JP2001188480A - 水中運動指導用パネル - Google Patents

水中運動指導用パネル

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JP2001188480A
JP2001188480A JP37540899A JP37540899A JP2001188480A JP 2001188480 A JP2001188480 A JP 2001188480A JP 37540899 A JP37540899 A JP 37540899A JP 37540899 A JP37540899 A JP 37540899A JP 2001188480 A JP2001188480 A JP 2001188480A
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knee
exercise
walking
panel
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Masayuki Hosono
正行 細野
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N Tec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プールを利用した水中リハビリテーション運
動や水中エクササイズ運動を、利用者の希望するプログ
ラムを、指導員に頼ることなく自分で選択して実施する
ことができ、その結果、暇ができたときに気軽に上記運
動を実施し、自分の体調に適応する運動を行い、迅速で
無理がない治療或いは改善を行うことができ、しかも、
施設側の運営費を圧迫する心配がない水中運動指導用パ
ネルを提供する。 【解決手段】 水中運動指導用パネルは、プールサイド
等で繰り返し用いることができるように防水処理が施さ
れて構成されていると共に、イラストやカラー写真等の
図柄と説明文とでプログラム内容を治療・改善目的に対
応して表示するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プールを利用し
たリハビリ運動や水中エクササイズ運動を、指導員に頼
ることなく一人でも実施することができる水中運動指導
用パネルに関する。
【0002】
【従来技術と課題】近年、健康増進やリハビリ、運動機
能の向上等を図るため、スイミングは勿論、水中におい
て各種エクササイズ運動が普及しており、これをサポー
トするように、プール施設でも、夫々目的を異にする各
種水中運動を行うことができるように、プールの一部の
床或は床面全てを昇降自在にしたものが多く出現してい
る。
【0003】ところで、上記スイミングや水中エクササ
イズ運動、水中リハビリテーション運動を行う場合、こ
れら運動を行う者の殆どが中高年者で占められているた
め、自分の体調でどこをどのようにして運動して治療し
或いは改善したらよいのかが解らない者が殆どであるこ
とから、施設側では、理学療法に精通した指導員を用意
し、一定人数を集めて指導員がプールサイドで説明をし
ながら動作の模範を示し、受講者は、これを見ながら体
を動かしているのが現状である。
【0004】しかしながら、これでは、暇ができたとき
に気軽に上記水中エクササイズ運動、水中リハビリテー
ション運動をすることができず、非常に不便であるばか
りか、常に多数の指導員を施設側が用意するのでは、運
営費が嵩み、結局、これが受講者の利用コストに跳ね返
り、気軽なりようを阻害する、という問題を有してい
た。また、特に不便な点は、受講者毎に希望する治療箇
所や改善箇所が異なるため、これを多数の受講者ととも
に一律に実施する従来の指導員による方法では、現状の
体調では無理と思われる運動も付き合わされる結果とな
り、効果的な運動を行うことができない、という非常に
重要な問題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、プールを利用
した水中リハビリテーション運動や水中エクササイズ運
動を、利用者の希望するプログラムを、指導員に頼るこ
となく自分で選択して実施することができ、その結果、
暇ができたときに気軽に上記運動を実施し、自分の体調
に適応する運動を行い、迅速で無理がない治療或いは改
善を行うことができ、しかも、施設側の運営費を圧迫す
る心配がない水中運動指導用パネルを提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る水中運動指導用パネルにあっては、
前に歩くナチュラルウォーク、後ろに歩くバックウォー
ク、ジョギング、膝を上げて歩くニーアップウォーク、
歩幅を大きくして歩くダイナミックウォーク、踵を上げ
て歩くヒールアップウォーク、足首を振りながら歩くリ
ラックスウォーク、膝を伸ばして歩くニーストレートウ
ォーク、踵で歩くヒールウォーク、横に歩くサイドウォ
ーク、水をけって歩くフロントキックウォーク、スケー
トをするように歩くスケータウォーク、同じ側の手足を
動かすアンバランスウォーク、手を使わずに歩くノーハ
ンドウォーク、片手だけを振って歩くワンハンドウォー
ク、膝を抱えて歩くニーホールドウォーク、水をかきな
がら後ろに歩く変形バックウォーク、斜め前に歩くレッ
グクロスウォーク、手足の開閉を逆にする変形サイドウ
ォーク、足を前で交差させるフロントサイドクロスウォ
ーク、足を後ろで交差させるバックサイドクロスウォー
ク、手足を同時に前で交際し横に歩く変形フロントサイ
ドクロスウォーク、ウエストから上をひねり前に歩くア
ッパツイストフロントウォーク、ウエストから上をひね
り後ろに歩くアッパツイストバックウォーク、腰から下
をひねり前に歩くロアツイストフロントウォーク、腰か
ら下をひねり後ろに歩くロアツイストハツグウォーク、
エビジャンプ等の水中運動姿勢を、治療・改善目的別に
図と説明文とで少なくとも1枚以上の防水パネル板に表
示して構成したことを特徴とするものである。
【0007】そして、この発明にあっては、上記一のパ
ネル板に表示される水中エクササイズ運動は、水中運動
の基礎知識を表示する理論編パネルと、各種基本動作を
表示する基本動作編と、応用動作を表示する応用動作編
と、を含んで構成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】その一例として、上記一のパネル板に表示
される水中エクササイズ運動は、ナチュラルウォークか
らバックウォーク、ニーアップォーク(前後)、ダイナ
ミックウォーク、ヒールアップウォークと足振り、サイ
ドウォーク、ニーストレートウォークと足振り、サイド
ウォーク、スケータウォークを経て手つきバックウォー
クで組み立てられたコンディショニングプログラム編で
あることを特徴とするものである。
【0009】また、他の例として、上記一のパネル板に
表示される水中エクササイズ運動は、ニーアップウォー
クからダイナミックウォーク、ヒールアップウォークと
足振り、サイドウォーク、ニーアップウォーク(前
後)、ニーホールドウォーク、サイドウォーク、フロン
トキックウォーク、バックウォークを経てスケータウォ
ークで組み立てられたコンディショニングプログラム編
であることを特徴とするものである。
【0010】さらに、他の例として、上記一のパネル板
に表示される水中エクササイズ運動は、バツクウォーク
からナチュラルウォーク、ニーアップウォーク(前
後)、サイドウォーク、サイドクロスウォーク、背筋を
伸ばしてニーホールドウォーク(前後)、サイドウォー
クを経てエビジャンプで組み立てられた腰痛予防・改善
プログラム編であることを特徴とするものである。
【0011】またさらに、他の例として、上記一のパネ
ル板に表示される水中エクササイズ運動は、ニーアップ
ウォークからフロントキックウォーク、ダイナミックウ
ォーク、サイドウォーク、サイドクロスウォーク(前、
後ろ交互)、ジョギング、レッグクロスウォーク、ツイ
ストウォーク、ニーホールドウォーク(前後)を経てエ
ビジャンプで組み立てられた体力向上プログラム編であ
ることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基づきこの発明を詳細に説明する。
【0013】この形態例に係る水中運動指導用パネル
は、例えば、A1サイズ(841mm×594mm)の
大きさでパウチラミネート加工等の耐水加工処理が施さ
れて板材で構成されている。
【0014】そして、この水中運動指導用パネルPに
は、例えば、前に歩くナチュラルウォーク(図1A参
照)、後ろに歩くバックウォーク(図1B参照)、膝を
上げて歩くニーアップウォーク(図1C参照)、歩幅を
大きくして歩くダイナミックウォーク(図1D参照)、
踵を上げて歩くヒールアップウォーク(図2A参照)、
足首を振りながら歩くリラックスウォーク(図2B参
照)、膝を伸ばして歩くニーストレートウォーク(図2
C参照)、踵で歩くヒールウォーク(図2D参照)、横
に歩くサイドウォーク(図3A参照)、水をけって歩く
フロントキックウォーク(図3B参照)、スケートをす
るように歩くスケータウォーク(図3C,D参照)、同
じ側の手足を動かすアンバランスウォーク(図4A参
照)、手を使わずに歩くノーハンドウォーク(図4B参
照)、片手だけを振って歩くワンハンドウォーク(図4
C参照)、膝を抱えて歩くニーホールドウォーク(図4
D参照)、水をかきながら後ろに歩くバックウォーク
(図5A参照)、斜め前に歩くレッグクロスウォーク
(図5B参照)、手足の開閉を逆にする変形サイドウォ
ーク(図5C参照)、足を前で交差させるフロントサイ
ドクロスウォーク(図5D参照)、足を後ろで交差させ
るバックサイドクロスウォーク(図6A参照)、手足を
同時に前で交差し横に歩く変形フロントサイドクロスウ
ォーク(図6B参照)、ウエストから上をひねり前に歩
くアッパツイストフロントウォーク(図6C参照)、ウ
エストから上をひねり後ろに歩くアッパツイストバック
ウォーク(図6D参照)、腰から下をひねり前に歩くロ
アツイストフロントウォーク(図7A参照)、腰から下
をひねり後ろに歩くロアツイストバックウォーク(図7
B参照)、エビジャンプ(図7C参照)、ジョギング
(図11F参照)の中から、年齢・体力・治療・改善目
的に対応して適宜選択して組み立てられて表示されてお
り、これらのカリキュラムに組み込まれる各ウォーク
は、2〜3分間隔で実行するように表示されている。
【0015】前に歩くナチュラルウォークは、水中ウォ
ークの中でも基本となる歩き方で、この絵図の横等に表
示される説明文としては、図示はしないが、「前に踏み
出した足は踵から膝を伸ばして着くようにし、足先で蹴
り出し、楽な歩幅とスビード(おしゃべりしながら歩け
る位の速さ)で歩くもので、腕は水中で自然に振る歩き
方をいう。ポイントとしては、階上歩行とのバランスの
違いを確かめながら歩くことと、背筋を伸ばし、呼吸は
踵を着く時に意識的に息を吐くことである。」と表示す
ることができる。
【0016】後ろに歩くバックウォークの絵図の横等に
表示される説明文としては、図示はしないが、「引いた
足のつま先がプール床面についてからゆっくりと体重を
移動してゆき、無理のない自然な歩幅で歩く歩き方をい
う。ポイントとしては、肩の力を抜き、両腕は水中にい
れ体のバランスをとるように動かす。後ろに障害物がな
いかを確かめてから歩くことである。」と表示すること
ができる。
【0017】ジョギングの絵図の横等に表示される説明
文としては、図示はしないが、「膝を上げて両腕を交互
に振りながら水中をゆっくりとした速さで走行すること
である。ポイントとしては、階上走行とのバランスの違
いを確かめながら走行することである。」と表示するこ
とができる。
【0018】膝を上げて歩くニーアップウォークの絵図
の横等に表示される説明文としては、図示はしないが、
「膝をできるだけ高く上げて元気よくリズミカルに歩く
ことである。ポイントとしては、着地はつま先から下ろ
し、立って体を支えている方の足は、膝の裏を伸ばすよ
うにし、立って体を支えている方のお尻を引き締めてヒ
ップアップ効果が得られるようにすることにある。」と
表示することができる。
【0019】歩幅を大きくして歩くダイナミックウォー
クの絵図の横等に表示される説明文としては、図示はし
ないが、「上記ナチュラルウォークよりもさらに歩幅を
大きくして歩き、前の足が着くときに後ろ足の太腿の付
け根が伸びるようにできるだけ遠くまで大きく歩く。こ
のとき、腕も前後に大きく伸ばす。この歩き方は、足の
付け根の関節の動きを良くし、陸上歩行がよりスムーズ
になる。息は後ろの足を引きつけるときに吸い、前の足
で踏み込むときに吐く。水の浮力を十分に利用して着地
をできるだけゆっくりと行う。」と表示することができ
る。
【0020】踵を上げて歩くヒールアップォークの絵図
の横等に表示される説明文としては、図示はしないが、
「背伸びをするようにつま先立ちになり、歩幅を小さく
して歩く。あごを引き、背筋を伸ばし、頭の先が上から
吊られているような気持ちで歩く。ポイントとしては、
お臍を引くようにして、腹筋を引き締める。ヒッブプ内
側に引き締め、腰が落ちないようにする。筋肉の緊張を
伴う歩き方なので、2〜3分歩いたら足首を振るように
して足の甲で水を蹴って2〜3分歩き緊張をほぐす。」
と表示することができる。
【0021】足首を振りながら歩くリラックスウォーク
の絵図の横等に表示される説明文としては、図示はしな
いが、「足を軽く持ち上げ、足首を振るようにして、足
の甲で水を蹴って歩く。足全体の力を抜いてリラックス
しながら歩く。この歩き方は、ヒールウォークやヒール
アップウォーク、ニーストレートウォーク等、足を緊張
させる歩き方の後、緊張した筋肉をほぐすための歩き方
である。」と表示することができる。
【0022】膝を伸ばして歩くニーストレートウォーク
の絵図の横等に表示される説明文としては、図示はしな
いが、「膝を伸ばしたまま踵を突き出すようにして歩
く。つま先が上の方に向くと膝の裏がよくのびる。所謂
バッキンガム宮殿の衛兵のような歩き方である。ポイン
トとしては、膝関節に障害がある者によい歩き方であ
り、肩の力を抜く。筋肉の緊張を伴う歩き方なので、2
〜3分歩いたら足首を振るようにして2〜3分歩き緊張
をほぐす。」と表示することができる。
【0023】踵で歩くヒールウォークの絵図の横等に表
示される説明文としては、図示はしないが、「つま先を
上げ腫で歩く。背筋を伸ばしペンギンが歩くように小さ
な歩幅で進む。陸の上では余り使うことがない脛(膝か
ら足首にかけての前の部分)が鍛えられる。この歩き方
は、目常生活のなかで、小さな段差などに躓くのを防ぐ
効果がある。また、体のバランスをくずした時に、立ち
直るのに役立つ。筋肉の緊張を伴う歩き方なので、2〜
3分歩いたら足首を振るようにして2〜3分歩き緊張を
ほぐす。」と表示することができる。
【0024】横に歩くサイドウォークの絵図の横等に表
示される説明文としては、図示はしないが、「足を横に
踏み出し両腕は軽く水面まで開く。力を使わずに水の浮
力で持ちあがるのに任せる。足を引き付け揃えると同時
に、両腕で水を抑えながら体の横に戻す。ボイントとし
ては、膝・足先の方向は前向きであり、横に歩くときに
膝の曲げ伸ばしを加えると運動量が増加する。股関節に
障害がある場合には無理をしないで注意して歩く。」と
表示することができる。
【0025】水をけって歩くフロントキックウォークの
絵図の横等に表示される説明文としては、図示はしない
が、「膝を高く上げてから膝を伸ばし、踵を前に押し出
すようにして水を蹴って歩く。足の甲で蹴り上げない。
腿の筋力の強化とシェイプアップ効果がある。」と表示
することができる。
【0026】スケートをするように歩くスケータウォー
クは、図3Cで示す歩き方と、図3Dに示す歩き方の2
種類がある。前者の絵図の横等に表示される説明文とし
ては、図示はしないが、「両足の踵が直角となるように
立ち、足先は斜め前でスケートをするように足先からな
なめ前に滑らせる。このとき、出す足と同じ方の手を伸
ばしながら体のバランスをとる。後ろ足でしっかりプー
ルの床面を蹴りだし、斜め前に踏み込む。蹴り出した足
を前足に引き付けながらそのまま同様に斜め前に滑らせ
スケート歩きを続ける。ポイントとしては、足を踏み出
すときに息を吐く。気持ち良く伸び伸びと行う。慣れて
きたらペアーを組み、両手を前で交差して繋いで歩いて
もよい。」と表示することができる。
【0027】後者のスケータウォークの絵図の横等に表
示される説明文としては、図示はしないが、「両足の踵
が直角となるように立ち、足先は斜めで、スケートをす
るように足先から斜め前に滑らせてゆく。このとき、出
す足とは反対側の手を体を交差するように斜めに伸ばし
て体のバランスをとるようにする。後ろ足でしっかりプ
ール床面を蹴りだし、斜め前に着地する。蹴り出した足
を前足に引き付けながら、そのまま同じように斜め前に
滑らせ、スケート歩きを続ける。この手を交差するとき
に、ウエストを意識して捻るようにする。」と表示する
ことができる。
【0028】同じ側の手足を動かすアンバランスウォー
クの絵図の横等に表示される説明文としては、図示はし
ないが、「同じ側の手足を同時に前に出して歩く。バラ
ンスが崩れるのを戻そうとすることによってバランスを
保とうとする感覚が活性化され、日常の歩行の改善を図
ることができる。ボイントとしては、歩幅を広くとり、
わざとバランスを崩す。」と表示することができる。
【0029】手を使わずに歩くノーハンドウォークの絵
図の横等に表示される説明文としては、図示はしない
が、「腕を体の横に付けたまま手を振らないで歩く。目
常生活で両手に荷物を持ちながら歩く動作と同じであ
る。この歩き方はADLウォークの一種である。ADL
ウォークとは、日常生活動作(Activitles
Daily Living)の頭文字を取ったもので、
水の抵抗が増し、バランスが取りにくくなるのを調整し
ようとする力を働かせ、目常生活でのバランス調整能力
を養うことができる歩き方をいう。」と表示することが
できる。
【0030】片手だけを振って歩くワンハンドウォーク
の絵図の横等に表示される説明文としては、図示はしな
いが、「片方の手を肩におき、もう片方の手だけを振っ
て歩く。片手に荷物や傘などを持って歩く動作と同じで
ある。これもADLウォークの一種である。」と表示す
ることができる。
【0031】膝を抱えて歩くニーホールドウォークの絵
図の横等に表示される説明文としては、図示はしない
が、「膝を胸の前に引き寄せ、ヒップと腿のストレッチ
をしながら歩く。ストレッチするときには静かに息を吐
く。前屈みにならないように背筋を伸ばして歩く。ボイ
ントとしては、急がずに十分ストレツチの時間をとるの
が肝要である。立って体を支えている方の足(文持脚)
は膝の裏を伸ばすと共に、支持脚のヒップを意識すると
ヒップアップ効果を得ることができる。」と表示するこ
とができる。
【0032】水をかきながら後ろに歩く変形バックウォ
ークの絵図の横等に表示される説明文としては、図示は
しないが、「下がろうとするほうの足を軽く持ち上げ
て、後ろに引く。このとき、両腕も広げながら後ろに引
く。引いた足のつま先がプール床面についてからゆっく
りと体重を移動させる。同時に両手で水を横から前へ押
す。ポイントとしては、後ろに下がり両手で水を前に押
す時に息を吐く。また、後ろに足を引くときに歩幅を取
りすぎて腰が反らないように注意をする。この歩き方は
腰痛の予防・改善効果がある。」と表示することができ
る。
【0033】斜め前に歩くレッグクロスウォークの絵図
の横等に表示される説明文としては、図示はしないが、
「膝を体の斜め前に上げてから、そのまま大きく体の前
を交差して斜め前に踏み出す。両手は踏み出す足とは反
対方向に水を押しながら、上半身で体のバランスをと
る。このとき、踏み出す方の足に十分体重をかけてから
水の流れに任せてゆっくりと歩く。」と表示することが
できる。
【0034】手足の開閉を逆にする変形サイドウォーク
の絵図の横等に表示される説明文としては、図示はしな
いが、「Tの字の姿勢から始まり、片足を横に出しなが
ら両手で水を挟む。次に、反対側の足を閉じながら両手
を水面まで開き、Tの字の姿勢に戻り、これらの動作を
同様に繰り返す。手足の動作が逆になるので水の流れが
変わるため、サイドウォークと比べると、水の抵抗が大
きくなる。」と表示することができる。
【0035】足を前で交差させるフロントサイドクロス
ウォークの絵図の横等に表示される説明文としては、図
示はしないが、「足を横に一歩踏み出し、反対側の足を
身体の前で交差しながら横に移動する。両手で体のバラ
ンスを取る。このとき、腰は常に正面に向け、回転させ
ない。左右両方向に往復する。」と表示することができ
る。
【0036】足を後ろで交差させるバックサイドクロス
ウォークの絵図の横等に表示される説明文としては、図
示はしないが、「足を横に一歩踏み出し、反対側の足を
体の後ろで交差しながら横に移動する。両腕で体のバラ
ンスをとる。足を後ろで交差するときには歩幅を小さく
してもよい。左右両方向に往復しながら行う。また、フ
ロントサイドクロスウォークと組み合わせて交互に前と
後ろとに交差しながら歩くことも効果がある。」と表示
することができる。
【0037】手足を同時に前で交差し横に歩く変形フロ
ントサイドクロスウォークの絵図の横等に表示される説
明文としては、図示はしないが、「両手を同時に横に大
きく広げ、次に、広げた手足を同時に体の前で交差しな
がらやや膝を曲げ、肩のあたりまで体を水の中に沈め
る。再び手足を横に一緒に広げて元の姿勢に戻る。この
歩き方は、腰痛の予防・改善に効果がある。手足を交差
するときに、やや前屈みになり息を吐く。左右両方向に
往復するのが効果的である。」と表示することができ
る。
【0038】ウエストから上をひねり前に歩くアッパツ
イストフロントウォークの絵図の横等に表示される説明
文としては、図示はしないが、「膝をウエスト位まで引
き上げながら上半身を捻る。引き上げた方の足を一歩前
に引き出しながら、捻った上半身をもとに戻し前を向
く。膝を引き上げる動作とウエストを捻る動作とのタイ
ミングを合わせるのが肝要である。両腕は肩に負担がか
からないように、水面付近(胸位の位置)で動かす。」
と表示することができる。
【0039】ウエストから上をひねり後ろに歩くアッパ
ツイストバックウォークの絵図の横等に表示される説明
文としては、図示はしないが、「膝をウエスト位まで引
き上げながら上半身を捻る。顔は後ろを振り返るように
して歩く。引き上げた方の足を一歩後ろに下げながら、
捻った上半身をもとに戻し前を向く。このとき、後ろに
上げる足はつま先からつき、徐々に足の裏全体を付けて
行く。」と表示することができる。
【0040】腰から下をひねり前に歩くロアツイストフ
ロントウォークの絵図の横等に表示される説明文として
は、図示はしないが、「腕を軽く曲げ膝を反対側の曲げ
た肘の先に、腰から下を捻りながらタッチする。このと
き上半身はでいるだけ正面を向いたままでいる。タッチ
したら、その足で一歩前に踏み出す。これを左石交互に
行う。ポイントとしては、体が前屈みにならないように
姿勢良く歩く。膝を無理に肘の先まで付けなくともよ
い。膝と肘のタッチの後、足を踏み出す方向は前方正面
である。」と表示することができる。
【0041】腰から下をひねり後ろに歩くロアツイスト
バックウォークの絵図の横等に表示される説明文として
は、図示はしないが、「腕を軽く曲げ膝を反対側の肘の
先に、腰から下を捻りながらタッチする。このとき、上
半身はできるだけ正面を向いたままでいる。タッチした
ら、その足で後ろにつま先から下がる。これを左右交互
に行う。ポイントとしては、バランスを崩し易い歩き方
なので急がずゆっくりと行う。膝と肘のタッチの後、足
を一歩下げる方向は後ろ正面である。」と表示すること
ができる。
【0042】エビジャンプの絵図の横等に表示される説
明文としては、図示はしないが、「ビード板に両腕を乗
せて肩まで水につかり、両足で水を蹴りながら体を浮か
せ後ろに移動する。腰から後ろに引いてゆき、エビのよ
うに体を丸めながらジャンプする。ジャンプのときに
は、できるだけゆったり長く水の中で浮いている。腰が
伸びる効果がある。ポイントとしては、水の流れを楽し
むように力まずに浮くこと。また、水になれていない初
心者の場合には、ジヤンプのときに膝を曲げたままでも
よい。慣れてきたら徐々に足を伸ばして遠くへジャンプ
するように心がければよい。」と表示することができ
る。
【0043】このような種類からなる水中エクササイズ
運動は、前記したように、年齢・体力・目的等から適宜
選択して筋力系、関節(ストレッチ)系、バランス系な
どをバランスよく組み立てて表示するのが望ましいが、
その一例として、図8に示すように、ステップAのナチ
ュラルウォークからステップBのバックウォーク、ステ
ップCのニーアップォーク(前後)、ステップDのダイ
ナミックウォーク、ステップEのヒールアップウォーク
と足振り、ステップFのサイドウォーク、ステップGの
ニーストレートウォークと足振り、ステップHのサイド
ウォーク、ステップIのスケータウォークを経てステッ
プJの手つきバックウォークで組み立て、一つのウォー
クで2〜3分づつ行い約30分のコンディショニングプ
ログラム編として表示することができる。
【0044】また、他のコンディショニングプログラム
編としては、図9に示すように、ステップAのニーアッ
プウォークからステップBのダイナミツクウォーク、ス
テップCのヒールアップォークと足振り、ステップDの
サイドウォーク、ステップEのニーアップウォーク(前
後)、ステップFのニーホールドウォーク、ステップG
のサイドウォーク、ステップHのフロントキックウォー
ク、ステップIのバックウォークを経てステップJのス
ケータウォークで組み立て、一つのウォークで2〜3分
づつ行い約30分のプログラムとして表示することもで
きる。
【0045】一方、腰痛予防・改善プログラム編として
は、図10に示すように、ステップAのバックウォーク
からステップBのナチュラルウォーク、ステップCのニ
ーアップウォーク(前後)、ステップDのサイドウォー
ク、ステップEのサイドクロスウォーク、ステップFの
背筋を伸ばしてニーホールドウォーク(前後)、ステッ
プGのサイドウォークを経てステップHのエビジャンプ
で組み立て、一つのウォークで2〜3分づつ行い約30
分プログラムとして表示することができる。
【0046】さらに、体力向上プログラム編としては、
図11に示すように、ステップAのニーアップォークか
らステップBのフロントキックウォーク、ステップCの
ダイナミックウォーク、ステップDのサイドウォーク、
ステップEのサイドクロスウォーク(前、後ろ交互)、
ステップFのジョギング、ステップGのレツグクロスウ
ォーク、ステップHのツイストウォーク、ステップIの
膝かかえウォーク(前後)を経てステップJのエビジヤ
ンプで組み立て、一つのウォークで2〜3分づつ行い約
30分のプログラムとして表示することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る水
中運動指導用パネルは、プールサイド等で繰り返し用い
ることができるように防水処理が施されて構成されてい
ると共に、イラストやカラー写真等の図柄と説明文とで
プログラム内容を治療・改善目的に対応して表示するよ
うに構成したので、プールを利用した水中リハビリテー
ション運動や水中エクササイズ運動を、利用者の希望す
るプログラムを、指導員に頼ることなく自分で選択して
実施することができ、その結果、暇ができたときに気軽
に上記運動を実施し、自分の体調に適応する運動を行
い、迅速で無理がない治療或いは改善を気軽に実施する
ことができ、しかも、施設側の運営費を圧迫する心配が
ない等、幾多の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中運動指導用パネルに表示されるカリキュラ
ムプログラムのうちの基本動作例を示す図であり、Aは
ナチュラルウォークを、Bはバックウォークを、Cはニ
ーアツプウォークを、Dはダイナミックウォークを夫々
示している。
【図2】同基本動作例のうち、Aはヒールアップウォー
クを、Bはリラックスウォークを、Cはニーストレート
ウォークを、Dはヒールウォークを表示した図である。
【図3】同基本動作例のうち、Aはサイドウォークを、
Bはフロントキックウォークを、CおよびDはスケータ
ウォークを表示した図である。
【図4】同水中運動指導用パネルに表示されるカリキュ
ラムプログラムのうちの応用動作例を示す図であり、A
はアンバランスウォーク、Bはノーハンドウォークを、
Cはワンハンドウォークを、Dはニーホールドウォーク
を表示した図である。
【図5】同応用動作例のうち、Aはバックウォークを、
Bはレッグクロスウォークを、Cは変形サイドウォー
ク、Dはフロントサイドクロスウォークを表示した図で
ある。
【図6】同応用動作例のうち、Aはバックサイドクロス
ウォークを、Bは変形フロントサイドクロスウォーク
を、Cはアッパツイストフロントウォークを、Dはアッ
パツイストバツクウォークを表示した図である。
【図7】同応用動作例のうち、Aはロアツイストフロン
トウォークを、Bはロアツイストバツクウォークを、C
はエビジャンプを表示した図である。
【図8】同水中運動指導用パネルに表示されるカリキュ
ラムプログラムのうちのコンディショニングプログラム
例を表示した図である。
【図9】同水中運動指導用パネルに表示されるカリキュ
ラムプログラムのうち、他のコンディショニングプログ
ラム例を表示した図である。
【図10】同水中運動指導用パネルに表示されるカリキ
ュラムプログラムのうちの腰痛防止・改善プログラム例
を表示した図である。
【図11】同水中運動指導用パネルに表示されるカリキ
ュラムプログラムのうちの体力向上プログラム例を表示
した図である。
【符号の説明】
P 水中運動指導用パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前に歩くナチュラルウォーク、後ろに歩
    くバックウォーク、ジョギング、膝を上げて歩くニーア
    ップウォーク、歩幅を大きくして歩くダイナミックウォ
    ーク、踵を上げて歩くヒールアップウォーク、足首を振
    りながら歩くリラックスウォーク、膝を伸ばして歩くニ
    ーストレートウォーク、踵で歩くヒールウォーク、横に
    歩くサイドウォーク、水をけって歩くフロントキックウ
    ォーク、スケートをするように歩くスケータウォーク、
    同じ側の手足を動かすアンバランスウォーク、手を使わ
    ずに歩くノーハンドウォーク、片手だけを振って歩くワ
    ンハンドウォーク、膝を抱えて歩くニーホールドウォー
    ク、水をかきながら後ろに歩く変形バックウォーク、斜
    め前に歩くレッグクロスウォーク、手足の開閉を逆にす
    る変形サイドウォーク、足を前で交差させるフロントサ
    イドクロスウォーク、足を後ろで交差させるバックサイ
    ドクロスウォーク、手足を同時に前で交際し横に歩く変
    形フロントサイドクロスウォーク、ウエストから上をひ
    ねり前に歩くアッパツイストフロントウォーク、ウエス
    トから上をひねり後ろに歩くアッパツイストバックウォ
    ーク、腰から下をひねり前に歩くロアツイストフロント
    ウォーク、腰から下をひねり後ろに歩くロアツイストハ
    ツグウォーク、エビジャンプ等の水中運動姿勢を、治療
    ・改善目的別に図と説明文とで少なくとも1枚以上の防
    水パネル板に表示してなる水中運動指導用パネル。
  2. 【請求項2】 前記一のパネル板に表示される水中エク
    ササイズ運動は、水中運動の基礎知識を表示する理論編
    パネルと、各種基本動作を表示する基本動作編と、応用
    動作を表示する応用動作編と、を含んでいることを特徴
    とする請求項1に記載の水中運動指導用パネル。
  3. 【請求項3】 前記一のパネル板に表示される水中エク
    ササイズ運動は、ナチュラルウォークからバックウォー
    ク、ニーアップウォーク(前後)、ダイナミックウォー
    ク、ヒールアップウォークと足振り、サイドウォーク、
    ニーストレートウォークと足振り、サイドウォーク、ス
    ケータウォークを経て手つきバックウォークで組み立て
    られたコンデイショニングプログラム編であることを特
    徴とする請求項2に記載の水中運動指導用パネル。
  4. 【請求項4】 前記一のパネル板に表示される水中エク
    ササイズ運動は、ニーアップウォークからダイナミツク
    ウォーク、ヒールアップウォークと足振り、サイドウォ
    ーク、ニーアップウォーク(前後)、ニーホールドウォ
    ーク、サイドウォーク、フロントキックウォーク、バツ
    クウォークを経てスケータウォークで組み立てられたコ
    ンディショニングプログラム編であることを特徴とする
    請求項2に記載の水中運動指導用パネル。
  5. 【請求項5】 前記一のパネル板に表示される水中エク
    ササイズ運動は、バックウォークからナチュラルウォー
    ク、ニーアップウォーク(前後)、サイドウォーク、サ
    イドクロスウォーク、背筋を伸ばしてニーホールドウォ
    ーク(前後)、サイドウォークを経てエビジャンプで組
    み立てられた腰痛予防・改善プログラム編であることを
    特徴とする請求項2に記載の水中運動指導用パネル。
  6. 【請求項6】 前記一のパネル板に表示される水中エク
    ササイズ運動は、ニーアップウォークからフロントキッ
    クウォーク、ダイナミックウォーク、サイドウォーク、
    サイドクロスウォーク(前、後ろ交互)、ジョギング、
    レッグクロスウォーク、ツイストウォーク、ニーホール
    ドウォーク(前後)を経てエビジャンプで組み立てられ
    た体力向上プログラム編であることを特徴とする請求項
    2に記載の水中運動指導用パネル。
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