JP2001188232A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001188232A
JP2001188232A JP37178699A JP37178699A JP2001188232A JP 2001188232 A JP2001188232 A JP 2001188232A JP 37178699 A JP37178699 A JP 37178699A JP 37178699 A JP37178699 A JP 37178699A JP 2001188232 A JP2001188232 A JP 2001188232A
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JP
Japan
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liquid crystal
retardation
crystal element
phase plate
wavelength
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JP37178699A
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English (en)
Inventor
Toshiomi Ono
俊臣 小野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コントラストが十分で、しかも良好な黒表示を
得ることができるノーマリーブラックモードの液晶表示
装置を提供する。 【解決手段】液晶分子がツイスト配向した液晶素子10
と、前記液晶素子10のの液晶分子が初期のツイスト配
向状態にあるときに光の透過率が最も小さくなるように
吸収軸19a,20aの方向を設定して配置された一対
の偏光板19,20のうちの前側偏光板19との間に、
前記液晶素子10のリタデーションの値とほぼ等しい値
で、且つ前記液晶素子10のリタデーションの波長依存
性に対して逆の波長依存性を有するリタデーションをも
つねじれ位相板21を配置し、さらに前記ねじれ位相板
21と、このねじれ位相板21に隣接する前側偏光板1
9との間に、位相板27を、その遅相軸27aを前記前
側偏光板19の吸収軸19aに対して斜めにずらして配
置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノーマリーブラ
ックモードの液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置としては、一般に、TN
(ツイステッド・ネマティック)型のものが利用されて
いる。
【0003】このTN型の液晶表示装置は、内面に透明
な電極が形成された前後一対の透明基板間に、液晶分子
の初期の配向状態が所定のツイスト角のツイスト配向で
ある液晶層が設けられた液晶素子と、前記液晶素子の前
面側と後面側とに配置された一対の偏光板とからなって
いる。
【0004】前記液晶表示装置には、ノーマリーブラッ
クモードのものと、ノーマリーホワイトモードのものと
があり、ノーマリーブラック液晶表示装置は、前記一対
の偏光板の吸収軸の方向を、前記液晶素子の液晶分子が
初期のツイスト配向状態にあるときに光の透過率が最も
小さくなるように設定した構成となっている。
【0005】前記ノーマリーブラック液晶表示装置は、
前記液晶素子のリタデーションに波長依存性があるた
め、液晶素子の液晶分子が光の透過率が最も小さくなる
初期のツイスト配向状態に配向したときも、前記液晶素
子のリタデーションの波長依存性に応じた波長帯域の光
の漏れがあり、良好な黒表示が得られず、コントラスト
が低いという問題をもっている。
【0006】そのため、従来から、前記液晶素子と一対
の偏光板のうちの一方の偏光板との間に、前記液晶素子
のリタデーションの値とほぼ等しい値で、且つ前記液晶
素子のリタデーションの波長依存性に対して逆の波長依
存性を有するリタデーションをもった波長依存性補償素
子(例えば、ねじれ位相板)を配置することにより、黒
表示およびコントラストを改善したノーマリーブラック
液晶表示装置が考えられている。
【0007】この液晶表示装置は、液晶素子と一対の偏
光板のうちの一方の偏光板との間に、前記液晶素子のリ
タデーションの値とほぼ等しい値で、且つ前記液晶素子
のリタデーションの波長依存性に対して逆の波長依存性
を有するリタデーションをもった波長依存性補償素子を
配置したものであるため、前記液晶素子のリタデーショ
ンの波長依存性を前記補償素子により打消すことがで
き、したがって、前記波長依存性補償素子を備えないも
のに比べて、液晶素子の液晶分子が初期のツイスト配向
状態にあるときの表示を黒に近くするとともに、コント
ラストを高くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記波長依存
性補償素子を備えた従来の液晶表示装置は、コントラス
トは高いが、液晶表示素子のリタデーションの波長依存
性と、前記波長依存性補償素子のリタデーションの波長
依存性とにある程度の差異があるため、その波長依存性
の差異に応じた波長帯域の波長光の漏れがあり、したが
って、黒表示が十分満足できるとは言えなかった。
【0009】この発明は、コントラストが十分で、しか
も良好な黒表示を得ることができるノーマリーブラック
モードの液晶表示装置を提供することを目的としたもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示装置
は、内面に電極が形成された前後一対の基板間に、液晶
分子の初期の配向状態が所定のツイスト角のツイスト配
向である液晶層が設けられた液晶素子と、前記液晶素子
の前面側と後面側とに、前記液晶素子の液晶分子が初期
のツイスト配向状態にあるときに光の透過率が最も小さ
くなるように吸収軸の方向を設定して配置された一対の
偏光板と、前記液晶素子のリタデーションの値とほぼ等
しい値で、且つ前記液晶素子のリタデーションの波長依
存性に対して逆の波長依存性を有するリタデーションを
もち、前記液晶素子と前記一対の偏光板のうちの一方の
偏光板との間に配置された波長依存性補償素子と、前記
液晶素子と前記波長依存性補償素子のいずれか一方とそ
の素子に隣接する前記偏光板との間に、遅相軸を前記隣
接する偏光板の吸収軸に対して斜めにずらして配置され
た位相板とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】この液晶表示装置は、前記液晶素子と前記
一対の偏光板のうちの一方の偏光板との間に、前記液晶
素子のリタデーションの値とほぼ等しい値で、且つ前記
液晶素子のリタデーションの波長依存性に対して逆の波
長依存性を有するリタデーションをもった波長依存性補
償素子を配置したものであるため、前記液晶素子のリタ
デーションの波長依存性を前記補償素子により打消すこ
とができる。
【0012】しかも、この液晶表示装置は、前記液晶素
子と前記波長依存性補償素子のいずれか一方とその素子
に隣接する前記偏光板との間に、位相板を、その遅相軸
を前記隣接する偏光板の吸収軸に対して斜めにずらして
配置しているため、透過光を前記位相板により複屈折さ
せ、その複屈折性により、前記液晶素子のリタデーショ
ンの波長依存性と前記波長依存性補償素子のリタデーシ
ョンの波長依存性との差異に応じた波長帯域の波長光の
漏れを補償することができる。
【0013】したがって、この発明の液晶表示装置によ
れば、コントラストが十分で、しかも良好な黒表示を得
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の液晶表示装置は、上記
のように、液晶素子と一対の偏光板のうちの一方の偏光
板との間に、前記液晶素子のリタデーションの値とほぼ
等しい値で、且つ前記液晶素子のリタデーションの波長
依存性に対して逆の波長依存性を有するリタデーション
をもった波長依存性補償素子を配置するとともに、前記
液晶素子と前記波長依存性補償素子のいずれか一方とそ
の素子に隣接する前記偏光板との間に、位相板を、その
遅相軸を前記隣接する偏光板の吸収軸に対して斜めにず
らして配置することにより、コントラストが十分で、し
かも良好な黒表示を得るようにしたものである。
【0015】この発明の液晶表示装置において、前記位
相板を、前記波長依存性補償素子とこの波長依存性補償
素子に隣接する偏光板との間に配置する場合は、この位
相板の遅相軸を、前記隣接する偏光板の吸収軸に対し、
前面側から見た前記液晶素子の液晶分子のツイスト方向
と逆方向に斜めにずらせばよく、このようにすることに
より、前記液晶素子のリタデーションの波長依存性と前
記波長依存性補償素子のリタデーションの波長依存性と
の差異に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償すること
ができる。
【0016】また、前記位相板を、前記液晶素子とこの
液晶素子に隣接する偏光板との間に配置する場合は、こ
の位相板の遅相軸を、前記隣接する偏光板の吸収軸に対
し、前面側から見た前記液晶素子の液晶分子のツイスト
方向と同方向に斜めにずらせばよく、このようにするこ
とにより、前記液晶素子のリタデーションの波長依存性
と前記波長依存性補償素子のリタデーションの波長依存
性との差異に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償する
ことができる。
【0017】さらに、この発明の液晶表示装置におい
て、前記液晶素子の液晶分子のツイスト角がほぼ90度
であり、前記液晶素子の前面側に配置された前側偏光板
の吸収軸が、前記液晶素子の前基板の近傍における液晶
分子の配向方向に対してほぼ平行またはほぼ直交し、前
記液晶素子の後面側に配置された後側偏光板の吸収軸
が、前記前側偏光板の吸収軸に対してほぼ直交している
場合は、前記液晶素子のリタデーションと前記波長依存
性補償素子のリタデーションをそれぞれ300nm〜6
00nmの範囲、前記位相板のリタデーションを300
nm〜700nmの範囲、前記位相板の遅相軸と隣接す
る偏光板の吸収軸とのずれ角を5度以下とするのが好ま
しく、このようにすることにより、より良好な黒表示を
得ることができる。
【0018】
【実施例】図1および図2はこの発明の第1の実施例を
示しており、図1は液晶表示装置の分解斜視図、図2は
前記液晶表示装置の一部分の断面図である。
【0019】この実施例の液晶表示装置は、液晶素子1
0と、この前記液晶素子10の前面側と後面側とに配置
された前後一対の偏光板19,20と、前記液晶素子1
0と前記一対の偏光板19,20のうちの前側の偏光板
19との間に配置された波長依存性補償素子21と、前
記波長依存性補償素子21とこの波長依存性補償素子2
1に隣接する前側偏光板19との間に配置された位相板
27とを備えている。
【0020】前記液晶素子10は、図2に示すように、
内面に透明な電極13,14が形成された前後一対の透
明基板11,12間に、液晶分子の初期の配向状態が所
定のツイスト角のツイスト配向であるネマティック液晶
層18が設けられたものであり、前記一対の基板11,
12は図示しない枠状のシール材を介して接合されてお
り、液晶層18は、前記一対の基板11,12間の前記
シール材で囲まれた領域に設けられている。
【0021】この液晶素子10は、アクティブマトリッ
クス方式のものであり、その前基板(図2において上側
の基板)11の内面に形成された電極13は、一枚膜状
の対向電極である。
【0022】また、後基板(図2において下側の基板)
12の内面に形成された電極14は、行方向および列方
向にマトリックス状に配列する複数の画素電極であり、
これらの画素電極14は、前記後基板12の内面に前記
複数の画素電極14にそれぞれ対応させて配列形成され
た複数のTFT(薄膜トランジスタ)15に接続されれ
ている。
【0023】なお、図2ではTFT15を簡略化して示
しているが、このTFT15は、基板12上に形成され
たゲート電極と、このゲート電極を覆って基板12のほ
ぼ全面に形成された透明なゲート絶縁膜と、このゲート
絶縁膜の上に前記ゲート電極に対向させて設けられたi
型半導体膜と、このi型半導体膜の両側部の上にn型半
導体膜を介して形成されたソース電極およびドレイン電
極とからなっており、そのソース電極に前記画素電極1
4が接続されている。
【0024】さらに、図では省略しているが、前記後基
板12の内面には、前記複数のTFT15にゲート信号
を供給するための複数のゲート配線と、前記複数のTF
T15にデータ信号を供給するための複数のデータ配線
とが設けられており、前記TFT15のゲート電極は前
記ゲート配線につながり、前記TFT15のドレイン電
極は前記データ配線につながっている。
【0025】また、前記一対の基板11,12の内面に
はそれぞれ、前記電極13,14を覆って配向膜16,
17が設けられており、これらの配向膜16,17はそ
れぞれ、その膜面を所定方向にラビングすることにより
配向処理されている。
【0026】そして、前記液晶層18の液晶分子は、前
記配向膜16,17によりそれぞれの基板11,12の
近傍における配向方向を規制され、一対の基板11,1
2間において所定のツイスト角でツイスト配向してい
る。
【0027】この実施例で用いた液晶素子10は、液晶
分子のツイスト角をほぼ90度としたものであり、図1
のように、前記液晶素子前基板2の近傍における液晶分
子の配向方向2aが、画面の横軸xに対して前面側から
見て左回りにほぼ45°ずれた方向にあり、後基板3の
近傍における液晶分子の配向方向3aが、前記横軸xに
対して前面側から見て右回りにほぼ45°ずれた方向に
あり、液晶分子が、そのツイスト方向を図に破線矢印で
示したように、後基板3から前基板2に向かい、前面側
から見て右回りにほぼ90°のツイスト角でツイスト配
向している。
【0028】また、この液晶表示装置は、ノーマリーブ
ラックモードのものであり、前記一対の偏光板19,2
0は、図1に示すように、それぞれの吸収軸19a,2
0aの方向を、前記液晶素子10の液晶分子が初期のツ
イスト配向状態にあるときに光の透過率が最も小さくな
るように設定して配置されている。
【0029】すなわち、前記液晶素子10の前面側に配
置された前側偏光板19は、その吸収軸19aを、前記
画面の横軸xに対し前面側から見て左回りにほぼ45°
ずれた方向、つまり液晶素子10の前基板2の近傍にお
ける液晶分子の配向方向2aとほぼ平行な方向に合わせ
て設けられ、前記液晶素子1の後面側に配置された後側
偏光板20は、その吸収軸20aを、前記横軸xに対し
前面側から見て右回りにほぼ45°ずれた方向、つまり
前側偏光板4の吸収軸4aに対してほぼ直交する方向に
合わせて設けられている。
【0030】一方、前記波長依存性補償素子21は、例
えば、ねじれ位相板であり、図2に示すように、前後一
対の透明基板22,23と、これらの基板22,23間
に設けられた高分子液晶26とからなり、前記波長依存
性補償素子21の平面方向の遅相軸方向が厚さ方向に対
してねじれている。
【0031】なお、前記一対の基板22,23は図示し
ない枠状のシール材を介して接合されており、高分子液
晶26は、前記一対の基板22,23間の前記シール材
で囲まれた領域に設けられている。
【0032】また、前記一対の基板22,23の内面に
はそれぞれ配向膜24,25が設けられており、これら
の配向膜25,26はそれぞれ、その膜面を所定方向に
ラビングすることにより配向処理されている。
【0033】そして、前記高分子液晶26は、前記配向
膜25,26によりそれぞれの基板22,23の近傍に
おける配向方向を規制され、一対の基板22,23間に
おいて前記液晶素子10の液晶分子のツイスト角とほぼ
同じツイスト角で、前記液晶素子10の液晶分子のツイ
スト方向とは逆方向にツイスト配向した状態でポリマー
化されている。
【0034】すなわち、この波長依存性補償素子(以
下、ねじれ位相板という)21は、図1のように、その
高分子液晶層26の前基板22の近傍における分子配向
方向22aを、前記液晶素子10の前基板11の近傍に
おける液晶分子配向方向11aとほぼ正反対の方向(画
面の横軸xに対し、前面側から見て左回りにほぼ45°
ずれた方向)にし、後基板23の近傍における分子配向
方向23aを、前記液晶素子10の後基板12の近傍に
おける液晶分子配向方向12aとほぼ同じ方向(画面の
横軸xに対し、前面側から見て右回りにほぼ45°ずれ
た方向)にしたものであり、前記高分子液晶26は、図
に破線矢印で示したように、後基板23から前基板22
に向かい、前面側から見て左回りにほぼ90°のツイス
ト角でツイスト配向した状態でポリマー化されている。
【0035】このねじれ位相板21は、その高分子液晶
26のツイスト角が前記液晶素子10の液晶分子のツイ
スト角とほぼ同じであるが、前記高分子液晶26のツイ
スト方向が前記液晶素子10の液晶分子のツイスト方向
とは逆方向であるため、前記液晶素子10のリタデーシ
ョンの波長依存性に対して逆の波長依存性を有するリタ
デーションをもっている。
【0036】前記ねじれ位相板21の高分子液晶26の
複屈折性Δn′と層厚d′は、その積Δn′d′の値
が、前記液晶素子10の液晶の複屈折性Δnと液晶層厚
dとの積Δndの値とほぼ等しくなるように設定されて
おり、したがって、このねじれ位相板21は、前記液晶
素子のリタデーション(Δnd)の値とほぼ等しい値の
リタデーション(Δn′d′)をもっている。
【0037】なお、前記液晶素子10のリタデーション
(Δnd)と、前記ねじれ位相板21のリタデーション
(Δn′d′)はそれぞれ、300nm〜600nmの
範囲である。
【0038】また、前記ねじれ位相板21と、このねじ
れ位相板21に隣接する前側偏光板19との間に配置さ
れた位相板27は、そのx−y平面に位相差を有するも
のであり、そのリタデーションは300nm〜700n
mの範囲である。
【0039】そして、この位相板27は、その遅相軸2
7aを、前記隣接する前側偏光板19の吸収軸19aに
対し、前面側から見た液晶素子1の液晶分子のツイスト
方向と逆方向に斜めにずらして設けられている。
【0040】前記位相板27の遅相軸27aと前記隣接
する前側偏光板19の吸収軸19aとのずれ角は、極く
僅かな角度でよく、上述したように、前記液晶素子10
の液晶分子のツイスト角がほぼ90度であり、前側偏光
板19の吸収軸19aが、前記液晶素子10の前基板1
1の近傍における液晶分子配向方向11aに対してほぼ
平行で、後側偏光板20の吸収軸20aが、前記前側偏
光板19の吸収軸19aに対してほぼ直交しており、ま
た、前記液晶素子10のリタデーション(Δnd)と前
記ねじれ位相板21のリタデーション(Δn′d′)が
それぞれ300nm〜600nmの範囲、前記位相板2
7のリタデーションが300nm〜700nmの範囲で
ある場合は、前記位相板27の遅相軸27aと隣接する
前側偏光板19の吸収軸19aとのずれ角を、5度以下
に設定するのが好ましい。
【0041】この実施例では、図1のように、前記位相
板27を、その遅相軸27aを画面の横軸xに対して前
面側から見て左回りにほぼ47°ずれた方向に向けて配
置し、前記位相板27の遅相軸27aと隣接する前側偏
光板19の吸収軸19aとのずれ角を、ほぼ2度に設定
している。
【0042】この実施例の液晶表示装置は、前記液晶素
子10と前記一対の偏光板19,20のうちの前側の偏
光板19との間に、前記液晶素子10のリタデーション
(Δnd)の値とほぼ等しい値で、且つ前記液晶素子1
0のリタデーションの波長依存性に対して逆の波長依存
性を有するリタデーション(Δn′d′)を持ったねじ
れ位相板21を配置したものであるため、前記液晶素子
10のリタデーションの波長依存性を前記ねじれ位相板
21により打消すことができる。
【0043】しかも、この液晶表示装置は、前記ねじれ
位相板21と、このねじれ位相板21に隣接する前側偏
光板19との間に、前記位相板27を、その遅相軸27
aを前記隣接する前側偏光板19の吸収軸19aに対し
て斜めにずらして配置しているため、透過光を前記位相
板27により複屈折させ、その複屈折性により、前記液
晶表示素子10のリタデーションの波長依存性と前記ね
じれ位相板21のリタデーションの波長依存性との差異
に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償することができ
る。
【0044】すなわち、前記液晶表示素子10のリタデ
ーションの波長依存性と、前記ねじれ位相板21のリタ
デーションの波長依存性とにはある程度の差異があるた
め、前記ねじれ位相板21を備えただけでは、前記液晶
表示素子10とねじれ位相板21とのリタデーションの
波長依存性の差異に応じた波長帯域の波長光の漏れが生
じ、十分満足できる黒表示が得られないが、前記位相板
27を、その遅相軸27aを前記隣接する前側偏光板1
9の吸収軸19aに対して斜めにずらして配置すれば、
この位相板27の複屈折性により前記液晶表示素子10
のリタデーションの波長依存性と前記ねじれ位相板21
のリタデーションの波長依存性との差異に応じた波長帯
域の波長光の漏れを補償することができる。
【0045】したがって、この液晶表示装置によれば、
コントラストが十分で、しかも良好な黒表示を得ること
ができる。
【0046】すなわち、上記実施例の液晶表示装置にお
ける黒表示(液晶素子10の液晶分子を初期のツイスト
配向状態に配向させたときの表示)と白表示(液晶素子
10の液晶分子を電極13,14間へのON電圧の印加
により基板11,12面に対してほぼ垂直に立ち上がり
配向させたときの表示)のときの透過率および出射光の
色度(CIE色度図上におけるxコーディネイトとyコ
ーディネイト)と、コントラストは、前記液晶素子10
の液晶分子のツイスト角がほぼ90度、前側偏光板19
の吸収軸19aが前記液晶素子10の前基板11の近傍
における液晶分子配向方向11aとほぼ平行、後側偏光
板20の吸収軸20aが前記前側偏光板19の吸収軸1
9aに対してほぼ直交であり、前記液晶素子10のリタ
デーションと前記ねじれ位相板27のリタデーションが
それぞれ430nm、前記位相板27のリタデーション
が610nmである場合、 黒表示のとき 透過率=0.03% 色度x=0.341 色度y=0.288 白表示のとき 透過率=29.58% 色度x=0.316 色度y=0.256 コントラスト=850 である。
【0047】一方、上記実施例の液晶表示装置から位相
板27を省略した液晶表示装置(以下、比較装置とい
う)の黒表示と白表示のときの透過率および出射光の色
度と、コントラストは、前記液晶素子10の液晶分子の
ツイスト角と、前側および後側偏光板19,20の吸収
軸19a,20aと、前記液晶素子10と前記ねじれ位
相板27のリタデーションとを上記と同じに設定した場
合で、 黒表示のとき 透過率=0.02% 色度x=0.227 色度y=0.154 白表示のとき 透過率=29.62% 色度x=0.318 色度y=0.344 コントラスト=1360 である。
【0048】このように、上記実施例の液晶表示装置か
ら位相板27を省略した比較装置は、コントラストが高
く、また、白表示の色度(x=0.318,y=0.3
44)が無彩色点に近いため、ほとんど帯色の無い良好
な白表示が得られるが、黒表示の色度(x=0.22
7,y=0.154)が無彩色点から青の色度方向に大
きくずれ、黒表示が青味を帯びてしまう。
【0049】これに対して、上記実施例の液晶表示装置
は、上記比較装置に比べれると、白表示の色度(x=
0.316,y=0.256)と、黒表示の色度(x=
0.341,y=0.288)がいずれも無彩色点に近
く、したがって、白表示が、ほとんど帯色の無い良好な
表示であり、また黒表示も、ほとんど帯色の無い良好な
表示である。なお、上記比較装置に比べるとコントラス
トが低いが、そのコントラスト(=850)でも表示に
は十分である。
【0050】上記液晶表示装置は、その背後にバックラ
イトを配置することにより、前記バックライトからの照
明光を利用して表示する透過型表示装置として使用する
ことができ、また、前記バックライトに代えて反射板を
配置することにより、表示の観察面である前面側から入
射する外光(液晶表示装置の使用環境の光)を利用して
表示する反射型表示装置として使用することができる。
【0051】さらに、上記液晶表示装置は、その背後
に、表示の観察面である前面側から入射した外光を反射
する反射機能と、照明光を出射する機能とを有する光照
射手段を配置することにより、十分な明るさの外光が得
られる使用環境では外光を利用する反射表示を行ない、
十分な明るさの外光が得られないときに前記照明光を利
用する透過表示を行なう、いわゆる2ウエイ表示型の表
示装置として使用することができる。
【0052】なお、上記実施例では、ねじれ位相板21
を、液晶素子10と前側偏光板19との間に配置してい
るが、前記ねじれ位相板21は、前記液晶素子10と後
側偏光板20との間に配置してもよい。
【0053】また、上記実施例では、位相板27を、ね
じれ位相板21と、このねじれ位相板21に隣接する偏
光板(上記実施例では前側偏光板19)との間に配置し
ているが、前記位相板は、前記液晶素子10と前記ねじ
れ位相板21のいずれか一方と、その素子に隣接する偏
光板との間に配置すればよい。
【0054】すなわち、前記位相板27は、前記ねじれ
位相板21の配置側とは反対側、つまり、前記液晶素子
10とこの液晶素子10に隣接する偏光板との間に配置
してもよく、その場合は、前記位相板27の遅相軸27
aを、前記隣接する偏光板の吸収軸に対し、上記第1の
実施例とは逆方向、つまり前面側から見た液晶素子10
の液晶分子のツイスト方向と同方向に斜めにずらせばよ
い。
【0055】図3は、この発明の第2の実施例を示す液
晶表示装置の分解斜視図であり、この実施例の液晶表示
装置は、ねじれ位相板21を、液晶素子10と前側偏光
板19との間に配置し、位相板27を、前記液晶素子1
0と後側偏光板20との間に配置したものであり、前記
位相板27は、その遅相軸27aを、この位相板27に
隣接する後側偏光板20の吸収軸20aに対し、前面側
から見た液晶素子10の液晶分子のツイスト方向と同方
向に斜めにずらせしている。
【0056】なお、この実施例の液晶表示装置は、前記
位相板27の配置が異なるが、液晶素子10の構成およ
び前後の偏光板19,20の配置状態と、前記ねじれ位
相板21の構成およびその配置状態は上記第1の実施例
と同じであるから、重複する説明は、図に同符号を付し
て省略する。
【0057】この実施例のように、位相板27をねじれ
位相板21の配置側とは反対側に配置し、この位相板2
7の遅相軸27aを、隣接する後側偏光板20の吸収軸
20aに対し、前面側から見た液晶素子10の液晶分子
のツイスト方向と同方向に斜めにずらす場合も、前記位
相板27の遅相軸27aと隣接する後側偏光板20の吸
収軸20aのとずれ角は、上記第1の実施例と同じよ
い。
【0058】すなわち、例えば、前記液晶素子10の液
晶分子のツイスト角がほぼ90度であり、前側偏光板1
9の吸収軸19aが、前記液晶素子10の前基板11の
近傍における液晶分子配向方向11aに対してほぼ平行
で、後側偏光板20の吸収軸20aが、前記前側偏光板
19の吸収軸19aに対してほぼ直交しており、また、
前記液晶素子10のリタデーションと前記ねじれ位相板
21のリタデーションがそれぞれ300nm〜600n
mの範囲、前記位相板27のリタデーションを300n
m〜700nmの範囲である場合は、前記位相板27の
遅相軸27aと隣接する後側偏光板20の吸収軸20a
とのずれ角を、5度以下に設定するのが好ましい。
【0059】そのため、この実施例では、図3のよう
に、前記位相板27を、その遅相軸27aを画面の横軸
xに対して前面側から見て左回りにほぼ43°ずれた方
向に向けて配置し、前記位相板27の遅相軸27aを、
隣接する後側偏光板20の吸収軸20aに対し、前面側
から見た液晶素子10の液晶分子のツイスト方向と同方
向に、ほぼ2度ずらしている。
【0060】この実施例の液晶表示装置においても、前
記液晶表示素子10のリタデーションの波長依存性と前
記ねじれ位相板21のリタデーションの波長依存性との
差異に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償し、コント
ラストが十分で、しかも良好な黒表示を得ることができ
る。
【0061】なお、上記第1および第2の実施例では、
前側偏光板19の吸収軸19aを、液晶素子10の前基
板2の近傍における液晶分子の配向方向2aとほぼ平行
にしているが、この前側偏光板19は、その吸収軸19
aを液晶素子10の前基板2の近傍における液晶分子の
配向方向2aとほぼ直交する方向(画面の横軸xに対し
前面側から見て右回りにほぼ45°ずれた方向)に向け
て設けてもよく、その場合は、後側偏光板20を、その
吸収軸20aを前記横軸xに対し前面側から見て左回り
にほぼ45°ずれた方向に向け配置し、この後側偏光板
20の吸収軸20aを前側偏光板19の吸収軸19aに
対してほぼ直交させればよい。
【0062】また、上記実施例の液晶表示装置は白黒画
像を表示するものであるが、前記液晶素子10のいずれ
か一方の基板(好ましくは前基板11)の内面に、複数
の画素電極14と対向電極13とが互いに対向する複数
の画素領域にそれぞれ対応させて複数の色のカラーフィ
ルタ、例えば赤、緑、青のカラーフィルタを設ければ、
フルカラー画像等の多色カラー画像を表示することがで
きる。
【0063】さらに、上記実施例で用いた液晶素子10
は、アクティブマトリックス方式のものであるが、前記
液晶素子10は、一方の基板の内面に行方向に沿う複数
の走査電極を形成し、他方の基板の内面に列方向に沿う
複数の信号電極を形成した単純マトリックス方式のもの
でも、あるいは、一方の基板の内面に表示パターンに対
応する形状の複数のセグメント電極を形成し、他方の基
板の内面に前記複数のセグメント電極に対向するコモン
電極を形成したセグメント方式のものでもよい。
【0064】また、上記実施例では、波長依存性補償素
子21として、ねじれ位相板を用いているが、前記波長
依存性補償素子21は、ねじれ位相板に限らず、例え
ば、前後一対の透明基板間に、前記液晶素子10の液晶
分子のツイスト方向と逆方向に、ほぼ同じツイスト角で
液晶分子がツイスト配向したネマティック液晶層を設け
たものでもよい。
【0065】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置は、液晶素子と
一対の偏光板のうちの一方の偏光板との間に、前記液晶
素子のリタデーションの値とほぼ等しい値で、且つ前記
液晶素子のリタデーションの波長依存性に対して逆の波
長依存性を有するリタデーションをもった波長依存性補
償素子を配置するとともに、前記液晶素子と前記波長依
存性補償素子のいずれか一方とその素子に隣接する前記
偏光板との間に、位相板を、その遅相軸を前記隣接する
偏光板の吸収軸に対して斜めにずらして配置したもので
あるから、コントラストが十分で、しかも良好な黒表示
を得るようにしたものである。
【0066】この発明の液晶表示装置において、前記位
相板を、前記波長依存性補償素子とこの波長依存性補償
素子に隣接する偏光板との間に配置する場合は、この位
相板の遅相軸を、前記隣接する偏光板の吸収軸に対し、
前面側から見た前記液晶素子の液晶分子のツイスト方向
と逆方向に斜めにずらせばよく、このようにすることに
より、前記液晶表示素子のリタデーションの波長依存性
と前記波長依存性補償素子のリタデーションの波長依存
性との差異に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償する
ことができる。
【0067】また、前記位相板を、前記液晶素子とこの
液晶素子に隣接する偏光板との間に配置する場合は、こ
の位相板の遅相軸を、前記隣接する偏光板の吸収軸に対
し、前面側から見た前記液晶素子の液晶分子のツイスト
方向と同方向に斜めにずらせばよく、このようにするこ
とにより、前記液晶表示素子のリタデーションの波長依
存性と前記波長依存性補償素子のリタデーションの波長
依存性との差異に応じた波長帯域の波長光の漏れを補償
することができる。
【0068】さらに、この発明の液晶表示装置におい
て、前記液晶素子の液晶分子のツイスト角がほぼ90度
であり、前記液晶素子の前面側に配置された前側偏光板
の吸収軸が、前記液晶素子の前基板の近傍における液晶
分子の配向方向に対してほぼ平行またはほぼ直交し、前
記液晶素子の後面側に配置された後側偏光板の吸収軸
が、前記前側偏光板の吸収軸に対してほぼ直交している
場合は、前記液晶素子のリタデーションと前記波長依存
性補償素子のリタデーションをそれぞれ300nm〜6
00nmの範囲、前記位相板のリタデーションを300
nm〜700nmの範囲、前記位相板の遅相軸と隣接す
る偏光板の吸収軸とのずれ角を5度以下とするのが好ま
しく、このようにすることにより、より良好な黒表示を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す液晶表示装置の
分解斜視図。
【図2】前記液晶表示装置の一部分の断面図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す液晶表示装置の
分解斜視図。
【符号の説明】
10…液晶素子 11,12…基板 13…対向電極 14…画素電極 15…TFT 16,17…配向膜 18…液晶層 11a…前基板の近傍における液晶分子配向方向 12a…後基板の近傍における液晶分子配向方向 19,20…偏光板 19a,20a…吸収軸 21…波長依存性補償素子(ねじれ位相板) 22,23…基板 24,25…配向処理膜 26…高分子液晶層 22a…前基板の近傍における分子配向方向 23a…前基板の近傍における分子配向方向 27…位相板 27a…遅相軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に電極が形成された前後一対の基板間
    に、液晶分子の初期の配向状態が所定のツイスト角のツ
    イスト配向である液晶層が設けられた液晶素子と、前記
    液晶素子の前面側と後面側とに、前記液晶素子の液晶分
    子が初期のツイスト配向状態にあるときに光の透過率が
    最も小さくなるように吸収軸の方向を設定して配置され
    た一対の偏光板と、前記液晶素子のリタデーションの値
    とほぼ等しい値で、且つ前記液晶素子のリタデーション
    の波長依存性に対して逆の波長依存性を有するリタデー
    ションをもち、前記液晶素子と前記一対の偏光板のうち
    の一方の偏光板との間に配置された波長依存性補償素子
    と、前記液晶素子と前記波長依存性補償素子のいずれか
    一方とその素子に隣接する前記偏光板との間に、遅相軸
    を前記隣接する偏光板の吸収軸に対して斜めにずらして
    配置された位相板とを備えたことを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. 【請求項2】位相板は、波長依存性補償素子とこの波長
    依存性補償素子に隣接する偏光板との間に配置されてお
    り、この位相板の遅相軸が、前記隣接する偏光板の吸収
    軸に対し、前面側から見た液晶素子の液晶分子のツイス
    ト方向と逆方向に斜めにずれていることを特徴とする請
    求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】位相板は、液晶素子とこの液晶素子に隣接
    する偏光板との間に配置されており、この位相板の遅相
    軸が、前記隣接する偏光板の吸収軸に対し、前面側から
    見た前記液晶素子の液晶分子のツイスト方向と同方向に
    斜めにずれていることを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】液晶素子の液晶分子のツイスト角がほぼ9
    0度であり、前記液晶素子の前面側に配置された前側偏
    光板の吸収軸が、前記液晶素子の前基板の近傍における
    液晶分子の配向方向に対してほぼ平行またはほぼ直交
    し、前記液晶素子の後面側に配置された後側偏光板の吸
    収軸が、前記前側偏光板の吸収軸に対してほぼ直交して
    いるとともに、前記液晶素子のリタデーションと波長依
    存性補償素子のリタデーションがそれぞれ300nm〜
    600nmの範囲、位相板のリタデーションが300n
    m〜700nmの範囲、前記位相板の遅相軸と隣接する
    偏光板の吸収軸とのずれ角が5度以下であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7295271B2 (en) 2003-04-15 2007-11-13 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device and multilayer phase plate
CN115576131A (zh) * 2022-10-19 2023-01-06 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 显示面板及显示装置

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