JP2001185305A - 同軸コネクタ及びこの同軸コネクタを備えた電子機器 - Google Patents

同軸コネクタ及びこの同軸コネクタを備えた電子機器

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JP2001185305A
JP2001185305A JP37464399A JP37464399A JP2001185305A JP 2001185305 A JP2001185305 A JP 2001185305A JP 37464399 A JP37464399 A JP 37464399A JP 37464399 A JP37464399 A JP 37464399A JP 2001185305 A JP2001185305 A JP 2001185305A
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JP
Japan
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sleeve
coaxial connector
housing
resin case
cable
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JP37464399A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Kuriyama
利隆 栗山
Yoshihiro Osaki
吉大 大崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸ケーブルのねじれに起因するハウジング
の破断を効果的に防止できる同軸コネクタ及びこの同軸
コネクタを備えた電子機器を得る。 【解決手段】 導電性金属材からなるハウジングを内蔵
したケーブルプラグAと、該プラグAを受け入れるレセ
プタクルとからなる同軸コネクタ。ハウジングの小径筒
状部に同軸ケーブル15のシールド線43をスリーブ1
6によって圧着している。このスリーブ16は外周部に
形成した突条部16aが樹脂ケース1の内壁部に形成し
た溝部2に嵌合することにより回り止めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸コネクタ、特
に、高周波電子機器等に使用される同軸コネクタ及びこ
の同軸コネクタを備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】この種の同軸コネクタとしては、
従来より、例えば、特開平8−83649号公報記載の
ものが知られている。この同軸コネクタは、雄側コネク
タ(ケーブルプラグ)と雌側コネクタ(レセプタクル)
とを嵌合させて雄側端子と雌側端子を接触させるように
している。
【0003】前記ケーブルプラグは樹脂ケースに導電性
金属材からなるハウジングを収容し、該ハウジングを同
軸ケーブルのシールド線の接続用として機能させてい
る。このハウジングはケーブルのシールド線をかしめに
よって圧着する小径の筒状部と中心端子を備えた絶縁体
を保持する大径の筒状部及びレセプタクルの端子との結
合部とが一体的にプレス加工によって成形されている。
【0004】しかしながら、従来のケーブルプラグで
は、同軸ケーブルにねじれが発生すると、ねじれの力が
ハウジングの小径筒状部に作用して該小径筒状部も回転
するため、ねじれ量が大きい場合には小径筒状部と大径
筒状部との間の継ぎ目部が破断してしまうおそれを有し
ていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、同軸ケーブルの
ねじれに起因するハウジングの破断を効果的に防止でき
る同軸コネクタ及びこの同軸コネクタを備えた電子機器
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明は、導電性材からなるハウジングを樹
脂ケースに内蔵したケーブルプラグと、該ケーブルプラ
グを受け入れるレセプタクルとから構成した同軸コネク
タにおいて、ハウジングの筒状部に同軸ケーブルのシー
ルド線を圧着させるスリーブを備え、該スリーブの外周
部が樹脂ケースの内壁部に係合することによってハウジ
ングの回転が防止されていることを特徴とする。
【0007】本発明においては、スリーブの回転が樹脂
ケースによって阻止されており、同軸ケーブルがねじれ
たとしても、そのねじれ力がハウジングに伝達されるこ
とはなく、ハウジングの破断が防止される。さらに、破
断のおそれがないことからハウジングの形状、構造を比
較的自由に設計することができる。
【0008】スリーブの外周部と樹脂ケースの内壁部と
の係合は種々の形態を採用することができ、例えば、ス
リーブの外周部に突条部を形成すると共に、樹脂ケース
の内壁部に溝部を形成し、突条部を溝部に係合させる。
あるいは、スリーブの外周部を断面多角形状とし、該多
角形状の少なくとも一面を樹脂ケースの内壁部に面接触
させてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る同軸コネクタ
及びこの同軸コネクタを備えた電子機器の実施形態につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0010】(第1実施形態、図1〜図6参照)第1実
施形態としての同軸コネクタは、ケーブルプラグA(図
1、図2参照)とレセプタクルB(図6参照)とからな
る。
【0011】ケーブルプラグAは、樹脂ケース1に、同
軸ケーブル15の一端部、端子ユニットを構成している
ハウジング12、中心端子14を備えた絶縁体13を収
容したものである。樹脂ケース1は、一方の端面1aが
開口し、他方の端面1bに同軸ケーブル15の一端部が
挿入されている。
【0012】同軸ケーブル15は、芯線41と、該芯線
41の外周面を被覆している絶縁皮膜42と、該絶縁皮
膜42を介して芯線41の外周部を覆っているシールド
線43と、保護材44とからなる。芯線41は先端が中
心端子14の基部14aに突入し、中心端子14と電気
的に接続されている。
【0013】金属製ハウジング12の大径筒状部12a
には、筒状の絶縁体13が圧着保持されており、この絶
縁体13に挿通されている中心端子14の先端部14b
は、ハウジング12の嵌合部12cの軸心部に位置して
いる。ハウジング12の小径筒状部12bと同軸ケーブ
ル15の端部はスリーブ16によって圧着され、堅固に
接合されると共に、同軸ケーブル15のシールド線43
とハウジング12とが電気的に接続されている。
【0014】一方、レセプタクルBは、図6に示すよう
に、嵌合凹部5aを有する樹脂ケース5に、端子ユニッ
トを構成しているグランド端子22、絶縁体23及び中
心端子24を取り付けたものである。
【0015】グランド端子22は、樹脂ケース5の後部
表面の形状に合わせて折り曲げられ、中央部に嵌合凹部
5a内に突出する摺接部22aが設けられている。摺接
部22aの内側には筒状の絶縁体23が挿入され、この
絶縁体23に管状の中心端子24が保持されている。中
心端子24の一方の側は樹脂ケース5の後面に沿って延
在し、その端部は外方に折り曲げられて外部接続部24
bとされる。
【0016】ケーブルプラグAとレセプタクルBとの結
合は、ケーブルプラグAをレセプタクルBの嵌合凹部5
aに挿入することにより行われる。このとき、樹脂ケー
ス1の両側面に形成したロック用突起19(図1参照)
が樹脂ケース5に形成した穴(図示せず)に嵌合する。
【0017】図1及び図4に示す符号20はロック用突
起19の嵌合を解除するための操作用突起である。ま
た、ケーブルプラグAとレセプタクルBとの電気的接続
は従来周知であり、その説明は省略する。
【0018】ところで、本第1実施形態において、前記
ハウジング12はプレス加工によって丸め成形され、同
軸ケーブル15のシールド線43を圧着する小径筒状部
12bと絶縁体13を保持する大径筒状部12aとの間
に形成された段付き開口部12d(図3参照)において
継ぎ目部12eで連続している。
【0019】スリーブ16は、金属材からなり、前記ハ
ウジング12の小径筒状部12bの外周部でかしめら
れ、小径筒状部12bに同軸ケーブル15のシールド線
43を圧着させている。このスリーブ16は、図5に示
すように、断面6角形状に形成され、外周部の180゜
回転対称位置に突条部16aが突設されている。一方、
樹脂ケース1の内壁部には溝部2が形成されており、ス
リーブ16は突条部16aが溝部2に嵌合されることで
樹脂ケース2に対して回り止めされている。
【0020】即ち、同軸ケーブル15には外力によって
ねじれが発生することがある。この場合、ねじれ力はハ
ウジング12の小径筒状部12b及びスリーブ16を回
転させるように作用する。しかし、スリーブ16の突条
部16aが溝部2に嵌合しているため、スリーブ16及
び小径筒状部12bの回転が阻止される。仮に、小径筒
状部12bが回転すると継ぎ目部12eが破断するおそ
れがあるが、その回転はスリーブ16によって阻止され
るため、破断のおそれはない。
【0021】なお、本第1実施形態において、突条部1
6aを溝部2に嵌合させるように構成したが、溝部2を
若干幅広くして遊びを持たせてもよい。突条部16aが
溝部2内で若干移動することがあっても、ハウジング1
2の回転防止効果に実質的な変化はなく、むしろスリー
ブ16を樹脂ケース1に挿入する際の作業性が向上す
る。
【0022】(第2実施形態、図7参照)本発明の第2
実施形態である同軸コネクタは、図7に示すように、断
面6角形状のスリーブ16に対して、樹脂ケース1の内
壁部に互いに対向する平面部3を形成した。この場合、
スリーブ16のいずれか二つの外周面が平面部3に面接
触することでスリーブ16の回転が阻止され、ひいては
ハウジング12の回転が防止される。
【0023】さらに、第2実施形態によれば、スリーブ
16を樹脂ケース1に挿入する際、いずれかの外周面が
平面部3に接すればよく、挿入時におけるスリーブ16
の方向性(回転方向)に制約を受けることがなく、組み
立てが容易になる。
【0024】なお、第2実施形態で図7に示されていな
い構成は前記第1実施形態と同様であり、それらの説明
は省略する。
【0025】(第3実施形態、図8参照)本発明の第3
実施形態である同軸コネクタは、図8に示すように、断
面6角形状のスリーブ16に対して、樹脂ケース1の内
壁部にも同じ断面6角形の平面部4を形成した。この場
合、スリーブ16の各外周面がそれぞれ平面部4に面接
触してスリーブ16の回転が阻止され、ひいてはハウジ
ング12の回転が防止される。さらに、スリーブ16を
樹脂ケース1に挿入する際の方向性(回転方向)に制約
を受けることがない点も前記第2実施形態と同様であ
る。
【0026】なお、第3実施形態で図8に示されていな
い構成は前記第1実施形態と同様であり、それらの説明
は省略する。
【0027】(第4実施形態、図9参照)本第4実施形
態は、本発明に係る電子機器として、ITS(高度道路
交通システム)に利用される車載情報装置を例にして説
明する。
【0028】図9は車載情報装置の概略構成を示し、6
0は送受信用のアンテナ部、61はユニット部である。
62は同軸ケーブルで、アンテナ部60とユニット部6
1を電気的に接続する。63は同軸コネクタ、64は同
軸コネクタ63やIC部品等を実装する制御基板、65
はデータ表示部である。
【0029】同軸コネクタ63として、前記ケーブルプ
ラグAとレセプタクルBを用いることにより、信頼性の
高い車載情報装置を実現することができる。
【0030】ITSにはETC(自動料金収受システ
ム)やVICS(渋滞情報システム)等が含まれてお
り、有料道路の料金や渋滞状況等の情報はアンテナ部6
0によって受信される。受信された情報は、同軸ケーブ
ル62及び同軸コネクタ63を介してユニット部61に
伝送され、データ表示部65に表示される。
【0031】(他の実施形態)なお、本発明に係る同軸
コネクタ及びこの同軸コネクタを備えた電子機器は前記
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更可能であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ハウジングの筒状部に同軸ケーブルのシール
ド線を圧着させるスリーブの外周部を樹脂ケースの内壁
部に係合するようにしたため、同軸ケーブルのねじれに
起因するスリーブやハウジングの回転が阻止され、ハウ
ジングの破断を防止することができる。この結果、信頼
性の高い電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である同軸コネクタを構
成するケーブルプラグを示す側面図。
【図2】前記ケーブルプラグの縦断面図。
【図3】前記ケーブルプラグに内蔵されているハウジン
グの斜視図。
【図4】図1のX−X拡大断面図。
【図5】前記ケーブルプラグに内蔵されているスリーブ
の斜視図。
【図6】前記同軸コネクタを構成するレセプタクルの断
面図。
【図7】本発明の第2実施形態である同軸コネクタを構
成するケーブルプラグの拡大断面図。
【図8】本発明の第3実施形態である同軸コネクタを構
成するケーブルプラグの拡大断面図。
【図9】本発明に係る電子機器の一実施形態を示す概略
構成図。
【符号の説明】
A…ケーブルプラグ B…レセプタクル 1…樹脂ケース 2…溝部 3,4…平面部 12…ハウジング 12a…大径筒状部 12b…小径筒状部 15…同軸ケーブル 16…スリーブ 16a…突条部 43…シールド線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性材からなるハウジングを樹脂ケー
    スに内蔵したケーブルプラグと、該ケーブルプラグを受
    け入れるレセプタクルとから構成した同軸コネクタにお
    いて、 前記ハウジングの筒状部に同軸ケーブルのシールド線を
    圧着させるスリーブを備え、 前記スリーブの外周部が樹脂ケースの内壁部に係合する
    ことによってハウジングの回転が防止されていること、 を特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記スリーブの外周部に突条部を形成す
    ると共に、前記樹脂ケースの内壁部に溝部を形成し、突
    条部を溝部に係合させたことを特徴とする請求項1記載
    の同軸コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの外周部を断面多角形状と
    し、該多角形状の少なくとも一面を前記樹脂ケースの内
    壁部に面接触させたことを特徴とする請求項1記載の同
    軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    同軸コネクタを備えたことを特徴とする電子機器。
JP37464399A 1999-12-28 1999-12-28 同軸コネクタ及びこの同軸コネクタを備えた電子機器 Pending JP2001185305A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004356007A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Honda Tsushin Kogyo Co Ltd 同軸コネクタにおける中心コンタクトの回転止め構造
JP2012233949A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 光コネクタ
JP2018010720A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 株式会社フジクラ 電気コネクタ

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