JP2001187040A - 磁気共鳴イメージング・システムにおける磁石の振動により生ずる画像アーティファクトを減少させる方法及び装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング・システムにおける磁石の振動により生ずる画像アーティファクトを減少させる方法及び装置

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JP2001187040A
JP2001187040A JP2000346012A JP2000346012A JP2001187040A JP 2001187040 A JP2001187040 A JP 2001187040A JP 2000346012 A JP2000346012 A JP 2000346012A JP 2000346012 A JP2000346012 A JP 2000346012A JP 2001187040 A JP2001187040 A JP 2001187040A
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    • A61B5/055Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves  involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気共鳴(MR)イメージング・システムに
おいて磁石の振動によって生ずる画像アーティファクト
を減少させる方法及び装置を提供する。 【解決手段】 磁場振動の定量化及び補償の体系的方法
が提供され、該方法は、MR画像に対応するk空間デー
タを取得するように構成されている磁場に含まれる振動
誤差成分を定量化する工程と、この振動誤差成分を用い
てk空間データを補正する工程とを含む。振動によって
誘発される磁場の摂動が、空間的に不変の磁場と、空間
的に線形の読み出し磁場勾配と、空間的に線形の位相エ
ンコード磁場勾配と、空間的に線形のスライス選択磁場
勾配とを含む。振動誤差成分は、空間的に不変の磁場の
空間的に独立の位相誤差、空間的に線形の読み出し磁場
勾配のkx 空間変位誤差、空間的に線形の位相エンコー
ド磁場勾配のky 空間変位誤差及び空間的に線形のスラ
イス選択磁場勾配のスライス選択誤差のうちの少なくと
も1つであり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には、磁気共
鳴(MR)イメージング・システムに関する。より具体
的には、本発明は、MRイメージング・システム内で発
生する磁石の振動によって生ずる画像アーティファクト
を減少させる装備を施したMRイメージング・システム
に関する。
【0002】
【発明の背景】人体組織のような関心のある物体が一様
の磁場(x、y及びzで表わされているデカルト座標系
においてz軸に沿った分極磁場B0 )にさらされると、
組織内のスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁
場に沿って整列しようとするが、各スピン固有のラーモ
ア周波数で分極磁場の周りを歳差運動する。物体すなわ
ち組織が、xy平面内に存在すると共にラーモア周波数
に近い周波数を持つ磁場(励起磁場B1 )にさらされる
と、整列した正味の磁気モーメントMz がxy平面に向
かって何らかの傾斜角度で回転すなわち「傾斜」して、
正味の横磁気モーメントMt を生成する。励起磁場B1
を停止させた後に、励起されたスピンによって信号が発
生され、該信号を受信して処理することにより画像を形
成することができる。
【0003】これらの信号を用いて画像を形成するとき
には、線形の磁場勾配(Gx 、Gy及びGz )も用いら
れる。典型的には、撮像される物体は、採用されている
特定の局在化方法に応じてこれらの勾配の波形が変化す
るような一連の測定サイクルによって走査される。MR
信号とも呼ばれる核磁気共鳴(NMR)受信信号の得ら
れた組をディジタル化すると共に処理して、多くの周知
の再構成アルゴリズムのうち1つを用いて画像を再構成
する。
【0004】理想的には、関心のある物体を撮像するた
めには一様な磁場(B0 )及び完全に線形の磁場勾配
(Gx 、Gy 及びGz )が利用できるとよい。しかしな
がら、現実には、渦電流、勾配増幅器の非忠実性、勾配
の非線形性、磁場の不均一性及びマクスウェル項等の磁
場への摂動が存在し得るため、再構成されるMR画像に
ボケ、歪み、ゴースト及びシフト等の画像アーティファ
クトが生ずる。近年、経費を抑えるためにMRイメージ
ング・システムに含まれる磁石が寸法及び重量について
小型化しており、これにつれて、画像アーティファクト
の重要な原因として他の摂動要因が出現している。
【0005】磁石の寸法及び重量が減少するにつれて、
磁石の振動が次第に重大な問題となってきている。磁石
の振動により、摂動磁場すなわち振動成分を含んでいる
磁場が関心のある物体に印加されるようになる。する
と、これらの振動成分は、再構成されるMR画像に望ま
しくない画像アーティファクトを形成する。全ての重要
な振動成分を完全に排除するように先手を打って磁石を
設計することは、経費の制約があってしばしば困難であ
る。
【0006】従って、MR画像を再構成する前に磁石の
振動によって生ずる画像アーティファクトを補正し又は
補償することの可能なMRイメージング・システムの必
要性が存在している。また、これを実現するために、磁
場の振動成分を定量化することの可能なMRイメージン
グ・システムの必要性が存在している。
【0007】
【発明の概要】本発明の一実施例は、MRイメージング
・システムの磁石の振動によって生ずる画像アーティフ
ァクトを減少させる方法に関する。この方法は、摂動磁
場に含まれる振動誤差成分を定量化する工程を含んでい
る。摂動磁場を補償して、MR画像に対応するk空間デ
ータを取得する。
【0008】本発明のもう1つの実施例は、磁石の振動
によって生ずる画像アーティファクトを減少させるMR
イメージング・システムに関する。このシステムは、シ
ステム制御部を含んでいる。システム制御部は、磁石の
振動によって生ずる摂動磁場を相殺する補償磁場を構成
することが可能である。システム制御部は更に、摂動磁
場に含まれている振動誤差成分を算出することが可能で
ある。
【0009】本発明の更にもう1つの実施例は、磁石の
振動によって生ずる画像アーティファクトを減少させる
MRイメージング・システムに関する。このシステム
は、MR画像に対応するk空間データを取得するための
パルス・シーケンスを構成する手段を含んでいる。パル
ス・シーケンスは、補償磁場を含んでいる。本システム
は更に、パルス・シーケンスに含まれる振動誤差成分を
算出する手段を含んでいる。前述の構成する手段は、算
出する手段に結合されている。
【0010】
【発明の詳しい説明】図1には、磁気共鳴(MR)イメ
ージング・システムの主要な構成要素が示されている。
システムの動作は、入力装置101と制御パネル102
と表示器104とを含んでいる操作者コンソール100
によって制御される。コンソール100はリンク116
を介して独立したコンピュータ・システム107と連絡
しており、コンピュータ・システム107により、操作
者はスクリーン104上での画像の形成及び表示を制御
することが可能になる。コンピュータ・システム107
は、バックプレーンを介して互いに連絡する幾つかのモ
ジュールを含んでいる。これらのモジュールには、画像
プロセッサ・モジュール106と、CPUモジュール1
08と、画像データ・アレイ(配列)を記憶するフレー
ム・バッファとして当業界で公知のメモリ・モジュール
113とが含まれている。コンピュータ・システム10
7は、画像データ及びプログラムを記憶するためのディ
スク記憶装置111及びテープ・ドライブ112に結合
されており、また、高速シリアル・リンク115を介し
て別個のシステム制御部122と連絡している。
【0011】システム制御部122は、バックプレーン
によって共に接続されている一組のモジュールを含んで
いる。これらのモジュールには、CPUモジュール11
9とパルス発生器モジュール121とが含まれており、
パルス発生器モジュール121はシリアル・リンク12
5を介して操作者コンソール100に接続されている。
リンク125を介して、システム制御部122は実行さ
れるべき走査シーケンスを指示する命令(コマンド)を
操作者から受け取る。パルス発生器モジュール121
は、システムの構成要素を動作させて、所望の走査シー
ケンスを実行させる。パルス発生器モジュール121
は、RFパルスのタイミング、強さ及び形状、並びにデ
ータ取得ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデ
ータを生成する。パルス発生器モジュール121は一組
の勾配増幅器127に接続されており、走査中に発生さ
れるべき勾配パルスのタイミング及び形状を制御する。
パルス発生器モジュール121はまた、電極からのEC
G(心電図)信号又はベローズからの呼吸信号等のよう
に患者に接続されている幾つかの異なるセンサから信号
を受け取る生理学的取得制御器129から患者データを
受け取る。最後に、パルス発生器モジュール121は、
患者及び磁石系の状態に関連した様々なセンサから信号
を受け取る走査室インタフェイス回路133に接続され
ている。走査室インタフェイス回路133を介して、患
者位置決めシステム134もまた、走査に望ましい位置
へ患者を移動させるための命令を受け取る。
【0012】パルス発生器モジュール121によって発
生される勾配波形は、Gx 増幅器とGy 増幅器とGz
幅器とで構成されている勾配増幅器システム127に印
加される。各々の勾配増幅器が、全体的に参照番号13
9で示されているアセンブリ内の対応する勾配コイルを
励起して、取得された信号を空間的にエンコードするの
に用いられる磁場勾配を発生する。勾配コイル・アセン
ブリ139は、分極用磁石140と全身型RFコイル1
52とを含んでいる磁石アセンブリ141の一部を形成
している。
【0013】システム制御部122内の送受信器モジュ
ール150がパルスを発生し、これらのパルスはRF増
幅器151によって増幅されて、送信/受信(T/R)
スイッチ154によってRFコイル152に結合され
る。この結果として、患者の体内の励起した核によって
発生される信号は、同じRFコイル152によって検知
されて、送信/受信スイッチ154を介して前置増幅器
153に結合される。増幅されたMR信号は、送受信器
150の受信器部において復調され、フィルタ処理さ
れ、ディジタル化される。送信/受信スイッチ154
は、パルス発生器モジュール121からの信号によって
制御されて、送信モード時にはRF増幅器151をコイ
ル152に電気的に接続し、受信モード時には前置増幅
器153を接続する。送信/受信スイッチ154はま
た、送信モード又は受信モードのいずれの場合にも、分
離型RFコイル(例えば、頭部コイル又は表面コイル)
を用いることを可能にする。
【0014】RFコイル152によって検知されたMR
信号は、送受信器モジュール150によってディジタル
化されてシステム制御部122内のメモリ・モジュール
160へ転送される。走査が完了してデータ・アレイの
全体がメモリ・モジュール160内に取得されたら、ア
レイ・プロセッサ161が動作して、これらのデータを
画像データ・アレイへフーリエ変換する。これらの画像
データは、シリアル・リンク115を介してコンピュー
タ・システム107へ伝送されて、ここで、ディスク・
メモリ111に記憶される。操作者コンソール100か
ら受信された命令に応答して、これらの画像データをテ
ープ・ドライブ112に保管してもよいし、又は画像プ
ロセッサ106によって更に処理して操作者コンソール
100へ伝送して、表示装置104に表示してもよい。
【0015】図1及び図2について詳細に説明する。送
受信器150は、電力増幅器151を介してコイル15
2AにおいてRF励起磁場B1 を発生すると共に、コイ
ル152B内に誘導された結果としての信号を受信す
る。上述のように、コイル152A及びコイル152B
は、図2に示すような分離型であってもよいし、又は図
1に示すような単体の全身型コイルであってもよい。R
F励起磁場の基本周波数すなわち搬送周波数は、CPU
モジュール119及びパルス発生器モジュール121か
ら一組のディジタル信号を受信している周波数合成器2
00の制御下で発生される。これらのディジタル信号
は、出力201において発生されるRF搬送波信号の周
波数及び位相を指示している。命令に従って発生された
RF搬送波は、変調器及びアップ・コンバータ202に
印加され、ここで、その振幅は、やはりパルス発生器モ
ジュール121から受信された信号R(t) に応答して変
調される。信号R(t) は、発生されるべきRF励起パル
スの包絡線を画定しており、記憶されている一連のディ
ジタル値を相次いで読み出すことによりモジュール12
1内で発生されている。これらの記憶されているディジ
タル値はまた、オペレータ・コンソール100から変更
することができ、所望の任意のRFパルス包絡線を発生
することを可能にしている。
【0016】出力205において発生されたRF励起パ
ルスの振幅は、バックプレーン118からディジタル命
令を受信している励起用減衰器回路206によって減衰
される。減衰されたRF励起パルスは、RFコイル15
2Aを駆動する電力増幅器151に印加される。送受信
器122のこの部分については、米国特許第4,95
2,877号に更に詳細に記載されている。本特許はこ
こに参照されるべきものである。
【0017】図1及び図2の説明を続ける。被検体によ
って発生されたMR信号は、受信用コイル152Bによ
って検知され、前置増幅器153を介して受信器減衰器
207の入力に印加される。受信器減衰器207は、バ
ックプレーン118から受信されるディジタル減衰信号
によって決定されている量だけ信号を更に増幅する。
【0018】受信信号は、ラーモア周波数又はそれに近
い周波数にあり、この高周波信号は、ダウン・コンバー
タ208によって次の2段階の処理で下降変換(ダウン
・コンバート)される。すなわち、先ず、MR信号を線
201の搬送波信号と混成し、次いで、得られた差信号
を線204の2.5MHzの基準信号と混成する。下降
変換されたMR信号は、アナログ・ディジタル(A/
D)変換器209の入力に印加され、A/D変換器20
9は、アナログ信号をサンプリングしてディジタル化し
てディジタル検出器及び信号プロセッサ210に印加
し、ディジタル検出器及び信号プロセッサ210は、受
信信号に対応する16ビットの同相(I)値及び16ビ
ットの直角位相(Q)値を生成する。受信信号について
のディジタル化されたI値及びQ値から成る得られたス
トリームは、バックプレーン118を介してメモリ・モ
ジュール160へ出力され、ここで、本発明に従って正
規化された後に、画像を再構成するのに用いられる。
【0019】MR画像取得の過程で磁石アセンブリ14
1によって生ずる機械的振動により、関心のある物体に
対応する画像データ集合に摂動を与えるような理想的で
ない磁場が生ずる。この理想的でない磁場すなわち振動
磁場b(t) により、画像データ集合は、再構成されるM
R画像が歪み、ゴースト、画像シフト、シェーディン
グ、ボケ及び強度変動等の様々な画質の問題を有し得る
ような理想的でないものになる。従って、1つ又はこれ
よりも多い磁場振動誤差成分を識別すると共に定量化し
て、これらの誤差成分を補償することにより、補償しな
ければ再構成されるMR画像に現われていたであろう画
像アーティファクトを最小限に抑えるか又は排除するこ
とができる。
【0020】振動磁場b(t)は、その振動モードに関
わらず、ラプラスの方程式∇2b(t)=0を満たしていな
ければならない。従って、振動磁場b(t) は、その様々
な空間成分(又は球面調和関数)の和によって記述する
ことができる。すなわち、 b(t)=b0(t)+gx(t)x+gy(t)y+gz(t)z+... (1) ここで、b0(t)は空間的に不変の磁場であり、gx(t)、
y(t)及びgz(t)はそれぞれx方向、y方向及びz方向
に沿った空間的に線形の勾配磁場であり、省略されてい
る項は空間的に高次の磁場である。式(1)の全ての項
が時間変数tに依存していることに留意されたい。典型
的には、b0(t)は主磁場摂動、gx(t)は周波数エンコー
ド勾配摂動又は読み出し勾配摂動、gy(t)は位相エンコ
ード勾配摂動、及びgz(t)はスライス選択勾配摂動とも
呼ばれる。
【0021】振動磁場b(t) が式(1)に明示的に示す
4つの項によって近似され得るように、より高次の勾配
項は無視できる振動誤差成分を含んでいるものと仮定す
る。但し、以下で更に詳細に説明される定量化及び補償
の体系的方法(scheme)は、空間的に高次の磁場項を含
む振動磁場b(t) についても具現化し得ることを理解さ
れたい。
【0022】式(1)の4つの項の各々が多数の振動成
分を含む可能性があり、各々の成分が4つのパラメータ
すなわち振幅、周波数、位相及び減衰時定数によって定
義される。従って、b0(t)を次のように表現することが
できる。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、M0 は振動モードの総数であり、
m は振幅であり、fm は周波数であり、ζm は位相で
あり、λm は減衰時定数であり、mは振動モードの番号
である。同様に、式(1)の3つの線形勾配項(g
x(t)、gy(t)、及びgz(t))を次のように表現すること
ができる。
【0025】
【数2】
【0026】ここで、それぞれgx(t)、gy(t)、及びg
z(t)について、Mx 、My 及びMz は振動モードの総数
であり、gx,m 、gy,m 及びgz,m は振幅であり、f
x,m 、f y,m 及びfz,m は周波数であり、ζx,m 、ζ
y,m 及びζz,m は位相であり、λx, m 、λy,m 及びλ
z,m は減衰時定数である。
【0027】データ取得中の減衰効果は無視できるもの
と仮定すると、式(2a)〜式(2d)を次のように単
純化することができる。
【0028】
【数3】
【0029】本発明の説明を簡単にするために上の単純
化を導入する。但し、本発明は式(3a)〜式(3d)
の代わりに式(2a)〜式(2d)すなわち無視できな
い減衰効果を含めて用いても具現化し得ることを理解さ
れたい。
【0030】関心のある物体又は該物体の一部を撮像す
るために、p列のkx 空間データとq行のky 空間デー
タとで構成されているp×qの生のk空間データ点のア
レイを誘導し取得するように、1つ又はこれよりも多い
パルス・シーケンス(すなわちRFパルス及び勾配パル
ス)が構成される。パルス・シーケンスにより、励起し
た関心のある物体から1つ又はこれよりも多いMR信号
が発生されて、MR信号が取得される。各々のMR信号
がp個のデータ点を有する1行分のky 空間データを提
供する。このようにして、全部でq個のMR信号をサン
プリングすると、関心のある物体の画像再構成を行なう
のに十分なp×qの生のk空間データ点のアレイが得ら
れる。
【0031】図3には、磁場振動の定量化及び補償の体
系的方法の流れ図が示されている。この体系的方法は、
ループ開始ステップ600と、磁場b(t) 準備ステップ
602と、b0,n(t)の振動成分算出ステップ604と、
x,n(t)の振動成分算出ステップ606と、gy,n(t)の
振動成分算出ステップ608と、gz(t)の振動成分算出
ステップ610と、画像データ取得開始ステップ612
と、gz(t)振動成分誘発誤差補償ステップ614と、b
0,n(t)振動成分誘発誤差補償ステップ616と、g
x,n(t)振動成分誘発誤差補償ステップ618と、g
y,n(t)振動成分誘発誤差補償ステップ620と、画像再
構成ステップ622と、判定ステップ624と、ループ
終了ステップ626と、増数(インクリメント)ステッ
プ628とを含んでいる。この体系的方法は、各々のM
Rエコー信号毎に、換言すればk空間データの各々の行
毎に、振動磁場b(t) に対応する全ての振動誤差成分が
識別され、定量化され、利用されて対応するk空間デー
タに対する誤差補償を実行することができるように、n
=1,2,....,q回実行される。ステップ604〜6
10において算出された振動誤差成分をシステム制御部
122及び/又はコンピュータ・システム107によっ
て用いて、補償ステップ614〜620を実行する。定
量化及び補償の体系的方法に関連する実際の式は、MR
画像を取得するために具現化されるパルス・シーケンス
の形式に応じて僅かずつ異なるので、3つの異なるパル
ス・シーケンスすなわちスピン・エコー(SE)・パル
ス・シーケンス、ファスト・グラディエント・エコー
(FGRE)・パルス・シーケンス及びファスト・スピ
ン・エコー(FSE)・パルス・シーケンスを用いてこ
の体系的方法を説明する。
【0032】[SEパルス・シーケンス]本発明の一実
施例では、操作者がSEパルス・シーケンスを用いて関
心のある物体のMR画像を取得するようにMRイメージ
ング・システムすなわちループ開始ステップ600を起
動する。MRイメージング・システムの能力に応じて、
操作者がパルス・シーケンスの一覧の中からSEパルス
・シーケンスを直接的に指定してもよいし、システムが
SEパルス・シーケンスに予め設定されていてもよい
し、又は走査時間、画像分解能、撮像したい組織の種類
及びその他の要件に基づいてシステムがSEパルス・シ
ーケンスを選択してもよい。一旦、SEパルス・シーケ
ンスが選択されたら、このパルス・シーケンスは、振動
磁場b(t) 準備ステップ602を実行することを含めて
構成される。準備ステップ602は、b(t) を構成する
0(t)、gx(t)、gy(t)及びgz(t)の周波数、振幅及び
初期位相を構成設定することを含んでいる。
【0033】図4には、SEパルス・シーケンスの単純
化された波形図が示されている。当業界で周知のよう
に、SEパルス・シーケンスは、90°RFパルス30
0と、180°RFパルス302と、データ取得ウィン
ドウ304(読み出し勾配がオンになっている期間)と
を含んでいる。第1の繰り返し周期(すなわちTR)の
90°RFパルス300の中央に基準時間点t=0が設
定される。90°RFパルス300から180°RFパ
ルス302までの時間をハーフ・エコー時間τと呼ぶ。
データ取得ウィンドウ304は、180°RFパルス3
02の後にt1 からt1 ≦t≦t1 +Tにわたってオン
になる。ここで、時間t1 <2τであり、Tはデータ取
得ウィンドウの持続時間である。データ取得ウィンドウ
304をアナログ・ディジタル変換器(ADC)ウィン
ドウとも呼ぶ。
【0034】図4に示すように、データ取得ウィンドウ
304は、時刻t=t1 +dに位置する部分エコー中心
306と、時刻t=t1 +d+Δに位置する全エコー中
心308とを示す。前述の体系的方法は、部分エコー取
得を含んでいるSEパルス・シーケンスにも全エコー取
得を含んでいるSEパルス・シーケンスにも適用するこ
とができる。全エコー取得の場合は、部分エコー取得の
Δ=0である特殊な例と考えることができる。図4か
ら、部分エコー・パラメータを次のように定義すること
ができる。
【0035】 frac#echo=1−(2Δ/T) (4a) また、次のタイミング関係を導出することができる。
【0036】 t1=2τ−(T/2)(frac#echo) (4b) 及び T=kxres/(2・rbw) (4c) ここで、rbwは受信器帯域幅(すなわち信号周波数は
−rbwから+rbwにわたる)、及びkxresは読み出
し方向に沿って取得されるk空間データ点の総数である
(すなわちkxres=p)。SEパルス・シーケンスは、
時間TRを有し、全部でq回繰り返されて、q行全ての
k空間データを取得するように構成される(各々の第n
のTRにおける名目上(nominal) の位相エンコード勾配
y には僅かな変更を加える。ここで、n=1,
2,....,q)。
【0037】一旦、SEパルス・シーケンスが構成され
たら、振動成分算出ステップ604〜610が実行され
る。好ましくは、第nのエコー又はTRについてのステ
ップ604〜610は、関心のある物体に第nのエコー
又はTRについての対応するパルス・シーケンスを印加
して第n行のk空間データを取得する前に完了する。ス
テップ604〜610は連続した順序として示されてい
るが、第nのパルス・シーケンスの開始の前にステップ
604〜610が完了する限り、ステップ604〜61
0を任意の順序で実行してよいし又は同時に実行しても
構わない。このようにして、データ取得の前、データ取
得中又はデータ取得の後に振動誤差成分を補償すること
ができる。
【0038】b0,n(t)の振動成分算出ステップ604に
移ると、b0(t)についての振動誤差成分は位相誤差φ
0(t)を生ずる。各々のTR時間について、位相誤差φ
0(t)を次の3つの項で表現することができる。すなわ
ち、(1)90°RFパルス300から180°RFパ
ルス302までの時間(0≦t≦τ)をカバーする第1
の項、(2)180°RFパルス302からデータ取得
ウィンドウ306の開始までの時間(τ≦t≦t1 )を
カバーする第2の項、及び(3)データ取得ウィンドウ
306の最中の時間(t1 ≦t′≦t)をカバーする第
3の項である(図4を参照)。
【0039】従って、第1のTR(すなわちn=1)に
ついての位相誤差φ0(t)は、
【0040】
【数4】
【0041】となる。ここで、γは磁気回転定数であ
り、第1の項は180°RFパルスの位相反転効果を考
慮に入れるように負の符号を含んでおり、b0(t)は式
(3a)で与えられている。位相誤差φ0(t)は、第1の
TR時間についてデータ取得中に生ずる振動するb0(t)
からの全位相誤差(すなわち振動誤差成分)を表わして
いる。
【0042】SEパルス・シーケンスは第1のTRの後
に繰り返されるので、後続の全てのTR時間についての
位相誤差は、式(5)を用いて各々の特定のTR区間に
適した新たなb0(t)によって修正すると算出することが
できる。第1のTR時間内の任意の時刻t′(t=
t′)について、第1のTR時間でのb0(t)は、
【0043】
【数5】
【0044】となり、第2のTR時間内の任意の時刻
(t=t′+TR)でのb0(t)は、
【0045】
【数6】
【0046】となることが分かる。ここで、式(3a)
のb0(t)における時間変数tは、式(6a)及び式(6
b)ではそれぞれt′及びt′+TRに置き換えられて
いる。この置き換えを行なうと、第2のTRでのb0(t)
(すなわちb0,2(t)は、式(6a)の位相ζm がζm,1
=2πfmTR+ζm
(6c)に変化したことを除けば、第1のTRでの
0(t)(すなわちb0,1(t))と本質的に同一であること
が明らかとなる。従って、所与のMR画像取得について
任意のTR時間における式(3a)のb0(t)をより一般
的に次のように表現することができる。
【0047】
【数7】
【0048】ここで、n=1,2,....,qであり、q
=TR時間の総数又はk空間データの行の総数であり、
第nのTRについて0≦t≦TRであり、ζm,n-1 =2
π(n−1)fm TR+ζm である。
【0049】次いで、式(5)を一般化して、所与のM
R画像取得の範囲内において任意の第nのTR時間につ
いてb0,n(t)の位相誤差φ0,n(t)を算出することができ
る。
【0050】
【数8】
【0051】ここから、ステップ604において、式
(7a)及び式(7b)を用いて、取得される第n行の
k空間データについてb0,n(t)の位相誤差φ0,n(t)を算
出する。b0,n(t)の形態に応じて、第nのエコー又はT
Rについてのφ0,n(t)を数値的に解くこともできるし又
は解析的に解くこともできる。
【0052】gx,n(t)の振動成分算出ステップ606に
ついて述べると、gx(t)の振動誤差成分は、kx 空間変
位誤差Δkx(t)を生ずる。kx 空間変位誤差Δkx(t)に
より、kx 方向にk空間データの歪みが生ずる。
【0053】式(7a)におけるb0(t)のb0,n(t)への
特性付け又は誘導と同様に、式(3b)のgx(t)も第n
のTR時間について特性付けすることができる。
【0054】
【数9】
【0055】ここで、ζx,m,n-1 =2π(n−1)f
x,m TR+ζx,m である。次いで、式(7b)を用い
て、b0,n(t)を式(8a)のgx,n(t)で置き換えて、第
nのTRについてのΔkx,n(t)を算出することができ
る。
【0056】
【数10】
【0057】ここから、ステップ606において、取得
される第n行のk空間データについてgx,n(t)のkx
間変位誤差Δkx,n(t)が式(8a)及び式(8b)を用
いて算出される。gx,n(t)の形態に応じて、Δkx,n(t)
を数値的に解くこともできるし又は解析的に解くことも
できる。
【0058】gy,n(t)の振動成分算出ステップ608に
ついて述べると、gy(t)の振動誤差成分はky 空間変位
誤差Δky(t)を生ずる。ky 空間変位誤差により、k空
間データ点がky 方向に歪む。gy(t)の位相エンコード
勾配誤差は、gx(t)の読み出し勾配誤差の対応物であ
り、gy,n(t)及びΔky,n(t)を得るためには式(8a)
及び式(8b)を次のように修正するだけでよい。
【0059】
【数11】
【0060】ここで、gy,n(t)は式(3c)のgy(t)を
第nのTR時間について表現したものであり、ζ
y,m,n-1 =2π(n−1)fy,m TR+ζy,m である。
ここから、ステップ608において、取得される第n行
のk空間データについてgy,n(t)のk y 空間変位誤差Δ
y,n(t)が式(9a)及び式(9b)を用いて算出され
る。k y 空間変位誤差Δky,n(t)は、数値的方法によっ
て数学的に解くこともできるし、又は解析的方法によっ
て解くこともできる。
【0061】gz(t)の振動成分算出ステップ610につ
いて述べると、gz(t)の振動誤差成分はスライス選択勾
配誤差Δkz を生ずる。φ0,n(t)、Δkx,n(t)及びΔk
y,n(t)とは異なり、Δkz は、第nの90°RFパルス
から第nエコーの中心までの時間区間を用いて評価され
る時間に独立の関数Δkz,n によって近似することがで
きる。第nの180°RFパルスの位相反転効果を考慮
に入れると、第nのTRについてのΔkz,n は、
【0062】
【数12】
【0063】となり、ここで、gz(t)は式(3d)によ
って与えられている。式(7b)、式(8b)及び式
(9b)と同様に、式(10)を次のようにも表現する
ことができる。
【0064】
【数13】
【0065】ここで、
【0066】
【数14】
【0067】である。
【0068】ステップ604〜610が実行された後の
次のステップは、画像データ取得開始ステップ612で
ある。ステップ612において、第n行のk空間データ
を取得するように構成されているSEパルス・シーケン
スが関心のある物体に印加される。
【0069】第n行のk空間データの画像データ取得の
前に、補償ステップ614が実行される。好ましくは、
第nのTRについてのスライス選択勾配Gz(t)が、第n
のTRについて算出されたΔkz,n から構成される補正
パルス又は補正波形を含めることにより修正される。図
5に示すように、補正パルス又は補正波形は、(a)パ
ルスの下方の面積として−Δkz,n /2πγを有するブ
リップ形勾配パルス310すなわちgzcomp1(図5
(a)を参照)であるか、又は(b)パルスの下方の面
積としてやはり−Δkz,n /2πγを有する付加的なク
ラッシャ又はスライス再集束勾配パルス312すなわち
zcomp2(図5(b)を参照)であり得る。いずれの場
合にも、補正パルス又は補正波形は、第nのTRについ
て元の振動するgz(t)によって誘発されるΔkz,n 誤差
を「打ち消す(cancel)」ように作用する。
【0070】ブリップ形勾配パルス310は、図5
(a)では第nの180°RFパルスの後に生ずるもの
として図示されているが、代替的に、第nの90°RF
パルスの後から第nエコーの開始の前までの任意の時刻
から補償を実行することもできる。ブリップ形勾配パル
ス310の形状は変形自在であり、図示の三角形に限定
されている訳ではない。但し、180°RFパルスとエ
コーの開始との間の時間内に正のパルスが用いられてい
るならば、90°RFパルスと180°RFパルスとの
間の時間内に用いるときには負のパルスを具現化しなけ
ればならない(180°RFパルスの位相反転効果を相
殺するために)。同様に、付加的な勾配パルス312も
また、90°RFパルスの後からエコーの開始の前まで
の任意の時刻に発生させることができ、任意のパルス形
状を有していてよく、90°RFパルスと180°RF
パルスとの間に印加される場合には極性をフリップさせ
なければならない。
【0071】図3では、ステップ614〜620は連続
した順序として示されているが、ステップ614〜62
0はこの順序に必ずしも従う必要はなく、同時に実行さ
れてもよい。補償ステップ616において、b0,n(t)に
よって誘発される位相誤差φ 0,n(t)は、データ取得の後
であるが画像再構成の前に第n行のk空間データにおい
て補償され得る。補償又は補正は、第nのTRについて
の位相誤差φ0,n(t)(式(7b)を用いて算出される)
を用いて第n行の各々のk空間データ点との位相減算を
実行することを含んでいる。このようにして、摂動する
(すなわち振動する)b0,n(t)から生ずる画像アーティ
ファクトが最小限に抑えられるか又は排除される。位相
減算による補正の方法については、General Electric C
ompany社が所有する米国特許第5,642,047号に
更に詳細に記載されている。本特許はここに参照される
べきものである。
【0072】代替的には、振動汚染されているk空間デ
ータを補正する(すなわちデータ取得の後での補正)代
わりに、補償ステップ616は、第n行のデータ取得が
進行している間に第nのTRについてφ0,n(t)の補正を
実行することを含んでいてもよい。第nのTRについて
の位相誤差φ0,n(t)は、送受信器150の受信器部の位
相を動的に調節することにより補償され得る。このアプ
ローチを用いると、関心のある物体から発生されたMR
エコー信号が振動汚染されていても、データ取得又は受
信用装置自体を用いて誤差を相殺すると共に補正後のデ
ータを取得するので、取得されるデータは振動誤差を有
さなくなる。更にもう1つの代替的な方法では、第nの
TRについての位相誤差φ0,n(t)を、第nのTRについ
て主磁場を相応に調節するか又は受信器周波数を変化さ
せることにより、第nのk空間データの取得の前に補正
することもできる。この実行前補償のアプローチは、b
0, n(t)が第n行全体のk空間について一定値である場合
に特に効果的である。受信器の位相及び周波数の調節を
用いた補正方法については、両者ともGeneral Electric
Company社が所有する米国特許第5,864,233号
及び5,923,168号に更に詳細に記載されてい
る。これらの特許はここに参照されるべきものである。
【0073】補償ステップ618及び620において、
x,n(t)によって誘発されたkx 空間変位誤差Δk
x,n(t)及びgy,n(t)によって誘発されたky 空間変位誤
差Δky, n(t)がそれぞれ、画像再構成の前に、取得され
た第n行のk空間データにおいて補償される。第nのT
Rについての変位誤差Δkx,n(t)及びΔky,n(t)(これ
らは式(8b)及び式(9b)を用いて算出される)を
用いて、公知の格子再設定(regridding)アルゴリズム
の1つを用いて歪んだk空間を直線の格子に復元する。
格子再設定アルゴリズムについては、IEEE Transaction
s in Medical Imaging誌、第10巻、第473頁〜第4
78頁(1991年)のJ. I. Jackson等による「格子
設定を用いたフーリエ反転のための畳み込み関数の選択
(Selectionof a Convolution Function for Fourier I
nversion Using Gridding)」に更に詳細に記載されて
いる。本論文はここに参照されるべきものである。
【0074】代替的には、磁石の振動によって生ずる第
nのTRについての勾配誤差すなわちgx,n(t)及びg
y,n(t)をパルス・シーケンスの修正を通じて補償するこ
ともできる。このアプローチでは、gx,n(t)及びg
y,n(t)それぞれの2つの誤差項の各々が、更に、取得前
誤差と取得時誤差とに分割される。
【0075】gx,n(t)及びgy,n(t)に関連する取得前誤
差は、第n行のk空間データについて2つのk空間オフ
セットによって記述され、これをそれぞれ式(11a)
及び式(11b)に示す。
【0076】
【数15】
【0077】取得前誤差は、面積がそれぞれ−Δk
x,n,pre /(2πγ)及び−Δky,n,pre/(2πγ)
に等しい読み出し勾配パルス及び位相エンコード勾配パ
ルスを用いて補償することができる。補償勾配パルス
は、独立したパルスであってもよいし、位相分散用読み
出し勾配パルス及び名目上の位相エンコード勾配パルス
等の既存の勾配パルスと結合されていてもよい。
【0078】取得時誤差は、それぞれ読み出し勾配軸及
び位相エンコード勾配軸上の2つの摂動勾配として記述
される。すなわち、t1≦t<t1+Tについて、 gx,n,acq(t)=gx,n(t) (11c) t1≦t<t1+Tについて、 gy,n,acq(t)=gx,n(t) (11d) 読み出し勾配誤差gx,n,acq(t)は、名目上の読み出し勾
配をGx(t)からGx(t)−gx,n,acq(t)に変化させること
により補償することができる。位相エンコード勾配誤差
y,n,acq(t)は、読み出し勾配と同時に位相エンコード
勾配軸に−gy,n, acq(t)に等しい相殺用勾配を付加する
ことにより補償することができる。格子再設定を用いた
前述のk空間補正方法とは異なり、パルス・シーケンス
の修正に基づく補償アプローチは、振動の影響を含まな
いk空間データを生成する。従って、取得されたk空間
データを画像再構成に直接的に用いることができる。
【0079】判定ステップ624においては、所与のM
R画像について全ての行のk空間データが補正され終わ
っていなければ(すなわちn<q)、判定ステップ62
4は、次の振動誤差成分に関わる計算及び補正(すなわ
ちステップ628においてn=n+1)を実行するよう
に指令する。他の場合には、所与のMR画像について全
ての行のk空間データが補正されていれば(すなわちn
=q)、判定ステップ624は、磁場振動の定量化及び
補償の処理をこのMR画像について終了するように指令
する。次に、ステップ622において画像再構成が実行
される。画像再構成は、フェルミ・フィルタを用いたフ
ーリエ変換、又は分数エコー若しくは分数回の励起(N
EX)のデータ集合のためのホモダイン再構成アルゴリ
ズム等の周知の再構成手法の任意のものを用いて行なう
ことが可能である。この時点で磁石の振動によって生ず
る画像アーティファクトを最小限しか含んでいないか又
は全く含んでいない再構成された画像データ集合は、例
えば、医療診断又は更なる処理に用いるために、画像表
示、記憶、遠隔サイトへの送信、フィルム若しくは印刷
による記録、又はその他の利用及び操作を行なうのに適
切なものとなっている。
【0080】[FGREパルス・シーケンス]本発明の
もう1つの実施例では、磁場振動の定量化及び補償の体
系的方法は、FGREパルス・シーケンスを用いて取得
されるMR画像に対して適用される。SEパルス・シー
ケンスに関する体系的方法の上の大部分の記載がFGR
Eパルス・シーケンスについても適用可能である。FG
REパルス・シーケンスの具現化形態に特有の式、関心
のある時間区間及び/又はその他のパラメータについて
以下で議論する。
【0081】一旦、FGREパルス・シーケンスが選択
されたら、ループ開始ステップ600に入って、定量化
及び補償の体系的方法を開始する。次に、FGREパル
ス・シーケンスの構成設定の一部としてb(t) 準備ステ
ップ602が実行される。準備ステップ602は、b
(t) を構成するb0(t)、gx(t)、gy(t)及びgz(t)の周
波数、振幅及び初期位相を構成設定する又は指定するこ
とを含んでいる。
【0082】図6に、FGREパルス・シーケンスの単
純化された図が示されている。当業界で周知のように、
FGREパルス・シーケンスは、α°RFパルス400
と、データ取得ウィンドウ402(読み出し勾配Gx(t)
が作用している期間)とを含んでいる。α°RFパルス
400は、典型的には5°乃至90°にわたるα、好ま
しくは30°乃至60°の間にあるαを有するRFパル
スである。第1のTRのα°RFパルス400の中央に
基準時間点t=0が設定される。データ取得ウィンドウ
402は、アナログ・ディジタル変換器(ADC)ウィ
ンドウとも呼ばれ、このウィンドウ402は、α°RF
パルス400の後の時刻t=t1 にオンになって、時間
Tにわたってオンの状態にある。ウィンドウ402につ
いて、時刻t=t1 +dに位置する部分エコー中心40
4、及び時刻t=t1 +d+Δに位置する全エコー中心
406もまた示されている。ここで、ΔはMRエコー信
号のピークとウィンドウ402の中心との間の離隔であ
る。FGREパルス・シーケンスは、部分エコー取得の
場合及び全エコー取得の場合の両方をカバーするように
意図されている。全エコー取得は、部分エコー取得のΔ
=0である特殊な例と考えることができる。式(4a)
〜式(4c)において与えられたタイミング関係は、図
6に示すFGREパルス・シーケンスにも適用可能であ
る。FGREパルス・シーケンスは、繰り返し時間又は
期間TRを有し、全部でq回繰り返されて(各々の第n
のTRにおける位相エンコード勾配Gy(t)は異なるもの
とする。ここで、n=1,2,....,q)、所望のMR
画像について全部でq行のk空間データを取得するよう
に構成される。
【0083】b(t) 準備ステップ602の後に、振動成
分算出ステップ604〜610が実行される。b0,n(t)
の振動成分算出ステップ604において、第nのTRに
ついての位相誤差φ0,n(t)が次の2つの項によって算出
される。すなわち(1)第nのα°RFパルスから第n
のデータ取得ウィンドウの開始までの時間(0≦t≦t
1 )をカバーする第1の項、及び(2)第n行のデータ
取得中の時間(t1 ≦t′≦t)をカバーする第2の項
である(図6を参照)。このようにして、FGREパル
ス・シーケンスを用いた場合の第nのTRについての位
相誤差φ0,n(t)が、式(7b)を次のように修正するこ
とにより与えられる。
【0084】
【数16】
【0085】ここで、γは磁気回転定数であり、b
0,n(t)は式(7a)において与えられている。FGRE
パルス・シーケンスには再集束RFパルスは用いられな
いので、位相反転効果を考慮に入れる必要はないことに
留意されたい。
【0086】gx,n(t)の振動成分算出ステップ606に
おいて、FGREパルス・シーケンスを用いた場合の第
nのTRについてのkx 空間変位誤差Δkx,n(t)は、式
(12)を用いるが、但しb0,n(t)を式(8a)のg
x,n(t)で置き換えて、次のようにして算出される。
【0087】
【数17】
【0088】gy,n(t)の振動成分算出ステップ608に
おいて、FGREパルス・シーケンスを用いた場合の第
nのTRについてのky 空間変位誤差Δky,n(t)は、式
(12)を用いるが、但しb0,n(t)を式(9a)のg
y,n(t)で置き換えて、次のようにして算出される。
【0089】
【数18】
【0090】gz(t)の振動成分算出ステップ610にお
いて、FGREパルス・シーケンスを用いた場合の第n
のTRについてのスライス選択勾配誤差Δkz,n は、第
nのα°RFパルスから第nのMRエコー信号の中心ま
での時間区間をカバーするように式(10)を修正する
ことにより次のようにして与えられる。
【0091】
【数19】
【0092】代替的には、式(15)を次のように表現
してもよい。
【0093】
【数20】
【0094】ここで、gz,n(t)は式(10b)によって
与えられている。
【0095】式(12)〜式(15a)を用いて振動誤
差成分を数値的に又は解析的に算出すると、適当な補償
ステップ614〜620を実行して、前述のようにして
第n行のk空間データを補正することができる。例え
ば、補償ステップ614において、補正パルス又は補正
波形はパルスの下方の面積として−Δkz,n /2πγを
有する。更に、補正パルス又は補正波形は、図5(a)
〜図5(b)にそれぞれ示すように、ブリップ形勾配パ
ルスであってもよいし、又は付加的なクラッシャ若しく
はスライス再集束勾配パルスであってもよい。補正パル
スは、第nのα°RFパルスの後から第nエコーの開始
の前までの任意の位置に付加することができる。但し、
再集束RFパルスが用いられていないので、位相反転効
果を相殺するための補正パルスの極性の負反転は必要で
ない。
【0096】以上の処理が、望ましくない磁石の振動の
存在についてq行全てのk空間データが補正され終わる
まで次のTR時間について繰り返される。次いで、補正
済のk空間データを用いて、再構成ステップ622にお
いてMR画像が再構成される。
【0097】[FSEパルス・シーケンス]本発明の更
にもう1つの実施例では、FSEパルス・シーケンスを
用いて取得されるMR画像に対して磁場振動の定量化及
び補償の体系的方法が適用されるものとして示される。
ここでも、SEパルス・シーケンスについて与えられた
前の記載は本パルス・シーケンスにも適用可能であり、
式及び他のパラメータの変更について以下で議論する。
【0098】図7には、FSEパルス・シーケンスの単
純化された図が示されている。FSEパルス・シーケン
スは、90°RFパルス500と、第1の180°RF
パルス502と、第1のデータ取得ウィンドウ504
と、第2の180°RFパルス506と、第2のデータ
取得ウィンドウ508と、第3の180°RFパルス5
10と、第3のデータ取得ウィンドウ512とを含んで
いる。データ取得の第1のTR(又はショット)の90
°RFパルス500の中央に基準時間点t=0が設定さ
れる。第1の180°RFパルス502は、時間区間τ
の後に90°RFパルス500に続く。第1のデータ取
得ウィンドウ504は、第1の180°RFパルス50
2の後に続き、時刻t=t1 にオンになる。第1のデー
タ取得ウィンドウ504がオフになった後に、第1の1
80°RFパルス502からエコー間隔(esp)を空
けて、第2の180°RFパルス506が実行される。
同様に、第3の180°RFパルス510は、第2の1
80°RFパルス506から時間区間espの後に実行
され、第2及び第3の180°RFパルス506及び5
10に続いて、それぞれ時刻t=t2 及びt=t3 にお
いて第2及び第3のデータ取得ウィンドウ508及び5
12が実行される。ウィンドウ504、508及び51
2の各々が時間Tにわたってオンになっている。
【0099】このようにして、当業界で周知のように、
各々のFSEパルス・シーケンスが1つの90°RFパ
ルスと、これに続いて全部でj個の180°RFパルス
と、各々の180°RFパルスに続いて対応するデータ
取得ウィンドウとを含んでいる。各々のデータ取得ウィ
ンドウにおいて、エコー又は1行分の生のk空間データ
が取得される。このようなFSEパルス・シーケンスが
全部でi回(iショットとも呼ぶ)にわたって実行され
て、全部でq行の生のk空間データを完成する。換言す
ると、取得されるMR画像について、FSEパルス・シ
ーケンスはi回又はiショットにわたって実行する必要
があり、各々の第aショットがj個のエコーを誘発し、
従って、j行のk空間データ取得を行なう。ショット当
たりのエコーの数jは、2乃至128にわたることがで
き、好ましくは、jは8乃至16の間の範囲にある。こ
のようにして、全部でq=i*j行のデータを取得する
ことができる。
【0100】FSEパルス・シーケンスはSEパルス・
シーケンス又はFGREパルス・シーケンスよりも複雑
であるため、FSEパルス・シーケンスの振動誤差成分
もより複雑である。中でも、180°RFパルス(すな
わち再集束パルス・トレイン)によって生ずる多数の位
相反転効果、及び理想的でない再集束パルス・トレイン
によって生ずる励起したエコーを考慮に入れる必要があ
る。計算を単純にするために、誘導エコー経路(stimul
ated echo pathway)は、Magnetic Resonancein Medici
ne誌、第30巻、第60頁〜第67頁(1993年)に
所載のX. Zhou等による「ファスト・スピン・エコーを
用いた高磁場MR微視的検査法(High-field MR Micros
copy Using Fast Spin Echoes )」に示されているよう
な一定でないクラッシャ勾配波形を用いて位相分散する
ことができ、従って無視できるものと仮定する。実際に
は、誘導エコー経路は、FSEパルス・シーケンスでは
然程容易には無視できない。しかしながら、このような
仮定によって、主エコーが信号を支配している場合には
妥当な近似が可能になる。この条件下で、画像アーティ
ファクトを排除しないまでも少なくとも減少させること
ができる。
【0101】算出ステップ604について述べると、式
(6a)〜式(7a)に類似した導出法に基づいてb
0(t)を第aショットについて比較的簡便に表現すること
ができる。
【0102】
【数21】
【0103】ここで、ζm,a =2π(a−1)fm Q+
ζm,1 であり、QはFSEパルス・シーケンスのTR時
間であり、a=1,2,....,iショットである。ここ
で、第aショットの第1エコー(c=1、ここで、c=
1,2,....,jエコー)に関連するb0,a(t)を考え
る。SEパルス・シーケンスの場合の振動誤差成分b
0,n(t)に類似して、第aショットの第1エコーについて
のb0,a(t)の振動成分φ1,a(t)は、
【0104】
【数22】
【0105】となり、ここで、
【0106】
【数23】
【0107】である。第aショットの第2エコー(c=
2)については、b0,a(t)の振動成分φ2,a(t)は、
【0108】
【数24】
【0109】となり、ここで、
【0110】
【数25】
【0111】である。
【0112】このようにして、第aショットの任意の第
cエコーについてのb0,a(t)の振動成分φc,a(t)の一般
的な表現が次の式によって与えられる。
【0113】
【数26】
【0114】ここで、
【0115】
【数27】
【0116】(第aショットの第cの180°RFパル
スまでに蓄積された位相)、
【0117】
【数28】
【0118】(c=1の180°RFパルスにおける位
相)、及びh≧2について、
【0119】
【数29】
【0120】(第(h−1)の180°RFパルスから
第hの180°RFパルスまでの位相)、
【0121】
【数30】
【0122】(第cの180°RFパルスから第cのデ
ータ取得ウィンドウの開始までの位相)、 tc=2c・τ−T/2 (第aショットの第cエコーのデータ取得開始時刻)、
及びmod(h,2)はh/2の剰余を表わしている。
従って、第aショットの各々の第cエコー(すなわち換
言すると、取得される各々の第n行のk空間データ。こ
こで、n=c+j(a−1))が、該エコーに関連した
振動誤差φc,a(t)を有する。各々の振動誤差φc,a(t)
が、FSEビュー順序テーブルに従って該誤差に対応す
る第nのk空間の行に関連付けられる。FSEビュー順
序テーブルは、各々のエコーを第nのk空間の行に関連
付けており、全てのショットにおいて発生された複数の
エコーが適正に識別され番号付けされ得るようにしてい
る。
【0123】算出ステップ606において、FSEパル
ス・シーケンスを用いた場合の第aショット(換言する
と、第n行のk空間データ)の第cエコーについてのg
x,a(t)のkx 空間変位誤差Δkx,c,a(t)が、式(18)
に類似しているがb0,a(t)をgx,a(t)で置き換えた式を
用いて算出される。同様に、算出ステップ608におい
て、第aショット(換言すると、第n行のk空間デー
タ)の第cエコーについてのgy,a(t)のky 空間変位誤
差Δky,c,a(t)が、式(18)に類似しているがb
0,a(t)をgy,a(t)で置き換えた式を用いて算出される。
【0124】算出ステップ610において、第aショッ
ト(第n行のk空間データ)の第cエコーについてのg
z(t)のスライス選択勾配誤差Δkz,c,a が、第aの90
°RFパルスから第cエコーの中心までで算出される。
スライス選択勾配誤差Δkz, c,a は、式(19)を用い
て算出することができる。
【0125】
【数31】
【0126】ここで、
【0127】
【数32】
【0128】である。
【0129】位相誤差φc,a(t)の場合と同様に、勾配に
誘発される誤差の各々もまた、FSEビュー順序テーブ
ルに従って該誤差に対応する第nのk空間の行に相関付
けされる。
【0130】一旦、全ての振動誤差成分すなわちk空間
位相誤差が既知になったら、ステップ612において、
第n行のk空間データの取得、又はより好ましくは第a
ショットのj個全てのエコーの取得が開始する。次に、
補償ステップ614〜620が実行されて、第aショッ
トの第cエコーの位相誤差を補正する。例えば、補償ス
テップ614において、補正パルス又は補正波形は、パ
ルスの下方の面積として−Δkz,c,a /2πγを有する
ものとなる。
【0131】図8に示すように、スライス選択勾配に付
加され又は結合される補正パルスは、(a)パルスの下
方の面積として−Δkz,c,a /(2πγ)を有するブリ
ップ形パルスgzcomp,c,a であるか、又は(b)パルス
の下方の面積としてやはり−Δkz,c,a /(2πγ)を
有する付加的なクラッシャ又はスライス再集束勾配パル
スg′zcomp,c,a であり得る。好ましくは、パルスの下
方の面積として−Δk z,1,a /(2πγ)、−Δk
z,2,a /(2πγ)及び−Δkz,3,a /(2πγ)等を
それぞれ有するブリップ形勾配パルス710、712、
714等のようなj個のブリップ形勾配パルスがスライ
ス選択勾配に印加される(図8(a)を参照)。ブリッ
プ形勾配パルスは、正のパルスであってもよいし、負の
パルスであってもよい。代替的には、j個の補償勾配パ
ルスを、付加面積として−Δkz,1,a/(2πγ)、−
Δkz,2,a /(2πγ)及び−Δkz,3,a /(2πγ)
等をそれぞれ有するように既存のクラッシャ勾配パルス
又はスライス再集束勾配パルスと組み合わせる(参照番
号716、718、720等)こともできる(図8
(b)を参照)。各々の付加勾配は、該勾配が該勾配に
対応する再集束RFパルスの後に生ずるようにして印加
される。他の誤差すなわちφc,a(t)、Δkx,c,a(t)及び
Δky,c,a(t)の補償は、SEパルス・シーケンスについ
て議論したような受信器の位相調節及びk空間格子再設
定によって実行することができる。
【0132】図3に示す処理はi回繰り返されて、各々
のショットにおける各々のエコーを算出すると共に補償
する。補償ステップ614〜620が完了した後に、周
知の再構成手法を用いて画像再構成ステップ622が行
なわれる。このようにして、FSEパルス・シーケンス
を用いて取得されるMR画像内に望ましくない磁石又は
磁場の振動によって生ずる画像アーティファクトを排除
するか又は減少させることができる。
【0133】図面に示すと共に以上に記載した本発明の
実施例が現状では好ましいが、これらの実施例は例示の
ためにのみ提示されていることを理解されたい。例え
ば、4つの振動成分(1つのb0 磁場及び3つの線形勾
配磁場)よりも多い振動成分又は少ない振動成分を算出
して、所与の行のk空間データにおいて補正してもよい
ものと想到される。他の例として、磁石の振動によって
生ずる画像アーティファクトを3次元MR画像において
補正することもできる。3次元画像の場合には、gz(t)
の振動成分算出ステップ610及び補償ステップ614
を、gy(t)の振動成分算出ステップ608及び補償ステ
ップ620に類似したステップで置き換えればよい。更
に他の例としては、q行全てのk空間データについての
振動誤差成分の各々をメモリ装置に記憶させて、各々の
第n行のk空間データが取得されている間に各々の行毎
に補償ステップ616〜620を実行する必要がないよ
うにしてもよい。その代わりに、全ての行のk空間デー
タが取得された後に補償を行なうことができる。また、
エコー・プラナ・イメージング(EPI)・パルス・シ
ーケンス等のその他の形式のパルス・シーケンスを用い
て取得されるMR画像に本発明の利点を享受させてもよ
いものと想到される。従って、本発明は特定の実施例に
限定されている訳ではなく、様々な改変であってしかも
特許請求の範囲内に含まれるような改変にまで拡張され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を採用している磁気共鳴(M
R)イメージング・システムのブロック図である。
【図2】図1のMRイメージング・システムの一部を形
成している送受信器ブロックの電気ブロック図である。
【図3】図1のMRイメージング・システムにおいて具
現化される磁場振動の定量化及び補償の体系的方法の流
れ図である。
【図4】図3の体系的方法の一実施例において用いられ
るスピン・エコー(SE)・パルス・シーケンスの単純
化された線図である。
【図5】図3の体系的方法の補正手法の一部を含む波形
図である。
【図6】図3の体系的方法のもう1つの実施例において
用いられるファスト・グラディエント・エコー(FGR
E)・パルス・シーケンスの単純化された線図である。
【図7】図3の体系的方法の更にもう1つの実施例にお
いて用いられるファスト・スピン・エコー(FSE)・
パルス・シーケンスの単純化された線図である。
【図8】図3の体系的方法の補正手法の一部を含む波形
図である。
【符号の説明】
100 操作者コンソール 101 入力装置 102 制御パネル 104 表示器 111 ディスク記憶装置 112 テープ・ドライブ 115 高速シリアル・リンク 116 リンク 118 バックプレーン 125 シリアル・リンク 139 勾配コイル・アセンブリ 140 分極用磁石 141 磁石アセンブリ 152 全身型RFコイル 152A、152B 分離型RFコイル 201、204、205 出力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 24/08 510Y

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴(MR)イメージング・システ
    ムにおける磁石の振動により生ずる画像アーティファク
    トを減少させる方法であって、 (a)磁気共鳴画像に対応するk空間データの取得に関
    連する摂動磁場に含まれる振動誤差成分を定量化する工
    程を含んでいる方法。
  2. 【請求項2】 前記摂動磁場は、少なくとも、空間的に
    不変の磁場と、空間的に線形の読み出し磁場勾配と、空
    間的に線形の位相エンコード磁場勾配と、空間的に線形
    のスライス選択磁場勾配とを含んでいる請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記定量化する工程(a)は、前記空間
    的に不変の磁場により生ずる空間的に独立の位相誤差を
    定量化する工程、前記空間的に線形の読み出し磁場勾配
    により生ずるkx 空間変位誤差を定量化する工程、前記
    空間的に線形の位相エンコード磁場勾配により生ずるk
    y 空間変位誤差を定量化する工程、及び前記空間的に線
    形のスライス選択磁場勾配により生ずるスライス選択誤
    差を定量化する工程のうちの少なくとも1つを含んでい
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 (b)前記振動誤差成分を用いて前記k
    空間データを補正する工程を更に含んでいる請求項3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記補正する工程(b)は、前記k空間
    データの取得中に前記振動誤差成分を補償するように第
    1の補正磁場を動的に印加する工程を含んでいる請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記補正する工程(b)は、前記k空間
    データの取得の前に前記振動誤差成分を補償するように
    第2の補正磁場を動的に印加する工程を含んでいる請求
    項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記補正する工程(b)において補正さ
    れた前記k空間データを用いて前記磁気共鳴画像を再構
    成する工程を更に含んでいる請求項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記k空間データは、前記磁気共鳴画像
    を構成するk空間データ集合の1行分である請求項4に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記磁気共鳴画像を構成する前記k空間
    データ集合の各々の行毎に、前記定量化する工程(a)
    及び前記補正する工程(b)を繰り返す工程を更に含ん
    でいる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記補正する工程(b)は、位相減算
    手法を用いて前記k空間データ内に誘発される前記空間
    的に独立の位相誤差を補正する工程、格子再設定アルゴ
    リズムを用いて前記k空間データ内に誘発される前記k
    x 空間変位誤差を補正する工程、及び前記格子再設定ア
    ルゴリズムを用いて前記k空間データ内に誘発される前
    記ky 空間変位誤差を補正する工程のうち少なくとも1
    つを含んでいる請求項4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 磁石の振動により生ずる画像アーティ
    ファクトを減少させる磁気共鳴(MR)イメージング・
    システムであって、 磁気共鳴画像に対応するk空間データを取得するための
    摂動磁場を構成すると共に、該摂動磁場に含まれる振動
    誤差成分を算出するシステム制御部を備えている磁気共
    鳴イメージング・システム。
  12. 【請求項12】 前記摂動磁場は、少なくとも、空間的
    に不変の磁場と、空間的に線形の読み出し磁場勾配と、
    空間的に線形の位相エンコード磁場勾配と、空間的に線
    形のスライス選択磁場勾配とを含んでいる請求項11に
    記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記振動誤差成分は、前記空間的に不
    変の磁場により生ずる空間的に独立の位相誤差、前記空
    間的に線形の読み出し磁場勾配により生ずるkx 空間変
    位誤差、前記空間的に線形の位相エンコード磁場勾配に
    より生ずるk y 空間変位誤差、及び前記空間的に線形の
    スライス選択磁場勾配により生ずるスライス選択誤差の
    うちの少なくとも1つである請求項12に記載のシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記システム制御部は、前記振動誤差
    成分を用いて前記k空間データを補正するように構成さ
    れている請求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記システム制御部は、前記k空間デ
    ータの取得中に前記振動誤差成分を補償するように前記
    摂動磁場を動的に相殺するように構成されている請求項
    14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記システム制御部は、前記k空間デ
    ータの取得の前に前記振動誤差成分を補償するように前
    記摂動磁場を相殺するように構成されている請求項14
    に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記システム制御部は、前記補正され
    たk空間データを用いて前記磁気共鳴画像を再構成する
    ように構成されている請求項14に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記k空間データは、前記磁気共鳴画
    像を構成するk空間データ集合の1行分である請求項1
    4に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記システム制御部は、前記磁気共鳴
    画像を構成する前記k空間データ集合の各々の行に対応
    する固有の振動誤差成分を算出すると共に補正するよう
    に構成されている請求項18に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記システム制御部は、位相減算手法
    を用いて前記k空間データ内に誘発される前記空間的に
    独立の位相誤差を補正すること、格子再設定アルゴリズ
    ムを用いて前記k空間データ内に誘発される前記kx
    間変位誤差を補正すること、及び前記格子再設定アルゴ
    リズムを用いて前記k空間データ内に誘発される前記k
    y 空間変位誤差を補正することのうち少なくとも1つを
    行なうように構成されている請求項14に記載のシステ
    ム。
  21. 【請求項21】 磁石の振動により生ずる画像アーティ
    ファクトを減少させる磁気共鳴(MR)イメージング・
    システムであって、 磁気共鳴画像に対応するk空間データを取得するための
    パルス・シーケンスであって、摂動磁場の補償を含み得
    るパルス・シーケンスを構成する手段と、 前記構成する手段に結合されていて、前記パルス・シー
    ケンスに含まれる振動誤差成分を算出する手段と、 を備えている磁気共鳴イメージング・システム。
  22. 【請求項22】 前記摂動磁場は、少なくとも、空間的
    に不変の磁場と、空間的に線形の読み出し磁場勾配と、
    空間的に線形の位相エンコード磁場勾配と、空間的に線
    形のスライス選択磁場勾配とを含んでいる請求項21に
    記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記算出する手段は、前記空間的に不
    変の磁場により生ずる空間的に独立の位相誤差、前記空
    間的に線形の読み出し磁場勾配により生ずるkx 空間変
    位誤差、前記空間的に線形の位相エンコード磁場勾配に
    より生ずるk y 空間変位誤差、及び前記空間的に線形の
    スライス選択磁場勾配により生ずるスライス選択誤差の
    うちの少なくとも1つを算出するように構成されている
    請求項22に記載のシステム。
  24. 【請求項24】 前記システムは、前記振動誤差成分を
    用いて前記磁石の振動により誘発される前記画像アーテ
    ィファクトを補償する手段を更に含んでおり、前記算出
    する手段は前記補償する手段に結合されている請求項2
    3に記載のシステム。
  25. 【請求項25】 前記補償する手段は、前記k空間デー
    タの取得中に前記振動誤差成分を補償するように前記パ
    ルス・シーケンスを動的に修正するように構成されてい
    る請求項24に記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記補償する手段は、前記k空間デー
    タの取得の前に前記振動誤差成分を補償するように前記
    パルス・シーケンスを修正するように構成されている請
    求項24に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記補償する手段により補正された前
    記k空間データを用いて前記磁気共鳴画像を再構成する
    手段を更に含んでいる請求項24に記載のシステム。
  28. 【請求項28】 前記k空間データは、前記磁気共鳴画
    像を構成するk空間データ集合の1行分である請求項2
    4に記載のシステム。
  29. 【請求項29】 前記算出する手段及び前記補償する手
    段は、前記磁気共鳴画像を構成する前記k空間データ集
    合の各々の行に対応する固有の振動誤差成分を算出する
    と共に補正するように構成されている請求項28に記載
    のシステム。
  30. 【請求項30】 前記補償する手段は、位相減算手法を
    用いて前記k空間データ内に誘発される前記空間的に独
    立の位相誤差を補正すること、格子再設定アルゴリズム
    を用いて前記k空間データ内に誘発される前記kx 空間
    変位誤差を補正すること、及び前記格子再設定アルゴリ
    ズムを用いて前記k空間データ内に誘発される前記ky
    空間変位誤差を補正することのうちの少なくとも1つを
    行なうように構成されている請求項24に記載のシステ
    ム。
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