JP2001185074A - プラズマ質量フィルタ - Google Patents
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Abstract
に分離するプラズマ質量フィルタを、操作者が低質量粒
子と高質量粒子の間の境界を選択可能にし、使用が容易
で、製造が比較的簡単で、比較的コスト効果を良くする
こと。 【解決手段】 この質量分離フィルタ10は、壁12で
囲まれ、軸16を形成する室14を有する。壁12の外
面に複数の磁気コイル18が取付けられ、磁場B Zを作
る。複数の電圧制御リング20が電場Erを発生し、上
記磁場と共に交差電磁場を作る。荷電低質量粒子28お
よび荷電高質量粒子26を含む多種プラズマ24を室1
4の中へ噴射する。上記交差電磁場の影響で、粒子28
および26が軸16周りに上記粒子の質量に特有なそれ
ぞれの軌道で回転する。低質量粒子28は室14を通過
するが、高質量粒子26は通過できず、壁12に収集さ
れ、それによって高質量粒子26と低質量粒子28が効
果的に分離される。
Description
1月16日に提出した米国特許出願第09/192,9
45号の一部係属出願である。この出願第09/19
2,945号の内容をここに参考までに援用する。
マ中の荷電粒子をそれらそれぞれの質量に従って分離で
きる装置および器具に関する。更に詳しくは、本発明
は、多種プラズマから特定の質量範囲の粒子を抽出する
フィルタ装置に関する。本発明は、高質量粒子から低質
量粒子を分離するためのフィルタとして特に有用である
が、それだけではない。
良く知られ且つ良く理解されている。簡単に言えば、プ
ラズマ遠心分離機は、荷電粒子に力を発生し、それがこ
れらの粒子をそれらの質量に従って互いから分離させ
る。更に詳しくは、プラズマ遠心分離機は、交差電磁場
が荷電粒子に有する効果に依存する。知られるように、
交差電磁場は、プラズマ中の荷電粒子を、中心に向く縦
軸の周りのそれぞれの螺旋状経路上を運動させてこの遠
心分離機を通過させる。荷電粒子がこれらの交差電磁場
の影響下で遠心分離機を通過するとき、それらは、勿
論、種々の力を受ける。特に、半径方向、即ち、遠心分
離機中の粒子回転軸に垂直な方向には、これらの力は:
1)この粒子の運動によって生ずる遠心力Fc;2)こ
の電場Erによってこの粒子に働く電気力FE;および
3)この磁場BZによってこの粒子に働く磁気力FBであ
る。数学的に、これらの力の各々の大きさは、それぞれ
次の様に表す: Fc=Mrω2; FE=eEr;および FB=erωBZ. 但し、Mは、粒子の質量;rは、粒子の回転軸からの距
離;ωは、粒子の角周波数;eは、粒子の電荷;Eは、
電場の強さ;およびBZは、磁場の磁束密度である。
に内方に向けることが普遍的に認められている。言換え
れば、遠心分離機で回転軸からの距離が増すと、正電圧
が増す。これらの条件の下で、電気力FEは、この粒子
に作用する遠心力Fcに対抗し、交差電磁場のE×B回
転から生ずる磁気力がこの外向き遠心力を助ける。従っ
て、この遠心分離機の半径方向の平衝条件を次のように
表すことができる: ΣFr=0(半径方向に外が正方向) Fc−FE+FB=0 Mrω2−eEr+FB=0 (式1) 式1は、一つは正、一つは負の二つの実数解を有するこ
とに気付く、即ち: 但し、Ω=eBZ/Mcは、質量Mのイオンのサイクロト
ロン周波数である。
は、遠心分離機で遠心力Fcが粒子を互いからそれらの
質量に従って分離可能とする条件を作るための平衡状態
を求めることである。これは、遠心力が、特定の粒子の
質量(M)によって、粒子毎に異なるために起るもので
ある。それで、重い質量の粒子は、大きいFcを受け、
小さい遠心力しか受けない軽い質量の粒子より遠心分離
機のより外側縁の方へ動く。その結果、相互回転軸から
外方に軽い粒子から重い粒子へと順次分布する。しか
し、良く知られるように、プラズマ遠心分離機は、全て
の粒子を前述の方法で完全には分離していないことは、
周知である。
を閉込めるように電場Eを選択し、イオンが限定された
軌道を示すとき、力平衡を達成できる。本発明のプラズ
マフィルタでは、遠心分離機と違って、イオンを抽出す
るために電場を反対符号に選択する。その結果、カット
オフ値Mcより大きい質量のイオンは、非限定軌道上に
ある。カットオフ質量Mcは、電磁場の強さを調整する
ことによって選択できる。このプラズマフィルタの基本
的特徴をハミルトニアン・フォーマリズムを使って説明
できる。
運動の定数であり、ハミルトン演算子によって表す。 但し、 およびPz=Mvzは、それぞれ運動量の成分であり、e
Φはポテンシャルエネルギーである。Ψ=r2Bz/2
は、磁束関数に関係し、Φ=Vctr−αΨは電位であ
る。E=−∇Φは、関心のあるフィルタの場合ゼロより
大きく選んだ電場である。このハミルトニアンを次のよ
うに書直すことができる: P およびP が運動の定数であるように、これらのパラ
メータがz軸に沿って変らないとする。展開し、区分し
直して定数項を全て左辺に置くと: 但し、Ω=eBz/Mは、サイクロトロン周波数であ
る。最後の項は、r2に比例し、それでもし、Ω/4−
α<0ならば、第2項が1/r2と共に減少するので、
Pr 2は、粒子が放射状に移動しても左辺を一定に保つた
めに、増加しなければならない。これは、次の式によっ
て与えられるカットオフ質量より大きい質量に対して軌
道が制限されないことに繋がる:Mc=e(Bza)2/
(8Vctr)但し、aは、この室の半径である。次も使
う: 但し、Φ0=VctrおよびΨ0=0一方、r=aで、φ=
0およびΨ=a2Bz/2それで、例えば、陽子質量Mp
に規準化して、式2を書直して高質量を喪失軌道に載せ
るために必要な電圧を得ることができる。
100、および磁場200Gsは、48Vの電圧を要す
る。プラズマ質量フィルタでのカットオフ質量に対する
同じ結果は、次に与えられる単純な力平衡式を調べるこ
とによっても得られる: ΣFr=0(半径方向に外が正方向) Fc+FE+FB=0 Mrω2+eEr+erωBZ=0 (式3) これは式1と電場および磁力の符号だけが異なり、次の
解を有する: それでもし、4Er/rΩBz>1ならば、ωが虚根を有
し、力平衡を達成できない。シリンダ半径“a”、中心
電圧Vctrおよび壁で電圧ゼロのフィルタ装置に対し、
カットオフ質量に対する同じ式は次の様になり: Mc=ea2Bz 2/(8Vctr) 荷電粒子の質量Mが閾値より大きいとき(M>Mc)、
この粒子は、壁に当るまで半径方向の外方に動き続け、
ところが質量の軽い粒子が含まれ、この装置の出口に集
められる。質量の高い粒子も種々の手法を使ってこれら
の壁から回収できる。
する値が磁場BZの大きさとこの室の中央(即ち、縦軸
に沿って)での電圧Vctrによって決ることに気付くこ
とが重要である。これら二つの変数は、設計考慮事項で
あり、制御可能である。上に示した数学的計算の結果を
より十分に理解するために、プラズマ質量フィルタとプ
ラズマ遠心分離機のそれぞれの動作にかかわる物理的現
象の比較がためになる。これら2種類の装置の間に類似
性はあるが、これらの類似性は、殆ど重要性がない。例
えば、両種の装置が軸方向に向いた磁場を確立する。両
方が交差電磁場を確立する(電場の方向が半径方向に互
いに反対であるとはいえ)。および、両方が多種プラズ
マの荷電粒子をそれらの質量に従って互いから分離する
意図である。しかし、類似性はそこで終る。
機の間の重要な差異は、プラズマ遠心分離機が動作上プ
ラズマの中の種々の荷電粒子間の衝突に依存するという
事実である。特に、粒子をそれらの質量に従って分離す
るための作動機構を確立するのは、遠心分離機の中の軽
イオンと重イオン間の衝突である。他方、プラズマ質量
フィルタは、その動作のためにこの衝突機構は使わな
い。実際、それと反対に、プラズマ質量フィルタは、プ
ラズマの中の荷電粒子間の衝突の回避に依存する。プラ
ズマ質量フィルタでこれを行う目的は、それによって各
荷電粒子に所定の軌道を辿らせることである。すると、
プラズマ質量フィルタの中の荷電粒子の分離は、それぞ
れの粒子の軌道が特定の荷電粒子の質量に従って異なる
ので、可能であることことになる。この基本的差異がプ
ラズマ質量フィルタとプラズマ遠心分離機の間の更に他
の差異をもたらす。
で、二つの主な相違点に注意すべきである。第1に、従
来の遠心分離機での半径方向電場は、内方に向き、全て
のイオンを閉込める。個々のイオン軌道の点から見る
と、この電場は、外方に向いた遠心力およびveB力の
平衡をとる唯一の半径方向力である。フィルタでは、こ
の電場が外方に向いてイオンを抽出する。カットオフ質
量以下の質量に対しては、今度は内方に向いたvxB力
が外方に向いた電気力および遠心力の平衡をとって半径
方向の閉込めを達成できる。しかし、カットオフ質量以
上の質量に対して、内方に向いたvxB力は、外方に向
いた電気力および遠心力の平衡をとるには不十分であ
り、これらのイオンは追出される。
の影響を無視し、それがフィルタと遠心分離機の第2の
主な相違点の要因である。フィルタは、衝突が稀であ
り、それで軌道は基本的に遠心力、vxB力および電気
力の平衡によって与えられるものであり;分離は、主と
してカットオフ質量を超える質量の重い粒子の半径方向
放逐から生ずるという状況で動作する。対照的に、遠心
分離機は、そのより限られた質量分離を、種々のイオン
種を熱力学的平衡状態に追いやる衝突によって達成す
る。この平衡状態で、軽および重イオン密度の半径方向
分布の比は、ガウス分布で、その半値幅は、重いイオン
と軽いイオンの間の遠心力の差に依る。
ラズマの密度に比例することは良く知られている。更
に、荷電粒子が他の粒子との衝突を避けることが出来た
ならば、この妨害されない粒子が交差電磁場によって影
響され、所定の軌道を辿れることが知られている。特
に、電荷e、および強さBの磁場に垂直な速度vを有す
る粒子が円形経路に沿って動くことが知られている。こ
れらの条件下で、この粒子がこの円形経路の周りに1秒
当りに行う回転数は、サイクロトロン周波数として知ら
れ、数学的に;Ω=Bze/Mとして表され、但し、m
は粒子の質量である。上に示す計算に対応して、サイク
ロトロン周波数が粒子速度vと独立であることに気付く
ことが重要である。
の他の荷電粒子との衝突を避けることができることは、
プラズマ質量フィルタの動作にとって重要な概念であ
る。衝突を完全に避けられるという絶対的保証は有り得
ないが、単純にこの室内のプラズマの密度を減らすこと
によって衝突の可能性を減らせることは明らかである。
これを心に留め、および本発明のため、“衝突密度”
を、Mcを決めるための上述の計算がプラズマ質量フィ
ルタの動作を説明するために有効である上限のプラズマ
密度と定義する。言換えれば、連続の中で、“衝突密
度”は、プラズマ遠心分離機の動作のために有用な高プ
ラズマ密度とプラズマ質量フィルタの動作のために有用
な低プラズマ密度の間の遷移点である。実際問題とし
て、プラズマ質量フィルタは、粒子の衝突周波数に対す
る粒子のサイクロトロン周波数の比が約1を超える、
“衝突密度”未満の密度で有効である。
心分離機の動作と更に対比するために、軽い荷電粒子の
軌道がプラズマ質量フィルタでこれらの粒子が後の収集
のためにフィルタ室を出る様に確立することを理解すべ
きである。また、このフィルタ室で荷電平衡を維持する
ために、電子を、必要に応じて、軽い荷電粒子と共にこ
の室から除去する。他方、重い荷電粒子の軌道は、軽い
荷電粒子の軌道と異なるので、重い荷電粒子を、軽い荷
電粒子が移動しない場所にある収集器と接触するように
向けることができる。プラズマ遠心分離機は、軌道の差
に依存するものでない。実際、上に議論したように、遠
心分離機は、さもなければ予測可能な軌道を効果的に混
乱させる、粒子間の衝突に依存する。
の目的は、低質量荷電粒子を高質量荷電粒子から効果的
に分離するプラズマ質量フィルタを提供することであ
る。本発明の他の目的は、操作者に低質量粒子と高質量
粒子の間の境界を選択可能にする可変設計パラメータを
有するプラズマ質量フィルタを提供することである。本
発明の更に他の目的は、使用が容易で、製造が比較的簡
単で、比較的コスト効果の良いプラズマ質量フィルタを
提供することである。
粒子を高質量粒子から分離するためのプラズマ質量フィ
ルタが中空室を囲み、縦軸を形成する円筒形型壁を含
む。この室の外側の周りに磁場BZを発生する磁気コイ
ルがある。この磁場は、この室内に確立され、この縦軸
とほぼ平行に整列されている。また、この室の一端に、
半径方向に外方を向き、この磁場と実質的に垂直に向い
た電場Erを発生する一連の電圧制御リングがある。こ
れらそれぞれの配向で、BZおよびErは、交差電磁場を
作る。重要なことは、この電場が縦軸上に正電位Vctr
をおよび室の壁でほぼゼロ電位を有することである。
室の縦軸に沿う正電位Vctrの大きさを設定する。次
に、回転する多種プラズマを室内に交差電磁場と相互作
用するように作る。更に詳しくは、縦軸と室壁の間に距
離“a”を有する室に対して、B ZおよびVctrを設定
し、Mcを次の式によって決める: Mc=ea2(Bz)2/8Vctr 多重荷電イオンに対しては、eをzeによって置換える
べきであり、但し、zはイオン荷電状態であり、Mc/
zが閉込められたイオンを決める。煩瑣を避けるため
に、この議論ではz=1とするが、分離されるのは荷電
する質量であることが明確であるべきである。
で、カットオフ質量Mcより小さい質量を有する低質量
粒子(M<Mc)は、それらがこの室を通過中にこの室
に閉込められるだろう。他方、カットオフ質量より大き
い質量を有する高質量粒子(M>Mc)は、室の壁に放
出され、従って、この室を通過しないだろう。
室内の多種プラズマの密度は、このプラズマの“衝突密
度”以下のレベルに維持する。特に、この発明のため
に、この“衝突密度”を、粒子のサイクロトロン周波数
(Ω)のそれらの衝突周波数(v)に対する比が約1よ
り大きい(Ω/v≧1)密度であるとして定義する。そ
れで、プラズマが薄ければ薄い程、サイクロトロン周波
数の衝突周波数に対する比の値が大きいだろう。多種プ
ラズマの範囲内で、この比がプラズマの異なる領域で異
なる値をもつことが最も起りそうである。典型的には、
高密度(即ち、この比がほぼ1に等しいところ)がプラ
ズマの中心またはその近くにあり、一方薄いプラズマ
(即ち、この比が約10程になるところ)は、プラズマ
の周辺近くにあるだろう。
フィルタを大きくするか、多種プラズマの密度を増す
か、プラズマをこのフィルタを通してより速く動かす
か、またはこれらの可能性の種々の態様の組合せによっ
て増すことができることは自明である。しかし、フィル
タの機能上の形態を支配するかも知れない、幾つかの実
際上の考慮事項がある。一方で、フィルタによって処理
するとき、多種プラズマが薄ければ薄い程、重いイオン
を軽いイオンから分離する際にフィルタの効率が良い。
しかし、多種プラズマのが薄いと、低スループットの結
果となる。他方で、多種プラズマの濃度を増すことによ
って、スループットを増すとき、プラズマの中の粒子の
衝突周波数も増すだろう。ここでの結果は、スループッ
トは増すが、粒子分離の効果性が減るということであ
る。その上、プラズマがフィルタを通過できる速さに実
際的制限がある。全ての場合に、粒子分離の品質とスル
ープットの増加の間のトレードオフが、プラズマ質量フ
ィルタの動作パラメータqを確立するときに重要な考慮
事項である。
明の新規な特徴が、そこ構造およびその作用の両方に関
して、添付の図面を添付の説明と共に検討すれば最も良
く理解できよう。それらの図面で、類似の参照文字は類
似の部品を指す。図1を参照すると、本発明によるプラ
ズマ質量フィルタを示し、全体を10で指す。図示のよ
うに、フィルタ10は、室14を囲み、および縦軸16
を形成する、ほぼ円筒形の形状の壁12を含む。室14
の実際の寸法は、完全にではないが、幾分設計選択の問
題である。重要なことは、縦軸16と壁12の間の半径
方向距離“a”がフィルタ10の動作に影響し、およ
び、ここの他のところではっきり示すように、考慮しな
ければならないパラメータであることである。図1に、
フィルタ10が、室14を囲むように壁12の外面に取
付けた複数の磁気コイル18を含むことも示す。関連技
術で良く知られる方法で、コイル18は、活性化され、
この室内に実質的に縦軸16に沿って向けられた成分B
Zを有する磁場を作ることができる。更に、フィルタ1
0は、複数の電圧制御リング20を含み、電圧リング2
0a〜20cがその代表である。図示のように、これら
の電圧制御リング20a〜20cは、円筒形壁12の一
端に位置し、且つ一般に縦軸16に実質的に垂直な平面
内にある。この組合せで、半径方向に向いた電場Erを
発生することができる。電圧制御のための代替構成は、
図2に示す螺旋状電極20dである。
磁場BZおよび電場Erは、特別に交差電磁場を作るよう
に向けられている。当業者に良く知られているように、
交差電磁場は、荷電粒子(即ち、イオン)を、図1に示
す経路22のような、螺旋状経路上を動かさせる。実
際、交差電磁場がプラズマ遠心分離機用に広く使われて
いることが良く知られている。しかし、プラズマ遠心分
離機とは全く違って、本発明のプラズマ質量フィルタ1
0は、縦軸16に沿う電圧Vctrが、通常ゼロ電圧であ
る、壁12での電圧に比べて、正電圧であることを要す
る。
では、回転する多種プラズマ24を室14の中へ噴射す
る。交差電磁場の影響の下で、プラズマ24に閉込めら
れた荷電粒子が縦軸16の周りを一般的に、経路22に
類似する、螺旋状経路に沿って移動する。更に詳しく
は、図1に示すように、多種プラズマ24は、質量が互
いに異なる荷電粒子を含む。開示目的で、プラズマ24
は、少なくとも二つの異なる種類の荷電粒子、即ち、高
質量粒子26と低質量粒子28を含む。しかし、本発明
のために意図するように、低質量粒子28しか実際に室
14を通過できないことが起るかも知れない。
子28と高質量粒子26の間の境界がカットオフ質量M
cで、次の式によって確立できる: Mc=ea2(Bz)2/8Vctr 上の式で、eは電子の電荷、aは室14の半径、Bzは
磁場の大きさ、およびVc trは縦軸16に沿う正電圧で
ある。この式のこれらの変数の中で、eは既知定数であ
る。他方、“a”、BzおよびVctrは、全てプラズマ質
量フィルタ10の動作のために特別に設計または確立す
ることができる。
に、縦軸16に沿う正電圧Vctrのために、このプラズ
マ質量フィルタ10は、多種プラズマ24の荷電粒子を
それらが室14を通過するときに違う行動をするように
する。特に、荷電高質量粒子26(即ち、M>Mc)
は、室14を通過できず、その代りに壁12へ放出され
る。他方荷電低質量粒子28(即ち、M<Mc)は、そ
れらが室14を通過する間、室14に閉込められる。そ
れで、低質量粒子28は、室14を出て、それによって
高質量粒子26から効果的に分離される。
中、室14の中の多種プラズマ24の密度は、プラズマ
24の“衝突密度”より下に維持される。ここで定義し
たように、この“衝突密度”は、密度の連続の中で、プ
ラズマ24の中の粒子26、28のサイクロトロン周波
数(Ω)の粒子26、28の衝突周波数(v)に対する
比が約1より大きい(Ω/v≧1)点として確立され
る。この比が1を超える値に対して(即ち、プラズマ2
4の密度が減少するところ)、ここに開示した計算は、
高質量粒子26の軌道と低質量粒子28の軌道の間の差
を効果的に予測する。
関係の理想化した表現を、プラズマ質量フィルタ10の
動作にかかわるトレードオフを説明し且つプラズマ質量
フィルタ10と遠心分離機(図示せず)の間の動作上の
差を強調するために示す。特に、グラフ線30は、プラ
ズマ質量フィルタ10の意図する動作に関し、一方グラ
フ線32は、一般的にプラズマ遠心分離機の期待性能に
関する。更に、図3で意図するように、フィルタ10
の、または遠心分離機の、スループットがプラズマ24
の密度の関数であることを認識すべきである。
ズマ24のスループットおよび密度が増すと、フィルタ
10による粒子26、28の分離の品質が必然的に減少
することを表示すように図3に示す。この傾向は、大部
分、プラズマ24での粒子衝突の可能性の増加による。
点34を超えるスループットの増加(即ち、プラズマ2
4の密度の増加)に対して、プラズマ質量フィルタ10
と遠心分離機の両方に対する期待動作パラメータがすっ
かり似ているようになることが分るだろう。他方、点3
4をプラズマ24の“衝突密度”を表すように使って、
フィルタ10が低スループット(密度)でプラズマ24
の中の粒子26、28を分離するために遠心分離機より
かなり効率が良いことに気付くだろう。これらの同じ低
スループット(密度)の条件の下で、遠心分離機は、粒
子衝突の可能性が低く、遠心分離機の動作に有効な衝突
機構が完全には実施されないので、それ程効率的でな
い。破線32によって示すように、低スループット(密
度)条件での遠心分離機の動作は、比較的効率が悪い。
従って、効率的粒子分離が最も重要な関心事であると
き、プラズマ質量フィルタ10を使い、上に示す数学的
処理に従って構成すべきである。重要なことは、プラズ
マ質量フィルタ10をここで定義する“衝突密度”以下
の密度で作動すべきことである。
ラズマ質量フィルタは、ここに先に述べた目的を達成し
および利点をもたらすものであるが、発明の現在好適な
実施態様の例示に過ぎず、また請求項に記載する範囲以
内でここの示す構造または設計の詳細に何の制限も意図
しないことを理解すべきである。
ィルタの斜視図である。
ある。
Claims (21)
- 【請求項1】 荷電粒子をそれらの質量に従って分離す
るための方法であって:軸(16)を定めた室(14)
内に、比較的低質量粒子(M1)および比較的高質量粒
子(M2)を含む多種プラズマを用意する工程;上記粒
子M1およびM2を上記軸(16)周りの、上記粒子の質
量に特有な、それぞれの軌道で回転するために、および
上記室(14)内の各上記粒子に対してそれぞれのサイ
クロトロン周波数(Ω)を発生するために上記室(1
4)に交差電磁場(ExB)を創る工程;上記多種プラ
ズマを上記室(14)内で、上記粒子が他の上記粒子と
衝突周波数(v)を有し、上記サイクロトロン周波数
(Ω)の上記衝突周波数(v)に対する比が約1より大
きい(Ω/v≧1)密度に維持する工程;並びに上記比
較的高質量粒子(M2)を上記比較的低質量粒子(M1)
から分離するために上記比較的高質量粒子(M2)を捕
えるためそれらの軌道に収集器を配置する工程を含む方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載する方法に於いて、上記
室(14)が実質的に円筒形形状をし、上記軸が上記室
(14)によって形成される縦軸(16)である方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載する方法に於いて、上記
室(14)が上記縦軸(16)から距離“a”に位置す
る壁(12)によって少なくとも部分的に囲われ、上記
磁場が上記縦軸(16)に実質的に平行な方向に向き且
つ大きさ“B z”を有し、上記電場が上記縦軸(16)
上に大きさ“Vctr”を有する正電位を確立され、並び
に上記壁(12)がM1<Mc<M2およびMc=ea
2(Bz)2/8Vctrであるように、実質的にゼロ電位を
有する方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載する方法に於いて、上記
収集器が上記室(14)の上記壁(12)である方法。 - 【請求項5】 請求項3に記載する方法に於いて、上記
円筒形室(14)が第1端および第2端を有し、上記電
磁場を創る工程が:上記磁場(B)を確立するために上
記第1端と上記第2端の間に上記室(14)の上記壁
(12)上に複数の磁気コイル(18)を取付ける工
程;および上記室(14)の上記第1端に電極(20)
を配置する工程を含む方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載する方法に於いて、上記
電極(20)が複数の共平面同心導電性リング(20a
〜20c)を含む方法。 - 【請求項7】 請求項5に記載する方法に於いて、上記
電極(20)が螺旋状電極(20d)である方法。 - 【請求項8】 請求項5に記載する方法であって、更
に、上記室(14)の第2端に電極(20)を配置する
工程を含む方法。 - 【請求項9】 荷電粒子をそれらの質量に従って分離す
るための方法であって:室(14)内に交差電磁場(E
xB)を創る工程;上記室(14)内の経路(22)に
沿ってそれぞれの第1軌道を移動するために比較的低質
量粒子(M1)を有する複数の荷電粒子を用意する工程
で、上記第1軌道が上記交差電磁場(ExB)での上記
粒子M1の上記質量に特有である工程;上記室(14)
内の経路(22)に沿ってそれぞれの第2軌道を移動す
るために比較的低質量粒子(M2)を有する複数の荷電
粒子を用意する工程で、上記第2軌道が上記交差電磁場
(ExB)での上記粒子M2の上記質量に特有である工
程;および上記比較的高質量粒子(M2)を上記比較的
低質量粒子(M1)から分離するために上記比較的高質
量粒子(M2)を捕えるためそれらの軌道に収集器を配
置する工程を含む方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載する方法に於いて、各
上記荷電粒子(M1およびM2)が上記室(14)でそれ
ぞれのサイクロトロン周波数(Ω)を有し、および上記
方法が、更に、上記室(14)内の上記粒子に対する密
度を、上記粒子が他の上記粒子と衝突周波数(v)を有
し、上記サイクロトロン周波数(Ω)の上記衝突周波数
(v)に対する比が約1より大きい(Ω/v≧1)密度
に維持する工程を含む方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載する方法に於いて、
上記室(14)が縦軸(16)を定める実質的に円筒形
形状で、上記交差電磁場(ExB)が上記荷電粒子(M
1およびM2)を上記軸(16)周りに回転する方法。 - 【請求項12】 請求項11に記載する方法に於いて、
上記室(14)が上記縦軸(16)から距離“a”に位
置する壁(12)によって少なくとも部分的に囲われ、
上記磁場が上記縦軸(16)に実質的に平行な方向に向
き且つ大きさ“Bz”を有し、上記電場が上記縦軸(1
6)上に大きさ“Vctr”を有する正電位を確立され、
並びに上記壁(12)がM1<Mc<M2およびMc=ea
2(Bz) 2/8Vctrであるように、実質的にゼロ電位を
有する方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載する方法に於いて、
上記収集器が上記室(14)の上記壁(12)である方
法。 - 【請求項14】 請求項12に記載する方法に於いて、
上記円筒形室(14)が第1端および第2端を有し、上
記電磁場を創る工程が:上記磁場(B)を確立するため
に上記第1端と上記第2端の間に上記室(14)の上記
壁(12)上に複数の磁気コイル(18)を取付ける工
程;および上記室(14)の上記第1端に電極(20)
を配置する工程を含む方法。 - 【請求項15】 請求項14に記載する方法に於いて、
上記電極(20)が複数の共平面同心導電性リング(2
0a〜20c)を含む方法。 - 【請求項16】 請求項14に記載する方法に於いて、
上記電極(20)が螺旋状電極(20d)である方法。 - 【請求項17】 請求項14に記載する方法であって、
更に、上記室(14)の第2端に電極を配置する工程を
含む方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載する方法に於いて、
この発源領域がこれらの電極のほぼ中間にあり、および
この軽質量粒子のための収集器がこの円筒の両端にある
方法。 - 【請求項19】 荷電粒子をそれらの質量に従って分離
するための装置(10)であって:軸(16)を定める
室(14)内に、比較的低質量粒子(M1)および比較
的高質量粒子(M2)を含む多種プラズマを用意するた
めの手段;上記粒子M1およびM2を上記軸(16)周り
の、上記粒子の質量に特有な、それぞれの軌道で回転す
るために、および上記室(14)内の各上記粒子に対し
てそれぞれのサイクロトロン周波数(Ω)を発生するた
めに上記室(14)に交差電磁場(ExB)を創るため
の手段;上記多種プラズマを上記室(14)内で、上記
粒子が他の上記粒子と衝突周波数(v)を有し、上記サ
イクロトロン周波数(Ω)の上記衝突周波数(v)に対
する比が約1より大きい(Ω/v≧1)密度に維持する
ための手段;並びに上記比較的高質量粒子(M2)を上
記比較的低質量粒子(M1)から分離するために上記比
較的高質量粒子(M2)を捕えるためそれらの軌道に配
置した収集器を含む装置。 - 【請求項20】 請求項19に記載する装置(10)に
於いて、上記室(14)が実質的に円筒形形状をし、上
記軸が上記室(14)によって形成される縦軸(16)
である装置。 - 【請求項21】 請求項19に記載する装置(10)に
於いて、上記室(14)が上記縦軸(16)から距離
“a”に位置する壁(12)によって少なくとも部分的
に囲われ、上記磁場が上記縦軸(16)に実質的に平行
な方向に向き且つ大きさ“Bz”を有し、上記電場が上
記縦軸(16)上に大きさ“Vctr”を有する正電位を
確立され、並びに上記壁(12)がM1<Mc<M2およ
びMc=ea 2(Bz)2/8Vctrであるように、実質的
にゼロ電位を有する装置。
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