JP2001188931A - コイン送り出し装置 - Google Patents
コイン送り出し装置Info
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- JP2001188931A JP2001188931A JP37745899A JP37745899A JP2001188931A JP 2001188931 A JP2001188931 A JP 2001188931A JP 37745899 A JP37745899 A JP 37745899A JP 37745899 A JP37745899 A JP 37745899A JP 2001188931 A JP2001188931 A JP 2001188931A
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- JP
- Japan
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- coin
- hopper tank
- sheet
- coins
- coin feeding
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
- G07D9/00—Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass
- G07D9/008—Feeding coins from bulk
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ホッパータンク内でのコインのブリッジの発生
を抑制することである。 【解決手段】上側開口と出口開口とを有し内部にコイン
を受け入れる筒状のホッパータンクと、このホッパータ
ンクの出口開口からコインを受け入れて外方に送り出す
装置を備えたコインの送り出し装置において、少なくと
も出口開口に相対するホッパータンクの傾斜内面を低摩
擦係数面にした。
を抑制することである。 【解決手段】上側開口と出口開口とを有し内部にコイン
を受け入れる筒状のホッパータンクと、このホッパータ
ンクの出口開口からコインを受け入れて外方に送り出す
装置を備えたコインの送り出し装置において、少なくと
も出口開口に相対するホッパータンクの傾斜内面を低摩
擦係数面にした。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、コイン、遊技用メ
ダル等（以下総称して「コイン」という）をバラ積み状
態で受け入れた筒状のホッパータンクから一個ずつ外方
へ送り出すコインの送り出し装置ホッパータンクに関す
るものである。
ダル等（以下総称して「コイン」という）をバラ積み状
態で受け入れた筒状のホッパータンクから一個ずつ外方
へ送り出すコインの送り出し装置ホッパータンクに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のコイン送り出し装置としては、
特開平８−１１０９６０号に開示されたものが知られて
いる。これを図９、図１０、図１１を参照して説明す
る。１０はコイン送り出し装置であり、筒状のホッパー
タンク１１と、このホッパータンクに連結した送り出し
機構１２とよりなっている。ホッパータンク１１は、ほ
ぼ矩形筒状の上部１１Ｕと、この上部１１Ｕよりも小さ
い円筒状であって、かつ、傾斜して設けられた下部１１
Ｌと、上部１１Ｕと下部１１Ｌとをつなぎ、かつ、上方
から下方に向かって下降する斜面に形成した中間部１１
Ｍとよりなる。中間部１１Ｍは、傾斜面１１Ｆ、１１
Ｅ、１１Ｒよりなっている。このホッパータンク１１
は、成形性の観点から、通常、樹脂で作られている。上
部１１Ｕの上側開放端が上側開口１３を構成している。
下部１１Ｌ内には、送り出し機構１２の一部であるコイ
ン送り円板１４が傾斜して配設してある。このホッパー
タンク１１は、その下部１１Ｌを傾斜基板１５に固定さ
れている。コイン送り円板１４は、前記下部１１Ｌ内で
同心的に回転出来るように設けてある。コイン送り円板
１４は、コインが入り得る寸法の複数個のコイン受け孔
が円周方向に所定の間隔で貫通して設けられており、コ
イン受け孔に入ったコインＣは、コイン送り円板１４の
回転に伴って一個ずつ機構外へ送り出されるような公知
の送り出し機構である。１６は駆動モータであって減速
機１７を駆動する。減速機１７の出力軸１８は、前記傾
斜基板１５を貫通して前記コイン送り円板１４を回転駆
動する。駆動モーター１６と減速機１７は、傾斜基板１
５に固定されている。１９はコイン送り円板１４を上方
から覆い被せるように配置した保護板である。この保護
板１９は傾斜面１９Ａを構成している。また、保護板１
９は樹脂により成形してある。保護板１９の一端部はホ
ッパー１１タンクの上部１１Ｕに片側を固定した蝶番２
０に取付け、図１０において上側から下側へ回動できる
ようにしてある。この回動によってコイン送り出し円板
１４が上側から見て露出するようにでき、コイン送り出
し円板１４のメンテナンス等が容易に行えるようにして
ある。また、保護板１９は後述の出口開口２１を通過し
たコインＣのみがコイン送り円板１４部に到達できるよ
うにして、コイン送り円板１４全体にコインＣが載るこ
とによるコイン送り円板１４の回転不良等の問題を防止
する。１９Ｆは保護板から中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｒ
に向けて垂下させた支え部である。この支え部１９Ｆ
は、傾斜面１１Ｒに下端部が突き当たることにより、保
護板１９の先端部１９Ｔと中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｆ
との間に所定距離を保って保持するようにしてある。こ
の保護板１９の先端部１９Ｔと傾斜面１１Ｆとで出口開
口２１を画定している。２２はベルト等よりなるコイン
Ｃの搬送手段である。搬送手段２２により運ばれてきた
補給用のコインＣは、ホッパータンク１１の所定位置へ
落下する。ホッパータンク１１に所定量以上のコインＣ
が投入されるとコインＣは、コインＣの自身あるいは上
側に重なっているコインＣの重量によって下方へ自然降
下し、中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｒ及び保護板１９の傾
斜面１９Ａに案内されて傾斜面１１Ｆ側へ滑り落ちる。
傾斜面１１Ｆ上のコインＣは、出口開口２１側へ滑り落
ち、出口開口２１を通ってコイン送り円板１４に到達す
る。そして、コイン送り円板１４の回転動によりコイン
が一個ずつ機構外へ送り出される。なお、２３はホッパ
ータンク１１の傾斜面１１Ｆに穿孔したコイン観察用
孔、２４Ａと２４Ｂはホッパータンク１１内のコイン量
を検知するための電極である。コインＣは出口開口２１
迄の前記移動過程において、周りのコインＣとの関係で
姿勢を無規則に変える。この過程において、コインＣの
配列状況によってはホッパータンク１１の出口開口２１
部またはその近傍において、コインＣが整列して出口開
口の一部に詰ってしまうことがある。（図１参照）その
つまりを起点に他の部位へ詰まりが広がる。そしてつい
に出口開口２１の全体が詰ってしまう所謂ブリッジ現象
が発生する。このブリッジ現象が発生すると、コインＣ
はコイン送り円板１４に到達することが出来ず、コイン
Ｃが送り出されない。ホッパータンク１１が樹脂製の場
合、このブリッジ現象は、バラツキがあるものの平均し
てコイン２万枚送り出し毎に発生しており、大きな問題
になっている。
特開平８−１１０９６０号に開示されたものが知られて
いる。これを図９、図１０、図１１を参照して説明す
る。１０はコイン送り出し装置であり、筒状のホッパー
タンク１１と、このホッパータンクに連結した送り出し
機構１２とよりなっている。ホッパータンク１１は、ほ
ぼ矩形筒状の上部１１Ｕと、この上部１１Ｕよりも小さ
い円筒状であって、かつ、傾斜して設けられた下部１１
Ｌと、上部１１Ｕと下部１１Ｌとをつなぎ、かつ、上方
から下方に向かって下降する斜面に形成した中間部１１
Ｍとよりなる。中間部１１Ｍは、傾斜面１１Ｆ、１１
Ｅ、１１Ｒよりなっている。このホッパータンク１１
は、成形性の観点から、通常、樹脂で作られている。上
部１１Ｕの上側開放端が上側開口１３を構成している。
下部１１Ｌ内には、送り出し機構１２の一部であるコイ
ン送り円板１４が傾斜して配設してある。このホッパー
タンク１１は、その下部１１Ｌを傾斜基板１５に固定さ
れている。コイン送り円板１４は、前記下部１１Ｌ内で
同心的に回転出来るように設けてある。コイン送り円板
１４は、コインが入り得る寸法の複数個のコイン受け孔
が円周方向に所定の間隔で貫通して設けられており、コ
イン受け孔に入ったコインＣは、コイン送り円板１４の
回転に伴って一個ずつ機構外へ送り出されるような公知
の送り出し機構である。１６は駆動モータであって減速
機１７を駆動する。減速機１７の出力軸１８は、前記傾
斜基板１５を貫通して前記コイン送り円板１４を回転駆
動する。駆動モーター１６と減速機１７は、傾斜基板１
５に固定されている。１９はコイン送り円板１４を上方
から覆い被せるように配置した保護板である。この保護
板１９は傾斜面１９Ａを構成している。また、保護板１
９は樹脂により成形してある。保護板１９の一端部はホ
ッパー１１タンクの上部１１Ｕに片側を固定した蝶番２
０に取付け、図１０において上側から下側へ回動できる
ようにしてある。この回動によってコイン送り出し円板
１４が上側から見て露出するようにでき、コイン送り出
し円板１４のメンテナンス等が容易に行えるようにして
ある。また、保護板１９は後述の出口開口２１を通過し
たコインＣのみがコイン送り円板１４部に到達できるよ
うにして、コイン送り円板１４全体にコインＣが載るこ
とによるコイン送り円板１４の回転不良等の問題を防止
する。１９Ｆは保護板から中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｒ
に向けて垂下させた支え部である。この支え部１９Ｆ
は、傾斜面１１Ｒに下端部が突き当たることにより、保
護板１９の先端部１９Ｔと中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｆ
との間に所定距離を保って保持するようにしてある。こ
の保護板１９の先端部１９Ｔと傾斜面１１Ｆとで出口開
口２１を画定している。２２はベルト等よりなるコイン
Ｃの搬送手段である。搬送手段２２により運ばれてきた
補給用のコインＣは、ホッパータンク１１の所定位置へ
落下する。ホッパータンク１１に所定量以上のコインＣ
が投入されるとコインＣは、コインＣの自身あるいは上
側に重なっているコインＣの重量によって下方へ自然降
下し、中間部１１Ｍの傾斜面１１Ｒ及び保護板１９の傾
斜面１９Ａに案内されて傾斜面１１Ｆ側へ滑り落ちる。
傾斜面１１Ｆ上のコインＣは、出口開口２１側へ滑り落
ち、出口開口２１を通ってコイン送り円板１４に到達す
る。そして、コイン送り円板１４の回転動によりコイン
が一個ずつ機構外へ送り出される。なお、２３はホッパ
ータンク１１の傾斜面１１Ｆに穿孔したコイン観察用
孔、２４Ａと２４Ｂはホッパータンク１１内のコイン量
を検知するための電極である。コインＣは出口開口２１
迄の前記移動過程において、周りのコインＣとの関係で
姿勢を無規則に変える。この過程において、コインＣの
配列状況によってはホッパータンク１１の出口開口２１
部またはその近傍において、コインＣが整列して出口開
口の一部に詰ってしまうことがある。（図１参照）その
つまりを起点に他の部位へ詰まりが広がる。そしてつい
に出口開口２１の全体が詰ってしまう所謂ブリッジ現象
が発生する。このブリッジ現象が発生すると、コインＣ
はコイン送り円板１４に到達することが出来ず、コイン
Ｃが送り出されない。ホッパータンク１１が樹脂製の場
合、このブリッジ現象は、バラツキがあるものの平均し
てコイン２万枚送り出し毎に発生しており、大きな問題
になっている。
【０００３】このブリッジ現象の発生原因を以下におい
て推測する。コインＣどうしやコインＣと機器の構成部
材との摩擦などにより微細な金属粉が発生する。その金
属粉は、ホッパータンク内表面に付着する。特に、ホッ
パータンク１１が樹脂製の場合、コインＣとの摩擦によ
り発生した静電気がホッパータンク１１に帯電し易く、
その静電気によっても吸着される。付着した金属粉は、
コインＣが傾斜面１１Ｆを摺動する際にコインＣの重量
を受けながら転がる。この金属粉の転がりにより、樹脂
面に疵を付けることがある。また、金属粉が樹脂面に食
い込んでコインＣの摺動によって容易に掻き取られない
ようになる。また、コインＣの投げ込み等によりホッパ
ータンク内面に疵が付けたりすることがある。これらが
継続すると傾斜面１１Ｒ、１１Ｅ、１１Ｆは、食い込ん
だ金属粉や疵により、面粗さが粗くなった状態になり、
摩擦係数が大になる。この結果、傾斜面１１Ｒ、１１
Ｅ、１１Ｆ上のコインＣは重なったコインＣの重量を受
けても滑りが悪くなる。特に傾斜面１１ＦでのコインＣ
の滑りの悪化は、コインＣが積み重なり易くなり、図１
１に示すようにそれらが一体になったブリッジ状態で下
側開口２１の一部を塞いでしまう。出口開口２１の一部
がコインＣにより塞がれると、この部位を起点として塞
ぎ部が拡大して最終的には出口開口２１全体を塞いでし
まうと考える。
て推測する。コインＣどうしやコインＣと機器の構成部
材との摩擦などにより微細な金属粉が発生する。その金
属粉は、ホッパータンク内表面に付着する。特に、ホッ
パータンク１１が樹脂製の場合、コインＣとの摩擦によ
り発生した静電気がホッパータンク１１に帯電し易く、
その静電気によっても吸着される。付着した金属粉は、
コインＣが傾斜面１１Ｆを摺動する際にコインＣの重量
を受けながら転がる。この金属粉の転がりにより、樹脂
面に疵を付けることがある。また、金属粉が樹脂面に食
い込んでコインＣの摺動によって容易に掻き取られない
ようになる。また、コインＣの投げ込み等によりホッパ
ータンク内面に疵が付けたりすることがある。これらが
継続すると傾斜面１１Ｒ、１１Ｅ、１１Ｆは、食い込ん
だ金属粉や疵により、面粗さが粗くなった状態になり、
摩擦係数が大になる。この結果、傾斜面１１Ｒ、１１
Ｅ、１１Ｆ上のコインＣは重なったコインＣの重量を受
けても滑りが悪くなる。特に傾斜面１１ＦでのコインＣ
の滑りの悪化は、コインＣが積み重なり易くなり、図１
１に示すようにそれらが一体になったブリッジ状態で下
側開口２１の一部を塞いでしまう。出口開口２１の一部
がコインＣにより塞がれると、この部位を起点として塞
ぎ部が拡大して最終的には出口開口２１全体を塞いでし
まうと考える。
【０００４】前述の食い込みや疵つきを抑止するため、
ホッパータンクを金属で成形したり、出口開口２１を構
成する傾斜面１１Ｆをステンレス板で覆うことが考えら
れる。しかし、このように金属板を使ったとしても、金
属粉は同じ金属どうしなので同程度の硬度であるから、
食い込んだり疵付くまでの時間は延びるけれども、最終
的に金属粉や疵により面粗さが粗くなって摩擦係数が大
きくなり、前述のようにコインＣのブリッジ現象を生じ
ることは避けられない。
ホッパータンクを金属で成形したり、出口開口２１を構
成する傾斜面１１Ｆをステンレス板で覆うことが考えら
れる。しかし、このように金属板を使ったとしても、金
属粉は同じ金属どうしなので同程度の硬度であるから、
食い込んだり疵付くまでの時間は延びるけれども、最終
的に金属粉や疵により面粗さが粗くなって摩擦係数が大
きくなり、前述のようにコインＣのブリッジ現象を生じ
ることは避けられない。
【０００５】これとは別に、コインＣが斜面１１Ｆ上を
滑りやすくするため斜面１１Ｆの角度を大きくすること
も考えられるが、傾斜を大きくした分ホッパータンク１
１の容量が小さくなるため俄かには採用しがたい。更に
また、ホッパータンク１１内に攪拌体を設けてコインＣ
を積極的に攪拌することによりブリッジの発生を抑制す
るものも知られている。しかし、攪拌体がコインの重量
により攪拌出来なかったり、コストが嵩むので、これも
俄かに採用し難い。
滑りやすくするため斜面１１Ｆの角度を大きくすること
も考えられるが、傾斜を大きくした分ホッパータンク１
１の容量が小さくなるため俄かには採用しがたい。更に
また、ホッパータンク１１内に攪拌体を設けてコインＣ
を積極的に攪拌することによりブリッジの発生を抑制す
るものも知られている。しかし、攪拌体がコインの重量
により攪拌出来なかったり、コストが嵩むので、これも
俄かに採用し難い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、ホッパータンク内でのコインのブリッジの発生を抑
制することである。本発明の第二の目的は、ホッパータ
ンクの容量を小さくすることなくホッパータンク内での
コインのブリッジの発生を抑制することである。本発明
の第三の目的は、簡単な構造によりホッパータンク内で
のコインのブリッジの発生を抑制することである。
は、ホッパータンク内でのコインのブリッジの発生を抑
制することである。本発明の第二の目的は、ホッパータ
ンクの容量を小さくすることなくホッパータンク内での
コインのブリッジの発生を抑制することである。本発明
の第三の目的は、簡単な構造によりホッパータンク内で
のコインのブリッジの発生を抑制することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホッパータン
ク内面が金属粉や疵により面粗さが粗くなることに鑑み
てなされたものである。このため本発明は、少なくとも
出口開口に相対するホッパータンク内面を低摩擦係数面
にしたことを特徴とするものである。
ク内面が金属粉や疵により面粗さが粗くなることに鑑み
てなされたものである。このため本発明は、少なくとも
出口開口に相対するホッパータンク内面を低摩擦係数面
にしたことを特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、コインとホッパータン
ク内面との摩擦抵抗を可及的に低減するよう、ホッパー
タンクの内面を画定する面を、低摩擦係数面にて覆った
ものである。
ク内面との摩擦抵抗を可及的に低減するよう、ホッパー
タンクの内面を画定する面を、低摩擦係数面にて覆った
ものである。
【０００９】
【実施例】図１、図２、図３は本発明装置の第１の実施
例を示す図であって、図１は斜視図、図２は平面図、図
３は図２におけるＡ−Ａ断面図である。前述した従来装
置と同一部には同一の符号を付し、説明を省略する。
例を示す図であって、図１は斜視図、図２は平面図、図
３は図２におけるＡ−Ａ断面図である。前述した従来装
置と同一部には同一の符号を付し、説明を省略する。
【００１０】１は低摩擦係数面を形成する低摩擦シート
であり、出口開口２１と相対する傾斜面１１Ｆの大部分
とその延長上の上部１１Ｕ並びに斜面１１Ｅの下方部分
に貼付してある。貼付は、接着剤でシート１がホッパー
タンク１１の内面から浮かないよう接着してある。ま
た、コイン観察用孔２３および電極２４Ａに相対して孔
６および７を穿孔し、夫々が貫通するようにしてある。
貼付手段としては、前記接着剤の他、両面テープを用い
ることができる。また、貼付手段はシート１とホッパー
タンク壁面を貫通するビスでも良い。
であり、出口開口２１と相対する傾斜面１１Ｆの大部分
とその延長上の上部１１Ｕ並びに斜面１１Ｅの下方部分
に貼付してある。貼付は、接着剤でシート１がホッパー
タンク１１の内面から浮かないよう接着してある。ま
た、コイン観察用孔２３および電極２４Ａに相対して孔
６および７を穿孔し、夫々が貫通するようにしてある。
貼付手段としては、前記接着剤の他、両面テープを用い
ることができる。また、貼付手段はシート１とホッパー
タンク壁面を貫通するビスでも良い。
【００１１】このシートは、以下の手順で作製されてい
る。熱可塑性合成樹脂、例えば商品名「ナイロン」を基
材とし、これに鱗片状の偏平状態を呈する黒鉛粒子を混
入して母材を作る。この母材を押出器の口金よりシート
状に水中に押出し、冷却固化する。さらに、こにれ適度
に水分を吸収させた後、熱ローラーにより圧縮、延伸す
ることにより鱗片状黒鉛粒子をシート表面に析出させて
いる。このため、摩擦係数が０．１６〜０．３０と極め
て小さい。また、耐摩耗性に優れている。具体的には、
商品名「ポリスライダー」（株式会社旭ポリスライダー
製作所製）が適当である。
る。熱可塑性合成樹脂、例えば商品名「ナイロン」を基
材とし、これに鱗片状の偏平状態を呈する黒鉛粒子を混
入して母材を作る。この母材を押出器の口金よりシート
状に水中に押出し、冷却固化する。さらに、こにれ適度
に水分を吸収させた後、熱ローラーにより圧縮、延伸す
ることにより鱗片状黒鉛粒子をシート表面に析出させて
いる。このため、摩擦係数が０．１６〜０．３０と極め
て小さい。また、耐摩耗性に優れている。具体的には、
商品名「ポリスライダー」（株式会社旭ポリスライダー
製作所製）が適当である。
【００１２】この構成にあっては、シート１が低摩擦係
数のため、傾斜面１１Ｆ部のシート１上に載ったコイン
Ｃはスムーズに傾斜面１１上を滑り落ちる。このこと
は、本実施例を用いた実験におけるコインＣの動きから
も推測できる。すなわち、シート１を貼付した傾斜面１
１Ｆ側の上部１１Ｕの壁面近くのコインＣが、他の壁面
近くのコインＣよりも早く下方へ沈み込んで行くからで
ある。この動きは、シート１に載ったコインＣの下方へ
の摺動が他の傾斜面部のそれよりもスムーズなため、早
めに下降するからと考えられる。出口開口２１を通過し
てコイン送り円板１４に到達したコインＣは、次にコイ
ン送り出し円板１４の回転により一個ずつ送り出され
る。
数のため、傾斜面１１Ｆ部のシート１上に載ったコイン
Ｃはスムーズに傾斜面１１上を滑り落ちる。このこと
は、本実施例を用いた実験におけるコインＣの動きから
も推測できる。すなわち、シート１を貼付した傾斜面１
１Ｆ側の上部１１Ｕの壁面近くのコインＣが、他の壁面
近くのコインＣよりも早く下方へ沈み込んで行くからで
ある。この動きは、シート１に載ったコインＣの下方へ
の摺動が他の傾斜面部のそれよりもスムーズなため、早
めに下降するからと考えられる。出口開口２１を通過し
てコイン送り円板１４に到達したコインＣは、次にコイ
ン送り出し円板１４の回転により一個ずつ送り出され
る。
【００１３】したがって、金属粉がシート１に付着して
も鱗片状黒鉛粒子は微視的にみると鱗状に密に配列され
ているから、金属粉の粒子が黒鉛粒子間に入り込むこと
ができない。また、黒鉛の硬度は、金属粉の硬度に対し
大きいため疵付いたり、食い込んだりすることがない。
したがって、シート１に金属粉が付着してもその金属粉
は静電気等により単に付着しているだけなので、コイン
Ｃの摺動によって掻き取られるセルフクリーニング作用
があり、所定量以上はシート１に付着することがない。
この第１の実施例の実験によれば、ブリッジの発生は平
均２０万個に１回の発生頻度になり、従来の１／１０に
なった。
も鱗片状黒鉛粒子は微視的にみると鱗状に密に配列され
ているから、金属粉の粒子が黒鉛粒子間に入り込むこと
ができない。また、黒鉛の硬度は、金属粉の硬度に対し
大きいため疵付いたり、食い込んだりすることがない。
したがって、シート１に金属粉が付着してもその金属粉
は静電気等により単に付着しているだけなので、コイン
Ｃの摺動によって掻き取られるセルフクリーニング作用
があり、所定量以上はシート１に付着することがない。
この第１の実施例の実験によれば、ブリッジの発生は平
均２０万個に１回の発生頻度になり、従来の１／１０に
なった。
【００１４】図４、図５、図６は本発明装置の第２の実
施例を示す図である。図４は斜視図、図５は平面図、図
６は図５におけるＢ−Ｂ断面図である。
施例を示す図である。図４は斜視図、図５は平面図、図
６は図５におけるＢ−Ｂ断面図である。
【００１５】この第２の実施例は、コイン送り円板を水
平に配置するタイプに適用したものである。３０はコイ
ン送り出し装置であり、筒状のホッパータンク３１と、
このホッパータンクに連結した送り出し機構３２とより
なっている。ホッパータンク３１は、ほぼ矩形筒状の上
部３１Ｕと、上部３１Ｕよりも小さい円筒状の下部３１
Ｌと、上部３１Ｕと下部３１Ｌとをつなぎ、かつ、上方
から下方に向かって下降する斜面に形成した中間部３１
Ｍとよりなる。中間部３１Ｍは、傾斜面３１Ｆ、３１
Ｇ、３１Ｌ、３１Ｒとよりなっている。このホッパータ
ンク３１は、樹脂で作られている。上部３１Ｕの上側開
口端が上側開口３３を構成している。下部３１Ｌ内に
は、送り出し機構３２の一部であるコイン送り円板３４
が水平に配設してある。このホッパータンク３１は、そ
の下部３１Ｌを水平基板３５に固定されている。コイン
送り円板３４は、前記下部３１Ｌ内で同心的に回転出来
るように設けてある。コイン送り円板３４の構成は、前
記第一実施例と同様である。３６は駆動モータであって
減速機３７を駆動する。減速機３７の出力軸３８は、前
記水平基板３５を貫通して前記コイン送り円板３４を回
転駆動する。
平に配置するタイプに適用したものである。３０はコイ
ン送り出し装置であり、筒状のホッパータンク３１と、
このホッパータンクに連結した送り出し機構３２とより
なっている。ホッパータンク３１は、ほぼ矩形筒状の上
部３１Ｕと、上部３１Ｕよりも小さい円筒状の下部３１
Ｌと、上部３１Ｕと下部３１Ｌとをつなぎ、かつ、上方
から下方に向かって下降する斜面に形成した中間部３１
Ｍとよりなる。中間部３１Ｍは、傾斜面３１Ｆ、３１
Ｇ、３１Ｌ、３１Ｒとよりなっている。このホッパータ
ンク３１は、樹脂で作られている。上部３１Ｕの上側開
口端が上側開口３３を構成している。下部３１Ｌ内に
は、送り出し機構３２の一部であるコイン送り円板３４
が水平に配設してある。このホッパータンク３１は、そ
の下部３１Ｌを水平基板３５に固定されている。コイン
送り円板３４は、前記下部３１Ｌ内で同心的に回転出来
るように設けてある。コイン送り円板３４の構成は、前
記第一実施例と同様である。３６は駆動モータであって
減速機３７を駆動する。減速機３７の出力軸３８は、前
記水平基板３５を貫通して前記コイン送り円板３４を回
転駆動する。
【００１６】この実施例の場合、ホッパータンク３１の
出口開口４１は、下部３１Ｌのコイン送り円板３４の直
上部位である。低摩擦シート４２は、傾斜面３１Ｆとそ
れに続く上部３１Ｕの位置まで貼付してある。なお、傾
斜面３１Ｅ、３１Ｇ、３１Ｒにも前記シート４２を貼付
しても良いが、傾斜面３１Ｆに対し大きな斜度を有して
いるので、それらの面の粗度が大きくなっても、コイン
Ｃの重量でスムーズに滑ることができるので、貼付しな
くともよい。この構成にあっては、ホッパータンク３１
にコインＣが投入されると、コインＣ自身あるいは上側
に重なっているコインＣの重量によって下方へ自然降下
し、中間部３１Ｍの傾斜面３１Ｆ、３１Ｒ、３１Ｌ、３
１Ｇに案内されて出口開口４１へ滑り落ちる。そして、
コインＣは出口開口４１を通ってコイン送り円板３４に
到達する。そして、コイン送り円板３４の回転動により
コインが一個ずつ機構外へ送り出される。なお、４３は
ホッパータンク３１に穿孔したコイン観察用孔である。
出口開口４１は、下部３１Ｌのコイン送り円板３４の直
上部位である。低摩擦シート４２は、傾斜面３１Ｆとそ
れに続く上部３１Ｕの位置まで貼付してある。なお、傾
斜面３１Ｅ、３１Ｇ、３１Ｒにも前記シート４２を貼付
しても良いが、傾斜面３１Ｆに対し大きな斜度を有して
いるので、それらの面の粗度が大きくなっても、コイン
Ｃの重量でスムーズに滑ることができるので、貼付しな
くともよい。この構成にあっては、ホッパータンク３１
にコインＣが投入されると、コインＣ自身あるいは上側
に重なっているコインＣの重量によって下方へ自然降下
し、中間部３１Ｍの傾斜面３１Ｆ、３１Ｒ、３１Ｌ、３
１Ｇに案内されて出口開口４１へ滑り落ちる。そして、
コインＣは出口開口４１を通ってコイン送り円板３４に
到達する。そして、コイン送り円板３４の回転動により
コインが一個ずつ機構外へ送り出される。なお、４３は
ホッパータンク３１に穿孔したコイン観察用孔である。
【００１７】図７および図８は本発明の第３の実施例で
ある。この第３の実施例は、低摩擦係数面の別の実施形
態である。図７は平面図、図８は図７のＣ−Ｃ線断面図
である。５１は、ステンレス等の金属、または、樹脂で
成形したシートである。このシート５１の表面にはコイ
ンＣの進行方向Ｐに対して長径の半割り卵状の微細な突
起５２が縦および横方向に整列して形成してある。した
がって、シート５１の表面は梨地状になっている。図８
に拡大して示すようにコインＣと接するシート５１の摩
擦力は、突起５２のトップの面積、および、接触する突
起５２の数によって決まる。一つの突起５２のコインＣ
と接する面積は極めて小さいため、接触する突起５２の
数が多くなっても摩擦力は大幅に増加しない。また、金
属粉が突起５２のトップに食い込んだとしても、その面
積が極めて小さいため、コインＣに対する摩擦抵抗は大
幅に増加しない。更にまた、金属粉は突起５２の間の窪
みに堆積するが、突起の高さを高くしておけば突起５２
と面一に成るまでには時間が長くかかり、仮に面一まで
堆積したとしても金属粉が食い込んでいるわけではない
ので拭き払うことにより容易に除去できる。よって、シ
ート５１の滑り抵抗が小さいため、スムーズにコインＣ
は摺動するものである。なお、この突起は前記の形状に
限定されず、コインＣとの接触面積を減少する形状であ
ればよい。このように梨地状表面のシートを採用した場
合は、突起の形成だけでよいので比較的安価にできる利
点がある。
ある。この第３の実施例は、低摩擦係数面の別の実施形
態である。図７は平面図、図８は図７のＣ−Ｃ線断面図
である。５１は、ステンレス等の金属、または、樹脂で
成形したシートである。このシート５１の表面にはコイ
ンＣの進行方向Ｐに対して長径の半割り卵状の微細な突
起５２が縦および横方向に整列して形成してある。した
がって、シート５１の表面は梨地状になっている。図８
に拡大して示すようにコインＣと接するシート５１の摩
擦力は、突起５２のトップの面積、および、接触する突
起５２の数によって決まる。一つの突起５２のコインＣ
と接する面積は極めて小さいため、接触する突起５２の
数が多くなっても摩擦力は大幅に増加しない。また、金
属粉が突起５２のトップに食い込んだとしても、その面
積が極めて小さいため、コインＣに対する摩擦抵抗は大
幅に増加しない。更にまた、金属粉は突起５２の間の窪
みに堆積するが、突起の高さを高くしておけば突起５２
と面一に成るまでには時間が長くかかり、仮に面一まで
堆積したとしても金属粉が食い込んでいるわけではない
ので拭き払うことにより容易に除去できる。よって、シ
ート５１の滑り抵抗が小さいため、スムーズにコインＣ
は摺動するものである。なお、この突起は前記の形状に
限定されず、コインＣとの接触面積を減少する形状であ
ればよい。このように梨地状表面のシートを採用した場
合は、突起の形成だけでよいので比較的安価にできる利
点がある。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコイン送り
出し装置のホッパーは、少なくとも出口開口に相対する
ホッパータンク内面を低摩擦係数面にしたので、出口開
口に向かうコインが滑りやすくなり、金属粉が付着して
もスムーズに摺動できるのでブリッジ現象を生じないと
いう効果がある。低摩擦係数面をシートで構成すると、
シートをホッパータンク内面に貼付すれば良いので、簡
単に製作することができる利点がある。また、シートは
傾斜面になっているのでコインが滑りやすく、傾斜角度
を大きくせずともコインが摺動するのでホッパータンク
のコイン収納容量が小さくならない利点がある。低摩擦
係数面を黒鉛粒子を層状にしたシートで構成すると、黒
鉛は金属粉よりも大幅に硬いので、金属粉が食い込むこ
とが無く、コインの摺動でセルフクリーニングされるの
で長期間ブリッジ現象を生じない効果がある。低摩擦係
数面を表面が梨地状のシート構成すると、シート表面の
成形だけで良いので安価にできる利点がある。シートを
ホッパタンク内面に接着する構成にすると、貼付作業が
容易であるという効果がある。
出し装置のホッパーは、少なくとも出口開口に相対する
ホッパータンク内面を低摩擦係数面にしたので、出口開
口に向かうコインが滑りやすくなり、金属粉が付着して
もスムーズに摺動できるのでブリッジ現象を生じないと
いう効果がある。低摩擦係数面をシートで構成すると、
シートをホッパータンク内面に貼付すれば良いので、簡
単に製作することができる利点がある。また、シートは
傾斜面になっているのでコインが滑りやすく、傾斜角度
を大きくせずともコインが摺動するのでホッパータンク
のコイン収納容量が小さくならない利点がある。低摩擦
係数面を黒鉛粒子を層状にしたシートで構成すると、黒
鉛は金属粉よりも大幅に硬いので、金属粉が食い込むこ
とが無く、コインの摺動でセルフクリーニングされるの
で長期間ブリッジ現象を生じない効果がある。低摩擦係
数面を表面が梨地状のシート構成すると、シート表面の
成形だけで良いので安価にできる利点がある。シートを
ホッパタンク内面に接着する構成にすると、貼付作業が
容易であるという効果がある。
【００１９】
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例１の説明用斜視図
【図２】実施例１の説明用平面図
【図３】実施例１の図２におけるＡ−Ａ線断面図
【図４】実施例２の説明用斜視図
【図５】実施例２の説明用平面図
【図６】実施例２の図５におけるＢ−Ｂ線断面図
【図７】実施例３の説明用平面図
【図８】実施例３の図７におけるＣ−Ｃ線断面図
【図９】従来例の説明用斜視図
【図１０】従来例の説明用平面図
【図１１】従来例の図１０におけるＤ−Ｄ線断面図
１、３３、５１ シート １１ ホッパータンク １２ コイン送り出し装置 １３ 上側開口 ２１ 出口開口 １１Ｅ、１１Ｆ、１１Ｒ、３１Ｆ、３１Ｒ、３１Ｌ、３
１Ｇ 傾斜面 ４ ワイドレンズ ５ 照明ランプ Ｃ コイン
１Ｇ 傾斜面 ４ ワイドレンズ ５ 照明ランプ Ｃ コイン
Claims (5)
- 【請求項１】上側開口と出口開口とを有し内部にコイン
を受け入れる筒状のホッパータンクと、このホッパータ
ンクの出口開口からコインを受け入れて外方に送り出す
装置を備えたコインの送り出し装置において、少なくと
も出口開口に相対するホッパータンクの傾斜内面を低摩
擦係数面にしたことを特徴とするコインの送り出し装
置。 - 【請求項２】 低摩擦係数面はシートである請求項１の
コイン送り出し装置。 - 【請求項３】 低摩擦係数面は熱可塑性樹脂に偏平状黒
鉛を混入してある請求項１および２のコイン送り出し装
置。 - 【請求項４】 低摩擦係数面は表面が梨地状である請求
項１および２のコイン送り出し装置。 - 【請求項５】 シートはホッパータンク内面に接着して
ある請求項２のコイン送り出し装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37745899A JP2001188931A (ja) | 1999-12-29 | 1999-12-29 | コイン送り出し装置 |
| US09/748,999 US6558245B2 (en) | 1999-12-29 | 2000-12-27 | Coin dispenser assembly with improved coin transport surfaces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37745899A JP2001188931A (ja) | 1999-12-29 | 1999-12-29 | コイン送り出し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001188931A true JP2001188931A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18508849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37745899A Pending JP2001188931A (ja) | 1999-12-29 | 1999-12-29 | コイン送り出し装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6558245B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001188931A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007206952A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Sanyo Electric Co Ltd | コイン状部材送出装置 |
| JP2007206842A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Glory Ltd | 硬貨識別装置 |
| JP2008000569A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Oizumi Corp | コインホッパー |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7438172B2 (en) * | 2002-06-14 | 2008-10-21 | Cummins-Allison Corp. | Foreign object removal system for a coin processing device |
| US20060157498A1 (en) * | 2004-11-15 | 2006-07-20 | Shen-Hao Yao | Vendor with agitating device |
| DE202008009174U1 (de) * | 2008-04-08 | 2008-10-16 | Schmidt, Heiko | Versorgungseinheit |
| US7713113B2 (en) * | 2008-08-19 | 2010-05-11 | Chiu-Ming Chen | Coin counter that stops operating automatically when overload of the coins happens |
| US9177431B1 (en) * | 2014-04-18 | 2015-11-03 | Gccm, Llc | Coin processing machine |
| US20170109741A1 (en) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | Bank Of America Corporation | Tokenization of Financial Account Information for Use in Transactions |
| US20180336752A1 (en) * | 2017-03-30 | 2018-11-22 | Tidel Engineering L.P. | Systems and methods for coin recycling |
| USD886900S1 (en) * | 2018-06-15 | 2020-06-09 | Revolution Retail Systems Llc | Display frame |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4396029A (en) * | 1981-02-17 | 1983-08-02 | Anderson Daryl A | Coin sorting apparatus and method |
| AU556594B2 (en) * | 1983-05-24 | 1986-11-13 | Ainsworth Nominees Pty Ltd | Coin dispensing devices |
| US4574824A (en) * | 1984-07-10 | 1986-03-11 | Igt | Agitator for coin hopper |
| JPS61281385A (ja) | 1985-06-07 | 1986-12-11 | 旭精工株式会社 | 硬貨投出装置 |
| US5066262A (en) | 1989-10-03 | 1991-11-19 | Asahi Seiko Kabushiki Kaisha | Coin dispensing apparatus |
| US5064404A (en) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Hamilton Scale Corporation | Coin or token discharge apparatus |
| US5061222A (en) | 1990-04-02 | 1991-10-29 | Dixie-Narco, Inc. | Coin hopper and dispenser |
| US5074824A (en) | 1990-05-29 | 1991-12-24 | Dixie-Narco, Inc. | Coin hopper |
| JPH0644305B2 (ja) | 1990-06-13 | 1994-06-08 | 旭精工株式会社 | コイン送出装置 |
| US5370575A (en) * | 1994-01-06 | 1994-12-06 | Cummins-Allison Corp. | Coin sorting mechanism |
| US5988348A (en) * | 1996-06-28 | 1999-11-23 | Coinstar, Inc. | Coin discrimination apparatus and method |
| CN1131497C (zh) | 1996-09-20 | 2003-12-17 | 旭精工株式会社 | 金属圆片送出装置 |
-
1999
- 1999-12-29 JP JP37745899A patent/JP2001188931A/ja active Pending
-
2000
- 2000-12-27 US US09/748,999 patent/US6558245B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007206842A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Glory Ltd | 硬貨識別装置 |
| JP4629588B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2011-02-09 | グローリー株式会社 | 硬貨識別装置 |
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| JP2008000569A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Oizumi Corp | コインホッパー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6558245B2 (en) | 2003-05-06 |
| US20010006883A1 (en) | 2001-07-05 |
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