JP2001184908A - 標識灯 - Google Patents

標識灯

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JP2001184908A
JP2001184908A JP36851599A JP36851599A JP2001184908A JP 2001184908 A JP2001184908 A JP 2001184908A JP 36851599 A JP36851599 A JP 36851599A JP 36851599 A JP36851599 A JP 36851599A JP 2001184908 A JP2001184908 A JP 2001184908A
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base
lamp body
power supply
supply terminal
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JP36851599A
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Susumu Kanbe
晋 神戸
Katsuyuki Ide
勝幸 井手
Yasushi Ishida
康史 石田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化できる標識灯11を提供する。 【解決手段】 基台12は、灯体収納部23を有する。灯体
13は、基台12の灯体収納部23に収納される灯体カバー42
を有し、灯体カバー42の底面部73上に光源部85を配置す
る。底面部73の少なくとも光源部85を配置する箇所は、
底面部73の内面側に凹部79を設けるとともに外面側に突
出する凸部80を設け、光源部85の配置を可能とする。凸
部80以外の箇所では、底面部73と基台12との間隙を広く
取り、配線などの配置を可能とする。凸部80を曲面状と
することで、凸部80と基台12との間隔を狭くしても、基
台12との間に配線などを挟み込みにくくする。そのた
め、灯体13の底面部73と基台12との最小隙間を配線など
の厚みよりも小さくし、薄型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型の標識灯に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−108427
号公報に記載されているように、空港の滑走路や誘導路
などの路面に埋め込み設置される埋込形の標識灯が知ら
れている。
【0003】この種の標識灯は、路面に埋め込まれる略
円筒状で有底の基台、およびこの基台に着脱可能に被着
して取り付けられる灯体を備えている。この灯体には、
ランプ、このランプから出射される光線を反射する反射
鏡、フィルタ、およびレンズとなどを備えた光学系など
が収納されている。
【0004】灯体のランプに電力を供給するために、灯
体の底面から引き出されたリード線の先端のプラグが、
基台内に導入された電源線の先端のレセプタクルに接続
され、これらリード線、プラグ、電源線およびレセプタ
クルなどが基台内の灯体の下側に確保された空間に収納
されている。
【0005】また、灯体を基台に被着する際に、基台か
ら突出するボルトが灯体側に挿通され、この灯体側に挿
通されたボルトの先端に袋ナットが螺合されて締め付け
固定されている。このとき、袋ナットを用いるのは、螺
合部分に砂などが入り込んで噛み込むのを防止するため
である。袋ナットとしては、JIS B1183−19
94に規定された袋ナットがあり、ねじ孔の一端を閉じ
る頂部が球面状で大きく突出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日におい
ては、舗装の形態によって標識灯の埋め込み深さが制限
され、基台の薄型化が求められている。
【0007】しかし、灯体の下側には配線などが配置さ
れるため、灯体の底面部と基台の底面との最小間隔は、
配線などを挟み込まない寸法以上とされ、薄型化が制限
される問題を有している。
【0008】また、JISに規定された袋ナットを用い
て灯体を基台に固定する場合、ねじ孔の一端を閉じる頂
部が球面状で大きく突出しているので、灯体を薄型化す
ると袋ナットの頂部が灯体の上方に大きく飛び出し、灯
体上を航空機の車輪が通過する際に航空機の質量が袋ナ
ットに集中的に加わりやすくなるので、袋ナットの頂部
が大きく突出しないようにするため、灯体の薄型化が制
限される問題を有している。
【0009】また、灯体の底面からリード線を引き出し
ているので、灯体の底面と基台との間にリード線が位置
し、薄型化が制限される問題を有している。また、仮
に、灯体の周面から垂直にリード線を引き出そうとした
場合、灯体の周面から垂直に引き出したリード線を直角
方向に曲げて基台の内周面に沿わせることで、灯体の底
面と基台との間にリード線が位置しないようにすること
が可能となるが、灯体は薄型化に伴って直径が大きくな
る傾向にあって、灯体の外面と基台の内周面との間隔が
狭いので、リード線を直角方向に曲げるの曲率が小さく
なって負荷がかかるので、この場合でも薄型化が制限さ
れる。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、薄型化できる標識灯を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の標識灯
は、灯体収納部を有する基台と;基台の灯体収納部に収
納される底面部が設けられた灯体カバー、灯体カバーの
底面部上に配置される光源部、灯体カバーとの間に光源
部を収納する上部灯体を有し、少なくとも光源部の位置
に対応して底面部の内面側に凹部が設けられるとともに
外面側に曲面状に突出される凸部が設けられた灯体と;
を具備しているものである。
【0012】そして、灯体の底面部において、少なくと
も光源部が配置される箇所については、底面部の内面側
に凹部を設けるとともに外面側に突出する凸部を設けて
光源部の配置が可能になり、凸部以外の箇所では底面部
と基台との間隙を広く取って配線などの配置が可能にな
り、さらに、凸部と基台との間隔を狭くしても凸部を曲
面状とすることで、基台との間に配線などを挟み込みに
くくなる。そのため、灯体の底面部と基台との最小隙間
を配線などの厚みよりも小さくして、薄型化が可能にな
る。
【0013】請求項2記載の標識灯は、灯体収納部、お
よび灯体収納部の周囲に突設されたボルトを有する基台
と;基台の灯体収納部に裏面側を収納して取り付けら
れ、表面の中央部が周縁部に対して突出されるとともに
中央部と周縁部との間に傾斜面が設けられ、傾斜面に各
ボルトが貫通される取付孔、および取付孔の表面側開口
にナット収納凹部を有する灯体と;ナット収納凹部に配
置されるナット本体、ボルトに螺合されるねじ孔、ねじ
孔の一端側を閉じるナット本体の頂部を有し、頂部が灯
体の傾斜面の傾斜に対応して傾斜状に設けられたナット
と;を具備しているものである。
【0014】そして、ナットの頂部を灯体の傾斜面の傾
斜に対応して傾斜状に設けたことで、ナットの頂部をナ
ット収納凹部から突出させずに、灯体のナット収納凹部
の深さを浅くして、灯体の薄型化が可能になる。
【0015】請求項3記載の標識灯は、灯体収納部を有
する基台と;基台の灯体収納部に収納して取り付けられ
る灯体と;基台の周縁部に配置され、給電端子、および
灯体収納部の内周部に沿った方向に向けて配線接続部を
有する給電端子台と;灯体の周縁部に配置され、灯体の
被着時に給電端子台の給電端子に電気的に接続される受
電端子を有する受電端子台と;給電端子台の配線接続部
に接続されて灯体収納部の内周部に沿って配置される配
線と;を具備しているものである。
【0016】そして、灯体を基台に被着することによ
り、灯体に配置した受電端子台の受電端子が基台に配置
した給電端子台の給電端子に接触して電気的に接続する
ので、特別な配線作業が必要なく、設置作業が容易にな
るとともに、灯体と基台との間に配線などを収納する空
間を確保する必要がなく、基台を含めて標識灯の薄型化
が可能になる。しかも、受電端子台および給電端子台を
灯体および基台の周縁部に配置するとともに、給電端子
台の配線接続部を灯体収納部の内周部に沿った方向に向
けたことで、薄型化に伴って灯体の外周部と基台の灯体
収納部の内周部との間隔が狭くても、給電端子台の配線
接続部に接続する配線が灯体収納部の内周部に沿って無
理なく配置され、薄型化が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】図1ないし図12に本発明の一実施の形態
を示し、図1は標識灯の断面図、図2は標識灯の灯体の
上部灯体を外した状態の平面図、図3は標識灯の平面
図、図4は標識灯のナットを示す灯体の一部の断面図、
図5は標識灯の灯体の底面部の一部を示す断面図、図6
は標識灯の受電端子台を示し、(a)は側面図、(b)は正面
図、(c)は平面図であり、図7は標識灯の給電端子台を
示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図であ
り、図8は標識灯の受電端子台および給電端子台の接続
状態の側面図であり、図9は標識灯の灯体の凸部を示
し、(a)は配線を挟み込んだ状態の説明図、(b)は配線を
押し出した状態の説明図であり、図10は標識灯のフィ
ルタホルダの分解状態の側面図、図11は標識灯のフィ
ルタホルダの平面図、図12は標識灯のフィルタホルダ
の正面図である。
【0019】図1ないし図3において、11は標識灯で、
この標識灯11は、例えば、空港の滑走路や誘導路などの
路面に埋め込み設置される薄型の埋込形の航空標識灯で
あり、一方向あるいは複数方向、本実施の形態では対称
的な2方向に光線を照射して、滑走路の中心線などを示
すようになっている。そして、この標識灯11は、路面の
所定位置に埋設される基台12と、この基台12に上方から
着脱可能に被着されて取り付けられる灯体(灯器)13と
を備えている。
【0020】そして、基台12は、例えばアルミニウム合
金などの鋳物などにて形成され、円筒状の周面部21およ
びこの周面部21の底面に底面部22を有し、内側に上面を
開口した灯体収納部23が形成されている。周面部21の内
周には環状の段部24が突出形成され、この段部24の上側
に凹状の灯体嵌合部25が形成され、段部24の下側に凹状
の配線収納部26が形成されている。段部24の上面には、
灯体13の取付用の複数のボルト27が立設されている。
【0021】また、灯体13は、灯体本体31、この灯体本
体31に収納された光源としてのランプ32および光学系な
どを備えている。
【0022】灯体本体31は、例えばアルミニウム合金な
どの鋳物製の上部灯体41、およびこの上部灯体41の下側
を覆う例えばアルミニウム合金などの鋳物製の下部灯体
である灯体カバー42を備え、これら上部灯体41および灯
体カバー42の周縁部が基台12の灯体嵌合部25に被着嵌合
され、その際に上部灯体41および灯体カバー42の周縁部
を貫通されて上方に突出する各ボルト27に図4に示す各
ナット64を螺着することにより、基台12に液密に取り付
けられている。灯体本体31の上部灯体41と灯体カバー42
との間には液密に密閉される部品収納空間43が形成さ
れ、この部品収納空間43の内側は区画壁部44によって2
個の分室45に区画されている。
【0023】上部灯体41の上面には、上面中央が上方に
突出する略平面状の上面部48が形成され、この上面部48
の周囲から上部灯体41の周縁部に向けて下降傾斜する傾
斜面49が形成され、この傾斜面49に基台12の各ボルト27
が挿通される複数の取付孔50が形成され、これら各取付
孔50の上側にボルト27に螺合されるナット64が収納配置
される凹状のナット収納部51が形成されている。
【0024】上部灯体41の下面には、各分室45に対応し
て、互いに反対側に向かうレンズ収納部54、およびこの
レンズ収納部54に隣接するランプ収納空間55が形成され
ている。各レンズ収納部54は、それぞれ下方に向かって
部品収納空間43内に突出し、上部灯体41の外側に連通す
る窓孔56が形成されている。
【0025】各レンズ収納部54の窓孔56には、それぞれ
光学系を構成する略角柱状をなすブロック状のレンズ57
が収納されている。さらに、各レンズ収納部54の内側を
覆うようにしてレンズホルダ58が取り付けられている。
このレンズホルダ58は、レンズ57の周縁部を押える枠状
のレンズ押え部59と、このレンズ押え部59の下端部から
折曲されてレンズ収納部54の下側に沿って配置される取
付部60とを備えており、取付部60がねじ61でレンズ収納
部54の下面に固定されている。
【0026】図4に示すように、ナット64は、外周が六
角形状に形成されたナット本体65を有し、このボルト本
体65の内側にボルト27に螺合されるねじ孔66が形成され
ているとともに、ねじ孔66の一端側を閉じる頂部67が形
成されている。頂部67が灯体12の傾斜面49の傾斜に対応
して、本実施の形態では傾斜面49の傾斜角度と同一の傾
斜角度で傾斜する傾斜部68が加工または成形によって形
成されている。そして、ナット64を座金69を介してボル
ト27に螺合した状態では、上部灯体41の傾斜面49に対し
てナット64の傾斜部68の外側部分が平行状となり、ナッ
ト64がナット収納部51内に収納されている。
【0027】また、図1および図2において、灯体カバ
ー42は、周縁に基台12の灯体嵌合部25に嵌合する環状の
フランジ部71を有し、このフランジ部71の内周部から基
台12の段部24の内側に挿通される円筒状の周面部72が形
成されているとともに、周面部72の底面に底面部73が形
成されている。フランジ部71には、基台12の各ボルト27
が挿通される複数の取付孔74が形成されている。底面部
73には、各分室45に対応して、略中央にランプ取付部75
が形成されているとともに、上部灯体41のレンズ収納部
54とは反対側に位置して底面部73より上方に突出する端
子台取付部76が形成され、この端子台取付部76に取付孔
77が形成され、端子台取付部76の下側に端子台収納凹部
78が形成されている。底面部73には、ランプ32(光源
部)の位置、ねじ61の位置、およびランプ取付部75の位
置に対応して、上面に凹部79を形成して下面側に突出す
る凸部80がそれぞれ形成され、これら凸部80の下面は曲
面状に形成されている。図5に示すように、ランプ取付
部75の位置に対応して形成される凹部79は、ランプ取付
用の図示しないねじが螺着されるねじ孔に形成されてい
る。
【0028】灯体カバー42の底面部73の各ランプ取付部
75上には、図示しないランプホルダを介して、上部灯体
41の各レンズ57に光学的に対向して、光学系を構成する
ミラー(反射鏡)81を一体に備えたランプ(反射鏡一体
ランプ)32が傾斜状に取り付けられている。このランプ
32の口金には、ランプソケット82が接続され、このラン
プソケット82からは、先端にコネクタ83を有するリード
線84が引き出されている。そして、ランプ32およびラン
プソケット82などによって光源部85が構成され、この光
源部85の一部、つまり傾斜状に取り付けられるランプソ
ケット82の一部が底面部73の凹部79に進入されている。
【0029】また、灯体13には受電端子台91が設置さ
れ、基台12には給電端子台92が設置され、これら受電端
子台91と給電端子台92との接続で灯体13側と基台12側と
が電気的に接続される。
【0030】受電端子台91は、図6に示すように、受電
端子台本体101、および一対の受電端子102を有し、受電
端子台本体101が灯体カバー42の端子台取付部76の下面
に取り付けられ、受電端子102が灯体13を基台12に被着
する被着方向すなわち下方に臨んで突出されている。
【0031】受電端子台本体101は、絶縁性を有する例
えば樹脂製で、端子台取付部76の取付孔77に下面側から
嵌合される本体部103が形成され、この本体部103の周囲
からフランジ部104が突出形成され、本体部103の下面に
一対の円錐状の突部105が並列に突出形成されている。
フランジ部104の両端には、図示しないねじで端子台取
付部76に取り付けるための取付孔106が形成されてい
る。
【0032】各受電端子102は、先端が曲面状(球面
状)に形成された円筒状のプラグピンであり、各突部10
5から下方に突出されている。各受電端子102の上部には
本体部103の上方に突出するランプ給電端子107が接続さ
れている。これらランプ給電端子107は、板状のプラグ
刃であり、ランプソケット82から引き出されたリード線
84のコネクタ83が接続されている。
【0033】また、給電端子台92は、図7に示すよう
に、給電端子台本体111およびこの給電端子台本体111内
に収納された一対の給電端子112を有し、給電端子台本
体111が基台12の底面部22上に配置され、この給電端子
台本体111に対して灯体13の被着方向すなわち上方から
差し込まれる受電端子台91の各受電端子102が各給電端
子112に接続される。
【0034】給電端子台本体111は、絶縁性を有する例
えば樹脂製で、基台12の底面部22上に配置される本体部
113が形成され、この本体部113の内側には給電端子112
を収納する端子収納部114が形成され、本体部113の両側
にフランジ部115が突設されているとともに端子収納部1
14に連通する配線接続部としての配線引出孔116が形成
され、本体部113の上面に突部117が突出形成され、この
突部117に上方に開口する一対の円筒状の差込孔118が並
列に形成され、これら各差込孔118の開口端に上方へ向
けて拡開するガイド孔119が形成されている。
【0035】各フランジ部115には取付孔120が形成さ
れ、この取付孔120を通じてねじ121を基台12の底面部22
に螺着することにより、給電端子台92が基台12に取り付
けられている。ねじ121は、ねじ軸122および頭部123を
有し、ねじ軸122には取付孔120より大径でフランジ部11
5の上面に接合する円板状の座金124が挿通されている。
ねじ軸122の直径に対して取付孔120の内径が大きく、ね
じ121による取付状態においても灯体13の被着方向に対
して交差する方向すなわち底面部22に沿って移動可能と
しており、そして、給電端子台92の可動範囲は、灯体13
と基台12との取付公差、灯体13側の受電端子台91の配置
公差、基台12側の給電端子台92の配置公差の合計値より
大きく設定されている。
【0036】各給電端子112は、差込孔118の底部に配置
される基板部126、およびこの基板部126から上方に折曲
されて差込孔118内に側方から、本実施の形態では四方
から進入して受電端子102の周面に弾性的に接合する複
数の接触片部127を有している。各給電端子112の基板部
126には配線接続部128が接続され、これら各配線接続部
128に給電端子台本体111の各配線引出孔116を通じて側
方に引き出される配線131が接続されている。
【0037】また、図2に示すように、各給電端子台92
は、基台12の灯体収納部23の周縁部で、両側の配線接続
孔116が灯体収納部23の内周部に沿った方向に向けて配
置され、両側の配線接続孔116から引き出された配線131
は、灯体収納部23の内周部すなわち配線収納部26に沿っ
て配線され、基台12の周面部21を液密に貫通した状態に
取り付けられた基台端子台132の内端部に接続されてい
る。基台端子台132の外端部には外部から電力を供給す
る電源線が接続される。
【0038】そして、標識灯11を設置するには、路面の
標識灯11の設置場所に基台12の直径より内径の大きい埋
込孔(ボーリング孔)をあけ、また、標識灯11への電力
供給のために、滑走路や誘導路の外側に設置されるトラ
ンスの設置位置から標識灯11の設置位置つまり埋込孔ま
での路面に切り込みを入れて溝を形成し、この溝内に電
力供給用の電源線を配線し、この電源線を埋込孔に引き
込む。埋込孔に引き込んだ電源線を基台12の基台端子台
132に接続し、基台12を埋込孔内に設置し、それら基台1
2の外周面と埋込孔の内周面との間隙に樹脂やコンクリ
ートなどの充填材を充填して基台12を路面に埋め込み、
この基台12に灯体13を上方から被着して取り付ける。
【0039】灯体13を基台12に上方から被着して取り付
けるには、灯体13の周縁部の各取付孔50,74を基台12か
ら突出する各ボルト27の位置に合わせることで、灯体13
と基台12とを互いに位置決めする。灯体13の各取付孔5
0,74を基台12の各ボルト27に挿通させながら、灯体13
の周縁部を基台12の灯体嵌合部25に被着嵌合し、灯体13
を貫通して各ナット収納部51に突出する各ボルト27の先
端に各ナット64を螺着することにより、基台12に液密に
取り付ける。
【0040】灯体13を基台12に被着する際、受電端子台
91と給電端子台92とが互いに組み合わされて電気的に接
続される。このとき、図8に示すように、灯体13に配置
された受電端子台91の受電端子102が基台12に配置され
た給電端子台92の差込孔118に差し込まれ、差込孔118に
差し込まれた受電端子102の周面に給電端子台92の各接
触片部127が接触し、灯体13側の受電端子102と基台12側
の給電端子112とが電気的に接続する。
【0041】このように、灯体13を基台12に被着するこ
とにより、灯体13に配置した受電端子台91の受電端子10
2が基台12に配置した給電端子台92の給電端子112に接触
して電気的に接続できるので、特別な配線作業が必要な
く、設置作業を容易にできるとともに、灯体13の底面と
基台12との間に配線などを収納する空間を確保する必要
がなく、基台12を含めて標識灯11を薄型化できる。
【0042】また、給電端子台92は基台12上で被着方向
に対して交差する方向に移動可能に取り付けることによ
り、受電端子102と給電端子112との被着方向の位置にず
れがあっても、受電端子102の先端部が給電端子台92の
ガイド孔119内に係合すれば、受電端子102の位置に応じ
て給電端子台92が移動し、受電端子102を給電端子112に
確実に接続できる。そして、このときの給電端子台92の
可動範囲を、灯体13と基台12との取付公差、灯体13側の
受電端子台91の配置公差、基台12側の給電端子台92の配
置公差の合計値より大きく設定することにより、受電端
子102と給電端子112との被着方向の位置ずれに確実に対
応できる。
【0043】また、受電端子102を円筒状のプラグピン
としたので、この受電端子102が給電端子台92の円筒状
の差込孔118に差し込まれることにより、受電端子102が
受電端子台91と給電端子台92との位置決めガイドとして
機能し、受電端子102を差込孔118内の給電端子112に確
実に接続できる。さらに、受電端子102の先端を球面状
とすることにより、円錐状に設ける場合に比べて、突出
量が少なくでき、薄型化に貢献できる。
【0044】しかも、差込孔118の開口端に、拡開状の
ガイド孔119を設けたので、受電端子102と差込孔118と
が被着方向に位置ずれしていても、受電端子102を差込
孔118に案内して確実に差し込むことができる。
【0045】さらに、受電端子台91および給電端子台92
を灯体13および基台12の周縁部に配置するとともに、給
電端子台92の配線接続孔116を灯体収納部23の内周部に
沿った方向に向けたので、薄型化に伴って灯体13の外周
部と基台12の灯体収納部23の内周部との間隔が狭くて
も、給電端子台92の配線接続孔116に接続する配線131を
灯体収納部23の内周部に沿って無理なく配置でき、薄型
化できる。
【0046】また、灯体13の底面部73において、ランプ
ソケット82(光源部85)の位置、ねじ61の位置、および
ランプ取付部75の位置については、底面部73の内面側に
凹部79を設けるとともに外面側に突出する凸部80を設け
ることでランプソケット82などの配置を可能にでき、凸
部80以外の箇所では底面部73と基台12の底面部22との間
隙を広く取って配線131などの配置を可能にできる。さ
らに、凸部80と基台12の底面部22との間隔を狭くしても
凸部80を曲面状とすることで、図9(a)に示すように、
灯体13の被着時に凸部80と基台12の底面部22との間に配
線131を挟み込みそうになっても、図9(b)に示すよう
に、挟み込みそうになった配線131を凸部80の曲面で押
し出して挟み込むのを防止できる。そのため、灯体12の
底面部73と基台12との最小隙間を配線131などの厚みよ
りも小さくでき、薄型化できる。
【0047】また、ナット64の頂部67を灯体13の傾斜面
49の傾斜に対応して傾斜状に設けたので、ナット64の頂
部67をナット収納凹部51から突出させずに、灯体13のナ
ット収納凹部51の深さを浅くでき、灯体13を薄型化でき
る。しかも、ナット64の頂部67を傾斜状としても、ねじ
孔66の軸方向の長さはJISに規定された頂部が球面状
で大きく突出しているナットと同一長さであるため、ボ
ルト27との結合強度を確保できる。
【0048】また、受電端子台91は灯体カバー42の底面
部73より上方に突出する端子台取付部76に取り付けられ
るので、この受電端子台91のランプ給電端子115を底面
部73より高い位置に配置でき、このランプ給電端子115
に対してランプソケット82から引き出されたリード線84
の先端のコネクタ83を容易に接続できる。
【0049】また、レンズ57の手前にフィルタを装着す
る場合には、図10ないし図12に示すように、レンズ
ホルダ58に取り付けられるフィルタホルダ151が用いら
れる。このフィルタホルダ151は、レンズホルダ58のレ
ンズ押え部59および取付部60の表面に取り付けられるホ
ルダ部152および係合部153を有している。ホルダ部152
には、中央に開口部154が形成され、この開口部154の両
側にフィルタ155の両側を挿脱可能に保持する保持片156
が形成され、ホルダ部152の先端側に両側の保持片156間
に挿入されたフィルタ155を定位置で係止するストッパ1
57が形成されている。係合部153の先端縁部には、レン
ズホルダ58に螺合されたねじ61のねじ部61aに対して径
方向から係合可能とする略U字状の取付溝158が形成さ
れているとともに、取付部60の端面に係合する係合爪15
9が略L字状に形成されている。
【0050】そして、フィルタ155を保持したフィルタ
ホルダ151を装着する場合には、灯体カバー42を外した
上部灯体41の上下面を反転させた状態で、レンズホルダ
58のねじ61を緩め、取付溝158をねじ61のねじ部61aに嵌
合して、係合部153をねじ61の頭部61bとレンズホルダ58
の取付部60との間に挿入し、係止爪159を取付部60の端
面に係合させ、ねじ61を締め付ける。係止爪159を取付
部60の端面に係合させることで、レンズホルダ58に対し
てフィルタホルダ151が位置決めされるので、フィルタ
ホルダ151を所定位置に装着できる。
【0051】また、薄型の灯体13は、図13に示すよう
に、深型の基台12にも装着できる。この場合、基台12側
から引き出したリード線の先端に給電端子台92を備え、
灯体13の被着時に受電端子台91に給電端子台92を接続す
るようにする。そして、薄型の灯体13と深型の基台12と
を組み合わせることにより、基台12の内部空間を広くで
き、配線などに有効利用できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の標識灯によれば、灯体の
底面部において、少なくとも光源部が配置される箇所に
ついては、底面部の内面側に凹部を設けるとともに外面
側に突出する凸部を設けることで光源部の配置を可能に
でき、凸部以外の箇所では底面部と基台との間隙を広く
取って配線などの配置を可能にでき、さらに、凸部と基
台との間隔を狭くしても凸部を曲面状とすることで、基
台との間に配線などを挟み込みにくくでき、そのため、
灯体の底面部と基台との最小隙間を配線などの厚みより
も小さくでき、薄型化できる。
【0053】請求項2記載の標識灯によれば、ナットの
頂部を灯体の傾斜面の傾斜に対応して傾斜状に設けたの
で、ナットの頂部をナット収納凹部から突出させずに、
灯体のナット収納凹部の深さを浅くでき、灯体を薄型化
できる。
【0054】請求項3記載の標識灯によれば、灯体を基
台に被着することにより、灯体に配置した受電端子台の
受電端子が基台に配置した給電端子台の給電端子に接触
して電気的に接続できるので、特別な配線作業が必要な
く、設置作業を容易にできるとともに、灯体と基台との
間に配線などを収納する空間を確保する必要がなく、基
台を含めて標識灯を薄型化できる。しかも、受電端子台
および給電端子台を灯体および基台の周縁部に配置する
とともに、給電端子台の配線接続部を灯体収納部の内周
部に沿った方向に向けたので、薄型化に伴って灯体の外
周部と基台の灯体収納部の内周部との間隔が狭くても、
給電端子台の配線接続部に接続する配線を灯体収納部の
内周部に沿って無理なく配置でき、薄型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す標識灯の断面図で
ある。
【図2】同上標識灯の灯体の上部灯体を外した状態の平
面図である。
【図3】同上標識灯の平面図である。
【図4】同上標識灯のナットを示す灯体の一部の断面図
である。
【図5】同上標識灯の灯体の底面部の一部を示す断面図
である。
【図6】同上標識灯の受電端子台を示し、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【図7】同上標識灯の給電端子台を示し、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
【図8】同上標識灯の受電端子台および給電端子台を示
し、(a)は接続過程の側面図、(b)は接続状態の側面図で
ある。
【図9】同上標識灯の灯体の凸部を示し、(a)は配線を
挟み込んだ状態の説明図、(b)は配線を押し出した状態
の説明図である。
【図10】同上標識灯のフィルタホルダの分解状態の側
面図である。
【図11】同上標識灯のフィルタホルダの平面図であ
る。
【図12】同上標識灯のフィルタホルダの正面図であ
る。
【図13】本発明の他の実施の形態を示す標識灯の断面
図である。
【符号の説明】
11 標識灯 12 基台 13 灯体 23 灯体収納部 27 ボルト 41 上部灯体 49 傾斜面 42 灯体カバー 50 取付孔 51 ナット収納部 64 ナット 65 ナット本体 66 ねじ孔 67 頂部 79 凹部 80 凸部 85 光源部 91 受電端子台 92 給電端子台 102 受電端子 112 給電端子 116 配線接続部としての配線接続孔 131 配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 康史 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA02 AA22 BA05 CA05 DA09 DA16 DB04 EB01 EB34 3K080 AA08 AB17 AB18 BB01 BE08 BE10 CA01 CC12 CC14 CC16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯体収納部を有する基台と;基台の灯体
    収納部に収納される底面部が設けられた灯体カバー、灯
    体カバーの底面部上に配置される光源部、灯体カバーと
    の間に光源部を収納する上部灯体を有し、少なくとも光
    源部の位置に対応して底面部の内面側に凹部が設けられ
    るとともに外面側に曲面状に突出される凸部が設けられ
    た灯体と;を具備していることを特徴とする標識灯。
  2. 【請求項2】 灯体収納部、および灯体収納部の周囲に
    突設されたボルトを有する基台と;基台の灯体収納部に
    裏面側を収納して取り付けられ、表面の中央部が周縁部
    に対して突出されるとともに中央部と周縁部との間に傾
    斜面が設けられ、傾斜面に各ボルトが貫通される取付
    孔、および取付孔の表面側開口にナット収納凹部を有す
    る灯体と;ナット収納凹部に配置されるナット本体、ボ
    ルトに螺合されるねじ孔、ねじ孔の一端側を閉じるナッ
    ト本体の頂部を有し、頂部が灯体の傾斜面の傾斜に対応
    して傾斜状に設けられたナットと;を具備していること
    を特徴とする標識灯。
  3. 【請求項3】 灯体収納部を有する基台と;基台の灯体
    収納部に収納して取り付けられる灯体と;基台の周縁部
    に配置され、給電端子、および灯体収納部の内周部に沿
    った方向に向けて配線接続部を有する給電端子台と;灯
    体の周縁部に配置され、灯体の被着時に給電端子台の給
    電端子に電気的に接続される受電端子を有する受電端子
    台と;給電端子台の配線接続部に接続されて灯体収納部
    の内周部に沿って配置される配線と;を具備しているこ
    とを特徴とする標識灯。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7348125B2 (ja) 2020-03-27 2023-09-20 未来工業株式会社 機器据付台座及び機器設置構造

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