JP2001193002A - まくらぎ - Google Patents

まくらぎ

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JP2001193002A
JP2001193002A JP2000003089A JP2000003089A JP2001193002A JP 2001193002 A JP2001193002 A JP 2001193002A JP 2000003089 A JP2000003089 A JP 2000003089A JP 2000003089 A JP2000003089 A JP 2000003089A JP 2001193002 A JP2001193002 A JP 2001193002A
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rail
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rails
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JP2000003089A
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English (en)
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Yutaka Shimizu
豊 清水
Satoru Ishii
悟 石井
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 まくらぎの中央部を可能な限り細身に形成で
きるようにする。 【解決手段】 左右のレール13、14に対応する一対
のレール受け部材11、12と、これらレール受け部材
11、12どうしを相互に連結する連結部材23とを有
する。レール受け部材11、12と連結部材23とは、
レール13、14からレール受け部材11、12に作用
する荷重にもとづく曲げモーメントを連結部材23に伝
達しない構造25で互いに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はまくらぎに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用の金属製のまくらぎとして、ダク
タイル鋳鉄製の箱形のまくらぎや、鉄製のまくらぎなど
が知られている。このような金属製のまくらぎ、特に鉄
系のまくらぎは、両端にレールの支持部を有し、このレ
ール支持部はレールからの鉛直方向の荷重を受けること
ができるような強固な断面構造で構成されている。そし
て、レール支持部どうしの間の中央部は、レール支持部
とほぼ同様の断面構造か、あるいはレール支持部ほどの
鉛直荷重を受けない点を考慮してレール支持部よりもわ
ずかに細身の断面構造を有するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにレ
ール支持部どうしの間の中央部はレール支持部に比べて
レールからの鉛直荷重の影響を受ける度合いは低く、し
たがってレール支持部と同様の断面構造を有したのでは
その強度が過剰になって無駄であり、しかもまくらぎ全
体を大形のものとせざるを得ない。
【0004】この点を改善するために上記のように中央
部をやや細身に形成したものがあるが、それでもまだま
くらぎの小形軽量化の観点からは十分でない。その一方
で、レールからレール受け部に鉛直荷重が作用すること
にもとづいて中央部には曲げモーメントが作用するた
め、この中央部をある程度以上細くすることはできな
い。
【0005】そこで本発明は、このような課題を解決し
て、まくらぎの中央部を可能な限り細身に形成できるよ
うにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、左右のレールに対応する一対のレール受け部
材と、これらレール受け部材どうしを相互に連結する連
結部材とを有し、前記レール受け部材と連結部材とは、
レールからレール受け部材に作用する荷重にもとづく曲
げモーメントを連結部材に伝達しない構造で互いに接続
されているようにしたものである。
【0007】このような構成であると、まくらぎの中央
部としての連結部材は、レールからレール受け部材に作
用する荷重にもとづく曲げモーメントを受け持たないた
め、この連結部材は上記の曲げモーメントに耐える必要
がなく、したがって十分細身に形成することが可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の実施の形
態のまくらぎを示す。ここで11、12は一対のレール
受け部材で、線路を構成する一対のレール13、14に
対応して、これらレール13、14の下方に設けられて
いる。これらのレール受け部材11、12は、ダクタイ
ル鋳鉄、鋼板、または強化樹脂によって、下部が開口し
た箱形に形成されている。15はその上面、16はその
上壁である。またレール受け部材11、12には、レー
ル13、14をこのレール受け部材に締結するための締
結装置17を取り付けるための長孔状の貫通孔18が、
各レール13、14の両側の位置にそれぞれ形成されて
いる。
【0009】各レール受け部材11、12における互い
に相手のレール受け部材12、11に向かい合った側部
には、それぞれ一対のブラケット21、21が、たとえ
ば一体鋳造によって形成されている。これらのブラケッ
ト21、21は、鉛直方向の面を有するように形成され
るとともに、レール受け部材11、12から相手のレー
ル受け部材12、11に向けて水平方向に突出するよう
に形成されている。また、各レール受け部材11、12
にそれぞれ設けられた一対のブラケット21、21どう
しの間には、鉛直方向の隙間22が形成されている。
【0010】レール受け部材11、12どうしの間に
は、たとえば鋼材にて形成された連結部材23がわたさ
れている。この連結部材23は、その一端および他端に
板状部24、24がそれぞれ形成され、これらの板状部
24、24は、ブラケット21、21どうしの隙間22
に挿入された状態で、これらブラケット21、21どう
しの間で鉛直面の方向に摺動できるように構成されてい
る。そして、これらブラケット21、21と板状部24
とは、レールの長さ方向に沿った水平方向の中心軸とし
てのボルト25とナット26とによって、互いに旋回自
在に連結されている。すなわちレール受け部材11、1
2と連結部材23とは、ボルト25を中心として互いに
鉛直方向に回動できる状態で相互に連結されている。
【0011】連結部材23において、一端および他端の
板状部24、24どうしの間には棒状部27が板状部2
4、24と一体に形成され、この棒状部27の中央部に
は、レール受け部材11、12間の間隔調整機構を構成
するターンバックル28が設けられている。図1におい
て29は道床であり、レール受け部材11、12は、そ
の上面15が道床29の砂利層の表面に対応して位置す
るように、この道床29の砂利の内部に埋まった状態で
配置される。この状態で、連結部材23は完全に道床2
9に埋設された状態となる。
【0012】図3には、レール受け部材11にレール1
3を締結するための締結装置17の詳細構造が示されて
いる。すなわち、レール受け部材11の上面15には絶
縁パッド30を介してレール13が載せられている。レ
ール13の両側には絶縁ブロック31と板ばね32とが
重なった状態で配置されており、レール受け部材11の
貫通孔18に通されたT頭ボルト33がこの絶縁ブロッ
ク31と板ばね32とを貫通しかつナット34がねじ合
わされるように構成されている。35はゲージブロック
で、その下部が貫通孔18にはまり込んで位置決めされ
た状態で上壁16の上面15に乗せられることで、絶縁
ブロック31および板ばね32におけるレール13とは
反対側の部分を支持するように構成されている。
【0013】このような締結装置17によれば、T頭ボ
ルト33にナット34をねじ合わせて、板ばね32およ
び絶縁ブロック31によりレール13のフランジを押圧
するように締め付ければ、それによってレール13がレ
ール受け部材11に締結される。またゲージブロック3
5はレール13、14の軌間方向の寸法の異なるものが
数種類準備されており、それによって軌間の微調整を行
うことができるようにされている。
【0014】なお、レール受け部材11、12とレール
13、14との締結構造は、上記に限定されるものでは
なく、上記は一つの例を示しただけであって、他の適宜
の構成を採用することもできる。このような構成のまく
らぎであると、レール受け部材11、12と連結部材2
3とが、ボルト25を中心として互いに鉛直方向に回動
できる状態で相互に連結されているため、車両の通過時
などにおいてレール13、14からレール受け部材1
1、12に鉛直方向の荷重が作用したときには、ボルト
25を中心としてレール受け部材11、12が上下に揺
動するように挙動し、したがって連結部材23にはこの
荷重にもとづく曲げモーメントが実質的に作用すること
がない。したがって、連結部材23は上記の曲げモーメ
ントに耐える必要がなく、したがって十分細身に形成す
ることが可能である。なお、ボルト25に代えて、中心
軸を構成するピンなどの適宜の部材によってレール受け
部材11、12と連結部材23とを互いに連結すること
も可能である。
【0015】その結果、左右のレール13、14に対応
した分割状態で設けられた一対のレール受け部材11、
12を上述のように可能な限り細身の連結部材23によ
って結合することが可能となり、これらレール受け部材
11、12や連結部材23は従来の一体まくらぎに比べ
て小形かつ軽量となり、取扱性や施工性を向上させるこ
とができる。
【0016】また、左右のレール13、14に対応する
金属製の一対のレール受け部材11、12を有する構成
として、これらレール受け部材11、12どうしを一体
構造ではなしに左右に分離した構造とし、かつ両者をタ
ーンバックル28付きの連結部材23で互いに連結した
ため、これらレール受け部材11、12どうしの間隔す
なわちレール13、14どうしの軌間を広い範囲にわた
って調整することができる。
【0017】左右のレール13、14は、各レール1
3、14とレール受け部材11、12との間にそれぞれ
介装された絶縁パッド31によって互いに絶縁される。
なお、このほかにも、たとえばレール受け部材11、1
2のブラケット21、21と連結部材23の板状部24
とボルト25およびナット26との間に絶縁ブッシュや
絶縁シートなどを適宜に介装させることで、これらブラ
ケット21、21と板状部24との間でも電気的な絶縁
状態を達成することができる。
【0018】図4は、本発明の他の実施の形態のまくら
ぎを示す。ここでは、連結部材23として、ターンバッ
クルを有しない単なる鋼板にて形成されたものが用いら
れている。このような構成であると、図1〜図3の実施
の形態のものと同様に、レール受け部材11、12と連
結部材23とがボルト25を中心として互いに鉛直方向
に回動できる状態で相互に連結されているため、レール
13、14からレール受け部材11、12に作用する鉛
直方向の荷重にもとづく曲げモーメントが実質的に連結
部材23に作用することがない。このため、板状の連結
部材23は上記の曲げモーメントに耐える必要がなく、
したがって同様に十分細身に形成することが可能とな
る。
【0019】図5は、本発明のさらに他の実施の形態を
示す。ここでは、連結部材23は、図4のものと同様に
ターンバックルを有しないが、この連結部材23自体が
絶縁構造を備えている。すなわち、連結部材23は、図
1〜図2に示したものと同様に板状部24と棒状部27
とを有し、棒状部27は長さ方向に二分割されて分割部
37が構成され、その分割端部にそれぞれフランジ3
8、38が設けられている。フランジ38、38どうし
は、絶縁ゴム、セラミックス、樹脂等にて形成された電
気絶縁板39を間に挟んだ状態で、ボルトなどの締結具
40によって、電気的に絶縁された状態で互いに連結さ
れている。
【0020】このような構成であると、同様にレール1
3、14からレール受け部材11、12に作用する鉛直
方向の荷重にもとづく曲げモーメントが実質的に連結部
材23に伝達されることがなく、この連結部材23を十
分細身に形成することが可能となる。しかも、レール1
3、14とレール受け部材11、12とが絶縁パッド3
1によって絶縁され、かつ連結部材23のフランジ3
8、38どうしが電気絶縁板39によって絶縁されてい
るため、左右のレールどうしが二重に絶縁されることに
なって、いっそう確実な電気絶縁性能を達成することが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によると、左右のレ
ールに対応する一対のレール受け部材と、これらレール
受け部材どうしを相互に連結する連結部材とを有し、前
記レール受け部材と連結部材とは、レールからレール受
け部材に作用する荷重にもとづく曲げモーメントを連結
部材に伝達しない構造で互いに接続されているようにし
たため、まくらぎの中央部としての連結部材は、レール
からレール受け部材に作用する荷重にもとづく曲げモー
メントを受け持たず、このため、この連結部材は上記の
曲げモーメントに耐える必要がなく、したがって十分細
身に形成することができる。また、この結果、まくらぎ
の小形軽量化を達成できて、その取扱性や施工性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のまくらぎの構成を示す図
である。
【図2】図1のまくらぎの平面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のまくらぎの構成を示
す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態のまくらぎの構
成を示す図である。
【符号の説明】
11 レール受け部材 12 レール受け部材 13 レール 14 レール 21 ブラケット 22 隙間 23 連結部材 24 板状部 25 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のレールに対応する一対のレール受
    け部材と、これらレール受け部材どうしを相互に連結す
    る連結部材とを有し、前記レール受け部材と連結部材と
    は、レールからレール受け部材に作用する荷重にもとづ
    く曲げモーメントを連結部材に伝達しない構造で互いに
    接続されていることを特徴とするまくらぎ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4673934B1 (ja) * 2010-08-31 2011-04-20 林総事株式会社 鉄まくらぎの絶縁接続装置
KR101052906B1 (ko) * 2010-12-02 2011-07-29 삼표이앤씨 주식회사 프리캐스트 슬래브 궤도 시스템 및 프리캐스트 슬래브 궤도 시스템 시공 방법.

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