等しい。これは、常に、複数の最小インターリービング期間(例えば、一つの無線フレームの長さとして10、20、40、および、80ミリ秒)である。MAC130は、一つのTBSをTTI毎に物理層150に送達する。TFは、二つの部分を含む。一つは、動的部分であり、他方は、準静的部分である。RRC110は、10、20、40または80ミリ秒でMAC130からデータを受信するように搬送チャネルの各々を構成する。各搬送チャネルは、自身のTTIを有し得る。物理層150は、各10ミリ秒毎(一フレーム)に搬送チャンネル140の各々からデータを受信する。
【0014】
動的部分の属性は、
−搬送ブロックサイズ
−搬送ブロックセットサイズ(TBSS)。TBSSは、TBS中のビット数として定義される。
【0015】
準静的部分の属性は、
−TTI(10、20、40または80ミリ秒)
−適用するエラー保護スキーム
−エラー保護の種類(ターボコード、畳み込みコード、または、無チャンネルコーディング)
−コーディング速度(1/2、または、1/3)
−静的速度適合パラメータ
−穿孔限界(Puncturing limit)(FDD:アップリンクのみに対する)
−サイクル冗長性チェック(CRC)のサイズ(0、8、12、16、または、24ビット)
例えば、動的部分は、それぞれTBSize、TBSSである320ビット、640ビットを含み得る。準静的部分は、それぞれ、TTI、エラー保護の種類、および、CRCのビットサイズである10ミリ秒、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1、16ビットを含む。
【0016】
物理層150は、一つまたはいくつかの搬送チャネル140を多重化し、搬送チャネルの各々に対して、適用可能な搬送フォーマット(搬送フォーマットセット)のリストが存在する。しかしながら、所与の時間において、全ての組み合わせが物理層150に提出され得るわけではなく、サブセットのみが搬送フォーマット組み合わせ(TFC)に関する。これは、コード化された複合搬送チャネルでの転送のための物理層150に同時に提出され得る現在有効なTFの認可された組み合わせとして定義される。
【0017】
例えば、
動的部分 準静的部分
DCH1:[20ビット、20ビット] [10ms、畳み込みコーディング、静的速度適合パラメータ=3]
DCH2:[320ビット、1280ビット] [10ms、畳み込みコーディング、静的速度適合パラメータ=3]
DCH3:[320ビット、320ビット] [40ms、ターボコーディング、静的速度適合パラメータ=2]
搬送フォーマット組み合わせセット(TFCS)は、コード化された複合搬送チャネル上のTFCのセットとして定義される。
【0018】
例えば:
動的部分
組み合わせ1:DCH1:[20ビット、20ビット]、DCH2:[320ビット、1280ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
組み合わせ2:DCH1:[40ビット、40ビット]、DCH2:[320ビット、1280ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
組み合わせ3:DCH1:[160ビット、160ビット]、DCH2:[320ビット、320ビット]、DCH3:[320ビット、320ビット]
準静的部分
DCH1:[10ms、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1]
DCH2:[10ms、畳み込みコーディングのみ、静的速度適合パラメータ=1]
DCH3:[40ms、ターボコーディング、静的速度適合パラメータ=2]
TFCSが対応するTCのTFSによって形成され得る可能性のある全てのTFCが入っている必要がないことは、注意されたい。それは、含まれるRRC110によって許される組み合わせのみである。これにより、コード複合搬送チャネルの全ての搬送チャネルの最大全ビット速度は、適切に設定され得る。搬送フォーマットインジケータ(TFI)は、TFS内の特定の搬送フォーマットに対するインデックスである。搬送ブロックのセットが搬送チャネルの二つの層間で交換される度にMAC130とL1 150との間の相互層通信に用いられる。搬送フォーマット組み合わせインジケータ(TFCI)は、現在のTFCの代表である。TFCIの特定の値と特定のTFCとの間には一対一の対応がある。TFCIは、適切な搬送チャネル140での受信されたデータをデコードする、逆多重化する、および、送達する方法を現在の有効なTFCの受信面に知らせるために用いられる。
【0019】
図2は、図1で示された従来技術の3GPP物理層伝送器100の主コンポーネントを示すブロック図200である。搬送チャネル140、搬送チャネル140に結合された物理層150、および、物理層150に結合された物理チャネル(単数または複数)160が図2で示される。図2で示されるように、物理層150は、CRC取り付けモジュール210、ブロック連接/コードブロックセグメンテーションモジュール215、チャネルコーディングモジュール220、速度適合モジュール225、第1のインターリービングモジュール230、および、搬送チャネル140の各々に関連した無線フレームセグメンテーションモジュール240を含む。また、搬送チャネル多重化モジュール245を含む物理チャネル160、物理チャネルセグメンテーションモジュール250、第2のインターリービングモジュール260、および、物理チャネルマッピング265が図2で示される。
【0020】
動作中に、搬送チャネル140は、データストリームをMAC130から受信して、TTI秒毎にそれを物理層150に与える。以前に詳細に解説されたように、TTIは、10、20、40または80ミリ秒であり得る。図2は、データストリームが拡張され、モジュール化されて、物理チャネル160を通って受信器に伝送される前に受信されたデータストリームについて実施される異なる機能を示す。
【0021】
第1に、CRC計算は、伝送されるべきデータブロックの各々のためにCRC取り付けモジュールによる受信されたデータに実施される。これらのブロックは、次いで、ブロック連接/コードブロックセグメンテーションモジュール215および220を用いてそれぞれ符号化される(ターボ/畳み込みコーディング)。データブロックは、次いで、穿孔することによって適合された速度、または、必要とされるデータ速度を満たすビットを含む繰り返しである。速度が適合されたデータブロックは、次いで、第1のインターリービングモジュール230を用いてインターリーブされ、無線フレームセグメンテーションモジュール240を用いてインターリーブされたデータブロックを10ミリ秒無線フレームに分割するようにさらにセグメンテーションされる。
【0022】
第1のインターリービングモジュール230は、ブロックインターリーバであり、二つの段階の動作で成る。第1の段階において、入力データシーケンスは、行毎に矩形マトリクス内に書き込まれる。第2の段階において、列毎のデータシーケンスを含む書き込まれた矩形マトリクスのオーダが置換される。第2の段階における置換は、相互列置換を含む。以下の例は、第1のインターリービングモジュール230の二つの段階の動作を示す。
【0023】
速度が速度適合モジュール225によって適合した後、速度が適合されたデータブロックのサイズが54ビットである場合、TTIは40ミリ秒に等しく、従って、受信された速度に適合された54ビットのデータブロックに対する列の数「C」は、以下に示された表を用いて決定される。
【0024】
【表1】
上の表を用いると、40ミリ秒のTTIに対する列の数「C」は4である。従って、行の数「R」は、式
K<=R×C(ここで、「K」は速度が適合されたデータブロックのビットの数である)
を用いて最小の整数Rを見出すことによって計算される。
【0025】
上記の式を用いることによって、「R」に対する値14が得られる。
【0026】
データの54ビットを含む、受信された速度が適合されたデータブロックの速度が適合されたデータビットがX0、X1、X2...X53としてインデックスを付けられる場合、第1のインターリービングに対する入力データシーケンスは、以下の表で示されるように、RxC矩形マトリクスに行毎に書き込まれる。以下の表1において影付き部分は、初期化されていない要素に相当する。(RxC)がKより大きいため(56−54=2である)に、最後の行の影付き部分にはデータビットはない。
【0027】
【表2】
第2の段階は、次いで、TTIに応じたパターンに基づく相互列置換を含む。これは、上で示された表で示されたパターン{P(j)}(j=0,1...C−1)(ここで、P(j)は、j番目に置換された列の元の列の位置である)に基づく相互列置換することを含む。第1のインターリービングの出力は、次いで、相互列置換されたR×Cマトリクスから列毎に読み出されたシーケンスであり、入力シーケンスに存在しないビットを削除することによって切り取られる。ビットlの数の削除は、
l=(R×C)−K
として定義される。
【0028】
以下の表2は、インターリービング後の上記の表におけるデータマトリクスを示す。
【0029】
【表3】
有効なデータビットは、表1から列毎に読み出される。インターリービング後のデータビットは、上記の表1で示されるようにX0、X4、X8...X52、X2、X6、X10...X50、X1、X5、X9...X53、X3、X7、X11...X51である。表2の2番目と4番目の列にある最後の要素が有効なデータビットではない、つまり読み出されないことに留意されたい。
【0030】
データブロックが各TTI毎に物理層150に与えられるが、物理層150は、10ミリ秒毎にデータを伝送する必要がある。10、20、40または80ミリ秒のTTIを有する各伝送チャネルは、10ミリ秒の擬似サイズのデータブロック内にセグメンテーションされる。これらのセグメンテーションされたTTI/10ブロック(1、2、4または8)は、ブロックに関するオーダにおいて10ミリ秒毎の多重化に対して物理チャネル(単数または複数)160に出力される。
【0031】
上記で述べたように、Kがインターリーブされたデータブロックにおけるデータの数である場合、および、KがTによって割り切れない場合(ここで、T(「T」はTTI/10に等しい)は、セグメンテーションされたブロック(1、2、4または8)の数である)、充填物ビットは、インターリーブされたデータブロックに加えられる必要がある。この処理は、「無線フレーム平均化」と呼ばれる。加えられた余分なビット数(または、充填物ビットと呼ばれる)は、r=(L×T)−K(ここで、Lは10ミリ秒フレームに相当するセグメンテーションされた無線ブロックに対するビット数である)に等しい。このインターリーブされたデータストリームは、Tデータブロック内にセグメンテーションされる。その結果、第1の(T−r)データブロックはデータのLビットを有し、最後のrデータブロックは、データの(L−1)ビット、および、一つの充填物ビットを有する。
【0032】
図3は、図2で示された従来技術の3GPP物理層の第1のインターリーバ、および、無線フレームセグメンテーションブロックの機能を示す。図3に示されるように、第1のインターリービングモジュール230は、速度適合されたデータブロックのKビットを受信して、速度適合されたデータブロック320の置換されたKビットを出力する。無線フレームセグメンテーションモジュール240は、次いで、データブロック320の置換されたKビットを受信して、それらを10ミリ秒擬似サイズのデータブロック330にセグメンテーションする。図3で示される例の実施形態において、10ミリ秒フレームに相当する各ブロックのデータのLビットを含む4つのブロック(TTI=40ミリ秒)がある。
【0033】
上記されたインターリーバの出力データストリームは、X0、X4、X8...X52、X1、X6、X10...X50、X2、X5、X9...X53、X3、X7、X11...X51である。このデータのストリームは、10ミリ秒無線フレームのデータブロックにセグメンテーションされ、以下に示されるように無線フレームセグメンテーションモジュール240を用いてさらに平均化される。
【0034】
表2において、置換されたデータブロックK=54、T=4、
r=(L×T)−K=2、
ここで、Lは、K<=L×Tを満たす最小の整数であり、L=14である。K、T、rおよびLは、上記されたものと同じ意味を有する。
【0035】
表2において示された入力ブロックサイズが2ビット短いであるので、第1の二つのセグメンテーションされたデータブロックは、データの14ビットを有する。しかし、最後の二つは、データの13ビットを有し、一つの充填物ビットは、以下に示されるような最後の二つのセグメンテーションされたデータブロックの各々に加えられる。
【0036】
従って、無線フレームセグメンテーションモジュール240の出力は、
無線フレーム#1:X0、X4、X8...X48、X52
無線フレーム#2:X2、X6、X10...X50、X1
無線フレーム#3:X5、X9、X13...X53、f
無線フレーム#4:X3、X7、X11...X51、f
ここで、「f」は、充填物ビットである。
【0037】
上記された従来技術において、データストリームは、第1のインターリービングにおけるTTI/10列に分割され、次いで、単一のストリームは、列のように読み出すことによって形成される。再度無線フレームセグメンテーション間で、データは、TTI/10無線セグメンテーションに分割される。また、第1のインターリービング間で、有効ではないデータビットを避けるように決定される必要があり、再び、充填物ビットは、セグメンテーション間に挿入される。従って、任意のゲインなしで、同じ動作が2回行われているように理解され得る。また、動作を2回繰り返すことによって、さらなる処理電力を消費することになることが理解され得る。
【0038】
図2で示されるように、異なる搬送チャネル140からの無線フレームは、次いで、モジュール245を多重化する搬送チャネルを用いて多重化される。多重化された無線フレームは、次いで、物理チャネルセグメンテーションモジュール250、および、第2のインターリーブするモジュール260を用いてインターリーブされた第2のレベルのインターリーブであり、次いで、マッピングされ、かつ、物理チャネルマッピングモジュール265を用いるパイロットおよび電力制御ビットと共に関連する物理チャネル160に出力される。
【0039】
図4は、無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションの従来技術の処理400を示すフローチャートである。この処理は、データビットを含むデータブロックを受信することによってステップ410で開始する。ステップ420は、受信されたデータのビットを用いる矩形アレイを形成することを含む。ステップ430は、形成されたアレイの相互列置換を実施することを含む。ステップ440は、アレイの充填されていないビットの位置を追跡することを含む。ステップ450は、データストリームを形成するために置換されたアレイを読み出すことを含む。ステップ460は、フレームを形成するデータの読み出しストリームをセグメンテーションすることを含む。ステップ470は、アレイの充填されていないビットを充填することによってフレームを平均化することを含む。ステップ480は、データ伝送のために平均化されたフレームを多重化することを含む。上記の従来技術のプロセス400におけるステップ440、450、460および470がコーディングスキームおよびインターリービングスキームの際の複雑さを減少するために一つの動作に組み合わせられ得ることが理解され得る。
【0040】
図5は、可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器における複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する処理500の一つの例示的な実施形態を示すフローチャートである。図5で示される処理500は、無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックを結び付け、従来技術の処理におけるスキームをコーディングおよびインターリービングする際の複雑さを減少する。この処理は、複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバル内のデータのビットを含むデータブロックを受信することによってステップ510で開始する。搬送時間インターバルは、10、20、40、および/または、80ミリ秒であり得る。別の実施形態において、搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む。これらの実施形態において、一つ以上のフレームは、10ミリ秒の時間インターバルを有する。
【0041】
ステップ520は、形成されたアレイの要素をデータブロックの各々に関連するデータのビットで充填することによって、所定の数の列を含む矩形アレイ、および、受信されたデータブロックの各々のためのアレイを形成することを含む。さらに、所定の数の列は、可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づいて形成される。他の実施形態において、行の数は、列の数、および、無線フレームサイズに依存している。いくつかの実施形態において、矩形アレイを形成することは、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバルに基づいたルックアップテーブルを用いて所定の数の列を選択することを含む。従って、所定の数の行を計算することは、K<R×Cを満たす最小の整数Rを見つけることである。ここで、Rは行の所定の数、Kはデータブロックにあるデータビットの数、Cは選択された列の所定の数である。
【0042】
ステップ530は、アレイの充填されていない要素に充填ビットを加えることによってアレイの各々の列を平均化することを含む。ステップ540は、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々のための相互列置換を実施することを含む。いくつかの実施形態において、相互列置換を実施することは、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて、形成されたアレイの各々のための相互置換を実施することを含む。
【0043】
ステップ550は、アレイの平均化された列の各々からデータの列毎のビットを読み出すことを含む。いくつかの実施形態において、読み出し列は、10ミリ秒の所定の時間インターバルに対応する。ステップ560は、可変データ速度伝送のために読み出されたデータビットを多重化することを含む。
【0044】
図6は、本発明の教示に従う伝送器のブロック図600である。図6において、受信モジュール610、解析器620、出力モジュール630、メモリ640、および、搬送チャネルマルチプレクサ245が示される。
【0045】
動作中に、受信モジュール610は、複数の搬送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバル内のデータのビットを含むデータブロックを受信する。次いで、受信モジュール610に結合された解析器620は、データブロックの各々に関連したデータのビットで形成されたアレイの要素を充填することによって、所定の数の列を含む矩形アレイ、および、受信されたデータのブロックの各々のためのアレイを形成する。所定の数の列は、可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく。次いで、解析器620は、アレイの充填されていない要素に充填ビットを加えることによってアレイの各々の列を平均化し、ルックアップテーブルに基づく形成されたアレイの各々のための相互列置換を実施する。次いで、解析器620に結合された出力モジュール630は、アレイの平均化された列の各々からデータのビットを列毎に読み出し、データの読み出しビットを出力する。搬送チャネルマルチプレクサモジュール245は、次いで、出力モジュール630からデータのビットを受信し、かつ、可変データ速度伝送のためのデータのビットを多重化する。
【0046】
図5で示される方法500は、図6で示されるように、入力モジュール610、解析器620、出力モジュール630、メモリ640、および、搬送チャネルマルチプレクサモジュール245としてインプリメントされ得る。本発明の様々な局面は、ソフトウェアでインプリメントされ、このソフトウェアは、図7で示される実施形態において、または、任意の他の計算環境において実行し得る。本発明は、特定の目的、または、多くの他の汎用の計算環境において動作可能である。いくつかの計算環境は、コンピュータ読み出し可能媒体に格納されたコードを実行するパーソナルコンピュータ、汎用コンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサ、マイクロプロセッサ、セットトップボックス、プログラム可能コンピュータエレクトロニクス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散コンピュータ等の環境である。本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能な命令として、部分的に、または、全体的にインプリメントされ得る。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施する、または、特定の抽象的なデータタイプをインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。分散計算環境において、プログラムモジュールは、局所的に、または、遠隔格納装置に位置され得る。
【0047】
図7は、図5および6で示されるような、本発明の実施形態をインプリメントする適切な計算システム環境700の例を示す。本発明の様々な局面は、図7で示される環境、または、任意の他の適切な環境にあるソフトウェアにおいてインプリメントされる。本発明は、多くの他の汎用、または、特定の目的の計算環境において動作可能である。いくつかの計算環境は、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、ラップトップデバイス、マルチプロセッサ、マイクロプロセッサ、セットトップボックス、プログラム可能コンピュータエレクトロニクス、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、分散コンピュータ等の環境である。本発明は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータ実行可能命令として部分的に、または、全体的にインプリメントされ得る。プログラムモジュールは、概して、特定のタスクを実行する、または、特定の抽象的なデータタイプをインプリメントするルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。分散された計算環境において、プログラムモジュールは、局所的に、または、遠隔格納デバイスに位置され得る。
【0048】
図7は、コンピュータ710の形式において一般的な計算デバイスを示す。コンピュータ710は、処理ユニット702、メモリ704、取り外し可能格納装置712、取り外し不可能格納装置714を含み得る。メモリ704は、揮発性メモリ706、および、不揮発性メモリ708を含み得る。コンピュータ710は、揮発性メモリ706および不揮発性メモリ708、取り外し可能な格納装置712および取り外し不可能な格納装置714等の様々なコンピュータ読み出し可能媒体を含み得る、または、揮発性メモリ706および不揮発性メモリ708、取り外し可能な格納装置712および取り外し不可能な格納装置714等の様々なコンピュータ読み出し可能媒体を含む計算環境へのアクセスを有し得る。コンピュータ格納装置は、RAM、ROM、EPROMおよびEEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CDROM、デジタル多目的ディスク(DVD)、または、光ディスク格納装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク格納装置、または、他の磁気格納デバイス、または、コンピュータ読み出し可能命令を格納可能な任意の他の媒体を含む。コンピュータ710は、入力716、出力718、および、通信接続720を含む計算環境へのアクセスを含み得る、または、有し得る。コンピュータは、一つ以上の遠隔コンピュータに接続される通信接続を用いてネットワーク化された環境で動作し得る。遠隔コンピュータは、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたは他の共通のネットワークノード等を含み得る。通信接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)または他のネットワークを含み得る。
(結論)
上記の発明は、3Gワイヤレスシステムのパフォーマンスが低下することなく、物理層におけるスキームをコーディングおよびインターリービングする際の複雑さ、ならびに、処理電力の要求を減少するための技術を提供する。
【0049】
上の記述は、例示的ではあるが、制限的ではないように意図される。多くの他の実施形態は、当業者に明らかである。従って、本発明の範囲は、権利化されたこのような請求項の均等物の範囲に沿って、上掲の請求項によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術の第三世代共同計画(3GPP)無線インタフェースプロトコルアーキテクチャのブロック図である。
【図2】図2は、図1に示される従来技術の3GPP物理層伝送器の主コンポーネントを含むブロック図である。
【図3】図3は、図2に示される3GPP物理層の従来技術の第1のインターリーバおよび無線フレーム無線セグメンテーションブロックの機能を示すブロック図である。
【図4】図4は、図2に示される従来技術の3GPP物理層の無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションの動作を示すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の 連結された無線フレーム平均化、インターリービング、および、フレームセグメンテーションブロックの動作の実施形態例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、図5に示された実施形態のコンピュータにインプリメントされたシステムの主コンポーネントを示すブロック図である。
【図7】図7は、図5、6に示されるような、本発明の実施形態をインプリメントする適切な計算システム環境のブロック図である。
Claims (36)
- 可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するために改善された方法であって、
該複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバル内に、該データのビットを含む該データブロックを受信するステップと、
形成されたアレイの要素に該データブロックの各々に関連する該データのビットを充填することによって、該受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイを形成するステップであって、該所定の数の列の各々は、該可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく、ステップと、
充填物ビットを該形成されたアレイの充填されていない要素に加えることによって、該アレイの各々における該列を平均化するステップと、
ルックアップテーブルに基づく該アレイの該平均化された列の各々に対して相互列置換を実施するステップと、
データのビットを該アレイ列の該置換された列の各々から列毎に読み出すステップと、
該可変データ速度伝送に対する該読み出されたデータのビットを多重化するステップと
を包含する、方法。 - 前記搬送時間インターバルは、10、20、40および80ミリ秒からなる群から選択される時間インターバルである、請求項1に記載の方法。
- 前記受信されたデータブロックの各々に対して前記所定の数の列およびアレイを含む前記矩形アレイを形成するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて該所定の数の列を選択するステップと、
前記所定の行の数を計算して、K<=R×Cとなるような最小の整数Rを見出すステップであって、Rは前記所定の列の数、Kは前記データブロックにおけるデータビット数、および、Cは前記選択された所定の列の数である、ステップと をさらに包含する、請求項1に記載の方法。 - 前記相互列置換を実施するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて前記形成されたアレイの各々に対して前記相互列置換を実施するステップを包含する、請求項3に記載の方法。 - 前記読み出された列の各々は、10ミリ秒の前記所定の時間インターバルに対応する、請求項4に記載の方法。
- 前記搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記一つ以上のフレームの各々は、10ミリ秒の時間インターバルを有する、請求項6に記載の方法。
- 可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する改善された方法のためのコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読み出し可能媒体であって、
該複数の搬送チャネルの各々と関連する搬送時間インターバル内に、該データのビットを含む該データブロックを受信するステップと、
形成されたアレイの要素に該データブロックの各々に関連する該データのビットを充填することによって、該受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイを形成するステップであって、該所定の数の列の各々は、該可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく、ステップと、
充填物ビットを該アレイの充填されていない要素に加えることによって、該アレイの各々に該列を平均化するステップと、
ルックアップテーブルに基づく該アレイの該平均化された列の各々に対して相互列置換を実施するステップと、
該アレイの該置換された列の各々からデータのビットを列毎に読み出すステップと、
該可変データ速度伝送に対する該読み出されたデータのビットを多重化するステップと
を包含する、コンピュータ読み出し可能媒体。 - 前記搬送時間インターバルは、10、20、40および80ミリ秒からなる群から選択された時間インターバルである、請求項8に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
- 前記受信されたデータブロックの各々に対して前記所定の数の列およびアレイを含む前記矩形アレイを形成するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて該所定の数の列を選択するステップと、
前記所定の行の数を計算して、K<=R×Cとなるような最小の整数Rを見出すステップであって、Rは前記所定の列の数、Kは前記データブロックにおけるデータビット数、および、Cは前記選択された所定の列の数である、ステップと をさらに包含する、請求項8に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。 - 前記相互列置換を実施するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて前記形成されたアレイの各々に対して前記相互列置換を実施するステップを包含する、請求項10に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。 - 前記読み出された列の各々は、10ミリ秒の前記所定の時間インターバルに対応する、請求項11に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
- 前記搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む、請求項8に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
- 前記一つ以上のフレームの各々は、10ミリ秒の時間インターバルを有する、請求項13に記載のコンピュータ読み出し可能媒体。
- 可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理する改善された方法のためのコンピュータシステムであって、
格納デバイスと、
出力デバイスと、
方法を繰り返し実行するようにプログラムされたプロセッサであって、該方法は、
該複数の搬送チャネルの各々と関連する搬送時間インターバル内に、該データのビットを含む該データブロックを受信するステップと、
形成されたアレイの要素に該データブロックの各々に関連する該データのビットを充填することによって、該受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列および行を含む矩形アレイを形成するステップであって、該所定の数の列の各々は、該可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく、ステップと、
充填物ビットを該アレイの充填されていない要素に加えることによって、該アレイの各々に該列を平均化するステップと、
ルックアップテーブルに基づくアレイの該平均化された列の各々に対して相互列置換を実施するステップと、
該アレイの該置換された列の各々からデータのビットを列毎に読み出すステップと、
該可変データ速度伝送に対する該読み出されたデータのビットを多重化するステップとを包含する、プロセッサと
を含む、コンピュータシステム。 - 前記搬送時間インターバルは、10、20、40および80ミリ秒からなる群から選択された時間インターバルである、請求項15に記載のシステム。
- 前記受信されたデータブロックの各々に対して前記所定の数の列およびアレイを含む前記矩形アレイを形成するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて該所定の数の列を選択するステップと、
前記所定の行の数を計算して、K<=R×Cとなるような最小の整数Rを見つけるステップであって、Rは前記所定の列の数、Kは前記データブロックにおけるデータビット数、および、Cは前記選択された所定の列の数である、ステップと
をさらに包含する、請求項15に記載のシステム。 - 前記相互列置換を実施するステップは、
前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて前記形成されたアレイの各々に対して前記相互列置換を実施するステップを包含する、請求項17に記載のシステム。 - 前記読み出された列の各々は、10ミリ秒の前記所定の時間インターバルに対応する、請求項18に記載のシステム。
- 前記搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む、請求項14に記載のシステム。
- 前記一つ以上のフレームの各々は、10ミリ秒の時間インターバルを有する、請求項20に記載のシステム。
- 可変データ速度伝送を支援する無線通信システムの伝送において、複数の搬送チャネルからのデータのビットを含むデータブロックを処理するために改善された伝送器であって、
該複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバル内に、該データのビットを含む該データブロックを受信する受信モジュールと、
該データブロックを受信し、かつ、形成されたアレイの要素に該データブロックの各々に関連する該データのビットを充填することによって、該受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイを形成する該受信モジュールに結合された解析器であって、充填物ビットを該形成されたアレイの充填されていない要素に加えることによって、該アレイの各々に該列を平均化し、ルックアップテーブルに基づく該形成されたアレイの各々に対して相互列置換をさらに実施する、解析器と、
該配置されたアレイを受信し、かつ、該アレイの該置換された列の各々からデータのビットを列毎に読み出す該解析器に結合された出力モジュールと、
該可変データ速度伝送に対する該読み出されたデータのビットを多重化するために該出力モジュールに結合された搬送チャネル多重化モジュールと
を含む、伝送器。 - 前記ルックアップテーブルを格納するメモリをさらに含む、請求項22に記載の伝送器。
- 前記所定の数の列は、前記可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルに基づく、請求項22に記載の伝送器。
- 前記搬送時間インターバルは、10、20、40および80ミリ秒からなる群から選択された時間インターバルである、請求項22に記載の伝送器。
- 前記解析器は、前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて該所定の数の列を選択することによって、かつ、さらに、前記所定の行の数を計算して、K<=R×C(ここで、Rは前記所定の列の数、Kは前記データブロックにおけるデータビット数、および、Cは前記選択された所定の列の数)となるような最小の整数Rを見つけることによって前記矩形アレイを形成する、請求項22に記載の伝送器。
- 前記解析器は、前記複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバルに基づくルックアップテーブルを用いて前記形成されたアレイの各々に対して前記相互列置換を実施する、請求項26に記載の伝送器。
- 前記読み出された列の各々は、10ミリ秒の前記所定の時間インターバルに対応する、請求項27に記載の伝送器。
- 前記搬送時間インターバルは、一つ以上のセグメンテーションされた無線フレームを含む、請求項22に記載の伝送器。
- 前記一つ以上のフレームの各々は、10ミリ秒の時間インターバルを有する、請求項29に記載の伝送器。
- 無線通信システムの伝送器において、複数の搬送チャネルからのデータブロックを処理する方法であって、
該複数の搬送チャネルの各々に関連する搬送時間インターバル内に、該データのビットを含む該データブロックを受信するステップと、
該データブロックの各々に関連する該データのビットを形成されたアレイの要素に充填することによって、該受信されたデータブロックの各々のための所定の数の列およびアレイを含む矩形アレイを形成するステップであって、該所定の数の列の各々は、該可変データ速度伝送に適したセグメンテーションされた無線フレームサイズに基づく、ステップと、
充填物ビットを該形成されたアレイの充填されていない要素に加えることによって、該アレイの各々に該列を平均化するステップと、
該アレイの該平均化された列の各々に対して相互列置換を実施するステップと、
該可変データ速度伝送に対する該置換された列を多重化するステップと
を包含する、方法。 - 前記可変データ速度伝送に適した、セグメンテーションされた無線フレームサイズは、前記可変データ速度伝送に適した搬送時間インターバルを含む、請求項31に記載の方法。
- 前記相互列置換を実施するステップは、前記ルックアップテーブルに基づいたアレイの前記平均化された列の各々のために該相互列置換を実施するステップを包含する、請求項32に記載の方法。
- 前記ルックアップテーブルは、前記複数の伝送チャネルの各々に関連した搬送時間インターバルに基づく、請求項33に記載の方法。
- 前記置換された列からの前記データを多重化するステップは、
前記アレイの前記置換された列の各々からデータのビットを列毎に読み出すステップと、
前記可変データ速度伝送のために該読み出されたデータのビットを多重化するステップと
をさらに包含する、請求項32に記載の方法。 - 前記読み出された列の各々は、10ミリ秒の前記所定の時間インターバルに対応する、前記所定の請求項35に記載の方法。
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