JPH11145994A - 通信方法および通信装置 - Google Patents

通信方法および通信装置

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JPH11145994A
JPH11145994A JP30441897A JP30441897A JPH11145994A JP H11145994 A JPH11145994 A JP H11145994A JP 30441897 A JP30441897 A JP 30441897A JP 30441897 A JP30441897 A JP 30441897A JP H11145994 A JPH11145994 A JP H11145994A
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JP
Japan
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data flow
link layer
layer identifier
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transmitting
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Application number
JP30441897A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
健 斉藤
Yoshiaki Takahata
由彰 高畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信端末および受信端末のどちらがデータフロ
ーの送信あるいは受信の起動をかけても、エンドエンド
の通信品質の保証されたデータフローの送受信が行える
通信方法およびそれを用いた通信装置を提供する。 【解決手段】リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別
子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対応
関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送受
信する通信方法において、該リンクレイヤ識別子と該リ
ンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識
別情報との対応関係と、該データフローの方向とを記述
した制御メッセージを受信し、該制御メッセージに記述
されたデータフローの方向と対応関係とに基づき、該デ
ータフローを送信あるいは受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIEEE1
394バスに接続された端末間でIPフローを送受信す
る通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近インターネットをはじめとする通信
技術の急激な進歩が各方面で話題になっており、企業や
大学などを中心にLANの導入、あるいはこれのWAN
やインターネットへの接続といったことが話題になって
いる。
【0003】これらの技術革新は、家庭を取り巻くネッ
トワーク環境をも変える可能性が高い。即ち、家庭にP
CやDVD、デジタルセットトップボックス等のデジタ
ル機器が普及してくるに連れて、これらを相互にデジタ
ルネットワークにて接続しようという気運が高まるのは
必然である。現在、AVベンダを中心に、IEEE13
94バスが、その候補の筆頭として、各方面から注目を
集めている。
【0004】IEEE1394バスは、100M、20
0M、400Mbpsの高速デジタル網として利用する
ことができ、プラグアンドプレイ、同期チャネルを用い
た同期転送機能等、いくつもの注目すべき機能がある。
【0005】それとともに、いわゆる家庭へのアクセス
網の技術革新も急である。即ち、CATVやADSL
(Asymmetric Digital Subsc
raiber Line)、FTTH(fiber−t
o−the−home)等の高速ネットワーク技術、イ
ンターネット等のネットワークサービス等、その進歩は
著しい。特に、インターネット技術は、その高速化、R
SVP(Resource Reervation P
rotocol)等ネットワークレイヤレベルのシグナ
リングプロトコルを用いたQOS(Quality o
f Service)保証、マルチキャスト等、注目す
べき技術が次々と生まれている。
【0006】インターネット上で、これらの技術が実現
する近未来においては、家庭へのビデオ転送等、高速、
リアルタイムを要求される情報の転送の一部がインター
ネットを通じて行われる可能性がある。これは、インタ
ーネットに蓄積される情報量が実質的に無限であり、イ
ンターネットに対して、情報要求を行うユーザが当然期
待できるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家庭内
のデジタル機器を、ホームネットワーク(例えばIEE
E1394)を通じて通信品質の確保された情報のやり
取りをしようとした場合、以下のような問題点が考えら
れる。
【0008】例えば、IEEE1394バスにVTRと
TVとが接続されていて、このVTRとTVとがそれぞ
れ異なる部屋に設置されているとする。このとき、次の
ような2つの状況が考えられる。すなわち、ユーザはV
TRの設置されている部屋にいて、他の部屋に設置され
ているTVに該VTRで再生された画像をIPフローに
て送信しようとする場合と、TVの設置されている部屋
にいて、他の部屋に設置されているVTRから所望の画
像をIPフローにて送信させようとする場合とである。
いずれの場合もVTRはデータ送信端末で、TVはデー
タ受信端末となる。両者で異なるのは、VTRとTVの
うち、どちらがIPフローの送受信の起動をかけるか
(あるいは、主導となるか)ということである。どちら
が主導となるかにより、その主導側の端末からみたIP
フローの送信方向が異なるわけである。
【0009】送信端末および受信端末のいずれもがIP
フローの送受信の起動をかけ得る状況においては、主導
者側からみて所望のIPフローの流れる方向が異なる
が、その通知手段をも具備したエンドエンドの通信品質
の保証された通信路を確保する手法が存在しないという
問題点があった。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、送
信端末および受信端末のどちらがデータフローの送信あ
るいは受信の起動をかけても、エンドエンドの通信品質
の保証されたデータフローの送受信が行える通信方法お
よびそれを用いた通信装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の通信方法
(請求項1)は、リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
送受信する通信方法において、該リンクレイヤ識別子と
該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータフロー
の識別情報との対応関係と、該データフローの方向とを
記述した制御メッセージ(例えばFANPオファーメッ
セージ)を送信し、該データフローを該リンクレイヤ識
別子にて識別されるチャネルを用いて送信あるいは受信
することにより(すなわち、FANPオファーメッセー
ジにデータフローの流れる方向を記述することによ
り)、データフローの送信端末主導で該データフローの
送信あるいは受信を起動する場合、送信端末は受信端末
に対し、該データフローの受信を促すことができ(受信
バッファの確保や、必要な通信資源の確保、設定といっ
た前記データフローを受信する為の準備等)、また、デ
ータフローの受信端末主導で該データフローの送信ある
いは受信を起動する場合、受信端末は送信端末に対し、
該データフローの送信を促すことができ、従って、送信
端末および受信端末のどちらがデータフローの送信ある
いは受信の起動をかけても、エンドエンドの通信品質の
保証されたデータフローの送信あるいは受信が行える。
【0012】本発明の通信方法(請求項2)は、リンク
レイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送され
るデータフローの識別情報との対応関係に基づき、相手
端末との間で該データフローを送受信する通信方法にお
いて、該リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を
用いて転送されるデータフローの識別情報との対応関係
と、該データフローの方向とを記述した制御メッセージ
を受信し、該制御メッセージに記述されたデータフロー
の方向と対応関係とに基づき、該データフローを送信あ
るいは受信することにより、データフローの送信端末主
導で該データフローの送信あるいは受信を起動する場
合、受信端末は送信端末から、該データフローの受信を
促され(受信バッファの確保や、必要な通信資源の確
保、設定といった前記データフローを受信する為の準備
等)、また、データフローの受信端末主導で該データフ
ローの送信あるいは受信を起動する場合、送信端末は受
信端末から、該データフローの送信を促され、従って、
送信端末および受信端末のどちらがデータフローの送信
あるいは受信の起動をかけても、エンドエンドの通信品
質の保証されたデータフローの送信あるいは受信が行え
る。
【0013】上記通信方法(請求項1)を用いた通信装
置(請求項3)は、該リンクレイヤ識別子と該リンクレ
イヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報
との対応関係と、該データフローの方向とを記述した制
御メッセージを送信する第1の送信手段と、前記データ
フローを前記リンクレイヤ識別子にて識別されるチャネ
ルで送信する第2の送信手段と、を具備し、前記制御メ
ッセージに記述される前記データフローの方向は、前記
制御メッセージの流れる方向と同一であることを特徴と
する。
【0014】また、上記通信方法(請求項1)を用いた
通信装置(請求項5)は、リンクレイヤ識別子と該リン
クレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別
情報との対応関係と、該データフローの方向とを記述し
た制御メッセージを送信する送信手段と、前記データフ
ローを前記リンクレイヤ識別子にて識別されるチャネル
から受信する受信手段と、を具備し、前記制御メッセー
ジに記述された前記データフローの方向は、前記制御メ
ッセージの流れる方向とは逆方向であることを特徴とす
る。
【0015】上記通信方法(請求項2)を用いた通信装
置(請求項4)は、リンクレイヤ識別子と該リンクレイ
ヤ識別子を用いて転送されるデーフローの識別情報との
対応関係と、該データフローの方向とを記述した制御メ
ッセージを受信する第1の受信手段と、前記制御メッセ
ージに記述された対応関係に基づき、前記データフロー
を前記リンクレイヤ識別子にて識別されるチャネルから
受信する第2の受信手段と、を具備し、前記制御メッセ
ージに記述された前記データフローの方向は、前記制御
メッセージの流れる方向と同一であることを特徴とす
る。
【0016】また、上記通信方法(請求項2)を用いた
通信装置(請求項6)は、リンクレイヤ識別子と該リン
クレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別
情報との対応関係と、該データフローの方向とを記述し
た制御メッセージを受信する受信手段と、前記制御メッ
セージに記述された対応関係に基づき、前記データフロ
ーを前記リンクレイヤ識別子にて識別されるチャネルか
ら送信する送信手段と、を具備し、前記制御メッセージ
に記述された前記データフローの方向は、前記制御メッ
セージの流れる方向とは逆方向であることを特徴とす
る。 (2)本発明の通信方法(請求項7)は、リンクレイヤ
識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデー
タフローの識別情報との対応関係に基づき、相手端末と
の間で該データフローを送受信する通信方法において、
前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
信あるいは送信を相手端末に指示するとともに(例え
ば、(a)IEEE1394のIN/OUTのPCRを
用いた制御、(b)IEEE1394のメモリ空間に新
たに設けた「レイヤ3フローレジスタ」へのデータフロ
ーの送受信方向を指定するための例えばフラグ情報の書
込み)、少なくとも該リンクレイヤ識別子と該リンクレ
イヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報
との対応関係を前記相手端末のメモリ(例えば、IEE
E1394のメモリ空間に新たに設けた「レイヤ3フロ
ーレジスタ」)に書き込み、該データフローを該リンク
レイヤ識別子にて識別されるチャネルを用いて送信ある
いは受信することにより、データフローの送信端末主導
で該データフローの送信あるいは受信を起動する場合、
送信端末は受信端末に対し、該データフローの受信を促
すことができ(受信バッファの確保や、必要な通信資源
の確保、設定といった前記データフローを受信する為の
準備等)、また、データフローの受信端末主導で該デー
タフローの送信あるいは受信を起動する場合、受信端末
は送信端末に対し、該データフローの送信を促すことが
でき、従って、送信端末および受信端末のどちらがデー
タフローの送信あるいは受信の起動をかけても、エンド
エンドの通信品質の保証されたデータフローの送信ある
いは受信が行える。
【0017】本発明の通信方法(請求項8)は、リンク
レイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送され
るデータフローの識別情報との対応関係に基づき、相手
端末との間で該データフローを送受信する通信方法にお
いて、前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフロ
ーの受信あるいは送信の指示を受けるとともに(例え
ば、(a)IEEE1394の入力用/出力用(IN/
OUT)のPCRを用いた入出力制御、(b)IEEE
1394のメモリ空間に新たに設けた「レイヤ3フロー
レジスタ」へのデータフローの送受信方向を指定するた
めの例えばフラグ情報の書込み)、少なくとも該リンク
レイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送され
るデータフローの識別情報との対応関係が所定のメモリ
(例えば、IEEE1394のメモリ空間に新たに設け
た「レイヤ3フローレジスタ」)に書き込まれると、該
指示と該メモリに書き込まれた対応関係とに基づき、該
データフローを送信あるいは受信することにより、デー
タフローの送信端末主導で該データフローの送信あるい
は受信を起動する場合、受信端末は送信端末から、該デ
ータフローの受信を促され(受信バッファの確保や、必
要な通信資源の確保、設定といった前記データフローを
受信する為の準備等)、また、データフローの受信端末
主導で該データフローの送信あるいは受信を起動する場
合、送信端末は受信端末から、該データフローの送信を
促され、従って、送信端末および受信端末のどちらがデ
ータフローの送信あるいは受信の起動をかけても、エン
ドエンドの通信品質の保証されたデータフローの送信あ
るいは受信が行える。
【0018】上記通信方法(請求項7)を用いた通信装
置(請求項9)は、前記リンクレイヤ識別子を用いた前
記データフローの受信を相手端末に指示するとともに
(例えば、IEEE1394の入力用(IN)PCRを
用いた入力制御)、前記リンクレイヤ識別子と該リンク
レイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別情
報との対応関係を前記相手端末の所定のメモリ(例え
ば、IEEE1394のメモリ空間に新たに設けた「レ
イヤ3フローレジスタ」)に書き込む書込手段と、前記
データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別される
チャネルで送信する送信手段と、を具備する。
【0019】また、上記通信方法(請求項7)を用いた
通信装置(請求項11)は、前記リンクレイヤ識別子を
用いた前記データフローの送信を相手端末に指示すると
ともに(例えば、IEEE1394の出力用(OUT)
PCRを用いた出力制御)、前記リンクレイヤ識別子と
該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータフロー
の識別情報との対応関係を前記相手端末の所定のメモリ
(例えば、IEEE1394のメモリ空間に新たに設け
た「レイヤ3フローレジスタ」)に書き込む書込手段
と、前記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識
別されるチャネルから受信する受信手段と、を具備す
る。
【0020】上記通信方法(請求項8)を用いた通信装
置(請求項10)は、前記リンクレイヤ識別子を用いた
前記データフローの受信の指示を受けるとともに(例え
ば、IEEE1394の入力用(IN)PCRを用いた
入力制御)、少なくとも前記リンクレイヤ識別子と該リ
ンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識
別情報との対応関係が書き込まれるメモリ(例えば、I
EEE1394のメモリ空間に新たに設けた「レイヤ3
フローレジスタ」)と、このメモリに書き込まれた対応
関係に基づき、前記リンクレイヤ識別子にて識別される
チャネルを用いて送信される前記データフローを受信す
る受信手段と、を具備する。
【0021】上記通信方法(請求項8)を用いた通信装
置(請求項12)は、前記リンクレイヤ識別子を用いた
前記データフローの送信の指示を受けるとともに(例え
ば、IEEE1394の出力用(OUT)PCRを用い
た入力制御)、少なくとも前記リンクレイヤ識別子と該
リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの
識別情報との対応関係が書き込まれるメモリ(例えば、
IEEE1394のメモリ空間に新たに設けた「レイヤ
3フローレジスタ」)と、このメモリに書き込まれた対
応関係に基づき、前記リンクレイヤ識別子にて識別され
るチャネルを用いて前記データフローを送信する送信手
段と、を具備する。 (3)本発明の通信方法(請求項13)は、リンクレイ
ヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデ
ータフローの識別情報との対応関係に基づき、相手端末
との間で該データフローを送受信する通信方法におい
て、前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフロー
の受信あるいは送信の指示を受けるとともに(例えば、
IEEE1394の入力用/出力用(IN/OUT)の
PCRを用いた入力制御)、少なくとも該リンクレイヤ
識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデー
タフローの識別情報との対応関係を記述した制御メッセ
ージ(FANPオファーメッセージ)を受信したら、該
指示と該制御メッセージに記述された対応関係とに基づ
き、該データフローを送信あるいは受信することによ
り、データフローの送信端末主導で該データフローの送
信あるいは受信を起動する場合、受信端末は送信端末か
ら、該データフローの受信を促され(受信バッファの確
保や、必要な通信資源の確保、設定といった前記データ
フローを受信する為の準備等)、また、データフローの
受信端末主導で該データフローの送信あるいは受信を起
動する場合、送信端末は受信端末から、該データフロー
の送信を促され、従って、送信端末および受信端末のど
ちらがデータフローの送信あるいは受信の起動をかけて
も、エンドエンドの通信品質の保証されたデータフロー
の送信あるいは受信が行える。
【0022】上記通信方法(請求項13)を用いた通信
装置(請求項14)は、前記リンクレイヤ識別子を用い
た前記データフローの受信あるいは送信の指示を受ける
とともに、少なくとも前記リンクレイヤ識別子と該リン
クレイヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別
情報との対応関係を記述した制御メッセージを受信する
受信手段と、前記指示と前記制御メッセージに記述され
た対応関係とに基づき、前記データフローを送信あるい
は受信するデータフロー送受信手段と、を具備する。 (4)本発明の通信装置(請求項15)は、リンクレイ
ヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデ
ータフローの識別情報との対応関係に基づき、相手端末
との間で該データフローを送受信する通信装置におい
て、少なくとも前記リンクレイヤ識別子と該リンクレイ
ヤ識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報と
の対応関係が書き込まれ、前記データフローの送信およ
び受信の指示を受け付けるためのメモリ(例えば、IE
EE1394のメモリ空間に新たに設けた「レイヤ3フ
ローレジスタ」)を具備し、このメモリに書き込まれた
対応関係と、前記データフローの送信あるいは受信の指
示とに基づき前記データフローを送信あるいは受信する
ことにより、送信端末および受信端末のどちらがデータ
フローの送信あるいは受信の起動をかけても、エンドエ
ンドの通信品質の保証されたデータフローの送信あるい
は受信が行える。なお、前記データフローの送信あるい
は受信を指示するための情報を前記メモリに書き込みよ
うになっていてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、第1の実施形態に係るネッ
トワーク全体の構成図を示したもので、IEEE139
4バス4に端末1(例えばVTR)、端末2(例えば、
TV)、IEEE1394の同期リソースマネージャ3
が接続されて構成されている。ここで、端末1がデータ
の送信側、端末2がデータの受信側であるとし、以下、
端末1を送信端末1、端末2を受信端末2と呼ぶ。
【0024】なお、図1では、同期リソースマネージャ
3は、送信端末1、受信端末2とは別個の端末として示
しているが送信端末1または受信端末2と同一端末であ
ってもよい。
【0025】送信端末1、受信端末2は、IPノード
で、IPアドレスはそれぞれ、「IP1」、「IP2」
とする。さて、本実施形態では、図1に示した構成にお
いて、両端末がIEEE1394バス204の同期チャ
ンネルを用いてIP通信を行う場合について説明する。
すなわち、送信端末1が、あるIPフロー(送信元IP
アドレス=IP1、送信元ポート番号=PORT1、受
信先IPアドレス=IP2、受信先ポート番号=POR
T2のIPフローであるとする)に属するIPパケット
群をある同期チャンネルを用いて受信端末2に対して転
送する場合を考える。
【0026】送信端末側主導あるいは受信端末側主導で
通信品質の確保されたIPフローの送信あるいは受信を
開始しようとする場合の手順の概略は、例えば、次のよ
うなものが考えられる。 (1)TCP/UDPコネクション確立 (2)IEEE1394の同期チャンネルの確立 (3)相手端末への同期チャンネルの通知 (4)同期チャンネルとIPフローとの対応関係の通知 以下、この概略手順に沿って説明する。
【0027】まず、送信側のIPノードが主導で同期チ
ャンネルを確立する場合のシーケンスを図2を参照して
説明する。図2において、送信端末1は、送信端末1と
受信端末2との間でTCPあるいはUDPのコネクショ
ンの確立を行う(ステップS1)。ここで、確立された
コネクションを用いるIPフローは、前述したように、
送信元IPアドレス=IP1、送信元ポート番号=PO
RT1、受信先IPアドレス=IP2、受信先ポート番
号=PORT2で表されるものである。
【0028】次に、送信端末1は、同期リソースマネー
ジャ3のレジスタにアクセスして必要な帯域と同期チャ
ンネル番号(#X)を確保する(ステップS2)。そし
て、送信端末1は、受信端末2がこの同期チャンネルか
らデータを受信できるようにするべく、受信端末2のプ
ラグコントロールレジスタ(PCR)にアクセスし、受
信端末2に入力されるデータがステップS2で確保され
た帯域で同期チャンネル番号#Xを通して入力されるも
のである旨を書き込む(ステップS3)。このPCRへ
の書込により、受信端末2は、同期チャンネル#Xを通
してどれだけの帯域のデータが自分に対して入力されて
くるかという内容の情報を得ることができる。なお、こ
こで用いるPCRは入力用のものである。
【0029】図3は、受信端末2のPCRに書き込まれ
る情報の一例を示す。図3に示すように、入力データに
関する情報として、その使用帯域と使われる同期チャン
ネル番号(#X)が書き込まれる(通知される)。
【0030】図2の説明に戻り、次に、送信端末1は、
受信端末2に対して、同期チャンネル#Xを通して受信
されるものが、どのようなIPフローであるかを通知す
るため、例えば、FANPメッセージ(FANPオファ
ーメッセージ)を用いて、特定のリンクレイヤ(レイヤ
2)識別子(同期チャンネル番号#X)を通じてどのよ
うなIPフローが伝送されてくるかを通知する(ステッ
プS4)。このFANPオファーメッセージには、これ
から送信しようとしているデータの方向(この場合、該
FANPメッセージの送信方向と同一の方向)を指定す
る情報が含まれている点が従来のFANPオファーメッ
セージと異なる。
【0031】図4は、FANPメッセージの内容の一例
を示したもので、少なくとも、バージョン番号、フロー
識別子(アドレス種別、送信元IPアドレス、送信元ポ
ート番号、受信先IPアドレス、受信先ポート番号)、
レイヤ2識別子(どのようなリンクレイヤであるかを示
す情報(レイヤ2種別)、そのリンクレイヤにおいてど
のような識別子を用いるのか(識別子の種別)、実際の
識別子)、これから送信されるIPフローは、該FAN
Pメッセージの送信方向に対して順方向(送信端末1か
ら受信端末2へ向かう方向)のフローであるか、逆方向
のフローであるか(受信端末2から送信端末1へ向かう
方向)を示す情報が含まれている。
【0032】第1の実施形態の場合、レイヤ2識別子の
種別は、同期チャンネル番号であり、このFANPメッ
セージの送信方向と同一方向にIPフローが伝送される
ので、「順方向」と記述される。
【0033】受信端末2は、図4に示したようなメッセ
ージを受信し、少なくともレイヤ2識別子とIPフロー
の識別子とIPフローの方向を認識すると、送信端末1
に対して、このメッセージを受け取った旨の応答信号
(ACK信号)として、例えば、FANPリダイレクト
信号を送信する(ステップS5)。
【0034】送信端末2は、このACK信号を受信する
ことにより、同期チャンネル#Xを通して送信されるI
Pフローがどのようなものであるかを認識できたものと
して、該同期チャンネルを通して該IPフローを受信端
末2に送信する(ステップS6)。
【0035】以上の手順により、送信端末1から受信端
末2に対し、あるIPフローを送信するリンクレイヤ識
別子とそのIPフローの識別子(ここでは、データの送
受信端末のIPアドレスとポート番号)および方向につ
いての対応関係を通知することができ、受信端末2は、
該IPフローの受信に先だって、該IPフローの受信の
ための準備(例えば、受信同期バッファとIP処理部の
対応関係の確立、リンクレイヤと上位レイヤの対応関係
の設定など)を行うことができる。
【0036】以上の説明は、図2に示したように、送信
端末1が受信端末2にIPフローとリンクレイヤ識別子
の対応関係を通知するための手順であった。次に、図5
に示すシーケンスを参照して、受信端末2から送信端末
1に対し、IPフローとリンクレイヤ識別子とその方向
の対応関係を通知するための手順について説明する。な
お、ネットワークの全体の構成は、図1と同様である。
【0037】図5において、受信端末2は、送信端末1
と受信端末2との間でTCPあるいはUDPのコネクシ
ョンの確立を行う(ステップS101)。ここで、確立
されたコネクションを用いるIPフローは、前述の場合
と同様に、送信元IPアドレス=IP1、送信元ポート
番号=PORT1、受信先IPアドレス=IP2、受信
先ポート番号=PORT2で表されるものである。
【0038】次に、受信端末2は、同期リソースマネー
ジャ3のレジスタにアクセスして必要な帯域と同期チャ
ンネル番号(#X)を確保する(ステップS102)。
そして、受信端末2は、送信端末1がこの同期チャンネ
ルにデータを送信できるようにするべく、送信端末1の
プラグコントロールレジスタ(PCR)にアクセスし、
ステップS102で確保された帯域で同期チャンネル番
号#Xを通して送信端末1からデータを出力する旨を書
き込む(ステップS103)。このPCRへの書込によ
り、送信端末1は、同期チャンネル#Xを通してどれだ
けの帯域でデータを送信すべきかについての情報を得る
ことができる。なお、ここでのPCRは出力用のもので
ある。
【0039】図6は、送信端末1のPCRに書き込まれ
る情報の一例を示す。図6に示すように、出力データに
関する情報として、その使用帯域と、使われる同期チャ
ンネル番号(#X)が書き込まれる。
【0040】図5の説明に戻り、次に、受信端末1は、
送信端末2に対して、同期チャンネル#Xを通して送信
されるものが、どのようなIPフローであるかを通知す
るため、例えば、FANPメッセージ(FANPオファ
ーメッセージ)を用いて特定のリンクレイヤ(レイヤ
2)識別子(同期チャンネル番号#X)を通じてどのよ
うなIPフローが伝送されてくかを通知する(ステップ
S104)。このFANPオメッセージには、これから
送信しようとしているデータの方向(この場合、FAN
Pメッセージの送信方向とは逆方向)を指定する情報が
含まれている点が従来のFANPオファーメッセージと
異なる。
【0041】図7は、ステップS104で受信端末2か
ら送信端末1に対して送信されるFANPメッセージの
内容の一例を示したもので、図4とほぼ同様である。こ
こで異なるのは、これから送信すべきIPフローの方向
を記述する領域には「逆方向」と記述されている点であ
る。すなわち、このFANPメッセージの送信方向とは
逆方向にIPフローが伝送される旨が記述されている。
【0042】送信端末1は、図7に示したようなメッセ
ージを受信し、少なくともレイヤ2識別子とIPフロー
の識別子とIPフローの方向を認識すると、受信端末2
に対して、このメッセージを受け取った旨の応答信号
(ACK信号)として、例えば、FANPリダイレクト
信号を送信する(ステップS105)。
【0043】送信端末1は、このACK信号を送信する
ことにより、受信端末2が同期チャンネル#Xを通して
どのようにIPフローを伝送してもらいたいかを認識
し、該同期チャンネルを通して該IPフローを受信端末
2に対して送信する(ステップS106)。
【0044】以上の手順により、受信端末2から送信端
末1に対し、あるIPフローを送信するリンクレイヤ識
別子とそのIPフローの識別子(ここでは、データの送
受信端末のIPアドレスとポート番号)および方向につ
いての対応関係を通知することができ、送信端末1は該
IPフローを送信すべき同期チャンネル番号を認識でき
るようになるとともに、該IPフローを該同期チャンネ
ルを通して伝送できる。受信端末2は、どの同期チャン
ネルからどのようなIPフローが入力されてくるのかを
事前に知っているので、該IPフローの受信に先だっ
て、該IPフローの受信のための準備(例えば、受信同
期バッファとIP処理部の対応関係の確立、リンクレイ
ヤと上位レイヤの対応関係の設定など)を行うことがで
きる。
【0045】以上説明したように、上記第1の実施形態
によれば、FANPメッセージにIPフローの送信方向
を指定する情報(例えばフラグであってもよい)を記述
する領域を設けることにより(IPフローの送信方向を
指定することができるので)、IPフローの送信側の端
末が受信側の端末に対して、あるいは、受信側の端末が
送信側の端末に対して、特定のリンクレイヤコネクショ
ンの特定のフローの指定された送信方向でのデータ送受
信を起動することができる。
【0046】なお、上記第1の実施形態では、IPフロ
ーの送信方向の指定はFANPオファーメッセージに記
述するようになっていたが、この場合に限らず、例え
ば、FANPオファーメッセージにはIPフローの方向
を指定する情報を記述する領域は設けずに、FANPオ
ファーメッセージを受信する端末側で、そのFANPオ
ファーメッセージとPCRの内容を突き合わせ、PCR
で判断されるデータの入出力の方向から、対応する同期
チャンネルを通じて流れるフローの入出力の方向を判断
するようにしてもよい。この場合の手順を図8のフロー
チャートに示す。
【0047】図8において、図2のステップS3と図5
のステップS103でPCRに使用帯域、同期チャンネ
ル番号等の書き込まれた端末では(ステップS30
1)、次に、図5のステップS4、図5のステップS1
04において、少なくとも同期チャンネル番号とIPフ
ローの識別子の記述されたFANPオファーメッセージ
を受信する(ステップS302)。
【0048】そして、入力用PCRに上記情報(使用帯
域、同期チャンネル番号等)が書き込まれていた場合に
は、FANPメッセージの送信方向と同一の方向にIP
フローが送信される(すなわち、IPフローを受信す
る)と判断する。この場合、FANPオファーメッセー
ジに記述されていた内容(同期チャンネル番号、IPフ
ローの識別子(例えば、IPアドレス、ポート番号))
と入力用PCRに書き込まれていた内容とに基づき、そ
の端末は、以後、該同期チャンネルから該使用帯域で該
IPフローを受信する(ステップS303〜ステップS
305)。
【0049】一方、出力用PCRに上記情報(使用帯
域、同期チャンネル番号等)が書き込まれていた場合に
は、FANPメッセージの送信方向とは逆の方向にIP
フローが送信される(すなわち、IPフローを出力す
る)と判断する。この場合、FANPオファーメッセー
ジに記述されていた内容(同期チャンネル番号、IPフ
ローの識別子(例えば、IPアドレス、ポート番号))
と出力用PCRに書き込まれていた内容とに基づき、そ
の端末は、以後、該同期チャンネルから該使用帯域で該
IPフローを出力する(ステップS303〜ステップS
304、ステップS306)。 (第2の実施形態)さて、以上の第1の実施形態の説明
では、送信端末1から受信端末2へ、あるいは、受信端
末2から送信端末201へのIPフローとリンクレイヤ
識別子の対応関係の通知をFANPメッセージにより行
っている場合の説明である。この対応関係の通知は、I
EEE1394のメモリ空間に設けられたレジスタを用
いても行える。
【0050】そこで、第2の実施形態として、IPフロ
ーとリンクレイヤ識別子の対応関係の通知をIEEE1
394のメモリ空間に設けられたレジスタを用いる場合
について説明する。
【0051】送信端末1(および受信端末2のそれぞれ
にレイヤ3フローレジスタなるものを用意する。このレ
ジスタは、プラグコントロールレジスタと同様に、入力
用と出力用があり、それぞれの特定のリンクレイヤ識別
子(本実施形態の場合、同期チャンネル番号#X)を通
して入力あるいは出力されるレイヤ3のフローについて
書き込まれるものである。
【0052】送信端末1主導でIPフローの送受信を開
始する場合、すなわち、送信端末1が受信端末2に対し
て、リンクレイヤ識別子とIPフローの対応関係をフロ
ーレジスタに通知する(書き込む)場合の手順を示した
のが図9である。基本的には、図2に示したシーケンス
と同様であるが、異なるのは、送信端末1が受信端末2
に該対応関係を通知する場合、図2では、FANPメッ
セージを用いているが(図2のステップS4、S5)、
図9では、それに代えて、ステップS404において、
レイヤ3フローレジスタへの書き込みを処理を行ってい
る点である。
【0053】図10は、受信端末2の入力用レイヤ3フ
ローレジスタ(IN)に書き込まれる情報の一例を示し
たもので、FANPメッセージ(図4参照)とほぼ同様
の情報が記述されている。なお、レイヤ3フローレジス
タには入力用と出力用のレジスタが用意されているた
め、FANPメッセージのように、IPフローの方向を
指定するための記述領域は必要ない。すなわち、入力用
レイヤ3フローレジスタに図10のような情報が書き込
まれることにより、受信端末2は、自動的にデータ受け
側であることを認識する。このようにして、送信端末1
主導でIPフローの送受信を開始する際、IEEE13
94のメモリ空間(レジスタ空間、すなわちレイヤ3フ
ローレジスタ)を用いることにより、リンクレイヤ識別
子とそれを用いるIPフロー(識別子と方向)との対応
関係を送信端末1から受信端末2へ通知することができ
る。
【0054】図11は、図10の場合とは逆に、受信端
末2主導でIPフローの送受信を開始する場合、すなわ
ち、受信端末2が送信端末1に対して、リンクレイヤ識
別子とIPフローの対応関係をフローレジスタに通知す
る(書き込む)場合の手順を示したのである。基本的に
は、図5に示したシーケンスと同様であるが、異なるの
は、受信端末2が送信端末1に該対応関係を通知する場
合、図5では、FANPメッセージを用いているが(図
5のステップS104、S105)、図11では、それ
に代えて、ステップS504において、レイヤ3フロー
レジスタへの書き込み処理を行っている点である。
【0055】図12は、送信端末1の出力用レイヤ3フ
ローレジスタ(OUT)に書き込まれる情報の一例を示
したもので、FANPメッセージ(図7参照)とほぼ同
様の情報が記述されている。なお、レイヤ3フローレジ
スタには入力用と出力用のレジスタが用意されているた
め、FANPメッセージのように、IPフローの方向を
指定するための記述領域は必要ない。すなわち、入力用
レイヤ3フローレジスタに図12のような情報が書き込
まれることにより、送信端末1は、自動的にデータ送信
側であることを認識する。このようにして、受信端末2
主導でIPフローの送受信を開始する際、IEEE13
94のメモリ空間(レジスタ空間、すなわちレイヤ3フ
ローレジスタ)を用いることにより、リンクレイヤ識別
子とそれを用いるIPフロー(識別子と方向)との対応
関係を送信端末1から受信端末2へ通知することができ
る。
【0056】なお、上記第2の実施形態では、PCRと
レイヤ3フローレジスタとの2つのレジスタを用いる場
合について説明したが、この場合に限るものではない。
すなわち、1つのレジスタ(例えば、IEEE1394
のメモリ空間に設けた入力用及び出力用のレイヤ3フロ
ーレジスタ)で、前述したPCRとレイヤ3フローレジ
スタの2つの機能を持たせ、PCRへのアクセスを省略
することも可能である。図13に、そのような機能をも
つレイヤ3フローレジスタに書き込まれる情報の一例を
示す。
【0057】図13に示したように、レジスタ内に、さ
らに、PCRに書き込まれた使用帯域等の情報(図3参
照)をも書き込める領域を設け、送信端末1主導でIP
フローの送受信を起動する場合には、送信端末1が受信
端末2の入力用レジスタに、受信端末2主導でIPフロ
ーの送受信を起動する場合には受信端末2が送信端末1
の出力用のレジスタに、それぞれフロー識別子、レイヤ
2識別子、帯域等の情報を書き込むようになっている。
この書き込みにより、レイヤ2識別子(例えば、同期チ
ャンネル番号)とIPフローの識別子および方向との対
応関係を相手端末に通知することができる。
【0058】この手法によると、図9のステップS40
3、図11のステップS503を省略して、図9のステ
ップS404、図11のステップS504でそれぞれ図
13に示すようにレイヤ3フローレジスタへ書き込みを
1回行うだけで済むことになり、処理時間の短縮が図れ
る。
【0059】図13に示したレイヤ3フローレジスタを
入力用と出力用とでそれぞれ別個にしないで、ただ1つ
のレイヤ3フローレジスタのみでも足りる。すなわち、
図14に示すように、図13に示したレイヤ3フローレ
ジスタに、さらに、IPフローの方向を指定する情報を
記述する領域を設け、IPフローの送受信を起動した側
の端末が相手端末のレジスタに、図14に示したような
内容の情報を書き込む。この書き込みにより、レイヤ2
識別子(例えば、同期チャンネル番号)とIPフローの
識別子および方向との対応関係を相手端末に通知するこ
とができる。
【0060】この手法によると、図9のステップS40
3、図11のステップS503を省略して、図9のステ
ップS404、図11のステップS504でそれぞれ図
13に示すようにレイヤ3フローレジスタへ書き込みを
1回行うだけで済むことになり、処理時間の短縮が図れ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信端末および受信端末のどちらがデータフローの送信
あるいは受信の起動をかけても、エンドエンドの通信品
質の保証されたデータフローの送受信が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るネットワーク全体の構
成を示した図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るIPフローを送
信する側の端末(送信端末)主導で同期チャンネルを確
立する場合のシーケンス図。
【図3】受信端末の入力用(IN)PCR(プラグコン
トロールレジスタ)に書き込まれる情報の一例を示した
図。
【図4】FANPオファーメッセージの内容の一例を示
した図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るIPフローを受
信する側の端末(受信端末)主導で同期チャンネルを確
立する場合のシーケンス図。
【図6】送信端末の出力用(OUT)PCR(プラグコ
ントロールレジスタ)に書き込まれる情報の一例を示し
た図。
【図7】FANPオファーメッセージの内容の一例を示
した図。
【図8】FANPオファーメッセージにはIPフローの
方向を指定する情報を記述する領域は設けずに、FAN
Pオファーメッセージを受信する端末側で、そのFAN
PオファーメッセージとPCRの内容を突き合わせ、P
CRで判断されるデータの入出力の方向から、対応する
同期チャンネルを通じて流れるフローの入出力の方向を
判断する場合の手順を示したフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るIPフローを送
信する側の端末(送信端末)主導で同期チャンネルを確
立する場合のシーケンス図。
【図10】受信端末の入力用(IN)レイヤ3フローレ
ジスタに書き込まれる情報の一例を示した図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るIPフローを
受信する側の端末(受信端末)主導で同期チャンネルを
確立する場合のシーケンス図。
【図12】送信端末の出力用(OUT)レイヤ3フロー
レジスタに書き込まれる情報の一例を示した図。
【図13】送信端末の入力用(IN)および出力用(O
UT)レイヤ3フローレジスタに書き込まれる情報の他
の例を示した図。
【図14】入力用と出力用とを1つにした場合のレイヤ
3フローレジスタに書き込まれる情報の一例を示した
図。
【符号の説明】
1…端末(IPフローの送信端末) 2…端末(IPフローの受信端末) 3…同期リソースマネージャ(IEEE1394) 4…IEEE1394バス

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信方法において、 該リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて
    転送されるデータフローの識別情報との対応関係と、該
    データフローの方向とを記述した制御メッセージを送信
    し、該データフローを該リンクレイヤ識別子にて識別さ
    れるチャネルを用いて送信あるいは受信することを特徴
    とする通信方法。
  2. 【請求項2】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信方法において、 該リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて
    転送されるデータフローの識別情報との対応関係と、該
    データフローの方向とを記述した制御メッセージを受信
    し、該制御メッセージに記述されたデータフローの方向
    と対応関係とに基づき、該データフローを送信あるいは
    受信することを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信装置において、 該リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて
    転送されるデータフローの識別情報との対応関係と、該
    データフローの方向とを記述した制御メッセージを送信
    する第1の送信手段と、 前記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別さ
    れるチャネルで送信する第2の送信手段と、 を具備し、前記制御メッセージに記述される前記データ
    フローの方向は、前記制御メッセージの流れる方向と同
    一であることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信装置において、 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転
    送されるデーフローの識別情報との対応関係と、該デー
    タフローの方向とを記述した制御メッセージを受信する
    第1の受信手段と、 前記制御メッセージに記述された対応関係に基づき、前
    記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別され
    るチャネルから受信する第2の受信手段と、 を具備し、前記制御メッセージに記述された前記データ
    フローの方向は、前記制御メッセージの流れる方向と同
    一であることを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信装置において、 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転
    送されるデータフローの識別情報との対応関係と、該デ
    ータフローの方向とを記述した制御メッセージを送信す
    る送信手段と、 前記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別さ
    れるチャネルから受信する受信手段と、 を具備し、前記制御メッセージに記述された前記データ
    フローの方向は、前記制御メッセージの流れる方向とは
    逆方向であることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信装置において、 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転
    送されるデータフローの識別情報との対応関係と、該デ
    ータフローの方向とを記述した制御メッセージを受信す
    る受信手段と、 前記制御メッセージに記述された対応関係に基づき、前
    記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別され
    るチャネルから送信する送信手段と、 を具備し、前記制御メッセージに記述された前記データ
    フローの方向は、前記制御メッセージの流れる方向とは
    逆方向であることを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信方法において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信あるいは送信を相手端末に指示するとともに、少なく
    とも該リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用
    いて転送されるデータフローの識別情報との対応関係を
    前記相手端末のメモリに書き込み、該データフローを該
    リンクレイヤ識別子にて識別されるチャネルを用いて送
    信あるいは受信することを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信方法において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信あるいは送信の指示を受けるとともに、少なくとも該
    リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転
    送されるデータフローの識別情報との対応関係が所定の
    メモリに書き込まれると、該指示と該メモリに書き込ま
    れた対応関係とに基づき、該データフローを送信あるい
    は受信することを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを送
    受信する通信装置において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信を相手端末に指示するとともに、前記リンクレイヤ識
    別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータ
    フローの識別情報との対応関係を前記相手端末の所定の
    メモリに書き込む書込手段と、 前記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別さ
    れるチャネルで送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信装置において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信の指示を受けるとともに、少なくとも前記リンクレイ
    ヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデ
    ータフローの識別情報との対応関係が書き込まれるメモ
    リと、 このメモリに書き込まれた対応関係に基づき、前記リン
    クレイヤ識別子にて識別されるチャネルを用いて送信さ
    れる前記データフローを受信する受信手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信装置において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの送
    信を相手端末に指示するとともに、前記リンクレイヤ識
    別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデータ
    フローの識別情報との対応関係を前記相手端末の所定の
    メモリに書き込む書込手段と、 前記データフローを前記リンクレイヤ識別子にて識別さ
    れるチャネルから受信する受信手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信装置において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの送
    信の指示を受けるとともに、少なくとも前記リンクレイ
    ヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転送されるデ
    ータフローの識別情報との対応関係が書き込まれるメモ
    リと、 このメモリに書き込まれた対応関係に基づき、前記リン
    クレイヤ識別子にて識別されるチャネルを用いて前記デ
    ータフローを送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  13. 【請求項13】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信方法において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信あるいは送信の指示を受けるとともに、少なくとも該
    リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて転
    送されるデータフローの識別情報との対応関係を記述し
    た制御メッセージを受信したら、該指示と該制御メッセ
    ージに記述された対応関係とに基づき、該データフロー
    を送信あるいは受信することを特徴とする通信方法。
  14. 【請求項14】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信装置において、 前記リンクレイヤ識別子を用いた前記データフローの受
    信あるいは送信の指示を受けるとともに、少なくとも前
    記リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識別子を用いて
    転送されるデータフローの識別情報との対応関係を記述
    した制御メッセージを受信する受信手段と、 前記指示と前記制御メッセージに記述された対応関係と
    に基づき、前記データフローを送信あるいは受信するデ
    ータフロー送受信手段と、 を具備したことを特徴とする通信装置。
  15. 【請求項15】 リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ
    識別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との
    対応関係に基づき、相手端末との間で該データフローを
    送受信する通信装置において、 少なくとも前記リンクレイヤ識別子と該リンクレイヤ識
    別子を用いて転送されるデータフローの識別情報との対
    応関係が書き込まれ、前記データフローの送信および受
    信の指示を受け付けるためのメモリを具備し、 このメモリに書き込まれた対応関係と、前記データフロ
    ーの送信あるいは受信の指示とに基づき前記データフロ
    ーを送信あるいは受信することを特徴とする通信装置。
  16. 【請求項16】 前記データフローの送信あるいは受信
    を指示するための情報が前記メモリに書き込まれること
    を特徴とする請求項15記載の通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003529927A (ja) * 2000-03-30 2003-10-07 ラム リサーチ コーポレーション 処理モジュールのためのプラグアンドプレイセンサインテグレーション

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JP2003529927A (ja) * 2000-03-30 2003-10-07 ラム リサーチ コーポレーション 処理モジュールのためのプラグアンドプレイセンサインテグレーション

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