JP2001186121A - 通信装置、通信装置セット、認証方法および端末間ワイヤレス接続方法 - Google Patents

通信装置、通信装置セット、認証方法および端末間ワイヤレス接続方法

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JP2001186121A
JP2001186121A JP36970699A JP36970699A JP2001186121A JP 2001186121 A JP2001186121 A JP 2001186121A JP 36970699 A JP36970699 A JP 36970699A JP 36970699 A JP36970699 A JP 36970699A JP 2001186121 A JP2001186121 A JP 2001186121A
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communication
terminal device
terminal
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JP36970699A
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Masayuki Terao
正之 寺尾
Shuji Yamaguchi
修司 山口
Akira Sakai
晃 坂井
Takekatsu Takizawa
全克 滝澤
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NEC Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/14Details of telephonic subscriber devices including a card reading device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置どうしを手軽にワイヤレス接続でき
るようにする。 【解決手段】 通信装置3a〜3cのセットは規格化された
形状を有する。端末1a〜1cをワイヤレス接続する場合、
通信装置3b、3cを端末1aのスロット2aに挿入し、通信装
置3b、3cに記憶された通信アドレス及びセット固有の共
通鍵を端末1aに登録する。同様に端末1bに通信装置3a、
3cの、端末1cに通信装置3a、3bの、通信アドレス及びセ
ット固有の共通鍵を登録する。その後、端末1aに通信装
置3aを、端末1bに通信装置3bを、端末1cに通信装置3cを
それぞれ挿入し、送信先アドレス及び送信元アドレスに
送信先通信装置および送信元通信装置の通信アドレスを
使用し、送信データの暗号化及び復号に共通鍵を使用
し、端末1a〜1c間でデータを送受信する。通信装置3a〜
3cは端末からはみ出る部分が伝送速度に応じた色で色付
けされており、色を見れば通信装置セットの種類が判別
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端末装置に対して挿
抜自在な通信装置に関し、また通信装置と端末装置との
間の認証方法および通信装置を使って端末間をワイヤレ
ス接続する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】端末装置に対して挿抜自在な通信装置
は、従来より各種のものが提案されている。例えば特開
平8−149035号公報(以下、文献1と称す)で
は、情報端末とのインタフェース手段、アンテナ及び無
線送受信回路を備え、情報端末のPCMCIA(Per
sonal Computer Memory Car
dInternational Associatio
n)規格のスロットに挿入して使用するカード型無線通
信装置が提案されている。また同文献1には、カード型
無線通信装置に、GSM(Global System
for Mobile communicatio
n)システムの個々の加入者に交付される認証モジュー
ルを装着する部位を設け、認証モジュールを装着したカ
ード型無線通信装置を情報端末に挿入したときにユーザ
から暗証番号を入力させ、この入力された暗証番号と認
証モジュールに事前に設定された暗証番号とを照合する
ことにより、他人による悪用を防止する技術も示されて
いる。
【0003】PCMCIA規格のスロットなどに挿抜自
在な通信装置としては、他に、特開平8−321791
号公報(以下、文献2と称す)に記載されたデータ通信
用無線トランシーバーや、特開平11−154886号
公報(以下、文献3と称す)に記載された無線端末があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】端末装置に対して挿抜
自在な通信装置は、文献1〜3に示されるように従来よ
り各種のものが提案されているが、以下のような課題が
あった。
【0005】(1)一般に移動体通信サービスには、G
SMシステム、CDMA(CodeDivision
Multiple Access)システム、PDC
(Personal Degital Cellula
r)システム、PHS(Personal Handy
phone System)システムなど各種のものが
ある。このため、種々の無線インフラに対応するために
は、それぞれの移動体通信サービスに対応した通信装置
を用意し、通信装置を差し替えて使用する必要がある。
この場合に問題となるのは、現在使っている通信装置が
どの移動体通信サービスに対応するものであるかを、ユ
ーザが即座に認知できないことである。その理由は前記
各文献1〜3では、移動体通信サービスとして或る特定
のものを前提としているため、通信装置の種類をユーザ
に認知させる構成となっていないからである。
【0006】(2)文献1に記載のカード型無線通信装
置では、他人による悪用を防止するために暗証番号を利
用しているが、そのためにユーザは、カード型無線通信
装置を異なる端末装置に装着する都度、暗証番号を入力
する必要があり、利便性が阻害される。
【0007】(3)従来のこの種の通信装置は、移動体
通信サービスの使用を前提としている。このため、各個
人が所有するPDA(Parsonal Digita
l Assistant)、携帯電話、パーソナルコン
ピュータ(PC)などの各端末それぞれに通信装置を挿
入し、通信装置間で通信することによって複数の端末間
をワイヤレス接続した場合、通信の都度、移動体通信サ
ービスを利用しなければならない為に料金がかかり、ま
た高速な通信が困難である。端末装置間をローカルに接
続する技術に無線LANシステムがあるが、規模が大き
く且つ通信アドレスの設定に専門的な知識が必要になる
ため、一般家庭では手軽に利用できない。
【0008】本発明は以上のような事情に鑑みて提案さ
れたものであり、その目的は、現在どのような通信装置
を使用しているかをユーザが極めて容易に認知できるよ
うにすることにある。
【0009】本発明の別の目的は、他人による通信装置
の悪用を防止するために必要なユーザの作業量を削減す
ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、端末装置間を手軽に
ワイヤレス接続できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置および
通信装置セットは、端末装置のスロットに挿入されたと
きに端末装置から露出する部分が通信装置の種類に応じ
た色で色付けされている。これによって、どの移動体通
信サービス用の通信装置であるかが、スロットに挿入さ
れた状態でも外部から即座に認識することができる。移
動体通信サービスとしては、例えばPHSシステム、P
DCシステム、CDMAシステムが考えられるが、それ
らに限定されない。また、通信装置を購入すればインタ
ーネットのプロバイダーへの接続が行えるようにするた
めに、各通信装置は、特定のプロバイダーに接続するの
に必要な情報を記憶するメモリを備えるよう構成されて
いても良い。
【0012】本発明の認証方法では、通信装置とは別に
キーモジュールという部品を使う。キーモジュールは通
信装置と同じ形をしており、端末装置のスロットに挿抜
自在になっている。キーモジュールには、通信装置に記
憶されたIDと同じIDが記憶されており、通信装置を
使用する予定の1つ或いは複数の端末装置のスロットに
挿入して、IDをキーモジュールから端末装置側に登録
する。IDを一旦登録したら、キーモジュールは持ち歩
く必要はない。通信装置を端末装置のスロットに挿入し
て使用する際、端末装置と通信装置との間で、通信装置
に記憶されたIDと端末装置に登録されたIDとが一致
するか否かが調べられる。従来のようにユーザがパスワ
ードを一々入力する必要がなく、ユーザの作業量が軽減
される。また登録には必ずキーモジュールが必要である
ため、パスワード入力より安全性が高い。IDの一致の
み照合するのではなく、以下のように、より厳格に相互
認証するようにしても良い。
【0013】キーモジュールに、通信装置に記憶された
IDおよび認証コードと同じIDおよび認証コードを記
憶させておくと共に、通信装置に記憶された逆暗号関数
と対をなす暗号関数を記憶させておき、それらを端末装
置に登録し、通信装置がスロットに挿入されたとき、通
信装置と端末装置との間で上記の各種のデータを用いて
認証を行わせる。先ず、通信装置に記憶されたIDと端
末装置に登録されたIDとを照合する。次に、IDの照
合が成功したときに、乱数を発生し、該乱数に認証コー
ドを連結したものを暗号関数で暗号化したデータを端末
装置から通信装置に送り、通信装置側では逆暗号関数に
よって認証コードと乱数を復元し、該復元した認証コー
ドと記憶されている認証コードとを照合する。更に、認
証コードの照合が成功したときに、前記復元した乱数を
逆暗号関数で暗号化したデータを通信装置から端末装置
に送り、端末装置では暗号関数によって乱数を復元し、
該復元した乱数と自ら生成した前記乱数とを照合する。
このように乱数を導入することにより、認証時に転送デ
ータが一意になるのを防止でき、悪意のある第三者に対
して頑健な認証が実現できる。
【0014】端末装置と通信装置との間で認証が成立し
た後、通信装置がスロットから取り出されたとき、端末
装置を利用者からの入力を一切受け付けないロック状態
としても良い。こうすれば通信装置に鍵(キー)の機能
を持たせることができる。なお、ロック状態の端末装置
のスロットに通信装置が挿入されて端末装置と通信装置
との間で認証が成立したとき、端末装置のロック状態は
解除される。
【0015】本発明の通信装置および通信装置セット
は、また、端末装置間をワイヤレス接続する場合にも使
用できる。その場合、伝送速度に応じた色で色付けされ
ており、どの伝送速度のタイプであるかがスロットに挿
入された状態でも外部から即座に認識することができる
ようになっている。
【0016】本発明の端末間ワイヤレス接続用の通信装
置セットの一例は、各通信装置が自通信装置の通信アド
レス及び同セット中の他の通信装置の通信アドレスを記
憶するメモリを備えている。また、データ暗号化用に共
通鍵を使用する場合、その共通鍵もメモリに記憶され、
データ暗号化用に公開鍵、復号化用に秘密鍵を使用する
場合、各通信装置のメモリに自通信装置の秘密鍵と同セ
ット中の他の通信装置の公開鍵とが事前に記憶されてい
る。各通信装置に同セット中の他の通信装置の通信アド
レスが記憶されているため、或る端末装置のスロットに
その端末装置に割り当てた通信装置を挿入すれば、その
端末装置はその通信装置から通信アドレス情報を読み出
すだけで、自通信装置の通信アドレスおよび通信相手と
なる他の通信装置の通信アドレスを認識できる。この
為、通信アドレスを設定する作業からユーザは解放さ
れ、また暗号化したデータを送受信する際の鍵も事前に
設定されているため、鍵の設定をユーザ自身が行う必要
がなくなる。
【0017】本発明の端末間ワイヤレス接続用の通信装
置セットの他の例は、各通信装置が同セットの他の通信
装置の通信アドレスを記憶せず、自通信装置の通信アド
レスだけを記憶している。このため、通信装置を使って
複数の端末装置間をローカルにワイヤレス接続する場
合、まず、ワイヤレス接続する端末装置のそれぞれに通
信装置を割り当て、次に、各通信装置を割り当て先の端
末装置以外の端末装置のスロットに挿入し、その通信装
置のメモリに記憶された通信アドレスを挿入先の端末装
置の送信先一覧テーブルに登録する。そして、各通信装
置を割り当て先の端末装置のスロットに挿入し、以後、
送信先アドレス及び送信元アドレスに送信先通信装置お
よび送信元通信装置の通信アドレスを使用して、通信装
置が挿入された端末装置間でデータを送受信する。
【0018】勿論、各通信装置の前記メモリにセット固
有の共通鍵を記憶しておき、送信データの暗号化および
受信データの復号化に前記共通鍵を使用するようにして
も良い。また、セット固有の共通鍵を使うと異なるセッ
トの通信装置間では通信が行えない。それを可能にする
には、複数のスロットを有し且つスロット間のデータ中
継機能を有する中継装置を使用すれば良い。つまり、中
継装置の1つのスロットに第1セットの通信装置を挿入
し、他の1つのスロットに第2セットの通信装置を挿入
し、第1セットの他の通信装置が挿入された端末装置と
第2セットの他の通信装置が挿入された端末装置間を前
記中継装置を介して通信可能とする。
【0019】また、公開鍵、秘密鍵を使った暗号化方式
によるデータ送信も可能である。この場合は、各通信装
置のメモリに、自通信装置の通信アドレス、公開鍵およ
び秘密鍵を記憶しておき、各通信装置を割り当て先の端
末装置以外の端末装置のスロットに挿入し、その通信装
置に記憶された通信アドレスおよび公開鍵を挿入先の端
末装置の送信先一覧テーブルに登録する。そして、各通
信装置を割り当て先の端末装置のスロットに挿入し、送
信先アドレス及び送信元アドレスに送信先通信装置およ
び送信元通信装置の通信アドレスを使用し、送信データ
の暗号化に送信先通信装置の公開鍵を使用し、受信デー
タの復号化に秘密鍵を使用して、通信装置が挿入された
端末装置間でデータを送受信する。
【0020】上記の方法は、2つ或いは3つといった少
数の端末装置間をワイヤレス接続するのに好適である。
しかし、ワイヤレス接続する端末装置の数が増えると、
通信装置のスロットへの挿入回数が増え、ユーザの作業
量が増える。以下のような方法によれば、端末装置数が
増えてもユーザの作業量を少なく抑えることができる。
先ず、特定の端末装置のスロットに、他の端末装置に割
り当てられた通信装置を順番に挿入し、その通信装置に
記憶された通信アドレスを前記特定の端末装置の送信先
一覧テーブルに登録する。次に、各通信装置を割り当て
先の端末装置のスロットに挿入し、前記特定の端末装置
から他の端末装置に対して順番に、前記送信先一覧テー
ブルの内容を、今回の送信先通信装置の通信アドレス部
分を前記特定の端末装置に挿入された通信装置に記憶さ
れた通信アドレスに置き換えて送信し、受信側各端末装
置において受信した送信先一覧テーブルの内容を自装置
の送信先一覧テーブルに設定する。以後、送信先アドレ
ス及び送信元アドレスに送信先通信装置および送信元通
信装置の通信アドレスを使用して、通信装置が挿入され
た端末装置間でデータを送受信する。
【0021】勿論、各通信装置の前記メモリにセット固
有の共通鍵を記憶しておき、送信データの暗号化および
受信データの復号化に前記共通鍵を使用するようにして
も良い。また、セット固有の共通鍵を使うと異なるセッ
トの通信装置間では通信が行えないが、その場合には前
述した中継装置を利用すれば良い。また、公開鍵、秘密
鍵を使った暗号化方式によるデータ送信を行う場合は、
各通信装置の前記メモリに自通信装置の通信アドレス、
公開鍵および秘密鍵を記憶させておき、特定の端末装置
のスロットに、他の端末装置に割り当てられた通信装置
を順番に挿入し、その通信装置に記憶された通信アドレ
スおよび公開鍵を前記特定の端末装置の送信先一覧テー
ブルに登録する。次に、各通信装置を割り当て先の端末
装置のスロットに挿入し、前記特定の端末装置から他の
端末装置に対して順番に、前記送信先一覧テーブルの内
容を、今回の送信先通信装置の通信アドレスおよび公開
鍵の部分を前記特定の端末装置に挿入された通信装置に
記憶された通信アドレスおよび公開鍵に置き換えて送信
し、受信側端末装置において受信した送信先一覧テーブ
ルの内容を自装置の送信先一覧テーブルに設定する。以
後、送信先アドレス及び送信元アドレスに送信先通信装
置および送信元通信装置の通信アドレスを使用し、送信
データの暗号化に送信先通信装置の公開鍵を使用し、受
信データの復号化に秘密鍵を使用して、通信装置が挿入
された端末装置間でデータを送受信する。
【0022】また本発明の端末間ワイヤレス接続用の通
信装置は、端末装置のスロットに挿入されたときに端末
装置から一部はみ出る部分に通信装置固有の番号が付記
されており、その通信装置の通信アドレスは上位アドレ
ス部と下位アドレス部とから構成され、前記番号が下位
アドレス部に設定されている。これにより、ユーザは通
信アドレスの下位アドレス部の値と通信装置に付記され
た番号とを見比べることによって、どの通信装置がどの
通信アドレスに対応しているかを認識することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1を参照すると、本発明の一実施の形態
は、携帯端末装置1a、PDA1b、PC(パーソナル
コンピュータ)1cの3台の端末装置が、それぞれに設
けられたスロット2a、2b、2cに挿入された通信装
置3a、3b、3cによって相互にワイヤレス接続され
ている。通信装置3a〜3cのそれぞれは、規格化され
た同一の外形形状を有し、また内部構造も全て同じにな
っている。通信装置3a〜3cの構成例を図2に示す。
【0025】図2を参照すると、コネクタ31は、装置
筐体30の一端側に設けられており、通信装置がスロッ
ト内に挿入されたときに通信装置側に設けられたソケッ
トと物理的かつ電気的に結合する。アンテナ32は、コ
ネクタ31と反対側の端部に設けられており、通信装置
がスロットに装着された状態ではスロット外にはみ出
る。アンテナ32はスロットアンテナ等の小型アンテナ
で構成される。コネクタ31とアンテナ32との間に
は、インタフェイス33、制御部34、メモリ35およ
び無線部36が設けられる。インタフェイス33はコネ
クタ31と信号線L1で接続されると共に信号線L2で
制御部34に接続され、制御部34は信号線L3、L4
でメモリ35、無線部36に接続され、無線部36は信
号線L5でアンテナ32に接続される。また、コネクタ
31を通じて端末装置側から供給される電力が電源線3
7を介して各部に供給される構成となっている。
【0026】メモリ35は、ROM等の不揮発性メモリ
で構成され、少なくとも自通信装置の通信アドレスを記
憶している。メモリ35に記憶された通信アドレスは、
通信装置の起動時に制御部34で読み取られ、無線部3
6に対して自通信装置の通信アドレスとして設定され
る。また、メモリ35の記憶情報は、制御部34、イン
タフェイス33およびコネクタ31を介して端末装置か
ら読み取り可能になっている。
【0027】無線部36は、無線周波数信号を生成し、
伝送し、受信する機能を持つ。この無線部36は、例え
ばIEEE802.1として標準化されている無線LA
Nの規格に準拠した既存の無線LANシステムにおける
子機の無線部を流用して実現することができ、その場
合、通信方式も直接拡散方式、周波数ホッピング方式な
ど任意の方式を利用できる。また、bluetooth
システムで使われる無線部を流用することもできる。使
用する周波数帯は2.4GHz、4GHz等、種々のタ
イプがある。また、媒体アクセス制御機能を持たせるよ
うにしても良い。その場合、例えば、送信前にキャリア
をセンスし、キャリアを検出したら送信を行わず、ラン
ダム時間後に再送信を試みる分散制御型のCSMA/C
A(Carrier Sense Multiple
Access with Collision Avo
idance)が使用できる。
【0028】インタフェイス33は、コネクタ31と共
に所定の電気的ないし機械的規格に適合するアダプタを
構成する。規格としては、例えばPCMCIA規格を採
用することができるが、USB(Universal
Serial Bus)などの他の規格であっても良
い。
【0029】制御部34は、通信装置全体の制御を司る
部分であり、例えばMPU及び制御用プログラムを記憶
するROM等で構成される。制御部34は、無線部36
で受信された自通信装置宛のデータをインタフェイス3
3及びコネクタ31経由で端末装置に伝達する制御、端
末装置側からコネクタ31及びインタフェイス33経由
で伝達された送信データを無線部36に伝達して送信さ
せる制御といった送受信にかかる基本的な制御機能に加
え、各種の付加的な制御機能を有する。
【0030】携帯端末装置1aの構成例を図3に示す。
図3を参照すると、携帯端末装置1aは、装置筐体10
0内に、キーパッド101、LCD等の表示器102、
アナログからデジタル及びその逆変換を行うA/D変換
器103、これらと信号線L11〜L13で接続された
制御部104、A/D変換器103に信号線L14で接
続されたマイク/スピーカ105、制御部104に信号
線L15で接続されたメモリ106、制御部104に信
号線L16で接続されたインタフェイス107及び各部
に電力を供給する電源108を有し、またスロット2a
を備え、このスロット2a内に信号線L17でインタフ
ェイス107と接続されたソケット109が設けられて
いる。
【0031】ソケット109とインタフェイス107
は、図2に示す通信装置3a〜3c側のアダプタ(3
1、33)に電気的ないし機械的に適合するアダプタを
構成する。A/D変換器103は、マイクからのアナロ
グ音声信号をデジタル音声信号へ変換し、制御部104
からスピーカへ出力される音声信号をデジタル信号から
アナログ信号へ変換する。制御部104は、一般の携帯
電話が有する送受話制御機能に加えて、各種の付加的な
機能を有し、例えばMPU及び制御プログラムを記憶す
るROMで構成される。メモリ106は、例えばRAM
で構成され、各種のデータを記憶するために利用され
る。
【0032】PDA1bの構成例を図4に示す。図4を
参照すると、PDA1bは、装置筐体110内に、MP
U111とそのバス112に接続されたROM113、
RAM114、キーボードコントローラ115、表示コ
ントローラ116、タブレットコントローラ117およ
びインタフェイス118と、キーボードコントローラ1
15に信号線L31で接続されたキーボード119と、
表示コントローラ116に信号線L32で接続されたL
CD等の表示器120と、タブレットコントローラ11
7に信号線L33で接続されたタブレット121と、各
部に電力を供給する電源122とを有し、またスロット
2bを備え、このスロット2b内に信号線L34でイン
タフェイス118と接続されたソケット123が設けら
れている。
【0033】ソケット123とインタフェイス118
は、通信装置3aから3c側のアダプタ(31、33)
に電気的ないし機械的に適合するアダプタを構成する。
タブレット121は表示器120の表示面を覆うように
配置されており、表示器120及びそれらのコントロー
ラ116、117と共にペン入力機能付き表示装置を構
成する。MPU111は、PDA1b全体の制御を司る
制御部を構成し、ROM113はMPU111で実行す
る各種のプログラムを記憶する。RAM114は各種の
データを記憶するために利用される。
【0034】PC1cは、PDA1bと基本的に同じ構
成を有する。但し、ペン入力方式でないPCではタブレ
ット121およびタブレットコントローラ117は省略
される。また一般にマウス入力が可能であり、電源も通
常は商用電源が利用される。
【0035】次に、端末装置間をワイヤレス接続する実
施例について説明する。
【0036】
【実施例1】通信装置は複数本を1セットとしてユーザ
に販売される。含まれる通信装置の数の違いによって、
また伝送速度の違いによって、様々なセットが存在す
る。例えば或るセットは、伝送速度2Mbpsの2個の
通信装置から構成され、他のセットは伝送速度4Mbp
sの10個の通信装置から構成される。各セット中の通
信装置は、スロットに挿入されたときにスロット外には
み出る部分に伝送速度に応じた色が塗られており、色に
よって通信装置の伝送速度が認識できるようになってい
る。例えば、2Mbpsは黄色、4Mbpsはオレン
ジ、10Mbpsは赤、16Mbpsは青、32Mpb
sは緑である。なお、通信装置はスロット外にはみ出る
必要は必ずしもなく、露出していれば良い。また、各セ
ット中の通信装置には1から始まる連続番号が付記され
ている。価格は伝送速度が早くなれば高くなり、またセ
ットに含まれる通信装置の個数が増えるほど高くなる。
ユーザは、伝送速度と本数を決め、該当するセットを購
入する。通信装置の個数は、ワイヤレス接続したい端末
装置の総台数以上必要である。
【0037】図5に、ユーザが購入した1セット分の通
信装置の外観の概略を示す。この例のセットは3個組み
のセットであり、通信装置3aには「1」、通信装置3
bには「2」、通信装置3cには「3」がそれぞれ印刷
ないし刻字されている。伝送速度を示す色は、1〜3の
数字が色付け数字とされるか、または背景が着色され
る。後者の場合、端部全面を着色しても良く、一部を着
色しても良い。
【0038】本実施例の場合、同じセットの各通信装置
3a〜3bのメモリ35には、図5に付記するように、
自通信装置の通信アドレス、他通信装置の通信アドレ
ス、データ送信時に使う暗号化用の共通鍵が予め記憶さ
れている。通信アドレスは、複数ビットで構成される上
位アドレス部と、数ビットで構成される下位アドレス部
とから成り、上位アドレス部には当該セット固有のアド
レスが設定され、下位アドレス部にはその通信装置に付
記された連続番号の数値が設定されている。
【0039】図5に示した3個の通信装置3a〜3cを
使って、図1に示した3台の端末装置1a〜1cをワイ
ヤレス接続する場合、各端末装置1a〜1cにそれぞれ
1個の通信装置3a〜3cを割り当て、それぞれ登録作
業を行う。以下、端末装置1aに通信装置3aを、端末
装置1bに通信装置3bを、端末装置1cに通信装置3
cをそれぞれ割り当てたものとして、本実施例における
登録作業について説明する。
【0040】携帯端末装置1aのキーパッド101を操
作して、ワイヤレス接続用の通信装置の登録処理を起動
すると、制御部104は、図6に示す処理を開始する。
先ず、表示器102に「スロットに通信装置を挿入して
下さい」といったメッセージを表示する(S1)。これ
に応じてユーザがスロット2aに通信装置3aを挿入す
ると、携帯端末装置1aに内蔵の電源108からソケッ
ト109を通じて通信装置3aに電力が供給されて通信
装置3aが動作可能状態になる。次に、制御部104
は、インタフェイス107、ソケット109および通信
装置3aのコネクタ31、インタフェイス33および制
御部34を通じて、メモリ35に記憶された自通信装置
3aの通信アドレス、他通信装置3b、3cの通信アド
レスおよび共通鍵Kを読み込む(S2)。そして、自通
信装置情報テーブルを生成し(S3)、送信先一覧テー
ブルを生成し(S4)、送信先選択画面を生成し(S
5)、登録完了メッセージを表示器102に表示し(S
6)、処理を終了する。それぞれ生成された自通信装置
情報テーブル、送信先一覧テーブルおよび送信先選択画
面は、メモリ106に保存される。
【0041】ステップS3で生成される自通信装置情報
テーブルの内容例を図7(a)に示す。自通信装置情報
テーブル130は、通信装置番号、通信アドレス、鍵の
項目から構成される。通信アドレスには、自通信装置3
aの通信アドレスが設定され、通信装置番号には、自通
信装置3aの通信アドレスの下位アドレス部で示される
数値、つまり通信装置3aに付記された番号1が設定さ
れる。鍵には、共通鍵Kが設定される。
【0042】ステップS4で生成される送信先一覧テー
ブルの内容例を図7(b)に示す。送信先一覧テーブル
131は、他通信装置3b、3c毎のエントリで構成さ
れ、各エントリは通信装置番号、通信アドレス、鍵の項
目を含む。通信アドレスには、他通信装置3b、3cの
通信アドレスが設定される。通信装置番号には、他通信
装置3b、3cの通信アドレスの下位アドレス部で示さ
れる数値、つまり他通信装置3b、3cに付記された番
号2、3が設定される。鍵には、共通鍵Kが設定され
る。
【0043】ステップS5で生成される送信先選択画面
は、実際の送信時に送信先をユーザに選択させる際に使
用する画面であり、その内容例を図7(c)に示す。同
図に示されるように送信先選択画面は、送信先一覧テー
ブル131に設定された通信装置番号2、3をユーザに
提示し、その何れかを選択させる画面である。
【0044】図6に示したような登録作業を支援する機
能は、PDA1bおよびPC1cのMPU111によっ
ても提供されており、ユーザはPDA1bおよびPC1
cに対し通信装置3b、3cを使用して携帯端末装置1
aと同様な作業を繰り返す。これによって、PDA1b
およびPC1cのRAM114に、図7と同様な自通信
装置情報テーブル、送信先一覧テーブルおよび送信先選
択画面が生成される。但し、通信装置3aと通信装置3
b、通信装置3cとでは、自通信装置、他通信装置が異
なるので内容は同じでない。
【0045】以上のような登録作業が完了すると、携帯
端末装置1a、PDA1b、PC1c間で相互にデータ
のワイヤレス送受信が可能となる。例えば携帯端末装置
1aのメモリ106に記憶された或る種のファイル(例
えば電話帳ファイル)を送信対象ファイルに選択し、図
7(c)に示した送信先選択画面で例えば2番を選択し
て、キーパッド101の操作で送信開始を指示すると、
制御部104は、ワイヤレス送信制御を開始する。先
ず、送信対象ファイルをメモリ106から読み出し、自
通信装置情報テーブル130に記憶されている共通鍵K
で暗号化する。そして、例えば図8に示すようなヘッダ
140、送信先アドレス141、送信元アドレス14
2、送信データ143及びそのパリティビット等のチェ
ックビット144から構成されるフォーマットの送信デ
ータを生成し、インタフェイス107を通じて通信装置
3aに送り込む。ここで、送信先アドレス141は、送
信先選択画面にてユーザが選択した番号に対応して送信
先一覧テーブル131に記憶されている通信アドレスで
あり、送信元アドレス142は自通信装置情報テーブル
130に記憶されている通信アドレスである。また、送
信データ143は共通鍵Kで暗号化されている。通信装
置3aの制御部34は、端末装置1a側からの送信デー
タをインタフェイス33を介して受信すると、それを無
線部36に送り込み、無線部36は無線周波数信号に変
換し、アンテナ32から送信する。
【0046】各端末装置1a〜1bに挿入された各通信
装置3a〜3cにおける無線部36は、アンテナ32で
受信されるデータの送信先アドレス141が自通信装置
の通信アドレスと一致した場合、当該送信データを取り
込み、制御部34に伝達する。制御部34は、この送信
データをインタフェイス33を通じて端末装置側に送り
込む。例えば、送信先アドレス141に番号2のPDA
1bに挿入された通信装置1bの通信アドレスが設定さ
れている場合、通信装置3aから送信されたデータは通
信装置3bで受信され、PDA1bに送り込まれる。P
DA1bのMPU111は、データをインタフェイス1
18を通じて受け取り、チェックビット144によるチ
ェックを行った後、誤りがなければ送信データ143を
自通信情報テーブルに設定された共通鍵で復号化する。
復号化されたデータは例えばその送信元アドレスと共に
RAM114の受信エリアに格納され、その後、PDA
1bのユーザにデータの受信を知らせるメッセージが表
示器120に表示される。
【0047】以上は携帯端末装置1aからPDA1bへ
のワイヤレス送信であるが、PDA1bから携帯端末装
置1aやPC1cへのワイヤレス送信等、任意の装置間
でも同様なワイヤレス送信が可能である。
【0048】
【実施例2】本実施例では、暗号化用の鍵として、通信
装置固有の公開鍵を使用し、その復号に秘密鍵を使用す
る点で実施例1と相違し、その他の点は実施例1と同じ
である。図9に、ユーザが購入した1セット分の通信装
置の外観の概略を示す。この例のセットは3個組みのセ
ットであり、各通信装置3a〜3bのメモリ35には、
自通信装置の通信アドレス、他通信装置の通信アドレ
ス、自通信装置の秘密鍵、他通信装置の公開鍵が予め記
憶されている。図9に示した3個の通信装置3a〜3c
を使って、図1に示した3台の端末装置1a〜1cをワ
イヤレス接続する場合、実施例1と同様な登録作業を行
う。このとき図6のステップS2では、自通信装置およ
び他通信装置の通信アドレスと、自通信装置の秘密鍵
と、他通信装置の公開鍵とが読み込まれ、図7の自通信
装置情報テーブル130の鍵の項目に自通信装置の秘密
鍵が設定され、送信先一覧テーブル131の鍵の項目に
は他通信装置の公開鍵が設定される。送信元の端末装置
では、送信先端末装置の通信装置の公開鍵を使ってデー
タを暗号化して送信し、受信側の端末装置では自通信装
置の秘密鍵を使って復号化する。
【0049】
【実施例3】本実施例では、暗号化用の鍵として、通信
装置固有の公開鍵を使用し、その復号に秘密鍵を使用す
る点、それぞれの通信装置は自通信装置の通信アドレ
ス、公開鍵および秘密鍵を記憶し、他通信装置の通信ア
ドレス、公開鍵および秘密鍵は記憶していない点で実施
例1と相違し、その他の点は実施例1と同じである。図
10に、ユーザが購入した1セット分の通信装置の外観
の概略を示す。この例のセットは3個組みのセットであ
り、各通信装置3a〜3bのメモリ35には、自通信装
置の通信アドレス、自通信装置の秘密鍵および公開鍵が
予め記憶されている。
【0050】図10に示した3個の通信装置3a〜3c
を使って、図1に示した3台の端末装置1a〜1cをワ
イヤレス接続する場合、各端末装置1a〜1cにそれぞ
れ1個の通信装置3a〜3cを割り当て、所定の登録作
業を行う。以下、端末装置1aに通信装置3aを、端末
装置1bに通信装置3bを、端末装置1cに通信装置3
cをそれぞれ割り当てたものとして、本実施例における
登録作業について説明する。
【0051】先ず、各端末装置1a〜1cに自通信装置
3a〜3cの通信アドレス、秘密鍵及び公開鍵を登録す
る作業を説明する。
【0052】携帯端末装置1aのキーパッド101を操
作して、ワイヤレス接続用の自通信装置の登録処理を起
動すると、制御部104は、図11に示す処理を開始す
る。先ず、表示器102に「スロットに自通信装置を挿
入して下さい」といったメッセージを表示する(S1
1)。これに応じてユーザがスロット2aに自通信装置
3aを挿入すると、携帯端末装置1aに内蔵の電源10
8からソケット109を通じて通信装置3aに電力が供
給されて通信装置3aが動作可能状態になる。次に、制
御部104は、インタフェイス107、ソケット109
および通信装置3aのコネクタ31、インタフェイス3
3および制御部34を通じて、メモリ35に記憶された
自通信装置3aの通信アドレス、自通信装置3aの秘密
鍵および公開鍵を読み込む(S12)。そして、自通信
装置情報テーブルを生成し(S13)、登録完了メッセ
ージを表示器102に表示し(S14)、処理を終了す
る。生成された自通信装置情報テーブルは、メモリ10
6に保存される。
【0053】ステップS13で生成される自通信装置情
報テーブルの内容例を図12(a)に示す。自通信装置
情報テーブル140は、通信装置番号、通信アドレス、
鍵の項目から構成される。通信アドレスには、自通信装
置3aの通信アドレスが設定され、通信装置番号には、
自通信装置3aの通信アドレスの下位アドレス部で示さ
れる数値、つまり通信装置3aに付記された番号1が設
定される。鍵には、自通信装置3aの秘密鍵および公開
鍵が設定される。
【0054】図11に示したような自通信装置に関する
登録作業を支援する機能は、PDA1bおよびPC1c
のMPU111によっても提供されており、ユーザはP
DA1bおよびPC1cに対し通信装置3b、3cを使
って携帯端末装置1aと同様な作業を繰り返す。これに
よって、PDA1bおよびPC1cのRAM114に、
図7(a)と同様な自通信装置情報テーブルが保存され
る。但し、通信装置3aと通信装置3b、通信装置3c
とでは、通信アドレス、秘密鍵、公開鍵が異なるので内
容は同じでない。
【0055】次に、各端末装置1a〜1cに対して、他
の端末装置に割り当てた通信装置3a〜3cの通信アド
レスおよび公開鍵を登録する作業について説明する。
【0056】携帯端末装置1aのキーパッド101を操
作して、ワイヤレス接続用の他通信装置の登録処理を起
動すると、制御部104は、図13に示す処理を開始す
る。先ず、表示器102に「スロットに他通信装置を挿
入して下さい」といったメッセージを表示する(S3
1)。これに応じてユーザがスロット2aに例えば通信
装置3bを挿入すると、携帯端末装置1aに内蔵の電源
108によって通信装置3bが動作可能状態になる。次
に、制御部104は、インタフェイス107、ソケット
109および通信装置3aのコネクタ31、インタフェ
イス33および制御部34を通じて、メモリ35に記憶
された通信装置3bの通信アドレス、通信装置3aの公
開鍵を読み込み、メモリ106に一時的に保持する(S
32)。次に制御部104は他通信装置が他にあるか否
かを表示器102にメッセージを表示してユーザに問い
合わせ、他の通信装置がある場合(S33でNO)、ス
テップS31に戻って上述した処理を繰り返す。今の場
合、通信装置3cが残っているので、ユーザが通信装置
3bに代えて通信装置3cをスロット2aに挿入する
と、通信装置3cの通信アドレス、公開鍵が読み込ま
れ、メモリ106に一次的に保持される。
【0057】他通信装置3b、3cの通信アドレス及び
公開鍵を携帯端末装置1aに登録し終え、ユーザが他通
信装置の終了をキーパッド101から入力すると(ステ
ップS33でYES)、制御部104は、送信先一覧テ
ーブルを生成し(S34)、送信先選択画面を生成し
(S35)、登録完了メッセージを表示器102に表示
し(S36)、処理を終了する。生成された送信先一覧
テーブル、送信先選択画面は、メモリ106に保存され
る。
【0058】ステップS34で生成される送信先一覧テ
ーブルの内容例を図12(b)に示す。送信先一覧テー
ブル141は、他通信装置3b、3c毎のエントリで構
成され、各エントリは通信装置番号、通信アドレス、鍵
の項目を含む。通信アドレスには、他通信装置3b、3
cの通信アドレスが設定される。通信装置番号には、他
通信装置3b、3cの通信アドレスの下位アドレス部で
示される数値、つまり他通信装置3b、3cに付記され
た番号2、3が設定される。鍵には、通信装置3b、3
cの公開鍵が設定される。
【0059】ステップS35で生成される送信先選択画
面は、図12(c)に示すように、図7(c)に示した
ものと同じである。
【0060】図13に示したような他通信装置の登録作
業を支援する機能は、PDA1bおよびPC1cのMP
U111によっても提供されており、ユーザはPDA1
bおよびPC1cに対して携帯端末装置1aと同様な作
業を繰り返す。これによって、PDA1bおよびPC1
cのRAM114に、図12と同様な送信先一覧テーブ
ルおよび送信先選択画面が保存される。但し、PDA1
bには通信装置3aと通信装置3cの通信アドレス及び
公開鍵が登録され、PC1cには通信装置3aと通信装
置3bの通信アドレス及び公開鍵が登録されるので、内
容は同じでない。
【0061】以上のような登録作業が完了すると、実施
例1と同様に携帯端末装置1a、PDA1b、PC1c
間で相互にデータのワイヤレス送受信が可能となる。
【0062】本実施例では、携帯端末装置1a、PDA
1b、PC1cを相互にワイヤレス接続したが、そのよ
うな構成に限定されない。例えば、携帯端末装置1aと
PDA1bとの間の接続が不要であれば、携帯端末装置
1aには他通信装置としてPC1cの通信装置3cのみ
を登録し、PDA1bには他通信装置として携帯端末装
置1aの通信装置3aのみを登録すれば良い。
【0063】
【実施例4】本実施例では、ワイヤレス接続しようとす
る複数の端末装置のうちの何れか1つを情報配信サーバ
とし、サーバから他の全ての端末装置に対して送信先一
覧テーブルを配信するようにした点で実施例3と相違
し、その他の点は実施例1と同じである。本実施例の場
合、図10に示した3個の通信装置3a〜3cをそれぞ
れ割り当て先の端末装置1a、1b、1cのスロットに
挿入して、各端末装置1a〜1cの自通信装置情報テー
ブルに図12(a)に示したような自通信装置3a〜3
cの通信アドレス、秘密鍵及び公開鍵を登録した後、例
えば端末装置1aを情報配信サーバとして、各端末装置
1a〜1cに、他の端末装置に割り当てた通信装置3a
〜3cの通信アドレスおよび公開鍵を登録する作業を行
う。
【0064】携帯端末装置1aのキーパッド101を操
作して、ワイヤレス接続用の他通信装置の登録処理を起
動すると、制御部104は、図14に示す処理を開始す
る。ステップS31からステップS35までは実施例3
と同じ処理であり、図12(b)、(c)に示したよう
な送信先一覧テーブル141および送信先選択画面14
2が端末装置1aに生成される。続いて制御部104
は、各端末装置にそれに割り当てた通信装置を挿入する
よう促すメッセージを表示器102に表示する(S3
7)。ユーザは、このメッセージに従ってスロットへの
通信装置の挿入作業を行う。
【0065】次に制御部104は、送信先一覧テーブル
141から1つの他通信装置、例えば通信装置3bを選
択し(S38)、送信先一覧テーブル141中の当該選
択した通信装置3bにかかる通信装置番号、通信アドレ
ス、公開鍵を、自通信装置情報テーブル140中の自通
信装置3aにかかる通信装置番号、通信アドレス、公開
鍵で置き換えた配信用の送信先一覧テーブルを生成する
(S40)。そして、この送信先一覧テーブルを、自装
置1aのスロット2aに挿入された通信装置3aを使っ
て、前記選択した通信装置3bがスロット2aに挿入さ
れたPDA1bに送信する(S41)。この送信では、
送信先アドレスに通信装置3bの通信アドレスを設定す
る。また、送信先一覧テーブルは通信装置3bの公開鍵
で暗号化しておく。
【0066】PDA1bのスロット2bに挿入された通
信装置3bは、上記の配信データを受信すると、それを
PDA1bに伝達し、PDA1bのMPU111は、自
通信装置3bの秘密鍵で復号化し、得られた送信先一覧
テーブルをRAM114に記憶する。また、送信先一覧
テーブルに登録された通信装置番号に基づき送信先選択
画面を生成し、RAM114に記憶する。
【0067】携帯端末装置1aの制御部104は、PD
A1bに対する配信を終えると、次に通信装置3cを選
択し(S38)、送信先一覧テーブル141中の当該選
択した通信装置3cにかかる通信装置番号、通信アドレ
ス、公開鍵を、自通信装置情報テーブル140中の自通
信装置3aにかかる通信装置番号、通信アドレス、公開
鍵で置き換えた配信用の送信先一覧テーブルを生成し
(S40)、PC1cに送信する(S41)。PC1c
のスロット2cに挿入された通信装置3cは、上記の配
信データを受信すると、それをPC1cに伝達し、PC
1cのMPU111は、自通信装置3cの秘密鍵で復号
化し、得られた送信先一覧テーブルをRAM114に記
憶する。また、送信先一覧テーブルに登録された通信装
置番号に基づき送信先選択画面を生成し、RAM114
に記憶する。
【0068】携帯端末装置1aの制御部104は、送信
先一覧テーブル141に未処理の通信装置が残っていな
いことを確認し(S39でYES)、登録完了メッセー
ジを表示して(S36)、処理を終える。
【0069】
【実施例5】本実施例は、実施例3と実施例4とを組み
合わせたものである。つまり、実施例3の構成によって
ワイヤレス接続された複数の端末装置の何れかを情報配
信サーバに設定して、新たな通信相手の登録を実施例4
の構成によって実現するものである。例えば図15に示
すように、無線でワイヤレス接続された通信装置A1、
A2、A0と、同じく無線でワイヤレス接続された通信
装置C0、C1と、同じく無線でワイヤレス接続された
通信装置E0、E1との3つのグループがある状況の下
で、新たな通信装置B0、D0を導入し、通信装置A
0、B0、C0、D0、E0を相互にワイヤレス接続す
る場合について、本実施例の動作を説明する。なお、説
明の便宜上、通信装置A0は携帯端末装置1aに挿入さ
れた通信装置3aとする。
【0070】先ず、実施例4と同様にして、新たな通信
装置B0、D0の通信アドレス、秘密鍵及び公開鍵を、
それらが割り当てられた端末装置に登録する。
【0071】次に、携帯端末装置1aのキーパッド10
1を操作して、ワイヤレス接続用の他通信装置の追加処
理を起動すると、制御部104は、図16に示す処理を
開始する。先ず、表示器102に「スロットに追加する
他通信装置を挿入して下さい」といったメッセージを表
示する(S51)。これに応じてユーザがスロット2a
に例えば通信装置B0を挿入すると、携帯端末装置1a
に内蔵の電源108によって通信装置B0が動作可能状
態になる。次に、制御部104は、インタフェイス10
7、ソケット109および通信装置B0のコネクタ3
1、インタフェイス33および制御部34を通じて、メ
モリ35に記憶された通信装置B0の通信アドレス、通
信装置B0の公開鍵を読み込み、メモリ106に一時的
に保持する(S52)。次に制御部104は他通信装置
が他にあるか否かを表示器102にメッセージを表示し
てユーザに問い合わせ、他の通信装置がある場合、ステ
ップS51に戻って上述した処理を繰り返す。今の場
合、通信装置D0、C0、E0が残っているので、ユー
ザが通信装置B0に代えて順次にそれらの通信装置をス
ロット2aに挿入すると、各通信装置の通信アドレス、
公開鍵が読み込まれ、メモリ106に一次的に保持され
る。
【0072】通信装置B0、D0、C0、E0の通信ア
ドレス及び公開鍵を携帯端末装置1aに登録し終え、ユ
ーザが追加他通信装置の終了をキーパッド101から入
力すると(S53でYES)、制御部104は、サーバ
用送信先一覧テーブルを生成し(S54)、既にメモリ
106に生成済の送信先一覧テーブルおよび送信先選択
画面を更新する(S55、S56)。ここで、サーバ用
送信先一覧テーブルは、追加された通信装置B0、D
0、C0、E0の通信装置番号、通信アドレス、公開鍵
を設定したテーブルである。また、送信先一覧テーブル
および送信先選択画面には、サーバ用送信先一覧テーブ
ルに設定された通信装置の情報が追加される。
【0073】続いて制御部104は、各端末装置にそれ
に割り当てた通信装置を挿入するよう促すメッセージを
表示器102に表示する(S57)。ユーザは、このメ
ッセージに従ってスロットへの通信装置の挿入作業を行
う。
【0074】次に制御部104は、サーバ用送信先一覧
テーブルから1つの他通信装置、例えば通信装置B0を
選択し(S58)、サーバ用送信先一覧テーブル中の当
該選択した通信装置B0にかかる通信装置番号、通信ア
ドレス、公開鍵を、自通信装置情報テーブル中の自通信
装置A0にかかる通信装置番号、通信アドレス、公開鍵
で置き換えた配信用の送信先一覧テーブルを生成する
(S60)。そして、この送信先一覧テーブルを、自装
置のスロット2aに挿入された通信装置A0を使って、
前記選択した通信装置B0がスロットに挿入された端末
装置に送信する(S61)。この送信では、送信先アド
レスに通信装置B0の通信アドレスを設定する。また、
送信先一覧テーブルは通信装置B0の公開鍵で暗号化し
ておく。
【0075】通信装置B0は、上記の配信データを受信
すると、それをスロットを通じて端末装置に伝達し、端
末装置の制御部は、自通信装置B0の秘密鍵で復号化
し、得られた送信先一覧テーブルをメモリに記憶する。
また、送信先一覧テーブルに登録された通信装置番号に
基づき送信先選択画面を生成し、メモリに記憶する。
【0076】携帯端末装置1aの制御部104は、通信
装置B0に対する配信を終えると、同様の処理を通信装
置D0、通信装置C0、通信装置E0に対して行う。通
信装置D0側では通信装置B0と同じ動作が行われ、ま
た通信装置C0、E0では、送信先一覧テーブルおよび
送信先選択画面が既に作成されているので、送られてき
た情報でそれらを更新する。制御部104は、通信装置
B0、D0、C0、E0に対する配信を終えると、登録
完了メッセージを表示し(S62)、処理を終える。
【0077】以上のような登録作業が完了することによ
り、通信装置A0、B0、C0、D0、E0相互の通信
が可能になる。但し、通信装置B0から通信装置A1、
A2、C1、E1、通信装置C0から通信装置A1、A
2、E1、通信装置D0から通信装置A1、A2、C
1、E1、通信装置E0から通信装置A1、A2、C1
へは、それぞれ通信できない。
【0078】
【実施例6】本実施例では、中継装置を使って異なるセ
ットの通信装置間での通信を実現する。その構成例を図
17に示す。端末装置150〜152はそれぞれのスロ
ットに挿入された通信装置A0〜A3によって相互にワ
イヤレス接続されている。また、端末装置160〜16
2はそれぞれのスロットに挿入された通信装置F0〜F
3によって相互にワイヤレス接続されている。ここで、
通信装置A0〜A3は同じセットの通信装置であり、共
通鍵としてK1を使用する。他方、通信装置F0〜F3
も同じセットの通信装置であり、共通鍵としてK2を使
用する。共通鍵が異なるので、端末装置150と端末装
置160とは直接に通信することはできない。中継装置
170は、このような異なるセット間の通信を中継する
装置であり、2つのスロット171、172を持ち、ま
たソケット173、インタフェイス174、制御部17
5、メモリ176を備えている。
【0079】先ず、実施例3で説明した方法によって、
スロット171に通信装置A0と同じセット内の通信装
置A3を挿入して、メモリ176上に、図18(a)に
示すような通信装置A3の番号、通信アドレス、共通鍵
K1を持つ、スロット171対応の自通信装置情報テー
ブル180を生成し、また、通信装置A0をスロット1
71に挿入して、メモリ176上に、図18(b)に示
すような通信装置A0の番号、通信アドレス、共通鍵K
1を持つ、スロット171対応の送信先情報テーブル1
81を生成する。更に、端末装置150の送信先一覧テ
ーブルに通信装置A3の通信装置番号、通信アドレス、
共通鍵K1を登録しておく。スロット172側について
も同様の作業を行う。つまり、スロット172に通信装
置F0と同じセット内の通信装置F3を挿入して、メモ
リ176上に、図18(c)に示すような通信装置F3
の番号、通信アドレス、共通鍵K2を持つ、スロット1
72対応の自通信装置情報テーブル182を生成し、ま
た、通信装置F0をスロット172に挿入して、メモリ
176上に、図18(d)に示すような通信装置F0の
番号、通信アドレス、共通鍵K2を持つスロット172
対応の送信先情報テーブル183を生成する。更に、端
末装置160の送信先一覧テーブルに通信装置F3の通
信装置番号、通信アドレス、共通鍵K2を登録してお
く。これにより、通信装置A0と通信装置A3との間が
ワイヤレス接続され、また通信装置F0と通信装置F3
との間がワイヤレス接続される。
【0080】さて、通信装置A0を持つ端末装置150
から共通鍵K1で暗号化されたデータが通信装置A3に
送信されてくると、中継装置170の制御部175は、
スロット171対応の自通信装置情報テーブル180の
共通鍵K1によって暗号データを復号化し、スロット1
72対応の自通信装置情報テーブル182の共通鍵K2
によって再び暗号化する。そして、その暗号化したデー
タに、送信元アドレスとしてスロット172対応の自通
信装置情報テーブル182の通信アドレスを、送信先ア
ドレスとしてスロット172対応の送信先情報テーブル
183の通信アドレスを、それぞれ付加した送信データ
を通信装置F2によって、通信装置F0に送信する。こ
のデータを受信した通信装置F0を持つ端末装置160
は共通鍵K2で復号化する。これとは逆の中継も同様に
行われる。
【0081】以上は中継専用の装置170を用いて異な
るセットの通信装置間の接続を可能にしたが、端末装置
自体に2つ以上のスロットと中継機能を持たせるように
しても良い。
【0082】なお、以上の各実施例では、通信装置に固
有の番号を付記し、その通信装置の通信アドレスの下位
アドレス部に前記番号を設定し、送信先選択画面でその
番号を表示することで、どの通信装置がどの端末装置に
挿入されているかをユーザに認識させた。しかし、この
ような方法に代えて、例えば、各端末装置に自通信装置
の通信アドレス及び他通信装置の通信アドレスを登録し
た後、各端末装置が他通信装置の通信アドレスを送信先
アドレス、自通信装置の通信アドレスを送信元アドレス
に指定して、他の端末装置に装置名を問い合わせるメッ
セージを送信し、このメッセージを受信した端末装置が
自端末装置の名前(例えば携帯端末装置であるとか、P
DAであるとか等)を返信し、この名前を前記番号に代
えて、或いは番号と共に送信先選択画面に表示するよう
にしても良い。
【0083】
【発明の他の実施の形態】これまでは、図1の携帯端末
装置1a、PDA1b、PC1cをワイヤレス接続する
構成について説明した。以下では、図1の携帯端末装置
1a、PDA1b、PC1cから移動体通信サービスを
利用する際の構成例について説明する。
【0084】図19は移動体通信サービスを利用する際
に使用する通信装置のセットを示し、4aはPHSシス
テム用、5aはPDCシステム用、6aはCDMAシス
テム用の通信装置(以下、無線モジュールと称す)であ
り、それぞれ移動体通信システムを利用する際に端末装
置のスロットに挿入して使用する。また、4b、5b、
6bは、正規の無線モジュールが正規の端末装置以外で
不正に使用されるのを防止するための認証用のキーモジ
ュールであり、無線モジュール4a、5a、6aに1対
1に対応している。全ての無線モジュールおよびキーモ
ジュールは、前述したワイヤレス接続用の通信装置と同
じ規格で統一された同一の外形形状を有する。更に、無
線モジュール4a、5a、6aは、端末装置のスロット
に挿入したときに装置外にはみ出る装置の一部分(図1
9でハッチングを施した部分)が、利用できる移動体通
信サービスの種類に応じた色で色付けされており、色を
見れば、どの移動体通信サービス用の無線モジュールで
あるかが即座に認識できるようになっている。なお、無
線モジュール4a、5a、6aはスロット外にはみ出る
必要は必ずしもなく、露出していれば良い。
【0085】無線モジュール4a、5a、6aの構造
は、図2に示したワイヤレス接続用の通信装置3a〜3
cと基本的に同じであり、図20に示すように、筐体3
0の両端にコネクタ31およびアンテナ32を有し、筐
体30内に、インタフェイス33、制御部34、メモリ
35、無線部36および要素間を接続する信号線L1〜
L5並びに電源線37を有している。但し、無線部36
は、無線モジュール4aにあってはPHSシステムに適
合するよう設計され、無線モジュール5aにあってはP
DCシステムに適合するよう設計され、無線モジュール
6aにあってはCDMAシステムに適合するよう設計さ
れている。また、メモリ35はEEPROM等の不揮発
性メモリで構成され、何れも所定の認証用データが記憶
されていると共に、PHSやPDCの場合は課金コード
も記憶されている。
【0086】またキーモジュール4b、5b、6bは、
図21に示すように、筐体40の一端にコネクタ41を
有し、筐体40内に、コネクタ41に信号線L41で接
続されたインタフェイス42、これに信号線L42で接
続された制御部43、これに信号線L43で接続された
メモリ44を有している。また、コネクタ41を通じて
端末装置側から供給される電力を各部に伝達する電源線
45がある。メモリ44は認証に使用する所定の情報を
記憶するEEPROM等の不揮発性メモリである。コネ
クタ41とインタフェイス42は、端末装置側のアダプ
タと機械的ないし電気的に接続するアダプタを構成す
る。制御部43はMPUおよび制御プログラムを記憶す
るROM等で構成され、所定の認証処理を実行する。
【0087】例えば図1の携帯端末装置1aをPHS電
話機として利用する場合、PHS用の無線モジュール4
aと組になっているキーモジュール4bをスロット2a
に挿入して、メモリ44に記憶されている認証用のデー
タを携帯端末装置1a側に登録しておく。そして実際の
利用時は、PHS用の無線モジュール4aをスロット2
aに挿入してPHSシステムを利用する。このとき、無
線モジュール4aと携帯端末装置1aとの間で相互に認
証が行われる。認証が成功しない限り、無線モジュール
4aは使用できない。携帯端末装置1aをPDC電話
機、CDMA電話機として利用することもできる。その
場合も、事前にキーモジュール5b、6bに記憶された
認証用データを携帯端末装置1a側に登録し、無線モジ
ュール5a、6aをスロット2aに挿入した際、無線モ
ジュール5a、6aと携帯端末装置1aとで相互に認証
処理を行う。携帯端末装置1aと同様の作業を行えば、
無線モジュール4a、5a、6aおよびキーモジュール
4b、5b、6bを使ってPDA1bやPC1cで、P
HSシステム、PDAシステム、CDMAシステムを利
用することもできる。
【0088】キーモジュール4b、5b、6bは、それ
を使って認証用のデータを端末装置に一旦登録してしま
えば普段は使わない。したがってキーモジュール4b、
5b、6bを厳重に保管しておけば、PHS、PDC、
CDMAシステム用の無線モジュール4a、5a、6a
が盗難にあっても、悪用される心配がなくなり、様々な
無線インフラを無線モジュールを差し替えるだけで安心
して利用することが可能となる。
【0089】次に認証の具体例について、携帯端末装置
1aを例に以下説明する。
【0090】無線モジュール4a、5a、6aを販売店
で購入すると、それぞれ専用のキーモジュール4b、5
b、6bが添付される。それぞれのモジュールには、認
証に使うデータとして図22に示すようなデータが内部
のメモリ35、44に記憶されている。認証用データ
は、モジュールID、認証コードKEYID、暗号関数f
ID(x)、その逆暗号関数fID -1(x)から成り、無線
モジュールとそのキーモジュールとには同じユニークな
モジュールID、認証コードKEYIDが共に記憶され、
逆暗号関数fID -1(x)は無線モジュール側に、その暗
号関数fID(x)はキーモジュール側に記憶される。認
証コードKEYID、暗号関数fID(x)、逆暗号関数f
ID -1(x)も、無線モジュールとキーモジュールの組毎
にユニークなものとなっている。
【0091】最初に、キーモジュールに記憶された認証
用データを携帯端末装置1aに登録する。携帯端末装置
1aのキーパッド101の操作でキーモジュール登録処
理を起動すると、制御部104は図23に示す処理を開
始する。先ず、スロット2aにキーモジュールを挿入す
る促進メッセージを表示器102に表示する(S10
1)。ユーザが例えばPHSシステム用のキーモジュー
ル4bをスロット2aに挿入すると、携帯端末装置1a
に内蔵の電源108からスロット2aを通じてキーモジ
ュール4bに電力が供給されて各部が動作可能となる。
制御部104はインタフェイス107、ソケット10
9、コネクタ41、インタフェイス42および制御部4
3を通じてメモリ44に記憶されたモジュールID1、
認証コードKEYID1 、暗号関数fID1(x)を読み込
み(S102)、認証テーブルに保存する(S10
3)。
【0092】次に制御部104は他に登録するキーモジ
ュールがあるか否かを表示器102にメッセージを表示
してユーザに問い合わせ、他のキーモジュールがある場
合(S104でNO)、ステップS101に戻って上述
した処理を繰り返す。ユーザがPHSシステム用以外に
PDCシステム用やCDMAシステム用のモジュールを
持っている場合、それらのキーモジュールをスロット2
aに挿入することで、認証用データを携帯端末装置1a
に登録する。登録するキーモジュールが他になければ
(S104でYES)、制御部104は処理を終了す
る。
【0093】図24に携帯端末装置1aのメモリ106
上に設けられた認証テーブル201の内容例を示す。こ
の例では、PHS用の認証データ202、PDC用の認
証データ203、CDMA用の認証データ204の3種
類が設定されている。なお、エントリ205〜207は
実際の認証時に乱数が格納される部分であり、キーモジ
ュールの登録時はNULLになっている。
【0094】次に、無線モジュールを使用して携帯端末
装置1aから移動体通信サービスを利用する際の認証処
理について説明する。
【0095】携帯端末装置1aのキーパッド101の操
作で無線モジュール登録処理を起動すると、制御部10
4は図25に示す処理を開始する。先ず、スロット2a
に無線モジュールを挿入する促進メッセージを表示器1
02に表示する(S111)。ユーザが例えばPHSシ
ステム用の無線モジュール4aをスロット2aに挿入す
ると、携帯端末装置1aに内蔵の電源108からスロッ
ト2aを通じて無線モジュール4aに電力が供給されて
各部が動作可能となる。制御部104は、無線モジュー
ル4aからモジュールIDが送られてくるのを待つ。
【0096】無線モジュール4aの制御部34は、電源
が投入されると図26に示す認証処理を開始する。先
ず、メモリ35に記憶されたモジュールID1を読み取
って、インタフェイス33、コネクタ31を介して携帯
端末装置1aに送出する(S131)。そして、携帯端
末装置1aから応答データが送られてくるのを待つ。
【0097】携帯端末装置1aの制御部104は、この
モジュールID1をソケット109、インタフェイス1
07を通じて受け取ると(S112)、モジュールID
1で図24の認証テーブル201を検索し、同じモジュ
ールID1が登録されているか否かを調べる(S11
3)。同じモジュールID1が登録されていない場合
(S113でNO)、認証失敗となる(S114)。認
証が失敗すると、制御部104は当該無線モジュール4
aを不正なモジュールと判断し、当該無線モジュール4
aを使用した制御を行わない。他方、同じモジュールI
D1が登録されていた場合(S113でYES)、それ
と組になって登録されている認証コードKEYID1 、暗
号関数fID1(x)を認証テーブル201から読み取り
(S115)、乱数発生プログラム等によって乱数Ra
ndを生成し(S116)、KEYID 1と乱数Rand
を連結したデータを暗号関数fID1(x)で暗号化し
(S117)、無線モジュール4aに暗号化データを送
出する(S118)。そして、無線モジュール4aから
応答データが送られてくるのを待つ。なお、発生した乱
数Randは、後の処理のために認証テーブルに記憶し
ておく。
【0098】無線モジュール4aの制御部34は、暗号
化データを携帯端末装置1aから受け取ると(S13
2)、その暗号化データを逆暗号関数fID1 -1(x)で
復号し、認証コードKEYID1と乱数Randを得る
(S133)。そして、復号化して得た認証コードKE
ID1がメモリ35に記憶されている認証コードKEY
ID1と一致するか否かを調べ(S134)、一致しなけ
れば異常コードを携帯端末装置1aに送出し(S13
5)、処理を終了する。他方、一致すれば、前記復号化
して得た乱数Randを逆暗号関数fID1 -1(x)で暗
号化し(S136)、携帯端末装置1aに送出して(S
137)、処理を終了する。
【0099】携帯端末装置1aの制御部104は、無線
モジュール4aからの応答データを受け取ると(S11
9)、それが異常コードであった場合(S120)、認
証失敗とする(S114)。応答内容が異常コードでな
い場合、応答内容を暗号関数fID1(x)で復号し、乱
数Randを得る(S121)。そして、この復号化し
た得た乱数RandとステップS116で自ら生成した
乱数Randとが一致するか否かを調べ(S122)、
一致しない場合、認証失敗とする(S114)。一致し
た場合は認証成功となる(S123)。以後、制御部1
04は、当該無線モジュール4aを使ったPHSシステ
ムの利用を可能とする。認証成功の場合、制御部104
は、携帯端末装置1aが若しロック状態であればそれを
解除し(S124)、所定の監視処理を起動し(S12
5)、図25の処理を終了する。ステップS124、S
125の詳細については後述する。
【0100】以上はPHSシステムの無線モジュール4
aを使う場合の携帯端末装置1aと無線モジュール間の
相互認証について説明したが、PDCシステムの無線モ
ジュール5a、CDMAシステムの無線モジュール6a
を使用する場合にも、携帯端末装置1aと無線モジュー
ル間で同様な相互認証が行われ、認証成功時にのみ当該
無線モジュール5a、6aの利用が可能となる。また、
携帯端末装置1aを例にしてキーモジュールの登録と無
線モジュール使用時の認証処理を説明したが、図23お
よび図25に示されるような機能はPDA1bおよびP
C1cのMPU111によっても提供されているため、
携帯端末装置1aと同じ作業を実施することにより、P
DA1bおよびPC1cでも無線モジュール4a、5
a、6aを使用した移動体通信サービスの利用が可能で
ある。
【0101】次に、図25のステップS124、S12
5について、携帯端末装置1aの場合を例に説明する。
PDA1b、PC1aの場合も同様である。
【0102】ステップS125で起動される監視処理の
一例を図27に示す。この監視処理は携帯端末装置1a
の電源スイッチのオン、オフにかかわらず実行される。
監視処理が起動されると、制御部104はスロット2a
から通信装置(無線モジュール)が外されたかどうか、
キーパッド101から所定のキー操作によって監視停止
が指示されたかどうかを監視する(S141、S14
2)。スロット2aから通信装置が外されたかどうか
は、例えばソケット109の所定の端子がコネクタ31
に接続されているときの電気的な状態を示すか否かや、
通信装置の制御部と交信を試みる等の任意の方法が利用
できる。
【0103】スロット2aから通信装置が外された場合
(S141でYES)、制御部104は、携帯端末装置
1aに対するユーザの一切の入力を無効とするロック状
態とする(S143)。従って、キーパッド101によ
る操作は一切行えず、メモリ106に記憶された電話帳
などの情報を表示器102に表示させることもできなく
なる。PAD1bのようにタブレット121を有する装
置ではペン入力も無効となり、マウスを有する場合には
マウス入力も無効となる。その後、制御部104は、ス
ロット2aに通信装置(無線モジュール)が挿入された
か否かを監視し(S144)、挿入されたら、図25に
示した相互認証処理におけるステップS112へと進
む。この結果、外された通信装置が再びスロット2aに
挿入されると図25に示した相互認証処理が実施され
る。そして、認証が成功すると、ステップS124にお
いて携帯端末装置1aのロック状態が解除される。これ
によって、ユーザによる入力操作が可能となる。
【0104】他方、監視処理中に監視停止の指示があっ
た場合(S142でYES)、制御部104は図27の
監視処理を終了する。この後、スロット2aから通信装
置を外しても装置はロック状態にならない。これは、携
帯端末装置1aに対する新たなキーモジュールの登録作
業や前述したワイヤレス接続用の通信装置の登録作業な
どを可能にするためである。
【0105】図28は移動体通信サービスを利用する際
に使用する通信装置の別のセットの例を示し、7aはお
父さん用の無線モジュール、7bはそのキーモジュー
ル、8aはお母さん用の無線モジュール、8bはそのキ
ーモジュール、9aは自分用の無線モジュール、9bは
そのキーモジュールである。無線モジュール7a、8
a、9aは、所定の移動体通信サービス用(例えばPH
Sシステム用)のもので、端末装置のスロットに挿入し
て使用する。また、キーモジュール7a、8a、9a
は、前述したキーモジュール4b、5b、6bと同じ目
的のために使用するモジュールである。全てのモジュー
ルは、前述したキーモジュール4b、5b、6bと同じ
規格で統一された同一の外形形状を有する。更に、無線
モジュール7a、8a、9aは、端末装置のスロットに
挿入したときに装置外にはみ出る部分(図28でハッチ
ングを施した部分)が、利用する個人に応じた色で色付
けされており、色を見れば、どの人の無線モジュールで
あるかが即座に認識できるようになっている。
【0106】特定のプロバイダーに、申請者各員毎の住
所、氏名、パスワード等の所定の事項を記載した申込書
を郵送ないしインターネット経由で送信すると、プロバ
イダーから各員用の無線モジュールとキーモジュールの
セットが送られてくる。図28に示したモジュールのセ
ットは、このようにして購入したもので、個々の無線モ
ジュール7a、8a、9aのメモリ35には、当該プロ
バイダーに接続するために必要な一切の情報(プロバイ
ダー接続情報と称す)が事前に記憶されている。プロバ
イダー接続情報には、プロバイダー側が各員に付与した
ユーザ名、各員が申請したパスワード、最寄りのアクセ
スポイントの電話番号等が含まれる。使用に際しては、
前述と同様にキーモジュール7b、8b、9bに記憶さ
れた認証用データを例えば携帯端末装置1aに登録し、
次いで、個人の無線モジュール7aまたは8aまたは9
aを携帯端末装置1aのスロット2aに挿入し、認証を
得た後、利用する。インターネットを利用する場合、無
線モジュール7a、8a、9aに記憶されたプロバイダ
ー接続情報が利用される。
【0107】図29に携帯端末装置1aのスロット2a
に例えば無線モジュール7aを挿入して、インターネッ
トに接続する際の処理の一例を示す。ユーザが携帯端末
装置1aのキーパッド101の操作で制御部104が有
するブラウザ機能を起動すると、ブラウザが立ち上がる
(S151)。次に制御部104は、スロット2aに挿
入された無線モジュール7aのメモリ35からプロバイ
ダー接続情報を読み出し、メモリ106に記憶する(S
152)。次に、パスワードの入力を促すメッセージを
表示器102に表示してユーザからパスワードを入力さ
せ(S153)、メモリ106に記憶したプロバイダー
接続情報中のパスワードと比較する(S154)。パス
ワードが不一致のときはエラー処理を行い、一致した場
合は、メモリ106に記憶したプロバイダー接続情報中
の電話番号を用いて無線モジュール7aからアクセスポ
イントに発呼し、ユーザIDおよびパスワードを送って
プロバイダーに接続する(S155)。以後、ユーザが
指定するURLに従ってインターネット上のホームペー
ジをアクセスする。
【0108】以上は無線モジュール7aを用いたが、他
の無線モジュール8a、9aに差し替えれば他の個人も
インターネットを即利用することができる。また、携帯
端末装置1aだけでなく、PDA1bやPC1cのスロ
ットに挿入することで、これらからもインターネットに
接続することができる。
【0109】なお、以上の説明では、ユーザからのブラ
ウザ起動の指示を待ってプロバイダーに接続したが、図
29の処理を図25のステップS125の直後に自動的
に実行することにより、無線モジュール7a、8a、9
aを端末装置のスロットに挿入すれば、プロバイダーに
即接続される構成にすることができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が得られる。
【0111】色分けされた様々な通信装置を差し替える
ことで様々な無線インフラに対応でき、且つ現在どのよ
うな通信装置を使用しているかを端末装置のスロットに
通信装置が挿入された状態で外部から極めて容易に確認
することができる。
【0112】通信装置と同形状のキーモジュールによっ
て認証用のデータを端末装置に一旦登録しておけば、通
信装置を挿入する都度、パスワードなどをユーザが一々
入力しなくても通信装置と端末装置間で認証処理が自動
的に行われるため、他人による通信装置の悪用を防止す
るために必要なユーザの作業量を削減することができ
る。また、登録には必ずキーモジュールが必要であるた
め、パスワード入力より安全性が高い。
【0113】端末装置と通信装置との間で認証が成立し
た後、通信装置がスロットから取り出されたとき、端末
装置を利用者からの入力を一切受け付けないロック状態
とする構成にあっては、通信装置に鍵(キー)の機能を
持たせることができる。
【0114】特定のプロバイダーに接続するのに必要な
情報を記憶するメモリを備えた通信装置によれば、通信
装置を購入すれば直ちにインターネットのプロバイダー
への接続が可能になり、インターネットを手軽に利用で
きる通信装置を提供できる。
【0115】端末間をワイヤレス接続する通信装置をそ
の伝送速度に応じて色分けした構成にあっては、現在ど
のような伝送速度の通信装置を使用しているかを端末装
置のスロットに通信装置が挿入された状態で外部から極
めて容易に確認することができる。
【0116】本発明の通信装置セット及び端末間ワイヤ
レス接続方法によれば、同じセットの通信装置を端末装
置のスロットに挿入するといった簡単な作業を行うだけ
で、通信アドレスやデータ暗号化用の鍵などの設定が行
え、複数の端末間を手軽にワイヤレス接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すシステム構成図で
ある。
【図2】ワイヤレス接続用の通信装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】携帯端末装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】PDAの構成例を示すブロック図である。
【図5】ユーザが購入した1セット分の通信装置の外観
の概略と記憶情報の一例を示す図である。
【図6】端末装置へのワイヤレス接続用通信装置の登録
処理の第1の例を示すフローチャートである。
【図7】ワイヤレス接続用通信装置の登録処理によって
生成される自通信装置情報テーブル、送信先一覧テーブ
ル、送信先選択画面の例を示す図である。
【図8】ワイヤレス接続用通信装置間で授受される送信
データのフォーマット例を示す図である。
【図9】ユーザが購入した1セット分の通信装置の外観
の概略と記憶情報の他の例を示す図である。
【図10】ユーザが購入した1セット分の通信装置の外
観の概略と記憶情報の更に別の例を示す図である。
【図11】端末装置へのワイヤレス接続用通信装置の登
録処理の第2の例を示すフローチャートである。
【図12】ワイヤレス接続用通信装置の登録処理によっ
て生成される自通信装置情報テーブル、送信先一覧テー
ブル、送信先選択画面の他の例を示す図である。
【図13】端末装置へのワイヤレス接続用通信装置の登
録処理の第3の例を示すフローチャートである。
【図14】端末装置へのワイヤレス接続用通信装置の登
録処理の第4の例を示すフローチャートである。
【図15】ワイヤレス接続する通信装置群の一例を示す
図である。
【図16】端末装置へのワイヤレス接続用通信装置の登
録処理の第5の例を示すフローチャートである。
【図17】中継装置を使って異なるセットの通信装置間
で通信する構成例を示すブロック図である。
【図18】中継装置の各スロット毎に生成される自通信
装置情報テーブル、送信先情報テーブルの例を示す図で
ある。
【図19】移動体通信サービスを利用する際に使用する
通信装置のセットの概略を示す図である。
【図20】移動体通信サービスを利用する際に使用する
通信装置の構成例を示すブロック図である。
【図21】キーモジュールの構成例を示すブロック図で
ある。
【図22】無線モジュールおよびキーモジュールに記憶
されている認証用データの例を示す図である。
【図23】端末装置へのキーモジュールによる認証用デ
ータの登録処理の一例を示すフローチャートである。
【図24】端末装置のメモリ上に設けられた認証テーブ
ルの内容例を示す図である。
【図25】端末装置側の認証処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図26】無線モジュール側の認証処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図27】端末装置側が認証成立時に起動する監視処理
の一例を示すフローチャートである。
【図28】移動体通信サービスを利用する際に使用する
通信装置の別のセットの概略を示す図である。
【図29】端末装置から無線モジュールを使用してイン
ターネットに接続する際の処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1a…携帯端末装置 1b…PDA 1c…PC 2a〜2c…スロット 3a〜3c…ワイヤレス接続用の通信装置 4a〜9a…移動体通信サービス接続用の無線モジュー
ル(通信装置) 4b〜9b…キーモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 晃 東京都港区高輪二丁目20番36号 株式会社 エヌイーシーデザイン内 (72)発明者 滝澤 全克 東京都港区高輪二丁目20番36号 株式会社 エヌイーシーデザイン内 Fターム(参考) 5J104 AA07 KA01 KA02 NA05 NA41 PA01 PA07 5K011 AA04 AA05 JA01 JA03 JA12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置のスロットに対して挿抜自在な
    通信装置であって、前記スロットに挿入されたときに端
    末装置から露出する部分が当該通信装置の種類に応じた
    色で色付けされている通信装置。
  2. 【請求項2】 所定の移動体通信サービスに適合する無
    線部を有し、移動体通信サービスの種類に応じた色で色
    付けされている請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 特定のプロバイダーに接続するのに必要
    な情報が記憶された請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 端末装置のスロットに対して挿抜自在で
    それぞれ異なる移動体通信サービスに適合する無線部を
    有する複数の通信装置のセットであって、前記スロット
    に挿入されたときに端末装置から露出する部分が各通信
    装置毎にそれぞれ異なる色で色付けされている通信装置
    セット。
  5. 【請求項5】 端末装置のスロットに対して挿抜自在な
    通信装置と前記端末装置との間で認証を行う方法であっ
    て、(a)通信装置に記憶されたIDと同じIDを記憶
    させたキーモジュールをスロットに挿入し、該キーモジ
    ュールに記憶されたIDを端末装置に登録するステップ
    と、(b)端末装置とそのスロットに挿入された通信装
    置との間で、通信装置に記憶されたIDと端末装置に登
    録されたIDとが一致するか否かを照合するステップと
    を含む認証方法。
  6. 【請求項6】 端末装置のスロットに対して挿抜自在な
    通信装置と前記端末装置との間で認証を行う方法であっ
    て、(a)通信装置に記憶されたIDおよび認証コード
    と同じIDおよび認証コードを記憶し且つ通信装置に記
    憶された逆暗号関数と対をなす暗号関数を記憶したキー
    モジュールをスロットに挿入し、該キーモジュールに記
    憶されたID、認証コード及び暗号関数を端末装置に登
    録するステップと、(b)通信装置がスロットに挿入さ
    れたとき、通信装置と端末装置との間で認証を行うステ
    ップとを含み、 前記ステップbは、(b−1)通信装置に記憶されたI
    Dと端末装置に登録されたIDとを照合するステップ
    と、(b−2)IDの照合が成功したときに、乱数を発
    生し、該乱数に認証コードを連結したものを暗号関数で
    暗号化したデータを端末装置から通信装置に送り、通信
    装置側では逆暗号関数によって認証コードと乱数を復元
    し、該復元した認証コードと記憶されている認証コード
    とを照合するステップと、(b−3)認証コードの照合
    が成功したときに、前記復元した乱数を逆暗号関数で暗
    号化したデータを通信装置から端末装置に送り、端末装
    置では暗号関数によって乱数を復元し、該復元した乱数
    と自ら生成した前記乱数とを照合するステップとを含む
    認証方法。
  7. 【請求項7】 端末装置と通信装置との間で認証が成立
    した後、通信装置がスロットから取り出されたとき、端
    末装置を利用者からの入力を一切受け付けないロック状
    態とする請求項5または6記載の認証方法。
  8. 【請求項8】 ロック状態の端末装置のスロットに通信
    装置が挿入されて端末装置と通信装置との間で認証が成
    立したとき、端末装置のロック状態を解除する請求項7
    記載の認証方法。
  9. 【請求項9】 端末装置間をワイヤレス接続する通信装
    置であって、伝送速度に応じた色で色付けされている請
    求項1記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在な複数の通信装
    置のセットであって、各通信装置は、自通信装置の通信
    アドレス及び同セット中の他の通信装置の通信アドレス
    を記憶する、前記端末装置から読み取り可能なメモリを
    備えた通信装置セット。
  11. 【請求項11】 各通信装置の前記メモリに、データ暗
    号化用の共通鍵を記憶してある請求項10記載の通信装
    置セット。
  12. 【請求項12】 各通信装置の前記メモリに、自通信装
    置の秘密鍵と同セット中の他の通信装置の公開鍵とを記
    憶してある請求項10記載の通信装置セット。
  13. 【請求項13】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在な複数の通信装
    置のセットであって、各通信装置は、自通信装置の通信
    アドレス及びデータ暗号化用のセット固有の共通鍵を記
    憶する、前記端末装置から読み取り可能なメモリを備え
    た通信装置セット。
  14. 【請求項14】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在な複数の通信装
    置のセットであって、各通信装置は、自通信装置の通信
    アドレス、データ暗号化用の公開鍵およびデータ復号化
    用の秘密鍵を記憶する、前記端末装置から読み取り可能
    なメモリを備えた通信装置セット。
  15. 【請求項15】 端末装置のスロットに挿入されたとき
    に端末装置から一部はみ出る部分に通信装置固有の番号
    が付記されており、通信装置の通信アドレスは上位アド
    レス部と下位アドレス部とから構成され、前記番号が下
    位アドレス部に設定されている請求項10ないし14の
    何れかに記載の通信装置セット。
  16. 【請求項16】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在であり且つ自通
    信装置の通信アドレスを記憶するメモリを備えた複数の
    通信装置のセットを使って、複数の端末装置間をローカ
    ルにワイヤレス接続する方法であって、(a)ワイヤレ
    ス接続する端末装置のそれぞれに通信装置を割り当てる
    段階、(b)各通信装置を割り当て先の端末装置以外の
    端末装置のスロットに挿入し、その通信装置のメモリに
    記憶された通信アドレスを挿入先の端末装置の送信先一
    覧テーブルに登録する段階、(c)各通信装置を割り当
    て先の端末装置のスロットに挿入する段階、(d)送信
    先アドレス及び送信元アドレスに送信先通信装置および
    送信元通信装置の通信アドレスを使用して、通信装置が
    挿入された端末装置間でデータを送受信する段階、を含
    む端末間ワイヤレス接続方法。
  17. 【請求項17】 各通信装置の前記メモリにセット固有
    の共通鍵を記憶し、送信データの暗号化および受信デー
    タの復号化に前記共通鍵を使用する請求項16記載の端
    末間ワイヤレス接続方法。
  18. 【請求項18】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在であり且つ自通
    信装置の通信アドレス、公開鍵および秘密鍵を記憶する
    メモリを備えた複数の通信装置のセットを使って、複数
    の端末装置間をローカルにワイヤレス接続する方法であ
    って、(a)ワイヤレス接続する端末装置のそれぞれに
    通信装置を割り当てる段階、(b)各通信装置を割り当
    て先の端末装置以外の端末装置のスロットに挿入し、そ
    の通信装置に記憶された通信アドレスおよび公開鍵を挿
    入先の端末装置の送信先一覧テーブルに登録する段階、
    (c)各通信装置を割り当て先の端末装置のスロットに
    挿入する段階、(d)送信先アドレス及び送信元アドレ
    スに送信先通信装置および送信元通信装置の通信アドレ
    スを使用し、送信データの暗号化に送信先通信装置の公
    開鍵を使用し、受信データの復号化に秘密鍵を使用し
    て、通信装置が挿入された端末装置間でデータを送受信
    する段階、を含む端末間ワイヤレス接続方法。
  19. 【請求項19】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在であり且つ自通
    信装置の通信アドレスを記憶するメモリを備えた複数の
    通信装置のセットを使って、複数の端末装置間をローカ
    ルにワイヤレス接続する方法であって、(a)ワイヤレ
    ス接続する端末装置のそれぞれに通信装置を割り当てる
    段階、(b)特定の端末装置のスロットに、他の端末装
    置に割り当てられた通信装置を順番に挿入し、その通信
    装置に記憶された通信アドレスを前記特定の端末装置の
    送信先一覧テーブルに登録する段階、(c)各通信装置
    を割り当て先の端末装置のスロットに挿入する段階、
    (d)前記特定の端末装置から他の端末装置に対して順
    番に、前記送信先一覧テーブルの内容を、今回の送信先
    通信装置の通信アドレス部分を前記特定の端末装置に挿
    入された通信装置に記憶された通信アドレスに置き換え
    て送信し、受信側各端末装置において受信した送信先一
    覧テーブルの内容を自装置の送信先一覧テーブルに設定
    する段階、(e)送信先アドレス及び送信元アドレスに
    送信先通信装置および送信元通信装置の通信アドレスを
    使用して、通信装置が挿入された端末装置間でデータを
    送受信する段階、を含む端末間ワイヤレス接続方法。
  20. 【請求項20】 各通信装置の前記メモリにセット固有
    の共通鍵を記憶し、送信データの暗号化および受信デー
    タの復号化に前記共通鍵を使用する請求項19記載の端
    末間ワイヤレス接続方法。
  21. 【請求項21】 複数のスロットを有し且つスロット間
    のデータ中継機能を有する中継装置の1つのスロットに
    第1セットの通信装置を挿入し、他の1つのスロットに
    第2セットの通信装置を挿入し、第1セットの他の通信
    装置が挿入された端末装置と第2セットの他の通信装置
    が挿入された端末装置間を前記中継装置を介して通信可
    能とする請求項16、17または20記載の端末間ワイ
    ヤレス接続方法。
  22. 【請求項22】 端末装置間をワイヤレス接続するため
    に端末装置のスロットに対して挿抜自在であり且つ自通
    信装置の通信アドレス、公開鍵および秘密鍵を記憶する
    メモリを備えた複数の通信装置のセットを使って、複数
    の端末装置間をローカルにワイヤレス接続する方法であ
    って、(a)ワイヤレス接続する端末装置のそれぞれに
    通信装置を割り当てる段階、(b)特定の端末装置のス
    ロットに、他の端末装置に割り当てられた通信装置を順
    番に挿入し、その通信装置に記憶された通信アドレスお
    よび公開鍵を前記特定の端末装置の送信先一覧テーブル
    に登録する段階、(c)各通信装置を割り当て先の端末
    装置のスロットに挿入する段階、(d)前記特定の端末
    装置から他の端末装置に対して順番に、前記送信先一覧
    テーブルの内容を、今回の送信先通信装置の通信アドレ
    スおよび公開鍵の部分を前記特定の端末装置に挿入され
    た通信装置に記憶された通信アドレスおよび公開鍵に置
    き換えて送信し、受信側端末装置において受信した送信
    先一覧テーブルの内容を自装置の送信先一覧テーブルに
    設定する段階、(e)送信先アドレス及び送信元アドレ
    スに送信先通信装置および送信元通信装置の通信アドレ
    スを使用し、送信データの暗号化に送信先通信装置の公
    開鍵を使用し、受信データの復号化に秘密鍵を使用し
    て、通信装置が挿入された端末装置間でデータを送受信
    する段階、を含む端末間ワイヤレス接続方法。
  23. 【請求項23】 端末装置のスロットに挿入されたとき
    に端末装置から一部はみ出る部分に通信装置固有の番号
    が付記されており、通信装置の通信アドレスは上位アド
    レス部と下位アドレス部とから構成され、前記番号が下
    位アドレス部に設定されている請求項16ないし22の
    何れかに記載の端末間ワイヤレス接続方法。
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