JP2001184772A - 電子機器及び電子機器の動作制御方法 - Google Patents

電子機器及び電子機器の動作制御方法

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JP2001184772A
JP2001184772A JP36676499A JP36676499A JP2001184772A JP 2001184772 A JP2001184772 A JP 2001184772A JP 36676499 A JP36676499 A JP 36676499A JP 36676499 A JP36676499 A JP 36676499A JP 2001184772 A JP2001184772 A JP 2001184772A
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sensor
vibration
storage device
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JP36676499A
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Chihei Kitahara
地平 北原
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ハードディスク装置等のディスク記
憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、情報端末機
器等の小型電子機器に於いて、機器の携行使用時、車載
使用時等に於けるディスク記憶装置の障害を極力回避で
き、かつディスク記憶装置の障害が発生しても、その障
害により派生するデータ破壊を回避できる電子機器及び
電子機器の動作制御方法を提供することを課題とする。 【解決手段】CPU11は、PCI−ISAブリッジ1
5に設けられたSMI発生回路15Aより、振動センサ
5からの検知信号に従うSMI通知を受けると、無線モ
ジュール(BTM)6からのウェイクアップ信号に従う
システム電源投入直後のシステム起動時に於いてウェイ
クアップ処理を実行し、またシステム起動後に於いてメ
モリサスペンド処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク装置等のディスク記憶装置を内蔵したポータブルコ
ンピュータ、情報端末機器等のプログラム処理機能をも
つ電子機器、及び電子機器の動作制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のプログラム
処理機能をもつ電子機器に於いては、機器本体の記憶容
量の大容量化を図る際、経済的に有利なハードディスク
装置等のディスク記憶装置が用いられる。この種ディス
ク記憶装置は、近年、益々大容量化並びに小型軽量化さ
れ、これに伴って携行の容易なポータブルコンピュー
タ、情報端末機器等の小型電子機器に於いても内蔵記憶
装置として用いられるようになってきた。
【0003】しかしながら上記したハードディスク装置
等のディスク記憶装置は、振動、衝撃等の外力に対して
物理的な障害(ヘッドの移動に伴うシークエラー、リー
ドエラー、ライトエラー、ディスクの損傷等)が発生し
易いという問題がある。従ってこの種のディスク記憶装
置を内蔵するポータブルコンピュータ、情報端末機器等
の小型電子機器に於いては、携行使用時、車載使用時等
に於いて、振動、衝撃等の外力を受け、障害が発生した
際に、その障害により派生するプログラム処理中でのデ
ータ破壊に対して十分なデータ補償対策が必要とされる
が、従来ではこの種の障害発生、並びにその障害から派
生するデータ破壊に対して何ら有効な手段が講じられて
いなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来で
は、ハードディスク装置等のディスク記憶装置を内蔵す
るポータブルコンピュータ、情報端末機器等の小型電子
機器に於いて、携行使用時、車載使用時等に、振動、衝
撃等の外力を受けることにより発生する障害、並びにそ
の障害により派生するプログラム処理中でのデータ破壊
に対して何ら有効な手段が講じられていなかった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
ハードディスク装置等のディスク記憶装置を内蔵するポ
ータブルコンピュータ、情報端末機器等の小型電子機器
に於いて、少なくとも機器の起動時または動作時に於け
るディスク記憶装置の物理的障害を未然に防止すること
のできる電子機器及び電子機器の動作制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、本発明は、機器の携行使用時、車載
使用時等に於いて、当該機器が振動、衝撃等の外力を受
け、ディスク記憶装置の障害が発生しても、その障害に
より派生するデータ破壊を回避することのできる電子機
器及び電子機器の動作制御方法を提供することを目的と
する。
【0007】また、本発明は、ハードディスク装置等の
ディスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、
情報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器の携行使
用時、車載使用時等に於けるディスク記憶装置の障害を
極力回避でき、かつディスク記憶装置の障害が発生して
も、その障害により派生するデータ破壊を回避できる電
子機器及び電子機器の動作制御方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハードディス
ク装置等のディスク記憶装置を内蔵するポータブルコン
ピュータ、情報端末機器等の小型電子機器に於いて、携
行使用時、車載使用時等に、ディスク記憶装置に物理的
障害が発生する虞のある振動、衝撃等の状態を検知し、
当該検知時に、システムの起動停止、プログラム処理実
行時に於けるプログラム処理状態の待避等の処理を実行
することにより、システム起動時の振動、衝撃等に対し
てディスク記憶装置の障害を未然に防止し、プログラム
処理実行中の振動、衝撃等に対してディスク記憶装置の
障害を極力回避するとともに上記障害により派生するデ
ータ破壊を回避することを特徴とする。
【0009】即ち本発明は、ハードディスク装置等のデ
ィスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、情
報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器本体の振動
または衝撃を含む異常を検知するセンサと、上記センサ
が上記異常を検知したとき、動作の中断処理、起動の停
止処理の少なくともいずれかを実行する手段とを具備し
て、機器に加わる振動、衝撃等の異常に対し、機器の起
動時に於いてディスク記憶装置の障害を未然に防止し、
機器の携行使用時、車載使用時等に於いてディスク記憶
装置の障害を極力回避するとともに上記障害により派生
するデータ破壊を回避することを特徴とする。
【0010】また本発明は、ハードディスク装置等のデ
ィスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、情
報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器本体の振動
または衝撃を含む異常を検知するセンサと、上記センサ
が上記異常を検知したときメモリサスペンド処理を実行
する手段とを具備して、機器の携行使用時、車載使用時
等に於いて、ディスク記憶装置の障害発生を極力回避す
るとともに、例え上記障害が発生しても、その障害によ
り派生するデータ破壊を回避できプログラム処理を継続
できるようにしたことを特徴とする。
【0011】また本発明は、ハードディスク装置等のデ
ィスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、情
報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器本体の振動
または衝撃を含む異常を検知するセンサと、プログラム
処理の起動時、実行時の少なくともいずれかに於いて前
記センサの検知状態を認識し、前記センサが上記異常を
検知している際に特定デバイスの起動を禁止する手段と
を具備して、機器の携行使用時、車載使用時等に於ける
システム起動時の振動、衝撃等によるディスク記憶装置
の障害を未然に防止できるようにしたことを特徴とす
る。
【0012】また本発明は、ハードディスク装置等のデ
ィスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュータ、情
報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器本体の振動
または衝撃を含む異常を検知するセンサと、システムを
起動するウェイクアップ信号を出力するモジュールと、
上記モジュールよりウェイクアップ信号が出力され、か
つ前記センサが上記異常を検知している際に特定デバイ
スの起動を禁止する手段とを具備して、ウェイクアップ
信号によるシステム起動時の振動、衝撃等によるディス
ク記憶装置の障害を未然に防止できるようにしたことを
特徴とする。
【0013】また本発明は、本体に加わる振動及び衝撃
を含む外力を受けることにより障害が発生し得るデバイ
スを搭載したプログラム処理機能をもつ電子機器の動作
制御方法であって、プログラム処理の起動時に於いて、
前記デバイスの障害発生要因となり得る外力を受けてい
るか否かを判断し、上記外力を受けているときプログラ
ム処理を停止することを特徴とする。
【0014】このような処理の実行手段により、機器の
携行使用時、車載使用時等に於けるディスク記憶装置の
障害発生を極力回避できる。
【0015】また本発明は、本体に加わる振動及び衝撃
を含む外力を受けることにより障害が発生し得るデバイ
スを搭載したプログラム処理機能をもつ電子機器の動作
制御方法であって、プログラム処理動作時に、前記デバ
イスの障害発生要因となり得る外力を受けているか否か
を判断し、上記外力を受けているときメモリサスペンド
処理を実行することを特徴とする。
【0016】このようなメモリサスペンド処理機能をも
つことにより、機器の携行使用時、車載使用時等に於け
るディスク記憶装置の障害発生を極力回避できるととも
に例え上記障害が発生してもその障害により派生するデ
ータ破壊を確実に回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。ここでは、振動センサの振動、衝撃検
知をウェイクアップ処理とメモリサスペンド処理の双方
に反映させたポータブルコンピュータを例に実施形態を
説明する。
【0018】図1は本発明が適用される電子機器の要部
の構成を示すブロック図であり、ここではポータブルコ
ンピュータに本発明を適用した際のシステム構成例を示
している。
【0019】この図1に示すコンピュータシステムは、
例えばサブノートタイプあるいはポケットタイプなどの
ポータブルパーソナルコンピュータであり、コンピュー
タ本体と、このコンピュータ本体に開閉自在に取り付け
られたLCDパネルユニットとから構成されている。こ
のコンピュータは、内蔵バッテリを有しており、その内
蔵バッテリからの電力によって動作可能に構成されてい
る。また、ACアダプタを介してAC商用電源などの外
部電源から電力供給を受けることもできる。
【0020】また、コンピュータ本体には、IDEイン
ターフェースを有するハードディスクドライブ(HD
D)17が内蔵されている。このHDD17はコンピュ
ータの二次記憶として使用されるもので、各種の情報フ
ァイルが書き込まれると共に、各種アプリケーションが
インストールされる。
【0021】また、上記コンピュータ本体の筐体内所定
部位には、当該筐体に加わる、振動、衝撃等を検知する
振動センサ5が設けられ、内蔵ハードディスクドライブ
(HDD)17が動作中に受けると障害の発生する虞が
ある振動、衝撃等を検知して、当該状態を後述するPC
I−ISAブリッジ15に設けられたSMI発生回路1
5Aに通知する。SMI発生回路15Aは振動センサ5
より検知信号を受けるとSMI(System Management In
terrupt)通知を後述するCPU11に発行する。
【0022】また、このコンピュータのシステムボード
上には、CPU11、CPUバス1とPCIバス2との
間をつなぐホスト−PCIブリッジ12、主メモリ1
3、VGAコントローラ14、PCIバス2とISAバ
ス3との間をつなぐPCI−ISAブリッジ15、バス
マスタIDEコントローラ16、BIOS−ROM1
8、リアルタイムクロック(RTC)19、埋め込みコ
ントローラ(EC)20、電源コントローラ(PSC)
21、キーボードコントローラ(KBC)22、USB
コントローラ23などが設けられている。
【0023】CPU11は、このシステム全体の動作制
御及びデータ処理を実行する。この実施形態に於いて
は、PCI−ISAブリッジ15に設けられたSMI発
生回路15Aより、振動センサ5からの検知信号に従う
SMI通知を受けると、後述する無線モジュール(BT
M)6からのウェイクアップ信号に従うシステム電源投
入直後のシステム起動時に於いて図2に示すようなウェ
イクアップ処理を実行し、またシステム起動後に於いて
は図3に示すようなメモリサスペンド処理を実行する。
これらの振動センサ5の振動/衝撃検知に伴う各処理は
BIOS−ROM18に格納されたシステムBIOS内
のSMI処理ルーチン18aに従い実行される。さらに
この実施形態に於いては、データ及びプログラムの待避
場所を異にする予め用意された2種のサスペンド/リジ
ューム機能のうち、設定されたいずれか一方のサスペン
ド/リジューム処理を実行する。この際のサスペンド/
リジュームには、上記主記憶(主メモリ13)へプログ
ラム及びデータを待避するメモリサスペンド(STR;
suspend to RAM)によるサスペンド/リジュームと、ハ
ードディスクドライブ(HDD)17へプログラム及び
データを待避するディスクサスペンド(STD;suspen
d to disk)によるサスペンド/リジュームとがあり、
そのいずれかが任意に設定できる。
【0024】ホスト−PCIブリッジ12には、システ
ム内のメモリ及びI/O全体の制御を行なうための回路
が内蔵され、当該回路を介してCPU11が主メモリ1
3をリード/ライト制御するとともに、CPUバス1と
PCIバス2との間のインタフェース接続が行われる。
【0025】主メモリ13は、このシステムの主記憶つ
まりシステムメモリとして使用されるもので、OS、処
理対象のアプリケーションプログラム、及びアプリケー
ションプログラムによって作成されたユーザデータ等が
格納される。さらにこの実施形態に於いては、図3に示
す振動センサ5の振動/衝撃検知に伴うメモリサスペン
ド処理に於いて、当該サスペンドに対するリジュームの
ためのプログラム及びデータの待避領域をもつ。この実
施形態では、上記主記憶へプログラム及びデータを待避
するメモリサスペンド(STR;suspend to RAM)と、
ハードディスクドライブ(HDD)17へプログラム及
びデータを待避するディスクサスペンド(STD;susp
end to disk)とのいずれかを任意に設定できるように
している。
【0026】VGAコントローラ14は、このシステム
のディスプレイモニタとして使用されるLCDを制御す
るためのものであり、VRAM31に描画された画面デ
ータをLCDパネルユニット内のLCD32に表示す
る。
【0027】PCI−ISAブリッジ15は、PCIバ
ス2とISAバス3との間を接続するバスブリッジであ
る。ここではSMI発生回路15Aを内蔵し、当該SM
I発生回路15Aが振動センサ5より検知信号を受ける
と、SMI通知をCPU11に送出する。
【0028】バスマスタIDEコントローラ16は、コ
ンピュータ本体に装着されたIDEデバイスを制御する
ためのものであり、IDEデバイスと主メモリ13との
間のDMA転送を実行可能なバスマスタ機能に対応して
いる。ここでは、ハードディスクドライブ(HDD)1
7を制御する。
【0029】BIOS−ROM18は、システムBIO
S(Basic I/O System)を記憶するためのものであり、
プログラム書き替えが可能なようにフラッシュメモリに
よって構成されている。ここではシステムBIOSに図
2及び図3に示すような振動センサ5の振動/衝撃検知
によるSMI処理を実行する処理ルーチン18aが含ま
れる。
【0030】RTC19は時計モジュールであり、独自
の電池によりバックアップされたCMOSメモリを有し
ている。CMOSメモリには、パワーアップモードを指
定する情報などを含む各種システムコンフィグレーショ
ン情報が設定される。
【0031】埋め込みコントローラ(EC)20は、シ
ステムが持つ付加機能を制御するためのコントローラで
あり、電源コントローラ(PSC)21と共同してシス
テム電源のオン/オフなどを制御する電源シーケンス制
御機能及び電源ステータス通知機能などを有しており、
電源コントローラ(PSC)21間の通信はICバス
を介して行なわれる。この埋め込みコントローラ(E
C)20及び電源コントローラ(PSC)21には、シ
ステムの電源オン/オフに拘わらず常時動作しており、
埋め込みコントローラ(EC)20はシステム電源オン
時に於ける低電力動作状態下に於いて小電力無線モジュ
ール(BTM)6よりウェイクアップ信号(wup)を
受けると、当該信号を電源コントローラ(PSC)21
に送出する。電源コントローラ(PSC)21は埋め込
みコントローラ(EC)20を介してウェイクアップ信
号(wup)を受けると、システム電源をオン制御す
る。これによってCPU11がBIOSに従い図2に示
すような処理を実行しシステムを起動(リジューム処理
を含む)する。また電源コントローラ(PSC)21は
バッテリ26及び外部電源27に対する制御を行なう。
【0032】キーボードコントローラ22は、キーボー
ド(KB)33、ポインティングデバイス等のキー入力
制御を行なう。
【0033】USBコントローラ23は、USBポート
34,34に接続される外部機器に対する接続制御を行
なう。ここでは、USBポート34に小電力無線モジュ
ール(例えば2.45GHz帯の微弱電波を用いたblue
tooth-module;BTM)6が接続(挿着)されていると
き、当該小電力無線モジュール(BTM)6を介して外
部の情報処理端末等との間でデータの入出力処理を行
う。
【0034】上記USBポート34に小電力無線モジュ
ール(BTM)6が接続された状態で、システムが動作
停止状態(ここではCPU11に動作用電源が供給され
ていない状態とする)にあるとき、小電力無線モジュー
ル(BTM)6からウェイクアップ信号(wup)が出
力されると、当該ウェイクアップ信号(wup)が埋め
込みコントローラ(EC)20を介して電源コントロー
ラ(PSC)21に送出され、電源コントローラ(PS
C)21のシステム電源オン制御により、CPU11が
BIOSに従い図2に示すようなウェイクアップ処理を
実行しシステムを起動(リジューム処理を含む)する。
【0035】図2は上記実施形態に於けるウェイクアッ
プ処理の手順を示すフローチャートであり、小電力無線
モジュール(BTM)6からのウェイクアップ信号(w
up)に伴うシステム電源投入時に於いて、CPU11
のBIOS処理により実行される。
【0036】図3は上記実施形態に於ける振動センサ5
の振動/衝撃検知に伴うメモリサスペンド処理の手順を
示すフローチャートであり、システム動作時に於いて、
振動センサ5より出力された検知信号に伴うSMI通知
により、CPU11のBIOS処理により、駆動停止を
伴うメモリサスペンド処理が実行される。
【0037】ここで上記各図を参照して本発明の実施形
態に於ける動作を説明する。
【0038】コンピュータ本体の筐体内所定部位に設け
られた振動センサ5は、内蔵ハードディスクドライブ
(HDD)17が動作中に受けると障害の発生する虞が
ある振動、衝撃等を検知すると、当該状態をPCI−I
SAブリッジ15に設けられたSMI発生回路15Aに
通知する。SMI発生回路15Aは振動センサ5より検
知信号を受けるとCPU11にSMI通知を発行する。
【0039】また埋め込みコントローラ(EC)20及
び電源コントローラ(PSC)21は、システムの電源
オン/オフに拘わらず常時動作しており、埋め込みコン
トローラ(EC)20はシステム電源オン時に於ける低
電力動作状態下に於いて小電力無線モジュール(BT
M)6よりウェイクアップ信号(wup)を受けると、
当該信号を電源コントローラ(PSC)21に送出す
る。電源コントローラ(PSC)21は埋め込みコント
ローラ(EC)20を介してウェイクアップ信号(wu
p)を受けると、CPU11をはじめ各システムコンポ
ーネントの電源をオン制御する。
【0040】CPU11は、PCI−ISAブリッジ1
5に設けられたSMI発生回路15AよりSMI通知を
受けると、BIOS−ROM18に格納されたシステム
BIOS内のSMI処理ルーチン18aに従い、無線モ
ジュール(BTM)6からのウェイクアップ信号に従う
システム電源投入直後のシステム起動時に於いて図2に
示すようなウェイクアップ処理を実行し、またシステム
起動後に於いては図3に示すようなメモリサスペンド処
理を実行する。
【0041】上記ウェイクアップ処理では、ウェイクア
ップ信号(wup)受信後のシステム起動処理に際し
て、SMI発生回路15Aより振動センサ5の振動、衝
撃検知に伴うSMI通知が発行されているか否かを判断
する(図2ステップS1,S2)。
【0042】ここで、SMI発生回路15Aより振動セ
ンサ5の振動、衝撃検知に伴うSMI通知が発行されて
いなければシステム起動処理を開始する(図2ステップ
S4)。また、振動センサ5の振動、衝撃検知に伴うS
MI通知が発行されている際は、ディスクサスペンド
(STD)からの状態復帰であるか否かを判断する(図
2ステップS3)。
【0043】ここでディスクサスペンド(STD)から
の状態復帰でない際はシステム起動処理を開始する(図
2ステップS4)。また、ディスクサスペンド(ST
D)からの状態復帰である際は、振動センサ5から振
動、衝撃が検知されない状態となるまで(即ち振動セン
サ5の振動、衝撃検知に伴うSMI通知が発行されなく
なるまで)システム起動処理を見合わせて、ハードディ
スクドライブ(HDD)17を動作させない(図2ステ
ップS3,S1〜)。
【0044】このような振動センサ5の振動、衝撃検知
に伴うシステム起動処理により、システム起動時の振
動、衝撃等によるハードディスクドライブ(HDD)1
7のハードウェア障害を未然に防止できる。
【0045】またシステム起動後に於けるメモリサスペ
ンド処理では、振動センサ5がハードディスクドライブ
(HDD)17の障害発生要因となり得る振動、衝撃を
検知し、これに伴いSMI発生回路15AからSMI通
知が発行された際に、強制的に主記憶(主メモリ13)
へのデータ待避によるメモリサスペンド処理が実行され
る(図3ステップS11〜S13)。
【0046】このメモリサスペンド処理に於いては、ハ
ードディスクドライブ(HDD)17を駆動することな
く、主記憶(主メモリ13)上でサスペンド処理が実行
されることから、ハードディスクドライブ(HDD)1
7の物理的障害を極力回避することができるとともに、
携行使用時、車載使用時等に於けるハードディスクドラ
イブ(HDD)17の障害発生により派生するデータ破
壊を確実に回避できる。
【0047】尚、上記した実施形態に於いては、振動セ
ンサ5の振動、衝撃検知を図2に示すようなウェイクア
ップ処理と、図3に示すようなメモリサスペンド処理の
双方に反映させる例を示したが、いずれか一方の処理機
能をもつシステム構成であってもよい。また、上記実施
形態ではノートタイプのパーソナルコンピュータを例に
とって示したが、例えば磁気ディスク装置、光磁気ディ
スク装置等の回転記録媒体を用いた記憶装置等、振動、
衝撃等の外力を受けることにより障害が発生し得るデバ
イスを搭載したプログラム処理機能をもつ情報端末等の
他の電子機器に於いて容易に適用可能である。また、上
記実施形態では小電力無線モジュール(BTM)6から
のウェイクアップ信号によるウェイクアップ処理を例に
採ったが、他のモジュールからの起動信号によるシステ
ム起動処理に於いても本発明を適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ハ
ードディスク装置等のディスク記憶装置を内蔵するポー
タブルコンピュータ、情報端末機器等の小型電子機器に
於いて、少なくとも機器の起動時または動作時に於ける
ディスク記憶装置の物理的障害を未然に防止することの
できる電子機器及び電子機器の動作制御方法が提供でき
る。
【0049】また、本発明によれば、機器の携行使用
時、車載使用時等に於いて、当該機器が振動、衝撃等の
外力を受け、ディスク記憶装置の障害が発生しても、そ
の障害により派生するデータ破壊を回避することのでき
る電子機器及び電子機器の動作制御方法が提供できる。
【0050】また、本発明によれば、ハードディスク装
置等のディスク記憶装置を内蔵するポータブルコンピュ
ータ、情報端末機器等の小型電子機器に於いて、機器の
携行使用時、車載使用時等に於けるディスク記憶装置の
障害を極力回避でき、かつディスク記憶装置の障害が発
生しても、その障害により派生するデータ破壊を回避で
きる電子機器及び電子機器の動作制御方法が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子機器の要部の構成を示
すブロック図。
【図2】上記実施形態に於けるウェイクアップ処理の手
順を示すフローチャート。
【図3】上記実施形態に於ける振動センサの振動/衝撃
検知に伴うメモリサスペンド処理の手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…CPUバス 2…PCIバス 3…ISAバス 5…振動センサ 11…CPU 12…ホスト−PCIブリッジ 13…主メモリ 14…VGAコントローラ 15…PCI−ISAブリッジ 15A…SMI発生回路 16…IDEコントローラ 17…ハードディスクドライブ(HDD) 18…BIOSROM 18a…SMI処理ルーチン 19…RTC 20…埋め込みコントローラ(EC) 21…電源コントローラ(PSC) 23…USBコントローラ 24…サウンドコントローラ 34…USBポート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の振動または衝撃を含む異常を検知
    するセンサと、前記センサが前記異常を検知したとき、
    動作の中断処理、及び起動の停止処理の少なくともいず
    れかを実行する手段とを具備してなることを特徴とする
    電子機器。
  2. 【請求項2】 本体の振動または衝撃を含む異常を検知
    するセンサと、 前記センサが前記異常を検知したときメモリサスペンド
    処理を実行する手段とを具備してなることを特徴とする
    電子機器。
  3. 【請求項3】 本体の振動または衝撃を含む異常を検知
    するセンサと、 プログラム処理の起動時、及び実行時の少なくともいず
    れかに於いて前記センサの検知状態を認識し、前記セン
    サが前記異常を検知している際に特定デバイスの起動を
    禁止する手段とを具備してなることを特徴とする電子機
    器。
  4. 【請求項4】 本体の振動または衝撃を含む異常を検知
    するセンサと、 システムを起動するウェイクアップ信号を出力するモジ
    ュールと、 前記モジュールよりウェイクアップ信号が出力され、か
    つ前記センサが前記異常を検知している際に特定デバイ
    スの起動を禁止する手段とを具備してなることを特徴と
    する電子機器。
  5. 【請求項5】 特定デバイスは、磁気ディスク装置、光
    磁気ディスク装置を含む回転記録媒体を用いた記憶装置
    でなる請求項3または4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 本体に加わる振動及び衝撃を含む外力を
    受けることにより障害が発生し得るデバイスを搭載した
    プログラム処理機能をもつ電子機器の動作制御方法であ
    って、プログラム処理を実行開始する際に、前記デバイ
    スの障害発生要因となり得る外力を受けているか否かを
    判断し、前記デバイスの障害発生要因となり得る外力を
    受けているときプログラム処理を停止することを特徴と
    する電子機器の動作制御方法。
  7. 【請求項7】 本体に加わる振動及び衝撃を含む外力を
    受けることにより障害が発生し得るデバイスを搭載した
    プログラム処理機能をもつ電子機器の動作制御方法であ
    って、プログラム処理の実行時に於いて、前記デバイス
    の障害発生要因となり得る外力を受けているか否かを判
    断し、前記デバイスの障害発生要因となり得る外力を受
    けているときメモリサスペンド処理を実行することを特
    徴とする電子機器の動作制御方法。
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