JP2001195109A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

工作機械の制御装置

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JP2001195109A
JP2001195109A JP2000004619A JP2000004619A JP2001195109A JP 2001195109 A JP2001195109 A JP 2001195109A JP 2000004619 A JP2000004619 A JP 2000004619A JP 2000004619 A JP2000004619 A JP 2000004619A JP 2001195109 A JP2001195109 A JP 2001195109A
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JP
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backlash correction
correction value
signal
input
machine tool
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JP2000004619A
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English (en)
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Masashi Suzuki
木 正 志 鈴
Jun Fujita
田 純 藤
Tomoo Hayashi
智 夫 林
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め設定された設定バックラッシ補正値を用
いて、容易かつ確実にモータ反転時の送り軸の応答遅れ
を低減させる。 【解決手段】 モータ11側のエンコーダ25からの信
号と、送り軸13側のリニアスケール14からの信号が
第1入力部21に入力される。第1入力部21からの信
号が1次遅れフィルタ17を経て第2入力部22へ入力
され、またエンコーダ25からの信号が第2入力部22
へ入力される。第2入力部22からの信号と指令値が第
3入力部23へ入力され、この第3入力部23からの信
号に基づいて速度制御部24によりモータ11が駆動制
御される。この間バックラッシ補正部18において、予
め設定された設定バックラッシ補正値に対して、フィル
タにより生じるバックラッシ補正値の変動を除去するよ
うな係数が掛けられてバックラッシ補正値が求められ、
このバックラッシ補正値がエンコーダ25と第2入力部
22との間に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械のNC制御
装置等の工作機械の制御装置に係り、とりわけ送り軸を
精度良く制御することができる工作機械の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に工作機械の送り軸は、モータにギ
アを介して連結され、モータは速度制御部により制御さ
れる。
【0003】またモータにはエンコーダが設けられ、こ
のエンコーダからの信号と送り軸からの信号が第1入力
部へ入力され、第1入力部から1次遅れフィルタを介し
て送られる信号とエンコーダからの信号が第2入力部へ
入力される。次に第2入力部からの信号と指令値とに基
づいて、速度制御部が制御されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような工作機械
の制御装置において、機械的不感帯あるいはロストモー
ションがある場合、モータの反転時に応答遅れが発生す
る。
【0005】これは速度制御部によりモータが反転して
も、機械的不感帯あるいはロストモーションにより送り
軸が直ちに反転しないために生じる。
【0006】このような反応遅れを軽減するために、エ
ンコーダと第2入力部との間に、バックラッシ補正値を
出力するバックラッシ補正部を設けて応答遅れを低減す
ることが考えられている。しかしながらバックラッシ補
正部により出力されたバックラッシ補正値は、その後1
次遅れフィルタを経た信号と合成されるので、減衰して
しまう。このためバックラッシ補正の効果を十分に発揮
することができない。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、バックラッシ補正を確実に行なうことがで
き、これによりモータ反転時の反応遅れを確実に低減す
ることができる工作機械の制御装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、速度制御部に
より駆動制御されるモータに連結された工作機械の送り
軸を制御する工作機械の制御装置において、モータに設
けられたエンコーダからの信号と、工作機械の送り軸か
らの信号が入力される第1入力部と、第1入力部からフ
ィルタを介して送られる信号と、エンコーダからの信号
が入力される第2入力部と、第2入力部からの信号と指
令値とが入力され、速度制御部へ信号を出力する第3入
力部とを備え、エンコーダと第2入力部との間に、バッ
クラッシ補正値を出力するバックラッシ補正部を接続
し、バックラッシ補正部は、予め設定された設定バック
ラッシ補正値に対して、フィルタにより生じるバックラ
ッシ補正値の変動を除去するような係数を掛けてバック
ラッシ補正値を求め、これを出力することを特徴とする
工作機械の制御装置である。
【0009】本発明によれば、モータ側のエンコーダか
らの信号と送り軸側からの信号が第1入力部に入力さ
れ、第1入力部からの信号がフィルタを経て第2入力部
へ入力され、同時にエンコーダからの信号が第2入力部
へ入力される。第2入力部からの信号と指令値が第3入
力部へ入力され、この第3入力部からの信号が速度制御
部へ送られ、速度制御部によりモータが駆動制御され
る。この間バックラッシ補正部において、予め設定され
た設定バックラッシ補正値に対して、フィルタにより生
じるバックラッシ補正値の変動を除去するような係数が
掛けられてバックラッシ補正値が求められる。次にエン
コーダと第2入力部との間に設けられたバックラッシ補
正部から、バックラッシ補正値が出力される。バックラ
ッシ補正値はフィルタからの信号と合成されるため、フ
ィルタによりバックラッシ補正値が変動するが、バック
ラッシ補正値は設定バックラッシ補正値にこのような変
動を除去する係数を掛けて求められているので、予め設
定された設定バックラッシ補正値を用いて容易かつ確実
にモータ反転時の応答遅れを低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0011】図1は本発明による工作機械の制御装置の
一実施の形態を示す図である。
【0012】図1に示すように、工作機械の送り軸13
がギア12を介してモータ11に連結され、このモータ
11により送り軸13が駆動される。
【0013】またモータ11にはエンコーダ25が設置
され、さらに送り軸13には送り軸の変位を検出するリ
ニアスケール14が設置されている。
【0014】工作機械の制御装置10は、エンコーダ2
5およびリニアスケール14からの信号に基づいて、モ
ータ11を駆動制御する速度制御部24を有している。
【0015】すなわち、エンコーダ25はギアマルチ1
9を介して第1入力部21に接続され、またリニアスケ
ール14はギアマルチ15を介して第1入力部21へ接
続されている。第1入力部21は、1次遅れフィルタ1
7を経て第2入力部22へ接続され、ギアマルチ19も
第2入力部22へ接続されている。
【0016】さらに第2入力部22は第3入力部23へ
接続され、同時にこの第3入力部23へは指令値が入力
される。また第3入力部23はポジションループゲイン
部26を介して速度制御部24に接続されている。
【0017】またギアマルチ19と第2入力部22との
間には、モータ11の反転時に機械的不感帯あるいはロ
ストモーションにより生じる送り軸13の応答遅れを軽
減するため、バックラッシ補正値を出力するバックラッ
シ補正部19が接続されている。
【0018】このバックラッシ補正部は予め設定された
設定バックラッシ補正値に対して、一次遅れフィルタ1
7により生じるバックラッシ補正値の変動を除去するよ
うな係数を掛けてバックラッシ補正値を求め、このバッ
クラッシ補正値を出力するものである。ここで設定バッ
クラッシ補正値とは、実験等により予め求められた、送
り軸13の応答遅れを軽減するための設定値をいう。
【0019】次に、バックラッシ補正部18において演
算されるバックラッシ補正値について説明する。
【0020】図1において、モータ11に設置されたエ
ンコーダ25からの信号がギアマルチ19および第2入
力部22を経て第3入力部23へ入力されて、セミクロ
ーズドフィードバック系が構成され、送り軸13に設置
されたリニアスケール14からの信号がギアマルチ1
5、第1入力部21、1次遅れフィルタ17、および第
2入力部22を経て第3入力部23へ入力されてフルク
ローズドフィールドバック系が構成されている。
【0021】ここでバックラッシ補正部18はセミクロ
ーズドフィードバック系に接続されているが、バックラ
ッシ補正部18からのバックラッシ補正値は第2入力部
22においてフルクローズドフィードバック系の信号と
合成されることになる。このため、指令値が入力された
時点で、バックラッシ補正部18から予め設定された設
定バックラッシ補正値を出力しても、モータが実際に動
くための遅れ時間があるため、この設定バックラッシ値
は1次遅れフィルタ17を経たリニアスケール14側の
信号により減衰(変動)してしまう。
【0022】このようにバックラッシ補正部18から予
め設定された設定バックラッシ補正値を出力しても、こ
の設定バックラッシ補正値が減衰してしまい、バックラ
ッシ補正の効果が減少してしまう。
【0023】図1に示すような、セミクローズドフィー
ドバック系とフルクローズドフィールドバック系とを組
み合わせた本発明による制御装置10においては、バッ
クラッシ補正部18から設定バックラッシ補正値を入力
すると、その補正値は減衰し、減衰後の値は、
【数2】 となる。
【0024】ここで、Wh=1/1次遅れフィルタ17
の1次遅れ時定数。
【0025】Wo=ポジションループゲイン部26のポ
ジションループゲイン。
【0026】従って、バックラッシ補正部18におい
て、設定バックラッシ補正値に対して、
【数3】 を掛けた値を求め、この値をバックラッシ補正値として
出力すれば、
【数4】 すなわち、第2入力部22を経て減衰した値が設定バッ
クラッシ補正値と等しくなる。
【0027】このため実験等によりその求められた送り
軸13の応答遅れを軽減するための設定バックラッシ補
正値に基づいて、容易かつ確実にモータ11反転時の応
答遅れを低減することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め設定
された設定バックラッシ補正値を用いて、容易かつ確実
にモータ反転時の送り軸の応答遅れを低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工作機械の制御装置の一実施の形
態を示す図。
【符号の説明】
10 工作機械の制御装置 11 モータ 12 ギア 13 送り軸 14 リニアスケール 17 1次遅れフィルタ 18 バックラッシ補正部 21 第1入力部 22 第2入力部 23 第3入力部 24 速度制御部 25 エンコーダ 26 ポジションループゲイン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 智 夫 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 Fターム(参考) 3C001 KA01 KB10 TA05 TB05 TC05 TD01 5H269 AB01 BB03 BB05 DD01 EE01 EE03 EE06 EE11 FF02 GG01 JJ01 MM01 5H303 AA01 BB01 BB06 BB11 CC09 DD01 DD25 DD27 EE03 EE07 FF06 GG13 GG20 HH01 HH05 KK10 MM05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度制御部により駆動制御されるモータに
    連結された工作機械の送り軸を制御する工作機械の制御
    装置において、 モータに設けられたエンコーダからの信号と、工作機械
    の送り軸からの信号が入力される第1入力部と、 第1入力部からフィルタを介して送られる信号と、エン
    コーダからの信号が入力される第2入力部と、 第2入力部からの信号と指令値とが入力され、速度制御
    部へ信号を出力する第3入力部とを備え、 エンコーダと第2入力部との間に、バックラッシ補正値
    を出力するバックラッシ補正部を接続し、 バックラッシ補正部は、予め設定された設定バックラッ
    シ補正値に対して、フィルタにより生じるバックラッシ
    補正値の変動を除去するような係数を掛けてバックラッ
    シ補正値を求め、これを出力することを特徴とする工作
    機械の制御装置。
  2. 【請求項2】フィルタは1次遅れフィルタからなり、 第3入力部と速度制御部との間にポジションループゲイ
    ン部が設けられ、 1次遅れフィルタの1次遅れ時定数の逆数をWh、ポジ
    ションループゲイン部のポジションループゲインをWo
    とした場合、 バックラッシ補正部は、設定バックラッシ補正値に対し
    て係数として 【数1】 を掛けてバックラッシ補正値を求めることを特徴とする
    請求項1記載の工作機械の制御装置。
JP2000004619A 2000-01-13 2000-01-13 工作機械の制御装置 Withdrawn JP2001195109A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003100536A1 (fr) * 2002-05-14 2003-12-04 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procede de reglage de synchronisation d'un dispositif de reglage de valeur numerique
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Effective date: 20070403