JP2001183397A - ディジタルフィルタを用いたレベル測定方法 - Google Patents

ディジタルフィルタを用いたレベル測定方法

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JP2001183397A
JP2001183397A JP36583699A JP36583699A JP2001183397A JP 2001183397 A JP2001183397 A JP 2001183397A JP 36583699 A JP36583699 A JP 36583699A JP 36583699 A JP36583699 A JP 36583699A JP 2001183397 A JP2001183397 A JP 2001183397A
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Toshiyuki Maeta
敏幸 前多
Yasunori Odajima
靖則 小田嶋
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタルフィルタのサンプリング周波数にず
れが生じた場合であっても、出力特性に誤差の変動が生
じないレベル測定方法を提供すること。 【解決手段】漏洩電流検出器は、漏洩電流を検出するC
T12と、電流/電圧変換を行うI/V変換器13と、
第一のAMP14と、高周波成分を除去するLPF15
と、第二のAMP16a、第三のAMP16bと、受信
電圧のレベル測定を行う1チップのCPU17とCPU
17に内蔵されたA/D変換器18a、18bと、漏洩
電流値を表示する表示器19とにより構成する。ディジ
タルフィルタは、入力電圧を所定の周波数でサンプリン
グし平均値を求める第一のLPF20と、第一のLPF
20のサンプリング周波数を決定する原発振器21と第
一の分周器22を備えた発振器23と第二の分周器24
と、入力データの移動平均値を算出する第二のLPF2
5とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルフィルタ
を用いたレベル測定方法に関し、特に受電設備の低圧電
路において、電路の絶縁劣化に伴ない商用電源が大地へ
漏洩する電流値を検出する手段であるディジタルフィル
タを用いたレベル測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの発展に伴いディジタル信号処理
を応用した分野が広がり、低コストなマイクロコンピュ
ータ(以降、μCPUと称す)、或いは、ディジタルシ
グナルプロセッサ(以降、DSPと称す)等を用いて高
機能な処理が行えるようになってきた。又、商品の低コ
スト化は急務であり従来アナログ部品を多数使用して実
現していた機能をディジタル信号処理化し、多くの機能
をソフトウェアで対応させ、低コスト化することが行わ
れている。そこで、ディジタルフィルタを用いたレベル
測定方法として、受電設備の低圧電路において、電路の
絶縁劣化に伴ない商用電源が大地へ漏洩する電流値を検
出する手段について説明する。
【0003】図4は、低圧電路の漏洩電流を検出するた
めの構成図の例である。1は受電トランス、2は単相3
線式低圧電路、3a、3bは負荷機器、4は絶縁抵抗、
5はカレントトランス(以降、CTと称す)、6は漏洩
電流検出器であって、受電トランス1により高圧電路を
単相3線式低圧電路2に降圧し、該単相3線式低圧電路
2に接続した負荷機器3a、3bに電力を供給してい
る。この時、電路或いは負荷機器3a、3bの絶縁劣化
が生じ絶縁抵抗4が小さくなると、一点接地された単相
3線式低圧電路2の中性点を介して商用電源の漏洩電流
が生じるので、接地線に設けたカレントトランス5によ
り漏洩電流を抽出し、漏洩電流検出器6により漏洩電流
の値を検出することができる。
【0004】図5は、従来の漏洩電流検出器を構成する
基本機能ブロック図の例である。同図は、商用電源周波
数である漏洩電流を抽出するローパスフィルタ(以降、
LPFと称す)7及び8と、クロック発振器9と、フィ
ルタリング処理におけるサンプリング数を決定する分周
器10と、検出した直流電圧値を表示する表示器11と
により構成する。図5について、商用電源周波数が50
Hzである場合について漏洩電流のレベル測定を行う際
の動作を説明する。先ず、LPFはμCPUを用いて実
現し、更に、LPFを2段構成として所望の性能を得て
いる。そこで、低圧電路より抽出した50Hzの漏洩電
流をLPF7に入力し、フィルタリング処理を行う。L
PF7においては、サンプリング周波数を入力周波数の
32倍とし、50Hz×32倍=1600Hzにて入力
データのサンプリングを行う。更に、1周期32回のサ
ンプリングを8周期に渡って実施し、32個×8回=2
56個のサンプリングデータに対してフィルタリング演
算を行っている。次に、LPF8においては、LPF7
が出力する演算結果を32個収集し、それに対して移動
平均法によるフィルタリング演算を行い、直流値となっ
た演算結果を出力する。ここで、クロック発振器9及び
分周器10は、LPF7のサンプリング周波数を決定す
るもので、夫々クロック発振器は51200Hzを、分
周器は32分周である。直流値となった検出出力は、表
示器11により漏洩電流の値を表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディジタルフィルタを用いたレベル測定方法は以下のよ
うな問題が生じていた。すなわち、ディジタルフィルタ
により構成した1段目のLPFにおいて、入力データを
サンプリングするサンプリング周波数fs1をサンプル数
1で除した入力周波数相当の周波数fN1と、実際の入
力周波数f1との間にずれを生じると、両者のずれの大
きさに関係してLPFの出力に、あたかもビートを打つ
かのようなレベルの変動が発生していた。そのため、測
定値をディジタル表示すると、最下位の桁の表示器が絶
えず変動し不都合であった。
【0006】図6に、漏洩電流10mAを検出した時の
1段目のLPFが出力する出力誤差特性について、コン
ピュータによるシュミレーション結果を表にして示す。
同図の(a)行は、前記周波数fN1を入力データの50
Hzに対して+10%ずらせて55Hzとした場合を示
し、この時誤差特性は、0.21mAの幅で誤差が変動
し、その周期は320msecである。又、同図の
(b)行は、前記周波数f N1を入力データの50Hzに対
して僅かに0.0002%ずらせて50.0001Hz
とした場合を示し、この時誤差特性は、0.30mAの
幅で誤差が変動し、その周期は4000msec以上で
ある。これらの誤差特性は、CPUにおけるフィルタリ
ング処理の過程において発生するものと考えられ、CP
Uを構成するハードウェアーの面からサンプリング周波
数をある程度の値以下に限定している事や、演算処理を
有限語長によって行っている事等に起因しているものと
推定される。ちなみに、1段目のLPFの入力データに
対するサンプリング数を32から64に変更してシュミ
レーションを行ってみると、1段目のLPFが出力する
レベル特性の誤差は1/2に減少するが、大量のメモリ
を必要とし得策ではない。
【0007】次に、図6の誤差特性の結果に注目してみ
ると、(a)ようなサンプリング周波数のずれが大きい
時の誤差特性は、誤差特性が持つ変動周波数が高く、
(b)のようなサンプリング周波数のずれが僅差である
時の誤差特性は、誤差特性が持つ変動周波数が低い。そ
こで、この特性の違いを利用し、サンプリング周波数の
ずれを強制的に大きく、例えば、図5の(a)のように
10%に設定すれば誤差特性の変動周波数が高くなるの
で、1段目において発生する誤差は次段のLPFの特性
により十分除去できる。又、誤差特性は、固定的な誤差
については演算時に補正することができ、問題となるの
は、誤差が変動する場合についてのみである。本発明
は、上述したような従来のディジタルフィルタを用いた
レベル測定方法の問題を解決するためになされたもので
あって、ディジタルフィルタのフィルタリング処理の際
に、CPUが持つサンプリング周波数にずれが生じた場
合であっても、ディジタルフィルタの出力レベル特性に
誤差の変動が生じないディジタルフィルタを用いたレベ
ル測定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るディジタルフィルタを用いたレベル測定
方法は以下の構成をとる。請求項1記載のディジタルフ
ィルタを用いたレベル測定方法は、被測定信号を所望の
レベル値に増幅すると共に高周波成分を除去した後、2
段構成のローパスフィルタとして機能するディジタルフ
ィルタを用いてレベル測定を行う方法において、前記デ
ィジタルフィルタの1段目のフィルタリング処理とし
て、被測定信号の1周期をN回サンプリングした後該サ
ンプリング値をM周期加算して平均値を算出することに
より直流成分の演算値を得、更に前記ディジタルフィル
タの2段目のフィルタリング演算として、前記1段目の
フィルタリング演算値をL個まとめ移動平均を算出する
ことにより直流成分の演算値を得て表示器に出力する際
に、前記ディジタルフィルタの1段目のフィルタリング
演算として行う加算平均の算出時に、サンプリング周波
数を前記サンプル数Nで除した被測定信号周波数相当の
値を被測定信号周波数に対して強勢的にずらすことによ
り前記移動平均演算出力における周期的な変動を伴なっ
たレベル測定誤差の発生を防止するよう構成する。請求
項2記載のディジタルフィルタを用いたレベル測定方法
は、前記ディジタルフィルタを実現する手段として8ビ
ットμCPUを用い、該8ビットμCPUに内蔵するア
ナログ/ディジタル変換器を2チャネル使用することに
よりフィルタリング演算の分解能を16ビットとするよ
う構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づいて
本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係るディジ
タルフィルタを用いたレベル測定方法の一実施例を示
し、(a)は漏洩電流検出器の構成例を、(b)は本実
施例に用いているディジタルフィルタの機能図を夫々示
す。図1(a)に示すように、本発明に係る漏洩電流検
出器は低圧電路の漏洩電流を検出するCT12と、電流
/電圧変換を行うI/V変換器13と、受信電圧を増幅
する第一のAMP14と、受信電圧から高周波成分を除
去するLPF15と、2系統に分岐した受信電圧を入力
する第二のAMP16a、第三のAMP16bと、受信
電圧のレベル測定を行う1チップのCPU17とCPU
17に内蔵されたA/D変換器18a、18bと、漏洩
電流値を表示する表示器19とにより構成する。このよ
うに構成した漏洩電流検出器を図4に示したように電路
の接地線に接続した際の動作について説明する。まず、
低圧電路に絶縁不良等が生じて大地に漏洩電流が流れる
と、接地線に挿入したCT12により漏洩電流を抽出
し、I/V変換器13により電圧値に変換する。次に、
第一の増幅器14において、受信電圧がレベル測定を行
うために適したレベルになるよう増幅してLPF15に
入力し、受信電圧波形の高周波成分を減衰させ、高周波
成分がディジタルフィルタのフィルタリング処理に与え
る悪影響を除去する。更に、LPF15の出力は2系統
に分岐して第二の増幅器16a及び第三の増幅器16b
に入力し、各増幅器16a、16b出力はCPU17に
内蔵したA/D変換器18a、18bに出力する。
【0010】ここで、受信電圧を2系統に分岐して2チ
ャネルのA/D変換器に入力した理由は、(1)フィル
タリング処理における演算は加減算と除算を用い、且つ
加減算が主体で演算自体は複雑でないこと、(2)ディ
ジタルフィルタのハードウェアコストを下げるためにハ
ードウェアとしてDSPではなく1チップ構成でA/D
変換器を2チャネル以上内蔵したμCPUを採用したた
めである。更に、フィルタリング演算を行うμCPUの
分解能は8ビットであるので、本発明による実施例にお
いて必要な16ビットの分解能を確保する手段として、
受信電圧の振幅範囲を二つに分割し夫々の範囲に二つの
A/D変換器を割り当てることにより16ビットの分解
能を得ることとした。次に、CPU17においては、デ
ィジタルフィルタにより実現した2段のLPFにより受
信電圧のレベルを検出し、得られた直流電圧値を表示器
19に入力し表示する。
【0011】図1(b)は、CPU17に含まれる、2
段構成からなるLPFを実現したディジタルフィルタの
構成を示す一実施例である。ディジタルフィルタは、入
力電圧を所定の周波数でサンプリングし平均値を求める
第一のLPF20と、第一のLPF20のサンプリング
周波数を決定する原発振器21と第一の分周器22を備
えた発振器23と第二の分周器24と、入力データの移
動平均値を算出する第二のLPF25とにより構成す
る。先ず、LPFを2段設けた理由を説明すると、μC
PUによる演算に必要なメモリを、内蔵されているもの
だけを使用してディジタルフィルタを構成するためで、
本実施例においては、演算時に使用するメモリは、1段
目2バイトと2段目2バイト×32個=64バイトの計
66バイトである。仮に本ディジタルフィルタを移動平
均方式1段のみで構成すると、2バイト×256個×3
2個=16384バイトが演算用のメモリとして必要と
なる。ちなみに、1チップ構成のμCPUが持つRAM
の容量は、一般的に256?2kバイト程度で、その内
フィルタリング演算等に使用出来るのはRAM容量の2
0%前後である。
【0012】図1(b)の動作を説明すると、第一のL
PF20においては、入力データに対するサンプリング
周波数fs2をサンプル数N2で除した入力周波数相当の
周波数fN2と、実際の入力周波数f1との間に誤差を持
たせるよう設定する。本実施例においては、入力周波数
50Hzに対して周波数fN2を55Hzとし10%の誤
差を持たせるため発振器23の出力を10%高く設定す
る。従って、サンプル数N2を32とするとサンプリン
グ周波数fS2は、1760Hzとなる。第二の分周器2
4の出力周波数は、1760Hzである。そこで、第一
のLPF20は、入力した電圧値を1周期32回サンプ
リングを行ない、更に8周期のサンプリングデータを加
算することから計256個のサンプリングデータを基に
1/55Hz×8個≒181msec毎にフィルタリン
グ演算を行ない、加算平均値を得ている。
【0013】次に、第二のLPF25においては、フィ
ルタリング演算として移動平均を求めており、第一のL
PF20が出力するデータを181msec毎に入力
し、32個のデータによる平均値の算出をおこなう。算
出方法は移動平均方式とし、新しいデータが入力される
度に最も古いデータを破棄することにより演算する際の
データを順にずらし、その都度平均値を算出していく方
法である。従って、第二のLPF25は、181mse
c毎にデータを出力する。
【0014】図2は、本発明に係るディジタルフィルタ
の処理過程を示す流れ図の一例であり、記載している数
値は、サンプリング周波数を+10%ずらせた時の値で
ある。同図を説明すると、A/D変換処理過程において
は、50Hzの入力データを1周期で32回サンプリン
グし、約707μsec毎にデータを出力する。又、8
ビット構成のA/D変換処理は、受信電圧の振幅範囲を
二つに分割し夫々の範囲に二つのA/D変換器を割り当
て、16ビットの分解能を得ている。次に256回加算
処理過程においては、A/D変換処理により約707μ
sec毎に出力されるデータを256個加算し、0.7
07msec×256個≒181msec毎に平均値を
算出し出力する。加算用バッファは2バイト用意し16
ビットの演算を行う。そこで、181msec毎に16
ビットで出力する演算結果のデータは、32個移動平均
処理を行うため2バイト×32個=64バイト用意した
移動平均バッファに順次入力する。移動平均処理過程に
おいては、181msec毎にデータが入力される度に
移動平均処理を行ない、新たなデータが入力される度に
最も古いデータを破棄しその都度16ビットの移動平均
値を算出する。演算結果は、181msec毎の16ビ
ットのデータとして出力し、3桁表示のディジタル表示
処理を行う。
【0015】図3は、本発明に係るディジタルフィルタ
の出力特性をコンピュータによりシュミレーションした
結果より得られた誤差特性を示す表である。シュミレー
ションの条件として検出する漏洩電流を10mAとし、
サンプリング周波数のずれを+10%〜+0.0002
%まで変化させた時の出力誤差特性を表にしたものであ
る。は、サンプリング周波数に与えた誤差を、は、
1段目のLPFが256個のデータから求めた平均値の
誤差特性を、は、により求めた平均値が変動するビ
ート周期を、は、2段目のLPFが32個のデータか
ら求めた移動平均値の誤差特性を、は、により求め
た移動平均値の変動幅を夫々示す。同表より解ること
は、サンプリング周波数を+10%ずらすと1段目のL
PFにより求めた平均値の変動周期は320msec程
度となり、2段目のLPFの時定数1/181msec
≒5.5secに比べて十分小さな値となり、2段目の
LPFの出力においては1段目のLPFの出力が持つ出
力特性の変動は吸収され、に示す通り変動幅は0とな
っている。一方、サンプリング周波数の誤差が僅差であ
ると、1段目のLPFにより求めた平均値の変動周期は
4sec以上となり、2段目のLPFの出力においても
変動周期は吸収されない。本実施例においては、検出値
のディジタル表示を小数点以下1桁まで行っており、
の変動幅が小数点以下1桁が変動しているサンプリング
周波数の誤差+0.002%及び+0.0002%につ
いてが問題となる。そこで、サンプリング周波数の誤差
を0.02%以上に設定すると、直流出力をディジタル
表示した時に安定した動作を得ることが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述したように、ディジタルフ
ィルタのサンプリング周波数をサンプリング数Nで除し
た被測定信号周波数相当の値を被測定信号周波数に対し
て前もって強制的に誤差を持たせることによって、ディ
ジタルフィルタの出力が変動することを防ぎ、ディジタ
ル表示器を使用した時の最終桁表示のバラツキを防止す
ることから、漏洩電流検出器の運用に当たって大きな効
果を発揮することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルフィルタを用いたレベ
ル測定方法の一実施例を示す。
【図2】本発明に係るディジタルフィルタの処理過程を
示す流れ図の一例である。
【図3】本発明に係るディジタルフィルタの出力特性を
コンピュータによりシュミレーションした結果より得ら
れた誤差特性を示す表である。
【図4】低圧電路の漏洩電流を検出するための構成図の
例である。
【図5】従来の漏洩電流検出器を構成する基本機能ブロ
ック図の例である。
【図6】漏洩電流10mAを検出した時の1段目のLP
Fが出力する出力誤差特性についてコンピュータによる
シュミレーション結果を示す表である。
【符号の説明】
1・・受電トランス、 2・・単相3線式低圧電路、 3a、3b・・負荷機器、 4・・絶縁抵抗、 5・・CT、 6・・漏洩電流検出器、 7、8・・LPF、 9・・クロック発振器、 10・・分周器、 11・・表示器、 12・・CT、 13・・I/V変換器、 14・・AMP、 15・・LPF、 16a、16b・・AMP、 17・・CPU、 18a、18b・・A/D変換器、 19・・表示器、 20・・LPF、 21・・原発振器、 22・・分周器、 23・・発振器、 24・・分周器、 25・・LPF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定信号を所望のレベル値に増幅すると
    共に高周波成分を除去した後、2段構成のローパスフィ
    ルタとして機能するディジタルフィルタを用いてレベル
    測定を行う方法において、 前記ディジタルフィルタの1段目のフィルタリング処理
    として、被測定信号の1周期をN回サンプリングした
    後、該サンプリング値をM周期加算して平均値を算出す
    ることにより直流成分の演算値を得、更に前記ディジタ
    ルフィルタの2段目のフィルタリング演算として、前記
    1段目のフィルタリング演算値をL個まとめ移動平均を
    算出することにより直流成分の演算値を得て表示器に出
    力する際に、 前記ディジタルフィルタの1段目のフィルタリング演算
    として行う加算平均の算出時に、サンプリング周波数を
    前記サンプル数Nで除した被測定信号周波数相当の値を
    被測定信号周波数に対して強勢的にずらすことにより前
    記移動平均演算出力における周期的な変動を伴なったレ
    ベル測定誤差の発生を防止したことを特徴とするディジ
    タルフィルタを用いたレベル測定方法。
  2. 【請求項2】前記ディジタルフィルタを実現する手段と
    して8ビットマイクロコンピュータを用い、該8ビット
    マイクロコンピュータに内蔵するアナログ/ディジタル
    変換器を2チャネル使用することによりフィルタリング
    演算の分解能を16ビットとしたことを特徴する請求項
    1記載のディジタルフィルタを用いたレベル測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106291032A (zh) * 2016-08-04 2017-01-04 中国电子科技集团公司第四十研究所 一种电流检测单元漏电流消除电路及消除方法
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CN110749770A (zh) * 2019-06-25 2020-02-04 深圳市聚芯影像有限公司 一种市电检测采样电路

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