JP2001195681A - 警報発生装置 - Google Patents

警報発生装置

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JP2001195681A
JP2001195681A JP2000001375A JP2000001375A JP2001195681A JP 2001195681 A JP2001195681 A JP 2001195681A JP 2000001375 A JP2000001375 A JP 2000001375A JP 2000001375 A JP2000001375 A JP 2000001375A JP 2001195681 A JP2001195681 A JP 2001195681A
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JP2000001375A
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Yasushi Urano
靖 浦野
Takeshi Narita
武司 成田
Masahiko Ishikawa
雅彦 石川
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切に警報放送の出力を行う。 【解決手段】 警報放送を出力するスピーカ33と、周
囲の暗騒音を検出する集音マイク35と、このマイク3
5から得られる暗騒音信号に基づき暗騒音レベルを判定
する暗騒音レベル判定部71と、この暗騒音レベル判定
部71による判定結果に基づき前記スピーカ33から出
力する警報放送の出力レベルを制御する出力レベル制御
部72とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダムの放流など
の場合に警報を発生する警報発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような警報発生装置にあっ
ては、一定量の音量(通常100W(ワット))により
警報放送を出力するようになっている。
【0003】この装置を用いると、昼夜に無関係に一定
量の音量による警報放送が流されることになり、警報局
の周囲が静かな夜間などの場合には、近隣住民に迷惑が
生じるという不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に対応するため
に、夜間などの周囲の静かなときに合わせた音量で警報
放送を出力することも考えられるが、このようにすると
昼間などのような暗騒音レベルが高いときに警報放送を
聞き取れないという問題が発生する。
【0005】本発明は係る従来の警報発生装置が有する
問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、
適切に警報放送の出力を行うことが可能な警報発生装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る警報発生装
置は、警報放送を出力するスピーカと、周囲の暗騒音を
検出する暗騒音センサと、この暗騒音センサから得られ
る暗騒音信号に基づき暗騒音レベルを判定する暗騒音レ
ベル判定部と、この暗騒音レベル判定部による判定結果
に基づき前記スピーカから出力する警報放送の出力レベ
ルを制御する出力レベル制御部とを具備することを特徴
とする。これにより、暗騒音レベルに基づく出力レベル
にて警報放送が出力されることになる。
【0007】本発明に係る警報発生装置は、センタから
到来する信号に基づき警報放送をスピーカから発生させ
る警報放送発生装置において、前記到来する信号が制御
信号として有意であるか否かを検出する信号有意性判定
手段と、この信号有意性判定手段が判定に要する時間の
遅延を生じさせる遅延手段と、この遅延手段の出力を通
過または不通過させるゲートを備え、信号をスピーカへ
導く経路と、前記信号有意性判定手段が制御信号として
有意であると判定した場合には、前記ゲートを閉じて前
記遅延手段の出力を不通過とする出力制御部とを具備す
ることを特徴とする。これにより、到来する信号が制御
信号である場合には、遅延されゲートにより不通過とさ
れ不要音がスピーカから発生される不具合を防止するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態に係る警報発生装置を説明する。各図にお
いて同一の構成要素には、同一の符号を付し重複する説
明を省略する。図1には、本発明の第1の実施の形態に
係る警報発生装置を含む警報システムが示されている。
このシステムでは、センタである制御監視局1から警報
放送及び制御信号が送られ、中継局2を介して複数のサ
イレン警報局3−1〜3−nへ到るように構成されてい
る。
【0009】制御監視局1には、制御監視装置11が設
けられ、この制御監視装置11に操作卓又はディスプレ
イ卓12、プリンタ13、電源装置14、無線装置15
が接続されている。操作卓又はディスプレイ卓12の操
作により放送信号等の送信を指示することができ、これ
に応じて制御監視装置11は放送信号を無線装置15へ
送り、送信が行われる。プリンタ13はサイレン警報局
3−1〜3−nから収集した情報等の印字に用いられ
る。また、電源装置14は各部へ電力を供給するもので
ある。
【0010】中継局2には、中継装置21、無線装置2
2、電源装置23が備えられている。中継装置21は無
線装置22を介して制御監視局1とサイレン警報局3−
1〜3−nとの間で送受される信号の中継を行う。電源
装置23は各部へ電力を供給するものである。
【0011】サイレン警報局3−1〜3−nは、同一の
構成を有するので、サイレン警報局3−1について説明
を行う。サイレン警報局3−1には、サイレン警報装置
31−1が設けられ、サイレン警報装置31−1には、
無線装置32−1、スピーカ33−1、サイレン制御装
置34−1、集音マイク35−1、回転灯36−1、表
示器37−1、電源装置38−1が接続されている。
【0012】サイレン警報局3−1においては、サイレ
ン警報装置31−1が無線装置32−1を介して、中継
局2経由にて制御監視局1と警報放送の信号等を送受す
る。警報放送を出力する場合には、例えば、サイレン制
御装置34−1によりサイレン391−1の吹鳴を生じ
させ、回転灯36−1を回転すると共に、表示器37−
1に警報内容の表示を行い、サイレン39−1の吹鳴を
終了した後にスピーカ33−1から警報放送を出力す
る。尚、電源装置38−1は、各部へ電力の供給を行
う。また、集音マイク35−1は警報放送等が発生して
いるかなどをモニタするもので、その結果はサイレン警
報装置31−1が無線装置32−1を介して、中継局2
経由にて制御監視局1へ送出する。
【0013】以上のように構成されたシステムにおいて
は、サイレン警報装置31(31−1〜31−n)の要
部が図2に示されるように構成されている。つまり、サ
イレン警報装置31内には、送受信の経路を分岐する分
岐部4が設けられ、無線装置32において受信された信
号が分岐されてデータ通信制御部5と音声増幅部6へそ
れぞれ送出される構成を有する。
【0014】サイレン警報装置31内には、当該装置を
制御する主制御部7が設けられており、データ通信制御
部5を介して到来する制御監視局1からの信号を受け取
り、また、データ通信制御部5を介して制御監視局1へ
信号を送出する。更に、主制御部7は、集音マイク35
を暗騒音検出センサに転用して、警報放送の出力前に暗
騒音レベルの検出を行い、これに基づき警報放送の出力
レベルを調整するために、暗騒音レベル判定部71を備
えている。音声増幅部6には、出力レベル制御部72が
備えられている。
【0015】これら暗騒音レベル判定部71、出力レベ
ル制御部72の具体的構成例を図3に示す。暗騒音検出
センサ70(集音マイク35)により収集された音声信
号は、暗騒音レベル判定部71に導かれる。暗騒音レベ
ル判定部71には、暗騒音検出センサ70から音声信号
を取り込むためのセンサ信号入力部73が備えられてい
る。また、センサ信号入力部73にはレベル判定部74
が接続され、レベル判定部74にはレベル切換制御部7
5が接続されている。
【0016】レベル判定部74は、センサ信号入力部7
3から得た暗騒音信号を、例えば積分等により暗騒音レ
ベルの信号へ変換し、予め設定されている2つの閾値t
h1、th2(th1>th2)と比較を行い、暗騒
音レベルが閾値th1より大きい場合(ケース1)、
暗騒音レベルが閾値th1以下で閾値th2以上の場合
(ケース2)、暗騒音レベルが閾値th2より小さい
場合(ケース3)を比較結果の信号としてレベル切換制
御部75へ送る。レベル切換制御部75は、上記の比較
結果の信号を受けて3つの出力信号のいずれかをオンと
する。
【0017】出力レベル制御部72は、3つのスイッチ
41、42、43を備える。スイッチ41は分岐部4か
ら送られる信号をそのまま出力するスイッチであり、ス
イッチ42は分岐部4から送られる信号を減衰器44に
より減衰させ50W出力とするスイッチであり、スイッ
チ43は分岐部4から送られる信号を減衰器45により
減衰させ25W出力とするスイッチである。各スイッチ
41、42、43は、レベル切換制御部75の3つの出
力信号のそれぞれ1つの信号を受けて開閉制御される。
即ち、ケース1でスイッチ41のみを開とし、ケース2
でスイッチ42のみを開とし、ケース3でスイッチ43
のみを開とするよう制御する。また、各スイッチ41、
42、43から出力された信号は音声増幅器6のアンプ
部60へ送られる。
【0018】以上のように構成されたシステムの動作を
説明する。図4に示されるように、制御監視局1では、
放送起動を指示する制御信号、警報放送信号(音声信
号)、放送停止を指示する制御信号を送信する。これら
の信号は中継局2により中継されて、サイレン警報局3
−1〜3−nへ送信される。
【0019】サイレン警報局3−1〜3−nは同様に動
作を行うので、サイレン警報局3−1について説明を行
う。サイレン警報局3−1は、上記図4に示され、放送
起動を指示する制御信号を受けると、センサ信号入力部
73を介して暗騒音信号の収集とこれに基づく出力レベ
ルの切換えを行う。また、サイレン警報局3−1は、放
送停止を指示する制御信号を受け取った場合にも、セン
サ信号入力部73を介して暗騒音信号の収集とこれに基
づく出力レベルの切換えを行う。
【0020】つまり、暗騒音検出センサ70(集音マイ
ク35)により音声信号の収集を行い、この信号は暗騒
音レベル判定部71へ導かれる。暗騒音レベル判定部7
1は、暗騒音検出センサ70から音声信号をセンサ信号
入力部73により取り込む。レベル判定部74は、セン
サ信号入力部73から得た暗騒音信号を暗騒音レベル信
号へ変換し、予め設定されている2つの閾値th1、t
h2と比較を行い(図5の暗騒音判定)、ケース1〜3
のいずれであるかを比較結果の信号としてレベル切換制
御部75へ送る。レベル切換制御部75は、上記の比較
結果の信号を受けて3つの出力信号のいずれかをオンと
する。
【0021】レベル切換制御部75は、ケース1である
ことを示す比較結果の信号を受け取った場合には、スイ
ッチ41を開放する出力信号を送る。これにより警報放
送信号は100Wの音声信号としてアンプ部60へ送ら
れ、このサイレン警報局3−1において最大出力レベル
によりスピーカ33から出力される。
【0022】また、レベル切換制御部75は、ケース2
であることを示す比較結果の信号を受け取った場合に
は、スイッチ42を開放する出力信号を送る。これによ
り警報放送信号は減衰器44により減衰を受けた50W
の音声信号としてアンプ部60へ送られ、このサイレン
警報局3−1において中位の出力レベルによりスピーカ
33から出力される。
【0023】レベル切換制御部75は、ケース3である
ことを示す比較結果の信号を受け取った場合には、スイ
ッチ43を開放する出力信号を送る。これにより警報放
送信号は減衰器45により減衰を受けた25Wの音声信
号としてアンプ部60へ送られ、このサイレン警報局3
−1において最小出力レベルによりスピーカ33から出
力される。つまり、夜間など周囲が静かな場合に対応で
きる。
【0024】以上のようにして、図5の「レベル切換」
に示すように、レベル切換えが行われ、その切り換えら
れた出力レベルによって「スピーカ出力」に示すように
チャイムと警報放送の音声がスピーカ33から出力され
る。
【0025】図6には、サイレン警報装置3−1〜3−
nの要部の第2の実施の形態が示される。暗騒音レベル
判定部71Aには、暗騒音検出センサ70から音声信号
を取り込むためのセンサ信号入力部73、レベル判定部
74Aが備えられている。レベル判定部74Aは、セン
サ信号入力部73から得た暗騒音信号を、例えば積分等
により暗騒音レベルの信号へ変換し、予め設定されてい
る上限値と比較を行い、上限値以上を示す信号、または
上限値未満のときには変換結果に係る暗騒音レベル信号
を利得制御部76へ送出する。
【0026】出力レベル制御部72Aは、利得制御部7
6を備える。利得制御部76は、レベル判定部74Aか
ら送られた信号に基づき可変利得増幅器77の利得を図
8に示すように変化させる。つまり、暗騒音レベルの信
号が予め設定されている上限値(60W)以上を示す信
号であるときには、音声増幅部6を構成する可変利得増
幅器77の出力が100Wとなるように利得制御を行
い、暗騒音レベルの信号が予め設定されている上限値未
満のときには、変換結果に係る暗騒音レベル信号のレベ
ルに比例した出力が音声増幅部6を構成する可変利得増
幅器77から得られるように利得制御を行う。
【0027】以上のように構成された第2の実施の形態
に係るシステムの動作を図7に示すフローチャートを参
照して説明する。サイレン警報局3−1〜3−nは音声
放送制御信号を受信する(S1)。これに応じて、サイ
レン警報装置31は、暗騒音測定を行い(S2)、レベ
ル判定部74Aにて暗騒音レベルと上限値との比較を行
う(S3)。
【0028】ここで、暗騒音レベルが予め設定されてい
る上限値(60W)以上を示すときには、音声増幅部6
を構成する可変利得増幅器77の出力が最大の100W
となるように利得制御を行い(S4)、一方、暗騒音レ
ベルが予め設定されている上限値未満のときには、変換
結果に係る暗騒音レベル信号のレベルに比例した出力が
音声増幅部6を構成する可変利得増幅器77から得られ
るように利得制御を行う(S5)。ステップS4または
ステップS5に次いで音声放送の起動を行う(S6)。
つまり、図8に示される暗騒音レベルと音声増幅器出力
による曲線に沿った利得制御を行う。
【0029】以上の動作の結果、サイレン警報装置A、
B、Cの音声到達範囲が当初は図9(a)に示されてい
る円により示され、重なり部分が大きい場合に、サイレ
ン警報装置Bにおいて暗騒音レベルが予め設定されてい
る上限値未満のときには、変換結果に係る暗騒音レベル
信号のレベルに比例した出力が音声増幅部6を構成する
可変利得増幅器77から得られるように利得制御が行わ
れる。この結果、図9(b)に示されるように、サイレ
ン警報装置Bの音声到達範囲が円により示されるよう
に、当初より小さな範囲となり、重なり部分も少なくな
り、騒音の発生を防止することができる。
【0030】上記の説明においては述べなかったことで
あるが、警報放送に係る制御は各サイレン警報局に対し
て個別に行われる。つまり、制御監視局1から出力され
る信号は、各サイレン警報局3−1〜3−nに対しての
音声増幅部6をオンとする制御信号がサイレン警報局の
数だけ並び、次いで警報放送の音声信号が続くようにな
っている。このため、信号配列の先の方の制御信号にて
音声増幅部6をオンとしたサイレン警報局においては、
その後の制御信号(他局向けの制御信号)が分岐部4を
介して音声増幅部6へ流れ、不要音がスピーカ33から
出力される。
【0031】また、信号配列の最先の制御信号により制
御を受けるサイレン警報局においても、自局向けの制御
信号が分岐部4を介して音声増幅部6へ流れ、不要音が
スピーカ33から出力される。また、制御信号が音声増
幅部6をオフとする制御信号である場合にも、類似の動
作により不要音がスピーカ33から出力される。
【0032】以下の第3の実施の形態では、この不具合
を解消する。このため、上記に説明した暗騒音を検出し
て出力レベルをコントロールする構成を示さないが、こ
の構成を共に採用することも可能である。図10には、
第3の実施の形態に係るサイレン警報装置31−1〜3
1−nの要部が示される。サイレン警報装置31の分岐
部4により分岐される受信信号は受信信号遅延部8を介
して音声増幅部6Aへ送られる。
【0033】主制御部7Aには、信号有意性判定部7
8、出力制御部79が設けられている。信号有意性判定
部78は、制御監視局1(センタ)から到来する信号が
制御信号として有意であるか否かを検出するものであ
る。また、出力制御部79は、信号有意性判定部78
が、到来信号を制御信号として有意であると判定した場
合に、音声増幅部6Aの入力ゲートを閉じて受信信号遅
延部8の出力を不通過とするものであり、音声増幅部6
Aの入力ゲートは、上記制御により不通過とされる以外
は通過状態となる。尚、制御監視局1は制御信号を送る
ときには、HDLC(ハイレベルデータリンク制御)手
順のフォーマットにより送信し、警報放送の信号は音声
信号をHDLC手順のフォーマット化することなく送信
する。
【0034】図11に受信信号遅延部8の詳細構成例を
示す。受信信号遅延部8は数百msオーダの遅延を発生
する必要があるため、回路の小型化等も考慮し、ディジ
タル回路で実現する。81はローパス・フィルタ、82
はアナログ/ディジタル変換部、83はメモリ部、84
はディジタル/アナログ変換部、85は遅延制御部であ
る。
【0035】この受信信号遅延部8においては、入力さ
れた受信信号はローパス・フィルタ81で音声帯域が通
過させられ、アナログ/ディジタル変換部82へ到り、
ここでパラレルのディジタル信号に変換される。ディジ
タル化された受信信号は遅延制御部85によりメモリ部
83に書き込まれ、一定時間後に読み出される。この一
定時間が遅延時間となる。読み出されたパラレルのディ
ジタル信号はディジタル/アナログ変換部84で再びア
ナログ信号に戻され、ローパス・フィルタ部81を介し
て次段の音声増幅部6Aへ送られる。
【0036】以上のように構成されたサイレン警報装置
31における主制御部7Aの信号有意性判定部78、出
力制御部79等による動作を図12に示すフローチャー
トを用いて説明する。制御監視局1から送られた信号は
中継局2を介して無線装置32へ到り、分岐部4により
分岐されてデータ通信制御部5と受信信号遅延部8へ送
られる。データ通信制御部5は、フレームの到来を待っ
ており(S11)、上記分岐部4から送られる信号をフ
レームの到来として取り込み、フレーム分離を行う(S
12)。
【0037】データ通信制御部5はフレームがHDLC
フレームであれば分解が可能であり、フレーム分解を行
って主制御部7Aへ送出する。また、HDLCフレーム
でなければ分解が不可能であり、フレーム分解不能信号
の到来の旨を主制御部7Aへ送出する。主制御部7Aの
信号有意性判定部78は、上記データ通信制御部5から
フレーム分解されたデータを受け取ると有意性有りかを
判断するステップS13においてYESへ分岐し、ま
た、上記データ通信制御部5からフレーム分解不能信号
の到来の旨を受け取ると有意性有りかを判断するステッ
プS13においてNOへ分岐する。
【0038】上記ステップS13においてYESへ分岐
した場合には、出力制御部79が音声増幅部6Aの入力
(ゲート)を所定時間だけ閉じ(S14)、その後にお
いて音声増幅部6Aの入力(ゲート)を開放する(S1
5)。
【0039】上記のステップS11〜S13の間には、
受信信号遅延部8へ送出された受信信号は、受信信号遅
延部8による遅延を受けて音声増幅部6Aへ到来してい
ない。そして、出力制御部79が音声増幅部6Aの入力
(ゲート)を閉じた後に、上記信号が音声増幅部6Aへ
到来するが、この信号が音声増幅部6Aを通過すること
はない。上記信号の到来が止んでから音声増幅部6Aの
入力(ゲート)が開放される。
【0040】一方、上記ステップS13においてNOへ
分岐した場合には、ステップS11へ戻ってフレームの
待状態へ遷移する。つまり、警報放送の音声信号はHD
LCフレームとされていないために、係る信号が到来し
たときには、ステップS13からステップS11へ戻っ
て処理を行うが、この間に受信信号遅延部8へ送出され
た受信信号は、受信信号遅延部8による遅延を受けて音
声増幅部6Aへ到来していない。そして、出力制御部7
9が音声増幅部6Aの入力(ゲート)を閉じることがな
いのでその後に、上記音声信号が音声増幅部6Aへ到来
し、増幅を受けてスピーカ33へ送出される。
【0041】次に、この実施の形態によって2つのサイ
レン警報局へ放送制御信号が送出された場合の動作を図
14を参照して説明する。制御監視局1から第1のサイ
レン警報局へ放送開始の制御信号(制御1)が出力さ
れ、第2のサイレン警報局へ放送開始の制御信号(制御
2)が出力され、続いて共通の音声信号が送出され、第
1のサイレン警報局へ放送終了の制御信号(制御3)が
出力されるまでが示されている。制御監視局1から出力
された放送制御信号の制御1、制御3により当該第1の
サイレン警報局が指示を受けるものとすると、この第1
のサイレン警報局のサイレン警報装置31は、受信信号
として制御信号の制御1、制御2を受け、次に音声信号
を受け、制御信号の制御3を受ける。
【0042】上記受信信号は、図10に示される通り、
受信信号遅延部8による遅延を受けて音声増幅部6Aへ
出力される。一方、主制御部7Aでは、上記受信信号の
受信によって有意性判定が行われる(有意性判定時)。
この結果、受信信号中の制御1、制御2、制御3の信号
の場合には、制御信号でありHDLCフレーム化されて
いることから有意であると判定されて、音声増幅部6A
の入力(ゲート)が閉じられ、スピーカ33へ送出され
ぬことになる。一方、音声信号の場合にはHDLCフレ
ーム化されていないために、有意であると判定されず、
音声増幅部6Aの入力(ゲート)が閉じられることな
く、音声信号はスピーカ33へ送出されることになる。
【0043】図13には、主制御部7Aが制御信号を受
けた場合に有意性判定に係る制御以外に行う動作に対応
するフローチャートが示されている。このフローチャー
トに示されるように、主制御部7Aは制御信号を受けた
場合に内容の分析を行い(S21)、その内容がアンプ
(音声増幅部6A)のオン(ON)か、オフ(OFF)
か、或いはその他かを検出する(S22)。
【0044】上記において、制御信号の内容がアンプ
(音声増幅部6A)のオン(ON)であることを検出す
ると、音声増幅部6Aをオンとする(S23)。図14
の例では、制御信号の制御1を受けて「アンプ制御」に
示すように、音声増幅部6Aをオンとする。また、制御
信号の内容がアンプ(音声増幅部6A)のオフ(OF
F)であることを検出すると、音声増幅部6Aをオフと
する(S25)。図14の例では、制御信号の制御3を
受けて「アンプ制御」に示すように、音声増幅部6Aを
オフとする。また、制御信号の内容がアンプ(音声増幅
部6A)のオンオフ以外のその他であることを検出する
と、主制御部7Aは、その内容に対応して、例えば、集
音マイク35によるモニタを行うなどの動作を行う(S
24)。
【0045】尚、上記の実施の形態では、HDLCフレ
ームフォーマットであることを検出したならば、制御信
号として有意であると判定したが、他のフレームフォー
マットにより制御信号を送信する場合にはそのフォーマ
ットによるフレームを受信したときに有意性有りと判定
する。また、HDLCフレーム等を分離した信号が制御
信号として定められたフォーマットであることを検出し
て、制御信号として有意であると判定するようにしても
良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の警報発生装
置によれば、周囲の暗騒音を検出する暗騒音センサから
得られる暗騒音信号に基づき暗騒音レベルを判定し、こ
れに基づきスピーカから出力する警報放送の出力レベル
を制御するので、暗騒音レベルに基づく出力レベルにて
警報放送が出力されることになる。
【0047】本発明の警報発生装置によれば、センタか
ら到来する信号に基づき警報放送をスピーカから発生さ
せる警報放送発生装置において、到来する信号が制御信
号として有意であるか否かを検出し、判定に要する時間
の遅延を生じさせ、遅延した出力を通過不通過させるゲ
ートを制御信号として有意であると判定した場合には閉
じて遅延出力を不通過とするので、到来する信号が制御
信号である場合には、遅延されゲートにより不通過とさ
れ不要音がスピーカから発生される不具合を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る警報発生装置
を含む警報システムを示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る警報発生装置
であるサイレン警報装置の要部を示す構成図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る警報発生装置
の暗騒音レベル判定部、出力レベル制御部の具体的構成
例を示す図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る警報発生装置
を含む警報システムの動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る警報発生装置
を含む警報システムの動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る警報発生装置
の暗騒音レベル判定部、出力レベル制御部の具体的構成
例を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る警報発生装置
の暗騒音レベル判定部、出力レベル制御部の動作を説明
するためのフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施の形態にによる利得制御曲
線を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態にによる利得制御の
前後に係る音声到達範囲を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る警報発生装
置の要部の構成例を示す図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る警報発生装
置の要部の詳細構成例を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る警報発生装
置の動作を説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る警報発生装
置の動作を説明するためのフローチャート。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る警報発生装
置の動作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1 制御監視局 2 中継局 3−1、3−n サイレン警報局 4 分岐部 5 データ通信制御部 6、6A 音声増
幅部 7、7A 主制御部 8 受信信号遅延
部 31(31−1、31−n) サイレン警報装置 71、71A 暗騒音レベル判定部 72、72A 出
力レベル制御部 78 信号有意性判定部 79 出力制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 武司 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 石川 雅彦 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東 芝通信システムエンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5C087 AA10 AA12 AA22 AA23 AA24 AA25 AA32 AA37 AA44 AA46 BB20 BB46 BB65 BB73 BB74 CC51 DD03 DD49 EE14 EE18 FF01 FF03 FF04 FF08 FF17 GG03 GG04 GG06 GG10 GG18 GG19 GG23 GG31 GG38 GG54 GG68 GG70 GG85 5K033 AA09 BA08 BA17 CC04 DA01 DA17 DB20 EA06 EA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警報放送を出力するスピーカと、 周囲の暗騒音を検出する暗騒音センサと、 この暗騒音センサから得られる暗騒音信号に基づき暗騒
    音レベルを判定する暗騒音レベル判定部と、 この暗騒音レベル判定部による判定結果に基づき前記ス
    ピーカから出力する警報放送の出力レベルを制御する出
    力レベル制御部とを具備することを特徴とする警報発生
    装置。
  2. 【請求項2】 出力レベル制御部は、警報放送の音声信
    号をそのまま増幅器へ通過させる第1の経路と、この第
    1の経路を開閉する第1のスイッチと、前記警報放送の
    音声信号を所定量減衰させて増幅器へ通過させる第2の
    経路と、この第2の経路を開閉する第2のスイッチと、
    を少なくとも備え、 暗騒音レベル判定部には、暗騒音レベルに基づき前記第
    1のスイッチと前記第2のスイッチの開閉制御を行うレ
    ベル切換制御部が備えられていることを特徴とする請求
    項1に記載の警報発生装置。
  3. 【請求項3】 出力レベル制御部には、可変利得増幅器
    の利得を制御する利得制御部が備えられていることを特
    徴とする請求項1に記載の警報発生装置。
  4. 【請求項4】 センタから到来する信号に基づき警報放
    送をスピーカから発生させる警報放送発生装置におい
    て、 前記到来する信号が制御信号として有意であるか否かを
    検出する信号有意性判定手段と、 この信号有意性判定手段が判定に要する時間の遅延を生
    じさせる遅延手段と、 この遅延手段の出力を通過または不通過させるゲートを
    備え、信号をスピーカへ導く経路と、 前記信号有意性判定手段が制御信号として有意であると
    判定した場合には、前記ゲートを閉じて前記遅延手段の
    出力を不通過とする出力制御部とを具備することを特徴
    とする警報発生装置。
  5. 【請求項5】 前記信号有意性判定手段は、信号のフォ
    ーマットが所定のフォーマットである場合には制御信号
    として有意であると判定することを特徴とする請求項4
    に記載の警報発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011013995A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nec Corp 同報無線システム、拡声音量制御方法、拡声音量制御プログラムおよびプログラム記録媒体

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JP2011013995A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nec Corp 同報無線システム、拡声音量制御方法、拡声音量制御プログラムおよびプログラム記録媒体

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