JP2001183667A - 液晶表示素子の製造方法 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法Info
- Publication number
- JP2001183667A JP2001183667A JP36375299A JP36375299A JP2001183667A JP 2001183667 A JP2001183667 A JP 2001183667A JP 36375299 A JP36375299 A JP 36375299A JP 36375299 A JP36375299 A JP 36375299A JP 2001183667 A JP2001183667 A JP 2001183667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- spacer
- forming
- alignment film
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スペーサの分散密度を確実に均一にし、また
外力を受けてもスペーサが移動しないようにし、さらに
コントラストを良くし、加えて製造工程数を少なくす
る。 【解決手段】 下ガラス基板1の配向膜5上および上ガ
ラス基板11の配向膜16下には紫外線硬化型の透明な
ポジ型レジストからなる柱状のスペーサ18が形成され
ている。この場合、配向膜5、16は紫外線照射により
プレティルトが生じる材料によって形成されている。こ
の結果、スペーサ8、18を形成するための紫外線照射
による露光により、配向膜5、16にプレティルトを生
じさせることができ、専用の配向処理工程は不要であ
る。
外力を受けてもスペーサが移動しないようにし、さらに
コントラストを良くし、加えて製造工程数を少なくす
る。 【解決手段】 下ガラス基板1の配向膜5上および上ガ
ラス基板11の配向膜16下には紫外線硬化型の透明な
ポジ型レジストからなる柱状のスペーサ18が形成され
ている。この場合、配向膜5、16は紫外線照射により
プレティルトが生じる材料によって形成されている。こ
の結果、スペーサ8、18を形成するための紫外線照射
による露光により、配向膜5、16にプレティルトを生
じさせることができ、専用の配向処理工程は不要であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示素子の製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、一般に、相対向する面
に配向膜が設けられた2枚のガラス基板をシール材を介
して貼り合わせ、シール材の内側における両ガラス基板
の配向膜間に液晶を封入し、かつ両ガラス基板の配向膜
間に一定寸法のシリカガラスや樹脂等の粒子からなるス
ペーサを介在させた構造となっている。この場合、スペ
ーサを介在させるのは、両ガラス基板間の間隔(セルギ
ャップ)を精度良く一定に保ち、液晶の表示特性を均一
とするためである。両ガラス基板の配向膜間にスペーサ
を介在させる方法としては、一方のガラス基板上に設け
られた配向膜の表面にスペーサを乾式法または湿式法に
より散布する方法がある。
に配向膜が設けられた2枚のガラス基板をシール材を介
して貼り合わせ、シール材の内側における両ガラス基板
の配向膜間に液晶を封入し、かつ両ガラス基板の配向膜
間に一定寸法のシリカガラスや樹脂等の粒子からなるス
ペーサを介在させた構造となっている。この場合、スペ
ーサを介在させるのは、両ガラス基板間の間隔(セルギ
ャップ)を精度良く一定に保ち、液晶の表示特性を均一
とするためである。両ガラス基板の配向膜間にスペーサ
を介在させる方法としては、一方のガラス基板上に設け
られた配向膜の表面にスペーサを乾式法または湿式法に
より散布する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示素子では、スペーサを散布する際に
均一に散布しがたく、このためセルギャップが不均一と
なり、表示品質が低下することがあるという問題があっ
た。また、一方のガラス基板上に設けられた配向膜の表
面にスペーサをただ単に散布しているだけであるので、
ガラス基板に外力が加わったとき、流動性を有する液晶
と共にスペーサが移動してスペーサの分散密度が変化
し、ひいてはセルギャップが不均一となり、表示品質が
低下することがあるという問題があった。さらに、粒状
のスペーサの近辺における液晶の配向が乱れることによ
り、コントラストが低下するという問題もあった。この
発明の課題は、スペーサの分散密度を確実に均一にする
ことができる上、外力を受けてもスペーサが移動しない
ようにすることができ、さらにコントラストを良くする
ことができるようにすることである。
このような液晶表示素子では、スペーサを散布する際に
均一に散布しがたく、このためセルギャップが不均一と
なり、表示品質が低下することがあるという問題があっ
た。また、一方のガラス基板上に設けられた配向膜の表
面にスペーサをただ単に散布しているだけであるので、
ガラス基板に外力が加わったとき、流動性を有する液晶
と共にスペーサが移動してスペーサの分散密度が変化
し、ひいてはセルギャップが不均一となり、表示品質が
低下することがあるという問題があった。さらに、粒状
のスペーサの近辺における液晶の配向が乱れることによ
り、コントラストが低下するという問題もあった。この
発明の課題は、スペーサの分散密度を確実に均一にする
ことができる上、外力を受けてもスペーサが移動しない
ようにすることができ、さらにコントラストを良くする
ことができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、2枚の基板
間に液晶を封入してなる液晶表示素子の製造方法におい
て、前記2枚の基板間に介在されるスペーサを紫外線硬
化型のレジストによって形成するようにしたものであ
る。この発明によれば、スペーサを紫外線硬化型のレジ
ストによって形成しているので、スペーサを所定の箇所
に確実に形成することができ、したがってスペーサの分
散密度を確実に均一にすることができ、また外力を受け
てもスペーサが移動しないようにすることができ、さら
にスペーサの近辺における液晶の配向が乱れることもな
く、したがってコントラストを良くすることができる。
この場合、スペーサを紫外線硬化型の透明なポジ型レジ
ストによって形成するとともに、配向膜を紫外線照射に
よりプレティルトが生じる材料によって形成すると、一
度の紫外線照射により、ポジ型レジストを露光すること
ができるとともに、配向膜にプレティルトを生じさせる
ことができ、したがって専用の配向処理工程は不要であ
り、製造工程数を少なくすることができる。
間に液晶を封入してなる液晶表示素子の製造方法におい
て、前記2枚の基板間に介在されるスペーサを紫外線硬
化型のレジストによって形成するようにしたものであ
る。この発明によれば、スペーサを紫外線硬化型のレジ
ストによって形成しているので、スペーサを所定の箇所
に確実に形成することができ、したがってスペーサの分
散密度を確実に均一にすることができ、また外力を受け
てもスペーサが移動しないようにすることができ、さら
にスペーサの近辺における液晶の配向が乱れることもな
く、したがってコントラストを良くすることができる。
この場合、スペーサを紫外線硬化型の透明なポジ型レジ
ストによって形成するとともに、配向膜を紫外線照射に
よりプレティルトが生じる材料によって形成すると、一
度の紫外線照射により、ポジ型レジストを露光すること
ができるとともに、配向膜にプレティルトを生じさせる
ことができ、したがって専用の配向処理工程は不要であ
り、製造工程数を少なくすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、この発明の一実施形態にお
ける液晶表示素子の製造方法について説明する。この場
合、アクティブマトリクス型の液晶表示素子の製造方法
について説明するが、まず、画素電極を備えた下ガラス
基板側の製造方法について説明する。まず、図1に示す
ように、下ガラス基板1の上面にITOからなる画素電
極2及びスイッチング素子としての薄膜トランジスタ3
がマトリクス状に設けられ、その上面にオーバーコート
膜4が設けられたものを用意する。
ける液晶表示素子の製造方法について説明する。この場
合、アクティブマトリクス型の液晶表示素子の製造方法
について説明するが、まず、画素電極を備えた下ガラス
基板側の製造方法について説明する。まず、図1に示す
ように、下ガラス基板1の上面にITOからなる画素電
極2及びスイッチング素子としての薄膜トランジスタ3
がマトリクス状に設けられ、その上面にオーバーコート
膜4が設けられたものを用意する。
【0006】次に、図2に示すように、オーバーコート
膜4の上面に、紫外線照射によりプレティルトが生じる
材料、例えばポリシロキサン系を塗布して、配向膜5を
形成し、次いで予備乾燥を行う。次に、配向膜5の上面
に、紫外線硬化型の透明なポジ型レジスト層6を形成す
る。次に、薄膜トランジスタ3に対応する部分(もしく
は薄膜トランジスタ3およびその近傍に対応する部分)
を遮光部7aとされた露光マスク7を用いて紫外線を照
射する。すると、ポジ型レジスト層6のうち薄膜トラン
ジスタ3に対応する部分(スペーサ形成領域)以外の領
域は露光される。また、当該露光領域における配向膜5
に紫外線が照射され、この紫外線が照射された配向膜5
にプレティルトが生じる。
膜4の上面に、紫外線照射によりプレティルトが生じる
材料、例えばポリシロキサン系を塗布して、配向膜5を
形成し、次いで予備乾燥を行う。次に、配向膜5の上面
に、紫外線硬化型の透明なポジ型レジスト層6を形成す
る。次に、薄膜トランジスタ3に対応する部分(もしく
は薄膜トランジスタ3およびその近傍に対応する部分)
を遮光部7aとされた露光マスク7を用いて紫外線を照
射する。すると、ポジ型レジスト層6のうち薄膜トラン
ジスタ3に対応する部分(スペーサ形成領域)以外の領
域は露光される。また、当該露光領域における配向膜5
に紫外線が照射され、この紫外線が照射された配向膜5
にプレティルトが生じる。
【0007】次に、ポジ型レジスト層6を現像すると、
図3に示すように、配向膜5の上面において薄膜トラン
ジスタ3に対応する部分に角柱状または円柱状のスペー
サ8が形成される。スペーサ8の高さは、セルギャップ
を4〜5μm程度とする場合、その半分で2〜2.5μ
m程度とする。スペーサ8の断面の大きさは、角柱状の
場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場合直径
を10〜20μm程度とする。
図3に示すように、配向膜5の上面において薄膜トラン
ジスタ3に対応する部分に角柱状または円柱状のスペー
サ8が形成される。スペーサ8の高さは、セルギャップ
を4〜5μm程度とする場合、その半分で2〜2.5μ
m程度とする。スペーサ8の断面の大きさは、角柱状の
場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場合直径
を10〜20μm程度とする。
【0008】次に、共通電極を備えた上ガラス基板側の
製造方法について説明する。まず、図4に示すように、
上ガラス基板11の下面に遮光膜12が格子状に設けら
れ、その下面に赤、緑、青のカラーフィルタ要素13が
設けられ、その下面にオーバーコート膜14およびIT
Oからなる共通電極15が設けられたものを用意する。
なお、上ガラス基板11側を製造する場合、実際には、
上下を180°反転して行うが、説明の都合上、図4に
示す状態にて説明する。
製造方法について説明する。まず、図4に示すように、
上ガラス基板11の下面に遮光膜12が格子状に設けら
れ、その下面に赤、緑、青のカラーフィルタ要素13が
設けられ、その下面にオーバーコート膜14およびIT
Oからなる共通電極15が設けられたものを用意する。
なお、上ガラス基板11側を製造する場合、実際には、
上下を180°反転して行うが、説明の都合上、図4に
示す状態にて説明する。
【0009】次に、図5に示すように、共通電極15の
下面に、紫外線照射によりプレティルトが生じる材料、
例えばポリシロキサン系を塗布して、配向膜16を形成
し、次いで予備乾燥を行う。次に、配向膜16の下面
に、紫外線硬化型の透明なポジ型レジスト層17を形成
する。次に、図2に示す場合と同様の露光マスク7を用
いて紫外線を照射する。すると、ポジ型レジスト層17
のうちスペーサ形成領域以外の領域は露光される。ま
た、当該露光領域における配向膜16に紫外線が照射さ
れ、この紫外線が照射された配向膜16にプレティルト
が生じる。
下面に、紫外線照射によりプレティルトが生じる材料、
例えばポリシロキサン系を塗布して、配向膜16を形成
し、次いで予備乾燥を行う。次に、配向膜16の下面
に、紫外線硬化型の透明なポジ型レジスト層17を形成
する。次に、図2に示す場合と同様の露光マスク7を用
いて紫外線を照射する。すると、ポジ型レジスト層17
のうちスペーサ形成領域以外の領域は露光される。ま
た、当該露光領域における配向膜16に紫外線が照射さ
れ、この紫外線が照射された配向膜16にプレティルト
が生じる。
【0010】次に、ポジ型レジスト層17を現像する
と、図6に示すように、配向膜16の下面のスペーサ形
成領域に角柱状または円柱状のスペーサ18が形成され
る。この場合も、スペーサ18の高さは、セルギャップ
を4〜5μm程度とする場合、その半分で2〜2.5μ
m程度とする。スペーサ8の断面の大きさは、角柱状の
場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場合直径
を10〜20μm程度とする。
と、図6に示すように、配向膜16の下面のスペーサ形
成領域に角柱状または円柱状のスペーサ18が形成され
る。この場合も、スペーサ18の高さは、セルギャップ
を4〜5μm程度とする場合、その半分で2〜2.5μ
m程度とする。スペーサ8の断面の大きさは、角柱状の
場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場合直径
を10〜20μm程度とする。
【0011】次に、図7に示すように、下ガラス基板1
と上ガラス基板11とを図示しないシール材を介して貼
り合わせ、シール材の内側における両ガラス基板1、1
1の配向膜5、16間に液晶21を封入する。この状態
では、相対向する両スペーサ8、18は互いに突き合わ
され、1本の角柱状または円柱状のスペーサとなってい
る。ところで、スペーサ8、18の断面の大きさは、角
柱状の場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場
合直径を10〜20μm程度としているので、両ガラス
基板1、11の貼り合わせの位置ずれが5μm程度生じ
ても、相対向する両スペーサ8、18を互いに突き合わ
せることができる。
と上ガラス基板11とを図示しないシール材を介して貼
り合わせ、シール材の内側における両ガラス基板1、1
1の配向膜5、16間に液晶21を封入する。この状態
では、相対向する両スペーサ8、18は互いに突き合わ
され、1本の角柱状または円柱状のスペーサとなってい
る。ところで、スペーサ8、18の断面の大きさは、角
柱状の場合一辺を10〜20μm程度とし、円柱状の場
合直径を10〜20μm程度としているので、両ガラス
基板1、11の貼り合わせの位置ずれが5μm程度生じ
ても、相対向する両スペーサ8、18を互いに突き合わ
せることができる。
【0012】そして、以上のようにして製造された液晶
表示素子では、スペーサ8、18を紫外線硬化型のレジ
ストによって形成しているので、スペーサ8、18を所
定の箇所に確実に形成することができる。この結果、例
えば単位面積当たりのスペーサの配置数を一定にするこ
とができ、したがってスペーサ8、18の分散密度を確
実に均一にすることができる。また、外力を受けてもス
ペーサ8、18が移動しないようにすることができる。
以上の結果、液晶の表示特性を均一にすることができ
る。また、スペーサ8、18を角柱状または円柱状とし
ているので、スペーサ8、18の近辺における液晶21
の配向が乱れることもなく、したがってコントラストを
良くすることができる。
表示素子では、スペーサ8、18を紫外線硬化型のレジ
ストによって形成しているので、スペーサ8、18を所
定の箇所に確実に形成することができる。この結果、例
えば単位面積当たりのスペーサの配置数を一定にするこ
とができ、したがってスペーサ8、18の分散密度を確
実に均一にすることができる。また、外力を受けてもス
ペーサ8、18が移動しないようにすることができる。
以上の結果、液晶の表示特性を均一にすることができ
る。また、スペーサ8、18を角柱状または円柱状とし
ているので、スペーサ8、18の近辺における液晶21
の配向が乱れることもなく、したがってコントラストを
良くすることができる。
【0013】また、スペーサ8、18を紫外線硬化型の
透明なポジ型レジストによって形成するとともに、配向
膜5、16を紫外線照射によりプレティルトが生じる材
料によって形成しているので、一度の紫外線照射によ
り、ポジ型レジスト層6、17を露光することができる
とともに、配向膜5、16にプレティルトを生じさせる
ことができる。したがって、専用の配向処理工程は不要
であり、製造工程数を少なくすることができる。
透明なポジ型レジストによって形成するとともに、配向
膜5、16を紫外線照射によりプレティルトが生じる材
料によって形成しているので、一度の紫外線照射によ
り、ポジ型レジスト層6、17を露光することができる
とともに、配向膜5、16にプレティルトを生じさせる
ことができる。したがって、専用の配向処理工程は不要
であり、製造工程数を少なくすることができる。
【0014】なお、上記実施形態では、スペーサ8、1
8を薄膜トランジスタ3上に柱状に設けた場合について
説明したが、これに限定されるものではない。例えば、
図示していないが、薄膜トランジスタ3に走査信号を供
給するための走査ライン上やデータ信号を供給するため
の信号ライン上にスペーサを柱状または帯状に設けるよ
うにしてもよい。スペーサを帯状とする場合には、スペ
ーサの長さを100μm程度とすると、下ガラス基板1
に形成したスペーサ(高さ2〜2.5μm程度)と上ガ
ラス基板11に形成したスペーサ(高さ2〜2.5μm
程度)とが互いに直交するようにすると、両ガラス基板
1、11の貼り合わせの位置ずれがある程度生じても、
相対向する両スペーサを互いに突き合わせることができ
る。
8を薄膜トランジスタ3上に柱状に設けた場合について
説明したが、これに限定されるものではない。例えば、
図示していないが、薄膜トランジスタ3に走査信号を供
給するための走査ライン上やデータ信号を供給するため
の信号ライン上にスペーサを柱状または帯状に設けるよ
うにしてもよい。スペーサを帯状とする場合には、スペ
ーサの長さを100μm程度とすると、下ガラス基板1
に形成したスペーサ(高さ2〜2.5μm程度)と上ガ
ラス基板11に形成したスペーサ(高さ2〜2.5μm
程度)とが互いに直交するようにすると、両ガラス基板
1、11の貼り合わせの位置ずれがある程度生じても、
相対向する両スペーサを互いに突き合わせることができ
る。
【0015】また、上記実施形態では、両ガラス基板
1、11の相対向する面の相対向する位置にスペーサ
8、18形成した場合について説明したが、これに限ら
ず、下ガラス基板1の上面のみにあるいは上ガラス基板
11の下面のみに柱状または帯状のスペーサを形成する
ようにしてもよい。この場合、スペーサの高さはセルギ
ャップ(4〜5μm程度)と同じ高さとする。
1、11の相対向する面の相対向する位置にスペーサ
8、18形成した場合について説明したが、これに限ら
ず、下ガラス基板1の上面のみにあるいは上ガラス基板
11の下面のみに柱状または帯状のスペーサを形成する
ようにしてもよい。この場合、スペーサの高さはセルギ
ャップ(4〜5μm程度)と同じ高さとする。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スペーサを紫外線硬化型のレジストによって形成し
ているので、スペーサを所定の箇所に確実に形成するこ
とができ、したがってスペーサの分散密度を確実に均一
にすることができ、また外力を受けてもスペーサが移動
しないようにすることができ、ひいては液晶の表示特性
を均一にすることができ、さらにスペーサの近辺におけ
る液晶の配向が乱れることもなく、したがってコントラ
ストを良くすることができる。この場合、スペーサを紫
外線硬化型の透明なポジ型レジストによって形成すると
ともに、配向膜を紫外線照射によりプレティルトが生じ
る材料によって形成すると、一度の紫外線照射により、
ポジ型レジストを露光することができるとともに、配向
膜にプレティルトを生じさせることができ、したがって
専用の配向処理工程は不要であり、製造工程数を少なく
することができる。
ば、スペーサを紫外線硬化型のレジストによって形成し
ているので、スペーサを所定の箇所に確実に形成するこ
とができ、したがってスペーサの分散密度を確実に均一
にすることができ、また外力を受けてもスペーサが移動
しないようにすることができ、ひいては液晶の表示特性
を均一にすることができ、さらにスペーサの近辺におけ
る液晶の配向が乱れることもなく、したがってコントラ
ストを良くすることができる。この場合、スペーサを紫
外線硬化型の透明なポジ型レジストによって形成すると
ともに、配向膜を紫外線照射によりプレティルトが生じ
る材料によって形成すると、一度の紫外線照射により、
ポジ型レジストを露光することができるとともに、配向
膜にプレティルトを生じさせることができ、したがって
専用の配向処理工程は不要であり、製造工程数を少なく
することができる。
【図1】この発明の一実施形態における液晶表示素子の
下ガラスガラス基板側の製造に際し、当初用意したもの
の一部の断面図。
下ガラスガラス基板側の製造に際し、当初用意したもの
の一部の断面図。
【図2】図1に続く製造工程の断面図。
【図3】図2に続く製造工程の断面図。
【図4】同実施形態における液晶表示素子の上ガラスガ
ラス基板側の製造に際し、当初用意したものの一部の断
面図。
ラス基板側の製造に際し、当初用意したものの一部の断
面図。
【図5】図4に続く製造工程の断面図。
【図6】図5に続く製造工程の断面図。
【図7】図3に示す下ガラス基板と図6に示す上ガラス
基板とを貼り合わせ、その間に液晶を封入した状態の断
面図。
基板とを貼り合わせ、その間に液晶を封入した状態の断
面図。
1 下ガラス基板 2 画素電極 3 薄膜トランジスタ 5 配向膜 6 ポジ型レジスト層 8 スペーサ 11 上ガラス基板 12 遮光膜 13 カラーフィルタ要素 15 共通電極 16 配向膜 17 ポジ型レジスト層 18 スペーサ 21 液晶
Claims (6)
- 【請求項1】 2枚の基板間に液晶を封入してなる液晶
表示素子の製造方法において、前記2枚の基板間に介在
されるスペーサを紫外線硬化型のレジストによって形成
することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記2
枚の基板の相対向する面に紫外線照射によりプレティル
トが生じる材料からなる配向膜を形成し、各配向膜上に
紫外線硬化型の透明なポジ型レジスト層を形成し、紫外
線を照射して、前記ポジ型レジスト層のうちスペーサ形
成領域以外の領域を露光するとともに、当該露光領域に
おける前記配向膜にプレティルトを生じさせ、次いで前
記ポジ型レジスト層を現像してスペーサを形成すること
を特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の発明において、前記2
枚の基板の相対向する面の相対向する位置にそれぞれ柱
状のスペーサを形成することを特徴とする液晶表示素子
の製造方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の発明において、前記2
枚の基板の相対向する面にそれぞれ帯状のスペーサを互
いに直交するように形成することを特徴とする液晶表示
素子の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の発明において、前記2
枚の基板のうち一方の基板の他方の基板との対向面に紫
外線照射によりプレティルトが生じる材料からなる配向
膜を形成し、該配向膜上に紫外線硬化型の透明なポジ型
レジスト層を形成し、紫外線を照射して、前記ポジ型レ
ジスト層のうちスペーサ形成領域以外の領域を露光する
とともに、当該露光領域における前記配向膜にプレティ
ルトを生じさせ、次いで前記ポジ型レジスト層を現像し
てスペーサを形成することを特徴とする液晶表示素子の
製造方法。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の発明に
おいて、前記配向膜を形成する材料はポリシロキサン系
であることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36375299A JP2001183667A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 液晶表示素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36375299A JP2001183667A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 液晶表示素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001183667A true JP2001183667A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18480109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36375299A Pending JP2001183667A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 液晶表示素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001183667A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100817922B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2008-03-31 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시소자의 제조방법 |
KR101005551B1 (ko) * | 2002-12-31 | 2011-01-05 | 엘지디스플레이 주식회사 | 패턴드스페이서를 포함하는 액정패널 및 그 제조방법 |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36375299A patent/JP2001183667A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100817922B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2008-03-31 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시소자의 제조방법 |
KR101005551B1 (ko) * | 2002-12-31 | 2011-01-05 | 엘지디스플레이 주식회사 | 패턴드스페이서를 포함하는 액정패널 및 그 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3281362B2 (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
US6724458B2 (en) | Liquid crystal display device and method of fabricating the same | |
CN105445986B (zh) | 一种显示面板及其制备方法、显示装置 | |
US7256859B2 (en) | Liquid crystal display panel having dummy column spacer and UV sealant | |
KR100477567B1 (ko) | 평면표시소자의 제조방법 | |
US5793457A (en) | Fabrication process of liquid crystal display element | |
KR101031166B1 (ko) | 액정 디스플레이 패널 | |
JP4987422B2 (ja) | 表示装置、及びその製造方法 | |
JP2003195318A (ja) | 液晶表示素子及びその製造方法 | |
JPH1138424A (ja) | 液晶表示パネル及びその製造方法 | |
US7253866B2 (en) | Method of fabricating liquid crystal display device | |
JP2002229040A (ja) | 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法 | |
US6208402B1 (en) | Antiferroelectric liquid crystal panel | |
JPH07159795A (ja) | 液晶表示パネルの製造方法 | |
JP2008158186A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
KR20020047748A (ko) | 액정표시장치용 액정패널 및 그의 제조방법 | |
US7532299B2 (en) | Method of fabricating a liquid crystal display device having column spacers and overcoat layer formed by double exposure | |
US7038747B2 (en) | Liquid crystal display device having patterned spacers and method of fabricating the same | |
JP2006510052A (ja) | ポスト・スペーサを有する液晶ディスプレイ、およびその製造 | |
TW202032229A (zh) | 顯示裝置 | |
JP2001183667A (ja) | 液晶表示素子の製造方法 | |
JP2000019540A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2002131759A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH09197412A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH1184393A (ja) | 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置 |