JP2001187907A - 電気レオロジー液を基礎とした圧力媒体モータ - Google Patents

電気レオロジー液を基礎とした圧力媒体モータ

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JP2001187907A JP2000351205A JP2000351205A JP2001187907A JP 2001187907 A JP2001187907 A JP 2001187907A JP 2000351205 A JP2000351205 A JP 2000351205A JP 2000351205 A JP2000351205 A JP 2000351205A JP 2001187907 A JP2001187907 A JP 2001187907A
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ドロテア・アダムス
Horst Dr Rosenfeldt
ホルスト・ローゼンフエルト
Horst Scherk
ホルスト・シェルク
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/20Other details, e.g. assembly with regulating devices
    • F15B15/202Externally-operated valves mounted in or on the actuator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/06Use of special fluids, e.g. liquid metal; Special adaptations of fluid-pressure systems, or control of elements therefor, to the use of such fluids
    • F15B21/065Use of electro- or magnetosensitive fluids, e.g. electrorheological fluid

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外径寸法が小さく、大きなダイナミクスと
大きな操作力が達成可能であるように、弁を一体化した
圧力媒体モータを改良する。 【解決手段】 本発明は、シリンダケーシングの中を
案内されるピストンがシリンダケーシング内に容積可変
の2つの作動室を形成し、電気レオロジー液用流入孔が
圧力媒体源に接続され、電気レオロジー液用流出孔がタ
ンクに接続され、弁がシリンダケーシング内に配置さ
れ、この弁が容積可変の一方の作動室を流入孔または流
出孔に接続する弁隙間を備え、弁隙間の画成面が電気的
に駆動可能な電極面として形成されている、電気レオロ
ジー液を基礎とした圧力媒体モータに関する。画成面
7,8,12は一方ではシリンダケーシング2の外周面
に形成された第1のケーシング部分によって、他方では
このケーシング部分に向き合う離隔配置された第2のケ
ーシング部分によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダケーシン
グの中を案内されるピストンが設けられ、このピストン
がシリンダケーシング内に容積可変の2つの作動室を形
成し、電気レオロジー液用流入孔が圧力媒体源(ポン
プ)に接続され、電気レオロジー(電気流動学的)液用
流出孔がタンクに接続され、電気レオロジー液を基礎と
した弁がシリンダケーシング内に配置され、この弁がそ
の都度、容積可変の一方の作動室を流入孔または流出孔
に接続する弁隙間を備え、弁隙間の画成面が電気的に駆
動可能な電極面として形成されている、電気レオロジー
液を基礎とした圧力媒体モータに関する。
【0002】
【従来の技術】電気レオロジー液体は、電場に依存して
レオロジー特性を制御することができる液体である。電
気レオロジー液は一般的には懸濁液、すなわち担体媒体
内で懸濁する固体粒子である。この固体粒子は電場を介
して分極可能である。作動液として電気レオロジー液を
使用することによって、液圧装置において可動部品の数
を大幅に減らすことができる。多数の用途、例えば液圧
弁、液圧シリンダ、振動装置、粘性カップリング、緩衝
体またはモータ支承装置における使用は、概要論文“エ
ンジニアリング実務における電磁レオロジー効果の応用
(Application ofthe electrorheological effect in en
gineering practice)”流体メカニクスソビエト リサ
ーチ、第8巻、第4号、1979年7〜8月によって知
られている。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第1973
5466号公報により、電気レオロジー液を基礎とした
圧力媒体モータが知られている。圧力媒体モータの駆動
はシリンダに一体化された4個の電気レオロジー弁を介
して行われる。この弁はフルブリッジとして互いに接続
されている。この公知の圧力媒体モータの場合には、電
気レオロジー弁が環状隙間弁として形成されている。こ
の環状隙間弁はシリンダケーシング壁に穿設された穴
と、この穴内に配置された芯棒によって形成される。電
場を発生するために、環状隙間の画成壁が電気的に駆動
可能な電極面として形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、外径
寸法が小さく、大きなダイナミクスと大きな操作力が達
成可能であるように、弁を一体化した圧力媒体モータを
改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、画成面が一
方ではシリンダケーシングの外周面に形成された第1の
ケーシング部分によって、他方ではこのケーシング部分
に向き合う離隔配置された第2のケーシング部分によっ
て形成されていることによって解決される。
【0006】これによって、大きなダイナミクスを達成
する、外径寸法の小さな圧力媒体モータを実現すること
ができる。コンパクトな構造に基づいて、大きな液圧的
強度が達成可能である。圧力媒体モータが小さな重量を
有するので、その動的強度は低い。これによって、この
圧力バイタイモータは特にオートメーション技術で使用
可能である。
【0007】本発明の実施形では、弁隙間まシリンダケ
ーシングの画成面とシリンダケーシングを同心的に取り
囲むスリーブによって形成可能である。これによって、
機械的に簡単な構造の圧力媒体モータが実現可能であ
る。他の実施の形態では、各々の弁のために、平行に配
置された2つの狭い隙間が設けられている。この構造に
より、高い流速が達成可能である。
【0008】圧力媒体モータの特徴は、差動シリンダの
場合に電子的な方法で同期作動シリンダの作用を達成す
ることができるというその特性にある。これはコンパク
トな圧力媒体モータの高いダイナミクス(動特性)によ
って可能となる。弁はフルブリッジとして接続され、圧
力が容積可変の作動室A,B内でその都度のピストン面
に逆比例するように駆動される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図1〜4に示した実施の形
態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
【0010】図1〜4に示した圧力媒体モータ1はシリ
ンダケーシング2を備えている。このシリンダケーシン
グ内には円筒状の貫通穴3が形成されている。貫通穴3
内で、ピストン4がピストンロッド5と共に軸方向に摺
動可能に案内されている。このピストンロッドは片側が
外側に向かって案内されている。ピストン4は円筒状貫
通穴3を容積可変の2つの作動室A,Bに分割してい
る。シリンダケーシング2はスリーブ6によって取り囲
まれている。このスリーブはシリンダケーシング2に対
して同心的に配置されている。その際、スリーブ6の内
周面7とシリンダケーシング2の外周面8との間には、
環状室9が形成されている。この環状室はシリンダケー
シング2の軸方向構造長全体にわたって延びている。ス
リーブ6とシリンダケーシング2は、周囲に均一に分配
配置された合成樹脂条片10を介して互いに連結されて
いる。この合成樹脂条片はシリンダケーシング2の構造
長全体にわたって軸方向に延びている。合成樹脂条片1
0を配置したことにより、環状室9は互いにシールされ
た同じ大きさの4つの部分室11に分割されている。
【0011】部分室11はそれぞれ管セグメント要素1
2によって各々2つの狭い隙間13に分割されている。
この管セグメントはシリンダケーシング2の構造長全体
にわたって軸方向に延びている。隙間13はそれぞれ、
平行に離隔された、円筒状に延びる画成面を備えてい
る。管セグメント12はそれぞれ端側が合成樹脂条片1
0によって保持され、この合成樹脂条片によって狭い隙
間13がシールされている。それによって、シリンダケ
ーシング2とスリーブ6の間には、電気レオロジー液を
ベースとした4つの弁(a1,a2,b1,b2)が形
成されている。この弁はそれぞれ2つの狭い隙間13を
備えている。図示していない実施の形態では、各々の弁
のために、平行に配置された複数の狭い隙間(浅い隙
間、偏平隙間)が設けられている。
【0012】電気レオロジー弁a1,a2,b1,b2
はコンデンサとして形成されている。この場合、電極面
は一方では管セグメント要素12の画成面によって、他
方ではスリーブ6の内周面またはシリンダケーシング2
の外周面によって形成されている。
【0013】管セグメント要素12はそれぞれ、圧力媒
体モータから出て電気的な端子としての働きをする絶縁
された芯棒14を介して、高電圧供給部に接続され、個
別的に電気的に駆動可能に形成されている。シリンダケ
ーシング2とスリーブ6はそれぞれアースされている。
合成樹脂条片10は絶縁体としての働きをする。
【0014】シリンダケーシング2は端側が蓋部材1
5,16を備えている。この蓋部材は中央に円筒状の突
起17を備えている。この突起はそれぞれ円筒状の貫通
穴3を閉鎖している。蓋部材15,16はスリーブ6と
同じ半径方向長さを有する。蓋部材15,16内にはそ
れぞれ2つのほぼ半円筒状の小室18,19または2
0,21が形成されている。この小室はシリンダケーシ
ング2とシリンダケーシング2を取り囲むスリーブ6の
方に向いている。小室18,19または20,21は半
径方向に延びる分離ウェブ22,23を介して互いに分
離されている。
【0015】端側に配置された蓋部材15,16は互い
に90°だけずらして配置されているので、分離ウェブ
22,23は互いに垂直に向いている。小室18は蓋部
材15に軸方向に穿設された貫通穴24を介して圧力媒
体ポンプに接続されている。小室19は蓋部材15に軸
方向に穿設された軸方向貫通穴25を介してタンクに接
続されている。小室20はシリンダケーシング2に穿設
された穴26を介して、容積可変の作動室Aに接続さ
れ、小室21はシリンダケーシング2に穿設された穴2
7を介して、容積可変の作動室Bに接続されている。
【0016】上記の構造に基づいて、小室18は電気レ
オロジー弁a1,a2に接続され、小室19は電気レオ
ロジー弁B1,B2に接続されている。更に、小室20
は弁a1,b2の狭い隙間13に接続され、小室21は
弁a2,b1の狭い隙間13に接続されている。
【0017】4個の電気レオロジー弁のフルブリッジ接
続を概略的に示す図4に基づいて、作用と動作を詳しく
説明する。線は、電気レオロジー液が作動液としてポン
プPから来てタンクTに搬送される流路を示している。
ポンプPと容器Tの間には、平行な2個の流れ分岐部が
設けられている。上側の分岐部は直列に接続された電気
レオロギー弁a1,b2を備え、下側の流れ分岐部は電
気レオロギー弁a2,b1を備えている。電気レオロギ
ー弁は円形面として概略的に示してある。上側の流れ分
岐部の電気レオロジー弁a1,b2の間には、容積可変
の圧力媒体モータの作動室Aが接続されている。下側の
流れ分岐部の電気レオロジー弁a2,b1の間には、容
積可変の圧力媒体モータ1の作動室Bが接続されてい
る。作動室A,Bを分離するピストン4が作動室Aの方
に移動すると、電気レオロジー弁a1,B1は電圧を加
えることによって閉じる。すなわち、狭い隙間13内に
発生した電場によって電気レオロジー液がその粘性を液
状から固体状に変える。ポンプの送出側は電気レオロジ
ー液を貫通穴24から小室18に直接送出する。弁a1
が遮断されているので、電気レオロジー液は弁または弁
a2の狭い隙間13によって小室21に搬送され、続い
て可変容器の作動室Bに直接押し込まれる。これによっ
て、作動室B内の圧力が増大する。これに対して、作動
室A内の圧力はタンクのレベルのままである。なぜな
ら、弁b2が開放しているからである。作動室Bと作動
室Aの間の圧力差によって、ピストン4は作動室Aの方
に動かされる。作動室Aから押しのけられた電気レオロ
ジー液は穴26を通って小室20に押し込まれる。弁a
1が閉じているので、電気レオロジー液は弁b2の狭い
隙間を通って小室19に流れ、続いて貫通穴25を通っ
てタンクに流れる。ピストン4が作動室Bの方向に流れ
ると、電気レオロジー弁a2,b2が遮断され、そして
電気レオロジー弁a1,b1が通電を解除され、それに
よって通路に接続される。
【0018】図示していない実施の形態では、シリンダ
ケーシングが外周面に4つの偏平部を備えている。この
偏平部は軸方向の構造長全体にわたって延び、それぞれ
弁の狭い隙間の画成面を形成している。この平らな画成
面にはそれぞれ電極面として形成された他の画成面が平
行に離隔されて付設されている。この他の画成面はシリ
ンダケーシングにフランジ止めされたケーシング部分内
に形成されているので、平らな隙間面を有する狭い隙間
が生じる。
【0019】圧力媒体として電気レオロジー液を使用す
る代わりに、磁気レオロジー液を使用することができ
る。磁気レオロジー液を使用する場合には、電極面の代
わりに、電気的に駆動可能なコイル装置が設けられてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気レオロジー液をベースとした本発明による
圧力媒体モータの縦断面図である。
【図2】図1の圧力媒体モータの横断面Y−Zを示す図
である。
【図3】図1の圧力媒体モータの横断面W−Xを示す図
である。
【図4】本発明による圧力媒体モータの制御を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
2 シリンダケーシング 6 スリーブ 7,8,12 画成面 9 環状室 10 合成樹脂条片 11 部分室 12 管セグメント要素 13 狭い隙間 15,16 蓋部材 18,19,20,21 小室 24 流入孔 25 流出孔 A,B 作動室 a1,a2,b1,b2 弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト・シェルク ドイツ連邦共和国、64273オーベル− ラ ムシュタット、アダム− リュッケルト− ストラーセ、41

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダケーシングの中を案内されるピ
    ストンが設けられ、このピストンがシリンダケーシング
    内に容積可変の2つの作動室を形成し、電気レオロジー
    液用流入孔が圧力媒体源に接続され、電気レオロジー液
    用流出孔がタンクに接続され、電気レオロジー液を基礎
    とした弁がシリンダケーシング内に配置され、この弁が
    その都度、容積可変の一方の作動室を流入孔または流出
    孔に接続する弁隙間を備え、弁隙間の画成面が電気的に
    駆動可能な電極面として形成されている、電気レオロジ
    ー液を基礎とした圧力媒体モータにおいて、画成面
    (7,8,12)が一方ではシリンダケーシング(2)
    の外周面に形成された第1のケーシング部分によって、
    他方ではこのケーシング部分に向き合う離隔配置された
    第2のケーシング部分によって形成されていることを特
    徴とする圧力媒体モータ。
  2. 【請求項2】 環状室(9)がシリンダケーシング
    (2)に対して同心的に離隔配置されたスリーブ(6)
    によって形成され、このスリーブが4個の合成樹脂条片
    (10)によって4つの部分室(11)に分割され、各
    々の部分室が弁(a1,a2,b1,b2)を形成し、
    各々の弁(a1,a2,b1,b2)の弁隙間の画成面
    がシリンダケーシング(2)の外周面(8)の部分と、
    スリーブ(6)の内周面(7)の部分によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の圧力媒体モー
    タ。
  3. 【請求項3】 各々の弁(a1,a2,b1,b2)の
    部分室(11)がそれぞれ管セグメント(12)によっ
    て2つの狭い隙間(13)に分割され、各々の弁(a
    1,a2,b1,b2)の画成面が管セグメント要素
    (12)の画成面と、スリーブ(6)の内周面の部分ま
    たはシリンダケーシング(2)の外周面の部分によって
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の圧力媒
    体モータ。
  4. 【請求項4】 容積可変の作動室(A,B)がそれぞれ
    シリンダケーシング(2)の端側に配置された蓋部材
    (15,16)を介してシールされ、蓋部材(15,1
    6)内に小室(18,19,20,21)が設けられ、
    この小室によって弁(a1,a2,b1,b2)の弁隙
    間(13)が流入孔(24)と流出孔(25)または容
    積可変の作動室(A,B)に接続されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の圧力媒体モ
    ータ。
  5. 【請求項5】 弁(a1,a2,b1,b2)がフルブ
    リッジとして互いに接続されていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか一つに記載の圧力媒体モータ。
  6. 【請求項6】 磁気レオロジー液が使用され、弁が磁場
    を発生するためのコイル装置を備えた磁気レオロジー弁
    として形成されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか一つに記載の圧力媒体モータ。
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