JP2001187969A - 隙間密閉方法及び装置 - Google Patents
隙間密閉方法及び装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16L5/10—Sealing by using sealing rings or sleeves only
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ完全に隙間を密閉することができる
方法及び装置を得る。 【解決手段】 構造素子1に設けた貫通案内路2と、貫
通案内路2内に挿通した物体3との間の隙間4を、この
隙間4内に少なくとも1個の密閉素子6を配置すること
によって隙間4を密閉する方法において、弾性の密閉素
子6を圧縮し、圧縮状態で構造素子1と物体3との間に
位置決めし、次いで密閉素子6を非圧縮状態に転換す
る。この密閉素子6には例えば、4個のリップ部8を設
け、全体をバンド状又はリング状にし、この密閉素子6
の周囲を外被7で覆うことにより密閉素子6を押し潰し
て圧縮し、外被7を破壊例えば、切開装置9により部分
的に切開することにより密閉素子6の復元力で外被全体
を切り開き密閉素子により隙間を密閉するように作用さ
せる。
方法及び装置を得る。 【解決手段】 構造素子1に設けた貫通案内路2と、貫
通案内路2内に挿通した物体3との間の隙間4を、この
隙間4内に少なくとも1個の密閉素子6を配置すること
によって隙間4を密閉する方法において、弾性の密閉素
子6を圧縮し、圧縮状態で構造素子1と物体3との間に
位置決めし、次いで密閉素子6を非圧縮状態に転換す
る。この密閉素子6には例えば、4個のリップ部8を設
け、全体をバンド状又はリング状にし、この密閉素子6
の周囲を外被7で覆うことにより密閉素子6を押し潰し
て圧縮し、外被7を破壊例えば、切開装置9により部分
的に切開することにより密閉素子6の復元力で外被全体
を切り開き密閉素子により隙間を密閉するように作用さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造素子に設けた
貫通案内路と、貫通案内路内に挿通した物体との間の隙
間を、この隙間内に少なくとも1個の密閉素子を配置す
ることによって隙間を密閉する方法に関するものであ
り、またこの方法を実施するのに適した密閉装置に関す
るものである。
貫通案内路と、貫通案内路内に挿通した物体との間の隙
間を、この隙間内に少なくとも1個の密閉素子を配置す
ることによって隙間を密閉する方法に関するものであ
り、またこの方法を実施するのに適した密閉装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】密閉は、管又はケーブルを家内に引き込
む際に外部から壁の開口を経て導入する領域に行なわれ
る。管又はケーブルと壁との間に生じた環状の隙間は種
々の方法で密閉することができる。この方法の一つとし
ては、例えば、機械的密閉がある。これは、隙間に密閉
素子を充填し、形状ロック又は弾性的押圧力により基礎
構造を密閉するものである。更に、化学的密閉も考えら
れる。この場合、環状の隙間に反応系材料を充填し、こ
れを硬化して環状隙間を密封する。反応系材料としては
例えば、モルタルのような無機系材料、又は有機系材料
を使用し、例えば、ポリマー発泡体等の密閉材料とす
る。特に、化学‐機械的密閉も使用することができ、こ
の場合、通常は機械的な目張りを使用し、この目張り内
に化学材料を充填する。
む際に外部から壁の開口を経て導入する領域に行なわれ
る。管又はケーブルと壁との間に生じた環状の隙間は種
々の方法で密閉することができる。この方法の一つとし
ては、例えば、機械的密閉がある。これは、隙間に密閉
素子を充填し、形状ロック又は弾性的押圧力により基礎
構造を密閉するものである。更に、化学的密閉も考えら
れる。この場合、環状の隙間に反応系材料を充填し、こ
れを硬化して環状隙間を密封する。反応系材料としては
例えば、モルタルのような無機系材料、又は有機系材料
を使用し、例えば、ポリマー発泡体等の密閉材料とす
る。特に、化学‐機械的密閉も使用することができ、こ
の場合、通常は機械的な目張りを使用し、この目張り内
に化学材料を充填する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】機械的解決方法は、そ
の実施に際し、管又はケーブルの所定の外径と壁の開口
の内径との間に外側から固定するのはコスト、時間及び
労力を多く必要とする。環状の隙間に密閉物質、発泡材
料、モルタル等を充填する化学的解決方法は、一般的に
水の侵入に対する耐久性のある密閉を保証できないとい
う欠点がある。これは、密閉材料が種々の問題となる基
礎構造の個所での固着性が低い点にあると考えられる。
更に、環状の隙間に完全に充填できないという危険性が
ある。
の実施に際し、管又はケーブルの所定の外径と壁の開口
の内径との間に外側から固定するのはコスト、時間及び
労力を多く必要とする。環状の隙間に密閉物質、発泡材
料、モルタル等を充填する化学的解決方法は、一般的に
水の侵入に対する耐久性のある密閉を保証できないとい
う欠点がある。これは、密閉材料が種々の問題となる基
礎構造の個所での固着性が低い点にあると考えられる。
更に、環状の隙間に完全に充填できないという危険性が
ある。
【0004】従って、本発明の目的は、簡単かつ完全に
隙間を密閉することができる方法及び装置を得るにあ
る。
隙間を密閉することができる方法及び装置を得るにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、構造素子に設けた貫通案内路と、貫通案
内路内に挿通した物体との間の隙間を、この隙間内に少
なくとも1個の密閉素子を配置することによって隙間を
密閉する方法において、弾性の密閉素子を圧縮し、圧縮
状態で構造素子と物体との間に位置決めし、次いで密閉
素子を非圧縮状態に転換することよりなることを特徴と
する。
め、本発明は、構造素子に設けた貫通案内路と、貫通案
内路内に挿通した物体との間の隙間を、この隙間内に少
なくとも1個の密閉素子を配置することによって隙間を
密閉する方法において、弾性の密閉素子を圧縮し、圧縮
状態で構造素子と物体との間に位置決めし、次いで密閉
素子を非圧縮状態に転換することよりなることを特徴と
する。
【0006】本発明によれば、貫通案内路又は隙間に密
閉装置を配置することが簡単になるばかりでなく、この
密閉個所において密閉素子が膨張し、密閉が一層確実に
なり、湿気又は水の侵入に対する確実な閉鎖を生ずるこ
とができる。
閉装置を配置することが簡単になるばかりでなく、この
密閉個所において密閉素子が膨張し、密閉が一層確実に
なり、湿気又は水の侵入に対する確実な閉鎖を生ずるこ
とができる。
【0007】密閉歯頁素子は好適には、水密性の圧縮可
能かつ弾性の材料例えば、ゴムにより構成すると好適で
ある。密閉素子の圧縮性は、柔らかいコアにより生ずる
材料の性質自体によってもたらされるばかりでなく、密
閉素子の形状によってももたらされる。
能かつ弾性の材料例えば、ゴムにより構成すると好適で
ある。密閉素子の圧縮性は、柔らかいコアにより生ずる
材料の性質自体によってもたらされるばかりでなく、密
閉素子の形状によってももたらされる。
【0008】本発明の好適な実施例においては、密閉素
子を外被によって押し潰し、密閉素子を非圧縮状態にす
るため、外被を破壊するようにする。これによれば、外
被は単に部分的に切開するだけで、密閉素子の膨張がこ
の外被を一層切り開き、隙間全体を密閉素子が充填する
ことになる。
子を外被によって押し潰し、密閉素子を非圧縮状態にす
るため、外被を破壊するようにする。これによれば、外
被は単に部分的に切開するだけで、密閉素子の膨張がこ
の外被を一層切り開き、隙間全体を密閉素子が充填する
ことになる。
【0009】本発明の他の好適な実施例においては、少
なくとも部分的に中空又は多孔質であり、外被により気
密に密封した密閉素子を外被内で真空を発生させて外被
内で押し潰し、密閉素子を非圧縮状態にするため外被を
開封する。これによれば、小さい寸法であるため密閉す
べき隙間に比較的簡単に挿入することができ、圧縮解除
又は密閉素子の膨張のためには外被を開封し、外被内の
真空を排除する。これにより、密閉素子は隙間領域全体
に密着して閉鎖する。
なくとも部分的に中空又は多孔質であり、外被により気
密に密封した密閉素子を外被内で真空を発生させて外被
内で押し潰し、密閉素子を非圧縮状態にするため外被を
開封する。これによれば、小さい寸法であるため密閉す
べき隙間に比較的簡単に挿入することができ、圧縮解除
又は密閉素子の膨張のためには外被を開封し、外被内の
真空を排除する。これにより、密閉素子は隙間領域全体
に密着して閉鎖する。
【0010】密閉素子は種々の方法で隙間に位置決めす
ることができる。好適には、先ず、圧縮状態の密閉素子
を前記貫通案内路内に挿入し、次にこの密閉素子内に物
体を挿入する。更に、先ず、密閉素子を物体に固定し、
これらを一緒に前記貫通案内路内に挿入することもでき
る。更に、既に貫通案内路内に存在する物体に密閉素子
を固定することもできる。
ることができる。好適には、先ず、圧縮状態の密閉素子
を前記貫通案内路内に挿入し、次にこの密閉素子内に物
体を挿入する。更に、先ず、密閉素子を物体に固定し、
これらを一緒に前記貫通案内路内に挿入することもでき
る。更に、既に貫通案内路内に存在する物体に密閉素子
を固定することもできる。
【0011】更に、本発明は、構造素子に設けた貫通案
内路と、貫通案内路内に挿通した物体との間の隙間を密
閉する密閉装置において、弾性の密閉素子と、この密閉
素子を押しつぶす圧縮手段とを設け、この圧縮手段を破
壊可能にしたことを特徴とする。本発明密閉素子はバン
ド状に構成すると、貫通案内路又は密閉すべき隙間に相
当する位置で物体に幾重にも巻き避け、良好な密閉を得
ることができる。密閉素子はリング状に構成することも
でき、この場合、取付が一層簡単になる。
内路と、貫通案内路内に挿通した物体との間の隙間を密
閉する密閉装置において、弾性の密閉素子と、この密閉
素子を押しつぶす圧縮手段とを設け、この圧縮手段を破
壊可能にしたことを特徴とする。本発明密閉素子はバン
ド状に構成すると、貫通案内路又は密閉すべき隙間に相
当する位置で物体に幾重にも巻き避け、良好な密閉を得
ることができる。密閉素子はリング状に構成することも
でき、この場合、取付が一層簡単になる。
【0012】上述したように、密閉素子の圧縮性は密閉
素子の形状によってももたらすことができる。この場
合、密閉素子を可曲性のリップ部を設け、外被によりこ
れらのリップ部を押し付け合わせ、後で外被を破壊する
際にリップ部を解放し、隙間の密閉を生ずるようにす
る。
素子の形状によってももたらすことができる。この場
合、密閉素子を可曲性のリップ部を設け、外被によりこ
れらのリップ部を押し付け合わせ、後で外被を破壊する
際にリップ部を解放し、隙間の密閉を生ずるようにす
る。
【0013】密閉素子は少なくとも部分的に中空又は多
孔質性にし、必要な圧縮を生ずるためこの領域に真空を
生ぜしめる。例えば、密閉素子に柔らかい発泡コアを設
け、この領域に真空を発生させ、この弾性の密閉素子を
押しつぶす。
孔質性にし、必要な圧縮を生ずるためこの領域に真空を
生ぜしめる。例えば、密閉素子に柔らかい発泡コアを設
け、この領域に真空を発生させ、この弾性の密閉素子を
押しつぶす。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0015】図1に示す構造素子1は、例えば、家の壁
とすることができる。構造素子1には貫通案内路2を設
け、この貫通案内路2に物体3を挿通する。物体3は、
例えば、ケーブル又は管とすることができる。貫通案内
路2の内径は物体3の外径よりも僅かに大きくし、両者
間の領域には環状の隙間4を生ずる。
とすることができる。構造素子1には貫通案内路2を設
け、この貫通案内路2に物体3を挿通する。物体3は、
例えば、ケーブル又は管とすることができる。貫通案内
路2の内径は物体3の外径よりも僅かに大きくし、両者
間の領域には環状の隙間4を生ずる。
【0016】環状の隙間を密閉するためには、先ず環状
の隙間の外部で密閉装置5を物体3の周りに巻き付け
る。密閉装置5は帯状の構成とし、物体3の周りに幾重
にも巻き付ける。この密閉装置5自体はこのとき圧縮状
態にあり、幾分偏平バンドき形態をとる。この密閉装置
5は弾性の密閉素子としてのコア6を有し、覆う外被7
によってこのコア6を押しつぶす。弾性のコア6は4個
の互いに張り出したリップ部8を有し、これらリップ部
8は外被7によってそれぞれ対となって互いに押し合わ
される。密閉装置5には更に、切開装置9を連結し、こ
の切開装置9を平坦バンド状の密閉装置の遊端から端面
側に引き抜くことができるようにし、これにより、コア
は外被7の切開領域をますます拡大することができ、最
終的には偏平バンド状の密閉装置5全体にわたり切開さ
れることになる。
の隙間の外部で密閉装置5を物体3の周りに巻き付け
る。密閉装置5は帯状の構成とし、物体3の周りに幾重
にも巻き付ける。この密閉装置5自体はこのとき圧縮状
態にあり、幾分偏平バンドき形態をとる。この密閉装置
5は弾性の密閉素子としてのコア6を有し、覆う外被7
によってこのコア6を押しつぶす。弾性のコア6は4個
の互いに張り出したリップ部8を有し、これらリップ部
8は外被7によってそれぞれ対となって互いに押し合わ
される。密閉装置5には更に、切開装置9を連結し、こ
の切開装置9を平坦バンド状の密閉装置の遊端から端面
側に引き抜くことができるようにし、これにより、コア
は外被7の切開領域をますます拡大することができ、最
終的には偏平バンド状の密閉装置5全体にわたり切開さ
れることになる。
【0017】図1に示す未だ圧縮状態にある密閉装置5
を貫通案内路に挿入し、この密閉装置5内の物体3が貫
通案内路2内に導入される。図2に示すように、貫通案
内路2の内部で密閉装置5の位置決めをした後、切開装
置9を操作して外被7を切開する。このとき、密閉装置
5の長さ全体にわたり外被7の切開が広がるためコア6
は拡大し、最終的にはコア6によって環状の隙間4を完
全に填隙する。この状態を図3に示す。外被7は水溶性
材料により構成し、環状の隙間4内に湿気が進入するこ
とによって次第に分解し、これに基づいてコア6がなお
一層拡大し、良好な環状隙間4の密閉を生ずるようにす
ることもできる。
を貫通案内路に挿入し、この密閉装置5内の物体3が貫
通案内路2内に導入される。図2に示すように、貫通案
内路2の内部で密閉装置5の位置決めをした後、切開装
置9を操作して外被7を切開する。このとき、密閉装置
5の長さ全体にわたり外被7の切開が広がるためコア6
は拡大し、最終的にはコア6によって環状の隙間4を完
全に填隙する。この状態を図3に示す。外被7は水溶性
材料により構成し、環状の隙間4内に湿気が進入するこ
とによって次第に分解し、これに基づいてコア6がなお
一層拡大し、良好な環状隙間4の密閉を生ずるようにす
ることもできる。
【0018】
【実施例】本発明による密閉装置他の好適な実施例を図
4に示す。この実施例は、密閉素子としてのコア6を有
するリング状の密閉装置であり、矩形断面リングとして
構成する。この実施例は4個の密閉リップ部8を有し、
図4(a)に示すように、外被7がリップ部8を対にし
て互いに押し合わせ、特にリングの平面に作用する押圧
力によって押し合わされる。リングの周囲の僅かな部分
の外被7に切り目又は破壊すると、この部分のコア6が
広がり、外被7をリングの全周にわたり切り開き、最終
的に図4(b)の状態になる。リップ部8は復元力によ
って内面に圧着する。このとき密閉装置5は膨張状態を
とり、環状の隙間4の領域にあるとき、この隙間は完全
に流体密に封鎖される。
4に示す。この実施例は、密閉素子としてのコア6を有
するリング状の密閉装置であり、矩形断面リングとして
構成する。この実施例は4個の密閉リップ部8を有し、
図4(a)に示すように、外被7がリップ部8を対にし
て互いに押し合わせ、特にリングの平面に作用する押圧
力によって押し合わされる。リングの周囲の僅かな部分
の外被7に切り目又は破壊すると、この部分のコア6が
広がり、外被7をリングの全周にわたり切り開き、最終
的に図4(b)の状態になる。リップ部8は復元力によ
って内面に圧着する。このとき密閉装置5は膨張状態を
とり、環状の隙間4の領域にあるとき、この隙間は完全
に流体密に封鎖される。
【0019】実施に際して、ゴム状材料により、例え
ば、矩形断面リングのような密閉リップ部を有する形状
にすると好適であり、内側から及び外側から押しつぶす
ように見えるバイアスを加え、この押圧力が環状平面に
作用するようにする。この押し潰しは、フォイルをリン
グの周りに巻き付けることによって達成することができ
る。このように形成した密閉装置は決壊個所に投入し、
このリング状密閉装置に管又はケーブルを挿通する。こ
の後フォイルのバイアス力を解除する。これによって密
閉素子は内側及び外側に拡大し、環状の隙間を流体密に
密閉する。このフォイルは水溶性にする。
ば、矩形断面リングのような密閉リップ部を有する形状
にすると好適であり、内側から及び外側から押しつぶす
ように見えるバイアスを加え、この押圧力が環状平面に
作用するようにする。この押し潰しは、フォイルをリン
グの周りに巻き付けることによって達成することができ
る。このように形成した密閉装置は決壊個所に投入し、
このリング状密閉装置に管又はケーブルを挿通する。こ
の後フォイルのバイアス力を解除する。これによって密
閉素子は内側及び外側に拡大し、環状の隙間を流体密に
密閉する。このフォイルは水溶性にする。
【0020】他の実施例としては、バンド状の密閉素子
を使用できる。実施にあたり、ポリウレタン製の発泡体
よりなるコアと、弾性材料からなる外被とを有するブチ
ルバンドとする。密閉作用を強化するため、外被を例え
ば、ブチルにより構成し、このブチル外被を基礎構造に
張り付ける。バンド状の素子は圧縮可能な柔らかい発泡
コアを設ける。この場合、フォイルによってバンドをパ
ックし、抽気する。柔らかい発泡コアに生ずる負圧によ
ってバンドは押しつぶされる。次に、管又はケーブルの
周りに巻き付け、一緒に壁の貫通案内路に挿入して填隙
する。密閉バンドを貫通案内路内で位置決めした後、密
閉バンドを膨張させる。これにより存在する環状の隙間
は完全にかつ流体密に閉鎖される。この場合もフォイル
を水溶性材料により構成する。
を使用できる。実施にあたり、ポリウレタン製の発泡体
よりなるコアと、弾性材料からなる外被とを有するブチ
ルバンドとする。密閉作用を強化するため、外被を例え
ば、ブチルにより構成し、このブチル外被を基礎構造に
張り付ける。バンド状の素子は圧縮可能な柔らかい発泡
コアを設ける。この場合、フォイルによってバンドをパ
ックし、抽気する。柔らかい発泡コアに生ずる負圧によ
ってバンドは押しつぶされる。次に、管又はケーブルの
周りに巻き付け、一緒に壁の貫通案内路に挿入して填隙
する。密閉バンドを貫通案内路内で位置決めした後、密
閉バンドを膨張させる。これにより存在する環状の隙間
は完全にかつ流体密に閉鎖される。この場合もフォイル
を水溶性材料により構成する。
【図1】 本発明による密閉素子の好適な実施の形態で
ある第1の実施例の隙間領域ではない位置に位置決めし
圧縮状態にある密閉素子を示す説明図である。
ある第1の実施例の隙間領域ではない位置に位置決めし
圧縮状態にある密閉素子を示す説明図である。
【図2】 図1の密閉素子を隙間領域に配置し、ただし
まだ圧縮状態にあることを示す説明図である。
まだ圧縮状態にあることを示す説明図である。
【図3】 隙間領域にある密閉素子の圧縮を解除し、膨
張した状態を説明する説明図である。
張した状態を説明する説明図である。
【図4】 本発明密閉素子の他の実施例のリング状の密
閉素子を示し、(a)圧縮状態、(b)は圧縮を解除し
た状態の説明図である。
閉素子を示し、(a)圧縮状態、(b)は圧縮を解除し
た状態の説明図である。
1 構造素子 2 貫通案内路 3 物体 4 隙間 5 密閉装置 6 コア(密閉素子) 7 外被 8 リップ部 9 切開装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 5/02 F16L 5/02 D (72)発明者 シルビア フーバー ドイツ国 86356 ノイゼス ブレスロイ エルシュトラーセ 10 (72)発明者 ペテル フォーゲル ドイツ国 86836 ウテルマイティンゲン ニベルンゲンリンク 32
Claims (15)
- 【請求項1】 構造素子(1)に設けた貫通案内路
(2)と、貫通案内路(2)内に挿通した物体(3)と
の間の隙間(4)を、この隙間(4)内に少なくとも1
個の密閉素子(6)を配置することによって隙間(4)
を密閉する方法において、弾性の密閉素子(6)を圧縮
し、圧縮状態で構造素子(1)と物体(3)との間に位
置決めし、次いで密閉素子(6)を非圧縮状態に転換す
ることよりなることを特徴とする隙間密閉方法。 - 【請求項2】 密閉素子(6)を外被(7)によって押
し潰し、密閉素子(6)を非圧縮状態にするため、外被
(7)を破壊することを特徴とする請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 少なくとも部分的に中空又は多孔質であ
り、外被(7)により気密に密封した密閉素子(6)を
外被(7)内で真空を発生させて外被(7)内で押し潰
し、密閉素子(6)を非圧縮状態にするため外被(7)
を開封することを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 先ず、圧縮状態の密閉素子(6)を前記
貫通案内路(2)内に挿入し、次にこの密閉素子内に物
体(3)を挿入した請求項1乃至3のうちのいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項5】 先ず、密閉素子(6)を物体(3)に固
定し、これらを一緒に前記貫通案内路(2)内に挿入す
る請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 構造素子(1)に設けた貫通案内路
(2)と、貫通案内路(2)内に挿通した物体(3)と
の間の隙間(4)を密閉する密閉装置(5)において、
弾性の密閉素子(6)と、この密閉素子(6)を押しつ
ぶす圧縮手段(7)とを設け、この圧縮手段(7)を破
壊可能にしたことを特徴とする密閉装置。 - 【請求項7】 前記密閉素子(6)をバンド状に構成し
た請求項6記載の密閉装置。 - 【請求項8】 前記密閉素子(6)をリング状に構成し
た請求項6記載の密閉装置。 - 【請求項9】 前記密閉素子(6)に可曲性のリップ部
(8)を設けた請求項6乃至8のうちのいずれか一項に
記載の密閉装置。 - 【請求項10】 前記密閉素子(6)を少なくとも部分
的に中空又は多孔質性にした請求項6乃至9のうちのい
ずれか一項に記載の密閉装置。 - 【請求項11】 前記密閉素子(6)を柔軟な発泡体コ
アとした請求項10記載の密閉装置。 - 【請求項12】 前記圧縮手段を、前記密閉素子(6)
を押しつぶす外被(7)によって構成した請求項6乃至
11のうちのいずれか一項に記載の密閉装置。 - 【請求項13】 前記圧縮手段を、空気非透過性の外被
(7)により構成し、前記密閉素子(6)を押しつぶす
ため抽気した請求項10乃至12のうちのいずれか一項
に記載の密閉装置。 - 【請求項14】 前記密閉素子(6)を水密性材料、例
えば、ゴムによって構成した請求項6乃至13のうちの
いずれか一項に記載の密閉装置。 - 【請求項15】 前記外被を水溶性材料により構成した
請求項12乃至14のうちのいずれか一項に記載の密閉
装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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