JP2001184675A - ハードウェアの調整のための学習方法、およびこれを用いた情報記録再生装置 - Google Patents

ハードウェアの調整のための学習方法、およびこれを用いた情報記録再生装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在のヘッド位置から学習を行うブロックまで
のヘッドの移動時間を短縮し、性能の低下を抑える方法
を提供する。 【解決手段】特定のブロックを用いてハードウェアの調
整を目的とする学習の実施を必要とする情報記録・再生
装置において、記録・再生中に、記録・再生を行ってい
るブロックの中から学習を実施するのに適したブロック
を検出し、そのアドレスを記憶しておき、学習の実施が
必要となった時に、記憶しておいたアドレスの指すブロ
ックを用いて学習を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードウェアの調
整を目的とする学習の実施を必要とする情報記録・再生
装置における学習の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録媒体は高密度化が進み、
情報記録・再生装置で正確に記録・再生を行うことが難
しくなってきており、装置毎のバラツキ、記録媒体毎の
バラツキ、環境変化などにより記録・再生の条件が異な
る。その為、それらの条件を合わせる為に各種学習を実
施している。環境に依存しない装置毎のバラツキや記録
媒体毎のバラツキは、記録・再生を行う前に1度だけ学
習を行えば、その後は条件が変わることはないので学習
を行う必要はない。しかし、温度変化等による環境変化
については、記録・再生中にも刻々と変化する為に、記
録・再生中にも学習を行う必要がある。
【0003】例えばDVD−RAMドライブでは、環境
変化に対する学習として、記録レーザ出力を調整する記
録パワー調整と、光学的レンズの焦点の位置を調整する
フォーカス位置調整を実施している。前者は一定時間
毎、又は現在の記録パワーと最適記録パワーのずれを検
出した時に、記録媒体の内周及び外周に設けられている
テストエリアを使い、さまざまな記録パワーに振って記
録を行い、その再生結果から最適な記録パワーを求める
学習(試し書き)を行うものであり、後者は、一定時間
毎、又は現在のフォーカス位置が最適フォーカス位置と
ずれたと検出した時に、記録媒体の内周及び外周に設け
られているテストエリアを使い、さまざまなフォーカス
位置に振って再生を行い、その再生結果から最適なフォ
ーカス位置を求める学習を行うものであり、特開平11
−191226号公報にその内容が開示されている。
【0004】記録パワー調整も、フォーカス位置調整
も、記録媒体の内周と外周に設けられたテストエリアで
行われる。内周側と外周側で調整値に違いがない場合に
は内周と外周のどちらか片方で行えば良い。つまり、内
周と外周のうち現在のヘッドの位置から近い方で行うこ
とで、現在のヘッドの位置からテストエリアまでのヘッ
ドの移動時間を短縮することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドが内周
と外周のほぼ中間にいた場合には、ヘッドの移動時間は
最大となり、学習が終わった後は記録・再生の続きを行
う為に再び元の位置に戻って来なくてはならないので、
往復の移動時間により、データ転送レートが低下し装置
の性能を落とすことになる。
【0006】ここで、記録パワー調整は記録する必要が
あるのに対し、フォーカス位置調整は再生のみであるこ
とに着目する。再生のみであれば、記録されているデー
タを破壊する恐れがないので、テストエリア以外でも学
習を行うことができる。記録・再生を行っているブロッ
ク又はその付近で学習を実施すれば、現在のヘッドの位
置から学習を実施するブロックまでのヘッドの移動時間
が少なくて済む。
【0007】そこで、本発明は、記録・再生中に行う学
習を、記録・再生を行っているブロックの付近で実施す
ることで、現在のヘッド位置から学習を行うブロックま
でのヘッドの移動時間を短縮し、性能の低下を低減する
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】学習を行う為のブロック
は、いくつかの条件を満たさなくては学習に使えない。
例えば、DVD−RAM媒体では、記録面上に1回転お
きに凹凸を形成し、凸部の領域をランド領域、凹部の領
域をグルーブ領域と呼んでいるが、ランド領域とグルー
ブ領域でフォーカス位置が異なる為、フォーカス位置学
習はランド領域とグルーブ領域の両方で行う必要があ
る。さらに、フォーカス位置を複数の値に振って複数の
ブロックを再生した時のサンプル値から多数決判定を行
う為に、必要なサンプル数分のブロック数のランド領域
のブロック、又はグルーブ領域のブロックが連続してい
なければならない。さらに、データの再生波形を使用す
る為、学習で使う全てのブロックには何らかのデータが
記録されている必要がある。つまり、請求項に書かれて
いる「学習の実施に適したブロック」とは、これらの条
件を満たしたブロックのことを指す。
【0009】これら学習を実施する上で必要な条件は、
再生時に確認することができる。そこで、再生中に再生
したブロックが学習を実施する上で必要な条件を満たし
ているかを常に監視する。もし、学習を実施する上で必
要な条件を満たしていれば、そのブロックのアドレスを
記憶しておき、次回の学習では記憶しておいたアドレス
の指すブロックを使って学習を行う。
【0010】又、記録時は学習を実施する上で必要な条
件を満たしているかの確認ができないが、記録のあとに
再生チェック(ベリファイ)を行う場合には、再生チェ
ック時に学習を実施する上で必要な条件を満たしている
かを確認することができる。
【0011】アドレスを記憶しておく領域は、記録・再
生装置に搭載されたメモリ上に持つ。ここで、例えばD
VD−RAM媒体のように、ユーザエリアが複数のゾー
ンに分割されている場合には、そのゾーン数分のアドレ
ス記憶領域を設ける。各ゾーン毎に学習を行うブロック
を記憶しておくことで、どのゾーンでもゾーン内で学習
を行うことができる。ただし、まだ学習を実施するのに
最適なブロックが検出されていないゾーンにおいては、
ゾーン内で学習を行うことができない。その場合には、
隣のゾーンの学習を実施するのに最適なブロックを使っ
て学習する。つまり、既に学習を実施するのに最適なブ
ロックが検出されているゾーンのうち、現在記録・再生
を行っているゾーンに一番近いゾーンの学習を実施する
のに最適なブロックで学習を行う。もし全てのゾーンで
学習を実施するのに最適なブロックが検出されていなけ
れば、内周又は外周の近い方のテストエリアで学習を行
う。
【0012】学習を実施するのに最適なブロックのアド
レスの記憶は、学習を実施するのに最適なブロックが検
出される毎に行う。これは、連続したブロックを順次的
に記録・再生を行っている場合、最も新しく検出された
学習を実施するのに最適なブロックが、必然的に記録・
再生中のブロックから一番近くなる為である。
【0013】又、学習を実施するのに最適なブロックと
してアドレスが記憶されているブロックが、次に再生し
た時に学習を実施するのに不適切と判定される場合もあ
りうる。その場合には、当該ゾーンの記憶を削除し、当
該ゾーンではまだ学習を実施するのに最適なブロックが
検出されていない状態にすることで、学習を実施するの
に不適切と判定されたブロックが学習に使われるのを防
ぐ。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
として、DVD−RAM記録・再生装置におけるフォー
カス位置学習の方法を添付の図面を参照しながら説明す
る。
【0015】図3は、DVD−RAMディスクを表す。
ディスク表面上には、内周から外周にかけて螺旋状にト
ラックが設けられている。図3のAの部分の断面を拡大
したものが図4である。トラックは複数の凹凸で構成さ
れている。このうち、凸部をランド(L)と呼び、凹部
をグルーブ(G)と呼ぶ。ランドとグルーブは、1回転
毎に切り替わり、ランド、グルーブ両方に情報が記録さ
れる。ランドとグルーブは、表面上の高さが異なる為
に、光学的レンズの焦点の位置であるフォーカス位置も
異なる。
【0016】次に、図5は再びDVD−RAMディスク
の全体を表した図である。ディスクの内周部分と外周部
分にテストエリアと呼ばれるエリアが設けられている。
テストエリアにはユーザデータが記録されないので、試
し書きのような記録を必要とする学習はこのエリアで行
うことができる。又、後に説明するフォーカス位置学習
のように記録されたデータを使う学習で、ディスクの使
い始め等にディスク上に記録されたブロックが1ブロッ
クも存在しない場合には、学習を行う前にこのエリアに
データを記録しておいて、そのブロックを使い学習する
ことができる。内周のテストエリアと外周のテストエリ
アに挟まれた領域は、Z個のゾーンに分割されている。
DVD−RAMはZCLV(Zoned Constant Linear Ve
locity)方式を採用している為、ゾーン毎に記録・再生
を行う時の回転速度が異なり、又、ゾーン毎に1回転分
のブロック数も異なる。その為、ゾーンからゾーンへ記
録・再生位置を移動する際には、回転速度の切り替え等
の処理を行わなくてはならないので、移動時間が長くな
る。
【0017】次に図6は、DVD−RAMディスク上の
1つのブロックを表す。ブロックは、Header field, Mi
rror field, Gap field, Guard field, VFO3 field, Pr
e-Synchronous code (PS) field, Data field, Postamb
le3 (PA3) field, Guard filed, Buffer field から成
る。このうち、Header fieldとMirror fieldはあらかじ
めディスク上にカッティングされた非記録領域であり、
それ以外の領域のうちGap field, Guard field, Buffer
field を除く領域が記録領域である。このうち、Heade
r fieldには当該ブロックのアドレスと、アドレスのエ
ラー検出コードが記録されている。このエラー検出コー
ドにより、アドレス再生時の誤りを検出することができ
る。又、VFO3は、記録される時に必ず一緒に記録される
領域であり、特定幅のデータパターンが記録されてい
る。
【0018】フォーカス位置学習では、何段階かのフォ
ーカス位置に振りながら再生を行い、Header fieldのア
ドレスの再生誤り数とVFO3の再生振幅の強弱を用いて最
適なフォーカス位置を求める。この時、複数のブロック
の再生結果を元に最適なフォーカス位置を求める必要が
ある為、例えば12ブロック分再生を行う。これをラン
ドとグルーブの両方で行って、ランド、グルーブそれぞ
れの最適なフォーカス位置を求める。
【0019】このことから、フォーカス位置学習では、
記録されていて、かつアドレスエラーのないブロックが
12ブロック続き、かつ12ブロック全てがランド又は
グルーブのどちらかでなくてはならない。
【0020】次に図7はDVD−RAM記録・再生装置
の概略的構成を表すブロック図である。上位装置701
は、DVD−RAM記録・再生装置の上位装置であり、
上位装置701から発行された命令は、インタフェース・
コントローラ702で受け取り、マイクロプロセッサ704に
伝えられる。マイクロ・プロセッサ704は、高速のICメ
モリである制御メモリ705を有する。上位装置701から発
行された命令が記録要求である場合、マイクロプロセッ
サ704は上位装置701からインタフェース・コントローラ
702を介してインタフェース・コントローラ702に接続さ
れたバッファメモリ703へ記録要求データを転送する操
作を行う。次にマイクロプロセッサ704は、バッファメ
モリ703から、インタフェース・コントローラ702、記録
回路706を介して記録回路706に接続されたバッファメモ
リ707へ記録要求データを転送する操作を行う。次にマ
イクロプロセッサ704は、記録回路706に対して、エンコ
ードを指示し、記録回路706はバッファメモリ707上で記
録要求データエンコード処理を行う。そしてマイクロプ
ロセッサ704は、記録回路706に対してDVD−RAM媒
体301の所定の位置にエンコードの完了したデータの記
録指示を行い、記録回路706は光ヘッド710を介してDV
D−RAM媒体301の所定の位置に記録を行う。
【0021】又、上位装置701から発行された命令が再
生要求である場合、マイクロプロセッサ704は再生回路7
08に対して、DVD−RAM媒体301の所定の位置から
データを再生する指示を行い、再生回路708は光ヘッド7
10を介してDVD−RAM媒体301の所定の位置から再
生したデータを、再生回路708に接続されたバッファメ
モリ709へ格納する。そして再生したデータに誤りがあ
る場合、再生回路708は誤り訂正を行う。次にマイクロ
プロセッサ704は、バッファメモリ709から再生回路70
8、インタフェースコントローラ702を介してバッファメ
モリ703へ、誤り訂正の終了した再生データを転送する
操作を行う。次にマイクロプロセッサ704は、バッファ
メモリ703からインタフェース・コントローラ702を介し
て上位装置701へ、再生データを転送する操作を行う。
【0022】次に図8は、本発明により検出されたフォ
ーカス位置学習を実施するのに最適なブロックを記憶し
ておくテーブルを表す。このテーブルは、マイクロプロ
セッサ704に接続された制御メモリ705内に設ける。テー
ブルには、それぞれのゾーン毎のフォーカス位置学習を
行うのに最適なブロックのアドレスがランド用とグルー
ブ用別々に記憶でき、それが全Zゾーン分で構成されて
いる。このテーブルは、DVD−RAM媒体挿入時に全
ての要素がH’FFFFFFFFに初期化される。H’
FFFFFFFFはアドレスとしては存在しない値であ
り、この値の要素は、まだフォーカス位置学習に最適な
ブロックが検出されていないことを示す。又、ある要素
の登録を削除する場合にもH’FFFFFFFFに書き
換える。
【0023】ここで、フォーカス位置学習に最適なブロ
ックを検出する方法を、図1のフローチャートを使って
説明する。DVD−RAM記録・再生装置では、16ブ
ロック単位で記録・再生が行われるので、16ブロック
単位にフォーカス位置調整に最適なブロックの検出が行
われる。ステップ100において16ブロックの再生(記
録後のベリファイも含む)が終了すると、ステップ101
の通り再生した16ブロックの中にアドレスエラーのブ
ロックが存在するかをチェックする。アドレスエラーの
ブロックがなければ、次にステップ102の通り再生した
16ブロックの中に未記録のブロックが存在するかをチ
ェックする。未記録のブロックがなければ、ステップ10
3へ進み再生した16ブロックの中で、ランドのブロッ
クが12ブロック以上連続しているかをチェックする。
ランドのブロックが12ブロック以上連続していれば、
ステップ104へ進み再生した16ブロック中のランドの
先頭ブロックのアドレスを、図8に示すテーブルの当該
ゾーンのランド用アドレスに登録する。又、ステップ10
3でランドのブロックが12ブロック以上連続していな
ければ、ステップ105へ進み今度は再生した16ブロッ
クの中で、グルーブのブロックが12ブロック以上連続
しているかをチェックする。グルーブのブロックが12
ブロック以上連続していれば、ステップ106へ進み再生
した16ブロック中のグルーブの先頭ブロックのアドレ
スを、図8に示すテーブルの当該ゾーンのグルーブ用ア
ドレスに登録する。又、ステップ101でアドレスエラー
のブロックがあるか、ステップ102で未記録のブロック
があるか、ステップ105でグルーブのブロックが12ブ
ロック以上連続していなければ、再生した16ブロック
はフォーカス位置調整には適していないと判断し、ステ
ップ107へ進む。ステプ107では、再生した16ブロック
の中に、図8に示すテーブルの当該ゾーンのランド用ア
ドレスにアドレスが登録されているブロックがあるかを
チェックする。登録されているブロックがあれば、ステ
ップ108へ進み当該ゾーンのランド用アドレスに無効を
意味するH’FFFFFFFFを登録することで、登録
を削除する。又、ステップ107で登録されているブロッ
クがなければ、ステップ109へ進み今度は再生した16
ブロックの中に、図8に示すテーブルの当該ゾーンのグ
ルーブ用アドレスにアドレスが登録されているブロック
があるかをチェックする。登録されているブロックがあ
れば、ステップ110へ進み当該ゾーンのグルーブ用アド
レスに無効を意味するH’FFFFFFFFを登録する
ことで、登録を削除する。
【0024】次にフォーカス位置学習を実施する時に、
フォーカス位置学習を行うブロックを決める方法を、図
2のフローチャートを使って説明する。まず、n、S
L、SGという名前の変数を用意する。nは図8のテーブ
ルを参照する上でのゾーン番号を示し、SLはランド用
フォーカス位置学習を実施するブロックのアドレス、S
Gはグルーブ用フォーカス位置学習を実施するブロック
のアドレスを示す。ステップ201の通り最初にnに学習
前にヘッドに位置付いていたゾーンの番号を代入し、S
L,SGにはH’FFFFFFFFを代入して未確定とし
ておく。次にステップ202の通りSLが未確定かどうか、
つまりランド用のフォーカス位置学習最適ブロックが未
確定かどうかをチェックする。未確定であれば、ステッ
プ203へ進み図8のテーブルのnゾーンのランド用アド
レスが有効かどうかをチェックする。有効であれば、ス
テップ204へ進み図8のテーブルのnゾーンのランド用
アドレスをSLへ代入することで、これをランド用フォ
ーカス位置学習を行うブロックのアドレスとして確定
し、ステップ205へ進む。又、ステップ202でSLが確定
済みか、ステップ203で図8のテーブルのnゾーンのラ
ンド用アドレスが無効の場合も、ステップ205へ進む。
ステップ205ではSGが未確定かどうか、つまりグルーブ
用のフォーカス位置学習最適ブロックが未確定かどうか
をチェックする。未確定であれば、ステップ206へ進み
図8のテーブルのnゾーンのグルーブ用アドレスが有効
かどうかをチェックする。有効であれば、ステップ207
へ進み図8のテーブルのnゾーンのグルーブ用アドレス
をSGへ代入することで、これをグルーブ用フォーカス
位置学習を行うブロックのアドレスとして確定し、ステ
ップ208へ進む。又、ステップ205でSGが確定済みか、
ステップ206で図8のテーブルのnゾーンのグルーブ用
アドレスが無効の場合も、ステップ208へ進む。ステッ
プ208では、SLとSGの両方が確定しているかをチェッ
クする。両方確定済みならば、フォーカス位置学習を行
うブロックを決める処理を終了し、フォーカス位置学習
処理へ移る。SLとSGの両方が確定していなければ、ス
テップ209へ進み全てのゾーンをサーチしたかどうかを
チェックする。ここで、nが最内周ゾーン又は最外周ゾ
ーン番号に達していたら、全ゾーンをサーチしたものと
する。まだ全ゾーンをサーチしていなければ、ステップ
210へ進み、nを次ゾーンの番号に更新する。次ゾーン
の番号は、図9に示すような順序で設定する。例えば、
学習前にヘッドに位置付いていたゾーンを12とする
と、13→11→14→10→15…とゾーン12から
近い順にサーチしていく。これは学習前のヘッドの位置
からできるだけ近い位置で学習を行うことで、ヘッドの
移動時間を短縮する為である。そしてnを設定したら再
びステップ202へ戻りループする。又、ステップ209で全
ゾーンのサーチが終了したと判定した場合、DVD−R
AM媒体の内周又は外周に設けられたテストエリアでフ
ォーカス位置学習を行う。内周と外周のどちらで実施す
るかは、学習前のヘッドが位置付いているゾーンに近い
方とする。その為、ステップ211で学習前のヘッドが位
置付いているゾーン番号がZ/2未満であれば、ステッ
プ212でSLとSGに内周のテストエリアのランド用、グ
ルーブ用フォーカス位置学習ブロックのアドレスをそれ
ぞれ代入し、又、学習前のヘッドが位置付いているゾー
ン番号がZ/2以上であれば、ステップ213でSLとSG
に外周のテストエリアのランド用、グルーブ用フォーカ
ス位置学習ブロックのアドレスをそれぞれ代入する。以
上の処理によりフォーカス位置学習を行うブロックがラ
ンド用、グルーブ用それぞれで決まるので、次にそのブ
ロックを使ってフォーカス位置学習を行う。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、記録・再生中に行う学
習を、記録・再生を行っているブロックの付近で実施す
ることができ、現在のヘッド位置から学習を行うブロッ
クまでのヘッドの移動時間を短縮し、性能の低下を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のフォーカス位置学習に最適な
ブロックを検出する方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施例のフォーカス位置学習を実施す
るブロックを決定する方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】DVD−RAM媒体の外観図である。
【図4】図3のDVD−RAM媒体におけるランド領域
とグルーブ領域の断面図である。
【図5】DVD−RAM媒体の外観図で、テストエリア
と各ゾーンを表した図である。
【図6】DVD−RAM媒体のブロックの概略図であ
る。
【図7】本発明の実施例のDVD−RAM記録再生装置
の概略的構成図である。
【図8】本発明の実施例のフォーカス位置学習に最適な
ブロックを記憶するテーブルである。
【図9】図8のテーブルを参照する順序を示す図であ
る。
【符号の説明】
301…DVD−RAM媒体、 701…上位装置、 702…インタフェースコントローラ、 703…バッファメモリ、 704…マイクロプロセッサ、 705…制御メモリ、 706…記録回路、 707…バッファメモリ、 708…再生回路、 709…バッファメモリ、 710…光ヘッド、 L…ランド領域、 G…グルーブ領域。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のブロックに対して情報の記録・再生
    が行われる媒体と、特定のブロックを用いてハードウェ
    アの調整を目的とする学習の実施を必要とする情報記録
    ・再生装置において、情報の記録・再生中に、記録・再
    生を行っているブロックの中から前記学習を実施するの
    に適したブロックを検出し、そのアドレスを記憶してお
    き、前記学習の実施が必要となった時に、記憶しておい
    たアドレスの指すブロックを用いて学習を実施すること
    により学習時間の短縮を図るハードウェアの調整のため
    の学習方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の学習方法において、常に最
    も新しく検出された学習の実施に適したブロックを使っ
    て学習を行うことで、連続的に情報を記録・再生中に
    は、検出された学習に適したブロックのうち、記録・再
    生を行っているブロックに最も近いブロックを使って学
    習を行うことができ、ヘッドの移動によるタイムロスを
    抑えることのできるハードウェアの調整のための学習方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の学習方法において、データ
    領域が複数のゾーンに分割されている媒体に対し、検出
    した学習の実施に適したブロックのアドレスをゾーン毎
    に記憶しておき、学習を実施する時に、現在ヘッドがい
    るゾーン、もしくは現在ヘッドがいるゾーンに最も近い
    ゾーンの記憶されているアドレスの指すブロックを用い
    て学習を実施することで、記録・再生を行っているブロ
    ックから近いブロックで学習を行うことができ、ヘッド
    の移動によるタイムロスを抑えることのできるハードウ
    ェアの調整のための学習方法。
  4. 【請求項4】複数のブロックに対して情報の記録・再生
    が行われる媒体と、特定のブロックを用いてハードウェ
    アの調整を目的とする学習の実施を必要とする情報記録
    ・再生装置において、情報の記録・再生中に、記録・再
    生を行っているブロックの中から前記学習を実施するの
    に適したブロックを検出し、そのアドレスを記憶してお
    き、前記学習の実施が必要となった時に、記憶しておい
    たアドレスの指すブロックを用いて学習を実施すること
    により学習時間の短縮を図るハードウェアの調整のため
    の学習方法を用いた情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報記録再生装置におい
    て、常に最も新しく検出された学習の実施に適したブロ
    ックを使って学習を行うことで、連続的に情報を記録・
    再生中には、検出された学習に適したブロックのうち、
    記録・再生を行っているブロックに最も近いブロックを
    使って学習を行うことができ、ヘッドの移動によるタイ
    ムロスを抑えることのできるハードウェアの調整のため
    の学習方法を用いた情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の情報記録再生装置におい
    て、データ領域が複数のゾーンに分割されている媒体に
    対し、検出した学習の実施に適したブロックのアドレス
    をゾーン毎に記憶しておき、学習を実施する時に、現在
    ヘッドがいるゾーン、もしくは現在ヘッドがいるゾーン
    に最も近いゾーンの記憶されているアドレスの指すブロ
    ックを用いて学習を実施することで、記録・再生を行っ
    ているブロックから近いブロックで学習を行うことがで
    き、ヘッドの移動によるタイムロスを抑えることのでき
    るハードウェアの調整のための学習方法を用いた情報記
    録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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