JP2001193685A - 可搬式水中モータポンプ - Google Patents

可搬式水中モータポンプ

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JP2001193685A
JP2001193685A JP2000001393A JP2000001393A JP2001193685A JP 2001193685 A JP2001193685 A JP 2001193685A JP 2000001393 A JP2000001393 A JP 2000001393A JP 2000001393 A JP2000001393 A JP 2000001393A JP 2001193685 A JP2001193685 A JP 2001193685A
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JP
Japan
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suction
pump
suction port
prevention cover
water
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Pending
Application number
JP2000001393A
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English (en)
Inventor
Shuichiro Honda
修一郎 本田
Hideki Jinno
秀基 神野
Masahiro Kuramasu
政弘 倉益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水が進んで水深が浅くなり水中モータポン
プの下面が接地しても、吸込口の下側部分から土砂や砂
礫を吸い込まずに運転を継続することができる水中モー
タポンプを提供する。また水面から吸込口までの水深が
浅くても吸込渦が発生しないで揚水が可能な水中モータ
ポンプを提供する。 【解決手段】 ポンプケーシング1と水中モータ7の間
に、周状に開口した吸込口3を設ける。吸込口3の下向
きとなる部分を、吸込口3から所定の隙間を介して砂礫
吸込防止カバー5で覆えば、砂礫等が吸い込まれない。
また吸込口3の上向きとなる部分を、吸込口3から所定
の隙間を介して吸込渦防止カバーで覆えば、吸込渦が発
生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬式水中モータ
ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、排水ポンプ機場設備のない地域で
大雨などによる本川の増水による水位上昇によって支川
から本川への自然排水ができなくなった場合は、内水位
が上昇して冠水の恐れが生じた場所に、発電設備を搭載
した排水ポンプ車によって可搬式水中モータポンプを搬
入し、フロートで吊り下げた水中モータポンプを水面に
投入して排水運転を行うようにしていた。
【0003】図5はこの種の従来の水中モータポンプを
示す断面図である。同図に示すようにこの水中モータポ
ンプは、水中モータ7と水中モータ7によって駆動され
るポンプPとを具備して構成されている。ポンプPは吸
込ケーシング2とポンプケーシング1の内部に水中モー
タ7によって駆動されるポンプ羽根車8を収納して構成
されている。なお低揚程で大容量の排水ポンプは、軸流
形あるいは斜流形のポンプとなるので、ポンプ軽量化の
ために吸込ケーシング2のほぼ全周に吸込口3を開口し
ている。
【0004】そしてこの水中モータポンプは、ポンプ吐
出口20に図示しない吐出ホースを結合したものをフロ
ートに水平(図示の状態)に吊り下げて水没させて運転
される。
【0005】しかしながら上記従来の可搬式水中モータ
ポンプには、以下のような問題点があった。 排水が進んで水深が浅くなると、吸込口3の下側が水
底に接地し、吸込口3への水流によって水底に堆積して
いる土砂や砂礫を吸い込んでしまい、ポンプの摩耗や損
傷が進む。このため水深が浅くなるとポンプの運転を行
うことができなかった。また水深が浅くなってもポンプ
を運転しようとする場合は、吸込口3の水底に着く下側
部分を予め閉じておくようにすることもできる。しかし
ながらそうすると水中モータポンプの軽量化が図れなく
なり、かつ、流れの抵抗となりポンプ性能の低下をきた
す。吸込口3には金網状の吸込ストレーナ4を取り付け
ることもできるが、吸込抵抗を小さくするためにそれほ
ど目の細かいものを取り付けることはできず、やはり土
砂や砂礫を吸い込んでしまう。
【0006】一方水面から吸込口3までの水深が浅い
と吸込渦を発生し空気を吸い込んで運転不能になってし
まう。このような揚水不能を避けるため水中モータポン
プを水面のフロートから十分下げた状態に吊り下げるよ
うにして吸込渦が発生しないようにしている。しかしな
がら排水が進んで水深がある程度浅くなると、水中モー
タポンプの下面が底に接地して水面から吸込口3までの
水深が確保できなくなり、前記吸込渦が発生し、それ以
上の揚水は不可能となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、排水が進んで水深
が浅くなり水中モータポンプの下面が接地しても、吸込
口の下側部分から土砂や砂礫を吸い込まずに運転を継続
することができる水中モータポンプを提供することにあ
る。
【0008】また本発明の目的は、水面から吸込口まで
の水深が浅くても吸込渦が発生しないで揚水が可能な水
中モータポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、ポンプケーシングと水中モータの間に、周
状に開口した吸込口を設けてなる可搬式水中モータポン
プにおいて、前記吸込口の下向きとなる部分を、所定の
隙間を介して砂礫吸込防止カバーで覆ったことを特徴と
する。
【0010】また本発明は、ポンプケーシングと水中モ
ータの間に、周状に開口した吸込口を設けてなる可搬式
水中モータポンプにおいて、前記吸込口の上向きとなる
部分を、所定の隙間を介して吸込渦防止カバーで覆った
ことを特徴とする。
【0011】なお前記吸込口は、ポンプケーシングと水
中モータの間に設けた吸込ケーシングに、一定幅でその
略全周に開口するように設けることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 〔第一実施形態〕図1は本発明の第一実施形態にかかる
水中モータポンプを示す断面図である。同図に示すよう
にこの水中モータポンプは、水中モータ7と水中モータ
7によって駆動されるポンプPとを具備して構成されて
いる。ポンプPはガイドベーン9と吐出口20を有する
ポンプケーシング1と水中モータ7との間に、羽根車8
の入っている吸込ケーシング2を設置して構成されてい
る。なお羽根車8は水中モータ7の電動機軸71によっ
て駆動される。
【0013】そして吸込ケーシング2には一定幅でその
略全周にわたって吸込口3が開口している。吸込口3に
はその全体に金網などからなる吸込ストレーナ4が取り
付けられている。
【0014】そして本実施形態の場合、吸込口3の下向
きとなる部分に、吸込口3から所定の隙間を介してこれ
を覆うように砂礫吸込防止カバー5を取り付けている。
ここで図2は砂礫吸込防止カバー5を示す斜視図、図3
(a)は図2の砂礫吸込防止カバー5を矢印A方向から
見た図(但しその左半分のみ示す)、図3(b)は図2
の砂礫吸込防止カバー5を矢印B方向から見た図であ
る。
【0015】図2,図3に示すように砂礫吸込防止カバ
ー5は、板を円弧状に湾曲してなるカバー部51の一側
辺中央に取付部53を設けて構成されている。取付部5
3は、カバー部51の面に対して略直角に屈曲してい
る。そしてその所定位置には取付穴55が設けられてい
る。またカバー部51には小穴57が設けられている。
【0016】砂礫吸込防止カバー5は図1に示すよう
に、その取付部53の部分が吸込ケーシング2の部分
に、その取付穴55にボルト21を挿入することで固定
され、またカバー部51の小穴57に挿入した支持ボル
ト6を水中モータ7のケーシングに取り付けて固定して
いる。
【0017】このように砂礫吸込防止カバー5を取り付
けることによって、カバー部51で覆われた吸込口3の
部分への水の吸込みは、カバー部51の周囲の部分から
行われる。このため排水が進んで水深が浅くなり、砂礫
吸込防止カバー5が水底に接地しても、砂礫吸込防止カ
バー5の面積が大きいので、砂礫吸込防止カバー5の周
りからポンプ吸込口への流速は遅く、水底に堆積してい
る土砂や砂礫のポンプへの流入が防止できる。従って例
え砂礫吸込防止カバー5が接地してもポンプを継続して
運転することができる。
【0018】〔第二実施形態〕図4は本発明の第二実施
形態にかかる水中モータポンプを示す断面図である。同
図において前記図1に示す水中モータポンプと同一部分
には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この
実施形態において前記第一実施形態と相違する点は、砂
礫吸込防止カバー5を取り付ける代わりに、前記吸込口
3の上向きとなる部分に、吸込口3から所定の隙間を介
して覆うように吸込渦防止カバー5−2を取り付けた点
である。
【0019】吸込渦防止カバー5−2は前記図2,図3
に示す砂礫吸込防止カバー5と同一形状・構造であり、
従ってその詳細な説明は省略するが、砂礫吸込防止カバ
ー5と相違して、吸込口3の上向きとなる部分に取り付
けられている。即ちその取付部53の部分を吸込ケーシ
ング2の部分に、その取付穴55にボルト21を挿入す
ることで固定し、またカバー部51の小穴57に挿入し
た支持ボルト6を水中モータ7のケーシングに取り付け
て固定している。
【0020】このように吸込口3の近くに吸込渦防止カ
バー5−2を取り付けることによって、カバー部51で
覆われた吸込口3の部分への水の吸込みはカバー部51
の周囲の部分から行われる。つまり吸込渦の発生する可
能性のある部分に吸込渦防止カバー5−2を取り付ける
ことによってその流れを阻止する。このため水面から吸
込口3までの水深が浅くても、吸込渦防止カバー5−2
の面積が大きいので、吸込渦防止カバー5−2の周りか
ら吸込口2へ向かう水の流速は遅く、吸込渦防止カバー
5−2が水面下に没している限り吸込渦が発生する恐れ
はなく、従って吸込渦防止カバー5−2が水面に露出す
るまで排水運転が可能になる。
【0021】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や材質であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思
想の範囲内である。
【0022】例えば砂礫吸込防止カバーや吸込渦防止カ
バーの形状、構造、材質は種々の変形が可能であること
は言うまでもない。またこれらを取り付けるのは上記実
施形態のように吸込ケーシングが好ましいが、ポンプケ
ーシングや水中モータにその取付部を固定するようにし
ても良い。要は砂礫吸込防止カバーは吸込口の下向きと
なる部分を吸込口から所定の隙間を介して覆う構造のも
のであれば良く、また吸込渦防止カバーは吸込口の上向
きとなる部分を吸込口から所定の隙間を介して覆う構造
のものであれば、どのような形状・構造であっても良
い。また砂礫吸込防止カバーと吸込渦防止カバーの両者
を取り付けても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 砂礫吸込防止カバーを設置したので、排水が進んで水
深が浅くなり水中モータポンプの吸込口の下側開口部が
地面に近づき接地しても、地面に堆積している土砂や砂
礫が吸込口から吸い込まれることはなく水中モータポン
プを継続して運転することができる。
【0024】また吸込渦防止カバーを設置したので、
水面から吸込口への流れを阻止でき、例え水面から吸込
口までの水深が浅くても吸込渦が発生せず運転できる。
つまり水中モータポンプの大きさで決まる限界水深まで
排水運転を行うことができる。従って吸込渦の発生を避
けるために十分な水深を確保しなくても、排水作業が効
率良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる水中モータポン
プを示す断面図である。
【図2】砂礫吸込防止カバー5(吸込渦防止カバー5−
2でもある)を示す斜視図である。
【図3】図3(a)は図2の砂礫吸込防止カバー5を矢
印A方向から見た図、図3(b)は図2の砂礫吸込防止
カバー5を矢印B方向から見た図である。
【図4】本発明の第二実施形態にかかる水中モータポン
プを示す断面図である。
【図5】従来の水中モータポンプを示す断面図である。
【符号の説明】
P ポンプ 1 ポンプケーシング 2 吸込ケーシング 3 吸込口 4 吸込ストレーナ 5 砂礫吸込防止カバー 51 カバー部 53 取付部 6 支持ボルト 7 水中モータ 8 羽根車 9 ガイドベーン 20 吐出口 5−2 吸込渦防止カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシングと水中モータの間に、
    周状に開口した吸込口を設けてなる可搬式水中モータポ
    ンプにおいて、 前記吸込口の下向きとなる部分を、所定の隙間を介して
    砂礫吸込防止カバーで覆ったことを特徴とする可搬式水
    中モータポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンプケーシングと水中モータの間に、
    周状に開口した吸込口を設けてなる可搬式水中モータポ
    ンプにおいて、 前記吸込口の上向きとなる部分を、所定の隙間を介して
    吸込渦防止カバーで覆ったことを特徴とする可搬式水中
    モータポンプ。
JP2000001393A 2000-01-07 2000-01-07 可搬式水中モータポンプ Pending JP2001193685A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248724A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kubota Corp 中吸込型水中ポンプ
CN102235371A (zh) * 2010-05-02 2011-11-09 王茂博 一种绞龙式潜水污水泵
CN104214110A (zh) * 2014-07-09 2014-12-17 苏州优德通力电气有限公司 一种便携式雨水泵

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