JP2001190427A - 手動ミル - Google Patents

手動ミル

Info

Publication number
JP2001190427A
JP2001190427A JP2000001662A JP2000001662A JP2001190427A JP 2001190427 A JP2001190427 A JP 2001190427A JP 2000001662 A JP2000001662 A JP 2000001662A JP 2000001662 A JP2000001662 A JP 2000001662A JP 2001190427 A JP2001190427 A JP 2001190427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
passage
lever member
container
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000001662A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutomo Kobayashi
靖知 小林
Tatsuya Fujiwara
達也 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2000001662A priority Critical patent/JP2001190427A/ja
Publication of JP2001190427A publication Critical patent/JP2001190427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造で、より最適状態で使用可
能な手動ミルを実現する。 【解決手段】 被粉砕物Sを収容した容器1に連結さ
れ、下底部に排出口3bを有するミル本体2と、ミル本
体2に対し下側が軸支され、上端が弾発バネ25を介し
突出付勢された状態で組み付けられたレバー部材10
と、ミル本体2内に対向配置された固定刃15、及びレ
バー部材10の揺動で回動される回転刃16とを備え、
容器1側から供給される被粉砕物Sを、両刃15,16
の間に供給し、レバー部材10をミル本体2側へ倒すこ
とにより、被粉砕物Sを両刃15,16の間で摺りつつ
前記排出口3bから排出する手動ミルにおいて、回転刃
16は、ミル本体10にホルダー17を介して保持され
ており、レバー部材10側の駆動ギア14と、ホルダー
17側の従動ギア18の噛み合いを介して回動されるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、粒状コショ
ウやごま等が入れられた容器に装着されて、そのコショ
ウやごま等の被粉砕物を摺り潰して使用できるようにす
る構造に好適な手動ミルに関する。尚、本明細書では、
対象物である粒状コショウやごま等の被粉砕物につい
て、ミルにより細かくした粉砕後のものを単に「粉末」
と略称する。
【0002】
【従来の技術】この種の手動ミルは実開平4−5282
9号公報等で知られており、図5にその手動ミルを示し
ている。このミルは、ミル本体40、レバー部材41、
粉砕手段である固定刃(摺り台)42及び回転刃(摺り
刃)43、弾発バネ44、中キャップ45等にて構成さ
れている。ミル本体41は、上部が開口部45a付の中
キャップ45を介在して被粉砕物Sを収容した容器30
の開口部30aに連結される。形状的には、側面に設け
られてレバー部材41を出没可能に組み付ける凹状配置
部40aと、下底部に設けられた排出口40bと、下側
の内奥部に設けられて固定刃42を取り付ける保持部4
0cを有している。この構造では、先ず、固定刃42が
保持部40cに組み付けられる。レバー部材41は把持
部41aを有し、そこに回転刃43を組み付けてから、
凹状配置部40aに対し下側が軸46で枢支され、上側
が側面から突出する方向へ弾発バネ44を介し付勢され
た状態で出没可能に組み付けられる。符号47は、不使
用時にレバー部材41を凹状配置部40aに入れた状態
でロックしておくための係止部材である。
【0003】このミルには容器30が装着される。この
場合は、例えば、中キャップ45でミル本体40の上開
口40dを閉じ、ミル本体40を天地を逆(排出口40
bを上)にした状態から、容器30側の雄ねじを中キャ
ップ45の雌ねじに螺合させて取り付ける。すなわち、
図5を天地逆転した状態であり、これがミルの正規な不
使用状態である。使用する場合は、図5の状態にし、か
つ中キャップ45を回転させて上開口40dを開く。容
器30内の被粉砕物Sは、ミル本体40の上開口40d
から被粉砕物供給通路40eに流入落下し、一部が固定
刃42と回転刃43との間に入り込む。相前後して、レ
バー部材41は、係止部材47のロック解除操作により
弾発バネ44のバネ圧により想像線の如く突出状態に切
り換えられた後、レバー部材41を握りながらミル本体
40側に倒す。すると、被粉砕物供給通路40eの被粉
砕物Sが両刃42,43の間で細かく潰されつつ、排出
口40bを通って排出される。なお、不使用時には、レ
バー部材41が凹状配置部40a内に最大まで押し入れ
られ、係止部材47を上側へ摺動操作することにより収
容保持される。保管としては、排出口40bを下にした
状態で保管してもよいが、正規には図5を天地逆転した
状態にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ミルでは、使用後、保管する際に中キャップ45が使用
者の意志で上開口40dを閉操作して回転切り換えられ
るよう構成されている。このため、使用者は、中キャッ
プ45を閉操作し忘れたり、或いは使用の途中で天地逆
転された場合、両刃42,43の間に残っている被粉砕
物S(中間粉砕物や粉末を含む)が、被粉砕物供給通路
40eから容器30内へ戻ってしまう。このように、中
間粉砕物や粉末が容器30内に入ってしまうと、時間経
過と共に風味が失われて、次に使用するときに好ましく
ない状態で使用されることになる。また、従来のミル構
造では、回転刃43がレバー部材41に固定されてお
り、しかもレバー部材41の回動範囲を操作性から余り
大きく設定できないことから、回転刃43の回動範囲及
び回動力に比例する両刃42,43の押し潰し作用ない
しは粉砕効率を向上することができなかった。
【0005】本発明の目的は上記の問題を一掃して、比
較的簡単な構造で、より最適状態で使用可能なミルを実
現することにある。他の目的は以下に説明する内容の中
で順次明らかにして行く。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の本発明は、図1から図4に例示される如く、上部
が被粉砕物Sを収容した容器1の開口部1aに連結さ
れ、下底部に排出口3bを有するミル本体2と、前記ミ
ル本体2に対し下側が軸支され、上側が側面から突出す
る方向へ弾発バネ25を介し付勢されて出没可能に組み
付けられたレバー部材10と、前記ミル本体2内に対向
配置された固定刃15、及び前記レバー部材10の揺動
にて回動される回転刃16とを備え、前記容器1の開口
部1aから供給される被粉砕物Sを、前記両刃15,1
6の間に供給し、前記レバー部材10をミル本体2側へ
倒すことにより、被粉砕物Sを前記両刃15,16の間
で摺りつつ前記排出口3bから排出する手動ミルにおい
て、前記回転刃16は、前記ミル本体10にホルダー1
7を介して保持されており、前記レバー部材10側に設
けられたギア14と、前記ホルダー17側に設けられた
ギア18の噛み合いを介して回動されることを特徴とす
る構成である。
【0007】この構造によれば、回転刃(摺り刃)16
は、前記レバー部材10の揺動に伴って、駆動ギア14
と従動ギア18との噛み合いを介して回動されることに
なる。この利点は、ギア14とギア18のギア比を変え
ることにより、例えば、レバー部材10を少し揺動する
だけでも、回転刃16の回動範囲を大きく確保可能にし
て、両刃15,16の押し潰し作用ないしは粉砕効率を
向上できる。
【0008】また、第2の本発明は、図1から図4に例
示される如く、上部が被粉砕物Sを収容した容器1の開
口部1aに連結され、下底部に排出口3bを有するミル
本体2と、前記ミル本体2に対し下側が軸支され、上側
が側面から突出する方向へ弾発バネ25を介し付勢され
て出没可能に組み付けられたレバー部材10と、前記ミ
ル本体2内に対向配置された固定刃15、及び前記レバ
ー部材10の揺動にて回動される回転刃16とを備え、
前記容器1の開口部1aから供給される被粉砕物Sを、
前記両刃15,16の間に供給し、前記レバー部材10
をミル本体2側へ倒すことにより、被粉砕物Sを前記両
刃15,16の間で摺りつつ前記排出口3bから排出す
る手動ミルにおいて、前記ミル本体2に設けられて前記
容器1側と連通している第1通路7a、及び該第1通路
7aと隙間を保ち、かつ前記両刃15,16間の真上に
対応している第3通路7bと、前記レバー部材10に設
けられた遮蔽片部13の一部に上下貫通している第2通
路13aとからなり、前記レバー部材10がミル本体2
より最突出しているときに第1通路7aの出口と第2通
路13aの入口とが対応し、レバー部材10がミル本体
2に倒される過程で第2通路13bの出口と第3通路1
7bの入口が対応する被粉砕物供給通路を有している構
成である。
【0009】この構成によれば、レバー部材10がミル
本体2より突出しているときに第1通路7aの出口と第
2通路13aの入口とが対応し、レバー部材10がミル
本体2側に倒される過程で第2通路13aの出口と第3
通路7bの入口が対応するようにしているので、レバー
部材10の揺動を介して第2通路13aの位置を切り換
えない限り、第1通路7a内の被粉砕物Sが第3通路7
b内に移動することはなく、逆に第3通路7b内の被粉
砕物Sが第1通路7a内に移動することもない。したが
って、両刃15,16の間にある被粉砕物,中間粉砕
物、粉砕後の粉末のうち、排出口3bを通って排出され
ずに残されたものはミル本体2が天地逆転されても、容
器1内まで戻ることがなくなる。これにより、容器1内
から供給される被粉砕物Sは、新しいものだけとなり、
常に風味の良い被粉砕物を使用できることになる。しか
も、このような通路の遮断動作は、使用者の意志に基づ
いて切り換えるものではなく、自動的に行われため使い
勝手と信頼性が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1から図3は形態例の手動
ミルを被粉砕物を入れた容器と共に示している。このう
ち、図1は図2(a)のA−A線矢視拡大断面図、図2
(a)は外観側面図、図2(b)はその上面図である。ま
た、図4(a),(b)はレバー部材と回転刃側ホルダー
との関係を示す模式作動図である。
【0011】図1乃至図4において、この手動ミルは、
粒状のコショウやごま等の被粉砕物Sを収納した容器1
に着脱可能に装着されるもので、ミル本体2、レバー部
材10、粉砕手段である固定刃(摺り台)15及び回転
刃(摺り刃)16、係止部材20、弾発バネ25等を備
えている。ミル本体1とレバー部材10は樹脂形成体で
ある。固定刃15及び回転刃16はセラミック製である
が、金属や硬質樹脂製のものが用いられることもある。
なお、容器1は、市販品を想定しており、開口部1aを
形成している筒部分に雄ねじ1bを有している。
【0012】ミル本体2は、全体が容器1に対応した略
筒状をなし、上部2aの内面に設けられた雌ねじ2bを
有し、容器1の開口部1aに対し雌ねじ2bと雄ねじ1
bとの螺合により連結される。形状的には、筒周側面に
設けられてレバー部材10を出没可能に組み付ける凹状
配置部3aと、下底部に設けられて間に所定大の排出口
3bを形成している下遮蔽部4と、雌ねじ2bの下側に
位置して容器1の開口部1aの半分以上を閉じる上遮蔽
部5と、凹状配置部3aの略中間に位置して下遮蔽部4
との間で固定刃15を保持する中間壁部6と、凹状配置
部3aを区画していると共に上遮蔽部5及び筒周側と連
結した状態で第1通路7aを形成していいる上区画壁部
8a,8bと、上区画壁部8a,8bの下側に位置して
いると共に中間壁部6との間に第3通路7bを形成し、
かつ対向する下遮蔽部4との間に回転刃用の配置部3c
を形成している下区画壁部9等を有している。このう
ち、上遮蔽部5には図2(b)の如く略半円状の開口部
5aが設けられ、この開口部5aを介して第1通路7a
と容器1内とが常に連通されている。上区画壁部8a,
8bと中間壁部6及び下区画壁部9との間には隙間が確
保されている。第1通路7aと第3通路7bとは、その
隙間に対応して上下に所定寸法だけ離れ、かつ位置がず
られている。
【0013】レバー部材10は、凹状配置部3aに出没
可能な形状をなし、外面を形成している垂直片11が図
1の如く凹状配置部3aから外側へ突出されると共に、
図3(b)の如く凹状配置部3aに入れられてミル本体
2の筒外面と略連続するようになっている。内側には、
図4の如く最上段に略逆L形に延設されたガイド片部1
2と、ガイド片部12よりも一段下側に設けられて、ガ
イド片部12よりも長い遮蔽片部13と、下部側にあっ
て片側に設けられた駆動ギア14等を有している。この
うち、ガイド片部12は、基部側に取付孔12aを有
し、レバー部材10が図1の如く凹状配置部3aから外
側へ最大まで突出した状態で、凹状配置部3aを区画し
ている上縁部3dよりも内側に位置する長さに設定され
ている。取付孔11aには係止部材20が組み付けられ
る。この係止部材20は、一端側に設けられて取付孔1
1aの内側から挿入されて、垂直片11の上端から外面
に沿って配置される操作部20aと、他端側に略U形に
設けられて垂直片11の内面に設けられた係合凹所11
aにその端末を圧入固定される付勢部20bと、操作部
20aと付勢部20bとの間に設けられて取付孔11a
から上へ突出している爪部20cとからなる。これに対
し、遮蔽片部13は、前記した第1通路7aと第3通路
7bとの間を隙間無く摺動自在に横切るよう設けられる
と共に、一部に上下貫通した第2通路13aを有してい
る。第2通路13aは、レバー部材10が図1の状態で
第1通路7aの出口と連通し、かつ図3(b)の状態で
第3通路13aの入口と連通するよう設定されている。
この構造では、被粉砕物供給通路が第1通路7aと、第
2通路13aと、第3通路7bとから構成されている。
【0014】以上のレバー部材10は、ミル本体2に対
し固定刃15と回転刃16とが組み込まれた後に取り付
けられる。即ち、回転刃16はホルダー17に装着され
ている。このホルダー17は概略扇形をなし、駆動ギア
14と対応する片側に従動ギア18を有している。回転
刃16はその従動ギア18の手前に配置されて、取付部
17a,17b等を利用しホルダー17に装着されてい
る。そして、ホルダー17は、ミル本体2内に設けられ
た不図示の対の軸孔に対し支点両側の軸部21を係合す
ることにより、回動自在に組み付けられている。これに
対し、固定刃15は、中間壁部6と下遮蔽部4との対向
部に配置されて、規制突起等を介して不動状態に組み付
けられている。このような構造では、スペースを広く必
要とする回転刃16がホルダー17を介してミル本体2
の内奥部に配置され、固定刃15がレバー部材10の下
部側に接近したミル本体10内に配置することにより、
全体の重心がバランスするよう工夫されている。なお、
両刃15,16の間には、通常、被粉砕物Sの径や硬
度、又は荒挽きか細挽きかによって設定される0.2m
m〜2mm程度の隙間が設けられる。
【0015】レバー部材10は、以上の状態から凹状配
置部3aに入れられ、駆動ギア14をホルダー17側の
従動ギア18に噛み合わせ、同時に、遮蔽片部13の先
端13bが第1通路7aの出口と中間壁部6の上面や第
3通路7bの入口との間に位置するよう位置決めされる
と共に、凹状配置部3a内に設けられた不図示の対の軸
孔に対し下部両側の軸部22を係合することにより、軸
部22を支点として揺動可能に組み付けられる。その際
は、弾発バネ25が図1の如く遮蔽片部13の上面側に
沿って、かつ上区画壁部8aと垂直片11との間に位置
規制された状態に組み付けられる。したがって、レバー
部材10は、弾発バネ25の付勢圧を受けて、凹状配置
部3aから外側へ回動突出しているが、レバー部材10
の側部に設けられた不図示の回動範囲規制手段(レバー
部材10側のストッパー部と凹状配置部3aの係止部と
の係合)により最突出量が図1の状態に規制されてい
る。レバー部材10は、例えば、容器1に装着される前
は邪魔になるので、弾発バネ25の付勢圧に抗して凹状
配置部3a内に押すと、爪部31が上縁部3dに当た
り、更に強く押すと、爪部31が付勢部20aの弾性変
形を伴って上縁部3dを通過し、同時に爪部31が弾性
復帰されて図3(b)の如く上縁部3dの内面に抜け止
めれて「収納ロック位置」に保持される。逆に、レバー
部材10は、この「収納ロック位置」において、操作部
20aを下側に引いて少しスライドさせると、爪部31
も下移動されて上縁部3dに対する係合が外れ、これに
より弾発バネ25の付勢力によりミル本体2の側面から
突出された状態となる。
【0016】次に、以上の手動ミルの使用方法を概説す
る。先ず、ミル本体2には容器1が雄ねじ1bと雌ねじ
2bとの螺合により取り付けられる。この場合、ミル本
体2はレバー部材10が図3(b)の「収納ロック位
置」にされ、同図の天地逆転した状態から、被粉砕物S
を入れた容器1をミル本体2の下側、つまり上部2aに
配置して取り付ける。その後、排出口3bが下側を向く
ようにミル本体2の向きを戻し、かつ係止部材20のロ
ックを解除して、レバー部材10を図1の状態に切り換
える。同図の如くレバー部材10が突出配置された状態
では、第1通路7aと第2通路13aとが対応し、第3
通路7bの入口は遮蔽片部13の先端部13bによって
閉じられている。そして、容器1の被粉砕物Sが開口部
5aから第1通路7a内に流入落下し、更に第1通路7
aから第2通路13aに所定数だけ送り込まれる。な
お、この状態においては、仮に、被粉砕物Sが第3通路
7b側に存在しており、ミル本体2の向きを天地逆転し
たとしても、その被粉砕物Sは第2通路13a及び第1
通路7a側には戻ることがない。
【0017】次いで、ミル本体2を把持しながらレバー
部材10を握り、レバー部材10をミル本体2側、つま
り図3(a)に示す位置まで弾発バネ25に抗して倒す
と、第2通路13aに送り込まれた被粉砕物Sがレバー
部材10の倒れに追随して第3通路13aに向かって移
動し、第2通路13aが第3通路7bと対応すると、第
3通路13a内に流入落下され、これが両刃15,16
の間に入り込み、ホルダー17がギア14,18の噛み
合いを介し回転しつつ、両刃15,16による摺り潰し
作動が開始される。なお、第2通路13aが第3通路7
bに対応する直前では、第1通路7aの出口が遮蔽片部
13の対応部で閉じられる。更に、この両刃15,16
による摺り潰し作動は、レバー部材10が図3(a)の
状態から図3(b)の「収納ロック位置」まで押し込ま
れる過程でも、第3通路13a内にある被粉砕物Sにつ
いて引き続いて行われ、それらが粉砕され粉末S1とな
って排出口3bから落下排出される。すなわち、この形
態では、レバー部材10が図1の状態から、図3(b)
の「収納ロック位置」に1回だけ押して切り換える間
で、回転刃16の回転量をギア14,18を介し増大可
能にして、被粉砕物Sの適量をより効率的に粉末S1に
して使用できる。勿論、レバー部材10の押し回数(図
1と図3(a)との間の操作)は、必要とする粉末S1
の量に対応して繰り返されることになる。
【0018】なお、以上の形態において、ミル本体2と
容器1とは着脱可能に取り付けられる例を示したが、本
発明はこれに限られず、例えば、ミル本体2と容器1と
を着脱不能に一体化したり、更に、ミル本体2及び容器
1のハウジングを一体形成するようにしてもよいもので
ある。後者の形態では容器1が被粉砕物収納室となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手動ミル
は次のような効果を有している。請求項1の構成では、
両ギアのギア比を変えることにより、回転刃の回動範囲
を大きく確保可能したり、回動力を増大して、両刃の押
し潰し作用ないしは粉砕効率を向上でき、使い勝手を向
上できる。請求項2の構成では、容器内から供給される
被粉砕物が新しい粒状をしたものだけとなるように自動
的に切り換えられることから、風味の良い被粉砕物を使
用することができ、信頼性をより向上できる。請求項3
の構成では、配置部を広く必要とする回転刃がミル本体
の内奥部にあり、かつレバー部材側でないことから、ミ
ルの重心偏りを防ぎ易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明形態の手動ミルを示す図2(a)のA−
A線断面図である。
【図2】上記手動ミルを使用状態で示す正面図と上面図
である。
【図3】上記手動ミルの作動を示す要部断面図である。
【図4】上記手動ミルのレバー部材の作動を示す図であ
る。
【図5】手動ミルの従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1は容器 2はミル本体 3bは排出口 7a,7bは第1と第3通路(被粉砕物供給通路) 10はレバー部材 13は遮蔽片部 13aは第2通路(被粉砕物供給通路) 14と18は駆動ギアと従動ギア(ギア) 15と16は固定刃と回転刃 17はホルダー 25は弾発バネ Sは被粉砕物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が被粉砕物を収容した容器の開口部
    に連結され、下底部に排出口を有するミル本体と、前記
    ミル本体に対し下側が軸支され、上側が側面から突出す
    る方向へ弾発バネを介し付勢されて出没可能に組み付け
    られたレバー部材と、前記ミル本体内に対向配置された
    固定刃、及び前記レバー部材の揺動にて回動される回転
    刃とを備え、前記容器の開口部から供給される被粉砕物
    を、前記両刃の間に供給し、前記レバー部材をミル本体
    側へ倒すことにより、被粉砕物を前記両刃の間で摺りつ
    つ前記排出口から排出する手動ミルにおいて、 前記回転刃は、前記ミル本体にホルダーを介して保持さ
    れており、前記レバー部材側に設けられたギアと、前記
    ホルダー側に設けられたギアの噛み合いを介して回動さ
    れることを特徴とする手動ミル。
  2. 【請求項2】 上部が被粉砕物を収容した容器の開口部
    に連結され、下底部に排出口を有するミル本体と、前記
    ミル本体に対し下側が軸支され、上側が側面から突出す
    る方向へ弾発バネを介し付勢されて出没可能に組み付け
    られたレバー部材と、前記ミル本体内に対向配置された
    固定刃、及び前記レバー部材の揺動にて回動される回転
    刃とを備え、前記容器の開口部から供給される被粉砕物
    を、前記両刃の間に供給し、前記レバー部材をミル本体
    側へ倒すことにより、被粉砕物を前記両刃の間で摺りつ
    つ前記排出口から排出する手動ミルにおいて、 前記ミル本体に設けられて前記容器側と連通している第
    1通路、及び該第1通路と隙間を保ち、かつ前記両刃間
    の真上に対応している第3通路と、前記レバー部材に設
    けられた遮蔽片部の一部に上下貫通している第2通路と
    からなり、前記レバー部材がミル本体より最突出してい
    るときに第1通路の出口と第2通路の入口とが対応し、
    レバー部材がミル本体に倒される過程で第2通路の出口
    と第3通路の入口が対応する被粉砕物供給通路を有して
    いることを特徴とする手動ミル。
  3. 【請求項3】 前記回転刃が前記ミル本体の内奥部にホ
    ルダーを介し配置され、前記固定刃が前記レバー部材の
    下部側に接近したミル本体内に設けられている請求項1
    又は2に記載の手動ミル。
JP2000001662A 2000-01-07 2000-01-07 手動ミル Pending JP2001190427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001662A JP2001190427A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 手動ミル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001662A JP2001190427A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 手動ミル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001190427A true JP2001190427A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18530864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001662A Pending JP2001190427A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 手動ミル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001190427A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1019036C2 (nl) * 2001-09-10 2003-03-27 Yienn Lih Entpr Co Pepermolen.
EP1400196A2 (en) * 2002-09-18 2004-03-24 Click Clack Limited Manual grinder for peppercorns, salt crystals and other grindable products

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1019036C2 (nl) * 2001-09-10 2003-03-27 Yienn Lih Entpr Co Pepermolen.
FR2830425A1 (fr) * 2001-09-10 2003-04-11 Yienn Lih Entpr Co Ltd Moulin a poivre a levier lateral actionne d'une seule main
EP1400196A2 (en) * 2002-09-18 2004-03-24 Click Clack Limited Manual grinder for peppercorns, salt crystals and other grindable products
EP1400196A3 (en) * 2002-09-18 2005-08-10 Click Clack Limited Manual grinder for peppercorns, salt crystals and other grindable products

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040164193A1 (en) Grinder for pepper grains, spices, coffee beans or the like
JP2001190427A (ja) 手動ミル
DK174765B1 (da) Peberkværn med en siderettet, enhåndsbetjent arm
ES2303294T3 (es) Triturador de condimentos de multiples camaras.
EP2238882B1 (en) Pepper mill
JPH0998828A (ja) 化粧料容器
US20050051587A1 (en) Pill box
US5199655A (en) Pistol-shaped pepper grinder
US4283098A (en) Attache case having drawer apparatus
JP6912345B2 (ja) ミル容器及びミル容器用粉砕具
JPH06319656A (ja) ポータブル式食品加工用混合機でのスイッチ機構
JP2519462Y2 (ja) ミ ル
CN218921983U (zh) 清洁刷的收纳装置及清洁刷组件
JP2008168029A (ja) ごますり器
CA2046644A1 (en) Device for crushing pills and the like
CN109178556B (zh) 一种多功能储物箱
KR200306470Y1 (ko) 작동버튼을 구비한 믹서기스텐드
JP2002143002A (ja) グラインダー
JPS6142050Y2 (ja)
JPS6213590B2 (ja)
JPS6038132Y2 (ja) アイスクラツシヤ
JPH0733713Y2 (ja) ミ ル
JPH0255700B2 (ja)
JPH044670Y2 (ja)
KR200257341Y1 (ko) 빙수기