JP2001186352A - 輪郭補正装置および輪郭補正方法 - Google Patents

輪郭補正装置および輪郭補正方法

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JP2001186352A
JP2001186352A JP36984099A JP36984099A JP2001186352A JP 2001186352 A JP2001186352 A JP 2001186352A JP 36984099 A JP36984099 A JP 36984099A JP 36984099 A JP36984099 A JP 36984099A JP 2001186352 A JP2001186352 A JP 2001186352A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度信号から信号の周波数成分の高い帯域部
分を抽出し、ノイズ除去を行った後、輝度信号に加える
ことでS/Nのよい高い解像度の画像を得ることを目的
とする。 【解決手段】 映像信号s10に対しBPFを1回通した
信号s11と2回通した信号s12に対し、ゲイン調整
手段14、15はs11を1画素遅延させた信号s13とs
12についてそれぞれG1、G2倍してs14、s15と
し、小振幅信号セレクタ16はs14、s15の絶対値の
小さい方をs16として出力する。s16と映像信号s
17は加算され輪郭強調した映像信号s18が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子映像の輪郭を強
調する輪郭補正装置及び輪郭補正方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子スチルカメラやムービーのよ
うなカメラは高い解像度の画像を提供することが要求さ
れており、解像度が高くなるように映像の輪郭を強調し
ている。
【0003】従来の輪郭補正装置としては、例えば特開
平8−181909号公報に示されている。
【0004】以下に、この従来の輪郭補正装置について
説明する。
【0005】図8は、この従来の輪郭補正装置のブロッ
ク図を示すものである。図8において、80は映像の輝
度信号を抽出する色変調分トラップ回路であり、81、
82、89、810はアパーチャ選択回路であり、8
3、84、85はそれぞれ輪郭強調の周波数帯の異なる
第1、第2、第3の水平アパーチャ回路であり、86、
87、88はそれぞれ輪郭強調の周波数帯の異なる第
1、第2、第3の垂直アパーチャ回路であり、811は
水平アパーチャ信号と垂直アパーチャ信号と輝度信号を
加算する加算器である。
【0006】以上のように構成された輪郭補正装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0007】従来の輪郭補正装置は、光学絞りの開口値
に応じて輪郭強調の強度を変え、光学絞りが小絞り時に
は、第1、第2、第3の水平アパ−チヤ回路83、8
4、85、および第1、第2、第3の垂直アパ−チヤ回
路86、87、88を帯域切替え信号によりアパーチャ
選択回路を操作して輪郭強調の周波数帯域を高い周波数
とするように選択するように動作する。この構成によ
り、絞り値によって解像度が低下せず被写体を高解像度
で撮像し得る撮像装置を提供する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、光学絞りの変化時に、第1、第2、第3
の水平アパ−チヤ回路83、84、85、および第1、
第2、第3の垂直アパ−チヤ回路86、87、88の切
替えが生じ、アパーチャの帯域の変化が不連続になり見
た目に違和感がある。また、光学絞りが小絞り時以外の
ときは輪郭強調の周波数帯域は低い周波数とするため高
い解像度の画像が得られないという問題点を有してい
た。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、光学絞りの絞り状態に関わらず高い解像度を実現
する輪郭補正装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の輪郭補正装置は入力される任意の画素(これ
を画素Aとする)と、画素Aに対して1画素前の画素
(これを画素Bとする)と、画素Aに対して2画素前の
画素(これを画素Cとする)について、画素B−(画素
A+画素C)/2を演算する(演算結果を値Aとする)
第1のBPFと、前記第1のBPFから出力される値A
と、値Aに対して1画素前に前記第1の演算手段から出
力された値(これを値Bとする)と、値Aに対して2画
素前に前記第1の演算手段から出力された値(これを値
Cとする)について、値B−(値A+値C)/2を演算
する(演算結果を値aとする)第2のBPFと、前記値
Bについて、G1×値B(G1は任意の正の数)を演算
する(演算結果を値αとする)第1の演算手段と、前記
値aについて、G2×値a(G2は任意の正の数)を演
算する(演算結果を値βとする)第2の演算手段と、前
記値αと前記値βの絶対値を比較し、|値α|<|値β
|ならば値αを出力し、|値α|≧|値β|ならば値β
を出力する選択手段を有している。
【0011】本発明は上記した構成により、入力される
映像の輝度信号から映像信号の持つ帯域の高域成分を抽
出し映像信号に加えることで、映像信号の帯域の高域部
分のコントラストを上げ、高い解像度の映像を実現し、
前記G1、前記G2を連続的に変化させることで連続的
に輪郭強調の周波数帯域と強調の強弱を変えることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
輪郭補正装置について、図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態における輪郭補正装置のブロック図を示すもの
である。図1においてs10は順次1画素づつ入力され
る映像信号であり、10は映像信号s10の変化点を検
出しs11として出力するするBPF(Band Pa
ss Filter)であり、11は映像信号s10の
変化点s11の変化点を検出しs12として出力するす
るBPFであり、12は信号s11を1画素分遅延させ
る遅延素子であり、13は映像信号s10を2画素分遅
延させる遅延素子であり、14は遅延素子12で1画素
遅延した信号s13をG1倍するゲイン調整手段であ
り、15は信号s12をG2倍するゲイン調整手段であ
り、16はゲイン調整手段14、15から出力される信
号s14、s15のうち振幅の絶対値の小さい方の信号
を選択しs16として出力する小振幅信号セレクタであ
り、17は遅延素子13により2画素遅延した映像信号
s17と前記s16を加算する加算器である。
【0014】以上のように構成された本実施例の輪郭補
正装置について、以下その動作について説明する。BP
F10は映像信号s10の任意の画素Aとその1画素前
の画素Bと更に1画素前の画素Cについて(数1)の演
算をおこない、映像信号s10の輪郭信号として出力す
る。
【0015】
【数1】
【0016】BPF11はs11と、その1画素前に演
算されたs11(aとする)と、更に1画素前に演算さ
れたs11(bとする)について(数2)の演算をおこ
ない、映像信号s10の輪郭信号として出力する。
【0017】
【数2】
【0018】ゲイン調整手段14、15はs11を1画
素遅延させた信号s13とs12についてそれぞれG
1、G2倍(G1、G2は任意の正の数)してそれぞれ
s14、s15として出力し、小振幅信号セレクタ16
は前記s14、s15の絶対値を比較し、|s14|<
|s15|ならばs14を、|s14|≧|s15|な
らばs15をそれぞれs16として出力する。s16は
加算機17により2画素遅延した映像信号s17と加算
され輪郭を強調した映像信号s18として出力される。
【0019】図2は図1におけるBPF10とBPF1
1の構成を表すブロック図である。BPF10とBPF
11は同じ構成となっており、図2中20、21は信号
を1画素分遅延させる遅延素子であり、22は加算器で
あり、23は信号の値を1/2する演算素子であり、2
4は減算器である。
【0020】以上のように構成された本実施の形態のB
PF10、BPF11について、BPF10を例に以下
その動作について説明する。入力信号s10は遅延素子
20、21により2画素分遅延した信号s21と加算器
22により加算されs22として出力されるs22は演
算素子23によって1/2されs23として出力され
る。減算器24は遅延素子20によって1画素分遅延し
た入力信号s20から前記s23を減算しBPF10の
出力信号s11としている。(数1)と比較すると、
(数1)におけるA、B、Cはそれぞれs10、s2
0、、s21に相当する。
【0021】図3(a)、図3(b)、図3(c)、図
3(d)はそれぞれ上記s10、s11、s12、s1
6を表す信号波形であり、横軸がそれぞれ時間を表し、
縦軸が信号の振幅を表している。この図を用いて本実施
の形態をもう少し詳しく説明する。
【0022】入力される映像信号s10が図3(a)の
ような波形の信号である場合、BPF10の出力信号s
11は(数1)の演算により図3(b)のようにs10
のエッジ部分(不連続点)を抽出した波形となる。する
と、BPF12の出力信号s12は(式2)の演算によ
り図3(c)のようにs11のエッジ部分を抽出した波
形となる。ここで、図3(c)の○部分は映像信号s1
0の輪郭補正信号成分となりうるが、それ以外の部分は
s10の輪郭補正信号のリンギング成分となり映像信号
s10にとってはノイズになってしまう。小振幅信号セ
レクタ16はs13、s12をそれぞれ G1、G2倍
した信号の絶対値の小さい方の信号を選択して出力する
ことでG2倍したs12のリンギング成分を削除して輪
郭補正信号成分のみを出力することができる(図3
(d))。
【0023】図4(a)は前記s11とs12の信号の
帯域を示し、図4(b)は映像信号s10とs10+s
11、s10+s16の信号の帯域を示しており、横軸
がそれぞれ周波数を表し、縦軸が信号の振幅を表してい
る。図4(a)に示すように、s11に比べs12は信
号の振幅のピーク周波数は一緒だが、振幅は小さくなっ
ている。よって、s12を映像信号s10に加えた信号
はs11を映像信号s10に加えた信号に比べ、中低域
が抑えられ、相対的に高域の振幅が大きくなる。このと
き、s12は前述したようにリンギング成分を有してい
ることから小振幅信号セレクタ16によってリンギング
成分を除去した信号s16を映像信号に加えることで、
ノイズを抑えて映像信号の帯域の高域の振幅を上げ、解
像度の高い映像信号を得ることができる。
【0024】(実施の形態2)図5は本発明の第2の実
施の形態を示す輪郭補正装置のブロック図である。同図
において、10、11、14、15、16、17は図1
の構成と同様なものであるのでここでの説明は省略す
る。図1と異なるのは50のBPFと、51の遅延素子
と、52の遅延素子を設けた点であり、以下その動作に
ついて説明する。BPF50はs12と、その1画素前
に演算されたs12(dとする)と、更に1画素前に演
算されたs12(eとする)について(数3)の演算を
おこない、映像信号s10の輪郭信号として出力する。
【0025】
【数3】
【0026】遅延素子51は信号s11を2画素分遅延
させる遅延素子であり、52は映像信号s10を3画素
分遅延させる遅延素子である。本実施の形態の構成によ
り、ゲイン調整手段14、15はs11を2画素遅延さ
せた信号s51とBPF50から出力されるs50につ
いてそれぞれG1、G2倍(G1、G2は任意の正の
数)してそれぞれs14、s15として出力し、小振幅
信号セレクタ16は前記s14、s15の絶対値を比較
し、|s14|<|s15|ならばs14を、|s14
|≧|s15|ならばs15をそれぞれs16として出
力する。s16は加算機17により3画素遅延した映像
信号s52と加算され輪郭を強調した映像信号s18と
して出力される。また、BPF50はBPF10、BP
F11と同様に図2に示された構成である。図6
(a)、図6(b)、図6(c)、図7(d)はそれぞ
れs10、s11、s12、s50を表す信号波形であ
り、横軸がそれぞれ時間を表し、縦軸が信号の振幅を表
している。この図を用いて本実施の形態をもう少し詳し
く説明する。
【0027】図6(a)、図6(b)、図6(c)はそ
れぞれ図3(a)、図3(b)、図3(c)と同様なの
でここでの説明は省略する。図6(d)は前記BPF1
1の信号s12を入力信号として(数3)の演算により
s12のエッジ部分を抽出した波形である。ここで、図
6(d)の○部分は映像信号s10の輪郭補正信号成分
となりるが、それ以外の部分はs10の輪郭補正信号の
リンギング成分となり映像信号s10にとってはノイズ
になってしまう。小振幅信号セレクタ16はs51、s
50をそれぞれ G1、G2倍した信号の絶対値の小さ
い方の信号を選択して出力することでG2倍したs50
のリンギング成分を削除して輪郭補正信号成分のみを出
力することができる(図6(e))。
【0028】図7(a)は前記s11とs12とs50
の信号の帯域を示し、図7(b)は映像信号s10とs
10+s11、s10+s12、s10+s16の信号
の帯域を示しており、横軸がそれぞれ周波数を表し、縦
軸が信号の振幅を表している。
【0029】図7(a)に示すように、s11、s12
に比べs50は信号の振幅のピーク周波数は一緒だが、
振幅は小さくなっている。よって、s50を映像信号s
10に加えた信号はs11やs12を映像信号s10に
加えた信号に比べ、中低域が抑えられ、相対的に高域の
振幅が大きくなる。このとき、s50は前述したように
リンギング成分を有していることから小振幅信号セレク
タ16によってリンギング成分を除去した信号s16を
映像信号に加えることで、ノイズを抑えて映像信号の帯
域の高域の振幅を上げ、解像度の高い映像信号を得るこ
とができる。
【0030】なお以上の実施の形態では、第1の演算手
段および第2の演算手段におけるG1、G2は固定とし
て説明したが、輝度信号をパラメータとする制御手段に
より最適な値に動的に変化させても良い。
【0031】また本実施の形態では、演算回路を用いて
ハード的に実施する例を用いて説明したが、同様の演算
を内蔵マイコン等のソフトウェアで実施することも可能
であり、またCD−ROM等の記録媒体から供給された
プログラムで高速のCPUで演算実行することも可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力される任意
の画素(これを画素Aとする)と、画素Aに対して1画
素前の画素(これを画素Bとする)と、画素Aに対して
2画素前の画素(これを画素Cとする)について、画素
B−(画素A+画素C)/2を演算する(演算結果を値
Aとする)演算素子1と、前記演算素子1から出力され
る値Aと、値Aに対して1画素前に前記演算素子1から
出力された値(これを値Bとする)と、値Aに対して2
画素前に前記演算素子1から出力された値(これを値C
とする)について、値B−(値A+値C)/2を演算す
る(演算結果を値aとする)演算素子2と、前記値Bに
ついて、G1×値B(G1は任意の正の数)を演算する
(演算結果を値αとする)演算素子3と、前記値aにつ
いて、G2×値a(G2は任意の正の数)を演算する
(演算結果を値βとする)演算素子4と、前記値αと前
記値βの絶対値を比較し、|値α|<|値β|ならば値
αを出力し、|値α|≧|値β|ならば値βを出力する
セレクタを備え、前記セレクタから出力された値を前記
画素Cに対する輪郭補正信号として前記画素Cに加算す
ることにより、相対的に映像信号の高域部分のコントラ
ストを上げ、高い解像度の映像を実現し、前記G1、G
2を連続的に変化させることで連続的に輪郭強調の周波
数帯域を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における輪郭補正装置
のブロック図
【図2】本発明の第1、第2の実施形態におけるBPF
10、BPF11、BPF50のブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態における信号の波形図
【図4】本発明の第1の実施形態における信号の帯域波
形図
【図5】本発明の第2の実施形態における輪郭補正装置
のブロック図
【図6】本発明の第2の実施形態における信号の波形図
【図7】本発明の第2の実施形態における信号の帯域波
形図
【図8】従来の輪郭補正装置のブロック図
【符号の説明】
10 第1のBPF 11 第2のBPF 12 遅延素子 13 遅延素子 14 演算素子 15 演算素子 16 小振幅信号セレクタ 17 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 敬三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA53 PA57 PA58 PA62 PA67 PA83 RA02 RB08 SA25 XB03 5C072 AA01 BA11 BA16 FB23 UA05 UA11 UA13 UA20 5C077 LL19 MP07 NP01 PP04 PP47 PQ12 PQ20 PQ22 TT09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像の輝度信号が順々に1画素づつ入力さ
    れる輪郭補正装置において、入力される輝度信号の変化
    点を抽出する(抽出結果を値Aとする)第1のBPF
    と、前記値Aの変化点を抽出する(抽出結果を値aとす
    る)第2のBPFと、前記値AについてG1×値A(G
    1は任意の正の数)を演算する(演算結果を値αとす
    る)第1の演算手段と、前記値aについて、G2×値a
    (G2は任意の正の数)を演算する(演算結果を値βと
    する)第2の演算手段と、前記値αと前記値βの絶対値
    を比較し、|値α|<|値β|ならば値αを出力し、|
    値α|≧|値β|ならば値βを出力する選択手段と、前
    記選択手段から出力された値を輪郭補正信号として前記
    入力される輝度信号に前記第1のBPFと前記第2のB
    PFで生じた遅延を補償する加算手段とを備えることを
    特徴とする輪郭補正装置。
  2. 【請求項2】映像の輝度信号が順々に1画素づつ入力さ
    れる輪郭補正装置において、入力される輝度信号の変化
    点を抽出する(抽出結果を値Aとする)第1のBPF
    と、前記値Aの変化点を抽出する(抽出結果を値aとす
    る)第2のBPFと、前記値aの変化点を抽出する(抽
    出結果を値xとする)第3のBPFと、前記Aについ
    て、G1×値A(G1は任意の正の数)を演算する(演
    算結果を値αとする)第1の演算手段と、前記値xにつ
    いて、G2×値x(G2は任意の正の数)を演算する
    (演算結果を値βとする)第2の演算手段と、前記値α
    と前記値βの絶対値を比較し、|値α|<|値β|なら
    ば値αを出力し、|値α|≧|値β|ならば値βを出力
    する選択手段と、前記選択手段から出力された値を輪郭
    補正信号として前記入力される輝度信号に前記第1のB
    PFと前記第2のBPFと前記第3のBPFで生じた遅
    延を補償して加算する加算手段とを備えることを特徴と
    する輪郭補正装置。
  3. 【請求項3】第1のBPFは、入力される任意の画素
    (これを画素Aとする)と、前記画素Aに対して1画素
    前に入力された画素(これを画素Bとする)と、前記画
    素Aに対して1画素後に入力された画素(これを画素C
    とする)について、画素A−(画素B+画素C)/2を
    演算し(演算結果を値Aとする)、第2のBPFは、前
    記第1のBPFから出力される値Aと、値Aに対して1
    画素前に前記第1のBPFから出力された値(これを値
    Bとする)と、値Aに対して1画素後に前記第1のBP
    Fから出力された値(これを値Cとする)について、値
    A−(値B+値C)/2を演算する(演算結果を値aと
    する)ことを特徴とする請求項1記載の輪郭補正装置。
  4. 【請求項4】第1のBPFは、入力される任意の画素
    (これを画素Aとする)と、前記画素Aに対して1画素
    前に入力された画素(これを画素Bとする)と、前記画
    素Aに対して1画素後に入力された画素(これを画素C
    とする)について、画素A−(画素B+画素C)/2を
    演算し(演算結果を値Aとする)、第2のBPFは、前
    記第1のBPFから出力される値Aと、値Aに対して1
    画素前に前記第1のBPFから出力された値(これを値
    Bとする)と、値Aに対して1画素後に前記第1のBP
    Fから出力された値(これを値Cとする)について、値
    A−(値B+値C)/2を演算し(演算結果を値aとす
    る)、第3のBPFは、前記値aに対して1画素前に前
    記第2のBPFから出力された値(これを値bとする)
    と、値aに対して1画素後に前記第2のBPFから出力
    された値(これを値cとする)について、値b−(値a
    +値c)/2を演算する(演算結果を値xとする)こと
    を特徴とする請求項2記載の輪郭補正装置。
  5. 【請求項5】入力される輝度信号をパラメータとして、
    第1の演算手段および第2の演算手段におけるG1、G
    2の値を変化させる制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の輪郭補正装
    置。
  6. 【請求項6】映像の輝度信号を順々に1画素づつ入力し
    て輪郭補正する輪郭補正方法であって、入力される輝度
    信号の変化点を抽出し(抽出結果を値Aとする)、前記
    値Aの変化点を抽出し(抽出結果を値aとする)、前記
    値AについてG1×値A(G1は任意の正の数)を演算
    し(演算結果を値αとする)、前記値aについてG2×
    値a(G2は任意の正の数)を演算し(演算結果を値β
    とする)、前記値αと前記値βの絶対値を比較し、|値
    α|<|値β|ならば値αを出力し、|値α|≧|値β
    |ならば値βを出力し(出力結果を値Cとする)、前記
    値Cを輪郭補正信号として、前記入力される輝度信号
    に、前記輝度信号の変化点を抽出する工程で生じた遅延
    時間を補償して加算することを特徴とする輪郭補正方
    法。
  7. 【請求項7】映像の輝度信号を順々に1画素づつ入力し
    て輪郭補正する輪郭補正プログラムを記録した記録媒体
    であって、入力される輝度信号の変化点を抽出し(抽出
    結果を値Aとする)、前記値Aの変化点を抽出し(抽出
    結果を値aとする)、前記値AについてG1×値A(G
    1は任意の正の数)を演算し(演算結果を値αとす
    る)、前記値aについてG2×値a(G2は任意の正の
    数)を演算し(演算結果を値βとする)、前記値αと前
    記値βの絶対値を比較し、|値α|<|値β|ならば値
    αを出力し、|値α|≧|値β|ならば値βを出力し
    (出力結果を値Cとする)、前記値Cを輪郭補正信号と
    して、前記入力される輝度信号に、前記輝度信号の変化
    点を抽出する工程で生じた遅延時間を補償して加算する
    ことを特徴とする輪郭補正プログラムを記録した記録媒
    体。
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