JP2001186141A - 集合住宅用ネットワークシステム - Google Patents

集合住宅用ネットワークシステム

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JP2001186141A JP36920699A JP36920699A JP2001186141A JP 2001186141 A JP2001186141 A JP 2001186141A JP 36920699 A JP36920699 A JP 36920699A JP 36920699 A JP36920699 A JP 36920699A JP 2001186141 A JP2001186141 A JP 2001186141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者が簡単に特定でき且つ他人へのなりすま
しが防止できる集合住宅用ネットワークシステムを提供
する。 【解決手段】集合住宅1の各住戸2に設けた識別アドレ
ス付き端末装置3の各々とホスト計算機12との間に、識
別アドレス付きデータを伝送する通信路10を設ける。ホ
スト計算機12に識別アドレスにより住戸2別に居住者名
簿13を記憶し、端末装置3からホスト計算機12への要識
別処理の要求データに応じて、一覧送出手段14により端
末装置3が設けられた住戸2の居住者一覧データを居住
者名簿13に基づき作成して当該端末装置3へ送出する。
一覧データ35から選択され返送される選択データ36に基
づき、処理要求者特定手段15が処理の要求者を特定す
る。好ましくは、居住者名簿13に各住戸2の居住者毎の
情報アクセス権を割り当て、居住者毎にアクセス権に基
づくホスト計算機12の情報へのアクセスを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は集合住宅用ネット
ワークシステムに関し、とくに簡単な操作で利用者が特
定できる集合住宅用ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅において、時間等の制約から管
理組合活動に参加できない居住者のため、管理組合から
各住戸へのお知らせ等をインターネット網(Internet)
その他の通信ネットワーク経由で連絡することが行なわ
れている。また居住者間のコミュニティー形成等を目的
としたインターネットの利用も進められている。図12
は、そのようなインターネット利用のネットワークシス
テムを設けた集合住宅の一例を示す。
【0003】図示例では、集合住宅1内に構内情報通信
網(以下、LANという。)を敷設し、各住戸2にLANへ接
続されたハブ41とブラウザ機器40とを設けている。集合
住宅1内のLANはルータ43を介してインターネット接続
プロバイダー44に接続されている。他方、集合住宅1の
管理会社47では、各住戸2へのお知らせ等が記憶された
サーバーコンピュータ(以下、Webサーバーという。)4
6をインターネット網45に接続している。図示例の符号4
2は、集合住宅1内のLANのトラフィック軽減のためのス
イッチングハブを示す。
【0004】各住戸2のブラウザ機器40は、インターネ
ット網45上の情報(Web情報)をテレビ画像データに変
換してテレビ受像機7に表示すると共に、テレビ受像機
7を介して入力された信号をインタネット網45へ伝送す
る。集合住宅1の居住者は、各住戸2のテレビ受像機7
をブラウザ機器40経由で管理会社47のWebサーバー46へ
接続することにより、Webサーバー46に登録されたお知
らせ等の情報をテレビ受像機7に表示できる。また管理
会社47に対する問合せ等を、管理会社47の係員が不在で
あっても、テレビ受像機7からインターネット経由の電
子メールとして管理会社47のWebサーバー46へ送ること
ができる。集合住宅1の各住戸2の相互間では、インタ
ーネット経由ではなくLAN経由で直接に電子情報をやり
取りしてコミュニケーションを図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
インターネット利用のネットワークシステムは、電子情
報のやり取りにおいて端末利用者の正確な特定が難しい
問題点がある。図示例のネットワークでは、ネットワー
ク接続時に入力される利用者識別符号(以下、IDとい
う。)で利用者を特定しているが、例えば利用者が自己
のIDを入力せず他人のIDを入力すると真の利用者が特定
できなくなる。他人になりすまして誹謗・中傷的な情報
が発信されると社会問題になるおそれもあるので、とく
に集合住宅のネットワークシステムでは端末利用者の正
確な特定が必要である。
【0006】このような問題解決のため、企業等のネッ
トワークシステムでは、接続時にIDと共にパスワードを
入力して発信者を特定している。ただし、不正使用を確
実に防止するためにはパスワードを容易に推測できない
ものとする必要があり、複雑な入力操作を必要とする。
集合住宅のネットワークシステムでは、簡単な操作で他
人へのなりすましを防止できる技術が必要である。
【0007】そこで本発明の目的は、利用者が簡単に特
定でき且つ他人へのなりすましが防止できる集合住宅用
ネットワークシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1の実施例を参照する
に、本発明の集合住宅用ネットワークシステムは、集合
住宅1の各住戸2に設けた識別アドレス付き端末装置3
の各々とホスト計算機12との間で識別アドレス付きデー
タを伝送する通信路10、ホスト計算機12に前記識別アド
レスにより住戸2別に記憶した居住者名簿13、端末装置
3からホスト計算機12への要識別処理の要求データに応
じて端末装置3が設けられた住戸2の居住者一覧データ
35(図3参照)を居住者名簿13に基づき作成して当該端
末装置3へ送出する一覧送出手段14、及び一覧データ35
から選択され返送される選択データ36(図3参照)によ
り前記処理の要求者を特定する処理要求者特定手段15を
備えてなるものである。
【0009】好ましくは、居住者名簿13に各住戸2の居
住者毎の情報アクセス権を割り当て、居住者毎に前記ア
クセス権に基づくホスト計算機12の情報へのアクセスを
許容する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、集合住宅1内に敷設した
TCP/IPプロトコルのLANを通信路10とした本発明の実施
例を示す。TCP/IPプロトコルでは、ネットワークの端末
装置3、ホスト計算機12、ルータ等の送受信装置にIPア
ドレスと呼ばれる識別アドレスを割り当て、送信元IPア
ドレスと送信先IPアドレスとを付したIPデータグラム
(パケット)を送受信装置の間で伝送する。本発明の識
別アドレス付きデータの一例は、IPアドレスが付された
パケットである。ただし、本発明における識別アドレス
はIPアドレスに限定されず、また本発明における通信路
10は識別アドレス付きデータを伝送するものであれば足
り、TCP/IPプロトコルのLANに限定されない。
【0011】図示例の通信路10は、集合住宅1のフロア
(階)毎に設置され当該フロアの全住戸2の端末装置3
に接続されたスイッチングハブ9と、各フロアのスイッ
チングハブ9をホスト計算機12へ接続するスイッチング
ルータ11とからなる通信経路管理装置経由で、端末装置
3とホスト計算機12とを接続している。スイッチングハ
ブ9は、フロア毎の各住戸2に設置された端末装置3の
識別アドレス(論理アドレス)を記憶し、この場合パケ
ットである識別アドレス付きデータの伝送経路を管理す
るものである。図示例では、伝送経路を端末装置3とホ
スト計算機12との間でのデータ伝送のみに制限するた
め、スイッチングハブ9により端末装置3の相互間での
直接データ伝送を遮断している。
【0012】また図示例のスイッチングルータ11は、ス
イッチングハブ9とホスト計算機12の他、管理人室20の
パソコン21、ネットワーク監視装置22、キッズルーム
(遊戯室)23のカメラ24、遠隔地の管理会社47のコンピ
ュータ48との接続用のリモートアクセスルータ25、及び
インターネット網45との接続用のルータ26にも接続さ
れ、これらの装置の相互間でのデータ伝送経路を管理す
るものである。例えば端末装置3はスイッチングルータ
11経由でホスト計算機12に接続されたのち、ホスト計算
機12の処理に応じてキッズルーム23のカメラ24又はイン
ターネット網45に接続される。またスイッチングルータ
11にVLAN(仮想LAN)機能を設けることにより、集合住
宅1内のネットワークの柔軟な構築が可能となる。ただ
し、通信路10は端末装置3とホスト計算機12との間での
データ伝送を行なうものであれば足り、その構成は図示
例に限定されない。
【0013】本発明は、集合住宅1の各住戸2に設けた
端末装置3の識別アドレスを固定し、ホスト計算機12へ
の処理要求データに付された端末装置3の識別アドレス
から端末装置3の利用者(以下、処理要求者ということ
がある。)を判断する。例えば企業内ネットワークでは
端末装置の利用者を物理的に限定することが運用上難し
いのに対し、集合住宅内ネットワークでは各住戸2内の
端末装置3の利用者は多くの場合その住戸2の居住者で
あるから、端末装置3の利用者に限定しても運用上の大
きな問題は生じない。従って、ホスト計算機12に端末装
置3の識別アドレスに対応させて各住戸2の居住者名簿
を登録しておけば、端末装置3の識別アドレスから端末
装置3の処理要求者の特定が可能である。
【0014】図2は、本発明による処理要求者の特定処
理の流れ図の一例を示す。先ずステップ201において、
ホスト計算機12の一覧送出手段14が端末装置3からのコ
ネクション要求データを検出し、要求データに含まれる
端末装置3の識別アドレスを取得する(ステップ20
2)。一覧送出手段14は、取得した識別アドレスに基づ
きホスト計算機12に記憶した居住者名簿13を検索し、識
別アドレスに対応する住戸2の居住者一覧データ35を作
成し(ステップ204)、作成した居住者一覧データ35を
当該識別アドレスの端末装置3へ送出する(ステップ20
5)。
【0015】一覧送出手段14の一例は、ステップ201〜2
05を行なうホスト計算機12に内蔵のプログラムである。
図示例はコネクション要求データの検出で起動される一
覧送出手段14を示すが、一覧送出手段14の起動はコネク
ション要求データの検出に限らず、処理要求者の識別を
要する処理の要求データ(以下、要識別処理の要求デー
タという。)の検出に応じて随時に一覧送出手段14を起
動することができる。
【0016】居住者名簿13の一例を表1及び表2に示
す。表1は、この場合10進表記のIPアドレスである識別
アドレスと住戸2との対応を示す端末配置表を示し、例
えば識別アドレス(10.1.1.1)の端末装置3の設置場所
が101号室であることを示す。また同表から、102号室に
は識別アドレス(10.1.2.1)及び(10.1.2.2)の2台の
端末装置が設置されていることが分かる。表1の端末配
置表をネットワークへのアクセスが可能な端末装置を管
理するアクセス管理データベースと考え、ステップ202
で取得した識別アドレスが表1に未登録である場合は、
その端末装置3のネットワーク利用を拒否することがで
きる(ステップ203)。
【0017】また表2は、各住戸2毎の居住者を表す居
住者一覧表(以下、アクセス制御データベースというこ
とがある。)を示し、例えば101号室の居住者が山田太
郎、山田花子、山田一郎の3名であることを示す。一覧
送出手段14は、表1から識別アドレスに対応する住戸を
検索し、検索した住戸の居住者全員を表2から抽出して
居住者一覧データ35を作成する。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】一覧送出手段14により作成した居住者一覧
データ35の一例を図3(A)に示す。端末装置3の処理
要求者は、居住者一覧データ35から自己の氏名を居住者
選択データ36として選択し、ホスト計算機12へ返送す
る。ホスト計算機12の処理要求者特定手段15は、端末装
置3から返送された居住者選択データ36を検出すること
により処理要求者を特定できる(ステップ206〜207)。
処理要求者特定手段15の一例も、ステップ207〜208を行
なうホスト計算機12に内蔵のプログラムである。
【0021】なお、居住者一覧データ35は他のデータと
共に端末装置3へ送出できる。図3(A)では、住戸デ
ータ34、処理選択メニュー37、及びメッセージデータ38
と共に、居住者一覧データ35をホスト計算機12から送出
している。処理要求者は、居住者選択データ36と共に、
処理選択メニュー37に対する処理選択データを返送でき
る。図4は、投稿記事入力画面と共に送出された居住者
一覧データ35を示す。
【0022】本発明によれば、端末装置3からホスト計
算機12への処理要求者を端末装置3が設置された住戸2
の居住者のみに制限し、データの発信元住戸を正確に特
定し、しかも処理の要求者を特定するので、集合住宅に
おいて他人になりすました端末装置3の使用を防止でき
る。また、処理要求者の特定に必要な操作は、居住者一
覧データ35からの選択という簡単なもので足りるので、
簡単な操作で処理要求者の特定が可能である。
【0023】こうして本発明の目的である「利用者が簡
単に特定でき且つ他人へのなりすましが防止できる集合
住宅用ネットワークシステム」の提供が達成できる。
【0024】なお、居住者一覧データ35に対する選択の
誤り等をさけるため、必要に応じて、居住者名簿13に各
住戸2の居住者毎のパスワードを記録し、一覧送出手段
14により居住者一覧データ35と共にパスワード催促デー
タ(図示せず)を送出してもよい。この場合、処理要求
者特定手段15は、居住者一覧データ35に対する返送選択
データと、パスワード催促データに対する返送パスワー
ドとにより処理要求者を特定する。
【0025】好ましくは、ホスト計算機12の情報に対す
るアクセスを管理するため、居住者名簿13に各住戸2の
居住者毎の情報アクセス権を割り当てる。例えば表2の
居住者名簿13では、管理人、管理組合役職などの情報を
居住者毎に割り当て、居住者と管理人との区別及び/又
は管理組合役職により処理要求者のアクセス権を管理し
ている。図2の流れ図では、ステップ208において処理
要求者特定手段15が処理要求者のアクセス権を居住者名
簿13から取得し、アクセス権に応じた画面を端末装置3
へ送出している。
【0026】
【実施例】図1の端末装置3は、識別アドレス付きデー
タとテレビ画像データとを相互に変換するデータ変換装
置6と、テレビ受像機7を介してデータ変換装置6へデ
ータを入力する入力装置8とを有する。ハブ5及びLAN
接続コンセント4を介してデータ変換装置6をLANへ接
続することにより、集合住宅1の居住者は、ホスト計算
機12からの伝送データを各住戸2のテレビ受像機7に表
示できる。図3(A)及び図4は、テレビ受像機7に表
示された伝送データを示す。
【0027】図3(B)に入力装置8の一例を示す。図
示例の入力装置8は、アナログコントロール32を矢印の
方向へ回転させることにより図3(A)に示すテレビ受
像機7上の矢印を画面上で左右上下に移動させることが
できる。例えば、テレビ受像機7上の矢印を居住者一覧
データ35の特定居住者氏名の上へ移動させ、入力装置8
の確定ボタン33を押すことにより、居住者選択データを
入力することができる。図中の符号31は、入力装置8に
設けたデータ変換装置6の電源ボタンを示す。なお、ハ
ブ5にパソコン28を接続し且つそのパソコン28の識別ア
ドレスをホスト計算機12へ登録することにより、パソコ
ン28を端末装置3とすることも可能である。
【0028】図5〜図11は、端末装置3からの要求デ
ータにより起動されるホスト計算機12の処理の流れ図の
一例を示す。図5の流れ図は、ホスト計算機12に全住戸
2へ周知すべき共通情報を記憶し、端末装置3からホス
ト計算機12への閲覧要求データに応じて共通情報を当該
端末装置3へ返送する処理を示す。すなわち図5では、
ホスト計算機12の共通情報送出手段がステップ501にお
いて共通情報の閲覧要求データを検出し、ステップ502
〜503において要求データの識別アドレスに基づき居住
者一覧データ35を作成し、居住者一覧情報35と共にホス
ト計算機12に記憶した共通情報を送出している(ステッ
プ504)。処理要求者は、送られた居住者一覧データ35
付き共通情報をテレビ受像機7又はパソコン28の画面に
表示して確認できる。
【0029】また図5では、ステップ505〜506において
居住者一覧データ35に対する端末装置3からの返送選択
データを共通情報送出手段が検出し、処理要求者を特定
すると共に、特定した処理要求者を閲覧状況情報として
蓄積している(ステップ507)。図12に示す従来のイ
ンターネット利用のネットワークでは、管理会社ではネ
ットワーク経由でお知らせ等の情報を見た居住者を特定
できない問題点があった。図5の流れ図では、共通情報
が伝送済みの居住者を閲覧状況情報から確認できるの
で、管理組合等において周知事項が居住者全員に参照さ
れたか否かを判断できる。図5の流れ図では、ステップ
511で居住者名簿13により処理要求者が閲覧状況情報へ
のアクセス権があるか否かを判断し、アクセス権があり
且つステップ512で閲覧状況情報の要求データが検出さ
れた場合は、ステップ513において閲覧状況情報から参
照済みの居住者を編集して端末装置3へ送出している。
【0030】図5では端末装置3の処理要求者を閲覧状
況情報として蓄積しているが、処理要求者に代えて又は
加えて、端末装置3の住戸2を閲覧状況情報として蓄積
してもよい。また、ステップ501の処理時に処理要求者
が既に特定できている場合は、図5のステップ502〜506
における処理要求者の特定処理を省略できる。すなわち
共通情報送出手段は、端末装置3からの要求データに応
じて共通情報を返送する機能と端末装置3の識別アドレ
ス及び/又は処理要求者を閲覧状況情報として蓄積する
機能を有するものであれば足りる。
【0031】なお、図5のステップ508〜510は、端末装
置3からの共通情報の編集・削除要求に応じて、端末装
置3から送られる共通情報を端末装置3の識別アドレス
及び/又は処理要求者の情報と共にホスト計算機12に記
憶し、又はホスト計算機12に記憶された共通情報を削除
する処理を示す。
【0032】図5におけるホスト計算機12の共通情報
を、集合住宅1の掲示板として利用することが可能であ
る。また図6は各住戸2から投稿が可能な意見交換型掲
示板をホスト計算機12に設けた実施例を示し、図7は共
通情報に対し各住戸2の回答が可能なアンケート型掲示
板をホスト計算機12に設けた実施例を示す。
【0033】図6の意見交換型掲示板では、ステップ60
1〜602で処理要求データを検出して投稿要求か閲覧要求
かを判断し、投稿である場合は居住者一覧データ付き投
稿情報入力画面(図4参照)を端末装置3へ送出し(ス
テップ610〜612)、返送された投稿情報を処理要求者の
情報と共に掲示板情報として記憶する(ステップ613〜6
14)。閲覧の場合は、掲示板情報として記憶した各住戸
からの投稿を端末装置3へ送出する(ステップ620〜62
2)。図6のステップ623〜628は、投稿情報の削除処理
を示す。
【0034】また図7のアンケート型掲示板では、ステ
ップ701〜706でアンケート情報を端末装置3へ送出する
と共に処理要求者を特定し、ステップ707で処理要求者
が管理人であるか否かを判断する。処理要求者が管理人
以外の場合はアンケートの回答を処理要求者の情報と共
に記憶し(ステップ710〜711)、処理要求者が管理人で
ある場合はアンケート項目の編集又は削除を許容する
(ステップ720〜722)。本発明によれば、図6及び図7
の掲示板システムにおいても投稿者又はアンケート回答
者の住戸や氏名を特定できるので、他人になりすました
投稿や回答を防止できる。
【0035】図8は、ホスト計算機12に各住戸2毎及び
/又は各居住者毎の個別情報記憶用の私書箱を設け、端
末装置3からの閲覧要求データに応じて当該端末装置3
及び/又は処理要求者に対応する私書箱に記憶された個
別情報を当該端末装置3へ返送する個別情報送出手段を
設けた実施例を示す。同図の個別情報送出手段は、ステ
ップ801〜802で個別情報を発信するのか閲覧するのかを
判断し、発信する場合は発信元一覧データと発信先一覧
データが付された発信情報入力画面を端末装置3へ送出
する(ステップ810〜814)。発信元一覧データは図2の
場合と同様に作成できる(ステップ810〜812)。発信先
一覧データは、例えば居住者名簿13に私書箱ありと登録
された居住者を抽出して作成する。端末装置3では、発
信元一覧データから発信者を選択し且つ発信先一覧デー
タから発信先を選択して、発信情報をホスト計算機12へ
返送する。個別情報送出手段は、選択された発信先の私
書箱へ、返送された発信情報と発信元の情報を個別情報
として記録する(ステップ814〜816)。
【0036】個別情報を閲覧する場合は、個別情報送出
手段が端末装置3からの閲覧要求データに応じて当該端
末装置及び/又は処理要求者に対応する私書箱に記憶さ
れた個別情報を当該端末装置3へ返送する(ステップ82
0〜824)。ステップ825〜829は、個別情報に対する返信
処理を示す。本発明では、個別情報の発信元の住戸や氏
名が特定できるので、他人になりすました発信を防止で
きる。
【0037】図9は、集合住宅の施設の予約をホスト計
算機12に記録する処理を示す。同図の処理では、ホスト
計算機12から送出される予約可能施設一覧データから選
択するだけで、施設の予約が簡単に登録できる(ステッ
プ910〜912)。また、住戸又は居住者毎に登録された予
約済施設一覧データを用いて、施設の予約を解除するこ
とができる(ステップ920〜923)。
【0038】
【表3】
【0039】以上、処理要求者の識別を要する処理を示
したが、住戸又は端末の識別のみで足りる場合は、居住
者一覧データの送出と選択のステップを省略できる。図
10は、例えば表1の端末配置表に住戸又は端末別にキ
ッズルームのカメラ画像へのアクセス権を登録し、住戸
又は端末毎にカメラ画像の送出を管理する一例を示す。
また図11は、例えば表3に示すように住戸毎に宅配便
の着荷種類、支払方法等を管理し、住戸2の何れかの端
末装置3から宅配情報の処理要求がある場合に、宅配情
報(着荷種類、支払方法など)を当該端末装置3へ返送
する一例を示す。
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る集合住宅用ネットワークシステムは、集合住宅の各住
戸の識別アドレス付き端末装置の各々とホスト計算機と
を識別アドレス付きデータの通信路で接続し、ホスト計
算機に識別アドレス別に居住者名簿を記憶し、端末装置
からホスト計算機への処理要求データに応じて当該端末
装置が設けられた住戸の居住者一覧データを居住者名簿
に基づき作成して端末装置へ送出し、端末装置から返送
される選択データにより処理要求者を特定するので、以
下の顕著な効果を奏する。 (イ)集合住宅において他人になりすました端末装置の
不正使用を防止し、ホスト計算機への処理要求者を正確
に特定できる。 (ロ)居住者一覧データからの選択により処理要求者が
特定できるので、従来のIDの入力に比し、処理要求者が
簡単に特定できる。 (ハ)ホスト計算機に登録した情報ヘのアクセス時に端
末装置の住戸又は利用者の情報を閲覧状況として記憶し
ておけば、管理組合等が周知事項を居住者全員に連絡で
きたか否かの確認に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の説明図である。
【図2】は、本発明による処理の流れ図の一例である。
【図3】は、居住者一覧データの一例を示す図である。
【図4】は、居住者一覧データの他の例を示す図であ
る。
【図5】は、共通情報閲覧処理の流れ図の一例である。
【図6】は、意見交換型掲示板システムの処理流れ図の
一例である。
【図7】は、アンケート型掲示板システムの処理流れ図
の一例である。
【図8】は、個別情報処理の流れ図の一例である。
【図9】は、施設予約処理の流れ図の一例である。
【図10】は、キッズルームカメラ処理の流れ図の一例
である。
【図11】は、宅配情報処理の流れ図の一例である。
【図12】は、従来のインタネット利用の集合住宅用ネ
ットワークシステムの説明図である。
【符号の説明】
1…集合住宅 2…住戸 3…端末装置 4…接続コンセント 5…ハブ 6…データ変換装置 7…テレビ受像機 8…入力装置 9…スイッチングハブ 10…通信路 11…スイッチングルータ 12…ホスト計算機 13…居住者名簿 14…一覧送出手段 15…利用者特定手段 20…管理人室 21…パソコン 22…ネットワーク管理装置 23…キッズルーム 24…カメラ 25…リモートアクセスルータ 26…ルータ 31…電源ボタン 32…アナログコントロール 33…確定ボタン 34…住戸データ 35…居住者一覧データ 36…居住者選択データ 37…処理選択メニュー 38…メッセージデータ 40…ブラウザ機器 41…ハブ 42…スイッチングハブ 43…ルータ 44…プロバイダ 45…インターネット網 46…Webサーバー 47…管理会社 48…コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 武井 和浩 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 5B085 AE03 AE04 AE06 BG07 5K033 AA08 BA08 CB01 DA01 DA06 DA15 DB12 DB17 EC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の各住戸に設けた識別アドレス付
    き端末装置の各々とホスト計算機との間で前記識別アド
    レス付きデータを伝送する通信路、前記ホスト計算機に
    前記識別アドレスにより住戸別に記憶した居住者名簿、
    前記端末装置からホスト計算機への要識別処理の要求デ
    ータに応じて当該端末装置が設けられた住戸の居住者一
    覧データを前記居住者名簿に基づき作成して当該端末装
    置へ送出する一覧送出手段、及び前記一覧データから選
    択され返送される選択データにより前記処理の要求者を
    特定する処理要求者特定手段を備えてなる集合住宅用ネ
    ットワークシステム。
  2. 【請求項2】請求項1のシステムにおいて、前記居住者
    名簿に前記各住戸の居住者毎のパスワードを記録し、前
    記一覧送出手段により前記居住者一覧データと共にパス
    ワード催促データを送出し、前記特定手段により前記選
    択データと前記催促データに対する返送パスワードとに
    より処理要求者を特定してなる集合住宅用ネットワーク
    システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のシステムにおいて、前記
    居住者名簿に各住戸の居住者毎の情報アクセス権を割り
    当て、居住者毎に前記アクセス権に基づく前記ホスト計
    算機の情報へのアクセスを許容してなる集合住宅用ネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかのシステムにおい
    て、前記ホスト計算機に全住戸へ周知すべき共通情報を
    記憶し、前記端末装置からの閲覧要求データに応じて前
    記共通情報を当該端末装置へ返送すると共に当該端末装
    置の識別アドレス及び/又は処理要求者を閲覧状況情報
    として蓄積する共通情報送出手段、及び前記端末装置か
    らの閲覧状況要求データに応じて前記閲覧状況情報を当
    該端末装置へ返送する閲覧状況送出手段を設けてなる集
    合住宅用ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】請求項1から3の何れかのシステムにおい
    て、前記ホスト計算機に各住戸毎及び/又は各居住者毎
    の個別情報記憶用の私書箱を設け、前記端末装置からの
    閲覧要求データに応じて当該端末装置及び/又は処理要
    求者に対応する前記私書箱に記憶された個別情報を当該
    端末装置へ返送する個別情報送出手段を設けてなる集合
    住宅用ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】請求項4又は5のシステムにおいて、前記
    端末装置からホスト計算機への記録要求データに応じて
    当該要求データと共に伝送される記録データを当該端末
    装置の識別アドレス及び/又は処理要求者情報と共に前
    記共通情報又は前記私書箱の個別情報として記憶する情
    報作成手段を設けてなる集合住宅用ネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1から6の何れかのシステムにおい
    て、前記通信路を前記各住戸と前記ホスト計算機とを伝
    送経路管理装置経由で接続した構内情報通信網(LAN)
    とし、前記伝送経路管理装置により前記各住戸相互間で
    の直接データ伝送を遮断してなる集合住宅用ネットワー
    クシステム。
  8. 【請求項8】請求項7のシステムにおいて、前記端末装
    置に、前記識別アドレス付きデータとテレビ画像データ
    とを相互に変換するデータ変換装置と、テレビ受像機を
    介して前記データ変換装置へデータを入力する入力装置
    とを設けてなる集合住宅用ネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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