JP2001191860A - 自動車のダッシュサイドトリムの取付構造 - Google Patents
自動車のダッシュサイドトリムの取付構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダッシュサイドトリムの車幅方向のズレを規
制してダッシュサイドトリムの小口が見えるのを防止す
るダッシュサイドトリムの取付構造を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル２の下部に設け
た取付部１２の車両後方側に差込穴２３を穿設し、ダッ
シュサイドトリム３の上部に、差込穴２３に係合する突
片２４を設けた自動車のダッシュサイドトリムの取付構
造において、インストルメントパネル２の取付部１２の
うち、差込穴２３から間隔を隔てた室内側の部位に係合
片２０を設け、係合片２０に室外側から係合する係合片
受け３７，４２，５０をダッシュサイドトリム３に設け
ている。この係合片受け４２に、係合片２０に向けて突
出する突設部４５を設けることも可能である。
制してダッシュサイドトリムの小口が見えるのを防止す
るダッシュサイドトリムの取付構造を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル２の下部に設け
た取付部１２の車両後方側に差込穴２３を穿設し、ダッ
シュサイドトリム３の上部に、差込穴２３に係合する突
片２４を設けた自動車のダッシュサイドトリムの取付構
造において、インストルメントパネル２の取付部１２の
うち、差込穴２３から間隔を隔てた室内側の部位に係合
片２０を設け、係合片２０に室外側から係合する係合片
受け３７，４２，５０をダッシュサイドトリム３に設け
ている。この係合片受け４２に、係合片２０に向けて突
出する突設部４５を設けることも可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車のダッ
シュサイドトリムの取付構造に関する。
シュサイドトリムの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１０は、従来のダッシュサイドトリム
１０１の取付構造を備えた自動車１０２の斜視図であ
る。このダッシュサイドトリム１０１は、図１１に示す
ように、車両室内の前部に配設されたインストルメント
パネルの助手席側の下端部１０６、及びダッシュサイド
パネル１０７に取り付けられるように構成されている。
１０１の取付構造を備えた自動車１０２の斜視図であ
る。このダッシュサイドトリム１０１は、図１１に示す
ように、車両室内の前部に配設されたインストルメント
パネルの助手席側の下端部１０６、及びダッシュサイド
パネル１０７に取り付けられるように構成されている。
【０００３】図１１に示すように、インストルメントパ
ネルの下端部１０６は、下方に延びた側部１１０と、該
側部１１０の下端縁１１１から傾斜する傾斜部１１２
と、該傾斜部１１２から下方に延びる縦壁部１１３が設
けられている。上記傾斜部１１２には、差込穴１１６が
穿設されている。一方、ダッシュサイドトリム１０１に
は、その上部に突片１２０が形成され、該突片１２０が
上記差込穴１１６に嵌合するように構成されており、上
記縦壁部１１３にはボルト穴１２２が穿設されている。
また、図１２に示すように、ダッシュサイドパネル１０
７には、予めブラケット１２４が溶接されており、該ブ
ラケット１２４を介してインストルメントパネルの下端
部１０６をダッシュサイドパネル１０７にボルト１２５
とナット１２６によって取り付けている。
ネルの下端部１０６は、下方に延びた側部１１０と、該
側部１１０の下端縁１１１から傾斜する傾斜部１１２
と、該傾斜部１１２から下方に延びる縦壁部１１３が設
けられている。上記傾斜部１１２には、差込穴１１６が
穿設されている。一方、ダッシュサイドトリム１０１に
は、その上部に突片１２０が形成され、該突片１２０が
上記差込穴１１６に嵌合するように構成されており、上
記縦壁部１１３にはボルト穴１２２が穿設されている。
また、図１２に示すように、ダッシュサイドパネル１０
７には、予めブラケット１２４が溶接されており、該ブ
ラケット１２４を介してインストルメントパネルの下端
部１０６をダッシュサイドパネル１０７にボルト１２５
とナット１２６によって取り付けている。
【０００４】上記構成を有するダッシュサイドトリム１
０１を取り付ける手順を説明する。まず、ダッシュサイ
ドトリム１０１の突片１２０をインストルメントパネル
の差込穴１１６に差し込む。次いで、ダッシュサイドト
リム１０１のクリップ穴１２７からクリップ１３０を挿
入してダッシュサイドパネル１０７のクリップ穴１３３
に嵌合させる。また、必要に応じて、ダッシュサイドト
リム１０１の下部も同様にクリップで固定される。ここ
で、図１１に示すように、ダッシュサイドトリム１０１
の突片１２０は、車両前後方向に沿った形状になってい
るため、車両前後方向に対するダッシュサイドトリム１
０１のズレを効果的に防止することができる。また、イ
ンストルメントパネルの下端部１０６とダッシュサイド
トリム１０１との合わせ部において、図１３に示すよう
に、上側に配設されたインストルメントパネルの側部１
１０の下端縁１１１の方が、下側に配設されたダッシュ
サイドトリム１０１の上端縁１３６よりも室内側に突き
出るように配設されている。
０１を取り付ける手順を説明する。まず、ダッシュサイ
ドトリム１０１の突片１２０をインストルメントパネル
の差込穴１１６に差し込む。次いで、ダッシュサイドト
リム１０１のクリップ穴１２７からクリップ１３０を挿
入してダッシュサイドパネル１０７のクリップ穴１３３
に嵌合させる。また、必要に応じて、ダッシュサイドト
リム１０１の下部も同様にクリップで固定される。ここ
で、図１１に示すように、ダッシュサイドトリム１０１
の突片１２０は、車両前後方向に沿った形状になってい
るため、車両前後方向に対するダッシュサイドトリム１
０１のズレを効果的に防止することができる。また、イ
ンストルメントパネルの下端部１０６とダッシュサイド
トリム１０１との合わせ部において、図１３に示すよう
に、上側に配設されたインストルメントパネルの側部１
１０の下端縁１１１の方が、下側に配設されたダッシュ
サイドトリム１０１の上端縁１３６よりも室内側に突き
出るように配設されている。
【０００５】しかしながら、図１３に示すように、上記
インストルメントパネルの差込穴１１６の幅寸法Ｗは、
ダッシュサイドトリム１０１の組付性を向上させるた
め、突片１２０の厚さよりも大きく形成されている。よ
って、車幅方向に対するダッシュサイドトリム１０１の
ズレを規制することが困難で、図１４の一点鎖線で示し
たように、ダッシュサイドトリム１０１の上端縁１３６
が室内側に突き出てしまいダッシュサイドトリム１０１
の小口が見えてしまうおそれがあった。
インストルメントパネルの差込穴１１６の幅寸法Ｗは、
ダッシュサイドトリム１０１の組付性を向上させるた
め、突片１２０の厚さよりも大きく形成されている。よ
って、車幅方向に対するダッシュサイドトリム１０１の
ズレを規制することが困難で、図１４の一点鎖線で示し
たように、ダッシュサイドトリム１０１の上端縁１３６
が室内側に突き出てしまいダッシュサイドトリム１０１
の小口が見えてしまうおそれがあった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決し、ダッシュサイドトリムの横方向、つまり車幅方
向のズレを規制してダッシュサイドトリムの小口が見え
るのを防止することによって、車両室内の外観向上が図
れるダッシュサイドトリムの取付構造を提供することを
目的とする。
解決し、ダッシュサイドトリムの横方向、つまり車幅方
向のズレを規制してダッシュサイドトリムの小口が見え
るのを防止することによって、車両室内の外観向上が図
れるダッシュサイドトリムの取付構造を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダッシュサ
イドトリムの取付構造は、上記目的を達成するため、イ
ンストルメントパネルの下部に、ダッシュサイドトリム
を取り付ける取付部を設け、該取付部の車両後方側に差
込穴を穿設すると共に、上記ダッシュサイドトリムの上
部に、上記差込穴に係合する突片を設けてなり、ダッシ
ュサイドトリムの突片をインストルメントパネルの差込
穴に差し込んで係合させることによって、ダッシュサイ
ドトリムをインストルメントパネルに取り付ける自動車
のダッシュサイドトリムの取付構造において、上記イン
ストルメントパネルの取付部のうち、上記差込穴から間
隔を隔てた室内側の部位に係合片を設ける一方、該係合
片に室外側から係合する係合片受けを上記ダッシュサイ
ドトリムに設けている。上記ダッシュサイドトリムの取
付構造によれば、上記突片と差込穴、及び係合片と係合
片受けによって、ダッシュサイドトリムをインストルメ
ントパネルに取り付けている。従って、ダッシュサイド
トリムの車幅方向のズレを防止することができるため、
ダッシュサイドトリムの小口が見えず、車両室内の外観
を向上させることができる。また、ダッシュサイドトリ
ムをインストルメントパネルに取り付ける際に、上記突
片を差込穴に差し込めば、自動的に係合片に係合片受け
が係合されるため、ダッシュサイドトリムの組付作業が
簡単ですむ。さらに、インストルメントパネルに係合片
を形成することによって、インストルメントパネルの強
度を向上させることができる。
イドトリムの取付構造は、上記目的を達成するため、イ
ンストルメントパネルの下部に、ダッシュサイドトリム
を取り付ける取付部を設け、該取付部の車両後方側に差
込穴を穿設すると共に、上記ダッシュサイドトリムの上
部に、上記差込穴に係合する突片を設けてなり、ダッシ
ュサイドトリムの突片をインストルメントパネルの差込
穴に差し込んで係合させることによって、ダッシュサイ
ドトリムをインストルメントパネルに取り付ける自動車
のダッシュサイドトリムの取付構造において、上記イン
ストルメントパネルの取付部のうち、上記差込穴から間
隔を隔てた室内側の部位に係合片を設ける一方、該係合
片に室外側から係合する係合片受けを上記ダッシュサイ
ドトリムに設けている。上記ダッシュサイドトリムの取
付構造によれば、上記突片と差込穴、及び係合片と係合
片受けによって、ダッシュサイドトリムをインストルメ
ントパネルに取り付けている。従って、ダッシュサイド
トリムの車幅方向のズレを防止することができるため、
ダッシュサイドトリムの小口が見えず、車両室内の外観
を向上させることができる。また、ダッシュサイドトリ
ムをインストルメントパネルに取り付ける際に、上記突
片を差込穴に差し込めば、自動的に係合片に係合片受け
が係合されるため、ダッシュサイドトリムの組付作業が
簡単ですむ。さらに、インストルメントパネルに係合片
を形成することによって、インストルメントパネルの強
度を向上させることができる。
【０００８】さらに、本発明の別の態様に係るダッシュ
サイドトリムの取付構造は、上記係合片受けに、上記係
合片側に突出する突設部を設けている。上記ダッシュサ
イドトリムの取付構造によれば、抜き勾配により隙が発
生した場合、又は部品精度の観点から係合片を係合片受
けに当てる量の修正が必要となった場合でも、上記係合
片の当接面の全体を移動することなく、上記突設部のみ
の高さを調整するだけで良い。このため、例えばダッシ
ュサイドトリムの材質が樹脂からなる場合は、射出成形
の金型の改修作業が非常に簡単になり、簡単な型修正で
微調整をすることが可能である。なお、本発明の更に別
の態様に係るダッシュサイドトリムの取付構造は、上記
係合片受けが、断面略Ｌ字形状の本体部と、該本体部の
室内側に形成され、上方に向かうにつれて湾曲しながら
先細りするガイド部とを備えている。上記ダッシュサイ
ドトリムの取付構造によれば、ダッシュサイドトリムを
インストルメントパネルに組み付ける際に、係合片が係
合片受けの突設部上部に干渉しても、ガイド部により係
合片の室外側に係合片受けが導かれるため、スムーズに
係合し、組付性を損なうことがない。
サイドトリムの取付構造は、上記係合片受けに、上記係
合片側に突出する突設部を設けている。上記ダッシュサ
イドトリムの取付構造によれば、抜き勾配により隙が発
生した場合、又は部品精度の観点から係合片を係合片受
けに当てる量の修正が必要となった場合でも、上記係合
片の当接面の全体を移動することなく、上記突設部のみ
の高さを調整するだけで良い。このため、例えばダッシ
ュサイドトリムの材質が樹脂からなる場合は、射出成形
の金型の改修作業が非常に簡単になり、簡単な型修正で
微調整をすることが可能である。なお、本発明の更に別
の態様に係るダッシュサイドトリムの取付構造は、上記
係合片受けが、断面略Ｌ字形状の本体部と、該本体部の
室内側に形成され、上方に向かうにつれて湾曲しながら
先細りするガイド部とを備えている。上記ダッシュサイ
ドトリムの取付構造によれば、ダッシュサイドトリムを
インストルメントパネルに組み付ける際に、係合片が係
合片受けの突設部上部に干渉しても、ガイド部により係
合片の室外側に係合片受けが導かれるため、スムーズに
係合し、組付性を損なうことがない。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る自動車のダ
ッシュサイドトリムの取付構造について、図面を用いて
詳細に説明する。図１は、本発明の実施形態に係るダッ
シュサイドトリムの取付構造を備えた自動車の斜視図で
ある。この自動車１の室内の前部には、図２に示すよう
に、インストルメントパネル２が配設されており、該イ
ンストルメントパネル２の両端部の下部にはダッシュサ
イドトリム３が配設されている。このダッシュサイドト
リム３は、例えば樹脂等の材質から形成されており、後
述するサイドアウターパネル５とダッシュサイドパネル
６のフランジ８、及びサイドシル１０のフランジを覆っ
ている。
ッシュサイドトリムの取付構造について、図面を用いて
詳細に説明する。図１は、本発明の実施形態に係るダッ
シュサイドトリムの取付構造を備えた自動車の斜視図で
ある。この自動車１の室内の前部には、図２に示すよう
に、インストルメントパネル２が配設されており、該イ
ンストルメントパネル２の両端部の下部にはダッシュサ
イドトリム３が配設されている。このダッシュサイドト
リム３は、例えば樹脂等の材質から形成されており、後
述するサイドアウターパネル５とダッシュサイドパネル
６のフランジ８、及びサイドシル１０のフランジを覆っ
ている。
【００１０】上記インストルメントパネル２の下部は、
図３と図４に示すように、下方に延びる取付部１２に形
成されており、該取付部１２は、側部１４と傾斜部１６
と縦壁部１８とを備えている。この傾斜部１６は、側部
１４の下端から下方に向かって先細りするように傾斜し
ており、該傾斜部１６の前端部の下端には、下方に向け
て略矩形状の係合片２０が形成されている。この係合片
２０は、図４に示すように、縦壁部１８の前端面２１に
連結されている。この係合片２０の車両後方側には、傾
斜部１６の途中に細長い差込穴２３が穿設されており、
該差込穴２３の前方側に配設された縦壁部１８の前端面
２１にはボルト穴２６が穿設され、該前端面２１は、図
示しないブラケットを介してダッシュサイドパネル６に
ボルト締結されるように構成されている。
図３と図４に示すように、下方に延びる取付部１２に形
成されており、該取付部１２は、側部１４と傾斜部１６
と縦壁部１８とを備えている。この傾斜部１６は、側部
１４の下端から下方に向かって先細りするように傾斜し
ており、該傾斜部１６の前端部の下端には、下方に向け
て略矩形状の係合片２０が形成されている。この係合片
２０は、図４に示すように、縦壁部１８の前端面２１に
連結されている。この係合片２０の車両後方側には、傾
斜部１６の途中に細長い差込穴２３が穿設されており、
該差込穴２３の前方側に配設された縦壁部１８の前端面
２１にはボルト穴２６が穿設され、該前端面２１は、図
示しないブラケットを介してダッシュサイドパネル６に
ボルト締結されるように構成されている。
【００１１】一方、図３に示すように、ダッシュサイド
トリム３の上端縁２７は、上記インストルメントパネル
２の下端縁２９の形状にほぼ合致したものとなってい
る。ダッシュサイドトリム３の上端部のうち後方側に
は、上方に向けて突片２４が突設しており、上記差込穴
２３に挿入されるように構成されている。また、ダッシ
ュサイドトリム３の前部には上部にクリップ穴３１が穿
設され、ダッシュサイドパネル６にはクリップ穴３３が
設けられている。よって、ダッシュサイドトリム３の前
部を取り付ける場合は、クリップ穴３１にクリップ３４
を挿入してクリップ穴３３等に嵌合させれば良い。ま
た、必要に応じて、ダッシュサイドトリム３の下部も同
様にクリップで固定される。
トリム３の上端縁２７は、上記インストルメントパネル
２の下端縁２９の形状にほぼ合致したものとなってい
る。ダッシュサイドトリム３の上端部のうち後方側に
は、上方に向けて突片２４が突設しており、上記差込穴
２３に挿入されるように構成されている。また、ダッシ
ュサイドトリム３の前部には上部にクリップ穴３１が穿
設され、ダッシュサイドパネル６にはクリップ穴３３が
設けられている。よって、ダッシュサイドトリム３の前
部を取り付ける場合は、クリップ穴３１にクリップ３４
を挿入してクリップ穴３３等に嵌合させれば良い。ま
た、必要に応じて、ダッシュサイドトリム３の下部も同
様にクリップで固定される。
【００１２】そして、上記インストルメントパネル２の
係合片２０に係合する係合片受け３７が、ダッシュサイ
ドトリム３の側面３９の中央近傍に車両前方側に突き出
た状態に形成されている。インストルメントパネル２の
係合片２０の室外側の側面２０ａは、係合片受け３７の
室内側の側面３７ａに略平行に形成されており、ダッシ
ュサイドトリム３をインストルメントパネル２に取り付
けると、図４に示すように、上記係合片２０の側面２０
ａが係合片受け３７の側面３７ａに当接した状態になっ
ている。
係合片２０に係合する係合片受け３７が、ダッシュサイ
ドトリム３の側面３９の中央近傍に車両前方側に突き出
た状態に形成されている。インストルメントパネル２の
係合片２０の室外側の側面２０ａは、係合片受け３７の
室内側の側面３７ａに略平行に形成されており、ダッシ
ュサイドトリム３をインストルメントパネル２に取り付
けると、図４に示すように、上記係合片２０の側面２０
ａが係合片受け３７の側面３７ａに当接した状態になっ
ている。
【００１３】従って、図５に示すように、ダッシュサイ
ドトリム３の上端縁２７がインストルメントパネル２の
下端縁２９よりも内側に位置する。特に、ダッシュサイ
ドトリム３の側面３９の上端縁２７は、インストルメン
トパネル２の下端縁２９よりも確実に室外側に位置する
ようになるため、ダッシュサイドトリム３の小口が見え
ることがなくなる。なお、上記ダッシュサイドトリム３
の係合片受け３７は、上述したものに限定されることな
く、以下に説明するように、種々の形状のものを採用す
ることができる。
ドトリム３の上端縁２７がインストルメントパネル２の
下端縁２９よりも内側に位置する。特に、ダッシュサイ
ドトリム３の側面３９の上端縁２７は、インストルメン
トパネル２の下端縁２９よりも確実に室外側に位置する
ようになるため、ダッシュサイドトリム３の小口が見え
ることがなくなる。なお、上記ダッシュサイドトリム３
の係合片受け３７は、上述したものに限定されることな
く、以下に説明するように、種々の形状のものを採用す
ることができる。
【００１４】図７に示す係合片受け４２は、図４の係合
片受け３７と略同一形状の本体部４４の前端部に、イン
ストルメントパネル２の係合片２０に向けて突き出た突
設部４５を設けている。この突設部４５によれば、例え
ば図６に示すように、係合片２０及び係合片受け３７の
抜き勾配を与えることによる隙の発生や寸法誤差による
横方向のズレが発生しても、突設部４５で確実に当接す
ることができる。
片受け３７と略同一形状の本体部４４の前端部に、イン
ストルメントパネル２の係合片２０に向けて突き出た突
設部４５を設けている。この突設部４５によれば、例え
ば図６に示すように、係合片２０及び係合片受け３７の
抜き勾配を与えることによる隙の発生や寸法誤差による
横方向のズレが発生しても、突設部４５で確実に当接す
ることができる。
【００１５】図８に示した係合片受け５０は、図８右下
の係合片受け５０の拡大図に示すように本体部５３とガ
イド部５５とから構成されており、上記本体部５３は、
上下方向に配設された縦壁面５７、及び略水平方向に配
設された底面５８によって断面略Ｌ字形状に形成されて
いる。また、上記ガイド部５５は本体部５３の前端部に
設けられており、上部にいくにつれて徐々に湾曲しなが
ら先細りする略Ｊ字形状に形成された湾曲部６１、及び
該湾曲部６１の下端部を室内側に向けて延設した延設部
６２から構成されている。この湾曲部６１によれば、図
９に示すように係合片受け５０を係合片２０に係合させ
る際、ガイド部５５が係合片２０に当たっても、湾曲部
６１により係合片２０の室外側に係合片受け５０が導か
れるため、スムーズに係合し、組付性を向上させること
ができる。
の係合片受け５０の拡大図に示すように本体部５３とガ
イド部５５とから構成されており、上記本体部５３は、
上下方向に配設された縦壁面５７、及び略水平方向に配
設された底面５８によって断面略Ｌ字形状に形成されて
いる。また、上記ガイド部５５は本体部５３の前端部に
設けられており、上部にいくにつれて徐々に湾曲しなが
ら先細りする略Ｊ字形状に形成された湾曲部６１、及び
該湾曲部６１の下端部を室内側に向けて延設した延設部
６２から構成されている。この湾曲部６１によれば、図
９に示すように係合片受け５０を係合片２０に係合させ
る際、ガイド部５５が係合片２０に当たっても、湾曲部
６１により係合片２０の室外側に係合片受け５０が導か
れるため、スムーズに係合し、組付性を向上させること
ができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明に係るダッシュサイドトリムの取
付構造によれば、ダッシュサイドトリムの車幅方向のズ
レを規制してダッシュサイドトリムの小口が見えるのを
防止し、ダッシュサイドトリムのインストルメントパネ
ルへの組付性を損なうことなく、車両室内の外観の向上
を図ることが可能である。
付構造によれば、ダッシュサイドトリムの車幅方向のズ
レを規制してダッシュサイドトリムの小口が見えるのを
防止し、ダッシュサイドトリムのインストルメントパネ
ルへの組付性を損なうことなく、車両室内の外観の向上
を図ることが可能である。
【図１】本発明に係るダッシュサイドトリムの取付構造
を備えた自動車を示す斜視図である。
を備えた自動車を示す斜視図である。
【図２】図１の車両室内を矢視Ａ方向から見た斜視図で
ある。
ある。
【図３】図２の要部を示す分解斜視図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線による断面図である。
【図５】本発明によるダッシュサイドトリムの上端縁及
びインストルメントパネルの側部の下端縁を上方から見
た概略図である。
びインストルメントパネルの側部の下端縁を上方から見
た概略図である。
【図６】図４の係合片及び係合片受けの拡大断面図であ
る。
る。
【図７】係合片受けの変形例を示す断面図である。
【図８】係合片受けの変形例を備えたダッシュサイドト
リムをインストルメントパネルに取り付けている途中の
状態を示す正面図及び係合片受けの拡大図である。
リムをインストルメントパネルに取り付けている途中の
状態を示す正面図及び係合片受けの拡大図である。
【図９】図８に示すダッシュサイドトリムのインストル
メントパネルへの取付けが完了した状態を示す正面図で
ある。
メントパネルへの取付けが完了した状態を示す正面図で
ある。
【図１０】従来のダッシュサイドトリムの取付構造を備
えた自動車を示す斜視図である。
えた自動車を示す斜視図である。
【図１１】図１０の車両室内を矢視Ｆ方向から見た分解
斜視図である。
斜視図である。
【図１２】図１１のＧ−Ｇ線による断面図である。
【図１３】図１１のＨ−Ｈ線による断面図である。
【図１４】従来のダッシュサイドトリムの上端縁及びイ
ンストルメントパネルの側部の下端縁を上方から見た概
略図である。
ンストルメントパネルの側部の下端縁を上方から見た概
略図である。
１ 自動車 ２ インストルメントパネル ３ ダッシュサイドトリム ５ サイドアウターパネル ６ ダッシュサイドパネル ８ フランジ １０ サイドシル １２ 取付部 １４ 側部 １６ 傾斜部 １８ 縦壁部 ２０ 係合片 ２０ａ，３７ａ，３９ 側面 ２１ 前端面 ２３ 差込穴 ２４ 突片 ２６ ボルト穴 ２７ 上端縁 ２９ 下端縁 ３１，３３ クリップ穴 ３４ クリップ ３７，４２，５０ 係合片受け ４４，５３ 本体部 ４５ 突設部 ５５ ガイド部 ５７ 縦壁面 ５８ 底面 ６１ 湾曲部 ６２ 延設部
Claims (3)
- 【請求項１】 インストルメントパネルの下部に、ダッ
シュサイドトリムを取り付ける取付部を設け、該取付部
の車両後方側に差込穴を穿設すると共に、上記ダッシュ
サイドトリムの上部に、上記差込穴に係合する突片を設
けてなり、ダッシュサイドトリムの突片をインストルメ
ントパネルの差込穴に差し込んで係合させることによっ
て、ダッシュサイドトリムをインストルメントパネルに
取り付ける自動車のダッシュサイドトリムの取付構造に
おいて、 上記インストルメントパネルの取付部のうち、上記差込
穴から間隔を隔てた室内側の部位に係合片を設ける一
方、該係合片に室外側から係合する係合片受けを上記ダ
ッシュサイドトリムに設けたことを特徴とする自動車の
ダッシュサイドトリムの取付構造。 - 【請求項２】 上記係合片受けに、上記係合片側に突出
する突設部を設けたことを特徴とする請求項１に記載の
自動車のダッシュサイドトリムの取付構造。 - 【請求項３】 上記係合片受けが、断面略Ｌ字形状の本
体部と、該本体部の室内側に形成され、上方に向かうに
つれて湾曲しながら先細りするガイド部とを備えたこと
を特徴とする請求項１に記載の自動車のダッシュサイド
トリムの取付構造。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN109572431A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-04-05 | 苏州新中达汽车饰件有限公司 | 一种带旋钮换挡的悬臂式汽车副仪表板的实现结构 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000005172A patent/JP3812796B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN109572431A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-04-05 | 苏州新中达汽车饰件有限公司 | 一种带旋钮换挡的悬臂式汽车副仪表板的实现结构 |
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