JP2001189903A - 画像入出力装置 - Google Patents

画像入出力装置

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JP2001189903A
JP2001189903A JP37469499A JP37469499A JP2001189903A JP 2001189903 A JP2001189903 A JP 2001189903A JP 37469499 A JP37469499 A JP 37469499A JP 37469499 A JP37469499 A JP 37469499A JP 2001189903 A JP2001189903 A JP 2001189903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像レンズおよび投射レンズの一方の焦点調節
をオートフォーカスで行う画像入出力装置を得る。 【解決手段】制御部40は、電源を投入後にオートフォ
ーカス動作スタートスイッチ421(図5(a))がオン操
作されると、投射レンズ6を介して赤外線発光素子37
から赤外光をスクリーンSに投射させる。スクリーンか
らの反射光が赤外線受光素子38で受光される。制御部
40は、受光素子38の受光信号に基づいて投射レンズ
6を駆動し、受光信号が最大となるレンズ位置を合焦位
置とする。投射レンズ6の焦点調節が終了すると、撮像
部3からの画像信号に基づいて投写型表示部1からスク
リーンSに映像を投射する。スクリーン上の投射映像が
ぼけていれば、操作者がマニュアルで撮影レンズ4の焦
点調節を行う。すなわち、NEARスイッチ411(図5
(b))とFARスイッチ412(図5(b))を適宜操作して撮影
レンズ4の焦点位置を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を撮像して
画像信号に変換し、この画像信号による映像をスクリー
ンに投射する画像入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開平10−224717号
公報に記載されているように、カメラで被写体を撮像し
て、カメラから出力される映像信号を液晶プロジェクタ
でスクリーンなどに投射するカメラ付き液晶プロジェク
タが知られている。このカメラ付き液晶プロジェクタ
は、通常、カメラ用撮影レンズと液晶プロジェクタ用投
射レンズとを有し、それぞれ手動で焦点調節が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のカメ
ラ付き液晶プロジェクタには次のような問題がある。 (1)投射画像がピンボケの場合、カメラ用撮影レンズ
の焦点調節不良で投射映像がピンボケであるのか、投射
レンズの焦点調節不良で投射映像がピンボケであるのか
がわからない。そこで、撮影者はまずカメラ用撮影レン
ズまたは投射レンズの何れか一方の焦点調整を試みる。
一方の焦点調節では投射映像のピンボケが解消しない場
合には、他方のレンズの焦点調節を行って、スクリーン
上の投射映像を鮮明にする。したがって、焦点調節の時
間が長くなる。 (2)従来のカメラ付き液晶プロジェクタでは、カメラ
用撮影レンズの焦点調節を行うとき、フォーカス調整途
中のボケ画像が液晶プロジェクタでスクリーンに投射さ
れる。そのため、スクリーンを見ている人にボケ画像が
見えてしまうという問題があった。
【0004】本発明の目的は、撮影レンズなどの撮像光
学系と、投射レンズなどの投影光学系とのどちらの影響
により画像がぼけているのか迷うことなく、光学系の焦
点調節を行うことができる画像入出力装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、撮像光学系の焦点調節
途中のボケ画像を投射しないようにした画像入出力装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図
1、2、6を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明による画像入出力装置は、被写体
像を結像する撮像光学系4と、撮像光学系4の焦点調節
をする第1焦点調節手段27,48と、撮像光学系4に
よって結ばれた像を撮像し、画像信号を出力する撮像手
段21と、画像信号に基づいて画像を生成する画像生成
手段32,33と、画像生成手段32,33によって生
成された画像をスクリーンに結像する投影光学系6と、
投影光学系6の焦点調節をする第2焦点調節手段44,
62と、第1焦点調節手段27,48と第2焦点調節手
段44,62との少なくとも一方を制御し、撮像光学系
4と投影光学系6との少なくとも一方を自動的に結像状
態に導く自動焦点調節手段(37,38,40,44)
(24,25,40B、27)とを有することにより、
上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明による画像入出力装置は、被写体
像を結像する撮像光学系4と、撮像光学系4の光軸方向
における所定位置を記憶する記憶手段40Bと、撮像光
学系4の焦点調節をする第1焦点調節手段27,48
と、第1焦点調節手段27,48を制御することにより
撮像光学系4を所定位置に駆動する焦点調節制御手段4
0Bと、撮像光学系4によって結ばれた像を撮像し、画
像信号を出力する撮像手段21と、画像信号に基づいて
画像を生成する画像生成手段32,33と、画像生成手
段32,33によって生成された画像をスクリーンに結
像する投影光学系6と、投影光学系6の焦点調節をする
第2焦点調節手段44,62とを有することにより、上
述した目的を達成する。 (3)請求項3の発明による画像入出力装置は、被写体
像を結像する撮像光学系4と、撮像光学系4によって結
ばれた像を撮像し、画像信号を出力する撮像手段21
と、画像信号に基づいて画像を生成し、画像をスクリー
ンに結像する投影光学装置32,33,6と、撮像光学
系4の焦点調節をする焦点調節手段27,48と、撮像
光学系4の焦点調節開始を判断する焦点調節開始判断手
段40,28と、撮像光学系4の焦点調節終了を判断す
る焦点調節終了判断手段40,28と、焦点調節開始判
断手段40,28による焦点調節開始判断に応答して撮
像手段21に基づいて生成される画像を投影光学装置3
2,33,6が投射することを禁止し、焦点調節終了判
断手段40,28による焦点調節終了判断に基づいて、
撮像手段21に基づいて生成される画像を投影光学装置
32,33,6が投射することを許可する制御手段4
0,30,36とを有することにより、上述した目的を
達成する。 (4)請求項4の発明は、請求項3に記載の画像入出力
装置において、制御手段40,30,36は、撮像手段
21に基づいて生成される画像を投影光学装置32,3
3,6が投射することを禁止しているとき、投影光学装
置32,33,6に所定の画像を投射させることを特徴
とする。 (5)請求項5の発明による画像入出力装置は、被写体
像を結像する撮像光学系4と、撮像光学系4によって結
ばれた像を撮像して画像信号を出力する撮像手段21と
を含むカメラヘッド3と、画像信号に基づいて画像を生
成する画像生成手段32,33と、画像生成手段32,
33によって生成された画像をスクリーンに結像する投
影光学系6と、被写体またはスクリーンを選択的に撮像
可能にするために、カメラヘッド3の向きを変更するカ
メラヘッド移動機構52と、撮像手段21がスクリーン
を撮像したときに得られる画像信号に基づいて投影光学
系6を自動的に結像状態に導く自動焦点調節手段40
B,44とを有することにより、上述した目的を達成す
る。 (6)請求項6の発明は、請求項5に記載の画像入出力
装置において、撮像光学系4を結像状態に導く自動焦点
調節手段24,25,40B、27をさらに有すること
を特徴とする。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、わかりやすく説明するために実施の形態の図と対
応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定され
るものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】−第一の実施の形態− 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態による画像入出力装
置の一例を表す外観図である。画像入出力装置は、画像
を入力する撮像部3と、画像を出力する投射型表示部1
とに大別される。第1の実施の形態による画像入出力装
置は、投射レンズ6側に自動焦点調節装置を設け、撮影
レンズ4側に手動焦点調節装置を設けたものである。撮
像部3は、投射型表示部1のハウジングに折りたたみ可
能に設けられた支柱5により、その支持部51に対して
回動可能に支持される。被写体2は、投射型表示部1の
ハウジング上部(以降、載置台と呼ぶ)に載置される。撮
像部3は、撮影レンズ4を通して被写体2を撮像して画
像信号を投射型表示部1へ送る。投射型表示部1はハウ
ジングの一側面に投射レンズ6を備え、この投射レンズ
6を通してスクリーンSなどに撮像部3から送られた画
像信号による映像を投射する。なお、支柱5の支持部5
2には、撮像部3の向きを変える可動機構が備えられ
る。撮像部3を支持部52に対して回動させることによ
り、載置台に載置された被写体2以外の被写体、たとえ
ば、投射型表示部1によりスクリーンS上に投射された
投射画像を撮像することができる。
【0008】図2は画像入出力装置の概要を表すブロッ
ク図である。図2において、撮像部3は、ズーム式の撮
像レンズ4と、CCDなどで構成される撮像素子21
と、信号処理部22と、後述するオーバレイ画像用のオ
ーバレイ回路23とを有する。撮像レンズ4の焦点調節
は焦点調節リング49の回転操作、あるいは、後述する
操作部41のスイッチ操作により行われる。撮像レンズ
4のズーミングは後述する操作部41のスイッチ操作に
より行われる。撮影レンズ4は、入射する被写体像を撮
像素子21の撮像面に結像させる。撮像素子21で光電
変換された撮像信号に対しては、信号処理部22で増幅
およびディジタル信号への変換が行われる。信号処理部
22は、撮像信号に対してホワイトバランス調整などの
信号処理も行う。信号処理後の画像信号は、支柱5(図
1)内に収容されたケーブルを通して撮像部3から投射
型表示部1へ送られる。
【0009】撮像部3には、撮影レンズ4のズーム倍率
を調節するための駆動モータ26と、撮影レンズ4の焦
点位置を調節するための駆動モータ27と、撮影レンズ
4のフォーカシングレンズ4aをガイドするガイド48
とが設けられている。各々のモータ26,27は後述す
る投射型表示部1内の制御部40により駆動制御され
る。撮像部3には、撮影レンズ4の焦点調節リング49
の回転に応じて検出信号を出力するセンサ28も設けら
れている。このセンサ28による検出信号は投射型表示
部1の制御部40へ送られる。上記の各モータ26,2
7に対する駆動信号およびセンサ28による検出信号
は、画像信号と同様に支柱5(図1)内に収容されたケー
ブルを通して撮像部3および投射型表示部1間で伝送さ
れる。
【0010】撮像部3のオーバレイ回路23は、撮像素
子21により撮像された被写体画像に対して文字やポイ
ンタなどを重ねるための重畳信号を発生する。オーバレ
イ回路23は、投射型表示部1の制御部40からの指令
により、重畳信号を発生して信号処理部22へ送る。信
号処理部22は、撮像素子21から入力されて所定の信
号処理が施された画像信号に対して、オーバレイ回路2
3から送られた重畳信号を重畳させる。重畳信号が重畳
された画像信号は、投射型表示部1へ送出される。
【0011】投射型表示部1は、撮像部3から送られて
くる画像信号に対して種々の処理を行う処理部30と、
処理部30で処理された画像信号に基づいて投射画像を
生成する光学系33と、処理部30から出力された映像
信号で光学系33を駆動するための駆動回路32と、光
学系33の液晶パネルを照明する投射用ランプ39と、
投射レンズ6とを有する。投射型表示部1は、画像切換
スイッチ46を介して入力される画像信号に基づいて光
学系33で投射映像を生成してスクリーンSに投射す
る。すなわち、投射型表示部1は、画像切換スイッチ4
6の入力端子Aを介して撮像部3からの画像信号を入力
し、入力端子Bを介して外部入力端子34からの画像信
号を入力する。画像切換スイッチ46は制御部40の指
令で切換えられ、入力端子Aに入力される撮像部3によ
る画像信号、および入力端子Bに入力される外部入力端
子34からの画像信号のうち一方を選択して、出力端子
Cを介して処理部30へ出力する。外部入力端子34に
は、たとえば、ビデオカメラなどで撮影された画像信号
が入力される。
【0012】処理部30は、スイッチ46を介して入力
された画像信号に対してγ調整処理を施して駆動回路3
2へ出力する。処理部30はまた、γ調整処理後の画像
に対してOSDメモリ36から読出される重畳用のデー
タを重ねてオーバーレイ画像を作る。OSDメモリ36
は、制御部40からの指令により画像に対して重畳させ
る重畳データを記憶し、記憶されている重畳用データを
制御部40からの指令により読出して処理部30へ送
る。なお、重畳用データは、たとえば、オンスクリーン
・メニューなどのテキストデータ、および後述するミュ
ート画面などのスクリーンデータである。
【0013】駆動回路32は、入力された画像信号に応
じて、光学系33の液晶パネルを駆動する。図3を参照
して光学系33を詳細に説明する。光学系33は、RG
B各色用の画像をそれぞれ生成する液晶パネルP1〜P
3と、投射用ランプ39(図2)からの照明光を赤色、緑
色、青色(RGB)にそれぞれ分解して各液晶パネルP
1〜P3を照明するRGB分解光学系(ダイクロイック
ミラー)D1〜D3とを備えている。図3において、制
御部40の指令により点灯されたランプ39(図2)によ
り発せられた光がミラーM1で反射され、赤色光を反射
するダイクロイックミラーD1に入射される。ダイクロ
イックミラーD1は赤色光のみを反射して残りの光を透
過する。ダイクロイックミラーD1で反射された赤色光
はミラーM2で再び反射され、赤色用液晶パネルP1、
色合成用のダイクロイックミラーD3およびD4を透過
して投射レンズ6へ出射される。
【0014】ダイクロイックミラーD1を透過した光
は、青色光を反射するダイクロイックミラーD2に入射
される。ダイクロイックミラーD2は青色光のみを反射
して残りの光を透過する。ダイクロイックミラーD2で
反射された青色光は、青色用液晶パネルP3を透過した
後、色合成用のダイクロイックミラーD3で反射され、
ダイクロイックミラーD4を透過して投射レンズ6へ出
射される。ダイクロイックミラーD2を透過した緑色光
は、緑色用液晶パネルP2を透過した後、ミラーM3お
よび色合成用のダイクロイックミラーD4で反射されて
投射レンズ6に出射される。投射レンズ6に出射された
上記の赤色、青色および緑色の合成光が、投射レンズ6
によりスクリーンS上に映し出される。
【0015】図2に示すように、投射型表示部1には、
スクリーンS上に投射された画像に対する投射レンズ6
の焦点調節状態を検出するため、赤外線発光素子37お
よび赤外線受光素子38が備えられている。赤外線発光
素子37および赤外線受光素子38は、投射レンズ6に
対して光学系33内の赤色用液晶パネルP1と共役な位
置に配設されている。赤外線発光素子37は投射レンズ
6を通してスクリーンSの方向(図2において右)へ赤
外光を発し、赤外線受光素子38はスクリーンSで反射
された赤外光を投射レンズ6を介して受光する。赤外線
受光素子38の受光信号は図4に示す焦点検出/調節部
401へ入力され、ここで、投射レンズ6による焦点調
節状態が検出される。その検出結果に応じて焦点調節用
モータ44が駆動され、投射レンズ6のフォーカシング
レンズ6aがガイド62で光軸方向にガイドされること
により、投射レンズ6が合焦位置へ移動する。なお、焦
点検出/調節部401は制御部40(図2)に設けられ
る。
【0016】図5(a)に示すように、投射レンズ用操
作部42にはオートフォーカス動作スタートスイッチ4
21と、後述するズーム倍率変更スイッチ422,42
3とが設けられている。焦点検出/調節部401による
投射レンズ6の焦点調節操作は、不図示の電源スイッチ
がオンされてオートフォーカス動作スタートスイッチ4
21がオン操作されると開始される。
【0017】焦点検出/調節部401により投射レンズ
6を焦点調節する動作を説明する。操作者によりオート
フォーカス動作スタートスイッチ421が操作される
と、CPU409がメモリ406を書き込み可とする。
これにより、投射レンズ6の焦点調節動作が開始され
る。パルス発生部402で発生されたパルス電流が赤外
線発光素子37に流れ、赤外線発光素子37が赤外パル
ス光を発光する。赤外パルス光は投射レンズ6を通して
スクリーンSに向けて照射され、スクリーンSで反射さ
れた赤外パルス光が再び投射レンズ6を通して赤外線受
光素子38で受光される。赤外線受光素子38により光
電変換された受光パルス信号は、ゲート回路403に入
力される。ゲート回路403にはパルス発生部402で
発生されたパルス信号が入力されており、この電気パル
ス信号を用いてゲートが開かれることにより、受光パル
ス信号がゲート回路403を通って増幅回路404に導
かれる。増幅回路404で増幅された受光パルス信号
は、A/D変換回路405でディジタル信号に変換さ
れ、メモリ406にディジタルデータが記録される。
【0018】メモリ406に記録されたディジタルデー
タは、逐次読出されてD/A変換回路407でアナログ
信号に変換される。変換後のアナログ信号はモータ駆動
回路408に入力される。モータ駆動回路408は、焦
点位置調節用駆動モータ44を駆動してメモリ406に
記録されるデータの大きさが最大となるように、投射レ
ンズ6の焦点位置を調節する。
【0019】たとえば、焦点位置調節用駆動モータ44
を駆動して投射レンズ6の焦点位置をスクリーンS側に
移動したとき、メモリ406から読出されたデータの大
きさが増加するときは投射レンズ6の焦点位置をさらに
同一方向に移動し、メモリ406から読出されたデータ
の大きさが減少するときは投射レンズ6の焦点位置を反
対方向に移動する。このように、赤外パルス光が赤外線
検出素子38で最も強く受光されるように投射レンズ6
の焦点位置が調節される。
【0020】焦点調節が終了して、投射レンズ6の焦点
位置がスクリーンS上で最適な状態に調節された状態に
なると、CPU409はメモリ406を書き込み禁止に
して、新たなデータがメモリ406に記録されないよう
にする。このため、メモリ406から常に同じデータが
読出されるようになり、モータ制御回路408に入力さ
れるアナログ信号が変化しなくなる。この結果、焦点位
置調節用駆動モータ44の駆動が停止されて、投射レン
ズ6の焦点調節状態が固定される。
【0021】図2において、投射レンズ6はズームレン
ズであり、不図時のズーミングレンズを備えている。図
5(a)に示すズーム倍率変更スイッチ422,423
は、駆動モータ43を駆動して投射レンズ6のズーム倍
率を調節するスイッチである。ズーミング用駆動モータ
43は、ズーム倍率変更スイッチ422,423からの
操作入力に応じて制御部40により駆動制御される。
【0022】図5(b)は撮像部用操作部41の詳細を
示す図である。NEARスイッチ411は、撮影レンズ4の
焦点位置を撮影レンズ4側に近づけるために駆動モータ
27によりフォーカシングレンズ4aを駆動するスイッ
チである。また、FARスイッチ412は、撮影レンズ4
の焦点位置を撮影レンズ4側から遠ざけるために駆動モ
ータ27によりフォーカシングレンズ4aを駆動するス
イッチである。TELEスイッチ413は撮影レンズ4のズ
ーム倍率を上げるために駆動モータ26でズーミングレ
ンズを駆動するスイッチであり、WIDEスイッチ414は
撮影レンズ4のズーム倍率を下げるために駆動モータ2
6でズーミングレンズを駆動するスイッチである。な
お、ズーミングレンズ(不図示)は撮影レンズ4内に設け
られている。
【0023】図2において、投射型表示部1は赤外線受
光素子31を有する。この赤外線受光素子31は、不図
示のリモコン送信機から送信される赤外光による操作信
号を受光して電気信号に変換する。電気信号に変換され
た操作信号は、制御部40内のデコード回路によりデコ
ードされることにより、操作部41および42から入力
された操作信号と同等の操作信号に変換される。すなわ
ち、不図示のリモコン送信機を用いて、撮影レンズ4に
対するズーム倍率調節および焦点調節、および投射レン
ズ6に対するズーム倍率調節を行うことができる。
【0024】図2において、投射型表示部1は外部出力
端子29と画像切換スイッチ35とを有する。外部出力
端子29は、外部に用意されるモニター47に対して画
像信号を出力する。外部出力端子29へ出力される画像
信号は、画像切換えスイッチ35により端子Aに入力さ
れる撮像部3による画像信号、および端子Bに入力され
る外部入力端子34からの画像信号のうち一方が選択さ
れる。たとえば、スクリーンSが用意されていない場
合、あるいは、操作者が手元で映像を確認したい場合な
どに、外部出力端子29にモニター47を接続すれば、
撮像部3により撮影された画像をモニター47に表示さ
せることができる。
【0025】このような第一の実施の形態による画像入
出力装置では、マニュアル操作による撮影レンズ4の焦
点調節に先立って、オートフォーカスによる投射レンズ
6の焦点調節を行うことができる。すなわち、電源を投
入した後にオートフォーカス動作スタートスイッチ42
1をオン操作する。これにより、上述したように、投射
レンズ6を介して赤外線発光素子37から赤外光がスク
リーンに投射され、スクリーンからの反射光が赤外線受
光素子38で受光される。受光素子38の受光信号に基
づいて投射レンズ6のフォーカシングレンズ6aを駆動
し、受光信号が最大となるレンズ位置を合焦位置とす
る。
【0026】投射レンズ6の焦点調節が終了した後、撮
像部3からの画像信号に基づいて投写型表示部1からス
クリーンSに映像を投射する。このとき、スクリーン上
の投射映像が鮮明であれば、撮影レンズ4の焦点調節は
正しく行われている。なお、投射レンズ6の焦点調節終
了後に、操作者が映像の投射開始を指示してもよいが、
制御部40が投射レンズ6の焦点調節終了を認識したと
き、制御部40の指令に基づいて、撮像部3からの画像
信号で映像の投射を開始するのが好ましい。なお、投射
レンズ6の焦点調節動作中、スクリーンSに撮像部3か
らの画像信号に基づいた映像を投射しておいてもよい。
【0027】投射レンズ6の焦点調節終了後のスクリー
ン上の投射映像がぼけていれば、操作者はマニュアルで
撮影レンズ4の焦点調節を行う。すなわち、スクリーン
上の投射映像が鮮明になるまで、図5(b)に示すNEAR
スイッチ411とFARスイッチ412を適宜操作して撮
影レンズ4の焦点位置を調節する。
【0028】なお、操作者は撮影レンズ4の焦点調節を
非投射型表示装置47を見ながら行ってもよい。その場
合には、撮像部3の出力する画像信号に対応する画像を
投射型表示部1にて表示しなくてもよい。以下、その場
合の制御について説明する。NEARスイッチ411および
FARスイッチ412のいずれかが操作されると、制御部
40が焦点調節開始を検出する。制御部40は、処理部
30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3
で撮像された画像信号に代えて、ミューティング用の画
像データを駆動回路32に出力させる。すなわち、制御
部40がOSDメモリ36に対して、たとえば、画面全
体を青色にするデータを書き込み、OSDメモリ36か
ら読出された青色画面用のデータが処理部30に出力さ
れる。処理部30は、撮像部3により撮影された画像を
青色画面のデータに置き換えて駆動回路32に出力す
る。駆動回路32は、投射される映像が青色となるよう
に光学系33に対して駆動信号を出力する。
【0029】制御部40はさらに、NEARスイッチ411
およびFARスイッチ412からの操作信号に応じて撮影
レンズ4の焦点位置調節用駆動モータ27を駆動する。
すなわち、NEARスイッチ411から操作信号が入力され
ると焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して焦点位置
を撮影レンズ4側に近づけ、FARスイッチ412から操
作信号が入力されると焦点位置を撮影レンズ4側から遠
ざける。撮影レンズ4を焦点調節している間、切換スイ
ッチ35をA端子に切換えておく。これにより、載置台
上の被写体2(図1)に撮影レンズ4が合焦したか否か
は、外部出力端子29に接続されるモニター47に表示
される表示画面を見て操作者が確認する。モニター47
に表示されている合焦操作途中の画面は、上述したよう
に投射レンズ6からスクリーンSに対して投射されない
ので、スクリーンSの前にいる人は合焦作業中のボケた
投射画像を見なくてよい。
【0030】撮影レンズ4の焦点位置の調節が終了する
と、NEARスイッチ411およびFARスイッチ412はい
ずれも操作されない。制御部40は、両スイッチ411
および412からの操作信号が所定時間入力されないこ
とを判別すると、焦点調節終了と判断する。制御部40
は、処理部30およびOSDメモリ36に指令を出し
て、ミューティング用の画像データに代えて撮像部3で
撮像された画像信号を駆動回路32に出力させる。この
結果、合焦操作完了後の撮像部3によるピントが合った
映像が、投射型表示部1の投射レンズ6からスクリーン
S上に投射される。なお、上記の所定時間は、制御部4
0が内部のタイマ回路を用いてカウントすることにより
計時される。
【0031】以上説明した第一の実施の形態によれば、
以下のような作用効果が得られる。 (1)投射レンズ6側には自動焦点調節装置を設け、撮
影レンズ4側には手動焦点調節装置を設けた。その結
果、撮影レンズ4の焦点調節状態に関係なく、操作者は
まず投射レンズ6を自動焦点調節させ、次にスクリーン
の投射映像が鮮明になるように撮影レンズ4を焦点調節
すればよい。したがって、従来のように撮影レンズも投
射レンズもマニュアル操作で焦点調節する場合に比べ
て、焦点調節時間を短縮することができる。 (2)投射レンズ6および撮影レンズ4の両方の焦点位
置の調節をオートフォーカスで行う場合に比べてコスト
が低減される。 (3)撮影レンズ4の焦点調節中に、ミューティング用
の画像データによる映像を投射型表示部1から投射する
ようにした。この結果、撮影レンズ4の焦点位置を調節
している途中のボケた映像がスクリーンS上に投射され
ないので、スクリーンの前にいる人びとに不快感を与え
ることを防止できる。
【0032】上記の説明では、NEARスイッチ411およ
びFARスイッチ412による操作信号が制御部40に入
力されるとミューティング用の画像データが駆動回路3
2に出力されるようにした。スイッチ411,412に
よる操作信号の代わりに、上述した焦点調節用リング4
9の回転を検出するセンサ28による検出信号を利用し
てもよい。この場合には、センサ28による検出信号が
制御部40に入力されると、制御部40が焦点調節開始
を検出する。制御部40は、処理部30およびOSDメ
モリ36に指令を出して、撮像部3で撮像された画像信
号に代えて、ミューティング用の画像データを駆動回路
32に出力させる。また、センサ28による検出信号が
所定時間以上制御部40に入力されなくなったことを制
御部40が判断すると、制御部40が処理部30および
OSDメモリ36に画像切換指令を出して、ミューティ
ング用の画像データに代えて撮像部3で撮像された画像
信号を駆動回路32に出力させる。
【0033】また、上記の説明では、NEARスイッチ41
1およびFARスイッチ412による操作信号が所定時間
以上制御部40に入力されなくなったことを判断して、
制御部40が焦点調節終了を検出するようにした。しか
し、所定時間を待たずに、NEARスイッチ411およびFA
Rスイッチ412による操作信号が入力されなくなった
ことにより、焦点調節終了を検出するようにしてもよ
い。
【0034】上記の説明では、撮影レンズ4の焦点調節
動作中に、画面全体を青色にするようなミューティング
用画像データによる映像をスクリーンS上に投射するよ
うにしたが、画面の色を他の色にしてもよい。さらに、
ミューティング用の画像には、焦点調節中を表す「フォ
ーカス調節中」のメッセージを表示させることもでき
る。メッセージの表示内容は、制御部40がOSDメモ
リ36に対して表示内容を書き込むことにより決定され
る。
【0035】また、撮影レンズ4の焦点調節動作中を表
すミューティング用画像データによる映像の代わりに、
外部入力端子34から入力される画像信号による映像を
スクリーンS上に投射するようにしてもよい。この場合
には、スイッチ411,412による操作信号、および
焦点調節用リング49の回転を検出するセンサ28によ
る検出信号のいずれかが制御部40に入力されると、制
御部40が画像切換えスイッチ46に対して指令を出し
て、画像切換えスイッチ46の入力をB端子側に切換え
るようにする。
【0036】−第二の実施の形態− 第二の実施の形態による画像入出力装置は、撮影レンズ
4側に自動焦点調節装置を設け、投射レンズ6側に手動
焦点調節装置を設けたものである。そして、撮影レンズ
4をオートフォーカス動作により先に焦点調節し、しか
る後に投射レンズ6をマニュアル操作により焦点調節す
る。図6は、第二の実施の形態による画像入出力装置の
概要を表すブロック図である。第一の実施の形態と同様
に、画像を入力する撮像部3Bと、画像を出力する投射
型表示部1Bとに大別される。第一の実施の形態と比べ
て、撮影レンズ4の焦点調節用の赤外線発光素子24お
よび赤外線受光素子25を撮像部3Bに設けた点、投射
レンズ6の焦点調節用の赤外線発光素子37および赤外
線受光素子38を省略した点、投射レンズ6の焦点調節
用調節リング61の回転に応じて信号を出力するセンサ
45を設けた点、撮影レンズ4から焦点調節用リング4
9とセンサ28を省略した点が主に異なる。以下では、
相違点を主に説明する。
【0037】図6に示す画像入出力装置では、第一の実
施の形態のものと同様に、撮像部3Bには、撮影レンズ
4のズーム倍率を調節するための駆動モータ26と、撮
影レンズ4の焦点位置を調節するための駆動モータ27
と、撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aをガイド
するガイド48とが設けられている。駆動モータ26と
27は、図7で後述する操作部41Bのスイッチ操作に
応答して投写型表示部1の制御部40Bにより駆動され
る。また同様に、投射型表示部1には、投射レンズ6の
ズーム倍率を調節するための駆動モータ43と、投射レ
ンズ6の焦点位置を調節するための駆動モータ44と、
投射レンズ6のフォーカシングレンズ6aをガイドする
ガイド62とが設けられている。駆動モータ43と44
は、図7で後述する操作部42Bのスイッチ操作に応答
して投写型表示部1の制御部40Bにより駆動される。
【0038】図7(a)において、撮像部用操作部41
Bには、オートフォーカスにより撮影レンズ4の焦点調
節動作を指令するオートフォーカス動作スタートスイッ
チ411Bと、撮影レンズ4のズーム倍率調節を行うス
イッチ412B、413Bとを備えている。図7(b)
に示すように、投射型表示部用操作部42Bには、マニ
ュアル操作により投射レンズ6の焦点調節を行うスイッ
チ421Bおよび422Bと、マニュアル操作により投
射レンズ6のズーム倍率調節を行うスイッチ423Bお
よび424Bとを備えている。
【0039】図6に示すように、撮像部3Bには、載置
台上に載置された被写体に対する撮影レンズ4の焦点調
節状態を検出するため、赤外線発光素子24および赤外
線受光素子25が備えられている。赤外線発光素子24
および赤外線受光素子25は、撮影レンズ4に対して撮
像素子21と共役な位置に配設されている。赤外線発光
素子24は撮影レンズ4を通して被写体2(図1)に向け
て赤外光を発し、赤外線受光素子25は被写体2(図1)
で反射された赤外光を受光する。赤外線受光素子25の
受光信号は図8に示す焦点検出/調節部401Bへ入力
され、ここで、撮影レンズ4による焦点調節状態が検出
される。その検出結果に応じて焦点調節用モータ27が
駆動され、撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aが
ガイド48で光軸方向にガイドされることにより、撮影
レンズ4が合焦位置へ移動する。なお、焦点検出/調節
部401Bは制御部40B(図6)に設けられる。
【0040】図8を参照して、撮影レンズ4の焦点調節
状態を検出して撮影レンズ4の焦点位置を調節する焦点
検出/調節部401Bを詳細に説明する。なお、この焦
点検出/調節部401Bは図4で説明した投射レンズ用
のものと同一の回路構成である。操作者によりオートフ
ォーカス動作スタートスイッチ411Bが操作される
と、CPU409Bがメモリ406Bを書き込み可とす
る。これにより、撮影レンズ4の焦点調節動作が開始さ
れる。パルス発生部402Bで発生されたパルス電流が
赤外線発光素子24に流れ、赤外線発光素子24が赤外
パルス光を発光する。赤外パルス光は撮影レンズ4を通
して被写体2に照射され、被写体2で反射された赤外パ
ルス光が再び撮影レンズ4を通して赤外線受光素子25
で受光される。赤外線受光素子25により光電変換され
た受光パルス信号が、ゲート回路403Bに入力され
る。ゲート回路403Bにはパルス発生部402Bで発
生されたパルス信号が入力されており、この電気パルス
信号を用いてゲートが開かれることにより、受光パルス
信号がゲート回路403Bを通って増幅回路404Bに
導かれる。増幅回路404Bで増幅された受光パルス信
号は、A/D変換回路405Bでディジタル信号に変換
され、メモリ406Bにディジタルデータが記録され
る。
【0041】メモリ406Bに記録されたディジタルデ
ータは、逐次読出されてD/A変換回路407Bでアナ
ログ信号に変換される。変換後のアナログ信号がモータ
駆動回路408Bに入力される。モータ駆動回路408
Bは、焦点位置調節用駆動モータ27を駆動してメモリ
406Bに記録されるデータの大きさが最大となるよう
に、撮影レンズ4の焦点位置を調節する。
【0042】たとえば、焦点位置調節用駆動モータ27
を駆動して撮影レンズ4の焦点位置を被写体2に近づけ
たとき、メモリ406Bから読出されたデータの大きさ
が増加する場合は撮影レンズ4の焦点位置をさらに被写
体2に近づけ、メモリ406Bから読出されたデータの
大きさが減少する場合は撮影レンズ4の焦点位置を被写
体2から遠ざける。これにより、赤外パルス光が赤外線
検出素子25で最も強く受光されるように撮影レンズ4
の焦点位置が調節される。
【0043】焦点調節が終了して、撮影レンズ4の焦点
位置が被写体2に対して最適な状態に調節された状態に
なると、CPU409Bはメモリ406Bを書き込み禁
止にして、新たなデータがメモリ406Bに記録されな
いようにする。このため、メモリ406Bから常に同じ
データが読出されるようになり、モータ制御回路408
Bに入力されるアナログ信号が変化しなくなる。この結
果、焦点位置調節用駆動モータ27の駆動が停止され
て、撮影レンズ4の焦点調節状態が固定される。
【0044】このような第二の実施の形態による画像入
出力装置では、マニュアル操作による投射レンズ6の焦
点調節に先立って、オートフォーカスによる撮影レンズ
4の焦点調節を行うことができる。すなわち、電源を投
入した後にオートフォーカス動作スタートスイッチ41
1Bをオン操作する。これにより、上述したように、撮
影レンズ4を介して赤外線発光素子24から赤外光が被
写体2に投射され、被写体2からの反射光が赤外線受光
素子25で受光される。受光素子25の受光信号に基づ
いて撮影レンズ4のフォーカシングレンズ4aを駆動
し、受光信号が最大となるレンズ位置を合焦位置とす
る。
【0045】撮影レンズ4の焦点調節が終了した後、撮
像部3からの画像信号に基づいて投写型表示部1からス
クリーンSに映像を投射する。このとき、スクリーン上
の投射映像が鮮明であれば、投射レンズ6の焦点調節は
正しく行われている。なお、撮影レンズ4の焦点調節終
了後に、操作者が映像の投射開始を指示してもよいが、
制御部40Bが撮影レンズ4の焦点調節終了を認識した
とき、制御部40Bの指令に基づいて、撮像部3からの
画像信号で映像の投射を開始するのが好ましい。なお、
撮影レンズ4の焦点調節動作中、スクリーンSに撮像部
3からの画像信号に基づいた映像を投射しておいてもよ
い。
【0046】撮影レンズ4の焦点調節終了後のスクリー
ン上の投射映像がぼけていれば、操作者はマニュアルで
投射レンズ6の焦点調節を行う。すなわち、スクリーン
上の投射映像が鮮明になるまで、図7(b)に示すNEAR
スイッチ421BとFARスイッチ422Bを適宜操作し
て投射レンズ6の焦点位置を調節する。
【0047】NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ
422Bのいずれかが操作されると、制御部40Bが焦
点調節開始を検出する。制御部40Bは、処理部30お
よびOSDメモリ36に指令を出して、撮像部3Bで撮
像された画像信号に対して、たとえば、画面の中央にク
ロスマーカを表示させるデータを重畳して駆動回路32
に出力させる。この場合には、制御部40BがOSDメ
モリ36に対してクロスマーカ用のデータを書き込み、
OSDメモリ36から読出されたクロスマーカ用データ
が処理部30に出力される。処理部30は、撮像部3B
により撮影された画像とクロスマーカとを合成して駆動
回路32に出力する。駆動回路32は、クロスマーカが
重畳された映像が投射されるように光学系33に対して
駆動信号を発生する。
【0048】制御部40Bはさらに、NEARスイッチ42
1BおよびFARスイッチ422Bからの操作信号に応じ
て投射レンズ6の焦点位置調節用駆動モータ44を駆動
する。すなわち、NEARスイッチ421Bから操作信号が
入力されると焦点位置調節用駆動モータ44を駆動して
焦点位置を投射レンズ6側に近づけ、FARスイッチ42
2Bから操作信号が入力されると焦点位置を投射レンズ
6側から遠ざける。スクリーンS(図1)に投射レンズ6
が合焦したか否かは、スクリーンS上に投射された投射
画像を見て操作者が確認する。撮像部3Bで撮像された
画像にコントラストの高い部分が含まれていない場合
は、画像に重畳されたクロスマーカを目印にして投射レ
ンズ6の焦点位置の調節を行えば、調節作業が行いやす
い。
【0049】投射レンズ6の焦点位置の調節が終了する
と、NEARスイッチ421BおよびFARスイッチ422B
のいずれも操作されない。制御部40Bは、両スイッチ
421Bおよび422Bからの操作信号が所定時間入力
されないことを判別すると、焦点調節終了と判断する。
制御部40Bは、処理部30およびOSDメモリ36に
指令を出して、クロスマーカのデータの重畳を停止させ
る。この結果、合焦操作完了後の撮像部3Bによるピン
トが合った映像が、投射型表示部1Bの投射レンズ6か
らスクリーンS上に投射される。なお、上記の所定時間
は、制御部40Bが内部のタイマ回路を用いてカウント
することにより計時される。
【0050】以上説明した第二の実施の形態によれば、
以下のような作用効果が得られる。 (1)撮影レンズ4側には自動焦点調節装置を設け、投
射レンズ6側には手動焦点調節装置を設けた。その結
果、投射レンズ6の焦点調節状態に関係なく、操作者は
まず撮影レンズ4を自動焦点調節させ、次にスクリーン
の投射映像が鮮明になるように投射レンズ6を焦点調節
すればよい。したがって、従来のように撮影レンズも投
射レンズもマニュアル操作で焦点調節する場合に比べ
て、焦点調節時間を短縮することができる。 (2)投射レンズ6および撮影レンズ4の両方の焦点位
置の調節をオートフォーカスで行う場合に比べてコスト
が低減される。 (3)投射レンズ6の焦点調節中、撮像部3Bによる撮
影画像にクロスマーカのデータを重畳してスクリーンS
上に投射するようにした。したがって、撮像部3Bによ
り撮影された画像の中にコントラストの高い部分が含ま
れていないとき、スクリーンSに投射された画像を用い
た投射レンズ6の焦点位置の調節作業が行いにくい場合
でも、重畳されたクロスマーカを目印にして焦点位置の
調節が行える。この結果、焦点位置の調節作業が容易に
なり、調節時間を短縮する効果が得られる。
【0051】上記の説明では、NEARスイッチ421Bお
よびFARスイッチ422Bによる操作信号が制御部40
Bに入力されると、撮像部3Bで撮影された画像にクロ
スマーカのデータが重畳されるようにした。スイッチ4
21B,422Bによる操作信号の代わりに、上述した
焦点調節用リング61の回転を検出するセンサ45によ
る検出信号を利用してもよい。この場合には、センサ4
5による検出信号が制御部40Bに入力されると、制御
部40Bが焦点調節開始を検出する。制御部40Bは、
処理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、撮
像部3Bで撮像された画像信号にクロスマーカのデータ
を重畳して駆動回路32に出力させる。また、センサ4
5による検出信号が制御部40Bに所定時間以上入力さ
れなくなったことを制御部40Bが判別すると、制御部
40Bが焦点調節終了と判断する。制御部40Bは、処
理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、クロ
スマーカのデータの重畳を停止させる。
【0052】上記の説明では、赤外線発光素子24およ
び赤外線受光素子25を用いて撮影レンズ4の焦点調節
状態を検出するようにしたが、撮像素子21で撮像され
た画像データを用いて撮影レンズ4の焦点調節状態を検
出するようにすることもできる。この場合には、撮像素
子21で撮像された画像信号を用いて、信号処理部22
で撮影画像のコントラストが検出される。制御部40B
は、信号処理部22で検出されるコントラストが最大に
なるように、焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して
撮影レンズ4の焦点位置を調節する。この方法は、撮像
素子を用いたカメラで「山登り法」と呼ばれる方法であ
る。この方法によれば、赤外線発光素子24および赤外
線受光素子25を用いないで撮影レンズ4の焦点調節状
態を検出することができる。
【0053】また、上記の説明では、撮影レンズ4の焦
点調節状態をオートフォーカス動作により検出して、撮
影レンズ4を焦点調節するようにした。撮影レンズ4の
焦点調節動作を行うことなく撮影レンズ4を焦点位置に
セットする他の方法を説明する。通常、載置台上に載置
された被写体2と撮像部3Bとの間隔は、撮像部3を支
持する支柱5の長さにより所定の長さに保たれる。そこ
で、調節された撮影レンズ4の焦点位置を制御部40B
内のメモリ領域に記録する。撮影レンズ4の焦点調節を
行う場合、上記メモリ領域に記憶された撮影レンズ4の
焦点位置を読出して、読出された焦点位置に応じて制御
部40Bが焦点位置調節用駆動モータ27を駆動して撮
影レンズ4の焦点位置を調節する。このようにすれば、
オートフォーカス動作を行う場合に比べて、より速く撮
影レンズ4の焦点位置を調節することが可能になる。た
とえば、オートフォーカス動作スタートスイッチ411
Bに代えて、操作部41Bにプリセットスイッチを設
け、このスイッチがオン操作されたときに記憶されてい
るプリセット位置へ撮影レンズ4を駆動すればよい。
【0054】−第三の実施の形態− 図9は、第三の実施の形態を説明する画像入出力装置の
外観図である。図9において、撮影レンズ4は、上述し
た支柱5の先端の支持部52を回動させて任意の方向に
セットできる。撮影レンズ4は、支持部52を回動させ
てスクリーンSの方向に向けられる。第三の実施の形態
による画像入出力装置は、撮影レンズ4側と投射レンズ
6側の双方に自動焦点調節装置を設けたものである。撮
影レンズ4側の自動焦点調節装置は第2の実施の形態の
画像入出力装置と同様に、赤外線発光素子24と、受光
素子25と、焦点検出/焦点調節部401Bとで構成さ
れる。また、投射レンズ6側の自動焦点調節装置は、ス
クリーンSに投射された映像を撮像レンズ4を介して撮
像素子21で撮像し、その撮像信号のコントラストに基
づいて焦点調節状態を検出するいわゆる「山登り法」の
焦点調節装置である。すなわち、第3の実施の形態によ
る画像入出力装置は、(1)撮像部3Bの撮影レンズ4
をスクリーンSに合焦させ、(2)投射型表示部1によ
りOSD回路36からオートフォーカス用パターンをス
クリーンSに投射し、(3)そのパターンを撮像部3B
で撮像し、(4)撮像部3Bで撮影された撮影画像を用
いて投射レンズ6の焦点調節状態を検出し、(5)その
検出結果に基づいて投射レンズ6の焦点調節を行ってス
クリーンSに合焦させるものである。
【0055】第3の実施の形態による画像入出力装置に
おける制御回路は、図6に示した第2の実施の形態のも
のと同様に構成することができる。第2の実施の形態の
ものと異なる点は、制御部40Bに上述した「山登り
法」による焦点調節状態検出機能を付加した点である。
【0056】図10(a)、(b)は、第3の実施の形
態による画像入出力装置における操作部41Cおよび4
2Cの詳細を示す図である。図10(a)において、撮
像部用操作部41Cには、オートフォーカスにより撮影
レンズ4の焦点調節動作を指令するオートフォーカス動
作スタートスイッチ411Cと、撮影レンズ4のズーム
倍率調節を行うスイッチ412C、413Cとを備えて
いる。図10(b)に示すように、投射側表示部用操作
部42Cには、オートフォーカスにより投射レンズ6の
焦点調節動作を指令するオートフォーカス動作スタート
スイッチ421Cと、投射レンズ6のズーム倍率調節を
行うスイッチ422C、423Cとを備えている。
【0057】このような第三の実施の形態による画像入
出力装置の焦点調節の手順を詳細に説明する。撮像部3
Bの撮影レンズ4をスクリーンSに向けて固定する。操
作部41Cのオートフォーカス動作スタートスイッチ4
11Cが操作されると、図8において、CPU409B
がメモリ406Bを書き込み可とすることにより、撮影
レンズ4の焦点位置の調節動作が開始される。赤外線発
光素子24からの赤外変調光をスクリーンSに投射し、
スクリーンSからの反射光を受光素子25で受光する。
撮影レンズ4の焦点位置をシフトしながら受光信号の最
大値を検出して、その位置を合焦位置とする。これによ
り、撮影レンズ4がスクリーンSに合焦されると、CP
U409Bはメモリ406Bを書き込み禁止にして、新
たなデータがメモリ406Bに記録されないようにす
る。このため、メモリ406Bから常に同じデータが読
出されるようになり、モータ制御回路408Bに入力さ
れるアナログ信号が変化しなくなる。この結果、焦点位
置調節用駆動モータ27の駆動が停止されて、撮影レン
ズ4の焦点調節状態が固定される。
【0058】操作部42Cのオートフォーカス動作スタ
ートスイッチ421Cが操作されると、図6において、
制御部40Bが処理部30およびOSDメモリ36に指
令を出す。この指令は、撮像部3Bで撮像された画像信
号に代えて、たとえば、画面の中央にオートフォーカス
用パターンを表示させるデータを作成して駆動回路32
に出力させるものである。この場合には、制御部40B
がOSDメモリ36に対してオートフォーカス用パター
ンのデータを書き込み、OSDメモリ36から読出され
たオートフォーカス用パターンのデータが処理部30に
出力される。処理部30は、撮像部3Bにより撮影され
た画像に代えてオートフォーカス用パターンのデータを
駆動回路32に出力する。駆動回路32は、オートフォ
ーカス用パターンによる映像がスクリーンSに投射され
るように光学系33に対して駆動信号を発生する。
【0059】スクリーンSに合焦されている撮像部3B
は、上述したようにスクリーンS上に投射されたオート
フォーカス用パターンの投射画像を撮像する。撮像部3
Bにおいて、スクリーンS上に投射されたオートフォー
カス用パターンの像が撮像素子21で撮像される。制御
部40Bは、撮像素子21で撮像された画像信号を用い
て、撮影画像からコントラストを抽出し、抽出されたコ
ントラストが最大になるように、焦点位置調節用駆動モ
ータ44を駆動して投射レンズ6の焦点位置を調節す
る。この方法は、上述した「山登り法」と呼ばれる方法
である。この方法によれば、投射レンズ6の焦点調節状
態を検出するための赤外線発光素子および赤外線受光素
子を用いずに、撮像部3Bにより撮像された画像を用い
て投射レンズ6の焦点調節状態を検出することができ
る。
【0060】制御部40Bは、抽出されたコントラスト
が最大になったと判定すると、焦点位置調節用駆動モー
タ44に対する駆動信号の出力を停止して投射レンズ6
の焦点調節状態を固定する。そして、制御部40Bが処
理部30およびOSDメモリ36に指令を出して、オー
トフォーカス用パターンに代えて「フォーカス調整完
了」というメッセージをスクリーンSに投射させる。制
御部40BがOSDメモリ36に対してメッセージ用の
データを書き込み、OSDメモリ36から読出されたメ
ッセージ用データが処理部30に出力される。
【0061】操作者は、スクリーンに投射されたメッセ
ージを見て撮像部3Bの向きを変え、載置台上の被写体
2に向けて固定する。図6において、操作者が操作部4
1Cのオートフォーカス動作スタートスイッチ411C
を操作すると、制御部40Bの指令により、撮影レンズ
4の焦点位置が載置台上の被写体2に最適になるように
調節される。すなわち、上述した図8の焦点検出/調節
回路401Bにより撮影レンズ4が載置台上の被写体2
に合焦する。このとき、制御部40Bは処理部30およ
びOSDメモリ36に指令を出力して、撮像部3Bで撮
像された画像信号による映像が投射されないようにす
る。たとえば、制御部40BはOSDメモリ36に青色
の背景に「撮影レンズ焦点調節中」という文字を投影す
るような画像データを書き込む。そして、処理部30で
は青色の画面データの上にOSDメモリ36からの文字
データを重畳した画像信号を駆動回路32に出力する。
撮影レンズ4が被写体2に合焦したことを制御部40B
が認識すると、制御部40Bは処理部30およびOSD
メモリ36に指令を出力して、撮像部3Bで撮像された
画像信号による映像が投射されるように駆動回路32に
信号を供給する。その結果、投射型表示部1Bの投射レ
ンズ6を通してスクリーンS上にピントが合った被写体
映像が投射される。
【0062】以上説明した第三の実施の形態によれば、
次の作用効果が得られる。すなわち、撮像部3Bの撮影
レンズ4をスクリーンSにオートフォーカス動作で合焦
させ、スクリーンS上のオートフォーカス用パターンの
撮像信号の最大のコントラストを検出することにより、
投射レンズ6の焦点調節を行うようにした。したがっ
て、投射レンズ6の焦点調節状態検出用に赤外線発光素
子および赤外線受光素子を用いなくても、投射レンズ6
のオートフォーカス動作を行うことができる。この結
果、赤外線発光および受光素子を用いる場合に比べてコ
ストを低減する効果が得られる。
【0063】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、撮像レンズ4が撮像光学系に、焦点位置調節
用駆動モータ27およびガイド48が第1焦点調節手段
に、撮像素子21が撮像手段に、駆動回路32および光
学系33が画像生成手段に、投射レンズ6が投影光学系
に、焦点位置調節用駆動モータ44およびガイド62が
第2焦点調節手段に、赤外線発光素子24,赤外線受光
素子25,制御部40Bおよび焦点調節用駆動モータ2
7、または、赤外線発光素子37,赤外線受光素子3
8,制御部40および焦点調節用駆動モータ44が自動
焦点調節手段に、制御部40Bが記憶手段および焦点調
節制御手段に、投射レンズ6,駆動回路32および光学
系33が投影光学装置に、センサ28および制御部40
が焦点調節開始判断手段および焦点調節終了判断手段
に、制御部40,処理部30およびOSDメモリ36が
制御手段に、撮像部3がカメラヘッドに、支持部52が
カメラヘッド移動機構に、制御部40Bおよび焦点位置
調節用駆動モータ44が自動焦点調節手段に、それぞれ
対応する。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1の発明では、撮像光学系と投影光学系と
を有する画像入出力装置において、撮像光学系および投
影光学系の少なくとも一方を自動的に結像状態に導くよ
うにした。したがって、両光学系が結像状態からずれて
いる場合でも、一方の光学系の焦点が自動的に調節され
る。そのため、操作者は、両光学系のどちらの影響によ
り画像がぼけているのか迷うことがない。この結果、両
光学系の焦点調節を手動で行う場合に比べて調節時間を
短縮することができる。 (2)請求項2の発明では、撮像光学系の光軸方向にお
ける所定位置を記憶手段に記憶し、この位置に撮像光学
系が駆動されるようにした。撮像光学系が結像状態にな
る位置を記憶させれば、撮像光学系が結像状態に駆動さ
れる。したがって、両光学系が結像状態から外れている
場合でも、撮像光学系が所定位置に配置される。よって
操作者は、撮像光学系がほぼ合焦した状態で、投影光学
系の焦点調節を行うことができる。そのため、操作者は
両光学系のどちらの影響により画像がぼけているのか迷
うことなく、投影光学系の焦点調節を行うことができ
る。 (3)請求項3、4の発明では、撮像光学系の焦点調節
開始を判断すると撮像手段による画像のスクリーンへの
投射を禁止し、撮像光学系の焦点調節終了を判断すると
撮像手段による画像のスクリーンへの投射を許可するよ
うにした。この結果、撮像光学系の焦点調節中に撮像さ
れる画像の投射が禁止されるので、たとえば、焦点調節
中のボケ画像をスクリーンに投射することを防止でき
る。 (4)とくに、請求項4の発明では、撮像手段による画
像のスクリーンへの投射を禁止しているときに所定の画
像をスクリーンに投射するようにした。したがって、た
とえば、「フォーカス調整中」という文字の画像が投射
されるようにすれば、スクリーンに何も投射しない場合
に比べて、スクリーンを見ている人に与える不快感を抑
えることができる。 (5)請求項5、6の発明では、撮像手段を含むカメラ
ヘッドをスクリーンに向けて、スクリーンを撮像した画
像信号に基づいて投影光学系を自動的に結像状態に導く
ようにした。したがって、たとえば、スクリーン上に焦
点調節用のテストパターンを投影して、このテストパタ
ーンを撮像した画像信号のコントラストを最大にするよ
うに投影光学系が調節される。この結果、投影光学系の
焦点調節用に赤外線発光素子および赤外線受光素子を用
いなくても、投影光学系を結像状態に導くことができる
から、赤外線発光および受光素子を用いる場合に比べて
コストを低減する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態による画像入出力装
置の外観図である。
【図2】図1の画像入出力装置の概要を表すブロック図
である。
【図3】投射型表示部の光学系のブロック図である。
【図4】投射レンズの焦点検出/調節部のブロック図で
ある。
【図5】(a)投射レンズ用操作部を表す図、(b)撮影レン
ズ用操作部を表す図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態による画像入出力装
置の概要を表すブロック図である。
【図7】(a)撮影レンズ用操作部を表す図、(b)投射レン
ズ用操作部を表す図である。
【図8】撮影レンズの焦点検出/調節部のブロック図で
ある。
【図9】第三の実施の形態を説明する画像入出力装置の
外観図である。
【図10】(a)撮影レンズ用操作部を表す図、(b)投射レ
ンズ用操作部を表す図である。
【符号の説明】
1,1B…投射型表示部、 2…被写体、3,
3B…撮像部、 4…撮影レンズ、5…
支柱、 6…投射レンズ、21
…撮像素子、 22…信号処理部、2
4,37…赤外線発光素子、 25,38…赤外線
受光素子、27…焦点位置調節用駆動モータ、 28…
センサ、30…処理部、 32…駆
動回路、33…光学系、 34…外
部入力端子、36…OSDメモリ、 4
0,40B…制御部、41,41B,41C,42,4
2B,42C…操作部、44…焦点位置調節用駆動モー
タ、45…センサ、 48,62…
ガイド、49,61…焦点調節用リング、 51,5
2…支持部、S…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 啓一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H011 AA04 BA31 2H051 AA09 BA66 CC12 5C022 AA13 AB15 AB22 AB27 AB66 AC54 AC74 CA06 CA07 5C058 AA18 BA11 BB25 EA12 EA26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を結像する撮像光学系と、 前記撮像光学系の焦点調節をする第1焦点調節手段と、 前記撮像光学系によって結ばれた像を撮像し、画像信号
    を出力する撮像手段と、 前記画像信号に基づいて画像を生成する画像生成手段
    と、 前記画像生成手段によって生成された画像をスクリーン
    に結像する投影光学系と、 前記投影光学系の焦点調節をする第2焦点調節手段と、 前記第1焦点調節手段と前記第2焦点調節手段との少な
    くとも一方を制御し、前記撮像光学系と前記投影光学系
    との少なくとも一方を自動的に結像状態に導く自動焦点
    調節手段とを有することを特徴とする画像入出力装置。
  2. 【請求項2】被写体像を結像する撮像光学系と、 前記撮像光学系の光軸方向における所定位置を記憶する
    記憶手段と、 前記撮像光学系の焦点調節をする第1焦点調節手段と、 前記第1焦点調節手段を制御することにより前記撮像光
    学系を前記所定位置に駆動する焦点調節制御手段と、 前記撮像光学系によって結ばれた像を撮像し、画像信号
    を出力する撮像手段と、 前記画像信号に基づいて画像を生成する画像生成手段
    と、 前記画像生成手段によって生成された画像をスクリーン
    に結像する投影光学系と、 前記投影光学系の焦点調節をする第2焦点調節手段とを
    有することを特徴とする画像入出力装置。
  3. 【請求項3】被写体像を結像する撮像光学系と、 前記撮像光学系によって結ばれた像を撮像し、画像信号
    を出力する撮像手段と、 前記画像信号に基づいて画像を生成し、前記画像をスク
    リーンに結像する投影光学装置と、 前記撮像光学系の焦点調節をする焦点調節手段と、 前記撮像光学系の焦点調節開始を判断する焦点調節開始
    判断手段と、 前記撮像光学系の焦点調節終了を判断する焦点調節終了
    判断手段と、 前記焦点調節開始判断手段による焦点調節開始判断に応
    答して前記撮像手段に基づいて生成される画像を前記投
    影光学装置が投射することを禁止し、前記焦点調節終了
    判断手段による焦点調節終了判断に基づいて、前記撮像
    手段に基づいて生成される画像を前記投影光学装置が投
    射することを許可する制御手段とを有することを特徴と
    する画像入出力装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の画像入出力装置におい
    て、 前記制御手段は、前記撮像手段に基づいて生成される画
    像を前記投影光学装置が投射することを禁止していると
    き、前記投影光学装置に所定の画像を投射させることを
    特徴とする画像入出力装置。
  5. 【請求項5】被写体像を結像する撮像光学系と、前記撮
    像光学系によって結ばれた像を撮像して画像信号を出力
    する撮像手段とを含むカメラヘッドと、 前記画像信号に基づいて画像を生成する画像生成手段
    と、 前記画像生成手段によって生成された画像をスクリーン
    に結像する投影光学系と、 前記被写体または前記スクリーンを選択的に撮像可能に
    するために、前記カメラヘッドの向きを変更するカメラ
    ヘッド移動機構と、 前記撮像手段が前記スクリーンを撮像したときに得られ
    る前記画像信号に基づいて前記投影光学系を自動的に結
    像状態に導く自動焦点調節手段とを有することを特徴と
    する画像入出力装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像入出力装置におい
    て、 前記撮像光学系を結像状態に導く自動焦点調節手段をさ
    らに有することを特徴とする画像入出力装置。
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