JP2001191839A - 小型車両の車体構造 - Google Patents
小型車両の車体構造Info
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- JP2001191839A JP2001191839A JP2000006736A JP2000006736A JP2001191839A JP 2001191839 A JP2001191839 A JP 2001191839A JP 2000006736 A JP2000006736 A JP 2000006736A JP 2000006736 A JP2000006736 A JP 2000006736A JP 2001191839 A JP2001191839 A JP 2001191839A
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Abstract
ルライトを雨水や塵埃から保護し、なお且つ、車体後部
を構成するボディーカバーの強度を高める。 【解決手段】 車体後部を構成するリヤボディカバー7
の内面に後輪2の内側近傍に張り出したリブ7eを設
け、リブ7eによって後輪2と隔てられた位置にテール
ライト45を配設し、これにより、後輪2が巻き上げる
塵埃や雨水をリブ7eで遮ってテールライト45に付着
するのを防止し、更には、リブ7eによってボディカバ
ーに所要の強度及び剛性を与える。
Description
度が乗車する小型車両に関し、特に、車体後部に設けら
れるテールライトを雨水や塵埃から保護し、なお且つ、
車体後部を構成するボディーカバーの強度を高めること
ができる簡易な車体構造に関する。
の低減などの観点から、1人或いは2人程度が乗車して
移動することができる小型車両が開発され、実用にも供
されている。このような小型車両は、例えば小排気量の
エンジンや電動モータ(更には、エンジンと電動モータ
との併用)を動力源として備えており、少人数が低燃費
にして低排出ガス量で手軽に移動することができる手段
として利用される。
平9−286348号公報に記載される小型車両が知ら
れている。この小型車両は、アルミニュームなどの金属
製パイプ材で構成した枠型の車体フレームに、上下半割
りの樹脂製ボディーカバーを被せた車体構造であり、上
側のボディカバーがルーフを構成し、下側のボディーカ
バーが乗員着座部を構成して、これらボディーカバーに
より乗員が着座するキャビンを構成している。
体構造では、軽量であることに加え、構造を簡単化して
部品点数や組み立て工数の削減により低コスト化するこ
とが要求される。これと共に、公道を走行するためには
ウインカーやブレーキランプなどの法定の電装機器を備
える必要があるが、小型車両にあっては、ウインカーや
ブレーキランプなどのテールライトを配設するに困難が
ある。具体的には、テールライトは車体の後部ボディに
取り付け用の孔を設けて配設されるが、小型車両にあっ
ては比較的車幅が狭いことからテールライトが後輪の比
較的近くに位置してしまうため、走行中に後輪が巻き上
げる塵埃や雨水が電装品であるテールライトに付着して
しまう虞があった。
もので、簡易な構造にして車体後部に設けられるテール
ライトを雨水や塵埃から保護し、なお且つ、車体後部を
構成するボディーカバーの強度を高めることができる簡
易な車体構造を提供することを目的とする。なお、本発
明の更なる目的は、以下の説明において明らかなところ
である。
車体構造では、ボディーカバーで車体後部を構成し、ボ
ディーカバーの内面に後輪の内側近傍に張り出したリブ
を設け、ボディーカバーのリブによって後輪と隔てられ
た位置にテールライトを配設した。更に、本発明に係る
小型車両の車体構造では、ボディーカバーとリブは樹脂
成形により一体形成されている。
埃や雨水がリブに遮られて、テールライトに付着するこ
とが防止され、更には、軽量化や低コスト化を図るため
にボディーカバーを金属製であっても薄肉化した場合や
樹脂成形した場合には、リブによってボディカバーに所
要の強度及び剛性が与えられる。
用いて具体的に説明する。図1〜図5に示すように、本
例の小型車両は前輪1と後輪2とにそれぞれ2つ車輪を
備えた四輪車であり、中央部に1人の乗員が着座するシ
ート3が備えられている。この小型車両の基本的な車体
構造は、アルミニュームなどの金属製パイプ材で構成し
た枠型の車体フレーム4に、図6に示すように前部を構
成するフロントボディーカバー5、中央部を構成するセ
ンターボディーカバー6、後部を構成するリアボディー
カバー7の3分割された樹脂製ボディーカバー8を被せ
たものであり、更に、センターボディーカバー7の上方
に樹脂製のルーフパネル9を配して乗員の着座シート3
上方を覆ってキャビンを構成している。
4から前方へ張り出してアルミニュームなどの金属製フ
ロントビーム11が設けられており、これら3本のフロ
ントビーム11がフロントボディーカバー5の内側に設
けられることにより正面からの加重を支持吸収するよう
になっている。また、車体フレーム4の前部にはピボッ
ト13を中心として一対のフロントアーム12が揺動自
在に取り付けられており、それぞれのフロントアーム1
2の先端部で前輪1を回転自在に支持し、図外の操舵機
構を介してステアリングホイール14からの操舵力が加
えられることにより、前輪1が向きを変えて車両の走行
方向が任意に変更できるようになっている。
ボット15を中心として枠型のスイングフレーム16が
揺動自在に取り付けられており、このスイングフレーム
16上にエンジン、変速機、ディファレンシャル機構な
どを一体化したパワーユニット17が設けられている。
そして、このパワーユニット17のディファレンシャル
機構から張り出された一対のアクスルシャフト18の先
端にそれぞれ後輪2が取り付けられており、パワーユニ
ット17からの動力により後輪2を駆動するようになっ
ている。なお、図2において19はパワーユニット17
のエンジンから引き出された排気管及びマフラーであ
る。また、スイングフレーム16と車体フレーム4との
間には図示していない懸架機構が設けられている。
く説明する。ルーフパネル9は一対のフロントピラー2
1と一対のリアピラー22とによって取り付け支持され
ている。フロントピラー21はその下端が車体フレーム
4に支持されて立設され、フロントボディカバー5とセ
ンターボディカバー6との接合部から若干後方へ傾けて
上方へ延びている。また、リアピラー22はその下端が
車体フレーム4に支持されて立設され、センターボディ
カバー6とリアボディーカバー7との接合部から略垂直
に上方へ延びている。
ラー22は、アルミニュームなどの金属製長尺パイプ材
を骨材として表面を樹脂やラバーでモールディング被覆
した構成であり、ルーフパネル9を支えるに十分な剛性
及び強度を有している。なお、本例では、シート3の側
部に立設されるリアピラー22を左右で連結したU字形
として、シート3に着座した乗員の側部及び上部を囲む
ロールバーを構成している。キャビンの前方両側に立設
されたフロントピラー21はルーフパネル9を取り付け
支持するとともに、これらフロントピラー21間で透明
な樹脂やガラスからなるフロントウインドウパネル25
をその両側部から把持取り付けている。
に、フロントボディーカバー5と、センターボディーカ
バー6と、リアボディーカバー7との3分割構造であ
り、これら樹脂製ボディーカバー部品5、6、7はそれ
ぞれ所要の形状に成形されている。すなわち、フロント
ボディーカバー5は、丸みを帯びたフロントフード部5
aの前部にはフロントバンパー部5bを膨出し、両側部
には前輪1を覆うフロントフェンダー部5cを膨出した
形状であり、更にフロントフード部5aにはフロントラ
イトユニットを収めるための孔5dが形成されている。
ト3が設けられるシートベース部6aが形成されたキャ
ビンフロアー部6bの前部にダッシュパネル部6cを形
成した形状であり、リアボディーカバー7は、丸みを帯
びたリアフード部7aの後部にリアバンパー部7bを膨
出し、両側部に後輪2を覆うリアフェンダー部7cを膨
出した形状である。そして、これらボディーカバー部品
5、6、7をネジ止めなどで互いに接合して一体のボデ
ィーカバー8が構成されており、インナーカバー50が
ダッシュパネル部6cの上部に取り付けられる。
ーカバー50はボディーカバー部品5、6、7とは別備
品で構成されており、このインナーカバー50には速度
計などのメータ類を収めるメータカバー部51、ステア
リングコラムを通すコラムカバー部52、メータカバー
部51の周囲に物入れを構成する物入れ枠部53が一体
成形されている。
リアボディーカバーのリアバンパー部7bの上部には一
対の孔7dが形成されており、これらの孔7dにそれぞ
れテールライトユニット45が取り付けられている。す
なわち、テールライトユニット45は発光面をリアボデ
ィーカバー7の外側に向けて取り付けられ、テールライ
トユニット45に接続される電気ケーブル類はリアボデ
ィーカバー7の内側に取り回されている。
ー部7bの内面には、それぞれ後輪2の内側近傍に張り
出した樹脂製の一対のリブ7eが一体成形で設けられて
おり、これらリブ7eによってテールライトユニット4
5と後輪2との間が遮られている。したがって、リアボ
ディーカバー7にリブ7eを設けるという簡易な構造に
より、車両の走行中に後輪2の回転によって跳ね上げら
れた塵埃や雨水がリブ7eによって遮られ、テールライ
トユニット45の背面の電機接続部に付着してしまうこ
とが防止される。
内面に設けることによって、リアボディーカバー7(本
例では、リアバンパー部7b)が補強されるため、リア
ボディーカバー7の剛性及び強度が向上する。したがっ
て、リアボディーカバー7にリブ7eを設けるという簡
易な構造により、上記テールライトユニット45の保護
とともに、リアボディーカバー7の補強が達成され、こ
の補強効果によって、リアボディーカバー7を軽量且つ
加工容易な樹脂製としても十分な剛性強度を得ることが
でき、或いは、リアボディーカバー7を金属板で形成し
たとしても十分な剛性強度を得つつ薄肉軽量することが
でき、小型車量の低燃費及び低コスト化を実現すること
ができる。
駆動する1人乗りの四輪車を例にとって説明したが、本
発明では、例えば、駆動源を電動モータや内燃機関エン
ジンと電動モータとを併用した形式のものとしたり、複
数の乗員が乗車できるようにしたり、三輪車形式とした
り、更には、懸架形式を他のものにしたり、ボディーカ
バーを金属板を加工して形成したりと言ったように、種
々な変更を加えることができる。
ボディーカバーで車体後部を構成した小型車両におい
て、ボディーカバーの内面に後輪の内側近傍に張り出し
たリブを設け、ボディーカバーのリブによって後輪と隔
てられた位置にテールライトを配設したため、後輪で跳
ね上げられた塵埃や雨水からテールライトを保護するこ
とができるとともに、ボディーカバーを補強してボディ
ーカバーの薄肉軽量化により低燃費及び低コスト化を実
現することができる。更に、本発明によると、ボディー
カバーとリブとを樹脂成形により一体形成したため、ボ
ディーカバーとリブとを一体部品として容易に製作する
ことができ、更なる低コスト化を実現することができ
る。
である。
である。
図である。
から見た斜視図である。
から見た斜視図である。
分解斜視図である。
の底面図である。
の一部破断した右側面図である。
45:テールライトユニット、
Claims (2)
- 【請求項1】 ボディーカバーで車体後部を構成した小
型車両の車体構造において、 ボディーカバーの内面に後輪の内側近傍に張り出したリ
ブを設け、ボディーカバーのリブによって後輪と隔てら
れた位置にテールライトを配設したことを特徴とする小
型車両の車体構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の小型車両の車体構造に
おいて、 ボディーカバーとリブは樹脂成形により一体形成されて
いることを特徴とする小型車両の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006736A JP2001191839A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 小型車両の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006736A JP2001191839A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 小型車両の車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001191839A true JP2001191839A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18535216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000006736A Pending JP2001191839A (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 小型車両の車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001191839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104471106A (zh) * | 2012-07-04 | 2015-03-25 | 东京毅力科创株式会社 | 成膜方法和成膜装置 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000006736A patent/JP2001191839A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104471106A (zh) * | 2012-07-04 | 2015-03-25 | 东京毅力科创株式会社 | 成膜方法和成膜装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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