JP2001184816A - ディスク記憶装置 - Google Patents
ディスク記憶装置Info
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- JP2001184816A JP2001184816A JP36676999A JP36676999A JP2001184816A JP 2001184816 A JP2001184816 A JP 2001184816A JP 36676999 A JP36676999 A JP 36676999A JP 36676999 A JP36676999 A JP 36676999A JP 2001184816 A JP2001184816 A JP 2001184816A
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- calibration
- disk
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Abstract
キャリブレーションの実行回数を最小限にして、ロード
/アンロード動作時間の短縮化を図ることにより、結果
的にディスクドライブの性能の向上を実現することにあ
る。 【解決手段】CPU22は、ロード/アンロード動作時
に実行するキャリブレーションを、VCM16の温度変
化に関係する規定時間の間隔で実行する。CPU22
は、前回のキャリブレーションの実行から規定時間内の
場合には、キャリブレーションを実行せずに、ロード/
アンロード動作を実行する。
Description
電圧に基づいてヘッドを搭載したアクチュエータの移動
速度を検出する機能を備えたディスク記憶装置に関す
る。
D)では、データ記録媒体であるディスクに対して、ヘ
ッド(リード/ライト素子を実装しているスライダ)を
ロード及びアンロードさせるロード/アンロード機構が
設けられている。この機構は、ディスクの外側にランプ
(ramp)と呼ぶ待避部材を有し、ディスクの回転が
停止して、データのリード/ライトが非動作状態のと
き、当該ヘッドを待避させている(この動作をアンロー
ド動作と呼ぶ)。一方、ディスクの回転が起動されて、
データのリード/ライトが開始される場合には、ヘッド
をランプからディスク上に移動させる(この動作をロー
ド動作と呼ぶ)。
は、データのリード/ライト時でのシーク動作とは異な
る速度検出方式が採用されている。ここで、ヘッドは、
アクチュエータに搭載されており、ボイスコイルモータ
(VCM)の駆動力によりディスクの半径方向に移動さ
れるように構成されている。VCMは、ドライブのマイ
クロプロセッサ(CPU)の制御によりVCMドライバか
ら駆動電流が供給されて、アクチュエータを駆動する。
駆動により発生する逆起電圧に基づいて、VCMの速度
(即ち、アクチュエータの移動速度)を検出する速度検
出が実行されている。この速度検出結果を利用して、ア
クチュエータの移動速度を安定化させて、ロード動作時
にヘッドがディスクに衝突したり、またアンロード動作
時にヘッドがランプに衝突するような事態を未然に防止
している。
ド/アンロード動作時では、VCMの逆起電圧に基づい
てアクチュエータの移動速度を検出する速度検出によ
り、アクチュエータの駆動制御が実行されている。とこ
ろで、速度検出では、VCMの速度値が「0」で、逆起
電圧の検出値が「0」の場合が理想的である。しかし実
際上では、VCMに供給する駆動電流に依存して、当該
VCMの速度値が「0」でも、逆起電圧の検出値が必ず
しも「0」にならず、検出誤差が発生する。
Dでは、検出誤差を補正するためのキャリブレーション
(較正)が実行されている。キャリブレーションの具体
的動作は、アクチュエータを外周側ストッパ(又は内周
側ストッパでもよい)に押し当てた状態で固定し、移動
速度値が「0」での逆起電圧値を測定することにより、
速度検出誤差を補正することである。換言すれば、キャ
リブレーションとは、VCMに流す電流値と逆起電圧値
との関係を求める動作である。
変化に影響を受けやすい特性がある。このため、速度検
出誤差を補正精度を向上させるには、例えばロード動作
の開始時に常にキャリブレーションを実行するように、
高頻度で実行することが望ましい。しかしながら、キャ
リブレーション動作に要する時間は、ロード/アンロー
ド動作時間に影響し、結果的にドライブの性能(パフォ
ーマンス)を低下させる要因となる。
ード動作での速度検出に必要なキャリブレーションの実
行回数を最小限にして、ロード/アンロード動作時間の
短縮化を図ることにより、結果的にディスクドライブの
性能の向上を実現することにある。
ロード動作でのVCM速度の検出誤差の補正に必要なキ
ャリブレーションの実行回数を必要最小限にして、速度
検出精度の向上を図ると共に、ロード/アンロード動作
時間の短縮化を図るディスクドライブに関する。
録するためのディスク記録媒体と、ディスク記録媒体に
対してデータの記録再生を実行するためのヘッドと、モ
ータの駆動力によりヘッドをディスク記録媒体上を移動
させるためのアクチュエータと、モータの逆起電圧に基
づいてアクチュエータの移動速度を検出する速度検出手
段と、速度検出手段の検出動作に必要なキャリブレーシ
ョン動作をアクチュエータの駆動制御期間に、周囲温度
の変化に関係する所定の規定時間の間隔で実行する制御
手段とを備えたものである。
ンを例えばロード動作の開始時に毎回実行することな
く、予め設定した規定時間の間隔で実行する。この規定
時間は、周囲温度の変化により、VCMの抵抗分が変化
して速度検出の精度に影響すると推定される間隔に相当
する。換言すれば、規定時間は、前回のキャリブレーシ
ョンの実行したときから、次のキャリブレーションを実
行する必要がある時間経過を監視するための時間であ
る。従って、前回のキャリブレーションの実行から規定
時間内であれば、ロード/アンロード動作に関係するア
クチュエータの駆動制御期間でも、キャリブレーション
(較正)を実行しない。これにより、結果的にキャリブ
レーションの実行回数を、速度検出の精度低下を招くこ
となく、必要最小限にできるため、ロード/アンロード
動作に要する時間の短縮化を図ることができる。
施の形態を説明する。本実施形態は、ロード/アンロー
ド方式のディスクドライブ(HDD)を想定する。
1に示すように、データ記録媒体であるディスク11
と、データのリード/ライトを実行するためのヘッド
(スライダとリード/ライト素子)12と、及びヘッド
12を搭載しているアクチュエータ13とを有する。こ
こで、便宜的にディスク11は1枚であり、またヘッド
12はディスク11の一方面側にのみ配置されているこ
とを想定する。
多数のトラックが構成されている。各トラックには、ヘ
ッド12の位置決め制御に用いられるサーボデータが記
録された複数のサーボエリアが等間隔で配置されてい
る。各トラックでは、サーボエリア間がデータエリア
(ユーザデータのエリア)であり、当該データエリアは
複数のデータセクタに分割設定される。サーボデータ
は、トラック番号(シリンダコード)を示すトラックア
ドレス、及び各トラック内の位置情報を生成するための
サーボバーストデータを含む。
型アクチュエータ13に搭載されている。アクチュエー
タ13は、ヘッド12を支持するためのサスペンション
を有し、ボイスコイルモータ(VCM)16の駆動力に
よりディスク11上の半径方向に移動する。このアクチ
ュエータ13の駆動制御により、ヘッド12は、ディス
ク11上の目標トラック上に位置決めされる。ディスク
11の外周側には、ヘッド12をリトラクトさせる(退
避させる)ためのランプ14が配置されている。ランプ
14は、ディスク11上からリトラクトされるアクチュ
エータ13のサスペンションの先端部に設けられたタブ
120を支持するための傾斜部を有する。
M)15により高速に回転する。SPM15は、SPM
ドライバ17から供給される駆動電流により駆動され
る。また、VCM16は、VCMドライバ18から供給
される駆動電流により駆動される。SPMドライバ17
及びVCMドライバ18は1チップに集積回路化されて
いる。ドライバ17,18から対応するモータ15,1
6に供給される駆動電流量を決定するための制御値は、
CPU22により設定される。
ディスク11の目標トラック上に位置決めされた後に、
当該目標トラックに含まれるアクセス対象のデータセク
タに対してデータのリード/ライトを実行する。ヘッド
12はFPCに実装されたヘッドアンプ19に接続され
ている。ヘッドアンプ19は、ヘッド12により読出さ
れたリード信号を増幅してリードチャネル20に送出す
る。また、ヘッドアンプ19は、リードチャネル20か
ら出力されるライトデータに所定の信号処理を実行して
ヘッド12に送出する。リードチャネル20は、データ
チャネル又はリード/ライトチャネルとも呼ばれる信号
処理回路である。リードチャネル20は、ヘッドアンプ
19から送出されるリード信号を一定のレベルに維持す
るためのAGC(automatic gain control)アンプと、
当該リード信号を例えばNRZコードのデータに再生す
るためのデコード回路と、ディスク11に記録するため
のライトデータを生成するためのエンコード回路と、リ
ード信号からサーボデータを抽出するためのサーボ回路
などを有している。
は、メモリ24に格納されている制御プログラムに従っ
て、ロード動作及びアンロード動作を含むサーボ制御
(ヘッド位置決め制御)などのディスクドライブの各種
制御を行う。CPU22は、リード/ライト回路20に
より抽出されたサーボデータに基づいて、ディスク11
上のヘッド12の現在位置(トラック位置)を検出し、
当該現在位置と目標位置(目標トラック)との誤差を算
出する。そして、CPU22は、算出した誤差に基づい
て、ヘッド12を目標位置まで移動して位置決めするた
めに必要な制御値を算出し、VCMドライバ18に設定
する。このとき、CPU22は、D/Aコンバータ24
を介してVCMドライバ18に制御値を設定する。
PM15の停止指示が与えられた場合に、ヘッド12を
ランプ14までリトラクト(アンロード)させる通常の
アンロード動作を実行する。また、CPU22は、SP
M15を起動してリード/ライトを開始するときに、ラ
ンプ14にリトラクトされているヘッド12をディスク
11上に移動させるロード動作を実行する。
制御回路21及び温度センサ23を有する。VCM制御
回路21は、同実施形態に関係するVCM16に発生す
る逆起電圧値を検出してCPU22に出力する。温度セ
ンサ23は、ドライブ内の周囲温度を測定し、測定値を
CPU22に出力する。
図2以外に、図3から図6の各フローチャートを参照し
て、同実施形態に関係するキャリブレーション動作を説
明する。
参照して、キャリブレーション動作を規定時間の間隔で
実行するタイマモードを説明する。当該タイマモード
は、キャリブレーションを実行したとき(実行開始時又
は実行終了時)にタイマ(CPU22の内部タイマ)を
起動して、ロード動作時に時間経過を監視する。
状態で、ヘッド12をランプ14から当該ディスク11
上まで移動させるロード動作時を想定する(ステップS
1のYES)。CPU22は、ロード動作の開始前に、
内部タイマによるタイマ値により、前回のキャリブレー
ションを実行してからの経過時間が、規定時間を超えて
いるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、規定
時間とは、ドライブ内の周囲温度の変化により、VCM
16の抵抗分が変化して、VCM制御回路21によるV
CM逆起電圧値に基づいた速度検出の精度に影響すると
推定される間隔に相当する。換言すれば、規定時間は、
前回のキャリブレーションの実行したときから、温度変
化に関係して、次のキャリブレーションを実行する必要
がある時間経過を監視するための時間である。
を実行してから規定時間を経過している場合には、今回
のキャリブレーションを実行する(ステップS3のYE
S,S4)。このとき、CPU22は、内部タイマを初
期化(クリア)し、再起動させる。一方、規定時間が経
過していない場合には、CPU22は、今回のロード動
作では、キャリブレーションを実行せずに、ロード動作
を実行する(ステップSS3のNO,S5)。
ーションを、予め設定した規定時間の間隔で実行する。
従って、ロード動作の開始時に毎回実行することなく、
規定時間が経過している場合のみ実行するため、ロード
動作時のキャリブレーションの実行回数を最小限にする
ことができる。従って、ロード動作の実行時間を短縮化
できるため、結果的にドライブの性能を向上させること
ができる。また、規定時間で監視することにより、特に
周囲温度の変化により、VCMの抵抗分が変化して速度
検出の精度が低下していると推定される時間経過で、新
たなキャリブレーションを実行する。従って、CPU2
2は、VCM16の逆起電圧値に基づいて、VCM速
度、即ちアクチュエータ13の移動速度を常に高精度で
検出することにより、安定したロード動作を実現でき
る。
を参照して、キャリブレーション動作を温度センサ23
による温度測定値に基づいて実行する温度測定モードを
説明する。CPU22は、キャリブレーションの実行時
(実行開始時又は実行終了時)に、温度センサ23によ
る温度測定値をメモリ24に保存し、ロード動作時に温
度変化を判定する。
転されている状態で、ヘッド12をランプ14から当該
ディスク11上まで移動させるロード動作時を想定する
(ステップS11のYES)。
度センサ23による温度測定値を入力し、当該温度測定
値と、メモリ24に保存された温度測定値とを比較す
る。即ち、CPU22は、前回のキャリブレーションを
実行してからの温度変化(比較誤差)が規定値以上であ
るか否かを判定する(ステップS12)。ここで、規定
値とは、VCM16の抵抗分が変化して、VCM制御回
路21によるVCM逆起電圧値に基づいた速度検出の精
度に影響すると推定される温度変化の限界値に相当す
る。
を実行してから規定値以上の温度変化がある場合には、
今回のキャリブレーションを実行する(ステップS13
のYES,S14)。このとき、CPU22は、温度セ
ンサ23から入力した温度測定値をメモリ24に保存す
る(ステップS15)。
は、CPU22は、今回のロード動作では、キャリブレ
ーションを実行せずに、ロード動作を実行する(ステッ
プS13のNO,S16)。
作の開始前に温度センサ23から温度測定値に基づいて
温度変化を監視し、前回のキャリブレーションを実行し
たときからの温度変化が規定値以上であれば、新たなキ
ャリブレーションを実行する。従って、ロード動作の開
始時に毎回実行することなく、温度変化が規定値以上の
場合のみ実行するため、ロード動作時のキャリブレーシ
ョンの実行回数を最小限にすることができる。従って、
ロード動作の実行時間を短縮化できるため、結果的にド
ライブの性能を向上させることができる。また、周囲温
度の変化を監視して、VCMの抵抗分が変化して速度検
出の精度が低下していると推定される場合には、新たな
キャリブレーションを実行する。従って、CPU22
は、VCM16の逆起電圧値に基づいて、VCM速度、
即ちアクチュエータ13の移動速度を常に高精度で検出
することにより、安定したロード動作を実現できる。
のフローチャートを参照して、キャリブレーション動作
を規定時間の間隔で実行するタイマモードの変形例を説
明する。当該モードは、キャリブレーションを実行した
とき(実行開始時又は実行終了時)にタイマを起動し
て、アンロード動作時に時間経過を監視する。
状態で、ヘッド12をディスク11上からランプ14ま
で移動させるアンロード動作時を想定する(ステップS
21のYES)。CPU22は、アンロード動作の開始
前に、内部タイマによるタイマ値により、前回のキャリ
ブレーションを実行してからの経過時間が、規定時間を
超えているか否かを判定する(ステップS22)。
を実行してから規定時間を経過している場合には、アン
ロード動作の終了後に今回のキャリブレーションを実行
する(ステップS23のYES,S24,S25)。こ
のとき、CPU22は、内部タイマを初期化(クリア)
して再起動させる。
は、CPU22は、アンロード動作を実行して終了して
も、キャリブレーションを実行しない(ステップS23
のNO,S26のYES)。
ーションを、予め設定した規定時間の間隔で実行する。
従って、アンロード動作の終了後に毎回実行することな
く、規定時間が経過している場合のみ実行するため、キ
ャリブレーションの実行回数を最小限にすることができ
る。従って、ヘッド12のアンロード状態が完了するま
での時間を短縮化できるため、結果的にドライブの性能
を向上させることができる。また、規定時間で監視する
ことにより、特に周囲温度の変化により、VCMの抵抗
分が変化して速度検出の精度が低下していると推定され
る時間経過で、新たなキャリブレーションを実行する。
従って、CPU22は、VCM16の逆起電圧値に基づ
いて、VCM速度、即ちアクチュエータ13の移動速度
を常に高精度で検出することにより、安定したアンロー
ド動作を実現できる。
6のフローチャートを参照して、キャリブレーション動
作を温度センサ23による温度測定値に基づいて実行す
る温度測定モードの変形例を説明する。CPU22は、
キャリブレーションの実行時(実行開始時又は実行終了
時)に、温度センサ23による温度測定値をメモリ24
に保存し、アンロード動作の開始時に温度変化を判定す
る。
状態で、ヘッド12をディスク11上からランプ14ま
で移動させるアンロード動作時を想定する(ステップS
31のYES)。CPU22は、アンロード動作の開始
前に、温度センサ23による温度測定値を入力し、当該
温度測定値と、メモリ24に保存された温度測定値とを
比較する。即ち、CPU22は、前回のキャリブレーシ
ョンを実行してからの温度変化(比較誤差)が規定値以
上であるか否かを判定する(ステップS32)。
を実行してから規定値以上の温度変化がある場合には、
アンロード動作の終了後に今回のキャリブレーションを
実行する(ステップS33のYES,S34,S3
5)。このとき、CPU22は、温度センサ23から入
力した温度測定値をメモリ24に保存する(ステップS
36)。
は、CPU22は、アンロード動作を実行して終了して
も、キャリブレーションを実行しない(ステップS33
のNO,S37のYES)。
ド動作の開始前に温度センサ23から温度測定値に基づ
いて温度変化を監視し、前回のキャリブレーションを実
行したときからの温度変化が規定値以上であれば、新た
なキャリブレーションを実行する。従って、アンロード
動作の終了後に毎回実行することなく、温度変化が規定
値以上の場合のみ実行するため、キャリブレーションの
実行回数を最小限にすることができる。従って、ヘッド
12のアンロード状態が完了するまでの時間を短縮化で
きるため、結果的にドライブの性能を向上させることが
できる。また、周囲温度の変化を監視して、VCMの抵
抗分が変化して速度検出の精度が低下していると推定さ
れる場合には、新たなキャリブレーションを実行する。
従って、CPU22は、VCM16の逆起電圧値に基づ
いて、VCM速度、即ちアクチュエータ13の移動速度
を常に高精度で検出することにより、安定したアンロー
ド動作を実現できる。
変形例として、CPU22が単位時間当たりのシーク回
数を監視し、規定値を超えるシーク回数の場合には、キ
ャリブレーションを実行するシーク回数の監視モードを
説明する。
目標トラックまで移動させるシーク動作では、VCM1
6に駆動電流を供給してアクチュエータ13を駆動させ
るため、VCM16の温度は上昇する。特に、シーク回
数が単位時間に高頻度になると、VCM16の温度は、
前述したように、VCMの抵抗分が変化して速度検出の
精度が低下する程度に上昇する可能性が高い。
シーク回数を監視し、規定値を超えるシーク回数の場合
には、キャリブレーションを実行する。ただし、実際に
キャリブレーションを実行するのは、ロード/アンロー
ド動作時のように、リード/ライト動作以外の動作時が
望ましい。
を使用することなく、CPU22の内部カウンタとメモ
リを使用するだけで、キャリブレーションの実行回数を
最小限にすることができる。また、シーク回数に基づい
たVCMの温度変化の監視機能により、必要時にはキャ
リブレーションを確実に実行できる。
ード/アンロード動作でのVCM速度の検出誤差の補正
に必要なキャリブレーションの実行回数を必要最小限に
できると共に、必要に応じてキャリブレーションを実行
できる。従って、速度検出精度の向上を図ると共に、特
にキャリブレーションの実行処理時間が影響するロード
/アンロード動作時間の短縮化を図ることができる。こ
れにより、結果的にディスクドライブの性能の向上を実
現できる。
(HDD)の要部を示すブロック図。
を示すブロック図。
ブレーション動作を説明するためのフローチャート。
ブレーション動作を説明するためのフローチャート。
ャリブレーション動作を説明するためのフローチャー
ト。
ャリブレーション動作を説明するためのフローチャー
ト。
Claims (10)
- 【請求項1】 データを記録するためのディスク記録媒
体と、 前記ディスク記録媒体に対してデータの記録再生を実行
するためのヘッドと、 モータの駆動力により、前記ヘッドを前記ディスク記録
媒体上を移動させるためのアクチュエータと、 前記モータの逆起電圧に基づいて、前記アクチュエータ
の移動速度を検出する速度検出手段と、 前記速度検出手段の検出動作に必要なキャリブレーショ
ン動作を、前記アクチュエータの駆動制御期間に、周囲
温度の変化に関係する所定の規定時間の間隔で実行する
制御手段とを具備したことを特徴とするディスク記憶装
置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記アクチュエータの
駆動制御期間に含まれて、前記ヘッドを前記ディスク記
録媒体上にロードするロード動作の開始時に、前回の前
記キャリブレーション動作の実行時から前記規定時間の
経過を判定し、当該規定時間の経過後に次のキャリブレ
ーション動作を実行し、当該規定時間の経過前であれば
前記キャリブレーション動作を実行しないように制御す
ることを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記キャリブレーショ
ン動作の実行時または実行後にタイマを起動し、前記ロ
ード動作の開始前に当該タイマを監視して前記規定時間
の経過を判定することを特徴とする請求項2記載のディ
スク記憶装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記アクチュエータの
駆動制御期間に含まれて、前記ヘッドを前記ディスク記
録媒体上から所定の待避位置までアンロードロードする
アンロード動作時に、前回の前記キャリブレーション動
作の実行時から前記規定時間の経過を判定し、当該規定
時間の経過後で前記アンロード動作の終了後に次のキャ
リブレーション動作を実行し、当該規定時間の経過前で
あれば前記キャリブレーション動作を実行しないように
制御することを特徴とする請求項1記載のディスク記憶
装置。 - 【請求項5】 データを記録するためのディスク記録媒
体と、 前記ディスク記録媒体に対してデータの記録再生を実行
するためのヘッドと、 モータの駆動力により、前記ヘッドを前記ディスク記録
媒体上を移動させるためのアクチュエータと、 前記モータの逆起電圧に基づいて、前記アクチュエータ
の移動速度を検出する速度検出手段と、 前記モータの周囲温度を測定するための温度検出手段
と、 前記アクチュエータの駆動制御期間に前記速度検出手段
の検出動作に必要なキャリブレーション動作を実行する
手段であって、前記温度検出手段からの温度測定値に基
づいて、周囲温度の変化が規定値を超える場合には前記
キャリブレーション動作を実行し、当該周囲温度の変化
が規定値以下の場合には前記キャリブレーション動作を
実行しないように制御する制御手段とを具備したことを
特徴とするディスク記憶装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記キャリブレーショ
ン動作の実行後に前記温度検出手段からの温度測定値を
メモリに保存し、 次のキャリブレーション動作の開始時に前記温度検出手
段から得られた温度測定値と、前記メモリに保存された
温度測定値との比較結果に基づいて、前記周囲温度の変
化が規定値を超えるか否かを判定する手段を有すること
を特徴とする請求項5記載のディスク記憶装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記アクチュエータの
駆動制御期間に含まれて、前記ヘッドを前記ディスク記
録媒体上にロードするロード動作の開始時に、前記温度
検出手段からの温度測定値に基づいて周囲温度の変化が
規定値を超えるか否かを判定し、当該周囲温度の変化が
規定値を超える場合には前記キャリブレーション動作を
実行し、当該周囲温度の変化が規定値以下の場合には前
記キャリブレーション動作を実行しないように制御する
ことを特徴とする請求項5記載のディスク記憶装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記アクチュエータの
駆動制御期間に含まれて、前記ヘッドを前記ディスク記
録媒体上から所定の待避位置までアンロードロードする
アンロード動作時に、前記温度検出手段からの温度測定
値に基づいて周囲温度の変化が規定値を超える場合で前
記アンロード動作の終了後に次のキャリブレーション動
作を実行し、当該周囲温度の変化が規定値以下の場合に
は前記キャリブレーション動作を実行しないように制御
することを特徴とする請求項5記載のディスク記憶装
置。 - 【請求項9】 データを記録するためのディスク記録媒
体と、 前記ディスク記録媒体に対してデータの記録再生を実行
するためのヘッドと、 モータの駆動力により、前記ヘッドを前記ディスク記録
媒体上を移動させるためのアクチュエータと、 前記モータの逆起電圧に基づいて、前記アクチュエータ
の移動速度を検出する速度検出手段と、 前記アクチュエータの駆動制御による単位時間当たりの
シーク回数を測定するための測定手段と、 前記アクチュエータの駆動制御期間に前記速度検出手段
の検出動作に必要なキャリブレーション動作を実行する
手段であって、前記測定手段による前記シーク回数が規
定値を超える場合のみ前記キャリブレーション動作を実
行するように制御する制御手段とを具備したことを特徴
とするディスク記憶装置。 - 【請求項10】 前記規定時間の間隔とは、周囲の温度
変化により、前記モータの抵抗分が変化して、当該モー
タの制御回路によるモータ逆起電圧値に基づいた速度検
出の精度に影響すると推定される間隔であり、 前記制御手段は、当該規定時間の間隔で前記キャリブレ
ーション動作を実行することを特徴とする請求項1記載
のディスク記憶装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP36676999A JP2001184816A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ディスク記憶装置 |
SG200005192A SG97933A1 (en) | 1999-12-24 | 2000-09-11 | Disk drive system |
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JP36676999A JP2001184816A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ディスク記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001184816A true JP2001184816A (ja) | 2001-07-06 |
JP2001184816A5 JP2001184816A5 (ja) | 2005-04-21 |
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ID=18487631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36676999A Pending JP2001184816A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | ディスク記憶装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001184816A (ja) |
SG (1) | SG97933A1 (ja) |
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CN113838494A (zh) * | 2021-08-10 | 2021-12-24 | 至誉科技(武汉)有限公司 | Dram dll时序温度自适应校准方法及系统 |
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