JP2001186132A - Atmセルを用いる有意データの構造化方法、atm装置、加入者システム、及び通信システム - Google Patents

Atmセルを用いる有意データの構造化方法、atm装置、加入者システム、及び通信システム

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JP2001186132A
JP2001186132A JP37028999A JP37028999A JP2001186132A JP 2001186132 A JP2001186132 A JP 2001186132A JP 37028999 A JP37028999 A JP 37028999A JP 37028999 A JP37028999 A JP 37028999A JP 2001186132 A JP2001186132 A JP 2001186132A
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JP37028999A
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Yasunaka Kanemitsu
康中 金光
Kimitoshi Takeuchi
公敏 竹内
Haruyasu Ono
晴康 大野
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非ATM網による通信チャネルとATM網のVP/VCに
よる仮想通信チャネルとの間の中継を行う際に、通信チ
ャネル上のフレーム、タイムスロット構造を復元可能と
しつつ、ATM網の帯域の有効利用を図る。 【解決手段】64Kbit/sの1つのBチャネルを中継の対
象とする場合に、有意データが8Kbit/sの帯域である場
合には、ISDNのレイヤ1フレームに含まれる各々8ビッ
トを伝送する当該Bチャネルのタイムスロット(TS0、T
S1)から、有意データを表す1ビットを抽出し、各タ
イムスロットから抽出した1ビットをタイムスロット
順、フレーム順に連結してユーザ領域情報を作成する。
そして、ユーザ領域情報を、順に、送信する各ATMセル
のペイロードの、シーケンス番号1オクテットと8ATM
セル毎のポインタ1オクテットを除いた、残りの47ま
たは46オクテットに格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchronou
s Transfer Mode)網の帯域を有効利用する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ISDN回線などの非ATM網による通信チャ
ネルとATM網のVP(Virtual Path)/VC(Virtual Chane
l)による仮想通信チャネルとの間の中継を行う装置と
して、ATM CLADなどのATM多重化装置などが知られてい
る。
【0003】このような装置では、ATM網に中継する通
信チャネルの伝送容量分の帯域を持つVP/VCによる仮想
通信チャネルを確保し、非ATM網による通信チャネル上
で送受するデータと、確保したVP/VCによる仮想通信チ
ャネル上のATMセルで送受するデータとの中継を行う。
【0004】さて、たとえば、非ATM網による通信チャ
ネルが1つのBチャネルによる64kbit/sのISDN回線で
ある場合、このBチャネル上でデータは、2つのタイム
スロットを有するフレーム単位に送受される。そこで、
このようなフレーム、タイムスロットの構造を復元可能
なように、ATM網においてデータを転送する技術として
構造化データフォーマットが、AAL(ATM Adaptation La
yer)1(TTC標準 I.363.1)に規定されている。
【0005】この構造化データフォーマットによれば、
64Kbit/sを単位として、フレーム、タイムスロットの
構造を復元可能なように、ATM網においてデータを転送
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、非ATM網に
よる通信チャネルが1つのBチャネルによる64kbit/s
のISDN回線である場合、この64Kbit/sの伝送容量の一
部しか、ユーザにとって有意なデータの伝送に使用され
ない場合がある。すなわち、たとえば、フレームタイム
スロットのnビットのうち、mビット(n>m)のみを使用
して有意データが伝送され、残りのn−mビットは無意な
スタッフビットとして伝送される場合がある。
【0007】そして、このような場合に、前記64Kbit
/sを単位とする構造化データフォーマットを用いると、
無意なスタッフビットまでも伝送してしまうため、ATM
網の帯域の利用効率を劣化させることがある。そして、
このことより、複数の非ATM網による通信チャネルを収
容するATM多重化装置においては、一度にATM網に中継で
きる通信チャネル数の減少を招く。
【0008】そこで、本発明は、非ATM網による通信チ
ャネルとATM網のVP/VCによる仮想通信チャネルとの間の
中継を行う際に、フレーム、タイムスロットの構造を復
元可能なようにデータをATM網を用いて伝送しつつ、ATM
網の帯域の有効利用を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、たとえば、各フレームの各タイムスロットで
伝送されるnビットから、有意データを表すm(n>m)ビ
ットを抽出するステップと、各タイムスロットについて
抽出したmビットを連結してユーザ領域情報とするステ
ップと、ユーザ領域情報を、ATMセルのペイロードに、
各フレーム境界およびタイムスロット境界を識別可能に
構造化するステップと、を有することを特徴とするATM
セルを用いる有意データの構造化方法を提供する。
【0010】このような構造化方法によれば、有意なデ
ータのみを、フレーム、タイムスロットの構造を復元可
能なように、ATM網において伝送することが可能となる
ため、前記通信チャネル上で有意データが送受される帯
域が、当該通信チャネルの帯域未満である場合には、フ
レーム、タイムスロットの構造を復元可能としつつ、従
来に比べ、ATM網の帯域の有効利用を図ることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0012】図1に、本実施形態に係る通信システムの
構成を示す。
【0013】図示するように、本通信システムは、1ま
たは複数の端末10を収容するATM多重化装置20を、ATM網
30に接続した構成を有している。
【0014】ここで、ATM網30とATM多重化装置20との間
のインタフェースはATM網に従ったユーザ網インタフェ
ースである。一方、端末10とATM多重化装置20との間の
インタフェースは、ISDNのユーザ網インタフェースや、
TCP/IPインタフェースなどの任意のインタフェースであ
ってよい。
【0015】以下では、一例として、端末10とATM多重
化装置20との間のインタフェースが、ISDNのユーザ網イ
ンタフェースである場合を取り上げ本実施形態を説明す
る。
【0016】次に、図2にATM多重化装置20の構成を示
す。
【0017】図示するように、ATM多重化装置20は、複
数の端末インタフェース210と、ATMインタフェース220
と、主制御部230と、帯域決定テーブル231と、ATMバス2
40を有している。また、各端末インタフェース210はセ
ル処理部211と、ISDN回線制御部212と、ISDN回線インタ
フェース部213を有している。
【0018】以下、このようなATM多重化装置20の動作
について、図1のATM多重化装置Aに接続した端末AからA
TM多重化装置Bに接続した端末Bに発呼した場合を例に取
り説明する。
【0019】この場合の通信シーケンスを図3に示す。
【0020】なお、図3中の各メッセージの内、端末10
とATM多重化装置20間のメッセージはISDNのユーザ網イ
ンタフェースに従ったシグナリング手順を構成する呼制
御メッセージであり、ATM網30とATM多重化装置20間のメ
ッセージはATM網30のユーザ網インタフェースに従ったS
VCシグナリング手順を構成する呼制御メッセージであ
る。
【0021】図示するように、この場合、まず、端末A
はISDNのユーザ網インタフェースを介して、端末Bへの
呼を要求する呼設定メッセージ(SETUP)を、ATM多重化
装置Aに送信する。
【0022】これを受けた、ATM多重化装置Aの端末イン
タフェース210のISDN回線インタフェース部213は、この
呼設定メッセージをISDN回線制御部212に渡す。これを
受けたISDN回線制御部212は、ISDN回線インタフェース
部213を介して端末Aに、呼設定受付メッセージ(CALLPR
OC)を送信する。また、ISDN回線制御部212は、呼設定
メッセージを主制御部230に渡す。
【0023】ATM多重化装置Aの主制御部230は受け取っ
た呼設定メッセージを解析して、呼設定メッセージ内の
情報であるユーザ速度や情報転送能力よりATM網30に要
求する帯域(ピークセルレート)を定める。また、呼設
定メッセージ内のアドレス情報より、端末Bを収容するA
TM多重化装置Bを決定し、ATM多重化装置Bとの、決定し
た帯域によるVC/VPを要求する呼設定メッセージ(SETU
P)を格納したATMセルを作成し、ATMバス240およびATM
インタフェース220を介して、ATM網30に送信する。この
際、呼設定メッセージには、端末Bを示すアドレス情報
の他、情報転送能力やユーザ速度などの端末より受け取
った呼設定メッセージ内の情報を含める。
【0024】これを受けた、ATM網30は、要求された帯
域によるVP/VCを設定可能であれば呼設定受付メッセー
ジ(CALLPROC)をATM多重化装置Aに送信すると共に、設
定するVP/VCのATM端末装置B側VCI/VPIを含めた呼設定メ
ッセージをATM端末装置Bに送る。
【0025】ATM端末装置Bにおいて、ATMインタフェー
ス220で受け取られた呼設定メッセージはATMバス240を
介して、主制御部230に送られる。これを受け取った主
制御部230は、ATM網30よりの呼設定メッセージが要求す
る帯域と、この呼設定メッセージに含まれる端末Aが送
信した呼設定メッセージ内の情報転送能力やユーザ速度
との整合性確認を行い、整合性がとれたならば、ATMバ
ス240、ATMインタフェース220を介して、ATM網30に呼設
定受付メッセージ(CALLPROC)を返すと共に、呼設定メ
ッセージの内容を解析し、端末Bに関するものであるこ
とを検出し、端末Bを収容している端末インタフェース2
10のISDN回線制御部212に、呼設定メッセージを伝え
る。
【0026】ATM端末装置Bにおいて、これを受けたISDN
回線制御部212は、ISDNインタフェース213を介して、端
末Bに呼設定メッセージ(SETUP)を送信する。そして、
端末BからISDNインタフェース213を介して、呼設定受付
メッセージ(CALLPROC)を受けた後、呼出中メッセージ
(ALERT)を受けたならば、これを主制御部230に伝え
る。また、その後、端末BからISDNインタフェース213を
介して、呼接続メッセージ(CONNECT)を受け取ったな
らば、ISDNインタフェース213を介して、端末Bに呼接続
受付メッセージ(CONNECT ACK)を送信すると共に、呼
接続メッセージ(CONNECT)を主制御部230に伝える。
【0027】ATM端末装置Bにおいて、主制御部230は、I
SDN回線制御部212から、呼設定受付メッセージ(CALLPR
OC)を受けた後、呼出中メッセージ(ALERT)を受けた
ならば、ATMバス240およびATMインタフェース220を介し
て、ATM網30に、呼出中メッセージ(ALERT)を格納した
ATMセルを送信する。また、その後、ISDN回線制御部212
から、呼接続メッセージ(CONNECT)を受け取ったなら
ば、ATMバス240およびATMインタフェース220を介して、
ATM網30に、呼接続メッセージ(CONNECT)を格納したAT
Mセルを送信する。
【0028】ATM網30は、ATM多重化装置Bから、呼設定
受付メッセージ(CALLPROC)を受けた後、呼出中メッセ
ージ(ALERT)を受けたならば、ATM多重化装置Aに、呼
出中メッセージ(ALERT)を格納したATMセルを送信す
る。また、その後、ATM多重化装置Bから、呼接続メッセ
ージ(CONNECT)を受け取ったならば、ATM多重化装置A
に、設定するVP/VCのATM端末装置A側VPI/VCIを含めた呼
接続メッセージ(CONNECT)を格納したATMセルを送信す
る。
【0029】ATM多重化装置Aにおいて、ATM網30から、
受け取った呼設定受付メッセージ、呼出中メッセージ、
および、呼接続メッセージは、ATMインタフェース220か
らATMバス240を介して主制御部230に送られる。
【0030】ATM多重化装置Aにおいて、呼出中メッセー
ジを受けた主制御部230は、端末Aを収容している端末イ
ンタフェース210のISDN回線制御部212に、呼出中メッセ
ージを伝える。
【0031】ATM多重化装置Aにおいて、これを受けたIS
DN回線制御部212は、ISDNインタフェース213を介して、
端末Aに呼出中メッセージ(ALERT)を送信する。
【0032】また、ATM多重化装置Aにおいて、呼接続メ
ッセージを受けた、主制御部230は、端末Aを収容してい
る端末インタフェース210のISDN回線制御部212に、呼接
続メッセージを伝え、これを受けたISDN回線制御部212
は、ISDNインタフェース213を介して、端末Aに呼接続メ
ッセージを送信する。
【0033】以上の手順で、端末AとATM多重化装置A間
のISDNのBチャネルによる通信チャネル、端末BとATM多
重化装置B間のISDNのBチャネル、ATM多重化装置AとATM
多重化装置B間のVP/VCによる通信チャネルが確立され
る。
【0034】そこで、端末Aと端末B間の通信が可能とな
るように、ATM多重化装置Aの端末インタフェース210の
セル処理部211は、ISDN回線インタフェース213を介し
て、端末Aから受け取ったデータを、呼接続メッセージ
で通知されたATM端末装置A側VCI/VPIをヘッダとして付
与したATMセルのペイロードに格納するセル化を行い、A
TMバス240およびATMインタフェース220を介してATM網30
に送信する。また、逆に、ATMインタフェース220および
ATMバス240を介して、受信した呼接続メッセージで通知
されたATM端末装置A側VPI/VCIがヘッダとして付与され
たATMセルから、データを抽出するデセル化を行い、ISD
N回線インタフェース213を介して、端末Aに送信する。
また、同様に、ATM多重化装置Bの端末インタフェース21
0のセル処理部211は、ISDN回線インタフェース213を介
して、端末Bから受け取ったデータを、呼設定メッセー
ジで通知されたATM端末装置B側VCI/VPIをヘッダとして
付与したATMセルのペイロードに格納するセル化を行
い、ATMバス240およびATMインタフェース220を介してAT
M網30に送信する。また、逆に、ATMインタフェース22
0、ATMバス240を介して、受信した呼設定メッセージで
通知されたATM端末装置B側VPI/VCIがヘッダとして付与
されたATMセルから、データを抽出するデセル化を行
い、ISDN回線インタフェース213を介して、端末Bに送信
する。
【0035】ATM網30は、ATM端末装置A側VCI/VPIが付与
されたATMセルをATM端末装置Aに、ATM端末装置B側VCI/V
PIが付与されたATMセルをATM端末装置Bに中継する。た
だし、ATM端末装置A側VCI/VPI、ATM端末装置B側VCI/VPI
共、送信側と受信側でVCI/VPIの値は異なってよい。
【0036】以上の動作によって、端末AとATM多重化装
置A間のISDNのBチャネルによる通信チャネル、ATM多重
化装置AとATM多重化装置B間のVP/VCによる通信チャネ
ル、端末BとATM多重化装置B間のISDNのBチャネルによる
通信チャネルが接続され、これによって全体として端末
Aと端末B間に確立する通信チャネルで、両端末は相互に
通信を行うことができるようになる。
【0037】さて、このようにして確立された端末間の
通信チャネルを用いて所望の通信が終了したならば、端
末Aまたは端末Bは、呼の切断メッセージ(DISC)を送信
することにより呼を切断する。
【0038】端末Aから呼を切断する場合には、まず端
末AはATM多重化装置Aに切断メッセージを送信する。以
降、順次、先の呼設定メッセージと同様に、切断メッセ
ージを解放メッセージとして、ATM網、ATM多重化装置
B、端末Bと送信していく。また、切断メッセージを受け
取ったATM多重化装置Aは、自身が受信した切断メッセー
ジの送信元に解放メッセージ(RELEASE)を返し、解放
メッセージを受けた端末A、ATM多重化装置A、ATM網、AT
M多重化装置Bは、自身が受信した解放メッセージの送信
元に、解放完了メッセージ(REL COMP)を返す。
【0039】これで、端末AとATM多重化装置A間のISDN
のBチャネルによる通信チャネル、ATM多重化装置AとATM
多重化装置B間のVP/VCによる通信チャネル、端末BとATM
多重化装置B間のISDNのBチャネルによる通信チャネルは
切断され、これらの通信チャネルに使用されていたATM
網、ISDNのユーザ網インタフェース上の資源は解放され
る。したがって、これら資源を、他の通信に利用するこ
とができるようになる。
【0040】以下、以上の動作において主制御部230が
行った、端末10より端末インタフェース210を介して受
け取った呼設定メッセージを解析して、ATM網30に要求
する帯域を決定する動作の詳細について説明する。
【0041】主制御部230は、基本的には、呼設定メッ
セージで、端末10から要求された通信チャネルの帯域に
ATMセルヘッダ分の帯域などを加算して定めた帯域をATM
網30に要求する帯域として決定する。
【0042】ただし、以下に述べるように、ユーザ速度
と情報転送能力が所定の条件を満たした場合には、ユー
ザ速度に応じた帯域を、ATM網30に要求する帯域として
決定する。
【0043】さて、図4は、呼設定メッセージに含まれ
る情報要素の一つである低位レイヤ整合性の内容を示し
たものである。図示するように、この情報要素には、ユ
ーザ速度として、端末10の送受信レートを特定できる情
報が記述されている。
【0044】そこで、帯域決定テーブル231に、図5に
示すように、各ユーザ速度と、各ユーザ速度に対して決
定する帯域の対応を予め記述しておく。主制御部230
は、受け取った呼設定メッセージ内の伝達能力情報要素
内の情報転送能力が非制限デジタルである場合には、受
け取った呼設定メッセージの低位レイヤ整合性のユーザ
速度に対応する帯域を、帯域決定テーブル231を参照し
て求め、これにATMセルヘッダ分の帯域などを加算した
帯域をATM網30に対して要求するVP/VCの帯域とする。図
示するように、本実施形態では、情報転送能力が非制限
デジタルである場合には、8Kbit/s、16Kbit/s、32
Kbit/s、64Kbit/sのいずれかを、ユーザ速度に応じて
選択し、これにATMセルヘッダ分の帯域などを加算した
帯域をATM網30に対して要求するVP/VCの帯域としてい
る。
【0045】ここで、主制御部240が行う前述した整合
性の確認とは、ATM網30よりの呼設定メッセージが要求
する帯域と、この呼設定メッセージに含まれる端末が送
信した呼設定メッセージ内の情報転送能力とユーザ速度
より以上のように定める帯域との整合性の確認である。
【0046】なお、このように帯域の決定に用いる呼設
定メッセージ中の情報としては、低位レイヤ整合性のユ
ーザ速度に限らず、端末10の送受信レートを特定できる
情報であれば任意の情報を用いてよい。
【0047】次に、端末インタフェース210のセル処理
部211が行うATMセル化、デセル化の詳細について説明す
る。
【0048】図6に、セル処理部211の構成を示す。
【0049】図示するように、セル処理部211はセル化
を行う構成として、タイムスロット抽出部601と、サブ
レート抽出部602と、セル化部603を有している。また、
デセル化を行う構成として、デセル化部604と、サブレ
ート分配部605と、タイムスロット分配部606を有してい
る。
【0050】いま、呼設定メッセージで端末10より要求
された通信チャネルが1Bチャネルによるものである場
合を例に取り、セル処理部211の動作を説明する。
【0051】この場合、端末10とATM多重化装置20間の
送受信は、64Kbit/sのレートで行われる。したがっ
て、ユーザ速度として、図5に示す8Kbit/s、16Kbit
/s、32Kbit/sのユーザ速度が呼接続メッセージとして
指定された呼では、実際に有意なデータの送受信に使わ
れるのは、64Kbit/sのうちの一部(8Kbit/s、16Kb
it/s、32Kbit/s)であり、残りは使用されていない。
【0052】このようすを、図7に示す。
【0053】図7(a)は、ISDNのユーザ網インタフェ
ース上のレイヤ1フレーム中の一つのBチャネルのビッ
ト位置を示したものであり、図中の各タイムスロット0
(TS0)、タイムスロット1(TS1)で、各々1オクテ
ット(8ビット)が送受される。したがって、各Bチャ
ネルにつき1フレームあたり2オクテット(16ビッ
ト)の情報が送受され、2オクテットのビット全てに有
意な情報をセットした場合に、有意な情報のレートは6
4Kbit/sとなる。
【0054】次に、図7(b)〜(d)は、それぞれ8
Kbit/s、16Kbit/s、32Kbit/sのユーザ速度が呼接続
メッセージとして指定された呼での有意な情報が送られ
るビット位置を示したものである。
【0055】図示するように、8Kbit/s、16Kbit/s、
32Kbit/sのユーザ速度が呼接続メッセージとして指定
された呼では、各タイムスロット(8ビット)のうちの
一部のビットのみに有意な情報を設定し、残りのビット
は空きとしてダミービットを設定して、1Bチャネル6
4Kbit/sのうちの、一部のレートのみを使用している。
具体的には8Kbit/sの場合は各タイムスロットのbit7
のみを、16Kbit/sの場合は各タイムスロットのbit
7、6のみを、32Kbit/sの場合は各タイムスロットの
bit7、6、5、4のみを有意な情報の送受信に使用し
ている。
【0056】そこで、本実施形態では、各ATM多重化装
置20は、端末10との間のBチャネルで送受される情報の
うちの有意な情報部分のみを、ATM多重化装置20間でATM
網30を介して送受するようにすることにより、ATM網の
帯域を有効利用する。
【0057】すなわち、セル化においては、まず、タイ
ムスロット抽出部601は、対象としているBチャネルのタ
イムスロットのデータを各フレームから抽出する。次
に、サブレート抽出部602は、抽出されたタイムスロッ
トのデータ中、有意な情報が設定されているビットを抽
出する。ここでは、主制御部230がユーザ速度より決定
した帯域が8Kbit/sの場合は各タイムスロットのbit7
を、16Kbit/sの場合は各タイムスロットのbit7、6
を、32Kbit/sの場合は各タイムスロットのbit7、
6、5、4を、そして、図示は省略したが、64Kbit/s
の場合は、各タイムスロットのbit7、6、5、4、
3、2、1、0を抽出する。
【0058】次に、セル化部603で、サブレート抽出部6
02が抽出したビットを格納した、AAL1の構造化データ
転送プロトコルに整合する形式で構造化したペイロード
を作成し、これにATMヘッダを付してATMセルとする。
【0059】ここで、ペイロードの作成は次のように行
う。
【0060】まず、ユーザ領域情報を、図8(a)〜
(c)のように作成する。
【0061】すなわち、主制御部230がユーザ速度より
決定した帯域が8Kbit/sの場合は、各タイムスロットか
ら抽出した1ビットをタイムスロット順に並べた2ビッ
トを、フレーム順並べ、ユーザ領域情報とする。また、
主制御部230がユーザ速度より決定した帯域が16Kbit/
sの場合は、各タイムスロットから抽出した2ビットを
タイムスロット順に並べた4ビットを、フレーム順並
べ、ユーザ領域情報とする。主制御部230がユーザ速度
より決定した帯域が32Kbit/sの場合は、各タイムスロ
ットから抽出した4ビットをタイムスロット順に並べた
8ビットを、フレーム順並べ、ユーザ領域情報とする。
また、図示は省略したが、主制御部230がユーザ速度よ
り決定した帯域が64Kbit/sの場合は、従来同様、各タ
イムスロットから抽出した8ビットをタイムスロット順
に並べた16ビットを、フレーム順並べ、ユーザ領域情
報とする。
【0062】次に、各ATMセルのペイロード48オクテ
ットのうちの、AAL1の構造化データ転送プロトコルに
整合する形式として必要なシーケンス番号1オクテット
と8ATMセル毎のポインタ1オクテットを除いた、残り
の47または46オクテットに、ユーザ領域情報を順次
格納していく。8ATMセル毎のポインタには、ペイロー
ド中のタイムスロット0とタイムスロット1の位置関係
を示す情報を格納する。
【0063】次に、デセル化では、以上と逆の処理を行
い、1Bチャネル64kbit/sのストリームを復元し、端
末10に送信する。
【0064】すなわち、デセル化部604で、ユーザ領域
情報を抽出し、主制御部230がユーザ速度より決定した
帯域に応じて、ユーザ領域情報から、タイムスロット順
のビットまたはビット列を、フレーム順に抽出する。そ
して、サブレート分配部605で、抽出された各タイムス
ロット毎のビットまたはビット列にダミービットを付加
して、1オクテットのタイムスロット毎のデータとす
る。そして、最後に、タイムスロット分配部606は、ISD
N回線インタフェース213を介して、1オクテットとされ
た各フレームの各タイムスロット毎のデータを、ユーザ
領域情報中の位置がタイムスロット0のデータは対象と
するBチャネルのフレームのタイムスロット0のデータ
として、そして、ユーザ領域情報中の位置がタイムスロ
ット1のデータは対象とするBチャネルのフレームのタ
イムスロット1のデータとして、端末10に送信する。
【0065】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0066】ところで、以上の実施形態では、ATM多重
化装置20において、呼設定メッセージに含まれる情報よ
りVP/VCの帯域を決定したが、端末10があるレート
(8、16、32、64Kbit/sなど)での通信しか行わ
ないことが分かっている場合には、あらかじめATM多重
化装置20の帯域決定テーブルに、その端末10を収容する
端末インタフェース210とそのレートに対応する帯域
(8、16、32、64Kbit/s)の対応を固定的に設定
しておき、この対応に従って、その端末10の各呼に用い
るVP/VCの帯域を決定するようにしてもよい。
【0067】また、この場合には、着信側のATM多重化
装置20では、呼設定メッセージが示す帯域と端末の帯域
決定テーブルに設定された、着信端末10を収容する端末
インタフェース210に対応する帯域との整合性を、前記
整合性確認として行うようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、非ATM
網による通信チャネルとATM網のVP/VCによる仮想通信チ
ャネルとの間の中継を行う際に、フレーム、タイムスロ
ットの構造を復元可能なようにデータをATM網を用いて
伝送しつつ、ATM網の帯域の有効利用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るATM多重化装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る通信システムにおけ
る、通信シーケンスを示す図である。
【図4】低位レイヤ整合性情報を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る帯域決定テーブルの内
容を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るセル処理部の構成を示
すブロック図である。
【図7】中間速度におけるユーザ情報ビット位置を示す
図である。
【図8】本発明の実施形態に係る中間速度におけるユー
ザ情報を構造化したユーザ領域情報を示す図である。
【符号の説明】
10…端末 20…ATM多重化装置 30…ATM網 210…複数の端末インタフェース 211…セル処理部 212…ISDN回線制御部 213…ISDN回線インタフェース部 220…ATMインタフェース 230…主制御部 231…帯域決定テーブル 240…ATMバス 601…タイムスロット抽出部 602…サブレート抽出部 603…セル化部 604…デセル化部 605…サブレート分配部 606…タイムスロット分配部
フロントページの続き (72)発明者 大野 晴康 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA10 HB14 HC05 JA01 JA06 KA14 LC09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各フレームの各タイムスロットで伝送され
    るnビットから、有意データを表すm(n>m)ビットを抽
    出するステップと、 各タイムスロットについて抽出したmビットを連結して
    ユーザ領域情報とするステップと、 ユーザ領域情報を、ATM(Asynchronous Transfer Mod
    e)セルのペイロードに、各フレーム境界およびタイム
    スロット境界を識別可能に構造化するステップと、を有
    することを特徴とするATMセルを用いる有意データの構
    造化方法。
  2. 【請求項2】1または複数の端末を収容し、収容した端
    末との間の非ATM(Asynchronous Transfer Mode)網に
    よる通信チャネルとATM網のVP(Virtual Path)/VC(Vi
    rtualChanel)による仮想通信チャネルとの間のデータ
    の中継を行うATM装置であって、 各フレームの各タイムスロットで送受するnビット中のm
    (n>m)ビットで有意データを送受する前記通信チャネ
    ルを設定する通信チャネル設定手段と、 前記仮想通信チャネルを設定する仮想チャネル設定手段
    と、 設定した通信チャネルと設定した仮想通信チャネル間
    の、前記有意データの中継を行う中継手段とを有し、 前記中継手段は、 前記通信チャネルの各フレームの各タイムスロットで受
    信したnビットから、前記有意データを表すm(n>m)ビ
    ットを抽出し、各タイムスロットについて抽出したmビ
    ットを連結してユーザ領域情報とし、ユーザ領域情報
    を、ATMセルのペイロードに、各フレーム境界およびタ
    イムスロット境界を識別可能にペイロードに構造化した
    ATMセルを送信するセル化手段と、 前記仮想通信チャネルから受信したATMセルのペイロー
    ドから、当該ペイロードの構造より識別されるフレーム
    境界およびタイムスロット境界に応じて、有意データを
    表す前記mビットを抽出し、抽出した各mビットにn−mビ
    ットのスタッフビットを付加してnビットとし、各nビッ
    トを前記通信チャネルの各フレームの各タイムスロット
    に送信するデセル化手段と、を有することを特徴とする
    ATM装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のATM装置と、前記1または
    複数の端末とを有することを特徴とするATM網の加入者
    システム。
  4. 【請求項4】複数の請求項3記載の加入者システムと、
    前記ATM網を有することを特徴とする通信システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110474659A (zh) * 2019-09-25 2019-11-19 电子科技大学 一种天线异构认知无线网络的异步跳频序列设计方法

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