JP2001192640A - 変成シリコーン樹脂を含む接着剤を用いた接着方法 - Google Patents

変成シリコーン樹脂を含む接着剤を用いた接着方法

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JP2001192640A
JP2001192640A JP2000002111A JP2000002111A JP2001192640A JP 2001192640 A JP2001192640 A JP 2001192640A JP 2000002111 A JP2000002111 A JP 2000002111A JP 2000002111 A JP2000002111 A JP 2000002111A JP 2001192640 A JP2001192640 A JP 2001192640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変成シリコーン樹脂を含む接着剤の硬化速度
を速めた接着方法を提供する。 【解決手段】 変成シリコーン樹脂と、変成シリコーン
樹脂の硬化触媒と、無機水硬性粉末とを含む接着剤組成
物に、水を添加混合する。そして、混合物を被着面に塗
布する。例えば、目地に塗布するときは、塗布してその
まま放置すれば良い。また、被着面に他の物体を接着接
合したいときは、混合物の塗布面に他の物体を押しつけ
る。そうすると、無機水硬性粉末と水とで、速やかに仮
硬化が起こり、その後、変成シリコーン樹脂と硬化触媒
と湿気(水分)とで本硬化が起こる。仮硬化は速やかに
起こるため、硬化速度は速くなり、本硬化によって十分
な接着強さを実現しうる。2液型接着剤の場合は、例え
ば、変成シリコーン樹脂と水とを含む主剤と、無機水硬
性粉末と変成シリコーン樹脂の硬化触媒とを含む硬化剤
とを準備し、主剤と硬化剤とを均一に混合した後、被着
面に塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変成シリコーン樹
脂を含む接着剤を用いた接着方法に関し、特に、二段階
硬化を利用した接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変成シリコーン樹脂を含む1液湿気硬化
型接着剤は、種々の用途に用いられている。例えば、コ
ンクリート等の接合部(目地)における防水や止水を目
的とするシールド剤として、また、下地面にタイル、石
材、パネル等を貼着する際の接着剤としても用いられて
いる。このような使用方法においては、1液湿気硬化型
接着剤の硬化速度を速くすることが要求されている。硬
化速度が遅いと、塗布した接着剤が下方に流動したり、
被着面に貼着したタイル等が下方にずれる恐れがあるか
らである。
【0003】しかしながら、1液湿気硬化型接着剤の硬
化速度を速くすると、どうしても貯蔵安定性が低下する
ということがあった。即ち、水分と接触すると直ちに硬
化するため、貯蔵中に偶発的に少量の水分と接触しただ
けで、硬化してしまうということがあったのである。こ
のため、貯蔵安定性を維持しつつ、硬化速度を速くする
技術が種々開発されており、例えば、WO98/317
22(国際公開公報)には、硬化剤として特殊な化合物
を配合する技術が記載されている。しかし、このような
技術によっても、なお、良好な貯蔵安定性と速い硬化速
度とを両立させることは困難であった。
【0004】一方、硬化速度の速いα−シアノアクリレ
ート系化合物を含む湿気硬化型接着剤(A剤)と、硬化
速度の遅い変成シリコーン樹脂を含む湿気硬化型接着剤
(B剤)とを用い、A剤とB剤とが互いに混合されない
ようにして施工することが提案されている(特開昭63
−12677号公報)。この施工方法は、例えば、被着
面の所定箇所にA剤を塗布し、この所定箇所以外の箇所
にB剤を塗布して、被着物を貼着し、当初は硬化速度の
速いA剤の仮硬化によって貼着物のずれを防止し、その
後はB剤の本硬化によって十分な接着強度を実現させよ
うというものである。この方法において、A剤とB剤と
を別々に塗布する理由は、A剤とB剤とを混合すると変
成シリコーン樹脂の持つ特性(剥離接着強度や衝撃接着
強度等)が低下するからである。従って、この方法は、
接着剤の塗布が煩雑になるという欠点、及びA剤の貯蔵
安定性は依然として低いという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な技術状況下において、最終的に混合されて湿気硬化型
接着剤として使用されるものに、仮硬化と本硬化という
二段階硬化を応用しようとして検討していた。この結
果、仮硬化を実現するものとして、無機水硬性粉末と水
とを使用すれば、変成シリコーン樹脂と混合しても、変
成シリコーン樹脂の特性が低下しにくいことが判明し
た。本発明は、このような知見に基づいてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、変成シ
リコーン樹脂と該変成シリコーン樹脂の硬化触媒と無機
水硬性粉末とを含む接着剤組成物に水を添加混合した
後、又は、変成シリコーン樹脂と該変成シリコーン樹脂
の硬化触媒と無機水硬性粉末と水とを均一に混合した
後、当該混合物を被着面に塗布することを特徴とする、
変成シリコーン樹脂を含む接着剤を用いた接着方法に関
するものである。
【0007】本発明において用いる変成シリコーン樹脂
とは、下記化1で示される加水分解性ケイ素官能基を末
端に有するポリエーテル共重合体を言う。この変成シリ
コーン樹脂は、硬化触媒の作用によって、末端が加水分
解すると共に末端同士が結合し、硬化するのである。な
お、末端以外の骨格部分は、エーテル結合を有するもの
であれば、任意のものが採用しうるが、一般的にはポリ
オキシアルキレンエーテルやアクリルポリマーを含むポ
リオキシアルキレンエーテルが採用される。
【化1】 (式中、R1は炭素数1〜12のアルキル基を表し、R2
は炭素数1〜6のアルキル基を表し、mは0〜2の整数
である。)
【0008】このような変成シリコーン樹脂の具体例と
しては、ポリ(メチルジメトキシシリルエーテル)等が
例示され、変成シリコーン樹脂として一般的に市販され
ているものであれば、どのようなものでも使用すること
ができる。例えば、鐘淵化学工業社製の商品名MSポリ
マー203,MSポリマー303,サイリルSAT3
0,サイリルSAT200,サイリルSAT350,サ
イリルMA430,サイリルMA440,サイリルMA
447,サイリルMA450等が挙げられる。なお、変
成シリコーン樹脂は、一種類のみ使用してもよいし、二
種類以上を混合して使用してもよいことは、言うまでも
ない。
【0009】硬化する樹脂としては、変成シリコーン樹
脂単独であっても良いし、更に変成シリコーン樹脂とエ
ポキシ樹脂とを併用しても良い。エポキシ樹脂を併用す
ると、硬化した接着剤に、適度な可撓性と適度な硬度を
付与しうるため、好ましいものである。即ち、変成シリ
コーン樹脂は硬化した接着剤に可撓性を与え、エポキシ
樹脂は硬化した接着剤に硬度を与えるのである。なお、
硬化した接着剤に可撓性があると、各種衝撃による剥離
を防止することができ、例えば、コンクリートの目地に
適用した場合、目地(コンクリートの接合部)の寸法が
変動したときでも、よく追随させることができ、その剥
離を防止することができる。また、下地面にタイル等を
貼着した場合においても、下地面とタイル等との間に剪
断力が作用したとき、その剪断力を接着剤の可撓性によ
って、よく吸収でき、タイル等の剥離を防止しうるので
ある。
【0010】エポキシ樹脂としては、例えば、ビフェニ
ール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールAD、ビスフェノールS等とエピクロルヒドリン
を反応させて得られるビフェニル型エポキシ樹脂、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールS型エポキシ樹脂等や、これらを水添化あるい
は臭素化したエポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ウレタン結合を
有するウレタン変性エポキシ樹脂、メタキシレンジアミ
ンやヒダントインなどをエポキシ化した含窒素エポキシ
樹脂、ポリブタジエンあるいはNBRを含有するゴム変
性エポキシ樹脂等を用いることができるが、硬化して良
好な被着性を示すものであれば、これらに限定されるも
のではない。
【0011】エポキシ樹脂を併用する場合、変成シリコ
ーン樹脂とエポキシ樹脂との重量割合は、以下のとおり
であるのが好ましい。即ち、変成シリコーン樹脂100
重量部に対して、エポキシ樹脂を10〜200重量部配
合するのが好ましく、特に20〜100重量部配合する
のがより好ましく、更に35〜100重量部配合するの
が最も好ましい。変成シリコーン樹脂100重量部に対
するエポキシ樹脂の重量割合が10重量部未満である
と、硬化した接着剤に適度な硬度を付与しにくくなる傾
向が生じる。また、変成シリコーン樹脂100重量部に
対するエポキシ樹脂の重量割合が200重量部を超える
と、硬化後の接着剤が硬くなりすぎる傾向が生じる。
【0012】本発明に用いる変成シリコーン樹脂の硬化
触媒としては、従来公知のものを使用でき、例えば、オ
クチル酸錫、ステアリン酸錫、ナフテン酸鉄、オクチル
酸鉛などの金属有機カルボン酸塩、ジ−n−ブチル錫−
ジラウレート、、ジ−n−ブチル錫−ジフタレートなど
の有機錫、アルキルチタン酸塩等を単独でもしくは混合
して使用できる。また、本発明において、エポキシ樹脂
が併用される場合には、エポキシ樹脂の硬化剤(硬化触
媒)をも用いることは、言うまでもない。エポキシ樹脂
の硬化剤としても、従来公知のものを使用でき、脂肪族
ポリアミン類,脂環式ポリアミン類,ノルボルナンジア
ミン−エポキシアダクト体(特開平8−253556号
公報),マンニッヒ塩基化合物と脂肪族ポリエーテルジ
アミンとの混合物(特開平10−339040号公
報),親水性ケチミン或いは疎水性ケチミン等を使用す
ることができる。
【0013】本発明に用いる無機水硬性粉末としては、
水と接触して硬化する無機粉末であれば、従来公知のも
のが用いられる。具体的には、セメント、石膏、生石
灰、石灰、酸化カルシウム等が使用される。セメントと
しては、ローマンセメント、天然セメント、ポルトラン
ドセメント、アルミナセメント、高炉セメント、シリカ
セメント、フライアッシュセメント、メーソンリーセメ
ント、膨張性セメント、着色セメント等が用いられる
が、特にポルトランドセメントを用いるのが良い。ポル
トランドセメントとしては、普通ポルトランドセメン
ト,早強ポルトランドセメント,超早強ポルトランドセ
メント,白色ポルトランドセメント等を用いることがで
きる。また、石膏としても、従来公知のものであればど
のようなものでも使用しうるが、特に、無水石膏や半水
石膏等を用いるのが好ましい。
【0014】無機水硬性粉末の使用量は任意であるが、
一般的に、変成シリコーン樹脂100重量部に対して、
50〜1000重量部であるのが好ましい。無機水硬性
粉末の使用量が50重量部未満になると、仮硬化が不十
分になると共に、初期タック性が低下する傾向が生じ
る。また、この配合量が1000重量部を超えると、変
成シリコーン樹脂と均一に混合しにくくなり、作業性が
低下する傾向が生じる。
【0015】本発明においては、まず、上記した変成シ
リコーン樹脂と、変成シリコーン樹脂の硬化触媒と、無
機水硬性粉末とを含む接着剤組成物を準備する。そし
て、これに水を添加混合する。水の添加混合の方法とし
ては、一般的には、接着剤組成物に水を注ぎ、攪拌棒や
手で混ぜれば良い。また、水を浸した手袋をはめて、接
着剤組成物を混練しても良い。更に、下地面にタイル等
を貼着する場合において、接着剤組成物を下地面に塗布
する前に水を下地面に散布したり、又は接着剤組成物を
クシ目ゴテ等で下地面に塗り付けた後に水を散布し、ク
シ目ゴテ等で水を混合する方法であっても良い。混合時
間は、接着剤組成物の量や水の量にもよるが、例えば全
体で100g程度とすると、10秒〜1分間程度で良
い。これによって、接着剤組成物には、初期タック性が
生じると共に、仮硬化が進行するのである。仮硬化が完
了する時間は、無機水硬性粉末の種類や量によって任意
の調整することが可能である。添加する水の量は任意で
あるが、一般的に、水硬性無機粉末100重量部に対し
て、1〜50重量部程度が良い。水の量が1重量部未満
になると、無機水硬性粉末が仮硬化しにくくなる傾向が
生じる。また、水の量が50重量部を超えると、水が余
剰となる傾向が生じる。水は、蒸留水、水道水、河川の
水等を、そのまま用いても良いし、水溶性ポリマーや吸
水性ポリマー等を溶解乃至は分散させた水溶液であって
も良い。水溶性ポリマー水溶液の場合、水溶液の粘度調
整によって、或いは水溶性ポリマーの界面活性能によっ
て、接着剤組成物と混合させやすくなるという利点があ
る。また、吸水性ポリマー水溶液の場合、吸水性ポリマ
ーに水を吸水包含させることにより、無機水硬性粉末と
水との接触時間を調整しやすくなるという利点がある。
水溶性ポリマーとしては、ポリビニルアルコールやポリ
アルキレングリコール等を用いることができる。吸水性
ポリマーとしては、アクリル酸系重合体等を用いること
ができる。
【0016】水を添加混合したとき、又は水を添加混合
した後、接着剤組成物には初期タック性が生じるので、
これを被着面に塗布する。被着面が、例えば目地の場
合、接着剤はシールド剤として使用されているわけであ
るから、そのまま放置しておけば良い。また、タイル、
石材、パネル等の貼着工法のように、被着面に更に他の
物体を貼着する場合には、被着面に塗布した後、他の物
体を貼着すれば良い。いずれの場合も、接着剤は数分乃
至数十分程度で速やかに仮硬化するので、接着剤が目地
以外の部分に流れ出したり、或いは貼着した他の物体が
ずれたりする恐れが少ない。そして、仮硬化した後、徐
々に変成シリコーン樹脂が本硬化し、目地に強固に接着
剤が付着し、或いは貼着した他の物体が強固に被着面に
接合されるのである。
【0017】変成シリコーン樹脂と、変成シリコーン樹
脂の硬化触媒と、無機水硬性粉末とを含む接着剤組成物
中には、従来公知の任意の他成分が含有されていても良
い。例えば、前述したとおり、エポキシ樹脂とその硬化
剤とを含有させておいても良い。また、重質炭酸カルシ
ウム,表面処理炭酸カルシウム,カオリン,クレー,タ
ルク,珪砂,シリカ等の充填剤、酸化チタン,カーボン
ブラック,染料等の顔料、アルコール類,ケトン類,芳
香族炭化水素等の有機溶剤,モノ或いはジ或いはトリエ
ポキサイド化合物等の反応性希釈剤、シランカップリン
グ剤、顔料分散剤、消泡剤、チタンカップリング剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤が配合されてい
ても良い。
【0018】また、本発明は、上記した接着剤組成物を
2液に分離し、無機水硬性粉末が含有されていない1液
側に水を含有させておき、この2液を均一に混合した
後、被着面に塗布するという方法を採用しても良い。具
体的には、変成シリコーン樹脂を含む主剤と、無機水硬
性粉末と変成シリコーン樹脂の硬化触媒とを含む硬化剤
とに分離し、主剤側に水を含有させ、主剤と硬化剤を均
一に混合した後、被着面に塗布する方法が挙げられる。
また、変成シリコーン樹脂と無機水硬性粉末とを含む主
剤と、変成シリコーン樹脂の硬化触媒とを含む硬化剤と
に分離し、硬化剤側に水を含有させ、主剤と硬化剤を均
一に混合した後、被着面に塗布する方法が挙げられる。
要するに、無機水硬性粉末と水とを分離し、且つ、変成
シリコーン樹脂とその硬化触媒とを分離した態様が好ま
しい。この態様によれば、貯蔵中には仮硬化又は本硬化
する恐れがなく、使用前に両者を混合して、仮硬化さ
せ、その後本硬化させることができるのである。
【0019】このようにして主剤と硬化剤とを均一に混
合すると、結果的には、変成シリコーン樹脂と変成シリ
コーン樹脂の硬化触媒と無機水硬性粉末とを含む接着剤
組成物に、水を添加混合したものと同様となる。従っ
て、同様に、混合物を被着面に塗布し、仮硬化及び本硬
化を生じさせることができるのである。また、これと同
様の原理で、主剤と硬化剤との2液湿気硬化型接着剤と
したとき、主剤及び硬化剤の両者に水を含有させておか
ずに、主剤と硬化剤とを混合する際に、水を添加混合し
てもよい。この場合も、結果的には、変成シリコーン樹
脂と変成シリコーン樹脂の硬化触媒と無機水硬性粉末と
を含む接着剤組成物に、水を添加混合したものと同様と
なる。なお、主剤と硬化剤とに分離した場合であって
も、各成分の使用割合や任意の他成分については、上記
した場合と同様である。
【0020】変成シリコーン樹脂と変成シリコーン樹脂
の硬化触媒と無機水硬性粉末とを含む接着剤組成物は、
従来公知の方法で製造することができる。一例を挙げれ
ば、以下のとおりである。攪拌機、コンデンサー、加熱
装置、減圧脱水装置、窒素気流装置を備えた密閉式加工
釜を用い、釜中に変成シリコーン樹脂(エポキシ樹脂を
併用するときは、エポキシ樹脂も)を仕込む。窒素気流
装置を用い、窒素還流下で、無機水硬性粉末、及び所望
により改質剤或いは添加剤を配合し、均質混合する。こ
の後、最終的に変成シリコーン樹脂用硬化触媒(エポキ
シ樹脂を併用したときは、エポキシ樹脂用硬化剤)を配
合し、均質混合して、1液湿気硬化型接着剤組成物を得
る。そして、窒素置換を施した密閉容器に、この1液湿
気硬化型接着剤組成物を収納すれば、最終製品となる。
なお、改質剤或いは添加剤に水分が含まれている場合に
は、貯蔵中に硬化しやすくなり貯蔵安定性が低下するの
で、改質剤或いは添加剤の水分を脱水除去しておくのが
好ましい。水分の脱水は、改質剤或いは添加剤を配合す
る前に行っても良いし、変成シリコーン樹脂にこれらを
配合した後に、加熱や減圧等の手段で脱水しても良い。
【0021】また、主剤と硬化剤とからなる2液接着剤
とするときは、無機水硬性粉末と水とを別々の容器に収
納し、且つ、変成シリコーン樹脂とその硬化触媒とを別
々の容器に収納すれば良いだけである。この場合は、変
成シリコーン樹脂が貯蔵中に硬化する恐れはないから、
改質剤や添加剤等の脱水は不要となる。なお、他の任意
成分は、主剤側に添加混合しておいても良いし、硬化剤
側に添加混合しておいても良い。
【0022】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明
は、無機水硬性粉末と水による仮硬化、変成シリコーン
樹脂とその硬化触媒による本硬化という二段階硬化を利
用すれば、これらの成分を均一に混合して使用しても、
変成シリコーン樹脂の持つ特性を阻害することが少な
く、且つ、接着剤に貯蔵安定性と速硬化性という二律背
反的な性質を容易に付与しうるとの認識に基づくものと
して、解釈されるべきである。
【0023】
【実施例】実施例1 変成シリコーン樹脂1(鐘淵化学工業製、商品名MSポ
リマー203)50重量部、変成シリコーン樹脂2(鐘
淵化学工業製、商品名MSポリマー303)50重量
部、エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ製、商品名エピ
コート828)35重量部、表面処理炭酸カルシウム
(白石カルシウム製、商品名白艶華CC)50重量部及
び普通ポルトランドセメント300重量部を、100℃
で15トール及び2時間の条件で減圧・加熱し、均一に
なるまで攪拌混合する。均一になれば室温まで冷却し、
そこへエポキシ樹脂用硬化剤としてケチミン(2,4,
12,14−テトラメチル−5,8,11−トリアザ−
4,11−ペンタデカン1モルと、スチレンオキサイド
1モルを150℃×1時間加熱反応させて得られたも
の。その構造式は化2のとおり。)10重量部、ビニル
シランカップリング剤(信越化学工業製、商品名KBM
1003)5重量部、エポキシシランカップリング剤
(信越化学工業製、商品名KBM403)2重量部、及
び変成シリコーン樹脂用硬化触媒としてジブチル錫化合
物(三共有機合成製、商品名スタン918)2重量部を
加え、減圧攪拌して1液湿気硬化型接着剤組成物を得
た。〔ケチミン〕
【化2】 (式中、R10はスチレンオキサイド基である。)
【0024】この1液湿気硬化型接着剤組成物に、普通
ポルトランドセメント300重量部に対して15重量部
の水道水を添加混合した後、以下の方法で硬化性及び接
着強さを測定した。 〔硬化性〕モルタル板(70mm×70mm×20m
m)に、水道水を添加混合した混合物をスパチュラで塗
布し、30分経過後、1時間経過後、2時間経過後、及
び7日間経過後の硬化性を評価した。硬化性は、次の三
段階で評価した。 ○・・・手指を強く押しつけても、くぼみが生じない。 △・・・手指を強く押しつけると、少しくぼみが生じ
る。 ×・・・手指で強く押しつけると、くぼみが生じ、モル
タル板が露出する。 〔引張接着強さ〕上記のようにしてモルタル板に混合物
を塗布し、その上にフレキ板(40mm×40mm×8
mm)を張り付ける。この際、混合物層を1mmの厚さ
とするために直径1mmの鉛玉をスペーサーとして4個
程度撒いておく。また、モルタル板とフレキ板とが接着
されている面積は、16cm2とした。そして、23℃
多湿条件下で7日間養生する。養生4日から6日の間
に、図1に示したような鉄片を、フレキ板の非接着面
(モルタル板を貼り付けた面の反対面)にエポキシ樹脂
製接着剤などで接着しておく。7日間の養生の後、引張
試験機を用いて、図1に示したような2種類の鉄製のジ
グを各々のチャックで把持して、接着面に対して垂直方
向に引張速度3mm/minで引っ張って、引張接着強
さを測定した。なお、引張接着強さを測定する際、接着
性の一つの指標である破壊状態も観察した。「C」は凝
集破壊のことを意味し、接着剤層で破壊したことを意味
している。「Cs」は表層凝集破壊のことを意味し、接
着剤面と被着面の界面近傍における接着剤層で破壊した
ことを意味している。
【0025】また、得られた1液湿気硬化型接着剤組成
物の貯蔵安定性を以下の方法で評価した。 〔貯蔵安定性〕1液湿気硬化型接着剤組成物を、アルミ
パックに充填密閉して、50℃で2週間及び50℃で4
週間放置した後、粘度の観察を行った。そして、貯蔵安
定性を以下の三段階で評価した。 ○・・・増粘は殆ど認められなかった。 △・・・増粘は認められたが、ゲル化までには到らなか
った。 ×・・・増粘が激しく、ゲル化が認められた。 以上の結果を表1に示した。
【0026】実施例2 水道水の添加混合量を30重量部とした他は、実施例1
と同様にした。
【0027】実施例3 水道水の添加混合量を60重量部とした他は、実施例1
と同様にした。
【0028】実施例4 普通ポルトランドセメント300重量部に代えて、無水
石膏200重量部を用いて1液湿気硬化型接着剤組成物
を得た他は、実施例2と同様にした。
【0029】比較例1 水道水を添加混合しない他は、実施例1と同様にした。
【0030】比較例2 水道水を添加混合しない他は、実施例4と同様にした。
【0031】比較例3 普通ポルトランドセメント300重量部に代えて、重質
炭酸カルシウム(日東粉化製、商品名NS400)10
0重量部を配合して1液湿気硬化型接着剤組成物を得た
こと、及び水道水を添加混合しない他は、実施例1と同
様にした。
【0032】比較例4 普通ポルトランドセメント300重量部に代えて、重質
炭酸カルシウム(日東粉化製、商品名NS400)10
0重量部を配合して1液湿気硬化型接着剤組成物を得た
ことの他は、実施例2と同様にした。
【0033】比較例5 1液湿気硬化型接着剤組成物中に、予め水道水30重量
部を添加配合しておくこと、及び使用時に水道水を添加
混合しない他、実施例1と同様にした。
【0034】実施例2〜4及び比較例1〜5に係る方法
の結果も、表1に示した。
【表1】
【0035】実施例1〜4及び比較例1〜5に係る方法
の結果を対比すれば明らかなように、比較例に係るもの
は、実施例に係るものに比べて、接着剤を塗布した後、
30分〜2時間における硬化性が不良であることが分か
る。また、引張接着強さも、比較例に係るものは、実施
例に係るものに比べて劣っていた。なお、比較例5に係
るものは、1液湿気硬化型接着剤組成物自体が貯蔵中に
ゲル化を起こし、接着剤として使用できないものであっ
た。
【0036】実施例5 変成シリコーン樹脂3(鐘淵化学工業製、商品名サイリ
ルMA440)100重量部、表面処理炭酸カルシウム
(白石カルシウム製、商品名白艶華CC)40重量部、
エポキシ樹脂用硬化剤として3級アミン(エアプロダク
ツ製、商品名アンカーK54)30重量部、アミノシラ
ンカップリング剤(信越化学工業製、商品名KBM60
3)3重量部、重質炭酸カルシウム(日東粉化製、商品
名NS400)100重量部、及び蒸留水30重量部
を、均一に混合して、主剤を得た。一方、エポキシ樹脂
(油化シェルエポキシ製、商品名エピコート828)6
0重量部、表面処理炭酸カルシウム(白石カルシウム
製、商品名白艶華CC)40重量部、エポキシシランカ
ップリング剤(信越化学工業製、商品名KBM403)
1重量部、変成シリコーン樹脂用硬化触媒としてジブチ
ル錫化合物(三共有機合成製、商品名スタン918)2
重量部、及び普通ポルトランドセメント300重量部
を、均一に混合して、硬化剤を得た。
【0037】この主剤と硬化剤を均一に混合した後、実
施例1と同一の方法で硬化性及び引張接着強さ(破壊状
態を含む)を測定した。また、主剤と硬化剤の貯蔵安定
性も、実施例1と同一の方法で評価した。
【0038】実施例6 主剤中の重質炭酸カルシウム及び蒸留水に代えて、普通
ポルトランドセメント300重量部を配合した他は、実
施例5と同様にして主剤を得た。一方、硬化剤中の普通
ポルトランドセメントに代えて、重質炭酸カルシウム
(日東粉化製、商品名NS400)100重量部及び蒸
留水30重量部を配合した他は、実施例5と同様にして
硬化剤を得た。この主剤と硬化剤を均一に混合した後、
実施例1と同一の方法で硬化性及び引張接着強さ(破壊
状態を含む)を測定した。また、主剤と硬化剤の貯蔵安
定性も、実施例1と同一の方法で評価した。
【0039】実施例7 主剤中の蒸留水を配合せずに、主剤と硬化剤とを均一に
混合する際に、水道水30重量部を添加しながら混合し
た他は、実施例5と同様にした。
【0040】実施例8 硬化剤に蒸留水を配合せずに、主剤と硬化剤とを均一に
混合する際に、水道水30重量部を添加しながら混合し
た他は、実施例6と同様にした。
【0041】実施例9 主剤中の重質炭酸カルシウム100重量部及び蒸留水3
0重量部に代えて、普通ポルトランドセメント150重
量部及び重質炭酸カルシウム50重量部を配合した他
は、実施例5と同様にして主剤を得た。一方、硬化剤中
の普通ポルトランドセメント300重量部に代えて、普
通ポルトランドセメント150重量部及び重質炭酸カル
シウム50重量部を配合した他は、実施例5と同様にし
て硬化剤を得た。そして、主剤と硬化剤とを均一に混合
する際に、水道水30重量部を添加しながら混合した
後、実施例1と同一の方法で硬化性及び引張接着強さ
(破壊状態を含む)を測定した。また、主剤と硬化剤の
貯蔵安定性も、実施例1と同一の方法で評価した。
【0042】比較例6 主剤と硬化剤を均一に混合する際、水道水30重量部を
添加混合しない他は、実施例7と同様にした。
【0043】比較例7 主剤と硬化剤を均一に混合する際、水道水30重量部を
添加混合しない他は、実施例8と同様にした。
【0044】比較例8 主剤と硬化剤を均一に混合する際、水道水30重量部を
添加混合しない他は、実施例9と同様にした。
【0045】比較例9 実施例5で用いた主剤を準備した。一方、実施例8で用
いた硬化剤を準備した。即ち、これは、主剤中にも硬化
剤中にも、無機水硬性粉末を用いないものである。そし
て、この主剤と硬化剤を均一に混合した後、実施例1と
同一の方法で硬化性及び引張接着強さ(破壊状態を含
む)を測定した。また、主剤と硬化剤の貯蔵安定性も、
実施例1と同一の方法で評価した。
【0046】比較例10 実施例7で用いた主剤を準備した。一方、実施例6で用
いた硬化剤を準備した。即ち、これは、主剤中にも硬化
剤中にも、無機水硬性粉末を用いないものである。そし
て、この主剤と硬化剤を均一に混合した後、実施例1と
同一の方法で硬化性及び引張接着強さ(破壊状態を含
む)を測定した。また、主剤と硬化剤の貯蔵安定性も、
実施例1と同一の方法で評価した。
【0047】比較例11 実施例7で用いた主剤を準備した。一方、実施例8で用
いた硬化剤を準備した。即ち、これは、主剤中にも硬化
剤中にも、無機水硬性粉末を用いないものである。そし
て、主剤と硬化剤とを均一に混合する際に、水道水30
重量部を添加しながら混合した後、実施例1と同一の方
法で硬化性及び引張接着強さ(破壊状態を含む)を測定
した。また、主剤と硬化剤の貯蔵安定性も、実施例1と
同一の方法で評価した。
【0048】比較例12 実施例7で用いた主剤を準備した。一方、実施例5で用
いた硬化剤中に更に蒸留水30重量部を添加配合した硬
化剤を準備した。そして、実施例5と同様にして引張接
着強さ等を測定しようとしたが、貯蔵中に硬化剤がゲル
化してしまった。
【0049】比較例13 実施例6で使用した主剤に更に蒸留水30重量部を添加
配合した主剤を準備した。一方、実施例8で用いた硬化
剤を準備した。そして、実施例5と同様にして引張接着
強さ等を測定しようとしたが、貯蔵中に主剤がゲル化し
てしまった。
【0050】実施例5〜9及び比較例6〜13に係る方
法の結果を表2に示した。
【表2】
【0051】実施例5〜9及び比較例6〜13に係る方
法の結果を対比すれば明らかなように、比較例に係るも
のは、実施例に係るものに比べて、接着剤を塗布した
後、30分〜2時間における硬化性が不良であることが
分かる。また、比較例に係るものは、実施例に係るもの
に比べて引張接着強さの点でも劣るものであった。な
お、比較例12及び13に係るものは、主剤又は硬化剤
自体が貯蔵中にゲル化を起こし、接着剤として使用でき
ないものであった。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る接着
方法は、接着剤の使用初期には、無機水硬性粉末と水と
による予備硬化が起こり、その後、変成シリコーン樹脂
の本硬化が起こるという、二段階硬化によるものであ
る。従って、接着剤を被着面に塗布した直後であって
も、予備硬化によって接着剤が硬化しているので、接着
剤が下方に流れ出したり、或いは被着面に接着接合した
他の物体が下方にずれることが少ない。そして、予備硬
化の後は、徐々に本硬化が起こり、本硬化が完了した後
は、変成シリコーン樹脂の持つ特性を十分に発揮し、強
固な塗着或いは接着接合が実現しうるのである。
【0053】依って、本発明に係る変成シリコーン樹脂
を含む接着剤を用いた接着方法は、目地等に対するシー
ルド方法として、又は、下地面へのタイル等の貼着方法
として、好適に使用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】引張試験を行う際、モルタル板とフレキ板とを
接着させた状態を示した側面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変成シリコーン樹脂と該変成シリコーン
    樹脂の硬化触媒と無機水硬性粉末とを含む接着剤組成物
    に、水を添加混合した後、被着面に塗布することを特徴
    とする、変成シリコーン樹脂を含む接着剤を用いた接着
    方法。
  2. 【請求項2】 変成シリコーン樹脂と該変成シリコーン
    樹脂の硬化触媒と無機水硬性粉末とを含むことを特徴と
    する、請求項1記載の接着方法に使用する接着剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 変成シリコーン樹脂と該変成シリコーン
    樹脂の硬化触媒と無機水硬性粉末と水とを均一に混合し
    た後、被着面に塗布することを特徴とする、変成シリコ
    ーン樹脂を含む接着剤を用いた接着方法。
  4. 【請求項4】 変成シリコーン樹脂と水とを含む主剤
    と、無機水硬性粉末と該変成シリコーン樹脂の硬化触媒
    とを含む硬化剤とからなることを特徴とする、請求項3
    記載の接着方法に使用する2液型接着剤。
  5. 【請求項5】 変成シリコーン樹脂と無機水硬性粉末と
    を含む主剤と、水と変成シリコーン樹脂の硬化触媒とを
    含む硬化剤とからなることを特徴とする、請求項3記載
    の接着方法に使用する2液型接着剤。
  6. 【請求項6】 無機水硬性粉末が、ポルトランドセメン
    ト粉末又は石膏粉末である請求項1又は3記載の変成シ
    リコーン樹脂を含む接着剤を用いた接着方法。
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