JP2001186304A - 媒体読取装置 - Google Patents

媒体読取装置

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JP2001186304A
JP2001186304A JP36419099A JP36419099A JP2001186304A JP 2001186304 A JP2001186304 A JP 2001186304A JP 36419099 A JP36419099 A JP 36419099A JP 36419099 A JP36419099 A JP 36419099A JP 2001186304 A JP2001186304 A JP 2001186304A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータが介入することなく媒体が読取位
置にセットされるのを検出する。 【解決手段】 媒体読取装置1は、非接触スキャナ8、
画像メモリ16、イメージ処理部17、主制御部18、
媒体有無判定部19を有する。画像メモリ16には非接
触スキャナ8から送られてきた画像信号が書き込まれ
る。イメージ処理部17は画像メモリ16から送られる
イメージデータを上位装置で必要とする形式に変換処理
する。主制御部18は媒体読取装置1全体の動作を制御
する。媒体有無判定部19は、画像メモリ16に取り込
まれたイメージデータの任意のエリアを走査し、白画素
の量を測定し得る一定以上の白画素数が検出できた場合
に媒体2がマット3上の読取位置に載置されたと判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
の窓口で使用され、印鑑登録票や振込依頼票等の媒体の
イメージを読取って処理する媒体読取装置に関し、特に
媒体に装置を接触させることなく読取りを行う非接触型
の読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関の窓口に設置されている
窓口端末では、係員の机上にセットされた媒体を非接触
スキャナで読取り、読取ったイメージを伝送したり、読
取ったイメージから文字認識を行ったりする読取装置が
提案されている。例えば、原稿台に載置された原稿に光
を照射してその反射光を結像手段により結像し、結像さ
れたイメージに対して読取りユニットを所定の高さに保
持して原稿のイメージを読取るスタンド型の非接触イメ
ージスキャナ装置が提案されている。
【0003】このような読取装置においては、媒体を読
取る場合、オペレータが媒体を読取位置にセットしてか
ら上位装置のスイッチ操作等により媒体のイメージを取
り込む指示を出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような非接触型の読取装置においては、媒体イメージの
取り込みを開始するためにスイッチ操作等が必要であっ
た。この種の媒体読取装置は銀行などの受け付け業務や
カウンタ業務などの中で使用されており、こうした業務
は処理を簡素化することが常に望まれている。こうした
状況下ではスイッチ操作一つでも処理の簡素化を阻害す
る要因になっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、媒体から離した読取部により媒体の画像を
読取る媒体読取装置において、媒体の地の部分は白画素
として、媒体の画像の部分は黒画素として読取り、媒体
が読取位置に載置される背景は黒画素として読取られる
ものとし、読取りデータの任意のエリアを走査して検出
された白画素が一定以上あるか否かにより媒体が読取位
置にセットされたか否かを判定する媒体有無判定部を設
けたものである。この構成により、オペレータが介入す
ることなく、媒体が読取位置にセットされたことを検出
し、これにより媒体の画像の読取りを自動的に開始する
ことを可能にする。
【0006】また、媒体有無判定部が媒体有りと判定し
た場合、読取範囲の周辺の黒画素を測定して媒体が読取
位置にセットされたか否かを判定する黒画素測定手段を
設けることにより、媒体の読取位置へのセットが完了し
たことが検出できる。さらに、読取部で読取った読取デ
ータを記憶する記憶部と、媒体有無判定部が媒体有りと
判定した場合、前記記憶部に記憶してある前回読取った
読取データと今回読取った読取データとを比較して媒体
が読取位置にセットされたか否かを判定する比較判定手
段とを設けることによっても、媒体の読取位置へのセッ
トが完了したことが検出できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態の媒体読取装置を示すブロック図、図2は第1の実施
の形態の媒体読取装置を示す外観図である。
【0008】図2において、媒体読取装置1は、媒体2
を載置するマット3と媒体2のイメージを読取るスタン
ド型のスキャナ部4と媒体2に認証印字を行うプリンタ
部5とさらに後述する各装置とから構成される。マット
3は黒色であり、その上面には、媒体2を読取位置にセ
ットする際、媒体2の側端を突き当てる突き当てガイド
6が形成されるとともに、媒体2の先端を合わせるため
の位置決めライン7が設けられている。スタンド型スキ
ャナ部4は、帳票読取位置にセットされた媒体2のイメ
ージを読取る非接触スキャナ8と、スキャナ台9と、非
接触スキャナ8を支持する腕10とから構成される。
【0009】図1において、非接触スキャナ8は、エリ
アCCDセンサ11、シャッタ12、レンズ13から成
り、媒体2のイメージを読取る。媒体読取装置1は、非
接触スキャナ8の他に、画像メモリ16、イメージ処理
部17、主制御部18、媒体有無判定部19を有する。
画像メモリ16には非接触スキャナ8から送られてきた
画像信号が書き込まれる。イメージ処理部17は画像メ
モリ16から送られるイメージデータを図示しない上位
装置で必要とする形式に変換処理する。主制御部18は
媒体読取装置1全体の動作を制御する。媒体有無判定部
19は、画像メモリ16に取り込まれたイメージデータ
の任意のエリアを走査し、白画素の量を測定し得る一定
以上の白画素数が検出できた場合に媒体2がマット3上
の読取位置に載置されたと判定して、媒体の画像の読取
りを自動的に開始する。
【0010】次に第1の実施の形態の動作をさらに図
3、図4を用いて説明する。図3は媒体読取装置1によ
り媒体2が読取られて画像メモリ16に取り込まれたイ
メージ例を示す説明図、図4は第1の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。
【0011】図3において、Pで示すのは媒体2の読取
イメージであり、その周囲の黒画像の部分はマット3の
読取画像である。
【0012】まず媒体読取装置1に電源を投入すると、
主制御部18は初期化処理を行い、イメージ取り込み可
能状態になると、主制御部18は非接触スキャナ8のシ
ャッタ12を開く(ステップS1)。シャッタ12が開
かれると、マット3上のイメージが取り込まれる(ステ
ップS2)。エリアCCDセンサ11に取り込まれた光
信号はここで電気信号に変換され、画像メモリ16へ送
られ、格納される。次に媒体有無判定部19が、取り込
まれたイメージの任意に決められたエリアにおける白の
画素数を検出し、計測する(ステップS3)。ここで任
意のエリアは、例えば、大きさが異なる媒体2を読取る
場合のあることを考慮して媒体2の突き当て位置を中心
としてどの大きさの媒体でも位置するエリアとする。
【0013】計測された画素数が、媒体2が読取位置に
セットされたと判定できるだけの個数(N個)を越えて
いるかどうか判定し(ステップS4)、N個に満たない
場合は、ステップS2へ戻り、再度イメージの取り込み
を行う。また計測された画素数がN個以上である場合
は、媒体2が読取位置にセットされていると判定し、イ
メージ処理部17は上位装置で必要とする形式に変換し
て処理し、上位装置に出力する(ステップS5)。同時
にイメージ処理部17は上位装置に対して媒体2が読取
位置にセットされたことを検出したことを通知する。
【0014】以上のように第1の実施の形態では、電源
が投入されるとイメージの取り込みを開始するように
し、媒体2が読取位置にセットされていない状態では取
り込まれるイメージは、イメージ取り込み範囲を示すマ
ット3の黒の画像となり、白の画素が検出されないの
で、媒体2が未セットであると判定できる。未セットと
判定した場合にはイメージの取り込みを繰り返す。
【0015】媒体2は通常白地の紙に文字や図形が描か
れたものであるので、媒体2がマット3上にセットされ
ることにより、取り込まれたイメージ画像の中に白の画
素が検出される。白の画素が一定量以上検出されること
により、オペレータの操作を必要とすることなく、媒体
2のマット3上へのセットが検出される。
【0016】次に第2の実施の形態を説明する。図5は
第2の実施の形態を示すブロック図である。第2の実施
の形態は、上記第1の実施の形態の構成に対して、イメ
ージ取り込みされた媒体の周囲の黒画素を確認する機能
を設けたものである。
【0017】図5において、第2の実施の形態の媒体読
取装置20は、第1の実施の形態と同様に、非接触スキ
ャナ8、画像メモリ16、イメージ処理部17、主制御
部18、媒体有無判定部19を有し、さらに周辺黒点確
認部21を有する。周辺黒点確認部21は、イメージ取
り込みされた媒体の周囲の黒画素を確認するものであ
る。
【0018】次に第2の実施の形態の動作をさらに図6
を用いて説明する。図6は第2の実施の形態の動作を示
すフローチャートである。まず媒体読取装置1に電源を
投入すると、主制御部18は初期化処理を行い、イメー
ジ取り込み可能状態になると、主制御部18は非接触ス
キャナ8のシャッタ12を開く(ステップS11)。シ
ャッタ12が開かれると、マット3上のイメージが取り
込まれる(ステップS12)。エリアCCDセンサ11
に取り込まれた光信号はここで電気信号に変換され、画
像メモリ16へ送られ、格納される。次に媒体有無判定
部19が、取り込まれたイメージの任意に決められたエ
リアにおける白の画素数を検出し、計測する(ステップ
S13)。
【0019】計測された画素数が、媒体2が読取位置に
セットされたと判定できるだけの個数(N個)を越えて
いるかどうか判定し(ステップS14)、N個に満たな
い場合は、ステップS12へ戻り、再度イメージの取り
込みを行う。また計測された画素数がN個以上である場
合は、周辺黒点確認部21で画像メモリ16に取り込ま
れたイメージの外周に相当するイメージの画素数を測定
する(ステップS15)。イメージの外周の画素とは図
3に示すマット3画像の外周の画素である。この場合の
外周の画素については、1列の画素でもよいし、数列の
画素を測定してもよい。
【0020】そして測定した画素がすべてマット3画像
の黒レベルの黒画像であるかどうかを周辺黒点確認部2
1で判定し(ステップS16)、測定した画素すべてが
黒レベルではない場合には、オペレータがまだ媒体2を
セットしている最中であると判断し、ステップS12へ
戻り、再度イメージ入力を行う。この場合、黒レベルの
画素というのは、各画素を白と黒の間で段階的に取り込
んだ場合に、相対的に黒に近い画素をも含むということ
を意味し。もし媒体2がまだセットの途中で例えばオペ
レータの手がマット3上に掛かっていた場合には手に相
当する部分の画素は黒レベルでは取り込まれない。
【0021】測定した画素すべてが黒レベルであると判
断した場合には、媒体2の読取位置へのセットが完了し
ていると判定し、イメージ処理部17は上位装置で必要
とする形式に変換して処理し、上位装置に出力する(ス
テップS17)。同時にイメージ処理部17は上位装置
に対して媒体2が読取位置にセットされたことを検出し
たことを通知する。
【0022】第2の実施の形態において、媒体2の重量
を検出するセンサをマット3内に設けるか、または媒体
2の読取位置への侵入を検出する透過センサを例えばマ
ット3とプリンタ部5とに設け、こうしたセンサにより
媒体2が読取位置にセットされたことを再確認するよう
にしてもよい。
【0023】以上のように第2の実施の形態において
は、媒体2がマット3上に載置されたことを確認してか
ら、媒体2の外周の黒レベルを検出することにより、イ
メージ視野内にオペレータの手などが侵入しているかど
うかを確認できるので、媒体2がセット中である場合の
イメージは取り込まず、確実にセットされてからのイメ
ージを取り込むことができる。
【0024】次に第3の実施の形態を説明する。図7は
第3の実施の形態を示すブロック図である。第3の実施
の形態は、異なるタイミングで取り込んだ2つのイメー
ジを比較することにより、媒体2が読取位置にセットさ
れたかどうかを確認するものである。
【0025】図7において、第3の実施の形態の媒体読
取装置30は、第1の実施の形態と同様に、非接触スキ
ャナ8、画像メモリ16、イメージ処理部17、主制御
部18、媒体有無判定部19を有し、さらに画像比較部
31および比較画像メモリ32を有する。画像比較部3
1は、取り込んだ2つの画像を比較する。比較画像メモ
リ32には画像メモリ16内のイメージが複写される。
【0026】次に第3の実施の形態の動作をさらに図8
を用いて説明する。図8は第3の実施の形態の動作を示
すフローチャートである。まず媒体読取装置1に電源を
投入すると、主制御部18は初期化処理を行い、イメー
ジ取り込み可能状態になると、主制御部18は非接触ス
キャナ8のシャッタ12を開く(ステップS21)。シ
ャッタ12が開かれると、マット3上のイメージが取り
込まれる(ステップS22)。エリアCCDセンサ11
に取り込まれた光信号はここで電気信号に変換され、画
像メモリ16へ送られ、格納される。次に媒体有無判定
部19が、取り込まれたイメージの任意に決められたエ
リアにおける白の画素数を検出し、計測する(ステップ
S23)。
【0027】計測された画素数が、媒体2が読取位置に
セットされたと判定できるだけの個数(N個)を越えて
いるかどうか判定し(ステップS24)、N個に満たな
い場合は、ステップS22へ戻り、再度イメージの取り
込みを行う。また計測された画素数がN個以上である場
合は、最初に取り込んだ画像であるかどうか判断し(ス
テップS25)、最初に取り込んだ画像である場合は、
画像メモリ16のイメージを比較画像メモリ32に全て
の画素、または数箇所に配置された比較したい個々の画
素を複写する(ステップS26)。
【0028】ステップS25で2回目以降に取り込んだ
画像である場合は、画像メモリ16に格納してあるイメ
ージと比較画像メモリ32に格納してあるイメージにつ
いて、同位置の画素を画像比較部31で比較する(ステ
ップS27)。比較の結果、不一致の場合は、画像メモ
リ16に新たに取り込まれたイメージを比較画像メモリ
32に全ての画素、または数箇所に配置された比較した
い個々の画素を複写する。ステップS27で同位置の画
素が一致した場合には、媒体2の読取位置へのセットが
完了していると判定し、イメージ処理部17は上位装置
で必要とする形式に変換して処理し、上位装置に出力す
る(ステップS28)。同時にイメージ処理部17は上
位装置に対して媒体2が読取位置にセットされたことを
検出したことを通知する。
【0029】なお画像比較部31でイメージを比較する
場合、数箇所の画素を比較することにより、比較画像メ
モリ32の容量が小さくて済むし、また判定の処理が速
くなる。またステップS27において、画像を比較する
際に、各画素を白と黒の間で段階的に取り込んだ場合に
は、一致の条件を範囲で設定するようにしてもよい。
【0030】第3の実施の形態においても、媒体2の重
量を検出するセンサ、または媒体2の読取位置への侵入
を検出する透過センサを設けることにより媒体2が読取
位置にセットされたことを再確認するようにしてもよ
い。
【0031】以上のように第3の実施の形態では、媒体
2がマット3上に載置されたことを確認してから、タイ
ミングを変えて取り込んだ画像を互いに比較して媒体2
が静止したかどうかを確認することにより、媒体2のセ
ットの完了を検出することができ、確実にセットされて
からのイメージを取り込むことができる。
【0032】次に第4の実施の形態を説明する。図9は
第4の実施の形態を示すブロック図である。第4の実施
の形態は、タイミングを変えて取り込んだそれぞれのイ
メージの投影を測定し、それらの投影を互いに比較する
ことにより、媒体のセットの完了を検出するようにした
ものである。
【0033】図9において、第4の実施の形態の媒体読
取装置40は、第1の実施の形態と同様に、非接触スキ
ャナ8、画像メモリ16、イメージ処理部17、主制御
部18、媒体有無判定部19を有し、さらに投影測定部
41を有する。投影測定部41は、取り込んだ画像の投
影を取り、その結果を記録する。
【0034】次に第4の実施の形態の動作をさらに図1
0を用いて説明する。図10は第4の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。まず媒体読取装置1に電
源を投入すると、主制御部18は初期化処理を行い、イ
メージ取り込み可能状態になると、主制御部18は非接
触スキャナ8のシャッタ12を開く(ステップS3
1)。シャッタ12が開かれると、マット3上のイメー
ジが取り込まれる(ステップS32)。エリアCCDセ
ンサ11に取り込まれた光信号はここで電気信号に変換
され、画像メモリ16へ送られ、格納される。次に媒体
有無判定部19が、取り込まれたイメージの任意に決め
られたエリアにおける白の画素数を検出し、計測する
(ステップS33)。
【0035】計測された画素数が、媒体2が読取位置に
セットされたと判定できるだけの個数(N個)を越えて
いるかどうか判定し(ステップS34)、N個に満たな
い場合は、ステップS32へ戻り、再度イメージの取り
込みを行う。また計測された画素数がN個以上である場
合は、画像メモリ16の横方向または縦方向の数ライン
または全ラインの同一色の投影を投影測定部41で取得
し、取得した結果を記録する(ステップS35)。
【0036】そして最初に取り込んだ画像であるかどう
か判断し(ステップS36)、最初に取り込んだ画像で
ある場合は、ステップS32へ戻り、再度イメージの取
り込みを行う。ステップS36で2回目以降に取り込ん
だ画像であると判断した場合は、前回取得した同一ライ
ンの投影結果と比較し(ステップS37)、比較の結
果、不一致の場合はステップS32へ戻り、再度イメー
ジの取り込みを行なう。
【0037】ステップS37で同一ラインの投影結果が
一致した場合には、媒体2の動きが停止して読取視野内
に侵入していたオペレータの手が視野から抜けて媒体2
の読取位置へのセットが完了したと判定し、イメージ処
理部17は上位装置で必要とする形式に変換して処理
し、上位装置に出力する(ステップS38)。同時にイ
メージ処理部17は上位装置に対して媒体2が読取位置
にセットされたことを検出したことを通知する。
【0038】第4の実施の形態においても、媒体2の重
量を検出するセンサ、または媒体2の読取位置への侵入
を検出する透過センサを設けることにより媒体2が読取
位置にセットされたことを再確認するようにしてもよ
い。
【0039】以上のように第4の実施の形態によれば、
媒体2がマット3上に載置されたことを確認してから、
タイミングを変えて取り込んだ画像の全ラインまたは数
ラインの投影を互いに比較して投影が一致しているかど
うかを確認することにより、媒体2のセットの完了を検
出することができ、確実にセットされてからのイメージ
を取り込むことができる。
【0040】上記各実施の形態では、エリアセンサを持
つ非接触型のスキャナ装置を例にして説明したが、上記
第3、第4の実施の形態は、バーコードを読取るハンデ
ィスキャナなど、非接触状態でイメージを取り込む装置
であれば他の装置にも適用可能である。また上記各実施
の形態では、媒体2が載置され、読取範囲内に設けられ
るマット3は黒色のものを用いたが、黒レベルの画素と
して読取可能のものであれば、必ずしも黒色のものでな
くてもよい。また媒体2の地の色も必ずしも白色である
必要はなく、白レベルの画素として読取可能なものであ
れば他の色でもよい。
【0041】また上記第2乃至第4の実施の形態のうち
で2つ若しくは3つの実施の形態を組み合わせることに
より、媒体のセットの完了をより高度に検出することが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、読取ったイメージの任意のエリアを走査して検出さ
れた白画素が一定以上あるか否かにより媒体が読取位置
にセットされたか否かを判定する媒体有無判定部を設け
たことにより、オペレータが介入することなく、媒体が
読取位置に載置されたことを検出することができる。
【0043】また、読取範囲の周辺の黒画素を測定して
媒体が読取位置にセットされたか否かを判定する黒画素
測定手段を設けるか、または読取部で読取った読取デー
タを記憶する記憶部と、媒体有無判定部が媒体有りと判
定した場合、前記記憶部に記憶してある前回読取った読
取データと今回読取った読取データとを比較して媒体が
読取位置にセットされたか否かを判定する比較判定手段
とを設けることにより、媒体の読取位置へのセットが完
了したことが検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の媒体読取装置を示
すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の媒体読取装置を示す外観図
である。
【図3】読取られた媒体のイメージ例を示す説明図であ
る。
【図4】第1の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図5】第2の実施の形態の媒体読取装置を示すブロッ
ク図である。
【図6】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図7】第3の実施の形態の媒体読取装置を示すブロッ
ク図である。
【図8】第3の実施の形態の動作を示すフローチャート
である。
【図9】第4の実施の形態の媒体読取装置を示すブロッ
ク図である。
【図10】第4の実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 媒体読取装置 2 媒体 8 非接触スキャナ 16 画像メモリ 17 イメージ処理部 18 主制御部 19 媒体有無判定部 21 周辺黒点確認部 31 画像比較部 32 比較画像メモリ 41 投影測定部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体から離した読取部により媒体の画像
    を読取る媒体読取装置において、 媒体の地の部分は白画素として、媒体の画像の部分は黒
    画素として読取り、媒体が読取位置に載置される背景は
    黒画素として読取られるものとし、 読取った画像データの任意のエリアを走査して検出され
    た白画素が一定以上あるか否かにより媒体が読取位置に
    セットされたか否かを判定する媒体有無判定部を設けた
    ことを特徴とする媒体読取装置。
  2. 【請求項2】 前記媒体有無判定部が媒体有りと判定し
    た場合、読取範囲の周辺の黒画素を測定して媒体が読取
    位置にセットされたか否かを判定する黒画素測定手段を
    設けた請求項1記載の媒体読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取部で読取った読取データを記憶
    する記憶部と、 前記媒体有無判定部が媒体有りと判定した場合、前記記
    憶部に記憶してある前回読取った読取データと今回読取
    った読取データとを比較して媒体が読取位置にセットさ
    れたか否かを判定する比較判定手段とを設けた請求項1
    記載の媒体読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取データは媒体のイメージデータ
    である請求項3記載の媒体読取装置。
  5. 【請求項5】 前記読取データは媒体のイメージデータ
    の横方向または縦方向の投影である請求項3記載の媒体
    読取装置。
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