JP2001195127A - 無人搬送車の誘導装置 - Google Patents

無人搬送車の誘導装置

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JP2001195127A
JP2001195127A JP2000005197A JP2000005197A JP2001195127A JP 2001195127 A JP2001195127 A JP 2001195127A JP 2000005197 A JP2000005197 A JP 2000005197A JP 2000005197 A JP2000005197 A JP 2000005197A JP 2001195127 A JP2001195127 A JP 2001195127A
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JP2000005197A
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Shuji Kawakami
修司 河上
Shigeki Ueda
茂樹 植田
Kazuhiro Fujita
一洋 藤田
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TCM Corp
Original Assignee
TCM Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導体を誘導センサで検出しながら誘導走行
する無人搬送車において、誘導体に欠損部が存在してい
る場合であっても、無人搬送車の誘導走行を可能にす
る。 【解決手段】 第1および第2の誘導センサ4a,4b
は所定間隔だけ離れて前後一対設けられ、上記所定間隔
は欠損部17の間隔よりも大きく設定され、誘導偏差検
出部は、前進時、前進方向A側に位置する第1の誘導セ
ンサ4aからの検出信号に基づいて誘導偏差を求め、第
1の誘導センサ4aからの検出信号が途切れた場合、第
2の誘導センサ4bからの検出信号に基づいて誘導偏差
を求めるものであり、上記誘導偏差が0になるように制
御部が各車輪6の舵角を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行経路に沿って
敷設された誘導体を誘導センサで検出しながら走行する
無人搬送車の誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の無人搬送車の誘導装置と
しては例えば実開平5−48006号公報に示されるよ
うに、台車本体にセンサと複数の車輪とが設けられ、床
面に誘導路(誘導体)が敷設されたものが挙げられる。
これによると、台車本体は、上記センサで誘導路を検出
しながら、誘導路に沿って誘導走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、走行経路の途中に溝が横断していたり鉄板
等が敷設されている箇所では、誘導路(誘導体)を床面
に敷設することができず、このため、図17に示すよう
に、誘導路45の一部に欠損部46が形成される場合が
ある。このような欠損部46においては、誘導路45を
センサ47で検出することができないため、台車本体4
8の誘導走行が不能になるといった問題があった。
【0004】本発明は、誘導体に欠損部が存在している
場合であっても、誘導走行が可能となる無人搬送車の誘
導装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本第1発明は、走行経路に沿って敷設された誘導体を
誘導センサで検出しながら誘導走行する無人搬送車の誘
導装置であって、車体に、複数の車輪と、上記誘導セン
サの検出に基づいて誘導体の位置に対する誘導偏差を求
める誘導偏差検出部と、この誘導偏差検出部で求められ
た誘導偏差に基づいて各車輪の舵角を制御する制御部と
が設けられ、上記誘導センサは、車体側に、走行経路方
向において所定間隔だけ離れて前後一対設けられ、上記
所定間隔は誘導体の一部に形成された欠損部の間隔より
も大きく設定され、上記誘導偏差検出部は、上記一対の
誘導センサのうち、進行方向側に位置する一方の誘導セ
ンサからの検出信号に基づいて誘導偏差を求め、上記一
方の誘導センサからの検出信号が途切れた場合、他方の
誘導センサからの検出信号に基づいて誘導偏差を求める
ものである。
【0006】これによると、無人搬送車が欠損部以外の
箇所を走行経路に沿って誘導走行する場合、誘導偏差検
出部は進行方向側に位置する一方の誘導センサからの検
出信号に基づいて誘導偏差を求め、この誘導偏差に基づ
いて制御部が各車輪の舵角を制御する。また、無人搬送
車が誘導体の欠損部を通過する際、先ず、進行方向側に
位置する一方の誘導センサが誘導体上から欠損部上へ突
入するため、上記一方の誘導センサは誘導体を検出せ
ず、一方の誘導センサからの検出信号が途切れる。ここ
で、一対の誘導センサ間の所定間隔は欠損部の間隔より
も大きく設定されているため、上記のように一方の誘導
センサが欠損部上へ突入した場合であっても、進行方向
とは反対側に位置する他方の誘導センサはまだ誘導体上
に位置している。したがって、上記のように一方の誘導
センサからの検出信号が途切れた際、誘導偏差検出部は
他方の誘導センサからの検出信号に基づいて誘導偏差を
求め、この誘導偏差に基づいて制御部が各車輪の舵角を
制御する。
【0007】その後、他方の誘導センサが欠損部の手前
側の誘導体上に位置した状態で、一方の誘導センサが上
記欠損部を通過して欠損部の後方側の誘導体上に達する
と、途切れていた一方の誘導センサからの検出信号が復
帰するため、誘導偏差検出部は一方の誘導センサからの
検出信号に基づいて誘導偏差を求め、この誘導偏差に基
づいて引き続き制御部が各車輪の舵角を制御する。
【0008】このように、欠損部上を通過する際、一方
の誘導センサからの検出信号と他方の誘導センサからの
検出信号とを交互に用いることにより、無人搬送車の誘
導走行が可能となる。また、本第2発明は、走行経路に
沿って敷設された誘導体を誘導センサで検出しながら誘
導走行する無人搬送車の誘導装置であって、車体に、複
数の車輪と、上記誘導センサの検出に基づいて誘導体の
位置に対する誘導偏差を求める誘導偏差検出部と、この
誘導偏差検出部で求められた誘導偏差に基づいて各車輪
の舵角を制御する制御部とが設けられ、上記誘導センサ
は、車体側に、走行経路方向において所定間隔だけ離れ
て前後一対設けられ、上記所定間隔は誘導体の一部に形
成された欠損部の間隔よりも大きく設定され、上記走行
経路上に、上記欠損部の開始位置を認識するための開始
位置認識部と、上記欠損部の終了位置を認識するための
終了位置認識部とが設けられ、上記車体に、上記開始位
置認識部と終了位置認識部を検出する位置検出センサが
設けられ、上記位置検出センサが開始位置認識部を検出
した際、上記一対の誘導センサが上記欠損部の手前側に
位置するように設定されているとともに、上記位置検出
センサが終了位置認識部を検出した際、上記一対の誘導
センサのうち、進行方向側に位置する一方の誘導センサ
が上記欠損部を通過して欠損部の後方に位置するように
設定されており、上記誘導偏差検出部は、上記位置検出
センサが開始位置認識部を検出した際、進行方向とは反
対側に位置する他方の誘導センサからの検出信号に基づ
いて誘導偏差を求め、上記位置検出センサが終了位置認
識部を検出した際、進行方向側に位置する一方の誘導セ
ンサからの検出信号に基づいて誘導偏差を求めるもので
ある。
【0009】これによると、無人搬送車が欠損部以外の
箇所を走行経路に沿って誘導走行する場合、誘導偏差検
出部は進行方向側に位置する一方の誘導センサからの検
出信号に基づいて誘導偏差を求め、この誘導偏差に基づ
いて制御部が各車輪の舵角を制御する。また、無人搬送
車が誘導体の欠損部を通過する場合、先ず、一対の誘導
センサが上記欠損部の手前側の誘導体上に位置している
際、位置検出センサが開始位置認識部を検出すると、進
行方向とは反対側に位置する他方の誘導センサからの検
出信号に基づいて誘導偏差が求められる。そして、無人
搬送車の走行にともなって、進行方向側に位置する一方
の誘導センサが誘導体上から欠損部上へ突入するが、一
対の誘導センサ間の所定間隔は欠損部の間隔よりも大き
く設定されているため、上記のように一方の誘導センサ
が欠損部上へ突入した場合であっても、他方の誘導セン
サはまだ誘導体上に位置しており、誘導偏差は上記のよ
うに他方の誘導センサからの検出信号に基づいて求めら
れ、この誘導偏差に基づいて制御部が各車輪の舵角を制
御する。
【0010】その後、進行方向側に位置する一方の誘導
センサが上記欠損部を通過して欠損部の後方の誘導体上
に位置した際、位置検出センサが終了位置認識部を検出
することにより、一方の誘導センサからの検出信号に基
づいて誘導偏差が求められ、この誘導偏差に基づいて制
御部が各車輪の舵角を制御する。このように、欠損部上
を通過する際、一方の誘導センサからの検出信号と他方
の誘導センサからの検出信号とを交互に用いることによ
り、無人搬送車の誘導走行が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
について図1〜図7に基づいて説明する。図1〜図3に
示すように、1は無人搬送車であり、走行経路2に沿っ
て地面22に埋設された誘導体3を複数の誘導センサ4
a,4b,4c,4dで検出しながら誘導走行するもの
である。上記無人搬送車1の車体5には、前後4本の車
輪6が左右2列に配設されている。すなわち、上記各車
輪6はそれぞれアーム体7の下端に取付けられており、
各アーム体7は旋回部材8に設けられている。各旋回部
材8は、それぞれ各旋回軸9a〜9hを介して、縦軸心
10の周りに旋回自在な状態で車体5の下部に設けられ
ている。上記車体5には、上記各旋回軸9a〜9hを個
々に旋回させる操舵装置19が設けられ、これら各旋回
軸9a〜9hが旋回することによって、各旋回部材8が
縦軸心10の周りに旋回し、各車輪6が左右方向へ方向
転換される。
【0012】上記誘導センサ4a,4b,4c,4dの
うち、第1および第2の誘導センサ4a,4bは、無人
搬送車1の前進方向A側の左側の箇所Xの車輪6の前後
方に振り分けられて、それぞれブラケット11,12を
介してアーム体7に取付けられている。また、第3およ
び第4の誘導センサ4c,4dは、無人搬送車1の後進
方向B側の左側の箇所Yの車輪6の前後方に振り分けら
れて、それぞれブラケット11,12を介してアーム体
7に取付けられている。
【0013】また、車体5には、上記誘導センサ4a,
4b,4c,4dの検出に基づいて誘導偏差σa,σb
を求める誘導偏差検出部15と、この誘導偏差検出部1
5で求められた各誘導偏差σa,σbがそれぞれ0にな
るように各車輪6の舵角を制御する制御部16とが設け
られている。尚、上記一方の誘導偏差σaは誘導体3に
対する旋回軸9aの位置ずれ量に相当するものであり、
他方の誘導偏差σbは誘導体3に対する旋回軸9dの位
置ずれ量に相当するものである。
【0014】また、図4に示すように、前後で対向して
いる第1の誘導センサ4aと第2の誘導センサ4bとは
所定間隔Dだけ離れており、同様に、第3の誘導センサ
4cと第4の誘導センサ4dとも所定間隔Dだけ離れて
いる。また、上記誘導体3の中途部には、溝の形成や鉄
板等の敷設によって欠損部17が形成されている。この
欠損部17の間隔をEとすると、上記所定間隔Dは欠損
部17の間隔Eよりも大きく(D>E)設定されてい
る。
【0015】さらに、上記誘導偏差検出部15は、前進
走行時、前進方向A側に位置する第1および第3の誘導
センサ4a,4cからの検出信号iに基づいて誘導偏差
σa,σbを求め、上記第1および第3の誘導センサ4
a,4cからの検出信号iが途切れた場合、残りの第2
および第4の誘導センサ4b,4dからの検出信号iに
基づいて誘導偏差σa,σbを求め、さらに、後進走行
時、後進方向B側に位置する第2および第4の誘導セン
サ4b,4dからの検出信号iに基づいて誘導偏差σ
a,σbを求め、上記第2および第4の誘導センサ4
b,4dからの検出信号iが途切れた場合、残りの第1
および第3の誘導センサ4a,4cからの検出信号iに
基づいて誘導偏差σa,σbを求めるものである。
【0016】また、車体5には、各旋回軸9a〜9hの
舵角を検出する舵角検出センサ20が設けられており、
舵角検出センサ20の検出信号は制御部16に入力され
る。尚、上記誘導体3として磁気テープ等が用いられ、
上記誘導センサ4a,4b,4c,4dとして磁気セン
サが用いられている。以下、上記構成における作用を説
明する。
【0017】図4に示すように、無人搬送車1が欠損
部17の無い箇所を前進方向Aへ走行する場合、第1の
誘導センサ4a(進行方向側に位置する一方の誘導セン
サに相当)からの検出信号iに基づいて一方の誘導偏差
σaが求められ、第3の誘導センサ4c(進行方向側に
位置する一方の誘導センサに相当)からの検出信号iに
基づいて他方の誘導偏差σbが求められる。そして、制
御部16は、誘導偏差検出部15で求められた上記両誘
導偏差σa,σbがそれぞれ0になるように、操舵装置
19を制御する。これにより、操舵装置19によって各
車輪6が左右方向へ方向転換して、無人搬送車1の向き
が補正されるため、無人搬送車1は誘導体3に沿ってず
れることなく前進走行する。
【0018】また、図5に示すように、前進方向Aへ
走行している無人搬送車1が誘導体3の欠損部17を通
過する際、先ず、進行方向側に位置する第1の誘導セン
サ4aが誘導体3上から欠損部17上へ突入するため、
上記第1の誘導センサ4aは誘導体3を検出せず、第1
の誘導センサ4aからの検出信号iが途切れる。ここ
で、一対の誘導センサ4a,4b間の所定間隔Dは欠損
部17の間隔Eよりも大きく設定されているため、上記
のように第1の誘導センサ4aが欠損部17上へ突入し
た場合であっても、進行方向とは反対側(後進方向B
側)に位置する第2の誘導センサ4b(他方の誘導セン
サに相当)はまだ欠損部17の手前側の誘導体3上に位
置している。したがって、上記のように第1の誘導セン
サ4aからの検出信号iが途切れた際、誘導偏差検出部
15は、第2の誘導センサ4bからの検出信号iに基づ
いて、一方の誘導偏差σaを求める。
【0019】その後、図6,図7に示すように、引き続
き第2の誘導センサ4bが欠損部17の手前側の誘導体
3上に位置した状態で、第1の誘導センサ4aが上記欠
損部17を通過して欠損部17の後方側の誘導体3上に
達すると、途切れていた第1の誘導センサ4aからの検
出信号iが復帰するため、誘導偏差検出部15は、第1
の誘導センサ4aからの検出信号iに基づいて、引き続
き一方の誘導偏差σaを求める。
【0020】そして、制御部16は、上記のようにして
求められる一方の誘導偏差σaと上記と同様にして求
められる他方の誘導偏差σbとがそれぞれ0になるよう
に、操舵装置19を制御する。 このようにして、前進方向A側の車輪6が欠損部17
上を通過した後、続いて、進行方向とは反対側(後進方
向B側)の車輪6が欠損部17上を通過する。この際、
先ず、第3の誘導センサ4cが誘導体3上から欠損部1
7上へ突入するため、上記第3の誘導センサ4cは誘導
体3を検出せず、第3の誘導センサ4cからの検出信号
iが途切れる。この際、第4の誘導センサ4d(他方の
誘導センサに相当)はまだ欠損部17の手前側の誘導体
3上に位置している。したがって、上記のように第3の
誘導センサ4cからの検出信号iが途切れた際、誘導偏
差検出部15は、第4の誘導センサ4dからの検出信号
iに基づいて、他方の誘導偏差σbを求める。
【0021】その後、第4の誘導センサ4dが欠損部1
7の手前側の誘導体3上に位置した状態で、第3の誘導
センサ4cが上記欠損部17を通過して欠損部17の後
方側の誘導体3上に達すると、途切れていた第3の誘導
センサ4cからの検出信号iが復帰するため、誘導偏差
検出部15は、第3の誘導センサ4cからの検出信号i
に基づいて、引き続き他方の誘導偏差σbを求める。
【0022】そして、制御部16は、上記のようにして
求められる他方の誘導偏差σbと上記と同様にして求
められる一方の誘導偏差σaとがそれぞれ0になるよう
に、操舵装置19を制御する。上記,により、欠損
部17上を通過する際であっても、無人搬送車1の正確
な誘導走行が可能となる。
【0023】また、無人搬送車1が欠損部17の無い
箇所を後進方向Bへ走行する場合、第2の誘導センサ4
b(進行方向側に位置する一方の誘導センサに相当)か
らの検出信号iに基づいて一方の誘導偏差σaが求めら
れ、第4の誘導センサ4d(進行方向側に位置する一方
の誘導センサに相当)からの検出信号iに基づいて他方
の誘導偏差σbが求められる。そして、制御部16は、
誘導偏差検出部15で求められた上記両誘導偏差σa,
σbがそれぞれ0になるように、操舵装置19を制御す
る。これにより、操舵装置19によって各車輪6が左右
方向へ方向転換して、無人搬送車1の向きが補正される
ため、無人搬送車1は誘導体3に沿ってずれることなく
後進走行する。
【0024】また、後進方向Bへ走行している無人搬
送車1が誘導体3の欠損部17を通過する際には、上記
,と同様な方法で、無人搬送車1を正確に誘導走行
させることができる。以下、本発明における他の実施の
形態について図8〜図16に基づいて説明する。
【0025】図11に示すように、地面22には、無人
搬送車1に欠損部17の開始を認識させるための開始ア
ドレス部31,32(開始位置認識部の一例)と、欠損
部17の終了を認識させるための終了アドレス部33,
34(終了位置検出部の一例)とが埋設されている。こ
のうち、上記一方の開始アドレス部31と一方の終了ア
ドレス部33とは進行方向Aに対して欠損部17の手前
側に位置し、他方の開始アドレス部32と他方の終了ア
ドレス部34とは進行方向Aに対して欠損部17の後方
側に位置している。尚、上記各アドレス部31〜34は
それぞれ、複数の磁気テープをパターンを変えて組み合
わせたものである。
【0026】また、図8,図9に示すように、上記車体
5の中央部下方には、上記各アドレス部31〜34を検
出する位置検出センサ36がブラケット37を介して取
付けられている。尚、位置検出センサ36には、磁気セ
ンサ等が用いられている。図12に示すように、上記位
置検出センサ36が一方の開始アドレス部31を検出し
た際、第1および第2の誘導センサ4a,4bが上記欠
損部17の手前側に位置するように設定されているとと
もに、図13に示すように、上記位置検出センサ36が
一方の終了アドレス部33を検出した際、第1の誘導セ
ンサ4aが上記欠損部17を通過して欠損部17の後方
に位置するように設定されている。
【0027】さらに、図15に示すように、上記位置検
出センサ36が他方の開始アドレス部32を検出した
際、第3および第4の誘導センサ4c,4dが上記欠損
部17の手前側に位置するように設定されているととも
に、図16に示すように、上記位置検出センサ36が他
方の終了アドレス部34を検出した際、第3の誘導セン
サ4cが上記欠損部17を通過して欠損部17の後方に
位置するように設定されている。
【0028】また、誘導偏差検出部15は、上記位置検
出センサ36が一方の開始アドレス部31を検出した際
(図12参照)、第2の誘導センサ4bからの検出信号
iに基づいて一方の誘導偏差σaを求め、上記位置検出
センサ36が一方の終了アドレス部33を検出した際
(図13参照)、第1の誘導センサ4aからの検出信号
iに基づいて一方の誘導偏差σaを求め、さらに、上記
位置検出センサ36が他方の開始アドレス部32を検出
した際(図15参照)、第4の誘導センサ4dからの検
出信号iに基づいて他方の誘導偏差σbを求め、上記位
置検出センサ36が他方の終了アドレス部34を検出し
た際(図16参照)、第3の誘導センサ4cからの検出
信号iに基づいて他方の誘導偏差σaを求めるものであ
る。
【0029】以下、上記構成における作用を説明する。 図11に示すように、無人搬送車1が欠損部17の無
い箇所を前進方向Aへ走行する場合、第1の誘導センサ
4aからの検出信号iに基づいて一方の誘導偏差σaが
求められ、第3の誘導センサ4cからの検出信号iに基
づいて他方の誘導偏差σbが求められる。そして、制御
部16は、誘導偏差検出部15で求められた上記両誘導
偏差σa,σbがそれぞれ0になるように、操舵装置1
9を制御する。これにより、操舵装置19によって各車
輪6が左右方向へ方向転換して、無人搬送車1の向きが
補正されるため、無人搬送車1は誘導体3に沿ってずれ
ることなく前進走行する。
【0030】また、図12に示すように、前進方向A
へ走行している無人搬送車1が誘導体3の欠損部17を
通過する場合、先ず、第1および第2の誘導センサ4
a,4bが上記欠損部17の手前側の誘導体3上に位置
している際、位置検出センサ36が一方の開始アドレス
部31を検出すると、誘導偏差検出部15は、第2の誘
導センサ4b(進行方向とは反対側に位置する他方の誘
導センサに相当)からの検出信号iに基づいて、一方の
誘導偏差σaを求める。
【0031】そして、無人搬送車1の走行にともなっ
て、第1の誘導センサ4a(進行方向側に位置する一方
の誘導センサに相当)が誘導体3上から欠損部17上へ
突入するが、第1および第2の誘導センサ4a,4b間
の所定間隔Dは欠損部17の間隔Eよりも大きく設定さ
れているため、上記のように第1の誘導センサ4aが欠
損部17上へ突入した場合であっても、第2の誘導セン
サ4bはまだ誘導体3上に位置しており、一方の誘導偏
差σaは上記のように第2の誘導センサ4bからの検出
信号iに基づいて求められる。
【0032】その後、図13に示すように、第1の誘導
センサ4aが欠損部17を通過して欠損部17の後方の
誘導体3上に位置した際、位置検出センサ36が一方の
終了アドレス部33を検出することにより、誘導偏差検
出部15は、第1の誘導センサ4aからの検出信号iに
基づいて、引き続き一方の誘導偏差σaを求める。そし
て、制御部16は、上記のようにして求められる一方の
誘導偏差σaと上記と同様にして求められる他方の誘
導偏差σbとがそれぞれ0になるように、操舵装置19
を制御する。
【0033】このようにして、前進方向A側の車輪6
が欠損部17上を通過した後、図14に示すように、進
行方向とは反対側(後進方向B側)の車輪6が欠損部1
7上を通過する。この場合、先ず、図15に示すよう
に、位置検出センサ36が欠損部17上を既に通過する
とともに第3および第4の誘導センサ4c,4dが上記
欠損部17の手前側の誘導体3上に位置している際、位
置検出センサ36が他方の開始アドレス部32を検出す
ると、誘導偏差検出部15は、第4の誘導センサ4d
(進行方向とは反対側に位置する他方の誘導センサに相
当)からの検出信号iに基づいて、他方の誘導偏差σb
を求める。
【0034】そして、無人搬送車1の走行にともなっ
て、第3の誘導センサ4c(進行方向側に位置する一方
の誘導センサに相当)が誘導体3上から欠損部17上へ
突入するが、第3および第4の誘導センサ4c,4d間
の所定間隔Dは欠損部17の間隔Eよりも大きく設定さ
れているため、上記のように第3の誘導センサ4cが欠
損部17上へ突入した場合であっても、第4の誘導セン
サ4dはまだ欠損部17の手前側の誘導体3上に位置し
ており、他方の誘導偏差σbは上記のように第4の誘導
センサ4dからの検出信号iに基づいて求められる。
【0035】その後、図16に示すように、第3の誘導
センサ4cが欠損部17を通過して欠損部17の後方の
誘導体3上に位置した際、位置検出センサ36が他方の
終了アドレス部34を検出することにより、誘導偏差検
出部15は、第3の誘導センサ4cからの検出信号iに
基づいて、引き続き他方の誘導偏差σbを求める。そし
て、制御部16は、上記のようにして求められる他方の
誘導偏差σbと上記と同様にして求められる一方の誘
導偏差σaとがそれぞれ0になるように、操舵装置19
を制御する。
【0036】上記,により、欠損部17上を通過す
る際であっても、無人搬送車1の正確な誘導走行が可能
となる。 また、無人搬送車1が欠損部17の無い箇所を後進方
向Bへ走行する場合、第2の誘導センサ4b(進行方向
側に位置する一方の誘導センサに相当)からの検出信号
iに基づいて一方の誘導偏差σaが求められ、第4の誘
導センサ4d(進行方向側に位置する一方の誘導センサ
に相当)からの検出信号iに基づいて他方の誘導偏差σ
bが求められる。そして、制御部16は、誘導偏差検出
部15で求められた上記両誘導偏差σa,σbがそれぞ
れ0になるように、操舵装置19を制御する。これによ
り、操舵装置19によって各車輪6が左右方向へ方向転
換して、無人搬送車1の向きが補正されるため、無人搬
送車1は誘導体3に沿ってずれることなく後進走行す
る。
【0037】また、後進方向Bへ走行している無人搬
送車1が誘導体3の欠損部17を通過する際には、上記
,と同様な方法で、無人搬送車1を正確に誘導走行
させることができる。上記各実施の形態では、図2,図
9に示すように、車体5に8本の車輪6を設けている
が、8本以外の複数本であってもよい。
【0038】上記各実施の形態では、一対の誘導センサ
4a,4bと一対の誘導センサ4c,4dとをそれぞれ
2箇所X,Yに設けたが、車輪6の数に応じて3箇所以
上設けてもよく、また、1箇所のみ設けてもよい。上記
各実施の形態では、誘導センサ4a〜4dおよび位置検
出センサ36として磁気センサを用いているが、磁気セ
ンサに限定されるものではなく、他の種類のセンサを用
いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、欠損部上
を通過する際、一方の誘導センサからの検出信号と他方
の誘導センサからの検出信号とを交互に用いることによ
り、無人搬送車の誘導走行が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における無人搬送車の側面
図である。
【図2】同、無人搬送車の平面図である。
【図3】同、無人搬送車の誘導装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図5】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図6】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図7】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図8】本発明の他の実施の形態における無人搬送車の
側面図である。
【図9】同、無人搬送車の平面図である。
【図10】同、無人搬送車の誘導装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図12】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図13】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図14】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図15】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図16】同、無人搬送車が欠損部を走行する際の誘導方
法を説明する図である。
【図17】従来の無人搬送車の側面図である。
【符号の説明】
1 無人搬送車 2 走行経路 3 誘導体 4a〜4d 誘導センサ 5 車体 6 車輪 15 誘導偏差検出部 16 制御部 17 欠損部 31,32 開始アドレス部(開始位置認識部) 33,34 終了アドレス部(終了位置認識部) 36 位置検出センサ D 所定間隔 E 欠損部の間隔 i 検出信号 σa,σb 誘導偏差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 一洋 大阪府大阪市西区京町堀1丁目15番10号 ティー・シー・エム株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA01 AA09 BB05 CC03 CC06 EE06 EE13 GG23 GG28 HH01 HH03 MM01 MM07 MM09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行経路に沿って敷設された誘導体を誘
    導センサで検出しながら誘導走行する無人搬送車の誘導
    装置であって、車体に、複数の車輪と、上記誘導センサ
    の検出に基づいて誘導体の位置に対する誘導偏差を求め
    る誘導偏差検出部と、この誘導偏差検出部で求められた
    誘導偏差に基づいて各車輪の舵角を制御する制御部とが
    設けられ、上記誘導センサは、車体側に、走行経路方向
    において所定間隔だけ離れて前後一対設けられ、上記所
    定間隔は誘導体の一部に形成された欠損部の間隔よりも
    大きく設定され、上記誘導偏差検出部は、上記一対の誘
    導センサのうち、進行方向側に位置する一方の誘導セン
    サからの検出信号に基づいて誘導偏差を求め、上記一方
    の誘導センサからの検出信号が途切れた場合、他方の誘
    導センサからの検出信号に基づいて誘導偏差を求めるこ
    とを特徴とする無人搬送車の誘導装置。
  2. 【請求項2】 走行経路に沿って敷設された誘導体を誘
    導センサで検出しながら誘導走行する無人搬送車の誘導
    装置であって、車体に、複数の車輪と、上記誘導センサ
    の検出に基づいて誘導体の位置に対する誘導偏差を求め
    る誘導偏差検出部と、この誘導偏差検出部で求められた
    誘導偏差に基づいて各車輪の舵角を制御する制御部とが
    設けられ、上記誘導センサは、車体側に、走行経路方向
    において所定間隔だけ離れて前後一対設けられ、上記所
    定間隔は誘導体の一部に形成された欠損部の間隔よりも
    大きく設定され、上記走行経路上に、上記欠損部の開始
    位置を認識するための開始位置認識部と、上記欠損部の
    終了位置を認識するための終了位置認識部とが設けら
    れ、上記車体に、上記開始位置認識部と終了位置認識部
    を検出する位置検出センサが設けられ、上記位置検出セ
    ンサが開始位置認識部を検出した際、上記一対の誘導セ
    ンサが上記欠損部の手前側に位置するように設定されて
    いるとともに、上記位置検出センサが終了位置認識部を
    検出した際、上記一対の誘導センサのうち、進行方向側
    に位置する一方の誘導センサが上記欠損部を通過して欠
    損部の後方に位置するように設定されており、上記誘導
    偏差検出部は、上記位置検出センサが開始位置認識部を
    検出した際、進行方向とは反対側に位置する他方の誘導
    センサからの検出信号に基づいて誘導偏差を求め、上記
    位置検出センサが終了位置認識部を検出した際、進行方
    向側に位置する一方の誘導センサからの検出信号に基づ
    いて誘導偏差を求めることを特徴とする無人搬送車の誘
    導装置。
JP2000005197A 2000-01-05 2000-01-05 無人搬送車の誘導装置 Withdrawn JP2001195127A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105487510A (zh) * 2015-12-18 2016-04-13 中国印钞造币总公司 一种垛区环境中移动扫描车的轨迹引导方法及装置

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