JP2001196024A - 冷陰極蛍光放電管 - Google Patents

冷陰極蛍光放電管

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JP2001196024A
JP2001196024A JP2000002180A JP2000002180A JP2001196024A JP 2001196024 A JP2001196024 A JP 2001196024A JP 2000002180 A JP2000002180 A JP 2000002180A JP 2000002180 A JP2000002180 A JP 2000002180A JP 2001196024 A JP2001196024 A JP 2001196024A
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Shinji Kihara
慎二 木原
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West Electric Co Ltd
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West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、液晶表示装置等の光源として有用
される冷陰極蛍光放電管の放電による黒化の発生を防止
し、水銀消耗量を軽減し長寿命の冷陰極蛍光放電管を提
供するものである。 【解決手段】 本発明による冷陰極蛍光放電管は、ガラ
スバルブの両端に封止されガラスバルブ内に突出した導
入線に取りつけられガラスバルブ内部に対向して設けら
れる第1と第2の主電極の少なくとも一方を、有底形状
で成り水銀が含有された焼結金属体を内挿し導入線と接
合した第1の金属筒を覆うように第2の金属筒を取りつ
けて構成し、第1の金属筒の有底側の外面部と第2の金
属筒との間で空間を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の光
源として有用されている冷陰極蛍光放電管に関し、特に
放電管の主電極の構造に関するものである。
【従来の技術】従来より冷陰極蛍光放電管は、ワープ
ロ、パソコン等のバックライトの光源として有用されて
おり、近年その使用頻度と相俟って長時間の使用にも十
分耐えうるいわゆる長寿命のものが要求されており、そ
の長寿命の冷陰極蛍光放電管として、ホロータイプの電
極を使用した図6の構成のものが実用化されている。図
において、1はガラスバルブ、2はガラスバルブ1の開
口端部に封止される例えばタングステンの金属棒を適宜
の長さに切断した導入線、4はガラスバルブ内面に施さ
れる蛍光被膜、12は導入線2をガラスバルブ端部に封
止するためのビードガラス、21は導入線2に接合され
ガラスバルブ2内に設けられる主電極である。主電極2
1は、例えばタングステン金属の粉末や、タンタルとチ
タン金属粉末の混合物をプレス成形したのち高温度で焼
結してなる焼結金属体22を導入線2に固着し、さらに
例えばニッケル金属で作られ一端が開口し他端が閉鎖さ
れてなる有底形状の金属筒23と焼結金属体22とをカ
シメやカシメ部分の溶接等により接合して構成されてい
る。更に焼結金属体22には、一般的に使用されている
ドーピング法により水銀が含有されている。なお、図示
しないガラスバルブの他端には、ガラスバルブ2の他端
開口部に封止された導入線に主電極21と同構造の主電
極が設けられ固着され、この焼結金属体22と金属筒2
3との間は、接合部分を除き隙間がもうけられている
が、主電極21とは異なってこちらの電極には、水銀が
焼結金属体に含有されていない。24は空間であり、ま
たガラスバルブ2の内部には、ネオンやアルゴンの希ガ
スが必要量封入されている。
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の冷陰極蛍
光放電管は、焼結金属体22を金属筒23で覆っている
が、これは放電の際に焼結金属が飛散してガラスバルブ
内面に付着して黒化が発生するのを防止するためのもの
である。すなわち、焼結金属が飛散してガラスバルブ2
に黒化が発生すると、ガラスバルブ内に拡散されている
水銀が黒化の発生部分に付着するので、点灯時間の経過
とともにガラスバルブ内の水銀が減少してゆき輝度もそ
れに伴って低下し必要とする輝度が得られなくなりやが
て使用に供することが出来なくなり、いわゆる放電管と
しての寿命が短くなる問題がある。この焼結金属の飛散
を金属筒23で防止するようにしているが、それでもな
お依然として黒化の発生を抑制し長時間の使用でも安定
した輝度を得ることの出来る長寿命の放電管にするまで
には至っていない。従って、本発明はかかる焼結金属の
飛散及び黒化の発生を抑制し、長寿命の冷陰極蛍光放電
管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、ガラスバルブ内に設けられる第1の主電極を、
有底形状の金属筒に水銀を含有した焼結金属体が内挿さ
れて第1の導入線と接合した第1の金属筒と、両端が開
口した形状で第1の金属筒の有底側の外面部との間で空
間を形成して第1の金属筒と接合される第2の金属筒で
構成し、この第1の主電極に対向し第2の導入線に接合
される第2の主電極の形状を第1の主電極と同構造と
し、この第2の主電極の焼結電極には水銀を含有しない
構成にしてなるものである。また本発明の他のものは、
ガラスバルブ内に設けられる第1の主電極を、有底形状
の金属筒に水銀を含有した焼結金属体が内挿されて第1
の導入線と接合された第1の金属筒と、両端が開口した
形状で第1の金属筒の有底側の外面部との間で空間を形
成して第1の金属筒と接合される第2の金属筒とで構成
し、この第1の主電極に対向する第2の主電極を、第2
の導入線に取り付けられ水銀を含有しない焼結金属体を
有底形状の第3の金属筒に挿入し、この第3金属筒と焼
結金属体とを接合するようにして構成したものである。
以上のような主電極を使用することによって、焼結金属
の飛散と黒化の発生を抑制し、水銀の付着を抑制するこ
とによって、長時間の点灯後でも水銀の消耗量を極力低
減でき長寿命の冷陰極蛍光放電管を提供することが出来
る。
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1の主電極を、金属粉末を焼結し水銀を含有した
第1の焼結金属体が内挿され第1の導入線と接合される
第1の金属筒と、両端部が開口し前記第1の金属筒が挿
入され前記第1の金属筒の有底部の外面部との間で空間
を形成して前記第1の金属筒と接合される第2の金属筒
とで構成し、前記第1の金属筒と前記第1の焼結金属体
との間及び前記第1の金属筒と前記第1の導入線との間
に夫々隙間を設けてなり、第2の主電極を、第1の主電
極と同構造で、第2主電極の焼結金属体には水銀を含有
させない構成としたものであり、黒化の発生と水銀の消
耗量を抑制した長寿命の冷陰極蛍光放電管にすることが
出来る。本発明の請求項2に記載の発明は、第1導入線
と第1の金属筒との接合部分をカシメることにより又は
カシメた後に当該カシメ部分を溶接することによって接
合するものであり、簡単な作業によって主電極を製作す
ることができる。本発明の請求項3に記載の発明は、第
1の主電極を構成する第1の金属筒と第2の金属筒との
接合部分をカシメることにより又はカシメた後に当該カ
シメ部分を溶接することによって接合するものであり、
簡単な作業によって主電極を製作することができる。本
発明の請求項4に記載の発明は、第1の主電極を構成す
る第1の導入線と第1の金属筒と第2の金属筒との接合
部分をカシメすることにより又はカシメた後に当該カシ
メ部分を溶接することによって一度に接合してなるもの
であり、個別な作業により夫々を接合することなく一度
に簡単な作業によって主電極を製作することができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、第2の主電極を構成
する第2の導入線と第3の金属筒との接合部分をカシメ
することにより又はカシメた後に当該カシメ部分を溶接
することによって接合してなるもので、簡単な作業によ
って主電極を製作することができる。本発明の請求項6
に記載の発明は、第2の主電極を構成する第3の金属筒
と第4の金属筒とを接合する部分をカシメすることによ
り又はカシメた後に当該カシメ部分を溶接することによ
って接合するものであり、簡単な作業によって主電極を
製作することができる。本発明の請求項7に記載の発明
は、第2の主電極を構成する第2の導入線と第3の金属
筒と第4の金属筒は、それらの接合部分をカシメること
により又はカシメた後に当該カシメ部分を溶接すること
によって接合する全てを一度に接合するものであり、簡
単な作業によって主電極を製作することができる。本発
明の請求項8に記載の発明は、第1の主電極を構成する
第1の金属筒に少なくとも1つの窪みの接合部分を設
け、この窪み部分で第1の導入線と第1の金属筒を溶接
により接合するものであり、カシメ作業も無く溶接だけ
の簡単な作業によって主電極を製作することができる。
本発明の請求項9に記載の発明は、第1の主電極を構成
する第2の金属筒に少なくとも1つの窪みの接合部分を
設け、この窪み部分で第1の金属筒と第2の金属筒を溶
接により接合するものであり、簡単な作業によって主電
極を製作することができる。本発明の請求項10に記載
の発明は、第2の主電極を構成する第3の金属筒を、少
なくとも1つの窪みの接合部分を有した形状にし、この
窪み部分で第2の導入線と前記第3の金属筒とを溶接だ
けの簡単な作業で接合することが出来る。本発明の請求
項11に記載の発明は、第2の主電極を構成する第4の
金属筒を、少なくとも1つの窪みの接合部分を有した形
状にし、この窪み部分で第3の金属筒と前記第4の金属
筒を溶接だけで簡単に接合することが出来る。本発明の
請求項12に記載の発明は、第1の主電極を、金属粉末
を焼結し水銀を含有した第1の焼結金属体と、有底形状
で第1の焼結結金属体が内挿され第1の導入線と接合さ
れる第1の金属筒と、両端部が開口し前記第1の金属筒
が挿入され前記第1の金属筒の有底側の外面部との間で
空間を形成して前記第1の金属筒と接合される第2の金
属筒とを設けて構成し、さらに前記第1の金属筒と前記
第1の焼結金属体との間及び前記第1の金属筒と前記第
1の導入線との間には夫々隙間をもうけてなり、第2の
主電極を、金属粉末を焼結し水銀を含有しない第2の焼
結金属体を取り付けた第2の導入線と、第2の焼結金属
体に接合される第3の金属筒とで構成してなるものであ
り、黒化の発生と水銀の消耗量を抑制した長寿命の冷陰
極蛍光放電管にすることが出来る。本発明の請求項13
に記載の発明は、請求項12に記載の発明の第1の主電
極を構成する第1の導入線と第1の金属筒とを、接合部
分をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメ部
分を溶接するだけの簡単な作業により接合することが出
来る。本発明の請求項14に記載の発明は、請求項12
に記載の発明の第1の主電極を構成する第1の金属筒と
第2の金属筒とを、接合部分をカシメることにより又は
カシメた後に当該カシメ部分を溶接することによる簡単
な作業によって接合することが出来る。本発明の請求項
15に記載の発明は、請求項12に記載の発明の第1の
主電極を構成する第1の焼結金属対を内挿した第1の金
属筒と第2の金属筒は、接合部分をカシメることにより
又はカシメた後に当該カシメ部分を溶接することによっ
て簡単な作業で全てが接合されて主電極を製作すること
が出来る。本発明の請求項16に記載の発明は、請求項
12に記載の発明の第1の主電極の第1の金属筒の少な
くとも1つの窪みの接合部分を設けることによって、第
1の導入線と前記第1の金属筒とを窪み部分での溶接に
より簡単に接合することができる。本発明の請求項17
に記載の発明は、請求項12に記載の発明の第1の主電
極を構成する第2の金属筒の少なくとも1つの窪みの接
合部分を設けることによって、第1の金属筒と第2の金
属筒とを窪み部分での溶接により簡単に接合することが
できる。
【実施例】以下、本発明を実施例図面とともに説明す
る。図1は本発明の冷陰極蛍光放電管の実施例を示す断
面図であり、1はガラスバルブ、2は例えばタングステ
ンの金属棒を適宜の長さに切断しガラスバルブ1の一方
の開口端部に封止され図示しない電源装置により放電エ
ネルギーが供給される第1の導入線、3はガラスバルブ
内に突出した導入線2に取り付けられる第1の主電極、
4はガラスバルブ内面に塗布されて施される蛍光被膜、
5は導入線2と同材料が使用されガラスバルブ1の他方
の開口端部に封止され放電エネルギーが供給される第2
の導入線、6はガラスバルブ内に突出した導入線5に取
り付けられる第2の主電極、7はガラスバルブ内部であ
り、ネオンやアルゴン等の希ガスの必要量がガラスバル
ブ内に封入される。12、13は導入線2、5に夫々溶
着され導入線2、5をガラスバルブ1に封止するために
使用されるビードガラスである。全体の構成は、以上の
通りであるが、第1の主電極3は、図2の拡大断面図で
示すように、タングステン粉末の単体や又はタンタルと
チタン粉末の混合物をプレス成形後に例えば600度の
高温で焼結し、次いで水銀が入れられた容器内でその焼
結体を浸漬して高温度で水銀をドーピングしてなる焼結
金属体8を、例えばニッケル金属で作られ一端が閉鎖さ
れ他端が開口した第1の金属筒9に内挿したのち、金属
筒9の開口端側に挿入された導入線2を金属筒9にカシ
メることにより又は軽くカシメた後溶接することによっ
て金属筒9と導入線2とを接合し、更に両端が開口した
形状の第2の金属筒10に金属筒9を挿入し、金属筒1
0の外側よりカシメることにより又は軽くカシメたのち
溶接することによって金属筒10と金属筒9とを接合し
て構成される。11は金属筒9の有底側の外面部と金属
筒10とで形成される空間部分である。なお、ビードガ
ラス12は、導入線2と金属筒9とを接合する前に又は
接合したのち導入線2に溶着すれば良い。図3は、導入
線2と第1の主電極3とを接合してなる図2の断面図の
A方向から見た平面図であり、金属筒9と金属筒10と
の間には僅かな隙間16が設けられており、14、15
は金属筒9、10をカシメることにより接合する部分で
あり、このカシメだけでも両金属筒の接合は充分である
が、さらにこの14、15の部分を溶接すれば両金属筒
の接合はより強度が増す。17は金属筒9の閉鎖された
有底側の外面部である。図4は、導入線2と第1の主電
極3とを接合してなる図2の断面図においてビードガラ
ス12を除くB方向から見た平面図であり、焼結金属体
8と金属筒9との間、及び導入線2と金属筒9との間に
は僅かな隙間20が設けられており、金属筒9の18と
19の接合部分をカシメることにより又はカシメた後に
その部分を溶接することによって導入線2と金属筒9と
を接合して導入線2と第1の主電極3が接合される。な
お、金属筒9と金属筒10は、金属筒9の外径と金属筒
10の内径とを略等しくして隙間を設けなくても良い
が、焼結金属体8と金属筒9との間、及び導入線2と金
属筒9との間は、放電のための焼結金属体が電極として
の機能を損なわないことと焼結金属体に含有させた水銀
のガラスバルブ内への拡散のために隙間を設けることが
必要である。他方、ガラスバルブ1の他方開口端部に封
止された第2の導入線5とこれに接合される第2の主電
極6は、第1の主電極3の焼結金属体8に水銀が含有さ
れているのに対し、第2の主電極6の焼結金属体には水
銀を含有していない点が相違するだけで他は第1の主電
極同構成であるので、説明は省略する。なお、金属筒9
と導入線2との接合、金属筒9及び金属筒10との接合
のために、金属筒9及び金属筒10の外部より2ヶ所の
接合部分をカシメているが3ヶ所、4ヶ所と接合するカ
シメ部分の数を増やしても良い。また、金属筒9及び金
属筒10における、14、15、18及び19の接合部
分においてカシメることにより窪みが生じるが、接合部
分をカシメめずに、予め数ヶ所に窪みを設け導入線と接
触する形状と寸法で金属筒9を形成し、更に同様に数ヶ
所に金属筒9と接触する窪みを設けた形状と寸法で金属
筒10を形成しておき、それらの窪みの接合部分を溶接
して導入線2と金属筒9、金属筒9と金属筒10とを夫
々順次に接合しても良いし、又は窪みのある接合部分を
一度に溶接しても良い。さらに、金属筒9に焼結金属体
8を内挿し導入線2を挿入したのち、この金属筒9を金
属筒10に挿入した状態、即ち図2に示す状態にセット
して導入線2と金属筒9と金属筒10とを金属筒10の
外部から一度にカシメることによってそれら全てを接合
するか、又は金属筒10の外部からカシメた後に導入線
2と金属筒9及び金属筒10の全てを一度に溶接しても
良い。以上の構成よりなる、本発明の冷陰極蛍光放電管
の点灯による水銀の消耗量を調べるために、図1に示す
本発明の冷陰極蛍光放電管と図6に基づく従来の冷陰極
蛍光放電管を、ガラスバルブの全長が300mm、外径
が2.6mm、内径が2.0mmの寸法で、且つガラス
バルブ内にネオンガスが95%でアルゴンガスが5%の
混合ガスを約8000Pa封入して同条件で夫々各5本
製作し、各試料の放電管に6mAの放電電流を流して5
00時間点灯させた後の水銀消耗量を測定した。図5は
電極の放電面積と水銀消耗量の関係結果を示し、Cは本
発明の冷陰極蛍光放電管の結果であり、Dは従来の冷陰
極蛍光放電管の結果であり、またデーターは夫々の試料
の5本の平均値を示す。なお、電極の放電面積とは、本
発明品では図2の金属筒9の有底側の外面部面積と金属
筒10の内側面積とで形成される空間11における表面
積をいい、図6の従来例の場合では金属筒19の外表面
積をいう。この結果より、本発明品及び従来品に共通し
て言えることは、放電面積が大きい方が水銀の消耗量は
少ない傾向がある。また、本発明品と従来品との比較に
おいては、説明を加えるまでも無くその差は明白であ
り、本発明品の冷陰極蛍光放電管は、水銀の消耗量は極
めて少ないことが分かる。ちなみに、放電面積が同じ1
0平方mmのところを比較すれば、本発明品は従来品の
それに比べその消耗量は約4分の1と大きく軽減されて
いる。そして、ガラスバルブの黒化の発生も視認により
確認したところ、目視ではっきりと明白にその差が区別
できるほど本発明品は従来品に比べ極めて少ないことが
確認できた。なお、本発明の実施例では、両電極ともに
同様の構造で構成したもので示したが、第1の主電極3
として図2の構造のものを使用し、第2の主電極6とし
て図6に示す従来の放電管の電極構造のもので且つその
焼結金属体に水銀を含有させないものを使用した場合、
図1の実施例に比べると寿命の点では若干劣るが、それ
でも図6の従来の放電管に比して水銀の消耗量は低減さ
れ寿命は改善される。ただ、この第2の主電極として図
6の従来の電極を使用するので、第1の主電極に接合す
る第2の金属筒の取り付け作業が不要になるし、その第
2の金属筒が不要となることによるコスト面での有利さ
を有している。また、焼結金属体8、金属筒9及び金属
筒10の材料、寸法、大きさ並びに空間11等に付いて
は、放電管の特性、寿命及び用途等を考慮して決定すれ
ば良い。
【発明の効果】以上述べたように、本発明の冷陰極蛍光
放電管は、放電時の金属の飛散による黒化の発生が極め
て少なく、それによる水銀の付着が防止できるので水銀
の消耗量が抑制でき、結果的に長寿命のものを提供する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である冷陰極蛍光放電管の断面
【図2】図1に係る冷陰極蛍光放電管の第1の主電極の
拡大断面図
【図3】導入線2と第一の主電極3とを接合してなる図
2の断面図のA方向から見た平面図
【図4】導入線2と第一の主電極3とを接合してなる図
2の断面図においてビードガラスを除いたB方向から見
た平面図
【図5】放電面積と水銀消耗量の関係図
【図6】従来の冷陰極蛍光放電管の断面図
【符号の説明】
1 ガラスバルブ 2 第1の導入線 3 第1の主電極 4 蛍光被膜 5 第2の導入線 6 第2の主電極 8 焼結金属体 9 第1の金属筒 10 第2の金属筒 11 空間 14、15 接合部分 16 隙間 18、19 接合部分 20 隙間

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスバルブと、このガラスバルブの両端
    部に封止される第1と第2の導入線と、前記ガラスバル
    ブ内部に突出した前記第1の導入線に取り付けられる第
    1の主電極と、前記ガラスバルブの内部に突出した第2
    の導入線に取り付けられる第2の主電極と、前記ガラス
    バルブ内面に施される蛍光被膜と、前記ガラスバルブ内
    に封入される希ガスとからなる冷陰極蛍光放電管におい
    て、前記第1の主電極は、金属粉末を焼結し水銀を含有
    した第1の焼結金属体と、一端が閉鎖された有底形状で
    成り前記第1の焼結金属体が内挿され前記第1の導入線
    と接合される第1の金属筒と、両端部が開口した形状で
    前記第1の金属筒が挿入され前記第1の金属筒の前記有
    底側の外面部との間で空間を形成して前記第1の金属筒
    と接合される第2の金属筒とからなり、前記第1の金属
    筒と前記第1の焼結金属体との間及び前記第1の金属筒
    と前記第1の導入線との間に夫々隙間を設けて構成さ
    れ、前記第2の主電極は、金属粉末を焼結した第2の焼
    結金属体と、一端が閉鎖された有底形状で成り前記第2
    の焼結金属体が内挿され前記第2の導入線と接合される
    第3の金属筒と、両端部が開口した形状で前記第3の金
    属筒が挿入され前記第3の金属筒の前記有底側の外面部
    との間で空間を形成して前記第3の金属筒と接合される
    第4の金属筒とからなり、前記第3の金属筒と前記第2
    の焼結金属体との間及び前記第3の金属筒と前記第2の
    導入線との間には夫々隙間を設けて構成されてなる冷陰
    極蛍光放電管。
  2. 【請求項2】第1の導入線と第1の金属筒は、接合部分
    をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメた部
    分を溶接することによって接合される請求項1に記載の
    冷陰極蛍光放電管。
  3. 【請求項3】第1の金属筒と第2の金属筒は、接合部分
    をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメた部
    分を溶接することによって接合される請求項1に記載の
    冷陰極蛍光放電管。
  4. 【請求項4】第1の導入線と第1の金属筒と第2の金属
    筒は、接合部分をカシメることにより又はカシメた後に
    当該カシメた部分を溶接することによって全てを接合し
    てなる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  5. 【請求項5】第2の導入線と第3の金属筒は、接合部分
    をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメた部
    分を溶接することによって接合される請求項1に記載の
    冷陰極蛍光放電管。
  6. 【請求項6】第3の金属筒と第4の金属筒は、接合部分
    をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメた部
    分を溶接することによって接合される請求項1に記載の
    冷陰極蛍光放電管。
  7. 【請求項7】第2の導入線と第3の金属筒と第4の金属
    筒は、接合部分をカシメることにより又はカシメた後に
    当該カシメた部分を溶接することによって全てを接合し
    てなる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  8. 【請求項8】第1の金属筒は少なくとも1つの窪みの接
    合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接するこ
    とにより第1の導入線と前記第1の金属筒を接合してな
    る請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  9. 【請求項9】第2の金属筒は少なくとも1つの窪みの接
    合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接するこ
    とにより第1の金属筒と前記第2の金属筒とを接合して
    なる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  10. 【請求項10】第3の金属筒は少なくとも1つの窪みの
    接合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接する
    ことにより第2の導入線と前記第3の金属筒とを接合し
    てなる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  11. 【請求項11】第4の金属筒は少なくとも1つの窪みの
    接合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接する
    ことにより第3の金属筒と前記第4の金属筒を接合して
    なる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
  12. 【請求項12】ガラスバルブと、このガラスバルブの両
    端部に封止される第1と第2の導入線と、前記ガラスバ
    ルブ内部に突出した前記第1の導入線に取り付けられる
    第1の主電極と、前記ガラスバルブの内部に突出した第
    2の導入線に取り付けられる第2の主電極と、前記ガラ
    スバルブ内面に施される蛍光被膜と、前記ガラスバルブ
    内に封入される希ガスとからなる冷陰極蛍光放電管にお
    いて、前記第1の主電極は、金属粉末を焼結し水銀を含
    有した第1の焼結金属体と、一端が閉鎖された有底形状
    で成り前記第1の焼結金属体が内挿され前記第1の導入
    線と接合される第1の金属筒と、両端部が開口した筒形
    状で前記第1の金属筒が挿入され前記第1の金属筒の前
    記有底側の外面部との間で空間を形成して前記第1の金
    属筒と接合される第2の金属筒とからなり、前記第1の
    金属筒と前記第1の焼結金属体との間及び前記第1の金
    属筒と前記第1の導入線との間に夫々隙間を設けて構成
    され、前記第2の主電極は、金属粉末を焼結した第2の
    焼結金属体と、一端が閉鎖された有底形状で成り前記第
    2の焼結金属体が内挿され第2の導入線と接合される第
    3の金属筒とからなり、前記第3の金属筒と前記第2の
    焼結金属体との間には隙間を設けて構成されてなる冷陰
    極蛍光放電管。
  13. 【請求項13】第1の導入線と第1の金属筒は、接合部
    分をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメ部
    分を溶接することによって接合される請求項12に記載
    の冷陰極蛍光放電管。
  14. 【請求項14】第1の金属筒と第2の金属筒は、接合部
    分をカシメることにより又はカシメた後に当該カシメ部
    分を溶接することによって接合される請求項12に記載
    の冷陰極蛍光放電管。
  15. 【請求項15】第1の導入線と第1の金属筒と第2の金
    属筒は、接合部分をカシメることにより又はカシメた後
    に当該カシメ部分を溶接することによって全てが接合さ
    れる請求項12に記載の冷陰極蛍光放電管。
  16. 【請求項16】第1の金属筒は、少なくとも1つの窪み
    の接合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接す
    ることにより第1の導入線と前記第1の金属筒とを接合
    してなる請求項12に記載の冷陰極蛍光放電管。
  17. 【請求項17】第2の金属筒は、少なくとも1つの窪み
    の接合部分を有した形状であり、当該窪み部分で溶接す
    ることにより第1の金属筒と前記第2の金属筒とを接合
    してなる請求項1に記載の冷陰極蛍光放電管。
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