JP2001185788A - 光増幅器 - Google Patents
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Abstract
光出力が変化する。 【解決手段】 光増幅器の当該希土類添加光ファイバの
温度の関数、例えば線形関数に従って当該光増幅器の利
得を制御する。また、少なくとも一つの前段増幅部と少
なくとも一つの後段増幅部とそれら前段増幅部と後段増
幅部の段間に光可変減衰器を設け、少なくとも一つの光
増幅部は当該希土類添加光ファイバの温度の関数、例え
ば線形関数として利得を制御し、当該光可変減衰器を温
度の関数、例えば線形関数として、あるいは、光増幅器
全体の光信号出力が一定となるように減衰量を制御す
る。
Description
テムに利用される光増幅器に関するものであり、特に1.
5nm帯の波長多重信号光を増幅するのに適した光増幅器
に関するものである。
添加光ファイバ増幅器(以下、光増幅器と省略する)が
急速に普及しつつあり、特に光増幅器の広い増幅帯域を
利用し、増幅帯域内の複数の波長の信号光を多重化した
波長多重信号光を用いて通信容量の増大化を図るDWDMシ
ステムにおける光増幅器の利用が注目されている。最近
では従来広く使われていた1530-1560nm帯のみならず、
希土類添加光ファイバの利得を長波長側にシフトするこ
とによって、1570-1600帯も利用されるようになってき
ている。これらの技術については、例えば、 (1)M.Yamada et al.,"Broad-bandand gain-flat
tened amplifier composedof a 1.55μm-band and
a1.58μm-bandEr3+ - doped fiberamplifierin a
parallel configuration" Electron.Lett., vol.
33,p710-711, 1997 (2)M.Fukushima et al., "Flatgain Erbium-dop
ed fiberamplifierin1570nm-1600nm regionfor dens
e WDMtransmission systems" OFC'97,PD-3,1997 (3)T. Sakamoto etal., "Properties ofGain-sh
ifted EDFA (1580nm-band EDFA)Cascades inWDM T
ransmission Systems"OAA'98、 TuB3, 1998 等の文献に紹介されている。
いることによりDWDMシステムの利用帯域が倍増するばか
りか、四光波混合の影響のためDWDMシステムへの適用が
難しいとされていた分散シフトファイバをDWDMシステム
へ適用することが可能となる等の利点も出てくる。
いるものの、その増幅特性には波長依存性、入力信号光
強度依存性、温度依存性が存在する。このため波長多重
信号光を一括増幅した場合、一つ一つの異なった信号光
波長(以下、チャネルと呼ぶ)間の利得差が問題とな
る。DWDMシステムにおいて光増幅器を多段接続した場
合、このチャネル間利得差が蓄積し、システム全体の伝
送特性が制限されることになる。このような問題を解決
するために、各種手段が開発されている。この手段とし
て、増幅特性の波長依存性を無くすために光増幅器内部
に補正フィルタを挿入して利得スペクトルを平坦にする
方法、得られた平坦な利得スペクトルを保持するために
入力強度に応じて出力強度を調整して利得を一定に保つ
利得一定制御方法、温度依存性を無くすために希土類添
加光ファイバ全体を温度制御して一定温度に保つ方法等
がある。
幅器は、従来の1530-1560nm帯の光増幅器と比較して希
土類添加光ファイバの単位長さあたりの利得が小さい領
域を使用するため、実用的な利得を得るためには長尺の
希土類添加光ファイバを用いる必要がある。このため、
単位長さあたりでは利得の温度依存性が小さい場合で
も、全体としては大きな利得の温度依存性が生じてしま
う。
長側にシフトした光増幅器では利得の温度依存性が相対
的に大きくなる。しかし、希土類添加光ファイバを温度
制御する方法は消費電力が増加し、システムの物理的サ
イズが大きくなるといった課題があり、また、使用温度
範囲の増大は更なる消費電力の増加を招くという課題が
ある。そのため、光増幅器の温度依存性を希土類添加光
ファイバの温度制御を行わずに補償することが要望され
ている。
複数の希土類添加光ファイバを備えた多段構成の光増幅
器において、利得スペクトルの温度依存性を補償するこ
とであり、使用温度によらず利得スペクトルが変化する
ことなく動作する光増幅器を提供することである。ま
た、第二の目的は、第一の目的に加えて、入力信号光強
度や、段間光部品挿入損失量、出力信号光強度によら
ず、利得スペクトルが変化することなく動作可能な光増
幅器を提供することである。
続された多段構成の光増幅器において、各増幅部の利得
を希土類添加光ファイバの温度や入力信号光強度、段間
光部品挿入損失、出力信号光強度に応じて適切に変化さ
せることにより、常に一定した利得スペクトルで動作可
能としたことを特徴とするものである。
の段間に光可変減衰手段を挿入し、各増幅部の利得制御
と合わせて当該光可変減衰手段も含めて適切に制御する
ことにより、光増幅器を常に一定した利得スペクトルで
動作可能としたことを特徴とするものである。
希土類添加光ファイバを用い、少なくとも一つ以上の波
長の異なる光信号を増幅する光増幅器において、当該光
増幅器の利得が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファ
イバの温度若しくは環境温度に基づいて設定されるよう
にしたものである。
請求項1記載の光増幅器において、当該光増幅器の利得
が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度若
しくは環境温度の線形関数によって制御されるようにし
たものである。
請求項1記載の光増幅器において、希土類添加光ファイ
バの添加希土類物質をエルビウム(Er)としたもので
ある。
請求項3記載の光増幅器において、増幅される信号光の
波長を560nm以上としたものである。
希土類添加光ファイバを用いた少なくとも一つの前段増
幅部と、少なくとも一つの後段増幅部と、それら前段増
幅部と後段増幅部の中間に少なくとも一つの光減衰器を
有する光増幅器において、前段増幅部、後段増幅部の双
方又は一方の利得が当該光増幅器又は当該希土類添加光
ファイバの温度若しくは環境温度に基づいて設定される
ようにしたものである。
請求項5記載の光増幅器において、前段増幅部、後段増
幅部の利得が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイ
バの温度若しくは環境温度の線形関数によって制御され
るようにしたものである。
請求項5記載の光増幅器において、光減衰器が当該光増
幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度若しくは環境
温度に基づいて制御されるようにしたものである。
請求項7記載の光増幅器において、光減衰器が当該光増
幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度若しくは環境
温度の線形関数によって制御されるようにしたものであ
る。
請求項5記載の光増幅器において、光減衰器が少なくと
も一つの後段増幅部の光信号出力レベルが一定となるよ
うに制御されるものである。
は、請求項5乃至請求項9のいずれかに記載の光増幅器
において、少なくとも一つの波長の光信号をモニタ信号
とし、当該モニタ信号を用いて前段増幅部又は後段増幅
部の双方又は一方の利得を制御するものである。
は、希土類添加光ファイバを用いた少なくとも一つの前
段増幅部と、少なくとも一つの後段増幅部と、それら前
段増幅部と後段増幅部の中間に少なくとも一つの光減衰
器を有する光増幅器において、少なくとも一つの前段増
幅部の利得を一定に制御し、少なくとも一つの後段増幅
部の利得を当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバ
の温度若しくは環境温度に基づいて設定するようにした
ものである。
は、請求項11記載の光増幅器において、後段増幅部の
利得が、当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの
温度若しくは環境温度の線形関数によって制御されるよ
うにしたものである。
は、請求項11記載の光増幅器において、光減衰器が当
該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度若しく
は環境温度に基づいて制御されるようにしたものであ
る。
は、請求項11記載の光増幅器において、光減衰器が当
該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度若しく
は環境温度の線形関数によって制御されるようにしたも
のである。
は、請求項11記載の光増幅器において、光減衰器を少
なくとも一つの後段増幅部の光信号出力レベルが一定と
なるように制御されるものである。
は、請求項11乃至請求項15のいずれかに記載の光増
幅器において、少なくとも一つの波長の光信号をモニタ
信号とし、当該モニタ信号を用いて前段増幅部及び後段
増幅部の双方又は一方の利得を制御するものである。
は、請求項5乃至請求項16のいずれかに記載の光増幅
器において、希土類添加光ファイバにおける添加希土類
物質をエルビウム(Er)としたものである。
は、請求項5乃至請求項16のいずれかに記載の光増幅
器において、増幅される信号光の波長を1560nm以上とし
たものである。
幅器の第一の構成例を示したものである。この光増幅器
は入力コネクタ1、希土類添加光ファイバ2、入力側及
び出力側の光カプラ3、4、入力側及び出力側の光モニ
タ(フォトダイオード)5、6、光アイソレータ7、
8、励起光/信号光波長多重器9、10、励起用レーザ
11、12、利得制御回路13、温度センサー14、出
力コネクタ14より構成されている。尚、前記光カプラ
3、4はビームスプリッタに代えることもできる。
れた信号光(波長多重信号光)は光カプラ3にてその一
部分が分岐され光モニタ5によって光強度が測定され
る。一方、光カプラ3を通過して光アイソレータ7、励
起光/信号光波長多重器9を通過した信号光は、利得制
御回路13によって制御された励起用レーザ11で発生
して励起光/信号光波長多重器9により合波される励起
光によって励起状態になっている希土類添加光ファイバ
2に入射され、そこで誘導放出による光増幅を受けて光
アイソレータ8に入射される。同アイソレータ8を通過
した信号光は出力側の光カプラ4にてその一部分が分岐
され出力側光モニタ6によって光強度が測定される。ま
た、出力コネクタ14からは増幅された信号光が出射さ
れる。入力側及び出力側の光モニタ5、6によって測定
された光強度は、制御信号に変換され、電気信号として
利得制御回路13に送られる。さらに温度センサ14に
より希土類添加ファイバ2の温度若しくは当該光増幅器
全体の環境温度が測定され、電気信号として利得制御回
路13に送られる。
原理を説明する。ここで、図1の励起用レーザ11、1
2は1480nm帯の光源、希土類添加光ファイバ2はエルビ
ウム(Er)添加石英光ファイバであり、光増幅器がい
わゆる1570-1600nm帯エルビウム(Er)添加石英光フ
ァイバ増幅器(EDFA)として構成されているものとす
る。
信号利得との関係を示したものである。横軸のEDFA内部
平均信号利得は次式で表され、縦軸の利得偏差ΔGはΔ
G=G1-Gn(1、nは信号光のチャネル番号であり、
1は最も短波長の光、nは最も長波長の光)で表され
る。前記nは例えば8つの波長の異なる信号光を多重す
る場合は8となる。
出力光強度、減衰量を様々に変化させた際のEDFA内部平
均信号利得と利得偏差ΔGとの関係を示したものであ
り、−5、25、50、70℃の各EDF温度における
結果を温度ごとに異なる記号で示してある。また、最小
二乗法によって求められる回帰直線式と回帰直線を温度
ごとに示してある。図2よりEDF温度が変化してもEDFA
内部平均信号利得を変化させれば利得偏差ΔGを一定に
保つことが可能であることがわかる。
関係を示したものである。図3のグラフ中の点線はEDFA
内部平均信号利得ごとに書き示した回帰直線であり、回
帰直線(a)は内部平均信号利得が33.5dBの場合、以下
同様に回帰直線(b)は35.5dBの場合、回帰直線(c)
は38.5dBの場合、回帰直線(d)は41.7dBの場合を夫々
示す。これらの回帰直線に見られるように、EDF温度に
対する利得偏差ΔGの変化はほぼ直線的である。すなわ
ち、EDF温度の変化に対して利得偏差ΔGを一定に保つ
と、EDF温度とEDFA内部平均信号利得との関係はほぼ直
線的になる。入力光強度と出力光強度、利得偏差ΔGを
固定した場合、EDF温度の変化に対してEDFA内部平
均信号利得を一定に保つためには、同EDFA内部平均信号
利得の変化分を光可変減衰器によって相殺すれば良い。
また、前記図2より同一のEDF温度に対してはEDFA
内部平均信号利得を一定に保つことにより、利得偏差Δ
Gを固定した動作が実現できる。よって、同一の光可変
減衰器の減衰量ATTを、EDF温度の変化に対してはEDFA内
部平均信号利得を変化させて利得偏差ΔGを一定に保つ
ように、入力光強度と出力光強度、利得偏差ΔGの変化
に対してはEDFA内部平均信号利得を一定に保つように制
御することで常に利得偏差ΔGを一定に保つ動作が実現
できる。
EDF温度に対してEDFA内部平均利得を変化させた場合の
例であり、図4のグラフ中の点線(a)は利得偏差が-
3.0dBの場合、以下同様に点線(b)は-1.6dBの場合、
点線(c)は0.0dBの場合、点線(d)は1.2dBの場合、
点線(e)は2.1dBの場合、点線(f)は3.0dBの場合で
ある。EDF温度上昇に対してEDFA内部平均利得を線形に
減少させると利得偏差ΔGは一定に保たれる。光増幅器
の利得は励起用レーザの出力によって制御することが可
能である。
1、12の出力を固定し、希土類添加光ファイバ2の温
度を変化させた場合の利得スペクトルの変化を示してお
り、図5のグラフ中の実線(a)は希土類添加光ファイ
バ2の温度が−5℃の場合を示し、以下同様に実線
(b)は25℃、実線(c)は50℃、実線(d)は7
0℃の場合を夫々示す。信号光の波長としては1570-160
0nm間に等分に配置している。励起用レーザ11、12
の出力が固定されている場合は希土類添加光ファイバ2
の温度によって利得スペクトルが大きく変化しているこ
とがわかる。一方、図6は図1の希土類添加光ファイバ
2の温度によって光増幅器の利得、すなわち励起用レー
ザ11、12の出力を変化させた場合の利得スペクトラ
ム特性を示すものであり、図6のグラフ中の実線(a)
〜(d)は図5と同様に希土類添加光ファイバ2の温度
が−5、25、50、70℃の場合を夫々示す。図6よ
り希土類光ファイバ2の温度が変化しても、利得スペク
トルが一定に保たれていることがわかる。
ファイバ2の温度変化に対して利得スペクトルを一定に
保つことは可能であるが、光増幅部の利得自体が変化し
てしまう。実際の光通信システムへの適用を考慮すると
光増幅器全体の利得或いは光出力パワーが一定に保たれ
ることが望ましい。
示したものであり、前記図1の構成の問題を解決するこ
とが可能である。各光増幅部の構成は図1に図示した光
増幅部20と同様であるが、必要な利得に応じて励起用
レーザ11、12の数は変わる。前段増幅部22と後段
増幅部24との間に光可変アッテネータ26が挿入され
ている。また、夫々の増幅部22、24への入力光信
号、出力光信号は、図1に示した構成と同様に光カプラ
3、4にてその一部分が分岐され、光モニタ5、6によ
って光強度が測定される。さらに、前段増幅部22は利
得制御回路131により、後段増幅部24は利得制御回
路132により、そして、光可変アッテネータ26は光
可変アッテネータ制御回路28により夫々の温度の、例
えば線形関数として制御される。ここで、例えば光可変
アッテネータ26の制御関数と後段増幅部24の制御関
数を、当該光増幅器全体の出力が一定となるように予め
決めておけば、希土類添加光ファイバの温度が変化して
も、利得スペクトル及び光出力を一定に保つことができ
る。尚、光ファイバ伝送路の波長分散を補償するための
分散補償ファイバ30を前段光増幅部22、後段光増幅
部24の段間に挿入することも可能である。また、本構
成の別の特徴は、高速な制御が可能なことである。将来
のDWDMシステムでは動作状態のチャネルの停止、追
加、迂回等が必要になる。一般にEDFAのように蛍光
寿命の長い増幅器の場合、チャネルの増減を動作状態で
安定的に行う為には励起光パワーをチャネル数の変動に
応じてマイクロ秒オーダーの高速制御が必要であること
が知られている。図7に示した本構成では、すべての制
御回路がメモリやCPUによる演算を必要としないアナ
ログ回路で実現可能であり、結果として高速な制御を容
易に実現できる。それに対して図13に示すような従来
構成では、チャネル数(入力光強度)とEDF温度をパ
ラメータとした光可変アッテネータ設定値テーブルをメ
モリAに蓄え、CPU等で構成される光可変アッテネー
タ制御回路Bが当該メモリA上のテーブルを読みに行く
というタスクが必要となり、高速制御が困難である。
尚、図13のCは入力光コネクタ、Dは出力光コネク
タ、Eは光カプラ、Fは前段増幅部、Gは後段増幅部、
Hは光可変アッテネータ、Iは分散補償ファイバ、Jは
励起光出力一定制御回路、Kは出力一定制御回路であ
る。以下に示す本発明の実施例では前記のような高速制
御が可能であることを特徴の一つとしている。
示したものである。図7と同様に前段増幅部22、後段
増幅部24、光可変アッテネータ26、及び光モニタ
5、6により構成される。ここで、前段増幅部22は利
得制御回路131により当該希土類添加光ファイバの温
度の、例えば線形関数として制御され、後段増幅部24
も同様に、利得制御回路132により当該希土類添加光
ファイバの温度の、例えば線形関数として制御される。
さらに、光可変アッテネータ26は光可変アッテネータ
制御回路28によって、出力コネクタ2からの光信号の
レベルが一定になるように制御される。当該構成の光増
幅器は、図7に示す構成と比較して、光可変アッテネー
タ26の制御が単純となる利点がある。尚、光ファイバ
伝送路の波長分散を補償するための分散補償ファイバ3
0を前段増幅部22、後段増幅部24の段間に挿入する
ことも可能である。
である。図7、図8に示す構成と同様に前段増幅部2
2、後段増幅部24、光可変アッテネータ26、及び光
モニタ5、6により構成される。ここで、前段増幅部2
2は利得制御回路131により利得が一定に制御され、
また、後段増幅部24は利得制御回路132により当該
希土類添加光ファイバの温度の、例えば線形関数として
制御される。さらに、光可変アッテネータ26は光可変
アッテネータ制御回路28により、出力コネクタ2から
の光信号のレベルが一定になるように制御される。
のである。図9に示す構成と同様に前段増幅部22、後
段増幅部24、光可変アッテネータ26、及び光モニタ
5、6により構成される。ここで、前段増幅部22は利
得制御回路131により利得が一定に制御され、また、
後段増幅部24は利得制御回路132により当該希土類
添加光ファイバの温度の、例えば線形関数として制御さ
れる。さらに、光可変アッテネータ26は光可変アッテ
ネータ制御回路28により夫々の温度の、例えば線形関
数として制御される。ここで、例えば光可変アッテネー
タ26の制御関数と後段増幅部24の制御関数を当該光
増幅器全体の出力が一定となるように予め決めておけ
ば、希土類添加光ファイバの温度が変化しても、利得ス
ペクトル及び光出力を一定に保つことができる。当該構
成は、図7、図8に示す構成と比較して、前段増幅部2
2の制御が単純となる利点がある。尚、光ファイバ伝送
路の波長分散を補償するための分散補償ファイバ30を
前段増幅部22、後段増幅部24の段間に挿入すること
も可能である。
得スペクトルの温度依存性の特性例を示すものである。
温度の変化に対して利得スペクトルが一定に保たれ、か
つ光増幅器全体の利得も一定に保たれていることがわか
る。
のである。図7、図8、図9、図10に示した構成(前
段増幅部22、後段増幅部24、光可変アッテネータ2
6、光モニタ5、6)に、中間増幅部35、光可変アッ
テネータ37が付加されている。さらに信号モニタ5、
6は光カプラ3、4で分岐された後にバンドパスフィル
タ40を介して特定のモニタ信号光(波長λm)をモニ
タしている。一般に入力信号光パワーによらずASEの
レベルは一定であるため、トータルの入力信号光パワー
が小さい場合はASEのレベルは一定であるため、トー
タルの入力信号光パワーが小さい場合はASEが無視で
きなくなる。ASEは増幅帯域全体に広がるブロードな
雑音光であるため、バンドパスフィルタを介して特定の
波長λmをモニタすることによりトータルの入力信号光
パワーが小さいときでも増幅された雑音光(ASE)の
影響を受けずに精度良くモニタ、制御が可能となる。
間にある光可変アッテネータ26は光可変アッテネータ
制御回路281で、中間増幅部35と後段増幅部24の
間にある光可変アッテネータ37は光可変アッテネータ
制御回路282で夫々制御される。さらに前段増幅部2
2は利得制御回路131で、中間増幅部35は利得制御
回路133で、後段増幅部24は利得制御回路132で
夫々制御される。ここで前段増幅部22は利得制御回路
131によって利得一定に制御され、光可変アッテネー
タ1を、光可変アッテネータ制御回路1によって入力コ
ネクタへの入力信号光パワーが変化しても光可変アッテ
ネータ26からの出力信号光パワーが一定になるように
制御すれば、中間増幅部35への入力信号光パワーは一
定となる。従って本構成をとれば、光増幅器への入力信
号光パワーが変化しても、その変化は前段増幅部22と
光可変アッテネータ26によって吸収され、中間増幅部
35より後段部分には一定レベルの信号が入射され、夫
々前述してきた図7(本発明の第二の実施形態)、図8
(本発明の第三の実施形態)、図9(本発明の第四の実
施形態)、図10(本発明の第五の実施形態)の構成に
より利得スペクトルの温度依存性を無くすことが可能と
なる。
ある。 1. 請求項1〜4記載の光増幅器によれば、当該光増
幅器を構成する希土類添加光ファイバの温度が変化して
も利得スペクトルを一定に保つことが可能となる。 2. 請求項5〜18記載の光増幅器によれば、当該光
増幅器を構成する希土類添加光ファイバの温度および入
力信号光パワーが変化しても利得スペクトルを一定に保
つとともに、当該光増幅器の利得または信号光出力レベ
ルを一定に保つことができる。
成図。
信号利得との関係を示す図。
r)添加光ファイバの温度との関係を示す図。
増幅器内部平均信号利得とエルビウム(Er)添加光フ
ァイバの温度との関係を示す図。
行わず、温度が変化しても励起レーザの出力を一定とし
て制御した場合の利得スペクトルの変化を示す図。
数で制御した場合の利得スペクトルを示す図。
図。
図。
図。
成図。
成図。
Claims (18)
- 【請求項1】希土類添加光ファイバを用い、少なくとも
一つ以上の波長の異なる光信号を増幅する光増幅器にお
いて、当該光増幅器の利得が当該光増幅器又は当該希土
類添加光ファイバの温度若しくは環境温度に基づいて設
定されることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項2】請求項1記載の光増幅器において、当該光
増幅器の利得を当該光増幅器又は当該希土類添加光ファ
イバの温度若しくは環境温度の線形関数によって制御さ
れることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項3】請求項1記載の光増幅器において、希土類
添加光ファイバの添加希土類物質がエルビウム(Er)
であることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項4】請求項3記載の光増幅器において、増幅さ
れる信号光の波長が1560nm以上であることを特徴とする
光増幅器。 - 【請求項5】希土類添加光ファイバを用いた少なくとも
一つの前段増幅部と、少なくとも一つの後段増幅部と、
それら前段増幅部と後段増幅部の中間に少なくとも一つ
の光減衰器を有する光増幅器において、前段増幅部、後
段増幅部の双方又は一方の利得が当該光増幅器又は当該
希土類添加光ファイバの温度若しくは環境温度に基づい
て設定されることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項6】請求項5記載の光増幅器において、前段増
幅部、後段増幅部の利得を当該光増幅器又は当該希土類
添加光ファイバの温度若しくは環境温度の線形関数によ
って制御されることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項7】請求項5記載の光増幅器において、光減衰
器が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度
若しくは環境温度に基づいて制御されることを特徴とす
る光増幅器。 - 【請求項8】請求項7記載の光増幅器において、光減衰
器が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの温度
若しくは環境温度の線形関数によって制御されることを
特徴とする光増幅器。 - 【請求項9】請求項5記載の光増幅器において、光減衰
器が少なくとも一つの後段増幅部の光信号出力レベルが
一定となるように制御されることを特徴とする光増幅
器。 - 【請求項10】請求項5乃至請求項9のいずれかに記載
の光増幅器において、少なくとも一つの波長の光信号を
モニタ信号とし、当該モニタ信号を用いて前段増幅部又
は後段増幅部の双方又は一方の利得を制御することを特
徴とする光増幅器。 - 【請求項11】希土類添加光ファイバを用いた少なくと
も一つの前段増幅部と、少なくとも一つの後段増幅部
と、それら前段増幅部と後段増幅部の中間に少なくとも
一つの光減衰器を有する光増幅器において、少なくとも
一つの前段増幅部の利得を一定に制御し、少なくとも一
つの後段増幅部の利得を当該光増幅器又は当該希土類添
加光ファイバの温度若しくは環境温度に基づいて設定す
ることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項12】請求項11記載の光増幅器において、後
段増幅部の利得が、当該光増幅器又は当該希土類添加光
ファイバの温度若しくは環境温度の線形関数によって制
御されることを特徴とする光増幅器。 - 【請求項13】請求項11記載の光増幅器において、光
減衰器が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの
温度若しくは環境温度に基づいて制御されることを特徴
とする光増幅器。 - 【請求項14】請求項11記載の光増幅器において、光
減衰器が当該光増幅器又は当該希土類添加光ファイバの
温度若しくは環境温度の線形関数によって制御されるこ
とを特徴とする光増幅器。 - 【請求項15】請求項11記載の光増幅器において、光
減衰器を少なくとも一つの後段増幅部の光信号出力レベ
ルが一定となるように制御することを特徴とする光増幅
器。 - 【請求項16】請求項11乃至請求項15のいずれかに
記載の光増幅器において、少なくとも一つの波長の光信
号をモニタ信号とし、当該モニタ信号を用いて前段増幅
部及び後段増幅部の双方又は一方の利得を制御すること
を特徴とする光増幅器。 - 【請求項17】請求項5乃至請求項16のいずれかに記
載の光増幅器において、希土類添加光ファイバにおける
添加希土類物質がエルビウム(Er)であることを特徴
とする光増幅器。 - 【請求項18】請求項5乃至請求項16のいずれかに記
載の光増幅器において、増幅される信号光の波長が1560
nm以上であることを特徴とする光増幅器。
Priority Applications (1)
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JP37056299A JP3552034B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 光増幅器 |
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JP37056299A JP3552034B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 光増幅器 |
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JP3552034B2 JP3552034B2 (ja) | 2004-08-11 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005150435A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Fujitsu Ltd | 光増幅器および光増幅器の制御方法 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37056299A patent/JP3552034B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2005150435A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Fujitsu Ltd | 光増幅器および光増幅器の制御方法 |
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