JP2001183267A - 排ガスサンプリング装置 - Google Patents
排ガスサンプリング装置Info
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- JP2001183267A JP2001183267A JP37410199A JP37410199A JP2001183267A JP 2001183267 A JP2001183267 A JP 2001183267A JP 37410199 A JP37410199 A JP 37410199A JP 37410199 A JP37410199 A JP 37410199A JP 2001183267 A JP2001183267 A JP 2001183267A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタへのダストの堆積や滞留がない排ガ
スサンプリング装置を提供する。 【解決手段】 フィルタ6の形状がダクト5と略同一断
面形状を有する略筒状のため、ダスト含有排ガスがフィ
ルタ6内を流れる時に流れを遮るような抵抗が少なく、
たとえダスト1がフィルタ6の内壁に付着、堆積しよう
としても排ガスの流れに押されるので、再びダクト5を
通過して煙道3に戻り、フィルタ6が目詰まりすること
が回避される。ダクト5内に吸気された排ガス中のSO
3 ガスはフィルタ6を通過してカバー8に形成された取
り出し口7から測定系に送られる。また、ダクト5に排
ガスを煙道3から吸気して再び煙道3に強制的に戻すた
めのポンプ9を挿入することにより、ダクト5内を流れ
る排ガスの流量が減少しないためフィルタ6上に付着し
たダスト1が強制的に除去されて煙道3に戻される。
スサンプリング装置を提供する。 【解決手段】 フィルタ6の形状がダクト5と略同一断
面形状を有する略筒状のため、ダスト含有排ガスがフィ
ルタ6内を流れる時に流れを遮るような抵抗が少なく、
たとえダスト1がフィルタ6の内壁に付着、堆積しよう
としても排ガスの流れに押されるので、再びダクト5を
通過して煙道3に戻り、フィルタ6が目詰まりすること
が回避される。ダクト5内に吸気された排ガス中のSO
3 ガスはフィルタ6を通過してカバー8に形成された取
り出し口7から測定系に送られる。また、ダクト5に排
ガスを煙道3から吸気して再び煙道3に強制的に戻すた
めのポンプ9を挿入することにより、ダクト5内を流れ
る排ガスの流量が減少しないためフィルタ6上に付着し
たダスト1が強制的に除去されて煙道3に戻される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼設備等から排
出されたダストを含有する排ガスから排ガスのみサンプ
リングする排ガスサンプリング装置に関する。
出されたダストを含有する排ガスから排ガスのみサンプ
リングする排ガスサンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラやゴミ焼却器等の燃焼設備から排
出される排ガスには硫黄酸化物や窒素酸化物等の有害な
成分が含まれているので、排煙脱硫装置や排煙脱硝装置
等の排煙処理装置で無害化することが必要である。
出される排ガスには硫黄酸化物や窒素酸化物等の有害な
成分が含まれているので、排煙脱硫装置や排煙脱硝装置
等の排煙処理装置で無害化することが必要である。
【0003】このため燃焼設備や排煙処理装置から排出
される排ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物等の分析装置
の開発が盛んに行われている。
される排ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物等の分析装置
の開発が盛んに行われている。
【0004】SO3 (H2 SO4 )ガスの分析装置もそ
の一つである。
の一つである。
【0005】SO3 ガスの分析装置には酸凝縮法、イソ
プロピルアルコール吸収法、加熱食塩法、アンモニア注
入法等が用いられている。
プロピルアルコール吸収法、加熱食塩法、アンモニア注
入法等が用いられている。
【0006】(a) 酸凝縮法 排ガス中にSO3 ガスが含まれると、その濃度によって
酸露点(凝縮温度)が変化することから、排ガス中のS
O3 を硫酸ミスト化あるいは測定管の内壁(図示せず)
に凝縮させて捕集して滴定により測定する方法である。
測定管の内壁の温度は水露点以上酸露点以下に設定すれ
ば、排ガス中の水分は凝縮しないので、煙道中の他の酸
性ガスが凝縮されることはなく、硫酸ミストが選択的に
凝縮することを利用するものである。
酸露点(凝縮温度)が変化することから、排ガス中のS
O3 を硫酸ミスト化あるいは測定管の内壁(図示せず)
に凝縮させて捕集して滴定により測定する方法である。
測定管の内壁の温度は水露点以上酸露点以下に設定すれ
ば、排ガス中の水分は凝縮しないので、煙道中の他の酸
性ガスが凝縮されることはなく、硫酸ミストが選択的に
凝縮することを利用するものである。
【0007】SO3 ガスの捕集法としては、定温水槽中
にスパイラル管を浸し、このスパイラル管中に測定ガス
を流し、ガス中のSO3 をミスト化させ測定管の内壁に
凝縮させて捕集する。
にスパイラル管を浸し、このスパイラル管中に測定ガス
を流し、ガス中のSO3 をミスト化させ測定管の内壁に
凝縮させて捕集する。
【0008】(b) イソプロピルアルコール吸収法 イソプロピルアルコールはSO3 ガスを選択的に溶解
し、その他の煙道中のガスを溶解しないことを利用する
ものである。
し、その他の煙道中のガスを溶解しないことを利用する
ものである。
【0009】SO3 ガスの捕集法としては、80%イソ
プロピルアルコールと測定ガスとを接触させて、排ガス
中のSO3 を吸収させる。キャリオーバしたSO3 ミス
トをガラスフィルタで捕集し、滴定により測定する。
プロピルアルコールと測定ガスとを接触させて、排ガス
中のSO3 を吸収させる。キャリオーバしたSO3 ミス
トをガラスフィルタで捕集し、滴定により測定する。
【0010】(c) 加熱食塩法 SO3 とNaClとを反応させ、塩酸を生成する方法で
ある。SO2 、NOXとNaClとの反応は少ないとさ
れていることから、SO3 を選択的に捕集できる。
ある。SO2 、NOXとNaClとの反応は少ないとさ
れていることから、SO3 を選択的に捕集できる。
【0011】SO3 ガスの捕集法としては、排ガス中の
水分を除去した後、450℃に加熱したNaCl充填層
内に排ガスを流し、生成したHClを水に吸収させる。
そのHClを滴定することによりSO3 ガス濃度を測定
する。
水分を除去した後、450℃に加熱したNaCl充填層
内に排ガスを流し、生成したHClを水に吸収させる。
そのHClを滴定することによりSO3 ガス濃度を測定
する。
【0012】(d) アンモニア注入法 SO3 ガスを含むガス中にNH3 を吹き込んで硫酸アン
モニウムとし、余剰のNH3 濃度からSO3 濃度を推定
する方法である。
モニウムとし、余剰のNH3 濃度からSO3 濃度を推定
する方法である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
法を用いて測定する場合、通常煙道から排ガスをサンプ
リングして行うが、排ガスがダストを含んでいるためこ
のダストを除去する必要がある。
法を用いて測定する場合、通常煙道から排ガスをサンプ
リングして行うが、排ガスがダストを含んでいるためこ
のダストを除去する必要がある。
【0014】このダストを除去する装置としては、ガラ
スウールか石英ウール等の繊維を充填したダスト捕集管
を用いていた。
スウールか石英ウール等の繊維を充填したダスト捕集管
を用いていた。
【0015】しかしながら、一般に排ガス中のSO3 濃
度は他の成分、例えばSO2 よりも低いため多量のサン
プルガスを処理(最終的には水溶液として溶解)する必
要がある。この結果、ダスト捕集管にダストが堆積(滞
留)し、SO3 がダストと化学反応あるいは物理吸着等
によりダストと共にSO3 の一部が除去され、分析値が
低値となることがあった。化学反応の幾つかは化1式〜
化8式で表される。
度は他の成分、例えばSO2 よりも低いため多量のサン
プルガスを処理(最終的には水溶液として溶解)する必
要がある。この結果、ダスト捕集管にダストが堆積(滞
留)し、SO3 がダストと化学反応あるいは物理吸着等
によりダストと共にSO3 の一部が除去され、分析値が
低値となることがあった。化学反応の幾つかは化1式〜
化8式で表される。
【0016】(1) アルカリ土類金属元素化合物との反応
【0017】
【化1】CaO+SO3 =CaSO4
【0018】
【化2】Ca(OH)2 +SO3 =CaSO4 +H2 O
【0019】
【化3】CaCO3 +SO3 =CaSO4 +CO2
【0020】
【化4】MgCO3 +SO3 =MgSO4 +CO2(2)
アルカリ金属元素化合物との反応
アルカリ金属元素化合物との反応
【0021】
【化5】Na2 O+SO3 =Na2 SO4
【0022】
【化6】2NaOH+SO3 =Na2 SO4 +H2 O
【0023】
【化7】Na2 CO3 +SO3 =Na2 SO4 +CO2
【0024】
【化8】K2 CO3 +SO3 =K2 SO4 +CO2これ
らの反応の原因はダスト除去装置に連続的に入り込んで
くるダストが図示しない分離部に捕集、堆積する現象、
さらにそのダストの堆積層の中をサンプリングガスを通
過させることになるためである。
らの反応の原因はダスト除去装置に連続的に入り込んで
くるダストが図示しない分離部に捕集、堆積する現象、
さらにそのダストの堆積層の中をサンプリングガスを通
過させることになるためである。
【0025】この結果メンテナンスが頻繁に必要とな
り、測定に支障をきたすという問題があった。
り、測定に支障をきたすという問題があった。
【0026】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、フィルタへのダストの堆積や滞留がない排ガスサン
プリング装置を提供することにある。
し、フィルタへのダストの堆積や滞留がない排ガスサン
プリング装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の排ガスサンプリング装置は、燃焼設備等から
排出されたダストを含有する排ガスから排ガスのみサン
プリングする排ガスサンプリング装置であって、吸気口
が燃焼設備の煙道の上流側に接続され排気口が該煙道の
下流側に接続されたダクトと、ダクトの途中に挿入され
内壁がダクトと略同一断面形状を有する略筒状のフィル
タと、フィルタの外側を覆うと共にろ過された排ガスを
取り出す取り出し口を有するカバーとを備えたものであ
る。
に本発明の排ガスサンプリング装置は、燃焼設備等から
排出されたダストを含有する排ガスから排ガスのみサン
プリングする排ガスサンプリング装置であって、吸気口
が燃焼設備の煙道の上流側に接続され排気口が該煙道の
下流側に接続されたダクトと、ダクトの途中に挿入され
内壁がダクトと略同一断面形状を有する略筒状のフィル
タと、フィルタの外側を覆うと共にろ過された排ガスを
取り出す取り出し口を有するカバーとを備えたものであ
る。
【0028】上記構成に加え本発明の排ガスサンプリン
グ装置は、ダクトにダストを含有する排ガスを煙道から
吸気して煙道に強制的に戻すためのポンプを挿入するの
が好ましい。
グ装置は、ダクトにダストを含有する排ガスを煙道から
吸気して煙道に強制的に戻すためのポンプを挿入するの
が好ましい。
【0029】本発明によれば、フィルタの形状がダクト
と略同一断面形状を有する略筒状のため、ダスト含有排
ガスがフィルタ内を流れる時に流れを遮るような抵抗が
少なく、たとえダストがフィルタの内壁に付着、堆積し
ようとしても排ガスの流れに押されるので、再びダクト
を通過して煙道に戻り、フィルタが目詰まりすることが
回避される。ダクト内に吸気された排ガス中のSO3 ガ
スはフィルタを通過してカバーに形成された取り出し口
から測定系に送られる。また、ダクトに排ガスを煙道か
ら吸気して煙道に強制的に戻すためのポンプを挿入する
ことにより、ダクト内を流れる排ガスの流量が減少しな
いためフィルタ上に付着したダストが強制的に除去され
て煙道に戻される。
と略同一断面形状を有する略筒状のため、ダスト含有排
ガスがフィルタ内を流れる時に流れを遮るような抵抗が
少なく、たとえダストがフィルタの内壁に付着、堆積し
ようとしても排ガスの流れに押されるので、再びダクト
を通過して煙道に戻り、フィルタが目詰まりすることが
回避される。ダクト内に吸気された排ガス中のSO3 ガ
スはフィルタを通過してカバーに形成された取り出し口
から測定系に送られる。また、ダクトに排ガスを煙道か
ら吸気して煙道に強制的に戻すためのポンプを挿入する
ことにより、ダクト内を流れる排ガスの流量が減少しな
いためフィルタ上に付着したダストが強制的に除去され
て煙道に戻される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0031】図1は本発明の排ガスサンプリング装置の
一実施の形態を示す概念図である。図2は図1に示した
排ガスサンプリング装置を燃焼設備の煙道に取付けた状
態を示す図である。なお、本実施の形態ではサンプリン
グガスがSO3 の場合で説明するが、これに限定される
ものではなく、ダストを含有するガスであればよい。
一実施の形態を示す概念図である。図2は図1に示した
排ガスサンプリング装置を燃焼設備の煙道に取付けた状
態を示す図である。なお、本実施の形態ではサンプリン
グガスがSO3 の場合で説明するが、これに限定される
ものではなく、ダストを含有するガスであればよい。
【0032】図1及び図2において、本排ガスサンプリ
ング装置10は、燃焼設備等から排出されたダスト(ダ
スト粒子)1を含有する排ガスから排ガスのみサンプリ
ングする排ガスサンプリング装置であって、吸気口2が
燃焼設備の煙道3の上流側に接続され排気口4が煙道3
の下流側に接続されたダクト5と、ダクト5の途中に挿
入されダクト5と略同一断面形状を有する円筒状のフィ
ルタ6と、フィルタ6の外側を覆うと共にろ過された排
ガスを取り出す取り出し口7を有するカバー8とで構成
されている。
ング装置10は、燃焼設備等から排出されたダスト(ダ
スト粒子)1を含有する排ガスから排ガスのみサンプリ
ングする排ガスサンプリング装置であって、吸気口2が
燃焼設備の煙道3の上流側に接続され排気口4が煙道3
の下流側に接続されたダクト5と、ダクト5の途中に挿
入されダクト5と略同一断面形状を有する円筒状のフィ
ルタ6と、フィルタ6の外側を覆うと共にろ過された排
ガスを取り出す取り出し口7を有するカバー8とで構成
されている。
【0033】フィルタ6の素材は、耐食金属か、あるい
はセラミックス等が用いられる。本実施の形態ではフィ
ルタ6の形状は円筒形であるが、これに限定されず板状
フィルタを4枚用いた角型であってもよい。フィルタ6
を通過させる排ガスの流速はフィルタ6におけるダスト
の除去能力を損なうことの無い流速以下にする必要があ
り、そのためにフィルタ6の有効面積を適量とするのが
好ましい。
はセラミックス等が用いられる。本実施の形態ではフィ
ルタ6の形状は円筒形であるが、これに限定されず板状
フィルタを4枚用いた角型であってもよい。フィルタ6
を通過させる排ガスの流速はフィルタ6におけるダスト
の除去能力を損なうことの無い流速以下にする必要があ
り、そのためにフィルタ6の有効面積を適量とするのが
好ましい。
【0034】本排ガスサンプリング装置の温度は排ガス
の温度と同じとするのが好ましいが、SO3 の凝縮温度
(酸露点)以上であればよい。
の温度と同じとするのが好ましいが、SO3 の凝縮温度
(酸露点)以上であればよい。
【0035】ダクト5のフィルタ6と排気口4との間
に、ダクトを含有する排ガスを煙道から吸気して再び煙
道に強制的に戻すためのポンプ9が挿入されている。ダ
スト1を含むサンプリングガスのフィルタ6内での流速
を高速(20m/sec<)にするのが好ましい。
に、ダクトを含有する排ガスを煙道から吸気して再び煙
道に強制的に戻すためのポンプ9が挿入されている。ダ
スト1を含むサンプリングガスのフィルタ6内での流速
を高速(20m/sec<)にするのが好ましい。
【0036】本排ガスサンプリング装置によれば、フィ
ルタ6の形状がダクト5と略同一断面形状を有する略筒
状のため、煙道3を矢印11方向に流れるダスト含有排
ガスが、吸気口2からダクト5内に矢印12方向に吸気
されてフィルタ6内を矢印13方向に流れる時が、その
流れを遮るような抵抗がフィルタ6にはない。このた
め、たとえダスト1がフィルタ6の内壁に付着、堆積し
ようとしても(1a)、排ガスの流れ(高速ガス流速1
3)に吹き飛ばされるので(1b)、再びダクト5を矢
印14方向に通過して煙道3に戻り、フィルタ6の目詰
まりが回避される。
ルタ6の形状がダクト5と略同一断面形状を有する略筒
状のため、煙道3を矢印11方向に流れるダスト含有排
ガスが、吸気口2からダクト5内に矢印12方向に吸気
されてフィルタ6内を矢印13方向に流れる時が、その
流れを遮るような抵抗がフィルタ6にはない。このた
め、たとえダスト1がフィルタ6の内壁に付着、堆積し
ようとしても(1a)、排ガスの流れ(高速ガス流速1
3)に吹き飛ばされるので(1b)、再びダクト5を矢
印14方向に通過して煙道3に戻り、フィルタ6の目詰
まりが回避される。
【0037】一方、ダクト5内に吸気された排ガス中の
SO3 ガスはフィルタ6を矢印15方向通過して取り出
し口7から矢印16方向に進み図示しない測定装置へ送
られる。また、ダクト5のフィルタ6と排気口4との間
に、排ガスを煙道から吸気して煙道に強制的に戻すため
のポンプ9を挿入することにより、ダクト5内を流れる
排ガスの流量が減少しないためフィルタ6上に付着した
ダスト1が強制的に除去されて煙道に戻されるので、フ
ィルタ6の目詰まりが効果的に防止される。
SO3 ガスはフィルタ6を矢印15方向通過して取り出
し口7から矢印16方向に進み図示しない測定装置へ送
られる。また、ダクト5のフィルタ6と排気口4との間
に、排ガスを煙道から吸気して煙道に強制的に戻すため
のポンプ9を挿入することにより、ダクト5内を流れる
排ガスの流量が減少しないためフィルタ6上に付着した
ダスト1が強制的に除去されて煙道に戻されるので、フ
ィルタ6の目詰まりが効果的に防止される。
【0038】以上において本排ガスサンプリング装置に
よれば、 (1) ダストを含有した排ガスの一部をフィルタを用いて
ろ過するため、フィルタにダストが堆積、滞留すること
がなく、ダスト層が形成されない。
よれば、 (1) ダストを含有した排ガスの一部をフィルタを用いて
ろ過するため、フィルタにダストが堆積、滞留すること
がなく、ダスト層が形成されない。
【0039】(2) ダストを含有した排ガスの流速を高速
にするため、フィルタ表面に付着したダストが剥離等し
て排ガスサンプリング装置から煙道に戻される。
にするため、フィルタ表面に付着したダストが剥離等し
て排ガスサンプリング装置から煙道に戻される。
【0040】(3) フィルタにダスト層が形成されないの
で測定装置に導入される排ガスがダスト層を通過するこ
とがない。
で測定装置に導入される排ガスがダスト層を通過するこ
とがない。
【0041】(4) 排ガスとダストとの化学反応や物理吸
着による排ガスの除去作用が起こらない。
着による排ガスの除去作用が起こらない。
【0042】(5) 排ガスの測定値が低値になることがな
い。
い。
【0043】(6) フィルタにダストの滞留や残留がない
ので、一定条件(フィルタの経年変化による交換等)で
運転できる。
ので、一定条件(フィルタの経年変化による交換等)で
運転できる。
【0044】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0045】フィルタへのダストの堆積や滞留がない排
ガスサンプリング装置の提供を実現できる。
ガスサンプリング装置の提供を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排ガスサンプリング装置の一実施の形
態を示す概念図である。
態を示す概念図である。
【図2】図1に示した排ガスサンプリング装置を燃焼設
備の煙道に取付けた状態を示す図である。
備の煙道に取付けた状態を示す図である。
1 ダスト(ダスト粒子) 2 吸気口 3 煙道 4 排気口 5 ダクト 6 フィルタ 7 取り出し口 8 カバー 9 ポンプ 10 排ガスサンプリング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉田 孝男 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 小林 健 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内
Claims (2)
- 【請求項1】 燃焼設備等から排出されたダストを含有
する排ガスから排ガスのみサンプリングする排ガスサン
プリング装置であって、吸気口が上記燃焼設備の煙道の
上流側に接続され排気口が該煙道の下流側に接続された
ダクトと、該ダクトの途中に挿入され内壁が該ダクトと
略同一断面形状を有する略筒状のフィルタと、該フィル
タの外側を覆うと共にろ過された排ガスを取り出す取り
出し口を有するカバーとを備えたことを特徴とする排ガ
スサンプリング装置。 - 【請求項2】 上記ダクトに上記ダストを含有する排ガ
スを上記煙道から吸気して上記煙道に強制的に戻すため
のポンプを挿入した請求項1に記載の排ガスサンプリン
グ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37410199A JP2001183267A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排ガスサンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37410199A JP2001183267A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排ガスサンプリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001183267A true JP2001183267A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18503266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37410199A Pending JP2001183267A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排ガスサンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001183267A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028766A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガス抽気装置 |
JP2003042915A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 排ガスサンプリング装置 |
JP2009230342A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Nohmi Bosai Ltd | 煙感知器 |
JP2011137765A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | サンプリング装置 |
CN102243797A (zh) * | 2008-03-21 | 2011-11-16 | 能美防灾株式会社 | 感烟探测器 |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37410199A patent/JP2001183267A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028766A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | ガス抽気装置 |
JP4621966B2 (ja) * | 2001-07-13 | 2011-02-02 | 株式会社Ihi | ガス抽気装置 |
JP2003042915A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 排ガスサンプリング装置 |
JP4613461B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2011-01-19 | 株式会社Ihi | 排ガスサンプリング装置 |
JP2009230342A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Nohmi Bosai Ltd | 煙感知器 |
CN102243797A (zh) * | 2008-03-21 | 2011-11-16 | 能美防灾株式会社 | 感烟探测器 |
KR101529735B1 (ko) * | 2008-03-21 | 2015-06-17 | 노미 보사이 가부시키가이샤 | 연기 감지기 |
JP2011137765A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | サンプリング装置 |
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