JP2001186166A - 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置 - Google Patents

情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置

Info

Publication number
JP2001186166A
JP2001186166A JP37176199A JP37176199A JP2001186166A JP 2001186166 A JP2001186166 A JP 2001186166A JP 37176199 A JP37176199 A JP 37176199A JP 37176199 A JP37176199 A JP 37176199A JP 2001186166 A JP2001186166 A JP 2001186166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protocol
wireless
control protocol
packet
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP37176199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3715494B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Takahata
由彰 高畠
Keiichi Teramoto
圭一 寺本
Kensaku Fujimoto
謙作 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP37176199A priority Critical patent/JP3715494B2/ja
Priority to EP20000311696 priority patent/EP1113623B1/en
Priority to DE2000628174 priority patent/DE60028174T2/de
Priority to US09/748,017 priority patent/US6829228B2/en
Publication of JP2001186166A publication Critical patent/JP2001186166A/ja
Priority to US10/962,493 priority patent/US6993005B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3715494B2 publication Critical patent/JP3715494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • H04L12/40117Interconnection of audio or video/imaging devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H04L12/462LAN interconnection over a bridge based backbone
    • H04L12/4625Single bridge functionality, e.g. connection of two networks over a single bridge
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/16Gateway arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/24Interfaces between hierarchically similar devices between backbone network devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線端末間でのデータ転送に先だって該無線
端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ転
送を実行する無線ネットワーク上にまでAV/Cプロト
コルを拡張して実行できるようにした無線端末を提供す
ること。 【解決手段】 無線端末101から102へチャネル番
号AとプロトコルID[AV/C]を含むチャネル獲得
要求を出し、無線端末102から101へチャネル番号
A,BとプロトコルID[AV/C]を含むチャネル獲
得応答を出し、無線端末101,102ではチャネル番
号とプロトコルIDとの対応情報を記憶する。無線端末
101から102へAV/Cコマンドにチャネル番号B
を付加して転送し、無線端末102から101へAV/
Cレスポンスにチャネル番号Aを付加して転送する。無
線端末101,102では受信パケットに付加された自
チャネル番号から上位プロトコルがAV/Cプロトコル
であることがわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、あらかじめ無線ネ
ットワーク上に論理的なチャネルを設定して通信を実行
するような無線ネットワークに属する無線端末及びその
情報転送方法、並びにあらかじめ無線ネットワーク上に
論理的なチャネルを設定して通信を実行するような無線
ネットワークとIEEE1394バスとを接続する無線
ゲートウェイ装置及びその情報転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内のネットワーク化が注目を
浴びるようになってきたが、特に脚光を浴びているの
が、デジタル化された家電機器間を接続するIEEE1
394バスである。このIEEE1394バスは、複数
の1394ノードをデイジーチェインもしくはスター型
に接続可能で、100Mbpsを越える広帯域のデータ
を転送できるようになっている。また、その最も大きな
特徴としては、同一ケーブル上でAsynchrono
usデータとIsochronousデータの双方を伝
送できるようになっている点があげられる。このため、
元々、SCSIの次世代バージョンとして検討が始まっ
ていたIEEE1394をAV機器間を接続するケーブ
ルとして使用しようとの動きが活発になってきた。
【0003】また、無線ネットワーク(無線LAN)の
高速化も注目されてきている。特に、一昨年にIEEE
802.11の規格が決まったことから、多くの無線L
AN製品が登場しているとともに、その低価格化には目
を見張るものがある。このような、無線技術の高度化/
低価格化にともなって、これらを家庭内にも応用しよう
との動きが活発になっている。米国では、関連する企業
が集まってHomeRFやBluetooth(2.4
GHz帯を用いた無線システムの一種)などの業界団体
が設立される等、新しいケーブルを敷設する必要のない
無線システムは非常に受け入れられやすいシステムであ
ると言える。このため、高速化/低価格化されてきた無
線LANシステムとIEEE1394バスとを融合させ
たネットワークシステムが、将来の家庭内ネットワーク
における中心的存在となっているものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなIEEE1
394バスと無線ネットワークとを融合させる環境で
は、いくつかの問題が生じると考えられる。例えばその
一つとしてIEEE1394バス上で実行されるプロト
コル(例えばAV/Cプロトコルなどのようにデータリ
ンクレイヤにIEEE1394を想定したプロトコル)
をいかに無線ネットワークに跨って実行するかという点
が上げられる。特に、AV/Cプロトコル(AV/C
Digital Interface Command
Set General Specificatio
n、IEEE1394−1995)等)のように、自プ
ロトコル上のメッセージタイプ(コマンドやレスポン
ス)をIEEE1394バス上の論理的なアドレス(レ
ジスタ)を用いて識別する(この場合、パケットに記述
されたオフセット値によりレジスタを読むと、そこにA
V/Cコマンドを示す値あるいはAV/Cレスポンスを
示す値などが書かれている)ようなプロトコルを実行す
る場合には、そのIEEE1394バス上の論理的なア
ドレスに対応する識別子を、無線LAN側でも準備しな
ければならない。無線端末間でAV/Cプロトコル等を
実行する場合も同様である。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、無線端末間でのデータ転送に先だって該無線端末
間に論理的なコネクションを確立してからデータ転送を
実行する無線ネットワーク上にまでAV制御プロトコル
を拡張して実行できるようにした無線端末及びその情報
転送方法を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、無線端末間でのデータ転
送に先だって該無線端末間に論理的なコネクションを確
立してからデータ転送を実行する無線ネットワークとI
EEE1394バスとを接続する無線ゲートウェイ装置
において無線ネットワーク上にまでAV制御プロトコル
を拡張して実行できるようにした無線ゲートウェイ装置
及びその情報転送方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
無線端末間でのデータ転送に先だって該無線端末間に論
理的なコネクションを確立してからデータ転送を実行す
る無線システムにおいてAV制御プロトコルに関する情
報を転送する情報転送方法であって、前記無線端末間
で、AVデータ転送制御のためのAV制御プロトコルに
関する情報を含むパケットを交換するのに先だって、該
AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子を含むデー
タリンクレイヤでのシグナリング用パケットを交換し、
前記無線端末間で、前記プロトコル識別子に基づいて、
前記AV制御プロトコルに関する情報を含むパケットで
あることを判断することを特徴とする。
【0008】また、本発明(請求項2)は、無線端末間
でのデータ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネ
クションを確立してからデータ転送を実行する無線シス
テムにおいてAV制御プロトコルに関する情報を転送す
る情報転送方法であって、前記無線端末間において、A
Vデータ転送制御のためのAV制御プロトコルに関する
情報を乗せたパケットを交換するのに先だって、該AV
制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの転送の
ために設定された論理チャネルを示すチャネル識別子
と、該AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子とを
含むデータリンクレイヤでのシグナリング用パケットを
交換し、前記無線端末の各々は、前記シグナリング用パ
ケットの交換を通じて得た、前記プロトコル識別子と、
自端末に関して設定された前記チャネル識別子と、前記
通信相手となる無線端末に関して設定された前記チャネ
ル識別子との対応情報を記憶し、前記無線端末の一方か
ら他方へ、該他方の無線端末に関して設定された前記チ
ャネル識別子を付加された、前記AV制御プロトコルに
関する情報を乗せたデータパケットを転送し、前記無線
端末の他方では、受信した前記データパケットに付加さ
れた、自端末についての前記チャネル識別子をもとに、
前記対応情報を参照して、該パケットが前記AV制御プ
ロトコルに関するものであることを判断することを特徴
とする。
【0009】また、本発明(請求項3)は、無線端末間
でのデータ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネ
クションを確立してからデータ転送を実行する無線ネッ
トワークとIEEE1394バスとを接続する無線ゲー
トウェイ装置においてAV制御プロトコルに関する情報
を転送する情報転送方法であって、前記無線ネットワー
ク側の無線端末との間で、AVデータ転送制御のための
AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットを交
換するのに先だって、該AV制御プロトコルを示すプロ
トコル識別子を含むデータリンクレイヤでのシグナリン
グ用パケットを交換し、前記無線ネットワーク側から、
前記IEEE1394バス側へ転送すべきパケットを受
信し、受信した前記パケットに、前記AV制御プロトコ
ルを示すプロトコル識別子を特定させる情報が記述され
ていた場合には、該AV制御プロトコルでのメッセージ
タイプがコマンドであるかまたはレスポンスであるかを
調べた後に、該AV制御プロトコルのコマンドまたは該
AV制御プロトコルのレスポンスを乗せたパケットに、
該AV制御プロトコルのコマンドを示すレジスタ・オフ
セット値または該AV制御プロトコルのレスポンスを示
すレジスタ・オフセットを記述して、前記IEEE13
94バス側へ送出することを特徴とする。
【0010】また、本発明(請求項4)は、無線端末間
でのデータ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネ
クションを確立してからデータ転送を実行する無線ネッ
トワークとIEEE1394バスとを接続する無線ゲー
トウェイ装置においてAV制御プロトコルに関する情報
を転送する情報転送方法であって、前記無線ネットワー
ク側の無線端末との間で、AVデータ転送制御のための
AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットを交
換するのに先だって、該AV制御プロトコルを示すプロ
トコル識別子を含むデータリンクレイヤでのシグナリン
グ用パケットを交換し、前記IEEE1394バス側か
ら、前記無線ネットワーク側へ転送すべきパケットを受
信し、受信した前記パケットに、前記AV制御プロトコ
ルのコマンドを示すレジスタ・オフセット値または前記
AV制御プロトコルのレスポンスを示すレジスタ・オフ
セットのいずれかが記述されていた場合には、該AV制
御プロトコルのコマンドまたは該AV制御プロトコルの
レスポンスを乗せたパケットに、該AV制御プロトコル
を示すプロトコル識別子をデータリンクレイヤで特定可
能な情報を記述して、前記無線ネットワーク側へ送出す
ることを特徴とする。
【0011】好ましくは、前記プロトコル識別子を、前
記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別
の値に定め、前記シグナリングは、前記AV制御プロト
コルでの前記メッセージタイプ毎に行い、前記AV制御
プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に、異なるチャ
ネル識別子を用いるようにしてもよい。
【0012】本発明(請求項6)は、無線端末間でのデ
ータ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネクショ
ンを確立してからデータ転送を実行する無線システムに
おける無線端末であって、AVデータ転送制御のための
AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットを通
信相手となる無線端末との間で交換するのに先だって、
該AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの
転送のために設定された論理チャネルを示すチャネル識
別子および前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識
別子を含むシグナリング・リクエスト・パケットを、該
通信相手となる無線端末へ送信するシグナリングパケッ
ト送信手段と、前記通信相手となる無線端末から、該通
信相手となる無線端末において設定された論理チャネル
を示すチャネル識別子および前記AV制御プロトコルを
示すプロトコル識別子を含むシグナリング・レスポンス
・パケットを受信するシグナリングパケット受信手段
と、前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子
と、自端末に関して設定された前記チャネル識別子と、
前記通信相手となる無線端末に関して設定された前記チ
ャネル識別子との対応情報を記憶する記憶手段とを備え
たことを特徴とする。
【0013】本発明(請求項7)は、無線端末間でのデ
ータ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネクショ
ンを確立してからデータ転送を実行する無線システムに
おける無線端末であって、通信相手となる無線端末か
ら、AVデータ転送制御のためのAV制御プロトコルを
示すプロトコル識別子および該AV制御プロトコルに関
する情報を乗せたパケットの転送のために設定された論
理チャネルを示すチャネル識別子を含むシグナリング・
リクエスト・パケットを受信するシグナリングパケット
受信手段と、前記シグナリング・リクエスト・パケット
を受信した場合に、前記AV制御プロトコルに関する情
報を乗せたパケットの転送のために設定された論理チャ
ネルを示すチャネル識別子および前記AV制御プロトコ
ルを示すプロトコル識別子を含むシグナリング・レスポ
ンス・パケットを、前記通信相手となる無線端末に送信
するシグナリングパケット送信手段と、前記AV制御プ
ロトコルを示すプロトコル識別子と、自端末に関して設
定された前記チャネル識別子と、前記通信相手となる無
線端末に関して設定された前記チャネル識別子との対応
情報を記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】好ましくは、前記AV制御プロトコルに関
する情報を乗せたパケットを、前記対応情報を参照して
得た前記通信相手となる無線端末についての前記チャネ
ル識別子を付加して、送信するデータパケット送信手段
を更に備えるようにしてもよい。
【0015】好ましくは、前記通信相手となる無線端末
からパケットを受信するデータパケット受信手段と、受
信した前記パケットに記述されたチャネル識別子をもと
に前記対応情報を参照して、該パケットが前記AV制御
プロトコルに関するものであると判断されたならば、該
パケット内の前記AV制御プロトコルに関する情報を、
該AV制御プロトコルに渡す処理手段を更に備えるよう
にしてもよい。
【0016】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子は、前記シグナリングに際して設定されるよ
うにしてもよい。
【0017】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子は、前記シグナリング以前に設定されている
ようにしてもよい。
【0018】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子として、全ての無線端末を通じて予め予約さ
れた特定の値を用いるようにしてもよい。
【0019】好ましくは、前記プロトコル識別子を、前
記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別
の値に定め、前記シグナリングは、前記AV制御プロト
コルでの前記メッセージタイプ毎に行い、前記AV制御
プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に、異なるチャ
ネル識別子を用いるようにしてもよい。
【0020】本発明(請求項14)は、無線端末間での
データ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネクシ
ョンを確立してからデータ転送を実行する無線ネットワ
ークとIEEE1394バスとを接続する無線ゲートウ
ェイ装置においてAV制御プロトコルに関する情報を転
送する情報転送方法であって、AVデータ転送制御のた
めのAV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケット
を前記無線端末との間で受け渡しするのに先だって、該
AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの転
送のために設定された論理チャネルを示すチャネル識別
子および前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識別
子を含むシグナリング用パケットを交換するシグナリン
グ用パケット交換手段と、前記シグナリング用パケット
の交換を通じて得た、前記AV制御プロトコルを示すプ
ロトコル識別子と、自端末に関して設定された前記チャ
ネル識別子と、前記無線端末に関して設定された前記チ
ャネル識別子との対応情報を記憶する記憶手段と、前記
対応情報に基づいて、前記AV制御プロトコルに関する
情報を乗せたパケットの前記無線ネットワーク側から前
記IEEE1394バス側への転送または前記AV制御
プロトコルに関する情報を乗せたパケットの前記IEE
E1394バス側から前記無線ネットワーク側への転送
を行うパケット転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】本発明(請求項15)は、無線端末間での
データ転送に先だって該無線端末間に論理的なコネクシ
ョンを確立してからデータ転送を実行する無線ネットワ
ークとIEEE1394バスとを接続する無線ゲートウ
ェイ装置においてAV制御プロトコルに関する情報を転
送する情報転送方法であって、AVデータ転送制御のた
めのAV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケット
を前記無線端末との間で受け渡しするのに先だって、該
AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの転
送のために設定された論理チャネルを示すチャネル識別
子および前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識別
子を含むシグナリング用パケットを交換するシグナリン
グ用パケット交換手段と、前記シグナリング用パケット
の交換を通じて得た、前記AV制御プロトコルを示すプ
ロトコル識別子と、自端末に関して設定された前記チャ
ネル識別子と、前記無線端末に関して設定された前記チ
ャネル識別子との対応情報を記憶する記憶手段と、前記
無線ネットワーク側から、前記IEEE1394バス側
へ転送すべきパケットを受信する第1のデータパケット
受信手段と、受信した前記パケットに記述されたチャネ
ル識別子をもとに前記対応情報を参照して、該パケット
が前記AV制御プロトコルに関するものであると判断さ
れた場合には、該AV制御プロトコルでのメッセージタ
イプがコマンドであるかまたはレスポンスであるかを調
べ、該AV制御プロトコルのコマンドまたは該AV制御
プロトコルのレスポンスを乗せたパケットに、該AV制
御プロトコルのコマンドを示すレジスタ・オフセット値
または該AV制御プロトコルのレスポンスを示すレジス
タ・オフセットのうちの該当するものを記述して、前記
IEEE1394バス側へ送信する第1のデータパケッ
ト送信手段と、前記IEEE1394バス側から、前記
無線ネットワーク側へ転送すべきパケットを受信する第
2のデータパケット受信手段と、受信した前記パケット
に、前記AV制御プロトコルのコマンドを示すレジスタ
・オフセット値または前記AV制御プロトコルのレスポ
ンスを示すレジスタ・オフセットのいずれかが記述され
ていた場合には、前記対応情報を参照して対応するチャ
ネル識別子を求め、該AV制御プロトコルのコマンドま
たは該AV制御プロトコルのレスポンスを乗せたパケッ
トに、該対応するチャネル識別子を記述して、前記無線
ネットワーク側へ送信する第2のデータパケット送信手
段とを備えたことを特徴とする。
【0022】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子は、前記シグナリングに際して設定されるよ
うにしてもよい。
【0023】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子は、前記シグナリング以前に設定されている
ようにしてもよい。
【0024】好ましくは、前記論理チャネルを示すチャ
ネル識別子として、全ての無線端末を通じて予め予約さ
れた特定の値を用いるようにしてもよい。
【0025】好ましくは、前記プロトコル識別子を、前
記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別
の値に定め、前記シグナリングは、前記AV制御プロト
コルでの前記メッセージタイプ毎に行い、前記AV制御
プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に、異なるチャ
ネル識別子を用いるようにしてもよい。
【0026】好ましくは、対になる前記AV制御プロト
コルのコマンドと前記AV制御プロトコルのレスポンス
とをそれぞれ乗せた各パケットには同一のトランザクシ
ョン識別子が付加され、前記対応情報は前記トランザク
ション識別子をも含むものであるようにしてもよい。
【0027】本発明では、無線端末間でのデータ転送に
先だって該無線端末間に論理的なコネクションを確立し
てからデータ転送を実行する無線システムにおいて、デ
ータリンクレイヤパケットのプロトコル識別子として、
当該AV制御プロトコルを定義する。例えば、blue
toothのL2CAPパケットのプロトコル識別子と
して、AV/Cプロトコルを追加する。この場合、デー
タリンクレイヤにおいて、プロトコル識別子からAV制
御プロトコルを識別することができる(当該AV制御プ
ロトコルでのメッセージタイプは上位プロトコルで識別
できる)。あるいは、データリンクレイヤパケットのプ
ロトコル識別子として、当該AV制御プロトコルをメッ
セージタイプ毎に定義する。例えば、bluetoot
hのL2CAPパケットのプロトコル識別子として、A
V/CプロトコルでのAV/Cコマンドと、AV/Cプ
ロトコルでのAV/Cレスポンスとを追加する。この場
合、データリンクレイヤにおいて、プロトコル識別子か
らAV制御プロトコルを識別することができるととも
に、当該AV制御プロトコルでのメッセージタイプをも
識別することができる。また、無線端末間において、当
該AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの
転送のために設定された論理チャネルを示すチャネル識
別子と、当該AV制御プロトコルを示すプロトコル識別
子とを含むデータリンクレイヤでのシグナリング用パケ
ットを交換し、シグナリング用パケットの交換を通じて
得た、当該プロトコル識別子と、自端末に関して設定さ
れたチャネル識別子と、通信相手となる無線端末に関し
て設定されたチャネル識別子との対応情報を記憶した後
は、当該AV制御プロトコルに関する情報を乗せたデー
タパケットに該当するチャネル識別子を付加して転送す
れば、受信側では、データリンクレイヤにおいて、受信
パケットに付加されたチャネル識別子から該パケットが
当該AV制御プロトコルに関するものであることを判断
することができる。
【0028】また、本発明では、無線端末間でのデータ
転送に先だって該無線端末間に論理的なコネクションを
確立してからデータ転送を実行する無線ネットワークと
IEEE1394バスとを接続する無線ゲートウェイ装
置において、上記と同様に、無線ネットワーク側に関し
て、データリンクレイヤパケットのプロトコル識別子と
して、当該AV制御プロトコルを定義する(データリン
クレイヤにおいて、プロトコル識別子からAV制御プロ
トコルを識別することができる)。また、IEEE13
94バス上での特定のレジスタへのアクセス(書き込み
/読み出し)を、無線ネットワーク上でのプロトコル識
別子と対応させることができる(AV/Cプロトコルの
場合に、AV/Cコマンドに対するレジスタ・オフセッ
ト値とAV/Cレスポンスに対するレジスタ・オフセッ
ト値とは、同じプロトコル識別子に対応する)。あるい
は、上記と同様に、無線ネットワーク側に関して、デー
タリンクレイヤパケットのプロトコル識別子として、当
該AV制御プロトコルをメッセージタイプ毎に定義する
(データリンクレイヤにおいて、プロトコル識別子から
AV制御プロトコルを識別することができるとともに、
当該AV制御プロトコルでのメッセージタイプをも識別
することができる)。また、IEEE1394バス上で
の特定のレジスタへのアクセス(書き込み/読み出し)
を、無線ネットワーク上でのプロトコル識別子と対応さ
せることができる(AV/Cプロトコルの場合に、AV
/Cコマンドに対するレジスタ・オフセット値とAV/
Cコマンドのプロトコル識別子とが対応し、AV/Cレ
スポンスに対するレジスタ・オフセット値とAV/Cレ
スポンスのプロトコル識別子とが対応する)。また、無
線ゲートウェイ装置と無線端末との間の無線ネットワー
ク部分については、上記の無線端末間と同様である。ま
た、無線ゲートウェイ装置の無線ネットワークとIEE
E1394バスとの間でのパケット中継処理では、無線
端末との間で前述のようにシグナリングを行って対応情
報を設定しておき、無線ネットワーク側からIEEE1
394バス側へパケットを転送する場合、受信パケット
内のチャネル識別子(またはこれと上位レイヤ処理)か
らAV/CプロトコルのAV/CコマンドまたはAV/
Cレスポンスであることを知り、該当するレジスタ・オ
フセット値を記述してパケットをIEEE1394側に
転送する。また、IEEE1394バス側から無線ネッ
トワーク側へパケットを転送する場合、レジスタ・オフ
セット値からAV/CプロトコルのAV/Cコマンドま
たはAV/Cレスポンスであることを知り、該当するチ
ャネル識別子を記述してパケットを無線ネットワーク側
に転送する。
【0029】本発明によれば、各無線端末間でのデータ
転送に先だって、その無線端末間に論理的なコネクショ
ンを確立してからデータ転送を実行するような無線LA
Nシステムを用いても、AV/Cプロトコル等のコマン
ドとレスポンスの組み合わせを一つのセットとしてプロ
トコル処理が実行されるようなプロトコルが実行可能と
なる。また、実行するプロトコルに対応するチャネルI
Dを、あらかじめ割り当ててしまうことによって、その
無線端末上のデータリンクレイヤ処理を簡略化すること
ができる。
【0030】また、本発明によれば、無線ネットワーク
上で論理的チャネルを設定してから通信を開始するよう
なデータリンクプロトコル上でのAV/Cプロトコルの
実行が可能になる。また、このような無線ネットワーク
とIEEE1394バスに跨ったAV/Cプロトコルの
実行も可能となる。特に、このような無線ネットワーク
として、2.4GHz帯を用いた無線システムの一種で
あるBluetoothとIEEE1394に跨ったA
Vデータ転送制御処理が可能になる。
【0031】このように本発明によれば、各無線端末間
でのデータ転送に先だって、その無線端末間に論理的な
コネクションを確立してからデータ転送を実行するよう
な無線LANシステムを用いても、AV/Cプロトコル
等のコマンドとレスポンスの組み合わせを一つのセット
としてプロトコル処理が実行されるようなプロトコルが
実行可能となる。また、実行するプロトコルに対応する
チャネルIDを、あらかじめ割り当ててしまうことによ
って、その無線端末上のデータリンクレイヤ処理を簡略
化することができる。
【0032】また、本発明によれば、上記のような無線
ネットワークとIEEE1394とに跨ったAVデータ
転送制御処理が可能になる。特に、AV/Cプロトコル
のようにIEEE1394を前提としたプロトコルを無
線ネットワークとIEEE1394とに跨って制御する
ことが可能になる。
【0033】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
【0034】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0036】(第1の実施形態)本実施形態では、無線
LANシステムとして、「各無線端末間でのデータ転送
に先だって、その無線端末間に論理的なコネクションを
確立してからデータ転送を実行する」ような無線LAN
システムを想定して説明する。例えば、Bluetoo
thがこのような無線LANシステムに該当する。
【0037】図1に、本実施形態における無線ネットワ
ークの基本的な構成例を示す。また、図2に、本実施形
態における無線端末間でパケット転送を実行する場合の
基本的な処理シーケンス例を示す。すなわち、図1に例
示する無線LANシステムでは、無線インタフェース9
013,9023を介して無線ネットワーク90に接続
している2つの無線端末、すなわち無線端末901と無
線端末902との間で、あるプロトコルPに関するデー
タを転送する際に、図2に例示する処理を行うものであ
る。なお、図1において、無線端末901のノードID
=[X]、無線端末902のノードID=[Y]とす
る。
【0038】図2に示すシーケンスにおいては、次のよ
うに手続きが行われる。
【0039】(1;シグナリング処理)まず、無線端末
901と無線端末902との間でのプロトコルPによる
データ転送に先だって、無線端末901,902間でシ
グナリング処理が実行され、各無線端末901,902
内のデータリンクレイヤにて、それぞれ、論理的なコネ
クションに関するチャネル識別子(以下、チャネルID
と記述する)が獲得される(本例ではチャネルIDとし
てそれぞれA,Bが獲得されたものとする)。なお、獲
得されたチャネルIDの情報はシグナリング処理におい
て無線端末間で交換される。
【0040】(2;データ転送処理)そして、このシグ
ナリング処理によって確立され、各無線端末901,9
02のデータリンクレイヤでのチャネルID(A,B)
によって識別される論理コネクションを介して、無線端
末901と無線端末902との間でのデータ転送が実行
される(本例では無線端末901から無線端末902へ
のデータ転送では無線端末902側のチャネルID=B
が使用され、無線端末902から無線端末901へのデ
ータ転送では無線端末901側のチャネルID=Aが使
用される)。
【0041】(3;チャネル開放処理)その後、所定の
条件が成立した場合に、この論理コネクションは切断さ
れ、各々の無線端末のデータリンクレイヤにおいて獲得
されていたチャネルID(A,B)は開放されることに
なる。所定の条件としては、例えば、図2のように無線
端末901から要求された場合の他にも、そのチャネル
IDを獲得してから一定時間が経過した場合、あるいは
そのチャネルIDに関係するデータ通信が最後に行われ
てから一定時間が経過した場合など、種々の方法があ
る。また、当該無線端末の電源がOFFにされた場合、
あるいはバッテリーの残量が基準値を下回った場合など
に、チャネルを切断するようにする方法(すなわち、電
源OFF等まではチャネルを切断しない方法)もある。
【0042】図3(a)に、図2の手続きのうちのシグ
ナリング処理において無線端末901にて作成される対
応テーブル#1の一例を示し、図3(b)に同じく無線
端末902にて作成される対応テーブル#2の一例を示
す。
【0043】各対応テーブルのフォーマットは、プロト
コルと、当該プロトコルを実行するための自端末のチャ
ネルID(自チャネルID)と、当該プロトコルで通信
を行う相手端末のノードID(相手ノードID)と、そ
の際の相手端末についてのチャネルID(相手チャネル
ID)とを対応付けて記録するものになっている。
【0044】図1に沿った具体的として、(a)の無線
端末901内の対応テーブル#1では、プロトコル=
[P]と、自チャネルID=[A]と、相手ノードID
=[Y](=無線端末902のノードID)と、相手チャ
ネルID=[B]との対応関係が記録されている。ま
た、同様に、無線端末902内の対応テーブル#2で
は、プロトコル=[P]と、自チャネルID=[B]
と、相手ノードID=[X](=無線端末901のノード
ID)と、相手チャネルID=[A]との対応関係が記
録されている。
【0045】図4(a)に、このような無線LANシス
テムにおけるシグナリング処理に用いられるシグナリン
グ・リクエスト(Request)・パケットのパケッ
トフォーマットの一例を示し、図4(b)に、同じくシ
グナリング・レスポンス(Response)・パケッ
トのパケットフォーマットの一例を示す。
【0046】図4の例では、そのシグナリング情報とし
て、自チャネルID(シグナリング・リクエスト・パケ
ットの場合)あるいは自チャネルIDおよび相手チャネ
ルID(シグナリング・レスポンス・パケットの場合)
とともに、これから実行しようとするプロトコルIDも
転送されるようになっている。
【0047】これにより、各無線端末901,902で
は、新たに獲得したデータリンクレイヤでのチャネルI
Dと、(そのチャネルIDを用いて)自端末上で実行さ
れる上位レイヤプロトコルとの対応関係を保持できるこ
とになる。
【0048】このように、シグナリング処理において、
自端末のチャネルIDと上位レイヤプロトコルとの対応
関係を保持できることから、実際のデータ転送に使用さ
れるパケットには、図5に例示するように、上位レイヤ
プロトコルは付加せず、対応するチャネルIDの値を付
加すればよい。すなわち、送信側の無線端末は、自端末
内の対応テーブルを参照して、その上位レイヤプロトコ
ルのパケットを送る相手端末上のチャネルID(すなわ
ち図3の対応テーブルの相手チャネルID)の値をヘッ
ダ部に付加して転送すれば、受信側の無線端末では、パ
ケットに付加されたチャネルIDを自チャネルIDとし
て自端末内の対応テーブルを参照することによって、上
位レイヤプロトコルを知ることができる。
【0049】これによって、実際のデータ転送でのデー
タ転送効率を上げることができる。
【0050】以下では、このような無線LANシステム
を用いて無線端末間においてIEEE1394上に定義
されているAV制御プロトコルを実行する場合と、この
ような無線LANシステム上の無線端末とIEEE13
94バス上の1394ノードとの間でのAV制御プロト
コルを実行する場合とについて詳細に説明する。
【0051】ここで、図6に、以下の説明において無線
端末で実行されるAVデータ転送方式のプロトコル・ス
タックの一例を示す。
【0052】図6のプロトコル・スタックでは、無線シ
ステムとして、現在標準化の進められているBluet
oothを用いる(物理レイヤがBasebandであ
り、データリンクレイヤがL2CAPである)場合を示
している。
【0053】また、無線端末においてAVアプリケーシ
ョンを実行する際に、そのAVデータ転送のためのAV
制御プロトコルとして、IEEE1394上で定義され
ているAV/Cプロトコル(AV/C Digital
Interface Command Set Ge
neral Specification、IEEE1
394−1995)等参照)を実行し、これによって、
いわゆるセッション制御処理のような機能を提供する場
合を示している。なお、AV/Cプロトコルは、ノード
をユニット(Unit)と呼ばれる単位で認識し、さら
にノード内の構成要素(例えば、DisplayやVT
R)をサブユニット(SubUnit)と呼ばれる単位
で認識するものである。また、AV/Cの制御コマンド
(例えば、いわゆる「再生」「停止」「早送り」等のコ
マンド)の転送プロトコルにおいては、コマンドの送信
とレスポンスの受信とを一つのセットとして実行するこ
とになっている。
【0054】さらに、図6のプロトコル・スタックで
は、実際のAVデータ転送に関するプロトコル群が用い
られる(図中の4参照)。その一例としては、映像デー
タ/音声データ/情報データ等の各種のデータを、各々
RTP(Realtime Transport Pr
otocol)パケットによって転送し、RTPパケッ
トをさらにBluetoothのデータリンクレイヤ・
プロトコルであるL2CAPパケットにカプセル化する
とともに、RTCPプロトコル(RTP Contro
l Protocol)を用いてAVデータ転送制御情
報の授受を行うようにする方法があるが、これに限定さ
れるものではない。
【0055】図6は、無線端末のプロトコル処理に関す
る内部構成に対応し、無線端末は、各プロトコルを実行
する処理部、すなわち、Bluetoothの物理レイ
ヤ処理を実行するベースバンド(Baseband)処
理部1、Bluetoothのデータリンクレイヤ処理
を実行するL2CAP処理部2、そして、その上位に、
AV/Cプロトコルを実行するAV/Cプロトコル処理
部3、実際のAVデータ転送に関するプロトコル群を実
行するAVデータ転送処理部4(例えば、AVデータ転
送処理部4は、RTPプロトコルを実行するRTP処理
部41およびその上位に乗せられたVideo処理部4
3とAudio処理部44とData処理部45、RT
CPプロトコルを実行するRTCP処理部42からな
る)、そして、それらの上位に、AVアプリケーション
を実行するAVアプリケーション処理部5を有すること
になる。なお、第2の実施形態で示す無線ゲートウェイ
では、図6に加えて、IEEE1394バスの物理レイ
ヤ処理部およびデータリンクレイヤ処理部、さらに無線
ネットワークとIEEE1394との間に跨ったAV/
Cプロトコルの実行を可能とするためのGW機能処理部
が存在する。このGW機能処理部では、AV/Cプロト
コルのProxy処理などが実行される。なお、上記で
は、AVデータやそのための制御情報の転送のためのプ
ロトコルの一例としてRTPプロトコル(RTCPプロ
トコル)を用いた場合を例に挙げたが、本発明は他のA
V転送プロトコルを用いた場合にも適用可能である。ま
た、H.223プロトコルなどを用いてAVデータが多
重化されて転送される場合も同様に可能である。
【0056】最初に、「各無線端末間でのデータ転送に
先だって、その無線端末間に論理的なコネクションを確
立してからデータ転送を実行する」ような無線LANシ
ステムにおいて、無線端末間で、IEEE1394上に
定義されているAV制御プロトコルを実行する場合につ
いて説明する。
【0057】ここでは、無線LAN上でのプロトコル識
別子(PSM(ProtocolServiceMul
tiplexor))の一つとして、AV/Cプロトコ
ル用の識別子を定義するとともに、無線LAN上のデー
タリンク層のプロトコルがAV/Cプロトコルに従った
パケットを送信するごとにデータリンクレイヤにおける
論理コネクションを設定してからパケット転送を行うも
のとする。また、AV/Cのコマンドかレスポンスかに
ついてはデータリンクレイヤではなくその上位レイヤ
(例えば図6のAV/Cプロトコル処理部3)で識別す
るものとする。
【0058】図7に、本実施形態における無線ネットワ
ークの構成例を示す。
【0059】図7においては、無線端末101と無線端
末102とが、無線インタフェース1013,1023
を介して無線ネットワーク10に接続し、この無線ネッ
トワーク10を介して、無線端末102内のMPEG4
データを無線端末101において再生/視聴する場合を
記述している。
【0060】また、このときに無線端末101と無線端
末102との間では、そのMPEG4データ転送の指示
を送るためのAV制御プロトコルとして、IEEE13
94上に定義されているAV/Cプロトコルを実行する
場合を示している。
【0061】AV/Cプロトコルでは、各端末内の機能
(VTR機能やDisplay機能など)をSubUn
itと呼ばれる単位で認識し、そのSubUnitに対
してコマンドを送信するようになっている。図7におい
ては、無線端末101においてMPEG4データを再生
/視聴するための機能としてディスプレイ・サブユニッ
ト(Display−SubUnit)1011が存在
し、無線端末102においてMPEG4データを送信す
るための機能としてVTRサブユニット(VTR−Su
bUnit)1021が、MPEG4データを保存する
ための機能としてMPEG4ソース1022が存在する
(なお、AV/Cプロトコル上は、MPEG4ソース1
022はVTR−SubUnit1021に含まれるも
のとする)。
【0062】ここで、図7において、無線端末101の
ノードID=[X]、無線端末102のノードID=
[Y]とする。
【0063】図8に、このときの無線端末101と無線
端末102との間でのAV/Cプロトコルの実行方式の
一例を示す。
【0064】ここで、AV/Cプロトコルでは、そのコ
マンド情報の転送と、コマンドに対応するレスポンス情
報の転送とが1つのセットとなって実行されるようにな
っている。よって、本実施形態においては、無線端末1
01と無線端末102との間でAV/Cプロトコルを実
行する場合に、各コマンドとレスポンスの組み合わせ
(1つのコマンド処理のセット)に対して、一つの論理
的なチャネル(各無線端末のデータリンクレイヤにおけ
るチャネルID)を割り当てる場合を示す。
【0065】また、図7においては、無線ネットワーク
10の中に2つの無線端末のみが存在する場合を示して
いるが、実際には、他にも無線端末が存在し、それらの
無線端末との間でもAV/Cプロトコルを実行している
ことも考えられる。よって、図8においては、上記1つ
のコマンド処理のセットの実行が終了すると、ただちに
対応する論理コネクションを切断し、各無線端末におい
て受信するAV/Cコマンドとレスポンスが対応する処
理を容易に識別できるようにするものとしている。な
お、前述したように、論理コネクションを切断する制御
方法には種々のものがあるとともに、電源OFF等まで
はチャネルを切断しない方法も可能である。
【0066】以下、図8に示したAV/Cプロトコルの
処理シーケンスについて詳細に説明する。
【0067】(1;シグナリング処理)無線端末101
と無線端末102との間に論理コネクションを確立す
る。
【0068】・無線端末101において、無線端末10
2に対してのAV/Cプロトコルが起動され、そのAV
/Cコマンド転送のための論理コネクションの獲得要求
(シグナリング・リクエスト)が、自端末内のデータリ
ンクレイヤ処理部(例えば図6のL2CAP処理部2)
に転送される。
【0069】・無線端末101内にチャネル(=Aとす
る)が獲得された後、チャネルAに対応する無線端末1
02のチャネル獲得要求が無線端末102に転送され
る。ここで転送されるパケットには、データリンクレイ
ヤ処理部によって、無線端末101でのチャネルID
[A]と実行するプロトコル[AV/C]のプロトコル
IDとが記述されている(図4(a)参照)。
【0070】・上記のチャネル獲得要求を受信した無線
端末102では、データリンクレイヤ処理部おいて、チ
ャネル獲得要求内に記述された上記プロトコルIDがA
V/Cプロトコルを示すことを認識すると、無線端末1
01との間でAV/Cプロトコルを実行するためのチャ
ネルとしてチャネル(=Bとする)を獲得する。また、
その旨(AV/Cコマンド転送のための論理コネクショ
ンとして無線端末101側ではチャネル=Aが、無線端
末102側ではチャネル=Bが獲得されたこと)を、自
端末上のAV/Cプロトコル処理部(例えば図6のAV
/Cプロトコル処理部3)に通知する。
【0071】・無線端末102は、無線端末101上の
チャネル[A]からの要求に対して、チャネル[B]を割
り当てた旨を示すチャネル獲得応答(シグナリング・レ
スポンス)を、無線端末101に送信する。ここで転送
されるパケットには、データリンクレイヤ処理部によっ
て、無線端末101でのチャネルID[A]と、これに
対応する無線端末102でのチャネルID[B]と、実
行するプロトコル[AV/C]のプロトコルIDが記述
されている(図4(b)参照)。また、また、その旨
(AV/Cコマンド転送のための論理コネクションとし
て無線端末101側ではチャネル=Aが、無線端末10
2側ではチャネル=Bが獲得されたこと)を、AV/C
プロトコル処理部に通知する。
【0072】・なお、チャネル[B]が獲得されると、
無線端末102において、チャネルの対応関係を記憶す
る対応テーブル#2が作成される(図9(b)参照)。
【0073】・上記のチャネル獲得応答を受信した無線
端末101では、該チャネル獲得応答に記述された上記
識別情報を参照することによって、AV/Cプロトコル
を実行するために自端末内で獲得したチャネルID
[A]に対して、無線端末102内でチャネルID
[B]が獲得されたことを認識する。
【0074】・なお、この時点で、無線端末101にお
いて、チャネルの対応関係を記憶する対応テーブル#1
が作成される(図9(a)参照)。
【0075】ここで、図9(a)に、上記一連の処理に
おいて無線端末101が保持する対応テーブル#1の一
例を示し、図9(b)に、同じく無線端末102が保持
する対応テーブル#2の一例を示す。
【0076】図9の各々の対応テーブルには、各無線端
末で実行しているプロトコルとしてAV/Cプロトコル
が登録されており、それに対応している自端末のデータ
リンクレイヤにおけるチャネルID(対応テーブル#1
では[A]、対応テーブル#2では[B])と、そのプ
ロトコルを実行している相手の無線端末のノードID
と、その相手無線端末のデータリンクレイヤにおけるチ
ャネルID(対応テーブル#1では[B]、対応テーブ
ル#2では[A])が記憶されている。このような対応
テーブルを用いて、AV/Cコマンド、AV/Cレスポ
ンスの送信処理における送信パケットの宛先チャネルI
Dの値や、受信処理における受信パケットの転送先のプ
ロトコル識別などが行われる。
【0077】(2;データ転送処理)無線端末101か
らAV/Cコマンドが送信される。
【0078】・無線端末101から無線端末102に向
けて、所望のAV/Cコマンドが送信される。すなわ
ち、自端末上のAV/Cプロトコル処理部からAV/C
コマンドを受け取ったデータリンクレイヤ処理部では、
該AV/Cコマンドに、上記の対応テーブル#1を参照
して得た相手チャネルID(=B)を付加して、無線端
末102に送信する(AV/Cコマンドの送信処理)。
このとき転送されるパケットには、そのパケットの送信
先情報として、無線端末102上のチャネルID[B]
が記述されており、自チャネルID[A]とプロトコル
[AV/C]のプロトコルIDは記述されていない(図
5参照)。
【0079】・上記の(AV/Cコマンドを乗せた)パ
ケットを受信した無線端末102は、パケット内に記述
されたチャネルID(=B)を自チャネルIDとして上
記の対応テーブル#2を参照することによって、該パケ
ット内のデータがAV/Cプロトコルに関するものであ
ることを認識すると、該データ(この場合、AV/Cコ
マンド)を自端末上のAV/Cプロトコル処理部に渡
し、AV/Cプロトコル処理部にて該データ(すなわ
ち、AV/Cコマンド)に該当する処理を実行し、AV
/Cプロトコル処理部にて作成された該処理の結果を含
むAV/Cレスポンスに、上記の対応テーブル#2を参
照して得た相手チャネルID(=A)を付加して、無線
端末101に送信する(AV/Cレスポンスの送信処
理)。このとき転送されるパケットには、そのパケット
の送信先情報として、無線端末101上のチャネルID
[A]が記述されている(自チャネルID[B]とプロ
トコル[AV/C]のプロトコルIDは記述されていな
い)。
【0080】・同様に、上記の(AV/Cレスポンスを
乗せた)パケットを受信した無線端末101は、パケッ
ト内に記述されたチャネルID(=A)を自チャネルI
Dとして上記の対応テーブル#1を参照することによっ
て、該パケット内のデータがAV/Cプロトコルに関す
るものであることを認識すると、該データ(この場合、
AV/Cレスポンス)を自端末上のAV/Cプロトコル
処理部に渡す(AV/Cプロトコル処理部では、必要な
処理が行われる)。
【0081】(3;チャネル開放処理)上記のようにし
てAV/Cレスポンスを受信した無線端末101は、一
連のAV/Cコマンドの転送処理が終了したことを認識
し、利用した論理コネクションの切断を要求する。
【0082】・無線端末101が、自端末内のチャネル
Aを切断し、チャネルAに対応する無線端末102内の
チャネルBの切断要求を無線端末102に送信する。
【0083】・無線端末102が、自端末内のチャネル
Bを切断し、切断処理の確認応答メッセージを無線端末
101に送信する。
【0084】なお、この例では、無線端末101,10
2内の対応テーブル上のAV/Cプロトコルに関する部
分は、AV/Cコマンド、AV/Cレスポンスの転送処
理が終了して、各無線端末のデータリンクレイヤ上のチ
ャネルが切断された時点で消去される(もちろん、前述
のように種々の方法が可能である)。
【0085】以降も、必要に応じて、上記のような1セ
ットのAV/CコマンドとAV/Cレスポンスのやり取
りが行われる。
【0086】なお、例えば、上記のAV/Cコマンドと
して再生要求のコマンド(Playコマンド)が送受信
された場合に、RTPプロトコルによるAVデータの転
送等が実行される。
【0087】ところで、図8に示したような、個々のA
V/Cコマンドの送信処理毎にチャネルを獲得するので
はなく、あらかじめ、AV/Cプロトコル用にチャネル
IDを割り当てておく方法も考えられる。
【0088】図10に、この場合のAV/Cコマンドの
転送処理シーケンスの一例を示す。
【0089】図10では、あらかじめ無線端末101と
無線端末102においてAV/Cプロトコル用のチャネ
ル(=[A]とする)が割り当てられており、各無線端
末上のAV/Cプロトコル処理部(例えば図6のAV/
Cプロトコル処理部3)から送信要求のあったデータに
関しては、常に、その転送先のチャネルIDの値として
[A]が記述され送られている。また、各無線端末でチ
ャネル[A]のパケットを受信した際には、常に、その
受信パケット中のデータを、上位のAV/Cプロトコル
処理部に転送することになる。このように、あらかじめ
AV/Cプロトコル用のチャネルIDを割り当てること
で、データリンクレイヤの処理は簡単化できる。ただ
し、この場合は、各無線端末上のAV/Cプロトコル処
理部において、その受けとったAV/Cレスポンスが、
自端末の送出したどのAV/Cコマンドに対応するもの
であるのかを識別するなどの処理を実行するものとす
る。
【0090】このように本実施形態によれば、各無線端
末間でのデータ転送に先だって、その無線端末間に論理
的なコネクションを確立してからデータ転送を実行する
ような無線LANシステムを用いても、AV/Cプロト
コル等のコマンドとレスポンスの組み合わせを一つのセ
ットとしてプロトコル処理が実行されるようなプロトコ
ルが実行可能となる。また、実行するプロトコルに対応
するチャネルIDを、あらかじめ割り当ててしまうこと
によって、その無線端末上のデータリンクレイヤ処理を
簡略化することができる。
【0091】(第2の実施形態)続いて、「各無線端末
間でのデータ転送に先だって、その無線端末間に論理的
なコネクションを確立してからデータ転送を実行する」
ような無線LANシステムと、IEEE1394バスと
を融合させたシステム上において、無線LANシステム
上の無線端末とIEEE1394バス上の1394ノー
ドとの間で、AV制御プロトコルを実行する場合につい
て説明する。
【0092】ここでも、無線LAN上でのプロトコル識
別子(PSM(ProtocolServiceMul
tiplexor))の一つとして、AV/Cプロトコ
ル用の識別子を定義するとともに、無線LAN上のデー
タリンク層のプロトコルがAV/Cプロトコルに従った
パケットを送信するごとにデータリンクレイヤにおける
論理コネクションを設定してからパケット転送を行うも
のとする。また、AV/Cのコマンドかレスポンスかに
ついてはデータリンクレイヤではなくその上位レイヤ
(例えば図6のAV/Cプロトコル処理部3)で識別す
るものとする。
【0093】図11に、本実施形態における無線ネット
ワークの構成例を示す。
【0094】図11においては、図7のような無線ネッ
トワーク30とIEEE1394バス20との間が無線
ゲートウェイ(無線GW)202によって接続されてお
り、各々のネットワーク上に、1394ノード201と
無線端末203が存在している(無線端末203と無線
GW202とが無線インタフェース2022,2032
を介して無線ネットワーク10に接続し、無線GW20
2と1394ノード201とがIEEE1394バス2
0に接続している)。そして、IEEE1394バス2
0・無線GW202・無線ネットワーク30を介して、
1394ノード201内のMPEG2データを無線端末
203において再生/視聴する場合を記述している。
【0095】また、このときに無線端末203と139
4ノード201との間では、そのMPEG2データ転送
の指示を送るためのAV制御プロトコルとして、IEE
E1394上に定義されているAV/Cプロトコルが実
行され、無線GW202において、その接続(転送)処
理を実行している場合を示している。
【0096】また、図7においては、無線端末203に
おいてMPEG2データを再生/視聴するための機能と
してディスプレイ・サブユニット(Display−S
ubUnit)2031が存在し、1394ノード20
1においてMPEG2データを送信するための機能とし
てVTRサブユニット(VTR−SubUnit)20
11が、MPEG2データを保存するための機能として
MPEG2ソース2012が存在する(なお、AV/C
プロトコル上は、MPEG2ソース2012はVTR−
SubUnit2011に含まれるものとする)。
【0097】ここで、図11において、1394ノード
201と無線GW202にはIEEE1394バス20
上でのノードID(1394ノードID)としてそれぞ
れ[X]と[Y]が与えられており、無線GW202と
無線端末203には無線ネットワーク30上でのノード
ID(端末ID)としてそれぞれ[A]と[B]が与え
られているものとする。
【0098】ここで、無線ネットワーク30とIEEE
1394バス20との間を接続する無線GW202は、
無線ネットワーク30とIEEE1394バス20とを
AV/Cプロトコルのレイヤで接続するためのプロキシ
(Proxy)機能を提供している。具体的には、無線
GW202(の無線GW機能2021)は、実際には1
394ノード201内に存在するVTR−SubUni
t2011を、あたかも自装置内に存在するかのように
無線端末203に認識させる。つまり、無線端末203
は、無線GW202内にVTR−SubUnit201
1が存在するように認識する。このようなProxy処
理を実行することにより、無線端末203は、ネットワ
ークの構成(実際には無線ネットワーク30がIEEE
1394バス20に接続して動作していること)を意識
せずに、無線ネットワーク30上に定義されるAV/C
プロトコルを実行するだけで、IEEE1394バス2
0上の1394ノード201との間でAV/Cプロトコ
ルが実行できるようになる。
【0099】また、無線GW202は、無線端末203
からパケット(AV/CコマンドまたはAV/Cレスポ
ンスとする)を受信した場合、ヘッダ内の無線LAN上
でのプロトコル識別子から該パケットがAV/Cプロト
コルに従ったパケットであることがデータリンクレイヤ
で識別できる。そして、上位レイヤにて、該パケットは
AV/CコマンドであるかまたはAV/Cレスポンスで
あるが分かる。該AV/CコマンドまたはAV/Cレス
ポンスを1394ノード201に送信する際には、AV
/CコマンドまたはAV/Cレスポンスに対応するレジ
スタのオフセット値をパケットのヘッダ内に記述する。
1394ノード201からパケット(AV/Cコマンド
またはAV/Cレスポンスとする)を受信した場合に
は、無線GW202は、ヘッダ内のレジスタのオフセッ
ト値に従ってレジスタの該当する箇所を読み取ることに
よって該パケットがAV/Cプロトコルに従ったAV/
CコマンドまたはAV/Cレスポンスのパケットである
ことが識別できる。該AV/Cコマンドを無線端末20
3に送信する際には、AV/Cプロトコルに対応する無
線LAN上でのプロトコル識別子をパケットのヘッダ内
に記述する。
【0100】さて、上記のような構成のときに、139
4ノード201上に存在するMPEG2データを無線端
末203上で再生/視聴する場合について説明する。
【0101】図12に、この無線端末203がAV/C
プロトコルにおけるコントロールノードとして動作し、
1394ノード201にコマンドを送信し、1394ノ
ード201上のMPEG2データの送信を要求する場合
の処理シーケンスの一例を示す。
【0102】なお、図12において、無線端末203と
無線GW202との間でのシグナリング処理は、一部の
記述を省略してあるが、図8の無線端末101と無線端
末102との間でのシグナリング処理と同様である。ま
た、AV/CコマンドとAV/Cレスポンスが1つのセ
ットとして実行される点も図8と同様である。また、論
理コネクションの切断についても図8と同様である。
【0103】図12の処理では、MPEG2データ転送
を要求するために、まず、無線端末203が1394ノ
ード201上のサブユニット情報(SubUnit情
報)を収集するためのコマンド(SubUnit_in
fo)を送信し、その結果に基づいて、無線端末203
が1394ノード201上のVTR−SubUnitに
対して、データ送信を要求するコマンド(Play)を
送信する。そして、図12の例では、これら2つのAV
/Cコマンド(SubUnit_info、Play)
の送信に際して、各々、各無線端末上でのデータリンク
レイヤ上の論理チャネルを獲得してからデータ転送を実
行する(AV/Cコマンドの送信とAV/Cレスポンス
の受信が完了した時点でチャネルを切断する)場合を示
している。具体的な処理を以下に示す。
【0104】なお、無線端末203の動作や作成される
対応テーブルのフォーマットは基本的には第1の実施形
態の無線端末101と同様であり、無線GW202の無
線ネットワーク部分に関する動作は基本的には第1の実
施形態の無線端末102と同様である。
【0105】また、この例では、AV/Cコマンド送信
のために獲得した論理チャネルはその都度、切断するも
のとする(もちろん、前述のように種々の方法が可能で
ある)。
【0106】まず、SubUnit情報を取得するため
のAV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスのやり取
りが行われる。
【0107】(1)図8の場合と同様の方法によって、
無線端末203と無線GW202との間に論理コネクシ
ョンを確立する。この結果、無線端末203では、チャ
ネル[B1]が割り当てられ、無線GWではチャネル
[A1]が割り当てられたものとする。
【0108】(2)無線端末203が無線GW202内
のSubUnit情報を収集するためのSubUnit
_infoコマンドを無線GW202に対して送信す
る。このときに利用されるのは先の処理で獲得された無
線ネットワーク上の論理チャネル[A1]である。
【0109】(3)このSubUnit_infoコマ
ンドのパケットを受信した無線GW202は、該パケッ
トに付加されたチャネルID[A1]から該パケットが
AV/Cプロトコルに関するものであることを認識し、
さらに上位レイヤでAV/Cコマンドであることを認識
すると、無線端末203に対して、自端末内のSubU
nit情報だけでなく、接続しているIEEE1394
バス上の1394ノード中のSubUnit情報をも通
知するために、SubUnit_infoコマンドを1
394ノード201に転送する(その際、レジスタのオ
フセット値をAV/Cコマンドに該当する値にするとと
もに、トランザクションIDを付加する)。
【0110】・無線GW202において、1394ノー
ド201へのAV/Cコマンドの転送に際して、無線ネ
ットワーク上の論理チャネル[A1]とAV/Cコマン
ドを転送するIEEE1394バス上のトランザクショ
ンID(図中ではトランザクションID=M)との間の
関係を対応テーブルに記憶する(図13(a)参照)。
・無線GW202から1394ノード201へのAV/
Cコマンドが転送され、それに対応する処理が1394
ノード201で実行される。 ・1394ノード201が、送られてきたAV/Cコマ
ンドに対応する処理(自端末の中のSubUnit情報
を収集しパケット作成)を実行した後に、その処理結果
をAV/Cレスポンスとして無線GW202に転送す
る。このときのAV/CレスポンスのIEEE1394
バス上でのトランザクションIDの値はMである。
【0111】(4)このAV/Cレスポンスのパケット
を受信した無線GW202は、該パケットに付加された
レジスタのオフセット値によりレジスタを参照すること
によって該パケットがAV/Cレスポンスであることを
認識するとともに、該パケットに付加されたトランザク
ションID=Mであることから、このAV/Cレスポン
スが、先に送信したAV/Cコマンド(SubUnit
_infoコマンド)に対応するものであることを、対
応テーブルの情報から知ることができる。
【0112】(5)無線GW202では、対応テーブル
の情報から、そのAV/Cレスポンスを転送する先が無
線端末203(論理チャネル[B1])であることを認
識し、(自端末内のSubUnit情報と収集したIE
EE1394バス上の1394ノード中のSubUni
t情報を含む)AV/Cレスポンスを、その論理チャネ
ル[B1]を介して無線端末203に転送する。
【0113】(6)このAV/Cレスポンスのパケット
を受信した無線端末203は、パケット内に記述された
チャネルID(=B1)を自チャネルIDとして対応テ
ーブルを参照することによって、該パケット内のデータ
がAV/Cプロトコルに関するものであることを認識す
ると、該データ(この場合、AV/Cレスポンス)を自
端末上のAV/Cプロトコル処理部に渡す(AV/Cプ
ロトコル処理部で該データがAV/Cレスポンスであこ
とがわかる)。AV/Cプロトコル処理部では、該AV
/Cレスポンスによって、無線GW202内のSubU
nit情報(実際には1394ノード201内のSub
Unit情報を含む)を収集することができる。ここ
で、無線端末203では、所望の処理が一旦終了したも
のとして、AV/Cコマンド送信のために獲得した論理
チャネル[B1]を切断する。
【0114】(7)無線端末203からの論理チャネル
[A1]の切断要求に従って、無線GW202が論理チ
ャネル[A1]を切断するとともに、対応する情報を、
対応テーブルから削除する。
【0115】以上で、1セットのAV/CコマンドとA
V/Cレスポンスのやり取りが完了する。
【0116】次に、データ送信の要求に関するAV/C
コマンドおよびAV/Cレスポンスのやり取りが行われ
る。
【0117】(8)無線端末203が、次のAV/Cコ
マンド(例えば、PLAYコマンド)の送信に先立ち、
図8の場合と同様の方法によって、無線端末203と無
線GW202との間に論理コネクションを確立する。こ
の結果、無線端末203では、チャネル[B2]が割り
当てられ、無線GW202では、チャネル[A2]が割
り当てられたものとする。
【0118】(9)以下、上記の方法と同様に、無線G
W202にて対応表(図13(b)参照)を参照しつつ
AV/Cコマンドの転送処理とAV/Cレスポンスの転
送処理が実行され、無線端末203から1394ノード
201に対してのAV/Cコマンド(ここでは、PLA
Yコマンド)の転送処理が実行され、1394ノード2
01にて対応処理が実行され、PLAYコマンドに対す
るレスポンスが1394ノード201から無線端末20
3へ転送され、論理チャネルの切断処理が行われる。
【0119】以上で、次の1セットのAV/Cコマンド
とAV/Cレスポンスのやり取りが完了する。
【0120】以降も、必要に応じて、上記のような1セ
ットのAV/CコマンドとAV/Cレスポンスのやり取
りが行われる。
【0121】なお、上記のAV/Cコマンドとして再生
要求のコマンド(Playコマンド)が送受信された後
に、例えばRTPプロトコルによるAVデータの転送な
どが実行される。
【0122】図13に、上記一連の処理において無線G
W202が保持する対応テーブルの一例を示す。(a)
は図12のSubUnit_infoコマンドやそのレ
スポンスに関する処理のときの対応テーブルaの例を示
し、(b)は同じくPLAYコマンドやそのレスポンス
に関する処理のときの対応テーブルbの例を示す。
【0123】図13の対応テーブルには、各無線端末で
実行しているプロトコルとしてAV/Cプロトコル等が
登録されており、それに対応する自端末のデータリンク
レイヤでのチャネルIDを示す自無線チャネルID
((a)の対応テーブルでは[A1]、(b)の対応テ
ーブルでは[A2])と、AV/Cプロトコルを実行し
ている相手の無線端末(203)のノードIDを示す相
手端末ID(=[B])と、その無線端末(203)で
のデータリンクレイヤでのチャネルIDを示す相手無線
チャネルID((a)では[B1]、(b)では[B
2])が記憶されている。さらに、このAV/Cコマン
ドやレスポンスをIEEE1394バス上で転送するた
めのIEEE1394バス上でのトランザクションID
(Transaction ID)の値((a)では
M、(b)ではN)、IEEEバス上での自無線GW2
02のノードIDを示す自1394ノードID(=
[Y])と相手の1394ノード(201)のノードI
Dを示す相手1394ノードID(=[X])とが登録
されている。
【0124】このような対応テーブルを用いることによ
って、IEEE1394バスと無線ネットワークの間に
跨ってのAV/CコマンドおよびAV/Cレスポンスの
送信処理を実行できるようになる。
【0125】なお、図13には、上記のようなパラメー
タを各対応テーブルが保持する場合を示したが、対応テ
ーブルに保持するパラメータとしては、それ以外にも、
AV/Cコマンドなどの転送先となっているSubUn
it_IDの値や、AV/Cコマンドの種類などのパラ
メータを乗せることも可能である。例えば、AV/Cコ
マンドの一種類であるNotifyコマンドである旨を
記載されいている情報に関しては、対応するAV/Cレ
スポンスを受信しても、その後の1394ノードの状態
変化に対応したレスポンスが戻ってくることが予想され
ることから、その情報を削除しないで保持しておくよう
なことも可能である。
【0126】ところで、先に図8の場合に対して図10
に示したものと同様に、図12の場合においても、各A
V/Cコマンドの送信処理毎にデータリンクレイヤ上の
論理チャネルを獲得するのではなく、あらかじめ、AV
/Cプロトコル用に論理チャネルIDを割り当てておく
方法も考えられる。
【0127】図14に、この場合のAV/Cコマンドの
転送処理シーケンスの一例を示す。
【0128】図14では、あらかじめ無線端末203と
無線GW202との間で、AV/Cプロトコル実行用の
論理チャネルとして、無線端末203上の論理チャネル
[B1]と無線GW202上の論理チャネル[A1]と
が割り当てられており、無線端末203上でのAV/C
プロトコル処理部(例えば図6のAV/Cプロトコル処
理部3)から無線GW202への送信要求のあったAV
/Cコマンドに関しては、常に、その転送先の論理チャ
ネルIDの値として[A1]が記述されて送られている。
また、AV/Cレスポンスに関しては、常に、その転送
先の論理チャネルIDの値として[B1]が記述されて送
られている。また、無線GW202上では、論理チャネ
ル[A1]のパケットを受信した際に、常に、その受信
パケット中のデータを、上位のAV/Cプロトコル処理
部に転送する、もしくはIEEE1394バス上の13
94ノードへ転送するための処理部に転送する。
【0129】このように、あらかじめAV/Cプロトコ
ル用論理チャネルIDを割り当てることで、データリン
クレイヤの処理は簡略化できる。
【0130】ところで、図11のネットワーク構成例で
は、無線端末がデータ受信側となり、1394ノードが
データ送信側となる場合を例にとったが、無線端末が送
信側となり、1394ノードが受信側となる場合も同様
に可能である。また、図11のネットワーク構成例で
は、無線GWが1台である場合を例にとったが、無線G
Wが複数の場合、例えば、第1の無線GWと第2の無線
側とが無線で接続され、第1の無線GWに第1のIEE
E1394バスで接続された第1の1394ノードと、
第2の無線GWに第2のIEEE1394バスで接続さ
れた第2の1394ノードとの間でデータ転送を行う場
合も同様に可能である。また、例えば、第1の無線GW
と第2の無線側とがIEEE1394バスで接続され、
第1の無線GWに無線で接続された第1の無線端末と、
第2の無線GWに無線で接続された第2の無線端末との
間でデータ転送を行う場合も同様に可能である。
【0131】さて、IEEE1394バス上のAV/C
プロトコルでは、AV/Cプロトコルを識別するため
に、パケットのヘッダにレジスタのオフセット値を記述
するものであり(実際には、AV/CコマンドとAV/
Cレスポンスとで異なるオフセット値が用いられる)、
これに対して、これまでの第1及び第2の実施形態で
は、「各無線端末間でのデータ転送に先だって、その無
線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
転送を実行する」ような無線LANシステムにおいて、
AV/Cプロトコルを識別するために、無線LAN上で
のプロトコル識別子としてAV/Cプロトコルを示すも
のを定義し、AV/Cプロトコルに従ったパケットを送
信する場合には、AV/Cプロトコルを示すプロトコル
識別子をパケットのヘッダ内に記述するものとし、リク
エストとレスポンスとの識別は上位レイヤで行うものと
したが、無線データリンクレイヤで、リクエストとレス
ポンスとの識別まで行うようにすることも可能である。
このためには、無線LAN上でのプロトコル識別子とし
て、AV/Cコマンドを示すものとAV/Cレスポンス
を示すものとを別々に定義すればよい。この場合には、
AV/CコマンドとAV/Cレスポンスとで異なる論理
コネクションすなわちチャネル識別子が用いられる。
【0132】さらには、無線LAN上でのプロトコル識
別子として、第1の無線端末から第2の無線端末への方
向のAV/Cコマンドと、第1の無線端末から第2の無
線端末への方向のAV/Cレスポンスと、第2の無線端
末から第1の無線端末への方向のAV/Cコマンドと、
第2の無線端末から第1の無線端末への方向のAV/C
レスポンスとを別々に定義することも可能である。この
場合には、4種類のプロトコル識別子毎に異なる論理コ
ネクションすなわちチャネル識別子が用いられる。
【0133】このように第1及び第2の実施形態によれ
ば、各無線端末間でのデータ転送に先だって、その無線
端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ転
送を実行するような無線LANシステムを用いても、A
V/Cプロトコル等のコマンドとレスポンスの組み合わ
せを一つのセットとしてプロトコル処理が実行されるよ
うなプロトコルが実行可能となる。また、実行するプロ
トコルに対応するチャネルIDを、あらかじめ割り当て
てしまうことによって、その無線端末上のデータリンク
レイヤ処理を簡略化することができる。
【0134】また、第1及び第2の実施形態によれば、
上記のような無線ネットワークとIEEE1394とに
跨ったAVデータ転送制御処理が可能になる。特に、A
V/CプロトコルのようにIEEE1394を前提とし
たプロトコルを無線ネットワークとIEEE1394と
に跨って制御することが可能になる。
【0135】なお、以上の各実施形態では、無線システ
ムにおけるシグナリング時にAV/Cプロトコル用に
(もしくはAV/Cコマンド用およびAV/Cレスポン
ス用にそれぞれ)チャネル識別子を獲得(設定)した
が、AV/Cプロトコル用(もしくはAV/Cコマンド
用およびAV/Cレスポンス用)に、予め1または複数
のチャネル識別子を獲得しておくようにしてもよい(複
数のチャネル識別子を獲得しておく場合には、無線端末
はそのときに使用可能なチャネル識別子を適宜選択して
使用することができる)。
【0136】また、以上では、無線端末毎に、AV/C
プロトコル用(もしくはAV/Cコマンド用およびAV
/Cレスポンス用)にチャネル識別子が適宜割り当てら
れたが、AV/Cプロトコル用(もしくはAV/Cコマ
ンド用およびAV/Cレスポンス用)に使用可能な複数
のチャネル識別子を全端末を通じて規定しておいてもよ
い(無線端末はそのチャネル識別子の範囲で適宜選択し
て使用する)。
【0137】また、全端末を通じて唯一のチャネル識別
子を、AV/Cプロトコル用のチャネル識別子として定
めておくようにしてもよい。あるいは、全端末を通じて
唯一のチャネル識別子を、AV/Cコマンド用のチャネ
ル識別子として定めておくとともに、全端末を通じて他
の唯一のチャネル識別子を、AV/Cレスポンス用のチ
ャネル識別子として定めておくようにしてもよい。
【0138】また、以上では、(例えばAV/Cの再生
要求を出す際に)AVデータの受信側となる無線端末が
シグナリング・リクエストを送信し、AVデータの送信
側となる無線端末がこれに応答してシグナリング・レス
ポンスを送信する場合を例にとって説明したが、(例え
ばAV/Cの受信要求を出す際に)AVデータの送信側
となる無線端末がシグナリング・リクエストを送信し、
AVデータの受信側となる無線端末がこれに応答してシ
グナリング・レスポンスを送信する場合なども同様に可
能である。
【0139】また、以上では、Bluetoothを用
いた場合を例にとって説明したが、本発明は、それ以外
の「各無線端末間でのデータ転送に先だって、その無線
端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ転
送を実行する」ような無線LANシステムにおける無線
端末にも適用可能である。
【0140】また、以上では、AVデータ転送のための
AV制御プロトコルとしてAV/Cプロトコルを用いた
場合を例にとって説明したが、本発明は他のAV制御プ
ロトコルを用いた場合にも適用可能である。
【0141】また、本発明は家庭内ネットワークにもオ
フィスやその他の環境に設けられたネットワークにも適
用可能である。
【0142】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。
【0143】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0144】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、各無線端末間でのデー
タ転送に先だって、その無線端末間に論理的なコネクシ
ョンを確立してからデータ転送を実行するような無線L
ANシステムを用いても、AV/Cプロトコル等のコマ
ンドとレスポンスの組み合わせを一つのセットとしてプ
ロトコル処理が実行されるようなプロトコルが実行可能
となる。また、実行するプロトコルに対応するチャネル
IDを、あらかじめ割り当ててしまうことによって、そ
の無線端末上のデータリンクレイヤ処理を簡略化するこ
とができる。また、本発明によれば、上記のような無線
ネットワークとIEEE1394とに跨ったAVデータ
転送制御処理が可能になる。特に、AV/Cプロトコル
のようにIEEE1394を前提としたプロトコルを無
線ネットワークとIEEE1394とに跨って制御する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無線ネットワ
ークの一例を示す図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間で
パケット転送を実行する場合の処理シーケンスの一例を
示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末を用
いてパケット転送を行う際の、利用する論理チャネルと
プロトコルの対応関係を保持する対応テーブルの一例を
示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間で
転送されるシグナリング・リクエスト・パケットのパケ
ットフォーマットの一例を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間で
転送されるシグナリング・レスポンス・パケットのパケ
ットフォーマットの一例を示す図
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末が実
行するプロトコルスタックの一例を示す図
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間で
AV/Cプロトコルを実行する場合の無線ネットワーク
の一例を示す図
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間で
AV/Cプロトコルを実行する場合の処理シーケンスの
一例を示す図
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末を用
いてAV/Cプロトコルを実行する際の、利用する論理
チャネルとプロトコルの対応関係を保持する対応テーブ
ルの一例を示す図
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る無線端末間
でAV/Cプロトコルを実行する場合の処理シーケンス
の他の例を示す図
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る無線端末
を、無線GWを介してIEEE1394バスに接続する
場合の、ネットワーク構成の一例を示す図
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る無線端末
と、無線GWを介して接続しているIEEE1394バ
ス上の1394ノードとの間で、AV/Cプロトコルを
実行する場合の処理シーケンスの一例を示す図
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る無線端末
と、無線GWを介して接続しているIEEE1394バ
ス上の1394ノードとの間で、AV/Cプロトコルを
実行する際の、利用する論理チャネルとプロトコルの対
応関係を保持する対応テーブルの一例を示す図
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る無線端末
と、無線GWを介して接続しているIEEE1394バ
ス上の1394ノードとの間で、AV/Cプロトコルを
実行する場合の処理シーケンスの他の例を示す図
【符号の説明】
10,30,90…無線ネットワーク 20…IEEE1394バス 101,102,203,901,902…無線端末 201…1394ノード 202…無線ゲートウェイ 1013,1023,2022,2032,9013,
9023…無線インタフェース 1011,2031…ディスプレイ・サブユニット 1021,2011…VTRサブユニット 1022,2012…MPEG2ソース 2021…無線ゲートウェイ機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 謙作 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K033 AA09 BA01 BA15 CB01 CB08 CB14 DA05 DA15 DA17 DB16 DB19 EC01 5K034 AA20 CC01 DD03 EE03 FF02 FF11 HH04 HH07 HH14 HH63 JJ24 KK21 LL01 LL09 MM36 MM39 NN04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線システムにおいてAV制御プロトコ
    ルに関する情報を転送する情報転送方法であって、 前記無線端末間で、AVデータ転送制御のためのAV制
    御プロトコルに関する情報を含むパケットを交換するの
    に先だって、該AV制御プロトコルを示すプロトコル識
    別子を含むデータリンクレイヤでのシグナリング用パケ
    ットを交換し、 前記無線端末間で、前記プロトコル識別子に基づいて、
    前記AV制御プロトコルに関する情報を含むパケットで
    あることを判断することを特徴とする情報転送方法。
  2. 【請求項2】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線システムにおいてAV制御プロトコ
    ルに関する情報を転送する情報転送方法であって、 前記無線端末間において、AVデータ転送制御のための
    AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットを交
    換するのに先だって、該AV制御プロトコルに関する情
    報を乗せたパケットの転送のために設定された論理チャ
    ネルを示すチャネル識別子と、該AV制御プロトコルを
    示すプロトコル識別子とを含むデータリンクレイヤでの
    シグナリング用パケットを交換し、 前記無線端末の各々は、前記シグナリング用パケットの
    交換を通じて得た、前記プロトコル識別子と、自端末に
    関して設定された前記チャネル識別子と、前記通信相手
    となる無線端末に関して設定された前記チャネル識別子
    との対応情報を記憶し、 前記無線端末の一方から他方へ、該他方の無線端末に関
    して設定された前記チャネル識別子を付加された、前記
    AV制御プロトコルに関する情報を乗せたデータパケッ
    トを転送し、 前記無線端末の他方では、受信した前記データパケット
    に付加された、自端末についての前記チャネル識別子を
    もとに、前記対応情報を参照して、該パケットが前記A
    V制御プロトコルに関するものであることを判断するこ
    とを特徴とする情報転送方法。
  3. 【請求項3】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線ネットワークとIEEE1394バ
    スとを接続する無線ゲートウェイ装置においてAV制御
    プロトコルに関する情報を転送する情報転送方法であっ
    て、 前記無線ネットワーク側の無線端末との間で、AVデー
    タ転送制御のためのAV制御プロトコルに関する情報を
    乗せたパケットを交換するのに先だって、該AV制御プ
    ロトコルを示すプロトコル識別子を含むデータリンクレ
    イヤでのシグナリング用パケットを交換し、 前記無線ネットワーク側から、前記IEEE1394バ
    ス側へ転送すべきパケットを受信し、 受信した前記パケットに、前記AV制御プロトコルを示
    すプロトコル識別子を特定させる情報が記述されていた
    場合には、該AV制御プロトコルでのメッセージタイプ
    がコマンドであるかまたはレスポンスであるかを調べた
    後に、該AV制御プロトコルのコマンドまたは該AV制
    御プロトコルのレスポンスを乗せたパケットに、該AV
    制御プロトコルのコマンドを示すレジスタ・オフセット
    値または該AV制御プロトコルのレスポンスを示すレジ
    スタ・オフセットを記述して、前記IEEE1394バ
    ス側へ送出することを特徴とする情報転送方法。
  4. 【請求項4】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線ネットワークとIEEE1394バ
    スとを接続する無線ゲートウェイ装置においてAV制御
    プロトコルに関する情報を転送する情報転送方法であっ
    て、 前記無線ネットワーク側の無線端末との間で、AVデー
    タ転送制御のためのAV制御プロトコルに関する情報を
    乗せたパケットを交換するのに先だって、該AV制御プ
    ロトコルを示すプロトコル識別子を含むデータリンクレ
    イヤでのシグナリング用パケットを交換し、 前記IEEE1394バス側から、前記無線ネットワー
    ク側へ転送すべきパケットを受信し、 受信した前記パケットに、前記AV制御プロトコルのコ
    マンドを示すレジスタ・オフセット値または前記AV制
    御プロトコルのレスポンスを示すレジスタ・オフセット
    のいずれかが記述されていた場合には、該AV制御プロ
    トコルのコマンドまたは該AV制御プロトコルのレスポ
    ンスを乗せたパケットに、該AV制御プロトコルを示す
    プロトコル識別子をデータリンクレイヤで特定可能な情
    報を記述して、前記無線ネットワーク側へ送出すること
    を特徴とする情報転送方法。
  5. 【請求項5】前記プロトコル識別子を、前記AV制御プ
    ロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別の値に定め、 前記シグナリングは、前記AV制御プロトコルでの前記
    メッセージタイプ毎に行い、 前記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎
    に、異なるチャネル識別子を用いることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報転送方法。
  6. 【請求項6】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線システムにおける無線端末であっ
    て、 AVデータ転送制御のためのAV制御プロトコルに関す
    る情報を乗せたパケットを通信相手となる無線端末との
    間で交換するのに先だって、該AV制御プロトコルに関
    する情報を乗せたパケットの転送のために設定された論
    理チャネルを示すチャネル識別子および前記AV制御プ
    ロトコルを示すプロトコル識別子を含むシグナリング・
    リクエスト・パケットを、該通信相手となる無線端末へ
    送信するシグナリングパケット送信手段と、 前記通信相手となる無線端末から、該通信相手となる無
    線端末において設定された論理チャネルを示すチャネル
    識別子および前記AV制御プロトコルを示すプロトコル
    識別子を含むシグナリング・レスポンス・パケットを受
    信するシグナリングパケット受信手段と、 前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子と、自
    端末に関して設定された前記チャネル識別子と、前記通
    信相手となる無線端末に関して設定された前記チャネル
    識別子との対応情報を記憶する記憶手段とを備えたこと
    を特徴とする無線端末。
  7. 【請求項7】無線端末間でのデータ転送に先だって該無
    線端末間に論理的なコネクションを確立してからデータ
    転送を実行する無線システムにおける無線端末であっ
    て、 通信相手となる無線端末から、AVデータ転送制御のた
    めのAV制御プロトコルを示すプロトコル識別子および
    該AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの
    転送のために設定された論理チャネルを示すチャネル識
    別子を含むシグナリング・リクエスト・パケットを受信
    するシグナリングパケット受信手段と、 前記シグナリング・リクエスト・パケットを受信した場
    合に、前記AV制御プロトコルに関する情報を乗せたパ
    ケットの転送のために設定された論理チャネルを示すチ
    ャネル識別子および前記AV制御プロトコルを示すプロ
    トコル識別子を含むシグナリング・レスポンス・パケッ
    トを、前記通信相手となる無線端末に送信するシグナリ
    ングパケット送信手段と、 前記AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子と、自
    端末に関して設定された前記チャネル識別子と、前記通
    信相手となる無線端末に関して設定された前記チャネル
    識別子との対応情報を記憶する記憶手段とを備えたこと
    を特徴とする無線端末。
  8. 【請求項8】前記AV制御プロトコルに関する情報を乗
    せたパケットを、前記対応情報を参照して得た前記通信
    相手となる無線端末についての前記チャネル識別子を付
    加して、送信するデータパケット送信手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の無線端末。
  9. 【請求項9】前記通信相手となる無線端末からパケット
    を受信するデータパケット受信手段と、 受信した前記パケットに記述されたチャネル識別子をも
    とに前記対応情報を参照して、該パケットが前記AV制
    御プロトコルに関するものであると判断されたならば、
    該パケット内の前記AV制御プロトコルに関する情報
    を、該AV制御プロトコルに渡す処理手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の無線端末。
  10. 【請求項10】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    は、前記シグナリングに際して設定されることを特徴と
    する請求項6または7に記載の無線端末。
  11. 【請求項11】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    は、前記シグナリング以前に設定されていることを特徴
    とする請求項6または7に記載の無線端末。
  12. 【請求項12】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    として、全ての無線端末を通じて予め予約された特定の
    値を用いることを特徴とする請求項6または7に記載の
    無線端末。
  13. 【請求項13】前記プロトコル識別子を、前記AV制御
    プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別の値に定
    め、 前記シグナリングは、前記AV制御プロトコルでの前記
    メッセージタイプ毎に行い、 前記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎
    に、異なるチャネル識別子を用いることを特徴とする請
    求項6ないし12のいずれか1項に記載の情報転送方
    法。
  14. 【請求項14】無線端末間でのデータ転送に先だって該
    無線端末間に論理的なコネクションを確立してからデー
    タ転送を実行する無線ネットワークとIEEE1394
    バスとを接続する無線ゲートウェイ装置においてAV制
    御プロトコルに関する情報を転送する情報転送方法であ
    って、 AVデータ転送制御のためのAV制御プロトコルに関す
    る情報を乗せたパケットを前記無線端末との間で受け渡
    しするのに先だって、該AV制御プロトコルに関する情
    報を乗せたパケットの転送のために設定された論理チャ
    ネルを示すチャネル識別子および前記AV制御プロトコ
    ルを示すプロトコル識別子を含むシグナリング用パケッ
    トを交換するシグナリング用パケット交換手段と、 前記シグナリング用パケットの交換を通じて得た、前記
    AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子と、自端末
    に関して設定された前記チャネル識別子と、前記無線端
    末に関して設定された前記チャネル識別子との対応情報
    を記憶する記憶手段と、 前記対応情報に基づいて、前記AV制御プロトコルに関
    する情報を乗せたパケットの前記無線ネットワーク側か
    ら前記IEEE1394バス側への転送または前記AV
    制御プロトコルに関する情報を乗せたパケットの前記I
    EEE1394バス側から前記無線ネットワーク側への
    転送を行うパケット転送手段とを備えたことを特徴とす
    る無線ゲートウェイ装置。
  15. 【請求項15】無線端末間でのデータ転送に先だって該
    無線端末間に論理的なコネクションを確立してからデー
    タ転送を実行する無線ネットワークとIEEE1394
    バスとを接続する無線ゲートウェイ装置においてAV制
    御プロトコルに関する情報を転送する情報転送方法であ
    って、 AVデータ転送制御のためのAV制御プロトコルに関す
    る情報を乗せたパケットを前記無線端末との間で受け渡
    しするのに先だって、該AV制御プロトコルに関する情
    報を乗せたパケットの転送のために設定された論理チャ
    ネルを示すチャネル識別子および前記AV制御プロトコ
    ルを示すプロトコル識別子を含むシグナリング用パケッ
    トを交換するシグナリング用パケット交換手段と、 前記シグナリング用パケットの交換を通じて得た、前記
    AV制御プロトコルを示すプロトコル識別子と、自端末
    に関して設定された前記チャネル識別子と、前記無線端
    末に関して設定された前記チャネル識別子との対応情報
    を記憶する記憶手段と、 前記無線ネットワーク側から、前記IEEE1394バ
    ス側へ転送すべきパケットを受信する第1のデータパケ
    ット受信手段と、 受信した前記パケットに記述されたチャネル識別子をも
    とに前記対応情報を参照して、該パケットが前記AV制
    御プロトコルに関するものであると判断された場合に
    は、該AV制御プロトコルでのメッセージタイプがコマ
    ンドであるかまたはレスポンスであるかを調べ、該AV
    制御プロトコルのコマンドまたは該AV制御プロトコル
    のレスポンスを乗せたパケットに、該AV制御プロトコ
    ルのコマンドを示すレジスタ・オフセット値または該A
    V制御プロトコルのレスポンスを示すレジスタ・オフセ
    ットのうちの該当するものを記述して、前記IEEE1
    394バス側へ送信する第1のデータパケット送信手段
    と、 前記IEEE1394バス側から、前記無線ネットワー
    ク側へ転送すべきパケットを受信する第2のデータパケ
    ット受信手段と、 受信した前記パケットに、前記AV制御プロトコルのコ
    マンドを示すレジスタ・オフセット値または前記AV制
    御プロトコルのレスポンスを示すレジスタ・オフセット
    のいずれかが記述されていた場合には、前記対応情報を
    参照して対応するチャネル識別子を求め、該AV制御プ
    ロトコルのコマンドまたは該AV制御プロトコルのレス
    ポンスを乗せたパケットに、該対応するチャネル識別子
    を記述して、前記無線ネットワーク側へ送信する第2の
    データパケット送信手段とを備えたことを特徴とする無
    線ゲートウェイ装置。
  16. 【請求項16】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    は、前記シグナリングに際して設定されることを特徴と
    する請求項14または15に記載の無線ゲートウェイ装
    置。
  17. 【請求項17】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    は、前記シグナリング以前に設定されていることを特徴
    とする請求項14または15に記載の無線ゲートウェイ
    装置。
  18. 【請求項18】前記論理チャネルを示すチャネル識別子
    として、全ての無線端末を通じて予め予約された特定の
    値を用いることを特徴とする請求項14または15に記
    載の無線ゲートウェイ装置。
  19. 【請求項19】前記プロトコル識別子を、前記AV制御
    プロトコルでの前記メッセージタイプ毎に別の値に定
    め、 前記シグナリングは、前記AV制御プロトコルでの前記
    メッセージタイプ毎に行い、 前記AV制御プロトコルでの前記メッセージタイプ毎
    に、異なるチャネル識別子を用いることを特徴とする請
    求項14ないし18のいずれか1項に記載の無線ゲート
    ウェイ装置。
  20. 【請求項20】対になる前記AV制御プロトコルのコマ
    ンドと前記AV制御プロトコルのレスポンスとをそれぞ
    れ乗せた各パケットには同一のトランザクション識別子
    が付加され、 前記対応情報は前記トランザクション識別子をも含むも
    のであることを特徴とする請求項14ないし19のいず
    れか1項に記載の無線ゲートウェイ装置。
JP37176199A 1999-12-27 1999-12-27 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置 Expired - Fee Related JP3715494B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37176199A JP3715494B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置
EP20000311696 EP1113623B1 (en) 1999-12-27 2000-12-27 Data transfer method using layer 2 signaling of protocol identifier, radio terminal and radio gateway device
DE2000628174 DE60028174T2 (de) 1999-12-27 2000-12-27 Datenübertragungsverfahren mittels Schicht-2-Signalisierung der Protokollkennung, Funkendgerät und Funk-Gateway
US09/748,017 US6829228B2 (en) 1999-12-27 2000-12-27 Information transfer method radio terminal and radio gateway device using datalink layer signaling of protocol indentifier
US10/962,493 US6993005B2 (en) 1999-12-27 2004-10-13 Information transfer method radio terminal and radio gateway device using datalink layer signaling of protocol identifier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37176199A JP3715494B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001186166A true JP2001186166A (ja) 2001-07-06
JP3715494B2 JP3715494B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=18499261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37176199A Expired - Fee Related JP3715494B2 (ja) 1999-12-27 1999-12-27 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6829228B2 (ja)
EP (1) EP1113623B1 (ja)
JP (1) JP3715494B2 (ja)
DE (1) DE60028174T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507867A (ja) * 2011-01-15 2014-03-27 シリコン イメージ,インコーポレイテッド コマンド及び制御ネットワークにおけるプロキシデバイスの動作

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056548A1 (fr) * 2001-01-16 2002-07-18 Sony Corporation Procede de transmission de donnees, emetteur de donnees, support d'enregistrement et programme
JP3971984B2 (ja) * 2002-10-15 2007-09-05 松下電器産業株式会社 通信装置および通信方法
FR2864870A1 (fr) * 2004-01-06 2005-07-08 Thomson Licensing Sa Methode de transmission de donnees ieee 1394 sur une liaison sans fil et appareil implementant la methode
DE602004026533D1 (de) * 2004-02-02 2010-05-27 Sony Deutschland Gmbh Verfahren zur Datenübertragung in einem Mehrnormensnetzwerk
US8249106B2 (en) * 2004-08-23 2012-08-21 Alcatel Lucent Extended cellular telephony protocol
EP1932760A1 (en) * 2006-12-13 2008-06-18 Saab Ab A radio communication system for providing both voice and data communication services over radio communication channels and a method for use in a radio communication system
KR100800589B1 (ko) * 2006-12-20 2008-02-04 엘지전자 주식회사 정보 처리 장치 및 그 운용방법
ATE538621T1 (de) * 2007-07-30 2012-01-15 Marvell World Trade Ltd Gleichzeitige aufrechterhaltung von bluetooth- und 802.11-verbindungen für erhöhten datendurchsatz
US8489084B2 (en) 2008-03-31 2013-07-16 At&T Mobility Ii Llc Over the air programming via cellular broadcast
US9867079B2 (en) * 2012-01-26 2018-01-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Transmitting radio node, a receiving radio node, and methods therein for handling data packets within a radio bearer
WO2015086045A1 (en) * 2013-12-10 2015-06-18 Phonak Ag Wireless stereo hearing assistance system
US10693906B2 (en) 2015-09-24 2020-06-23 Saudi Arabian Oil Company Providing secure data transfer between networks

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0689748B1 (en) * 1993-03-20 1998-09-16 International Business Machines Corporation Method and apparatus for extracting connection information from protocol headers
US6523696B1 (en) * 1996-10-15 2003-02-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication control device for realizing uniform service providing environment
JPH10174073A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Sony Corp 伝送装置および伝送方法
FI105140B (fi) * 1997-04-15 2000-06-15 Nokia Networks Oy Reitityspäätöksenteko yhteydellisessä pakettiverkossa
JP3922817B2 (ja) * 1998-06-30 2007-05-30 株式会社東芝 通信ノード及び通信端末
JP3576019B2 (ja) * 1998-12-28 2004-10-13 株式会社東芝 通信ノード
JP3629174B2 (ja) * 1999-12-27 2005-03-16 株式会社東芝 データ転送方法及び無線端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507867A (ja) * 2011-01-15 2014-03-27 シリコン イメージ,インコーポレイテッド コマンド及び制御ネットワークにおけるプロキシデバイスの動作
US9451331B2 (en) 2011-01-15 2016-09-20 Lattice Semiconductor Corporation Proxy device operation in command and control network

Also Published As

Publication number Publication date
US6993005B2 (en) 2006-01-31
US20050047388A1 (en) 2005-03-03
US20010006518A1 (en) 2001-07-05
JP3715494B2 (ja) 2005-11-09
EP1113623A3 (en) 2002-12-11
US6829228B2 (en) 2004-12-07
EP1113623A2 (en) 2001-07-04
DE60028174T2 (de) 2006-10-05
DE60028174D1 (de) 2006-06-29
EP1113623B1 (en) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3629174B2 (ja) データ転送方法及び無線端末
JP3576019B2 (ja) 通信ノード
JP3922817B2 (ja) 通信ノード及び通信端末
JP3583667B2 (ja) 無線端末装置並びにデータ転送方法及び制御情報通知方法
JP4536981B2 (ja) 情報信号処理装置及び情報信号処理方法
US7644174B2 (en) Method of and apparatus for transmitting universal plug and play audio/video stream
JP4143405B2 (ja) 無線リンクを介してieee1394規格遠隔装置をieee1394規格装置のクラスタへ接続する方法
JP3715494B2 (ja) 情報転送方法並びに無線端末及び無線ゲートウェイ装置
JP3561107B2 (ja) ネットワーク接続装置
JP4514798B2 (ja) 中継装置及び中継方法並びに中継処理用プログラム
US8171144B2 (en) AV server apparatus and connection management method
JPH10341247A (ja) データ送信装置、データ受信装置、データ伝送システム及びデータ伝送方法
KR20010085515A (ko) 통신 시스템, 통신 디바이스 및 통신 방법
JP2000115173A (ja) 無線端末及び無線ノード
JP3643575B2 (ja) ネットワークブリッジ装置及び方法
JP2004064665A (ja) データ転送装置及び送信装置及び受信装置及びそれらの制御方法
KR20020011925A (ko) 통신 제어 방법, 통신 시스템 및 통신 장치
JPS63146536A (ja) デ−タ通信方式
KR20020079920A (ko) 데이터 전송 시스템, 데이터 전송 방법, 및 전자 기기
JP2001016236A (ja) 通信装置、通信システム及び通信方法
JP2006324869A (ja) ネットワークシステムにおける通信処理方法および通信機器
JP2002208932A (ja) 非同期パケット転送方法
JP2001144783A (ja) シリアルバスブリッジ、端末装置、情報通信システム、情報通信方法並びに記憶媒体
JPH11145994A (ja) 通信方法および通信装置
JP2002261778A (ja) データ伝送方法およびデータ伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050825

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees