JP2001196779A - ヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents
ヒートシンク及びその製造方法Info
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- JP2001196779A JP2001196779A JP2000002514A JP2000002514A JP2001196779A JP 2001196779 A JP2001196779 A JP 2001196779A JP 2000002514 A JP2000002514 A JP 2000002514A JP 2000002514 A JP2000002514 A JP 2000002514A JP 2001196779 A JP2001196779 A JP 2001196779A
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱媒体の熱と外気との間における熱交換を行
って、熱風から熱流体を、又は熱流体から熱風を、又は
冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風を、取出すこと
ができる、ヒートシンクを提供すること。 【解決手段】 薄肉部52,53、リブ54、及び厚肉
部51を有する押出形材5,6,7が、リブ54を介し
て厚み方向に且つ厚肉部51を揃えて複数個重ね合わさ
れると共に、隙間8にはんだ10が密に充填されること
により相互に接合されて一体となっており、接合された
厚肉部51によりベースプレート2が構成され、その他
の部分によりフィン3が構成されており、押出形材6,
7が、それぞれの厚肉部51に、重ね合わせた際に、厚
み方向に対して直角な且つリブ54に対して平行な方向
に延びた貫通孔を構成する凹部を有しており、上記貫通
孔に、熱媒体を流通させるパイプ4が嵌挿されているこ
とを特徴とする。
って、熱風から熱流体を、又は熱流体から熱風を、又は
冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風を、取出すこと
ができる、ヒートシンクを提供すること。 【解決手段】 薄肉部52,53、リブ54、及び厚肉
部51を有する押出形材5,6,7が、リブ54を介し
て厚み方向に且つ厚肉部51を揃えて複数個重ね合わさ
れると共に、隙間8にはんだ10が密に充填されること
により相互に接合されて一体となっており、接合された
厚肉部51によりベースプレート2が構成され、その他
の部分によりフィン3が構成されており、押出形材6,
7が、それぞれの厚肉部51に、重ね合わせた際に、厚
み方向に対して直角な且つリブ54に対して平行な方向
に延びた貫通孔を構成する凹部を有しており、上記貫通
孔に、熱媒体を流通させるパイプ4が嵌挿されているこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱媒体の熱と外気
との間における熱交換を行うヒートシンク、及び該ヒー
トシンクの製造方法に関するものである。
との間における熱交換を行うヒートシンク、及び該ヒー
トシンクの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部にヒートパイプを設けてなるヒート
シンクとしては、特開平10−224068号公報及び
特開平11−145354号公報に示されたものが知ら
れている。前者では、多数の板状の放熱フィンと一体と
なっているベースプレートに相当する胴体に、ヒートパ
イプ挿入孔を貫通させて設け、該挿入孔に、両端が閉じ
たヒートパイプを挿入している。後者では、厚み方向に
貫通孔を有する板状の押出形材を厚み方向に多数重ね合
わせて一体に接合し、連続した上記貫通孔により構成さ
れた長い貫通孔に、両端が閉じたヒートパイプを挿入し
ている。
シンクとしては、特開平10−224068号公報及び
特開平11−145354号公報に示されたものが知ら
れている。前者では、多数の板状の放熱フィンと一体と
なっているベースプレートに相当する胴体に、ヒートパ
イプ挿入孔を貫通させて設け、該挿入孔に、両端が閉じ
たヒートパイプを挿入している。後者では、厚み方向に
貫通孔を有する板状の押出形材を厚み方向に多数重ね合
わせて一体に接合し、連続した上記貫通孔により構成さ
れた長い貫通孔に、両端が閉じたヒートパイプを挿入し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の構造では、ヒートパイプ挿入孔として長孔を掘削し
て形成しなければならないので、生産コストが高くなっ
てしまう。また、上記前者及び上記後者の構造では、両
端が閉じたヒートパイプを用いているため、ヒートパイ
プ中の作動液の交換ができず、冷却器としての使用しか
できない。
者の構造では、ヒートパイプ挿入孔として長孔を掘削し
て形成しなければならないので、生産コストが高くなっ
てしまう。また、上記前者及び上記後者の構造では、両
端が閉じたヒートパイプを用いているため、ヒートパイ
プ中の作動液の交換ができず、冷却器としての使用しか
できない。
【0004】本発明は、熱媒体の熱と外気との間におけ
る熱交換を行って、熱風から熱流体を、又は熱流体から
熱風を、又は冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風
を、取出すことができる、ヒートシンクを提供するこ
と、及び該ヒートシンクを安価に得ることができる製造
方法を提供することを目的とする。
る熱交換を行って、熱風から熱流体を、又は熱流体から
熱風を、又は冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風
を、取出すことができる、ヒートシンクを提供するこ
と、及び該ヒートシンクを安価に得ることができる製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
厚み方向にリブを有し且つリブと平行な一辺が厚肉部と
なっている所定形状の板状の押出形材が、リブを介して
厚み方向に且つ厚肉部を揃えて複数個重ね合わされると
共に、隣接する上記厚肉部間に構成された隙間にはんだ
又はろう材が密に充填されることにより相互に接合され
て一体となっており、接合された上記厚肉部によりベー
スプレートが構成され、その他の部分によりフィンが構
成されており、一部の隣接する押出形材が、それぞれの
上記厚肉部に、重ね合わせた際に、厚み方向に対して直
角な且つリブに対して平行な方向に延びた貫通孔を構成
する凹部を有しており、上記貫通孔に、熱媒体を流通さ
せるパイプが嵌挿されていることを特徴とするヒートシ
ンクである。
厚み方向にリブを有し且つリブと平行な一辺が厚肉部と
なっている所定形状の板状の押出形材が、リブを介して
厚み方向に且つ厚肉部を揃えて複数個重ね合わされると
共に、隣接する上記厚肉部間に構成された隙間にはんだ
又はろう材が密に充填されることにより相互に接合され
て一体となっており、接合された上記厚肉部によりベー
スプレートが構成され、その他の部分によりフィンが構
成されており、一部の隣接する押出形材が、それぞれの
上記厚肉部に、重ね合わせた際に、厚み方向に対して直
角な且つリブに対して平行な方向に延びた貫通孔を構成
する凹部を有しており、上記貫通孔に、熱媒体を流通さ
せるパイプが嵌挿されていることを特徴とするヒートシ
ンクである。
【0006】請求項2記載の発明は、厚み方向にリブを
有し且つリブと平行な一辺が厚肉部となっている所定形
状の板状の押出形材を、リブを介して厚み方向に且つ厚
肉部を揃えて複数個重ね合わせて重合体を構成する、重
合工程と、重合体において隣接する上記厚肉部間に構成
された隙間を、溶融はんだ中又は溶融ろう材中に浸漬
し、超音波振動を加えることによって上記隙間に上記は
んだ又はろう材を密に充填させて上記押出形材を相互に
接合して上記重合体を一体化する、接合工程とを備え、
重合工程において、一部の隣接する押出形材として、そ
れぞれの上記厚肉部に、重ね合わせた際に、厚み方向に
対して直角な且つリブに対して平行な方向に延びた貫通
孔を構成する凹部を有したものを用い、該貫通孔に、熱
媒体を流通させるためのパイプを嵌挿することを特徴と
するヒートシンクの製造方法である。
有し且つリブと平行な一辺が厚肉部となっている所定形
状の板状の押出形材を、リブを介して厚み方向に且つ厚
肉部を揃えて複数個重ね合わせて重合体を構成する、重
合工程と、重合体において隣接する上記厚肉部間に構成
された隙間を、溶融はんだ中又は溶融ろう材中に浸漬
し、超音波振動を加えることによって上記隙間に上記は
んだ又はろう材を密に充填させて上記押出形材を相互に
接合して上記重合体を一体化する、接合工程とを備え、
重合工程において、一部の隣接する押出形材として、そ
れぞれの上記厚肉部に、重ね合わせた際に、厚み方向に
対して直角な且つリブに対して平行な方向に延びた貫通
孔を構成する凹部を有したものを用い、該貫通孔に、熱
媒体を流通させるためのパイプを嵌挿することを特徴と
するヒートシンクの製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明のヒートシンクの正
面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1のIII矢視図
である。このヒートシンク1は、ベースプレート2と、
多数の板状のフィン3と、U字状のパイプ4とからなっ
ている。パイプ4は外部の熱媒体源(図示せず)に連結
しており、パイプ4には熱媒体が流通するようになって
いる。
面図、図2は図1のII矢視図、図3は図1のIII矢視図
である。このヒートシンク1は、ベースプレート2と、
多数の板状のフィン3と、U字状のパイプ4とからなっ
ている。パイプ4は外部の熱媒体源(図示せず)に連結
しており、パイプ4には熱媒体が流通するようになって
いる。
【0008】ヒートシンク1は、多数の所定形状の板状
の押出形材を厚み方向に複数重ね合わせて相互に接合し
て一体とし、パイプ4を貫通させて構成されている。こ
こでは、3種類の押出形材5,6,7を用いている。押
出形材5,6,7は、例えばアルミニウム又はアルミニ
ウム合金でできており、パイプ4は、例えば銅又は銅合
金でできている。
の押出形材を厚み方向に複数重ね合わせて相互に接合し
て一体とし、パイプ4を貫通させて構成されている。こ
こでは、3種類の押出形材5,6,7を用いている。押
出形材5,6,7は、例えばアルミニウム又はアルミニ
ウム合金でできており、パイプ4は、例えば銅又は銅合
金でできている。
【0009】押出形材5は、図4に示すように、所定形
状の板状体であり、厚肉部51と、2枚重ねの薄肉部5
2,53とからなっており、リブ54を備えている。2
枚の薄肉部52,53は、相互に平行となっており、2
箇所でリブ55により連結されている。リブ54は、薄
肉部53の2箇所から、厚み方向に且つ厚肉部51のリ
ブ54側の面511より少し前方まで、突出している。
厚肉部51は、リブ54に対して平行となっている。厚
肉部51のリブ54側の面511の上部には小さな溝5
6がリブ54に対して平行に形成されている。
状の板状体であり、厚肉部51と、2枚重ねの薄肉部5
2,53とからなっており、リブ54を備えている。2
枚の薄肉部52,53は、相互に平行となっており、2
箇所でリブ55により連結されている。リブ54は、薄
肉部53の2箇所から、厚み方向に且つ厚肉部51のリ
ブ54側の面511より少し前方まで、突出している。
厚肉部51は、リブ54に対して平行となっている。厚
肉部51のリブ54側の面511の上部には小さな溝5
6がリブ54に対して平行に形成されている。
【0010】押出形材6は、図5に示すように、厚肉部
51のリブ54側の面511の略中央に断面半円状の凹
部57が形成されている点以外は、押出形材5と同形状
を有している。凹部57は、リブ54に対して平行に形
成されている。
51のリブ54側の面511の略中央に断面半円状の凹
部57が形成されている点以外は、押出形材5と同形状
を有している。凹部57は、リブ54に対して平行に形
成されている。
【0011】押出形材7は、図6に示すように、厚肉部
51のリブ54とは反対側の面512の略中央に断面半
円状の凹部58が形成されている点以外は、押出形材5
と同形状を有している。凹部58は、リブ54に対して
平行に形成されている。
51のリブ54とは反対側の面512の略中央に断面半
円状の凹部58が形成されている点以外は、押出形材5
と同形状を有している。凹部58は、リブ54に対して
平行に形成されている。
【0012】なお、凹部57と凹部58は、図7に示す
ように、押出形材6と押出形材7とを、厚肉部51を揃
えて且つ凹部57と凹部58とを対向させて重ね合わせ
た際に、リブ54と平行に延びる断面円形の貫通孔59
を構成するよう、形成されている。
ように、押出形材6と押出形材7とを、厚肉部51を揃
えて且つ凹部57と凹部58とを対向させて重ね合わせ
た際に、リブ54と平行に延びる断面円形の貫通孔59
を構成するよう、形成されている。
【0013】また、リブ54が面511より少し前方ま
で突出しているので、図7に示すように、押出形材5同
士を、また、押出形材5と押出形材6とを、また、押出
形材6と押出形材7とを、また、押出形材7と押出形材
5とを、リブ54を介して厚み個方向に且つ厚肉部51
を揃えて重ね合わせると、それぞれの面511と面51
2との間に隙間8が構成される。溝56は、隙間8の上
部に連通している。
で突出しているので、図7に示すように、押出形材5同
士を、また、押出形材5と押出形材6とを、また、押出
形材6と押出形材7とを、また、押出形材7と押出形材
5とを、リブ54を介して厚み個方向に且つ厚肉部51
を揃えて重ね合わせると、それぞれの面511と面51
2との間に隙間8が構成される。溝56は、隙間8の上
部に連通している。
【0014】上記構成のヒートシンクは、次のようにし
て製造する。まず、多数個の押出形材5と、2組の押出
形材6,7とを、リブ54を介して厚み方向に且つ厚肉
部51を揃えて重ね合わせる。これにより、2組の押出
形材6,7によって2個の貫通孔59が構成される。な
お、2組の押出形材6,7は、2個の貫通孔59が所定
の間隔を置いて位置するよう配置する。次に、2個の貫
通孔59にU字状のパイプ4の両端部を図2に示すよう
に嵌挿させる。これにより、パイプ4を備えた押出形材
5,6,7からなる重合体9が構成される。そして、図
8に示すように、重合体9の厚肉部51を、溝56の直
ぐ下の位置まで、溶融はんだ10中に浸漬し、溶融はん
だ10又は重合体9に超音波振動を加え、それによっ
て、隙間8に溶融はんだ10を密に充填させる。なお、
このとき、パイプ4の両端は塞いでおく。これにより、
隣接する押出形材5,6,7及びパイプ4が相互に接合
され、重合体9が一体化され、ヒートシンクが構成され
る。なお、このヒートシンク1において、薄肉部52,
53はフィン3を構成し、接合された厚肉部51はベー
スプレート2を構成している。
て製造する。まず、多数個の押出形材5と、2組の押出
形材6,7とを、リブ54を介して厚み方向に且つ厚肉
部51を揃えて重ね合わせる。これにより、2組の押出
形材6,7によって2個の貫通孔59が構成される。な
お、2組の押出形材6,7は、2個の貫通孔59が所定
の間隔を置いて位置するよう配置する。次に、2個の貫
通孔59にU字状のパイプ4の両端部を図2に示すよう
に嵌挿させる。これにより、パイプ4を備えた押出形材
5,6,7からなる重合体9が構成される。そして、図
8に示すように、重合体9の厚肉部51を、溝56の直
ぐ下の位置まで、溶融はんだ10中に浸漬し、溶融はん
だ10又は重合体9に超音波振動を加え、それによっ
て、隙間8に溶融はんだ10を密に充填させる。なお、
このとき、パイプ4の両端は塞いでおく。これにより、
隣接する押出形材5,6,7及びパイプ4が相互に接合
され、重合体9が一体化され、ヒートシンクが構成され
る。なお、このヒートシンク1において、薄肉部52,
53はフィン3を構成し、接合された厚肉部51はベー
スプレート2を構成している。
【0015】上記のような製造方法によれば、面51
1,512の表面に生成する酸化皮膜が超音波振動によ
って破壊されるので、面511,512と溶融はんだ1
0との濡れが良好となる。また、溶融はんだ10の表面
張力は、振動によって弱くなる。それ故、溶融はんだ1
0は隙間8の隅々まで十分に入り込んでいく。しかも、
面511に形成された溝56が隙間8に連通しているの
で、溶融はんだ10の浸入によって隙間8中を押し上げ
られていく空気が溝56から逃げていくこととなり、溶
融はんだ10の隙間8への浸入は円滑に行われることと
なる。従って、隣接する押出形材5,6,7及びパイプ
4の相互の接合は支障なく行われる。
1,512の表面に生成する酸化皮膜が超音波振動によ
って破壊されるので、面511,512と溶融はんだ1
0との濡れが良好となる。また、溶融はんだ10の表面
張力は、振動によって弱くなる。それ故、溶融はんだ1
0は隙間8の隅々まで十分に入り込んでいく。しかも、
面511に形成された溝56が隙間8に連通しているの
で、溶融はんだ10の浸入によって隙間8中を押し上げ
られていく空気が溝56から逃げていくこととなり、溶
融はんだ10の隙間8への浸入は円滑に行われることと
なる。従って、隣接する押出形材5,6,7及びパイプ
4の相互の接合は支障なく行われる。
【0016】また、図7に示すように、凹部57が形成
された押出形材6と凹部58が形成された押出形材7と
を重ね合わせるだけで、パイプ4を嵌挿させる貫通孔5
9を構成できるので、貫通孔59を形成するための掘削
作業が不要となる。従って、生産性が向上し、生産コス
トが低くなる。
された押出形材6と凹部58が形成された押出形材7と
を重ね合わせるだけで、パイプ4を嵌挿させる貫通孔5
9を構成できるので、貫通孔59を形成するための掘削
作業が不要となる。従って、生産性が向上し、生産コス
トが低くなる。
【0017】上記構成のヒートシンクは、次のように作
動する。即ち、パイプ4に熱媒体として熱水を流すと、
その熱が厚肉部51即ちベースプレート2から薄肉部5
2,53即ちフィン3に伝わり、フィン3に吹き付けら
れた外気が熱風として得られることなる。
動する。即ち、パイプ4に熱媒体として熱水を流すと、
その熱が厚肉部51即ちベースプレート2から薄肉部5
2,53即ちフィン3に伝わり、フィン3に吹き付けら
れた外気が熱風として得られることなる。
【0018】又は、パイプ4に熱媒体として冷水を流す
と、その熱がベースプレート2からフィン3に伝わり、
フィン3に吹き付けられた外気が冷風として得られるこ
となる。
と、その熱がベースプレート2からフィン3に伝わり、
フィン3に吹き付けられた外気が冷風として得られるこ
となる。
【0019】又は、フィン3に熱風を吹き付けると、そ
の熱がベースプレート2からパイプ4に伝わり、パイプ
4を流れる熱媒体が加熱され、熱媒体が水の場合には熱
水が得られる。
の熱がベースプレート2からパイプ4に伝わり、パイプ
4を流れる熱媒体が加熱され、熱媒体が水の場合には熱
水が得られる。
【0020】又は、フィン3に冷風を吹き付けると、そ
の熱がベースプレート2からパイプ4に伝わり、パイプ
4を流れる熱媒体が冷却され、熱媒体が水の場合には冷
水が得られる。
の熱がベースプレート2からパイプ4に伝わり、パイプ
4を流れる熱媒体が冷却され、熱媒体が水の場合には冷
水が得られる。
【0021】以上のように、上記構成のヒートシンク1
によれば、パイプ4を流れる熱媒体とフィン3に吹き付
けられる外気との間で、熱交換が行われる。従って、ヒ
ートシンク1は、気液熱交換器として機能する。
によれば、パイプ4を流れる熱媒体とフィン3に吹き付
けられる外気との間で、熱交換が行われる。従って、ヒ
ートシンク1は、気液熱交換器として機能する。
【0022】なお、上記構成のヒートシンク1では、押
出形材として、フィンとなる薄肉部を2枚有するものを
用いたが、1枚又は3枚以上有するものを用いてもよ
い。また、パイプとして、U字状のものを用いたが、直
線状のものを1本以上貫通させるよう設けてもよく、又
は蛇行状のものを用いてもよい。また、厚み方向のリブ
は2個に限らず、1個又は3個以上でもよい。
出形材として、フィンとなる薄肉部を2枚有するものを
用いたが、1枚又は3枚以上有するものを用いてもよ
い。また、パイプとして、U字状のものを用いたが、直
線状のものを1本以上貫通させるよう設けてもよく、又
は蛇行状のものを用いてもよい。また、厚み方向のリブ
は2個に限らず、1個又は3個以上でもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、パイプを
流通する熱媒体の熱とフィンに接触する外気との間にお
ける熱交換を行って、熱風から熱流体を、又は熱流体か
ら熱風を、又は冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風
を、取出すことができる。従って、気液熱交換器として
機能できる。
流通する熱媒体の熱とフィンに接触する外気との間にお
ける熱交換を行って、熱風から熱流体を、又は熱流体か
ら熱風を、又は冷風から冷流体を、又は冷流体から冷風
を、取出すことができる。従って、気液熱交換器として
機能できる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、隣接する押
出形材及びパイプの相互の接合を支障なく行うことがで
きる。また、パイプを嵌挿させる貫通孔を簡単に構成で
きるので、貫通孔を形成するための掘削作業を不要にし
て、生産コストを低減できる。
出形材及びパイプの相互の接合を支障なく行うことがで
きる。また、パイプを嵌挿させる貫通孔を簡単に構成で
きるので、貫通孔を形成するための掘削作業を不要にし
て、生産コストを低減できる。
【図1】 本発明のヒートシンクの正面図である。
【図2】 図1のII矢視図である。
【図3】 図1のIII矢視図である。
【図4】 図1のヒートシンクを構成する3種類の押出
形材の一つを示す斜視図である。
形材の一つを示す斜視図である。
【図5】 図1のヒートシンクを構成する3種類の押出
形材の別の一つを示す斜視図である。
形材の別の一つを示す斜視図である。
【図6】 図1のヒートシンクを構成する3種類の押出
形材の更に別の一つを示す斜視図である。
形材の更に別の一つを示す斜視図である。
【図7】 図4ないし図6の3種類の押出形材を重ね合
わせた状態を示す正面図である。
わせた状態を示す正面図である。
【図8】 本発明のヒートシンクの製造方法の一工程を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1 ヒートシンク 2 ベースプレート 3 フィン 4 パイプ 5,6,7 押出形材 51 厚肉部 54 リブ 57,58 凹部 59 貫通孔 8 隙間 9 重合体 10 はんだ
Claims (2)
- 【請求項1】 厚み方向にリブを有し且つリブと平行な
一辺が厚肉部となっている所定形状の板状の押出形材
が、リブを介して厚み方向に且つ厚肉部を揃えて複数個
重ね合わされると共に、隣接する上記厚肉部間に構成さ
れた隙間にはんだ又はろう材が密に充填されることによ
り相互に接合されて一体となっており、接合された上記
厚肉部によりベースプレートが構成され、その他の部分
によりフィンが構成されており、 一部の隣接する押出形材が、それぞれの上記厚肉部に、
重ね合わせた際に、厚み方向に対して直角な且つリブに
対して平行な方向に延びた貫通孔を構成する凹部を有し
ており、 上記貫通孔に、熱媒体を流通させるパイプが嵌挿されて
いることを特徴とするヒートシンク。 - 【請求項2】 厚み方向にリブを有し且つリブと平行な
一辺が厚肉部となっている所定形状の板状の押出形材
を、リブを介して厚み方向に且つ厚肉部を揃えて複数個
重ね合わせて重合体を構成する、重合工程と、 重合体において隣接する上記厚肉部間に構成された隙間
を、溶融はんだ中又は溶融ろう材中に浸漬し、超音波振
動を加えることによって上記隙間に上記はんだ又はろう
材を密に充填させて上記押出形材を相互に接合して上記
重合体を一体化する、接合工程とを備え、 重合工程において、一部の隣接する押出形材として、そ
れぞれの上記厚肉部に、重ね合わせた際に、厚み方向に
対して直角な且つリブに対して平行な方向に延びた貫通
孔を構成する凹部を有したものを用い、該貫通孔に、熱
媒体を流通させるためのパイプを嵌挿することを特徴と
するヒートシンクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002514A JP2001196779A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | ヒートシンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002514A JP2001196779A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | ヒートシンク及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001196779A true JP2001196779A (ja) | 2001-07-19 |
Family
ID=18531610
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000002514A Pending JP2001196779A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | ヒートシンク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001196779A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040013392A (ko) * | 2002-08-06 | 2004-02-14 | 주식회사메탈폼코리아 | 히트싱크 |
US7304851B2 (en) * | 2005-06-21 | 2007-12-04 | Yuh-Cheng Chemical Ltd. | Heat sink and its fabrication method |
JPWO2019053791A1 (ja) * | 2017-09-12 | 2020-10-01 | 住友精密工業株式会社 | ヒートシンク |
-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000002514A patent/JP2001196779A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040013392A (ko) * | 2002-08-06 | 2004-02-14 | 주식회사메탈폼코리아 | 히트싱크 |
US7304851B2 (en) * | 2005-06-21 | 2007-12-04 | Yuh-Cheng Chemical Ltd. | Heat sink and its fabrication method |
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