JP2001196188A - 有機電界発光装置およびその製造方法 - Google Patents

有機電界発光装置およびその製造方法

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JP2001196188A JP2000305646A JP2000305646A JP2001196188A JP 2001196188 A JP2001196188 A JP 2001196188A JP 2000305646 A JP2000305646 A JP 2000305646A JP 2000305646 A JP2000305646 A JP 2000305646A JP 2001196188 A JP2001196188 A JP 2001196188A
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Takeshi Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光領域の面積が小さくなると同時に、発光領
域の形状が設計したシャープな形状でなく、外形がぼや
けた形状になるなどの影響で、輝度ムラの発生や表示特
性の低下、あるいは、同電圧を印加した際の輝度低下の
発生を抑えた有機電界発光装置を実現させる。 【解決手段】第一電極と絶縁層と第二電極とによって規
定される発光可能領域の面積に対する、実際に発光する
実発光領域の面積の比として定義される有効発光率が8
0%以上であることを特徴とする有機電界発光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、フラッ
トパネルディスプレイ、バックライト、インテリアなど
の分野に利用可能な有機電界発光装置およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】発光型フラットパネルディスプレイとし
てプラズマディスプレイ(PDP)や電界発光ディスプ
レイ(ELD)が注目されており、特に有機電界発光装
置は高輝度が得られ、フルカラーディスプレイが可能な
ことで研究開発が盛んである。
【0003】これらのフラットパネルディスプレイは画
像情報電気信号を画像光に変換する表示デバイスであ
る。これを実現するための一例であるドットマトリクス
型は、単純マトリクス型とアクティブマトリクス型に大
別される。単純マトリクス型では交差して配置された対
向するストライプ状電極で構成され、線順次駆動法など
時分割方式が採用される。アクティブマトリクス型で
は、片側の電極基板内面に電気的なスイッチング手段が
付設されている。スイッチング手段には、一般に薄膜ト
ランジスター(TFT)回路が用いられる。
【0004】有機電界発光装置は陽極から注入された正
孔と陰極から注入された電子とが両極に挟まれた有機発
光層内で再結合することにより発光するものである。そ
の代表的な構造は、ガラス基板上に透明な第一電極(陽
極)、正孔輸送層、有機発光層、第二電極(陰極)を積
層したものであり、駆動により生じた発光は第一電極お
よびガラス基板を通じて外部に取り出される。
【0005】有機電界発光装置の1つ1つの発光領域
は、対向配置された第一電極と第二電極の交差し重なる
部分である。カラーディスプレイの場合は、赤、緑、青
に発光する個々の発光領域が3個で1つの画素が形成さ
れる。ディスプレイとしての輝度や色バランスは、これ
らの発光領域が均質に発光することを前提として設計さ
れるので、第一電極と第二電極の重なり部分、または第
一電極上に絶縁層が形成される場合にはそれにより規制
される範囲の部分が発光することが必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一電
極とその上に設置される絶縁層および第二電極とによっ
て規定される発光可能領域の面積に対して、実際に発光
する実発光領域の面積が小さく、すなわち、設計通りの
発光領域が得られない場合が生じている。発光しない部
分は発光可能領域の周辺部に発生することが多く、従っ
て、発光領域の面積が小さくなると同時に、発光領域の
形状が設計したシャープな形状でなく、外形がぼやけた
形状になるなどの影響で、輝度ムラの発生や表示特性の
低下、あるいは、同電圧を印加した際の輝度の低下が起
こる。さらに、実発光領域の面積は経時的に減少してい
く傾向にあり、長時間に渡ってこの現象を抑制すること
は、より一層困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の有機電界発光装
置は、第一電極とその上に設置される絶縁層および第二
電極とによって規定される発光可能領域の面積に対し
て、実際に発光する実発光領域の面積との比として定義
される有効発光率が少なくとも80%以上であることを
特徴とする有機電界発光装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の有機電界発光装置は、基
板上に形成された第一電極と、第一電極の一部を覆うよ
うに形成された絶縁層と、第一電極上に形成された少な
くとも有機化合物からなる発光層を含む薄膜層と、薄膜
層上に形成された第二電極から構成されているものであ
る。その製造方法には、基板上に形成された第一電極の
一部を覆うように絶縁層を形成する工程、少なくとも有
機化合物からなる発光層を含む薄膜層を前記第一電極上
に形成する工程と、第二電極を前記薄膜層上に形成する
工程が含まれる。
【0009】個々の発光画素の発光可能領域は、第一電
極と絶縁層と第二電極とによって規定されるものであ
る。単純マトリクス型ディスプレイでは、第一電極と第
二電極はストライプ状に形成されて、相互に交差するも
のであり、絶縁層はその交差部分より小さい開口部をも
つように形成されるので、発光可能領域は矩形状である
ことが多い。アクティブマトリクス型ディスプレイにお
いては、スイッチング手段が形成される部分が発光領域
の一部を占有するように配置されることがあり、発光領
域の形状は矩形状ではなく、一部分が欠落したような形
になることが多い。しかしながら、発光可能領域の形状
はこれらに限定られるものではなく、例えば円形でもよ
く、絶縁層の開口部の形状により容易に変形できる。
【0010】本発明では、発光可能領域の面積に対し
て、実際に発光している実発光領域の面積の比を有効発
光率と定義して用いる。非発光と発光の境界は、正常部
の輝度に比較して50%以下になっている部分を非発光
領域とする。発光可能領域が全面で発光している場合
が、有効発光率100%の状態である。しかしながら、
現実的には必ずしもこれを実現することが困難であっ
た。
【0011】このような非発光領域が生起する原因は、
第一電極の表面や絶縁層に吸着されている水分が、装置
作製後にその内部に拡散し、発光を阻害するためと考え
られる。このような原因により、初期には発光していた
発光領域周縁部が発光しなくなって、有効発光率が低下
する。
【0012】本発明の有機電界発光装置の有効発光率は
80%以上である。有効発光率が80%以上であれば、
それに伴う輝度変動などは20%以下に抑制されるので
好ましく、より高い表示品位を得るためには、有効発光
率は90%以上が好ましく、さらに95%以上であるこ
とが好ましい。
【0013】有機電界発光装置の作製直後に有効発光率
が高くても、時間が経過するにつれて有効発光率が低下
していくのはよく見られる現象である。ディスプレイ用
途では少なくとも5年間は有効発光率が高い値を保つこ
とが好ましいが、このような長期間に渡る有効発光率の
測定は現実的ではない。有効発光率は作製直後に大きく
減少するので、初期の変化を測定することでその後の有
効発光率の減少状態が予測できる。経時的な現象が十分
抑制される判断基準としては作製から7日後、より好ま
しくは1ヶ月後、さらに好ましくは3ヶ月後の有効発光
率が85%以上の値を保持していることが挙げられる。
【0014】単純マトリクス型ディスプレイの場合を例
として、図1および図2に本発明での発光可能領域およ
び実発光領域を示した。図1は、発光可能領域および実
発光領域を示す平面図で、ITO第一電極2、第二電極
8、絶縁層4により規定される発光可能領域15と実発
光領域16が示されている。図2は、図1のXX’断面
図で基板1の上に、第一電極2、絶縁層4、薄膜層1
0、第二電極8が積層されている。
【0015】図1の場合、発光可能領域は、第一電極と
第二電極との交差する部分であって絶縁層の開口部に当
たる領域である。第一電極と第二電極が直交する場合に
は、発光可能領域の面積は第一電極の線幅と第二電極の
線幅から大約の面積を推定することができるが、第一電
極の一部を覆うように絶縁層が形成されるので、第一電
極と第二電極とが重なる部分の面積より若干小さくなる
ことが多い。本発明の有機電界発光装置の発光可能領域
の面積は1平方ミリメートル以下であることが特徴であ
り、さらにその面積が0.1平方ミリメートル以下であ
る場合が多い。
【0016】発光可能領域の面積が1平方ミリメートル
というのは、第一電極と第二電極の線幅が1mm程度の
装置の場合である。高精細な表示を行うカラーディスプ
レイの場合には、第一電極が線幅75μm、ピッチ10
0μmで形成され、第二電極は線幅250μm、300
μmピッチで形成されるという例では、発光可能領域の
面積は、0.01875平方ミリメートルとなる。
【0017】本発明の有機電界発光装置は第一電極の一
部を覆うように形成された絶縁層を有している。この絶
縁層は、第一電極と第二電極との短絡を防止し、第一電
極のエッジ部分を保護する機能をもたせることができ
る。絶縁層の材料としては、種々の無機系および有機系
材料が用いられ、無機系材料としては、酸化ケイ素をは
じめとして酸化マンガン、酸化バナジウム、酸化チタ
ン、酸化クロムなどの酸化物材料、ケイ素、ガリウム砒
素などの半導体材料、ガラス材料、セラミック材料など
を、有機系材料としては、ポリビニル系、ポリイミド
系、ポリスチレン系、ノボラック系、シリコーン系など
のポリマー材料などがある。絶縁層の形成には既知の種
々の形成方法を適用することができる。感光性樹脂を利
用したフォトリソ法は好ましい形成方法であり、感光性
樹脂はテーパー形状が得られやすいポジ型であることが
好ましい。特に、信頼性に優れたポジ型の感光性ポリイ
ミドを用いて絶縁層を形成することが好ましい。
【0018】本発明で形成する絶縁層の厚さは0.1μ
m以上であることが好ましい。無機系材料の絶縁層は、
エッチング法やリフトオフ法を用いてパターニングでき
るが、その厚さを0.1μm以上とすることが好まし
い。フォトレジストなどの有機系材料を用いた場合に
は、むしろ1μm以上の厚さに設置することが可能であ
り、このように少なくとも有機化合物からなる発光層を
含む薄膜層の厚さを上回る厚さに設定することにより、
シャドーマスクを用いたパターニングの際に、絶縁層を
マスク傷を防止するスペーサーとして利用することも可
能になる。
【0019】本発明の有機電界発光装置の製造には、ガ
ラス基板表面にスパッタリング法などで形成した酸化錫
インジウム(ITO)透明膜を形成したITO基板をフ
ォトリソグラフィ法でパターニングしてストライプ状の
第一電極を形成し、ついで絶縁層を形成する方法が用い
られる。絶縁層の形成には上記のように一般的なフォト
リソグラフィ法やフォトリソグラフィ法と真空蒸着法な
どの組み合わせが用いられる。この後、少なくとも有機
化合物からなる発光層を含む薄膜層を形成し、第二電極
を形成して有機電界発光装置が得られるが、本発明の製
造方法の特徴は、薄膜層形成前に絶縁層を脱水処理する
ところにある。
【0020】すなわち、薄膜層形成前に基板を80℃以
上に加熱して絶縁層を脱水処理することが好ましく、も
しくは基板を減圧雰囲気下に置くことで絶縁層を脱水処
理することが好ましい。これらの加熱による脱水処理、
減圧雰囲気下に置く脱水処理は個々にそれだけを行って
もよいが、それぞれの処理を連続して行うことや、同時
に行うことも効果的である。また、その順番も特に限定
されるものではない。薄膜層の形成までに減圧雰囲気下
に置く総時間は10分以上であることが好ましい。また
減圧度を高くして短時間で処理するよりは、減圧雰囲気
保持時間を長くする方が好ましい。少なくとも10分以
上、好ましくは20分以上は減圧雰囲気下に保持するこ
とが絶縁層の脱水処理に有効であり、有効発光率を高め
る効果を発揮できる。有機電界発光装置の薄膜層を真空
蒸着法などにより製造する場合には、真空排気の際に脱
水処理を同時に行うこともできる。
【0021】無機系または有機系材料を用いて絶縁層を
形成した後、この形成に伴う後処理を行ってから、基板
を80℃以上で加熱するか、減圧雰囲気下に総時間で1
0分以上置くという処理を経過させること、または、両
者を組み合わせた処理をすることにより、得られる有機
電界発光装置の有効発光率を80%以上に向上させるこ
とができる。
【0022】絶縁層形成と上記の脱水処理を行った後、
必要に応じて少なくとも一部分が薄膜層の厚さを上回る
高さを有するスペーサーを形成し、次いで発光層を含む
薄膜層を第一電極上に形成する。薄膜層の構成には、
1)正孔輸送層/発光層、2)正孔輸送層/発光層/電
子輸送層、3)発光層/電子輸送層、そして4)以上の
層構成物質を一層に混合した形態の発光層などが考えら
れるが、いずれであってもよい。正孔輸送層、発光層、
電子輸送層などの有機層には公知の材料が用いられる。
これらの薄膜層のパターニング形成にはシャドーマスク
を使用した種々の蒸着法を適用することができる。ま
た、発光層をスピンコート法やインクジェット塗布法な
どで形成するポリマー系有機電界発光素子についても本
発明の脱水処理は有効である。
【0023】その後、隔壁法やマスク蒸着法などにより
第二電極材料を蒸着してストライプ状の第二電極を形成
して目的とする有機電界発光装置を得ることができる。
さらに第二電極形成後に公知の技術で保護膜形成や封止
を行うことがある。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるも
のではない。
【0025】実施例1 厚さ1.1mmの無アルカリガラス表面にスパッタリン
グ蒸着法によって厚さ130nmのITO透明電極膜が
形成されたITOガラス基板(ジオマテック社製)を1
20×100mmの大きさに切断した。ITO基板上に
フォトレジストを塗布して、通常のフォトリソグラフィ
法による露光・現像によってパターニングした。ITO
の不要部分をエッチングして除去した後、フォトレジス
トを除去することで、ITO膜を長さ90mm、幅80
μmのストライプ形状にパターニングした。このストラ
イプ状第一電極は100μmピッチで816本配置され
ている。
【0026】次に、ポジ型フォトレジスト(東京応化社
製,OFPR−800)をスピンコート法により第一電
極を形成した基板上に厚さ3μmになるように塗布し
た。この塗布膜にフォトマスクを介してパターン露光
し、現像してフォトレジストのパターニングを行い、現
像後に160℃でキュアした。この絶縁層には幅65μ
m、長さ235μmの開口部が幅方向に100μmピッ
チで816個、長さ方向に300μmピッチで200個
配置されている。絶縁層は第一電極の端部を覆い、その
開口部から第一電極の中央部分が露出している。
【0027】このように絶縁層を形成した基板は、乾燥
空気中で真空乾燥機に移して、室温、10Paの減圧雰
囲気下に10分間置いて脱水処理を行った。
【0028】発光層を含む薄膜層は、抵抗線加熱方式に
よる真空蒸着法によって形成した。なお、蒸着時の真空
度は2×10-4Pa以下であり、蒸着中は蒸着源に対し
て基板を回転させた。まず、図3に示すような配置にお
いて、銅フタロシアニンを15nm、ビス(N−エチル
カルバゾール)を60nm基板全面に蒸着して正孔輸送
層5を形成した。
【0029】発光層パターニング用として、図4に示し
たようにマスク部分と補強線とが同一平面内に形成され
たシャドーマスクを用いた。シャドーマスクの外形は1
20×84mm、マスク部分31の厚さは25μmであ
り、長さ64mm、幅100μmのストライプ状開口部
32がピッチ300μmで272本配置されている。各
ストライプ状開口部には、開口部と直交する幅20μ
m、厚さ25μmの補強線33が1.8mm間隔に形成
されている。シャドーマスクは外形が等しい幅4mmの
ステンレス鋼製フレーム34に固定されている。
【0030】発光層用シャドーマスクを基板前方に配置
して両者を密着させ、基板後方にはフェライト系板磁石
(日立金属社製、YBM−1B)を配置した。この際、
図5および図6に示したように、ストライプ状第一電極
2がシャドーマスクのストライプ状開口部32の中心に
位置し、補強線33が絶縁層上に位置し、かつ補強線と
絶縁層が接触するように配置される。この状態で0.3
重量%の1,3,5,7,8−ペンタメチル−4,4−
ジフロロ−4−ボラ−3a,4a−ジアザ−s−インダ
セン(PM546)をドーピングした8−ヒドロキシキ
ノリン−アルミニウム錯体(Alq3)を21nm蒸着
し、緑色発光層をパターニングした。
【0031】次に、シャドーマスクを1ピッチ分ずらし
た位置の第一電極パターンに位置合わせして、1重量%
の4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(ジュ
ロリジルスチリル)ピラン(DCJT)をドーピングし
たAlq3を15nm蒸着して、赤色発光層をパターニ
ングした。
【0032】さらにシャドーマスクを1ピッチ分ずらし
た位置の第一電極パターンに位置合わせして、4,4’
−ビス(2,2’−ジフェニルビニル)ジフェニル(D
PVBi)を20nm蒸着して、青色発光層をパターニ
ングした。緑色、赤色、青色それぞれの発光層は、スト
ライプ状第一電極の3本ごとに配置され、第一電極の露
出部分を完全に覆っている。
【0033】次に図7に示した配置において、DPVB
iを35nm、Alq3を10nm基板全面に蒸着し
た。この後、薄膜層をリチウム蒸気に曝してドーピング
(膜厚換算量0.5nm)した。
【0034】第二電極パターニング用として、図8およ
び図9に示すようなマスク部分31の一方の面35と補
強線33との間に隙間36が存在する構造のシャドーマ
スクを用いた。シャドーマスクの外形は120×84m
m、マスク部分の厚さは100μmであり、長さ100
mm、幅250μmのストライプ状開口部32がピッチ
300μmで200本配置されている。マスク部分の上
には、幅40μm、厚さ35μm、対向する二辺の間隔
が200μmの正六角形構造からなるメッシュ状の補強
線が形成されている。隙間の高さはマスク部分の厚さと
等しく100μmである。シャドーマスクは外形が等し
い幅4mmのステンレス鋼製フレーム34に固定されて
いる。
【0035】第二電極は、抵抗線加熱方式による真空蒸
着法によって形成した。なお、蒸着時の真空度は3×1
-4Pa以下であり、蒸着中は2つの蒸着源に対して基
板を回転させた。発光層のパターニングと同様に、第二
電極用シャドーマスクを基板前方に配置して両者を密着
させ、基板後方には磁石を配置した。この際、図10お
よび図11に示すように、絶縁層がマスク部分31の位
置と一致するように両者を配置する。この状態でアルミ
ニウムを400nmの厚さに蒸着して、第二電極8をパ
ターニングした。第二電極は、間隔をあけて配置された
複数のストライプ状にパターニングされている第一電極
と直交する配置で、間隔をあけて配置されたストライプ
状にパターニングされている。
【0036】このようにして幅70μm、ピッチ100
μm、本数816本のITOストライプ状第一電極上
に、パターニングされた緑色発光層、赤色発光層および
青色発光層が形成され、第一電極と直交するように幅2
50μm、ピッチ300μmのストライプ状第二電極が
200本配置された単純マトリクス型カラー有機電界発
光装置を作製した。赤、緑、青の3つの発光領域が1画
素を形成するので、本発光装置は300μmピッチで2
72×200画素を有する。1つの発光画素の発光可能
領域は絶縁層の開口部により規制されるので幅65μm
で長さ235μmであり、発光可能領域の面積は0.0
15275平方ミリメートルである。
【0037】本装置を蒸着機から取り出し、ロータリー
ポンプによる減圧雰囲気下で20分間保持した後、露点
−100℃以下のアルゴン雰囲気下に移した。この低湿
雰囲気下にて、基板と封止用ガラス板とを硬化性エポキ
シ樹脂を用いて貼り合わせることで封止した。
【0038】本有機電界発光装置の製造直後の有効発光
率は多くの部分で100%、最低の部分でも90%であ
り、各画素の有効発光率のバラツキが小さいために、線
順次駆動法で輝度ムラの少ない良好な表示特性が得られ
た。また、3ヶ月経過後でも有効発光率は85%より高
い値を保持していた。
【0039】実施例2 絶縁層を形成した基板を、乾燥空気中で真空乾燥機に移
して、室温、10Paの減圧雰囲気下に20分間置いて
脱水処理を行った以外は、実施例1と同様にして有機電
界発光装置を作製した。作製直後の有効発光率は多くの
部分で100%、最低の部分でも96%であり、各画素
の有効発光率のバラツキが小さいために、実施例1に比
べてもより輝度ムラの少ない良好な表示特性が得られ
た。また、1ヶ月経過後も有効発光率に変化は認められ
なかった。3ヶ月経過後でも有効発光率に大きな変化は
認められなかった。
【0040】実施例3 絶縁層を形成した基板を、乾燥空気中で真空乾燥機に移
して、80℃に加熱した後、10Paの減圧雰囲気下に
30分間置いて脱水処理を行った以外は、実施例1と同
様にして有機電界発光装置を作製した。作製直後の有効
発光率はほとんどの部分で100%、最低の部分でも9
8%であり、各画素の有効発光率のバラツキが小さいた
めに、実施例2に比べてもさらに輝度ムラの少ない良好
な表示特性が得られた。また、1ヶ月経過後も有効発光
率に変化は認められなかった。3ヶ月経過後でも有効発
光率に大きな変化は認められなかった。
【0041】比較例1 絶縁層を形成した基板を脱水処理しなかったこと以外
は、実施例1と同様にして有機電界発光装置を作製し
た。有効発光率は作製直後から多くの部分で80%未満
となり、各画素の有効発光率のバラツキが大きいため
に、輝度ムラの目立つ表示特性しか得られなかった。ま
た、1日後には有効発光率は70%未満に低下した。こ
れは、実施例と同じ輝度を得るためには、大きな電流密
度が必要となり、実施例に比べて素子への負担が増大す
ることを意味する。また、絶縁層から薄膜層への水分の
拡散により、短絡して非発光化する画素数が経時的に増
加したため、表示特性がさらに悪化した。
【0042】実施例4 実施例1と同様にして第一電極のパターニングを行っ
た。次に、ポジ型感光性ポリイミド前駆体(東レ(株)
製、PW−1000)の濃度調整を行い、スピンコート
法により第一電極を形成した基板上に塗布し、ホットプ
レート上で120℃で2分間プリベークした。この膜に
フォトマスクを介してUV露光した後、2.38%TM
AH水溶液で露光部分のみを溶解させることで現像し、
純水でリンスした。得られたポリイミド前駆体パターン
をクリーンオーブン中の窒素雰囲下で170℃、30
分、さらに、320℃で60分加熱してキュアした。こ
のポリイミドからなる絶縁層には幅65μm、長さ23
5μmの開口部が幅方向に100μmピッチで816
個、長さ方向に300μmピッチで200個配置されて
いる。絶縁層は第一電極の端部を覆い、その開口部から
第一電極の中央部分が露出している。絶縁層の厚さは約
4μmであり、体積抵抗率は少なくとも108Ωcmあ
ることを確認した。絶縁層の境界部分の断面は順テーパ
ー形状であり、テーパー角度は約45°であった。
【0043】脱水処理については実施例3と同様に行っ
た。薄膜層および第二電極の形成と封止については実施
例1と同様に行った。
【0044】得られた有機電界発光装置の作製直後の有
効発光率はほとんどの部分で100%、最低の部分でも
96%であり、各画素の有効発光率のバラツキが小さい
ために、輝度ムラの少ない良好な表示特性が得られた。
また、1ヶ月経過後も有効発光率に変化は認められなか
った。3ヶ月経過後でも有効発光率に大きな変化は認め
られなかった。
【0045】実施例5 実施例1と同様にして第一電極のパターニングを行っ
た。つぎにネガティブ型のリフトオフ用フォトレジスト
(日本ゼオン社製:ZPN1100)を全面に厚さ3μ
mに塗布した。このレジストのパターニングに用いたフ
ォトマスクは、65μm幅で235μmの長さの開口部
が幅方向は100μmピッチで、長さ方向は300μm
ピッチで配置されたものを用いた。ストライプ状の第一
電極上にフォトマスクの幅65μmがその中心に配置さ
れるように位置合わせしてパターニングした。
【0046】このリフトオフレジストのパターン形状は
逆テーパー型になるのが特徴である。引き続きガラス基
板の全面に電子ビーム蒸着法で厚さ150nmの酸化ケ
イ素膜を形成した。この基板をアセトン中で超音波洗浄
するとリフトオフレジストが溶解し、レジストの開口部
に蒸着された酸化ケイ素膜が第一電極上に残留する。す
なわち、絶縁膜はリフトオフレジストのパターニングに
用いたフォトマスクのパターン配置と一致した幅65μ
mで長さ235μmの開口部が、幅方向には100μm
ピッチで、長さ方向には300μmピッチで配置された
ものとなる。すなわち、これらの開口部を除く基板上に
絶縁層が形成される。
【0047】第一電極および絶縁層が形成された基板上
にポリイミド系感光性コーティング剤(東レ社製、UR
−3100)をスピンコートし、クリーンオーブン中、
窒素雰囲気下で80℃、1時間プレベーキングした。次
に、この塗布膜にフォトマスクを介してパターン露光し
た後、現像液(東レ社製、DV−505)を用いた現像
した。その後クリーンオーブン中で180℃、30分
間、さらに220℃で30分間ベーキングを行って、第
一電極と直交する隔壁を形成した。この半透明で電気絶
縁性の隔壁は絶縁層上に位置しており、長さ104m
m、幅50μm、高さ4μmであり、300μmピッチ
で201本配置されている。
【0048】脱水処理については実施例3と同様に行っ
た。薄膜層の形成は実施例1と同様に行った。第二電極
の形成には隔壁法を用いた。すなわち、基板を蒸着源に
対して傾けて設置した状態で斜め蒸着を行い、400n
mのアルミニウムを蒸着した。封止については実施例1
と同様に行った。
【0049】得られた有機電界発光装置の作製直後の有
効発光率はほとんどの部分で100%、最低の部分でも
98%であり、各画素の有効発光率のバラツキが小さい
ために、輝度ムラの少ない良好な表示特性が得られた。
また、1ヶ月経過後も有効発光率に変化は認められなか
った。3ヶ月経過後でも有効発光率に大きな変化は認め
られなかった。
【0050】実施例6 実施例1と同様にしてITOをパターニングし、長さ9
0mm、幅270μ、ピッチ300μmのストライプ状
第一電極を272本形成した。
【0051】次に、実施例1と同様にして絶縁層をパタ
ーニングし、幅265μm、長さ750μmの開口部が
幅方向には300μmピッチで272個、長さ方向には
900μmピッチで66個配置されている。脱水処理は
実施例3と同様に行い、正孔輸送層は実施例1と同様に
形成した。
【0052】発光層パターニング用として、図4に示し
たようにマスク部分と補強線とが同一平面内に形成され
た構造のシャドーマスクを用意した。シャドーマスクの
外形は120×84mm、マスク部分31の厚さは25
μmであり、長さ64mm、幅305μmのストライプ
状開口部32がピッチ900μmで横方向に92本配置
されている。各ストライプ状開口部には、開口部と直交
する幅20μm、厚さ25μmの補強線33が1.8m
mおきに形成されている。また、シャドーマスクは外形
が等しい幅4mmのステンレス鋼製フレーム34に固定
されている。このマスクを用いて実施例1と同様に発光
層をパターニングした。
【0053】DPVBiおよびAlq3の蒸着、Liの
ドーピングについては実施例1と同様に行った。
【0054】第二電極パターニング用として、図8およ
び図9に示すようにマスク部分31の一方の面35と補
強線33との間に隙間36が存在する構造のシャドーマ
スクを用意した。シャドーマスクの外形は120×84
mm、マスク部分の厚さは170μmであり、長さ10
0mm、幅770μmのストライプ状開口部32がピッ
チ900μmで横方向に66本配置されている。マスク
部分の上には、幅45μm、厚さ40μm、対向する二
辺の間隔が200μmの正六角形構造からなるメッシュ
状の補強線が形成されている。隙間の高さはマスク部分
の厚さと等しく170μmである。また、シャドーマス
クは外形が等しい幅4mmのステンレス鋼製フレーム3
4に固定されている。このマスクを用いて実施例1と同
様に第二電極をパターニングした。
【0055】このようにして幅270μm、ピッチ30
0μm、本数272本のITOストライプ状第一電極上
に、パターニングされた緑色発光層、赤色発光層および
青色発光層が形成され、第一電極と直交するように幅7
70μm、ピッチ900μmのストライプ状第二電極が
66本配置された単純マトリクス型カラー有機電界発光
装置を作製した。赤、緑、青の3つの発光領域が1画素
を形成するので、本発光装置は900μmピッチで90
×66画素を有する。1つの発光画素の発光可能領域は
絶縁層の開口部により規制されるので幅265μmで長
さ750μmであり、発光可能領域の面積は0.198
75平方ミリメートルである。封止については実施例1
と同様に行った。
【0056】本有機電界発光装置の製造直後の有効発光
率は多くの部分で100%、最低の部分でも99%であ
り、各画素の有効発光率のバラツキが小さいために、線
順次駆動法で輝度ムラの少ない良好な表示特性が得られ
た。また、1ヶ月経過後も有効発光率に変化は認められ
なかった。3ヶ月経過後でも有効発光率に大きな変化は
認められなかった。
【0057】
【発明の効果】画素の発光可能領域の内、実際に発光す
る領域の面積を表す有効発光率を80%以上とすること
で、輝度ムラなどが少ない良好な表示特性を得ることが
できる。また、有機電界発光装置への負担も減少し、画
素の短絡も抑制する効果がある。作製から1ヶ月後、さ
らには、3ヶ月後の有効発光率が85%以上であれば、
その後の有効発光率の大きな減少はなく、長期間に渡っ
て安定した表示特性が期待できる。このような有機電界
発光装置は、絶縁層形成後に基板を80℃以上の温度で
熱処理するか、減圧雰囲気下に10分間以上置く脱水処
理を行うことにより得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光可能領域および実発光領域を説明する平面
図。
【図2】図1のXX’断面図。
【図3】正孔輸送層の形成方法の一例を説明するXX’
断面図。
【図4】発光層パターニング用シャドーマスクの一例を
示す平面図。
【図5】発光層パターニング方法の一例を説明するX
X’断面図。
【図6】発光層パターニング方法の一例を説明するY
Y’断面図。
【図7】電子輸送層の形成方法の一例を説明するXX’
断面図。
【図8】第二電極パターニング用シャドーマスクの一例
を示す平面図。
【図9】第二電極パターニング用シャドーマスクの一例
を示す断面図。
【図10】第二電極パターニングの一例を説明するX
X’断面図。
【図11】第二電極パターニングの一例を説明するY
Y’断面図。
【符号の説明】
1 基板 2 第一電極 4 絶縁層 5 正孔輸送層 6 発光層 7 電子輸送層 8 第二電極 10 薄膜層 11 正孔輸送材料 12 発光材料 13 電子輸送材料 14 第二電極材料 15 発光可能領域 16 実発光領域 30 シャドーマスク 31 マスク部分 32 開口部 33 補強線 34 フレーム 35 マスク部分の一方の面 36 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/12 H05B 33/12 B 33/14 33/14 A Fターム(参考) 3K007 AB00 AB02 AB05 BA06 CA01 CB01 CB03 DA00 DB03 EB00 FA01 FA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された第一電極と、第一電極
    の一部を覆うように形成された絶縁層と、第一電極上に
    形成された少なくとも有機化合物からなる発光層を含む
    薄膜層と、薄膜層上に形成された第二電極とを含む有機
    電界発光装置であって、前記第一電極と前記絶縁層と前
    記第二電極とによって規定される発光可能領域の面積に
    対する、実際に発光する実発光領域の面積の比として定
    義される有効発光率が80%以上であることを特徴とす
    る有機電界発光装置。
  2. 【請求項2】発光可能領域の面積が1平方ミリメートル
    以下であることを特徴とする請求項1記載の有機電界発
    光装置。
  3. 【請求項3】発光可能領域の面積が0.1平方ミリメー
    トル以下であることを特徴とする請求項1記載の有機電
    界発光装置。
  4. 【請求項4】絶縁層の厚みが0.1μm以上であること
    を特徴とする請求項1記載の有機電界発光装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の有機電界発光装置の製造方
    法であって、薄膜層形成前に絶縁層を脱水処理すること
    を特徴とする有機電界発光装置の製造方法。
  6. 【請求項6】基板を80℃以上に加熱することにより絶
    縁層を脱水処理することを特徴とする請求項5記載の有
    機電界発光装置の製造方法。
  7. 【請求項7】基板を減圧雰囲気下に置くことで絶縁層を
    脱水処理することを特徴とする請求項5記載の有機電界
    発光装置の製造方法。
  8. 【請求項8】基板を減圧下に置く総時間が10分以上で
    あることを特徴とする請求項5記載の有機電界発光装置
    の製造方法。
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