JP2001186078A - 無線トランク用ロギング記録システム - Google Patents

無線トランク用ロギング記録システム

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JP2001186078A
JP2001186078A JP2000301597A JP2000301597A JP2001186078A JP 2001186078 A JP2001186078 A JP 2001186078A JP 2000301597 A JP2000301597 A JP 2000301597A JP 2000301597 A JP2000301597 A JP 2000301597A JP 2001186078 A JP2001186078 A JP 2001186078A
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JP2000301597A
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Carl J Swift
カール ジェイ. スウィフト
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Swift Computers Inc
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    • HELECTRICITY
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】無線トランクシステムを用いるデスパッチ業務
に求められていた通信内容の記録を実現する。 【解決手段】無線トランクシステムの複数のチャネル
を、複数の受信機9でモニターしてアナログ信号にて出
力し、さらにこれらをデジタル化するデジタイザ、デジ
タル化した信号をセグメントに分割するコントローラ1
7、そのセグメントを記憶する磁気テープ記憶装置25
等が設けられている。コントローラ17は記憶装置25
等の内でのセグメントの位置を示すインデックスを生成
する。コントローラ17はまた、インデックスに基づき
記憶装置25等から自動的にセグメントを結合して所望
の会話を選択的に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はログをとる(以下ロ
ギング(logging)と称す)記録システムに関し、特に無線
トランクシステム(trunking radio system)からの送信
をデジタル化およびロギングし、所望の情報を選択的に
逆トランク(de-trunk)し、再生するロギング記録システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、無線トランクシステムは多くの応
用に対して広く用いられている。基本的な無線トランク
システムについてはモトローラ社(Motorola Inc.)の米
国特許第4,012,597号に述べられており、最近の無線ト
ランクシステムについての例としては、全てモトローラ
社の特許であるが、米国特許第4,612,415号、第4,692,9
45号および第4,723,246号に開示されている。これらの
システムについてはよく知られているので、無線トラン
クシステムについての詳細をここでは述べないが、概念
的な無線トランクシステムについて図1に従来技術を示
す。
【0003】典型的な無線トランクシステムは、複数の
加入者局1A−1C、少なくとも一つの中央中継局3お
よび制御局5を有する。図1には3つの加入者局しか示
していないが、実際のシステムでは一般にもっと多くの
数の加入者局を有する。無線トランクシステムは、個々
の加入者局間ばかりではなく各加入者局と制御局5の間
の通信を維持している。一般にシステムに割り当てられ
るチャネルの数は加入者局の数よりずっと少ないので、
制御局5は要求ベースで通信をチャネルに割り当てる。
【0004】図2は無線トランクシステムでどのように
チャネルが割り当てられるかを示している。送受信して
いないとき、各加入者局は所定の制御周波数または制御
チャネル6をモニターする。加入者局の一つが制御局5
の制御チャネル6にチャネル要求を送信し通信を開始す
る。その要求には加入者局のID(無線機ID)と話者グ
ループID(talk group ID)が含まれておりインバウン
ド合図語(Inbound Signalling Word:ISW)として知られ
る。話者グループは共通の関心をもった一群、例えば修
理チームのメンバー全員などである。制御局5は、加入
者局に話者チャネル7の一つを割り当てる(すなわち要
求局に「チャネル許可」を与える)アウトバウンド合図
語(Outbound Signalling Word:OSW)2を制御チャネル6
を介して加入者局に応答する。チャネル許可の例として
は、話者グループの会話に対し与えるグループ許可、個
々の加入者局間の通信に与える個人許可、および加入者
局と電話の間の通信に与える電話交換許可がある。チャ
ネル許可が緊急の場合、その関係加入者局は特別の優先
度を与えられる。どのタイプのチャネル許可も緊急を申
告する場合があり得るが、通常緊急許可は話者に対し与
えられる。
【0005】各チャネル要求に対し制御局5は、要求し
ている加入者局、その話者グループ、通信を割り当てる
チャネルを把握している。制御局はチャネル許可を発行
するときに、通信を開始する加入者局の属する話者グル
ープの他の加入者局に割当て周波数で受信するための指
示を与える。通信が完了したとき制御局5は、チャネル
割当てを回復するための「チャネル解放」コマンド4を
発行し、話者グループのメンバーは再び制御チャネル6
をモニターする。したがって話者グループ内の他の加入
者局から通信を開始した加入者局への応答には最初の通
信チャネルとは異なるチャネルが割り当てられることが
多い。応答を開始するとき制御局5は、話者グループの
全ての加入者局に新しいチャネル割当てについて通知す
る。
【0006】話者グループ内の通信と同じように制御チ
ャネル6自体も周波数を移動する場合がある。しかし制
御チャネルへの周波数割当てはランダムではない。通常
制御チャネルは100%のデューティサイクルを有し、
制御チャネルの周波数は事前に割当てられ予定ベースで
交代する。結果的に加入者局は正式な制御チャネル周波
数の内容を分析し、ある時点でどのチャネルが制御チャ
ネルであるかを判断しなければならない。制御チャネル
は音声信号の代わりにデータ信号を送信するので、加入
者局は即座に話者チャネル7と制御チャネル6を区別す
ることができる。
【0007】前述の構成の結果、たとえば50またはそ
れ以上の話者グループが無線トランクシステム(それぞ
れが多数の加入者局からなる)にいる場合、各話者チャ
ネル7は関連しない通話の小セグメント8からなる事実
上一定の信号ストリームを搬送する。加入者局は制御情
報に応じてチャネルを切り替えることにより通話を追随
できるが、全てのチャネルをモニターしてどの通話にも
追随するということはできない。
【0008】ディスパッチ(割り振り制御:dispatch)無
線システムの全ての通信記録を保持することが頻繁に望
まれる。たとえばディスパッチシステムが緊急応答に使
われる場合、最初のディスパッチ情報およびディスパッ
チされた装置間の通話内容を検索することがしばしば望
まれる。しかしこれは無線トランクシステムではかなり
困難である。単に各チャネルの信号を記録しようとして
も、前述の理由からどのチャネルからの通話でも誰もが
完全な通話を再現するのは不可能である。一方で各話者
グループの通話を個々に記録するのは、多数の受信機と
話者グループの数に等しい記録装置が必要なため、経済
的に実行不可能である。さらにこのようなグループ通信
の記録は個人の無線通話や無線・電話交換の通話を捕捉
できない。明らかに各話者グループについて個別の受信
機と記録装置をもつのは、特に全ての通話を記録する必
要はないので、実際的ではない。したがって従来は、デ
ータを将来検索するために無線トランクシステムのログ
をとる経済的に実行可能な方法がなかった。
【0009】
【発明の概要】本発明は無線トランクシステムの通話を
「トランクされた(trunked)」形で記録し、選択的な再
生と所望の通話を完全な形で「逆トランクする(de-trun
k)」能力を有するロギング記録システムを提供する。特
に一つの実施態様として、本発明はデジタルロギングシ
ステムであって、それぞれが、選択した無線トランクシ
ステムのチャネルをモニターする複数の固定周波数無線
機と、固定周波数無線機出力の選択したセグメントをイ
ンデックスを付して記録装置に記録するコントローラ
と、そのインデックスに基づき前記セグメントを自動的
に結合して所望の通話を再生する手段と、からなる。
【0010】他の実施態様として、本発明は無線トラン
クシステムのデジタルロギング記録装置であって、複数
の無線トランクシステムのチャネルをモニターし、それ
を表すアナログ信号を出力する手段と、そのアナログ信
号をデジタル化する手段と、そのデジタル化した信号を
セグメントに分解し、記憶装置に記憶するための制御手
段と、記憶装置におけるセグメントの位置を表すインデ
ックスを生成する手段と、そのインデックスに基づき記
憶装置から前記セグメントを自動的に結合して所望の通
話を再生する手段と、からなる。
【0011】さらなる実施態様として、本発明はデジタ
ル無線トランクシステムのロギング方法であって、複数
の無線トランクシステムのチャネルをモニターし、それ
を表すアナログ信号を出力するステップと、そのアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するステップと、そのデジ
タル化した信号をセグメントに分解し、セグメント中に
ID情報を付すステップと、記憶装置にセグメントを記
憶し、セグメントの記憶位置を表すインデックスを生成
するステップと、そのインデックスを用いて記憶装置か
ら前記セグメントを自動的に結合して所望の通話を選択
的に再生する手段と、からなる方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施態様につい
て図を参照して説明する。図3に、インテリジェント・
デジタル・ロギング記録装置(Intelligent Digital Log
ging Recording System:IDLRS)を用いた無線トランク記
録プロセスのブロック図を示す。固定周波数無線11が
トランクチャネルの各々に与えられ、典型的なシステム
では25チャネルある。25チャネルの各々は音声信号
を送ることができ、数チャネル(たとえば4チャネル)
はまたデータ信号を送信することができる。音声信号お
よびデータ信号用として形成されたチャネルは「公認の
(authorized)」制御チャネル周波数である。いつでも音
声/データチャネルの一つは無線トランクシステムの制
御チャネルとして使われる。前述のように制御チャネル
の割当ては公認の周波数の間で交代する。
【0013】それぞれの固定周波数無線機11の音声出
力S1はIDLRS10に入力される。無線トランクシ
ステムの制御チャネルに同調した受信機(図3に示して
いない)を有するIDプロセッサ19は、制御チャネル
をモニターし、チャネル許可およびチャネル解放を待
つ。どのような種類のチャネル制御情報でも検出された
ら、IDプロセッサ19はその制御情報をデコードしI
DLRS10に送る。IDLRS10はその制御情報を
翻訳し、チャネルの許可か解放か、および関連する話者
チャネル、話者グループ、個々の加入者局を識別する。
チャネル許可の場合、IDLRSは許可されたチャネル
の音声信号を記録し始める。チャネル解放の場合、ID
LRS10は解放されたチャネルの記録を停止する。従
来技術では、モトローラ無線インターフェースモジュー
ルII(Motorola Radio Interface Module II)などのID
プロセッサが知られている。あるいは無線トランクシス
テムコントローラがチャネル制御信号を直接IDLRS
10に供給する場合があるが、その場合IDプロセッサ
19は不要になる。トランクコントローラはまた通信チ
ャネルからIDLRS10に送信する場合があり、その
場合固定周波数無線機11は不要になる。
【0014】IDLRS10は話者チャネルから音声信
号S1を記録しつつ、音声信号S1をデジタル化および
圧縮し、圧縮音声とIDプロセッサ19からの制御情報
とを結合しデータパケットS3を形成する。次にIDL
RS10はハードディスク(図3に示していない)など
比較的高速の媒体にデータパケットS3を記憶する。デ
ータパケットS3は蓄積されるにつれ、磁気テープやC
D−ROMなどの大容量の記憶装置12に書き込まれ
る。
【0015】図4はIDLRS10の実施例を示す。I
Dプロセッサ19A,19Bの中の可変周波数受信機9
A,9Bは制御チャネルから制御データを受ける。ID
プロセッサ19A,19Bは制御データをデコードしO
SW(Outbound Signalling Word)を回復させ、IDLR
S10に供給する。IDLRS10の中のコントローラ
17はOSWをデコードし、チャネル許可またはチャネ
ル解放、および話者チャネル、話者グループ、加入者局
ID(無線機ID)を回復する。幾つかの音声コード化
モジュール(Voice Coding Module:VCM)ボード13によ
りIDLRS10内で話者信号の処理が行われる。各V
CMボード13は幾つもの話者チャネルを扱えるが、2
つの話者チャネル(チャネルAおよびB)を扱うのが望
ましい。図には唯一つのVCMボードしか示していない
が、典型的なロギング記録装置は13個のVCMボード
(チャネル一組に各一つ)を有する。VCMボードは二
つの主要な目的を有する。すなわち、1)入力音声信号を
蓄積のため圧縮デジタルデータ・パケットに変換し、2)
蓄積した圧縮デジタルデータ・パケットを再生のため音
声に変換することである。
【0016】各VCMボード13は、それぞれが2つの
話者チャネルA,Bの一つからの音声信号を受ける2つ
の固定周波数無線機11に接続されている。2つの話者
チャネルA,Bの音声入力はデジタル信号プロセッサ(D
SP)15A,15Bで処理され、コントローラ17に送
られる前に2ポートRAM24に蓄えられる。コントロ
ーラ17はVCMボード13からの音声データとOSW
からの制御情報を結合し、ディスクインターフェース2
3を経由してハードディスク21に一時的に蓄積する。
データはまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)やフラッ
シュメモリなどの電子メモリ装置に蓄積される場合があ
る。ハードディスク21がいっぱいになるのを防ぐた
め、コントローラ17は音声や制御情報を、磁気テープ
装置インターフェース27を介して磁気テープ装置25
A,25Bに、または光学メモリ装置(たとえば光ディ
スク)など他の大容量記憶媒体に定期的にコピーする。
【0017】システムのオペレータインターフェース
は、英数字ディスプレイ29とキーボード31で与えら
れる。システムはまた、所望の通信を再生できるモニタ
スピーカー33およびシステムの故障や誤りを表示する
アラームを備えている。音声出力端末37により、ユー
ザは再生音声を外部記憶媒体(図示していない)に記録
できる。
【0018】図5にIDLRS10、および特にVCM
ボード13を詳細に示す。各VCMボード13は二つの
チャネルの音声圧縮を扱い、それぞれが固定周波数無線
機11A,11Bからの差動音声信号S1A,S1Bを
600Ω整合ラインを介し0dBmの最適レベルで受信す
る。差動音声信号S1A,S1Bは600Ω整合変換器
16A,16Bで非平衡終端(single-ended)のアースを
基準とする信号S4A,S4Bに変換される。自動利得
回路(Automatic Gain Circuits:AGC's)18A,18
Bは、−30dBmから+10dBmまでのレベルを補償し音
声信号S4A,S4Bを0dBmの信号S5A,S5Bに
平滑化する。平滑化された信号S5A,S5Bは符号/
復号器(codec:コーデック)20A,20Bに入力され
る。コーデック20A,20Bは平滑化された信号S5
A,S5Bを、毎秒8000のサンプリングレートで1
4ビットのPCMサンプルにデジタル化する。したがっ
てコーデック20A,20Bから112Kbit/secのデジ
タル音声信号S6A,S6Bが出力され、デジタル信号
プロセッサ(DSP)15A,15Bに渡される。VCMボ
ード13上の各DSP15A,15Bはボード13上の
他のDSPとは独立に(すなわち、ボード13上の一つ
のDSP15A,15Bがデータ処理をしているが他の
DSP15A,15Bは動いていない)動作する。たと
えばこのDSPとしては、テキサス・インストルメント
社(Texas Instruments)のTMS320C30/31 DSPでもよい。
DSP15A,15Bはデジタル音声信号S6A,S6
Bを4800bit/secのデータ信号に圧縮するためにC
ELPアルゴリズム(下記に述べる)を用いるが、他の
ボーレート(例えば、7200, 9600)も用いられる。次に
DSP15A,15Bは音声データをメモリに蓄える。
DSP15A,15Bは2ポートRAMメモリ24(図
4)を共有する場合があるが、DSP15A,15Bが
それぞれ2ポートRAM24A,24Bをもつ(図5)
のが望ましい。メモリの代わりに、DSP15A,15
Bは音声データをファーストイン・ファーストアウト(F
IFO)バッファ(図示していない)に置いてもよい。次に
コントローラ17は、RAM24A,24Bから(また
はFIFOバッファから)データを取り出し、IDプロ
セッサ(図5には示していない)からの制御情報を付
し、ハードディスク21に、最後には磁気テープ装置2
5にその情報を蓄積する。
【0019】IDLRS10は一つの、あるいは二つの
方法で音声を再生する。すなわち、(1)データ圧縮サ
イクルの間(すなわちDSP15A,15Bがサンプリ
ングしている間)にデジタル音声データをアナログ音声
データに変換するDSP15A,15Bを用いる方法、
または(2)VCMチャネルを音声再生に用いる方法で
ある。DSP15A,15Bにより圧縮サイクルの間に
音声データを記録し再生するのは、無線トランクチャネ
ルが利用しうる全てのVCMチャネルを占用するときに
特に有利である。VCMチャネルを再生に用いるのはV
CMボードにチャネルの空きがあるときに有利である。
典型的な25チャネルのシステムでは、13番目のVC
Mボードの一つのチャネルが再生に使われる。どちらの
場合でもこのロギング記録装置は「同時に」音声を記
録、再生(すなわち、記録を中断せずに再生)できる。
【0020】記録音声の再生の間、コントローラ17は
記憶装置21,25からデータを引き出し、2ポートR
AM24A,24Bを介し適切なVCMチャネルに供給
する。DSP15A,15Bおよびコーデック20A,
20Bはデータをアナログ再生信号S7A,S7Bに変
換し、パワーアンプ26およびモニタスピーカー33に
より再生される。下記に再生についてさらに詳しく述べ
る。
【0021】図6はDSP15A,15Bで用いられる
CELP圧縮アルゴリズムである。DSP15A,15
Bは、たとえVCMボード13が受信機から「沈黙時間
(dead air)」を受信しているときでも、コーデック20
A,20Bから連続的なビットストリームを受け、30
ミリ秒のサンプル群のデジタル音声をコーデック20
A,20Bから収集(ST-51)する。チャネルがアクティ
ブでないとき(ST-53)、対応するDSP15A,15B
はその30ミリ秒のサンプル群を放棄する。チャネルが
アクティブなときは、コントローラ17は対応するDS
P15A,15Bに、そのサンプル群の処理を指示する
ステータスビットをVCMボード13に設定する。もし
音声/データチャネルが制御チャネルとして働くときは
ステータスビットを設定せず、そのチャネルはアクティ
ブでないとして取り扱われ、そのサンプル群は放棄され
る。ステータスビットが設定されたときは、DSP15
A,15Bは各サンプル群を18個の8ビットのコード
語(codewords)(144bit)に変換(ST-57)し、VCMボー
ド13上の対応する2ポートRAM24A,24Bに蓄
積(ST-59)する。伝送速度が8000サンプル/秒のと
き、各30ミリ秒サンプル群は240サンプル、336
0ビット(1サンプル当たり14ビット)を有し、DS
P15A,15Bは音声データを70/3:1の比で圧
縮する。DSP15A,15Bが33個の30ミリ秒サ
ンプル群、すなわち「1チャネル・秒(one channel sec
ond)」のデータ(33x30ms=990ms)を集めたら(ST-61)、
VCMボード13はコントローラ17にデータ蓄積の用
意ができていることを示す中断の指示を送る(ST-63)。
送信が済みチャネルが解放されたら、DSP15A,1
5Bが処理を停止し、VCMボード13が中断の指示を
停止するよう、コントローラ17はVCMボード13の
ステータスビットを変更する。
【0022】1チャネル・秒のデータは約4800ビッ
ト(33群x144ビット/群=4752ビット=594バイト)を有
し、DSP15A,15Bは4800ボー(baud)の速さ
でデジタル音声データを出力する。コーデック20A,
20Bの伝送速度、またはDSP15A,15Bの圧縮
比を調整するため他の伝送速度(たとえば7200ボー、960
0ボー)を用いる場合がある。圧縮比はシステムの記録容
量を直接決定するので、圧縮比を変化させるときは記憶
容量を考慮しなければならない。圧縮比は、復号(decom
press)、再生したときにユーザが話者を識別し記録内容
を理解できる範囲になければならない。
【0023】図7は、IDLRS10がどのようにチャ
ネル制御情報を復帰、使用するかを示している。コント
ローラ17はIDプロセッサ19A,19Bの一つから
アウトバウンド合図語(Outbound Signalling Word:OSW)
を受け(ST-200)、そのOSWをチャネル制御情報に変換
(ST-202)する。チャネル制御情報はチャネル許可または
解放、チャネルID、要求加入者局、および群IDを明
らかにする。コントローラ17はチャネルIDを構成フ
ァイル90中の登録と参照(ST-204)し、どのVCMボー
ド13がそのチャネルを扱うか判断した後、VCMボー
ド13の適当なチャネルに音声信号の処理開始(チャネ
ル許可)または停止(チャネル解放)を指示(ST-206)す
る。チャネル許可がされればVCMボード13は音声デ
ータに前述の処理をする。VCMボード13がコントロ
ーラ17に1チャネル・秒のデータが2ポートRAM2
4A,24Bにあることを指示し中断させる(ST-208)と
き、コントローラ17はどのVCMボード13が中断指
示を出したか判断し(ST-210)、2ポートRAM24A,
24Bからデータを取り出す(ST-212)。その後コントロ
ーラは1チャネル・秒のデータに制御情報から作ったイ
ンデックス情報のヘッダを付けて(ST-214)「1チャネル
・秒データパケット」(または単に「データパケッ
ト」)を作る。
【0024】図8は、データパケット65を示す。各デ
ータパケットは典型的には605バイトのデータからな
り、大部分(594バイト)は圧縮音声67で、残り(11バイ
ト)がインデックス情報のヘッダ69である。ヘッダ6
9の最初の4バイトは時間スタンプ71であり、1秒以
内の精度でパケットの作られた日時を示す。時間スタン
プはコントローラ17で作られ、内部・外部時間源とし
て参照される。ヘッダ69の次の2バイトは送信信号中
のチャネル許可のタイプ(たとえば話者グループ、電話
交換、プライベート、緊急など)を示す。チャネル許可
タイプ73の次のバイトはチャネル識別75で、音声信
号を搬送する無線トランクチャネルを明示している。そ
の次の2バイトは伝送加入者局のグループID77で、
その局の無線機ID79がヘッダ69の最後の2バイト
に含まれている。電話交換許可またはプライベート許可
については、伝送局の無線機IDが無線機IDブロック
79およびグループIDブロック77の両者に現れる。
【0025】図9を参照すると、コントローラ17はデ
ータパケットを作った後、全てのデータパケットをハー
ドディスク21上の音声ファイル81に蓄積する(図
5)。コントローラ17はまたヘッダ69(図8)のコ
ピーをハードディスク21上のインデックスファイル8
3に蓄積する。インデックスファイル83により、再生
している間コントローラ17は迅速にデータパケットを
認識することができる。加えて、コントローラ17は制
御チャネルのデータストリームからチャネル許可または
解放の情報を取り出し、ハードディスク21上の制御フ
ァイル85に蓄積する。制御ファイル85もまた再生の
間に用いられる。構成ファイル90は各無線トランクチ
ャネルと無線トランクチャネルを受信するVCMボード
13の関係を保持し、これによりIDLRSは入力音声
データを伝送する無線トランクチャネル、およびそれを
受信するVCMボード13と入力音声データを関連づけ
ておくことができる。構成ファイル90はまた、再生の
ときに用いるVCMボード13を識別する。構成ファイ
ル90については以下に詳細に説明する。
【0026】音声ファイル81、インデックスファイル
83および制御ファイル85はセーブ(保存)セット8
0を形成する。音声、インデックスおよび制御データは
セーブセット80に加えられるので、セーブセット80
の大きさは急激に増大する。所定の大きさに達したらセ
ーブセットはデータパケットの受入れを停止し、クロー
ズド(閉じた)セーブセット84になる。セーブセットが
閉じたら、新しいセーブセット80が開き、入ってくる
データパケットを受け付ける。閉じた音声、インデック
スおよび制御ファイルを有するクローズドセーブセット
84は次に、磁気テープドライブ25A,25B(図
4)などの大容量記憶装置25に保存される。各セーブ
セットは、閉じてテープに保存される前に100,00
0チャネル・秒の音声データ(すなわち100,000データ
パケット)を収集するのが望ましい。この大きさの典型
的なセーブセットではセーブセットが開いている間の制
御チャネルの活動にもよるが、音声ファイルは約60M
バイトのデータ、インデックスファイルは約1.1Mバ
イトのデータ、制御ファイルは500kから2Mバイト
のメモリを有している。磁気テープドライブ25A,2
5Bは各8mmの2.5Gバイトであることが望ましい
が、無線トランクシステムのアプリケーションによって
サイズ・容量ともに異なっていてもよい。
【0027】概して、クローズドセーブセット84は大
容量記憶装置25に保存された後でもハードディスク2
1上に残されている。これにより再生の要求があったと
きでもセーブセット84に迅速にアクセスすることがで
きる。しかし実際はセーブセットをチェックせずに蓄積
するとハードディスク21の保存領域が全て消費されて
しまう。ハードディスク21は330Mバイトのディス
ク容量があることが望ましいが、無線トランクシステム
のアプリケーションによって容量は異なっていてもよ
い。330Mバイトのディスクでは典型的には、3日な
いし4日分の伝送データ(無線使用頻度に大きく依存す
るが)を蓄積できる。データがこの容量に達したときコ
ントローラ17はハードディスク21から最も古いセー
ブセットを追い出す。結果的に最新のセーブセットはハ
ードディスク21上にあり、同時にハードディスク21
は常にコントローラ17からの到来データパケットを受
け入れる蓄積容量を有している。
【0028】図10を参照すると、IDLRS10はハ
ードディスク21上に、各セーブセット、オープンまた
はクローズド、ハードディスク21および磁気テープド
ライブ25A,25Bへの蓄積に関する情報を含むディ
レクトリファイル91を維持している。セーブセットが
オープンのとき、そのセーブセットの記録93がディレ
クトリファイル91の中に作られる。各記録93はセー
ブセットの識別名95、およびセーブセットの開始、終
了に対する時間スタンプ97、99を有している。開始
時間スタンプ97はセーブセットの最初のデータパケッ
ト、終了時間スタンプ99はセーブセットの最後のデー
タパケットの時間スタンプである。各記録93はまたセ
ーブセットのステータス(状態)を示す、少なくとも一
つのフラグ101を有する。4つのフラグ、D,T,
L,Wが可能である。「D」フラグはセーブセットがハ
ードディスクにあることを、「T」フラグはセーブセッ
トが磁気テープドライブにあることを示す。もしセーブ
セットが両者にある場合は、記録93は「D」、「T」
の両方のフラグを有する。もしセーブセットがハードデ
ィスクのみに保存されているときは記録93はセーブセ
ットを保存する磁気テープを示し、セーブセットが磁気
テープに保存されているときは記録93はどの磁気テー
プドライブがセーブセットを有しているかを示す。
「L」フラグはセーブセットがロックされている、すな
わちアクセスできないことを示している。セーブセット
を磁気テープに保存中、またはコントローラが書き込み
中に記録93は「L」フラグを有する。「W」フラグは
セーブセットがオープンで書き込まれている最中である
ことを示す。最近のセーブセットだけがオープンになり
得るので、ディレクトリ91の最後の記録部分のみが
「W」フラグを含む。セーブセットが磁気テープに保存
されるときはいつでも、コントローラは改版したディレ
クトリファイル91をフロッピー(登録商標)ドライブ
(もしあれば)にコピーし、ハードディスクが故障した
ときには保存情報を検索できるようにする。
【0029】図11は、再生用チャネルを有するデジタ
ルロギング記録システムの一般的な構成ファイル90に
使われる参照用テーブル(ルックアップテーブル)を示
す。このテーブルの最初の列は各システムチャネルのチ
ャネル番号90a(番号1から26は一般的な25チャ
ネルの無線トランクシステムと再生用チャネル)であ
る。テーブルの第二列は各システムチャネルに対応する
キャリア周波数90bである。テーブルの第三列はその
キャリア周波数に割り当てられるFCCチャネル番号9
0c(または製造者のチャネル番号)を示し、第四列は
通信チャネルに接続されたVCMチャネル90dを示し
ている。FCCまたは製造者チャネル番号はアウトバウ
ンド合図語(OSW)で送信されるチャネルIDである。I
DLRSが特定のFCCチャネル90cについてのチャ
ネル許可を受信したとき、システムはそのFCCチャネ
ル番号90cを用い構成ファイル90から対応するVC
Mチャネル90dを検索する。次にシステムは対応する
VCMチャネル90dに記録を開始するよう指示する。
システムはまたFCCチャネル番号90cを用い記録す
るチャネル番号90aを検索し、これをデータパケット
ヘッダのチャネルIDとして用いる。ユーザは音声再生
を要求するときにはシステムチャネル番号を参照するの
で、システムはFCCチャネル番号90cまたはVCM
チャネル90dではなく、データパケット中のシステム
チャネル番号90aを用いる。
【0030】図12に示すようにIDLRS10は、制
御チャネルでの通信障害からの保護のためフェイルセー
フモードを有している。もしIDLRSが制御チャネル
から10秒間情報を受信(ST-111)しないとき、IDLR
Sは制御チャネルを見失ったとみなし、無線トランクシ
ステムの各チャネルに「ダミー」のチャネル許可を発行
(ST-113)する。この「ダミー」のチャネル許可によりI
DLRSは各チャネルに到来する全ての音声データを記
録でき、制御情報やグループID、無線機IDを受信し
ていなくても通信が失われることはない。制御チャネル
のある通信が戻ってきた(ST-117)とき、IDLRS10
は記録を停止し全てのチャネルを解放(ST-119)、通常動
作に復帰(ST-121)する。フェイルセーフモードの間に記
録された会話は各チャネルの全ての通信を聞くことによ
ってのみ回復できる。
【0031】図13から15は圧縮音声データの再生を
示している。ユーザからIDLRSに記録会話の再生要
求(ST-125)があったとき、IDLRSは話者グループI
D、無線機ID、システムチャネルID、日時範囲など
を含む検索データを識別する選別基準をユーザに要求(S
T-127)する。もしユーザがグループIDを提供すれば、
ユーザがそのグループの受信トランクセットを聞いてい
るかのようにグループの会話を再生する。ユーザが特定
の無線機IDを指定したときは、IDLRSは通信の話
者グループとは無関係に特定の無線機、特定の期間の通
信全てを再生する。この種の再生は、プライベートある
いは電話交換の回復に特に有用である。ユーザが特定の
システムチャネルを指定したときは、IDLRSは通信
の話者グループ、無線機とは無関係に特定の期間のその
チャネルの通信全てを再生する。
【0032】ユーザが記録音声の再生を要求(ST-129)し
たときには、コントローラはディレクトリファイル91
(図10)の中の記録93をスキャン(ST-131)し、どのセ
ーブセットが特定の期間の通信を含んでいるかを判断す
る。テープに保存されているセーブセットがあれば(ST-
133)、IDLRSはユーザに対応するテープを駆動装置
に入れるよう促す(ST-135)。次にコントローラはそのセ
ーブセットをハードディスクにコピー(ST-137)し、各セ
ーブセットの制御ファイルの中からユーザの再生基準に
合う全てのチャネル許可を検索する(ST-139)。このよう
にユーザが特定の期間における所定の話者グループの通
信すべてを再生するよう要求したときは、コントローラ
はその期間での各セーブセットの制御ファイル中からそ
の話者グループへのチャネル許可を検索する。コントロ
ーラがチャネル許可を見つけた(ST-141)ときは、チャネ
ル許可の時間スタンプを用い対応するセーブセットのイ
ンデックスファイルを迅速に検索する(ST-143)。インデ
ックスファイル中に時間スタンプが見つかったとき(ST-
145)は、コントローラは記録毎にインデックスファイル
を検索し(ST-147)ユーザ基準(チャネル許可に対応させ
て)に合う全てのデータパケットの位置を探す。基準に
合う各記録はセーブセットの音声ファイルからデータパ
ケットを識別し検索(ST-149)するために用いられる。コ
ントローラがデータパケットを検索したら、ヘッダを除
去し(ST-151)、音声への変換のためVCMボードに送る
(ST-153)。ユーザは所望の会話の再生を次の二つのフォ
ーマットから選べる。すなわち実際の速度(実際と同じ
通信間隔で)か、または圧縮速度(通信間に2秒の空白
を入れる)である。
【0033】ユーザは実況再生を要求することもでき、
通信を記録しながらモニターすることができる。実況再
生の間、コントローラは全てのデータパケットを記録し
ながら再生要求基準に合うか参照(ST-155)できる。パケ
ットが基準に合えば(ST-157)、コントローラは音声信号
への変換のため音声データのコピーをVCMボードに送
る(ST-159)。通信はVCMボードでスピーカー再生の前
に処理されるので、ユーザは通信チャネルから直接では
なく、記録しながら通信を聞くことができる。再び図5
を参照すると、保存音声の再生のため、コントローラ1
7はハードディスク21または大容量記憶媒体25から
1チャネル・秒のデジタル音声データ(1データパケッ
ト)を検索し、インデックス情報を除去し、VCMボー
ド13の2ポートRAM24に594バイトのデータで
保存される。コントローラ17は次にデジタル音声デー
タを復号するDSP15A,15Bにステータスビット
を設定する。DSP15A,15BはRAM24A,2
4Bから18バイトのデータを検索し、30ミリ秒の音
声を表す240個の14ビットのPCMサンプルデータ
に変換する。次にDSP15A,15Bは復号したデー
タを再生のためコーデック20A,20Bに送る。コー
デック20A,20Bは復号したデータを、アースを基
準とするアナログ信号S7A,S7Bに変換し、それら
をパワーアンプ26に送りモニタスピーカー33により
再生される。
【0034】再生の間、ユーザはIDLRSにより、再
生の一時停止(ポーズ)、再生の停止、順方向サーチ
(2倍速)、逆方向サーチ(2倍速)、選択した音声セ
グメントの開始点まで巻き戻し、選択した音声セグメン
トの終了点まで高速送りおよび再生ができる。加えてシ
ステムは所望のセグメントを、まだハードディスクにあ
ればハードディスク21から検索でき、ハードディスク
になければ磁気テープ装置25A,25Bから検索でき
る。さらにIDLRSは、入ってくる音声を受信、符号
化、記録しながら音声再生ができる。DSP15A,1
5B(図5)は動作速度が十分速いので次のパケットとし
て音声サンプルを集める30ミリ秒の間に1パケットの
符号化と1パケットの復号を実行できる。前述のように
IDLRS10にはさらに専用の再生チャネルをもって
いるので、無線トランクシステムからの送信のロギング
を中断させずに再生要求に応えることができる。
【0035】IDLRSはさらにリモート再生動作機能
を有し、適切な装備を有するパーソナルコンピュータか
らシステムへのリモートアクセスが可能である。この特
徴のため、公認のリモートユーザは特定の基準に合った
検索コマンドの発行と会話ができ、要求情報をデジタ
ル、アナログのどちらのフォーマットででも受信するこ
とができる。
【0036】図16は一般的な無線トランクシステムお
よびIDLRS10の記録、再生を表すディスプレイ2
9である。ディスプレイ29はシステムチャネル161
とその側に伝送情報を示す。制御チャネルとして働くシ
ステムチャネル161は、システムチャネル番号の側の
「制御(CONTROL)」ラベル162により識別できる。チ
ャネル許可を受けたときはディスプレイ29は、許可さ
れたチャネル番号の隣にグループID163および要求
加入者局の無線機IDを表示する。ディスプレイ29は
また、通信を行っている無線機に関しユーザ認識をでき
る説明167(たとえば無線機の所有者名など)を表示
する。チャネル許可が電話交換を含む場合は、グループ
IDではなく(電話交換にはグループIDはないので)
「TEL」の表示を行う。チャネル許可が個人通信の場
合は、グループIDではなく「PVT」を表示し(図示
していない)、緊急グループに対してはチャネル許可情
報は赤の文字(図示していない)で表示される。ディス
プレイ29はまた、各通信強度を表すグラフ表示171
およびユーザとシステムのインターフェースを示すコマ
ンドバー173を表示する。さらに、システムの保存媒
体情報175,ユーザの再生選択基準入力のための領域
177を表示する。
【0037】前述から明らかなように本発明は無線トラ
ンクシステムのログをとり、選択的にデータを再生する
経済的に実現可能な方法を提供する。したがって多数の
受信機や記録装置を必要とせず、同時に所望の情報セグ
メントの高品質音声再生がユーザフレンドリな再生を特
徴とする本発明によって可能となる。様々な実施態様に
ついて示したが、本発明はそれらに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な従来の無線トランクシステムを説明す
る模式図である。
【図2】無線トランクシステムの典型的なチャネル割当
てを説明する図である。
【図3】本発明の実施例による無線トランク記録のプロ
セスを表す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施例によるロギング記録装置を説明
するブロック図である。
【図5】図4の実施例によるロギング記録装置をさらに
説明するブロック図である。
【図6】本発明の実施例による音声記憶を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施例による音声記憶における制御情
報の使用法を説明するフローチャートである。
【図8】図6の実施例による記憶するデータパケットを
説明する図である。
【図9】本発明の実施例による記憶装置への情報の構成
を説明するブロック図である。
【図10】本発明の実施例によるディレクトリファイル
を説明する図である。
【図11】本発明の実施例によるチャネル構成を表す図
である。
【図12】制御チャネルが働かないときにロギング記録
装置の動作を許す、本発明の実施例による動作モードを
説明するフローチャートである。
【図13】本発明の実施例による圧縮音声の再生を説明
するフローチャートである。
【図14】本発明の実施例による圧縮音声の再生を説明
するフローチャートである。
【図15】本発明の実施例による圧縮音声の再生を説明
するフローチャートである。
【図16】典型的なロギング記録装置のディスプレイを
示す図である。
【主要部分の符号の説明】
9A,9B 可変周波数受信機 10 IDLRS 11 固定周波数無線機 13 VCMボード 15A,15B デジタル信号プロセッサ 17 コントローラ 19A,19B IDプロセッサ 21 ハードディスク 24 RAM 25A,25B 磁気テープ装置 37 音声出力端末

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データセグメントの各々を識別するデー
    タセグメント・インデックス情報共にデジタル音声デー
    タセグメントとして関連をもたない会話の各々が記憶さ
    れた記憶媒体からアナログ音声信号を再生する方法であ
    って、 再生要求を受信して前記再生要求に対応するデータセグ
    メント選択基準を生成するステップと、 前記データセグメント選択基準を前記データセグメント
    ・インデックス情報と比較し、前記関連をもたない会話
    の各々から前記データセグメント選択基準を満たすデー
    タセグメントのみを選択するステップと、 前記記憶媒体から、当該選択されたデジタル音声データ
    セグメントの各々を検索するステップと、 当該検索されたデジタル音声データセグメントの各々を
    アナログ音声信号に変換して前記アナログ音声信号を音
    声再生装置により再生するステップと、を有することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 当該検索されたデジタル音声データセグ
    メントの各々をアナログ音声信号に変換する前記ステッ
    プは、 当該検索されたデータセグメントの各々を複数のデジタ
    ル音声サンプルデータに拡張するステップと、 前記デジタル音声サンプルデータをアナログ信号に変換
    するステップと、を有することを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 無線トランクシステムの伝送信号を同時
    に記録し再生する方法であって、 複数の無線トランクチャネルで伝送される関連をもたな
    い会話信号を受信するステップと、 前記関連をもたない会話信号をデジタル信号に変換する
    ステップと、 前記デジタル信号の各々を複数のデータセグメントに分
    割し、対応する識別情報を生成するステップと、 前記データセグメントの各々を前記識別情報と共に記憶
    媒体に記憶するステップと、 前記データセグメントの各々を前記識別情報を用いて所
    定の再生基準と比較し、前記関連をもたない会話信号の
    各々から前記所定の再生基準を満たすデータセグメント
    のみを選択するステップと、 当該選択されたデータセグメントをアナログ再生信号に
    変換して前記アナログ再生信号を音声再生装置により再
    生するステップと、を有することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 信号コード化モードにおいて信号処理装
    置を用いて前記複数のデータセグメントを生成するステ
    ップと、 前記信号処理装置を信号デコード化モードに切り替え、
    前記アナログ再生信号を得るステップと、を有すること
    を特徴とする請求項3に記載の方法。
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