JP2001186012A - 分周回路 - Google Patents

分周回路

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JP2001186012A
JP2001186012A JP36977199A JP36977199A JP2001186012A JP 2001186012 A JP2001186012 A JP 2001186012A JP 36977199 A JP36977199 A JP 36977199A JP 36977199 A JP36977199 A JP 36977199A JP 2001186012 A JP2001186012 A JP 2001186012A
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frequency
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flip
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Hideyuki Kokatsu
秀行 小勝
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Toshiba Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の分周比を設定するために、多くのゲート
回路を必要とするため、回路構成が大きくなり、消費電
流が多くなるという問題を有していた。 【解決手段】DFF2を構成するマスタ回路12aとス
レーブ回路12bの相互間にオア回路OR2を設け、こ
のオア回路OR2にマスタ回路14aの出力信号をフィ
ードバック可能としている。したがって、スレーブ回路
12bの前でも論理処理を行うことができるため、オア
回路OR2とマスタ回路14aを付加するだけの簡単な
構成により、4分周、5分周、6分周を切り換え可能な
分周回路を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPLL(Ph
ase Locked Loop)回路等の高周波回路に適用される分
周回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル移動体通信用の携帯端末
装置に適用される局部発振回路は、非常に速い同期特
性、及び優れたノイズ特性が要求される。これらの要求
を満足するため、局部発振回路を構成するPLL回路か
らなる周波数シンセサイザは、フラクションN(Fracti
on N)方式に代表されるように、位相比較周波数(入力
信号の周波数)を非常に大きくすることにより、同期特
性の高速化、すなわち高速ロックアップと良好なノイズ
特性を両立しようとする試みがなされている。
【0003】しかし、位相比較周波数を高くすると、P
LL回路に設けられる分周器の分周比が小さくなる。一
方、分周器を構成するプリスケーラとプログラマブルカ
ウンタからなる通常のパルススワローカウンタは、2−
モジュラス(modulus)・プリスケーラに設定された2つ
の分周比により、分周可能な最小分周比が規定されてし
まう。したがって、位相比較周波数の上限がこの最小分
周比で決まってしまうため、この最小分周比で規定され
る以上に位相比較周波数を高くすることができないとい
う問題を有している。この結果、例えば携帯端末装置に
使用される発振器のように、周波数が大きく離れたチャ
ネルに移行する、所謂チャネルステップ周波数が高いシ
ステムでは、位相比較周波数を高くすることができず、
高速ロックアップが困難となる。
【0004】この問題を解決するため、従来のパルスス
ワローカウンタに用いられている2−モジュラス・プリ
スケーラを変更し、より多くの分周比に対応できる分周
器(以下、マルチ−モジュラス分周器と称す)を作成
し、この分周器の分周比を時系列に切り換えることによ
り、最小分周比を小さくするシステムが多く提案されて
いる。
【0005】図24は、従来のマルチ−モジュラス分周
器の一例を示している。この分周器は、例えば1GHz
の入力信号IN、/INを制御信号SW1、SW2に応
じて分周するものである。入力信号IN、/INはDF
F(Dタイプフリップフロップ回路)24a、24b、
24cにより所定の周期に分周され、DFF24bの出
力端から出力される信号は直列接続されたDFF24d
〜24hに供給される。これらDFF24d〜24h及
び前記DFF24a〜24cの分周比はモジュラス制御
回路24iにより制御される。すなわち、モジュラス制
御回路24iには制御信号SW1、SW2が供給されて
おり、これら制御信号SW1、SW2の組み合わせによ
り、DFF24a〜24c、及びDFF24d〜24h
の動作が制御されるようになされている。DFF24h
の出力端にはアンプ24jが接続され、このアンプ24
jから信号が出力される。この分周器は、制御信号SW
1、SW2の組み合わせにより、分周比を1/64、1
/65、1/72に設定可能とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
マルチ−モジュラス分周器は、上記3つの分周比を切り
換えることにより、PLL回路の高位相比較周波数に対
応して所要の最低分周比を設定することが可能である。
しかし、この分周器は分周比を切り換える際のタイミン
グマージンを十分確保するため、同期カウンタを多用す
る必要がある。しかも、この分周器は、分周比を切り換
えるための論理が複雑であり、モジュラス制御回路24
iを必要とし、このモジュラス制御回路24iの出力信
号を各DFF24d〜24hに供給するために多くのゲ
ート回路を必要とする。したがって、回路構成が大きく
なり、消費電流が多くなるという問題を有している。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、所要の分周
比を設定するための論理が容易で回路構成を簡略化で
き、回路の消費電流を削減することが可能な分周回路を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の分周回路は、上
記課題を解決するため、直列接続された複数のフリップ
フロップ回路からなり、各フリップフロップ回路はそれ
ぞれマスタ回路とスレーブ回路を有する同期カウンタ
と、前記複数のフリップフロップ回路のうちの所定のフ
リップフロップ回路におけるマスタ回路とスレーブ回路
の相互間で前段のフリップフロップ回路の出力信号と後
段のフリップフロップ回路の出力信号の論理処理を行う
第1の論理回路とを具備している。
【0009】前記同期カウンタは、終端のフリップフロ
ップ回路の出力信号が供給され、出力端が前記第1の論
理回路に接続されたマスタ回路をさらに具備している。
【0010】前記同期カウンタは、分周比を設定する第
1の制御信号と前記終端のフリップフロップ回路の出力
信号を論理処理し、先端のフリップフロップ回路に供給
する第2の論理回路をさらに具備している。
【0011】前記同期カウンタは、分周比を設定する第
2の制御信号と前記終端のフリップフロップ回路の出力
信号を論理処理し、出力端が前記第1の論理回路に接続
された前記マスタ回路に供給する第3の論理回路をさら
に具備している。
【0012】前記終端のフリップフロップ回路の出力信
号を順次分周する非同期カウンタをさらに具備してい
る。
【0013】前記非同期カウンタの出力信号と所定の制
御信号との論理処理を行う分周比の選択回路さらに具備
している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の
実施例を示すものであり、同期カウンタからなる分周回
路10を示している。この実施例は、Dタイプフリップ
フロップ回路を構成するマスタ回路とスレーブ回路の相
互間に後段のDタイプフリップフロップ回路の出力信号
をフィードバックすることにより、所要の分周比を設定
可能としている。
【0016】図1において、クロック信号CLKはプリ
アンプPRAを介してDタイプフリップフロップ回路D
FF1、DFF2、DFF3を構成するマスタ回路(M
S)11a、12a、13aのクロック信号入力端C
K、スレーブ回路(SL)11b、12b、13bのク
ロック信号入力端/CK(/は反転信号を意味する)、
及びマスタ回路14aのクロック信号入力端CKに供給
される。したがって、各マスタ回路とスレーブ回路はク
ロック信号に応じて交互に動作する。また、これらマス
タ回路及びスレーブ回路は、後述するように相補信号を
入力して相補信号を出力するため、入力端Dは2入力、
出力端/Qは2出力を有する構成とされている。しか
し、図1は説明の便宜上、スレーブ回路13bの出力端
を除き、1入力、1出力として示している。さらに、ク
ロック信号も相補信号とされているが説明の便宜上、一
方のみを記載している。
【0017】前記マスタ回路11aの入力端Dにはオア
回路OR1の出力端が接続されている。このオア回路O
R1の第1の入力端には前記スレーブ回路13bの出力
端/Qから出力される相補信号のうち、ネガティブ信号
(ローアクティブ信号)が供給される。また、このオア
回路OR1の第2の入力端には第1の制御信号SW1が
供給される。前記マスタ回路11aの出力端/Qは、ス
レーブ回路11bの入力端Dに接続され、スレーブ回路
11bの出力端/Qは、マスタ回路12aの入力端Dに
接続されている。
【0018】Dタイプフリップフロップ回路DFF2を
構成するマスタ回路12aとスレーブ回路12bの相互
間にはオア回路OR2が設けられ、このオア回路OR2
を介して後段のマスタ回路14aの出力信号がフィード
バックされる。すなわち、オア回路OR2の第1の入力
端には、前記マスタ回路14aの出力信号(ポジティブ
信号(ハイアクティブ信号))が供給され、第2の入力
端にはマスタ回路12aの出力信号(ポジティブ信号)
が供給される。このオア回路OR2の出力信号は、前記
スレーブ回路12bの入力端12bに供給される。この
スレーブ回路12bの出力端/Qはマスタ回路13aの
入力端Dに接続され、このマスタ回路13aの出力端/
Qはスレーブ回路13bの入力端Dに接続される。この
スレーブ回路13bの出力信号(ポジティブ信号)は出
力信号OUTとして出力され、前記ネガティブ信号は、
オア回路OR3の第1の入力端に供給される。このオア
回路OR3の第2の入力端には第2の制御信号SW2が
供給されている。このオア回路OR3の出力信号はマス
タ回路14aの入力端Dに供給されている。
【0019】図2は、図1に示す分周回路10の動作を
制御する前記第1、第2の制御信号SW1、SW2と分
周比の関係を示している。この分周回路10は、第1の
制御信号SW1がハイレベル、第2の制御信号SW2が
ローレベルの場合、分周比が1/4に設定され、第1の
制御信号SW1がローレベル、第2の制御信号SW2が
ハイレベルの場合、分周比が1/6に設定され、さら
に、第1、第2の制御信号SW1、SW2が共にローレ
ベルの場合、分周比が1/5に設定される。尚、第1、
第2の制御信号SW1、SW2が共にハイレベルの設定
は使用されない。
【0020】図3は、前記プリアンプPRAの具体的な
回路を示している。このプリアンプPRAは、例えば主
として差動増幅器DFAにより構成されている。すなわ
ち、クロック信号CLKは、差動増幅器DFAを構成す
るNPNトランジスタ31aのベースに供給されてい
る。この差動増幅器DFAを構成するNPNトランジス
タ31bのベースには抵抗とキャパシタからなる基準電
圧発生回路31cが接続されている。この基準電圧発生
回路31cには、ダイオード接続されたNPNトランジ
スタ31jより電流が供給されている。
【0021】前記トランジスタ31a,31bのコレク
タには出力回路を構成するNPNトランジスタ31d、
31eのベースがそれぞれ接続されている。これらトラ
ンジスタ31d、31eのエミッタより相補的なクロッ
ク信号CLK−P(ポジティブ信号)、CLK−N(ネ
ガティブ信号)が出力される。バイアス電圧Biasに
より制御されたNPNトランジスタ31f、31g、3
1h、31iは、前記トランジスタ31j、差動増幅器
DFA、トランジスタ31d、31eにそれぞれ定電流
を供給する電流源を構成している。
【0022】図4は、例えばオア回路OR1とマスタ回
路11aの具体的な回路を示している。オア回路OR2
とスレーブ回路12b、及びオア回路OR3とマスタ回
路14aもこの回路構成と同様である。
【0023】図4において、例えば差動型のオア回路O
R1はNPNトランジスタ41a、41b及び41eに
より構成されている。トランジスタ41a、41bのベ
ースは、スレーブ回路13bの出力信号及び第1の制御
信号SW1を受ける第1、第2の入力端を構成してお
り、コレクタはマスタ回路11aを構成するラッチ回路
LATの第1のノードn1に接続されている。
【0024】このラッチ回路LATはNPNトランジス
タ41c、41dにより構成されており、前記第1のノ
ードn1にはトランジスタ41cのコレクタ、及びトラ
ンジスタ41dのベースが接続されている。また、ラッ
チ回路LATの第2のノードn2には、トランジスタ4
1cのベース、及びトランジスタ41dのコレクタが接
続されている。
【0025】前記NPNトランジスタ41eは、ベース
に定電流が供給されており、コレクタは、前記第2のノ
ードn2に接続されている。第1のノードn1から出力
信号Y−P(ポジティブ信号)が出力され、第2のノー
ドn2から出力信号Y−N(ネガティブ信号)が出力さ
れる。
【0026】NPNトランジスタ41fは前記プリアン
プPRAから供給される前記クロック信号CLK−Pを
受け、前記トランジスタ41a、41b、41eを介し
てラッチ回路LATの第1、第2のノードn1、n2の
電位を制御する。NPNトランジスタ41gは前記クロ
ック信号CLK−Nを受け、ラッチ回路LATを構成す
るトランジスタ41c、41dのエミッタ電流を制御す
る。バイアス電圧Biasにより制御されたNPNトラ
ンジスタ41h、41iは、前記トランジスタ41e、
ラッチ回路LATに定電流を供給する。
【0027】図5は、例えばスレーブ回路11bの具体
的な回路を示している。マスタ回路12a、13a、及
びスレーブ回路13bもこの回路構成と同様である。
【0028】図5において、トランジスタ51a、51
bは入力回路INを構成している。これらトランジスタ
51a、51bのベースは第1、第2の入力端を構成し
ており、第1の入力端に第1の入力信号IN−P(ポジ
ティブ信号)が供給され、第2の入力端に第2の入力信
号IN−N(ネガティブ信号)が供給される。トランジ
スタ51aのコレクタはラッチ回路LATの第1のノー
ドn1に接続され、トランジスタ51bのコレクタはラ
ッチ回路LATの第2のノードn2に接続されている。
このラッチ回路LATはNPNトランジスタ51c、5
1dにより構成されており、前記第1のノードn1には
トランジスタ51cのコレクタ、及びトランジスタ51
dのベースが接続され、第2のノードn2には、トラン
ジスタ51cのベース、及びトランジスタ51dのコレ
クタが接続されている。第1のノードn1から出力信号
Y−P(ポジティブ信号)が出力され、第2のノードn
2から出力信号Y−N(ネガティブ信号)が出力され
る。
【0029】NPNトランジスタ51eは前記プリアン
プPRAから供給される前記クロック信号CLK−Pを
受け、前記トランジスタ51a、51bのエミッタ電流
を制御する。NPNトランジスタ51fは前記クロック
信号CLK−Nを受け、ラッチ回路LATを構成するト
ランジスタ51c、51dのエミッタ電流を制御する。
バイアス電圧Biasにより制御されたNPNトランジ
スタ51gは、前記入力回路IN、及びラッチ回路LA
Tに定電流を供給する。
【0030】上記構成において、分周回路10の動作に
ついて説明する。
【0031】図6は、分周比が1/5に設定された場合
の各部の出力信号を示しており、図1と同一部分には同
一符号を付している。図2に示すように、分周比が1/
5の場合、第1、第2の制御信号SW1、SW2は共に
ローレベルとされている。このため、オア回路OR1、
OR3は、共に第1の入力端の信号に応じた信号を出力
する。したがって、マスタ回路11a、スレーブ回路1
1b、マスタ回路12a、スレーブ回路12b、マスタ
回路13a、スレーブ回路13b、及びマスタ回路14
aはクロック信号CLKの立ち上がり、又は立ち下がり
に応じて、入力信号を反転した信号を順次出力する。
【0032】通常、3個のDFFを直列接続した場合、
クロック信号を6分周する回路となる。しかし、本実施
例の場合、マスタ回路12aとスレーブ回路12bの相
互間にオア回路OR2が設けられ、クロック信号を4分
周した後のタイミングでマスタ回路12aの出力信号が
ハイレベルとなる。このため、オア回路OR2はマスタ
回路14aからの出力信号に係わらずハイレベルを出力
する。したがって、この信号がスレーブ回路12b、マ
スタ回路13a、スレーブ回路13bと順次伝送され、
スレーブ回路13bの出力信号OUTのレベルは、ハイ
レベルとなる。すなわち、スレーブ回路13bの出力信
号OUTは半クロック信号分遅れてハイレベルとなるた
め、スレーブ回路13bの出力端からクロック信号CL
Kを5分周した出力信号OUTが出力される。
【0033】また、分周比が1/4に設定された場合、
第1の制御信号SW1がハイレベルであるため、オア回
路OR1の出力信号は常時ハイレベルである。このた
め、マスタ回路12aの出力信号は常時ローレベルであ
り、オア回路OR2はマスタ回路14aの出力信号に応
じた信号を出力する。また、第2の制御信号SW2はロ
ーレベルであるため、オア回路OR3はスレーブ回路1
3bのネガティブ出力信号に応じた信号を出力する。つ
まり、分周比が1/4に設定された場合、オア回路OR
2からマスタ回路14aの範囲の回路により実質的な動
作が行われ、2個のDFFからなる通常の4分周動作が
行われる。
【0034】さらに、分周比が1/6に設定された場
合、第1の制御信号SW1がローレベルであるため、オ
ア回路OR1はスレーブ回路13bのネガティブ出力信
号に応じた信号を出力する。一方、第2の制御信号SW
2はハイレベルであるため、オア回路OR3の出力信号
は常時ハイレベルである。このため、マスタ回路14a
の出力信号は常時ローレベルである。したがって、オア
回路OR2はマスタ回路12aの出力信号に応じた信号
を出力する。つまり、分周比が1/6に設定された場
合、オア回路OR1からスレーブ回路13bの範囲の回
路により実質的な動作が行われ、3個のDFFからなる
通常の6分周動作が行われる。
【0035】図7乃至図9は図1に示す回路のシミュレ
ーション結果を示している。図7は分周比を1/4に設
定した場合を示し、図8は分周比を1/5に設定した場
合を示し、図9は分周比を1/6に設定した場合を示し
ている。
【0036】上記第1の実施例によれば、第1、第2の
制御信号SW1、SW2に応じてマスタ回路とスレーブ
回路の接続数を制御するとともに、Dタイプフリップフ
ロップ回路DFF2を構成するマスタ回路12aとスレ
ーブ回路12bの相互間にオア回路OR2を設け、この
オア回路OR2にマスタ回路14aの出力信号をフィー
ドバック可能としている。したがって、スレーブ回路1
2bの前でも論理処理を行うことができるため、オア回
路OR2とマスタ回路14aを付加するだけの簡単な構
成により、4分周、5分周、6分周を切り換え可能な分
周回路を実現できる。
【0037】しかも、従来のように、分周比を変えるた
めに、モジュラス制御回路を必要としないため、回路規
模を縮小することができる。したがって、集積回路にお
いて、分周回路の占有面積を削減することができ、チッ
プ面積の増大を防止できる利点を有している。
【0038】(第2の実施例)図10は、本発明の第2
の実施例を示すものであり、図1に示す分周回路10を
用いたプリスケーラ70を示している。図10におい
て、図1と同一部分には同一符号を付している。
【0039】このプリスケーラ70は同期カウンタから
なる分周回路10の出力信号を直列接続されたTタイプ
フリップフロップ回路(TFF)72、73、74から
なる非同期カウンタ71に供給し、これらTFF72、
73、74の出力信号を選択回路75により選択してオ
ア回路OR1又はOR3に供給することにより、所要の
分周比を設定可能としている。
【0040】すなわち、スレーブ回路13bの出力信号
(ポジティブ信号、及びネガティブ信号)はTFF72
に供給される。この信号は、TFF72、73、74に
順次伝送される。各TFF72、73、74は、後述す
るように、ポジティブ信号とネガティブ信号を受け、ポ
ジティブ信号とネガティブ信号からなる出力信号を出力
する。図10では説明の便宜上、ポジティブ信号とネガ
ティブ信号を区別して示していない。
【0041】また、TFF72、73、74の各出力信
号のうち、ネガティブ信号は選択回路75に供給され
る。この選択回路75は例えば3つのノア回路NOR
1、NOR2、NOR3により構成されている。前記T
FF72、73、74から出力されるネガティブの出力
信号は、ノア回路NOR1の第1乃至第3の入力端に供
給される。このノア回路NOR1の第4の入力端(反転
入力端)には第2の制御信号SW2が供給される。前記
TFF73、74から出力されるネガティブの出力信号
は、ノア回路NOR2の第1、第2の入力端に供給され
る。このノア回路NOR2の第3の入力端(反転入力
端)には第3の制御信号SW3が供給される。これらノ
ア回路NOR1、NOR2の出力信号はノア回路NOR
3の第1、第2の入力端に供給される。このノア回路N
OR3の第3の入力端(反転入力端)には第1の制御信
号SW1が供給される。このノア回路NOR3の出力信
号は前記オア回路OR1の第2の入力端に供給される。
また、ノア回路NOR2の出力信号は前記オア回路OR
3の第2の入力端に供給される。
【0042】上記プリスケーラ70は、第1乃至第3の
制御信号SW1、SW2、SW3に応じて各種分周比が
設定可能とされている。
【0043】図11は、第1乃至第3の制御信号SW
1、SW2、SW3と分周比の関係を示している。第2
の実施例の場合、第1乃至第3の制御信号SW1、SW
2、SW3に応じて1/32、1/33、1/36の分
周比を設定可能とされている。
【0044】図12は、上記TFF72の一例を示して
いる。他のTFF73、74も同様の構成である。図1
2において、TFF72は、ラッチ回路LAT1、LA
T2及びこれらラッチ回路LAT1、LAT2を入力信
号IN−P、IN−Nに応じて交互に反転させるナンド
回路NAND1、NAND2を有している。
【0045】前記ラッチ回路LAT1はNPNトランジ
スタ72a、72bにより構成され、ラッチ回路LAT
2はNPNトランジスタ72c、72dにより構成され
ている。ナンド回路NAND1はNPNトランジスタ7
2e、72fにより構成され、これらトランジスタ72
e、72fのベースはラッチ回路LAT2の出力信号に
より制御される。ナンド回路NAND2はNPNトラン
ジスタ72g、72hにより構成され、これらトランジ
スタ72g、72hのベースはラッチ回路LAT1の出
力信号により制御される。
【0046】ナンド回路NAND1、及びラッチ回路L
AT2は、入力信号IN−Pを受けるトランジスタ72
i、72jにより制御される。また、ラッチ回路LAT
1、及びナンド回路NAND2は、入力信号IN−Nを
受けるトランジスタ72k、72lにより制御される。
【0047】NPNトランジスタ72m、72nは出力
用のトランジスタであり、これらトランジスタ72m、
72nのベースは、ラッチ回路LAT2の第2、第1の
ノードn2、n1に接続され、エミッタより出力信号Q
−P、Q−Nがそれぞれ出力される。
【0048】また、ベースにバイアス電圧Biasが供
給されるNPNトランジスタ72o、72p、72q、
72rは、定電流源である。トランジスタ72oは前記
ナンド回路NAND1、及びラッチ回路LAT1に定電
流を供給し、トランジスタ72pは前記ナンド回路NA
ND2、及びラッチ回路LAT2に定電流を供給し、ト
ランジスタ72q、72rは、前記トランジスタ72
m、72nに定電流を供給する。
【0049】上記TFF72は、1つのクロック信号が
供給される毎にラッチ回路LAT1、LAT2の状態が
反転し出力信号が反転するため、2分周回路として動作
する。
【0050】図13は、前記ノア回路NOR1の構成を
示している。NPNトランジスタ81a、81b、81
cのベースには前記TFF72、73、74の出力信号
が供給される。Pチャネル型MOSトランジスタ81d
のゲートには前記第2の制御信号SW2が供給される。
このMOSトランジスタ81dの出力信号はレベルシフ
ト回路82を構成するNPNトランジスタ81e、81
fを介してNPNトランジスタ81gのベースに供給さ
れる。前記トランジスタ81a、81b、81c、81
gのコレクタは出力端Y1に接続されている。トランジ
スタ81a、81b、81c、81gとNPNトランジ
スタ81hは差動対を構成し、トランジスタ81iはト
ランジスタ81hのベース電流を設定している。
【0051】また、ベースにバイアス電圧Biasが供
給されるトランジスタ81j、81k、81lは定電流
源であり、トランジスタ81jはトランジスタ81a、
81b、81c、81gに定電流を供給し、トランジス
タ81kはレベルシフト回路82に定電流を供給し、ト
ランジスタ81lはトランジスタ81iに定電流を供給
する。
【0052】図14は、前記ノア回路NOR2の構成を
示している。この回路は、図13に示すノア回路NOR
1の回路から、トランジスタ81aを除いたものであ
り、図13と同一部分には同一符号を付し説明は省略す
る。
【0053】図15は、前記ノア回路NOR3の構成を
示している。この回路は、図14に示すノア回路NOR
2の回路から、レベルシフト回路82、トランジスタ8
1iを除いたものであり、図14と同一部分には同一符
号を付し説明は省略する。
【0054】上記構成において、図10に示すプリスケ
ーラ70の動作について、図16、図17、図18を参
照して説明する。図16、図17、図18は、図10に
示す各部のシミュレーション結果を示している。
【0055】先ず、図16に示すシミュレーション結果
を参照して分周比が1/32(32分周)に設定された
場合について説明する。この場合、図11に示すよう
に、第1の制御信号SW1がハイレベル、第2、第3の
制御信号SW2、SW3がローレベルとされる。このた
め、ノア回路NOR3の出力信号Y3はハイレベルに固
定される。したがって、分周回路10は、オア回路OR
2→スレーブ回路12b→マスタ回路13a→スレーブ
回路13b→オア回路OR3→マスタ回路14aのルー
プが動作し、4分周回路として動作する。このため、ス
レーブ回路13bからは図16に示すように、クロック
信号CLKを4分周した信号が出力される。このスレー
ブ回路13bの出力信号はTFF72、73、74に順
次供給される。これらTFF72、73、74は、前述
したように、1つのクロック信号に応じて出力信号の状
態がトグル動作する2分周回路である。したがって、こ
れらTFF72、73、74により入力信号が順次2分
周される。したがって、TFF74の出力信号OUT
は、クロック信号CLKを32(=4×2×2×2)分
周した信号となる。
【0056】次に、図17に示すシミュレーション結果
を参照して、分周比が1/33(33分周)に設定され
た場合について説明する。この場合、図11に示すよう
に、第3の制御信号SW3がローレベルであるため、オ
ア回路OR3はスレーブ回路13bの出力信号に応じた
信号を出力する。したがって、分周回路10において、
オア回路OR2→スレーブ回路12b→マスタ回路13
a→スレーブ回路13b→オア回路OR3→マスタ回路
14aのループは常に動作する。また、第1の制御信号
SW1がハイレベル、第2の制御信号SW2がハイレベ
ルである。このため、図17に示すように、TFF7
2、73、74の3つの出力信号が共にローレベルであ
る場合のみ、ノア回路NOR1の出力信号Y1がハイレ
ベルとなり、ノア回路NOR3の出力信号Y3がローレ
ベルとなる。ノア回路NOR3の出力信号Y3がローレ
ベルとなるのは、32分周動作の最後の1回だけであ
る。この場合、オア回路OR1からマスタ回路14aの
分周回路10は5分周動作となり、その他は4分周動作
を行う。したがって、TFF74の出力信号OUTは、
クロック信号CLKを33(=4×2×2×2+1)分
周した信号となる。
【0057】次に、図18に示すシミュレーション結果
を参照して、分周比が1/36(36分周)に設定され
た場合について説明する。36分周動作は、分周回路1
0のオア回路OR2→スレーブ回路12b→マスタ回路
13a→スレーブ回路13b→オア回路OR3→マスタ
回路14aからなるループによる4分周動作と、オア回
路OR1→マスタ回路11a→スレーブ回路11b→マ
スタ回路12a→オア回路OR2→スレーブ回路12b
→マスタ回路13a→スレーブ回路13b→オア回路O
R3→マスタ回路14aからなるループによる6分周動
作とを組み合わせて実行される。
【0058】すなわち、図11に示すように、第1、第
3の制御信号SW1、SW3がハイレベルであり、第2
の制御信号SW2がローレベルである。4分周と6分周
の切り換えはTFF73、74の出力信号が用いられ
る。すなわち、TFF73、74の出力信号が共にハイ
レベルの場合、6分周動作が設定され、それ以外の場
合、4分周動作が設定される。TFF73、74の出力
信号が共にハイレベルとなるのは、32(=4×2×2
×2)分周動作の最後の2回である。したがって、この
ような動作を行うことにより、TFF74の出力信号O
UTは、クロック信号CLKを36(=4×2×2×2
+(6−4)×2)分周した信号となる。
【0059】上記第2の実施例によれば、分周回路10
の出力信号をさらに分周するTFF72、73、74及
び第1乃至第3の制御信号SW1、SW2、SW3に応
じて分周回路10の分周動作を選択する選択回路75を
設けている。したがって、僅かな回路構成の増加によ
り、1/32,1/33,1/36の3モジュラス分周
回路を構成することができる。
【0060】また、第2の実施例の場合、簡単な論理構
成の分周動作を組み合わせることにより、複雑な分周比
を実現することができる。
【0061】特に、第2の実施例の場合、分周比が1/
33、1/36において、4分周の期間が5分周、又は
6分周の期間より長い論理設定とされている。このた
め、第1乃至第3の制御信号SW1、SW2、SW3に
より分周比が切り換えられ、選択回路75の出力信号Y
3が立ち上がってから、立ち下がるタイミングを長く設
定することができ、タイミングマージンを十分に確保す
ることが可能である。したがって、選択回路75を構成
するノア回路NOR1に比べてノア回路NOR2、NO
R3の出力信号の論理レベルの確定が遅い場合において
も、誤動作が生じることがなく、確実な分周動作を行う
ことができる。
【0062】以下、上記タイミングマージンについて、
他の回路例と比較して説明する。
【0063】図19は、本発明の前提となる分周回路の
一例を示している。この分周回路90は、入力クロック
信号を例えば32分周、33分周、36分周の3通りに
切り換えることが可能とされている。この分周回路90
は同期カウンタ91と非同期カウンタ92とにより構成
されている。
【0064】同期カウンタ91は、第1乃至第3のDタ
イプフリップフロップ回路DFF11、DFF12、D
FF13を有し、各DタイプフリップフロップDFF1
1、DFF12、DFF13はマスタ回路11a,12
a,13aとスレーブ回路11b、12b、13bを有
している。さらに、第1のDタイプフリップフロップD
FF11の入力端に接続された第1のオア回路OR11
と、第1のDタイプフリップフロップDFF11と第2
のDタイプフリップフロップDFF12の相互間に接続
された第2のオア回路OR12とを有している。第1の
オア回路OR11は、第3のDタイプフリップフロップ
DFF13の出力信号と後述する選択回路96の出力信
号が供給され、前記第2のオア回路OR12には第1の
DタイプフリップフロップDFF11を構成するスレー
ブ回路の反転出力信号と第3のDタイプフリップフロッ
プDFF13を構成するスレーブ回路の反転出力信号と
が供給されている。
【0065】前記第3のDタイプフリップフロップDF
F13を構成するスレーブ回路の出力信号(ポジティブ
信号及びネガティブ信号)は、非同期回路92に供給さ
れる。この非同期カウンタ92は直列接続されたTFF
93、94、95により構成されており、TFF95か
ら出力信号OUTが出力される。これらTFF93、9
4、95は前記TFF72、73、74と同様の構成で
ある。
【0066】各TFF93、94、95の出力信号のう
ち、ポジティブ信号は選択回路96を構成するノア回路
NOR11、NOR12、NOR13にそれぞれ供給さ
れる。第3の制御信号SW3はノア回路NOR11、N
OR12に供給され、第2の制御信号SW2は、ノア回
路NOR11、NOR12の出力信号とともにノア回路
NOR13に供給され、第1の制御信号SW1は、ノア
回路NOR13の出力信号の反転信号とともにノア回路
NOR14に供給される。
【0067】図20は、図19に示す分周回路の第1乃
至第3の制御信号SW1、SW2、SW3と分周比の関
係を示している。同図に示すように第1乃至第3の制御
信号SW1、SW2、SW3を設定することにより、分
周比を1/32、1/33、1/36、1/40に設定
できる。
【0068】図21は、分周比が1/32に設定された
場合のシミュレーション結果を示し、図22は、分周比
が1/33に設定された場合のシミュレーション結果を
示し、図23は、分周比が1/36に設定された場合の
シミュレーション結果を示している。
【0069】ここで、図23を参照して、分周比が1/
36に設定された場合の動作について説明する。この場
合、第1の制御信号SW1はローレベル、第2、第3の
制御信号SW2、SW3はハイレベルに設定される。こ
のとき、同期カウンタ90は、4分周動作を4回実行
し、5分周動作を4回実行する。すなわち、先ず、選択
回路96の出力信号Y3がハイレベルとされるため、同
期カウンタ91はオア回路OR12→DFF12→DF
F13のループにより4分周動作が実行される。この動
作に伴い第3のDタイプフリップフロップDFF13か
ら出力される信号はTFF93、TFF94、TFF9
5により順次2分周される。
【0070】4分周動作から5分周動作に切り換えるタ
イミングは、図23に示すように、TFF93、TFF
94の出力信号がローレベル、TFF94の出力信号が
ハイレベルの場合であり、このとき、選択回路96の出
力信号Y3がハイレベルからローレベルとなる。する
と、同期カウンタ91はオア回路OR11→DFF11
→オア回路OR12→DFF12→DFF13のループ
により6分周動作が実行される。この結果、TFF94
の出力端から36分周された出力信号OUTが出力され
る。
【0071】上記の例の場合、4分周動作が4回であ
り、この期間がタイミングマージンとなる。このため、
選択回路96を構成するノア回路NOR11、NOR1
2、NOR13の出力信号の論理レベルが確定するのが
遅れた場合、このタイミングマージンを確保することが
できなくなる。したがって、同期カウンタ91の誤動作
を防止するため、選択回路96の設計に注意を要する。
【0072】これに対して、上述した第2の実施例の場
合、分周比1/36の論理は前述したように4分周動作
を6回実行した後、6分周動作を2回実行するように構
成されているため、4分周動作が終了するまでの期間、
すなわちタイミングマージンを図19に示す回路に比べ
て長くすることができる。したがって、選択回路75の
設計を容易化することができる。
【0073】しかも、第2の実施例の場合、選択回路7
5を構成するノア回路NOR3の出力信号は、1段のノ
ア回路NOR1、NOR2の出力信号に応じて確定す
る。これに対して、図19に示す回路の場合、ノア回路
NOR14の出力信号は、第1段目のノア回路NOR1
1、NOR12、第2段目のノア回路NOR13の出力
信号が確定した時点でなければ確定しない。したがっ
て、第2の実施例の場合、図19に示す回路に比べて高
速動作が可能となる。
【0074】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能
なことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、所要の分周比を設定するための論理が容易で回路構
成を簡略化でき、回路の消費電流を削減することが可能
であると共に、十分なタイミングマージンを設定でき誤
動作を防止することが可能な分周回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】図1に示す分周回路の動作を制御する制御信号
と分周比の関係を示す図。
【図3】図1に示すプリアンプの一例を示す回路図。
【図4】図1に示すオア回路とマスタ回路の一例を示す
回路図。
【図5】図1に示すスレーブ回路の一例を示す回路図。
【図6】図1の動作を示す波形図。
【図7】図1に示す回路の分周比が1/4の場合のシミ
ュレーション結果を示す図。
【図8】図1に示す回路の分周比が1/5の場合のシミ
ュレーション結果を示す図。
【図9】図1に示す回路の分周比が1/6の場合のシミ
ュレーション結果を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図11】図10に示す分周回路の動作を制御する制御
信号と分周比の関係を示す図。
【図12】図10に示すTFFの一例を示す回路図。
【図13】図10に示すノア回路の一例を示す回路図。
【図14】図10に示すノア回路の他の例を示す回路
図。
【図15】図10に示すノア回路の他の例を示す回路
図。
【図16】図10に示す回路の分周比が1/32の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図17】図10に示す回路の分周比が1/33の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図18】図10に示す回路の分周比が1/36の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図19】本発明の前提となる分周回路の一例を示す構
成図。
【図20】図19に示す分周回路の動作を制御する制御
信号と分周比の関係を示す図。
【図21】図19に示す回路の分周比が1/32の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図22】図19に示す回路の分周比が1/33の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図23】図19に示す回路の分周比が1/36の場合
のシミュレーション結果を示す図。
【図24】従来のマルチ−モジュラス分周器の一例を示
す構成図。
【符号の説明】
10…分周回路、 DFF1、DFF2、DFF3…Dタイプフリップフロ
ップ回路、 11a、12a、13a、14a…マスタ回路、 11b、12b、13b…スレーブ回路、 72、73、74…TFF(Tタイプフリップフロップ
回路)、 75…選択回路、 OR1、OR2、OR3…オア回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された複数のフリップフロップ
    回路からなり、各フリップフロップ回路はそれぞれマス
    タ回路とスレーブ回路を有する同期カウンタと、 前記複数のフリップフロップ回路のうちの所定のフリッ
    プフロップ回路におけるマスタ回路とスレーブ回路の相
    互間で前段のフリップフロップ回路の出力信号と後段の
    フリップフロップ回路の出力信号の論理処理を行う第1
    の論理回路とを具備することを特徴とする分周回路。
  2. 【請求項2】 前記同期カウンタは、終端のフリップフ
    ロップ回路の出力信号が供給され、出力端が前記第1の
    論理回路に接続されたマスタ回路をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の分周回路。
  3. 【請求項3】 前記同期カウンタは、分周比を設定する
    第1の制御信号と前記終端のフリップフロップ回路の出
    力信号を論理処理し、先端のフリップフロップ回路に供
    給する第2の論理回路をさらに具備することを特徴とす
    る請求項2記載の分周回路。
  4. 【請求項4】 前記同期カウンタは、分周比を設定する
    第2の制御信号と前記終端のフリップフロップ回路の出
    力信号を論理処理し、出力端が前記第1の論理回路に接
    続された前記マスタ回路に供給する第3の論理回路をさ
    らに具備することを特徴とする請求項2記載の分周回
    路。
  5. 【請求項5】 前記終端のフリップフロップ回路の出力
    信号を順次分周する非同期カウンタをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の分周
    回路。
  6. 【請求項6】 前記非同期カウンタの出力信号と所定の
    制御信号との論理処理を行う分周比の選択回路さらに具
    備することを特徴とする請求項4記載の分周回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003058817A1 (fr) * 2001-12-20 2003-07-17 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Circuit generateur d'echelles a deux modules
JP2009201037A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Nec Electronics Corp 分周回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003058817A1 (fr) * 2001-12-20 2003-07-17 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Circuit generateur d'echelles a deux modules
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