JP2001196624A - 可動接片付光結合装置 - Google Patents

可動接片付光結合装置

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JP2001196624A
JP2001196624A JP2000008223A JP2000008223A JP2001196624A JP 2001196624 A JP2001196624 A JP 2001196624A JP 2000008223 A JP2000008223 A JP 2000008223A JP 2000008223 A JP2000008223 A JP 2000008223A JP 2001196624 A JP2001196624 A JP 2001196624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接片付光結合装置の復帰ばねのトルク
を、変更可能にする。 【解決手段】 可動接片付光結合装置21で被検出物体
31と接触して揺動変位する可動接片27は、復帰ばね
32によって復帰用のトルクを受ける。復帰ばね32の
一端はケース23側と結合し、復帰ばね32の他端は可
動接片27に設けられる複数の復帰ばね固定孔33,3
4,35のうちの1つに結合される。復帰ばね固定孔3
3,34,35の位置を変えて選択することによって、
トルクを変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホトインタラプタ
と称される光結合装置に可動接片を取付け、被検出物体
の有無で可動接片を機械的に変位させ、可動接片によっ
て光結合装置の光路を断続させて被検出物体の検出を行
う可動接片付光結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ホトインタラプタと称される
光結合装置は、無接触で被検出物の有無を検出するため
に広く用いられている。被検出物に直接接触させて有無
を検出するためには、被検出物に接触させる部材として
の可動接片を備えて、被検出物の接触による可動接片の
変位を光学的に検出する可動接片付光結合装置が用いら
れる。
【0003】図10は、従来からの可動接片付光結合装
置1の1つの例を示す。図10(a)は左側面視した状
態、図10(b)は正面視した状態および図10(c)
は斜視した状態をそれぞれ示す。可動接片付光結合装置
1では、ホトインタラプタと称される光結合装置2のケ
ース3内に発光素子4および受光素子5が収納され、発
光素子4と受光素子5との間に光路6が形成される。可
動接片7は、軸8を中心として揺動変位が可能なように
ケース3に装着され、遮光部9が光路6に臨んでいる。
軸8からは、接触部10がケース3の外方に延びる。接
触部10の先端に被検出物体11が接触すると、接触部
12には軸8まわりのトルクが生じ、遮光部9がトルク
によって光路6内で移動する。遮光部9が光路6内で移
動することを、発光素子4からの光の強度の変化あるい
は光の遮光として受光素子5が検出し、被検出物体11
がないときには復帰ばね12で可動接片7を基準状態に
戻すようにしている。
【0004】図10に示すような可動接片付光結合装置
1は、たとえば複写機やプリンタなどの用紙検出などに
利用されている。複写機やプリンタで使用する際には、
可動接片付光結合装置1の設置位置や検出する紙質によ
って、可動接片7の重量バランスや復帰ばね12のトル
クを個別に調整する必要がある。
【0005】可動接片と光結合装置とを組合わせる可動
接片付光結合装置の先行技術は、たとえば実開平2−0
53617などに開示されている。この先行技術には、
図11に示すような復帰ばねを用いずに、可動接片側お
よび光結合装置のケース側に永久磁石をそれぞれ取付
け、可動接片が中立位置で安定し、中立位置を中心とし
て両側に変位して被検出物の接触を検出可能な構成が開
示されている。また、本件出願人は特開平9−2465
90で、光結合装置の発光素子や受光素子などと電気的
に接続するために用いるリードフレームを延長して折曲
げ、可動接片の軸を支える構成を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような可
動接片付光結合装置1では、取付けの姿勢が変わると、
可動接片7に加わる重力が変化し、可動接片7の接触部
10が被検出物体11が接触する際に与える力も変化す
る。被検出物体11が複写機やプリンタの用紙などであ
るときには、あまり大きな力を要すると用紙などが変形
してしまう。また、復帰ばねの力が弱いと、可動接片付
光結合装置1を固定する姿勢によっては、復帰ばね12
で可動接片7を充分に基準位置まで復帰させることがで
きなくなってしまう。このような問題は、特開平9−2
46590のような場合でも生じ得る。
【0007】実開平4−015082の先行技術では、
可動接片に相当するレバー側に可動磁石を装着し、光結
合装置側に固定磁石を装着して、磁気的な吸引力によっ
てレバーを中立位置に保つので、全体の姿勢が変わる
と、レバーに作用する重力によって中立位置からずれて
しまうおそれがある。また、可動接片であるレバー側に
も可動磁石が設けられているので、レバーの姿勢によっ
ては、大きい力を作用させる必要が生じ、薄くて変形し
やすい複写用紙などで移動させるのが困難になるおそれ
もある。
【0008】可動接片付光結合装置1は、複写機やプリ
ンタでの紙の有無の検出のために使用されており、最近
は複写機やプリンタの小形化に伴い、スペースの関係
上、可動接片付光結合装置1を紙の搬送経路に合わせる
ため、設置方向が異なる可動接片付光結合装置1を用意
する必要がある。また、検出対象物となる紙などの種類
に応じて、復帰ばねの復帰用トルクが異なる可動接片付
光結合装置1を選択するように、複数の機種を設けてお
く必要がある。
【0009】本発明の目的は、1種類の可動接片付光結
合装置を用意するだけで、ばねによる復帰用トルクを変
更することができる可動接片付光結合装置を提供するこ
とである。
【0010】また本発明の他の目的は、複数の取付姿勢
で使用することができる可動接片付光結合装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検出体に接
触して揺動変位する可動接片を光結合装置の発光側と受
光側との間に介在させる可動接片付光結合装置におい
て、可動接片と光結合装置とに両端がそれぞれ結合さ
れ、可動接片の揺動変位を復帰させるねじりばねと、ね
じりばねを、可動接片に与える復帰用のトルクが変更可
能なように支持するトルク変更手段とを含むことを特徴
とする可動接片付光結合装置である。
【0012】本発明に従えば、可動接片は被検出物体に
接触して揺動変位し、光結合装置の発光側と受光側との
間の光路を遮断したり開放したりして、被検出物体の接
触を光学的に検知することができる。可動接片を復帰さ
せるねじりばねは、両端がそれぞれ可動接片と光結合装
置とに結合される。トルク変更手段は、可動接片に与え
る復帰用のトルクが変更可能なようにねじりばねを支持
する。ねじりばねによる可動接片に与える復帰用のトル
クが変更可能なので、取付姿勢や可動接片が被検出体に
与える力の必要に応じて変更することができ、1種類で
多くの用途に使用することができる。
【0013】また本発明は、前記トルク変更手段とし
て、前記可動接片に前記ねじりばねの端部を結合する部
分が複数箇所設けられ、前記復帰用のトルクを複数段に
変更可能であることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、可動接片側にねじりばね
の端部を結合する部分を複数箇所から選んで変更するこ
とができる。
【0015】また本発明は、前記トルク変更手段とし
て、前記光結合装置のケースは、前記ねじりばねの端部
を結合する部分が複数の段差を有するように形成されて
いることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、可動接片を光結合装置の
ケースに結合する部分の段差を選択して、復帰用のトル
クを変更することができる。
【0017】また本発明で前記ねじりばねの端部を結合
する部分は、前記光結合装置の異なる設置姿勢に対応し
て、前記可動接片に作用する復帰用のトルクがほぼ一定
となる箇所を選択可能なように設けられることを特徴と
する。
【0018】本発明に従えば、ねじりばねの端部を可動
接片に結合する部分を変えて光結合装置の設置姿勢が異
なっても可動接片に作用する復帰用のトルクがほぼ一定
となるようにすることができる。
【0019】また本発明で前記ねじりばねの端部を結合
する部分は、前記可動接片が接触する被検出物に作用す
る強度が適切となる箇所を選択可能なように、設けられ
ることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、ねじりばねの端部を結合
する部分を選択して、可動接片が接触する被検出物に作
用する強度が適切となるようにすることができる。
【0021】また本発明で前記光結合装置のケースは、
複数の姿勢で固定して使用可能なように、複数方向に穿
孔されている取付孔を有することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、光結合装置のケースには
複数の姿勢で固定して使用可能なように複数方向に取付
孔が穿孔されているので、取付姿勢に応じて取付孔を選
択することによって、1種類の可動接片付光結合装置を
複数の設置姿勢で使用することができる。
【0023】また本発明で前記光結合装置のケースは、
複数の姿勢で固定して使用可能なように、複数方向に突
出する固定用フックを有することを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、光結合装置のケースには
複数の姿勢で固定して使用可能なように複数方向に突出
する固定用フックを有するので、1種類の可動接片付光
結合装置で複数の姿勢に固定して使用することができ
る。
【0025】また本発明で前記ねじりばねは、ねじりコ
イルばねであり、かつ各巻線間に隙間が設けられて摩擦
が低減されることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、ねじりばねとして使用す
るねじりコイルばねの各巻線間に隙間が設けられて摩擦
が低減されているので、摩擦による初期トルク域の負荷
が少なくなり、リニアなトルク特性を有して、被検出体
に与える影響が少ない状態で検出することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての可動接片付光結合装置21の構成を示す。図1
(a)は左側面視した状態、図1(b)は正面視した状
態、また図1(c)は斜視した状態をそれぞれ示す。可
動接片付光結合装置21は、光結合装置22のケース2
3内に発光素子および受光素子25が収納される。発光
素子24と受光素子25との間の光路26を、可動接片
27が軸28を中心として揺動変位するときに、遮光部
29が遮ったり開放したりして、光学的に検出される。
可動接片27は、軸28を中心に、遮光部29が光路2
6側に延びるように形成されている。可動接片27は、
遮光部29とともに接触部30を有し、接触部30は光
結合装置22のケース23外方に突出する。接触部30
の先端には、被検出物体31が接触し、接触圧によって
可動接片27は軸28を中心として揺動変位する。被検
出物体31が接触しないときには、復帰ばね32によっ
て可動接片27は基準位置に戻る。このような可動接片
付光結合装置21の各構成は、図10に示す従来の可動
接片付光結合装置1と基本的に同等である。
【0028】本実施形態の可動接片付光結合装置21で
は、可動接片27で復帰ばね32の端部を固定する復帰
ばね固定孔33,34,35を複数箇所設けている。図
11に示す従来の可動接片付光結合装置1では、復帰ば
ね12の端部を固定する部分が1箇所に限定されている
ので、可動接片付光結合装置1を設置する方向での可動
接片7の自重を考慮して、可動接片7と復帰ばね12と
の設計を、紙の搬送経路上の場所毎に行わなければなら
ない。また可動接片7を製造する際に用いる生産金型
も、可動接片7が異なる毎に必要となり、多種少量生産
の必要があって、コスト的にも割高となってしまう。
【0029】本実施形態の可動接片付光結合装置21で
は、可動接片27に復帰ばね32の端部を固定する復帰
ばね固定用孔33,34,35を複数箇所設けて、可動
接片27を変位させるために必要なトルクを、復帰ばね
固定用孔33,34,35を選択して変更することを可
能にしている。これによって、可動接片付光結合装置2
1の設置方向や被検出物体31の性質の違いなどに応じ
て、復帰ばね32の復帰用トルクを変更することがで
き、個別の設定に対して同一の部品構成で対応すること
が可能になる。
【0030】図2は、図1の可動接片付光結合装置21
で、復帰ばね32の端部を固定する復帰ばね固定孔3
3,34,35の位置を変えて復帰用トルクを変化させ
る状態を示す。図2(a)に示すように、可動接片27
は、軸28の端部をケース23の先端との間で着脱可能
である。可動接片27を取外した状態で、図2(b)に
示すように、復帰ばね32の端部を可動接片27に固定
する復帰ばね固定孔33,34,35の位置を選択し
て、再び復帰ばね32、可動接片27およびケース23
を組立てることによって、復帰用トルクの変更を行うこ
とができる。図2(c)は、復帰ばね固定孔33,3
4,35でそれぞれ復帰ばね32の端部を固定したとき
の可動接片回転角度とトルクとの関係を,,でそ
れぞれ示す。
【0031】図3は、本発明の実施の他の形態としての
可動接片付光結合装置41の構成を示す。図3(a)は
左側面視した状態、図3(b)は正面視した状態、図3
(c)はトルクの変更特性をそれぞれ示す。本実施形態
で、図1に示す実施形態に対応する部分には同一の参照
符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の光結
合装置42では、ケース43側に復帰ばね32の端部を
止める段差部44,45,46が形成されている。復帰
ばね32のケース43側の接触部の位置を変えて段差部
44,45,46を選択することによって、図3(c)
の,,に示すように、可動接片47の回転角度と
トルクとの関係を変更することができる。また、可動接
片47の代りに、図1の実施形態のような可動接片27
を用い、可動接片側でも復帰ばね固定孔33,34,3
5を選択することによって、よりきめ細かなトルク設定
を可能にすることができる。
【0032】図4は、本発明の実施のさらに他の形態と
しての可動接片付光結合装置51の形状を示す。本実施
形態で図1または図3に示す実施形態に対応する部分に
は同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本実
施形態の光結合装置52のケース53には、光結合装置
52を異なる姿勢で取付ける場合に対応する取付孔5
4,55が穿孔されている。図4(a)に平面視して示
すように、取付孔54は、可動接片付光結合装置51
を、図1や図3に示す可動接片付光結合装置21,41
と同様に立てた姿勢で固定する際のボルトやビスを止め
る孔として利用することができる。図4(b)に示すよ
うに、取付孔55は、可動接片付光結合装置51を、横
にした姿勢で取付ける際のビス孔として利用することが
できる。
【0033】図5は、図4に示す可動接片付光結合装置
51を使用して被検出物体31の検出を行う際の設置姿
勢の例を示す。図5(a)は、水平に移動する被検出物
体31を、横にした姿勢の可動接片付光結合装置51の
可動接片47の接触部30で検出する状態を示す。可動
接片付光結合装置51のケース53は、立てた状態の取
付板金56上に、取付孔54を用いてボルト57で固定
される。ケース53は、取付板金56に対しては立てた
状態となるけれども、取付板金56自体が立てた状態と
なっているので、全体としては横向きの姿勢で取付けら
れることになる。
【0034】図5(b)は、被検出物体31が鉛直方向
に移動するのを可動接片付光結合装置51の接触部30
で検出する状態を示す。この場合は、取付板金56を立
てた状態で、ケース53は取付板金56に対して横にし
た状態で、取付孔55を利用してボルト57による固定
を行う。
【0035】図6は、本発明の実施のさらに他の形態と
しての可動接片付光結合装置61の構成を示す。図6
(a)は右側面視した状態、図6(b)は正面視した状
態をそれぞれ示す。本実施形態で、図1、図3または図
4に示す各実施形態のうちで対応する部分には同一の参
照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形態の光
結合装置62のケース63には、複数方向に取付用のフ
ック64,65,66がそれぞれ突出している。各フッ
ク64,65,66は、ばね性を有し、固定用の挿入孔
に差し込むことによって、ケース63を固定することが
できる。
【0036】図7は、図6に示す可動接片付光結合装置
61を使用する状態の例を示す。図7(a)は、図5
(a)と同様の姿勢で可動接片付光結合装置61を取付
板金67の挿入孔68にフック64を挿入して固定して
いる状態を示す。図7(b)は、図5(b)と同様の姿
勢で、取付板金67に対してフック65を用いて固定し
ている状態を示す。
【0037】図4または図6に示す実施形態の可動接片
付光結合装置51,61では、異なる設置姿勢に応じ
て、図1および/または図3に示す可動接片付光結合装
置21,41と同様にして、復帰用トルクがほぼ一定と
なるように調整することができる。
【0038】図8は、本発明の各実施形態で用いる復帰
ばね32の形状を示す。図8(a)は通常のねじりコイ
ルばねである通常復帰ばねの形状を示す。これに対し
て、図8(b)は、巻線間の間隔を広げて隙間を設けた
低摩擦復帰ばねの構造を示す。
【0039】図9は、図8に示す通常復帰ばねと低摩擦
復帰ばねとで、可動接片回転角度に対するトルクの関係
を比較して示す。通常復帰ばねでは、ばねの摩擦によっ
て初期トルク域での負荷が大きくなっているのに対し、
低摩擦復帰ばねでは、低トルク域からリニアなトルク特
性を得ることができる。このような低摩擦復帰ばねを用
いれば、薄く弱い紙質の紙を検知するような場合でも、
充分に使用可能な可動接片付光結合装置を提供すること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ねじりば
ねによる可動接片の復帰用のトルクをトルク変更手段で
変更することができるので、設置姿勢や可動接片から被
検出物に作用する力の必要に応じて、1種類の可動接片
付光結合装置でも他種類の復帰用トルクに対応させるこ
とができる。
【0041】また本発明によれば、ねじりばねの端部を
可動接片に結合する部分の箇所を複数のうちから選択し
て、可動接片の復帰用トルクを複数段階で変更すること
ができる。
【0042】また本発明によれば、ねじりばねの端部を
光結合装置のケースに結合する部分に段差を設けて、複
数段の復帰用トルクを得ることができる。
【0043】また本発明によれば、ねじりばねの端部を
結合する部分を選択して、光結合装置の設置姿勢を変え
ても可動接片に作用する復帰用のトルクがほぼ一定とな
るようにすることができ、可動接片付光結合装置を使用
する際の自由度を増加させることができる。
【0044】また本発明によれば、ねじりばねの端部を
結合する部分を選択して、可動接片が接触する被検出物
体に作用する強度が適切となるように選択することがで
きるので、1種類の可動接片付光結合装置で複数段階の
強度に対応させることができる。
【0045】また本発明によれば、光結合装置のケース
の取付孔を利用して、複数の姿勢で固定して使用するこ
とができる。
【0046】また本発明によれば、光結合装置のケース
から突出する固定用フックを用いて、複数の姿勢で固定
して使用することができる。
【0047】また本発明によれば、低摩擦形のねじりコ
イルばねを用いて、可動接片に作用するトルクの初期ト
ルク域での負荷が少ないリニアなトルク特性を有するよ
うにすることができる。これによって、被検出体が薄く
て弱い紙質の紙などであるときでも、可動接片を変位さ
せて、検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の可動接片付光結合装置
21の左側面図、正面図および斜視図である。
【図2】図1の可動接片付光結合装置21で復帰ばね3
2の端部を可動接片27に固定する復帰ばね固定孔3
3,34,35を変えてトルク特性を変更する状態を示
す左側面図、部分的な正面図およびグラフである。
【図3】本発明の実施の他の形態の可動接片付光結合装
置41の左側面図、正面図およびトルクの変更特性を示
すグラフである。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態の可動接片付光
結合装置51の平面図および正面図である。
【図5】図4の実施形態の可動接片付光結合装置51の
設置方向の変更状態を示す簡略化した側面図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の可動接片付光
結合装置61の右側面図および正面図である。
【図7】図6の実施形態の可動接片付光結合装置61の
取付姿勢の変更状態を示す簡略化した側面図である。
【図8】本発明の各実施形態で用いる復帰ばね32を、
通常復帰ばねと低摩擦復帰ばねとして示す部分的な正面
図である。
【図9】図8に示す各復帰ばねを用いたときのトルクの
特性を比較して示すグラフである。
【図10】従来からの可動接片付光結合装置の側面図お
よび正面図である。
【符号の説明】
21,41,51,61 可動接片付光結合装置 22,42,52,62 光結合装置 23,43,53,63 ケース 24 発光素子 25 受光素子 26 光路 27,47 可動接片 28 軸 29 遮光部 30 接触部 31 被検出物体 32 復帰ばね 33,34,35 復帰ばね固定孔 44,45,46 段差部 54,55 取付孔 56,67 取付板金 57 ボルト 64,65,66 フック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体に接触して揺動変位する可動接
    片を光結合装置の発光側と受光側との間に介在させる可
    動接片付光結合装置において、 可動接片と光結合装置とに両端がそれぞれ結合され、可
    動接片の揺動変位を復帰させるねじりばねと、 ねじりばねを、可動接片に与える復帰用のトルクが変更
    可能なように支持するトルク変更手段とを含むことを特
    徴とする可動接片付光結合装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク変更手段として、前記可動接
    片に前記ねじりばねの端部を結合する部分が複数箇所設
    けられ、前記復帰用のトルクを複数段に変更可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の可動接片付光結合装
    置。
  3. 【請求項3】 前記トルク変更手段として、前記光結合
    装置のケースは、前記ねじりばねの端部を結合する部分
    が複数の段差を有するように形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の可動接片付光結合装置。
  4. 【請求項4】 前記ねじりばねの端部を結合する部分
    は、前記光結合装置の異なる設置姿勢に対応して、前記
    可動接片に作用する復帰用のトルクがほぼ一定となる箇
    所を選択可能なように設けられることを特徴とする請求
    項2または3記載の可動接片付光結合装置。
  5. 【請求項5】 前記ねじりばねの端部を結合する部分
    は、前記可動接片が接触する被検出物に作用する強度が
    適切となる箇所を選択可能なように、設けられることを
    特徴とする請求項2または3記載の可動接片付光結合装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光結合装置のケースは、複数の姿勢
    で固定して使用可能なように、複数方向に穿孔されてい
    る取付孔を有することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の可動接片付光結合装置。
  7. 【請求項7】 前記光結合装置のケースは、複数の姿勢
    で固定して使用可能なように、複数方向に突出する固定
    用フックを有することを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の可動接片付光結合装置。
  8. 【請求項8】 前記ねじりばねは、ねじりコイルばねで
    あり、かつ各巻線間に隙間が設けられて摩擦が低減され
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の可
    動接片付光結合装置。
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CN101656223B (zh) * 2009-07-29 2011-11-02 东莞宏威数码机械有限公司 多抓手重复智能抓取释放装置

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